JP2002329437A - 押釦スイッチ用賦形フィルム、押釦スイッチ用カバー部材及びこれらの製造方法 - Google Patents

押釦スイッチ用賦形フィルム、押釦スイッチ用カバー部材及びこれらの製造方法

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JP2002329437A
JP2002329437A JP2001131331A JP2001131331A JP2002329437A JP 2002329437 A JP2002329437 A JP 2002329437A JP 2001131331 A JP2001131331 A JP 2001131331A JP 2001131331 A JP2001131331 A JP 2001131331A JP 2002329437 A JP2002329437 A JP 2002329437A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キートップの高さが高くフィルムの深絞り加
工が必要な形状であっても、キートップ部は勿論平坦な
ベース部においても皺が発生することのない押釦スイッ
チ用賦形フィルムを成形し、この押釦スイッチ用賦形フ
ィルムにキートップ部材とカバー部材とを一体にした歩
留まりの高い押釦スイッチ用カバー部材及びこれら押釦
スイッチ用賦形フィルムと押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法を提供する。 【解決手段】 略平坦な矩形状のベース部2と、該ベー
ス部2から立設する複数のキートップ用凸部1とが一体
に成形され、ベース部2の周囲の不要部分Hを除去して
製品形状に仕上げる押釦スイッチ用賦形フィルム3にお
いて、キートップ用凸部1のうちでベース部2の角部1
1と最も接近しているキートップ用凸部1の近傍であっ
て、不要部分Hに当たるキートップ用凸部1とベース部
2の角部11とを結ぶ線Kの両側にダミー凸部13を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話、車載
機器等の各種入力装置に使用される押釦スイッチに関
し、詳しくは複数のキートップが1枚のフィルムで覆わ
れて一体化されているいわゆるフィルムベースの押釦ス
イッチに使用される押釦スイッチ用賦形フィルム及びこ
のフィルムを使用した押釦スイッチ用カバー部材に関す
るものである。さらに、これら押釦スイッチ用賦形フィ
ルム及び押釦スイッチ用カバー部材の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、車載機器等の各種入力
装置のデザインにおいては、様々なデザイン及び色調が
要求されている。そのため、よりファッション性の高い
携帯電話等にあっては、その押釦スイッチについても印
刷等を施したフィルムを被覆したものが用いられるよう
になってきている。
【0003】しかし、このようなフィルムベースの押釦
スイッチは、フィルムの材質やキートップの形状、配置
等によっては、フィルムの絞り加工時に皺が発生し、そ
の皺が程度の差があるもののフィルム成形の最終工程を
経た後でも残ってしまい、その皺自身からくる外観不良
やその皺による後工程でのゴムやエラストマーとの接着
不良、及び皺の部分にできた折れ目からの光漏れ等の不
良が生じる原因となっていた。
【0004】そこで、従来は、皺の部分を切り取った状
態で製品にするか、又は伸び率の大きいフィルムを使い
且つ絞り高さ(キートップの高さに相当する)が低くフ
ィルムの伸びの少ない形状のものでよしとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、皺の部
分を切り取る方法では、皺が発生する平坦なベース部分
が切り取られてしまうため、設計上ベース部分の形状や
大きさに制限があった。
【0006】また、キートップの高さが低い形状でよし
とする方法では、使用するフィルムやキートップの形状
が制限され、顧客のニーズにそぐわないデザインとなる
場合があった。
