JP2002326635A - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレットInfo
- Publication number
- JP2002326635A JP2002326635A JP2001130717A JP2001130717A JP2002326635A JP 2002326635 A JP2002326635 A JP 2002326635A JP 2001130717 A JP2001130717 A JP 2001130717A JP 2001130717 A JP2001130717 A JP 2001130717A JP 2002326635 A JP2002326635 A JP 2002326635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beam member
- synthetic resin
- resin pallet
- deck board
- central beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pallets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】上部デッキボードを構成する上部中央桟部
材１ａ及び上部側部桟部材１ｂと、下部デッキボードを
構成する下部中央桟部材２ａ及び下部側部桟部材２ｂと
が、桁を介することなく、直に連接されている合成樹脂
製パレットに関するものである。 【効果】上部デッキボードを構成する上部中央桟部材及
び上部側部桟部材と、下部デッキボードを構成する下部
中央桟部材及び下部側部桟部材とを、桁を介することな
く、直に連接したので、合成樹脂製パレットの全体の高
さを高くすることなく、上部中央桟部材、上部側部桟部
材、下部中央桟部材及び下部側部桟部材の厚さを厚くす
ることができ、従って、合成樹脂製パレットの強度や剛
性を高めることができる。
材１ａ及び上部側部桟部材１ｂと、下部デッキボードを
構成する下部中央桟部材２ａ及び下部側部桟部材２ｂと
が、桁を介することなく、直に連接されている合成樹脂
製パレットに関するものである。 【効果】上部デッキボードを構成する上部中央桟部材及
び上部側部桟部材と、下部デッキボードを構成する下部
中央桟部材及び下部側部桟部材とを、桁を介することな
く、直に連接したので、合成樹脂製パレットの全体の高
さを高くすることなく、上部中央桟部材、上部側部桟部
材、下部中央桟部材及び下部側部桟部材の厚さを厚くす
ることができ、従って、合成樹脂製パレットの強度や剛
性を高めることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の荷物を運
搬、保管或いは搬送するために用いられる両面使用可能
な合成樹脂製パレットに関するものである。
搬、保管或いは搬送するために用いられる両面使用可能
な合成樹脂製パレットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、荷物が載置される上下デッキボー
ドが、共に、複数の細長い板状の桟を所定の間隔で配置
して構成され、且つ、上部デッキボードを構成する桟と
下部デッキボードを構成する桟とが直交するように配置
されているとともに、上部デッキボードを構成する桟と
下部デッキボードを構成する桟とが、桁で連結された両
面使用可能な合成樹脂製パレットが知られている（例え
ば、特開２０００−２３８７７２等）。
ドが、共に、複数の細長い板状の桟を所定の間隔で配置
して構成され、且つ、上部デッキボードを構成する桟と
下部デッキボードを構成する桟とが直交するように配置
されているとともに、上部デッキボードを構成する桟と
下部デッキボードを構成する桟とが、桁で連結された両
面使用可能な合成樹脂製パレットが知られている（例え
ば、特開２０００−２３８７７２等）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の両面使
用可能な合成樹脂製パレットにおいては、デッキ面がほ
とんどない構成となっているため、上下デッキボードを
形成する桟の厚さが薄いと、合成樹脂製パレットの強度
や剛性が低いという問題があった。また、合成樹脂製パ
レットの強度や剛性を上げるために、桟の厚さを厚くす
ると、合成樹脂製パレットの高さが高くなり、合成樹脂
製パレットの収容スペースが増大したり、或いは、合成
樹脂製パレットの重量が増すという問題があった。
用可能な合成樹脂製パレットにおいては、デッキ面がほ
とんどない構成となっているため、上下デッキボードを
形成する桟の厚さが薄いと、合成樹脂製パレットの強度
や剛性が低いという問題があった。また、合成樹脂製パ
