JP2002330059A - ディジタルフィルタ、ディジタルフィルタ設計方法、信号処理方法および魚群探知機 - Google Patents

ディジタルフィルタ、ディジタルフィルタ設計方法、信号処理方法および魚群探知機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋭く立ち上がり且つ滑らかに減衰する遅延最大
平坦特性の帯域通過4次IIRディジタルフィルタを提
供する。 【解決手段】z平面上に表した4つの極のうち2つの極
をr,π/2に配置し、他の2つの極のr,3π/2に
配置する。r(0<r<1)の値によって通過帯域幅お
よびインパルス応答の包絡線の減衰特性を決定すること
ができ、rが1に近いほど帯域幅が狭く減衰が緩やかで
あり、rが0に近いほど帯域幅が広く減衰が急激であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インパルス応答
の包絡線が鋭く立ち上がり滑らかに減衰するディジタル
フィルタおよびこのフィルタを用いた魚群探知機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】魚群探知機やスキャニングソナー等で
は、魚群や海底面の位置を正確に求めるため、受信エコ
ーの前縁が鋭く立ち上がり、その後滑らかに減衰する特
性が望まれる。インパルス応答の急峻な特性を持った帯
域通過フィルタを設計する場合、IIRフィルタがFI
Rフィルタに比べて簡単な構成のフィルタで実現可能で
ある。
【0003】すなわち、FIRフィルタで帯域通過フィ
ルタを設計した場合、フィルタ係数が係数の中心に対し
て偶対称となるため、受信エコーの前縁が鋭く立ち上が
り、その後緩やかに減衰する特性を得ることはできな
い。また、簡単なハードウェア構成、すなわち乗算器の
数が少ないフィルタ構成、または限られたメモリ容量や
低速度のDSPを用いながらフィルタを実現する場合に
はIIRフィルタが有利である。このため、魚群探知機
等に用いられるフィルタとしては、FIRフィルタより
もIIRフィルタのほうがよく用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、遅延最大平坦特
性を有するIIRフィルタの設計は、佐藤正光氏による
方法(電子通信学会論文誌vol.J59−A, no
12, pp.1065−1071)がよく用いられて
いたが、このIIRフィルタの設計法では、インパルス
応答のエンベロープが鋭く立ち上がる特性を得ることは
容易であったが、これが滑らかに減衰する特性を得るこ
とは困難であった。すなわち、通常は、図10(a)に
示すように、減衰時のエンベロープにコブ状のリプルを
持った特性しか得ることができず、試行錯誤の結果、偶
然に図10(b)に示すような滑らかな特性を得ること
ができるに過ぎなかった。
【0005】魚群探知機のフィルタにこのようなコブ状
のリプルがあると、リプルに対応する画面上の画素に輝
度変化が現れ、魚群画像下部にリプルに対応する縞模様
が発生してしまうという問題点があった。
【0006】この発明は、滑らかな減衰特性を得ること
ができる帯域通過ディジタルフィルタ、および、これを
用いた魚群探知機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、全極
型の4次IIR帯域通過フィルタであって、z平面上に
表した4つの極のうち2つの極がr,θ(但し、0<r
<1、θは0≦θ≦π/2の間で、θ=0を含む0の近
傍またはθ=π/2を含むπ/2の近傍)に配置され、
他の2つの極がr,π−θに配置されるように係数が定
められていることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、z平面上に表した4つ
の極のうち2つの極をr,θ(但し、θは0≦θ≦π/
2の間で、θ=0を含む0の近傍またはθ=π/2を含
むπ/2の近傍)に配置し、他の2つの極をr,π−θ
に配置した全極型の4次IIR帯域通過フィルタの通過
帯域周波数とrとの関係を予め求めておき、所望の通過
帯域周波数に基づいてrを求め、このrおよび前記θに
