JP2002328842A - 記録媒体内のデータの情報処理装置及び記録媒体内のデータへのアクセス制御方式 - Google Patents

記録媒体内のデータの情報処理装置及び記録媒体内のデータへのアクセス制御方式

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JP2002328842A
JP2002328842A JP2002050846A JP2002050846A JP2002328842A JP 2002328842 A JP2002328842 A JP 2002328842A JP 2002050846 A JP2002050846 A JP 2002050846A JP 2002050846 A JP2002050846 A JP 2002050846A JP 2002328842 A JP2002328842 A JP 2002328842A
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JP2002050846A
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Masakatsu Endo
正勝 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の装置が同一の記録媒体内のデータへア
クセスする場合において、或る程度ユーザの要求を認め
つつも、悪影響が出ないように上記アクセスを制御す
る。 【解決手段】 カードアクセス制御部37は、プリンタ
1を介してホスト装置7がメモリカード5からファイル
を読み出すことは常に許可する。カードアクセス制御部
37は、操作パネル3で何らかのボタン操作がされたと
き、すなわち、メモリカード5からJPEG画像ファイ
ルが読み込まれて印刷されるというスタンドアロン印刷
が行われる又は行われる可能性があるときは、ホスト装
置7がメモリカード5にファイルを書き込めないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体からデー
タを読み込んで処理する情報処理装置に関する。更に、
本発明は、複数の装置が同一の記録媒体へアクセスする
ことを制御するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体内のデータを処理する情報処理
装置の例として、着脱自在のメモリカードのインターフ
ェースを有するプリンタがあり、そのプリンタは、パー
ソナルコンピュータ等のホスト装置に接続してプリント
システムを構成することができる。そのプリントシステ
ムでは、プリンタが、上記インターフェースに装着され
たメモリカードからファイルを読み出して印刷したり、
ホスト装置が、上記インターフェースに装着されたメモ
リカードからプリンタを介してファイルを読み出した
り、プリンタを介してそのメモリカードにファイルを書
き込んだりすることができる。
【0003】上述したプリンタは、スタンドアロンマシ
ンとして機能するモード(以下、スタンドアロンモー
ド)と、パーソナルコンピュータ等のホスト装置の周辺
機器として機能するモード(以下、周辺機器モード)と
を備えている。スタンドアロンモードでは、上記インタ
ーフェースに差込まれたメモリカードからユーザに選択
されたファイルを直接(ホスト装置を介さずに)読みこ
んで印刷(以下、スタンドアロン印刷)することができ
る。周辺機器モードでは、ホスト装置からの要求に応じ
て、ホスト装置から受信したファイルを印刷したり、ホ
スト装置がメモリカードにアクセスすることを許可し
て、メモリカードからファイルを読み込んでホスト装置
に送ったり、ホスト装置から受信したファイルをメモリ
カードに書き込んだり、メモリカード内のファイルをホ
スト装置から受信したファイルに書き換えたりすること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したプリンタで
は、スタンドアロンモードがオン状態になっているとき
に、むやみにホスト装置からのメモリカードに対するア
クセスを許すと、スタンドアロン印刷中のファイルがホ
スト装置によって別のファイルに書き換えられてファイ
ルに不整合が生じる等して、印刷不能、システムが不安
定になる等の悪影響が出てしまうことがある。
【0005】このような理由から、上記スタンドアロン
プリンタには、スタンドアロンモードと周辺機器モード
