JP2002328111A - ガスセンサの気密検査装置及び検査方法 - Google Patents

ガスセンサの気密検査装置及び検査方法

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JP2002328111A JP2001135376A JP2001135376A JP2002328111A JP 2002328111 A JP2002328111 A JP 2002328111A JP 2001135376 A JP2001135376 A JP 2001135376A JP 2001135376 A JP2001135376 A JP 2001135376A JP 2002328111 A JP2002328111 A JP 2002328111A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】精密に大気側雰囲気と被測定ガス側雰囲気との
間に生じる気密もれを検出可能なガスセンサの気密検査
装置及び気密検査方法を提供すること。 【解決手段】 ボディアッシ1の基端側に設置する大気
側用治具21と,ボディアッシ1の先端側に設置する被
測定ガス側用治具22とよりなる。被測定ガス側用治具
21は,エアー溜まり部211とボディアッシ1を差し
込む差し込み部とエアー溜まり部211に対し高圧エア
ーを供給する高圧エアー源219とよりなる。大気側用
治具22は,気密部221と差し込み部225と気密シ
ール部220と,気密部221に対し低圧エアーを供給
する低圧エアー源229と気密部221に連通するセン
サ部23を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,内燃機関の燃焼制御等に用いら
れるガスセンサの気密検査装置及び検査方法に関する。
【0002】
【従来技術】基準ガス室を有するガスセンサ素子が内蔵
されたボディアッシと該ボディアッシの基端側を覆い,
ボディアッシの外方に大気側雰囲気を構成する大気側カ
バーを有し,上記ボディアッシの内部に上記ガスセンサ
素子がさらされる被測定ガス側雰囲気を有し,上記大気
側雰囲気は上記基準ガス室と上記被測定ガス側雰囲気に
対し気密性を保ちながら通じるよう構成されたガスセン
サが知られている。
【0003】
【解決しようとする課題】上記ガスセンサ素子は被測定
ガスに接する電極と基準ガスとなる大気に接する電極と
の間に生じる電気化学的反応から被測定ガス中のガス濃
度を検出するよう構成されている。
【0004】そのためガスセンサ内は,上述したごと
く,気密的に分離された大気側雰囲気と被測定ガス側雰
囲気とを有し,ガスセンサ素子は両雰囲気に接するよう
に設置される。大気側雰囲気と被測定ガス雰囲気とが完
全分離されていなければ,正しい特定ガス濃度の検出が
できなくなるため,ガスセンサ製造の際は精密な気密検
査を行う必要があった。
【0005】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,精密に大気側雰囲気と被測定ガス側雰囲
気との間に生じる気密もれを検出可能なガスセンサの気
密検査装置及び気密検査方法を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題の解決手段】第1の発明は,基準ガス室を有する
ガスセンサ素子が内蔵されたボディアッシと該ボディア
ッシの基端側を覆い,ボディアッシの外方に大気側雰囲
気を構成する大気側カバーを有し,上記ボディアッシの
内部に上記ガスセンサ素子がさらされる被測定ガス側雰
囲気を有し,上記大気側雰囲気は上記基準ガス室と上記
被測定ガス側雰囲気に対し気密性を保ちながら通じるよ
う構成されたガスセンサで,該ガスセンサにおける大気
側雰囲気と被測定ガス側雰囲気との間の気密性を検査す
る装置であって,上記ボディアッシの基端側に設置する
大気側用治具と,上記ボディアッシの先端側に設置する
被測定ガス側用治具とよりなり,上記被測定ガス側用治
具は,ボディアッシ先端側を覆うように構成されたエア
ー溜まり部と,該エアー溜まり部に対し上記ボディアッ
