JP2002324865A - 高周波用セラミックパッケージ - Google Patents

高周波用セラミックパッケージ

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JP2002324865A JP2001129452A JP2001129452A JP2002324865A JP 2002324865 A JP2002324865 A JP 2002324865A JP 2001129452 A JP2001129452 A JP 2001129452A JP 2001129452 A JP2001129452 A JP 2001129452A JP 2002324865 A JP2002324865 A JP 2002324865A
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Takuji Ikeda
拓児 池田
Yukitsugu Sumida
幸嗣 隅田
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱板に機械的な衝撃が加わったとしても導
体パターンとセラミックとの界面剥がれの発生がない高
周波用セラミックパッケージを提供する。 【解決手段】 金属製の放熱板13と、放熱板13との
接合部分に高融点金属からなる導体パターン16を備え
たセラミック製の枠体14とをろう付け接合して形成さ
れ、内側に半導体電子部品搭載部18を設けた基体11
と、半導体電子部品搭載部18に半導体電子部品を実装
して気密に封止可能なセラミック製の蓋体12とを有す
る高周波用セラミックパッケージ10において、高融点
金属の金属粒子20の平均粒径を3.0μm〜4.0μ
mとし、しかも導体パターン16の厚みを40μm以上
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用や高周波
用の半導体電子部品を収容するための基体と蓋体とを有
する高周波用セラミックパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】光信号と電気信号とを相互に変換する光
通信用の半導体電子部品や、高周波の電気信号の増幅用
の半導体電子部品を収容するために、セラミック製や金
属製の枠体と金属製の放熱板とを接合して形成された基
体と、セラミック製や金属製の蓋体とで構成される高周
波用セラミックパッケージがある。例えば、図4に示す
ように、高周波の電気信号の増幅用の半導体電子部品を
収納する高周波用セラミックパッケージ50は、アルミ
ナ(Al23 )等のセラミック製の枠体53と、Cu
−W(銅タングステン)やCu−Mo−Cu(銅モリブ
デン銅の3層構造の接合板)等のセラミックに熱膨張係
数が近似し、しかも放熱性に優れた金属製の放熱板54
とを接合して形成された基体51を有している。枠体5
3と放熱板54の接合は、放熱板54と当接する枠体5
3の部分にW(タングステン)やMo(モリブデン)等
の高融点金属で導体パターンを形成し、Niめっきを施
した後、放熱板54との間にAg−Cuろう材等を挟み
込み、加熱してろう付け接合して行われる。また、基体
51の内側に設けた半導体電子部品搭載部に半導体電子
部品を実装後に気体51内部を気密に封止するための蓋
体52は、アルミナ等のセラミックで形成されている。
なお、枠体53は、上面部に高融点金属で導体パターン
を設け、この導体パターンにNiめっきを施した後、セ
ラミックに熱膨張係数が近似するKV(Fe−Ni−C
o系合金、商品名「Kovar」)や42アロイ(Fe
−Ni合金)等からなる外部接続端子55をAg−Cu
ろう材等を用いてバタフライ型にろう付け接合されてい
る。
【0003】放熱板54と接合する枠体53の接合面に
設けられる導体パターンは、WやMo等の高融点金属の
金属粒子に樹脂や溶剤等を添加して混合し、ペースト状
にし、セラミックグリーンシートにマスクを配置させス
クリーン印刷をしてパターンを形成し、セラミックグリ
ーンシートと還元雰囲気中で同時焼成して形成される。
通常、導体パターンに用いられる高融点金属は、セラミ
