JP2002329937A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2002329937A JP2001136113A JP2001136113A JP2002329937A JP 2002329937 A JP2002329937 A JP 2002329937A JP 2001136113 A JP2001136113 A JP 2001136113A JP 2001136113 A JP2001136113 A JP 2001136113A JP 2002329937 A JP2002329937 A JP 2002329937A
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semiconductor
electrode
substrate
semiconductor device
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和久 ▲たか▼木
Kazuhisa Takagi
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01S5/22Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers having a ridge or stripe structure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光変調器に高周波電圧を印加した際に、半導
体レーザ部へ高周波電流が漏洩することを抑止した光変
調器集積半導体レーザを提供する。 【解決手段】 活性層7を介して対向する半導体層間に
電圧を印加して当該活性層から光を放出させる半導体装
置であって、一方の半導体層上に形成され、所定の電圧
が印加されるアノード電極3と、アノード電極3上に形
成された絶縁膜16と、絶縁膜16を介してアノード電
極3上の少なくとも一部を覆うように形成された遮蔽電
極17とを備え、遮蔽電極17を接地された他方の半導
体層と電気的に接続した。遮蔽電極17によってアノー
ド電極3を外部から遮蔽することができ、電磁波などに
起因して両半導体層間に漏洩電流が流れてしまうことを
抑止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置及び
その製造方法に関し、特に、光ファイバ通信などに使用
される光変調器集積半導体レーザ、および半導体レーザ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時においては、特に光通信システムに
適用される半導体装置として、半導体レーザ及び光変調
器を集積した光変調器集積半導体レーザが実用化されつ
つある。
【0003】図9は、従来の光変調器集積半導体レーザ
を示す斜視図である。図9に示すように、光変調器集積
半導体レーザは半導体レーザ部30と変調器部31とを
有して構成されている。
【0004】図10は、半導体レーザ部30の構成を示
す断面図であって、図9に示す光軸(一点鎖線32)に
対して垂直な面に沿った断面図である。図10におい
て、1はn−InP基板、2はTi/Auよりなるカソ
ード電極、3はTi/Auよりなる半導体レーザ部30
のアノード電極、5はシリコン酸化膜(SiO)又は
シリコン窒化膜(SiN)等からなる絶縁膜、6はn−
InPクラッド層、7はInGaAsP多重量子井戸活
性層をそれぞれ示している。光変調器部31において
は、InGaAsP多重量子井戸活性層7に相当する位
置にInGaAsP多重量子井戸吸収層が形成されてお
り、また、アノード電極3に相当する位置にアノード電
極4が形成されている。
【0005】また、図10において、8はp−InP第
1クラッド層、9はp−InGaAsP回折格子層、1
0はp−InP第2クラッド層、11はp−InP第1
埋込層、12はn−InP第2埋込層、13はp−In
P第3埋込層をそれぞれ示している。また、14はp−
InP第3クラッド層、15はp−InGaAsPコン
タクト層をそれぞれ示している。
【0006】以上のような構成の従来の光変調器集積半
導体レーザの動作を説明する。半導体レーザ部30のア
ノード電極3とカソード電極2の間に順方向電流を流す
とInGaAsP多重量子井戸活性層7において光の誘
導放出が生じ、p−InGaAsP回折格子層9の格子
間隔で決まる波長でレーザ発振を生じる。ここで、p−
InP第1埋込層11、n−InP第2埋込層12,p
−InP第3埋込層13の各埋込層は、効率良く電流を
InGaAsP多重量子井戸活性層7に注入するための
電流狭窄の機能を有する。
