JP2002325164A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002325164A
JP2002325164A JP2001129543A JP2001129543A JP2002325164A JP 2002325164 A JP2002325164 A JP 2002325164A JP 2001129543 A JP2001129543 A JP 2001129543A JP 2001129543 A JP2001129543 A JP 2001129543A JP 2002325164 A JP2002325164 A JP 2002325164A
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roller
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JP2001129543A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ogushi
大櫛  博
Yuji Shimabara
雄二 島原
Toru Ikeda
徹 池田
Junji Iguchi
淳二 井口
Toshiaki Saito
利昭 斉藤
Takashi Imai
貴 今井
Daiki Kadomatsu
大樹 門松
Takayuki Nishinohara
隆行 西ノ原
Atsushi Saito
篤 齋藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ハンドスキャナの動作に制限をか
けることにより、読取動作を中断し、又は走査速度を適
正化し、適切な画像読取操作を行うことのできる画像読
取装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
る画像読取装置の代表的な構成は、原稿面上を手動にて
摺動させることにより画像を走査する画像読取装置であ
って、原稿面の画像を光学的に読み取る画像読取手段
と、前記画像読取部の原稿に対する移動量を検出する移
動量検出手段と、原稿に当接して回転するローラとを有
し、前記ローラの回転に負荷をかける負荷手段、又は前
記ローラの回転を停止させる回転阻止手段を設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンディスキャ
ナ、ファクシミリ、スキャナプリンタなどの画像読取装
置に関するものであって、特に使用者による読取操作上
の失敗を回避するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリは一般企業への普及がほぼ
一巡し、近年では一般家庭へも広く普及しつつある。A
4サイズのような定型のシート状の原稿を一度に大量に
読み取ることを必要とする企業では、大容量で高速の自
動原稿給送装置(ADF:AutoDocument Feeder)を有
するファクシミリの需要が大きかった。しかし、一般家
庭においては一度に原稿を大量に読み取ることはあまり
なく、ADFはそれほど大容量でなくてもよい。むしろ
新聞のような大判の原稿や、不定形の原稿、本や雑誌な
どADFを通らない原稿など、様々な原稿を読み取るこ
とのできるファクシミリに対する要望が強い。これらの
要望に応えるため、読取部がファクシミリ装置本体に対
して着脱可能に構成された、いわゆるハンドスキャナ方
式が広く用いられている。これにより、ADFを通すこ
とのできない原稿であっても、本体から取り外したハン
ドスキャナにより手動で走査することで画像を読み取る
ことができる。
【0003】更に近年では、装置本体の設置場所から遠
く離れた場所の画像情報を読み取りたいという要望が強
まり、ハンドスキャナを携行して離れた場所の画像を読
み取ることのできるように、本体とハンドスキャナとを
結ぶデータ通信用のコードのないコードレスタイプのハ
ンドスキャナが広く普及するようになった。このコード
レス化に伴い、ファクシミリ装置における電気回路の構
成が今までとは大きく異なるようになった。これまでは
ハンドスキャナ部と装置本体は常にケーブルによって接
続されていたため、読取部、記録部、通信部等を制御す
る制御部や、読取画像の画像処理を行うゲートアレイ部
は全て装置本体側に設ければよかったが、コードレス化
によりハンドスキャナ部に読取部を制御するための制御
部や、ゲートアレイ、画像データ格納用のメモリ部、そ
れらを駆動する電源部を設け、装置本体側に記録部や通
信部を制御する制御部などを設けなければならなくなっ
た。
【0004】また、ファクシミリの読取部のコードレス
化と共に、読取部、記録部のカラー化もまた進み、一般
家庭においてもカラーコピーはもとよりカラー電送が可
能になりつつある。さらに、無線などで画像情報を装置