ックグリーンシートと同時焼成した時にセラミックグリ
ーンシートの焼成収縮に合わせて収縮させることでセラ
ミックに発生する反りや変形を抑えるために金属粒子の
粒径が選定されている。また、導体パターンの厚みは、
セラミックグリーンシートを積層した時に、内部に形成
された導体パターンの部分の盛り上がりによって平坦性
が損なわれることがないように25μm程度に形成され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の高周波用セラミックパッケージは、次の
ような問題がある。 (1)基体と蓋体との接合後、高周波用セラミックパッ
ケージの基体の放熱板に機械的な衝撃が加わった時、衝
撃による急激な曲がりが放熱板に発生し、枠体の導体パ
ターンと枠体のセラミックとの接合面の間で剥がれが発
生する場合がある。特に、セラミック製の枠体と蓋体が
接合することで剛体が形成され、機械的な衝撃が加わっ
た時の放熱板の曲がりに追随できずに枠体のセラミック
と導体パターン間で剥がれが発生しやすい。 (2)高融点金属の金属粒子の平均粒径は、通常の半導
体用セラミックパッケージの反りや変形を防止するため
に用いられている、3μm未満の細かい粒径に設定して
いるので、セラミックグリーンシートとの同時焼成時の
セラミックからのガラス分の金属粒子間への這い上がり
が少なくなり、枠体の導体パターンとセラミックとの接
合強度が比較的弱くなっている。 (3)導体パターンの厚みは、通常の半導体用セラミッ
クパッケージのセラミックグリーンシートを積層した時
に導体パターンの部分が盛り上がることで平坦性が損な
われないようにするために25μm程度と薄く形成して
いるので、導体パターンとセラミックとの界面での応力
を分散できずに、機械的な衝撃が加わった時の放熱板の
曲がりに抗し切れずに界面剥がれが発生する。本発明
は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、放熱板
に機械的な衝撃が加わったとしても導体パターンとセラ
ミックとの界面剥がれの発生がない高周波用セラミック
パッケージを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る高周波用セラミックパッケージは、金属製の放熱板
と、放熱板との接合部分に高融点金属からなる導体パタ
ーンを備えたセラミック製の枠体とをろう付け接合して
形成され、内側に半導体電子部品搭載部を設けた基体
と、半導体電子部品搭載部に半導体電子部品を実装して
気密に封止可能なセラミック製の蓋体とを有する高周波
用セラミックパッケージにおいて、高融点金属の金属粒
子の平均粒径を3.0μm〜4.0μmとし、しかも導
体パターンの厚みを40μm以上とする。高周波用セラ
ミックパッケージのセラミック製の枠体の上下層表面に
は、単純な導体パターンが形成され、また、積層体の内
部には、導体パターンが形成されておらず、枠体の導体
パターン及び積層の形態が単純でセラミックグリーンシ
ートとの焼成収縮の影響が少ないので金属粒子の平均粒
径を大きくすることができる。また、積層体の内部に導
体パターンが形成されてなく、導体パターンの厚みは積
層による影響を考慮する必要がないので、厚くすること
ができる。金属粒子の平均粒径を大きくすることで、金
属粒子間に這い上がるセラミックからのガラス分は多く
なり、セラミックと導体パターンの接合強度を大きくで
きる。そして、導体パターンの厚みを厚くすることで、
導体パターンとセラミックの接合部の界面応力を分散す
ることができる。従って、機械的な衝撃が加わったとし
ても、枠体のセラミックと枠体に形成された導体パター
ンとの間には、界面剥がれの発生しない高周波用セラミ
ックパッケージを得ることができる。
【0006】ここで、蓋体は箱型形状からなり、しかも
枠体の高さと蓋体の高さを合計した高さが1.0mm以
上であるのがよい。これにより、半導体電子部品やボン
ディングワイヤを傷つけることなく安全に半導体電子部
品を収納することができ、セラミック製の枠体と蓋体が
剛体化したとしても、平均粒径を大きくして、導体パタ
