JP2002327714A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JP2002327714A JP2001131069A JP2001131069A JP2002327714A JP 2002327714 A JP2002327714 A JP 2002327714A JP 2001131069 A JP2001131069 A JP 2001131069A JP 2001131069 A JP2001131069 A JP 2001131069A JP 2002327714 A JP2002327714 A JP 2002327714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の電動機を設置せずにアキュムレータを
蓄圧することができ、それにより、コストダウンと省ス
ペース化が図れるようにした建設機械の油圧回路を提供
する。 【解決手段】 電動機4によって駆動されアクチュエー
タ1に対して圧油を供給する電動油圧ポンプ2と、補助
油圧源としての圧油を蓄積するアキュムレータ21とを
有する建設機械の油圧回路において、電動油圧ポンプ2
とアクチュエータとを接続するアクチュエータ回路10
に、アキュムレータ21につながるアキュムレータ回路
19を接続し、アクチュエータ回路10に使用されない
圧油をアキュムレータ回路19を介してアキュムレータ
21に供給するように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ制動回路
やリモコン回路等のように比較的低圧の制御圧を補助圧
源から供給する建設機械の油圧回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電動機で油圧ポンプを駆動する建設機械
では、図5に示すように、2方向流れ2方向回転形の油
圧ポンプ50を電動機51で駆動しており、この油圧ポ
ンプ50の両側吐出口は、給排路52及び53を介して
油圧シリンダ54のロッド側油室54a及びヘッド側油
室54bに接続されている。図中55,56はリリーフ
弁、57はタンク、58a,58bはオペレートチェッ
ク弁、59は各給排路52,53を接続している油路に
設けられた手動開閉弁である。
【0003】この油圧回路では、油圧ポンプ50が正転
すると、圧油がオペレートチェック弁58bを通じてヘ
ッド側油室54bに送られ、それにより、油圧シリンダ
54が伸長する。このとき、ロッド側油室54a内の圧
油は、給排路53の圧力上昇によって開かれたオペレー
トチェック弁58aを通じて油圧ポンプ50の吸引側に
送られる。
【0004】一方、油圧ポンプ50が逆転すると、オペ
レートチェック弁58a、給排路52を通じて圧油がロ
ッド側油室54aに供給され、それにより、油圧シリン
ダ54が縮小する。上述した電動油圧回路は重掘削が行
えるよう高圧の圧油を制御する。
【0005】これに対し、例えば上部旋回体の旋回モー
タに制動を与えるような油圧ブレーキは低圧で制御され
る。この低圧制御用の圧源としてアキュムレータを用い
ることがあり、必要な流量を放出してアキュムレータの
圧力が低下すると、油圧シリンダが停止しているときに
蓄圧ポンプを駆動させて圧油を補充する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の油圧回路では、アキュムレータを蓄圧する蓄圧
ポンプ駆動用として専用の電動機を設置しなければなら
ない。通常、電動油圧回路の電動機は、バッテリの消耗
を少なくするためにエンジン駆動の油圧回路と違って常
時駆動させることはない。そしてアクチュエータ単位に
電動機を設置することが常であるからである。そのた
め、アキュムレータ蓄圧用として電動機の設置が避けら
れず、コストダウンが図れないばかりか省スペース化の
妨げにもなっていた。
【0007】本発明は以上のような従来の電動油圧回路
における課題を考慮してなされたものであり、専用の電
動機を設置せずにアキュムレータを蓄圧することがで