【0007】他方、これらの妥協策を採用しない場合に
あっては、皺が発生し、製品にはならなかった。
【0008】そこで、この発明は以上のような問題点を
解決するために考えられたものであって、キートップの
高さが高くフィルムの深絞り加工が必要な形状であって
も、キートップ部は勿論平坦なベース部においても皺が
発生することのない押釦スイッチ用賦形フィルムを成形
し、この押釦スイッチ用賦形フィルムにキートップ部材
とカバー基材とを一体にした歩留まりの高い押釦スイッ
チ用カバー部材及びこれら押釦スイッチ用賦形フィルム
と押釦スイッチ用カバー部材の製造方法を提供すること
を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、略平坦な矩形状のベース
部と、該ベース部から立設する複数のキートップ用凸部
とが一体に成形され、前記ベース部の周囲の不要部分を
除去して製品形状に仕上げる押釦スイッチ用賦形フィル
ムにおいて、前記キートップ用凸部のうちで前記ベース
部の角部と最も接近しているキートップ用凸部の近傍で
あって、前記不要部分に当たる前記キートップ用凸部と
前記ベース部の角部とを結ぶ線の両側にダミー凸部を設
けたことを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加えて、前記ダミー凸部は、該ダミー凸部と前
記ベース部の角部とを結ぶ線を基準として線対称の位置
に一対配置すると共に、該一対のダミー凸部と前記ベー
ス部の角部と最も接近しているキートップ用凸部とが互
いにほぼ等間隔になるように配置したことを特徴として
いる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の押釦スイッチ用賦形フィルムに、前記キートッ
プ用凸部の中空部を充填するキートップ部材と、スイッ
チ回路基板へ取り付けるためのカバー基材とが接着され
て一体化していることを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の製造方法の発明は、略平
坦な矩形状のベース部と、該ベース部から立設する複数
のキートップ用凸部と、前記ベース部の周囲の不要部分
に設けたダミー凸部とを1枚のフィルムで一体成形して
から、該一体成形されたフィルムの前記不要部分を除去
することにより製品形状を仕上げるようにしたことを特
徴としている。請求項5に記載の製造方法の発明は、略
平坦な矩形状のベース部と、該ベース部から立設する複
数のキートップ用凸部と、前記ベース部の周囲の不要部
分に設けたダミー凸部とを1枚のフィルムで一体成形し
てから、該一体成形されたフィルムの前記不要部分を除
去して製品形状に仕上げた押釦スイッチ用賦形フィルム
の前記キートップ用凸部の中空部にキートップ部材を充
填し、該キートップ部材及び前記ベース部にスイッチ回
路基板へ取り付けるためのカバー基材とを接着して一体
にすることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る押釦スイッ
チ用賦形フィルムと押釦スイッチ用カバー部材及びこれ
らの製造方法について、図面に従って説明する。
【0014】[発明の実施の形態1]図1は、この発明
に係る押釦スイッチ用賦形フィルムを製造するのに使用
する成形金型の断面図である。図2は、成形機によって
成形された押釦スイッチ用賦形フィルムの断面図であ
る。図3は、図2の押釦スイッチ用賦形フィルムを使用
したこの発明に係る押釦スイッチ用カバー部材の断面図
である。
【0015】図2に示したような、所望の形状に形成し
配置されたキートップ用凸部1と略平坦なベース部2と
からなる押釦スイッチ用賦形フィルム3を製造するに
は、図1に示したように、まず、所望の押釦スイッチ用
賦形フィルム3の形状に形成された凹部側金型4に素材
フィルム5をセットする。
【0016】そして、素材フィルム5の上から凹部側金
型4に対応した凸部側金型6を宛い、素材フィルム5を
同じ凹部側金型4と凸部側金型6とを使用して、成形作
業を行い最終形状をした押釦スイッチ用賦形フィルム3
を成形する。