とを切り替えるためのスイッチが設けられ、スタンドア
ロンモードがオン状態になっているときは、ホスト装置
がメモリカードに一切アクセスできないように制御され
る。
【0006】しかし、スタンドアロンモードで印刷して
いる最中でも、ホスト装置を用いて、メモリカード内の
ファイルを読込んでファイルの編集・書き換え等を行い
たいという要求がある。だが、この要求に応じて、むや
みにホスト装置からのメモリカードに対するアクセスを
許してしまうのでは、上述したような悪影響が出てしま
う。
【0007】従って、本発明の目的は、複数の装置が同
一の記録媒体内データへアクセスする場合において、或
る程度ユーザの要求を認めつつも、悪影響が出ないよう
に上記アクセスを制御することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従う情報処理装
置は、記録媒体からデータを読み込んで処理する情報処
理装置であって、情報処理装置自身が上記記録媒体内の
ターゲットデータ(例えば、読み込み或るいは書き換え
の対象とするデータ)にアクセスした又はアクセスする
可能性のある動作をしたとき(アクセスするとき、又
は、アクセスする可能性のある動作をするときも含む、
以下、アクセスする等のときと言う)、外部の装置(つ
まり本発明に従う情報処理装置以外の装置)に対して、
上記ターゲットデータの読み込みを許可するが、上記タ
ーゲットデータの書き換えを禁止するアクセス制御手段
を備える。
【0009】この発明によれば、情報処理装置がターゲ
ットデータにアクセスする等のときであっても、外部の
装置は、一定の範囲でターゲットデータにアクセスでき
る、具体的には、ターゲットデータを読み込める。これ
により、情報処理装置がターゲットデータにアクセスす
る等のときにおいて、ユーザの要求(例えば、ターゲッ
トデータを読み込んで編集する等)を或る程度認めつつ
も、悪影響の原因、例えば、情報処理装置がターゲット
データを処理しているときに外部の装置がそのターゲッ
トデータを書き換えてそのターゲットデータの不整合が
生じる等が発生することを防止することができる。
【0010】好適な実施形態では、アクセス制御手段が
外部の装置に対して書き換えを禁止する範囲が、次の
(1)〜(3) (1)前記記録媒体内の前記ターゲットデータのみ、
(2)前記ターゲットデータを記録した論理的又は物理
的な記録領域の一区画、(3)前記記録媒体の記録領域
の全体、の群から選ばれたいずれかである。更に好適に
は、アクセス制御手段は、外部の装置に対して、書き換
えを禁止する範囲以外の、上記記録媒体の記録領域につ
いては、自由にアクセスすることを許可する。
【0011】本発明に従うアクセス制御方式は、複数の
装置が同一の記録媒体へアクセスすることを制御するた
めのアクセス制御方式であって、或る装置が上記記録媒
体内のターゲットデータにアクセスした又はアクセスす
る可能性のある動作をしたとき、別の装置に対して、上
記ターゲットデータの読み込みを許可するが、上記ター
ゲットデータの書き換えを禁止する。
【0012】本発明に従うアクセス制御方法は、複数の
装置が同一の記録媒体へアクセスすることを制御するた
めのアクセス制御方法であって、或る装置が上記記録媒
体内のターゲットデータにアクセスした又はアクセスす
る可能性のある動作をしたとき、別の装置に対して、上
記ターゲットデータの読み込みを許可するが、上記ター
ゲットデータの書き換えを禁止する。
【0013】本発明に従うコンピュータプログラムは、
複数の装置が同一の記録媒体へアクセスすることを制御
することを実行するためのコンピュータプログラムであ
って或る装置が上記記録媒体内のターゲットデータにア
クセスした又はアクセスする可能性のある動作をしたと
き、別の装置に対して、上記ターゲットデータの読み込
みを許可するが、上記ターゲットデータの書き換えを禁
止する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態を適用したプ
リントシステムを示す。
【0016】この図に示すように、本実施形態に係るプ
リントシステムには、プリンタ1と、そのプリンタ1と
所定のインターフェース、例えばUSB(Universal Se
rialBus)で接続されたパーソナルコンピュータ等のホ
スト装置7とが備えられている。プリンタ1は、ユーザ
がボタン操作によりプリンタ1に種々の命令をするため
の操作パネル3と、メモリカード5を差し込むためのス
