JP2002325479A - モータ制御回路 - Google Patents

モータ制御回路

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JP2002325479A JP2001128804A JP2001128804A JP2002325479A JP 2002325479 A JP2002325479 A JP 2002325479A JP 2001128804 A JP2001128804 A JP 2001128804A JP 2001128804 A JP2001128804 A JP 2001128804A JP 2002325479 A JP2002325479 A JP 2002325479A
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裕司 西尾
Takeshi Eda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な回路構成で回転ノイズやキックバック
電圧の低減、抑圧、並びに、クロースオーバー歪みや貫
通電流の低減、抑圧を図る。 【解決手段】 プッシュプル増幅が行われるよう構成さ
れてなる第1及び第2の演算増幅器1,2が設けられ、
ホール素子5の出力信号がそれぞれにおいて増幅され、
互いに逆相となる出力信号がモータ7へ印加できるよう
になっており、出力信号のスルーレートは、第1の帰還
抵抗器3、第2の帰還抵抗器4の抵抗値を適宜に選択す
ることで可能であり、また、特に、第1及び第2の演算
増幅器1,2の終段は、CMOSトランジスタによるプ
ッシュプル増幅器が構成されており、しかも、そのCM
OSトランジスタのゲート電圧が、前段に設けられたオ
フセット段により適宜な大きさにシフトされたものとな
っているため、クロスオーバー歪みや貫通電流の抑圧が
可能なものとなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの駆動を制
御する制御回路に係り、特に、単相全波駆動型のモータ
制御回路における信頼性の向上等を図ったものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制御回路としては、図8
に示されたような構成を有してなるものが公知・周知と
なっている。以下、図8を参照しつつこの従来回路につ
いて概括的に説明することとする。まず、このモータ制
御回路は、回転子に永久磁石が取着されてなるモータ7
の回転を、適宜な位置に固定されたホール素子5によっ
て検出される永久磁石の回転に伴う磁気変化を基に制御
するもので、ホール素子5の検出信号を増幅するホール
アンプ61と、制御回路62と、遅延回路63a,63
bと、トランジスタ駆動回路64とに大別されて構成さ
れたものとなっている。
【0003】かかる構成においては、モータ7の回転に
よる永久磁石の磁気変化に応じた検出信号がホール素子
5から正弦波信号として出力される。大きな増幅率を有
するホールアンプ61においては、ホール素子5からの
正弦波信号は、増幅を受けて矩形波信号として出力され
るようになっている。制御回路62においては、ホール
アンプ61からの矩形波信号を基に、位相反転信号が生
成され、2つの遅延回路63a,63bを介してトラン
ジスタ駆動回路64へ出力されるものとなっている。ト
ランジスタ駆動回路64は、トランジスタがいわゆるH
ブリッジ接続されてなる公知・周知の構成のもので、遅
延回路63a,63bを介して制御回路62から入力さ
れた信号に応じて、パワートランジスタ65,67と、
パワートランジスタ66,68とが交互に動作して、モ
ータ7の図示されない巻線へ通電方向の異なる電流を交
互に供給してモータ回転を生じせしめるようになってい
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
回路においては、トランジスタ駆動回路64のパワート
ランジスタ65〜68は、矩形波信号で駆動されるた
め、モータ7の巻線へ流れる電流の方向が反転する時
に、大きなトルク変動が発生し、モータ7の回転速度が
変動するという問題がある。そして、このようなモータ
の回転速度の変動のために、回転音に唸りが生じ、回転
ノイズ、すなわち、いわゆるエコーノイズが大きいとい
う問題も招くものであった。さらに、従来回路において
は、モータの巻線に直接電流を流すドライバトランジス
タ(パワートランジスタ)が急峻にオン・オフされるた
め、モータのインダクタンス成分による大きないわゆる
キックバック電圧が発生し、そのため、ドライバトラン
ジスタの逆耐圧電圧を超えてしまい、破壊されてしまう
等の問題をも招くものであった。
【0005】このキックバック電圧を低減する方策とし