【0007】そして、光変調器部31のアノード電極4
とカソード電極2の間にpn接合に対して逆バイアスと
なるように電圧を加え、それに高周波信号を重畳する
と、量子井戸の量子閉じ込めシュタルク効果および半導
体のフランツケルディッシュ効果により光の吸収スペク
トルが変化する。これに半導体レーザ部30から発生さ
せたある波長の光が入射すると、高周波信号により光の
強度が変調される。
【0008】このように、光変調器集積半導体レーザ
は、高周波の電気信号によって強度変調された光信号を
生成することができるため、特に、光送信器用の光源と
して使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光変調
器集積半導体レーザにおいては、半導体レーザ部30か
らの出力を変調器部31で変調するため、半導体レーザ
部30に対して変調器部31を隣接して形成する必要が
生じる。このため、変調を行うために変調器部31に高
周波の電圧を印加すると、それにより発生する電磁波が
空間を伝播し、その一部が半導体レーザ部30に漏れ込
むという現象が発生してしまう。
【0010】半導体レーザ部30に高周波電流が印加さ
れると、InGaAsP多重量子井戸活性層7の内部の
キャリア濃度が時間変動し、InGaAsP多重量子井
戸活性層7内部の屈折率が変動してしまう。このため、
変調器に入射する光の波長が変調されて変調光のスペク
トル幅が必要以上に広がるという問題が発生していた。
これにより、特に波長分散の大きい光ファイバでの伝送
距離が短くなってしまい、光送信器としての特性劣化を
招来していた。
【0011】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたものであり、この発明の目的は、光変
調器に高周波電圧を印加した際に、半導体レーザ部へ高
周波電流が漏洩してしまうことを抑止し、光伝送を高速
に実現することを可能とした半導体装置及びその製造方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体装置
は、活性層を介して対向する半導体層間に電圧を印加し
て当該活性層から光を放出させる半導体装置であって、
一方の前記半導体層上に形成され、所定の電圧が印加さ
れる第1の電極と、前記絶縁膜を介して前記第1の電極
上の少なくとも一部を覆うように形成された第2の電極
とを備え、前記第2の電極が接地されているものであ
る。
【0013】また、他方の半導体層と前記第2の電極と
が電気的に接続されているものである。
【0014】また、前記活性層と光吸収層とを含み、前
記活性層から放出させた光を変調する変調器部を備え、
前記光吸収層と前記活性層とが隣接して形成されている
ものである。
【0015】また、前記他方の半導体層がn型の半導体
層であり、前記第1の電極がアノード電極である。
【0016】また、前記他方の半導体層がp型の半導体
層であり、前記第2の電極がカソード電極である。
【0017】また、前記第1の電極が電気的に接続され
た基板を更に備え、前記基板は、絶縁基板、前記絶縁基
板の表面に形成された第1の導電層、前記第1の導電層
上に絶縁層を介して形成された第2の導電層とを有して
構成され、前記第1の電極が前記第1の導電層と電気的
に接続され、前記第2の導電層が接地されているもので
ある。
【0018】また、前記第1の電極と前記基板が対向す
る位置において前記第2の導電層が除去されており、前
記第1の電極と前記第1の導電層とがバンプを介して接
続されているものである。
【0019】また、前記基板は前記絶縁基板の裏面に形
成された第3の導電層を更に備え、前記第2の導電層と
前記第3の導電層とが電気的に接続されているものであ
る。
【0020】また、この発明の半導体装置の製造方法
は、活性層を介して対向する第1及び第2の半導体層間
に電圧を印加して当該活性層から光を放出させる半導体
装置の製造方法であって、半導体基板上に前記第1の半
導体層を形成する第1の工程と、前記第1の半導体層上
に前記活性層を形成する第2の工程と、前記活性層上に
前記第2の半導体層を形成する第3の工程と、前記第2
の半導体層、前記活性層及び前記第1の半導体層からな
る積層膜が帯状に残存するように前記積層膜を選択的に
エッチングして、残存させた前記積層膜の両側に前記半
導体基板を露出させる開口を形成する第4の工程と、前
記第2の半導体層上に第1の導電膜を形成する第5の工
程と、前記第1の導電膜上に絶縁膜を形成する第6の工
程と、前記絶縁膜を介して前記第1の導電膜を覆い、前
記開口に露出した前記半導体基板上まで連なる第2の導
電膜を形成する第7の工程とを有するものである。
【0021】また、前記第3の工程後、前記第4の工程