基づいてフィルタ係数を求めることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、所定周波数frを中心
とした狭帯域の周波数スペクトルを有する信号を、前記
所定周波数frがfs/4上に写像されるようなサンプ
リング周波数fsでアンダーサンプリングし、このアン
ダーサンプリングされたサンプリングデータを、通過周
波数帯域の中心周波数がfs/4で、前記θを0≦θ≦
π/2の間でθ=π/2を含むπ/2の近傍とした請求
項1に記載のディジタルフィルタに入力して不要周波数
帯域を除去することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、所定周波数frを中心
とした狭帯域の周波数スペクトルを有する信号を、fs
=4frとなるサンプリング周波数fsでサンプリング
し、このサンプリングされたサンプリングデータを、通
過周波数帯域の中心周波数がfs/4で、前記θを0≦
θ≦π/2の間でθ=π/2を含むπ/2の近傍とした
請求項1に記載のディジタルフィルタに入力して不要周
波数帯域を除去することを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、船底に設置された超音
波振動子から超音波ビームを送信し、この超音波ビーム
のエコー信号を含む信号を前記超音波振動子で受信する
魚群探知機であって、前記受信した信号から前記エコー
信号を分離するフィルタとして、請求項1に記載のディ
ジタルフィルタを用いたことを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記エコー信号の中心周波数frがfs/4上に写
像されるようなサンプリング周波数fsで、前記エコー
信号をアンダーサンプリングするサンプリング手段を備
え、前記ディジタルフィルタは、通過周波数帯域の中心
周波数がfs/4で、θが0≦θ≦π/2の間でθ=π
/2を含むπ/2の近傍であることを特徴とする。
【0013】知機。
【0014】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記エコー信号の中心周波数frの4倍の周波数の
サンプリング周波数fsで、前記エコー信号をサンプリ
ングするサンプリング手段を備え、前記ディジタルフィ
ルタは、通過周波数帯域の中心周波数がfs/4で、θ
が0≦θ≦π/2の間でθ=π/2を含むπ/2の近傍
であることを特徴とする。
【0015】上記発明の全極型4次IIR帯域通過ディ
ジタルフィルタの設計手順を詳細に説明する。全極型4
次IIRフィルタは、〔数1〕式のように表現すること
ができる。
【0016】
【数1】
【0017】この式を図1に示す対称極配置で分解する
と、θ≠0,π/2,πのとき次式が得られる。
【0018】
【数2】
【0019】図1の極配置では、0≦θ≦πとしている
が、特に断らない限り0≦θ≦π/2と考えて差し支え
ない。なお、〔数2〕式では並列分解のために、
【0020】
【数3】
【0021】の関係を用いている。〔数2〕式に基づい
てインパルス応答を求めると、θ≠0,π/2,πのと
き、
【0022】
【数4】
【0023】が求められる。この式では、記述を簡略化
するため、〔数2〕式の係数b0 /a0 を省略してい
る。この式をさらに簡略化すると、
【0024】
【数5】
【0025】となる。インパルス応答の包絡線のリプル
を無くすためには、分解したそれぞれのIIRフィルタ
のインパルス応答の包絡線の振動周期を同一とする必要
がある。これは、各インパルス応答の包絡線の振動周期
が異なる場合、ウナリを生じてリプルが発生するからで
ある。すなわち、〔数5〕式のsin(m+1)θ/s
in2θが定数となる場合以外は、インパルス応答の包
絡線が周期的に振動する、すなわち、ウナリが生じる。
図2にエンベロープが振動している一例を示している。
一方、sin(m+1)θ/sin2θが振動せずに定
数となり、r<1であれば、包絡線はrn の項によって
徐々に滑らかに減衰するであろう。
【0026】そこで、θ=0,πの場合を考えると、
【0027】
【数6】
【0028】が成り立つため、
【0029】
