JP2002324946A - Iii族窒化物半導体発光素子 - Google Patents

Iii族窒化物半導体発光素子

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JP2002324946A
JP2002324946A JP2001127218A JP2001127218A JP2002324946A JP 2002324946 A JP2002324946 A JP 2002324946A JP 2001127218 A JP2001127218 A JP 2001127218A JP 2001127218 A JP2001127218 A JP 2001127218A JP 2002324946 A JP2002324946 A JP 2002324946A
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nitride semiconductor
group iii
iii nitride
gan
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Takeshi Miki
剛 三樹
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーム形状,光およびキャリアの閉じ込め効
率に対して影響を与えずに、活性層への応力の影響を低
減することの可能なIII族窒化物半導体発光素子を提供
する。 【解決手段】 n−Al0.12Ga0.88Nクラッド層10
5とn−GaNガイド層107との間、および、p−G
aNガイド層109とp−Al0.12Ga0.88Nクラッド
層111との間に、それぞれ、n−Al0.07In0.03
0.9N応力緩和層106、p−Al0.07In0.03Ga
0.9N応力緩和層110が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用半導体レ
ーザや光ディスク用光源などに利用されるIII族窒化物
半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクの大容量化に代表され
る短波長半導体レーザーのニーズの高まりにより、発振
波長635〜650nmの赤色可視光半導体レーザーに
よるDVD規格に続く、次世代高密度ディスク規格用光
源として、GaN系材料による青紫半導体レーザーに期
待が寄せられている。
【0003】この材料系の問題点として、格子整合する
高品位のエピタキシャル成長用基板が存在しないことが
挙げられるが、サファイア基板上への低温バッファーの
成膜などのブレークスルーにより、高輝度の青及び緑L
EDの量産の成功に続き、発振波長400nmの青紫半
導体レーザーが市販され始めている。
【0004】現在研究中のGaN系レーザーでは、In
組成を変えたInGaN/InGaN量子井戸を活性層
に用い、GaNをガイド層に用い、AlGaNをクラッ
ド層に用いている。しかし、この構成により作製された
素子は、クラッド層と活性層との価電子帯のバンドギャ
ップΔEcが小さく、動作時に注入キャリアが活性層か
らクラッド層にオーバーフローしてしまうという問題が
発生する。このキャリアのオーバーフローは、半導体レ
ーザ素子の閾電流を増加させ、また温度特性を低下させ
てしまう。
【0005】また、クラッド層に用いるAlGaNのA
l組成が高いほど光の閉じ込め効率が上がることがわか
っているが、高Al組成のAlGaN膜は格子定数差が
大きく、十分な厚さのクラッド層をクラック無しに成長
する方法は得られていない。
【0006】このような問題に対し、Nakamura et.al.
による文献「Appl.Phys.Lett.72
(2),pp211−213,1998」(従来技術
1)では、キャリアのオーバーフローに対しては、In
GaN/InGaN MQWのp側に、20nmの厚さ
のAl0.2Ga0.8N層をキャリアのオーバーフロースト
ップ層として設けている。オーバーフローストップ層
は、Al組成が大きくバンドギャップの大きな材料を用
いれば、活性層の近くに薄く積層するのみで、キャリア
のオーバーフローを抑制することができる。また、この
従来技術1では、クラッド層に超格子構造(Al0.14
0.86N/GaN超格子)を用いることで、Al組成の
大きな材料をクラッド層に用い、光の閉じ込め効率を上
げることを試みている。さらに、基板とn型クラッド層
との間に、InGaN層による応力緩和層を設けて、基
板とクラッド層との格子定数の違いによる応力の影響を
緩和し、積層可能なクラッド層の厚さを増す構造となっ
ている。しかし、この構造では、緩和される応力は、基
板とn型クラッド層との間に発生しているもののみであ
る。キャリアや光の閉じ込めを重視し、Al組成の大き
な膜をクラッド層やキャリアのオーバフローストップ層
に用いた場合には、活性層に大きな応力がかかり、結果
として、動作時の転移の増殖や高出力時の安定動作に問
題があり、長寿命かつ大出力のレーザー素子は得られな
い。
【0007】一方、特開平11−74621号(従来技
術2)には、高Al組成のAlGaN層によるクラッド
層の実現方法として、GaN層により通常構成されてい
る光ガイド層をInGaNにより作製する技術が示され
ている。しかし、この技術では、InGaN活性層との
バンドギャップ差が小さくなり、特にp型層側への電子
のオーバーフローが無視できなくなる。また、p型の光
ガイド層をp−GaNにより作製した場合は、p型クラ
ッド層の応力が活性層に直接影響を与える。
【0008】また、特開平10−4244号(従来技術
3)には、SiC基板上に素子を構成することにより、
Al組成の大きなAlGaN層をクラッド層に用いる技
術が示されている。しかし、サファイア以外の基板は、
未だ高価かつ入手困難であり、SiC上に作成した半導
体レーザー素子も、十分な寿命と出力を得るには至って
いない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、キャリアおよび光の閉じ込め効率を高めることと活
性層に加わる応力の低減とは両立しがたいという問題が
あった。
【0010】本発明は、ビーム形状,光およびキャリア
の閉じ込め効率に対して影響を与えずに、活性層への応
力の影響を低減することの可能なIII族窒化物半導体発
光素子を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、第1のクラッド層と、活
性層と、第2のクラット層とが積層されており、第1の
クラッド層,第2のクラット層のうちの少なくとも一方
のクラッド層と活性層との間に、応力を緩和する応力緩
和構造が設けられていることを特徴としている。