【0017】押釦スイッチ用賦形フィルム3が完成した
ら不要部分を除去して、図3に示したように、キートッ
プ用凸部1の中空部14にキートップ部材7を充填し、
スイッチ回路基板に取り付けるためのカバー基材8を直
接又は接着剤を介して固着して、これらが一体となった
押釦スイッチ用カバー部材9を完成する。ここで、キー
トップ部材7は、キートップ用凸部1の中空部14の形
状に別途成形した成型品を接着するか、キートップ用凸
部1の中空部14に樹脂を射出成形するか、又はキート
ップ用凸部1の中空部14に光硬化性樹脂を充填し硬化
させる等により、押釦スイッチ用賦形フィルム3と一体
化すればよい。
【0018】また、押釦スイッチ用カバー部材9には、
必要に応じて、操作時のクリック感を発生する金属製皿
バネ10をキートップ部材7の位置に当たるカバー基材
8の背面に接着固定してもよい。
【0019】以上の工程において、キートップ用凸部1
の高さが比較的高い場合には、押釦スイッチ用賦形フィ
ルム3の成形工程で、キートップ用凸部1の成形に当た
ってフィルムの深絞り加工が要求されることとなり、隣
り合うキートップ用凸部1,1,1,・・・の位置関係
から成形時の不均一な引っ張り応力が生じる箇所が生
じ、結果としてベース部2に皺が発生する。
【0020】そこで、以下に、この発明で採用する皺発
生防止手段について説明する。
【0021】図4は、この発明に係る押釦スイッチ用賦
形フィルムの実施の形態1に相当する平面図であり、図
4(a)は皺発生防止手段を何ら講じなかった場合を示
し、図4(b)は皺発生防止手段を講じた場合を示して
いる。
【0022】図4(a)は、携帯電話等で使用される押
釦スイッチ用賦形フィルムの例を示しており、事前に何
らの皺発生防止手段を講じていないため、押釦スイッチ
用賦形フィルム3に比較的密集して形成されているテン
キー部(0〜9キー部)と*キー部、#キー部との12
個のキートップ用凸部1の角部に当たる1キー部、3キ
ー部、#キー部、*キー部と押釦スイッチ用賦形フィル
ム3の角部11とを結ぶ線K上に皺12が発生する。
【0023】そこで、この発明にあっては、図4(b)
に示したように、押釦スイッチ用賦形フィルム3の角部
11に最も近いキートップ用凸部1に当たる1キー部、
3キー部、#キー部、*キー部と押釦スイッチ用賦形フ
ィルム3の角部11とを結ぶ線Kを基準として線対称と
なる位置にキートップ用凸部1と大きさのほぼ等しいダ
ミー凸部13を、線Kを挟んで1個ずつ(計8個)設け
ている。そして、ダミー凸部13は押釦スイッチ用賦形
フィルム3の不要部分Hに配置すると共に、皺の発生の
原因となっている押釦スイッチ用賦形フィルム3の角部
11に最も近いキートップ用凸部1(1キー部、3キー
部、#キー部、*キー部)とその近傍に設けた一対のダ
ミー凸部13,13とは互いにほぼ等間隔になるように
配置する。これにより、ダミー凸部13のなかった状態
で成形時にベース部2の特定箇所に集中して発生する引
っ張り応力がダミー凸部13の存在によりほぼ相殺され
ることで緩和され、結果として製品領域P内のベース部
2に皺が発生しなくなる。
【0024】ここで、皺の発生の仕組みを考察するに、
フィルムの絞り加工における皺の発生の要因には、フィ
ルム自体の伸び難さとキートップ用凸部1の周辺のベー
ス部2に発生する応力の不均一性があげられる。
【0025】このうち、フィルム自体の伸び難さは、同
一荷重条件であればフィルムの伸び率が高いものほど皺
が発生し難いといえる。例えば、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)製フィルムの皺の発生量>ポリカーボ
ネート(PC)製フィルムの皺の発生量>ポリカーボネ
ート(PC)とポリブチレンテレフタレート(PBT)
とからなるアロイフィルム(以下、PC/PBTとい
う。)の皺の発生量、といった関係にある。そのため、
深絞り加工が必要な場合には、当然に伸び率の高いPC
/PBT製フィルム等を使用することが適当といえる。
【0026】また、発生する応力の不均一性にあって
は、特定箇所における引っ張り応力が作用する方向が平
