JP2002324384A - デジタルvtrにおける記録時刻指定による検索方法 - Google Patents

デジタルvtrにおける記録時刻指定による検索方法

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JP2002324384A JP2001127012A JP2001127012A JP2002324384A JP 2002324384 A JP2002324384 A JP 2002324384A JP 2001127012 A JP2001127012 A JP 2001127012A JP 2001127012 A JP2001127012 A JP 2001127012A JP 2002324384 A JP2002324384 A JP 2002324384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、VASSデータ量を増加させる
ことなく、T/Dサーチ時の検索時間の短縮化が図れる
デジタルVTRにおける記録時刻指定による検索方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 記録時においては、磁気テープにおけ
る1記録ブロックの実データを記録する実データ記録部
分の先頭部分内に、その記録ブロックを構成するフィー
ルド単位の複数のデータブロックのうちの最終データブ
ロックが含まれるように、1記録ブロックの実データを
記録しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルVTR
における記録時刻指定による検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録時において、実データ(入力映像・
音声データまたはその圧縮データ)をメモリに蓄積し、
記録ブロック単位のデータが蓄積される毎に、1記録ブ
ロック単位のデータを磁気テープに記録し、再生時には
磁気テープに記録されたデータを記録ブロック単位毎に
間欠的に読み出し、磁気テープから読み出されたデータ
をメモリに蓄積し、メモリに蓄積されたデータを読み出
して再生出力するデジタルVTRが知られている。
【0003】このようなデジタルVTRにおいて、記録
時刻を指定することにより、指定した記録時刻に記録さ
れた映像を検索(T/Dサーチ)して再生出力する方法
が開発されている。
【0004】つまり、コントロールトラックに記録され
たVASSデータに基づいて、指定記録時刻に対応する
記録ブロックを特定してから、記録ブロック内に含まれ
ている複数のフィールド単位のデータブロックのうちか
ら、指定記録時刻に対応するデータブロックを検索す
る。
【0005】VASSデータとして記録される時刻情報
が、分単位である場合には、1記録ブロック毎に時刻情
報が記録されない場合がある。
【0006】例えば、図14に示すように、磁気テープ
に記録ブロック1〜記録ブロック7が記録されているも
のとする。1記録ブロックは実時間において10秒分の
実データが含まれており、それらの実データは圧縮率1
/2で圧縮されているものとする。
【0007】記録ブロック1に対して何分00秒を示す
分データを表すVASSデータが記録されたとすると、
6記録ブロック分後の記録ブロック7に対して何分00
秒を示す分データを表すVASSデータが記録される。
【0008】このように、6記録ブロックおきに分単位
のVASSデータが記録されている場合に、指定記録時
刻に対応したデータブロックを特定するためには、指定
記録時刻の分単位までの情報に基づいて、6つの記録ブ
ロックを特定した後、これらの記録ブロックを再生して
データ内に含まれている秒単位の記録時刻情報を取得し
ていくことが必要である。このため、検索時間がかかる
という問題がある。
【0009】このような問題を解決するためには、秒単
位の時刻情報をVASSデータとして記録すればよい
が、そうするとVASSデータ記録部分に秒単位のデー
タを書き込むためのエリアを確保する必要があるととも
に、VASSデータ量が増えるという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、VASS
データ量を増加させることなく、T/Dサーチ時の検索
時間の短縮化が図れるデジタルVTRにおける記録時刻
指定による検索方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によるデジタル
VTRにおける記録時刻指定による検索方法は、記録時
においては、複数フィールド分の実データを含む1記録
ブロック分のデータがメモリに蓄積される毎に、1記録
ブロックに含まれている各フィールド毎に秒単位の記録
時刻情報が付加された状態で、1記録ブロック分のデー
タを磁気テープに記録させるとともに、磁気テープのコ
ントロールトラックに記録ブロック単位毎に、その記録
ブロックの記録開始時刻に対応する分単位の記録時刻情
報を表すVASSデータを記録させるようにしたデジタ
ルVTRにおける記録時刻指定による検索方法におい
て、記録時においては、磁気テープにおける1記録ブロ
ックの実データを記録する実データ記録部分の先頭部分
内に、その記録ブロックを構成するフィールド単位の複
数のデータブロックのうちの最終データブロックが含ま
れるように、1記録ブロックの実データを記録してお
き、記録時刻指定による検索時において、VASSデー
タに基づいて、指定記録時刻に対応する記録ブロックの
うち、最も記録時刻が早い記録ブロックを特定した後、
記録ブロックの実データの先頭部分の実データを磁気テ
ープから読み取って、実データの先頭部分に含まれてい
る最終データブロックに付加されている当該記録ブロッ
クの最終記録時刻情報を取得し、最終記録時刻が指定記
録時刻を越えているいないかを判定することによって、
当該記録ブロックが指定記録時刻に対応する記録ブロッ
クであるか否かを判定し、当該記録ブロックが指定記録
時刻に対応する記録ブロックでない場合には、その次の
記録ブロックの実データの先頭部分の実データを磁気テ
ープから読み取って、同様な処理を行なうことを特徴と
する。