【0012】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のIII族窒化物半導体発光素子において、前記応力
緩和構造は、少なくともInを含むIII族窒化物半導体
層であることを特徴としている。
【0013】また、請求項3記載の発明では、請求項1
記載のIII族窒化物半導体発光素子において、前記応力
緩和構造は、III族窒化物半導体の積層構造により構成
され、III族窒化物半導体の積層構造には、少なくとも
1層のInを含むIII族窒化物半導体層が含まれている
ことを特徴としている。
【0014】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載のIII族窒化物半導体発光素子において、前記応力
緩和構造を構成するIII族窒化物半導体の積層構造の少
なくとも1層のIII族窒化物半導体層の伝導帯オフセッ
トは、クラッド層の伝導帯オフセットよりも大きいこと
を特徴としている。
【0015】また、請求項5記載の発明では、請求項3
または請求項4記載のIII族窒化物半導体発光素子にお
いて、前記応力緩和構造を構成するIII族窒化物半導体
の積層構造のうちの一部のIII族窒化物半導体層は、組
成が段階的に変化していることを特徴としている。
【0016】また、請求項6記載の発明では、請求項4
記載のIII族窒化物半導体発光素子において、前記応力
緩和構造は、活性層に隣接していることを特徴としてい
る。
【0017】また、請求項7記載の発明では、請求項2
乃至請求項6のいずれか一項に記載のIII族窒化物半導
体発光素子において、応力緩和構造を構成するInを含
むIII族窒化物半導体層は、AlxInyGa(1-x-y)
(1>x,1>y,1−x−y>0)よりなることを特
徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明のIII族窒化物半導体発光素
子は、第1のクラッド層と、活性層と、第2のクラット
層とが積層されており、第1のクラッド層,第2のクラ
ット層のうちの少なくとも一方のクラッド層と活性層と
の間に、応力を緩和する応力緩和構造が設けられている
ことを特徴としている。
【0019】ここで、応力を緩和する応力緩和構造と
は、例えば層間に働く応力を緩和する柔軟性を有する単
層あるいは多層構造、あるいは、連続的に組成を変化さ
せることにより応力を緩和する構造の両側の膜の格子定
数差を緩和する構造、あるいは、階段状に組成を変化さ
せることにより格子定数差を緩和する構造など、基板,
クラッド層,活性層間の格子定数の差に起因する応力を
緩和し、結果として、III族窒化物半導体発光素子を構
成する各層へのクラックの発生を防止する効果のある構
造全般を意味している。
【0020】本発明では、上記のような構成とすること
により、クラッド層との格子定数差による応力や熱応力
の影響が緩和され、結果として、クラット層に従来と同
様のクラッド層組成を用いる場合にも、動作中の転移の
進展が抑制され、長寿命化が可能となる。また、従来よ
りもAl組成の高い、光およびキャリアの閉じ込め効果
の高いクラッド層を用いたデバイス構造を作成すること
ができ、しきい値電流の低下および温度特性の向上が可
能となる。
【0021】なお、上記構成の本発明のIII族窒化物半
導体発光素子において、応力緩和構造は、少なくともI
nを含むIII族窒化物半導体層にすることができる。
【0022】図1は本発明に係るIII族窒化物半導体発
光素子の構成例を示す図である。なお、図1のIII族窒
化物半導体発光素子は、半導体レーザー素子として構成
されている。図1を参照すると、このIII族窒化物半導
体発光素子は、サファイア基板101上に、GaNバッ
ファー層102を介して、n−GaNコンタクト層10
3、n−In0.1Ga0.9N応力緩和層104、n−Al
0.12Ga0.88Nクラッド層105、n−Al0.07In
0.03Ga0.9N応力緩和層106、n−GaNガイド層
107、活性層としてIn0.15Ga0.85N/In0.05
0.95N 2周期よりなるDQW構造108、p−Ga
Nガイド層109、p−Al0.07In0.03Ga0.9N応
力緩和層110、p−Al0.12Ga0.88Nクラッド層1
11、p−GaNコンタクト層112が積層されてい
る。
【0023】そして、p−GaNコンタクト層112か
らクラッド層105までリッジが形成され、p−GaN
コンタクト層112上には、p型電極115が形成さ
れ、また、露出したn−GaN層103上には、n型電
極114が形成されている。なお、符号113は、電流
狭窄用のSiO2絶縁膜である。
【0024】図1のIII族窒化物半導体発光素子は、次
のように作製される。すなわち、MOCVD法により、
サファイア基板101上に、GaNバッファー層102
を介して、n−GaNコンタクト層103、n−In
0.1Ga0.9N応力緩和層104、n−Al0.12Ga0.88
Nクラッド層105、n−Al0.07In0.03Ga0.9
応力緩和層106、n−GaNガイド層107、活性層
としてIn0.15Ga0.85N/In0.05Ga0.95N 2周
期よりなるDQW構造108、p−GaNガイド層10
9、p−Al0.07In0.03Ga0.9N応力緩和層11
0、p−Al0.12Ga0.88Nクラッド層111、p−G
aNコンタクト層112を順次に積層する。
【0025】次いで、ドライエッチングによりリッジを
形成し、しかる後、p型電極用メタル115を電流狭窄
用のSiO2絶縁膜113の開口部に成膜する。また、
ドライエッチングによりn−GaN層103を露出し、
電流狭窄用のSiO2絶縁膜113の開口部にn型電極
メタル114を成膜する。
【0026】図1のIII族窒化物半導体発光素子では、
n−Al0.12Ga0.88Nクラッド層105とn−GaN
ガイド層107との間、および、p−GaNガイド層1
09とp−Al0.12Ga0.88Nクラッド層111との間
に、それぞれ、n−Al0.07In0.03Ga0.9N応力緩
和層106、p−Al0.07In0.03Ga0.9N応力緩和
層110が設けられている。
【0027】ここで、応力緩和層106,110は、I
nを含むIII族窒化物半導体層であり、単層膜でも応力
の緩和効果を発揮する。また、適切なAl組成をとるこ
とによりワイドギャップ化し、応力緩和層106,11
0にはキャリアの閉じ込め効果はない。結果として、活
性層108以外でのキャリアの閉じ込めが生じないた
め、ビーム形状への影響もない。また、応力緩和層10
6,110が存在することにより、活性層108は、ク
ラッド層105,111との格子定数差による応力や熱
応力の影響が緩和され、結果として、クラッド層10
5,111に従来と同様のクラッド層組成を用いる場合
にも、動作中の転移の進展が抑制され、長寿命化が可能
