JP2002327776A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JP2002327776A
JP2002327776A JP2001137455A JP2001137455A JP2002327776A JP 2002327776 A JP2002327776 A JP 2002327776A JP 2001137455 A JP2001137455 A JP 2001137455A JP 2001137455 A JP2001137455 A JP 2001137455A JP 2002327776 A JP2002327776 A JP 2002327776A
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armature
gear
cylindrical shaft
electromagnetic clutch
field core
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Katsuzo Yamazaki
勝造 山崎
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SANKI SEIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁クラッチ内にトナー等の異物が入り込む
のを抑制する。 【解決手段】 本発明の電磁クラッチは、回転軸を受入
れる筒状軸5に外嵌され電磁コイル3が組込まれるフィ
ールドコア2と、筒状軸5に外嵌される動力伝達用の歯
車10と、歯車10とフィールドコア2間に設けられ歯
車10とフィールドコア2の間から電磁クラッチ1の内
部に異物が侵入するのを防止するためのアーマチュアカ
バー14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
の給紙用等に使用される電磁クラッチに関し、より特定
的には、電磁クラッチの防塵構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転駆動される入力回転要素
の駆動力を選択的に伝達する電磁クラッチは知られてい
る。図3(a)に従来の電磁クラッチの分解斜視図を示
し、図3(b)に従来の電磁クラッチの弾性部材の一例
を示す。
【0003】図3(a)に示すように、電磁クラッチ
は、フィールドコア2と、筒状軸5と、ロータ7と、ア
ーマチュア9と、歯車10とを備える。
【0004】フィールドコア2内には、電磁コイルが組
込まれる。ロータ7は、筒状軸5の外周にかしめ固定さ
れる。アーマチュア9と弾性部材8は、図3(b)に示
すように、かしめ部20によって固定されている。アー
マチュア9は、3つのねじ18を介して歯車10に固定
される。アーマチュア9には、ねじ18を受入れる切欠
き部15が設けられる。歯車10は上記ねじ18を受入
れる筒部17を有する。また、弾性部材8には、ねじ1
8を受入れる貫通孔16が設けられる。
【0005】電磁クラッチを組立てる際には、筒状軸5
にロータ7をかしめ固定し、ねじ18によってアーマチ
ュア9および弾性部材8を歯車10に固定し、これらを
筒状軸5の一端側に外嵌する。そして、筒状軸5の他端
側をフィールドコア2内に挿通する。
【0006】上記のような構成を有する従来の電磁クラ
ッチのフィールドコア2内に組込まれる電磁コイルに通
電することにより、磁気的吸引力によってアーマチュア
9が弾性部材8の弾性作用に抗してロータ7の片面に吸
着される。それにより、アーマチュア9とロータ7とが
接続状態となり、歯車10に伝達される動力が筒状軸5
に伝達される。
【0007】他方、電磁コイルへの通電を停止すると、
弾性部材8の弾性作用によってアーマチュア9がロータ
7から離れ、アーマチュア9とロータ7との接続状態が
解除される。それにより、歯車10からの動力は筒状軸
5に伝達されなくなる。
【0008】このように電磁コイルへの通電を制御する
ことにより、歯車10に伝達された動力を選択的に筒状
軸5に伝達することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電磁クラッチがたとえ
ば複写機に組み込まれた場合、防塵対策がなされていな
いと、電磁クラッチ内にトナー等の異物が入り込んでし
