JP2002325337A - 自動車用ジャンクションボックス - Google Patents

自動車用ジャンクションボックス

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JP2002325337A
JP2002325337A JP2001127931A JP2001127931A JP2002325337A JP 2002325337 A JP2002325337 A JP 2002325337A JP 2001127931 A JP2001127931 A JP 2001127931A JP 2001127931 A JP2001127931 A JP 2001127931A JP 2002325337 A JP2002325337 A JP 2002325337A
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JP
Japan
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connector
case
module
insulating plate
wire harness
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JP2001127931A
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Noriko Kobayashi
紀子 小林
Shinji Kawakita
伸二 川北
Yuji Saka
雄次 阪
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕様変更によるケース変更を最小限にし、か
つ、内部回路の設計・変更をケースに設けたコネクタ収
容部の位置に拘束されないようにする。 【解決手段】 端末コネクタ19が端末に接続されたワ
イヤハーネス16の一部を、コネクタモジュール12の
内部回路とし、絶縁板17の一面にワイヤハーネス16
の電線20を平行配置すると共に、絶縁板17の他面に
直交方向に電線18を配置し、所要の交差位置で絶縁板
17に穿設した穴17aを通して接続して、コネクタモ
ジュール12の回路を形成し、絶縁板17の両端より延
在するワイヤハーネス16の電線20をアッパーケース
11とロアケース13からなるケース内部で取り回し、
端末コネクタ19をアッパーケース11の上壁に形成し
たコネクタ嵌合穴11fにケース内部より挿入して嵌合
固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ジャンク
ションボックスに関し、詳しくは、ワイヤハーネスの一
部をジャンクションボックスの内部回路として利用し、
該ワイヤハーネスの端末に接続されたコネクタの固定構
造を改良するものである。
【0002】
【従来の技術】従来提供されているジャンクションボッ
クスは、図12に示すように、ケース1の外面にコネク
タ収容部1aを一体的に成形しており、ワイヤハーネス
側のコネクタ(図示せず)をコネクタ収容部1aに外部
から挿入し、嵌合接続している。ジャンクションボック
スの内部回路は、絶縁板とバスバーを交互に積層して構
成しており、該バスバーから突設したタブをコネクタ収
容部1aに突出させ、バスバーにより分岐回路を形成し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ジ
ャンクションボックスでは、外部回路のワイヤハーネス
と内部回路との接続をケース1外面に設けたコネクタ収
容部1aに嵌合するコネクタを介して行っており、か
つ、コネクタ収容部1aがケース1に一体的に成形され
ているため、コネクタ側に仕様変更があると、たとえ1
つのコネクタ収容部1aを変更する場合でもケース1を
新設する必要があり、それに伴ってヒューズ収容部を含
め他のコネクタ収容部の位置変更が発生すると、回路全
体の変更を要し、ジャンクションボックス全体を設計し
直すことになる。一方、ジャンクションボックス側の内
部回路の変更が生じた場合も、該内部回路を外部回路と
の接続部であるコネクタ収容部1aに外部接続端子を位
置させなければならないため、回路設計に制約をうける