【0012】所定の記録ブロックが指定記録時刻に対応
する記録ブロックであると判定された場合には、その記
録ブロック内の実データを継続して磁気テープから読み
取っていくとともに、磁気テープから読み取った各デー
タブロックから記録時刻情報を取得して指定記録時刻と
比較することにより、記録時刻情報が指定記録時刻と同
じデータブロックを検索する。
【0013】記録時には、1記録ブロックに含まれてい
る各フィールド毎に、秒単位の記録時刻情報の他、その
記録ブロック内での時系列番号を付加した状態で、各記
録ブロックのデータを磁気テープに記録しておき、メモ
リ内にはメインバンクとサブバンクとを設けておき、通
常再生時には、1記録ブロック内の各データブロックを
磁気テープから読み出してメインバンクに蓄積していく
とともに、各データブロックのメインバンクへの格納ア
ドレス情報を、それらのデータブロックの時系列の順番
に対応したサブバンクのアドレス位置に蓄積していき、
サブバンクから、サブバンクのアドレス順に、アドレス
情報を読み出すことによって、メインバンクからデータ
ブロックを時系列番号の順番で読み出して再生する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
を監視システムに用いられるデジタルVTRに適用した
場合の実施の形態について説明する。
【0015】〔1〕デシタルVTRの構成の説明 図1は、デシタルVTRの構成を示している。デジタル
VTRは、ビデオ処理部1、オーディオ処理部2、メモ
リ3、フォーマッタ4、サブ制御部5、電磁変換部6、
メイン制御部7、キューマーク検出回路9等を備えてい
る。
【0016】メイン制御部7は、マイクロコンピュータ
で構成され、システムコントローラの機能とサーボブロ
ックの機能とを備えている。メイン制御部7は、キャプ
スタン用周波数発生器(CFG)101の出力、CTL
信号等に基づいてキャプスタンモータ100を制御する
とともに、ドラム用位相発生器(DPG)201の出
力、ドラム用周波数発生器(DFG)202の出力等に
基づいてドラムモータ200を制御する。
【0017】メイン制御部7内のCTL録再回路7a
は、記録時には、CTLヘッド301を用いて磁気テー
プ300のコントロールトラックにCTL信号を記録
し、再生時には、CTLヘッド301を用いて磁気テー
プ300のコントロールトラックからCTL信号を読み
取る。キューマーク検出回路9は、早送り再生または早
戻し再生時にCTL録再回路7aによって磁気テープ3
00から読み取られたCTL信号に基づいて後述するキ
ューマークを検出するためのものである。
【0018】ビデオ処理部1は、デコーダ11、エンコ
ーダ12、JPEG規格の圧縮/伸長器13および圧縮
/伸長処理用のメモリ14から構成される。メモリ14
は、1フィールド分の容量をそれぞれ有しかつ入力デー
タが交互に書き込まれる領域I、IIおよびJPEG圧
縮後のデータを格納する領域IIIに分割されている。
【0019】オーディオ処理部2はフィルタ21、A/
D変換器22、D/A変換器23、PCMエンコーダ/
デコーダ24およびFIFOメモリ25から構成され
る。サブ制御部5はCPU51およびFPGA52から
構成される。ビデオ処理部1、オーディオ処理部2、メ
モリ3、フォーマッタ4およびサブ制御部5は、データ
バスライン8を介して互いに接続されている。サブ制御
部5はメイン制御部7と接続されている。
【0020】〔2〕磁気テープに記録される1記録ブロ
ックの構成およびCTLマーキングの構成についての説
【0021】このデジタルVTRでは、磁気テープに所
定の記録ブロック単位ずつデータが間欠的に記録され
る。図2は、磁気テープに記録される1記録ブロックの
構成およびCTLマーキングの構成を示している。
【0022】この実施の形態では、磁気テープへの記録
フォーマットをD−VHS、1記録ブロックを336ト
ラック、メモリ3の容量を64Mビット(8Mバイト)
とする。
【0023】1記録ブロックは、図2(a)に示すよう
に、336トラック分(168CTL分)のデータから
なり、複数フィールド数分のデータを含んでいる。1記
録ブロックは、32トラック分(16CTL分)の前側
ダミーデータ部、それに続く288トラック分(144
CTL分)の実データ部および16トラック分(8CT
L分)の後側ダミーデータ部とからなる。
【0024】また、1記録ブロックに対応するCTLマ
ーキングは、図2(b)に示すように、”0”を示す先
頭の8CTL、それに続くスタートマークを表す8CT
L、それに続く”0”を示す26CTL、それに続くV
ASSデータ(記録日時データ)を示す92CTL、そ
れに続くキュー(CUE)マークを表す16CTL、それに
続く”0”を示す10CTL、およびそれに続くエンド
マークを表す8CTLからなる。
【0025】スタートマークはVHS規格によるVIS
S/VASS信号のショートSの”0”、”1”を使用
した”10101010”から構成される。エンドマー
クはVHS規格によるVISS/VASS信号のロング
Lの”0”、”1”を使用した”10101010”か
ら構成される。VASSデータ(記録日時データ)を構
成する”0”、”1”としては、VHS規格によるVI
SS/VASS信号のショートSの”0”、”1”また
はロングLの”0”、”1”が使用される。この例で
は、VASSデータ(記録日時データ)を構成する”
0”、”1”としては、VHS規格によるVISS/V
ASS信号のショートSの”0”、”1”が使用され
る。
【0026】VHS規格ではショートSの”0”のN極
書き込み時間とS極書き込み時間との比は57.5:4
2.5と定義され、ショートSの”1”のN極書き込み
時間とS極書き込み時間との比は25.0:75.0と
定義されている。また、ロングLの”0”のN極書き込
み時間とS極書き込み時間との比は62.5:37.5
と定義され、ロングLの”1”のN極書き込み時間とS
極書き込み時間との比は30.0:70.0と定義され
ている。
【0027】キューマークとしては、VHS規格で定義
されているショートSおよびロングLの”0”、”1”
とは、N極書き込み時間とS極書き込み時間との比が異
なる”0”を使用した”00000000000000