【数7】
【0030】となる。
【0031】また、θ=π/2の場合には、
【0032】
【数8】
【0033】となり、これから、
【0034】
【数9】
【0035】が成立する。また、
【0036】
【数10】
【0037】であるため、〔数10〕式のフィルタ係数
の比較から、
【0038】
【数11】
【0039】が得られる。この関係から、フィルタ係数
4 によってrがコントロールされること、およびa2
によってrとθがコントロールされることが分かる。す
なわち、a2 とa 4 の組み合わせによって極配置が決定
されることを示している。逆に考えれば、極配置rとθ
によって係数が決定される。
【0040】特に、θ=π/2のとき、rを0より大き
く1未満の範囲で適当に変化させ、それぞれの場合につ
いて、フィルタ係数を求めて、周波数特性、通過帯域
幅、インパルス応答を求める。図3にその一例を示す
が、その通過帯域幅に応じた減衰特性でインパルス応答
の包絡線が10-25 (対数表示)まで滑らかに減衰して
いることが分かる。特性を求めた各rについてrと通過
帯域幅との関係をグラフ化すると、図4のようになる。
なお、図3および図4においては、a0 =1.0として
いる。また、図4の縦軸は、fs/2が1.0となるよ
うに正規化した帯域幅を示しているため、実周波数に変
換する場合には、サンプリング周波数の1/2を乗算す
る必要がある。また、図5は、fs=44.1kHz、
θ=π/2の場合の、各rに対応する帯域幅を示してい
る。
【0041】このように、図4または図5を用いること
によって、所望周波数からrが決まり、フィルタ係数を
決定することが可能である。なお、このrおよびθ(=
π/2)に基づいてフィルタ係数a2 ,a4 を算出する
場合、10ビット程度以上の精度で算出することが望ま
しい。これはフィルタ係数に少しの誤差があってもフィ
ルタ特性が劇的に変化する場合があるからである。
【0042】なお、ここではθ=π/2の場合について
説明したが、θ=0の場合、および、θが0≦θ≦π/
2の範囲で0またはπ/2の近傍である場合にもほぼ同
様の特性を得ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】上記〔数11〕式で求めたフィル
タ係数がバタワーズ特性(最大遅延平坦フィルタの特
性)を満たしているかを実例をあげて検証する。上述し
た佐藤光正氏の方法で最大遅延平坦帯域通過型4次II
Rフィルタを設計し、そのフィルタのフィルタ係数a4
を本発明の〔数11〕式に代入してa2を求め、その数
値が上記佐藤光正氏の方法で設計されたフィルタ係数a
2 と一致するかでバタワーズ特性を満たしているかを検
証する。
【0044】その一例として、〔a0 ,a1 ,a2 ,a
3 ,a4 〕=〔1,0,1.938,0,0.939〕
のフィルタを採り上げる。このフィルタは上述した佐藤
光正氏の方法で、試行錯誤によりインパルス応答の包絡
線が滑らかに減衰するよう設計されたものである。この
4 =r4 =0.939を〔数11〕式に当てはめると
2 =0.9690201が得られるので、このr2
θ=π/2をa2 =−2r2 cos2θに代入するとa
2 =1.9380402が得られる。この値は、上記フ
ィルタ係数a2 =1.938と一致するため、〔数1
1〕式で求めたフィルタ係数がバタワーズ特性を満たし
ていることが分かる。
【0045】さらに、他の数例についても同様の検証を
行ったが、いずれの場合もa4 を〔数11〕式に当ては
めて求めたa2 と一致し、この発明の方法で設計したフ
ィルタ特性がバタワーズ特性を満たしていることが検証
された。
【0046】次に、上記方法で設計されたディジタルフ
ィルタを用いた魚群探知機について説明する。図6は、
この発明の実施形態である魚群探知機のブロック図であ
る。同図(a),(b),(c)は、それぞれ異なる構
成の魚群探知機を示しており、超音波振動子であるトラ
ンスデューサが受信したエコー信号をそれぞれ異なる段
階でAD変換(サンプリング)している。
【0047】同図(a)は、アナログミキサを2段用い
て受信エコー信号を中間周波数IFからさらにベースバ
ンド内にダウンコンバートしたのち、AD変換する構成