となる。また、従来よりもAl組成の高い、光およびキ
ャリアの閉じ込め効果の高いクラッド層を用いたデバイ
ス構造を作成することができ、しきい値電流の低下およ
び温度特性の向上が可能となる。
【0028】また、本発明のIII族窒化物半導体発光素
子において、応力緩和構造は、III族窒化物半導体の積
層構造により構成され、III族窒化物半導体の積層構造
には、少なくとも1層のInを含むIII族窒化物半導体
層が含まれている構成にすることができる。
【0029】図2は本発明に係るIII族窒化物半導体発
光素子の他の構成例を示す図である。なお、図2のIII
族窒化物半導体発光素子は、半導体レーザー素子として
構成されている。図2を参照すると、このIII族窒化物
半導体発光素子は、サファイア基板201上に、GaN
バッファー層202を介して、n−GaNコンタクト層
203、n−In0.1Ga0.9N応力緩和層204、n−
Al0.12Ga0.88Nクラッド層205、n−Al0.07
0.03Ga0.9N/n−GaN 10周期よりなるクラ
ック防止構造206、n−GaNガイド層207、活性
層としてIn0. 15Ga0.85N/In0.05Ga0.95N 2
周期よりなるDQW構造208、p−GaNガイド層2
09、p−Al0.07In0.03Ga0.9N/p−GaN
10周期よりなるクラック防止構造210、p−Al
0.12Ga0.88Nクラッド層211、p−GaNコンタク
ト層212が積層されている。
【0030】そして、p−GaNコンタクト層212か
らクラッド層205までリッジが形成され、p−GaN
コンタクト層212上には、p型電極215が形成さ
れ、また、露出したn−GaN層203上には、n型電
極214が形成されている。なお、符号213は、電流
狭窄用のSiO2絶縁膜である。
【0031】図2のIII族窒化物半導体発光素子は、次
のように作製される。すなわち、MOCVD法により、
サファイア基板201上に、GaNバッファー層202
を介して、n−GaNコンタクト層203、n−In
0.1Ga0.9N応力緩和層204、n−Al0.12Ga0.88
Nクラッド層205、n−Al0.07In0.03Ga0.9
/n−GaN 10周期よりなるクラック防止構造20
6、n−GaNガイド層207、活性層としてIn0.15
Ga0.85N/In0.05Ga0.95N 2周期よりなるDQ
W構造208、p−GaNガイド層209、p−Al
0.07In0.03Ga0. 9N/p−GaN 10周期よりな
るクラック防止構造210、p−Al0.12Ga0.88Nク
ラッド層211、p−GaNコンタクト層212を順次
に積層する。
【0032】次いで、ドライエッチングによりリッジを
形成し、しかる後、p型電極用メタル215を電流狭窄
用のSiO2絶縁膜213の開口部に成膜する。また、
ドライエッチングによりn−GaN層203を露出し、
電流狭窄用のSiO2絶縁膜213の開口部にn型電極
メタル214を成膜する。
【0033】図2のIII族窒化物半導体発光素子では、
n−Al0.12Ga0.88Nクラッド層205とn−GaN
ガイド層207との間、および、p−GaNガイド層2
09とp−Al0.12Ga0.88Nクラッド層211との間
に、それぞれ、n−Al0.07In0.03Ga0.9N/n−
GaN 10周期よりなるクラック防止構造206、p
−Al0.07In0.03Ga0.9N/p−GaN 10周期
よりなるクラック防止構造210が設けられている。
【0034】ここで、クラック防止構造206,210
は、単層膜でも応力の緩和効果を発揮するInを含むII
I族窒化物半導体層を構成要素として持つ半導体多層構
造であり、Inを含むIII族窒化物半導体層内のみなら
ず多層構造の異種界面において応力が緩和され、単層膜
と比較して、より効果的に応力緩和が可能となる。ま
た、Inを含む層は適切なAl組成をとることによりワ
イドギャップ化し、クラック防止構造206,210内
部にはキャリアの閉じ込め効果はない。結果として、活
性層208以外でのキャリアの閉じ込めが生じないた
め、ビーム形状への影響もない。また、クラック防止構
造206,210が存在することにより、活性層208
は、クラッド層205,211との格子定数差による応
力や熱応力の影響が緩和され、結果として、クラッド層
205,211に従来と同様のクラッド層組成を用いる
場合にも、動作中の転移の進展が抑制され、長寿命化が
可能となる。また、従来よりもAl組成の高い、光およ
びキャリアの閉じ込め効果の高いクラッド層を用いたデ
バイス構造を作成することができ、しきい値電流の低下
および温度特性の向上が可能となる。
【0035】また、上記III族窒化物半導体発光素子に
おいて、応力緩和構造を構成するIII族窒化物半導体の
積層構造の少なくとも1層のIII族窒化物半導体層の伝
導帯オフセットを、クラッド層の伝導帯オフセットより
も大きくすることができる。この場合には、キャリアの
オーバーフローの抑止を兼ねることができる。
【0036】図3は本発明に係るIII族窒化物半導体発
光素子の他の構成例を示す図である。なお、図3のIII
族窒化物半導体発光素子は、半導体レーザー素子として
構成されている。図3を参照すると、このIII族窒化物
半導体発光素子は、サファイア基板301上に、GaN
バッファー層302を介して、n−GaNコンタクト層
303、n−In0.1Ga0.9N応力緩和層304、n−
Al0.12Ga0.88Nクラッド層305、n−Al0.07
0.03Ga0.9N/n−GaN 10周期よりなるクラ
ック防止構造306、n−GaNガイド層307、活性
層としてIn0. 15Ga0.85N/In0.05Ga0.95N 2
周期よりなるDQW構造308、p−GaNガイド層3
09、p−AlInGaN/p−GaN 10周期より
なるキャリアのオーバーフローストップ層を含むクラッ
ク防止構造310、p−Al0.12Ga0.88Nクラッド層
311、p−GaNコンタクト層312が積層されてい
る。
【0037】そして、p−GaNコンタクト層312か
らクラッド層305までリッジが形成され、p−GaN
コンタクト層312上には、p型電極315が形成さ
れ、また、露出したn−GaN層303上には、n型電
極314が形成されている。なお、符号313は、電流
狭窄用のSiO2絶縁膜である。
【0038】図3のIII族窒化物半導体発光素子は、次
のように作製される。すなわち、MOCVD法により、
サファイア基板301上に、GaNバッファー層302
を介して、n−GaNコンタクト層303、n−In
0.1Ga0.9N応力緩和層304、n−Al0.12Ga0.88
Nクラッド層305、n−Al0.07In0.03Ga0.9
/n−GaN 10周期よりなるクラック防止構造30