ては、例えば、ドライバトランジスタがいわゆるローサ
イド側のみの二相半波駆動のモータ制御回路において
は、コンデンサによってドライバトランジスタへ印加さ
れる矩形波信号の波形を鈍らせる等の方法が用いられる
ことがある。しかし、これを単相全波型のモータ制御回
路に適用しようとすると、ドライバトランジスタが4個
であるため、それぞれにおいて上述のようなコンデンサ
による波形整形を行うような構成とする必要があり、部
品点数が増え、装置の高価格化を招く等の問題が生ず
る。そして、このような構成においては、それぞれのド
ライバトランジスタの駆動タイミングがずれて、大きな
貫通電流が流れる危険性が生ずる。さらに、このような
ことから、4個のドライバトランジスタを個々に制御す
る必要が生じ、コンデンサの総容量が大きくなり、実装
上大きな障害となるばかりか、高価格化を招くという問
題も生ずる。
【0006】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、比較的簡易な回路構成で、回転ノイズやキックバッ
ク電圧の低減、抑圧を図ることのできるモータ制御回路
を提供するものである。本発明の他の目的は、クロース
オーバー歪みや貫通電流の低減、抑圧を図ることのでき
るモータ制御回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記発明の目的を達成す
るため、本発明に係るモータ制御回路は、ホール素子の
出力信号を増幅、出力してモータへの通電を行う単相全
波駆動側のモータ制御回路であって、反転入力端子と出
力端子との間に第1の帰還抵抗器が接続された第1の演
算増幅器と、反転入力端子と出力端子との間に第2の帰
還抵抗器が接続された第2の演算増幅器とを有し、前記
第1の演算増幅器の反転入力端子と前記第2の演算増幅
器の非反転入力端子とが接続されると共に、当該接続点
には、前記ホール素子の一方の出力端子が接続され、前
記第1の演算増幅器の非反転入力端子と前記第2の演算
増幅器の反転入力端子とが接続されると共に、当該接続
点には、前記ホール素子の他方の出力端子が接続され、
前記第1の演算増幅器の出力端子と前記第2の演算増幅
器の出力端子との間に前記モータが接続され、前記第1
及び第2の演算増幅器は、共に、前置増幅を行う前置増
幅段と前記前置増幅段の出力信号を電力増幅する電力増
幅段とを有してなり、前記前置増幅段の出力端子と前記
電力増幅段の出力端子とは、抵抗器を介して接続される
一方、前記電力増幅段は、差動増幅段と、オフセット段
と、電力出力段とを有してなり、前記電力出力段は、C
MOSトランジスタによるプッシュプル型増幅器で構成
されてなり、その出力端子には前記差動増幅段の反転入
力端子が接続され、前記差動増幅段は、前記前置増幅段
の出力信号を差動増幅するよう構成されてなり、前記オ
フセット段は、前記差動増幅段の出力電圧を、前記CM
OSトランジスタのゲートバイアス電圧として所望され
るレベルに変換して出力するよう構成されてなるもので
ある。
【0008】かかる構成においては、プッシュプル増幅
が行われるよう構成された演算増幅器が、ホール素子の
出力信号を増幅し、互いに逆相となるモータへの印加電
圧が得られるように設けられ、しかも、演算増幅器の終
段は、CMOSトランジスタによるプッシュプル増幅器
とし、そのCMOSトランジスタのゲートバイアス電圧
を、その前段に設けられたオフセット段によって所望の
値に設定できるようにしたものである。かかる構成によ
り、演算増幅器の外部に設けられる帰還抵抗器を適宜な
値に設定することで、ほぼ台形波の出力電圧を得ること
ができ、しかも、そのスルーレートを所望の大きさに設
定できるので、比較的簡易な構成で、回転ノイズやキッ
クバック電圧が低減され、その上、クロスオーバー歪み
や貫通電流が抑圧されたモータ制御回路が提供されるこ
ととなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図7を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。最初に、本発明の実施の形態におけるモー
タ制御回路の基本回路構成例について図1を参照しつつ
説明する。本発明の実施の形態におけるモータ制御回路
は、第1及び第2の帰還抵抗器3,4によって反転増幅
を行うよう構成された第1及び第2の演算増幅器1,2
を有し、外部から入力されるホール素子5の検出信号に
応じて、第1及び第2の演算増幅器1,2により、モー
タ7の図示されない固定子コイルへ交互に通電がなされ
るよう構成されてなるものである。すなわち、第1の演
算増幅器1は、その反転入力端子と出力端子との間に、
第1の帰還抵抗器3が、第2の演算増幅器2は、その反
