JP2002324705A - コイル装置用ボビン及びそれを用いたコイル装置 - Google Patents

コイル装置用ボビン及びそれを用いたコイル装置

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JP2002324705A
JP2002324705A JP2001151668A JP2001151668A JP2002324705A JP 2002324705 A JP2002324705 A JP 2002324705A JP 2001151668 A JP2001151668 A JP 2001151668A JP 2001151668 A JP2001151668 A JP 2001151668A JP 2002324705 A JP2002324705 A JP 2002324705A
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JP
Japan
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diameter portion
coil
bobbin
small
peripheral surface
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JP2001151668A
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English (en)
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Katsuya Inuzuka
克也 犬塚
Noriaki Fujita
範章 藤田
Yoshihito Kondo
吉仁 近藤
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルの整列巻きが可能で、低コストなコイ
ル装置用ボビン及びそれを利用したコイル装置を提供す
ること。 【解決手段】 筒状部(1)及び筒状部(1)の両端に
設けられたフランジ(4,5)を有するボビン(B)に
おいて、筒状部(1)はフランジ(4,5)の一側に接
続した大径部(2)、フランジ(4,5)の他側に接続
した小径部(3)、大径部(2)と小径部(3)との接
続部位に設置された立壁(8)とを備え、立壁(8)に
は大径部(2)の外周面と小径部(3)の外周面とを接
続する連結溝(7)が設置されたことを特徴とするボビ
ン(B)とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その筒状部の外周
にコイルが巻回されることによってコイル装置が構成さ
れるコイル装置用ボビン及びそれを用いたコイル装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコイル装置用ボビンとして、特開
平9−269081号公報に開示されたものがある。こ
れに記載された遮断弁用コイル装置には、両端に設置さ
れたフランジと、フランジの一側に連続した大径部と、
フランジの他側に連続した小径部とを備えたボビンが用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特許公開公報に開
示されたもののように、大径部と小径部とによって構成
された段付状の筒状部を備えたボビンを用いてコイル装
置を構成する場合、コイル装置の内部を軸方向に移動す
るプランジャの位置との関係で、ボビンの大径部側にコ
イル端子を設け、大径部と接続したフランジ側からコイ
ルの巻回を開始していく必要がしばしばある。
【0004】この場合、図5にあるように、大径部に一
巡して巻回されたコイルが、大径部外周面から小径部外
周面へと移動する際に、大径部と小径部とを接続する立
壁の側面を走るため、小径部に巻回される2巡目移行の
コイルと干渉して、コイルの整列巻きを阻害するという
問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点を解決すべ
く、コイルの整列巻きが可能で、低コストなコイル装置
用ボビン及びそれを利用したコイル装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、筒状部及び該筒状部の両端に設け
られたフランジを有するコイル装置用ボビンにおいて、
前記筒状部は前記フランジの一側に接続した大径部、前
記フランジの他側に接続した小径部、前記大径部と前記
小径部との接続部位に設置された立壁とを備え、前記立
壁には前記大径部の外周面と前記小径部の外周面とを接
続する連結溝が設置されたことを特徴とするコイル装置
用ボビンとした。
【0007】請求項1の発明によると、大径部に一巡し
て巻回されたコイルが、大径部外周面から小径部外周面
へと移動する際、立壁に設置された連結溝にコイルが配
置されるため、2巡目移行のコイルと干渉することがな
く、コイルの整列巻きが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明に従ったボビンの一実施形
