JPH0635792B2 - 穿孔用ビット - Google Patents
穿孔用ビットInfo
- Publication number
- JPH0635792B2 JPH0635792B2 JP63107795A JP10779588A JPH0635792B2 JP H0635792 B2 JPH0635792 B2 JP H0635792B2 JP 63107795 A JP63107795 A JP 63107795A JP 10779588 A JP10779588 A JP 10779588A JP H0635792 B2 JPH0635792 B2 JP H0635792B2
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- JP
- Japan
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- shank
- reamer
- hole
- blade body
- groove
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、岩石やコンクリートに発破孔等を穿設するの
に適した穿孔用ビットに関するものである。
に適した穿孔用ビットに関するものである。
〔従来の技術〕 従来から、岩石やコンクリートに発破孔等の孔を穿つに
は、切削用ビットの回転により切削穿孔する回転式と、
打撃によりビット先端を岩盤等に一定深さ食い込ませて
岩石等を砕破したのちビットを後退させて周方向に適宜
角度回動させ、再び打撃を行う作業を繰り返して穿孔す
る打撃回転式とがあるが、いずれの穿孔手段においても
先端に超硬チップからなる刃体を埋設したビットが使用
されている。
は、切削用ビットの回転により切削穿孔する回転式と、
打撃によりビット先端を岩盤等に一定深さ食い込ませて
岩石等を砕破したのちビットを後退させて周方向に適宜
角度回動させ、再び打撃を行う作業を繰り返して穿孔す
る打撃回転式とがあるが、いずれの穿孔手段においても
先端に超硬チップからなる刃体を埋設したビットが使用
されている。
このようなビットとしては、第4図及び第5図に示すよ
うに、超硬チップよりなる刃体(a)の外径を断面円形の
シャンク(b)よりも大径にして外側方に突出させると共
にチップの摩耗及び回転抵抗の低減を図るために、その
外周面をシャンク(b)側に向かって徐々に小径となるよ
うに傾斜(c)させている。
うに、超硬チップよりなる刃体(a)の外径を断面円形の
シャンク(b)よりも大径にして外側方に突出させると共
にチップの摩耗及び回転抵抗の低減を図るために、その
外周面をシャンク(b)側に向かって徐々に小径となるよ
うに傾斜(c)させている。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような構造のビットでは、岩石やコ
ンクリートに穿孔する時、これらの岩石やコンクリート
に硬軟のバラツキがあるため、刃体(a)がシャンク(b)よ
りも外径方向に突出している分だけ、第6図に示すよう
に、特に穿孔速度を速くした時に穿孔(d)された孔壁に
はその長さ方向に凹凸面(e)が形成されるばかりでな
く、穿孔(d)自体に曲がりが生じて爾後における火薬等
の装填が困難となる。
ンクリートに穿孔する時、これらの岩石やコンクリート
に硬軟のバラツキがあるため、刃体(a)がシャンク(b)よ
りも外径方向に突出している分だけ、第6図に示すよう
に、特に穿孔速度を速くした時に穿孔(d)された孔壁に
はその長さ方向に凹凸面(e)が形成されるばかりでな
く、穿孔(d)自体に曲がりが生じて爾後における火薬等
の装填が困難となる。
このような問題点は、刃体に後続して外径が刃体の外径
に略等しいリーマを一体に設けた場合には、リーマが穿
孔された孔壁に摺接しながら進入してゆくので、一応、
解消することができるが、打撃回転式ビットにおいて
は、刃体を打撃によって岩盤等に食い込ませて条溝状に
破砕したのち、回転力によって僅かに後退させ、次い
で、シャンクを小角度だけ周方向に回動させて再び打撃
を行うという作業を繰り返して上記条溝部を回転方向に
拡大させて条溝深さに相当する孔部を穿設し、このよう
な孔部を打ち込み方向に連続させていくものであるか
ら、シャンクの後退時や打撃によって条溝部を拡大させ