前に、所定の領域において前記第2の半導体層、前記活
性層及び前記第1の半導体層を選択的にエッチングする
第8の工程と、前記所定の領域における前記半導体基板
上に前記第1の半導体層を再び形成する第9の工程と、
前記第9の工程で形成した前記第1の半導体層上に光吸
収層を形成する第10の工程と、前記光吸収層上に前記
第2の半導体層を形成する第11の工程とを更に有し、
前記第4の工程において、前記所定の領域における前記
第2の半導体層、前記光吸収層及び前記第1の半導体層
が前記所定の領域以外の領域における前記積層膜ととも
に帯状に残存するように前記エッチングを行うものであ
る。
【0022】また、前記第7の工程後、前記第2の導電
膜を接地電位とするものである。
【0023】また、前記第7の工程後、絶縁基板上に第
1の導電層、絶縁層及び第2の導電層が下層から順に形
成されるとともに裏面に第3の導電層が形成された基板
と前記半導体基板とを平行に配置し、前記第2の導電膜
と前記第2の導電層とを対向させる第12の工程と、前
記第1の導電膜と前記第1の導電層とを電気的に接続す
る第13の工程と、前記第2及び第3の導電層を接地電
位とする第14の工程とを更に有するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1である光変調器集積半導体レーザを示す
斜視図である。図1に示すように、この光変調器集積半
導体レーザはレーザ光を放出する半導体レーザ部30
と、放出したレーザ光の強度を変調する変調器部31と
を有して構成されている。
【0025】図2は半導体レーザ部30の構成を示す断
面図であって、図2に示す光軸(一点鎖線32)に対し
て垂直となる面に沿った断面図である。ここで、図2は
図1におけるアノード電極3及び絶縁膜16が露出して
いない領域の断面を示している。図2において、1は出
発材料であるn−InP基板、2はTi/Auよりなる
カソード電極、3はTi/Auよりなる半導体レーザ部
30のアノード電極、5はシリコン酸化膜(SiO
又はシリコン窒化膜(SiN)等からなる絶縁膜、6は
n−InPクラッド層、7はInGaAsP多重量子井
戸活性層をそれぞれ示している。光変調器部31におい
ては、InGaAsP多重量子井戸活性層7に相当する
位置にInGaAsP多重量子井戸吸収層7’が形成さ
れており、また、アノード電極3に相当する位置にアノ
ード電極4が形成されている。
【0026】また、図2において、8はp−InP第1
クラッド層、9はp−InGaAsP回折格子層、10
はp−InP第2クラッド層、11はp−InP第1埋
込層、12はn−InP第2埋込層、13はp−InP
第3埋込層をそれぞれ示している。また、14はp−I
nP第3クラッド層、15はp−InGaAsPコンタ
クト層をそれぞれ示している。アノード電極3はp−I
nGaAsPコンタクト層15上に形成され、p−In
GaAsPコンタクト層15と電気的に接続されてい
る。また、16はシリコン酸化膜(SiO)又はシリ
コン窒化膜(SiN)等からなる絶縁膜、17はTi/
Auよりなる遮蔽電極を示している。遮蔽電極17は絶
縁膜を一部除去して形成されたコンタクトホール18を
介してn型半導体層であるn−InP基板1に接続され
ている。
【0027】このように、実施の形態1の光変調器集積
半導体レーザにおいては、InGaAsP多重量子井戸
活性層7を挟んでn型の半導体層であるn−InPクラ
ッド層6とp型の半導体層であるp−InP第1クラッ
ド層8、p−InGaAsP回折格子層9、p−InP
第2クラッド層10、p−InP第3クラッド層14、
p−InGaAsPコンタクト層15を対向させてい
る。そして、アノード電極3及びカソード電極2からこ
れらのn型及びp型の半導体層間に順方向電圧を印加し
た際に、n型の半導体層から電子が、p型の半導体層か
ら正孔がそれぞれInGaAsP多重量子井戸活性層7
に注入されるように構成されている。
【0028】そして、実施の形態1の光変調器集積半導
体レーザにおいては、半導体レーザ部30のアノード電
極3上に、電磁波を遮蔽するために絶縁膜16を介して
遮蔽電極17を設け、遮蔽電極17をn−InP基板1
と接続するようにしている。
【0029】次に、実施の形態1に係る光変調器集積半
導体レーザの動作について説明する。半導体レーザ部3
0のアノード電極3とカソード電極2の間に順方向電流
を流すとInGaAsP多重量子井戸活性層7において
光の誘導放出が生じ、p−InGaAsP回折格子層9
の格子間隔で決まる波長でレーザ発振を生じる。ここ
で、p−InP第1埋込層11、n−InP第2埋込層
12,p−InP第3埋込層13の各埋込層は、効率良
く電流をInGaAsP多重量子井戸活性層7に注入す