本体に転送するような装置も考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にハンドスキャナを用いて画像読取を行う構成とした場
合、使用者が読取部を移動させる速度はまちまちである
ため、ハンドスキャナの適正な読取速度を超えた速度で
使用者が走査を行った場合、正常な画像読取を行えない
という問題があった。特に無線により装置本体に画像情
報を転送する構成とした場合には、ハンドスキャナ側か
ら本体に転送する速度が読取速度に追いつかない場合が
生じ、画像情報の取得に失敗する場合があった。
【0006】またハンドスキャナ側から本体に送られて
きたデータにより装置本体のメモリの空き領域がなくな
った場合であっても、使用者がそれと気づかず読取動作
を更に継続する場合があり、作業に無駄を生じるおそれ
があった。さらに、使用者が読取開始の操作ボタンを押
し忘れた場合、読み取ったつもりで読取を行っていない
ため、後に再度読取動作をやり直さなくてはならないと
いう場合もあった。
【0007】そこで本発明は、ハンドスキャナの動作に
制限をかけることにより、読取動作を中断し、又は走査
速度を適正化し、適切な画像読取操作を行うことのでき
る画像読取装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像読取装置の代表的な構成は、原稿
面上を手動にて摺動させることにより画像を走査する画
像読取装置であって、原稿面の画像を光学的に読み取る
画像読取手段と、前記画像読取部の原稿に対する移動量
を検出する移動量検出手段と、原稿に当接して回転する
ローラとを有し、前記ローラの回転に負荷をかける負荷
手段、又は前記ローラの回転を停止させる回転阻止手段
を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明に係る画
像形成装置の第一実施形態について、ファクシミリ装置
を例に用いて説明する。図1は本実施形態に係る画像読
取装置の外観斜視図、図2は画像形成装置の構成を説明
する断面図である。
【0010】画像読取装置本体1は、記録シートを一枚
ずつ分離給送するASF部2(AutoSheet Feeder)、A
SF部2から給送された記録シートに画像を記録する記
録部3、原稿を一枚ずつ分離給送するADF部4、AD
F部4から搬送された原稿の画像を読み取る読取部5、
装置本体1に着脱可能に構成されたハンドスキャナ部
6、装置本体1の操作を行うためのボタン類や装置の状
態を示す表示部72を設けた操作パネル部7などを有して
いる。読取部5は記録部3の下流側に配置されており、
またハンドスキャナ部6は装置本体1に装着されている
場合には読取部5の一部を構成する。
【0011】まず、記録動作について説明する。ASF
部2にはトレイ11が着脱可能に設けられ、開口部12に積
載される記録シートの後端を支持している。なおトレイ
11はADF部4に積載された原稿のトレイとしても利用
される。開口部12の下部には圧板21が支点21aを中心に
上下方向に回動可能に支持されており、押圧バネ22によ
ってピックアップローラ24に付勢されている。また圧板
21にはスライダ23が設けられており、記録シートの幅方
向の位置を規制する。
【0012】画像記録が開始されると図示しない搬送モ
ータが回転し、圧板21の保持状態を解除して記録シート
先端を上方へ持ち上げると共に、ピックアップローラ24
を回転駆動させる。圧板21に積載された記録シートの上
層部はピックアップローラ24に接し、図の矢印S方向に
搬送される。下層の記録シートが塞き止められることに
より、最上部の記録シートのみが分離されて記録部3へ
と分離搬送される。分離シート25の下流には記録シート
の先端を検知するセンサ26が配置されている。
【0013】記録部3においては、インクを吐出して画
像を記録するインクカートリッジ31が、装置本体1に対
して着脱可能に設けられている。インクカートリッジ31
はガイドシャフト32に沿って記録シートの幅方向(主走
査方向)に移動可能となっている。インクカートリッジ
31の上流側には給送ローラ33及びこれに圧接するピンチ
コロ34が配置され、下流側には排出ローラ36及びこれに
圧接する拍車35が配置されている。そしてインクカート
リッジ31による画像の記録と、給送ローラ33及び排出ロ
ーラ36による記録幅分の間欠搬送とを交互に行うことに
より、記録シート全面に画像が記録される。記録が終了
した記録シートは、装置本体1の全面の下方に設けられ
た開口部13から排出される。
【0014】次に、ハンドスキャナ部6を読取部5に取
り付けた状態における読取動作について説明する。原稿
を積載するための開口部14には原稿の幅方向を規制する
スライダ15が設けられており、上ガイド部材58、下ガイ