ーンの厚みを大きくすることの効果を有効に発揮するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の
形態に係る高周波用セラミックパッケージの正面図、図
2は同高周波用セラミックパッケージの基体の平面図、
図3は同高周波用セラミックパッケージの基体の枠体と
高融点金属との接合部の説明図である。
【0008】図1、図2に示すように、本発明の一実施
の形態に係る高周波用セラミックパッケージ10は、半
導体電子部品の一例である半導体素子を実装するための
基体11と、この基体11との接合によって実装後の半
導体素子を気密に保持させるための蓋体12とを有して
いる。
【0009】基体11は、平面視して実質的に長方形状
をし、長手方向の両端部に外部の固定部材への取付けの
ためのねじ止め部15を備え、セラミックと熱膨張係数
が近似する、例えば、Cu−Wの複合板やCu−Mo−
Cuの接合板等からなる高放熱特性を有する金属製の放
熱板13と、この放熱板13との接合部分に高融点金
属、例えば、W、Mo、又はWとMoの混合からなるメ
タライズペーストを印刷、焼成して形成した導体パター
ン16を備えたセラミック製、例えば、アルミナ等から
なる枠体14とからなり、放熱板13と枠体14の導体
パターン16とをろう材17、例えば、Ag−Cuろう
材等を用いてろう付け接合して得ている。基体11の内
側には半導体電子部品搭載部18が設けられている。な
お、枠体14は、上面側にも高融点金属で導体パターン
16aが形成され、セラミックと熱膨張係数が近似す
る、例えば、KV(Fe−Ni−Co系合金、商品名
「Kover」)や42アロイ(Fe−Ni合金)等か
らなる外部接続端子19をろう材17a、例えば、Ag
−Cuろう材等を用いてろう付け接合されている。
【0010】図3に示すように、枠体14の放熱板13
との接合部分に施される高融点金属の導体パターン16
は、金属粒子20の平均粒径を3.0μm〜4.0μm
としている。更に、導体パターン16の厚みを40μm
以上としている。金属粒子20の平均粒径が3.0μm
未満であると金属粒子20が比較的細かいので粒子と粒
子の間の隙間が小さくなり、セラミックグリーンシート
と同時焼成するときにセラミックグリーンシートからの
ガラス分21の粒子間の隙間への這い上がりが少なくな
り、セラミックとの接合強度が比較的弱くなる。また、
金属粒子20の平均粒径が4.0μmを超えると、セラ
ミックグリーンシートの焼成収縮に対して金属粒子20
に樹脂、溶剤を加えてペースト状にした印刷用のメタラ
イズペーストで形成する導体パターン16の焼成収縮が
小さくなりすぎるので焼成後の枠体14に大きな反りや
変形が発生する。導体パターン16の厚みが40μm未
満であると焼成後の導体パターン16とセラミックとの
間の界面応力の分散が少なくなり、接合面に界面応力が
集中し、衝撃が加わった時に破壊が発生しやすくなる。
なお、導体パターン16の厚みは、上限を特に限定する
ものではないが、印刷回数等の経済性を考慮すると、6
5μm程度までが好ましい。
【0011】ここで、セラミック製の蓋体12は、セラ
ミック製の枠体14の上端面と実質的に等形状の下端面
を備えた枠部を有する箱型形状からなり、枠体14の高
さと、蓋体12の高さを合計した高さが1.0mm以上
である。なお、合計高さが1.0mm未満であると、半
導体電子部品を実装し、ワイヤボンドを行った後、封止
する時に半導体電子部品やボンディングワイヤに接触し
て傷を付けたり、破壊することがある。なお、高周波用
セラミックパッケージ10に機械的な衝撃があったとし
ても、放熱板13の曲がりに対して枠体14と蓋体12
のセラミックが剛体化することなく追随して曲がるの
で、セラミックと導体パターン16の接合面で界面剥が
れが発生しない。従って、合計高さが1.0mm以上の
時に平均粒径を3.0μm〜4.0μmと大きくした
り、導体パターン16の厚みを40μm以上に厚くした
りすることの効果を有効に発揮することができる。
【0012】次いで、図1、図2を参照して、本発明の
一実施の形態に係る高周波用セラミックパッケージ10
の製造方法を説明する。先ず、アルミナ粉末にマグネシ