態を示す側面図であり、図2は図1のA−A断面図、図
3は軸方向断面図である。図1〜図3において、コイル
装置のボビンBは樹脂製で、コイル9(図4参照)が巻
回される段付円筒状の筒状部1、この筒状部1の両端に
設けられ軸方向におけるコイル9の巻回位置を規制する
フランジ4,5を備えている。
【0010】筒状部1は、大径部2と、大径部2と立壁
8を介して連結される小径部3を有しており、大径部2
側のフランジ4には端子固定部4aが設けられている。
立壁8には、大径部2の外周面から小径部3の外周面へ
向かってコイル9の巻き方向(図2において矢印Rで示
す)に傾斜しながら(図2において右下方に)延びる連
結溝7が形成されている。連結溝7は、コイル9の線径
分以上の深さ及び幅を有している。
【0011】また、図6は、ボビンにコイル9を巻回し
ている過程をしめす概略図であるが、図6(a)に示す
ように、コイル9が大径部2の外周面をフランジ4から
立壁8に向かって順次巻回され連結溝7に入り込み小径
部3の外周面へ導かれる過程で、大径部2の外周面にコ
イル9が巻回されない部位Eが生じることがある。そこ
で、図6(b)に示すように、大径部2の外周面にコイ
ル9が巻回されない部位がなくなるように、連結溝7の
位置が筒状部1の円周方向に調整されている。
【0012】尚、立壁8とフランジ5との間の長さ及び
フランジ4とフランジ5との間の長さは、コイル9の外
径dの整数倍となっている。
【0013】図4は、ボビンにコイル9を巻回したとき
の模式図である。図4にあるように、大径部2及び小径
部3の外周面にはそれぞれ、コイル9が配置される整列
巻き用溝2a,3aが設置されている。図1に示したよ
うに、大径部2の外周面の円周上1箇所に、整列用巻き
用溝2aが設けられていない滑り面2bが、小径部3の
外周面の円周上1箇所に、整列用巻き用溝3aが設けら
れていない滑り面3bがボビンBの軸方向に延在してい
る。滑り面2b,3bは各々、整列巻き用溝2a,3a
の山の頂上と同じ高さに設定されている。更に、滑り面
2bと連結溝7との位置関係は、図1にあるように、コ
イル9の巻き方向(図2において矢印Rで示す)から見
て、コイル9が滑り面2bにかかり始める位置に、連結
溝7が設置されている。
【0014】図4に示すように、整列巻き用溝2a、3
aの溝深さhは、コイル9の外径dの0.4倍となって
いる。
【0015】立壁8の段差の長さをHとすると、H=d
+(√3)d(n−1)/2、(ここで、nは段差Hが
埋まるまでコイル9を巻回したときの周数である)を満
足するように設定され、図4では、巻回されたコイルが
4周目で段差Hが埋まる(つまり、n=4である)の
で、H=d+3(√3)d/2、となる。このように設
定されることによって、大径部2の外周に巻回されたコ
イル9の巻径方向位置が小径部3に巻回された幾周目
(図4では5周目)かのコイル9の巻径方向位置と同じ
となるように設定される。段差Hを埋めるために小径部
3の外周に巻回されるコイル9の巻き数は、必ずしも4
周である必要はなく、偶数であればよい。
【0016】上記のように構成した本実施形態におい
て、コイル9を巻回するとき、端子固定部4aに固定さ
れる端子(図示せず)に接続された巻始め側のコイル9
の端部は、大径部2の外周に導かれ、大径部2の外周に
図2において左回転方向(図2の矢印R方向)で巻回さ
れる。コイル9は、大径部2の外周をフランジ4から立
壁8に向かって順次巻回される。このとき、コイル9が
滑り面2bの上に来ると、整列巻き用溝2aがないた
め、立壁8方向に滑り、立壁8方向に一つ隣の整列巻き
用溝2aに入りこむ。これを順次繰り返し、コイル9が
大径部2の外周面に一巡して巻回される。
【0017】コイル9が大径部2aの外周面に設けられ
た最も立壁8に近い整列巻き用溝2aを巻回後、滑り面
2b上に来ると連結溝7に入り込み、連結溝7に沿って
大径部2から小径部3の外周面へと導かれる。小径部3
の外周面に導かれたコイル9は、小径部3の外周面に設
けられた整列巻き用溝3aに沿って図2において左回転
方向(図2の矢印R方向)で、且つ、立壁8からフラン
ジ5方向へと順次巻回されていく(図4において、小径
部3の外周面の1周目に巻回されたもの。)。コイル9
は、フランジ5に当接後、折り返してフランジ5から立
壁8方向へ順次巻回され(図4において、小径部3の外
周面の2周目に巻回されたもの。)、立壁8に当接する
と、再び立壁8からフランジ5方向へと順次巻回されて
いく(図4において、小径部3の外周面の3周目に巻回
されたもの。)。
【0018】図4において、立壁8とフランジ5との間
を折り返しながら小径部3の外周に巻線されたコイル9
の外径が大径部2に巻回されたコイル9の外径と等しく
なった後(図4では小径部3に5周巻かれた後)は、小
径部3及び大径部2の外周にコイル9が巻回され、フラ
ンジ4、5の間を折り返しながら所定の巻数をコイルが
巻回される。
【0019】上記した本実施形態のボビンにおいては、
立壁8に設けた連結溝7に小径部3への巻始め側のコイ
ル9を収容することにより、大径部2から小径部3へと
おろされたコイル9を、小径部3の外周に巻回されるコ