シを差し込む差し込み部と,上記エアー溜まり部に対し
高圧エアーを供給するよう構成された高圧エアー源とよ
りなり,上記大気側用治具は,ボディアッシ基端側を覆
うように構成された気密部と,該気密部に対し上記ボデ
ィアッシを差し込む差し込み部と,該差し込み部と上記
ボディアッシとの間を気密シールする気密シール部と,
上記気密部に対し低圧エアーを供給するよう構成された
低圧エアー源と,上記気密部に連通するセンサ部を有す
ることを特徴とするガスセンサの気密検査装置にある
(請求項1)。
【0007】第1の発明の気密検査装置を用いること
で,実機に近い状態で気密検査を行うことができる。す
なわち,ガスセンサの実使用環境では,ボディアッシの
先端側を被測定ガスにさらしてガス濃度を測定する。高
圧エアーをボディアッシを覆うエアー溜まり部から供給
し,この高圧エアーがボディアッシを介してボディアッ
シ先端側の気密部に対し漏れることの有無を調べること
が可能な本発明の気密検査を用いることで,実使用環境
に近い状態で検査を行うことができる。
【0008】また,漏れたエア量を圧力にて測定し,そ
れをエア漏れ量に換算することにより体積で計測するこ
とに比べて,かなり精密測定できる。このように第1の
発明にかかる気密検査装置を用いることで,精密に気密
測定を行うことができる。
【0009】以上により,第1発明によれば精密に大気
側雰囲気と被測定ガス側雰囲気との間に生じる気密もれ
を検出可能なガスセンサの気密検査装置を提供すること
ができる。
【0010】第2の発明は,基準ガス室を有するガスセ
ンサ素子が内蔵されたボディアッシと該ボディアッシの
基端側を覆い,ボディアッシの外方に大気側雰囲気を構
成する大気側カバーを有し,上記ボディアッシの内部に
上記ガスセンサ素子がさらされる被測定ガス側雰囲気を
有し,上記大気側雰囲気は上記基準ガス室と上記被測定
ガス側雰囲気に対し気密性を保ちながら通じるよう構成
されたガスセンサで,該ガスセンサにおける大気側雰囲
気と被測定ガス側雰囲気との間の気密性を検査するにあ
たり,該ガスセンサの上記被測定ガス側雰囲気と上記大
気側雰囲気との気密性はボディアッシの先端側に高圧エ
アーによる高圧雰囲気を形成すると共に,ボディアッシ
の基端側に低圧エアーによる低圧雰囲気を形成し,低圧
雰囲気側における圧力変化をモニタすることにより,ボ
ディアッシ内での高圧雰囲気側からのリークを検出する
ことを特徴とするガスセンサの気密検査方法にある(請
求項3)。
【0011】第2の発明は,第1の発明と同様に実機に
近い状態で気密検査を行うことができる。また,大気側
測定カプセルに微小圧力を印加することにより,ボディ
アッシの各部における割れの発見,及び気密シール部に
おけるシール劣化の発見を行うことができると共に,よ
り精密な気密検査を行うことができる。このように第2
の発明にかかる気密検査方法を用いることで,精密に気
密測定を行うことができる。
【0012】以上により,第2発明によれば精密に大気
側雰囲気と被測定ガス側雰囲気との間に生じる気密もれ
を検出可能なガスセンサの気密検査方法を提供すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】上記第1の発明(請求項1)にお
いて,気密シール部はシリコーンゴムまたはウレタンゴ
ム等により構成することができる。これにより,気密シ
ール部のシール性を向上させることができる。また,上
記気密シール部の硬度は70〜90とすることが好まし
い。これにより,耐磨耗性を高めることができる。硬度
が70未満である場合は,気密シール部の劣化が早まる
おそれがあり,硬度が90を越えた場合は,ボディアッ
シの各部における割れを発見できなくなるおそれがあ
る。
【0014】また,上記気密シール部はボディアッシと
接する箇所を面取りすることが好ましい。これにより,
よりボディアッシに対して密着させることができ,気密
シール部の気密性を高めることができる。仮に気密シー
ル部の気密性能が低ければ,ボディアッシの気密漏れの
有無が判別できなくなるおそれがある。
【0015】なお,第1発明において検査装置の対象と