ロット4とを有している。メモリカード5は、記録媒体
そのもの或るいは記録媒体をこのプリンタ1のインター
フェースに合うようなカードホルダにセットしたもの
(例えばPCMCIAの規格に準拠したメモリカード)であ
り、着脱可能である。
【0017】プリンタ1は、スタンドアロンマシンとし
ても、ホスト装置7の周辺機器としても機能することが
できる。
【0018】スタンドアロンマシンとして機能する場
合、プリンタ1は、操作パネル3を介したユーザからの
命令に応じて、スロット4に差込まれたメモリカード5
から画像ファイル(例えば、JPEG形式で圧縮された
画像ファイル、以下、JPEG画像ファイル)を直接
(つまりホスト装置7を介さずに)読込み、読込んだJ
PEG画像ファイルを開いてJPEG画像ファイル内の
画像を印刷(スタンドアロン印刷)することができる。
スタンドアロン印刷には、インデックスプリントと通常
印刷という2種類の印刷形態がある。インデックスプリ
ントとは、ユーザから操作パネル3を介してインデック
スプリント実行の命令を受けたときに、メモリカード5
に記録されている全てのJPEG画像ファイルを順に読
込んで開き、開いたJPEG画像ファイルに画像番号
(画像を識別するための番号)を割当て、一覧形式で全
てのJPEG画像ファイル内の画像を画像番号と共に印
刷することである。通常印刷とは、インデックスプリン
トした画像のうちユーザ所望の画像の画像番号とその画
像の印刷枚数との入力、及び、通常印刷実行の命令をユ
ーザから受けたときに、ユーザに入力された画像番号に
対応する画像のJPEG画像ファイルを読込んで開き、
そのJPEG画像ファイル内の画像をユーザに入力され
た印刷枚数だけ印刷することである。
【0019】一方、ホスト装置7の周辺機器として機能
する場合、プリンタ1は、ホスト装置7から印刷イメー
ジを受信してそれを印刷したり、ホスト装置7からの要
求に応じてホスト装置7がメモリカード5にアクセスす
ることを許可したりする、つまり、ホスト装置7からの
要求に応じて、メモリカード5からJPEG画像ファイ
ルを読み込んでホスト装置7に送ったり、ホスト装置7
から受信したJPEG画像ファイルをメモリカード5に
書き込んだり、メモリカード5内のJPEG画像ファイ
ルをホスト装置7から受信したJPEG画像ファイルに
書き換えたりする。
【0020】図2は、プリンタ1の内部構成を示すブロ
ック図である。
【0021】この図に示すように、プリンタ1は、ホス
ト装置7とのインターフェースであるHUB31と、上
述したスタンドアロン印刷することができるスタンドア
ロン印刷部41とを備える。スタンドアロン印刷部41
は、カードリーダ・ライタ35と、印刷処理部33と、
カードアクセス制御部37とを備える。
【0022】カードリーダ・ライタ35は、HUB31
を介してホスト装置7とUSBで通信可能に接続されて
いる(つまり、USBでHUB31に接続されてい
る)。カードリーダ・ライタ35は、操作パネル3にお
けるボタン操作の内容に応じてメモリカード5からJP
EG画像ファイルを読み込んで印刷処理部33に渡した
り、ホスト装置7からの要求に従ってメモリカード5か
らJPEG画像ファイルを読み込んでホスト装置7に送
ったりする。また、カードリーダ・ライタ35は、ホス
ト装置7からメモリカード5への書き込み要求を受け、
カードアクセス制御部37の制御の下で、ホスト装置7
からJPEG画像ファイルを受けて、それを、ホスト装
置7からの要求に従ってメモリカード5に書き込む。カ
ードリーダ・ライタ35は、ホスト装置7からメモリカ
ード5への書き込み要求を受けたこと、及び、ホスト装
置7から受けたJPEG画像ファイルをメモリカード5
に書き込み終えたことを、カードアクセス制御部37に
通知する。
【0023】印刷処理部33は、HUB31を介してホ
スト装置7とUSBで通信可能に接続されている(つま
り、USBでHUB31に接続されている)。印刷処理
部33は、カードリーダ・ライタ35からJPEG画像
ファイルを、又は、ホスト装置7から印刷イメージを受
けて、受けたものを、それぞれ所定の手順で処理して印
刷する。具体的に言うと、JPEG画像ファイルを受け
たときは(つまりスタンドアロン印刷するときは)、印
刷処理回路33は、JPEG画像ファイルを解凍(伸
張)してRGBの表色系で表された画像を取得し、取得
した画像の表色系RGBをプリンタ1で表示可能な表色
系CMY(若しくはCMYK)に変換(いわゆる色変