転入力端子と出力端子との間に、第2の帰還抵抗器4
が、それぞれ接続されたものとなっている一方、第1の
演算増幅器1の出力端子は、モータ7の一方の端子に、
第2の演算増幅器2の出力端子は、モータ7の他方の端
子に、それぞれ接続されたものとなっている。
【0010】また、第1の演算増幅器1の反転入力端子
と第2の演算増幅器2の非反転入力端子が、相互に接続
されると共に、後述するホール素子5の一方の出力端子
が接続されるものとなっている。さらに、第1の演算増
幅器1の非反転入力端子と第2の演算増幅器2の反転入
力端子が、相互に接続されると共に、次述するホール素
子5の他方の出力端子が接続されるものとなっている。
【0011】ホール素子5は、公知・周知のものであ
り、一定の電流を通電する必要があることから、通電用
の一方の端子には、第1のホール素子用バイアス抵抗器
6aを介して所定の電源電圧が印加される一方、通電用
の他方の端子は、第2のホール素子用バイアス抵抗器6
bを介してグランドに接続されたものとなっている。そ
して、このホール素子5は、モータ7の図示されない永
久磁石を有してなる回転子が通過する適宜な部位に配設
されており、回転子の通過に伴うホール素子5が受ける
磁束密度の変化に応じて、その2つの出力端子からは、
図2に示されたように逆位相の正弦波電圧が得られるよ
うになっており、第1及び第2の演算増幅器1,2の入
力段にもほぼ同様な正弦波電圧が印加されるようになっ
ている(図3参照)。かかるホール素子5は、一般に、
ガリウム砒素(GaAs)、インジウムアンチモン(InSb)
などの材料を用いてなるものであり、前者の材料を用い
たものは、温度特性は良いが感度が低く、その等価出力
抵抗は、0.1mA駆動時において約600Ω〜900
Ω程度であるのに対して、後者の材料を用いたものは、
温度特性は前者に比して劣るものの高感度で安価であ
り、その等価出力抵抗は、0.1mA駆動時において約
250Ω〜500Ω程度である。そして、いずれのもの
も駆動電流が大きいと出力電圧振幅は小さくなるが、通
電電流を適宜な値に設定することで、必要な振幅の正弦
波を得ることができる。一般的には、この種のモータド
ライバ回路で使用する場合には、ホール素子から出力さ
れた正弦波信号は、ドライバ回路内で矩形波信号に変換
されて用いられるため、温度特性は問題とならず、その
ため、インジウムアンチモン(InSb)を用いてなるホー
ル素子が多く使用される。
【0012】一方、第1及び第2の演算増幅器1,2
は、詳細は後述するが、前置増幅段101と、電力増幅
段102とからなり(図6参照)、特に、電力増幅段1
02は、その終段がプッシュプル増幅を行うように構成
され、しかも、そのプッシュプル増幅に用いられるトラ
ンジスタのバイアス電圧を所望のレベルに設定可能に構
成されたものが好適である。かかる構成において、ホー
ル素子5の出力電圧は、第1及び第2の演算増幅器1,
2により、下記する式で表される増幅率Aで反転増幅さ
れることとなる。
【0013】 A=−(帰還抵抗値/ホール素子等価出力抵抗値)
【0014】ここで、帰還抵抗値は、第1及び第2の帰
還抵抗器3,4の抵抗値であり、ホール素子等価出力抵
抗値は、ホール素子5の動作時における等価的な出力抵
抗値である。そして、ホール素子5の出力抵抗値及び出
力電圧は、個々のホール素子5の動作特性やモータ7の
形状等に応じてほぼ一定の値に定まるものであるので、
増幅率Aは、実質的には、帰還抵抗値を適宜選択するこ
とで所望の大きさに設定可能なものとなっている。
【0015】ところで、モータ7のトルク変動を最小と
するためには、モータ7のコイル(図示せず)へ印加す
る電圧波形は、正弦波であることが望ましいが、その場
合には、動作効率が劣るため、消費電流の増大を招き、
発熱の原因となるという欠点がある。一方、正弦波に代
えて、矩形波とすると、動作効率は向上するが、回転ノ
イズ、サージ電圧、高調波電流が増大し、それによる発
熱増加を招くこととなる。
【0016】一方、本発明の実施の形態においては、増
幅率Aを充分に大きなものとすることで、ホール素子5
からの正弦波信号の波高値の部分が、モータ制御回路の
電源電圧でクリップされて、全体の波形形状が、台形波
に近いものとなるようにしてある(図4参照)。そし
て、本発明の実施の形態におけるモータ制御回路におい
ては、この台形波におけるスルレートを、第1及び第2
の帰還抵抗器3,4の抵抗値の選択により最適値に設定
できるものとすることで、動作効率の向上と、回転ノイ
ズ、サージ電圧及び高調波ノイズの低減という相反する
要求を満足することができるものとなっている。したが
って、第1及び第2の演算増幅器1,2からモータ7に
は、台形波に近似した電圧が印加されることとなり、急
