JP2002327589A - 溝の穿孔方法及び溝穿孔機 - Google Patents

溝の穿孔方法及び溝穿孔機

Info

Publication number
JP2002327589A
JP2002327589A JP2001133097A JP2001133097A JP2002327589A JP 2002327589 A JP2002327589 A JP 2002327589A JP 2001133097 A JP2001133097 A JP 2001133097A JP 2001133097 A JP2001133097 A JP 2001133097A JP 2002327589 A JP2002327589 A JP 2002327589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
guide
groove
drilling
guide rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001133097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3816350B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Yasukawa
良博 安川
Mitsuo Masuda
光雄 益田
Tsutomu Matsuo
勉 松尾
Akihiro Nakakita
昭浩 中北
Shigeo Kitahara
成郎 北原
Hitoshi Tezuka
仁 手塚
Masahiro Katayama
政弘 片山
Hidemasa Saka
英昌 坂
Yoshiki Kuwahata
良樹 桑畑
Chuichi Kano
忠一 狩野
Kimiya Hisada
仁也 久田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp, Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2001133097A priority Critical patent/JP3816350B2/ja
Publication of JP2002327589A publication Critical patent/JP2002327589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3816350B2 publication Critical patent/JP3816350B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 穿孔ロッドを案内ロッドに対して常に一定間
隔を確保しながら移動させて、互いに平行な一定間隔の
溝を穿孔する。 【解決手段】 先行穿孔(第1孔2)に挿入される案内
ロッド11と、先端に穿孔ビット14bを備えた穿孔ロ
ッド14とを、上記穿孔ロッド14の外周側に連結さ
れ、上記案内ロッド11に沿ってスライドするリニアガ
イド15により連結し、上記穿孔ロッド14が案内ロッ
ド11に対して一定の距離を保持ながら、案内ロッド1
1に沿って移動させることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削など
を行う際に、露出している岩盤に複数のスリット状の溝
を形成する方法と、上記岩盤を除去する無発破工法に用
いられる溝穿孔機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネルなどを掘り進む際には、
岩盤に爆発孔を穿孔して、この爆発孔にダイナマイトな
どの爆薬を装填して上記岩盤を破砕する発破工法が採用
されてきた。しかし、このような発破工法は、爆破時に
大きな振動や騒音が発生し周辺環境に悪影響を及ぼすだ
けでなく、上記爆破により、周辺地盤が緩むなど作業安
全上も問題があった。そこで、近年、先端部に穿孔ビッ
トを備えた穿孔機を用いて、岩盤に複数のスロット(ス
リット状の溝)を形成した後、割岩機等を用いて残存す
る岩盤を破砕してトンネルを構築する無発破工法が多く
用いられるようになってきている。図11(a)〜
(c)は、従来の穿孔機50による無発破工法の一例を
示す図である。この穿孔機50は、先端に穿孔ビット5
1を有し、駆動装置52により回転しながら前進して岩
盤53を掘削する穿孔ロッド54と、上記駆動装置52
とは別個に設けられた駆動装置55により回転しながら