レットの強度や剛性を上げるために、桟の厚さを厚くす
ると、合成樹脂製パレットの高さが高くなり、合成樹脂
製パレットの収容スペースが増大したり、或いは、合成
樹脂製パレットの重量が増すという問題があった。
【０００４】本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂
製パレットが有する課題を解決することにある。
製パレットが有する課題を解決することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、上部デッキボードを構成する上部中
央桟部材及び上部側部桟部材と、下部デッキボードを構
成する下部中央桟部材及び下部側部桟部材とが、直交す
るように配置された合成樹脂製パレットにおいて、第１
には、上部デッキボードを構成する上部中央桟部材及び
上部側部桟部材と、下部デッキボードを構成する下部中
央桟部材及び下部側部桟部材とを、桁を介することな
く、直に連接したものであり、第２には、共に同じ厚さ
を有する上部中央桟部材と上部側部桟部材の厚さを、共
に同じ厚さを有する下部中央桟部材及び下部側部桟部材
の厚さより、厚いしたものである。
を達成するために、上部デッキボードを構成する上部中
央桟部材及び上部側部桟部材と、下部デッキボードを構
成する下部中央桟部材及び下部側部桟部材とが、直交す
るように配置された合成樹脂製パレットにおいて、第１
には、上部デッキボードを構成する上部中央桟部材及び
上部側部桟部材と、下部デッキボードを構成する下部中
央桟部材及び下部側部桟部材とを、桁を介することな
く、直に連接したものであり、第２には、共に同じ厚さ
を有する上部中央桟部材と上部側部桟部材の厚さを、共
に同じ厚さを有する下部中央桟部材及び下部側部桟部材
の厚さより、厚いしたものである。
【０００６】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
【０００７】１ａは、平面形状が細長い長方形の上部中
央桟部材であり、１ｂは、上部中央桟部材１ａに対して
平行で、且つ、上部中央桟部材１ａを挟むように、所定
の間隔を置いて配置された、同じく平面形状が細長い長
方形の上部側部桟部材である。上部中央桟部材１ａと、
上部中央桟部材１ａを挟むように配置された一対の上部
側部桟部材１ｂとは、同じ長さ及び同じ厚さを有してお
り、上部中央桟部材１ａと一対の上部側部桟部材１ｂと
により、上部デッキボードが構成され、上部中央桟部材
１ａの上面と一対の上部側部桟部材１ｂの上面とによ
り、荷物が載置可能な上部デッキ面が形成されている。
央桟部材であり、１ｂは、上部中央桟部材１ａに対して
平行で、且つ、上部中央桟部材１ａを挟むように、所定
の間隔を置いて配置された、同じく平面形状が細長い長
方形の上部側部桟部材である。上部中央桟部材１ａと、
上部中央桟部材１ａを挟むように配置された一対の上部
側部桟部材１ｂとは、同じ長さ及び同じ厚さを有してお
り、上部中央桟部材１ａと一対の上部側部桟部材１ｂと
により、上部デッキボードが構成され、上部中央桟部材
１ａの上面と一対の上部側部桟部材１ｂの上面とによ
り、荷物が載置可能な上部デッキ面が形成されている。
【０００８】２ａは、平面形状が細長い長方形の下部中
央桟部材であり、２ｂは、下部中央桟部材２ａに対して
平行で、且つ、下部中央桟部材２ａを挟むように、所定
の間隔を置いて配置された、同じく平面形状が細長い長
方形の下部側部桟部材である。下部中央桟部材２ａと、
下部中央桟部材２ａを挟むように配置された一対の下部
側部桟部材２ｂとは、同じ長さ及び同じ厚さを有してお
り、下部中央桟部材２ａと一対の下部側部桟部材２ｂと
により、下部デッキボードが構成され、下部中央桟部材
２ａの下面と一対の下部側部桟部材２ｂの下面とによ
り、合成樹脂製パレットを引っ繰り返すことにより荷物
が載置可能な下部デッキ面が形成されている。
央桟部材であり、２ｂは、下部中央桟部材２ａに対して
平行で、且つ、下部中央桟部材２ａを挟むように、所定
の間隔を置いて配置された、同じく平面形状が細長い長
方形の下部側部桟部材である。下部中央桟部材２ａと、
下部中央桟部材２ａを挟むように配置された一対の下部
側部桟部材２ｂとは、同じ長さ及び同じ厚さを有してお
り、下部中央桟部材２ａと一対の下部側部桟部材２ｂと
により、下部デッキボードが構成され、下部中央桟部材
２ａの下面と一対の下部側部桟部材２ｂの下面とによ
り、合成樹脂製パレットを引っ繰り返すことにより荷物
が載置可能な下部デッキ面が形成されている。
【０００９】上部中央桟部材１ａは、下部中央桟部材２
ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂに対して直交するよう