激なトルク変動による回転ノイズ、通電電流の向きが反
転する際に発生するサージ電圧、矩形波に近い電圧程発
生レベルの高い高調波ノイズの低減がなされる一方で、
動作効率の改善がなされるものとなっている。
【0017】図5には、ホール素子5を電圧源9とホー
ル素子等価出力抵抗器8a,8bで等価的に表した場合
の本発明のモータ制御回路の等価回路が示されており、
以下、同図を参照しつつ説明することとする。まず、ホ
ール素子5は、等価的には、2つの出力端子の間におい
て、ホール素子等価出力抵抗器8a、電圧源9及びホー
ル素子等価出力抵抗器8bが直列接続されたものと見る
ことができる。そして、図5に示された等価回路におい
て、仮に、第2の演算増幅器2及び第2の帰還抵抗器4
がないとすると、この場合、第1の演算増幅器1におい
ては、ホール素子5の一方の出力端子からの出力電圧を
基準に、ホール素子等価出力抵抗器8aと、第1の帰還
抵抗器3の比で定まる増幅率で反転増幅が行われること
となる。この状態において、第2の演算増幅器2及び第
2の帰還抵抗器4が接続されたとすると、第1及び第2
の演算増幅器1,2のそれぞれの非反転入力端子には、
ホール素子5の出力状態によって変化する他方の演算増
幅器の出力電圧が他方の帰還抵抗器を介して印加される
こととなる。
【0018】すなわち、(演算増幅器出力電圧−ホール
素子出力電圧)/増幅率で定まる電圧が、第1及び第2
の演算増幅器1,2において、それぞれ非反転入力端子
に印加されることとなり、それぞれの演算増幅器の動作
基準点は常に変化するが、増幅率が高い場合は、(ホー
ル素子等価出力抵抗値)<<(帰還抵抗値)となり、そ
のため、動作点基準点は、ホール素子5のバイアス電圧
に近づくこととなる。但し、いかなる場合においても、
増幅率は、先に述べたように、A=−(帰還抵抗値/ホ
ール素子等価出力抵抗値)で定まるために変化すること
は無い。したがって、増幅率が充分大きい場合は、第1
及び第2の演算増幅器1,2の出力波形は、電源電圧範
囲内では図4に示されたようにホール素子5の出力電圧
の差分を演算増幅器により増幅したものとほぼ等価とな
り、ほぼ台形波に形成されることとなる。
【0019】そして、第1及び第2の演算増幅器1,2
は、特に、その終段をプッシュプル型の電力増幅段と
し、しかも、その終段のMOSトランジスタのゲートバ
イアス電圧を所望の大きさにシフトできるよう構成され
たものを用いることで、後述するように演算増幅器内で
の貫通電流による無効電力の抑圧が可能となる。次に、
図6及び図7を参照しつつ第1及び第2の演算増幅器
1,2の好適な回路構成例について説明することとす
る。まず、図6には、第1及び第2の演算増幅器1,2
の内部における基本的な構成例が示されており、同図を
参照しつつ、その構成について説明すれば、第1及び第
2の演算増幅器1,2は、いずれも同一の構成を有して
なるもので、前置増幅段101と電力増幅段102とに
大別されてなり、前置増幅段101の出力段と電力増幅
段102の出力段との間には、電流制限用抵抗器10が
接続される一方、電力増幅段102はボルテージホロア
として機能するよう構成されてなるものである。
【0020】図7には、前置増幅段101と電力増幅段
102のより具体的な回路構成例が示されており、以
下、同図を参照しつつこの回路構成例について説明す
る。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、Pチ
ャンネルMOS FETを、「PMOS」と、Nチャン
ネルMOS FETを、「NMOS」と、称することと
する。最初に、前置増幅段101について説明すれば、
この前置増幅段101は、第2及び第3のPMOS(図
7においては、それぞれ「Q2」、「Q3」と表記)1
2,13を中心に構成された差動増幅段と、CMOS接
続された第6のPMOS(図7においては「Q6」と表
記)16と第7のNMOS(図7においては「Q7」と
表記)17とで構成された出力段とに大別されて構成さ
れたものとなっており、その構成は、公知・周知のもの
である。
【0021】すなわち、第2及び第3のPMOS12,
13は、差動増幅器として機能するように、相互にソー
スが接続されると共に、その接続点には、動作電流源と
して機能する第1のPMOS(図7においては「Q1」
と表記)11のドレインが接続され、この第1のPMO
S11のソースには、所定の電源電圧VDDが印加される
ものとなっている。一方、第2のPMOS12のドレイ
ンには、第4のNMOS(図7においては「Q4」と表
記)14のドレインが、また、第3のPMOS13のド
レインには、第5のNMOS(図7においては「Q5」
と表記)15のドレインがそれぞれ接続されている。こ
の第4及び第5のNMOS14,15は、相互にゲート
