JP2002324503A - 画像表示装置及びその製造方法 - Google Patents
画像表示装置及びその製造方法Info
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Abstract
器内に滞留する可能性のあった封止時の放出ガスを大幅
に減少させる。 【解決手段】 本発明の画像表示装置は、内部を大気圧
より低い圧力に保持する密封容器601と、密封容器6
01内に設けられた蛍光体107と、蛍光体107を発
光させる発光機構である表面伝導型電子放出素子と、密
封容器601内を大気圧以下の状態に維持するために封
止された封止部位501が設けられてなる管状排気管と
を備え、この管状排気管は、封止部位501がメッキ処
理された金属からなるとともに、他の部位と異なる厚み
とされている。
Description
低い圧力に保持する密封容器内に蛍光体と該蛍光体を発
光させる機構と前記密封容器内を大気圧以下の状態に維
持するため封止された管状排気管の封止部位が金属製で
ある封止排気管を有する画像表示装置及びその製造方法
に関するものであり、詳しくは,平板状画像表示装置を
対象とする。
は、例えば、プラズマディスプレイ、EL表示装置、電
子線を用いた平板画像表示装置がある。内部を大気圧よ
り低い圧力に保持する密封容器を使用する画像表示装置
としては、テレビのブラウン管等を代表的にあげる事が
できるが、プラズマディスプレイ、電子線を用いた平板
画像表示装置等も、内部を大気圧より低い圧力に保持す
る密封容器を利用した機器・装置である。
面化・高精細化の要求が増大し、益々自発光型平板状の
画像表示装置のニーズが高まりつつある。
置を構成するには、例えば、フェースプレートとリアプ
レート及び外枠に挟まれ、内部が大気圧より低い圧力に
保持した密封用容器内に、電子ビームを発生する電子源
として表面伝導型電子放出素子を用い、該電子ビームを
加速し蛍光体に照射し発光させ画像表示させる薄型の画
像表示装置が出願されている(特開平2−299136
号公報参照)。
板状画像表示装置の断面の一部を示す。同図において、
101はソーダガラスなどの絶縁材で構成されるリアプ
レート、102は表面伝導型電子放出素子である。
102の概略を示す。同図において205、206は一
定の間隔(2μm程度)を隔て設置された電極、207
は有機Pd(CCP4230奥野製薬株式会社製)を塗
布して形成した導電性薄膜、208は電子放出部で、フ
ォーミングと呼ばれる通電処理によって電子を放出する
電子放出部208を形成する。
5、206間に電圧を印加通電し、局所的に前記導電性
薄膜207を破壊、変形もしくは変質せしめ、電気的に
高抵抗な状態にした電子放出部208を形成する事であ
る。なお、電子放出部208は導電性薄膜207の一部
に亀裂が発生しその亀裂付近から電子放出が行われる場
合もある。
(図1における102に相当)の導電性薄膜207として
SnO2膜を用いたもの、Au薄膜によるもの[G.Dittm
er:“Thin Solid Films”,9,317(1972)]、In2
O3/SnO2薄膜によるもの[M.Hartwell and C.G.
Fonstad:“IEEE Trans.ED Conf.”,519(197
5)]、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真空、第2
6巻、第1号、22頁 (1983)]等が報告されてい
る。
導型電子放出素子102に電気信号を供給するための配
線で、後述する図3に示すような駆動回路部306に接
続されるものである。
レート、前記フェースプレート105の内側表面にはA
l薄膜のメタルバック106で覆われた蛍光体107を
塗布してある。108はフリットガラス、109は外枠
であり、前記フェースプレート105とリアプレート1
01を外枠109で挟んでフリットガラス108を用い
て封着し、大気圧以下に気密可能な密封容器112を形
成する。
域、例えば、画像表示領域の外側に設置されたゲッタ、
111は排気管である。
表面伝導型電子放出素子のほか、加熱カソードを用いた
熱電子源、電界放出型電子放出素子(W.P.Dyke&W.W.
Dolan,“Field emission”,Advance in Electron Ph
ysics, 8, 89(1956) や、C.A.Spindt,"Physical pro
perties of thin-film field emission cathodes with
molybdenum cones" ,J.Appl.Phys.,47,5248
(1976)等)、金属/絶縁層/金属型電子放出素子
(C.A.Mead“The tunnel-emission amplifier ,J.App
l.Phys.,32,646(1961)等)が知られてい
る。
接続した真空ポンプ(不図示)によって前記密封容器内を
排気する。排気管はできるだけ速く前記密封容器内を排
気するため、内径ができるだけ大きい方が良い。
述のフォーミングを行い、加熱脱ガス、ゲッタ110を
フラッシュ後、排気管111の封止(チップオフ)を行
う。
面伝導型電子放出素子102の素子電極104に画像表
示信号である電気信号を供給すると電子放出部(図2
(b)208)より電子がビーム状に放出され、該電子
は蛍光体107、メタルバック106に印加された高電
圧(1〜10KV)によって加速された蛍光体107に衝突
し発光させ、画像を表示させる。
封止手段としては、密封容器と一体になった、或いは物
理的に接続された排気管、主にはガラス製の排気管を通
して排気し、密封容器内が大気圧以下の排気状態で該排
気管を加熱し、溶融させ封止した後に切断する手段が用
いられていた。
な手段は、蛍光灯や白熱電球などの製造方法が知られて
いる。例えば、特開平5−174710号公報の図3、
図5には、封止用バーナをガラス製排気管の根元両側に
当て、加熱軟化し、圧潰封止、或いは、バーナによる封
止切りを行う事が開示され、特開平6−162997号
公報の図3〜図8には、封止用バーナをガラス製排気管
の両側から当て、加熱軟化し、溶融させた後、カッター
により所定の位置にスクライブを行い、排気管封止部位
の切断を行う事が開示されている。
気管のチップオフ法として特開平7−57637号公報
には、電気ヒータ加熱によって外径9mm、内径7mmの低
熱膨張率硬質ガラス製の薄肉排気管を封止した実施例が
開示されている。
管を加熱し軟化・溶融・収縮させる際には、管状排気管
の外径、内径、肉厚、その均一性、使用するガラスの材
質、すなわち硬質ガラス、軟質ガラス等の違いにより、
加熱・軟化・溶融及び切断するための諸条件を設定し、
場合によっては,封止のたびに条件を変更する必要が生
じてしまう事になる。
報にも開示されているように、大気圧以下の状態で加熱
・軟化された管状ガラス製排気管は内側に凸状態にな
り、肉溜りと呼ばれる溶融状態を形成しやすく、場合に
よっては微小亀裂(クラック)が発生し、真空リークが
生じてしまう懸念が常に存在する事になる。
排気管に実施する際には、管状ガラス製排気管のガラス
自体に含まれる構造水等の多くのガス成分が放出され
る。排気管が複数本有り、排気が継続される状態で封止
される最初の排気管から放出されるガス成分は,封止前
の排気管を通じてある程度は排気されるが、ある程度の
時間をおきながら封止を行う必要が生じる。
封止した際に放出されるガス成分は、排気側に排気され
る一方で、一部、又は排気側へ排気されるのと同量程度
のガス成分を密封容器内にも滞留させてしまう事にな
る。
密封容器内に滞留する事は、極めて低い圧力状態で密封
容器内を保持し、電子を放出する電子源とこれを用いた
画像表示装置にとって好ましい事でない。
力少なくするには、加熱温度を低めに設定したり、加熱
領域を極力少なくしたり、構造水の少ないガラス材質を
選択する事である程度改善する事も可能であるが、軟化
・溶融具合が低下する事により、封止自体の信頼性を低
下させる事になってしまう。
吸着する、いわゆるゲッタ部材を配置する事も可能であ
るが、平板状画像表示装置の構成から、密封容器内に配
置するゲッタの構成が複雑になる事は充分推察されるは
ずである。
できるための条件、すなわち、蒸発型であればフラッシ
ュさせ、非蒸発型であればゲッタ部材を通電又は加熱活
性化した状態で、ガラス製の排気管を封止し、更には、
密封容器内の圧力を維持するため、ゲッタ部材の吸着排
気能力発現のための工程が必要になるなど、製造工程自
体が煩雑になる。
材は、封止時に放出される構造水等により初期に劣化し
てしまう事も充分推察されるはずである。
化、またはフラッシュさせ、その放出ガス吸着機能を発
現させる場合でも、ゲッタ部材自身からの放出ガスが滞
留し、密封容器内の圧力はゲッタ部材の吸着排気能力に
頼ることになり、密封容器内の構成を複雑にする一因と
なる。
一桁から二桁以上、圧力上昇することになれば、電子源
或いは、画像表示装置としての信頼性・耐久性の低下に
つながる事が容易に推察されるはずである。
鑑みてなされたもので、上述の問題点を改善した、管状
排気管封止部を有する画像表示装置における封止時の放
出ガスが少ない管状排気管の封止方法、これを用いた平
板画像表示装置及びその製造方法を提供する事を目的と
している。
像表示装置における上述の諸問題を解決して、本発明の
目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至っ
たものである。本発明によって提供される画像表示装置
及びその製造方法は以下のものである。
り低い圧力に保持する密封容器と、前記密封容器内に設
けられた蛍光体と、前記蛍光体を発光させる発光機構
と、前記密封容器内を大気圧以下の状態に維持するため
に封止された封止部位が金属からなるとともに、他の部
位と異なる厚みとされてなる少なくとも1本の管状排気
管とを備える。
を大気圧より低い圧力に保持する密封容器内に蛍光体及
び前記蛍光体を発光させる発光機構とを備えた画像表示
装置の製造方法であって、前記画像表示装置は、前記密
封容器内を大気圧以下の状態に維持するために封止され
た封止部位が金属からなるとともに、他の部位と異なる
厚みとされてなる少なくとも1本の管状排気管備えてお
り、前記管状排気管を通じて前記密封容器内を大気圧以
下の所定圧力となるように排気する第1の工程と、前記
封止部位を圧着して封止し、切り離す第2の工程とを含
む。
止部位における封止が、所定の圧着手段により前記封止
部位を圧着するとともに切り離し、前記封止部位におけ
る封止を行う事が好ましい。
管封止部位の圧着状態は、該圧着手段である油圧式締め
切り装置の稼動締め切り部の位置を検出する事が好まし
い。
止予定部位と前記封止予定部位以外の部位からなり、前
記封止予定部位における厚みが前記封止予定部位以外の
部位の厚みの30%〜70%の範囲内の値である。
は、銅或いは銅を含有する合金である。
は、アルミニウム或いはアルミニウムを含有する合金で
ある。本発明の一態様では、前記封止部位の金属は、銀