前進する案内ロッド56とを備えたもので、隣接する先
行穿孔57に上記案内ロッド56を挿入し、上記案内ロ
ッド56と穿孔ロッド54とを同時に穿孔方向に前進さ
せ、上記先行穿孔57と下方で連通する穿孔58を形成
するようにしたものである。なお、59は上記案内ロッ
ド56の後端部に設けられ、案内ロッド56の挿入深さ
を規制する規制部材で、穿孔ロッド54は、上記規制部
材59に設けられた貫通孔59s内を上記規制部材59
に接触しない状態で移動する。
【0003】しかしながら、上記構成の穿孔機50で
は、上記案内ロッド56と穿孔ロッド54とを同時に移
動させるため、穿孔の衝撃で先行穿孔57の孔荒れが生
じ易く、特に、孔荒れがひどい場合には、案内ロッド5
6の前進が阻害されてしまい、穿孔ロッド54を所定の
距離まで前進させることができないといった問題点があ
った。また、上記穿孔機50では、穿孔57,58が連
続しているため、穿孔ロッド54の進行方向が案内ロッ
ド56側に曲がりやすく、そのため、穿孔ビット51が
案内ロッド56を破損させたり、穿孔ロッド54が上記
貫通孔59sに接触するなどして穿孔ロッド54に大き
な負荷がかかってしまい、穿孔ができなくなってしまう
といった問題点があった。
【0004】そこで、図12(a)に示すように、案内
ロッド61を岩盤62に予め形成された先行穿孔63内
に挿入するとともに、上記案内ロッド61の後端部を、
穿孔ロッド64を支持する基台65上に取付けられたブ
ラケット66に固定し、穿孔ロッド64のみを回転させ
ながら前進させて、連通する穿孔63,67を形成する
ような構成の穿孔機60が提案されている(例えば、特
開平8−291687号公報)。この穿孔機60では、
図12(b)に示すように、穿孔ビット64Kの周辺部
が、案内ロッド61の軸部61Jの外周側に回転可能に
支持された筒状部材61sと接触しながら回転するの
で、穿孔ビット64Kと案内ロッド61間の摩擦力を減
少させることができる。したがって、案内ロッド61を
破損させることなく、案内ロッド61と穿孔ロッド64
との間の岩盤を破砕し、重なりの大きなスリット状の穿
孔63,67を形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記穿
孔機60では、新たな穿孔67が先行穿孔63と重なる
部分が大きいので掘削効率が低いだけでなく、上記穿孔
67が先行穿孔63と平行でないので、削岩機構を持た
ない案内ロッド61を、次の先行穿孔である上記穿孔6
7に安定して挿入することができず、特に孔荒れが生じ
た場合などは、掘削ができなくなる事態が発生し易いと
いった問題点があった。また、上記穿孔機60において
も、上記穿孔機50と同様に、穿孔ロッド64は常に案
内ロッド61側に曲がりながら穿孔するので、穿孔ロッ
ド64の撓み等により案内ロッド61の位置が不安定と
なり易い。すなわち、案内ロッド61の進行方向と穿孔
ロッド64の進行方向とが一致しない状態で穿孔作業を
行うことになるため、穿孔が不能となる事態が生じてし
まういった問題点があった。
【0006】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、岩盤に互いに平行な一定間隔の溝を穿孔する方
法と、それに使用される溝穿孔機を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の溝の穿孔方法は、先行穿孔に案内ロッドを挿入すると
ともに、上記案内ロッドに沿ってスライドするガイド部
材を介して、上記案内ロッドと穿孔ロッドとを連結し、
穿孔ロッドと案内ロッドとの距離を一定に保持しながら
溝を穿孔するようにしたことを特徴とするもので、これ
により、互いに平行な一定間隔の溝を穿孔することが可
能となる。請求項2に記載の溝の穿孔方法は、溝形成後
に、上記案内ロッドを先行穿孔から抜き出すことなく、
新たに形成した溝内に移動させるようにしたことを特徴
とするもので、これにより、案内ロッドを直ちに新たに
形成した溝内にセットすることが可能となる。
【0008】また、請求項3に記載の溝穿孔機は、先行
穿孔に挿入される案内ロッドと、先端に穿孔ビットを備
えた穿孔ロッドと、この穿孔ロッドの外周側に連結さ
れ、上記案内ロッドに沿ってスライドするリニアガイド
とを備えたことを特徴とするもので、これにより、穿孔
ロッドを、案内ロッドに対して一定の距離を保持なが
ら、案内ロッドに沿って移動させることが可能となる。
請求項4に記載の溝穿孔機は、上記リニアガイドを上記
穿孔ロッドの先端側に設けたことを特徴とするもので、