換)し、CMYの表色系に変換した画像をハーフトーニ
ング処理して所定の方式(例えばインターレース方式)
で印刷する。印刷処理回路33は、印刷イメージを受け
たときは、その印刷イメージを、色変換、ハーフトーニ
ングの手順で処理して印刷する。印刷処理回路33は、
スタンドアロン印刷(つまりインデックスプリント又は
通常印刷)を終えたときは、その旨(つまりインデック
スプリント終了又は通常印刷終了)をカードアクセス制
御部37に通知する。
【0024】カードアクセス制御部37は、操作パネル
3でボタン操作された内容(つまり、ユーザがプリンタ
1にどのような命令を出したかの内容)を識別すること
ができ、ホスト装置7がカードリーダ・ライタ35を介
してメモリカード5にアクセスすることを制御する。具
体的に言うと、カードアクセス制御部37は、ホスト装
置7からのメモリカード5の読み込み要求、つまり、ホ
スト装置7がカードリーダ・ライタ35を介してメモリ
カード5からJPEG画像ファイルを読み込むことは、
常に許可してもシステムに支障が出る虞がないので、常
に許可する。カードアクセス制御部37は、ホスト装置
7からメモリカード5への書き込み要求、つまり、ホス
ト装置7がカードリーダ・ライタ35を介してメモリカ
ード5にJPEG画像ファイルを書き込むことは、図3
及び図4に示すように制御する。
【0025】図3及び図4は、ホスト装置7のメモリカ
ード5に対する書き込みを制御するときのカードアクセ
ス制御部37の処理流れを示す。
【0026】図3に示すように、カードアクセス制御部
37は、操作パネル3において上記インデックスプリン
トを実行させるためのボタン操作があったことを識別し
たときは(ステップS1)、ホスト装置7からのメモリ
カード5への書き込み要求を受け入れないようにする、
つまり、ホスト装置7がJPEG画像ファイルをメモリ
カード5に書き込むことを一切禁止する(つまり、ホス
ト装置7がメモリカード5にJPEG画像ファイルを一
切書き込むことができない状態となる。以下、これを
「ホスト装置7の書き込み禁止状態」という)(S
2)。その後、メモリカード5内のJPEG画像ファイ
ルが順に読み込まれてインデックスプリントが行なわれ
(S3、S4)、インデックスプリント終了が印刷処理
部33から通知されたときは(S5、S6でYES)、
カードアクセス制御部37は、ホスト装置7の書き込み
禁止状態を解除する(S7)。つまり、このステップS
7の後は、ホスト装置7は、カードリーダ・ライタ35
を介してメモリカード5にJPEG画像ファイルを書き
込むことができるようになる。
【0027】また、カードアクセス制御部37は、何ら
かのボタン操作、例えば、操作パネル3において上記画
像番号のボタン入力が行われたことを識別したときは
(S8)、ホスト装置7がJPEG画像ファイルをメモ
リカード5に書き込むことを一切禁止する(S9)。こ
の後、カードアクセス制御部37は、一定時間が経過す
るまで操作パネル3で一切ボタン操作が行なわれなけれ
ば(S14でYES)、ステップS9以後のホスト装置
7の書き込み禁止状態を解除する(S15)。
【0028】また、カードアクセス制御部37は、ステ
ップS8の後、上記通常印刷を実行させるためのボタン
操作があったことを識別したときは(S10)、ホスト
装置7がJPEG画像ファイルをメモリカード5に書き
込むことを一切禁止する(S2)。その後、メモリカー
ド5内のJPEG画像ファイルが読み込まれて通常印刷
が行なわれ(S11、S12)、通常印刷終了が印刷処
理部33から通知されたときは(S13、S6でYE
S)、カードアクセス制御部37は、ステップS2以後
のホスト装置7の書き込み禁止状態を解除する(S
7)。
【0029】また、図4に示すように、カードアクセス
制御部37は、ホスト装置7からメモリカード5への書
き込み要求を受けたことをカードリーダ・ライタ35か
ら通知されたときは(S20)、操作パネル3がボタン
操作を受け入れることを禁止する(つまり、ボタン操作
することが不可能な状態とする)(S21)。その後、
カードアクセス制御部37は、ホスト装置7から受けた
JPEG画像ファイルをメモリカード5に書き込み終え
たことをカードリーダ・ライタ35から通知されたとき
は(S22でYES)、ステップS21以後の、ボタン
操作することが不可能な状態を解除する、つまり、操作
パネル3がボタン操作を受け入れることを許可するよう
にする(S23)。
【0030】上述した実施形態によれば、カードアクセ