或いは銀を含有する合金である。
は、タングステン或いはタングステンを含有する合金で
ある。
は、モリブデン或いはモリブデンを含有する合金であ
る。
亜鉛、金、錫、ニッケル、ロジウム、パラジウム、クロ
ム、カドミウムからなる金属、或いはこれらの金属を1
種類以上含む合金からなるメッキ処理である。
とは異なる材質からなる構成部材は、鉄とニッケルを含
む合金部材である。
とは異なる材質からなる構成部材は、ガラス部材及び鉄
とニッケルを含む合金部材である。
ス製であり、前記密封容器に接続する前記管状排気管の
接続部材が低融点ガラスである。
張係数Aと前記密封容器に接続する前記管状排気管の接
続部材の熱膨張係数Bとの間に、下記式 (熱膨張係数A)×0.95≦(熱膨張係数B)≦(熱膨張
係数A)×1.10 で示す関係が成立する。
熱膨張係数Cと、前記熱膨張係数A及び前記熱膨張係数
Bとの間に、下記式 (熱膨張係数A)×0.75≦(熱膨張係数C)≦(熱膨張
係数A)×1.05 又は、 (熱膨張係数B)×0.75≦(熱膨張係数C)≦(熱膨張
係数B)×1.05 で示す関係が成立する。
と、前記金属と異なる金属部材とを銀ロウ付けにより接
続し、前記管状排気管を形成する。
とから、ガラス製排気管封止部位を封止する際に発生す
るガラス含有構造水などのガスはほとんど放出される事
が無い。
あり、封止部位が金属製である排気管が一本で、その他
の排気管封止部位がガラス製であっても、本発明による
金属性排気管封止部位を最後に封止することにより、他
のガラス製排気管の封止時に放出されるガスは、金属性
封止部位を持つ排気管より密封容器外へ排気され、排気
管封止時の放出ガスが密封容器内に滞留することによる
弊害を取り除く事が可能になる。
り、密封容器内に設置される容器内圧力維持のための部
材(ゲッタなど)の配置についても、部材点数を減らす事
が可能となり、複雑な容器内構成を緩和でき、製造コス
トを低くする事が可能となる。
いた、肉溜まりの発生とこれに付随する微小破壊(クラ
ック)の発生、リークの発生などの懸念を排除でき、封
止工程の信頼性、歩留まりの向上に寄与できる。
封止部位の肉厚や、排気管外径等に関する仕様を緩和す
る事が可能になり、その結果、部品コストを低減する事
が可能となる。
位のみが他に比べて薄いので、排気管の強度を保ちなが
らも切断を容易に行うことができ、封止工程の歩留まり
が向上する。
施されていることから、排気管を密封容器に接合するパ
ネル封着時に該金属表面の酸化が生じ無いため、排気管
封止時に金属酸化物が金属表面から剥がれてパネル内及
び製造装置に飛散することが無く、金属酸化物によるパ
ネル内部の汚染や製造装置の排気装置へのダメージも無
い。
器の熱膨張係数に近い鉄とニッケルを含む合金又は、鉄
とニッケルを含む合金とガラスにする事で、接続部材を
密封容器に接続する際に、密封容器にクラックが生じる
事が無く、歩留まりが向上する。
及び信頼性の向上が可能となると同時に、製造装置の稼
働期間が延び、製造歩留まりが向上することで製造コス
トを下げることが可能となる。
施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
部位を封止する工程を示している。図4(a)では、画
像表示装置としての密封容器112と、密封容器内を大
気圧以下に排気するための排気管111と、内面がメッ
キ処理された金属性排気管封止部位401と、排気系装
置(不図示)と排気管111を接続している接続部403
と、金属製排気管封止部位401を圧着封止するための
装置(ピンチャーと呼ばれる油圧式締切り装置、以後ピン
チャーと呼ぶ)402と、ピンチャー402の稼動締め
切り部404(ビットと呼ばれる部位、以後、ビットと呼
ぶ)に油圧による圧力を与えるための油圧装置405が
示されている。なお、ビット404は固定された固定側
ビット404aと稼動する稼動側ビット404bから構
成されている。
以下の状態に排気管111を通じて大気圧以下に排気し
つつ、ピンチャーを封止予定部、すなわち、固定側ビット
404aを金属製排気管の封止部位401の端面に接触
させ、稼動側ビットを金属製排気管の封止部位401の
端面から離してセッティングしているところを示してい
る。
力で,稼動側ビット404bが動き始め、排気管111の
外径以下に、排気管形状を変形させ始めているところを
示している。
が動き、排気管111の肉厚以下にまで排気管形状を変
形させ、圧着封止状態へ進んでいる事を示している。
定側ビット404aに挟まれて加わった圧力により、排
気管111が圧着され、封じ切られる。そして、密封容
器側と排気系側とに離れると共に、稼動側ビット404
bが後退し始めているところを示している。
止部位を有する排気管構成の一例を示したものである。
図5において、金属製管状排気管500は円筒形状の排
気管であり、該金属製管状排気管500の表面はメッキ
処理部位504で表面処理されており、金属製排気管封
止部位501は金属製管状排気管500の封止予定部位
であり、金属製管状排気管500の他の部位より薄い事
を示している。
材503と、気密性を保持するための密封性接着剤50
2を用いて接続した金属製管状排気管500からなる構
成の排気管を用いることができる。
等を使用する事ができるが、気密性が保持されれば、そ
の他の接着部材であっても構わない。そして、接続用部
材503としては、鉄とニッケルを含む合金部材を用い
る事ができる。
容器601と排気系装置(不図示)に接続する一例を示
し、密封容器601とは接続用部材503を低融点ガラ
ス603で接続し、排気系機構(装置)とは金属製管状
排気管500を排気管接続部604のO‐リング606
を用いて接続している一例を示している。
03との接続方法の一例としては、密封容器601を封
着する際に図5に示す排気管の接続用部材503を低融
点ガラス603で同時に接続することで、排気管の接合
した密封容器601を作製する。
6を用いた排気管接続部604で、排気装置側に接続す
る事ができる。
異なる例であり、接続用部材505を密封性接着剤50
6で接着し、該接続用部材505を排気系機構側703
の接続部702とを低融点ガラス701を用いて接続し
ている他の例を示している。なお、接続用部材503と
接続用部材505及び密封性接着剤502と密封性接着
剤506は同一材質である。
測定を行うために、図7に示す密封容器601をガラス
基板801にし変えて、ガラス基板801と排気管から
なる構成を示している。
気管封止部位を有する排気管構成の他の例を示したもの
である。図9において、金属製管状排気管500は円筒
形状の排気管であり、該金属製管状排気管500の表面
はメッキ処理部位504で表面処理されており、金属製
排気管封止部位501は金属製管状排気管500の封止
予定部位であり、金属製管状排気管500の他の部位よ
り薄い事を示している。
うに、密封容器に対しては密封容器側接続用部材110
1を用い、接続用部材503とは気密性を保持するため
に低融点ガラス603を使用して接続し、また金属製管
状排気管500とは密封性接着剤502を使用して接続
された構成の排気管を好適に用いることができる。
等を使用する事ができるが、気密性が保持されれば、そ
の他の接着部材であっても構わない。そして、接続用部
材503としては、鉄とニッケルを含む合金部材を用い
る事ができる。また、低融点ガラス603にはフリット
ガラスが好適に用いられるが、密封性接着剤502と同
様に、機密性が保持さればその他の接着剤であっても構
わない。
密封容器601と低融点ガラス603で接続され、排気
系装置とは金属製管状排気管500を排気管接続部60
4のO‐リング606を用いて接続している一例を示し
ている。
503との接続方法の一例としては、以下のような方法
を用いて行うことができる。
密封容器側接続用部材901を低融点ガラス603で同
時に接続することで、密封容器側接続用部材1101の
接合した密封容器601を作製する。
め金属製管状排気管500に密封性接着剤502を用い
て接続した排気管部材を準備しておく。
容器側接続用部材901と接続用部材503を密封性接
着剤502を用いて接続し、図10に示すような密封容
器に接続された排気管構成を作製する。
6を用いた排気管接続部604で、排気装置側に接続す
る事ができる。
の例とは異なる例であり、接続用部材505を密封性接
着剤506で接着し、更に排気系側接続用部材1101
を低融点ガラス1102で接続し、該排気系側接続用部
材1101を排気系機構側703の接続部702とを低
融点ガラス701を用いて接続している他の例を示して
いる。なお、接続用部材503と接続用部材505及び
密封性接着剤502と密封性接着剤506、密封容器側
接続用部材901と排気系側接続用部材1101は同一
材質である。
ス測定を行うために、図11に示す密封容器をガラス基
板801に変えて、ガラス基板801と排気管からなる
構成にした一例を示している。
示す工程で圧着封止する際に用いた製造装置の一例を示
す。ビット404の位置を位置検出器1302を用いて
排気管封止部位の圧着状態を検知し、制御装置1301
で油圧装置405を制御する製造装置を示す。
ての密封容器の構成を示す概略図の一例である。図1に
おいて、101はリアプレート、105は透明なガラス
基板であるフェースプレート、107はフェースプレー
ト105の内側に塗布された蛍光体、106は蛍光体1
07の表面に施されたメタルバック、109は外枠、1
08は低融点ガラスとしてのフリットガラス、110は
密封容器内の圧力維持のために設置されたゲッタであ
る。
置された表面伝導型電子放出素子、及び、同電子源を駆
動するための配線などの一部を示した概略図である。同
図において、200は複数ある内の一つの表面伝導型電
子放出素子、202は上配線、201は下配線、203
は上配線202と下配線201を電気的に絶縁する層間
絶縁膜、204は配線パッドを示している。
0の構造を拡大して示した概略図である。同図におい
て、205、206は素子電極、207は導電性薄膜、
208は電子放出部である。
一例である。同図において、308は画像表示装置、3
02は表示装置本体としての平板状表示パネル、301
は平板状表示パネル内における画像表示部、304,3
05は素子電極(図2(b)における205,206)
に電圧を印加するための変調信号側Xn(図2(a)に
おける下配線201)配線と、走査信号側Yn(図2
(a)における上配線202)配線を表し、306は変
調信号側Xn配線と、走査信号側Yn配線を駆動するた
めの駆動回路部を表し、高圧印加装置307は、前述の
フェースプレートに電子を衝突させるため、フェースプ
レート側に高電圧を印加するための装置を示している。
板型画像表示装置例について述べる。図1の構成におい
て、リアプレート101としてソーダガラス、ホウケイ
酸ガラス、石英ガラス、SiO2を表面に形成したガラス基
板及び、アルミナ等のセラミック基板等の絶縁性基板が
用いられ、フェースプレート105としては透明なソー
ダガラス等のガラス基板が用いられる。