る際におけるシャンクの打ち込み時には、リーマも孔壁
に摺接しながら一体的に進退し、打撃力の伝達が効率よ
く行われなくなるばかりでなく、後退時においてもリー
マと孔壁との摩擦に打ち勝つ引き抜き方向の力を要し、
その上、孔壁にも打撃力が伝達して孔壁が欠損し、凹凸
面が生じる虞れがある。
に略等しいリーマを一体に設けた場合には、リーマが穿
孔された孔壁に摺接しながら進入してゆくので、一応、
解消することができるが、打撃回転式ビットにおいて
は、刃体を打撃によって岩盤等に食い込ませて条溝状に
破砕したのち、回転力によって僅かに後退させ、次い
で、シャンクを小角度だけ周方向に回動させて再び打撃
を行うという作業を繰り返して上記条溝部を回転方向に
拡大させて条溝深さに相当する孔部を穿設し、このよう
な孔部を打ち込み方向に連続させていくものであるか
ら、シャンクの後退時や打撃によって条溝部を拡大させ
る際におけるシャンクの打ち込み時には、リーマも孔壁
に摺接しながら一体的に進退し、打撃力の伝達が効率よ
く行われなくなるばかりでなく、後退時においてもリー
マと孔壁との摩擦に打ち勝つ引き抜き方向の力を要し、
その上、孔壁にも打撃力が伝達して孔壁が欠損し、凹凸
面が生じる虞れがある。
本発明は、孔壁に殆ど凹凸面を生じさせることなく、打
撃力を効率よくビットに伝達し得ると共に、真っ直ぐな
穿孔を可能にした穿孔用ビットを提供するものである。
撃力を効率よくビットに伝達し得ると共に、真っ直ぐな
穿孔を可能にした穿孔用ビットを提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の穿孔用ビットは、
角形断面のシャンクの先端に、該シャンクよりも大径の
打撃用刃体を一体に設けてなる打撃回転式穿孔用ビット
において、該刃体の背面側近くにおける上記角形断面の
シャンクの外周にシャンクの長さ方向に所定間隔を存し
てストッパーを設け、そのストッパー間の上記シャンク
部に外径が刃体の外径に略等しく、且つ該シャンク部に
嵌合する角孔を貫設してなるリーマをシャンク長さ方向
に摺動自在に設けたことを特徴とするものである。
角形断面のシャンクの先端に、該シャンクよりも大径の
打撃用刃体を一体に設けてなる打撃回転式穿孔用ビット
において、該刃体の背面側近くにおける上記角形断面の
シャンクの外周にシャンクの長さ方向に所定間隔を存し
てストッパーを設け、そのストッパー間の上記シャンク
部に外径が刃体の外径に略等しく、且つ該シャンク部に
嵌合する角孔を貫設してなるリーマをシャンク長さ方向
に摺動自在に設けたことを特徴とするものである。
岩盤等の所定個所に刃体を当接させた状態で打撃する
と、刃体が穿孔すべき個所に食い込んで条溝状に破砕す
る。打撃後、回転力によって僅かに後退させて刃体を条
溝部から離間させ、シャンクを小角度だけ周方向に回動
させて再び打撃を行うと、条溝部がシャンクの周方向に
拡大する。これを繰り返し行って条溝深さに相当する浅
底孔を穿設し、この浅底孔を連続させていくことによっ
て所望深さの孔を穿設する。
と、刃体が穿孔すべき個所に食い込んで条溝状に破砕す
る。打撃後、回転力によって僅かに後退させて刃体を条
溝部から離間させ、シャンクを小角度だけ周方向に回動
させて再び打撃を行うと、条溝部がシャンクの周方向に
拡大する。これを繰り返し行って条溝深さに相当する浅
底孔を穿設し、この浅底孔を連続させていくことによっ
て所望深さの孔を穿設する。
この際、リーマがシャンクに設けているストッパー間で
前後摺動自在となっているから、最初の条溝部穿設時に
おいては、リーマの基端面が該基端面に対向するストッ
パーに当接した状態で打撃により上記刃体による破砕深
さ、即ち、条溝部の深さに応じてシャンクと一体的に進
行するが、次の条溝部の穿設のためにシャンクを回転力
で後退させると、リーマはその位置で孔壁に接した状態
を維持してリーマの基端面から該基端面に対向するスト
ッパーが離間し、次の打撃時には該ストッパーがリーマ
の基端面に当接する状態となるだけでリーマに打撃力は
殆ど伝達されない。そして、リーマによってシャンクが
常に真っ直ぐに保持されながら打撃による穿孔が行われ
ると共にリーマの回転時には、その外周面によって孔壁
が整形されるものである。
前後摺動自在となっているから、最初の条溝部穿設時に
おいては、リーマの基端面が該基端面に対向するストッ