なるガスセンサの構成は,例えば,筒形のハウジングと
該ハウジングに気密的に挿通配置されるガスセンサ素子
とを有し,該ハウジングの先端側に被測定ガス側カバー
を設けて,ガスセンサ素子の先端側を覆い,ハウジング
の基端側に大気側カバーを設けた構成が挙げられる。上
記構成の場合,ガスセンサの基端側は大気側雰囲気とな
り,先端側は被測定ガス側雰囲気となり,ガスセンサ素
子とハウジングとの間等が気密封止されることによっ
て,両雰囲気が分離されるケースがある。
【0016】その他,ガスセンサ素子とハウジングとの
間に絶縁碍子等を配設した構成や,ヒータ等が設けられ
る構成等,様々な構成のガスセンサについて,第1発明
にかかる気密装置を用いて,ボディアッシの気密測定を
行うことができる。また,ガスセンサ素子として後述す
る図2に示すごときコップ型の素子を用いるケース,積
層型のガスセンサ素子を用いるケース等があり,いずれ
についても本発明にかかる検査装置で気密性を検査する
ことができる。
【0017】上記ボディアッシは,ガスセンサ素子を中
心としたガスセンサ内部の部分構造となる。ガスセンサ
素子が特定ガス濃度を測定するためには,基準ガスとし
て利用する大気と測定の対象となる被測定ガスとの双方
に接する必要があり,ボディアッシ内部は両雰囲気が気
密分離された状態で形成される必要がある。また,ボデ
ィアッシの基端側はこれを覆うように大気側カバーが配
置されて,ガスセンサ内部の大気側カバー内部に形成さ
れた大気側雰囲気に対し接する部分でもある。つまり,
第1の発明におけるエアー溜まり部はガスセンサ使用時
の被測定ガス側雰囲気を模擬したもので,上記気密部は
ガスセンサ使用時の大気側雰囲気を模擬したものであ
る。
【0018】また,上記センサ部は,上記低圧エアー源
と上記気密部との間に第1バルブを有する第1管を,ま
た上記低圧エアー源に第2バルブを有する第2管が接続
され,該第2管の先端は閉じており,上記第1管と上記
第2管との間にはダイヤフラムを設けた第3管を有する
ことが好ましい(請求項2)。
【0019】上記ダイヤフラムは第1管と第2管との間
がわずかな圧力差であっても反応することができるた
め,上記構成のセンサ部を用いることでわずかな気密漏
れも正確に検出することができる。その他,ダイヤフラ
ムを圧力でオフセットできるので,大気側に微小圧力が
かかっていても0の圧力として換算することができる。
また,上記第2の発明にかかる方法での詳細は上記第1
の発明について記載した箇所とほぼ同様である。
【0020】
【実施例】以下に,図面を用いて本発明の実施例につい
て説明する。 (実施例)本発明にかかる,気密検査装置及び気密検査
方法,また検査が施されるガスセンサについて,図1及
び図2を用いて説明する。図2に示すごとく,本例で検
査されるガスセンサは,基準ガス室(図示略)を有する
コップ型のガスセンサ素子19が内蔵されたボディアッ
シ1と該ボディアッシ1の基端側を覆い,ボディアッシ
1の外方に大気側雰囲気を構成する大気側カバー(図示
略)を有し,上記ボディアッシ1の内部に上記ガスセン
サ素子19がさらされる被測定ガス側雰囲気11を有
し,上記大気側雰囲気は上記基準ガス室と上記被測定ガ
ス側雰囲気11に対し気密性を保ちながら通じるよう構
成されている。
【0021】図1に示すごとく,本例にかかる検査装置
2は,ガスセンサにおける大気側雰囲気と被測定ガス側
雰囲気11との間の気密性を検査する装置である。上記
装置2は,上記ボディアッシ1の基端側に設置する大気
側用治具22と,上記ボディアッシ1の先端側に設置す
る被測定ガス側用治具21とよりなる。上記被測定ガス
側用治具21は,ボディアッシ1の先端側を覆うように
構成されたエアー溜まり部211と,該エアー溜まり部
211に対し上記ボディアッシ1を差し込む差し込み部
215と,上記エアー溜まり部211に対し高圧エアー
を供給するよう構成された高圧エアー源219とよりな
る。
【0022】上記大気側用治具22は,ボディアッシ1
の基端側を覆うように構成された気密部221と,該気
密部221に対し上記ボディアッシ1を差し込む差し込
み部221と,該差し込み部225と上記ボディアッシ