ス制御部37は、プリンタ1を介してホスト装置7がメ
モリカード5からJPEG画像ファイルを読み出すこと
は常に許可する。これにより、ユーザは、たとえスタン
ドアロン印刷中であっても、好きにホスト装置7にJP
EG画像ファイルを読み込んで編集等の作業を行うこと
ができるので、ユーザにとって便利になる。
【0031】また、上述した実施形態によれば、カード
アクセス制御部37は、操作パネル3で何らかのボタン
操作がされたとき、すなわち、メモリカード5からJP
EG画像ファイルが読み込まれて印刷されるというスタ
ンドアロン印刷が行われる又は行われる可能性があると
きは、ホスト装置7がメモリカード5にJPEG画像フ
ァイルを書き込めないようにする。これにより、スタン
ドアロン印刷中のJPEG画像ファイルがホスト装置7
によって別のファイルに書き換えられてファイルに不整
合が生じる等の、システムに悪影響をもたらす原因が発
生することを無くすことができる。
【0032】さて、本発明には、例えば以下のような別
の実施形態も考えられる。以下、その別の実施形態につ
いて説明する。
【0033】図5は、本発明の別の実施形態に係るプリ
ンタの構成を示す。なお、上述した実施形態に係るプリ
ンタ1と同一の構成要素については同一の参照番号を付
す。以下、プリンタ1との相違点を中心に説明する。
【0034】この別の実施形態に係るプリンタ100に
は、HUB31に、ホスト装置7だけでなく外部記憶装
置(例えば、いわゆる外付け型のハードディスクや、書
換え可能な又は不可能な記録媒体(例えばCD−R又は
CD−RW)のドライブ、デジタルカメラ等)50を接
続することができる。プリンタ100は、ホスト装置7
或いは操作パネル3を操作するユーザからの要求に応じ
て、外部記憶装置50内のデータをホスト装置7又はメ
モリカード5に出力したり、ホスト装置7から転送され
て来るデータ又はメモリカード5内のJPEG画像ファ
イルを外部記憶装置50に転送して記憶させたりするこ
とができる。
【0035】このプリンタ100は、ユーザから、メモ
リカード5内の全ての又は一部のJPEG画像ファイル
を外部記憶装置50に記憶させる命令(以下、「カード
バックアップの命令」を言う)を受けることができる。
プリンタ100に対してカードバックアップの命令がさ
れたとき、プリンタ100の内部では、以下のようにし
て、ホスト装置7がメモリカード5にアクセスすること
が制御される。
【0036】図6は、プリンタ100に対してカードバ
ックアップの命令がされたときにプリンタ100の内部
で行われる、ホスト装置7のメモリカード5に対する書
き込みの制御の流れを示す。
【0037】プリンタ100に対してカードバックアッ
プの命令がされたとき(S30でY)、カードアクセス
制御部370が、ホスト装置7がメモリカード5にJP
EG画像ファイルを一切書き込むことができない状態に
制御する、つまり、ホスト装置7の書き込み禁止状態を
開始する(S31)。また、プリンタ内部の所定の場所
で記憶されている、現在のプリンタ内部の状態(又はカ
ードバックアップのための一連の作業の進捗状況)を示
す内部状態情報が、カードバックアップ処理中を示す情
報に切り換えられる。
【0038】続いて、カードバックアップ処理によって
転送されるファイル(すなわち、外部記憶装置50に転
送され記憶される1以上のJPEG画像ファイル、以
下、転送元ファイル)のサイズと、転送元ファイルの転
送先となる外部記憶装置50の空き記憶容量とが計算さ
れる(S31,S32)。そして、計算された転送元フ
ァイルのサイズと、外部記憶装置50の空き記憶容量と
の比較が行われる(S34)。
【0039】その比較の結果、空き記憶容量が転送元フ
ァイルのサイズよりも小さい場合は(S34でN)、カ
ードバックアップをすることができないと判断されてそ
の旨がユーザに通知される(例えば、ホスト装置7又は
操作パネル3上に、外部記憶装置50の空き記憶容量が
不足している旨のメッセージが表示される)と共に、カ
ードアクセス制御部370が、ホスト装置7の書き込み
禁止状態を解除する(S38)。
【0040】一方、S34の比較の結果、空き記憶容量
が転送元ファイルのサイズ以上ある場合は(S34で
Y)、転送元ファイル(すなわち、メモリカード5内
の、カードバックアップ対象のJPEG画像ファイル)
が外部記憶装置50に転送され始める、つまり、カード
バックアップ処理が開始される(S35)。
【0041】カードバックアップ処理中は(S36で