(a)における200)の素子電極104(図2(b)に
おける205,206)の材料としては、一般的導電体
が用いられ、例えば、Ni,Cr,Au,Mo,W,Pt,Ti,A
l,Cu,Pd等の金属或いは合金、及び、Pd,Ag,Au,RuO
2,Pd−Ag等の金属或いは金属酸化物とガラス等から構
成される印刷導体、In2O3−SnO2等の透明導電体、及
び、ポリシリコンなどの半導体材料等から適宜選択され
る。
法、化学気相堆積法等を用いる事で上記電極材料を成膜
でき、フォトリソグラフィ技術(エッチング、リフトオ
フなどの加工技術も含む)等によって所望の形状に加工
するか、その他の印刷法によっても作製可能である。要
するに、前記の素子電極材料の形状を所望の形状に形成
できればよく、特に製法は問わない。
くは数百nmから数百μmである。再現性良く作製する
事が要求されるため、より好ましい素子電極間Lは数μ
mから数十μmである。
特性等から数μmから数百μmが好ましく、また、素子
電極205、206の膜厚は数十nmから数μmが好ま
しい。
く、リアプレート101上に導電性薄膜207、素子電
極205、206の電極の順に形成させた構成にしても
よい。
得るためには、微粒子で構成された微粒子膜が特に好ま
しく、その膜厚は、素子電極205、206へのステッ
プカバレージ、素子電極205、206間の抵抗値及
び、後述する通電フォーミング条件などによって設定さ
れるが、好ましくは0.1nmから数百nmで、特に好ま
しくは1nmから50nmである。
ある。なおRs は、厚さがt、幅がw、長さがlの薄膜の抵
抗Rを、R=Rs(l/w)とおいたときに現れる量である。ま
た、導電性薄膜207を構成する材料は、Pd,Pt,R
u,Ag,Au,Ti,In,Cu,Cr,Fe,Zn,Sn,T
a,W,Pb等の金属、PbO,SnO2,In2O3,Pb
O,Sb2O3等の酸化物、HfB2,ZrB2,LaB6,C
eB6,YB4,GdB4等の硼化物、TiC,ZrC,Hf
C,TaC,SiC,WC等の炭化物、TiN,ZrN,H
fN等の窒化物、Si,Ge等の半導体、カーボンなど
を挙げる事ができる。
微粒子が集合した膜であり、その微細構造として、微粒
子が個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互い
に隣接、或いは重なり合った状態(島状も含む) の膜を
指しており、微粒子の直径は0.1nmから数百nmであ
り、好ましくは、1nmから20nmである。
5、206を設けたリアプレート101に、有機金属溶
液を塗布して乾燥させる事により有機金属薄膜を形成す
る。ここで、有機金属溶液とは、前述の導電性薄膜20
7を形成する金属を主元素とする有機金属化合物の溶液
の事を言う。
リフトオフ、エッチング等によりパターニングし、導電
性薄膜207を形成する。
機金属溶液の塗布法により説明したが、これに限るもの
でなく真空蒸着法、スパッタ法、化学気相堆積法、分散
塗布法、ディッピング法、スピンナー法等によって形成
される場合もある。
部に形成された高抵抗の亀裂であり、通電フォーミング
と呼ばれる処理により形成される。通電フォーミング
は、素子電極205、206間に不図示の電極より通電
を行い、導電性薄膜207を局所的に破壊、変形もしく
は変質せしめ、構造を変化形成させるものである。
しく、パルス波高値が一定の電圧パルスを連続的に印加
する場合とパルス波高値を増加させながら、電圧パルス
を印加する場合とがある。
た場合に付いて説明する。パルス波形は三角波形を用
い、パルス幅を数μsec〜10msec、パルス間隔を数μs
ec〜100msec、波高値( 通電フォーミング時のピー
ク電圧 )を表面伝導型電子放出素子200の形態に応
じて適宜選択し、好ましい大気圧以下の圧力、例えば、
6.67×10-3Pa程度以下の圧力下で、数秒から数十
分印加する。
る波形は三角波形に限定する事はなく、矩形波など所望
の波形を用いてもよい。
パルスを印加する場合は、三角波の波高値(通電フォー
ミング時のピーク電圧)は、例えば、0.1Vステップ程
度づつ増加させ、適当な圧力下で印加する。
パルス間のある時間、導電性薄膜307を局所的に破
壊、変形しない程度の電圧、例えば、0.1V程度の電圧
を印加し、素子電流を測定し、抵抗値を求め、例えば、
1MΩ以上の抵抗を示したときに通電フォーミングを終
了としても良い。
化と呼ぶ処理を施す事が望ましい。活性化処理とは、例
えば、1.33×10-2〜10-3Pa程度の圧力で、通電フォ
ーミング同様、適当な圧力中に存在する有機物質に起因
する炭素、及び、炭素化合物を導電性薄膜上に堆積させ
素子電流(素子電極205、206間に流れる電流)、放
出電流(電子放出部208より放出される素子電流)を著
しく変化させる処理である。
ながら、例えば、放出電流が飽和した時点で終了する。
動電圧化、それよりも大きな電圧で行う事が好ましい。
形成された亀裂内には、0.1nmから数十nmの粒径
の導電性微粒子を有する事もある。導電性微粒子は導電
性薄膜207を構成する物質の少なくとも一部の元素を
含んでいる。また、電子放出部208及び、その近傍の
導電性薄膜207は炭素及び、炭素化合物を有する事も
ある。
てリアプレート101の面上に平面状に表面伝導型電子
放出素子200を形成した平面型の他、リアプレート1
01に垂直な面上に形成した垂直型でもよく、更には、
熱カソードを用いた熱電子源、電界放出型電子放出素子
等、要するに電子放出素子を用いた平板型画像表示装置
を例にするならば、電子を放出する素子であれば、特に
制限はされない。
列、及び、同素子に画像表示用の電気(電力)信号を供給
する配線に付いて説明する。
線(Y:上配線202、及び、X:下配線201、これを
単純マトリクス配線と呼ぶ)を用いる事ができ、表面型
電子放出素子200の素子電極205、206のそれぞ
れに、上配線202からは配線パッド204を通して、
下配線201からは直接電気的に接続する。
下配線201はスクリーン印刷法、オフセット印刷法な
どの印刷法によって複数作製する。
d,Pt等の貴金属、Cu,Ni等の卑金属の単独、ない
しは、これらを任意に組み合わせた金属を含み、印刷機
で配線パターンを印刷後、500℃以上の温度で焼成す
る。形成された上下印刷配線などの厚さは、数μm 〜
数百μm程度である。
201が重なるところには、ガラスペーストを印刷、焼
成(500℃以上)した厚さ数〜数百μm程度の層間絶縁
膜203を挟み、電気的な絶縁をとる。
電子放出素子200のY側の行を入力信号に応じて走査
するための画像表示信号である走査信号を印加するた
め、図3に示すように、走査側電極駆動手段としての駆
動回路部306と電気的に接続されることになる。
型電子放出素子200の列の各列を入力信号に応じて変
調するための画像表示信号である変調信号を印加するた
め、図3に示すように、変調信号駆動手段としての駆動
回路部306と電気的に接続されることになる。また、
リアプレート101には真空排気するための穴が設けら
れている。
た蛍光体107はモノクロームの場合は単一の蛍光体の
みからなるが、カラー画像を表示する場合、赤、緑、青
の三原色を発光する蛍光体とブラックストライプ或い
は、ブラックマトリックスを境界にして画素を形成する
必要がある。
ォトリソグラフィー法、或いは印刷法があり、所望の大
きさの画素にパターニングし、それぞれの色の蛍光体を
形成する。
ミニウム等の金属薄膜を成膜し、作製したメタルバック
106を蛍光体107の表面に塗布する。メタルバック
106には高電圧を印加するため、図3に示すように、
高圧印加装置と307と電気的に接続されることにな
る。
を高めるため蛍光体107とフェースプレート105の
間に透明導電薄膜を設けてもよい。
105、又はリアプレート101と同材質、或いはそれ
らとほぼ同程度の熱膨張率を持つガラス、セラミック
ス、又は、金属などを使用する事ができる。
する。或いは、外枠以外の支持部材を密封容器内部に設
置し、これにゲッタを設置することもできる。
スプレート105の順に挟み、フリットガラス108を
フェースプレート105、リアプレート101と外枠1
09が接する部分に塗布し、また、リアプレート101
の穴にリアプレート101と下記に示す関係式からなる
熱膨張係数を持つ排気管111を設置し、接続部にフリ
ットガラス108を塗布し、電気炉などで加熱し封着す
る。
接続部材の熱膨張係数をB、フリットガラスの熱膨張係
数をCとすると、 A×0.95≦B≦A×1.10、A×0.75≦C≦A×1.05、B
×0.75≦C≦B×1.0 の関係式が成り立つ。
の排気管を初め作製しておいて、排気管111として密
封容器の封着を行う際に同時に接合する事により、本発
明で述べる密封容器を得る事ができる。
方法は、まず金属製管状排気管500を旋盤などで研削
し、金属製排気管封止部位501を作製する。研削する
量は、排気管としての強度を保持しながらピンチャーで
切断し易くなる量が良く、金属製管状排気管500の厚
みの30%から70%の研削量が適宜用いられる。
をメッキ処理する。メッキは金属性管状排気管500の
表面が熱による酸化で金属酸化物の形成を防止するため
に行い、金属製管状排気管500の表面にメッキ処理部
位504が形成されていれば良い。
キ、無電解メッキ、合金メッキ、複合メッキ、レイデン
ト、アルマイト処理等々から適宜選択することができ
る。メッキ処理により形成されるメッキ処理部位504
の厚みは1μm〜1000μmから適宜選択され、好ま
しくは5μm〜200μmが適宜用いられる。
02で接着して排気管111を作製する。また、他の排
気管構成例として図9に示すように、接続用部材503
に密封容器側接続用部材901を低融点ガラス902で
接着した構成の排気管111を用いることもできる。
密封容器601に接着しておいて、その後接続用部材5
03の接着された排気管と接続しても良いし、密封容器
側接続用部材901を接着した排気管111を密封容器
に接続しても良い。
05又はリアプレート101と同材質、或いはそれらと
ほぼ同程度の熱膨張率を持つガラス、セラミックス又は
金属などを使用する。
する。そして、フリットガラス108をフェースプレー
ト105及びリアプレート101と外枠109が接する
部分に塗布し、リアプレート101、外枠109、フェ
ースプレート105を接触させる。
せず)が設けられており、そこに、リアプレート101
と排気管111を設置し、その接続部にもフリットガラ
ス108を塗布し、電気炉などで加熱し封着する。
表面伝導型電子放出素子102と蛍光体107の画素
(不図示)を一対一に対応させるため、フェースプレート
105とリアプレート101の位置合わせを行い封着す
る。
外枠109、フェースプレート105で囲まれる空間
は、大気圧以下の圧力に密封維持可能な容器が形成され
る。排気管111の端部には排気系につながったアダプ
タ(図6及び図10における,排気管接続部604、図
7及び図11における排気系機構側の接続部702)を
接続し、排気系装置によって前記密封容器内を概ね1.