1との間を気密シールする気密シール部220と,上記
気密部221に対し低圧エアーを供給するよう構成され
た低圧エアー源229と,上記気密部221に連通する
センサ部23を有する。
【0023】また,上記センサ部23は,上記低圧エア
ー源と上記気密部221との間に第1バルブ231を有
する第1管241を,また上記低圧エアー源229に第
2バルブ232を有する第2管242が接続され,該第
2管242の先端は閉じており,上記第1管241と上
記第2管242との間にはダイヤフラム235を設けた
第3管243を有する。
【0024】以下,詳細に説明する。本例で検査される
ガスセンサは,自動車エンジンの排気系に設置して,燃
焼制御に利用されるものである。このガスセンサは,図
2に示すごとく,コップ型のガスセンサ素子19が内蔵
されたボディアッシ1と該ボディアッシ1の基端側を覆
い,ボディアッシ1の外方に大気側雰囲気を構成する大
気側カバーを有する(図示略)。
【0025】上記ボディアッシ1は,図2に示すごと
く,筒形のハウジング10と該ハウジング10に気密的
に挿通配置されるコップ型のガスセンサ素子19とを有
し,該ハウジング10の先端側は二重構成で複数の導入
穴113が設けてある被測定ガス側カバー111,11
2を設けてある。被測定ガス側カバー111,112に
よりガスセンサ素子19の先端側が覆われ,ハウジング
10の基端側は内部大気側カバー121により覆われて
いる。なお,内部大気側カバー121の内側に広がる空
間はガスセンサにおける大気側雰囲気の一部である。
【0026】ガスセンサ素子19は酸素イオン導電性の
ジルコニア固体電解質体と,該固体電解質体の内部に設
けた基準ガス室とよりなり,固体電解質体の外側面には
被測定ガスにさらされる外側電極が,内側面には基準ガ
スとなる大気にさらされる内側電極が設けてある(図示
略)。また,コップ型の固体電解質体の外側面には外側
電極と電気的に導通したリード部及び端子部が,内側面
も同様に内側電極と電気的に導通したリード部及び端子
部が形成されており,各端子部に接続するための接続端
子191,192がガスセンサ素子19に固定されてい
る。なお,この接続端子191,192には,ガスセン
サ外部に素子の出力を導出するようリード線に接続され
る(図示略)
【0027】また,上記ガスセンサ素子19はその中央
部付近が径方向外側に突出した突部199であり,また
上記ハウジング10の内側面にはテーパー部109が形
成された箇所がある。上記テーパー部109に対し上記
センサ素子19の突部199を置いて,ここでガスセン
サ素子19を支承する。
【0028】ガスセンサ素子19における突部199の
上方とハウジング10の内側面との間は,タルク10
1,金属パッキン102,そして絶縁碍子103が配置
される。これらによって,ガスセンサ素子19とハウジ
ング10との間が気密的に封止され,この気密的封止に
よって被測定ガス側雰囲気と大気側雰囲気の気密的分離
が確保される。
【0029】また,上記絶縁碍子103の上方におい
て,内部大気側カバー121の先端側がハウジング10
の基端側109に対しかしめリング108を介してかし
め固定される。
【0030】次に,上記検査装置2について詳細に説明
する。図1に示すごとく,上記検査装置2は被測定ガス
側用治具21と大気側用治具22とよりなる。被測定ガ
ス側用治具21は,ボディアッシ1の先端側の被測定ガ
ス側カバー111が差し込まれるエアー溜まり部211
と差し込み部215とを有する。差し込み部215はボ
ディアッシ1のハウジング10における先端側108に
接するよう構成された円形の穴であり,該差し込み部2
15にはシール部210が設けてある。このシール部2
10によってボディアッシ1との間がシールされる。
【0031】そして,エアー溜まり部211に高圧エア
ーを供給するよう構成されたエアー通路212が設けて
あり,該エアー通路212は高圧エアー源219に接続
されている。
【0032】また,上記大気側用治具22は,ボディア
ッシ1の基端側の内部大気側カバー212が差し込まれ
る気密部221と差し込み部225とを有する。差し込