こととなる。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、内部回路の仕様変更により生じるジャンクションボ
ックスのケース変更を最小限にして、かつ、ジャンクシ
ョンボックスの内部回路の設計・変更もケースに設けた
コネクタ収容部の位置に拘束されずに容易にできること
を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ロアケースとアッパーケース内に、外部
ワイヤハーネスと接続させるコネクタモジュールと、ヒ
ューズと接続させるヒューズモジュールと、リレーと接
続させるリレーモジュールを収容して組み立てているジ
ャンクションボックスにおいて、コネクタが端末に接続
されたワイヤハーネスの一部を、上記コネクタモジュー
ルの内部回路とし、絶縁板の一面に上記ワイヤハーネス
の電線群を平行配置すると共に、該絶縁板の他面に直交
方向に導電材を配置して、絶縁板を介してX―Y方向に
クロス配線し、その所要の交差位置で絶縁板に穿設した
穴を通して接続して、上記コネクタモジュールの回路を
形成し、上記絶縁板の両端あるいは一端より延在するワ
イヤハーネスの電線群をアッパーケースとロアケースか
らなるケース内部で取り回して、その端末コネクタを上
記ケースに貫通状態で固定し、上記コネクタモジュール
の一側方にヒューズモジュールを配置して、該ヒューズ
モジュールの導体を上記コネクタモジュールの上記導電
材と接続すると共に、上記コネクタモジュールの一側上
方に配置する上記リレーモジュールの導体を上記コネク
タモジュールの導体と接続している自動車用ジャンクシ
ョンボックスを提供している。
【0006】上記構成とすると、上記端末コネクタは、
絶縁板より延在するワイヤハーネスの電線群の先端に設
けられて移動自由であるので、内部回路に変更があって
も、上記端末コネクタを上記ケースの所要位置にフレキ
シブルに配置することができ、ケースの変更を強いられ
ずに済む。また、内部回路の設計段階等においても、ケ
ースに設けられるコネクタ収容部等の配置を意識しなが
ら回路設計を行う必要はなく、最適回路を形成後に移動
自由な端末コネクタを上記ケースの所要位置に固定すれ
ばよいだけであるので、設計の自由度が増す。
【0007】また、上記端末コネクタをケース内部より
ケースに貫通固定することで、内部回路より外側でぶら
下がった状態となる電線がすべてケース内部に収容さ
れ、電線あるいは端末コネクタに外力が加わることがな
く、内部回路との接続部分が損傷することもない。
【0008】上記コネクタモジュールの内部回路となる
上記ワイヤハーネスの電線群と上記導電材を、絶縁板を
介してX―Y方向にクロス配線して、その所要の交差位
置で接続して分岐回路を構成しているので、回路変更が
生じると上記接続位置を変更すれば良いだけであり、分
岐回路の変更を簡単に行うことができる。なお、上記ワ
イヤハーネスの電線群とクロス配線する専用内部回路と
しては、単芯線、短冊状のバスバー、あるいは/および
FPC、FFCの導体を用いることができる。
【0009】また、ワイヤハーネスと接続するジャンク
ションボックスの内部回路は、ヒューズやリレーと接続
する回路とは分離するコネクタモジュールの内部回路か
らなるため、ワイヤハーネスとの接続形態に変更が生じ
ない限り、共用化して用いることができる。かつ、ヒュ
ーズやリレーとの接続回路に仕様変更が生じても、ヒュ
ーズモジュール、リレーモジュールの導体とコネクタモ
ジュールの内部回路とを圧接端子で接続すれば、この場
合も共用化を図ることができる。
【0010】さらに、ジャンクションボックスのモジュ
ール化を図ることにより、コネクタ回路、ヒューズ回
路、リレー回路に仕様変更があれば、これら対応するモ
ジュールのみを変更すればよく、回路変更に容易に対応
することができる。また、モジュール間では回路が重な
ることはなく、多層化が抑制され、ジャンクションボッ
クスを薄型化することができる。このモジュール化した
ジャンクションボックスにおいて、外部回路と接続させ
るコネクタモジュールを、上記のように、ワイヤハーネ
スの内部回路部の電線群を内部回路として利用すると、
コネクタモジュールの回路を簡単かつ変更容易に形成す
ることができる。
【0011】上記端末コネクタは、上記アッパーケース
の上壁あるいはロアケースの下壁に形成したコネクタ嵌