33×10-3Pa程度以下の圧力まで減圧排気する。
素子電極104(図2(b)における205、206)
にフォーミング用電気信号を印加し、通電処理を行い、
更には活性化処理を行う。
よって減圧排気しながら前記密封容器全体を加熱脱ガス
する。
し、Baを主成分とするゲッタ材をフラッシュする。
ップオフ工程について説明する。まず、図4(a)に示
すように、ピンチャー402の固定側ビット404aが
金属製排気管封止部位401の端面の位置になり、稼動
側ビット404bが金属製排気管封止部位401の端面
から離れた位置になるようにセッティングする。
405からの油圧圧力を加えることにより、稼動側ビッ
ト404bを稼動させ、固定側ビット404aとの間で
排気管111の金属製排気管封止部位401を潰し、そ
の径を小さくする。
ット404bで更に金属製排気管封止部位401を潰
し、金属製排気管封止部位401の肉厚以下にまで排気
管形状を変形させ、圧着封止する。
終了後、油圧装置405からの油圧圧力を停止し、稼動
側ビット404bを圧着封止された金属製排気管封止部
位401から引き離す。
画像表示装置となる。上述したように作製した画像表示
装置において、上配線202に接続された走査駆動手段
(図3における305、306)、下配線201に接続
された変調駆動手段(図3における304、306)よ
り、各表面伝導型電子放出素子102、200に画像信
号である走査信号と変調信号を提供する。
気信号が印加され、導電性薄膜207を電流が流れ、そ
の一部が亀裂である電子放出部208より電子が前記電
気信号に従った電子ビームとなって放出され、メタルバ
ック106、蛍光体107に印加された高電圧(1〜1
0KV)によって加速され、蛍光体107に衝突し蛍光
体を発光させ、画像を表示する。
は、蛍光体のうち内面側への光をフェースプレート10
5側へ鏡面反射する事により輝度を向上する事、電子ビ
ーム加速電圧を印加するための電極として作用する事、
前記密封容器内で発生した負イオンの衝突によるダメー
ジからの蛍光体107の保護などである。
素子のほか、電界放出型電子放出素子を用いたものや、
単純マトリクス型のほか、電子源から出た電子ビームを
制御電極(グリッド電極配線)を用いて制御し画像を表示
する画像表示装置、プラズマ放電を利用した画像表示装
置などにおいても、本発明の画像表示装置の製造法を応
用する事ができる。
おり、この排気管を用い、密封容器内を大気圧以下に保
持する事を必要とする機器・装置であれば、本発明の金
属製管状排気管封止部位を有する画像表示装置の製造方
法、製造装置、及び画像表示装置は応用ができる。
的に説明する。
図15を用いて本発明について説明する。厚さ2.8mm
のソーダガラス基板(SL;日本板ガラス製 熱膨張係
数:86×10-7(1/℃))製の容器を準備した。
管500として、肉厚1mm、外径10mm(内径8m
m)長さ100mmの銅製排気管を使用し、金属製管状
排気管500の中央部を厚み0.5mm、長さ20mm
に旋盤装置で研削し、金属製排気管封止部位501を形
成した。
れ、電解メッキ処理によりNi金属を75μmの膜厚に
形成した。
m、内径6mm、長さ20mmの鉄とニッケルの合金で
あるFN50(熱膨張係数:94×10-7(1/℃)を
前記銅製排気管にあわせ、図5に示す構成を保持できる
ように円筒形に加工し、更に、金属製排気管封止部位の
部材と密封性接着剤502として銀ロウ部材を使用し、
金属製管状排気管500に密封性を確保しつつ接続し
た。更に、図8に示すように金属管状排気管500の排
気系機構703側に銀ロウ部材506を使用し、接続用
部材505を接続しソーダガラス基板に接続する排気管
を作製した。
してソーダガラス基板801と接続するために、フリッ
トガラス603(日本電気ガラス(株)製LS-308
1熱膨張係数:74×10-7(1/℃))を用いて、4
10℃、20分間加熱して固定接続した。ガラス基板端
面から排気管の接続用部材503端部まで、約135m
mであった。
にクラックや割れ等は全く発生していなかった。この容
器を排気系装置の台(不図示)に固定する。
管500の接続用部材505と排気系機構側の接続部7
02とを、上述したものと同じフリットガラス701を
用いて密封接続した。
は、排気管接続部702以降に圧力の観察に用いられる
真空ゲージ(通称 BAゲージ)、排気中のガス種の観
察、或いは、接続部等のリークチェックなどに用いられ
る四重極質量分析装置(通称 Q-mass)および、差圧流量
法(通称、オリフィス法又はスループット法)によるガス
放出量の測定のために必要な圧力計(真空計)などが配置
されている。
セッティングされた銅排気管を通して真空ポンプ等の外
部の排気系装置(不図示)により、圧力が1.33×10
-3Pa以下になるまで排気した。その後、リークチェッ
クを行ったがリークは無かった。
し、構成部材の脱ガスを行った。内部の構成部材表面な
どに付着(吸着)している、水をはじめとするガスの放
出と大気圧力以下の極低圧力を維持するため、密封容器
を排気装置に接続した後、加熱することは有効である。
は、排気系装置側の接続部以降に取り付けられた真空ゲ
ージとQ-mass(四重極質量分析装置)、及び封止直後の
放出ガス観察のためのオリフィス法に必要な圧力計(真
空計)の数値から観察を行った。
するまで待った後、銅排気管の中心部を(ガラス基板か
ら約67.5mmの位置)住電朝日精工(株)製パイプ
締切装置(ALM-10M)を用いて、銅排気管を圧着
し封止を行った。銅排気管は締切装置稼動と同時に排気
系装置側より容易に切り離れた。
った場合は、住電朝日精工(株)製パイプ締切装置AL
M-10-2Bを使用する事も可能である。
と、図15に示すように銅排気管内部に異物等は無くき
れいなことが観察された。
変化を図14に示す。なお、図14に記載される『封止
での総放出ガス量』とは、封止直後から1000秒後までの
放出ガス積算量の値である。
封止部位を有する排気管構成に替えて、図17に示すよ
うなガラス製排気管として外径10mm、内径8mm、
長さ120mmのソーダガラス製排気管(L29F;日
本電気ガラス製)と、ガラス製排気管を加熱溶融するた
めの加熱封止冶具をあらかじめ取り付けておいた容器を
用いた以外は実施例1と同様の処理を行い、加熱脱ガス
までを行った。
気が安定するまで待った後、加熱封止冶具を用いて、ガ
ラス製排気管を軟化・溶融させ、更に排気系機構側の接
続部702を管軸方向の排気系機構703側へ移動させ
ることで軟化・溶融したガラス部位を延伸させた。
バーナーを用いて溶断し、封止を完了させた。
した状態で管軸方向の排気装置側に延伸するための機構
は、図17では不図示となっている。
変化を図14に示す。 実施例1、参考例1での封止直後の放出ガス変化から明
らかなように、金属製封止部位を封止した場合、放出ガ
スの増大、すなわち圧力の変化が非常に少ない事がわか
る。
止処理放出されるガス種は、ガラス内に含有される構造
水が最も多いことも判明した。
ガラス製排気管の加熱溶融による封止を用いた製造方法
で作製された場合、放出された構造水などが、電子放出
する電子源にとって悪影響を及ぼすことは明白である。
やく吸着させる機構・部材の設置や、密封容器内に設置
されたゲッタ部材などが放出ガスを充分に吸着排気する
まで放置しておくしかなく、密封容器内の構成を複雑に
したり、生産タクトの短縮化への障害になることは明ら
かである。
位を旋盤装置で研削しない以外は全く同様にして、容器
を作製した。銅排気管の中心部を(ガラス基板から約6
5mmの位置)住電朝日精工(株)製パイプ締切装置
(ALM-10M)を用いて、銅排気管を圧着し封止を
行った。銅排気管は締切装置稼動と同時に充分に圧着さ
れて真空を保っていたが、排気系装置側から切り離れな
かった。
め、別途金属はさみを用いて切り離す必要があった。
属のメッキ処理を行わない以外は全く同様にして、容器
を作製した。封止後の放出ガス量変化は実施例1と同様
に良好な結果であった。
と、図15に示すように多数の異物が銅排気管内部に多
数存在しているのが観察された。排気管をガラス基板か
ら引き剥がし、銅排気管内部にある異物を分析したとこ
ろ、銅の酸化物であることが判明した。
を使わない以外は全く同様にして、容器を作製したもの
には、排気管をフリットガラスで加熱接続する際に、ソ
ーダガラス基板にクラックが生じてしまったものがあっ
た。
も明らかなように、ガラス製排気管封止処理と比較し、
金属製排気管封止部位を有する排気管を用いての封止処
理はガス放出量の方が明らかに少ない。
くなっていることで、排気管の強度を保ちつつ容易に圧
着し封止することができ、封止の歩留まりが高い。
しておくことで、金属酸化物の発生を防ぐことができ、
排気管内に異物の混入が無い。
密封容器に対して用いることで、排気管接続時にガラス
基板にクラックが生じないので、排気管接続の歩留まり
が高い。
器112の作製方法について、図1〜図6を使って説明
する。 リアプレート101として厚さ2.8mm、大きさ240mm×32
0mm、フェースプレート105として厚さ2.8mm、大きさ
190mm×270mmのソーダガラス(SL;日本板ガラス製熱
膨張係数:86×10-7(1/℃))を用いた。
気管用の穴が一箇所開いている。 電子源である表面伝導型電子放出素子102の素子電極
104は、白金を蒸着法によって成膜し、フォトリソグ
ラフィ技術(エッチング、リフトオフ法等の加工技術を
含む)によって加工し、膜厚100nm、電極間隔L=2μ
m、素子電極長さW=300μmの形状に加工した。
る有機パラジウム(奥野製薬(株)製、CCP-4230)
含有溶液を塗布した後、300℃で10分間の加熱処理
をして、パラジウムを主成分とする微粒子(平均粒径8n
m)からなる微粒子膜を形成し、フォトリソグラフィ技
術(エッチング、リフトオフなどの加工技術を含む)によ
って加工し、200×100μmの導電性薄膜207と
した。
0μm、厚さ12μm、下配線201(200本)配線パッ
ド204(20000個)の幅は300μm、厚さは8μm
であり、それぞれAgペーストインキを印刷、焼成し形
成した。
刷、焼成(焼成温度550℃)し、厚さは20μmとし
た。
体107として、グリーンの蛍光体(化成オプトニクス
