JP2002326822A - フォアハースおよびゴブ製造装置並びにゴブ製造方法 - Google Patents

フォアハースおよびゴブ製造装置並びにゴブ製造方法

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JP2002326822A
JP2002326822A JP2001132512A JP2001132512A JP2002326822A JP 2002326822 A JP2002326822 A JP 2002326822A JP 2001132512 A JP2001132512 A JP 2001132512A JP 2001132512 A JP2001132512 A JP 2001132512A JP 2002326822 A JP2002326822 A JP 2002326822A
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JP
Japan
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glass
gob
pit
cody
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JP2001132512A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Makino
良之 牧野
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Toyo Glass Co Ltd
Original Assignee
Toyo Glass Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/18Stirring devices; Homogenisation
    • C03B5/187Stirring devices; Homogenisation with moving elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 「脈理」の欠点を解消する効果的な方法を開
発し、ガラス製品の製造歩留まりを改善して、より効率
的にガラス製品を製造できるようにする。 【解決手段】 フォアハースの底面にピットを設けて、
そこにスターラを設置することにより、フォアハース底
面を流れてくるコーディガラスがピットに流れ落ちよう
とする直前で上方に舞い上げて溶融ガラスに均一に混合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、溶融ガラスを攪拌
するスターラを有するフォアハースであって、特にフォ
アハース底面を流れるコーディガラスを溶融ガラス中に
均一に混ぜ合わせることにより、良質のびん、食器等の
ガラス製品を製造することのできるフォアハース、及び
このフォアハースを含むゴブ製造装置並びにゴブ製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】フォアハース内を流れる溶融ガラス中に
は、溶融炉で溶融する段階で炉の材質(レンガ等)がと
け込むため、微量の不純物(ジルコニア、アルミナ等)
が混入している。このような不純物を含んだ異質ガラス
はコーディガラスと呼ばれ、粘度が高く、比重が大きい
という性質を有している。
【0003】上記のようにコーディガラスは高粘性、高
比重であるため、図3に示すように、コーディガラス1
2はフォアハース11の底面に沿って流れ、良質できれ
いな溶融ガラス17はコーディガラス12の上を流れて
いく。図3の矢印Bはガラスの流れる方向を示してい
る。コーディガラス12はフォアハース11からスパウ
ト13の底面に沿って這うように流れ、オリフィス15
からゴブ16として落下する際にゴブ表面にあらわれて
くることがある。図4は、このようにして製造されたゴ
ブの断面図である。このようなゴブ16でガラス製品を
成形すると、ガラス製品の表面に「脈理」というすじの
欠陥が生じてしまう。脈理が生じるとガラス製品の品質
が低下する。
【0004】上記のような「脈理」の欠点を防ぐため
に、フォアハースの底面に小さな穴をあけ、コーディガ
ラスをこの穴から排出させる試みがなされた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フォアハースの底面に
小さな穴をあけ、コーディガラスをこの穴から排出させ
ようとしても、コーディガラスは粘度が高いために、ほ
とんど穴から排出することがない。また、穴を大きくし
ても、穴からは専ら粘度の低いきれいなガラスが流出し
て肝心なコーディガラスはほとんど排出されず、「脈
理」の欠点を防ぐ効果はほとんど認められなかった。し
たがって、現実的には「脈理」の欠点を防ぐための特別
な処置は講じられておらず、ある程度の確率で「脈理」