00”が用いられる。この例では、キューマークを構成
する”0”としては、N極書き込み時間とS極書き込み
時間との比が、80:20の”0”が用いられている。
【0028】この理由は、通常のVISS/VASSを
判定するための判定部が、キューマークを構成するCT
Lを、VISS/VASS信号を構成する”0”また
は”1”と誤認識するのを防止するためである。このた
め、通常のVISS/VASS判定部とは別に、キュー
マーク検出回路9が設けられているのである。
【0029】スタートマーク、エンドマーク、キューマ
ーク以外の”0”としては、VHS規格で定義されてい
るショートSまたはロングLの”0”が用いられてい
る。
【0030】なお、CTL信号のスタートマークを、1
記録ブロックの先頭に相当する位置に記録せずに、”
0”のCTLが8つ出力された後に記録させるようにし
ているのは、次のような理由による。つまり、このVT
Rでは、再生時において、磁気テープは1記録ブロック
分の再生が行なわれる毎に磁気テープ300の走行が停
止せしめられる。このため、再生時において1記録ブロ
ックの最初の部分はエンベロープが安定しないので、そ
の不安定な位置にスタートマークを記録すると、スター
トマークの検出ミスが発生するおそれがある。そこで、
1記録ブロックの先頭に相当する位置よりも後位置にス
タートマークを記録しているのである。
【0031】図3は、VASSデータ(記録日時デー
タ)の一例を示している。
【0032】VASSデータは、ヘッダ部、記録日を表
す日データ、記録時刻の時を表す時データ、ヘッダ部、
記録時刻の分を表す分データ、記録日を表す日データ、
ヘッダ部、記録時刻の時を表す時データ、記録時刻の分
を表す分データおよびヘッダ部から構成されている。つ
まり、VASSデータには、記録日と分単位の記録時刻
が記録される。
【0033】〔3〕VTRの記録動作についての説明
【0034】記録時にはメイン制御部7は、キャプスタ
ンモータ100及びドラムモータ200を一定速度で回
転させるように制御する。また、CTL録再回路7aに
よって磁気テープ300のコントロールトラックにCT
L信号を記録する。
【0035】図示しない監視カメラ(ビデオカメラ)か
らのNTSC方式のコンポジットビデオ信号、または輝
度/色信号に分離されたY/Cコンポーネント信号は、
デコーダ11に入力される。デコーダ11は、入力され
たビデオ信号をYUV変換し、得られたYUV信号をA
/D変換する。
【0036】デコーダ11によって得られたYUVデジ
タルデータは、JPEG規格で入出力データを圧縮伸長
する圧縮/伸長器13に送られる。圧縮/伸長器13は
CPU51からデータバスライン8を経由して送られて
くる録画間隔情報により、指示されたフィールド毎のY
UVデジタルデータをメモリ14の領域I、IIに交互
に取り込む。メモリ14に取り込まれたYUVデジタル
データは、圧縮/伸長器13によって圧縮される。圧縮
後の圧縮ビデオデータはメモリ14の領域IIIに書き
込まれる。
【0037】メモリ14の領域IIIに書き込まれた1
フィールド分の圧縮ビデオデータは、CPU51からデ
ータバスライン8を経由して送られてくる制御命令に基
づき、圧縮/伸長器13によってメモリ14の領域II
Iから読み出され、データバスライン8を経由して、メ
モリ3に書き込まれる。この際、FPGA52によって
Qテーブルデータ、映像データ領域を識別するための領
域識別コードが圧縮ビデオデータに付加されてメモリ3
に書き込まれる。
【0038】一方、ビデオカメラ(図示略)からのオー
ディオ信号はオーディオ処理部2内のフィルタ21に連
続して入力される。フィルタ21は、オーディオ信号の
高域ノイズ成分を除去し、帯域制限されたオーディオ信
号をA/D変換器22に出力する。A/D変換器22
は、帯域制限されたオーディオ信号をA/D変換する。
A/D変換器22によって得られたデジタルオーディオ
信号は、PCMエンコーダ/デコーダ24に連続して送
られる。
【0039】PCMエンコーダ/デコーダ24は、送ら
れてきたデジタルオーディオ信号を、PCM方式により
圧縮する。圧縮後の圧縮オーディオデータは、FIFO
メモリ25に書き込まれる。FIFOメモリ25は、上
記録画間隔毎に書き込まれた圧縮オーディオデータを読
み出し、データバスライン8を経由してメモリ3に書き
込む。この際、FPGA52によってオーディオデータ
領域を識別するための領域識別コードが圧縮オーディオ
データに付加されてメモリ3に書き込まれる。また、C
PU51から秒単位の記録日時、録画間隔等の付加情報
もメモリ3へ蓄えられる。
【0040】圧縮ビデオデータ、圧縮オーディオデータ
および付加情報は、1フィールド単位で図4に示すよう
にフォーマット化され、1つのデータブロックとしてメ
モリ3に蓄積される。
【0041】つまり、1フィールド分のデータブロック
は、ヘッダ部81、オーディオデータ部82および映像
データ部83からなる。
【0042】ヘッダ部81には、付加情報、Qテーブル
データ等が含まれている。ヘッダ部81の先頭には、ヘ
ッダ部81の先頭であることを示すフレームヘッダAが
挿入されている。オーディオデータ部82の先頭にはオ
ーディオデータ領域であることを識別するための領域識
別コードBが挿入されている。映像データ部83の先頭
には映像データ領域であることを識別するための領域識
別コードCが挿入されている。映像データ部83の最後
には、映像データ部の最後であることを示すエンドコー
ドDが挿入されている。
【0043】メモリ3は、図5に示すように、メインバ
ンク(MAIN BANK) とサブバンク(SUBBANK)とを備えてい
る。サブ制御部5のFPGA52は、実データを1フィ
ールド単位のデータブロック毎に、メインバンクに、時
系列の順番で蓄積していく。図5において、データブロ
ックの後の数字は、1記録ブロック内のデータブロック
の時系列の順番を示している。
【0044】また、FPGA52は、各データブロック
のメインバンクへの格納アドレス情報を、それらのデー
タブロックの時系列の順番に対応したサブバンクのアド
レス位置に蓄積していく。格納アドレス情報には、先頭