(株)製、P22GN4)を塗布し、更にメタルバック1
06として厚さ200nmのアルミニウムを、高分子フィ
ルミングを用いて作製した。
0mm×230mm、幅10mm、材質はソーダガラス(S
L;日本板ガラス製 熱膨張係数:86×10-7(1/
℃))を用い、ゲッタ110としてバリウムゲッタを取
り付けた。
記フェースプレート105で挟み、該フェースプレート
101、リアプレート105と外枠109が接する部分
に塗布するフリットガラス108として、日本電気ガラ
ス(株)製のLS-3081(熱膨張係数:74×10-7
(1/℃))を用い、410℃、20分間加熱し固定し
た。
管封止部位501を持つ金属製管状排気管500とし
て、肉厚1mm、外径10mm(内径8mm)長さ10
0mmの銅製排気管を使用し、旋盤装置により金属製管
状排気管500の中央部を厚み0.5mm、長さ20m
mに研削し、金属製排気管封止部位501を形成した。
れ、電解メッキ処理によりNi金属を75μmの膜厚に
形成した。
m、内径6mm、長さ20mmの鉄とニッケルの合金で
あるFN50(熱膨張係数:94×10-7(1/℃)を
前記銅製排気管にあわせ、密封性接着剤502として銀
ロウ部材を使用し、密封性を確保しながら接続し、ソー
ダガラス基板に接続する排気管を作製した。
アプレート101の排気用穴に図6で示すような密封容
器側からの管状排気管(密封容器側接続用部材505)
として、上述したフリットガラスを用いて410℃、2
0分間加熱して固定接続した。リアプレート裏面から排
気管の銅排気管500端部まで、115mmであった。
クや割れ等は全く発生していなかった。この密封容器を
排気系装置の台(不図示)に固定する。
を、O‐リングを用いた排気装置側接続部601に接続
した。
装置には排気管接続部以降に圧力の観察に用いられる真
空ゲージ(通称 BAゲージ)、排気中のガス種の観察、
或いは、接続部等のリークチェックなどに用いられる四
重極質量分析装置(通称 Q-mass)および、差圧流量法
(通称、オリフィス法又は、スループット法)によるガス
放出量の測定のために必要な圧力計(真空計)などが配置
されている。
セッティングされた密封容器内を排気管111、すなわ
ち本発明においては、銅排気管封止部位を有する排気管
を通して外部の真空排気系(不図示)により、圧力が1.33
×10-3Pa以下になるまで排気した。その後、リーク
チェックを行ったがリークは無かった。
期10msec、波高値5V)の電圧パルス60秒間印加
し、電子放出部208を形成し、更に、活性化も行っ
た。
間、加熱し、構成部材の脱ガスを行った。密封容器内部
の構成部材表面などに付着(吸着)している、水をはじ
めとするガスの放出と大気圧力以下の極低圧力を維持す
るため、密封容器を排気装置に接続した後、加熱するこ
とは有効である。
加熱し、Baを主成分とするゲッタ材の蒸着膜を形成さ
せる、ゲッタ処理を行った。 加熱脱ガス、ゲッタ処理後の密封容器内部の圧力と雰囲
気情報は真空ゲージとQ-mass(四重極質量分析装置)と
で監視を行った。
管封止予定部位を住電朝日精工(株)製パイプ締切装置
(ALM-10M)を用いて、封止予定部位を圧着し封
止を行った。圧着封止部分は完全に切り離され、画像表
示装置を作製した。
ゲッタ部材の蒸着膜を変化させるガス種の発生が無いこ
とや、密封容器内の圧力が維持されている事がわかる。
った場合は、住電朝日精工(株)製パイプ締切装置 A
LM-10-2Bを使用する事も可能である。
した画像表示装置を用い、図3に示すような画像表示手
段に接続し、画像信号を電子放出素子に供給し、同時に
蛍光体107とメタルバック106に5KV印加し発光さ
せ、表示動作を確認したところ、明るくて、均一な画像
表示が得られ、本発明の画像表示装置の製造方法で画像
表示装置が製造できる事を確認した。
気管封止部位を有する排気管構成に替えて、図16に示
すような外径10mm、内径8mm、長さ120mmの
ソーダガラス製排気管(L29F;日本電気ガラス製)
とガラス製排気管の封止冶具を取り付けた以外は、実施
例2と全く同様の方法で,加熱脱ガス、ゲッタ処理まで
を行った。
止冶具を用い、ガラス製排気管を軟化・溶融させた後、
排気管接続部を管軸方向の排気装置側へ移動させること
で軟化・溶融したガラス部位を延伸した後、延伸変形し
た部位をハンドガスバーナーを用いて溶断し、封止を完
了させた。
たところ、排気管近傍の蒸着膜が僅かではあるが、後退
縮小している事が観察された。
に放出されるガス種による影響と推測された。
2と同様の方法で表示動作確認をしたところ、実施例2
で作製した画像表示装置と比較して、表示画面が全体的
に少し暗くなっていた。
信頼性を比較するために寿命試験を行ったところ、寿命
が半分程度しかなくガラス製排気管の加熱溶融封止時に
放出されるガス種による影響と推測された。
位を旋盤装置で研削しない以外は全く同様にして、画像
表示装置を作製した。
mの位置)を住電朝日精工(株)製パイプ締切装置(A
LM-10M)を用いて、銅排気管を圧着し封止を行っ
た。銅排気管は締切装置稼動と同時に充分に圧着されて
真空を保っていたが、排気系装置側から切り離れなかっ
たので、金属はさみを用いて排気形装置から切り離す必
要があった。
Ni金属のメッキ処理を行わない以外は全く同様にし
て、画像表示装置を作製した。この画像表示装置を分解
して調べたところ、図15に示すような異物がフェース
プレート及びリアプレートの内側に多数付着しており、
分析したところ銅酸化物であることがわかった。
ることで、銅表面に銅酸化物ができ、これが銅排気管を
圧着封止する際に、剥がれ落ちてパネル内に飛散したも
のと推測される。
を使わない以外は全く同様にして、容器を作製したもの
の中には排気管をフリットガラスで加熱接続する際に、
リアプレート101にクラックが生じてしまうものがあ
った。
も明らかなように、ガラス製排気管封止処理と比較し、
金属製排気管封止部位を有する排気管を用いての画像表
示装置製造方法の方が、封止工程の信頼性、画像表示装
置製造方法の信頼性が向上する。
くなっていることで、排気管の強度を保ちつつ容易に圧
着し封止することができ、画像表示装置の製造歩留まり
が著しく向上する。
しておくことで、金属酸化物の発生を防ぐことができ、
画像表示装置の画像品位が向上する。
密封容器に対して用いることで、排気管接続時に密封容
器にクラックが生じないので、画像表示装置の製造歩留
まりが著しく向上する。
すFN50からなる接続用部材505を銀ロウ部材50
6を使用し、密封性を確保しつつ接続した銅排気管を、
更に、接続用部材505を排気系機構側の接続部702
に低融点ガラス701を用いて接続排気した以外は全く
同様にして、画像表示装置を作製した。
表示手段に接続し、画像信号を電子放出素子に供給し、
同時に蛍光体107とメタルバック106に5KV印加
し発光させ、表示動作を確認したところ、明るくて、均
一な画像表示が得られ、本発明の画像表示装置の製造方
法で画像表示装置が製造できることを確認した。
4、図15を用いて本発明の他の実施例について説明す
る。
日本板ガラス製 熱膨張係数:86×10-7(1/
℃))製の容器を準備した。
のソーダガラス製のガラス排気管(日本板硝子(株)
製;L29F 熱膨張係数:92×10-7(1/℃))
を図12で示すように、ガラス基板801側からの管状
排気管(密封容器側接続用部材901)として接続する
ため、前述のガラス排気管をフリットガラス603(日
本電気ガラス(株)製LS-3081 熱膨張係数:7
4×10-7(1/℃))を用いて、410℃、20分間
焼成し、ガラス基板801に接続した。
管500として、肉厚1mm、外径10mm(内径8m
m)長さ80mmの銅製排気管を使用し、金属製管状排
気管500の中央部を厚み0.5mm、長さ20mmに
旋盤装置で研削し、金属製排気管封止部位501を形成
した。
れ、電解メッキ処理によりNi金属を75μmの膜厚に
形成した。
m、内径6mm、長さ20mmの鉄とニッケルの合金で
あるFN50(熱膨張係数:94×10-7(1/℃)を
前記銅製排気管にあわせ、図9に示す構成を保持できる
ように円筒形に加工し、密封性接着剤502として銀ロ
ウ部材を使用し、金属製管状排気管500の密封容器接
続側に密封性を確保しつつ接続した。
管500の排気系機構703側に、同様に接続用部材5
05を密封性接着剤506として銀ロウ部材を用い密封
性を確保しつつ接続した。
に、外径10mm、内径8mm、長さ30mmのソーダ
ガラス製のガラス排気管1101(日本板ガラス(株)
製;L29F 熱膨張係数:92×10-7(1/℃))
を低融点ガラス1102として前述のフリットガラスを
用い、ハンドガスバーナ等を用いて溶融塗布し、密封接
続した。
してソーダガラス基板801側の密封容器側接続用部材
901と接続するために、フリットガラス902(日本
電気ガラス(株)製LS-3081 熱膨張係数:74
×10-7(1/℃))を用いて、410℃、20分間加
熱して固定接続した。ガラス基板端面から排気管の接続
用部材503端部まで、170mmであった。
台(不図示)に固定する。その後、図12に示すように金
属製管状排気管500の排気系側接続用部材1101と
排気系機構側の接続部702とを、上述したものと同じ
フリットガラス701を用いて密封接続した。
は、排気管接続部702以降に圧力の観察に用いられる
真空ゲージ(通称 BAゲージ)、排気中のガス種の観
察、或いは、接続部等のリークチェックなどに用いられ
る四重極質量分析装置(通称 Q-mass)および、差圧流量
法(通称、オリフィス法又は、スループット法)によるガ
ス放出量の測定のために必要な圧力計(真空計)などが配
置されている。
セッティングされた銅排気管を通して真空ポンプ等の外
部の排気系装置(不図示)により、圧力が1.33×10
-3Pa以下になるまで排気した。その後、リークチェッ
クを行ったがリークは無かった。
0℃で8時間、加熱し、構成部材の脱ガスを行った。内
部の構成部材表面などに付着(吸着)している、水をは
じめとするガスの放出と大気圧力以下の極低圧力を維持
するため、密封容器を排気装置に接続した後、加熱する
ことは有効である。
は、排気系装置側の接続部以降に取り付けられた真空ゲ