の欠点が生じるのは仕方のないこととされていた。
【0006】本発明は、「脈理」の欠点を解消する効果
的な方法を開発し、ガラス製品の製造歩留まりを改善し
て、より効率的にガラス製品を製造できるようにするこ
とを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、底部にピット
を形成し、該ピット内にスターラを設置したことを特徴
とするフォアハースである。フォアハースの底部に沿っ
て流れてきたコーディガラスはピット内に入り込もうと
するが、ピット内の溶融ガラスはピット内に設置された
スターラによって攪拌されて激しく流れているので、コ
ーディガラスはこのガラスの流れによってピットの直前
で上方に舞い上がり、フォアハース底面から引き離され
て溶融ガラスの中に拡散し均一に混合される。したがっ
て、コーディガラスがゴブの表面にあらわれることはな
くなり、「脈理」の欠点は解消される。
【0008】ピットはフォアハースの幅全体に設けるこ
とが望ましい。スターラは複数個をフォアハースの幅方
向に並べて設置すると、コーディガラスを効率的に溶融
ガラス中に均一に混合することができる。
【0009】なお、色付きガラス製品の製造の際に一般
的に用いられるカララントフォアハースのように、ピッ
トを形成せずにスターラのみを設置しても、フォアハー
ス底面付近の溶融ガラスはコーディガラスの上方で対流
するばかりで、高粘性のコーディガラスをフォアハース
底面から引き離してガラス中に混合することはできな
い。
【0010】また本発明は、ガラス溶融炉に接続したフ
ォアハースと、フォアハースの下流側に接続したフィー
ダを有するゴブ製造装置において、前記フォアハースを
請求項1、2又は3のフォアハースとしたことを特徴と
するゴブ製造装置である。このゴブ製造装置ではフォア
ハースにおいてコーディガラスが溶融ガラス中に均一に
混合されるので、コーディガラスがゴブの表面にあらわ
れることはなくなり、「脈理」の欠点が解消される。
【0011】さらに本発明は、溶融炉で溶融したガラス
をフォアハースに流して温度調整し、フォアハースの下
流側に接続したフィーダから押し出してゴブを製造する
ゴブ製造方法において、前記フォアハースを請求項1、
2又は3のフォアハースとし、フォアハースに設置した
スターラを回転してフォアハース内の溶融ガラスを攪拌
し、コーディガラスをガラス中に拡散することを特徴と
するゴブ製造方法である。本発明方法では、フォアハー
スにおいてコーディガラスが溶融ガラス中に拡散するの
で、コーディガラスがゴブの表面にあらわれることはな
くなり、「脈理」の欠点が解消される。なお、スターラ
をすべて上昇方向に回転させると、コーディガラスを溶
融ガラス中に拡散させる効果がきわめて大きくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】実施例のフォアハース1は溶融炉
から流れてきた溶融ガラスをフォアハースに分配する作
業部(図示せず)に連接されている。すなわち、フォア
ハース1は作業部を介して溶融炉に接続されている。図
1に示すように、フォアハース1はその内部を溶融ガラ
ス17が流れており、底面にはフォアハース1の幅全体
にピット2が形成されている。ピット2内にはフォアハ
ース上部から垂直に差し入れられた4本のスターラ3が
設置されている。フォアハース1の下流側にはゴブを供
給するフィーダが接続されている。フィーダはスパウト
5、チューブ6、プランジャ(図示せず)及びシャー
(図示せず)などからなる。ピット2の深さは、あまり
浅くてはスターラの回転により底面付近に生じる巻き込
み渦が小さすぎて、比重が大きく粘性の高いコーディガ
ラスをフォアハース底面から引き離すことができないの
で、フォアハースの深さやフォアハース内を流れる溶融
ガラスの量等によって調整するのが望ましい。図2に示
すように、ピット2内にはフォアハース1の幅方向にス
ターラ3が並んで設置されている。実施例では4本のス
ターラが並んでいるが、この数に限定されるものではな
い。スターラ3は周知の駆動方法(図示せず)で回転す
るようになっている。また、スターラ3には螺旋状の羽
根4が設けられている。スターラ3を回転させるとこの
羽根4に接触している付近の溶融ガラスが羽根4の動き
に押されるようにして対流を起こし、フォアハース内の
溶融ガラスが攪拌される。スターラ3はその先端がピッ
ト2内に入っているので、ピット2内及びフォアハース
1の底面付近の溶融ガラスも充分に攪拌される。図2に
矢印でスターラ3の回転の向きを示す。2本のスターラ
を1対として、2対のスターラが設置されており、1対
の2本のスターラが、対峙する両者の中間点に向かって
ともに内側に回転する。したがって、スターラ3付近の
溶融ガラスは2本のスターラの内側に取り込まれるよう
にして流れ、溶融ガラスの巻き込み渦が生み出される。
なお、4本のスターラの回転はすべて上昇方向の回転で