パーに当接した状態で打撃により上記刃体による破砕深
さ、即ち、条溝部の深さに応じてシャンクと一体的に進
行するが、次の条溝部の穿設のためにシャンクを回転力
で後退させると、リーマはその位置で孔壁に接した状態
を維持してリーマの基端面から該基端面に対向するスト
ッパーが離間し、次の打撃時には該ストッパーがリーマ
の基端面に当接する状態となるだけでリーマに打撃力は
殆ど伝達されない。そして、リーマによってシャンクが
常に真っ直ぐに保持されながら打撃による穿孔が行われ
ると共にリーマの回転時には、その外周面によって孔壁
が整形されるものである。
切削或いは打撃によって生じたくり粉は、刃体を設けた
シャンク先端面から軸内を貫通して排出通路を形成して
おくことにより、この排出通路を通じて吸引除去しても
よく、又、このような排出通路に代えてシャンク先端面
に開口する圧力流体供給孔を貫設しておき、該供給孔を
通じて水や空気等の圧力流体を噴出させ、シャンクと孔
壁間を通じて排出するようにしてもよい。
シャンク先端面から軸内を貫通して排出通路を形成して
おくことにより、この排出通路を通じて吸引除去しても
よく、又、このような排出通路に代えてシャンク先端面
に開口する圧力流体供給孔を貫設しておき、該供給孔を
通じて水や空気等の圧力流体を噴出させ、シャンクと孔
壁間を通じて排出するようにしてもよい。
本発明の実施例を図面について説明すると、(1)は断面
六角形状のシャンクで、その先端部を先端面が円錐形状
の大径頭部(1a)に形成してあり、該頭部(1a)に超硬チッ
プよりなる一文字型刃体(2)を埋設してある。
六角形状のシャンクで、その先端部を先端面が円錐形状
の大径頭部(1a)に形成してあり、該頭部(1a)に超硬チッ
プよりなる一文字型刃体(2)を埋設してある。
この刃体(2)は頭部(1a)から突出してあり、この頭部(1
a)の外周面から該刃体(2)の先端面に亘って凹弧状に穿
つことによって切削刃(2a)が形成されていると共に、こ
の刃体(2)の両側部は頭部(1a)の両側外周面から突出
し、該突出両側部分の表面は基端側に向かってやや内径
方向に傾斜する傾斜面(2b)に形成されている。
a)の外周面から該刃体(2)の先端面に亘って凹弧状に穿
つことによって切削刃(2a)が形成されていると共に、こ
の刃体(2)の両側部は頭部(1a)の両側外周面から突出
し、該突出両側部分の表面は基端側に向かってやや内径
方向に傾斜する傾斜面(2b)に形成されている。
(3)は六角形状のシャンク(1)にその中央に貫設した六角
形状の孔(9)をシャンク(1)の長さ方向に摺動自在に挿嵌
させているリーマで、このリーマ(3)を前後から挟むよ
うにしてシャンク(1)の軸部(1b)の先端部と基端部とに
ストッパー(10)(11)を夫々固着してあり、このストッパ
ー(10)(11)によってリーマ(3)が小寸法だけシャンク(1)
の長さ方向に摺動可能に構成している。さらに、リーマ
(3)の外周面に超硬合金又はダイヤモンド等からなる多
数の微小突起(4)(4)・・・(4)を周方向及び長さ方向に
適宜間隔毎に突設してあり、その微小突起(4)を含む径
は、シャンク(1)の頭部(1a)の両側部まで延設している
前記刃体(2)の両側部間の直径と略等しく形成されてい
る。又、このリーマ(3)の先端面と基端面とを内径方向
に傾斜した傾斜面(5)に形成していると共に、外周面数
個所にこれらの傾斜面(5)(5)間に連通するくり粉排出溝
(6)を刻設してある。
形状の孔(9)をシャンク(1)の長さ方向に摺動自在に挿嵌
させているリーマで、このリーマ(3)を前後から挟むよ
うにしてシャンク(1)の軸部(1b)の先端部と基端部とに
ストッパー(10)(11)を夫々固着してあり、このストッパ
ー(10)(11)によってリーマ(3)が小寸法だけシャンク(1)
の長さ方向に摺動可能に構成している。さらに、リーマ
(3)の外周面に超硬合金又はダイヤモンド等からなる多
数の微小突起(4)(4)・・・(4)を周方向及び長さ方向に
適宜間隔毎に突設してあり、その微小突起(4)を含む径
は、シャンク(1)の頭部(1a)の両側部まで延設している
前記刃体(2)の両側部間の直径と略等しく形成されてい
る。又、このリーマ(3)の先端面と基端面とを内径方向
に傾斜した傾斜面(5)に形成していると共に、外周面数
個所にこれらの傾斜面(5)(5)間に連通するくり粉排出溝