ド部材59によって原稿をガイドし、センサ57によって原
稿が挿入されたことを検知する。積載された原稿は分離
ローラ41が回転を開始すると、該分離ローラ41にバネ43
によって付勢された分離片42によって一枚ずつ分離さ
れ、読取部5に給送される。
【0015】分離給送された原稿は給送ローラ51及び給
送コロ52によって搬送され、ハンドスキャナ部6に設け
られた画像読取手段であるCIS61(コンタクトイメー
ジセンサ)によって原稿の画像情報を読み取りつつ、排
出ローラ53とローラ62によって装置全面の開口部16から
排出される。給送コロ52及び排出ローラ53は、板バネ55
によってそれぞれ給送ローラ51及びローラ62に圧接され
ている。CIS61の対向位置には白基準板54が配置され
ており、CIS61は原稿を読み取る前に白基準板54を読
み取って信号の出力レベルの補正を行う。また白基準板
54は、原稿読取中は自重により原稿の裏側を付勢してC
IS61に密着させる作用をしている。
【0016】原稿が複数枚積載されている場合には、セ
ンサ57が原稿を検知しなくなるまでモータを駆動させ
て、ADF部4により原稿を分離給送し、順次CIS61
で画像データを読み取る動作を繰り返す。また記録部3
には、ハンドスキャナ部6の着脱を検知するセンサ56が
設けられている。
【0017】次に、ハンドスキャナ部6の着脱について
説明する。図3は操作パネル部を開放した状態を表す斜
視図、図4は操作パネル部を開放した状態を表す断面
図、図5はハンドスキャナを取り出す動作を表す斜視
図、図6はハンドスキャナを取り出す動作を表す断面図
である。
【0018】図3及び図4に示すように、上記CIS61
及びローラ62は筐体63に支持されており、ハンドスキャ
ナ部6として一体的に装置本体に対して着脱可能に構成
されている。筐体63は原稿下面をガイドするガイド部材
としての働きを有すると共に、記録シート上面をガイド
するガイド部材としての働きを有している。
【0019】一方、ADF部4、給送コロ52、排出ロー
ラ53、白基準板54、センサ56、57は上ガイド部材58もし
くは下ガイド部材59に支持されており、また下ガイド部
材59も上ガイド部材58に支持されて開口部14を形成して
いる。上ガイド部材58は操作パネル部7に固定され、操
作パネル部7は支点71を中心に装置本体に対し回動可能
に構成されている。操作パネル部7の外面には、操作パ
ネル部7を装置本体1に保持固定している図示しないロ
ックを解除するための解除レバー73が設けられている。
【0020】解除レバー73を解除して操作パネル部7を
上方に押し上げることにより、ハンドスキャナ部6を装
置本体1から取り外すことが可能な状態となる。またこ
のとき、原稿搬送パスが露出して原稿のジャム処理が可
能となると共に、インクカートリッジ31の交換用の開口
部17が露出する。
【0021】図5及び図6に示すように、ハンドスキャ
ナ部6はホルダ8に取り付けられるよう構成されてい
る。ホルダ8は揺動可能に構成されており、図示しない
バネによって上方に付勢されている。従ってホルダ8は
ハンドスキャナ部6を取り外すと上方に跳ね上がり、ハ
ンドスキャナ部6を受け入れやすい姿勢となる。ホルダ
8の左右両側内壁には一対のガイドレール81が設けられ
ており、これに対応してハンドスキャナ部6の筐体63の
側面には溝部64が形成されている。溝部64は左右のガイ
ドレール81にそれぞれ嵌合し、ホルダ8の所定位置にハ
ンドスキャナ部6が収まるまでハンドスキャナ部6をガ
イドするよう構成されている。
【0022】ホルダ8の奥の壁には接続手段であるイン
ターフェース用のコネクタ82が設けられており、これに
対応してハンドスキャナ部6にも接続手段であるコネク
タ65が設けられている。ハンドスキャナ部6がホルダ8
内の所定の位置に装着された際には、装置本体1とハン
ドスキャナ部6が電気的に接続される。ホルダ8を押し
上げている図示しないバネの付勢力はハンドスキャナ部
6の自重よりも小さくなるよう設定されており、ハンド
スキャナ部6が完全に装着されるとホルダ8は降下し、
装置本体1の所定の位置に設置される。
【0023】ハンドスキャナ部6を装置本体1から取り
外すときは、ハンドスキャナ部6を使用者が掴んでガイ
ドレール81に沿って矢印X方向に引き出し、ガイドレー
ル81と溝部64の嵌合が解除されるまで引き抜く。ハンド
スキャナ部6が取り外されると装置本体1は読取機能を
除く他の機能(電話、受信、画像記録など)のみが動作
可能なモードとなり、一方ハンドスキャナ部6は手動走
査可能な状態となる。
【0024】次に、ハンドスキャナ部6の構成について
説明する。図7はハンドスキャナを説明する図、図8は
ローラの回転に負荷をかける負荷手段を説明する図、図
9は画像読取装置の制御構成を説明するブロック図であ
る。