に、且つ、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部
材２ｂの中央部に配置されている。また、一対の上部側
部桟部材１ｂは、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側
部桟部材２ｂに対して直交するように、且つ、下部中央
桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂの端部に、そ
れぞれ配置されている。このように、本発明において
は、上部デッキボードと下部デッキボードとが桁で連結
されている上述した従来の合成樹脂製パレットとは異な
り、上部デッキボードを構成する上部中央桟部材１ａ及
び一対の上部側部桟部材１ｂと、下部デッキボードを構
成する下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材２
ｂとが、桁を介することなく、直に、連接されている。
ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂに対して直交するよう
に、且つ、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部
材２ｂの中央部に配置されている。また、一対の上部側
部桟部材１ｂは、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側
部桟部材２ｂに対して直交するように、且つ、下部中央
桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂの端部に、そ
れぞれ配置されている。このように、本発明において
は、上部デッキボードと下部デッキボードとが桁で連結
されている上述した従来の合成樹脂製パレットとは異な
り、上部デッキボードを構成する上部中央桟部材１ａ及
び一対の上部側部桟部材１ｂと、下部デッキボードを構
成する下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材２
ｂとが、桁を介することなく、直に、連接されている。
【００１０】上部中央桟部材１ａの長手方向に対して垂
直な側面１ａ１及び一対の上部側部桟部材１ｂの長手方
向に対して垂直な側面１ｂ１は、下部側部桟部材２ｂの
長手方向に沿った側面２ｂ１と、略面一になるように構
成されている。同様に、下部中央桟部材２ａの長手方向
に対して垂直な側面２ａ１及び一対の下部側部桟部材２
ｂの長手方向に対して垂直な側面２ｂ１は、上部側部桟
部材１ｂの長手方向に沿った側面１ｂ２と、略面一にな
るように構成されている。
直な側面１ａ１及び一対の上部側部桟部材１ｂの長手方
向に対して垂直な側面１ｂ１は、下部側部桟部材２ｂの
長手方向に沿った側面２ｂ１と、略面一になるように構
成されている。同様に、下部中央桟部材２ａの長手方向
に対して垂直な側面２ａ１及び一対の下部側部桟部材２
ｂの長手方向に対して垂直な側面２ｂ１は、上部側部桟
部材１ｂの長手方向に沿った側面１ｂ２と、略面一にな
るように構成されている。
【００１１】上部中央桟部材１ａ、一対の上部側部桟部
材１ｂ、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材
２ｂは、全て、その厚さが同じに形成されており、合成
樹脂製パレットの全体の高さ（厚さ）Ｈ１の半分の厚さ
に形成されている。
材１ｂ、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材
２ｂは、全て、その厚さが同じに形成されており、合成
樹脂製パレットの全体の高さ（厚さ）Ｈ１の半分の厚さ
に形成されている。
【００１２】下部中央桟部材２ａと下部側部桟部材２ｂ
との間には、フォークＦが挿入可能な下部フォーク挿入
空間ｆ１が形成されており、また、上部中央桟部材１ａ
と上部側部桟部材１ｂとの間には、フォークＦが挿入可
能な上部フォーク挿入空間ｆ２が形成されており、下部
フォーク挿入空間ｆ１と上部フォーク挿入空間ｆ２と
は、直交するように構成されている。上述したように、
上部中央桟部材１ａ、一対の上部側部桟部材１ｂ、下部
中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂは、全
て、その厚さが同じに形成されているので、下部フォー
ク挿入空間ｆ１の高さ（上部中央桟部材１ａの下面或い
は上部側部桟部材１ｂの下面と、下部中央桟部材２ａの
下面或いは下部側部桟部材２ｂの下面との差）ｈ１は、
上部フォーク挿入空間ｆ２の高さ（上部中央桟部材１ａ
の上面或いは上部側部桟部材１ｂの上面と、下部中央桟
部材２ａの上面或いは下部側部桟部材２ｂの上面との
差）ｈ２と同じで、合成樹脂製パレットの全体の高さ