これにより、穿孔ロッドを、案内ロッドに沿って安定し
て移動させることが可能となる。請求項5に記載の溝穿
孔機は、上記リニアガイドを、上記案内ロッド内にスラ
イド可能に配設されたガイド部材と、上記穿孔ロッドの
外周側に設けられたホルダ部材と、上記ガイド部材とホ
ルダ部材とを連結するとともに、上記穿孔ロッドと上記
案内ロッド間の距離を規制する連結部材とから構成した
もので、これにより、簡単な構成で、穿孔ロッドを案内
ロッドに対して一定の距離を保持ながら移動させること
が可能となる。請求項6に記載の溝穿孔機は、上記リニ
アガイドの穿孔方向側に、破砕用の硬質部材を設け、先
に穿孔された溝と新たに穿孔された溝との間のブリッジ
部となる岩盤を破砕し、スリット状の穿孔を形成するよ
うにしたものである。請求項7に記載の溝穿孔機は、上
記案内ロッドを円筒状として、ガイド部材が案内ロッド
内部をスライド可能とするとともに、孔壁を保護するよ
うにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1〜図3は本実施の形態
に係わる溝穿孔機10の要部を示す図で、図1は側面
図、図2は斜視図、図3は要部断面図である。各図にお
いて、11は先端にキャップ12が装着され、他端が後
述する支持部材13に固定され、岩盤1に形成された先
行穿孔である第1孔2に挿入される円筒状の案内ロッ
ド、14はアダプタ14aと、このアダプタ14aに装
着され、先端に岩盤1を掘削する穿孔ビット14bを有
するロッド本体14cと、中継ロッド14dとから成る
穿孔ロッド、15は一端が上記穿孔ロッド14のアダプ
タ14aの外周側に連結され、他端が上記案内ロッド1
1内にスライド可能に配設され、穿孔ロッド14の前進
あるいは後退に連動して移動するリニアガイドで、この
リニアガイド15の穿孔方向側には、破砕用の硬質部材
である先端が略V字状の超硬チップ16が配設されてい
る。また、17はガイドセルであり、18は上記ガイド
セルの先端側に設けられた規制部材である。上記ガイド
セル17には、図4(a),(b)に示すように、穿孔
ロッド14に接続され、上記穿孔ロッド14に回転及び
打撃を与える駆動装置19が搭載されており、この駆動
装置19は上記ガイドセル17上において、ガイドセル
17の延長方向にスライドする。すなわち、穿孔ロッド
14は、図4(a)に示すように、スリーブ20を介し
て、上記駆動装置19の駆動軸19Jの先端側に接続さ
れている。詳細には、中継ロッド14dの一端側と上記
アダプタ14aの後端部とが螺接され、上記中継ロッド
14d他端側が上記スリーブ20に連結され、穿孔作業
時には、図4(b)に示すように、上記駆動装置19に
より穿孔ロッド14を上記駆動軸19Jの回転に従って
回転させながら、駆動装置19を上記ガイドセル17の
先端方向にスライドさせて、穿孔ロッド14の先端部に
設けられた穿孔ビット14bにより、岩盤1を掘削する
(図1参照)。また、案内ロッド11は、上記ガイドセ
ル17上の上記穿孔ロッド14側に設けられた、上記ガ
イドセル17から垂直に突出する板状の支持部材13
に、上記穿孔ロッド14と平行になるように固定され
る。具体的には、上記キャップ12とは反対側の端部の
外周側にフランジ等の接続部材11sを溶接等により取
り付け、上記接続部材11sを介して、案内ロッド11
を上記支持部材13にナット等を用いて締結する。な
お、本例では、岩盤1の上部から下部に向かって順に溝
を形成するため、図2に示すように、支持部材13の上
記穿孔ロッド14の上側に案内ロッド11を取付けるよ
うにしたが、案内ロッド11の取り付け位置はこれに限
定されるものではなく、例えば、岩盤の左側から右方向
に順に溝を形成する場合には、穿孔ロッド14の左側に
案内ロッド11を取付けるなど、穿孔作業の手順に応じ
て適宜決定されることは言うまでもない。
【0010】また、リニアガイド15は、案内ロッド1
1内にスライド可能に配設されたガイド部材15aと、
穿孔ロッド11の外周側に設けられたホルダ部材15b
と、上記ガイド部材15aとホルダ部材15bとを連結
する、案内ロッド11の長さ方向に延長する板状の連結
部材15cとから構成される。ガイド部材15aとして
は、案内ロッド11内をスライド可能であれば、形状は
特に限定されないが、案内ロッド11の内壁に、若干の
クリアランスを有して内接する円筒状であることが好ま
しい。本例では、図5(a),(b)に示すように、ガ
イド部材15aを、ホルダ部材15b側(下側)に上記
連結部材15cを挿入するための凹部15pを形成した