ア、シリカ、カルシア等の焼結助剤を適当量加えた粉末
に、ジオキシルフタレート等の可塑剤と、アクリル樹脂
等のバインダー及び、トルエン、キシレン、アルコール
類等の溶剤を加え、十分に混練し、脱泡して粘度200
0〜40000cpsのスラリーを作製し、ドクターブ
レード法等によって例えば、厚み0.25mmのロール
状のシートを形成し、適当なサイズにカットして矩形状
のシートからセラミックグリーンシートを作製する。
【0013】作製したセラミックグリーンシートの下面
及び上面に、WやMo又は、WとMoの混合からなる平
均粒径が3.0μm〜4.0μmの高融点金属の金属粒
子に樹脂や溶剤を混合して形成したメタライズペースト
を用いて、焼成後の厚みが40μm以上の導体パターン
16になるようにスクリーン印刷し、リング状(枠状)
に打ち抜いて約1550℃の還元雰囲気中で焼成して放
熱板13との接合用の導体パターン16と、蓋体12と
の接合用の導体パターン16aを備えた枠体14を形成
する。枠体14は、必要な高さを得るために、複数枚の
セラミックグリーンシートを積層して形成する場合もあ
る。なお、セラミックの材質は、特に限定されるもので
はなく、アルミナ,窒化アルミニウム、低温焼成ガラス
セラミック等のセラミックが使用できる。外部接続端子
19をろう付け接合するために形成する導体パターン1
6aについては、高融点金属の金属粒子の平均粒径や導
体パターン16aの厚みは、特に限定されるものではな
い。
【0014】次に、放熱板13は、接合する枠体14の
セラミックと熱膨張係数を近似させると同時に、半導体
電子部品から発生する熱の冷却効果を高めるために高放
熱効果材料のCuをベースとし、Cuの熱膨張係数を抑
える金属を織り込ませた材料、例えば、ポーラス状のタ
ングステンに銅を含浸させたCu−Wの粉末状の金属粒
子を放熱板13の形状になるように金型でプレス成形
し、焼結して形成する。そして、この放熱板13の長手
方向の両端部には、ねじ止め部15を切削加工によって
形成する。また、放熱板13は、銅モリブデン銅の3層
を張り合わせたCMC(Cu−Mo−Cu)基板が用い
られる場合もあり、CMC基板の圧延材を切削加工して
形成する。そして、長手方向の両端部には、ねじ止め部
15を切削加工によって形成する。なお、因みに、Cu
−Wの熱伝導率は、230W/m・k程度で、CMCの
熱伝導率は、260W/m・kであり、極めて高放熱特
性を有している。
【0015】次に、放熱板13と枠体14の導体パター
ン16とをろう材17、例えば、Ag−Cuろう材等を
用いてろう付け接合する。更に、枠体14は、上面側の
導体パターン16aと、セラミックと熱膨張係数が近似
する、例えば、KV(Fe−Ni−Co系合金、商品名
「Kover」)や42アロイ(Fe−Ni合金)等か
らなる外部接続端子19をろう材17a、例えば、Ag
−Cuろう材等を用いてろう付け接合する。なお、枠体
14と放熱板13及び外部接続端子19のろう付け接合
は、一度に併せて接合することができる。また、それぞ
れ別々に分けて接合することもできる。
【0016】次に、蓋体12は、アルミナ等のセラミッ
クの数μmの1次粒子をスプレードライヤー等で造粒し
て略円形状の数十μmから100μm前後の大きさの2
次粒子の紛体原料を作製し、箱型形状となるような上下
型とダイスからなる金型の中に密度が均一になるように
紛体原料を充填し、ダイスの中で上下型をプレスするこ
とで成形する。そして、耐火物上に載置し、酸化雰囲気
中で焼成することで形成する。なお、基体11の内側に
設けた半導体電子部品搭載部18に半導体素子が実装さ
れた後の蓋体12との接合は、通常、樹脂や低融点ガラ
ス等を用いて接合封止される。
【0017】
【実施例】本発明者は、本発明に係る高周波用セラミッ
クパッケージと、比較例及び従来例の高周波用セラミッ
クパッケージについて、落下テストによる枠体と導体パ
ターン間の剥がれ発生数の比較を行った。なお、高周波
用セラミックパッケージの各要素及び落下テスト方法は
次の通りである。 (1)基体 放熱板の材質:Cu−W 放熱板の寸法:長さ27mm、幅9.5mm、厚み1.