6、n−GaNガイド層307、活性層としてIn0.15
Ga0.85N/In0.05Ga0.95N 2周期よりなるDQ
W構造308、p−GaNガイド層309、p−AlI
nGaN/p−GaN 10周期よりなるキャリアのオ
ーバーフローストップ層を含むクラック防止構造31
0、p−Al0.12Ga0.88Nクラッド層311、p−G
aNコンタクト層312を順次に積層する。
【0039】次いで、ドライエッチングによりリッジを
形成し、しかる後、p型電極用メタル315を電流狭窄
用のSiO2絶縁膜313の開口部に成膜する。また、
ドライエッチングによりn−GaN層303を露出し、
電流狭窄用のSiO2絶縁膜313の開口部にn型電極
メタル314を成膜する。
【0040】図3のIII族窒化物半導体発光素子では、
n−Al0.12Ga0.88Nクラッド層305とn−GaN
ガイド層307との間、および、p−GaNガイド層3
09とp−Al0.12Ga0.88Nクラッド層311との間
に、それぞれ、n−Al0.07In0.03Ga0.9N/n−
GaN 10周期よりなるクラック防止構造306、p
−AlInGaN/p−GaN 10周期よりなるキャ
リアのオーバーフローストップ層を含むクラック防止構
造310が設けられている。
【0041】ここで、クラック防止構造306,310
は、単層膜でも応力の緩和効果を発揮するInを含むII
I族窒化物半導体層を構成要素として持つ半導体多層構
造であり、Inを含むIII族窒化物半導体層内のみなら
ず多層構造の異種界面において応力が緩和され、単層膜
と比較して、より効果的に応力緩和が可能となる。ま
た、Inを含む層は適切なAl組成をとることによりワ
イドギャップ化し、クラック防止構造306,310内
部にはキャリアの閉じ込め効果はない。結果として、活
性層308以外でのキャリアの閉じ込めが生じないた
め、ビーム形状への影響もない。
【0042】さらに、図3のIII族窒化物半導体発光素
子では、p型ガイド層309とp型クラッド層311と
の間にあるクラック防止構造310には、p−AlIn
GaNの組成変調により活性層308からの電子のオー
バーフローを抑制するキャリアのオーバーフローストッ
プ層が設けられている。この場合、オーバーフロースト
ップ層のAl組成を高めることにより効果的なオーバー
フロー抑制効果が得られ、同時に、Inを含む組成とす
ることで、層間の応力によるデバイスへの悪影響を最小
限度にくい止めながら、しきい値電流の低減や温度特性
の向上を図ることが可能となる。
【0043】また、クラック防止構造306,310が
存在することにより、活性層308は、クラッド層30
5,311との格子定数差による応力や熱応力の影響が
緩和され、結果として、クラッド層305,311に従
来と同様のクラッド層組成を用いる場合にも、動作中の
転移の進展が抑制され、長寿命化が可能となる。また、
従来よりもAl組成の高い、光およびキャリアの閉じ込
め効果の高いクラッド層を用いたデバイス構造を作成す
ることができ、しきい値電流の低下および温度特性の向
上が可能となる。
【0044】また、上記III族窒化物半導体発光素子に
おいて、応力緩和構造を構成するIII族窒化物半導体の
積層構造のうちの一部のIII族窒化物半導体層について
は、組成を段階的に変化させた構成にすることができ
る。
【0045】図4は本発明に係るIII族窒化物半導体発
光素子の他の構成例を示す図である。なお、図4のIII
族窒化物半導体発光素子は、半導体レーザー素子として
構成されている。図4を参照すると、このIII族窒化物
半導体発光素子は、サファイア基板401上に、GaN
バッファー層402を介して、n−GaNコンタクト層
403、n−In0.1Ga0.9N応力緩和層404、n−
Al0.12Ga0.88Nクラッド層405、n−Al0.1
0.03Ga0.87Nからn−GaNまで連続的に組成が変
化するクラック防止構造406、n−GaNガイド層4
07、活性層としてIn0.15Ga0.85N/In0.05Ga
0.95N 2周期よりなるDQW構造408、p−GaN
ガイド層409、p−GaNからp−Al0.1In0.03
Ga0.87Nまで連続的に組成が変化するクラック防止構
造410、p−Al0.12Ga0.88Nクラッド層411、
およびp−GaNコンタクト層412が積層されてい
る。
【0046】そして、p−GaNコンタクト層412か
らクラッド層405までリッジが形成され、p−GaN
コンタクト層412上には、p型電極415が形成さ
れ、また、露出したn−GaN層403上には、n型電
極414が形成されている。なお、符号413は、電流
狭窄用のSiO2絶縁膜である。
【0047】図4のIII族窒化物半導体発光素子は、次
のように作製される。すなわち、MOCVD法により、
サファイア基板401上に、GaNバッファー層402
を介して、n−GaNコンタクト層403、n−In
0.1Ga0.9N応力緩和層404、n−Al0.12Ga0.88
Nクラッド層405、n−Al0.1In0.03Ga0.87
からn−GaNまで連続的に組成が変化するクラック防
止構造406、n−GaNガイド層407、活性層とし
てIn0.15Ga0.85N/In0.05Ga0.95N 2周期よ
りなるDQW構造408、p−GaNガイド層409、
p−GaNからp−Al0.1In0.03Ga0.87Nまで連
続的に組成が変化するクラック防止構造410、p−A
0.12Ga0.88Nクラッド層411、およびp−GaN
コンタクト層412を順次に積層する。
【0048】次いで、ドライエッチングによりリッジを
形成し、しかる後、p型電極用メタル415を電流狭窄
用のSiO2絶縁膜413の開口部に成膜する。また、
ドライエッチングによりn−GaN層403を露出し、
電流狭窄用のSiO2絶縁膜413の開口部にn型電極
メタル414を成膜する。
【0049】図4のIII族窒化物半導体発光素子では、
n−Al0.12Ga0.88Nクラッド層405とn−GaN
ガイド層407との間、および、p−GaNガイド層4
09とp−Al0.12Ga0.88Nクラッド層411との間
に、それぞれ、n−Al0.1In0.03Ga0.87Nからn
−GaNまで連続的に組成が変化するクラック防止構造
406、p−GaNからp−Al0.1In0.03Ga0.87
Nまで連続的に組成が変化するクラック防止構造410
が設けられている。ここで、クラック防止構造406,
410は、単層膜でも応力の緩和効果を発揮するInを
含むIII族窒化物半導体層を構成要素として持つ半導体
多層構造であり、Inを含むIII族窒化物半導体層内の
みならず多層構造の異種界面において応力が緩和され、
単層膜と比較して、より効果的に応力緩和が可能とな
る。また、Inを含む層は適切なAl組成をとることに