（厚さ）Ｈ１の半分に形成されている。
との間には、フォークＦが挿入可能な下部フォーク挿入
空間ｆ１が形成されており、また、上部中央桟部材１ａ
と上部側部桟部材１ｂとの間には、フォークＦが挿入可
能な上部フォーク挿入空間ｆ２が形成されており、下部
フォーク挿入空間ｆ１と上部フォーク挿入空間ｆ２と
は、直交するように構成されている。上述したように、
上部中央桟部材１ａ、一対の上部側部桟部材１ｂ、下部
中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂは、全
て、その厚さが同じに形成されているので、下部フォー
ク挿入空間ｆ１の高さ（上部中央桟部材１ａの下面或い
は上部側部桟部材１ｂの下面と、下部中央桟部材２ａの
下面或いは下部側部桟部材２ｂの下面との差）ｈ１は、
上部フォーク挿入空間ｆ２の高さ（上部中央桟部材１ａ
の上面或いは上部側部桟部材１ｂの上面と、下部中央桟
部材２ａの上面或いは下部側部桟部材２ｂの上面との
差）ｈ２と同じで、合成樹脂製パレットの全体の高さ
（厚さ）Ｈ１の半分に形成されている。
【００１３】上部中央桟部材１ａと一対の上部側部桟部
材１ｂとにより構成される上部デッキボードに載置され
た荷物Ｂを、合成樹脂製パレットＰと共に運搬する場合
には、図２及び図３に示されているように、下部フォー
ク挿入空間ｆ１にフォークＦを挿入し、フォークリフト
により、荷物Ｂが載置された合成樹脂製パレットＰを運
搬する。
材１ｂとにより構成される上部デッキボードに載置され
た荷物Ｂを、合成樹脂製パレットＰと共に運搬する場合
には、図２及び図３に示されているように、下部フォー
ク挿入空間ｆ１にフォークＦを挿入し、フォークリフト
により、荷物Ｂが載置された合成樹脂製パレットＰを運
搬する。
【００１４】上部中央桟部材１ａと一対の上部側部桟部
材１ｂとにより構成される上部デッキボードに載置され
た荷物Ｂのみを運搬する場合には、図４及び図５に示さ
れているように、上部フォーク挿入空間ｆ２にフォーク
Ｆを挿入し、フォークリフトにより、合成樹脂製パレッ
トＰに載置されている荷物Ｂのみを運搬する。
材１ｂとにより構成される上部デッキボードに載置され
た荷物Ｂのみを運搬する場合には、図４及び図５に示さ
れているように、上部フォーク挿入空間ｆ２にフォーク
Ｆを挿入し、フォークリフトにより、合成樹脂製パレッ
トＰに載置されている荷物Ｂのみを運搬する。
【００１５】下部フォーク挿入空間ｆ１及び上部フォー
ク挿入空間ｆ２には、当然のことながら、フォークＦが
挿入されるので、下部フォーク挿入空間ｆ１の高さｈ１
及び上部フォーク挿入空間ｆ２の高さｈ２は、挿入され
るフォークＦの厚さ以上の高さを有していなければなら
ない。そして、下部フォーク挿入空間ｆ１或いは上部フ
ォーク挿入空間ｆ２に挿入される部分のフォークＦの厚
さは、通常、略４０ｍｍ以上であるので、下部フォーク
挿入空間ｆ１の高さｈ１及び上部フォーク挿入空間ｆ２
の高さｈ２は、少なくとも、略５０ｍｍ以上となる。従
って、厚さが同じである上部中央桟部材１ａ、一対の上
部側部桟部材１ｂ、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部
側部桟部材２ｂの厚さは、５０ｍｍ以上となり、合成樹
脂製パレットの高さＨ１は、略１００ｍｍとなる。な
お、フォークＦの厚さは、通常、４０〜５０ｍｍ程度で
あり、フォーク挿入の作業性を考慮して、下部フォーク
挿入空間ｆ１の高さｈ１及び上部フォーク挿入空間ｆ２
の高さｈ２は、６０〜８０ｍｍ程度が好ましく、従っ
て、厚さが同じである上部中央桟部材１ａ、一対の上部
側部桟部材１ｂ、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側
部桟部材２ｂの厚さは、６０〜８０ｍｍ程度であり、合
成樹脂製パレットの高さＨ１は、１２０〜１６０ｍｍ程
度となる。
ク挿入空間ｆ２には、当然のことながら、フォークＦが
挿入されるので、下部フォーク挿入空間ｆ１の高さｈ１
及び上部フォーク挿入空間ｆ２の高さｈ２は、挿入され
るフォークＦの厚さ以上の高さを有していなければなら
ない。そして、下部フォーク挿入空間ｆ１或いは上部フ
ォーク挿入空間ｆ２に挿入される部分のフォークＦの厚
さは、通常、略４０ｍｍ以上であるので、下部フォーク
挿入空間ｆ１の高さｈ１及び上部フォーク挿入空間ｆ２
の高さｈ２は、少なくとも、略５０ｍｍ以上となる。従
って、厚さが同じである上部中央桟部材１ａ、一対の上
部側部桟部材１ｂ、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部
側部桟部材２ｂの厚さは、５０ｍｍ以上となり、合成樹
脂製パレットの高さＨ１は、略１００ｍｍとなる。な
お、フォークＦの厚さは、通常、４０〜５０ｍｍ程度で