るための電流狭窄の機能を果たす。
【0030】そして、光変調器部31において、アノー
ド電極4とカソード電極2の間にpn接合に対して逆バ
イアスとなるように電圧を加え、それに高周波信号を重
畳すると、量子井戸の量子閉じ込めシュタルク効果およ
び半導体のフランツケルディッシュ効果により光の吸収
スペクトルが変化する。これに半導体レーザ部30から
発生させたある波長の光が入射すると、高周波信号によ
り光の強度が変調される。
【0031】これにより、高周波の電気信号によって強
度変調された光信号を生成することができ、特に光送信
器用光源としての使用に適した光変調器集積半導体レー
ザを構成することができる。なお、変調速度は2.5G
b/sから40Gb/s程度の範囲で使用するのが好適
である。
【0032】そして、実施の形態1の光変調器集積半導
体レーザでは、半導体レーザ部30のアノード電極3の
上層に、絶縁膜16を介して電磁波を遮蔽するための遮
蔽電極17を設けている。これにより、光変調器部31
に印加した高周波電圧により電磁波が発生して空間を伝
播した場合であっても、接地されたn−InP基板1と
同電位の遮蔽電極17によってアノード電極3を外部か
ら遮蔽することができる。従って、変調器部31におけ
る高周波電圧に起因してアノード電極3とカソード電極
2の間に高周波の漏洩電流が流れることがない。
【0033】これにより、InGaAsP多重量子井戸
活性層7の内部のキャリア濃度が漏洩電流により時間変
動することを抑止でき、InGaAsP多重量子井戸活
性層7内部で屈折率の変動が発生することを抑止するこ
とができるため、変調器部31に入射する光の波長を安
定させることができる。このため、波長分散の大きい光
ファイバによる伝送においても伝送品質の劣化を最小限
に抑えることが可能となる。
【0034】次に、図3、図4及び図5に基づいて、実
施の形態1の光変調器集積半導体レーザの製造方法を説
明する。図3、図4及び図5は、光変調器集積半導体レ
ーザの製造方法を工程順に示す概略断面図であって、光
軸32に沿った方向の概略断面図を示している。
【0035】先ず、図3(a)に示すように、出発材料
であるn−InP基板1上に有機金属気相成長法(MO
CVD)などの方法によりn−InPクラッド層6、I
nGaAsP多重量子井戸活性層7、p−InP第1ク
ラッド層8、p−InGaAsP回折格子層9を順次結
晶成長する。
【0036】次に、図3(b)に示すように、干渉露光
法などによりp−InGaAsP回折格子層9を格子状
にエッチングして回折格子片9aを形成する。
【0037】次に、図3(c)に示すように、MOCV
D法などの方法によりp−InP第2クラッド層10を
結晶成長し回折格子片9aを埋め込む。
【0038】次に、図3(d)に示すように、変調器部
31を形成する部分のp−InP第2クラッド層10、
p−InGaAsP回折格子層9、p−InP第1クラ
ッド層8、InGaAsP多重量子井戸活性層7、n−
InPクラッド層6をエッチングにより除去する。
【0039】次に、図4(a)に示すように、図3
(d)の工程で各層を除去した部分に、n−InPクラ
ッド層6、InGaAsP多重量子井戸光吸収層7、p
−InP第1クラッド層8をMOCVD法などの方法に
よって順次結晶成長する。
【0040】以下に示す図4(b)から図6(b)の工
程においては、光軸32に沿った方向の断面とともに、
半導体レーザ部30における光軸32と垂直方向の断面
を共に図示する。図4(b)〜図6(b)において、左
側に図示した断面図が光軸32に沿った方向の断面を示
しており、右側に図示した断面図が光軸32と垂直方向
の断面を示している。
【0041】次に、図4(b)に示すように、p−In
P第2クラッド層10、p−InGaAsP回折格子層
9、p−InP第1クラッド層8、InGaAsP多重
量子井戸活性層7、InGaAsP多重量子井戸吸収層
7’、n−InPクラッド層6をエッチングにより選択
的に除去し、回折格子片9aが延在する光軸32の方向
に沿ってこれらの層を帯状(リッジ状)に残存させる。
【0042】次に、図4(c)に示すように、帯状に残
存させたn−InPクラッド層6、InGaAsP多重
量子井戸活性層7、p−InP第1クラッド層8、回折
格子片9a、p−InP第2クラッド層10の両側に、
p−InP第1埋込層11、n−InP第2埋込層1
2、p−InP第3埋込層13を結晶成長し、続いてp
−InP第2クラッド層10及びp−InP第3埋込層
13上にp−InP第3クラッド層14、p−InGa
AsPコンタクト層15を順次結晶成長する。
【0043】次に、図4(d)に示すように、塩酸(H
Cl)などを用いたエッチングにより,n−InP基板