よりワイドギャップ化し、クラック防止構造406,4
10内部にはキャリアの閉じ込め効果はない。結果とし
て、活性層408以外でのキャリアの閉じ込めが生じな
いため、ビーム形状への影響もない。
【0050】さらに、図4のIII族窒化物半導体発光素
子では、p型ガイド層409とp型クラッド層411と
の間にあるクラック防止構造410には、p−AlIn
GaNの組成変調により活性層408からの電子のオー
バーフローを抑制するキャリアのオーバーフローストッ
プ層が設けられている。この場合、オーバーフロースト
ップ層のAl組成を高めることにより効果的なオーバー
フロー抑制効果が得られ、同時に、Inを含む組成とす
ることで、層間の応力によるデバイスへの悪影響を最小
限度にくい止めながら、しきい値電流の低減や温度特性
の向上を図ることが可能となる。
【0051】また、クラック防止構造406,410が
存在することにより、活性層408は、クラッド層40
5,411との格子定数差による応力や熱応力の影響が
緩和され、結果として、クラッド層405,411に従
来と同様のクラッド層組成を用いる場合にも、動作中の
転移の進展が抑制され、長寿命化が可能となる。また、
従来よりもAl組成の高い、光およびキャリアの閉じ込
め効果の高いクラッド層を用いたデバイス構造を作成す
ることができ、しきい値電流の低下および温度特性の向
上が可能となる。
【0052】また、上記III族窒化物半導体発光素子に
おいて、応力緩和構造(より詳しくは、応用緩和構造を
構成する窒化物半導体多層膜)を、活性層に隣接させる
ことができる。
【0053】図5は本発明に係るIII族窒化物半導体発
光素子の他の構成例を示す図である。なお、図5のIII
族窒化物半導体発光素子は、半導体レーザー素子として
構成されている。図5を参照すると、このIII族窒化物
半導体発光素子は、サファイア基板501上に、GaN
バッファー層502を介して、n−GaNコンタクト層
503、n−In0.1Ga0.9N応力緩和層504、n−
Al0.12Ga0.88Nクラッド層505、n−Al0.07
0.03Ga0.9N/n−GaN 10周期よりなるクラ
ック防止構造506、n−GaNガイド層507、活性
層としてIn0. 15Ga0.85N/In0.05Ga0.95N 2
周期よりなるDQW構造508、p−AlInGaN/
p−GaN 10周期よりなるキャリアのオーバーフロ
ーストップ層を含むクラック防止構造509、p−Ga
Nガイド層510、p−Al0.12Ga0.88Nクラッド層
511、p−GaNコンタクト層512が積層されてい
る。
【0054】そして、p−GaNコンタクト層512か
らクラッド層505までリッジが形成され、p−GaN
コンタクト層512上には、p型電極515が形成さ
れ、また、露出したn−GaN層503上には、n型電
極514が形成されている。なお、符号513は、電流
狭窄用のSiO2絶縁膜である。
【0055】図5のIII族窒化物半導体発光素子は、次
のように作製される。すなわち、MOCVD法により、
サファイア基板501上に、GaNバッファー層502
を介して、n−GaNコンタクト層503、n−In
0.1Ga0.9N応力緩和層504、n−Al0.12Ga0.88
Nクラッド層505、n−Al0.07In0.03Ga0.9
/n−GaN 10周期よりなるクラック防止構造50
6、n−GaNガイド層507、活性層としてIn0.15
Ga0.85N/In0.05Ga0.95N 2周期よりなるDQ
W構造508、p−AlInGaN/p−GaN 10
周期よりなるキャリアのオーバーフローストップ層を含
むクラック防止構造509、p−GaNガイド層51
0、p−Al0.12Ga0.88Nクラッド層511、p−G
aNコンタクト層512を順次に積層する。
【0056】次いで、ドライエッチングによりリッジを
形成し、しかる後、p型電極用メタル515を電流狭窄
用のSiO2絶縁膜513の開口部に成膜する。また、
ドライエッチングによりn−GaN層503を露出し、
電流狭窄用のSiO2絶縁膜513の開口部にn型電極
メタル514を成膜する。
【0057】図5のIII族窒化物半導体発光素子では、
n−Al0.12Ga0.88Nクラッド層505とn−GaN
ガイド層507との間、および、活性層であるDQW構
造508とp−GaNガイド層510との間に、それぞ
れ、n−Al0.07In0.03Ga0.9N/n−GaN 1
0周期よりなるクラック防止構造506、p−AlIn
GaN/p−GaN 10周期よりなるキャリアのオー
バーフローストップ層を含むクラック防止構造509が
設けられている。
【0058】ここで、クラック防止構造506,509
は、単層膜でも応力の緩和効果を発揮するInを含むII
I族窒化物半導体層を構成要素として持つ半導体多層構
造であり、Inを含むIII族窒化物半導体層内のみなら
ず多層構造の異種界面において応力が緩和され、単層膜
と比較して、より効果的に応力緩和が可能となる。ま
た、Inを含む層は適切なAl組成をとることによりワ
イドギャップ化し、クラック防止構造506,509内
部にはキャリアの閉じ込め効果はない。結果として、活
性層508以外でのキャリアの閉じ込めが生じないた
め、ビーム形状への影響もない。
【0059】さらに、図5のIII族窒化物半導体発光素
子では、クラック防止構造509には、p−AlInG
aNの組成変調により活性層508からの電子のオーバ
ーフローを抑制するキャリアのオーバーフローストップ
層が設けられ、かつ、活性層508とp型ガイド層51
0との間にあるオーバーフローストップ層のAl組成を
高めることにより効果的なオーバーフロー抑制効果が得
られ、同時に、Inを含む組成とすることで、層間の応
力によるデバイスへの悪影響を最小限度にくい止め、さ
らに、活性層508のより近い位置でキャリアのオーバ
ーフローを抑制することで、キャリアの閉じこめ効率が
上がり、より効果的にしきい値電流の低減や温度特性の
向上を図ることが可能となる。
【0060】また、クラック防止構造506,509が
存在することにより、活性層508は、クラッド層50
5,511との格子定数差による応力や熱応力の影響が
緩和され、結果として、クラッド層505,511に従
来と同様のクラッド層組成を用いる場合にも、動作中の
転移の進展が抑制され、長寿命化が可能となる。また、
従来よりもAl組成の高い、光およびキャリアの閉じ込
め効果の高いクラッド層を用いたデバイス構造を作成す
ることができ、しきい値電流の低下および温度特性の向
上が可能となる。
【0061】また、上記III族窒化物半導体発光素子に
おいて、応力緩和構造を構成するInを含むIII族窒化
物半導体層を、AlxInyGa(1-x-y)N(1>x,1
>y,1−x−y>0)の一般式で表される組織よりな