面から見てフィルムが均一な力で複数の放射状に引っ張
られる場合には、皺の発生が認められないが、放射状に
引っ張る数が少なくなればなるほど皺が発生し易くなる
傾向にある。例えば、フィルムの特定箇所に均一な引っ
張り力(フィルム平面と平行な力)が作用する場合は、
平面から見て、互いに直角な上下左右十字形の4方向に
引っ張り力が作用した場合の皺の発生量<互いに直角な
左右と上又は下のいずれかのT字形に3方向に引っ張り
力が作用した場合の皺の発生量<同一直線上の上下I字
形に2方向に引っ張り力が作用した場合の皺の発生量、
といった関係にあり、それぞれ引っ張り力が作用しない
箇所に皺が発生する。
【0027】したがって、フィルムの特定箇所に引っ張
り力が作用する場合には、均一な力でなるべく多くの放
射状の方向に引っ張り力が作用するようにすることが望
ましいといえるが、発明者の実験では、互いに直角な上
下左右十字形に4方向に引っ張り力が作用する場合に
は、その引っ張り力の大きさ自体が極端に不均一でなけ
れば実用上問題となるような皺は発生しないことが確認
されている。
【0028】例えば、比較的密集して形成されているテ
ンキー部(0〜9キー部)と*キー部、#キー部との1
2個のキートップ用凸部1からなる実施の形態1でいえ
ば、5キー部、8キー部は隣り合うキー部が8方向にあ
るためPETのような伸び率の小さいフィルムであって
もその周辺に皺は発生しない。また、2キー部、6キー
部、9キー部、0キー部、7キー部、4キー部は隣り合
うキー部が3方向であるが、PC/PBTのような伸び
率の大きいフィルムではその周辺に皺は発生しない。こ
れに対して、比較的密集したキー部の角部に当たる1キ
ー部、3キー部、#キー部、*キー部は隣り合うキー部
が2方向しかないため、PC/PBTのような伸び率の
大きいフィルムであってもその周辺のベース部2に皺1
2が発生する。
【0029】図5は、実施の形態1の押釦スイッチ用賦
形フィルム3に皺発生防止手段を講じない場合に発生す
る皺を防止するために、ダミー凸部13を配置する位置
を決定するために行った実験例を示している。
【0030】図5(a)は、実施の形態1で採用した条
件通り、押釦スイッチ用賦形フィルム3の角部11に最
も近いキートップ用凸部1に当たる#キー部と押釦スイ
ッチ用賦形フィルム3の角部11とを結ぶ線Kを基準と
して線対称となる位置にキートップ用凸部1と大きさの
ほぼ等しいダミー凸部13を、不要部分Hに当たる箇所
に線Kを挟んで1個ずつ(計2個)設けている。これに
より、成形時に#キー部の周りのベース部2に発生する
引っ張り応力のバランスが整い、#キー部の周りのベー
ス部2には皺は発生しない。しかし、ダミー凸部13と
押釦スイッチ用賦形フィルム3の角部11との間では、
引っ張り応力の不均一な状態が発生することから別の皺
12が発生することとなる。この別の皺12は、押釦ス
イッチ用賦形フィルム3の不要部分Hに発生するもので
あるため、後工程で除去されてしまうため問題はない。
【0031】これに対して、図5(b)は一対のダミー
凸部13,13の間隔を実施の形態1の皺発生防止手段
の条件より小さくした場合を示しており、この場合に
は、ダミー凸部13を設けたことにより、#キー部とダ
ミー凸部13とを結ぶ線上に皺12が発生してしまう。
この皺12は、製品領域Pの内側にできるものであるた
め、この場合には押釦スイッチ用賦形フィルム3は不良
品となる。
【0032】また、図5(c)は一対のダミー凸部1
3,13の間隔を実施の形態1の皺発生防止手段の条件
より大きくした場合を示しており、この場合には、ダミ
ー凸部13の効果が小さいため、#キー部と押釦スイッ
チ用賦形フィルム3の角部11とを結ぶ線上の皺12は
完全に消えることがない。したがって、この皺12は製
品領域Pの内側にあるため、この場合には押釦スイッチ
用賦形フィルム3は不良品となる。
【0033】つまり、皺の発生の原因となっている押釦
スイッチ用賦形フィルム3の角部11に最も近いキート
ップ用凸部1と押釦スイッチ用賦形フィルム3の角部1
1とを結ぶ線Kを基準として線対称となる位置にキート