1の結晶成長面に到達する開口18を形成する。開口1
8は、後で形成する遮蔽電極17とn−InP基板1と
を接続するために用いる。
【0044】次に、図5(a)に示すように、シリコン
酸化膜(SiO)又はシリコン窒化膜(SiN)等か
らなる絶縁膜5をスパッタ法又はプラズマCVD法など
の方法により形成し、フォトリソグラフィー及びこれに
続くドライエッチングにより、p−InGaAsPコン
タクト層15上及びn−InP基板1上において絶縁膜
5を選択的に除去する。
【0045】次に、図5(b)に示すように、蒸着法及
びメッキ法により、半導体レーザ部30にアノード電極
3を、光変調器部31にアノード電極5をそれぞれパタ
ーン形成する。なお、図5(b)以降の断面図において
は、n−InP基板1と絶縁膜5の間の各膜の図示を省
略する。
【0046】次に、図5(c)に示すように、スパッタ
法又はプラズマCVD法により、アノード電極3上にシ
リコン酸化膜(SiO)又はシリコン窒化膜(Si
N)等からなる絶縁膜16をパターン形成する。
【0047】次に、図6(a)に示すように、蒸着法及
びメッキ法により、絶縁膜16を介してアノード電極3
上のほぼ全域を覆うように遮蔽電極17をパターン形成
する。
【0048】次に、図6(b)に示すように、n−In
P基板1の裏面を厚さ100μm程度研削した後、カソ
ード電極2を蒸着法及びメッキ法によりパターン形成す
る。
【0049】その後、ダイシングにより、ウェハからチ
ップを分割し、光の出射端面に低反射コーティングを行
うとともに後端面に高反射コーティングを施して素子を
完成させる。
【0050】以上説明したように実施の形態1によれ
ば、アノード電極3の上層に電磁波を遮蔽するための遮
蔽電極17を設け、遮蔽電極17をn−InP基板1と
接続して接地電位としたことにより、アノード電極3を
外部から遮蔽することができ、変調器部31における高
周波電圧に起因してアノード電極3とカソード電極2の
間に高周波の漏洩電流が流れてしまうことを抑止でき
る。
【0051】これにより、InGaAsP多重量子井戸
活性層7の内部のキャリア濃度が漏洩電流により時間変
動することを抑止でき、屈折率の変動が発生することを
抑止することができる。従って、変調器部31に入射す
る光の波長を安定させることができ、高周波によって変
調された光の波長変化を小さくすることが可能となる。
これにより、光変調器集積半導体レーザの光伝送特性を
向上させることが可能となる。
【0052】なお、実施の形態1では、基板としてn−
InP基板1を用いて基板の導電型をn型としたがp型
の基板を用いても良いし、半絶縁性基板を用いてもよ
い。また、実施の形態1では基板の材料をInPとした
が、GaAsなど他の半導体材料を用いてもよい。
【0053】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2に係る半導体装置を示す概略断面図である。実施の
形態2は、実施の形態1で説明した光変調器集積半導体
レーザを、結晶成長面をサブマウント側にしてサブマウ
ントの基板19上にダイボンドした半導体装置に関する
ものである。ここで、サブマウントの基板19は、基板
19上に2層の電極(導電層)21,23を絶縁膜22
を介して形成することにより構成された給電線路を有す
るものである。なお、図7において実施の形態1と同一
の構成要素については同一の符号を記す。
【0054】図7に基づいて実施の形態2の半導体装置
の構成を説明する。図7は、光変調器集積半導体レーザ
とサブマウントの基板19との接続部分を示す概略断面
図であり、図2の光変調器集積半導体レーザを上下逆向
きに配置してアノード電極3及び遮蔽電極17をサブマ
ウントの基板19に対して電気的に接続したものであ
る。
【0055】図7において、1はn−InP基板、2は
カソード電極、3は半導体レーザ部のアノード電極、5
は絶縁膜、17は遮蔽電極である。19はアルミナまた
は窒化アルミなどよりなるサブマウントの基板、20は
基板19の裏面に形成されたTi/Auからなるグラウ
ンド電極、21は基板19の表面に形成されたアノード
電極3に電流を給電するためのTi/Au電極、22は
Ti/Au電極21上に形成されたSiOまたはSi
Nよりなる絶縁膜である。また、23はTi/Au電極
21上に絶縁膜22を介して形成されたTi/Auより
なる遮蔽用電極である。遮蔽用電極23はTi/Au電
極21のほとんどの部分を覆うように構成されている
が、アノード電極3とTi/Au電極21との接続部位
においては除去されている。遮蔽用電極23はコンタク
トホール24を介してグラウンド電極20に接続されて
いる。
【0056】また、24はアノード電極3とTi/Au