あり、フォーク挿入の作業性を考慮して、下部フォーク
挿入空間ｆ１の高さｈ１及び上部フォーク挿入空間ｆ２
の高さｈ２は、６０〜８０ｍｍ程度が好ましく、従っ
て、厚さが同じである上部中央桟部材１ａ、一対の上部
側部桟部材１ｂ、下部中央桟部材２ａ及び一対の下部側
部桟部材２ｂの厚さは、６０〜８０ｍｍ程度であり、合
成樹脂製パレットの高さＨ１は、１２０〜１６０ｍｍ程
度となる。
【００１６】上述したように、本発明においては、上部
デッキボードと下部デッキボードとが桁で連結されてい
る上述した従来の合成樹脂製パレットとは異なり、上部
デッキボードを構成する上部中央桟部材１ａ及び一対の
上部側部桟部材１ｂと、下部デッキボードを構成する下
部中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂとが、
桁を介することなく、直に、連接されているので、合成
樹脂製パレットの全体の高さを高くすることなく、上部
中央桟部材１ａ、上部側部桟部材１ｂ、下部中央桟部材
２ａ及び下部側部桟部材２ｂの厚さを厚くすることがで
きるので、合成樹脂製パレットの強度や剛性を高めるこ
とができる。
デッキボードと下部デッキボードとが桁で連結されてい
る上述した従来の合成樹脂製パレットとは異なり、上部
デッキボードを構成する上部中央桟部材１ａ及び一対の
上部側部桟部材１ｂと、下部デッキボードを構成する下
部中央桟部材２ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂとが、
桁を介することなく、直に、連接されているので、合成
樹脂製パレットの全体の高さを高くすることなく、上部
中央桟部材１ａ、上部側部桟部材１ｂ、下部中央桟部材
２ａ及び下部側部桟部材２ｂの厚さを厚くすることがで
きるので、合成樹脂製パレットの強度や剛性を高めるこ
とができる。
【００１７】図６〜図８に示されている実施例は、上述
した実施例の上部中央桟部材１ａと一対の上部側部桟部
材１ｂの厚さｄ１を、下部中央桟部材２ａ及び一対の下
部側部桟部材２ｂの厚さｄ２より、厚くしたものであ
る。図６〜図８に示されている実施例の場合において
も、上部デッキボードを構成する上部中央桟部材１ａと
一対の上部側部桟部材１ｂの厚さｄ１は、共に、同じで
あり、また、下部デッキボードを構成する下部中央桟部
材２ａと一対の下部側部桟部材２ｂの厚さｄ２も、共
に、同じである。
した実施例の上部中央桟部材１ａと一対の上部側部桟部
材１ｂの厚さｄ１を、下部中央桟部材２ａ及び一対の下
部側部桟部材２ｂの厚さｄ２より、厚くしたものであ
る。図６〜図８に示されている実施例の場合において
も、上部デッキボードを構成する上部中央桟部材１ａと
一対の上部側部桟部材１ｂの厚さｄ１は、共に、同じで
あり、また、下部デッキボードを構成する下部中央桟部
材２ａと一対の下部側部桟部材２ｂの厚さｄ２も、共
に、同じである。
【００１８】上述したように、上部中央桟部材１ａと一
対の上部側部桟部材１ｂの厚さｄ１を、下部中央桟部材
２ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂの厚さｄ２より、厚
く構成されているので、従って、上述した上部フォーク
挿入空間ｆ２の高さ（上部中央桟部材１ａの上面或いは
上部側部桟部材１ｂの上面と、下部中央桟部材２ａの上
面或いは下部側部桟部材２ｂの上面との差）ｈ２は、下
部フォーク挿入空間ｆ１の高さ（上部中央桟部材１ａの
下面或いは上部側部桟部材１ｂの下面と、下部中央桟部
材２ａの下面或いは下部側部桟部材２ｂの下面との差）
ｈ１より高く形成されることになる。
対の上部側部桟部材１ｂの厚さｄ１を、下部中央桟部材
２ａ及び一対の下部側部桟部材２ｂの厚さｄ２より、厚
く構成されているので、従って、上述した上部フォーク
挿入空間ｆ２の高さ（上部中央桟部材１ａの上面或いは
上部側部桟部材１ｂの上面と、下部中央桟部材２ａの上
面或いは下部側部桟部材２ｂの上面との差）ｈ２は、下
部フォーク挿入空間ｆ１の高さ（上部中央桟部材１ａの
下面或いは上部側部桟部材１ｂの下面と、下部中央桟部
材２ａの下面或いは下部側部桟部材２ｂの下面との差）
ｈ１より高く形成されることになる。
【００１９】図７に示されているように、下部フォーク
挿入空間ｆ１にフォークＦを挿入して、上部デッキボー
ドに載置された荷物Ｂを、合成樹脂製パレットＰと共に
運搬する際には、上部中央桟部材１ａと一対の上部側部
桟部材１ｂの厚さｄ１が、下部中央桟部材２ａ及び一対
の下部側部桟部材２ｂの厚さｄ２より、厚く構成されて
いるので、上部デッキボードの強度や剛性が大きく、従
って、荷物Ｂが載置されている上部デッキボードが変形
するようなことが防止できる。
挿入空間ｆ１にフォークＦを挿入して、上部デッキボー