ップ用凸部1と大きさのほぼ等しいダミー凸部13を線
Kを挟んで1個ずつ設けること、ダミー凸部13は押釦
スイッチ用賦形フィルム3の不要部分Hに配置するこ
と、及び押釦スイッチ用賦形フィルム3の角部11に最
も近いキートップ用凸部1とその近傍に設けた一対のダ
ミー凸部13,13とは互いにほぼ等間隔となるように
配置することにより、成形時にベース部2に発生する引
っ張り応力の不均一性が解消され、結果として製品領域
P内に皺が発生しないことが確認できた。
【0034】なお、実施の形態1の場合に、すべてのキ
ートップ用凸部1(12個)について隣り合うキーとの
条件を同じにするという考えからすれば、図4(b)の
想像線Sで示した複数箇所にもダミー凸部13を設ける
ことになるが、これらは必ずしも要するものではない。
必要か否かは、当該箇所に発生する引っ張り応力とフィ
ルムの伸び率とを勘案して決定されることになる。
【0035】[発明の実施の形態2]図6は、この発明
に係る押釦スイッチ用賦形フィルムの実施の形態2に相
当する平面図であり、図6(a)は皺発生防止手段を何
ら講じなかった場合を示し、図6(b)は皺発生防止手
段を講じた場合を示している。
【0036】図6(a)は、隣り合うキーの間隔が大き
な2つのキーで構成される押釦スイッチ用賦形フィルム
の例を示しており、事前に何らの皺発生防止手段を講じ
ていないため、押釦スイッチ用賦形フィルム3に形成さ
れているAキー部とBキー部の2つのキートップ用凸部
1を結ぶ直線上とAキー部及びBキー部のキートップ用
凸部1と押釦スイッチ用賦形フィルム3の角部11とを
結ぶ線K上に皺12が発生する。
【0037】そこで、この発明にあっては、図6(b)
に示したように、押釦スイッチ用賦形フィルム3のキー
トップ用凸部1のAキー部及びBキー部と押釦スイッチ
用賦形フィルム3の角部11とを結ぶ線Kを基準として
線対称となる位置にキートップ用凸部1と大きさのほぼ
等しいダミー凸部13を線Kを挟んで1個ずつ(計8
個)設けている。これにより、ダミー凸部13のなかっ
た状態で成形時にベース部2に発生する引っ張り応力が
ダミー凸部13の存在により相殺されることで緩和さ
れ、結果としてベース部2に皺が発生しなくなる。
【0038】なお、実施の形態2の場合に、Aキー部と
Bキー部とを結ぶ線上に発生していた皺12の発生を防
ぐため、図6(b)の想像線Sで示した箇所にもダミー
凸部13を設けることが考えられるが、前述した8個の
みで当該箇所の皺12も発生しなくなることが発明者に
よって確認されており、必ずしも要するものではない。
必要か否かは、当該箇所に発生する引っ張り応力とフィ
ルムの伸び率とを勘案して決定されることになる。
【0039】また、実施の形態1及び2において、ダミ
ー凸部13は本来のキートップ用凸部1の大きさとほぼ
等しいものとしたが、これに限られることはない。本来
のキートップ用凸部1の大きさと等しいものであればダ
ミー凸部13の製作が容易となるので、コスト低減から
はそれが望ましいといえる。しかし、ダミー凸部13の
機能は、押釦スイッチ用賦形フィルム3のベース部2の
特定箇所に引っ張り応力が集中しないようにすることに
あり、そのためのダミー凸部13の形態が1つの特定さ
れた値でなければならないものではない。
【0040】例えば、フィルムの特定箇所に直交する4
方向に均一な引っ張り力が作用する場合には、PC/P
BT製フィルムでは2.0倍以上、PC製フィルムでは
1.4倍以上、PET製フィルムでは1.2倍以上、そ
の直交する2方向の引っ張り力の大きさに差がある場合
に、そのフィルムに皺が発生することを発明者は確認し
ている。したがって、これらの値を超える異なった引っ
張り応力が作用しなければ、当該特定箇所の近傍には皺
が発生しないのであって、その範囲の条件内であれば、
ダミー凸部13の大きさを本来のキートップ用凸部1の
大きさと異なるものとしてもよいといえる。
【0041】具体的には、本来のキートップ用凸部1の
断面が楕円形である場合に、周辺の空間の都合でダミー
凸部13の断面を楕円形にすることができないような場
合に、その断面を円形とし、その高さを本来のキートッ