電極21とを接続するためのバンプであって、金または
Au/Snにより形成されている。半導体レーザ部30
のアノード電極3はパンプ24を介してサブマウントの
Ti/Au電極21に電気的および機械的に接続されて
いる。
【0057】実施の形態2の構成によれば、サブマウン
ト上のTi/Au電極21は、サブマウント裏面のグラ
ウンド電極20と遮蔽用電極23よりなる接地された電
極によって遮蔽されているので、変調器部31に印加さ
れる高周波電圧によって発生し空間を伝播する電磁波は
Ti/Au電極21に誘導されることがない。従って、
不要な高周波電流が半導体レーザ部30のアノード電極
3へ流れることを抑止することが可能となる。これによ
り、光変調器集積半導体レーザをサブマウントの基板1
9に接続した場合に、半導体レーザ部30で発生させる
光の発振波長を安定させることができ、光伝送特性を向
上させることが可能となる。また、サブマウントの基板
19を接合したことにより、光変調器集積半導体レーザ
の放熱特性を向上させることができる。
【0058】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3に係る半導体装置を示す斜視図である。実施の形態
1で説明した半導体レーザ部30の電極構造は、変調器
部31を有しない半導体レーザにおいても適用すること
ができる。図8に示す半導体装置は変調器部31を有し
ない半導体レーザに実施の形態1の電極構造を適用した
ものであり、その構成は実施の形態1の光変調器集積半
導体レーザの半導体レーザ部30の構成と同様である。
なお、図8においても実施の形態1と同一の構成要素に
ついては同一の符号を記す。
【0059】図8において、3はアノード電極、5はS
iOやSiNなどの絶縁膜、17は素子の表面に形成
された遮蔽電極であって、実施の形態3ではn−InP
基板1と接続された遮蔽電極17にカソード電極として
の機能を持たせている。素子の断面構造図は実施の形態
1における図2と同様である。
【0060】実施の形態3の半導体装置においては、I
nGaAsP多重量子井戸活性層7への電流注入は素子
の表面に形成されたアノード電極3およびカソード電極
としての遮蔽電極17を用いて行うため、n−InP基
板1中に電流が流れることはない。従って、消費電流を
大幅に低減させることが可能となる。例えばn−InP
基板1として厚さ100ミクロン、抵抗値約0.5オー
ムの基板を用い、素子を1Aで駆動した場合、0.5W
程度の消費電力の低減が可能となる。また、素子の発熱
および温度上昇が減少するので素子の高出力化が容易に
なる。
【0061】以上説明したように実施の形態3によれ
ば、実施の形態1の電極構造を変調器部31を有しない
半導体レーザに適用し、遮蔽電極17にカソード電極と
しての機能を持たせたことにより、低消費電力で高出力
動作の可能な半導体レーザを構成することが可能とな
る。
【0062】実施の形態4.実施の形態4は、実施の形
態3で説明した半導体レーザを、実施の形態2と同様に
サブマウントの基板19に接着したものである。実施の
形態4による半導体装置の断面構造図は実施の形態2に
おける図7で説明した通りである。
【0063】このように、サブマウントの基板19と半
導体レーザとを接合することにより、半導体レーザの活
性層で発生する熱を効率良くサブマウント側に伝導させ
ることができる。従って、実施の形態4によれば、特
に、素子の発熱量が大きく基板の熱伝導率が小さな半導
体レーザを使用する装置において、半導体レーザの放熱
特性の改善による光出力の増大が可能となる。
【0064】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0065】第1の電極上に絶縁膜を介して第2の電極
を形成し、第2の電極を接地したため、所定の電圧が印
加される第1の電極を外部から遮蔽することができ、電
磁波等が空間を伝播した場合であっても、電磁波等に起
因して両半導体層間に漏洩電流が流れてしまうことを抑
止することができる。
【0066】また、第2の電極と他方の半導体層とを電
気的に接続したため、第1の電極をアノード電極とし第
2の電極をカソード電極とすることにより、両半導体層
の下層に位置する半導体基板に電流を流す必要がなくな
り、消費電力を大幅に低減させることが可能となる。
【0067】第1の電極上に遮蔽用の第2の電極を形成
した構造を、光吸収層と活性層とが隣接して形成された
光変調器集積半導体レーザに適用することにより、変調
器部における高周波電圧に起因して両半導体層間に高周
波の漏洩電流が流れてしまうことを抑止することができ
る。
【0068】他方の半導体層をn型の半導体層とし、第
1の電極をアノード電極とすることにより、n型の半導