まう。電磁クラッチ内に入り込んだ異物はアーマチュア
9やロータ7の表面に付着し、該異物のためアーマチュ
ア9がロータ7に吸着されたまま離れなくなり、電磁ク
ラッチが機能しなくなるという問題が生じ得る。
【0010】ところが、従来の電磁クラッチでは防塵対
策が不充分であったため、電磁クラッチ内、特にアーマ
チュア9やロータ7の近傍に異物が侵入するのを効果的
に抑制することができなかった。そのため、該異物のた
めにアーマチュア9とロータ7とが付着して離れないと
いう事態が発生し、電磁クラッチが機能しなくなること
があった。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、電磁クラッチ内にトナー等の異物が
入り込むのを抑制することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電磁クラッ
チは、回転軸を受入れる筒状軸に外嵌され電磁コイルが
組込まれるフィールドコアと、筒状軸に外嵌される動力
伝達用の歯車と、フィールドコアと歯車との間に設けら
れフィールドコアと歯車との間から電磁クラッチの内部
に異物が侵入するのを防止するための異物侵入防止部材
とを備える。
【0013】このように異物侵入防止部材を設けること
により、歯車とフィールドコア間の隙間から電磁クラッ
チの内部に異物が侵入するのを防止することができる。
それにより、アーマチュアやロータの表面にトナー等の
異物が付着するのを抑制することができ、アーマチュア
とロータとが付着して離れなくなるのを阻止することが
できる。その結果、アーマチュアとロータとが付着して
電磁クラッチが機能しなくなるという事態を回避するこ
とができ、電磁クラッチを経時的に安定して作動させる
ことができる。
【0014】本発明の電磁クラッチは、筒状軸に外嵌さ
れるアーマチュアを備え、上記の異物侵入防止部材は、
アーマチュアと歯車との間に配置され、アーマチュアの
外周を取り囲みフィールドコアの外周上に達する筒状部
を有し、アーマチュアおよび歯車とともに回転するアー
マチュアカバーを含む。
【0015】上記の異物侵入防止部材の一例としてアー
マチュアカバーを挙げることができる。このアーマチュ
アカバーはアーマチュアの外周を取り囲みフィールドコ
アの外周上に達する筒状部を有するので、この筒状部で
歯車とフィールドコア間の隙間を閉じることができる。
それにより、歯車とフィールドコア間の隙間から電磁ク
ラッチの内部にトナー等の異物が侵入するのを抑制する
ことができる。また、アーマチュアカバーはアーマチュ
アおよび歯車とともに回転するので、アーマチュアと歯
車間で動力を伝達することができる。
【0016】上記のアーマチュアは、好ましくは、筒状
軸の周方向にアーマチュアカバーと係合する第1係合部
を有し、アーマチュアカバーは、好ましくは、筒状軸の
周方向に歯車と係合する第2係合部を有する。
【0017】それにより、アーマチュア、アーマチュア
カバーおよび歯車を筒状軸の周方向に直接あるいは間接
的に係合させることができ、歯車とともにアーマチュア
およびアーマチュアカバーを筒状軸の周方向に回転させ
ることができる。それにより、アーマチュアカバーを介
して歯車からの動力をアーマチュアに伝達することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を用いて、
本発明の1つの実施の形態における電磁クラッチの構造
について説明する。
【0019】図1は、本発明の1つの実施の形態におけ
る電磁クラッチ1を示す断面図である。図2は、図1に
示す電磁クラッチ1の分解斜視図である。
【0020】図1に示すように、電磁クラッチ1は、フ
ィールドコア2と、筒状軸5と、スリーブ6と、ロータ
7と、弾性部材8と、アーマチュア9と、歯車10と、
ブッシング13と、アーマチュアカバー14とを備え
る。
【0021】筒状軸5は、たとえばプラスチック等によ
り構成され、その内部に複写機におけるタイミングロー
ラの支持軸のような被動軸の一端が挿入される。筒状軸
5の外周上には金属製のスリーブ6が取付けられる。ス
リーブ6の外周上に、フィールドコア2が取付けられ
る。フィールドコア2内には電磁コイル3およびそれを
覆うボビン4が組込まれる。上記のフィールドコア2、
電磁コイル3およびスリーブ6が、ロータ7にアーマチ
ュア9を吸着させる電磁力を発生させる電磁手段として
機能する。
【0022】筒状軸5の外周上には、該筒状軸5と一体