円筒状とし、更に、ズリや水の排出を行うとともに、摺
動抵抗を少なくするため、上記ガイド部材15aの側面
に切り欠き部15nを設けた。一方、ホルダ部材15b
としては、例えば、穿孔ロッド14の外周側に設けられ
た、アダプタ14aとは同心円状でかつ穿孔ロッド14
の長さ方向に延長する円筒状の部材を用いることができ
る。この円筒状の部材のガイド部材15a側(上側)
で、上記凹部15pと対向する位置には、上記連結部材
15cを挿入するための凹部15qが形成されている。
上記ガイド部材15a側の凹部15pと上記ホルダ部材
15b側の凹部15qとに上記連結部材15cの両側面
の端部をそれぞれ挿入し、溶接あるいは接着等により固
定して形成されたリニアガイド15は、ガイド部材15
aと案内ロッド11とのクリアランスの範囲内におい
て、穿孔ロッド14と案内ロッド11との間隔を、上記
連結部材15cの幅によって規制することができる。し
たがって、上記構成のリニアガイド15を用いることに
より、穿孔ロッド14を、案内ロッド11と所定の距離
を保持しながら、上記案内ロッド11に沿って移動させ
ることが可能となる。
【0011】次に、本発明の溝穿孔機10によるスロッ
ト穿孔作業について説明する。まず、図6(a)に示す
ように、ガイドセル17を岩盤1方向に移動させ、上記
ガイドセル17の先端側に設けられた規制部材18を岩
盤1の掘削面に当接させた後、駆動装置19により、穿
孔ロッド14の先端に設けられた穿孔ビット14bを回
転させるとともに、上記駆動装置19をガイドセル17
上において岩盤1方向にスライドさせることにより、岩
盤1を掘削しながら穿孔ロッド14を上記岩盤1内に所
定の距離だけ送り込んで穿孔し、案内ロッド11を挿入
するための第1孔2を先行削孔する。次に、上記駆動装
置19を元の位置に戻して穿孔ロッド14を上記第1孔
2から引き抜き、ガイドセル17を岩盤1とは反対の方
向に移動させた後、図6(b)に示すように、フランジ
等の接続部材11sを用いて、案内ロッド11を支持部
材13に固定するとともに、リニアガイド15を穿孔ロ
ッド14の先端側に装着する。その後、再びガイドセル
17を岩盤1方向に移動させ、図6(c)に示すよう
に、規制部材18を岩盤1の掘削面に当接させる。これ
により、案内ロッド11を上記第1孔2の奥まで挿入さ
せるとともに、穿孔ビット14bの先端位置を上記先行
削孔時と略同じ位置に設定することができる。なお、本
例では、案内ロッド11の先端に、先端径が上記第1孔
2よりも小さなキャップ12を取り付けることにより、
案内ロッド11の挿入を容易にしている。
【0012】次に、駆動装置19を稼動させて穿孔ビッ
ト14bを回転させるとともに、駆動装置19をスライ
ドさせ、図7(a)に示すように、岩盤1を掘削しなが
ら穿孔ロッド14を上記岩盤1内に所定の距離だけ送り
込む。本実施の形態の溝穿孔機10においては、穿孔ロ
ッド14は、その先端部がリニアガイド15に一体に連
結されており、かつ、リニアガイド15のガイド部材1
5aが上記案内ロッド11内をスライドするように構成
されているので、穿孔ロッド14は、案内ロッド11に
対して一定の距離を保持ながら、案内ロッド11に沿っ
て岩盤1内に送り込まれる。これにより、先行穿孔であ
る第1孔2と一定の間隔を保持した、上記第1孔2と同
型の第2孔3を穿孔することができる。第2孔3の穿孔
が終了すると、図7(b)に示すように、上記駆動装置
19を元の位置に戻して穿孔ロッド14と案内ロッド1
1とを、それぞれ、第2孔3及び第1孔2から引き抜
く。本実施の形態の溝穿孔機10においては、図3及び
図8(a)に示すように、リニアガイド15の穿孔方向
側に破砕用の硬質部材である超硬チップ16が設けられ
ているので、穿孔の際には、上記第1孔2と第2孔3と
の間の岩盤が上記超硬チップ16により同時に削られ
て、図8(b)に示すように、上記第1孔2と第2孔3
との間がスリット状の空隙4によって連結される。すな
わち、上述した先端が略V字状の超硬チップ16が、穿
孔ロッド14に伝達される岩盤破砕時の振動を受けて振
動しながら、穿孔ロッド14に連動して岩盤1内を前進
することにより、上記第1孔2と第2孔3との間の岩盤
を、上記第2孔3の穿孔と同時に破砕するので、穿孔ロ
ッド14を効率よくかつ確実にスムースに前進させるこ
とができるとともに、スリット状の空隙4によって上記
第1孔2と第2孔3との間を連結することが可能とな
る。また、リニアガイド15の後部側にも超硬チップ1
6を設けるようにすれば、穿孔時に発生したズリが上記