体基板上に形成されたpn接合を有する半導体レーザ等
の半導体装置に適用することが可能となる。
【0069】他方の半導体層をp型の半導体層とし、第
1の電極をカソード電極とすることにより、p型の半導
体基板上に形成されたpn接合を有する半導体レーザ等
の半導体装置に適用することが可能となる。
【0070】第1の電極をサブマウントの基板に形成さ
れた第1の導電層と電気的に接続し、サブマウントの基
板の第2の導電層を接地したことにより、第1の電極を
サブマウントの基板の第2の導電層によっても遮蔽する
ことができ、外部からの電磁波により両半導体層間に漏
洩電流が流れてしまうことを確実に抑止することができ
る。また、サブマウントの基板を接続したことにより、
活性層で発生する熱を効率良くサブマウント側に伝導さ
せることができ、放熱効率を向上させることができる。
【0071】第1の電極と第1の導電層とをバンプを介
して接続したことにより、サブマウントの基板との電気
的、機械的な接合を確実に行うことができる。
【0072】絶縁基板の裏面に形成された第3の導電層
と第2の導電層とを電気的に接続したことにより、第1
の電極へ所定の電圧を印加する第1の導電層を接地され
た第2及び第3の導電層で挟むことができ、第1の導電
層を外部から確実に遮蔽することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る光変調器集積
半導体レーザを示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る光変調器集積
半導体レーザの半導体レーザ部を示す概略断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る光変調器集積
半導体レーザの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図4】 図3に続いて、この発明の実施の形態1に係
る光変調器集積半導体レーザの製造方法を工程順に示す
概略断面図である。
【図5】 図4に続いて、この発明の実施の形態1に係
る光変調器集積半導体レーザの製造方法を工程順に示す
概略断面図である。
【図6】 図5に続いて、この発明の実施の形態1に係
る光変調器集積半導体レーザの製造方法を工程順に示す
概略断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る光変調器集積
半導体レーザを示す概略断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係る光変調器集積
半導体レーザを示す斜視図である。
【図9】 従来の光変調器集積半導体レーザを示す斜視
図である。
【図10】 従来の光変調器集積半導体レーザの半導体
レーザ部を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 n−InP基板、 2 カソード電極、 3,4
アノード電極、 5,16,22 絶縁膜、 6 n−
InPクラッド層、 7 InGaAsP多重量子井戸
活性層、 7’ InGaAsP多重量子井戸吸収層、
8 p−InP第1クラッド層、 9 p−InGa
AsP回折格子層、 9a 回折格子片、 10 p−
InP第2クラッド層、 11 p−InP第1埋込
層、 12n−InP第2埋込層、 13 p−InP
第3埋込層、 14 p−InP第3クラッド層、 1
5 p−InGaAsPコンタクト層、 17 遮蔽電
極、 18,24 コンタクトホール、 19 サブマ
ウントの基板、 20 グラウンド電極、 21 Ti
/Au電極、 23 遮蔽用電極、 30 半導体レー
ザ部、 31 変調器部、 32 光軸。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01S 5/343 H01S 5/343

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層を介して対向する半導体層間に電
    圧を印加して当該活性層から光を放出させる半導体装置
    であって、 一方の前記半導体層上に形成され、所定の電圧が印加さ
    れる第1の電極と、 前記絶縁膜を介して前記第1の電極上の少なくとも一部
    を覆うように形成された第2の電極とを備え、 前記第2の電極が接地されていることを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 他方の半導体層と前記第2の電極とが電
    気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記活性層と光吸収層とを含み、前記活