み部225はハウジング10における基端側107に接
するよう構成された円形の穴で,該差し込み部225に
は気密シール部220が設けてある。
【0033】上記気密シール部220はハウジング10
との間が確実にシールされ,エア漏れがないように気密
封止するよう構成されたシリコーンよりなるシール部材
である。また,このシール部材の硬度は70で,ハウジ
ング10と接触する接触面は確実にハウジング10と接
することができるようにハウジング10の形状にあわせ
て面取りされた状態にある。
【0034】上記気密部221には,低圧エアーを供給
するよう構成されたエアー通路222が設けてあり,こ
のエアー通路222に対し低圧エアー源229が接続さ
れるが,両者の間にセンサ部23が介在される。なお,
上記被測定ガス側用治具21,大気側用治具22はいず
れも緻密な金属材料よりなる。
【0035】次に,上記センサ部23について説明す
る。図1に示すごとく,上記センサ部23はいわゆる差
圧センサとして機能し,低圧エアー源229と気密部2
21と間の微小な圧力差を検出可能に構成されている。
センサ部23の構成は低圧エアー源229に接続される
接続管249と,該接続管249から分岐した第1管2
41と第2管242とよりなる。第1管241は第1バ
ルブ231が配置され,第2管242は第2バルブ23
2が配置されている。上記第1バルブ231は上記気密
部221のエアー通路222に接続され,第2管242
の末端245は閉じている。
【0036】そして,第1バルブ231について低圧エ
アー流れの下流側,第3バルブについて下流側となる第
1管241,第2管242の間には第3管243が接続
され,第3管243にはダイヤフラム235が設けてあ
る。
【0037】このセンサ部23を用いて,ボディアッシ
1の気密検査を行う方法について説明する。まず,第1
バルブ231,第2バルブ232を開放する。そして低
圧エアー源229から低圧エアーを気密部221に供給
し,第1管231及び第2管232,第3管243,エ
アー通路222,気密部221を低圧エアーと同圧力と
なす。その後,第1バルブ231を閉じる。低圧エアー
の圧力は49.6±1.9kPaで,低圧エアーの供給
時間は2秒,その後,1秒おいて各部の圧力を平衡化さ
せた。
【0038】次いで,高圧エアー源219から高圧エア
ーをエアー溜まり部211に向けて供給する。高圧エア
ーの圧力は442±49kPaであった。仮にボディア
ッシ1が気密漏れしていれば,高圧エアーがボディアッ
シ1を通じて気密部221に流れ込み,気密部221の
圧力が上昇する。そのため,気密部221と連通してい
るエアー通路222,第1管241,第3管243の第
1バルブ231の気密部221側,ダイヤフラム235
の気密部221側の圧力も上昇する。
【0039】従って,ダイヤフラム235の気密部22
1側と第2管242側とで圧力に差が生じるため,ダイ
ヤフラム235が,第2管242側に押され,ダイヤフ
ラムに取りつけてある歪みゲージが変形することによ
り,歪みケージの抵抗が変化して,圧力変化を検出する
機構となる。このようにボディアッシ1の気密漏れの有
無がダイヤフラム235の状態に反映され,気密漏れを
検知することができる。
【0040】なお,上記気密シール部220が仮に気密
性を保持できなかった場合,気密部221そのものに気
密漏れが生じて,ボディアッシ1の気密性が検知できな
くなる。このため,低圧エアーを導入した時点で,気密
シール部220からのエア漏れを検知し,異常を作業者
に知らせ,気密部221の気密性の検査を行う。なお,
気密シール部220の交換インターバルは10万回とす
るが,気密部221の気密性が低下した際には10万回
より前でもシール交換を行う。
【0041】以下,本例の作用効果について説明する。
ガスセンサの実使用環境では,ボディアッシ1の先端側
を被測定ガスにさらしてガス濃度を測定する。高圧エア
ーをボディアッシ1を覆うエアー溜まり部211から供
給し,この高圧エアーがボディアッシ1を介してボディ
アッシ1先端側の気密部に対し漏れることの有無を調べ
ることが可能な本例にかかる気密検査を用いることで,