るものにすることができる。すなわち、Inを含むIII
族窒化物半導体が、AlやGaの窒化物半導体と比較し
て、応力に対し柔軟な性質に注目し、これを応力緩和層
に用いることができる。
【0062】本発明では、Inを含むIII族窒化物半導
体層の応力緩和効果に着目しているが、Inを含む組成
とした場合には、バンドギャップは小さくなり、キャリ
アの閉じ込め効果もしくはキャリアのオーバーフローを
助長する可能性がある。例えば、単に、光ガイド層の組
成にInを混晶させて応力緩和層を構成した場合には、
応力緩和層のバンドギャップが縮小することにより、光
ガイド層内にもキャリアの閉じ込め層ができ、活性層内
へのキャリアの注入を阻害する。従って、応力緩和層の
バンドギャップ縮小の効果を相殺するため、III族窒化
物半導体素子の場合はAlを混晶することにより、バン
ドギャップを拡大し、光ガイド層内にキャリアの閉じ込
め効果を持つ層を作らないことが可能となる。これによ
り、活性層内へのキャリアの注入効率が高まり、低しき
い値のレーザー素子をはじめとする高性能素子が形成可
能となる。InとAlの混晶組成比を適切に設計するこ
とにより、クラッド層よりも伝導体のオフセットの大き
くすることが可能で、応力の緩和のみならず、クラッド
層へのキャリアのオーバーフローを防止するオーバーフ
ロー防止層も形成可能である。
【0063】上述した本発明のIII族窒化物半導体発光
素子は、III族窒化物半導体紫外発光素子として構成す
ることができる。この場合、III族窒化物半導体紫外発
光素子は、上述した構造をとることにより、クラック無
しに、より高Al組成比のワイドバンドギャップAlG
aNクラッド層の成長が可能となる。これにより、紫外
域に対応したワイドバンドギャップ化した活性層と前述
のクラッド層を用いたキャリアと光の閉じこめ構造が構
成可能で、また、クラッド層と活性層との間に応力緩和
層があることにより、クラッド層と活性層の格子定数差
による応力の影響を受けにくくなり、結果として、高性
能かつ高信頼性の窒化物半導体紫外発光素子(紫外域の
LEDや半導体レーザー素子など)を得ることができ
る。
【0064】図6は本発明に係るIII族窒化物半導体発
光素子の他の構成例を示す図である。なお、図6のIII
族窒化物半導体発光素子は、半導体レーザー素子として
構成されている。図6を参照すると、このIII族窒化物
半導体発光素子は、サファイア基板601上に、GaN
バッファー層602を介して、n−GaNコンタクト層
603、n−In0.1Ga0.9N応力緩和層604、n−
Al0.2Ga0.8Nクラッド層605、n−Al0.12In
0.03Ga0.85N/n−Al0.05Ga0.95N 10周期よ
りなるクラック防止構造606、n−Al0.05Ga0.95
Nガイド層607、活性層としてGaN/Al0.03Ga
0.97N 2周期よりなるDQW構造608、p−Al
0.05Ga0.95Nガイド層609、p−AlInGaN/
p−AlGaN 10周期よりなるキャリアのオーバー
フローストップ層を含むクラック防止構造610、p−
Al0.05Ga0.95Nガイド層609(なお、クラック防
止構造610はp−Al0.05Ga0.95Nガイド層609
の内部に設けられている)、p−Al0.2Ga0.8Nクラ
ッド層611、p−GaNコンタクト層612が積層さ
れている。
【0065】そして、p−GaNコンタクト層612か
らクラッド層605までリッジが形成され、p−GaN
コンタクト層612上には、p型電極615が形成さ
れ、また、露出したn−GaN層603上には、n型電
極614が形成されている。なお、符号613は、電流
狭窄用のSiO2絶縁膜である。
【0066】図6のIII族窒化物半導体発光素子は、次
のように作製される。すなわち、MOCVD法により、
サファイア基板601上に、GaNバッファー層602
を介して、n−GaNコンタクト層603、n−In
0.1Ga0.9N応力緩和層604、n−Al0.2Ga0.8
クラッド層605、n−Al0.12In0.03Ga0.85N/
n−Al0.05Ga0.95N 10周期よりなるクラック防
止構造606、n−Al 0.05Ga0.95Nガイド層60
7、活性層としてGaN/Al0.03Ga0.97N 2周期
よりなるDQW構造608、p−Al0.05Ga0.95Nガ
イド層609、p−AlInGaN/p−AlGaN
10周期よりなるキャリアのオーバーフローストップ層
を含むクラック防止構造610、p−Al0.05Ga0.95
Nガイド層609(なお、クラック防止構造610はp
−Al0.05Ga0.95Nガイド層609の内部に設けられ
る)、p−Al0.2Ga0.8Nクラッド層611、p−G
aNコンタクト層612を順次に積層する。
【0067】次いで、ドライエッチングによりリッジを
形成し、しかる後、p型電極用メタル615を電流狭窄
用のSiO2絶縁膜613の開口部に成膜する。また、
ドライエッチングによりn−GaN層603を露出し、
電流狭窄用のSiO2絶縁膜613の開口部にn型電極
メタル614を成膜する。
【0068】図6のIII族窒化物半導体発光素子では、
n−Al0.2Ga0.8Nクラッド層605とn−Al0.05
Ga0.95Nガイド層607との間、および、活性層であ
るDQW構造608とp−Al0.05Ga0.95Nガイド層
609との間に、それぞれ、n−Al0.12In0.03Ga
0.85N/n−Al0.05Ga0.95N 10周期よりなるク
ラック防止構造606、p−AlInGaN/p−Al
GaN 10周期よりなるキャリアのオーバーフロース
トップ層を含むクラック防止構造610が設けられてい
る。ここで、クラック防止構造606,610は、単層
膜でも応力の緩和効果を発揮するInを含むIII族窒化
物半導体層を構成要素として持つ半導体多層構造であ
り、Inを含むIII族窒化物半導体層内のみならず多層
構造の異種界面において応力の緩和され、単層膜と比較
して、より効果的に応力緩和が可能となる。また、In
を含む層は適切なAl組成をとることによりワイドギャ
ップ化し、クラック防止構造606,610内部にはキ
ャリアの閉じ込め効果はない。結果として、活性層60
8以外でのキャリアの閉じ込めが生じないため、ビーム
形状への影響もない。
【0069】さらに、図6のIII族窒化物半導体発光素
子では、クラック防止構造610には、p−AlInG
aNの組成変調により活性層608からの電子のオーバ
ーフローを抑制するキャリアのオーバーフローストップ
層が設けられ、かつ、p型ガイド層609の内部にある
オーバーフローストップ層のAl組成を高めることによ
り効果的なオーバーフロー抑制効果が得られ、同時に、
Inを含む組成とすることで、層間の応力によるデバイ
スへの悪影響を最小限度にくい止め、キャリアのオーバ