格納アドレス(スタートアドレス)および最終格納アド
レス(エンドアドレス)がある。図5において、サブバ
ンクの下側に記された1〜144の数字は、サブバンク
のアドレスを表しているものとする。
【0045】メモリ3のメインバンクに所定の記録ブロ
ック単位に応じた量のデータ(実データ)が蓄積される
毎に、それらの実データ(圧縮ビデオデータ、圧縮オー
ディオデータ、付加情報)が読み出され、データバスラ
イン8を経由して、フォーマッタ4に送られる。この例
では、上述したように、1記録ブロックは336トラッ
ク分のデータからなり、そのうち288トラック分のデ
ータが実データであるので、288トラック分のデータ
(データブロック)がメモリ3のメインバンクに蓄積さ
れる毎に、そのデータが読み出されてフォーマッタ4に
送られる。
【0046】データブロックの読み出しは、次のように
して行なわれる。つまり、まず、CPU51が、FPG
A52に対して、サブバンクのアドレスを指定する。F
PGA52は、CPU51によって指定されたサブバン
クのアドレスに格納されているスタートアドレスおよび
エンドアドレスを取得し、取得したスタートアドレスお
よびエンドアドレスに基づいて、メインバンクからデー
タブロックを読み出す。
【0047】FPGA52は、メインバンクから読み出
した各データブロックの付加情報部分にシーケンシャル
番号を付加して、フォーマッタ4に送る。シーケンシャ
ル番号は、1記録ブロック内に含まれるデータブロック
の時系列の順番を表す番号である。
【0048】フォーマッタ4によりフォーマット変換さ
れたデータは電磁変換部6に送られ、電磁変換部6内の
記録アンプおよびビデオヘッドを介して磁気テープ30
0に記録される。1記録ブロック単位のデータの記録が
終了する毎に、磁気テープは停止せしめられる。
【0049】この実施の形態では、上述したように、コ
ントロールトラックに記録されるVASSデータ(記録
時刻データ)は分単位であり、1フィールド単位のデー
タブロックの付加情報に記録される記録時刻データは秒
単位である。また、この実施の形態では、指定記録時刻
の分単位までの時刻に、記録時刻が対応する記録ブロッ
クが複数存在する。記録時刻指定による検索(T/Dサ
ーチ)時には、秒単位の記録時刻が指定される。
【0050】後述するように、T/Dサーチ時において
は、まず、VASSデータに基づいて、秒単位の指定記
録時刻に対応する記録ブロックが検索される。しかしな
がら、VASSデータは分単位の記録時刻データであ
り、指定記録時刻の分単位までの時刻と記録時刻が一致
する記録ブロックが複数存在するため、VASSデータ
に基づく検索のみでは、指定記録時刻に対応する記録ブ
ロックを1つに絞り込むことはできない。
【0051】このため、VASSデータに基づいて分単
位の検索を行なって該当する記録ブロックが見つかった
後、1記録ブロック毎に、1フィールド単位のデータブ
ロックの付加情報に含まれている秒単位の記録時刻情報
を再生して、指定記録時刻に対応する記録ブロックを検
索していく必要がある。しかしながら、1記録ブロック
内の全てのデータブロックの付加情報を再生していく
と、時間がかかる。そこで、この実施の形態では、次の
ようにして、T/Dサーチ時の検索時間の短縮化を図っ
ている。
【0052】つまり、記録時において、1記録ブロック
の実データの先頭部分(例えば、0.5秒分(15CT
L=30トラック=15個のデータブロック)の中に、
その記録ブロック内において最も記録時刻が遅いデータ
ブロックを記録しておく。そして、T/Dサーチ時にお
いて、VASSデータに基づいて分単位の検索を行なっ
て該当する記録ブロックが見つかった後、指定記録時刻
に対応する記録ブロックを検索する際には、各記録ブロ
ックに対して、たとえば、実データ部分(288トラッ
ク)の先頭の0.5秒分を再生した時点で、最も記録時
刻が遅いデータブロックの付加情報中の記録時刻を調べ
る。これにより、短時間に、その記録ブロックの最終記
録時刻を知ることが可能となり、指定記録時刻に対応す
る記録ブロックの検索時間の短縮化が図れる。
【0053】なお、DVHSのフォーマットでは、1ト
ラックに28KBYTE のデータを記録することができるた
め、1 フィールド当たり56KBYTE の画質モードで記録
を行なった場合、実データ部分に約144のデータブロ
ックが記録されることになる。
【0054】この実施の形態では、磁気テープにデータ
を記録する際に、図6に示すように、磁気テープにおけ
る実データ部の先頭部分(約30トラック分)内の先頭
に、記録時刻が最も遅い最終データブロック(データブ
ロック144)を記録するようにした。そして、1記録
ブロック内のデータブロックのうち、その残りのデータ
ブロックを、それ以降に時系列の順番で記録するように
した。なお、磁気テープにおける実データ部の所定範囲
の先頭部分内であれば、最終データブロック(データブ
ロック144)を、その先頭位置以外の位置(たとえば
8番目のデータブロック記録位置)に記録してもよい。
【0055】つまり、メモリ3から実データをフォーマ
ッタ4に送る際には、まず、CPU51は、アドレス情
報が格納されているサブバンクのアドレスのうちの最大
値(この例では144)をまず指定し、この後、サブバ
ンクのアドレスの最小値から順番にサブバンクのアドレ
スを指定していく。つまり、アドレス情報が格納されて
いるサブバンクのアドレスのうちの最大値が144であ
る場合には、CPU52は、144、1、2、3…とい
うように、アドレスを順次指定していく。
【0056】FPGA52は、CPU52によって指定
されたサブバンクのアドレスに格納されているアドレス
情報(スタートアドレスおよびエンドアドレス)を取得
し、取得したアドレス情報に基づいてメインバンクから
データブロックを読み出す。そして、読み出したデータ
ブロックの付加情報部分にそのデータブロックに対応す
るシーケンシャル番号(時系列番号)を付加した後、そ
のデータブロックをフォーマッタ4に送る。
【0057】したがって、記録時には、図6に示すよう
に、まず、メインバンクから最終のデータブロックが読
み出され、読み出された各データブロックにシーケンシ
ャル番号が付加されたものが、磁気テープに記録され