合穴にケース内部より挿入して嵌合固定すると好適であ
る。端末コネクタの固定方法として、上記ケースに設け
たコネクタ嵌合穴に貫通固定する構成とすることで、固
定作業を簡単に行えると共に、端末コネクタが外部に出
されないのでジャンクションボックスの大型化を防止で
きる。
【0012】また、上記端末コネクタは、外面に凹部あ
るいは凸部からなる係止部を設けている一方、上記アッ
パーケースとロアケースの側壁接合部分に端末コネクタ
を貫通させる開口を設け、該開口の内面に上記係止部と
嵌合する凸部あるいは凹部からなる被係止部を設けて、
上記端末コネクタをケース側壁に狭持させて固定する構
成としても好適である。
【0013】上記構成とすると、上記端末コネクタの固
定方法は、端末コネクタの外面の凹部あるいは凸部から
なる係止部を、アッパーケースとロアケースの側壁接合
部分の開口に設けられた凸部あるいは凹部からなる被係
止部に嵌合するだけであるので、アッパーケースをロア
ケースに固定する作業と同時にすることができ、別途、
端末コネクタの固定作業を必要としない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の自動車用
のジャンクションボックス10を図1乃至図5を参照し
て説明する。図1に示すように、ジャンクションボック
ス10はアッパーケース11とロアケース13の内部に
コネクタモジュール12、リレーモジュール14、ヒュ
ーズモジュール15を収容し、リレーモジュール15は
コネクタモジュール12の一側上方に配置して、リレー
24をアッパーケース11の一側に設けた開口11cに
露出させて、ヒューズモジュール15をコネクタモジュ
ール12の一側端に組みつけて、アッパーケース11の
側面開口11bに露出させている。
【0015】コネクタモジュール12は、図3(A)
(B)に示すように、平行配線した複数本の電線20の
両端にコネクタ19を接続した長尺のワイヤハーネス1
6の中間部分をコネクタモジュール12の導体として利
用している。即ち、ワイヤハーネス16は、コネクタモ
ジュール12の導体となる内部回路部C1と、コネクタ
モジュール12の両側よりぶら下がるように延在する第
一外部ハーネス部C2と第二外部ハーネス部C3とに分
けている。
【0016】本実施形態では、2組のワイヤハーネス1
6A、16Bを用い、コネクタモジュール12の絶縁板
17の上面に各電線20をX方向に平行配線されるよう
に架け渡している。絶縁板17の下面には、コネクタモ
ジュール専用の電線18をY方向に平行配線している。
このように、絶縁板17を挟んで上下にX−Y方向にク
ロス配線される電線20と18とは、図3(C)に示す
ように、所要の交差位置にて予め絶縁板17に設けた穴
17aを通じて超音波溶接あるいは抵抗溶接して電気接
続し、所要の分岐接続回路を形成している。
【0017】ワイヤハーネス16の電線20は絶縁被覆
された電線であり、コネクタモジュール専用の電線18
は絶縁被覆されていない単芯線とし、被覆電線の電線2
0と単芯線の電線18とは超音波溶接する場合には電線
20の絶縁被覆が超音波振動により自動的に溶解して電
線20の芯線と単芯線の電線18とを接続することがで
きる。なお、電線18が被覆電線であっても、超音波溶
接で両方の絶縁被覆を溶解して芯線同士を接続できる。
抵抗溶接の場合には、電線20の接続箇所を絶縁被覆を
予め皮剥している。
【0018】なお、図3では、絶縁板17を挟んでX−
Y方向に配線する電線20と18のみ開示しているが、
さらに、下方あるいは上方に絶縁板を挟んで上下にX−
Y方向に電線をクロス配線し、これら電線の所要の交差
位置を前記と同様の方法で溶接して、所要の分岐接続回
路を形成している。かつ、この絶縁板を挟んで電線をク
ロス配線する回路体を所要数積層してコネクタモジュー
ルを組み立てている。これら積層する回路体において
も、X方向の電線として図3に示すワイヤハーネス16
の電線を利用しても良いことはいうまでもない。
【0019】アッパーケース11の上面には、図1およ
び図2に示すように、コネクタ嵌合穴11fが4つ穿設
されており、コネクタ嵌合穴11fの周縁部分より上方
に突設したコネクタ固定部11aを備えている。また、
コネクタ固定部11aの対向する2つの内壁には、その
中間部分に係止部11a―1を突設している。