き、それにより、コストダウンと省スペース化が図れる
ようにした建設機械の油圧回路を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建設機械の
油圧回路は第一〜第三の形態がある。
【0009】第一の形態は、電動機によって駆動されア
クチュエータに対して圧油を供給する電動油圧ポンプ
と、補助油圧源としての圧油を蓄積するアキュムレータ
とを有する建設機械の油圧回路において、電動油圧ポン
プとアクチュエータとを接続するアクチュエータ回路
に、アキュムレータにつながるアキュムレータ回路を接
続し、アクチュエータ回路に使用されない圧油をアキュ
ムレータ回路を介してアキュムレータに供給するように
構成した建設機械の油圧回路である。
【0010】第一の形態の油圧回路に従えば、蓄圧用の
ポンプ及びそのポンプを駆動させる電動機を設置するこ
となく、アキュムレータの蓄圧が可能になる。
【0011】また、上記アクチュエータ回路に、同回路
の余剰油をタンクに戻す戻し回路を接続し、アキュムレ
ータ回路をこの戻し回路に接続することにより、ブリー
ドオフ流量の一部をアキュムレータに供給するように構
成することができる。また、その戻し回路として、流量
制御弁を備えたブリードオフ回路をアクチュエータ回路
に接続することができる。
【0012】また、流量制御弁は、アクチュエータの非
操作時に電動油圧ポンプからの圧油を全量ブリードオフ
させ、アクチュエータを微速操作した時にはブリードオ
フを徐々に閉じていきアクチュエータ回路の圧力を高め
ていくように構成することができる。それにより、負荷
の影響を受けずにインチング操作が可能になると同時に
ブリードオフされる圧油を蓄圧に利用することができ
る。
【0013】また、上記電動油圧ポンプは、アクチュエ
ータとしての油圧シリンダのヘッド側に圧油を供給する
2方向流れのヘッド側ポンプと、ロッド側に圧油を供給
する2方向流れのロッド側ポンプとを有し、このロッド
側ポンプは、さらに吐出し方向が制御可能に構成するこ
とができる。それにより、蓄圧流量を増加させることが
できる。
【0014】第二の形態は、電動機によって駆動されア
クチュエータに対して圧油を供給する電動油圧ポンプ
と、補助油圧源としての圧油を蓄積するアキュムレータ
とを有する建設機械の油圧回路において、電動油圧ポン
プと同軸にアキュムレータ蓄圧用の補助ポンプを設け、
電動油圧ポンプの回転時に補助ポンプを連動させ、アキ
ュムレータを蓄圧する圧油をその補助ポンプを介して補
充するように構成した建設機械の油圧回路である。
【0015】第二の形態において、補助ポンプとして電
動機の正逆回転に応じて圧油の吐出方向が変化する2方
向吐出し形のポンプを用いれば、電動機の回転方向に関
係なくアキュムレータの蓄圧が可能になる。
【0016】第三の形態は、請求項1記載の油圧回路と
請求項6記載の油圧回路を組み合わせ、各油圧回路から
引き出された蓄圧用の油路を合流させて一つのアキュム
レータに導いた建設機械の油圧回路である。
【0017】この第三の形態に従えば、稼働率の高いア
クチュエータには蓄圧効率の高い油圧回路を配置するこ
とができ、油圧回路全体のエネルギー効率を高めること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明に係る建設機械の油圧回路
について第一の形態を示したものである。
【0020】同図において、1はアクチュエータとして
の油圧シリンダ(例えば油圧ショベルであればフロント
アタッチメントに取り付けられているブームシリンダ)
であり、ヘッド側油室1aとロッド側油室1bを有し、
各油室1a,1bに対して圧油を給排することによりロ
ッド1cを伸縮させるようになっている。
【0021】2は上記ヘッド側油室1aに圧油を供給す
るための2方向流れのヘッド側油圧ポンプ(電動油圧ポ
ンプ)である。3は上記ロッド側油室1bに圧油を供給
するためのロッド側油圧ポンプであり、2方向流れ、可
変容量形からなる。
【0022】各油圧ポンプ2,3は電動機4を駆動源と