スリット状の空隙4に挟まったりした場合などには、こ
れを取り除くことができる。
【0013】次いで、図9(a)に示すように、案内ロ
ッド11を上記新たに穿孔された第2孔3に挿入し、上
記の方法と同様に、上記第2孔3の下部の、上記第2孔
3と一定の距離を隔てた箇所に第3孔5を穿孔する。上
記第3孔5の穿孔が終了すると、図9(b)に示すよう
に、上記駆動装置19を元の位置に戻して穿孔ロッド1
4と案内ロッド11とを、それぞれ、第2孔3及び第3
孔5から引き抜く。以上の作業を繰り返し、必要なスロ
ット幅までスロット穿孔を連続して行う。
【0014】このように、本実施の形態によれば、先行
穿孔(第1孔2)に挿入される案内ロッド11と、先端
に穿孔ビット14bを備えた穿孔ロッド14とを、上記
案内ロッド11内にスライド可能に配設されたガイド部
材15aと、上記穿孔ロッド14の外周側に設けられた
ホルダー部材15bとを連結部材15cで連結したリニ
アガイド15により連結し、上記穿孔ロッド14が案内
ロッド11に対して一定の距離を保持ながら、案内ロッ
ド11に沿って移動させることができるようにしたの
で、互いに平行な一定間隔の溝(第1孔2,第2孔3,
第3孔5,‥)を確実に穿孔することができる。また、
上記各溝は重なり合うことがないので、穿孔効率を向上
させることができる。なお、上記各穿孔2,3,5,‥
‥間のブリッジ部となる岩盤は、上述したように、リニ
アガイド15に設けられた超硬チップ16により破砕さ
れるので、スリット状の溝を形成することができる。
【0015】なお、本実施の形態においては、先端にキ
ャップ12が装着された案内ロッド11を用いたが、キ
ャップ12を省略してもよい。また、案内ロッドとして
は、図10(a),(b)に示すように、例えば、先行
穿孔である第1孔2の内径よりも小さな径を有する円柱
状の案内ロッド11A、あるいは、穿孔ロッド14に垂
直な平板状の案内ロッド11Bなどのように、断面の穿
孔ロッド14方向の幅が、上記超硬チップ16の幅より
も若干大きめな柱状体から構成するようにしてもよい。
上記案内ロッド11A,11Bは断面の幅が狭いので、
穿孔ロッド14のみを引き抜き、上記案内ロッド11
A,11Bを先行穿孔である第1孔2から引き抜かす
に、下方側(新たに形成された溝側)に押し下げれば、
上記案内ロッド11A,11Bを上記新たに形成された
溝内にそのまま落とし込むことが可能となる。すなわ
ち、各穿孔2,3,5,‥‥間のブリッジ部となる岩盤
は、超硬チップ16により破砕されているので、周囲の
岩盤は薄くまた強度も小さい。したがって、穿孔ロッド
14を引き抜いた後、上記案内ロッド11A,11Bを
下方に押し下げれば周囲の岩盤が破砕され、上記案内ロ
ッド11A,11Bを新たに形成された溝内に移動させ
ることができる。なお、岩盤1の強度が弱い場所であれ
ば、本例の案内ロッド11でも、周囲の岩盤を破砕しな
がら新たに形成された溝内に移動させることが可能であ
るが、案内ロッドの幅としては、上記のように、先行穿
孔の幅の2/3〜1/2以下で、超硬チップ16の幅よ
りも若干大きめな柱状体から構成するほうが案内ロッド
を確実に移動させることできる。また、上記のような円
柱状の案内ロッド11A、あるいは、平板状の案内ロッ
ド11Bを用いる場合には、上記案内ロッド11A,1
1B内に中空部を設けてガイド部材を配置するよりは、
図10(a),(b)に示すように、ガイド部材14
A,14Bを、上記案内ロッド11A,11Bの外周側
をスライドするように構成する方がリニアガイドの製造
が容易である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、先行穿孔に挿入さ
れる案内ロッドと、先端に穿孔ビットを備えた穿孔ロッ
ドと、この穿孔ロッドの外周側に連結され、上記案内ロ
ッドに沿ってスライドするリニアガイドとを備えた溝穿
孔機を用いることにより、穿孔ロッドを、案内ロッドに
対して一定の距離を保持ながら、案内ロッドに沿って移
動させることが可能となるので、互いに平行な一定間隔
の溝を確実に穿孔することができ、穿孔効率を著しく向
上させることができる。また、上記リニアガイドの穿孔
方向側に、破砕用のチップ材を設けることにより、先に
穿孔された溝と新たに穿孔された溝との間のブリッジ部
となる岩盤を効率よくかつ確実に破砕することができる
ので、穿孔ロッドの前進を容易にすることができるとと
もに、スリット状の溝を容易に形成することができる。
更に、溝形成後に、上記案内ロッドを先行穿孔から抜き
出すことなく、新たに形成した溝内に落とし込むように