(6)を刻設してある。
(7)はシャンク(1)の中央部において、その基端面から適
宜長さ部分に設けた中空ロッド連結用螺子孔で、その先
端から頭部(1a)に連通する圧力流体流通孔(8)を貫設し
てある。
宜長さ部分に設けた中空ロッド連結用螺子孔で、その先
端から頭部(1a)に連通する圧力流体流通孔(8)を貫設し
てある。
このように構成した打撃回転式穿孔ビットにより岩石等
に発破孔等の孔を穿設するには、シャンク(1)の螺子孔
(7)に中空ロッド(図示せず)を連結して該中空ロッド
を適宜な打撃回転機構(図示せず)に連結し、その打撃
回転機構によりシャンク(1)に打撃を与えてその頭部先
端の刃体(2)により岩石等を破砕する。
に発破孔等の孔を穿設するには、シャンク(1)の螺子孔
(7)に中空ロッド(図示せず)を連結して該中空ロッド
を適宜な打撃回転機構(図示せず)に連結し、その打撃
回転機構によりシャンク(1)に打撃を与えてその頭部先
端の刃体(2)により岩石等を破砕する。
この際、打撃による一文字形状の刃体(2)で岩盤等を条
溝条に部分破砕し、次いで、シャンク(1)を回転力によ
り後退させてその破砕により穿設された条溝部から離間
させ、シャンク(1)を周方向に小角度回動させて再び打
撃することにより、上記条溝部の側方に連続する部分を
破砕して条溝部を拡大させ、これを繰り返すことによ
り、条溝部が連続して浅底孔が穿設される。そして、こ
の浅底孔の穿設作業をシャンク(1)の長さ方向に連続し
て行うことにより所望深さの孔が穿設されるものであ
る。
溝条に部分破砕し、次いで、シャンク(1)を回転力によ
り後退させてその破砕により穿設された条溝部から離間
させ、シャンク(1)を周方向に小角度回動させて再び打
撃することにより、上記条溝部の側方に連続する部分を
破砕して条溝部を拡大させ、これを繰り返すことによ
り、条溝部が連続して浅底孔が穿設される。そして、こ
の浅底孔の穿設作業をシャンク(1)の長さ方向に連続し
て行うことにより所望深さの孔が穿設されるものであ
る。
この場合、最初の打撃による条溝部の破砕形成時には、
リーマ(3)の基端面が該基端面に対向するストッパー(1
1)に当接した状態で打撃により上記刃体(2)による破砕
深さ、即ち、条溝部の深さに応じてシャンク(1)と一体
にリーマ(2)が前進するが、次の条溝部の破砕のために
シャンク(1)を後退させると、リーマ(3)はその位置で孔
壁に密着した状態を維持してリーマ(3)の基端面から該
基端面に対向するストッパー(11)が離間し、次の打撃時
には該ストッパー(11)がリーマ(3)の基端面に当接する
状態となるだけで、リーマ(3)に打撃力は殆ど伝達され
ない。
リーマ(3)の基端面が該基端面に対向するストッパー(1
1)に当接した状態で打撃により上記刃体(2)による破砕
深さ、即ち、条溝部の深さに応じてシャンク(1)と一体
にリーマ(2)が前進するが、次の条溝部の破砕のために
シャンク(1)を後退させると、リーマ(3)はその位置で孔
壁に密着した状態を維持してリーマ(3)の基端面から該
基端面に対向するストッパー(11)が離間し、次の打撃時
には該ストッパー(11)がリーマ(3)の基端面に当接する
状態となるだけで、リーマ(3)に打撃力は殆ど伝達され
ない。
このように、浅底孔の穿設開始時以外の打撃時において
は、リーマ(3)は穿設された孔壁に摺接した状態を保持
し、このリーマ(3)をガイドとしてシャンク(1)が打撃方
向に前進するものであり、シャンク(1)を小角度だけ周
方向に回動させる時に、角軸(1b)と角孔(9)を介してリ
ーマ(3)がシャンク(1)と一体回動し、その周面に突設し
ている多数の微小突起(4)によって孔壁を整形するもの
である。
は、リーマ(3)は穿設された孔壁に摺接した状態を保持
し、このリーマ(3)をガイドとしてシャンク(1)が打撃方
向に前進するものであり、シャンク(1)を小角度だけ周
方向に回動させる時に、角軸(1b)と角孔(9)を介してリ
ーマ(3)がシャンク(1)と一体回動し、その周面に突設し
ている多数の微小突起(4)によって孔壁を整形するもの
である。
この穿孔中に、中空ロッドから流通孔(8)に水又は空気
等の圧力流体を供給すると、該圧力流体は流通孔(8)か
ら穿孔底面側に噴出して刃体(2)によって切削されるく
り粉を、シャンク(1)の頭部外周面と孔壁との隙間から