となってその周方向に回転するロータ7が取付けられ
る。このロータ7は、たとえば金属材料に絞り加工を施
して形成された一体のプレス成形品により構成される。
ロータ7の内周に、筒状軸5の周方向に該筒状軸5の外
周と係合する係合部を設ける。
【0023】ロータ7と隣り合う位置にブッシング1
3、弾性部材8およびアーマチュア9が筒状軸5に対し
回転自在に外嵌される。ロータ7とアーマチュア9間に
は間隙Dが存在し、上記の電磁手段による電磁力でアー
マチュア9がロータ7に吸着されることにより間隙Dは
ゼロとなる。
【0024】フィールドコア2と歯車10との間にアー
マチュアカバー14を設置する。アーマチュアカバー1
4は、筒状軸5に対し回転自在に外嵌され、フィールド
コア2と歯車10との間から電磁クラッチ1の内部にト
ナー等の異物が侵入するのを防止する異物侵入防止部材
として機能する。
【0025】上記のアーマチュアカバー14を設けるこ
とにより、歯車10とフィールドコア2間の隙間から電
磁クラッチ1の内部にトナー等の異物が侵入するのを抑
制することができ、アーマチュア9やロータ7の表面
(特にアーマチュア9とロータ7の対向する表面)にト
ナー等の異物が付着するのを抑制することができる。
【0026】それにより、アーマチュア9とロータ7と
が付着して離れなくなることを阻止することができ、ア
ーマチュア9とロータ7とが付着して電磁クラッチ1が
機能しなくなるという事態を回避することができ、電磁
クラッチ1を経時的に安定して作動させることができ
る。
【0027】アーマチュアカバー14は、図1に示すよ
うにアーマチュア9の外周を取り囲み、筒状軸5の軸方
向に延び、フィールドコア2の外周上に達する筒状部を
有する。
【0028】このようにアーマチュアカバー14が筒状
部を有するので、この筒状部で歯車10とフィールドコ
ア2間の隙間を閉じることができ、上述のように歯車1
0とフィールドコア2間の隙間から電磁クラッチ1の内
部に異物が侵入するのを抑制することができる。
【0029】また、図1に示すように、アーマチュアカ
バー14は、アーマチュア9背面の凸部9bを受け入れ
る凹部14aと、ブッシング13の一部を受け入れる内
周の凹部14bと、背面に歯車10と係合する凸部14
dとを有する。
【0030】上記の凹部14a,14bや凸部14dを
設けることにより、アーマチュアカバー14は筒状軸5
の周方向にブッシング13、アーマチュア9および歯車
10と係合することとなる。そのため、アーマチュアカ
バー14はブッシング13、アーマチュア9および歯車
10とともに筒状軸5の周方向に回転し、アーマチュア
9と歯車10間で動力を伝達することができる。
【0031】筒状軸5の周方向にアーマチュアカバー1
4と係合する係合部を有し、アーマチュアカバー14と
一体となって回転する歯車10が筒状軸5に外嵌され
る。この歯車10は、動力伝達部材としての機能を有
し、歯車10に伝達された動力が選択的に筒状軸5に伝
達される。それにより、上述の被動軸が選択的に回転操
作される。
【0032】なお、歯車10の代わりにプーリやスプロ
ケット等の動力伝達部材を採用することも考えられる。
筒状軸5の一端には、シム12を介して止め輪11が取
付けられる。これらにより、ブッシング13、弾性部材
8、アーマチュア9、アーマチュアカバー14および歯
車10の位置決めおよび抜け防止が行なわれる。
【0033】次に、図2を用いて、図1に示す電磁クラ
ッチの組立方法および各要素の構造についてより詳しく
説明する。
【0034】図2を参照して、筒状軸5の一端にフラン
ジ部5bをが設け、他端側に溝部5cを設ける。また、
フランジ部5b側に位置する筒状軸5の外表面に係合部
5aを設ける。この場合であれば、4つの凸部が間隔を
あけて形成されているが、スリーブ6の内周と係合して
一体的に回転可能なものであれば係合部5aの形状およ
び数は任意に選択可能である。
【0035】スリーブ6の内周には、上述の係合部5a
と係合する溝部6aが設けられる。溝部6aは、フラン
ジ部5b側の端部からロータ7側の端部に延びている。
溝部6a内に係合部5aが挿入される。それにより、筒
状軸5とスリーブ6を筒状軸5の周方向に係合させるこ
とができる。上記の構造を有するスリーブ6を、筒状軸
5の溝部5c側から外周に装着する。
【0036】次に、スリーブ6の外周上にボビン4を有
するフィールドコア2を取付ける。このフィールドコア