することより、案内ロッドを直ちに上記新たな溝内にセ
ットすることができ、作業効率を更に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる溝穿孔機の要部
の概要を示す側面図である。
【図2】 本実施の形態に係わる溝穿孔機の要部を示す
斜視図である。
【図3】 本実施の形態に係わる溝穿孔機の要部断面図
である。
【図4】 本実施の形態に係わる溝穿孔機の構成を示す
図である。
【図5】 本実施の形態に係わるリニアガイドの一構成
例を示す図である。
【図6】 本実施の溝穿孔機による穿孔作業手順を示す
図である。
【図7】 本実施の溝穿孔機による穿孔作業手順を示す
図である。
【図8】 本実施による穿孔の形状を示す図である。
【図9】 本実施の溝穿孔機による穿孔作業手順を示す
図である。
【図10】 本発明に係わる溝穿孔機の他の構成を示す
図である。
【図11】 従来の溝穿孔機の構成を示す図である。
【図12】 従来の溝穿孔機の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 岩盤、2 第1孔、3 第2孔、4 スリット状の
空隙、5 第3孔、10 溝穿孔機、11 案内ロッ
ド、11s 接続部材、12 キャップ、13 支持部
材、14 穿孔ロッド、14a アダプタ、14b 穿
孔ビット、14c ロッド本体、14d 中継ロッド、
15 リニアガイド、15a ガイド部材、15b ホ
ルダ部材、15c 連結部材、16 超硬チップ、17
ガイドセル、18 規制部材、19 駆動装置、19
J 駆動軸、20 スリーブ。
フロントページの続き (72)発明者 益田 光雄 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 松尾 勉 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 中北 昭浩 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 北原 成郎 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 手塚 仁 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 片山 政弘 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 坂 英昌 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 桑畑 良樹 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 狩野 忠一 東京都墨田区横網一丁目6番1号 三菱マ テリアル株式会社内 (72)発明者 久田 仁也 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 株式会社リョウテック内 Fターム(参考) 2D065 AA04 AA09 AA23 AA26 AB02 3C069 AA04 BA09 BB01 BB02 BB03 BB04 BC02 CA01 EA01 EA02 EA03 EA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行穿孔に案内ロッドを挿入するととも
    に、上記案内ロッドに沿ってスライドするガイド部材を
    介して、上記案内ロッドと穿孔ロッドとを連結し、穿孔
    ロッドと案内ロッドとの距離を一定に保持しながら溝を
    穿孔するようにしたことを特徴とする溝の穿孔方法。
  2. 【請求項2】 溝形成後に、上記案内ロッドを先行穿孔
    から抜き出すことなく、新たに形成した溝内に移動させ
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の溝の穿
    孔方法。
  3. 【請求項3】 先行穿孔に挿入される案内ロッドと、先
    端に穿孔ビットを備えた穿孔ロッドと、この穿孔ロッド
    の外周側に連結され、上記案内ロッドに沿ってスライド
    するリニアガイドとを備えたことを特徴とする溝穿孔
    機。
  4. 【請求項4】 上記リニアガイドを上記穿孔ロッドの先
    端側に設けたことを特徴とする請求項3に記載の溝穿孔
    機。
  5. 【請求項5】 上記リニアガイドを、上記案内ロッド内
    にスライド可能に配設されたガイド部材と、上記穿孔ロ