実使用環境に近い状態で検査を行うことができる。ま
た,本例の装置を使用することで,高い精度で気密漏れ
を検知できる。このように上記気密検査装置2を用いる
ことで,精密に気密測定を行うことができる。
【0042】以上により,本例によれば,精密に大気側
雰囲気と被測定ガス側雰囲気との間に生じる気密もれを
検出可能なガスセンサの気密検査装置及び気密検査方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における,気密検査装置を示す説明図。
【図2】実施例における,ガスセンサのボディアッシの
説明図。
【符号の説明】
1...ボディアッシ, 2...気密検査装置, 21...被測定ガス側治具, 211...エアー溜まり部, 22...大気側治具, 221...気密部, 23...センサ部,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準ガス室を有するガスセンサ素子が内
    蔵されたボディアッシと該ボディアッシの基端側を覆
    い,ボディアッシの外方に大気側雰囲気を構成する大気
    側カバーを有し,上記ボディアッシの内部に上記ガスセ
    ンサ素子がさらされる被測定ガス側雰囲気を有し,上記
    大気側雰囲気は上記基準ガス室と上記被測定ガス側雰囲
    気に対し気密性を保ちながら通じるよう構成されたガス
    センサで,該ガスセンサにおける大気側雰囲気と被測定
    ガス側雰囲気との間の気密性を検査する装置であって,
    上記ボディアッシの基端側に設置する大気側用治具と,
    上記ボディアッシの先端側に設置する被測定ガス側用治
    具とよりなり,上記被測定ガス側用治具は,ボディアッ
    シ先端側を覆うように構成されたエアー溜まり部と,該
    エアー溜まり部に対し上記ボディアッシを差し込む差し
    込み部と,上記エアー溜まり部に対し高圧エアーを供給
    するよう構成された高圧エアー源とよりなり,上記大気
    側用治具は,ボディアッシ基端側を覆うように構成され
    た気密部と,該気密部に対し上記ボディアッシを差し込
    む差し込み部と,該差し込み部と上記ボディアッシとの
    間を気密シールする気密シール部と,上記気密部に対し
    低圧エアーを供給するよう構成された低圧エアー源と,
    上記気密部に連通するセンサ部を有することを特徴とす
    るガスセンサの気密検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記センサ部は,上
    記低圧エアー源と上記気密部との間に第1バルブを有す
    る第1管を,また上記低圧エアー源に第2バルブを有す
    る第2管が接続され,該第2管の先端は閉じており,上
    記第1管と上記第2管との間にはダイヤフラムを設けた
    第3管を有することを特徴とするガスセンサの気密検査
    装置。
  3. 【請求項3】 基準ガス室を有するガスセンサ素子が内
    蔵されたボディアッシと該ボディアッシの基端側を覆
    い,ボディアッシの外方に大気側雰囲気を構成する大気
    側カバーを有し,上記ボディアッシの内部に上記ガスセ
    ンサ素子がさらされる被測定ガス側雰囲気を有し,上記
    大気側雰囲気は上記基準ガス室と上記被測定ガス側雰囲
    気に対し気密性を保ちながら通じるよう構成されたガス
    センサで,該ガスセンサにおける大気側雰囲気と被測定
    ガス側雰囲気との間の気密性を検査するにあたり,該ガ
    スセンサの上記被測定ガス側雰囲気と上記大気側雰囲気
    との気密性はボディアッシの先端側に高圧エアーによる
    高圧雰囲気を形成すると共に,ボディアッシの基端側に
    低圧エアーによる低圧雰囲気を形成し,低圧雰囲気側に
    おける圧力変化をモニタすることにより,ボディアッシ
    内での高圧雰囲気側からのリークを検出することを特徴
    とするガスセンサの気密検査方法。
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