して回転するようになっており、この電動機4の回転数
は、操作レバー(或いは操作ペダル)5の操作に基づい
て制御を行うコントローラ6により、低速回転域(例え
ば100rpm)〜高速回転域(例えば3,000rpm)まで増減す
るようになっている。
【0023】ヘッド側油圧ポンプ2の吐出側ポートから
一方に分岐する油路7には、開閉動作する電磁切換弁8
及び電磁切換弁9が直列に配設されており、さらに電磁
切換弁9は給排路(アクチュエータ回路)10及び保持
弁11を介して油圧シリンダ1のロッド側油室1bに接
続されている。一方、ヘッド側油圧ポンプ2の吐出側ポ
ートから他方に分岐する給排路(アクチュエータ回路)
12は、保持弁13を介してヘッド側油室1aに接続さ
れている。
【0024】また、上記電磁切換弁8と電磁切換弁9と
の間から分岐油路14が引き出されている。この分岐油
路14には電磁比例弁(流量制御弁)15が介設され、
その電磁比例弁15における出口側油路16にリリーフ
弁17が接続され、このリリーフ弁17の出口側油路1
8はタンクTに接続されている。上記分岐油路14,出
口側油路16,18及び後述する油路26はブリードオ
フ回路を構成する。
【0025】上記電磁比例弁15とリリーフ弁17の間
からは分岐路(アキュムレータ回路)19が引き出さ
れ、この分岐路19はチェック弁20を介して補助圧源
としてのアキュムレータ21に接続されている。
【0026】また、上記給排路10から分岐して油路2
2が設けられており、この油路22はロッド側油圧ポン
プ3を経由した後、油路23を通じてタンクTに接続さ
れている。
【0027】また、出口側油路16における分岐路19
上流部分で、油路7に接続されている油路7aと油路2
2に接続されている油路22aが合流しており、各油路
7a,22aにはチェック弁7b,22bがそれぞれ設
けられている。なお、図中24,25はリリーフ弁であ
る。
【0028】次に、上記油圧回路の動作について説明す
る。
【0029】(a) 油圧シリンダ1の伸長 操作レバー5をシリンダ伸長側に操作し始めると、例え
ばリミットスイッチ(図示しない)がレバー中立位置か
ら外れたことを検知し、操作有り信号をコントローラ6
に与える。コントローラ6はその操作有り信号を受けて
電磁比例弁15を遮断位置aから連通位置bに切り換え
て全開とし、同時に電磁切換弁8を閉位置cから開位置
dに切り換える。
【0030】図2は操作レバー5の操作量(レバー変
位)に対する電磁比例弁15の開口面積特性と電動機4
の回転数特性の関係を示したものである。同図におい
て、コントローラ6は、電磁比例弁15及び電磁切換弁
8の開弁動作を待って(t秒後)電動機4を駆動させ、
回転数N1で定速回転させる。
【0031】この回転数N1は、油圧シリンダ1のロッ
ド1cに作用する負荷が高くとも所定のポンプ流量が確
保できる値、具体的には低速回転域の100rpmに設定され
る。
【0032】そしてさらに操作レバー5が深く操作され
ると、その操作量に応じて電磁比例弁15の開口面積を
徐々に閉じていく。なお、当初、電磁比例弁15を全開
にしている時は、ヘッド側ポンプ容量q1に基づいて求
められる 流量Q1=q1×N1×容積効率 を十分低い圧力で流せるだけの開口面積を開けている。
その開口面積を操作レバー5の操作量に応じて徐々に閉
じていくことにより、ヘッド側の給排路12の圧力が高
められる。
【0033】この給排路12の圧力が高まればロッド側
の給排路10に設けられた保持弁11が開く。この状態
で、ヘッド側の給排路12の圧力が負荷圧よりも高くな
れば、油圧シリンダ1が伸長動作を開始することにな
る。この制御内容は、バイパス回路で流量を制御するい
わゆるブリードオフ制御であり、油圧シリンダ1の滑ら
かな始動が保証される。
【0034】油圧シリンダ1の伸長動作中、電磁比例弁
15を通過した圧油は油路22a→22を流れ、ロッド
側油圧ポンプ3を経由し、油路23を通じてタンクTに
戻る。
【0035】ヘッド側油圧ポンプ2とロッド側油圧ポン
プ3は電動機4によって連動しているため、ロッド側油