    ッドの外周側に設けられたホルダ部材と、上記ガイド部
    材とホルダ部材とを連結するとともに、上記穿孔ロッド
    と上記案内ロッド間の距離を規制する連結部材とから構
    成したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載
    の溝穿孔機。
  6. 【請求項6】 上記リニアガイドの穿孔方向側に、破砕
    用の硬質部材を配設したことを特徴とする請求項3〜請
    求項5のいずれかに記載の溝穿孔機。
  7. 【請求項7】 上記案内ロッドを円筒状としたことを特
    徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに記載の溝穿孔
    機。
JP2001133097A 2001-04-27 2001-04-27 溝の穿孔方法及び溝穿孔機 Expired - Lifetime JP3816350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133097A JP3816350B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 溝の穿孔方法及び溝穿孔機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133097A JP3816350B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 溝の穿孔方法及び溝穿孔機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002327589A true JP2002327589A (ja) 2002-11-15
JP3816350B2 JP3816350B2 (ja) 2006-08-30

Family

ID=18981016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001133097A Expired - Lifetime JP3816350B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 溝の穿孔方法及び溝穿孔機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3816350B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328808A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kumagai Gumi Co Ltd 穿孔装置
JP2006328807A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kumagai Gumi Co Ltd 連結部材及び穿孔装置
JP2006328784A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kumagai Gumi Co Ltd 穿孔装置
JP2006328777A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kumagai Gumi Co Ltd 穿孔方法及びこの穿孔方法に使用する連結部材
JP2011510187A (ja) * 2008-01-14 2011-03-31 ソイルメック ソシエタ ペル アテオニ 柱列状連続孔を削孔するための設備
JP2013032669A (ja) * 2011-06-30 2013-02-14 Chubu Rock Drill Service Co Ltd 穿孔用ビット、それを用いた掘削装置及びコンクリート構築物、岩石の穿孔方法及び破砕方法
KR101910351B1 (ko) * 2017-10-26 2018-10-23 주식회사 건석이엔지 천공 절단식 암벽 굴착 공법과 이를 위한 천공기구
KR102095574B1 (ko) * 2019-10-21 2020-03-31 오상봉 절단형 회동 암파쇄장치

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328808A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kumagai Gumi Co Ltd 穿孔装置