る。この後、メインバンクから残りのデータブロックが
時系列の順番で順次読み出され、読み出されデータブロ
ックにシーケンシャル番号が付加されたものが、磁気テ
ープに順次記録される。
【0058】図7は、記録動作開始後に、メモリ3内に
1記録ブロック内の実データ総量に相当するデータが書
き込まれたときの各部の信号を示している。
【0059】図7において信号MEMORY FULL は、メモリ
3に1記録ブロック内の実データ総量に相当するデータ
が書き込まれたときにHレベルとされ、その所定容量分
のデータが読み出されたときにLレベルにされる信号を
示している。この信号MEMORYFULL は、サブ制御部5に
よって生成されて、メイン制御部7に送られる。この信
号MEMORY FULL は、記録時には1記録ブロックの記録開
始トリガ信号となり、再生時には1記録ブロックの再生
開始トリガ信号となる。
【0060】信号SW TR は、フォーマッタ4より作成さ
れる位相サーボ用基準信号を示している。この信号SW T
R は、フォーマッタ4からメイン制御部7に送られる。
【0061】信号MC ON は、キャプスタンモータ100
の駆動指令信号を示しており、メイン制御部7によって
生成される。
【0062】信号CTL は、記録時には磁気テープ300
に記録されるCTL信号を示し、再生時には磁気テープ
300から読み出されるCTL信号を示している。
【0063】信号FORMATTER は、メイン制御部7からフ
ォーマッタ4に送られるコントロール信号およびフォー
マッタ4の状態を示す信号を示している。
【0064】信号VD RECは、フォーマッタ4から電磁変
換部6内のビデオヘッドに送られる記録指示信号を示し
ている。
【0065】信号FORMATTER USE は、記録時にはメモリ
3内の実データをフォーマッタ4に送るための送信指令
信号を示し、再生時にはフォーマッタ4からメモリ3に
実データを送るための送信指令信号を示している。この
信号FORMATTER USE は、メイン制御部7によって生成さ
れ、サブ制御部5に送られる。
【0066】信号RD DATA は、フォーマッタ4から電磁
変換部6に送られる記録データを示している。
【0067】記録動作開始後に、メモリ3内に1記録ブ
ロック内の実データ総量に相当するデータが書き込まれ
ると、サブ制御部5からメイン制御部7に送られるMEMO
RY FULL がHレベルとなる。
【0068】MEMORY FULL がHレベルとなると(時点t
1)、この後のSW TR の立ち下がりタイミングで(時点
t2)、メイン制御部7は、信号MC ON をHレベルにさ
せて、キャプスタンモータ100を駆動させる。また、
メイン制御部7は、サブ制御部5を介してフォーマッタ
4に記録開始指令(REC指令) を送信する。
【0069】フォーマッタ4は、記録開始指令を受信す
ると、記録動作モードとなり、RD DATA で示すようにダ
ミーデータを出力するとともに、VD RECをHレベルにさ
せるので、電磁変換部6内のビデオヘッドによってダミ
ーデータの磁気テープ300への記録が開始せしめられ
る。また、CTL録再回路7aによるCTL信号の磁気
テープ300への記録が開始する。
【0070】この後、メイン制御部7は、所定のタイミ
ング(t3)で、サブ制御部5に送られているFORMATTE
R USE をHレベルにさせる。FORMATTER USE がHレベル
となると、メモリ3からフォーマッタ4への実データの
送信が開始される。D−VHS規格のフォーマッタ4で
はD−VHSのフォーマットにおいて6トラックシーケ
ンスを守る必要があるためフォーマッタ4の内部にメモ
リを持っており、フォーマッタ4に送られたデータは一
旦メモリに格納された後、RD DATA で示すように遅延さ
れて出力される。したがって、実データは、時点t3よ
り所定時間遅れた時点t4から、磁気テープ300に記
録され始める。
【0071】CTL信号のスタートマークは、上述した
ように、再生時にエンベロープが安定する位置、すなわ
ち、”0”のCTLが8つ出力された後に出力されて、
磁気テープ300に記録される。
【0072】図8は、メモリ3から1記録ブロック内の
実データ総量に相当するデータが全て読み出されたとき
の各部の信号を示している。
【0073】メモリ3から1記録ブロック内の実データ
総量に相当するデータが全て読み出されると、サブ制御
部5からメイン制御部7に送られるMEMORY FULL がLレ
ベルとなる。
【0074】MEMORY FULL がLレベルとなると(時点t
5)、メイン制御部7は、サブ制御部5に送られている
FORMATTER USE をLレベルにする。FORMATTER USE がL
レベルとなると、メモリ3からフォーマッタ4への実デ
ータの送信が停止せしめられる。ただし、上述したよう
に、フォーマッタ4に送られたデータは遅延されて出力
されるため、RD DATA に示すように、MEMORY FULL がL
レベルとなった時点t5の後においてもフォーマッタ4
から電磁変換部6に実データが送られる。
【0075】実データの磁気テープ300への記録が終
了すると(時点t6)、フォーマッタ4は所定量のダミ
ーデータを電磁変換部6に送る。実データの磁気テープ
300への記録が終了し(時点t6)、ダミーデータの
記録が開始される時点から、CTL信号のエンドマーク
の記録が開始される。
【0076】メイン制御部7は、MEMORY FULL がLレベ
ルとなった時点t5の後、所定のタイミングで(時点t
7)、サブ制御部5を介して、フォーマッタ4に記録停
止指令(STOP 指令) を送る。フォーマッタ4は、記録停
止指令を受信すると、停止状態となるとともに、VD REC
をLレベルにさせるので、電磁変換部6内のビデオヘッ
ドによる磁気テープ300への記録が停止せしめられ
る。
【0077】また、メイン制御部7は、フォーマッタ4
が記録動作を停止するタイミング(時点t8)で、MC O
N をLレベルにさせ、キャプスタンモータ100を停止
させる。また、メイン制御部7は、CTL録再回路7a
によるCTL信号の磁気テープ300への記録を停止さ
せる。
【0078】〔4〕再生動作についての説明