2も、溝部5c側から装着する。それにより、フィール
ドコア2の端面とフランジ部5bとが係合する。
【0037】次に、ロータ7を筒状軸5に外嵌する。こ
のとき、ロータ7の内周には係合部5aを受け入れる溝
部(係合部)7aが設けられており、ロータ7を溝部5
c側から筒状軸5の外周面に装着する際に、筒状軸5の
係合部5aを溝部7a内に挿入する。
【0038】ブッシング13は、たとえばプラスチック
により構成され、筒状部13bと、その外周に3つの凸
部13aとを有する。筒状部13bは、筒状軸5の係合
部5aと溝部5c間に位置する筒状軸5の外周面上に取
付けられ、ロータ7とアーマチュア9間の間隙Dを調整
する機能を有する。
【0039】具体的には、筒状部13bの軸方向の長さ
を調整することにより、上記の間隙Dを調整することが
できる。それにより、ロータ7とアーマチュア9間の間
隙を調整するという面倒な作業が不要となるばかりでな
く、間隙Dのばらつきをも低減することができる。
【0040】凸部13aは、ブッシング13の径方向外
方に突出し、ロータ7側に押圧部13cを有する。押圧
部13cは、凸部13aの一端を筒状部13bの周方向
に拡張することにより形成され、弾性部材8と筒状軸5
の軸方向に係合し、弾性部材8をアーマチュア9側に押
圧固定する機能を有する。上記の構造のブッシング13
を、その一方の端面がロータ7と当接するように筒状軸
5に外嵌する。
【0041】弾性部材8は、たとえばステンレス鋼等の
金属製であり、環状の形状を有する。この弾性部材8
は、外周から径方向外方に突出する3つの弾性部8a
と、内周に3つの切欠部8bとを有する。弾性部8a
は、筒状軸5の軸方向にアーマチュア9と係合し、アー
マチュア9をロータ7から引離す方向に付勢する。切欠
部8bは、ブッシング13外周の凸部13aを受け入
れ、この凸部13aと筒状軸5の周方向に係合する。か
かる構造の弾性部材8を筒状軸5に外嵌する。このと
き、切欠部8bにブッシング13の凸部13aを嵌入す
る。
【0042】金属製のアーマチュア9は、内周に3つの
凹部9aを有し、環状の形状を有する。凹部9aは、ロ
ータ7側の端面において弾性部8aと対応した位置に設
けられ、弾性部8aを受け入れる。それにより、アーマ
チュア9と弾性部8aを筒状軸5の周方向に係合させる
ことができる。
【0043】アーマチュア9における歯車10側の端面
(背面)には、筒状軸5の軸方向に突出する凸部(図1
における9b)が設けられる。この凸部がアーマチュア
カバー14に設けられる凹部14aに嵌め込まれ、アー
マチュア9とアーマチュアカバー14とが筒状軸5の周
方向に係合する。アーマチュア9の外周に、3つの切欠
部9cを設ける。
【0044】上記の構造のアーマチュア9を筒状軸5に
外嵌する。このとき、弾性部材8の弾性部8aをアーマ
チュア9の凹部9a内に収容する。
【0045】アーマチュアカバー14は、たとえばプラ
スチック製であり、略環状の形状を有する。アーマチュ
アカバー14の筒状部は、アーマチュアカバー14の外
周から筒状軸5の軸方向に延びる。この筒状部内にアー
マチュア9を受け入れる。アーマチュアカバー14にお
けるアーマチュア9側の表面には、3つの凹部14a,
14bと、3つの凸部14cとをそれぞれ設ける。
【0046】このアーマチュアカバー14を筒状軸5に
外嵌する。このとき凹部14aに図1に示すアーマチュ
ア9背面の3つの凸部9bを受け入れ、凹部14bにブ
ッシング13外周の凸部13aを受け入れ、凸部(係合
部)14cをアーマチュア9外周の3つの切欠部9cに
受け入れる。この凸部14cと切欠部9cによっても、
アーマチュア9とアーマチュアカバー14とを筒状軸5
の周方向に係合させることができる。
【0047】歯車10は、たとえばプラスチック製であ
り、一方の端面に3つの凹部(係合部)10aと、外周
に多数の歯を有する。この歯車10を筒状軸5に外嵌す
る。このとき、凹部10a内に、図1に示すアーマチュ
アカバー14背面の凸部(係合部)14dを受け入れ
る。
【0048】それにより、凸部14dおよび凹部10a
を介して、アーマチュアカバー14と歯車10とが、筒
状軸5の周方向に係合し、ブッシング13、弾性部材
8、アーマチュア9、アーマチュアカバー14および歯
車10を、筒状軸5の周方向に直接あるいは間接的に係
合させることができる。その結果、ブッシング13、弾
性部材8、アーマチュア9、アーマチュアカバー14お