ージとQ-mass(四重極質量分析装置)、及び封止直後の
放出ガス観察のためのオリフィス法に必要な圧力計(真
空計)の数値から観察を行った。
するまで待った後、銅排気管の中心部を(ガラス基板か
ら85mmの位置)住電朝日精工(株)製パイプ締切装
置(ALM-10M)を用いて、銅排気管を圧着し封止
を行った。銅排気管は締切装置稼動と同時に排気系装置
側より切り離れた。
った場合は、住電朝日精工(株)製パイプ締切装置AL
M-10-2Bを使用する事も可能である。
変化を図14に示す。なお、図14に記載される『封止
での総放出ガス量』とは、封止直後から1000秒後までの
放出ガス積算量の値である。
すると、図15に示すように銅排気管内部に異物等は無
くきれいなことが観察された。
圧力は安定しており、封止部からの真空リーク発生の兆
候すら見ることはできなかった。
封止部位を有する排気管構成に替えて、図17に示すよ
うなガラス製排気管として外径10mm、内径8mm、
長さ120mmのソーダガラス製排気管(L29F;日
本電気ガラス製)と、ガラス製排気管を加熱溶融するた
めの加熱封止冶具をあらかじめ取り付けておいた容器を
用いた以外は実施例1と同様の処理を行い、加熱脱ガス
までを行った。
気が安定するまで待った後、加熱封止冶具を用いて、ガ
ラス製排気管を軟化・溶融させ、更に排気系機構側の接
続部702を管軸方向の排気系機構703側へ移動させ
ることで軟化・溶融したガラス部位を延伸させた。
バーナーを用いて溶断し、封止を完了させた。
した状態で管軸方向の排気装置側に延伸するための機構
は、図17では不図示となっている。
変化を図14に示す。 実施例4、参考例9での封止直後の放出ガス変化から明
らかなように、金属製封止部位を封止した場合、放出ガ
スの増大、すなわち圧力の変化が非常に少ない事がわか
る。
止処理放出されるガス種は、ガラス内に含有される構造
水が最も多いことも判明した。
ガラス製排気管の加熱溶融による封止を用いた製造方法
で作製された場合、放出された構造水などが、電子放出
する電子源にとって悪影響を及ぼすことは明白である。
やく吸着させる機構・部材の設置や、密封容器内に設置
されたゲッタ部材などが放出ガスを充分に吸着排気する
まで放置しておくしかなく、密封容器内の構成を複雑に
したり、生産タクトの短縮化への障害になることは明ら
かである。
部位を旋盤装置で研削しない以外は全く同様にして、容
器を作製した。銅排気管の中心部を(ガラス基板から7
0mmの位置)住電朝日精工(株)製パイプ締切装置
(ALM-10M)を用いて、銅排気管を圧着し封止を
行った。銅排気管は締切装置稼動と同時に充分に圧着さ
れて真空を保っていたが、排気系装置側から切り離れな
かった。
め、金属はさみを用いて排気系装置より切り離す必要が
あった。
にNi金属のメッキ処理を行わない以外は全く同様にし
て、容器を作製した。封止後の放出ガス量変化は実施例
1と同様に良好な結果であった。
と、図15に示すように多数の異物が銅排気管内部に存
在しているのが観察された。排気管をガラス基板から引
き剥がし、銅排気管内部にある異物を分析したところ、
銅の酸化物であることが判明した。
3を使わない以外は全く同様にして、容器を作製したも
のの中には排気管をフリットガラスで加熱接続する際
に、ソーダガラス基板にクラックが生じてしまうものが
あった。
器112の作製方法について、図1〜図4、図9〜図1
0を使って説明する。 リアプレート101として厚さ2.8mm、大きさ240mm×32
0mm、フェースプレート105として厚さ2.8mm、大きさ
190mm×270mmのソーダガラス(SL;日本板ガラス製熱
膨張係数:86×10-7(1/℃))を用いた。
気管用の穴が一箇所開いている。 電子源である表面伝導型電子放出素子102の素子電極
104は、白金を蒸着法によって成膜し、フォトリソグ
ラフィ技術(エッチング、リフトオフ法等の加工技術を
含む)によって加工し、膜厚100nm、電極間隔L=2μ
m、素子電極長さW=300μmの形状に加工した。
る有機パラジウム(奥野製薬(株)製、CCP-4230)
含有溶液を塗布した後、300℃で10分間の加熱処理
をして、パラジウムを主成分とする微粒子(平均粒径8n
m)からなる微粒子膜を形成し、フォトリソグラフィ技
術(エッチング、リフトオフなどの加工技術を含む)によ
って加工し、200×100μmの導電性薄膜207と
した。
0μm、厚さ12μm、下配線201(200本)配線パッ
ド204(20000個)の幅は300μm、厚さは8μm
であり、それぞれAgペーストインキを印刷、焼成し形
成した。
刷、焼成(焼成温度550℃)し、厚さは20μmとし
た。
体107として、グリーンの蛍光体(化成オプトニクス
(株)製、P22GN4)を塗布し、更にメタルバック1
06として厚さ200nmのアルミニウムを、高分子フィ
ルミングを用いて作製した。
0mm×230mm、幅10mm、材質はソーダガラス(S
L;日本板ガラス製 熱膨張係数:86×10-7(1/
℃))を用い、ゲッタ110としてバリウムゲッタを取
り付けた。
記フェースプレート105で挟み、該フェースプレート
101、リアプレート105と外枠109が接する部分
に塗布するフリットガラス108として、日本電気ガラ
ス(株)製のLS-3081(熱膨張係数:74×10-7
(1/℃))を用い、410℃、20分間加熱し固定し
た。
mm、長さ30mmのソーダガラス製のガラス排気管
(日本板ガラス(株)製;L29F 熱膨張係数:92
×10-7(1/℃))を図10で示すように、密封容器
601側からの管状排気管(密封容器側接続用部材90
1)として接続するため、前述のガラス排気管をフリッ
トガラス603(日本電気ガラス(株)製LS-308
1 熱膨張係数:74×10-7(1/℃))を用いて接
続した。
管封止部位501を持つ金属製管状排気管500とし
て、肉厚1mm、外径10mm(内径8mm)長さ80
mmの銅製排気管を使用し、旋盤装置により金属製管状
排気管500の中央部を厚み0.5mm、長さ20mm
ほど研削し、金属製排気管封止部位501を形成した。
れ、電解メッキ処理によりNi金属を75μmの膜厚に
形成した。
m、内径6mm、長さ20mmの鉄とニッケルの合金で
あるFN50(熱膨張係数:94×10-7(1/℃)を
前記銅製排気管にあわせ、密封性接着剤502として銀
ロウ部材を使用し、密封性を確保しながら接続し、ソー
ダガラス基板に接続する排気管を作製した。
リアプレート裏面から排気管の銅排気管500端部ま
で、115mmであった。
クや割れ等は全く発生していなかった。この密封容器を
排気系装置の台(不図示)に固定する。
部を、O‐リングを用いた排気管接続部604に接続し
た。
装置には排気管接続部以降に圧力の観察に用いられる真
空ゲージ(通称、BAゲージ)、排気中のガス種の観察、
或いは、接続部等のリークチェックなどに用いられる四
重極質量分析装置(通称 Q-mass)および、差圧流量法
(通称、オリフィス法又は、スループット法)によるガス
放出量の測定のために必要な圧力計(真空計)などが配置
されている。
セッティングされた密封容器内を排気管111、すなわ
ち本発明においては、銅排気管封止部位を有する排気管
を通して外部の真空排気系(不図示)により、圧力が1.33
×10-3Pa以下になるまで排気した。その後、リーク
チェックを行ったがリークは無かった。
期10msec、波高値5V)の電圧パルス60秒間印加
し、電子放出部208を形成し、更に、活性化も行っ
た。
間、加熱し、構成部材の脱ガスを行った。密封容器内部
の構成部材表面などに付着(吸着)している、水をはじ
めとするガスの放出と大気圧力以下の極低圧力を維持す
るため、密封容器を排気装置に接続した後、加熱するこ
とは有効である。
加熱し、Baを主成分とするゲッタ材の蒸着膜を形成さ
せる、ゲッタ処理を行った。 加熱脱ガス、ゲッタ処理後の密封容器内部の圧力と雰囲
気情報は真空ゲージとQ-mass(四重極質量分析装置)と
で監視を行った。
管封止予定部位を住電朝日精工(株)製パイプ締切装置
(ALM-10M)を用いて、封止予定部位を圧着し封
止を行った。
示装置を作製した。 ゲッタ部材蒸着膜に変化は無いことから、ゲッタ部材の
蒸着膜を変化させるガス種の発生が無いことや、密封容
器内の圧力が維持されている事がわかる。
った場合は、住電朝日精工(株)製パイプ締切装置 A
LM-10-2Bを使用する事も可能である。
した画像表示装置を用い、図3に示すような画像表示手
段に接続し、画像信号を電子放出素子に供給し、同時に
蛍光体107とメタルバック106に5KV印加し発光さ
せ、表示動作を確認したところ、明るくて、均一な画像
表示が得られ、本発明の画像表示装置の製造方法で画像
表示装置が製造できる事を確認した。
排気管封止部位を有する排気管構成に替えて、図16に
示すような外径10mm、内径8mm、長さ120mm
のソーダガラス製排気管(L29F;日本電気ガラス
製)とガラス製排気管の封止冶具を取り付けた以外は、
実施例4と全く同様の方法で,加熱脱ガス、ゲッタ処理
までを行った。
止冶具を用い、ガラス製排気管を軟化・溶融させた後、
排気管接続部を管軸方向の排気装置側へ移動させること
で軟化・溶融したガラス部位を延伸した後、延伸変形し
た部位をハンドガスバーナーを用いて溶断し、封止を完
了させた。
たところ、排気管近傍の蒸着膜が僅かではあるが、後退
縮小している事が観察された。これは、ガラス製排気管
の加熱溶融封止時に放出されるガス種による影響と推測
された。
4と同様の方法で表示動作確認をしたところ、実施例5
で作製した画像表示装置と比較して、表示画面が全体的
に暗く、特に排気管周辺が極端に暗くなっていた。
部位を旋盤装置で研削しない以外は全く同様にして、画
像表示装置を作製した。銅排気管の中心部を(ガラス基
板から75mmの位置)住電朝日精工(株)製パイプ締
切装置(ALM-10M)を用いて、銅排気管を圧着し
封止を行った。銅排気管は締切装置稼動と同時に充分に
圧着されて真空を保っていたが、排気系装置側から切り
離れなかった。
め、金属はさみを用いて排気系装置より切り離す必要が
あった。
にNi金属のメッキ処理を行わない以外は全く同様にし
て、画像表示装置を作製した。