【0079】再生時には、電磁変換部6内のビデオヘッ
ドによって磁気テープから1記録ブロック単位毎にデー
タが読み出される。読み取られたデータは、電磁変換部
6内の再生アンプを介してフォーマッタ4に送られる。
フォーマッタ4は、送られてきたデータに対して記録時
とは逆の変換を行う。フォーマッタ4によって得られた
実データ(付加情報、圧縮ビデオデータおよび圧縮オー
ディオデータ)は、バスライン8を通じて、メモリ3に
書き込まれる。
【0080】この際、サブ制御部5のFPGA52は、
次のような制御を行なう。CPU51からの再生データ
書き込み命令により、メモリ3のサブバンクにデータ”
0”を書き込み、サブバンクのデータをクリアする。こ
れは、磁気テープの傷等によるドロップアウトで、デー
タブロックが欠落し、メモリ3に書き込めなかったデー
タブロック及びT/Dサーチ時にメモリ3に書き込まれ
ないデータブロックを検出するために行なわれる。
【0081】FPGA52は、フォーマッタ4により、
データブロックが送られてくると、図9に示すように、
メモリ3のメインバンクに、送られてきたデータブロッ
クを順次書き込む。また、FPGA52は、そのデータ
ブロックの付加情報部分のシーケンシャル番号を検出
し、そのシーケンシャル番号に対応したサブバンクのア
ドレスに、当該データブロックのメインバンクへの格納
アドレス情報(スタートアドレスおよびエンドアドレ
ス)を書き込む。
【0082】1記録ブロックの再生が終了した時点(C
PU51からの再生データ書き込み命令が解除された
時)で、サブ制御部5のFPGA52は、CPU51
に、アドレス情報を書き込んだサブバンクのアドレスの
うちの最大値(以下、書き込みアドレス最大値という)
を通知する。
【0083】このようにして、メモリ3のメインバンク
に1記録ブロック内の実データの全てが書き込まれる
と、CPU51からの読み出し命令により、FPGA5
2によってメモリ3からデータが読み出される。
【0084】CPU51がサブバンクのアドレスをFP
GA52に指示すると、FPGA52は指示されたアド
レスに格納されているスタートアドレスおよびエンドア
ドレスを取得し、取得アドレスに基づいてメインバンク
からデータブロックを読み出す。
【0085】通常再生時には、CPU51は、サブバン
クのアドレスとして、最小値”1”から書き込みアドレ
ス最大値まで、順番に指定していく。したがって、メイ
ンバンクから、記録ブロック内のデータブロックが、シ
ーケンシャル番号(時系列番号)の順番で順次読み出さ
れる。
【0086】なお、磁気テープの傷などによるドロップ
アウト等でデータブロックが欠落した場合には、そのデ
ータブロックに対応するサブバンク内のデータが”0”
となっているため、FPGA52は、読み出すべきデー
タブロックがメインバンクに存在しないことをCPU5
1に通知する。CPU51は、その通知を受けると、指
定アドレスを次のアドレスに更新する。
【0087】メモリ3から読み出されたQテーブルデー
タは圧縮/伸長器13に、圧縮ビデオデータは圧縮/伸
長器13経由でメモリ14の領域IIIに送られる。ま
た、メモリ3から読み出された圧縮オーディオデータは
FIFOメモリ25に送られる。
【0088】メモリ14の領域IIIに送られた圧縮ビ
デオデータはQテーブルデータに基づいて、圧縮/伸長
器13で伸長される。圧縮/伸長器13による伸長処理
後に得られた1フィールド単位のYUVデジタルデータ
は、メモリ14の領域I、IIに交互に書き込まれる。
【0089】メモリ14の領域I、IIに書き込まれた
YUVデジタルデータは、圧縮/伸長器13によって読
み出されて、エンコーダ12に送られる。エンコーダ1
2は、YUVデジタルデータをD/A変換した後、エン
コードし、これによって得られたコンポジットビデオ信
号およびY/Cコンポーネント信号を出力する。
【0090】一方、FIFOメモリ25に書き込まれた
圧縮オーディオデータは、PCMエンコーダ/デコーダ
24によってデコードされ、D/A変換器23に送られ
る。D/A変換器23は、デジタルオーディオデータを
D/A変換し、得られたアナログオーディオ信号をフィ
ルタ21に出力する。フィルタ21は、送られてきたア
ナログオーディオ信号から、D/A変換器23によるD
/A変換時に発生した高域のノイズ成分を除去して、得
られたアナログオーディオ信号を出力する。
【0091】再生開始直後においては、メイン制御部7
は、信号MC ON をHレベルとして、キャプスタンモータ
100を駆動させる。これにより、磁気テープ300か
ら読み出されたデータがメモリ3に書き込まれていく。
そして、磁気テープ300からエンドマークが検出され
るとメイン制御部7は、信号MC ON をLレベルとして、
キャプスタンモータ100を停止させる。
【0092】キャプスタンモータ100が駆動せしめら
れた後において、メモリ3にある程度のデータが蓄積さ
れると、メモリ3からデータが順次読み出される。メモ
リ3から読み出されたQテーブルデータおよび圧縮ビデ
オデータは、ビデオ処理部1に送られ、上述したような
処理が行なわれて出力される。また、メモリ3から読み
出された圧縮オーディオデータは、オーディオ処理部2
に送られ、上述したような処理が行なわれて出力され
る。
【0093】図10は、再生時において、メモリ3に書
き込まれた1記録ブロック内の実データ総量に相当する
データの全てが、メモリ3から読み出されたときの各部
の信号を示している。
【0094】図10において、信号ENV は、再生時に磁
気テープ300から読み出されたデータを示している。
また、信号PB Hは、内部のビデオ回路が再生画をメモリ
3に取り込める状態となっていることを示す信号であ
る。
【0095】メモリ3に書き込まれた1記録ブロック内
の実データ総量に相当するデータの全てが、メモリ3か
ら読み出されると、信号MEMORY FULL がLレベルとな
る。信号MEMORY FULL がLレベルとなると(時点t1
1)、この後のSW TR の立ち下がりタイミングで(時点
t12)、メイン制御部7は、信号MC ON をHレベルに
して、キャプスタンモータ100を駆動させる。この
後、CTL録再回路7aによるCTL信号の再生が開始