【0020】コネクタモジュール12の両端よりぶら下
がるワイヤハーネス16の第一外部ハーネス部C2と第
二外部ハーネス部C3はアッパーケース11とロアケー
ス13からなるケース内部で取り回して、各先端に接続
された端末コネクタ19をアッパーケース11の上面に
形成したコネクタ嵌合穴11fに下方より挿入し、コネ
クタ19の対向する2つの外壁の中央部分に切欠いてい
る凹状の被係止部19aをコネクタ固定部11aの係止
部11a−1に係止して固定している。
【0021】ヒューズモジュール15は、図4に示すよ
うに、ヒューズモジュール15のバスバー21の一端の
圧接端子21bをコネクタモジュール12の電線18に
圧接接続させ、バスバー21の他端の圧接端子21aを
ヒューズ23の端子23aと圧接接続させている。リレ
ーモジュール14は、図5に示すように、リレーモジュ
ール14のバスバー22の圧接端子22aをコネクタモ
ジュール12の電線18と圧接接続させ、バスバー22
にリレー24の端子24aを半田付けで接続している。
なお、バスバー22に圧接スロットを有するタブを設け
て、リレー24の端子24aと該タブを圧接接続しても
よい。
【0022】本実施形態では、端末コネクタ19をアッ
パーケース11にのみ嵌合固定している場合のみ開示し
ているが、ロアケースにも同様にコネクタ嵌合穴および
コネクタ固定部を設け、端末コネクタ19をロアケース
に嵌合固定してもよいことは言うまでもない。
【0023】図6は第2実施形態のコネクタモジュール
を示す。第1実施形態のワイヤハーネス16はコネクタ
モジュール12の両側に外部ハーネス部を延在させて、
架け渡した構成としているが、第2実施形態では、ワイ
ヤハーネス25、26の一端側を絶縁板17にX方向に
配索する内部回路部C1とし、他端側をコネクタモジュ
ール12の一方側からのみ外部に延在させている。
【0024】具体的に、図6に示すように、絶縁板17
の両側から第1ワイヤハーネス25A、25Bおよび第
2ワイヤハーネス26A、26Bの電線27、28の一
端側を内部回路部C1として絶縁板17上にX方向に対
向させて配線し、これら電線27、28の他端先端には
コネクタ19を接続している。電線27、28の一端側
の先端位置は、電線18と溶接接続させる位置までとし
ており、絶縁板17の穴17aを通して電線18と溶接
して、第1ワイヤハーネス25A、25Bおよび第2ワ
イヤハーネス26A、26bをそれぞれコネクタモジュ
ールの内部回路と接続している。他の構成は第1実施形
態と同様であるため、説明を省略する。
【0025】図7は第3実施形態のコネクタモジュール
を示す。本実施形態では、ワイヤハーネス16、29
を、絶縁板17の3辺より外部にぶら下がった状態で延
在させている。具体的には、絶縁板17の下面にX方向
の2本のワイヤハーネス16A、16Bを架け渡す一
方、2本のワイヤハーネス29A、29Bは、一端側を
内部回路部C1として絶縁板17の上面にY方向に配索
して、他端側をコネクタモジュール12の一方側からの
み外部に延在させている。
【0026】上記X方向のワイヤハーネス16A、16
Bの内部回路部C1とY方向のワイヤハーネス29A、
29Bの内部回路部C1’とが絶縁板17を挟んでX−
Y方向にクロス配線し、所要の交差位置で第1実施形態
と同様に溶接接続している。
【0027】図8は第4実施形態を示す。ジャンクショ
ンボックスのコネクタモジュールは外部ワイヤハーネス
の電線と、内部回路専用電線とをクロス配線して所要交
差位置で溶接した回路体を積層構造としている。
【0028】詳しくは、両端末にコネクタを有するX方
向のワイヤハーネス31の中間部分を内部回路部C1と
する電線32と、コネクタモジュール専用のY方向の電
線36にて1枚の絶縁板33、34、35を挟んだ回路
体100、101、102を3層積層しており、Y方向
に平行配線される内部回路専用の電線36を3層に渡っ
て連続布線したものである。上記回路の形成方法は、図
8(A)に示すように、まず、3枚の絶縁板33、3
4、35をY方向に並列させて、ワイヤハーネス31の
夫々の電線32を所要の絶縁板33、34、35にX方
向に架け渡して平行配線する。このとき、絶縁板33、
34、35に配線されるワイヤハーネス31の電線32
の配置面の上下の向きが隣合う絶縁板同士で交互に入れ