ろ、図15に示すような異物がフェースプレート及びリ
アプレートの内側に多数付着しており、分析したところ
銅酸化物であることがわかった。
ることで、銅表面に銅酸化物ができ、これが銅排気管を
圧着封止する際に、剥がれ落ちてパネル内に飛散したも
のと推測される。
3と密封容器側接続用部材901を使わない以外は全く
同様にして、容器を作製したものの中には排気管をフリ
ットガラスで加熱接続する際に、リアプレート101に
クラックが生じてしまうものがあった。
よりも明らかなように、ガラス製排気管封止処理と比較
し、金属製排気管封止部位を有する排気管を用いての画
像表示装置製造方法の方が、封止工程の信頼性、画像表
示装置製造方法の信頼性を向上する事ができる。
くなっていることで、排気管の強度を保ちつつ容易に圧
着し封止することができ、画像表示装置の製造歩留まり
が著しく向上する。
処理しておくことで、金属酸化物の発生を防ぐことがで
き、画像表示装置の画像品位が向上する。
密封容器に対して用いることで、排気管接続時に密封容
器にクラックが生じないので、画像表示装置の製造歩留
まりが著しく向上する。
示すFN50からなる接続用部材505を銀ロウ部材5
06を使用し、密封性を確保しつつ接続し、更に排気系
側接続用部材1101として を用い、フリットガラス
1102で接続した銅排気管を、更に、排気系側接続用
部材1101を排気系機構側の接続部702に低融点ガ
ラス701を用いて接続排気した以外は全く同様にし
て、画像表示装置を作製した。
表示手段に接続し、画像信号を電子放出素子に供給し、
同時に蛍光体107とメタルバック106に5KV印加
し発光させ、表示動作を確認したところ、明るくて、均
一な画像表示が得られ、本発明の画像表示装置の製造方
法で画像表示装置が製造できることを確認した。
板801に変えて下記に示す熱膨張係数を有するガラス
基板との組み合わせで、金属排気管を接続するための容
器を作製した以外は、全く実施例1と同様の方法で容器
を作製し、排気系装置の接続部への接続と排気を行っ
た。
低融点ガラス(フリットガラス)603で接続した場
合、接続部分の接着状態が重要であり、接続時及び接続
後の接続用部材とフリットガラスとの剥離や、接続端部
におけるガラス基板側の微少破壊(亀裂・クラック)発
生、排気系装置への接続排気後の微少破壊(亀裂・クラ
ック)発生や、剥離の発生の有無から検討した。
によっては、剥離・クラックが発生した。 ×・・・剥離・クラックの発生が頻発した。 なお、熱膨張係数の数値は室温から300℃の値であ
る。
ガラス基板の熱膨張係数の0.95〜1.10倍の範囲
に入っていれば好適であることが判明した。
低融点ガラス(フリットガラス)とガラス基板と接続部
材との関係を、室温から300℃までの熱膨張係数に着
目し、実施例7で使用したガラス基板と接続用部材の組
み合わせに対し、LS3081以外に下表に示す低融点
ガラスを各封着温度で使用し、実施例7と同様の観察を
行なった。結果を下表に示す。
号 以上の結果より、低融点ガラスの熱膨張係数が、低融点
ガラスで接続される部材の各熱膨張係数の0.75倍〜
1.05倍の時、好ましい接着状態が保持される事が判
明した。
板801と密封容器側接続用部材901としてのガラス
製排気管部材に変えて、下記に示す熱膨張係数を有する
ガラス基板とガラス製排気管部材との組み合わせで、金
属排気管を接続するための容器を作製した以外は、全く
実施例4と同様の方法で容器を作製し、排気系装置の接
続部への接続と排気を行った。
901とを低融点ガラス(フリットガラス)603で接
続した場合、接続部分の接着状態が重要であり、接続時
及び接続後の密封容器側接続用部材とフリットガラスと
の剥離や、接続端部におけるガラス基板側の微少破壊
(亀裂・クラック)発生、排気系装置への接続排気後の
微少破壊(亀裂・クラック)発生や、剥離の発生の有無
から検討した。
号 なお、熱膨張係数の数値は室温から300℃の値であ
る。
熱膨張係数がガラス基板の熱膨張係数の0.95〜1.
10倍の範囲に入っていれば好適であることが判明し
た。
る低融点ガラス(フリットガラス)とガラス基板と密封
容器側接続用部材との関係を、室温から300℃までの
熱膨張係数に着目し、実施例9で使用したガラス基板と
密封容器側接続用部材の組み合わせに対し、LS308
1以外に下表に示す低融点ガラスを各封着温度で使用
し、実施例7と同様の観察を行なった。結果を下表に示
す。
号 以上の結果より、低融点ガラスの熱膨張係数が、低融点
ガラスで接続される部材の各熱膨張係数の0.75倍〜
1.05倍の時、好ましい接着状態が保持される事が判
明した。
状排気管に替えて、銀製管状排気管を用いて容器を作製
した以外は、実施例1と全く同様の方法で容器を作製し
た。
と比較して、変形しやすい欠点はあるものの、放出ガス
等の懸念は、銅製排気管と同様の結果が得られた。
状排気管に替えて、銀製管状排気管を用いて容器を作製
した以外は、実施例3と全く同様の方法で容器を作製し
た。
と比較して、変形しやすい欠点はあるものの、放出ガス
等の懸念は、銅製排気管と同様の結果得られた。
装置を示す図である。図13において、1302はピン
チャ−装置403のビット404の位置を検出する位置
検出器であり、1301は位置検出器1302から情報
により油圧装置405を制御する制御装置である。
どに付した部材と同一の部材が同じものであることを示
す。
し、それによって得られる排気管の厚さの情報を基に、
油圧装置405を制御しながら排気管111をチップオ
フする製造装置について説明する。
ゲッタ処理まで行った。次に、チップオフ工程を以下の
ように行った。
404aを当てた状態にし、稼動側のビット404bが
銅排気管封止部位401から1cm離れた状態での位置
を位置検知器1302で検出し、0位置とする。
号を送り油圧を発生させ、稼動ビット404bを動かし
銅排気管封止部位401圧着する。このときの油圧装置
405の圧力は1Kg/cm2であった。
4bの位置が2cm移動したことを位置検出器1002
で検出した。そこで、銅排気管封止部位401が圧着封
止されたと判断し、制御装置1301から油圧装置40
5に信号を送り、油圧を止めた。
管封止部位から2cm離れたことを位置検出器1002
で検出し、圧着封止を完了した。
圧着封止状態をビットの位置を位置検出器1302で検
出することで、圧着封止を行った。そのため、圧着封止
工程の終了判断ができ、実施例2の歩留まり以上に歩留
まりが向上し、歩留まりは98%であった。
し、排気管の封止信頼性を大幅に向上する効果がある。
封止の際に放出され、密封容器内に滞留していた封止時
の放出ガスを大幅に減少する事ができる。
としての密封容器内の圧力を、短時間で所望の圧力まで
する事ができ、製造時間を短縮する事が可能になる。
ら、ガラス排気管封止の際に設置されていたゲッタ部材
などの、圧力維持構成部材点数を減らす事ができ、コス
トの低下に効果がある。
ことから、排気管を密封容器に接合するパネル封着時に
該金属表面の酸化が生じ無いため、排気管封止時に金属
酸化物が金属表面から剥がれてパネル内及び製造装置に
飛散することが無く、金属酸化物によるパネル内部の汚
染や製造装置の排気装置へのダメージも無い。
止時の放出ガス及び金属排気管の酸化に起因する画像表
示品質の低下、すなわち、電子放出素子における電子源
の劣化、或いは、放電セルにおける素子劣化などを軽減
できる。
位のみが他に比べて薄いので、排気管の強度を保ちなが
らも切断を容易に行うことができ、封止工程の歩留まり
が向上し、画像表示装置のコスト低下に効果がある。
器の熱膨張係数に近い鉄とニッケルを含む合金又は、鉄
とニッケルを含む合金とガラスにすることで、排気管を
密封容器に接続する際に、密封容器にクラックが生じる
事が無く、歩留まりが向上し、画像表示装置のコスト低
下に効果がある。
とができることにより、加熱コイルや、バーナー火炎な
どを用いる工程と比較し、作業者の安全性や製造装置の
安全性を向上する事ができる。
数量の増加を図ることができる。また、画像表示装置の
製造工程を最適な条件で行えるため、画像表示装置の歩
留まりが向上する。
の構成を示す概略図である。
リアプレート及び表面伝導型電子放出素子200の構造
を拡大して示す構成概略図である。
ある。
略図である。
気管構成の第一の例を示す概略図である。
器の排気装置への接続例を示す概略図である。
器の排気装置への他の接続例を示す概略図である。
を示す概略図である。
気管構成の第二の例を示す概略図である。
容器の排気装置への接続例を示す概略図である。
容器の排気装置への他の接続例を示す概略図である。
を示す概略図である。
概略図である。
出ガス量変化を示す特性図である。
生状況を示す顕微鏡写真である。
の排気系への接続を示す概略図である。
示す概略図である。
稼動側ビット 405 油圧装置 500 金属製管状排気管 501 金属製排気管封止部位 502、506 密封性接着剤 503、505 接続用部材 504 メッキ処理部位 602 排気孔 603、701、902、1102 低融点ガラス 605 締め付けキャップ 606 O-リング 607 スペーサー 608 ネジ部 702 排気系機構側の接続部 703 排気系機構(装置) 801 ガラス板 901 密封容器側接続用部材 1101 排気系側接続用部材 1301 制御装置 1302 位置検知器 1601 ガラス製排気管 1602 封止治具
Claims (32)
- 【請求項1】 内部を大気圧より低い圧力に保持する密
封容器と、 前記密封容器内に設けられた蛍光体と、 前記蛍光体を発光させる発光機構と、 前記密封容器内を大気圧以下の状態に維持するために封
止された封止部位が金属からなるとともに、他の部位と
異なる厚みとされてなる少なくとも1本の管状排気管と
を備えることを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】 前記管状排気管は、前記封止部位がメッ
キ処理されてなるとともに、前記封止部位の材質とは異
なる材質の複数構成部材から構成されていることを特徴
とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 【請求項3】 前記封止部位は、封止予定部位と前記封