である。上記実施形態の帯域通過ディジタルフィルタは
プロセッサ(Processor)内にソフト的に実現
されている。
【0048】同図(b)は、アンダーサンプリングを用
いた例を示しており、アナログミキサを用いて受信エコ
ー信号をアンダーサンプリングに適した中間周波数IF
に一旦ダウンコンバートし、そののち2fIFよりも低い
周波数でアンダーサンプリングしている。上記実施形態
の帯域通過ディジタルフィルタはDSP内にソフト的に
実現されている。
【0049】同図(c)は、受信エコー信号をアナログ
・バンドパス・フィルタによって帯域制限を加え、不要
信号成分を除去したのち、その信号を直接アンダーサン
プリングしている例である。上記実施形態の帯域通過デ
ィジタルフィルタはDSP内にソフト的に実現されてい
る。
【0050】以上のいずれの方式にしても、受信エコー
信号をサンプリングするAD変換器のサンプリング周波
数をfsとするとき、図7に示すように送信信号の中心
周波数、またはそのIF段周波数、またはアンダーサン
プリング後の送信信号の中心周波数がfs/4上に来る
ようにシステム設計を行う。すると、サンプリング後の
ディジタル信号は、離散角周波数π/2を中心とする周
波数スペクトルを持つことになる。これはちょうど図1
で示しているπ/2を中心とするバンドパスフィルタの
特性に相性がよく、〔数11〕式に基づいて4次IIR
フィルタを設計することにより、フィルタ係数a0 ,a
1 ,a2 ,a3 ,a4 のうち、a1 ,a 3 をゼロにする
ことが可能である。図7に、π/2を中心とするバンド
パスフィルタの特性を示す。
【0051】なお、中心周波数が3fs/4上に来るよ
うにシステム設計を行ってもよい。サンプリング周波数
fsに対してこのようなfs/4または3fs/4の関
係になるようにシステム設計を行うことにより、本出願
人の先行出願「特願平9−123594」や「特願平1
1−210919」に記載した信号処理方法を適用する
ことができる。
【0052】ただし、この実施形態のディジタルフィル
タを用いた信号処理において、アンダーサンプリングは
必須ではなく、信号周波数の2倍以上のサンプリング周
波数でサンプリングする通常のサンプリング(AD変
換)を行ってもよい。この場合でも、信号の中心周波数
の4倍のサンプリング周波数でサンプリングすることに
より、上記先行出願の信号処理方法を適用することが可
能になる。
【0053】このように、〔数11〕式を適用してフィ
ルタ係数を削減することによって、図8(a)に示す一
般の(〔数1〕式で表現される)4次IIRフィルタ構
成を、図8(b)に示す簡略化した構成に置き換えるこ
とが可能である。係数乗算用マルチプライヤの削減によ
って4次IIRフィルタのハードウェア規模をほぼ半分
に削減できる。また、ソフトウェアによってフィルタを
実現する場合であっても、計算量をほぼ1/2に減少可
能、すなわち計算時間をほぼ1/2に短縮可能である。
また、図9は、図8(b)の遅延をまとめた構成例を示
している。このように、この発明によれば、マルチプラ
イヤおよび遅延を簡略化した構成が可能である。
【0054】なお、魚群探知機以外にも各種の水中探知
装置にこの発明のフィルタを適用可能である。他の水中
探知装置も図6に類似の構成で実現可能である。
【0055】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、滑らか
なインパルス応答の包絡線が滑らかに減衰する帯域通過
型IIRディジタルフィルタを確実に設計することがで
き、魚群探知機などにおいて不要な映像が生じることが
なくなる。また、この構成によりフィルタ係数の一部を
0にすることができるため、フィルタの構成または演算
量を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディジタルフィルタの極配置を説明
する図である。
【図2】極の位相角にずれがあった場合に生じるうなり
を示す図である。
【図3】この発明の方法によって設計されたディジタル
フィルタの特性の一例を示す図である。
【図4】この発明の方法によって設計されるフィルタの
通過周波数帯域幅とrとの関係を示す図である。