される。
【0096】この後に、メイン制御部7は、CTL信号
からなるスタートマーク”10101010”の”1
0”を2度検出すると(時点13)、サブ制御部5を介
してフォーマッタ4に再生開始指令( PB指令) を送ると
ともに、信号PB HをHレベルにする。また、メイン制御
部7は、サブ制御部5に送られているFORMATTER USE を
Hレベルにさせる。
【0097】フォーマッタ4は、再生開始指令を受信す
ると、再生動作モードとなる。FORMATTER USE がHレベ
ルとなると、フォーマッタ4からメモリ3への実データ
の送信が開始される。メモリ3にある程度のデータが書
き込まれると、メモリ3からデータが順次読み出され
る。
【0098】図11は、再生時において、メモリ3に1
記録ブロック内の実データが書き込まれている途中にお
いて、CTL信号からなるエンドマークが検出されたと
きの各部の信号を示している。
【0099】メモリ3に1記録ブロック内の実データが
書き込まれている途中において、メイン制御部7がCT
L信号からなるエンドマーク”10101010”にお
ける”10”を2度検出すると(時点t14)、メイン
制御部7は、信号MC ON をLレベルにして、キャプスタ
ンモータ100を停止させる。このため、記録ブロック
の後側ダミーデータ部の途中で磁気テープ300が停止
せしめられる。
【0100】また、メイン制御部7は、エンドマーク”
10101010”における”10”を2度検出した時
点t14から後の所定のタイミングで(時点t15)、
サブ制御部5を介してフォーマッタ4に再生停止指令(S
TOP 指令) を送るとともに、信号PB HをLレベルにす
る。また、メイン制御部7は、サブ制御部5に送られて
いるFORMATTER USE をLレベルにさせる。
【0101】フォーマッタ4は、再生停止指令を受信す
ると、停止モードとなる。FORMATTER USE がLレベルと
なると、フォーマッタ4からメモリ3への実データの送
信が停止せしめられる。
【0102】上記実施の形態によれば、記録ブロック単
位毎にデータを記録するデジタルVTRにおいて、記録
時に、サーボ及びメカ系の安定する記録ブロックの開始
点および記録ブロックの終了点とを、コントロールトラ
ックにスタートマークおよびエンドマークとして記録し
ているため、記録ブロックの安定した記録再生が可能と
なる。またエンベロープが安定してからフォーマッタを
動作させているので、フォーマッタの誤動作も防ぐこと
が可能となる。
【0103】〔5〕T/Dサーチ動作についての説明
【0104】図12は、T/Dサーチ時の時間経過とテ
ープ位置との関係を示している。図12における折れ線
は、縦軸に経過時間Tをとり、横軸にテープ位置をとっ
た場合の、時間経過とテープ位置との関係を示してい
る。
【0105】まず、T/Dサーチの指示に基づいて、早
送りして、指定記録時刻に対応するVASSデータを検
索する。この例では、記録ブロック1に対応するVAS
Sデータが、指定記録時刻に対応しているものとする。
つまり、記録ブロック1に対応するVASSデータ(分
単位の記録時刻データ)が、指定記録時刻の分単位まで
の時刻に一致しているものとする。
【0106】早送りによって、記録ブロック1に対応す
るVASSデータが読み取られて、そのVASSデータ
によって表される記録時刻が、指定記録時刻の分単位ま
での時刻に一致していると判定されると(時点t1)、
その記録ブロック1の前の記録ブロック0のキューマー
クが検出されるまで、テープを早戻しした後(時点t
2)、通常再生速度(再生モード)でテープを送る。
【0107】そして、スタートマーク(記録ブロック1
に対するスタートマーク)が検出されると、実データの
取込みを開始する。この場合には、実データがメモリ3
に取り込まれていくが、実データの先頭部分(15CT
L=30トラック分)がメモリ3に取り込まれると、最
初に取り込まれたデータブロック(その記録ブロック内
で記録時刻が最も遅い最終データブロック)の付加情報
から記録時刻情報を取得し、つまり、その記録ブロック
1の最終記録時刻を取得し、最終記録時刻が指定記録時
刻を越えているか否かの判定(T/Dデータ判定)を行
う。
【0108】そして、最終記録時刻が指定記録時刻を越
えていれば、指定記録時刻に対応するデータブロックは
当該記録ブロック1内にあるので、T/Dデータ判定後
も、実データのメモリ3への取込みを継続して行なうと
ともに、各データブロックの付加情報に含まれている記
録時刻情報を順次取得して指定記録時刻と比較すること
により、指定記録時刻に対応するデータブロックを検索
する。指定記録時刻に対応するデータブロックが見つか
ると、そのデータブロックの映像および音声を再生出力
する。
【0109】T/Dデータ判定において、記録ブロック
1の最終記録時刻が指定記録時刻より小さいと判定した
場合には、メモリ3へのデータの取込みを停止させると
ともにキャプスタンモータ100を加速させ、キューマ
ークが検出された時に(時点t4)キャプスタンモータ
100を減速させる。
【0110】そして、スタートマーク(記録ブロック2
のスタートマーク)が検出されると、上記と同様な動作
を行なう。
【0111】図12において、t3、t5はキャプスタ
ンモータ100の加速時点を示し、t4、t6はキャプ
スタンモータ100の減速位置(キューマーク検出時
点)を示している。
【0112】図12の例では、記録ブロック3から取り
込んだ実データに基づいて、T/Dデータ判定を行なっ
た場合に、最終記録時刻が指定記録時刻を越えていると
判定されている。したがって、T/Dデータ判定後も、
実データのメモリ3への取込みを継続して行なうととも
に、各データブロックの付加情報に含まれている記録時
刻情報を順次取得して、指定記録時刻と比較することに
より、指定記録時刻に対応するデータブロックを検索す
る。そして、指定記録時刻に対応するデータブロックが
見つかると、そのデータブロックの映像および音声を再
生出力する。
【0113】T/Dサーチ時の、メモリ3へのデータの
書き込み動作およびメモリ3からのデータの読み出し動
作について、説明する。
【0114】実データの先頭部分のメモリ3への書き込