替わる状態としている。
【0029】ついで、電線36を絶縁板33、34、3
5のワイヤハーネス31の電線32を配置していない上
面から下面、該下面から上面へと一度に連続して平行配
置する。その後、図8(B)の矢印で示すように、絶縁
板間の隙間部分の電線36を屈曲させて絶縁板33、3
5を折り返す。その結果、図8(C)に示すように、積
層されたコネクタモジュール12′が完成する。このと
き対向する電線同士で干渉せぬように絶縁板50を介在
させている。絶縁板33、34、35の開口33a、3
4a、35aを通して交差位置の電線同士を溶接して所
要回路を形成している。本実施形態によると、回路が多
層化された場合、Y方向に平行配線される電線について
一括して布線することができるので、回路形成の工数を
削減することができる。
【0030】図9は第4実施形態の変形例を示す。第4
実施形態との相違点は、3枚の回路体100、101、
102に配線する電線36を連続して配線させずに、各
絶縁板33、34、35にそれぞれ配線し、接続する必
要のある電線36A、36Bを絶縁板の端縁側で溶接し
ている。
【0031】図10および図11は第5実施形態を示
す。本実施形態と第1実施形態との相違点は、端末コネ
クタをジャンクションボックスのケースに固定する位置
を、ケース側面にしている点である。
【0032】端末コネクタ19′は、アッパーケース1
1′とロアケース13の端部により狭持して組み付け
る。具体的には、図10に示すように、アッパーケース
11′の側面に設けられた開口11dの縁部を凸状の係
止部11eとみなし、図11に示すように、端末コネク
タ19′の係止部19a′にアッパーケース11′の係
止部11eを係止することで、コネクタ19′をケース
に固定する。上記構成とすると、アッパーケース′をロ
アケース13に固定する作業と同時にすることができ、
別途、端末コネクタ19′の固定作業を必要としない。
なお、本実施形態では、端末コネクタをケース側面に固
定する場合のみ開示しているが、第1実施形態のような
アッパーケース上面あるいは/およびロアケース下面へ
の端末コネクタの固定も併存させてもよいことは言うま
でもない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、絶縁板より延在するワイヤハーネスの電線群
の先端に設けられた端末コネクタを、ジャンクションボ
ックスのケースに設けたコネクタ嵌合穴に嵌合固定する
ことで、内部回路に変更があっても、端末コネクタをケ
ースのコネクタ嵌合穴にフレキシブルに配置することが
でき、ケースの変更を強いられずに済む。内部回路の設
計段階等においても、ケースに設けられたコネクタ収容
部等の配置を意識しつつ回路設計を行う必要はなく、最
適回路を形成後に移動自由な端末コネクタを上記ケース
のコネクタ嵌合穴に嵌合固定すればよいだけであるの
で、設計自由度が増す。また、上記端末コネクタをケー
ス側壁に貫通状態で固定する構成とすると、アッパーケ
ースをロアケースに組み付ける作業と同時に上記固定を
することができ、別途、端末コネクタの固定作業を必要
としない。
【0034】絶縁板を介してX―Y方向にクロス配線さ
れる上記ワイヤハーネスの電線群と上記導電材を、所要
の交差位置で接続して分岐回路を構成するので、回路変
更が生じても上記接続位置を変更するだけで簡単に対処
できる。さらに、ジャンクションボックスの内部回路の
モジュール化を行うことで、仕様変更時には、対応する
モジュールのみを変更するだけよく、また、モジュール
間では回路が重ならないので、多層化を抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のジャンクションボッ
クスの分解斜視図である。
【図2】 (A)は第1実施形態のコネクタ固定部の断
面図、(B)は端末コネクタの嵌合時の断面図である。
【図3】 第1実施形態のコネクタモジュールであり、
(A)は分解斜視図、(B)は組立後の斜視図、(C)
は断面図である。
【図4】 ヒューズモジュールの回路接続構成を示す図
面である。
【図5】 リレーモジュールの回路接続構成を示す図面
である。
【図6】 第2実施形態のコネクタモジュールであり、
(A)は分解斜視図、(B)は組立後の斜視図である。