ーフローを抑制することでキャリアの閉じこめ効率が上
がり、より効果的にしきい値電流の低減や温度特性の向
上が可能となる。
【0070】また、クラック防止構造606,610が
存在することにより、活性層608は、クラッド層60
5,611との格子定数差による応力や熱応力の影響が
緩和され、結果として、クラッド層605,611に従
来と同様のクラッド層組成を用いる場合にも、動作中の
転移の進展が抑制され、長寿命化が可能となる。また、
従来よりもAl組成の高い、光およびキャリアの閉じ込
め効果の高いクラッド層を用いたデバイス構造を作成す
ることができ、しきい値電流の低下および温度特性の向
上が可能となる。
【0071】図6の構成によるレーザー素子は、波長3
70nm付近で発振する。本構造を用いることにより、
より高Al組成の素子構成を作成可能であり、近紫外域
のみならず、さらに短波長化が可能となる。
【0072】素子を構成する窒化物半導体の組成および
成膜方法は、上述した各構成例に限定されるものではな
く、III族窒化物半導体発光素子全般に応用可能であ
る。
【0073】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項7記載の発明によれば、第1のクラッド層と、活性
層と、第2のクラット層とが積層されており、第1のク
ラッド層,第2のクラット層のうちの少なくとも一方の
クラッド層と活性層との間に、応力を緩和する応力緩和
構造が設けられているので、クラッド層と活性層との格
子定数の違いによる応力や熱応力を緩和することが可能
になり、活性層に加わる応力の影響が低減し、結果とし
て、高出力かつ長寿命の発光素子が得られる。また、活
性層に加わる応力低減の効果を、クラッド層の組成の変
更、例えばAl組成の高いものへの変更に振り向けれ
ば、従来と同じ応力で、よりキャリアおよび光の閉じ込
め効果の高い構成が採用可能となり、結果として、発振
しきい値の低いかつ温度特性の良好なIII族窒化物半導
体発光素子が得られる。
【0074】特に、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載のIII族窒化物半導体発光素子において、前記
応力緩和構造は、少なくともInを含むIII族窒化物半
導体層であり、Inを含むIII族窒化物半導体は、クラ
ッド層に用いられているAlを含むIII族窒化物に比
べ、脆性破壊が起こりにくく、結果として、少なくとも
Inを含むIII族窒化物半導体層である応力緩和構造を
クラッド層と活性層との間に設けることで、この応力緩
和層は、Alを含むクラッド層の応力緩和層として働
き、従来と同様のAl組成のクラッド層を用いた素子の
場合は、素子の高出力化および長寿命化が可能となり、
また、Al組成を高める場合には、発振しきい値の低下
および温度特性の改良が可能となる。
【0075】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載のIII族窒化物半導体発光素子において、前記
応力緩和構造は、III族窒化物半導体の積層構造により
構成され、III族窒化物半導体の積層構造には、少なく
とも1層のInを含むIII族窒化物半導体層が含まれて
いるので、クラッド層と活性層との間の応力は、請求項
2と同様に、Inを含むIII族窒化物半導体層による緩
和に加え、III族窒化物半導体の積層構造の異種界面の
応力の緩和効果により緩和される。また、請求項2と同
様に、従来と同様のAl組成のクラッド層を用いた素子
の場合は、素子の高出力化および長寿命化が可能とな
り、また、Al組成を高める場合には、発振しきい値の
低下および温度特性の改良が可能となる。
【0076】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項3記載のIII族窒化物半導体発光素子において、前記
応力緩和構造を構成するIII族窒化物半導体の積層構造
の少なくとも1層のIII族窒化物半導体層の伝導帯オフ
セットは、クラッド層の伝導帯オフセットよりも大きい
ので、p型層中への電子のオーバーフローが抑制され、
結果として、より発振しきい値の低いかつ温度特性の良
好なIII族窒化物半導体発光素子を提供することができ
る。
【0077】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項3または請求項4記載のIII族窒化物半導体発光素子
において、前記応力緩和構造を構成するIII族窒化物半
導体の積層構造のうちの一部のIII族窒化物半導体層
は、組成が段階的に変化しているので、III族窒化物半
導体の積層構造間の応力を分散することが可能となり、
特定の層への応力の集中をなくすことが可能となる。こ
のような構造を採用することにより、素子の信頼性をよ
り高め、長寿命化および高出力化が可能となる。
【0078】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項4記載のIII族窒化物半導体発光素子において、前記
応力緩和構造は、活性層に隣接しているので(伝導帯オ
フセットがクラッド層よりも大きなIII族窒化物半導体
層(すなわち、電子のオーバーフローを抑止する効果を
持つ層)が活性層に隣接して設けられていることで)、
電子がp型光ガイド層にまで拡散することなく、電子を
効果的に活性層に閉じこめることが可能となり、結果と
して、より発振しきい値の低いかつ温度特性の良好なII
I族窒化物半導体発光素子を提供することができる。
【0079】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項2乃至請求項6のいずれか一項に記載のIII族窒化物
半導体発光素子において、応力緩和構造を構成するIn
を含むIII族窒化物半導体層は、AlxInyGa(1-x-y)
N(1>x,1>y,1−x−y>0)よりなってお
り、適切なInとAl組成比を選択することにより、光
ガイド層に比べて大きな伝導帯オフセットをもちかつ応
力緩和層として機能するIII族窒化物半導体層が得られ
る。これを採用すれば、光ガイド層内に、キャリアの閉
じ込め効果を持つ層ができることはなく、発振しきい値
の上昇やビーム形状の悪化等の悪影響を避けることが可
能で、結果として、発振しきい値の低いかつ温度特性の
良好なIII族窒化物半導体発光素子を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るIII族窒化物半導体発光素子の構
成例を示す図である。
【図2】本発明に係るIII族窒化物半導体発光素子の他
の構成例を示す図である。
【図3】本発明に係るIII族窒化物半導体発光素子の他
の構成例を示す図である。
【図4】本発明に係るIII族窒化物半導体発光素子の他
の構成例を示す図である。