が接続されると共に、第4のNMOS14のゲートとド
レインが接続されて、いわゆるカレントミラー接続され
たものとなっており、第2及び第3のPMOS12,1
3の差動増幅器の能動負荷として機能するようになって
いる。なお、第4及び第5のNMOS14,15のソー
スは、共にグランドに接続されたものとなっている。
【0022】第6のPMOS16と第7のNMOS17
は、相互にドレインが接続される一方、第6のPMOS
16のソースには、所定の電源電圧が印加されるように
なっており、また、第7のNMOS17のソースは、グ
ランドに接続されたものとなっている。そして、第1及
び第6のPMOS11,16のゲートは、相互に接続さ
れて所定のバイアス電圧Vs3が印加されるものとなって
いる。さらに、第7のNMOS17のゲートが、第3の
PMOS13のドレインと第5のNMOS15のドレイ
ンとの相互の接続点に接続されており、第2及び第3の
PMOS12,13による差動増幅信号が印加されるよ
うになっている。なお、第2のPMOS12のゲート
は、反転入力端子となっており、第3のPMOS13の
ゲートは、非反転入力端子となっている。かかる構成を
有してなる前置増幅段101の動作は、公知・周知の通
りであるのでここでの詳細な説明は省略するが、概括的
に述べれば、第2及び第3のPMOS12,13のそれ
ぞれのゲートに印加された電圧の差が、差動増幅されて
出力されるものである。
【0023】次に、電力増幅段102について説明す
る。この電力増幅段102は、ハイサイド側差動増幅段
51Aと、ローサイド側差動増幅段51Bと、ハイサイ
ド側オフセット段52Aと、ローサイド側オフセット段
52Bと、電力出力段53とに大別されて構成されたも
のとなっている。ハイサイド側差動増幅段51Aは、相
互にソースが接続されて、差動増幅器を構成する第10
及び第11のNMOS(図7においては、それぞれ「Q
10」、「Q11」と表記)20,21が設けられてお
り、そのソースには動作電流源として機能する第12の
NMOS(図7においては「Q12」と表記)22のド
レインが接続されており、この第12のNMOS22の
ソースは、グランドに接続されたものとなっている。一
方、第10のNMOS20のドレインには、第8のPM
OS(図7においては「Q8」と表記)18のドレイン
が、また、第11のNMOS21のドレインには、第9
のPMOS(図7においては「Q9」と表記)19のド
レインがそれぞれ接続されている。この第8及び第9の
PMOS18,19は、相互にゲートが接続されると共
に、第8のPMOS18のゲートとドレインが接続され
て、いわゆるカレントミラー接続されたものとなってお
り、第10及び第11のNMOS20,21の差動増幅
器の能動負荷として機能するようになっている。なお、
第8及び第9のPMOS18,19のソースには、共に
所定の電源電圧VDDが印加されるようになっている。
【0024】そして、第10のNMOS20のゲート
は、後述するローサイド側差動増幅段51Bの第14の
PMOS(図7においては「Q14」と表記)24のゲ
ートと相互に接続されて反転入力端子とされ、先に述べ
た前置増幅段101からの出力信号が印加されるものと
なっている。また、第11のNMOS21のゲートは、
後述するローサイド側差動増幅段51Bの第15のPM
OS(図7においては「Q15」と表記)25のゲート
と相互に接続されて非反転入力端子とされ、後述する電
力出力段53の第22のPMOS(図7においては「Q
22」と表記)32と第23のNMOS(図7において
は「Q23」と表記)33の相互の接続点に接続された
ものとなっている。これによって、ハイサイド側差動増
幅段51A及びローサイド側差動増幅段51Bは、共に
ボルテージホロアとして機能するようになっている。
【0025】一方、ローサイド側差動増幅段51Bにお
いては、第14及び第15のPMOS24,25が、差
動増幅器として機能するように、相互にソースが接続さ
れると共に、その接続点には、動作電流源として機能す
る第13のPMOS(図7においては「Q13」と表
記)23のドレインが接続され、この第13のPMOS
23のソースには、所定の電源電圧VDDが印加されるも
のとなっている。また、第14のPMOS24のドレイ
ンには、第16のNMOS(図7においては「Q16」
と表記)26のドレインが、また、第15のPMOS2
5のドレインには、第17のNMOS(図7においては
「Q17」と表記)27のドレインがそれぞれ接続され
ている。この第16及び第17のNMOS26,27
は、相互にゲートが接続されると共に、第16のNMO
S26のゲートとドレインが接続されて、いわゆるカレ
ントミラー接続されたものとなっており、第14及び第