【0025】図7に示すように、ハンドスキャナ部6の
上面には読取操作キー66、手動走査時の画質や原稿サイ
ズを指定する切換キー67、ハンドスキャナ部6の動作状
態を点灯や点滅で表すLED68が設けられている。筐体
63の中央部は把持部63aとなっており、使用者はこの把
持部63aを把持して手動走査を行う。把持部63aの幅L
は、本実施形態においては使用者が確実に把持できるよ
う、約100mmに設定している。
【0026】コネクタ65は把持部63aの右側でかつ把持
部の幅L=100mmの外側に配置し、読取操作キー66、切換
キー67、LED68からなる操作部は把持部63aの左側で
かつ把持部の幅L=100mmの外側に配置している。これに
より、使用者がハンドスキャナ部6を把持した際に不用
意にキー類に触れて操作を誤ったり、コネクタ65に触れ
て端子を短絡させ、電子部品を破壊することを防止する
よう配慮されている。また、ハンドスキャナ部6の内部
及び装置本体1の内部には、電気信号を送受信するため
の図示しないアンテナが設けられている。
【0027】図8に示すように、原稿に当接するローラ
62と同軸にギア101が取り付けられており、ローラ62と
同時に矢印P方向に回転する。ギア101の回転はアイド
ラギア102を介して、スリットを有するスリットギア103
に伝達される。スリットギア103は移動量検出手段であ
るフォトインタラプタ104と組み合わされており、エン
コーダとしての役割を有している。
【0028】またローラ62の反対側には同軸にギア105
が取り付けられており、負荷手段であるステッピングモ
ータ107のギア106に連結されている。ステッピングモー
タ107は、通常はローラ62の回転に対してつれ回ってい
るだけであるが、使用者の読取速度が速すぎる場合、ス
テッピングモータ107に励磁をかけ、ローラ62の動作を
重くして速度を遅くさせる。また、送信速度が読取速度
に追いつかないとき、装置本体1のメモリがいっぱいの
時など、読取の続行が不可能になった時はさらに大きな
励磁をかけ、通常の力では回せないようにする。この場
合ステッピングモータ107は、回転阻止手段として作用
する。
【0029】図9は装置本体1とハンドスキャナ部の制
御構成を説明するブロック図である。ハンドスキャナ部
6は原稿面を光学的に読み取るCIS61からなる読取部
(B3)、ローラ62の回転量からハンドスキャナ部6の移
動量を計測するエンコーダ(B4)、読取部(B3)からの
出力電圧を数値化する画像処理部(B2)、数値化した画
像データを格納する画像メモリ(B7)、装置本体1と電
気的に接続するコネクタ65からなるインターフェース
(B9)、読取操作キー66と切換キー67とLED68からな
る操作部(B6)、ローラ62の動きを制限させるステッピ
ングモータ(B8)、操作部(B6)またはインターフェー
ス(B9)からの入力を受けてハンドスキャナ部6の動作
を制御する制御部(B1)、ハンドスキャナ部6に電源供
給するバッテリ(B5)から構成されている。
【0030】一方、本体側はインターフェース(B9)と
接続するコネクタ82からなるインターフェース(B1
5)、操作パネル部7からなる操作部(B12)、電話回線
に接続し他のFAX等通信端末と通信するモデム(B1
3)、画像データを記憶するメモリ部(B14)、画像デー
タを記録シートに出力する記録部(B11)、装置本体1
の動作を制御する制御部(B10)から構成されている。
なお、インターフェース(B99とインターフェース(B1
5)はそれぞれ無線でも通信できるようになっており、
その切換はコネクタの抜き差しを検出して行われる。
【0031】図10はハンドスキャナ部6を用いて原稿面
を手動走査している様子を表す斜視図である。一般にフ
ァクシミリはハンドセットを左手で持つように配置され
ているものが多く、これは利き手が右手である人が多い
ことによるものである。キー入力や原稿セットなど、煩
雑な操作を容易に行えるようにとの配慮の結果である。
このためハンドセットを左手に持つとハンドスキャナ部
6を使った原稿の手動走査等の作業は、右手で行う方が
左右持ち替える必要がなく簡便である。ハンドスキャナ
部6を手動走査する際、ハンドスキャナ部6の直進性を
安定させるにはハンドスキャナ部6の略中央を持って操
作するのが最も安定する。これはハンドスキャナ部6と
原稿面あるいは原稿を載置した面との間に働く摺動抵抗
が、手による操作力に対して左右均等に働き、ハンドス
キャナ部6が斜行しにくいからである。
【0032】上述したようにハンドスキャナ部6を右手
で把持する場合、読取操作キー66や切換キー67、LED
68等の操作部は把持部の左側に配置した方が操作しやす
く、またコネクタ65は右側に配置した方が誤って触る確
率を低減でき、使用者に難しい操作を強いることなく自
然な操作でハンドスキャナ部6の操作性の向上と動作の