圧ポンプ3には当初、ヘッド側油圧ポンプ2の吐出量Q
1の全量が電磁比例弁15を通過する。この電磁比例弁
15を通過した圧油はロッド側油圧ポンプの吸い込み側
に入り、残りの圧油は、油路19を通じてアキュムレー
タ21に供給される。その結果、アキュムレータ21が
蓄圧される。次いでアキュムレータ21内の圧力が設定
圧を超えるとリリーフ弁17が開き、余剰の圧油は油路
18→26を通じてタンクTに戻される。
【0036】そもそも上記油圧回路は、油圧シリンダ1
を微操作するにあたり、電動機4を低速回転していると
負荷が作用することによってポンプ流量が変化してしま
うという電動油圧回路固有の問題を解消するように構成
されたものである。そのため、所定のポンプ流量を確保
できるように電動機4を回転させておき、この状態でヘ
ッド側油圧ポンプ2から吐出される圧油を電磁比例弁1
5を通じてブリードオフさせておく。そして操作レバー
5をゆっくりと操作すると、それに連動してブリードオ
フが閉じられていき、油圧シリンダ1の給排路の圧力が
高められる。従って、負荷に影響されず油圧シリンダ1
を微操作することができるようになっている。
【0037】その油圧シリンダ1が伸長動作を始める前
または油圧シリンダ1の停止時において、電磁比例弁1
5を通じてブリードオフされている圧油の一部をアキュ
ムレータ21に導けば、蓄圧用のポンプ及びそのポンプ
を駆動する電動機を設けることなく蓄圧することが可能
になる。
【0038】(b) 油圧シリンダ1の縮小 操作レバー5をシリンダ縮小側に操作し始めると、リミ
ットスイッチから出力される信号を受けてコントローラ
6は電磁比例弁15を遮断位置aから連通位置bに切り
換えて全開とし、今度は電磁切換弁9を閉位置eから開
位置fに切り換える。
【0039】次いで操作レバー5の操作量に応じて電磁
比例弁15の開口面積を閉じていく。その開口面積をレ
バー操作量に応じて徐々に閉じていくことにより、給排
路10の圧力が高まる。ロッド側の給排路10の圧力が
高まればヘッド側の給排路12に設けられた保持弁13
が開き、油圧シリンダ1が縮小し始める。このときもブ
リードオフ制御が行なわれ、滑らかな始動が保証され
る。もちろん、油圧シリンダ1が縮小動作を開始する前
においても電磁比例弁15が開いて圧油がブリードオフ
されている期間は、油圧シリンダ伸長時と同様にアキュ
ムレータ21を蓄圧することができる。
【0040】なお、上記実施形態ではロッド側油圧ポン
プ3を、2方向流れ1方向回転のポンプで構成したが、
2方向流れ、2方向回転の両傾転ポンプを使用すると、
アキュムレータ21への蓄圧流量を増加させることがで
きる。
【0041】すなわち、油圧シリンダ1のヘッド側容量
をq1とし、ロッド側容量をq2とすると、2方向流れ
1方向回転の場合では蓄圧流量がN×(q1−q2)×
ηvとなるが、2方向流れ2方向回転にすると、蓄圧流
量がN×(q1+q2)×η vとなるからである。ただ
し、Nは電動機4の回転数、ηvはポンプの容積効率で
ある。
【0042】図3は本発明に係る油圧回路の第二の形態
を示したものである。なお、以下の説明において図1と
同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省
略する。
【0043】図3に示す油圧回路では、電動機4の出力
軸にシリンダ伸縮用のポンプ2,3とアキュムレータ2
1を蓄圧するための蓄圧ポンプ(補助ポンプ)30とを
取り付けている。
【0044】この蓄圧ポンプ30は2方向流れの定容量
形の油圧ポンプからなり、回転することによってタンク
Tから油路31を通じて圧油を取り込み、給排路32、
切換弁33、油路34を通じてアキュムレータ21に圧
油を供給するようになっている。
【0045】油圧シリンダ伸長方向にヘッド側油圧ポン
プ2が回転すると、そのヘッド側油圧ポンプ2と連動す
る蓄圧ポンプ30から圧油が吐出され、給排路32a内
の圧が上昇し、この回路圧によって切換弁33がg位置
からh位置に切り換わり、圧油がアキュムレータ21に
供給される。一方、油圧シリンダ縮小方向にヘッド側油