プ用凸部1と同じとすることが考えられる。
【0042】なお、押釦スイッチ用賦形フィルム3は、
押釦スイッチ用カバー部材9を製造するために、キート
ップ部材7の充填工程、不要部分Hの除去工程、カバー
基材8との接着工程等の後工程が必要となるが、これら
後工程の際の位置決め部としてダミー凸部13を利用す
ることも考えられる。この場合には、相手方の位置決め
ピンの断面が一般に円形であることを考えれば、ダミー
凸部13の断面は円形が都合がよいといえる。
【0043】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
【0044】[実施例1]実施例1では、この発明に係
る押釦スイッチ用カバー部材の実施の形態1の製造方法
を試みた。
【0045】まず、厚みが125μmのPC/PBTフ
ィルム(バイホール、バイエル社製)にバイホール用イ
ンキ(HTR、ノリファン社製)を使用してスクリーン
印刷にて所望の印刷をした後、100℃、5分の乾燥を
行った。
【0046】次に、印刷済PC/PBTフィルムを所定
の製品形状を有する凸部側金型型と凹部側金型とからな
る成形金型に挿入し、金型温度120℃、10秒にて絞
り加工を行った。このとき、PC/PBTフィルムの印
刷処理面は凸部側金型の凸部に被せるようにセットす
る。
【0047】ダミー凸部13の形状及び配置は、実施の
形態1と同一の条件である。
【0048】具体的には、図4に示したように、12個
のキートップ用凸部1が縦方向のピッチが8mm、横方
向のピッチが14mmで配置されており、各キートップ
用凸部1は平面見た場合に楕円形をしており、その長軸
の長さが8mm、短軸の長さが6mmである。また、各
キートップ用凸部1は高さが2.5mmである。これに
対して、各ダミー凸部13の平面から見た形状及び高さ
は、各キートップ用凸部1と同一としており、12個の
キートップ用凸部1の角部に当たる1キー部、3キー
部、#キー部、*キー部について、それぞれの近傍に2
個のダミー凸部13を配置した。そして、それら2個の
ダミー凸部13と1キー部、3キー部、#キー部、*キ
ー部との間隔(中心から中心までの距離)は17mmと
した。
【0049】以上のような条件にて成形された実施例1
に係る押釦スイッチ用賦形フィルム3は、キートップ用
凸部1は勿論ベース部2にも皺は見られず、後工程のカ
バー基材8等との接着も良好であり、この押釦スイッチ
用賦形フィルム3を使用した押釦スイッチ用カバー部材
9は光漏れもなく、外観も良好なものが得られた。
【0050】[実施例2]実施例2では、この発明に係
る押釦スイッチ用カバー部材の実施の形態2の製造方法
を試みた。
【0051】まず、厚みが75μmのPETフィルム
(ルミラー、東レ(株)製)にPET用インキ(HIP
ET9300、十条ケミカル(株)製)を使用してスク
リーン印刷にて所望の印刷をした後、100℃、30分
の乾燥を行った。
【0052】次に、印刷済PC/PBTフィルムを所定
の製品形状を有する凸部側金型と凹部側金型とからなる
成形金型に挿入し、金型温度120℃、10秒にて絞り
加工を行った。このとき、PC/PBTフィルムの印刷
処理面は凸部側金型の凸部に被せるようにセットする。
【0053】ダミー凸部13の形状及び配置は、実施の
形態2と同一の条件である。
【0054】具体的には、図6に示したように、2個の
キートップ用凸部1が縦方向に30mmの間隔(中心か
ら中心までの距離)で配置されており、各キートップ用
凸部1は平面見た場合に円形をしており、その直径が4
mm、高さが4.5mmである。これに対して、各ダミ
ー凸部13の平面から見た形状及び高さは、各キートッ
プ用凸部1と同一としており、2個のキートップ用凸部
1について、それぞれの近傍に2個のダミー凸部13を
配置した。そして、それら2個のダミー凸部13と各キ
ートップ用凸部1との間隔(中心から中心までの距離)
は14〜15mmとした。
【0055】以上のような条件にて成形された実施例2
に係る押釦スイッチ用賦形フィルム3は、キートップ用
凸部1は勿論ベース部2にも皺は見られず、後工程のカ