安定を図ることができる。
【0033】図11はハンドスキャナ部6の内部の基板構
成を説明する図である。操作部を集約した基板96は、実
装部品点数を押さえて比較的安価なスイッチ類を配置
し、片面基板で構成し、生産コストの低減化を図ってい
る。また基板95には、装置本体1との通信に用いるアン
テナ9が接続されている。
【0034】[第二実施形態]次に、本発明に係る画像
読取装置の第二実施形態について説明する。図12はロー
ラの回転を阻止する回転阻止手段を説明する図であっ
て、上記第一実施形態と説明の重複する部分は同一の符
号を付して説明を省略する。
【0035】図12に示すように、原稿に当接するローラ
62と同軸に取り付けられたギア101の近傍には、回転阻
止手段であるソレノイド108が設けられている。ソレノ
イド108にはロック部108aが取り付けられ、ロック部10
8aにはバネ108bが取り付けられている。これらにより
ソレノイド108が動作していない時はロック部108aはバ
ネ108bに引っ張られてギア101に噛合し、その回転を阻
止するよう作用する。またソレノイド108が動作すると
ロック部108aが電磁石により回動し、回転の阻止が解
除される。
【0036】通常、ハンドスキャナ部6が読取を開始す
る前は、図12(a)に示すようにロック部108aはバネ108
bの付勢力によってギア101に噛合し、ギア101は回転を
阻止されている。従って原稿に当接するローラ62も回転
を阻止されているため、使用者が読取を行うことはでき
ない。そして使用者が読取操作キー66を押して読取を開
始すると、それに連動してソレノイド108が動作し、図1
2(b)に示すようにロック部108aをギア101から退避させ
る。従ってローラ62も回転可能となり、使用者は読取作
業を行うことができる。これにより、読取開始を指示せ
ずに手動走査を行ってしまうという作業の無駄を回避す
ることができる。
【0037】また読取作業中において、読取作業を継続
することが困難である場合、例えば装置本体1のメモリ
の空き領域がなくなった場合や、ハンドスキャナ部6の
バッテリがなくなった場合などには、再び図12(a)に示
すようにソレノイド108の動作を切ってロック部108aを
ギア101に噛合させる。これによって使用者はもうこれ
以上読取を行うことができないことを知ることができ、
作業の無駄を回避することができる。
【0038】なお、上記第一実施形態においても説明し
たように、ソレノイド108の代わりにステッピングモー
タ107を用いて大きな励磁をかけ、同様の状況において
ローラ62の回転阻止手段とすることも可能である。
【0039】[他の実施形態]なお、上記実施形態にお
いては装置本体1の記録部3にインクを吐出して画像を
記録するインクジェット方式を用いて説明したが、記録
部にその他の例えば感熱方式、熱転写方式や電子写真方
式を採用しても、同様の効果を得ることができる。
【0040】またファクシミリ装置以外であっても、例
えばスキャナや複写機、スキャナプリンタなどのような
画像読取装置、画像読取記録装置に適用しても同様の効
果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】上記説明した如く、画像読取装置による
画像処理能力に応じて原稿に当接するローラに負荷をか
けることにより、処理可能な速度以上の速度で読取装置
を手動走査させることを防止することができ、使用者に
よる読取操作上の失敗を回避することができる。
【0042】また装置本体のメモリの空き領域がなくな
った場合など、読取作業を継続することができない場合
や、読取処理が開始されていない場合にはローラの回転
を阻止することにより、使用者による無駄な読取作業を
防止することができ、作業のやり直しを回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る画像読取装置の外観斜視図
である。
【図2】画像形成装置の構成を説明する断面図である。
【図3】操作パネル部を開放した状態を表す斜視図であ
る。
【図4】操作パネル部を開放した状態を表す断面図であ
る。
【図5】ハンドスキャナを取り出す動作を表す斜視図で
ある。
【図6】ハンドスキャナを取り出す動作を表す断面図で
ある。
【図7】ハンドスキャナを説明する図である。
【図8】ローラの回転に負荷をかける負荷手段を説明す
る図である。
【図9】画像読取装置の制御構成を説明するブロック図
である。
【図10】ハンドスキャナ部6を用いて原稿面を手動走
査している様子を表す斜視図である。
【図11】ハンドスキャナ部6の内部の基板構成を説明
する図である。
【符号の説明】