ドに載置された荷物Ｂを、合成樹脂製パレットＰと共に
運搬する際には、上部中央桟部材１ａと一対の上部側部
桟部材１ｂの厚さｄ１が、下部中央桟部材２ａ及び一対
の下部側部桟部材２ｂの厚さｄ２より、厚く構成されて
いるので、上部デッキボードの強度や剛性が大きく、従
って、荷物Ｂが載置されている上部デッキボードが変形
するようなことが防止できる。
【００２０】また、図８に示されているように、上部フ
ォーク挿入空間ｆ２にフォークＦを挿入して、上部デッ
キボードに載置された荷物Ｂのみを、合成樹脂製パレッ
トＰから持ち上げ運搬する場合には、上部フォーク挿入
空間ｆ２の高さｈ２が、上述した図１〜図５に示されて
いる実施例の上部フォーク挿入空間ｆ２の高さｈ２より
高いので、上部フォーク挿入空間ｆ２へのフォークＦの
挿入作業の際に、フォークＦにより、誤って、上部デッ
キボードに載置されている荷物Ｂの底部や側部を損傷す
るようなことを防止することができる。
ォーク挿入空間ｆ２にフォークＦを挿入して、上部デッ
キボードに載置された荷物Ｂのみを、合成樹脂製パレッ
トＰから持ち上げ運搬する場合には、上部フォーク挿入
空間ｆ２の高さｈ２が、上述した図１〜図５に示されて
いる実施例の上部フォーク挿入空間ｆ２の高さｈ２より
高いので、上部フォーク挿入空間ｆ２へのフォークＦの
挿入作業の際に、フォークＦにより、誤って、上部デッ
キボードに載置されている荷物Ｂの底部や側部を損傷す
るようなことを防止することができる。
【００２１】上述した本発明の合成樹脂製パレットは、
射出成形等により、一体成形されることが好ましいが、
上部デッキボードを構成する上部中央桟部材１ａと一対
の上部側部桟部材１ｂと、下部デッキボードを構成する
下部中央桟部材２ａと一対の下部側部桟部材２ｂとの接
触部分を溶着して、合成樹脂製パレットを製造すること
もできる。
射出成形等により、一体成形されることが好ましいが、
上部デッキボードを構成する上部中央桟部材１ａと一対
の上部側部桟部材１ｂと、下部デッキボードを構成する
下部中央桟部材２ａと一対の下部側部桟部材２ｂとの接
触部分を溶着して、合成樹脂製パレットを製造すること
もできる。
【００２２】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
【００２３】上部デッキボードを構成する上部中央桟部
材及び上部側部桟部材と、下部デッキボードを構成する
下部中央桟部材及び下部側部桟部材とを、桁を介するこ
となく、直に連接したので、合成樹脂製パレットの全体
の高さを高くすることなく、上部中央桟部材、上部側部
桟部材、下部中央桟部材及び下部側部桟部材の厚さを厚
くすることができ、従って、合成樹脂製パレットの強度
や剛性を高めることができる。
材及び上部側部桟部材と、下部デッキボードを構成する
下部中央桟部材及び下部側部桟部材とを、桁を介するこ
となく、直に連接したので、合成樹脂製パレットの全体
の高さを高くすることなく、上部中央桟部材、上部側部
桟部材、下部中央桟部材及び下部側部桟部材の厚さを厚
くすることができ、従って、合成樹脂製パレットの強度
や剛性を高めることができる。
【００２４】共に同じ厚さを有する上部中央桟部材と上
部側部桟部材の厚さを、共に同じ厚さを有する下部中央
桟部材及び下部側部桟部材の厚さより、厚くしたので、
上部デッキボードの強度や剛性を大きくすることができ
るとともに、上部フォーク挿入空間の高さを高くするこ
とができるので、上部フォーク挿入空間へのフォークの
挿入作業の際に、フォークにより、誤って、上部デッキ
ボードに載置されている荷物の底部や側部を損傷するよ
うなことを防止することができる。
部側部桟部材の厚さを、共に同じ厚さを有する下部中央
桟部材及び下部側部桟部材の厚さより、厚くしたので、
上部デッキボードの強度や剛性を大きくすることができ
るとともに、上部フォーク挿入空間の高さを高くするこ
とができるので、上部フォーク挿入空間へのフォークの
挿入作業の際に、フォークにより、誤って、上部デッキ
ボードに載置されている荷物の底部や側部を損傷するよ
うなことを防止することができる。
【図１】図１は本発明の合成樹脂製パレットの斜視図で
ある。
ある。
【図２】図２は下部フォーク挿入空間にフォークが挿入
された状態の本発明の合成樹脂製パレットの斜視図であ
る。
された状態の本発明の合成樹脂製パレットの斜視図であ
る。
【図３】図３は図２に示されている合成樹脂製パレット
等の正面図である。
等の正面図である。
【図４】図４は上部フォーク挿入空間にフォークが挿入
された状態の本発明の合成樹脂製パレットの斜視図であ
る。
された状態の本発明の合成樹脂製パレットの斜視図であ
る。
【図５】図５は図４に示されている合成樹脂製パレット
等の側面図である。
等の側面図である。
【図６】図６は本発明の別の実施例の合成樹脂製パレッ