リーマ(3)の外周面に設けている排出溝(6)を通じて外部
に排出する。この際、排出溝(6)を通過し得ない大きさ
のくり粉は、回転するリーマ(3)の上端傾斜面(5)と孔壁
間によって小さく粉砕され、前述同様に圧力流体によっ
て排出溝(6)を流通し、外部に排出される。
等の圧力流体を供給すると、該圧力流体は流通孔(8)か
ら穿孔底面側に噴出して刃体(2)によって切削されるく
り粉を、シャンク(1)の頭部外周面と孔壁との隙間から
リーマ(3)の外周面に設けている排出溝(6)を通じて外部
に排出する。この際、排出溝(6)を通過し得ない大きさ
のくり粉は、回転するリーマ(3)の上端傾斜面(5)と孔壁
間によって小さく粉砕され、前述同様に圧力流体によっ
て排出溝(6)を流通し、外部に排出される。
なお、このような圧力流体によるくり粉排出を行うこと
なく、シャンク(1)に設けている流通孔(8)をくり粉排出
通路に利用することができる。
なく、シャンク(1)に設けている流通孔(8)をくり粉排出
通路に利用することができる。
即ち、中空ロッドを空気吸引装置(図示せず)に連結、
連通して該中空ロッドを通じて流通孔(8)に空気吸引力
を発生させれば、切削されるくり粉は該流通孔(8)に吸
引され、中空ロッドを通じて外部に排出される。
連通して該中空ロッドを通じて流通孔(8)に空気吸引力
を発生させれば、切削されるくり粉は該流通孔(8)に吸
引され、中空ロッドを通じて外部に排出される。
なお、リーマ(3)の基端面を傾斜面(5)に形成しているの
で、シャンク(1)の孔内からの抜き取り作業が円滑に行
えるものである。
で、シャンク(1)の孔内からの抜き取り作業が円滑に行
えるものである。
以上のように本発明の打撃回転式穿孔ビットによれば、
角形断面のシャンクの先端に、該シャンクよりも大径の
打撃用刃体を一体に設けてなる打撃回転式穿孔用ビット
において、該刃体の背面側近くにおける上記角形断面の
シャンクの外周にシャンクの長さ方向に所定間隔を存し
てストッパーを設け、そのストッパー間の上記シャンク
部に外径が刃体の外径に略等しく、且つ該シャンク部に
嵌合する角孔を貫設してなるリーマをシャンク長さ方向
に摺動自在に設けているので、一定深さの孔部を穿設し
たのち該孔部に連続する次の孔部の穿設開始以外の打撃
時には、その打撃力をリーマに殆ど伝達させることな
く、孔壁に該リーマを密接させた状態にしてこのリーマ
をガイドとしてシャンクを前進させて刃体に直接打撃力
を伝達させることができ、シャンクを真っ直ぐに且つ軽
快に作動させて能率の良い穿孔作業が行えるものであ
る。
角形断面のシャンクの先端に、該シャンクよりも大径の
打撃用刃体を一体に設けてなる打撃回転式穿孔用ビット
において、該刃体の背面側近くにおける上記角形断面の
シャンクの外周にシャンクの長さ方向に所定間隔を存し
てストッパーを設け、そのストッパー間の上記シャンク
部に外径が刃体の外径に略等しく、且つ該シャンク部に
嵌合する角孔を貫設してなるリーマをシャンク長さ方向
に摺動自在に設けているので、一定深さの孔部を穿設し
たのち該孔部に連続する次の孔部の穿設開始以外の打撃
時には、その打撃力をリーマに殆ど伝達させることな
く、孔壁に該リーマを密接させた状態にしてこのリーマ
をガイドとしてシャンクを前進させて刃体に直接打撃力
を伝達させることができ、シャンクを真っ直ぐに且つ軽
快に作動させて能率の良い穿孔作業が行えるものであ
る。
さらに、リーマの回転時には、該リーマの外周面によっ
て孔壁を整形することができ、精度のよい穿孔を行うこ
とができるものである。
て孔壁を整形することができ、精度のよい穿孔を行うこ
とができるものである。
第1図は本発明穿孔用ビットの一実施例を示す正面図、
第2図は平面図、第3図は横断面図、第4図は従来の穿
孔用ビットの正面図、第5図はその側面図、第6図は穿
設された孔の簡略断面図である。 (1)……シャンク、(1a)……頭部、(2)……刃体、(3)…
…リーマ、(9)……角孔、(10)(11)……ストッパー。
第2図は平面図、第3図は横断面図、第4図は従来の穿
孔用ビットの正面図、第5図はその側面図、第6図は穿
設された孔の簡略断面図である。 (1)……シャンク、(1a)……頭部、(2)……刃体、(3)…
