JP2002325673A - 敷 物 - Google Patents
敷 物Info
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Abstract
が所要の耐久性とクッション性とを備えると共に、長期
にわたって平滑なパイル面が維持でき、地組織を緻密に
して流水が透水せず表面に流れ、ボールの洗浄・回収を
能率よく行うことができる人工芝生状敷物を提供するこ
とである。 【解決手段】 パイル糸1と、経・緯の地糸5とを交錯
せしめウイルトン織機によって製織した所要長さのパイ
ルを備えたパイル織物からなり、前記パイル糸及び地糸
にフィラメント糸を用いたのである。またパイルの長さ
を、0.5mm〜10.0mmの範囲内、好ましくは
1.0mm〜5.0mmとし、ループパイルの中へ補強
用芯糸を挿通したのである。
Description
場の集球用人工芝生として有用な敷物に関する。
グリーン状態を維持すると共に、天然芝生の保全費(メ
ンテナンス費)の節減を図るため人工芝生の敷物が普及
し、さらに、斜面を利用して打出したゴルフボールを周
縁の溝に集め、これを水流によって洗浄しながら回収す
る自動ボール回収設備の設置が進んでいる。
図5乃至図11に示すようなものが知られている。図5
及び図6に示す敷物Cは、粗い組織のフラットヤーン織
物の裏地21で補強された不織布からなる基布22に、
ポリプロピレン等のフィラメント糸23を貫通させなが
ら経鎖編目24を編成し、裏面の塗装層25でパイル糸
を固定したものである。
レン等のフィラメント糸を用いダブル・ラッシェル編機
によって地組織26と立体的六角形状ラッシェル網目2
7とを同時に編成したものである。
に繊維ウエブをニードルパンチした不織布層29からな
り、裏面を樹脂フィルム層30で補強したものである。
フラットフィラメント織物からなる基布31に、経パイ
ル糸32をタフテッド・カーペットをつくるタフテッド
機によってループパイル33を形成し、裏面にラテック
ス層34を施したものである。
であるため吸水しやすく長時間湿潤状態になり屋外であ
るため黒かびが発生し外観上見苦しく、経鎖編目24は
へたりが早く、かつ、基布22がフラットヤーン織物で
補強された薄地であるため、ゴルフボールの衝撃によっ
て破損しやすい等の欠点がある。
が粗く流水が裏面へ直ちに透水してしまうため、ボール
の洗浄・回収に手間取り、また高額なダブル・ラッシェ
ル編機を必要とし、かつ生産性が低いため高価なものと
なる等の欠点がある。
水し長時間湿潤状態で、ボールが緑色に着色することが
あり、さらに、黒かびが発生しやすい等の欠点がある。
久性に乏しくボールの衝撃により破損しやすく、ループ
パイル33がへたりやすく、かつ、ループ作成中表面に
凹凸ができやすく表面のボールの転がりが悪くボール回
収性能が低い等の欠点がある。
題は、吸水性が少なくて黒かびが発生せず、パイルが所
要の耐久性とクッション性とを備えると共に、長期にわ
たって平滑なパイル面が維持でき、地組織を適宜緻密に
して流水が透水せず表面に流れ、ボールの洗浄・回収を
能率よく行うことができる人工芝生状敷物を提供するこ
とである。
めに、この発明の敷物は、パイル糸と、経・緯の地糸と
を交錯せしめて製織した所要長さのパイルを備えたパイ
ル織物からなり、前記パイル糸及び地糸にフィラメント
糸を用いたのである。また、前記パイルの長さを、0.
5mm〜10.0mmの範囲内、好ましくは1.0mm
〜5.0mmとするのがよい。さらに、前記ループパイ
ルの中に補強用芯糸を挿通しておくことができる。
ルが交錯した経・緯の地糸によって、しっかりと支持さ
れて大きな耐久性を備え、全体が疎水性撥水性の特性を
もつフィラメント糸からなる織物組織であるため吸水し
湿潤状態になることもなく、かつ、地組織を緻密なもの
にできるため、水が透水しにくく、パイル表面に流水を
誘導でき、ボールの洗浄・回収が能率よく行なえる。ま
た、パイルの長さを1.0mm〜5.0mmとし、かつ
ループの中に補強用芯糸を挿入すると、クッション性が
増し、パイル表面に凹凸がなく均等な平面が長期間維持
できる。
乃至図4に基づいて説明する。
くて難燃性を備え、かつ安価なポリオレフィン系合成繊
維即ちポリプロピレン繊維(P.P繊維)のモノフィラ
メントのかさ高加工糸からなる4本の経パイル糸1、
1、1、1を一束にし、ウイルトン織機によって千鳥格
子縞模様に経のループパイル2が製織されたものであ
る。
ィラメント束からなる経覆い糸4、4と、ポリプロピレ
ン繊維の丸形フィラメント束からなる2本揃えた緯地糸
5、5と、前記パイル糸1とから交錯製織されている。
にポリプロピレン繊維の丸形フィラメント糸からなる2
本の補強用緯芯糸6が挿通されている。この緯芯糸6
は、千鳥格子縞模様に配設されたループパイル2に、交
互にジグザグ状に製織中織り込まれる。このため、ルー
プパイル2は、加圧に対する変形防止や、各ループパイ
ルの高さの均等化が図られてボールの円滑な転がりによ
り高能率のボール回収効果が期待できる。
7が施されており、織目が適当に塞がれて透水性が制限
され、パイル上面の流水性を良好にしてボールの洗浄・
回収を高能率に行うことができるようにしてあり、また
耐候性、耐久性を向上させている。
〜10,000デニールの範囲内のものを適宜用いる。
らの高さ、即ちパイル長lを、0.5mm〜10.0m
mの範囲、好ましくは1.0mm〜5.0mmとする。
このパイルは、用途やパイル糸の太さ及びパイルの密度
等に対応してパイル長lを適宜選択することができる。
なお、パイル長lは、ウイルトン織機においてパイル形
成用ワイヤを調節することにより容易に変更可能であ
る。
ントのかさ高加工糸から形成されているため、ふっくら
とした触感があって高級感があり、かつ弾性を有しボー
ルの衝撃力を吸収して無駄な飛散が防止でき、パイル糸
及び地糸、芯糸等の各用糸が疎水性撥水性の特性をもつ
フィラメント糸から形成されているため、冠水しても長
く湿潤状態になるようなことはなく、ボールに着色する
こともない。
ことによって、耐久強度や流水の透水度合等を選択する
ことができる。