5mm 枠体の材質:アルミナ(Al23 ) 枠体の寸法:長さ15mm、幅10mm(外形)、長さ
12mm、幅7mm(内径)、高さ0.9mm 枠体の導体パターンの材質:Wに約5重量%のMoを混
合 放熱板と枠体の接合材質:Ag−Cuろう (2)蓋体 蓋体の材質:アルミナ(Al23 ) 蓋体の寸法:長さ15mm、幅10mm(外形)、長さ
12mm、幅7mm(内径)、高さ1.8mm(枠部全
高さ) (3)落下テスト方法 基体に熱負荷(430℃で2分間加熱)を掛けた後、蓋
体を樹脂で接着した高周波用セラミックパッケージを、
1.5mの高さからコンクリート上に水平に落下させ
る。試料数10個で、落下回数10回行い、枠体のセラ
ミックと放熱板と接合する側の導体パターン間との剥が
れが発生した試料数を計数した。
【0018】上述の条件で作成され、高融点金属の金属
粒子の平均粒径と導体ペーストの厚みを変化させた実施
例と比較例及び従来例についての落下テストの結果を表
1に示す。その結果、高融点金属の金属粒子の平均粒径
を3.0μm〜4.0μm、導体ペーストの厚みを40
μm以上とする高周波用セラミックパッケージには落下
による枠体のセラミックと導体パターンの間の剥がれ発
生がないことがわかる。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】請求項1及び2記載の高周波用セラミッ
クパッケージは、高融点金属の金属粒子の平均粒径を
3.0μm〜4.0μmとし、しかも導体パターンの厚
みを40μm以上とするので、金属粒子の平均粒径を大
きくして金属粒子間に這い上がるセラミックからのガラ
ス分は多くなり、セラミックと導体パターンの接合強度
を大きくできる。導体パターンの厚みを厚くすること
で、導体パターンとセラミックの接合部の界面応力を分
散することができる。従って、機械的な衝撃が加わった
としても、枠体のセラミックと枠体に形成された導体パ
ターンとの間には、界面剥がれが発生しない。
【0021】特に、請求項2記載の高周波用セラミック
パッケージは、蓋体が箱型形状からなり、しかも枠体の
高さと蓋体の高さを合計した高さが1.0mm以上であ
るので、半導体電子部品を傷つけることなく安全に収納
することができ、セラミック製の枠体と蓋体が剛体化し
たとしても、平均粒径を大きくして、導体パターンの厚
みを大きくすることの効果を有効に発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る高周波用セラミッ
クパッケージの正面図である。
【図2】同高周波用セラミックパッケージの基体の平面
図である。
【図3】同高周波用セラミックパッケージの基体の枠体
と高融点金属との接合部の説明図である。
【図4】従来例に係る高周波用セラミックパッケージの
斜視図である。
【符号の説明】
10:高周波用セラミックパッケージ、11:基体、1
2:蓋体、13:放熱板、14:枠体、15:ねじ止め
部、16、16a:導体パターン、17、17a:ろう
材、18:半導体電子部品搭載部、19:外部接続端
子、20:金属粒子、21:ガラス分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の放熱板と、該放熱板との接合部
    分に高融点金属からなる導体パターンを備えたセラミッ
    ク製の枠体とをろう付け接合して形成され、内側に半導
    体電子部品搭載部を設けた基体と、該半導体電子部品搭
    載部に半導体電子部品を実装して気密に封止可能なセラ
    ミック製の蓋体とを有する高周波用セラミックパッケー
    ジにおいて、前記高融点金属の金属粒子の平均粒径を
    3.0μm〜4.0μmとし、しかも前記導体パターン
    の厚みを40μm以上とすることを特徴とする高周波用
    セラミックパッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波用セラミックパッ
    ケージにおいて、前記蓋体は箱型形状からなり、しかも
    前記枠体の高さと前記蓋体の高さを合計した高さが1.
    0mm以上であることを特徴とする高周波用セラミック
    パッケージ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7632716B2 (en) 2003-06-09 2009-12-15 Sumitomo Metal (Smi) Electronics Devices, Inc. Package for high frequency usages and its manufacturing method
JP2014146739A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Kyocera Corp 電子部品収納用パッケージおよびそれを用いた電子装置

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US7632716B2 (en) 2003-06-09 2009-12-15 Sumitomo Metal (Smi) Electronics Devices, Inc. Package for high frequency usages and its manufacturing method
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