15のPMOS24,25の差動増幅器の能動負荷とし
て機能するようになっている。なお、第16及び第17
のNMOS26,27のソースは、共にグランドに接続
されたものとなっている。
【0026】ハイサイド側オフセット段52Aは、電力
出力段53の第22のPMOS32のゲート電圧バイア
ス用として、先のハイサイド側差動増幅段51Aと電力
出力段53との間に、また、ローサイド側オフセット段
52Bは、電力出力段53の第23のPMOS33のゲ
ート電圧バイアス用として、先のローサイド側差動増幅
段51Bと電力出力段53との間に、それぞれ設けられ
たものとなっている。まず、ハイサイド側オフセット段
52Aは、第18のPMOS(図7においては「Q1
8」と表記)28と第19のNMOS(図7においては
「Q19」と表記)29がCMOS接続されて構成され
たものとなっている。すなわち、第18のPMOS28
のドレインと第19のNMOS29のドレインは、相互
に接続される一方、第18のPMOS28のソースに
は、所定の電源電圧VDDが印加されるようになってお
り、第19のNMOS29のソースは、グランドに接続
されたものとなっている。そして、第18のPMOS2
8のゲートには、ハイサイド側差動増幅段51Aの第9
のPMOS19と第11のNMOS21との接続点が接
続されて、ハイサイド側差動増幅段51Aの出力信号が
印加されるものとなっている。一方、第19のNMOS
29のゲートは、ハイサイド側差動増幅段51Aの第1
2のNMOS22のゲートと相互に接続されて、所定の
バイアス電圧Vs1が印加されるものとなっている。
【0027】ローサイド側オフセット段52Bは、第2
0のPMOS(図7においては「Q20」と表記)30
と第21のNMOS(図7においては「Q21」と表
記)31がCMOS接続されて構成されたものとなって
いる。すなわち、第20のPMOS30のドレインと第
21のNMOS31のドレインは、相互に接続される一
方、第20のPMOS30のソースには、所定の電源電
圧VDDが印加されるようになっており、第21のNMO
S31のソースは、グランドに接続されたものとなって
いる。そして、第20のPMOS30のゲートは、ロー
サイド側差動増幅段51Bの第13のPMOS23のゲ
ートと相互に接続されて、所定のバイアス電圧Vs2が印
加されるものとなっている。一方、第21のNMOS3
1は、ローサイド側差動増幅段51Bの第15のPMO
S25と第17のNMOS27との接続点が接続され
て、ローサイド側差動増幅段51Bの出力信号が印加さ
れるものとなっている。
【0028】電力出力段53は、第22のPMOS32
と第23のNMOS33によるCMOS構成のプッシュ
プル型増幅器が構成されたものとなっている。すなわ
ち、第22のPMOS32のドレインと第23のNMO
S33のドレインは、相互に接続されて、電力増幅段1
02の出力信号が出力される出力端子34とされる一
方、第22のPMOS32のゲートには、先の第18の
PMOS28と第19のNMOS29との接続点が、第
23のNMOS33のゲートには、先の第20のPMO
S30と第21のNMOS31との接続点が、それぞれ
接続されたものとなっている。また、第22のPMOS
32のソースには、所定の電源電圧VDDが印加される一
方、第23のNMOS33のソースは、グランドに接続
されたものとなっている。
【0029】次に、かかる構成の電力増幅段102の動
作について説明することとする。まず、ハイサイド側差
動増幅段51Aは、NMOS入力であるため、グランド
(Vss)電位から閾値(Vth)までの範囲の信号が印加
されても動作しないが、閾値を超え、電源電圧VDDまで
の範囲の信号が印加されると動作するものとなってい
る。一方、ローサイド側差動増幅段51Bは、電源電圧
(VDD)からPMOSの閾値(Vth)分低い入力電圧に
対しては、動作しないが、閾値(Vth)以下グランド電
位(Vss)までの入力電圧に対しては動作するものとな
っている。したがって、ハイサイド側差動増幅段51A
とローサイド側差動増幅段51Bとが設けられた構成に
より、全電源電圧範囲の入力電圧で増幅動作が確保され
るようになっている。ハイサイド側差動増幅段51Aの
第10のNMOS20及びローサイド側差動増幅段51
Bの第14のPMOS24に、前置増幅段101の出力
電圧が印加されると、これらハイサイド側及びローサイ
ド側差動増幅段51A,51Bの反転入力側(第10の
NMOS20のゲート及び第14のPMOS24のゲー
ト)に電流制限用抵抗器10を介して帰還される電力出
力段53の出力電圧と、前置増幅段101からの印加電
圧との差電圧が、ハイサイド側差動増幅段51A、ロー
サイド側差動増幅段51Bで、それぞれ増幅され,その