イル9と接触させることがない。その結果、小径部3へ
コイル9を巻回する際、コイル9を乱れることなく巻回
することができる。
【0020】また、連結溝7の位置を筒状部1の円周方
向に調整することにより、大径部2の外周面にコイル9
が巻回されない部位がなくなるようにしたので、大径部
2の2周目以降のコイル9の巻回を安定させることがで
きる。
【0021】更に、立壁8の段差の長さHは、コイル9
を偶数周(図4では4周)だけ巻回した小径部3のおよ
そ径方向長さ分となっているので、小径部3の外周に巻
回されたコイル9の巻径(図4では5周目)が大径部2
に巻回された1周目のコイル9の巻径と略同じとなり、
6周目以降は大径部2から小径部3を通してコイル9を
巻回することができる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、筒状部に
段差を設けたボビンにもかかわらず、安定してコイルを
巻線することができ、その結果、コイル装置の小型化が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従ったボビンの一実施形態を示す側面
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に従ったボビンの軸方向断面図である。
【図4】図3に示したボビンにおいてコイルを巻回した
ときの模式図である。
【図5】従来技術においてコイルを巻回したときの模式
図である。
【図6】ボビンにコイルを巻回している過程を示す概略
図である。
【符号の説明】
B・・・ボビン 1・・・筒状部 2・・・大径部 3・・・小径部 4,5・・・フランジ 7・・・連結溝 8・・・立壁 9・・・コイル E・・・コイルが巻回されない部位 H・・・段差の長さ 2a,3a・・・整列巻き用溝 2b,3b・・・滑り面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部及び該筒状部の両端に設けられた
    フランジを有するコイル装置用ボビンにおいて、前記筒
    状部は前記フランジの一側に接続した大径部、前記フラ
    ンジの他側に接続した小径部、前記大径部と前記小径部
    との接続部位に設置された立壁とを備え、前記立壁には
    前記大径部の外周面と前記小径部の外周面とを接続する
    連結溝が設置されたことを特徴とするコイル装置用ボビ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記大径部の外周面にコイルが巻回され
    ない部位がなくなるように、前記連結溝の位置が前記筒
    状部の円周方向に調整されたことを特徴とする請求項1
    を満足するコイル装置用ボビン。
  3. 【請求項3】 前記大径部の外周面、及び前記小径部の
    外周面には整列巻き用溝が設置されるとともに、前記大
    径部の外周面には円周上に軸方向に延在する整列巻き用
    溝を備えていない滑り面が設けられたことを特徴とする
    請求項1または請求項2を満足するコイル装置用ボビ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記滑り面の円周方向の端部は、前記連
    結溝上にあることを特徴とする請求項3を満足するコイ
    ル装置用ボビン。
  5. 【請求項5】 筒状部及び該筒状部の両端に設けられた
    フランジを備えるとともに、前記筒状部は前記フランジ
    の一側に接続した大径部、前記フランジの他側に接続し
    た小径部、前記大径部と前記小径部との接続部位に設置
    された立壁とを備え、前記立壁には前記大径部の外周面
    と前記小径部の外周面とを接続する連結溝が設置された
    コイル装置用ボビンと、前記筒状部の外周面に巻回され
    たコイルとによって構成されたコイル装置で、前記立壁
    の段差は前記小径部に前記コイルを偶数巻きしたときの
    径方向長さに略該当することを特徴とするコイル装置。
JP2001151668A 2001-02-21 2001-05-21 コイル装置用ボビン及びそれを用いたコイル装置 Withdrawn JP2002324705A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191658A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Sagami Ereku Kk ループアンテナ
JP2006032818A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Sumida Corporation コイル装置および巻線方法
US9786429B2 (en) 2011-05-10 2017-10-10 Delta Electronics, Inc. Bobbin and magnetic module comprising the same

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