バー基材8等との接着も良好であり、この押釦スイッチ
用賦形フィルム3を使用した押釦スイッチ用カバー部材
9は光漏れもなく、外観も良好なものが得られた。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、略平坦な矩形状のベース部と、
該ベース部から立設する複数のキートップ用凸部とが一
体に成形され、ベース部の周囲の不要部分を除去して製
品形状に仕上げる押釦スイッチ用賦形フィルムにおい
て、キートップ用凸部のうちでベース部の角部と最も接
近しているキートップ用凸部の近傍であって、不要部分
に当たるキートップ用凸部とベース部の角部とを結ぶ線
の両側にダミー凸部を設けたので、ダミー凸部によって
ベース部の角部と最も接近しているキートップ用凸部の
ベース部の近傍に働く引っ張り応力の不均一性が緩和さ
れるため、キートップ部は勿論平坦なベース部において
も皺が発生することのない歩留まりの高い押釦スイッチ
用賦形フィルムが得られる。
【0057】請求項2に記載された発明によれば、ダミ
ー凸部は、該ダミー凸部とベース部の角部とを結ぶ線を
基準として線対称の位置に一対配置すると共に、該一対
のダミー凸部とベース部の角部と最も接近しているキー
トップ用凸部とが互いにほぼ等間隔になるように配置し
たので、請求項1の効果に加えて、ダミー凸部の設計条
件が定められることとなるから、試験的な成形の手間を
かけずに、キートップ部は勿論平坦なベース部において
も皺が発生することのない歩留まりの高い押釦スイッチ
用賦形フィルムを得ることができる。
【0058】請求項3に記載された発明によれば、請求
項1又は2に記載の押釦スイッチ用賦形フィルムに、キ
ートップ用凸部の中空部を充填するキートップ部材と、
スイッチ回路基板へ取り付けるためのカバー基材とが接
着されて一体化したので、キートップ部は勿論平坦なベ
ース部においても皺が発生することのない歩留まりの高
い押釦スイッチ用キートップ部材を得ることができる。
【0059】請求項4に記載された製造方法の発明によ
れば、略平坦な矩形状のベース部と、該ベース部から立
設する複数のキートップ用凸部と、前記ベース部の周囲
の不要部分に設けたダミー凸部とを1枚のフィルムで一
体成形してから、該一体成形されたフィルムの前記不要
部分を除去することにより製品形状を仕上げるようにし
たので、ダミー凸部によってベース部の角部と最も接近
しているキートップ用凸部のベース部の近傍に働く引っ
張り応力の不均一性が緩和されるため、キートップ部は
勿論平坦なベース部においても皺が発生することのない
歩留まりの高い押釦スイッチ用賦形フィルムが得られ
る。
【0060】請求項5に記載された製造方法の発明によ
れば、略平坦な矩形状のベース部と、該ベース部から立
設する複数のキートップ用凸部と、ベース部の周囲の不
要部分に設けたダミー凸部とを1枚のフィルムで一体成
形してから、該一体成形されたフィルムの不要部分を除
去して製品形状に仕上げた押釦スイッチ用賦形フィルム
のキートップ用凸部の中空部にキートップ部材を充填
し、該キートップ部材及びベース部にスイッチ回路基板
へ取り付けるためのカバー基材とを接着して一体にする
ので、ダミー凸部によってベース部の角部と最も接近し
ているキートップ用凸部のベース部の近傍に働く引っ張
り応力の不均一性が緩和されるため、キートップ部は勿
論平坦なベース部においても皺が発生することのない歩
留まりの高い押釦スイッチ用カバー部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る押釦スイッチ用賦形フィルム
を製造するのに使用する成形金型の断面図である。
【図2】 成形機によって成形されたこの発明に係る押
釦スイッチ用賦形フィルムの断面図である。
【図3】 図2の押釦スイッチ用賦形フィルムを使用し
たこの発明に係る押釦スイッチ用カバー部材の断面図で
ある。
【図4】 この発明に係る押釦スイッチ用賦形フィルム
の実施の形態1に相当する平面図であり、図4(a)は
皺発生防止手段を何ら講じなかった場合を示し、図4
(b)は皺発生防止手段を講じた場合を示している。