JP2006328807A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kumagai Gumi Co Ltd 連結部材及び穿孔装置
JP2006328784A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kumagai Gumi Co Ltd 穿孔装置
JP2006328777A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kumagai Gumi Co Ltd 穿孔方法及びこの穿孔方法に使用する連結部材
JP4481213B2 (ja) * 2005-05-26 2010-06-16 株式会社熊谷組 穿孔方法及びこの穿孔方法に使用する連結部材
JP4615374B2 (ja) * 2005-05-26 2011-01-19 株式会社熊谷組 穿孔装置
JP4615373B2 (ja) * 2005-05-26 2011-01-19 株式会社熊谷組 連結部材及び穿孔装置
JP4615372B2 (ja) * 2005-05-26 2011-01-19 株式会社熊谷組 穿孔装置
JP2011510187A (ja) * 2008-01-14 2011-03-31 ソイルメック ソシエタ ペル アテオニ 柱列状連続孔を削孔するための設備
JP2013032669A (ja) * 2011-06-30 2013-02-14 Chubu Rock Drill Service Co Ltd 穿孔用ビット、それを用いた掘削装置及びコンクリート構築物、岩石の穿孔方法及び破砕方法
KR101910351B1 (ko) * 2017-10-26 2018-10-23 주식회사 건석이엔지 천공 절단식 암벽 굴착 공법과 이를 위한 천공기구
KR102095574B1 (ko) * 2019-10-21 2020-03-31 오상봉 절단형 회동 암파쇄장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3816350B2 (ja) 2006-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20170042568A (ko) 굴삭 공구
JP2002327589A (ja) 溝の穿孔方法及び溝穿孔機
JP2013032669A (ja) 穿孔用ビット、それを用いた掘削装置及びコンクリート構築物、岩石の穿孔方法及び破砕方法
JP2010065398A (ja) 割岩装置
JPH11159273A (ja) 岩盤切開用自由面穿孔機
JP2002283339A (ja) 岩石加工用の吸引ドリル
JPH0635792B2 (ja) 穿孔用ビット
JP2003062827A (ja) アンカー固定孔穿孔用ドリル
JP2005036390A (ja) 穿孔ビット及びこれを用いた自穿孔ロックボルト並びに自穿孔ロックボルトの施工方法
JP2001280060A (ja) 芯抜き発破工法における芯抜き方法
JP2748243B2 (ja) 岩盤掘進方法および岩盤シールド掘削機
JP3323492B1 (ja) 心抜き工法、削孔内部の部分拡径工法、削岩ヘッドならびに削岩機
JP4505289B2 (ja) 岩盤への溝の形成方法
JPS62248792A (ja) 岩盤等にスロツトを形成するための穿孔機のビツト
JP2009019463A (ja) ガイドロッド付き穿孔装置
JP4634098B2 (ja) 岩盤への溝の形成方法
KR100395839B1 (ko) 전석층 및 암반층용 강관 널말뚝 및 그의 시공방법
JP3203966B2 (ja) 掘削工具
JPH08114080A (ja) さく孔工具
JPH0716940B2 (ja) 打撃回転工具を備えた穿孔装置
JPH063104B2 (ja) プレスリツトジヤンボ−
JP2531078Y2 (ja) 掘削装置
JPH0978979A (ja) トンネルの掘進方法およびそれに用いる穿孔・ロックアンカー打設機
JP3253896B2 (ja) 穿孔機
JP5719680B2 (ja) 穿孔ビット

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3816350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140616

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term