結果、電力出力段53の出力電圧が、ハイサイド側及び
ローサイド側差動増幅段51A,51Bの反転入力側へ
前置増幅段101から印加された電圧に等しくなるよう
電力出力段53の第22のPMOS32及び第23のN
MOS33の動作状態が制御されることとなる。
【0030】したがって、ハイサイド側及びローサイド
側差動増幅段51A,51Bの反転入力側への入力が無
信号状態となると、ハイサイド側及びローサイド側差動
増幅段51A,51Bの反転入力側及び電力出力段53
の出力端子34には、電源電圧の1/2の電圧が現れる
こととなる。そして、この状態においては、電力出力段
53において、第22のPMOS32及び第23のNM
OS33の双方が動作状態となるため、貫通電流が流
れ、無効電力が消費されることとなる。それ故、この無
信号時には、電力出力段53の第22のPMOS32及
び第23のNMOS33のゲート電圧は、これらの閾値
(Vth)よりも小さい方が、無効電流の低減という観点
からは望ましい。この貫通電流(無効電流)の低減と、
いわゆるクロスオーバ歪みの減少という要求は基本的に
相反する関係にあるが、第22のPMOS32及び第2
3のNMOS33のゲート電圧のオフセットを適値に設
定することで双方の要求を満足させることが可能であ
る。
【0031】本発明の実施の形態においては、ハイサイ
ド側オフセット段52Aによって第22のPMOS32
のゲート電圧が、また、ローサイド側オフセット段52
Bによって、第23のNMOS33のゲート電圧が、第
22のPMOS32及び第23のNMOS33の閾値に
応じて数Vだけシフトされて印加されるようになってい
る。すなわち、具体的には、ハイサイド側オフセット段
52Aにおいては、第18のPMOS28と第19のN
MOS29のサイズ比(チャンネルの幅W/チャンネル
長L)を、また、ローサイド側オフセット段52Bにお
いては、第20のPMOS30と第21のNMOS31
のサイズ比(チャンネルの幅W/チャンネル長L)を、
ゲート電圧を高くする場合にはPMOSのサイズ比を大
きくし、低くする場合にはNMOSのサイズ比を大きく
するように設定することで、ゲート電圧のシフトを実現
している。
【0032】ここで、このようなオフセットの具体的な
数値例を挙げれば、例えば、電力出力段53の第22の
PMOS32の閾値(Vth)が650mVである場合に
おいて、無信号時のゲート電圧(Vgs)を150mVと
してカットオフとなるように、ハイサイド側オフセット
段52Aを先に述べたように設計することにより、第2
2のPMOS32のゲート側において500mVの余裕
を与えることが可能となる。したがって、この場合、こ
の第22のPMOS32のドレインがフローティング状
態(ハイインピーダンス状態)となる入力電圧範囲は、
500mV/G(但しGは、ハイサイド側差動増幅段5
1Aとハイサイド側オフセット段52Aの利得の合計
値)となるので、数mV以下に抑圧されることとなり、
それ故、無効電流の低減と共にクロスオーバ歪みも小さ
く保たれることとなる。
【0033】さらに、前置増幅段101の出力が電流制
限用抵抗器10を介して第22のPMOS32と第23
のNMOS33の相互の接続点、すなわち、出力端子3
4と接続されているため、電力出力段53がハイインピ
ーダンス状態となる範囲では、前置増幅段101の出力
電圧が出力端子34に出力されることとなるので、実質
的にハイインピーダンス状態は存在しなくなる。特に、
本発明の実施の形態におけるモータ制御回路のように、
モータ7へ通電するトランジスタがいわゆるHブリッジ
に接続されてなるものにあっては、電力出力段53の出
力が電源電圧/2となる場合には、モータ7のコイル
(図示せず)へ流れる電流はほぼ零となり、負荷として
のインピーダンスは非常に高くなるため、電流制限用抵
抗器10を数KΩ以上の高い値に設定することが可能と
なる。そして、電流制限用抵抗器10がこのように高抵
抗値に設定されることで、第22のPMOS32、第2
3のNMOS33が動作状態にある場合に、出力電圧が
電流制限用抵抗器10を介して帰還されて回路へ不要な
影響を及ぼすことが回避できるものとなる。
【0034】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
出力段がプッシュプル増幅器に構成された演算増幅器を
用いて回路を構成し、それぞれの演算増幅器に接続され
る帰還抵抗器の抵抗値の選定によってスルーレートの調
整を可能としたので、モータの駆動効率を低下させるこ
となく、従来の矩形波によるモータ駆動の際に問題であ
った回転ノイズ、サージ電圧、高調波ノイズの低減を図
ることができるという効果を奏するものである。また、
演算増幅器の電力増幅段において、その終段を形成する