ある。
【0013】コーディガラス12は図1の矢印Aに示す
ようにフォアハース1底面に沿ってスパウト5に向かっ
て流れてくる。ピット2の位置にくると、コーディガラ
ス12はそのまま溝状のピット2の側壁面に沿って流れ
落ちようとするが、ピット2の側壁面に落ちようとする
直前で、図1の矢印のように、前記巻き込み渦によって
溶融ガラス17中に舞い上がり攪拌される。こうしてコ
ーディガラスは溶融ガラス中に拡散して均一に混合さ
れ、スターラ3を通過した下流側の溶融ガラスは均質な
溶融ガラスとなってフィーダまで流れ、良質のゴブが製
造される。
【0014】
【発明の効果】本発明のフォアハースは、底面にピット
を設け、そこにスターラを設置することにより、底面を
流れてくるコーディガラスをピットに落ちる直前に上方
に舞上げて溶融ガラスに均一に混ぜあわせることができ
る。これによりゴブ表面にコーディガラスが表れること
がなくなり、ガラス製品の脈理の欠点が発生するのを防
止し、良質のガラス製品を提供することができる。ま
た、貫通穴を設けるものではないので、良質できれいな
溶融ガラスを無駄に排出することもない。
【0015】本発明のゴブ製造装置及びゴブ製造方法に
おいては、溶融ガラスがフォアハースを通過する際に、
フォアハース底面に沿って流れてきたコーディガラスが
溶融ガラス中に均一に混合されるので、コーディガラス
が表面に表れない良質のゴブを製造することができる。
このゴブでガラス製品を成形することでガラス製品に脈
理の欠点が生じるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のフォアハースの一部概略縦断面図であ
る。
【図2】図1のフォアハースの一部概略平面図である。
【図3】従来のフォアハースにおけるコーディガラスの
流れを示す説明図である。
【図4】ゴブ16のCC線断面図である。
【符号の説明】
1 フォアハース 2 ピット 3 スターラ 4 羽根 5 スパウト 6 チューブ 11 フォアハース 12 コーディガラス 13 スパウト 14 チューブ 15 オリフィス 16 ゴブ 17 溶融ガラス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部にピットを形成し、該ピット内にス
    ターラを設置したことを特徴とするフォアハース
  2. 【請求項2】 請求項1のフォアハースにおいて、前記
    ピットをフォアハースの全幅にわたって形成したことを
    特徴とするフォアハース
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のフォアハースにおい
    て、前記スターラを複数個、フォアハースの幅方向に並
    べて設置したことを特徴とするフォアハース
  4. 【請求項4】 ガラス溶融炉に接続したフォアハース
    と、フォアハースの下流側に接続したフィーダを有する
    ゴブ製造装置において、前記フォアハースを請求項1、
    2又は3のフォアハースとしたことを特徴とするゴブ製
    造装置
  5. 【請求項5】 溶融炉で溶融したガラスをフォアハース
    に流して温度調整し、フォアハースの下流側に接続した
    フィーダから押し出してゴブを製造するゴブ製造方法に
    おいて、前記フォアハースを請求項1、2又は3のフォ
    アハースとし、フォアハースに設置したスターラを回転
    してフォアハース内の溶融ガラスを攪拌し、コーディガ
    ラスをガラス中に拡散することを特徴とするゴブ製造方
  6. 【請求項6】 請求項5のゴブ製造方法において、前記
    スターラを上昇方向に回転することを特徴とするゴブ製
    造方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018118886A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 東洋ガラス株式会社 フォアハース
JP2022539415A (ja) * 2019-07-04 2022-09-08 インターナショナル パートナーズ イン グラス リサーチ(アイ・ピー・ジー・アール)イー.ヴィー. ガラス溶融炉

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018118886A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 東洋ガラス株式会社 フォアハース
JP2022539415A (ja) * 2019-07-04 2022-09-08 インターナショナル パートナーズ イン グラス リサーチ(アイ・ピー・ジー・アール)イー.ヴィー. ガラス溶融炉

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