止予定部位以外の部位からなり、前記封止予定部位にお
ける厚みが前記封止予定部位以外の部位の厚みの30%
〜70%の範囲内の値であることを特徴とする請求項1
又は2に記載の画像表示装置。 - 【請求項4】 前記封止部位の金属は、銅或いは銅を含
有する合金であることを特徴とする特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項5】 前記封止部位の金属は、アルミニウム或
いはアルミニウムを含有する合金であることを特徴とす
る特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像
表示装置。 - 【請求項6】 前記封止部位の金属は、銀或いは銀を含
有する合金であることを特徴とする特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項7】 前記封止部位の金属は、タングステン或
いはタングステンを含有する合金であることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項8】 前記封止部位の金属は、モリブデン或い
はモリブデンを含有する合金であることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項9】 前記メッキ処理は、亜鉛、金、錫、ニッ
ケル、ロジウム、パラジウム、クロム、カドミウムから
なる金属、或いはこれらの金属を1種類以上含む合金か
らなるメッキ処理であることを特徴とする請求項2〜7
のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項10】 前記封止部位の材質とは異なる材質か
らなる構成部材は、鉄とニッケルを含む合金部材である
ことを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の
画像表示装置。 - 【請求項11】 前記封止部位の材質とは異なる材質か
らなる構成部材は、ガラス部材及び鉄とニッケルを含む
合金部材であることを特徴とする請求項2〜8のいずれ
か1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項12】 前記密封容器がガラス製であり、前記
密封容器に接続する前記管状排気管の接続部材が低融点
ガラスであることを特徴とする請求項1〜10のいずれ
か1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項13】 前記密封容器の熱膨張係数Aと前記密
封容器に接続する前記管状排気管の接続部材の熱膨張係
数Bとの間に、下記式 (熱膨張係数A)×0.95≦(熱膨張係数B)≦(熱膨張
係数A)×1.10 で示す関係が成立することを特徴とする請求項1〜12
のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項14】 前記低融点ガラスの熱膨張係数Cと、
前記熱膨張係数A及び前記熱膨張係数Bとの間に、下記
式 (熱膨張係数A)×0.75≦(熱膨張係数C)≦(熱膨張
係数A)×1.05 又は、 (熱膨張係数B)×0.75≦(熱膨張係数C)≦(熱膨張
係数B)×1.05 で示す関係が成立することを特徴とする請求項12及び
13に記載の画像表示装置。 - 【請求項15】 前記封止部位の金属と、前記金属と異
なる金属部材とが銀ロウ付けにより接続され、前記管状
排気管が形成されていることを特徴とする請求項10又
は11に記載の画像表示装置。 - 【請求項16】 内部を大気圧より低い圧力に保持する
密封容器内に蛍光体及び前記蛍光体を発光させる発光機
構とを備えた画像表示装置の製造方法であって、 前記画像表示装置は、前記密封容器内を大気圧以下の状
態に維持するために封止された封止部位が金属からなる
とともに、他の部位と異なる厚みとされてなる少なくと
も1本の管状排気管備えており、 前記管状排気管を通じて前記密封容器内を大気圧以下の
所定圧力となるように排気する第1の工程と、 前記封止部位を圧着して封止し、切り離す第2の工程と
を含むことを特徴とする画像表示装置の製造方法。 - 【請求項17】 前記管状排気管は、前記封止部位がメ
ッキ処理されてなるとともに、前記封止部位の材質とは
異なる材質の複数構成部材から構成されていることを特
徴とする請求項16に記載の画像表示装置の製造方法。 - 【請求項18】 前記第2の工程において、前記封止部
位における封止が、所定の圧着手段により前記封止部位
を圧着するとともに切り離し、前記封止部位における封
止を行うことを特徴とする請求項16又は17に記載の
画像表示装置の製造方法。 - 【請求項19】 前記圧着手段による前記金属製排気管
封止部位の圧着状態は、該圧着手段である油圧式締め切
り装置の稼動締め切り部の位置を検出することで判断す
ることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置の
製造方法。 - 【請求項20】 前記封止部位は、封止予定部位と前記
封止予定部位以外の部位からなり、前記封止予定部位に
おける厚みが前記封止予定部位以外の部位の厚みの30
%〜70%の範囲内の値であることを特徴とする請求項
16〜19のいずれか1項に記載の画像表示装置の製造
方法。 - 【請求項21】 前記封止部位の金属は、銅或いは銅を
含有する合金であることを特徴とする特徴とする請求項
16〜20のいずれか1項に記載の画像表示装置の製造
方法。 - 【請求項22】 前記封止部位の金属は、アルミニウム
或いはアルミニウムを含有する合金であることを特徴と
する特徴とする請求項16〜19のいずれか1項に記載
の画像表示装置の製造方法。 - 【請求項23】 前記封止部位の金属は、銀或いは銀を
含有する合金であることを特徴とする特徴とする請求項
16〜19のいずれか1項に記載の画像表示装置の製造
方法。 - 【請求項24】 前記封止部位の金属は、タングステン
或いはタングステンを含有する合金であることを特徴と
する請求項16〜19のいずれか1項に記載の画像表示
装置の製造方法。 - 【請求項25】 前記封止部位の金属は、モリブデン或
いはモリブデンを含有する合金であることを特徴とする
請求項16〜19のいずれか1項に記載の画像表示装置
の製造方法。 - 【請求項26】 前記メッキ処理は、亜鉛、金、錫、ニ
ッケル、ロジウム、パラジウム、クロム、カドミウムか
らなる金属、或いはこれらの金属を1種類以上含む合金
からなるメッキ処理であることを特徴とする請求項17
〜25のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項27】 前記封止部位の材質とは異なる材質か
らなる構成部材は、鉄とニッケルを含む合金部材である
ことを特徴とする請求項17〜26のいずれか1項に記
載の画像表示装置の製造方法。 - 【請求項28】 前記封止部位の材質とは異なる材質か
らなる構成部材は、ガラス部材及び鉄とニッケルを含む
合金部材であることを特徴とする請求項17〜26のい
ずれか1項に記載の画像表示装置の製造方法。 - 【請求項29】 前記密封容器がガラス製であり、前記
密封容器に接続する前記管状排気管の接続部材が低融点
ガラスであることを特徴とする請求項17〜28のいず
れか1項に記載の画像表示装置の製造方法。 - 【請求項30】 前記密封容器の熱膨張係数Aと前記密
封容器に接続する前記管状排気管の接続部材の熱膨張係
数Bとの間に、下記式 (熱膨張係数A)×0.95≦(熱膨張係数B)≦(熱膨張
係数A)×1.10 で示す関係が成立することを特徴とする請求項16〜2
9のいずれか1項に記載の画像表示装置の製造方法。 - 【請求項31】 前記低融点ガラスの熱膨張係数Cと、
前記熱膨張係数A及び前記熱膨張係数Bとの間に、下記
式 (熱膨張係数A)×0.75≦(熱膨張係数C)≦(熱膨張
係数A)×1.05 又は、 (熱膨張係数B)×0.75≦(熱膨張係数C)≦(熱膨張
係数B)×1.05 で示す関係が成立することを特徴とする請求項29及び
30に記載の画像表示装置の製造方法。 - 【請求項32】 前記封止部位の金属と、前記金属と異
なる金属部材とを銀ロウ付けにより接続し、前記管状排
気管を形成することを特徴とする請求項27又は28に
記載の画像表示装置の製造方法。
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JP2001128284A JP4208430B2 (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 画像表示装置の製造方法 |
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JP2008109382A Division JP4262293B2 (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 画像表示装置の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002324503A true JP2002324503A (ja) | 2002-11-08 |
JP2002324503A5 JP2002324503A5 (ja) | 2006-01-19 |
JP4208430B2 JP4208430B2 (ja) | 2009-01-14 |
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JP2009211812A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Sony Corp | 平面型表示装置の製造方法、排気管の組立方法、及び、平面型表示装置 |
-
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- 2001-04-25 JP JP2001128284A patent/JP4208430B2/ja not_active Expired - Fee Related
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