圧ポンプ2が回転すると、給排路32b内の圧が上昇
し、この回路圧によって切換弁33がg位置からi位置
に切り換わり、圧油がアキュムレータ21に供給され
る。要するに電動機4がどちらの方向に回転しても蓄圧
ができるようになっている。
【0046】そしてアキュムレータ21内の圧力が上昇
して設定圧に達すると、電磁弁35が遮断位置jから連
通位置kに切り換えられ、蓄圧ポンプ30をアンロード
する。
【0047】この油圧回路では、図1に示した油圧回路
に比べるとブリードオフがない分、エネルギーロスが少
ないため蓄圧効率を高めることができるという利点があ
る。
【0048】また、図4は、本発明に係る油圧回路の第
三の形態を示したものである。
【0049】同図に示す構成は、上記第一実施形態に示
した油圧回路41と、第二実施形態に示した油圧回路4
2,43を複数組み合わせて各アクチュエータ41a,
42a,43aを動作させるようにしたものである。
【0050】このような構成において、複数の操作レバ
ーが接続されているコントローラ6は、各油圧回路41
〜43の電動機を制御してアクチュエータ41a,42
a,43aの伸縮動作を制御するようになっており、各
油圧回路41〜43から引き出された蓄圧用の油路41
b,42b,43bは合流点44で合流し、アキュムレ
ータ21に供給されるようになっている。このアキュム
レータ21に蓄圧された圧油は例えば旋回ネガティブブ
レーキ用の補助圧源として利用される。
【0051】また、油圧回路42,43は稼働率が高い
アクチュエータに適用され、油圧回路41は稼働率の低
いアクチュエータに適用される。すなわち、稼働率の高
いアクチュエータに蓄圧効率の高い油圧回路を多く配置
すれば、全体の油圧回路のエネルギーロスを少なくする
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、アクチュエータ回路に使用
されない圧油をアクチュエータ回路から取り込んでアキ
ュムレータに供給するように構成したため、蓄圧用のポ
ンプ及びそのポンプを駆動させる電動機も設置すること
なくアキュムレータを蓄圧することができる。
【0053】請求項2の本発明によれば、ブリードオフ
流量の一部をアキュムレータに供給するように構成した
ため、アクチュエータ回路に比べて設定圧の低いアキュ
ムレータに対して蓄圧することができる請求項3の本発
明によれば、流量制御弁を通じてブリードオフされた圧
油の一部をアキュムレータに供給するように構成したた
め、アキュムレータへの蓄圧を円滑に行うことができ
る。
【0054】請求項4の本発明によれば、流量制御弁
が、アクチュエータの非操作時に油圧ポンプからの圧油
を全量ブリードオフさせ、アクチュエータを微速操作し
た時にはブリードオフを徐々に閉じていき給排路の圧力
を高めるように構成されているため、負荷の影響を受け
ずにインチング操作が可能になると同時にブリードオフ
される圧油を蓄圧に利用することができる。
【0055】請求項5の本発明によれば、ロッド用ポン
プの吐出し方向を逆方向にすれば蓄圧流量を増加させる
ことができる。
【0056】請求項6の本発明によれば、油圧ポンプと
同軸にアキュムレータ蓄圧用の補助ポンプを設け、アキ
ュムレータを蓄圧する圧油をその補助ポンプを介して補
充するように構成したため、補助ポンプを駆動する電動
機を設置することなく、アキュムレータの蓄圧が可能に
なる。
【0057】請求項7の本発明によれば、補助ポンプ
を、電動機の正逆回転に応じて圧油の吐出方向が変化す
る2方向吐出し形で構成したため、電動機の回転方向に
関係なくアキュムレータの蓄圧が可能になる。
【0058】請求項8の本発明によれば、請求項1及び
請求項6の油圧回路を組み合わせ、各油圧回路から引き
出された蓄圧用の油路を合流させて一つのアキュムレー
タに導いたため、稼働率の高いアクチュエータには蓄圧
効率の高い油圧回路を配置することができ、油圧回路全
体のエネルギー効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧回路の第一実施形態を示す回