【図5】この発明の方法によって設計されるフィルタの
通過周波数帯域幅とrとの関係を示す図である。
【図6】この発明の実施形態である魚群探知機のブロッ
ク図である。
【図7】同魚群探知機でサンプリングされたエコー信号
のスペクトルおよびディジタルフィルタの通過帯域を示
す図である。
【図8】同魚群探知機で用いられるディジタルフィルタ
の機能ブロック図である。
【図9】同魚群探知機で用いられるディジタルフィルタ
の機能ブロック図である。
【図10】従来の魚群探知機で用いられていたディジタ
ルフィルタのインパルス応答の包絡線を示す図および望
ましいインパルス応答の包絡線を示す図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全極型の4次IIR帯域通過フィルタで
    あって、z平面上に表した4つの極のうち2つの極が
    r,θ(但し、0<r<1、θは0≦θ≦π/2の間
    で、θ=0を含む0の近傍またはθ=π/2を含むπ/
    2の近傍)に配置され、他の2つの極がr,π−θに配
    置されるように係数が定められたディジタルフィルタ。
  2. 【請求項2】 z平面上に表した4つの極のうち2つの
    極をr,θ(但し、θは0≦θ≦π/2の間で、θ=0
    を含む0の近傍またはθ=π/2を含むπ/2の近傍)
    に配置し、他の2つの極をr,π−θに配置した全極型
    の4次IIR帯域通過フィルタの通過帯域周波数とrと
    の関係を予め求めておき、 所望の通過帯域周波数に基づいてrを求め、 このrおよび前記θに基づいてフィルタ係数を求めるこ
    とを特徴とするディジタルフィルタの設計方法。
  3. 【請求項3】 所定周波数frを中心とした狭帯域の周
    波数スペクトルを有する信号を、前記所定周波数frが
    fs/4上に写像されるようなサンプリング周波数fs
    でアンダーサンプリングし、 このアンダーサンプリングされたサンプリングデータ
    を、通過周波数帯域の中心周波数がfs/4で、前記θ
    を0≦θ≦π/2の間でθ=π/2を含むπ/2の近傍
    とした請求項1に記載のディジタルフィルタに入力して
    不要周波数帯域を除去することを特徴とする信号処理方
    法。
  4. 【請求項4】 所定周波数frを中心とした狭帯域の周
    波数スペクトルを有する信号を、fs=4frとなるサ
    ンプリング周波数fsでサンプリングし、 このサンプリングされたサンプリングデータを、通過周
    波数帯域の中心周波数がfs/4で、前記θを0≦θ≦
    π/2の間でθ=π/2を含むπ/2の近傍とした請求
    項1に記載のディジタルフィルタに入力して不要周波数
    帯域を除去することを特徴とする信号処理方法。
  5. 【請求項5】 船底に設置された超音波振動子から超音
    波ビームを送信し、この超音波ビームのエコー信号を含
    む信号を前記超音波振動子で受信する魚群探知機であっ
    て、 前記受信した信号から前記エコー信号を分離するフィル
    タとして、請求項1に記載のディジタルフィルタを用い
    たことを特徴とする魚群探知機。
  6. 【請求項6】 前記エコー信号の中心周波数frがfs
    /4上に写像されるようなサンプリング周波数fsで、
    前記エコー信号をアンダーサンプリングするサンプリン
    グ手段を備え、 前記ディジタルフィルタは、通過周波数帯域の中心周波
    数がfs/4で、θが0≦θ≦π/2の間でθ=π/2
    を含むπ/2の近傍である請求項5に記載の魚群探知
    機。
  7. 【請求項7】 前記エコー信号の中心周波数frの4倍
    の周波数のサンプリング周波数fsで、前記エコー信号
    をサンプリングするサンプリング手段を備え、 前記ディジタルフィルタは、通過周波数帯域の中心周波
    数がfs/4で、θが0≦θ≦π/2の間でθ=π/2
    を含むπ/2の近傍である請求項5に記載の魚群探知
    機。
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