【図5】 皺発生防止手段を決定するために行った実験
例を示した、この発明の実施の形態1に対応する押釦ス
イッチ用賦形フィルムの部分拡大平面図であり、図5
(a)はダミー凸部同士の間隔を実施の形態1で採用し
た条件の場合を示し、図5(b)はダミー凸部同士の間
隔をそれより小さくした場合を示し、図5(c)はダミ
ー凸部同士の間隔をそれより大きくした場合を示してい
る。
【図6】 この発明に係る押釦スイッチ用賦形フィルム
の実施の形態2に相当する平面図であり、図6(a)は
皺発生防止手段を何ら講じなかった場合を示し、図6
(b)は皺発生防止手段を講じた場合を示している。
【符号の説明】
1 キートップ用凸部 2 ベース部 3 押釦スイッチ用賦形フィルム 5 素材フィルム 7 キートップ部 8 カバー基材 9 押釦スイッチ用カバー部材 11 角部 12 皺 13 ダミー凸部 H 不要部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平坦な矩形状のベース部と、該ベース
    部から立設する複数のキートップ用凸部とが一体に成形
    され、前記ベース部の周囲の不要部分を除去して製品形
    状に仕上げる押釦スイッチ用賦形フィルムにおいて、前
    記キートップ用凸部のうちで前記ベース部の角部と最も
    接近しているキートップ用凸部の近傍であって、前記不
    要部分に当たる前記キートップ用凸部と前記ベース部の
    角部とを結ぶ線の両側にダミー凸部を設けたことを特徴
    とする押釦スイッチ用賦形フィルム。
  2. 【請求項2】 前記ダミー凸部は、該ダミー凸部と前記
    ベース部の角部とを結ぶ線を基準として線対称の位置に
    一対配置すると共に、該一対のダミー凸部と前記ベース
    部の角部と最も接近しているキートップ用凸部とが互い
    にほぼ等間隔になるように配置したことを特徴とする請
    求項1に記載の押釦スイッチ用賦形フィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の押釦スイッチ用
    賦形フィルムに、前記キートップ用凸部の中空部を充填
    するキートップ部材と、スイッチ回路基板へ取り付ける
    ためのカバー基材とが接着されて一体化していることを
    特徴とする押釦スイッチ用カバー部材。
  4. 【請求項4】 略平坦な矩形状のベース部と、該ベース
    部から立設する複数のキートップ用凸部と、前記ベース
    部の周囲の不要部分に設けたダミー凸部とを1枚のフィ
    ルムで一体成形してから、該一体成形されたフィルムの
    前記不要部分を除去することにより製品形状を仕上げる
    ようにしたことを特徴とする押釦スイッチ用賦形フィル
    ムの製造方法。
  5. 【請求項5】 略平坦な矩形状のベース部と、該ベース
    部から立設する複数のキートップ用凸部と、前記ベース
    部の周囲の不要部分に設けたダミー凸部とを1枚のフィ
    ルムで一体成形してから、該一体成形されたフィルムの
    前記不要部分を除去して製品形状に仕上げた押釦スイッ
    チ用賦形フィルムの前記キートップ用凸部の中空部にキ
    ートップ部材を充填し、該キートップ部材及び前記ベー
    ス部にスイッチ回路基板へ取り付けるためのカバー基材
    とを接着して一体にすることを特徴とする押釦スイッチ
    用カバー部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005167216A (ja) * 2003-11-12 2005-06-23 Polymatech Co Ltd 三次元成形回路シート、三次元成形回路部品およびそれらの製造方法
JP2006286232A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Shin Etsu Polymer Co Ltd キートップ付キーシート

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