1 …装置本体 2 …ASF部 3 …記録部 4 …ADF部 5 …読取部 6 …ハンドスキャナ部 7 …操作パネル部 8 …ホルダ 9 …アンテナ 11 …トレイ 12 …開口部 13 …開口部 14 …開口部 15 …スライダ 16 …開口部 17 …開口部 21 …圧板 21a …支点 22 …押圧バネ 23 …スライダ 24 …ピックアップローラ 25 …分離シート 26 …センサ 31 …インクカートリッジ 32 …ガイドシャフト 33 …給送ローラ 34 …ピンチコロ 35 …拍車 36 …排出ローラ 41 …分離ローラ 42 …分離片 43 …バネ 51 …給送ローラ 52 …給送コロ 53 …排出ローラ 54 …白基準板 55 …板バネ 56 …センサ 57 …センサ 58 …上ガイド部材 59 …下ガイド部材 61 …CIS 62 …ローラ 63 …筐体 63a …把持部 64 …溝部 65 …コネクタ 66 …読取操作キー 67 …切換キー 68 …LED 71 …支点 72 …表示部 73 …解除レバー 81 …ガイドレール 82 …コネクタ 95 …基板 96 …基板 101 …ギア 102 …アイドラギア 103 …スリットギア 104 …フォトインタラプタ 105 …ギア 106 …ギア 107 …ステッピングモータ 108 …ソレノイド 108a …ロック部 108b …バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井口 淳二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 斉藤 利昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 今井 貴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 門松 大樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西ノ原 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 齋藤 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA03 BB02 BC05 CA08 5C072 AA01 NA01 NA08 PA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面上を手動にて摺動させることによ
    り画像を走査する画像読取装置であって、 原稿面の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、 前記画像読取部の原稿に対する移動量を検出する移動量
    検出手段と、 原稿に当接して回転するローラとを有し、 前記ローラの回転に負荷をかける負荷手段を設けたこと
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷手段とは、ステッピングモータ
    であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像読取装置に於いて、
    前記負荷手段に替えて、前記ローラの回転を停止させる
    回転阻止手段を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記回転阻止手段とは、ステッピングモ
    ータ又はソレノイドであることを特徴とする画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記負荷手段または回転阻止手段は、前
    記画像読取装置による画像処理能力に応じて前記ローラ
    の回転に負荷をかけ又は停止させることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記画像読取装置は、装置本体と、該装
    置本体に対し着脱可能な画像読取部とからなり、 前記装置本体は、 前記画像読取部と電気的に接続する接続手段と、 装着された前記画像読取部に対して原稿を搬送する搬送
    手段とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記装置本体は、さらに、前記画像読取
    部によって読み取られた画像を記録する記録部を有する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記装置本体及び画像読取部は、無線に
    て電気信号を送受信する通信手段を有することを特徴と
    する請求項6又は7記載の画像読取装置。
JP2001129543A 2001-04-26 2001-04-26 画像読取装置 Pending JP2002325164A (ja)

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