よび歯車10を、筒状軸5の周方向に一体的に回転させ
ることができる。
【0049】上記のようにして歯車10までを筒状軸5
に装着した後、シム12および止め輪11を筒状軸5に
取付ける。シム12の数は任意に選択可能であるが、こ
のシム12によって、筒状軸5の軸方向における歯車1
0等の位置調整を行なえる。また、止め輪11は、筒状
部5外周の溝部5cに取付けられ、各要素の抜けを防止
する。
【0050】以上のように、各要素を筒状軸5に単純に
外嵌するだけでよいので、かしめ作業やねじ止め作業が
一切不要となる。そのため、電磁クラッチ1の組立時間
を短縮することができる。それに加え、かしめ等の加工
を施さないので、専用の設備が不要となるばかりでな
く、組立後の電磁クラッチの特性を安定させることもで
きる。
【0051】なお、上述の実施の形態では、異物侵入防
止部材の一例としてアーマチュアカバー14を挙げた
が、フィールドコア2と歯車10との間から電磁クラッ
チ1の内部に異物が入り込むのを防止できるものであれ
ばアーマチュアカバー14以外の部材を用いることも可
能である。
【0052】また、弾性部8aの形状や数についても、
任意に選択可能である。さらに、ブッシング13、弾性
部材8、アーマチュア9、アーマチュアカバー14およ
び歯車10の係合関係についても、これらを筒状軸5の
周方向に直接あるいは間接的に係合させることができる
ものであれば、上記以外の係合態様を採用することがで
きる。
【0053】つまり、特許請求の範囲に記載の発明と均
等の範囲での変更や修正を上述の実施の形態に加えるこ
とが当初から意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の1つの実施の形態における電磁ク
ラッチを示す断面図である。
【図2】 図1に示す電磁クラッチの分解斜視図であ
る。
【図3】 (a)は、従来の電磁クラッチの分解斜視図
である。(b)は、従来の弾性部材の一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 電磁クラッチ、2 フィールドコア、3 電磁コイ
ル、4 ボビン、5筒状軸、5a 係合部、5b フラ
ンジ部、5c,6a,7a 溝部、6 スリーブ、7
ロータ、8 弾性部材、8a 弾性部、8b,9c 切
欠部、9 アーマチュア、9a,10a,14a,14
b 凹部、9b,13a,14c,14d 凸部、10
歯車、11 止め輪、12 シム、13 ブッシン
グ、13b 筒状部、3c 押圧部、14 アーマチュ
アカバー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を受入れる筒状軸に外嵌され、電
    磁コイルが組込まれるフィールドコアと、 前記筒状軸に外嵌される動力伝達用の歯車と、 前記フィールドコアと前記歯車との間に設けられ、前記
    フィールドコアと前記歯車との間から電磁クラッチの内
    部に異物が侵入するのを防止するための異物侵入防止部
    材とを備えた、電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記筒状軸に外嵌されるアーマチュアを
    備え、 前記異物侵入防止部材は、前記アーマチュアと前記歯車
    との間に配置され、前記アーマチュアの外周を取り囲み
    前記フィールドコアの外周上に達する筒状部を有し、前
    記アーマチュアおよび前記歯車とともに回転するアーマ
    チュアカバーを含む、請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記アーマチュアは、前記筒状軸の周方
    向に前記アーマチュアカバーと係合する第1係合部を有
    し、 前記アーマチュアカバーは、前記筒状軸の周方向に前記
    歯車と係合する第2係合部を有する、請求項2に記載の
    電磁クラッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020118202A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 株式会社リコー 電磁クラッチまたは電磁ブレーキを備えた装置、駆動伝達装置、および、画像形成装置

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