示のように、敷物Bは、ポリプロピレン繊維のモノフィ
ラメントのかさ高加工糸からなる2本の経パイル糸8、
8と、ポリプロピレン繊維の偏平フィラメント束からな
る経覆い糸9、9と、ループパイル10の中へ挿通する
丸形フィラメント糸からなる緯芯糸11と、ポリプロピ
レン繊維の偏平フィラメント束からなる緯地糸12とを
それぞれ交錯せしめ、ウイルトン織機によってループパ
イル10がよこ縞模様に形成されると同時に、しっかり
とした地組織13が製織され、裏面に塗装層14が施さ
れたものである。
小形でパイル密度の込んだものに適する。
ポリプロピレン即ちポリオレフィン系繊維のほか、用途
に対応して、ポリアミド系のもの、ポリエステル系のも
の、ポリアクリル系のもの等を適宜選択することがで
き、パイル糸もフィラメントのかさ高加工糸に限定せず
フィルム形フィラメント、マルチフィラメント、モノフ
ィラメント等を適宜選択することができ、さらに太さも
適宜なデニールのものを選択することができる。
プパイルのほか、カットアンドループパイルや全面カッ
トパイルとすることもでき、柄模様も千鳥格子縞模様、
よこ縞模様、各種ストライブ柄模様、ドット柄模様等を
適宜選択し、柄の凹凸も自由に表現できる。
チフィラメント糸を用いた敷物では、パイル面が非常に
滑らかなものとなり、ボールが転がりやすく集球用凹所
が浅くてよい利点がある。
装層を施すほか、発泡体層を設けてクッション性と滑止
め性とを付与することもできる。
のほか、ホテル、マンション等のベランダマット、通路
マット、玄関マットや自動車用カーマット、各種競技場
人工芝等従来人工芝生が用いられているところに使用す
ることができる。
ルトン織機によってパイル糸と地糸とを交錯製織しパイ
ルと地組織とを同時につくるものであって、全体が疎水
性撥水性特性をもつフィラメント糸からなり、かつ織物
組織であるため吸水し長時間湿潤状態になるようなこと
がなく黒かび等が発生せず、また、透水性の少ない地組
織によってパイル表面に流水が誘導できるためボールの
洗浄・回収が能率よく実施可能となる。
挿通すると、クッション性が増加してボールの無駄な飛
散を防止でき、耐圧強度が増し、パイル面の平坦性が良
好で均等な平面状態が長期間にわたって維持できボール
の洗浄・回収がさらに効率的なものとなる。
Claims (4)
- 【請求項1】 パイル糸と、経・緯の地糸とを交錯せし
めて製織した所要長さのパイルを備えたパイル織物から
なり、前記パイル糸及び地糸にフィラメント糸を用いた
敷物。 - 【請求項2】 前記パイルの長さを0.5mm〜10.
0mmの範囲とした請求項1に記載の敷物。 - 【請求項3】 前記パイルの長さを1.0mm〜5.0
mmとした請求項1に記載の敷物。 - 【請求項4】 ループパイルの中に補強用芯糸を挿通し
た請求項1に記載の敷物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001132371A JP4780852B2 (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 人工芝生用敷物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001132371A JP4780852B2 (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 人工芝生用敷物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002325673A true JP2002325673A (ja) | 2002-11-12 |
JP4780852B2 JP4780852B2 (ja) | 2011-09-28 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001132371A Expired - Fee Related JP4780852B2 (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 人工芝生用敷物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4780852B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103103680A (zh) * | 2013-03-05 | 2013-05-15 | 天津工业大学 | 一种具有仿生结构的保暖型吸湿排汗毛绒织物 |
CN103243459A (zh) * | 2012-02-14 | 2013-08-14 | 浙江昱辉阳光能源有限公司 | 一种碳纤维起圈织物及其制造方法 |
JP2015070974A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 株式会社ダスキン | マット |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000120015A (ja) * | 1998-10-13 | 2000-04-25 | Toyobo Co Ltd | 人工芝 |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001132371A patent/JP4780852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN103103680A (zh) * | 2013-03-05 | 2013-05-15 | 天津工业大学 | 一种具有仿生结构的保暖型吸湿排汗毛绒织物 |
JP2015070974A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 株式会社ダスキン | マット |
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---|---|
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