【図5】本発明に係るIII族窒化物半導体発光素子の他
の構成例を示す図である。
【図6】本発明に係るIII族窒化物半導体発光素子の他
の構成例を示す図である。
【符号の説明】
101 サファイア基板 102 GaNバッファー層 103 n−GaNコンタクト層 104 n−InGaN層応力緩和層 105 n−AlGaN層クラッド層 106 n−Al0.07In0.03Ga0.9N層応
力緩和層 107 n−GaNガイド層 108 DQW活性層 109 p−GaNガイド層 110 p−Al0.07In0.03Ga0.9N層応
力緩和層 111 p−AlGaN層クラッド層 112 p−GaNコンタクト層 113 SiO2絶縁膜 114 n型電極 115 p型電極 201 サファイア基板 202 GaNバッファー層 203 n−GaNコンタクト層 204 n−InGaN層応力緩和層 205 n−AlGaN層クラッド層 206 n−Al0.07In0.03Ga0.9N/n
−GaN 10周期のクラック防止構造 207 n−GaNガイド層 208 DQW活性層 209 p−GaNガイド層 210 p−Al0.07In0.03Ga0.9N/p
−GaN 10周期のクラック防止構造 211 p−AlGaN層クラッド層 212 p−GaNコンタクト層 213 SiO2絶縁膜 214 n型電極 215 p型電極 301 サファイア基板 302 GaNバッファー層 303 n−GaNコンタクト層 304 n−InGaN層応力緩和層 305 n−AlGaN層クラッド層 306 n−Al0.07In0.03Ga0.9N/n
−GaN 10周期のクラック防止構造 307 n−GaNガイド層 308 DQW活性層 309 p−GaNガイド層 310 p−AlInGaN/p−GaN 1
0周期よりなるキャリアのオーバフローストップ層を含
むクラック防止構造 311 p−AlGaN層クラッド層 312 p−GaNコンタクト層 313 SiO2絶縁膜 314 n型電極 315 p型電極 401 サファイア基板 402 GaNバッファー層 403 n−GaNコンタクト層 404 n−InGaN層応力緩和層 405 n−AlGaN層クラッド層 406 n−Al0.07In0.03Ga0.9N/n
−GaN 10周期のクラック防止構造 407 n−GaNガイド層 408 DQW活性層 409 p−GaNガイド層 410 p−Al0.07In0.03Ga0.9N/p
−GaN 10周期のクラック防止構造 411 p−AlGaN層クラッド層 412 p−GaNコンタクト層 413 SiO2絶縁膜 414 n型電極 415 p型電極 501 サファイア基板 502 GaNバッファー層 503 n−GaNコンタクト層 504 n−InGaN層応力緩和層 505 n−AlGaN層クラッド層 506 n−Al0.07In0.03Ga0.9N/n
−GaN 10周期のクラック防止構造 507 n−GaNガイド層 508 DQW活性層 509 p−Al0.07In0.03Ga0.9N/p
−GaN 10周期のクラック防止構造 510 p−GaNガイド層 511 p−AlGaN層クラッド層 512 p−GaNコンタクト層 513 SiO2絶縁膜 514 n型電極 515 p型電極 601 サファイア基板 602 GaNバッファー層 603 n−GaNコンタクト層 604 n−InGaN層応力緩和層 605 n−AlGaN層クラッド層 606 n−Al0.12In0.03Ga0.85N/n
−Al0.05Ga0.95N10周期のクラック防止構造 607 n−Al0.05Ga0.95Nガイド層 608 DQW活性層 609 p−Al0.05Ga0.95Nガイド層 610 p−Al0.12In0.03Ga0.85N/p
−GaN 10周期のクラック防止構造 611 p−AlGaN層クラッド層 612 p−GaNコンタクト層 613 SiO2絶縁膜 614 n型電極 615 p型電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクラッド層と、活性層と、第2の
    クラット層とが積層されており、第1のクラッド層,第
    2のクラット層のうちの少なくとも一方のクラッド層と
    活性層との間に、応力を緩和する応力緩和構造が設けら
    れていることを特徴とするIII族窒化物半導体発光素
    子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のIII族窒化物半導体発光
    素子において、前記応力緩和構造は、少なくともInを
    含むIII族窒化物半導体層であることを特徴とするIII族
    窒化物半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のIII族窒化物半導体発光
    素子において、前記応力緩和構造は、III族窒化物半導
    体の積層構造により構成され、III族窒化物半導体の積
    層構造には、少なくとも1層のInを含むIII族窒化物
    半導体層が含まれていることを特徴とするIII族窒化物
    半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のIII族窒化物半導体発光
    素子において、前記応力緩和構造を構成するIII族窒化
    物半導体の積層構造の少なくとも1層のIII族窒化物半
    導体層の伝導帯オフセットは、クラッド層の伝導帯オフ
    セットよりも大きいことを特徴とするIII族窒化物半導
    体発光素子。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載のIII族窒
    化物半導体発光素子において、前記応力緩和構造を構成
    するIII族窒化物半導体の積層構造のうちの一部のIII族
    窒化物半導体層は、組成が段階的に変化していることを
    特徴とするIII族窒化物半導体発光素子。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のIII族窒化物半導体発光
    素子において、前記応力緩和構造は、活性層に隣接して
    いることを特徴とするIII族窒化物半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項6のいずれか一項に
    記載のIII族窒化物半導体発光素子において、応力緩和
    構造を構成するInを含むIII族窒化物半導体層は、A
    xInyGa(1-x-y)N(1>x,1>y,1−x−y
    >0)よりなることを特徴とするIII族窒化物半導体発
    光素子。
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