    性層から放出させた光を変調する変調器部を備え、 前記光吸収層と前記活性層とが隣接して形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記他方の半導体層がn型の半導体層で
    あり、前記第1の電極がアノード電極であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記他方の半導体層がp型の半導体層で
    あり、前記第2の電極がカソード電極であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の電極が電気的に接続された基
    板を更に備え、 前記基板は、絶縁基板、前記絶縁基板の表面に形成され
    た第1の導電層、前記第1の導電層上に絶縁層を介して
    形成された第2の導電層とを有して構成され、 前記第1の電極が前記第1の導電層と電気的に接続さ
    れ、前記第2の導電層が接地されていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の電極と前記基板が対向する位
    置において前記第2の導電層が除去されており、前記第
    1の電極と前記第1の導電層とがバンプを介して接続さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記基板は前記絶縁基板の裏面に形成さ
    れた第3の導電層を更に備え、前記第2の導電層と前記
    第3の導電層とが電気的に接続されていることを特徴と
    する請求項6又は7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 活性層を介して対向する第1及び第2の
    半導体層間に電圧を印加して当該活性層から光を放出さ
    せる半導体装置の製造方法であって、 半導体基板上に前記第1の半導体層を形成する第1の工
    程と、 前記第1の半導体層上に前記活性層を形成する第2の工
    程と、 前記活性層上に前記第2の半導体層を形成する第3の工
    程と、 前記第2の半導体層、前記活性層及び前記第1の半導体
    層からなる積層膜が帯状に残存するように前記積層膜を
    選択的にエッチングして、残存させた前記積層膜の両側
    に前記半導体基板を露出させる開口を形成する第4の工
    程と、 前記第2の半導体層上に第1の導電膜を形成する第5の
    工程と、 前記第1の導電膜上に絶縁膜を形成する第6の工程と、 前記絶縁膜を介して前記第1の導電膜を覆い、前記開口
    に露出した前記半導体基板上まで連なる第2の導電膜を
    形成する第7の工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第3の工程後、前記第4の工程前
    に、所定の領域において前記第2の半導体層、前記活性
    層及び前記第1の半導体層を選択的にエッチングする第
    8の工程と、 前記所定の領域における前記半導体基板上に前記第1の
    半導体層を再び形成する第9の工程と、 前記第9の工程で形成した前記第1の半導体層上に光吸
    収層を形成する第10の工程と、 前記光吸収層上に前記第2の半導体層を形成する第11
    の工程とを更に有し、 前記第4の工程において、前記所定の領域における前記
    第2の半導体層、前記光吸収層及び前記第1の半導体層
    が前記所定の領域以外の領域における前記積層膜ととも
    に帯状に残存するように前記エッチングを行うことを特
    徴とする請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第7の工程後、前記第2の導電膜
    を接地電位とすることを特徴とする請求項9又は10記
    載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第7の工程後、絶縁基板上に第1
    の導電層、絶縁層及び第2の導電層が下層から順に形成
    されるとともに裏面に第3の導電層が形成された基板と
    前記半導体基板とを平行に配置し、前記第2の導電膜と
    前記第2の導電層とを対向させる第12の工程と、 前記第1の導電膜と前記第1の導電層とを電気的に接続
    する第13の工程と、 前記第2及び第3の導電層を接地電位とする第14の工
    程とを更に有することを特徴とする請求項9〜11のい
    ずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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