CMOSトランジスタのゲート電圧を、その前段に設け
たオフセット段によって所望する大きさにシフトできる
ような構成としたので、従来と異なり、クロスオーバ歪
みを抑圧すると共に貫通電流を抑圧することができると
いう効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるモータ制御回路の
基本的な回路構成を示す回路図である。
【図2】図1に示された回路において、ホール素子を等
価回路で表した場合の回路図である。
【図3】ホール素子の出力電圧波形の一例を示す波形図
である。
【図4】図1に示された回路における演算増幅器の入力
電圧波形を示す波形図である。
【図5】図1に示された回路における演算増幅器の出力
電圧波形を示す波形図である。
【図6】図1に示された回路における演算増幅器の構成
例を示す構成図である。
【図7】図6に示された構成を有する演算増幅器の具体
的な回路構成例を示す回路図である。
【図8】従来の回路構成例を示す回路図である。
【符号の説明】 1…第1の演算増幅器 2…第2の演算増幅器 3…第1の帰還抵抗器 4…第2の帰還抵抗器 5…ホール素子 51A…ハイサイド側差動増幅段 51B…ローサイド側差動増幅段 52A…ハイサイド側オフセット段 52B…ローサイド側オフセット段 53…電力出力段 101…前置増幅段 102…電力増幅段
フロントページの続き (72)発明者 江田 雄志 埼玉県上福岡市福岡二丁目1番1号 新日 本無線株式会社川越製作所内 Fターム(参考) 5H560 BB03 BB12 DA02 EB01 EB05 EC02 EC10 GG01 JJ03 TT05 UA02 XA03 XA12 XB04 5J069 AA01 AA18 AA41 AA47 CA13 CA24 CA36 CA77 FA15 FA17 HA08 HA09 HA17 HA25 HA33 HA42 KA02 KA09 KA12 KA15 MA05 MA08 MA09 MA21 SA00 TA01 TA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホール素子の出力信号を増幅、出力して
    モータへの通電を行う単相全波駆動型のモータ制御回路
    であって、 反転入力端子と出力端子との間に第1の帰還抵抗器が接
    続された第1の演算増幅器と、反転入力端子と出力端子
    との間に第2の帰還抵抗器が接続された第2の演算増幅
    器とを有し、 前記第1の演算増幅器の反転入力端子と前記第2の演算
    増幅器の非反転入力端子とが接続されると共に、当該接
    続点には、前記ホール素子の一方の出力端子が接続さ
    れ、 前記第1の演算増幅器の非反転入力端子と前記第2の演
    算増幅器の反転入力端子とが接続されると共に、当該接
    続点には、前記ホール素子の他方の出力端子が接続さ
    れ、 前記第1の演算増幅器の出力端子と前記第2の演算増幅
    器の出力端子との間に前記モータが接続され、 前記第1及び第2の演算増幅器は、共に、前置増幅を行
    う前置増幅段と前記前置増幅段の出力信号を電力増幅す
    る電力増幅段とを有してなり、前記前置増幅段の出力端
    子と前記電力増幅段の出力端子とは、抵抗器を介して接
    続される一方、 前記電力増幅段は、差動増幅段と、オフセット段と、電
    力出力段とを有してなり、 前記電力出力段は、CMOSトランジスタによるプッシ
    ュプル型増幅器で構成されてなり、 前記差動増幅段は、前記前置増幅段の出力信号を差動増
    幅するよう構成されてなり、その反転入力端子には、前
    記前置増幅段の出力端子が接続される一方、その非反転
    入力端子は、前記電力出力段の出力端子に接続されてな
    り、 前記オフセット段は、前記CMOSトランジスタのゲー
    トバイアス電圧を所望のレベルにシフトすると共に、前
    記差動増幅段の出力信号を前記電力出力段へ出力するよ
    う構成されてなることを特徴とするモータ制御回路。
  2. 【請求項2】 前記オフセット段は、直列接続されたC
    MOSトランジスタからなり、一方のMOSトランジス
    タのゲートには、前記差動増幅段の出力信号が、他方の
    MOSトランジスタのゲートには、所定のバイアス電圧
    が印加されるよう構成されてなり、前記電力出力段を構
    成するMOSトランジスタのゲートバイアス電圧のシフ
    ト量が、前記CMOSトランジスタのサイズ比によって
    設定されてなるものであることを特徴とする請求項1記
    載のモータ制御回路。
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