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図７】図７は図６に示されている合成樹脂製パレット
の下部フォーク挿入空間にフォークが挿入された状態の
合成樹脂製パレット等の正面図である。
の下部フォーク挿入空間にフォークが挿入された状態の
合成樹脂製パレット等の正面図である。
【図８】図８は図６に示されている合成樹脂製パレット
の上部フォーク挿入空間にフォークが挿入された状態の
合成樹脂製パレット等の側面図である。
の上部フォーク挿入空間にフォークが挿入された状態の
合成樹脂製パレット等の側面図である。
１ａ・・・・・・・・・・・・・上部中央桟部材 １ｂ・・・・・・・・・・・・・上部側部桟部材 ２ａ・・・・・・・・・・・・・下部中央桟部材 ２ｂ・・・・・・・・・・・・・下部側部桟部材 ｆ１・・・・・・・・・・・・・下部フォーク挿入空間 ｆ２・・・・・・・・・・・・・上部フォーク挿入空間
Claims (2)
- 【請求項１】上部デッキボードを構成する上部中央桟部
材及び上部側部桟部材と、下部デッキボードを構成する
下部中央桟部材及び下部側部桟部材とが、直交するよう
に配置された合成樹脂製パレットにおいて、上部デッキ
ボードを構成する上部中央桟部材及び上部側部桟部材
と、下部デッキボードを構成する下部中央桟部材及び下
部側部桟部材とが、桁を介することなく、直に連接され
ていることを特徴とする合成樹脂製パレット。 - 【請求項２】共に同じ厚さを有する上部中央桟部材と上
部側部桟部材の厚さが、共に同じ厚さを有する下部中央
桟部材及び下部側部桟部材の厚さより、厚いことを特徴
とする請求項１に記載の合成樹脂製パレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001130717A JP2002326635A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 合成樹脂製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001130717A JP2002326635A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 合成樹脂製パレット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002326635A true JP2002326635A (ja) | 2002-11-12 |
Family
ID=18979029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001130717A Pending JP2002326635A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 合成樹脂製パレット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002326635A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102407967A (zh) * | 2011-11-17 | 2012-04-11 | 张家港市同大机械有限公司 | 托盘 |
| KR102518433B1 (ko) * | 2023-01-19 | 2023-04-04 | 김정희 | 제품만 리프팅 가능한 팔레트 구조체 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06156492A (ja) * | 1992-11-30 | 1994-06-03 | Sony Corp | 搬送用平パレット |
| JPH06179448A (ja) * | 1992-12-10 | 1994-06-28 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 合成樹脂製パレットおよびその製造方法および成形用金型 |
| JP2000326977A (ja) * | 1999-05-14 | 2000-11-28 | Sekisui Chem Co Ltd | パレット用脚台 |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001130717A patent/JP2002326635A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06156492A (ja) * | 1992-11-30 | 1994-06-03 | Sony Corp | 搬送用平パレット |