N)、カードアクセス制御部370によって、ホスト装
置7がメモリカード7にデータを書き込むことができな
い状態が維持される(S37)。すなわち、ホスト装置
7の書き込み禁止状態は、カードバックアップ処理が終
了するまで続く。
【0042】ステップS35からしばらく経って、カー
ドバックアップ処理が終了したら(S36でY)、カー
ドアクセス制御部370によって、ホスト装置7がメモ
リカード7にデータを書き込むことができるようになる
(S38)。すなわち、カードバックアップ処理の終了
が検出されたら、ホスト装置7の書き込み禁止状態は解
除される(S37)。それと共に、上述した内部状態情
報が、カードバックアップ処理終了を示す情報に切り換
えられる。
【0043】この別の実施形態によれば、メモリカード
5内の転送元ファイル(JPEG画像ファイル)が外部
記憶装置50に転送され続けている間は、ホスト装置7
がメモリカード7にデータを書き込むことが一切禁止さ
れる。これにより、カードバックアップ処理中に転送元
ファイルがホスト装置7によって別のファイルに書き換
えられてファイルに不整合が生じることを防ぎ、以っ
て、カードバックアップ処理に失敗する等のエラーが発
生してしまうことを防ぐことができる。
【0044】さて、この別の実施形態では、以下ような
変形例も考えられる。
【0045】図7は、上記別の実施形態の変形例に係る
プリンタの内部構成を示す。
【0046】本変形例に係るプリンタ200の内部で
は、HUB31に、カードアクセス制御部370が通信
可能に接続されており、カードアクセス制御部370
に、USBホストコントローラ250が通信可能に接続
されている。USBホストコントローラ250には、外
部記憶装置(例えば、MOドライブやデジタルカメラ
等)50を接続することができる。この構成により、ホ
スト装置7から送出されたデータを外部記憶装置50に
書き込んだり、ホスト装置7又は印刷処理部33が外部
記憶装置50内のデータを読み込んだり、メモリカード
5内のデータを外部記憶装置50に書き込んだり、外部
記憶装置50内のデータをメモリカード5に書き込んだ
りすることができる。
【0047】この構成の下、カードアクセス制御部47
0は、上記実施形態及び上記別の実施形態で説明した方
法と同様の方法で、ホスト装置7のメモリカード35又
は外部記憶装置50へのアクセス排他制御や、印刷処理
部33のメモリカード35又は外部記憶装置50へのア
クセス排他制御を実行することができる。また、カード
アクセス制御部470は、カードリーダ・ライタ35の
外部記憶装置50へのアクセスの排他制御も実行するこ
とができる。
【0048】すなわち、例えば、外部記憶装置50に対
してカードバックアップ処理中のときには、カードアク
セス制御部470は、ホスト装置7がデータをメモリカ
ード5に書き込むことを一切禁止する。また、外部記憶
装置50内のデータをメモリカード5に転送する命令を
受けたときは、カードアクセス制御部470は、ホスト
装置7がデータを外部記憶装置50に書き込むことを一
切禁止する。
【0049】さらに、例えば、外部記憶装置50内のフ
ァイルの中身を印刷するボタン操作が操作パネル3に対
して行われたときや、印刷処理部33が外部記憶装置5
0内のファイルの中身を読み込んで印刷している(つま
りスタンドアロン印刷している)際中には、カードアク
セス制御部470は、ホスト装置7やカードリーダ・ラ
イタ35がデータを外部記憶装置50に書き込むことを
一切禁止する。
【0050】以上、本発明の幾つかの好適な実施形態を
説明したが、これらは本発明の説明のための例示であっ
て、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣
旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施するこ
とが可能である。例えば、メモリカード5に対して読み
書きするファイルはJPEG画像ファイルに限らず、テ
キストファイル等であっても良い。また、操作パネル3
は、ボタンだけでなく、トラックボール等の別の入力装
置を備えていても良い。また、プリンタ1が、ホスト装
置7から印刷イメージでなくJPEG画像ファイルを受
けて印刷するようにしても良い。また、図3のステップ
S2及びステップS9では、メモリカード5内に既に書
かれてあるファイルのみ又はプリンタ1に読み込まれた
ファイルのみをホスト装置7が書き換えすることを禁止