…リーマ、(9)……角孔、(10)(11)……ストッパー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石坂 幸生 福岡県北九州市八幡東区山王2―19―1 株式会社奥村組九州支店内 (72)発明者 河口 啓 福岡県北九州市八幡東区山王2―19―1 株式会社奥村組九州支店内 (72)発明者 古長 達廣 福岡県北九州市八幡東区山王2―19―1 株式会社奥村組九州支店内 (56)参考文献 特開 昭55−155897(JP,A) 特開 昭56−12492(JP,A) 特開 昭57−89092(JP,A) 特開 昭60−246986(JP,A) 米国特許4189012(US,A)
Claims (1)
- 【請求項1】角形断面のシャンクの先端に、該シャンク
よりも大径の打撃用刃体を一体に設けてなる打撃回転式
穿孔用ビットにおいて、該刃体の背面側近くにおける上
記角形断面のシャンクの外周にシャンクの長さ方向に所
定間隔を存してストッパーを設け、そのストッパー間の
上記シャンク部に外径が刃体の外径に略等しく、且つ該
シャンク部に嵌合する角孔を貫設してなるリーマをシャ
ンク長さ方向に摺動自在に設けたことを特徴とする穿孔
用ビット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63107795A JPH0635792B2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | 穿孔用ビット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63107795A JPH0635792B2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | 穿孔用ビット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01280195A JPH01280195A (ja) | 1989-11-10 |
JPH0635792B2 true JPH0635792B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=14468226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63107795A Expired - Lifetime JPH0635792B2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | 穿孔用ビット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635792B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE0400929L (sv) * | 2004-04-07 | 2005-09-27 | Atlas Copco Rotex Ab Oy | Anordning vid verktyg för sänkborrning med pilotborrkrona, rymmare och styrkropp |
JP4634098B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2011-02-16 | 株式会社熊谷組 | 岩盤への溝の形成方法 |
JP4634099B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2011-02-16 | 株式会社熊谷組 | 岩盤穿孔用ビット |
JP4505289B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2010-07-21 | 株式会社熊谷組 | 岩盤への溝の形成方法 |
JP5380127B2 (ja) * | 2009-03-27 | 2014-01-08 | 日特機械工業株式会社 | 掘削ビット |
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1988
- 1988-04-30 JP JP63107795A patent/JPH0635792B2/ja not_active Expired - Lifetime
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