路図である。
【図2】操作量に対する電磁比例弁の開口特性及び電動
機回転数特性を示すグラフである。
【図3】本発明に係る油圧回路の第二実施形態を示す回
路図である。
【図4】本発明に係る油圧回路の第三実施形態を示す回
路図である。
【図5】従来の電動油圧回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 ヘッド側油圧ポンプ 3 ロッド側油圧ポンプ 4 電動機 5 操作レバー 6 コントローラ 8 電磁切換弁 9 電磁切換弁 11 保持弁 13 保持弁 15 電磁比例弁 16 吐出側油路 17 リリーフ弁 18 吐出側油路 20 チェック弁 21 アキュムレータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機によって駆動されアクチュエータ
    に対して圧油を供給する電動油圧ポンプと、補助油圧源
    としての圧油を蓄積するアキュムレータとを有する建設
    機械の油圧回路において、 上記電動油圧ポンプと上記アクチュエータとを接続する
    アクチュエータ回路に、上記アキュムレータにつながる
    アキュムレータ回路を接続し、上記アクチュエータ回路
    に使用されない圧油を上記アキュムレータ回路を介して
    上記アキュムレータに供給するように構成したことを特
    徴とする建設機械の油圧回路。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエータ回路に、同回路の余
    剰油をタンクに戻す戻し回路を接続し、アキュムレータ
    回路をこの戻し回路に接続することにより、ブリードオ
    フ流量の一部を上記アキュムレータに供給するように構
    成した請求項1記載の建設機械の油圧回路。
  3. 【請求項3】 上記戻し回路として、流量制御弁を備え
    たブリードオフ回路を上記アクチュエータ回路に接続し
    てなる請求項2記載の建設機械の油圧回路。
  4. 【請求項4】 上記流量制御弁は、上記アクチュエータ
    の非操作時に上記電動油圧ポンプからの圧油を全量ブリ
    ードオフさせ、上記アクチュエータを微速操作した時に
    はブリードオフを徐々に閉じていき上記アクチュエータ
    回路の圧力を高めていくように構成されている請求項3
    記載の建設機械の油圧回路。
  5. 【請求項5】 上記電動油圧ポンプが、アクチュエータ
    としての油圧シリンダのヘッド側に圧油を供給する2方
    向流れのヘッド側ポンプと、ロッド側に圧油を供給する
    2方向流れのロッド側ポンプとを有し、このロッド側ポ
    ンプは、さらに吐出し方向が制御可能に構成されている
    請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械の油圧回路。
  6. 【請求項6】 電動機によって駆動されアクチュエータ
    に対して圧油を供給する電動油圧ポンプと、補助油圧源
    としての圧油を蓄積するアキュムレータとを有する建設
    機械の油圧回路において、 上記電動油圧ポンプと同軸にアキュムレータ蓄圧用の補
    助ポンプを設け、上記電動油圧ポンプの回転時に上記補
    助ポンプを連動させ、上記アキュムレータを蓄圧する圧
    油をその補助ポンプを介して補充するように構成したこ
    とを特徴とする建設機械の油圧回路。
  7. 【請求項7】 上記補助ポンプとして上記電動機の正逆
    回転に応じて圧油の吐出方向が変化する2方向吐出し形
    のポンプを用いた請求項6記載の建設機械の油圧回路。
  8. 【請求項8】 上記請求項1記載の油圧回路と上記請求
    項6記載の油圧回路を組み合わせ、各油圧回路から引き
    出された蓄圧用の油路を合流させて一つの上記アキュム
    レータに導いたことを特徴とする建設機械の油圧回路。
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