するようにしても良い(つまり、ステップS2及びステ
ップS9において、カードアクセス制御部37は、ホス
ト装置7がメモリカード5に書き込みをすることを一切
禁止するのではなく、メモリカード5内に既に書かれて
あるファイルのみ或るいはプリンタ1に読み込まれたフ
ァイルのみを書き換える以外の書き込みは許可するよう
にしても良い)。これにより、プリントシステムがより
一層ユーザフレンドリーになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリントシステムを
示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係るプリンタの内部構成
を示す図。
【図3】ホスト装置7のメモリカード5に対する書き込
みを制御するときのカードアクセス制御部37の処理流
れを示す図。
【図4】ホスト装置7のメモリカード5に対する書き込
みを制御するときのカードアクセス制御部37の処理流
れを示す図。
【図5】本発明の別の実施形態に係るプリンタの内部構
成を示す図。
【図6】本発明の別の実施形態において、ホスト装置7
のメモリカード5に対する書き込みを制御するときのカ
ードアクセス制御部370の処理流れを示す図。
【図7】本発明の別の実施形態の変形例に係るプリンタ
の内部構成を示す図。
【符号の説明】
1、100、200 プリンタ 3 操作パネル 5 メモリカード 7 ホスト装置 35 カードリーダ・ライタ 37、370、470 カードアクセス制御部 50 外部記憶装置 250 USBホストコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体からデータを読み込んで処理す
    る情報処理装置であって、 前記情報処理装置が前記記録媒体内のターゲットデータ
    にアクセスした又はアクセスする可能性のある動作をし
    たとき、外部の装置に対して、前記ターゲットデータの
    読み込みを許可するが、前記ターゲットデータの書き換
    えを禁止するアクセス制御手段を備える情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記アクセス制御手段が前記外部の装置
    に対して前記書き換えを禁止する範囲が、次の(1)〜
    (3) (1)前記記録媒体内の前記ターゲットデータのみ、 (2)前記ターゲットデータを記録した論理的又は物理
    的な記録領域の一区画、 (3)前記記録媒体の記録領域の全体、の群から選ばれ
    たいずれかである請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセス制御手段が、前記外部の装
    置に対して、前記書き換えを禁止する範囲以外の、前記
    記録媒体の記録領域については、自由にアクセスするこ
    とを許可する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の装置が同一の記録媒体へアクセス
    することを制御するためのアクセス制御方式であって、 或る装置が前記記録媒体内のターゲットデータにアクセ
    スした又はアクセスする可能性のある動作をしたとき、
    別の装置に対して、前記ターゲットデータの読み込みを
    許可するが、前記ターゲットデータの書き換えを禁止す
    るアクセス制御方式。
  5. 【請求項5】 複数の装置が同一の記録媒体へアクセス
    することを制御するためのアクセス制御方法であって、 或る装置が前記記録媒体内のターゲットデータにアクセ
    スした又はアクセスする可能性のある動作をしたとき、
    別の装置に対して、前記ターゲットデータの読み込みを
    許可するが、前記ターゲットデータの書き換えを禁止す
    るアクセス制御方法。
  6. 【請求項6】 複数の装置が同一の記録媒体へアクセス
    することを制御することを実行するためのコンピュータ
    プログラムであって、 或る装置が前記記録媒体内のターゲットデータにアクセ
    スした又はアクセスする可能性のある動作をしたとき、
    別の装置に対して、前記ターゲットデータの読み込みを
    許可するが、前記ターゲットデータの書き換えを禁止す
    ることを実行するためのコンピュータプログラム。
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