| JPH06179448A (ja) * | 1992-12-10 | 1994-06-28 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 合成樹脂製パレットおよびその製造方法および成形用金型 |
| JP2000326977A (ja) * | 1999-05-14 | 2000-11-28 | Sekisui Chem Co Ltd | パレット用脚台 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102407967A (zh) * | 2011-11-17 | 2012-04-11 | 张家港市同大机械有限公司 | 托盘 |
| KR102518433B1 (ko) * | 2023-01-19 | 2023-04-04 | 김정희 | 제품만 리프팅 가능한 팔레트 구조체 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2002326635A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
| KR101836046B1 (ko) | 폐합성수지를 이용한 친환경 조립식 팔레트 킷 | |
| KR102192166B1 (ko) | 적재 면적이 확장되는 가변형 파렛트 | |
| JP2022041016A (ja) | パレット | |
| JP5605774B2 (ja) | 木製パレット | |
| JP2001018968A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
| KR100714398B1 (ko) | 조립식 플라스틱 팔레트 | |
| JP4336436B2 (ja) | 多列フォーク用パレット | |
| JP3965307B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
| JP2002326634A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
| JP4268743B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
| JP2929411B2 (ja) | パレットの構造 | |
| KR102218290B1 (ko) | 적재 면적이 확장되는 가변형 파렛트 | |
| KR102218294B1 (ko) | 적재 면적이 확장되는 가변형 파렛트 | |
| KR102218300B1 (ko) | 적재 면적이 확장되는 가변형 파렛트 | |
| JP2009046137A (ja) | 運搬用木製パレット | |
| JP3245169U (ja) | ネスティングラック、及びネスティングラックを組み合わせた収納用長尺構造体 | |
| JP2017081631A (ja) | 荷役台 | |
| JP2018104041A (ja) | パレット用ラック | |
| JP4326354B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
| KR100781948B1 (ko) | 플라스틱제 팰릿 | |
| JP4577858B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
| JP3842582B2 (ja) | 棚枠支持用支柱を備えた荷物運搬用パレット | |
| US20190185206A1 (en) | Anti-sagging devices and assemblies for racking pallets | |
| JPS63232141A (ja) | 組立式パレツト |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071204 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100423 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100511 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100518 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100615 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100630 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110118 |