【図7】 第3実施形態のコネクタモジュールであり、
(A)は分解斜視図、(B)は組立後の斜視図である。
【図8】 第4実施形態のコネクタモジュールであり、
(A)は電線の布線方法を示す平面図、(B)は側面
図、(C)は積層後の断面図である。
【図9】 第4実施形態の変形例のコネクタモジュール
の断面図である。
【図10】 第5実施形態のアッパーケースの斜視図で
ある。
【図11】 第5実施形態の端末コネクタの固定を示す
説明図である。
【図12】 従来のジャンクションボックスのケースの
斜視図である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス 11、11′ アッパーケース 11a コネクタ固定部 11a−1 係止部 11d 開口 11e 係止部 11f コネクタ嵌合穴 12 コネクタモジュール 13 ロアケース 14 リレーモジュール 15 ヒューズモジュール 16 ワイヤハーネス 17 絶縁板 18 電線(導電材) 19、19′ 端末コネクタ 19a、19a′ 被係止部 20 電線 23 ヒューズ 24 リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪 雄次 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E077 BB02 BB05 BB18 BB32 BB38 DD03 GG05 GG21 JJ20 5G361 BA06 BB01 BC01 BC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアケースとアッパーケース内に、外部
    ワイヤハーネスと接続させるコネクタモジュールと、ヒ
    ューズと接続させるヒューズモジュールと、リレーと接
    続させるリレーモジュールを収容して組み立てているジ
    ャンクションボックスにおいて、 コネクタが端末に接続されたワイヤハーネスの一部を、
    上記コネクタモジュールの内部回路とし、絶縁板の一面
    に上記ワイヤハーネスの電線群を平行配置すると共に、
    該絶縁板の他面に直交方向に導電材を配置して、絶縁板
    を介してX―Y方向にクロス配線し、その所要の交差位
    置で絶縁板に穿設した穴を通して接続して、上記コネク
    タモジュールの回路を形成し、 上記絶縁板の両端あるいは一端より延在するワイヤハー
    ネスの電線群をアッパーケースとロアケースからなるケ
    ース内部で取り回して、その端末コネクタを上記ケース
    に貫通状態で固定し、 上記コネクタモジュールの一側方にヒューズモジュール
    を配置して、該ヒューズモジュールの導体を上記コネク
    タモジュールの上記導電材と接続すると共に、上記コネ
    クタモジュールの一側上方に配置する上記リレーモジュ
    ールの導体を上記コネクタモジュールの導体と接続して
    いる自動車用ジャンクションボックス。
  2. 【請求項2】 上記端末コネクタは、上記アッパーケー
    スの上壁あるいはロアケースの下壁に形成したコネクタ
    嵌合穴にケース内部より挿入して嵌合固定している請求
    項1に記載の自動車用ジャンクションボックス。
  3. 【請求項3】 上記端末コネクタは、外面に凹部あるい
    は凸部からなる係止部を設けている一方、上記アッパー
    ケースとロアケースの側壁接合部分に端末コネクタを貫
    通させる開口を設け、該開口の内面に上記係止部と嵌合
    する凸部あるいは凹部からなる被係止部を設けて、上記
    端末コネクタをケース側壁に狭持させて固定している請
    求項1に記載の自動車用ジャンクションボックス。
JP2001127931A 2001-04-25 2001-04-25 自動車用ジャンクションボックス Pending JP2002325337A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014218224A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 古河電気工業株式会社 ワイヤハーネス

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