み動作は、通常再生時と同じであり、メモリ3内の内部
には、図13に示すようなデータが格納される。
【0115】つまり、CPU51からの再生データ書き
込み命令により、メモリ3のサブバンクにデータ”0”
を書き込み、サブバンクのデータをクリアする。
【0116】FPGA52は、フォーマッタ4により、
データブロックが送られてくると、メモリ3のメインバ
ンクに、送られてきたデータブロックを順次書き込む。
また、FPGA52は、そのデータブロックの付加情報
部分のシーケンシャル番号を検出し、そのシーケンシャ
ル番号に対応したサブバンクのアドレスに、当該データ
ブロックのメインブロックへの格納アドレス情報(スタ
ートアドレスおよびエンドアドレス)を書き込む。図1
3は、メインバンクに実データの先頭部分(30トラッ
ク分)が書き込まれた場合の、メインバンクとサブバン
クの内容を示している。
【0117】このようにして、メモリ3に1記録ブロッ
ク内の実データの先頭部分が書き込まれると、サブ制御
部5のFPGA52は、CPU51に、アドレス情報を
書き込んだサブバンクのアドレスのうちの最大値(以
下、書き込みアドレス最大値という)を通知する。
【0118】CPU51は、FPGA52から通知され
た書き込みアドレス最大値を、読み出し指令とともに、
FPGA52に与える。FPGA52は、CPU51か
ら与えられた書き込みアドレス最大値からアドレス情報
を取得し、メインバンクから対応する最終データブロッ
クの付加情報内の記録時刻情報を読み出してCPU51
に渡す。CPU51は、最終データブロックの付加情報
内の記録時刻情報(最終記録時刻)が指定記録時刻を越
えているか否かのT/Dデータ判定を行なう。
【0119】T/Dデータ判定において、最終記録時刻
が指定記録時刻より小さいと判定した場合には、メモリ
3へのデータの取込みを停止させるとともにキャプスタ
ンモータ100を加速させ、キューマークが検出された
時にキャプスタンモータ100を減速させる。
【0120】T/Dデータ判定において、最終記録時刻
が指定記録時刻を越えていると判定した場合には、T/
Dデータ判定後も、実データのメモリ3への取込みを継
続して行なうとともに、各データブロックの付加情報に
含まれている記録時刻情報を順次取得して指定記録時刻
と比較することにより、指定記録時刻に対応するデータ
ブロックの検索を行なう。
【0121】
【発明の効果】この発明によれば、VASSデータ量を
増加させることなく、T/Dサーチ時の検索時間の短縮
化が図れるデジタルVTRを提供することを目的とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】デシタルVTRの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】磁気テープに記録される1記録ブロックの構成
および磁気テープのコントロールトラックに記録される
CTLマーキングの構成を示す模式図である。
【図3】VASSデータの一例を示す模式図である。
【図4】1フィールド分のデータブロックの構成を示す
模式図である。
【図5】記録時に、メモリ3のメインバンク(MAIN BAN
K) とサブバンク(SUB BANK)に蓄積される情報を示す模
式図である。
【図6】記録時に、磁気テープに記録される実データの
内容(データブロック)を示す模式図である。
【図7】記録動作開始後に、メモリ3内に1記録ブロッ
ク内の実データ総量に相当するデータが書き込まれたと
きの各部の信号を示すタイミングチャートである。
【図8】記録時おいて、メモリ3から1記録ブロック内
の実データ総量に相当するデータが全て読み出されたと
きの各部の信号を示すタイミングチャートである。
【図9】再生時に、メモリ3のメインバンク(MAIN BAN
K) とサブバンク(SUB BANK)に蓄積される情報を示す模
式図である。
【図10】再生時において、メモリ3に書き込まれた1
記録ブロック内の実データ総量に相当するデータの全て
が、メモリ3から読み出されたときの各部の信号を示す
タイミングチャートである。
【図11】再生時において、メモリ3に1記録ブロック
内の実データが書き込まれている途中において、CTL
信号からなるエンドマークが検出されたときの各部の信
号を示すタイミングチャートである。
【図12】T/Dサーチ時の時間経過とテープ位置との
関係を示すタイミングチャートである。
【図13】T/Dサーチ時に、メモリ3のメインバンク
(MAIN BANK) とサブバンク(SUB BANK)に蓄積される情報
を示す模式図である。
【図14】従来手法の問題点を説明するための模式図で
ある。
【符号の説明】
1 ビデオ処理部 2 オーディオ処理部 3 メモリ 4 フォーマッタ 5 サブ制御部 6 電磁変換部 7 メイン制御部 9 キューマーク検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/78 510 H04N 5/78 510C 5/92 H 5/92 5/93 Z 5/93 G11B 27/02 C (72)発明者 谷 哲也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA21 GA11 GB06 GB36 HA29 HA31 HA33 JA22 KA03 KA25 5D044 AB07 BC01 CC03 DE03 DE12 DE38 DE39 DE54 DE57 DE58 DE92 EF05 FG10 FG19 FG24 GK12 5D077 AA08 BA09 CA02 CB02 CB03 DD04 5D110 AA04 AA29 BB16 CA12 CK02 DA01 DA11 DA18 DB02 DE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録時においては、複数フィールド分の
    実データを含む1記録ブロック分のデータがメモリに蓄
    積される毎に、1記録ブロックに含まれている各フィー
    ルド毎に秒単位の記録時刻情報が付加された状態で、1
    記録ブロック分のデータを磁気テープに記録させるとと
    もに、磁気テープのコントロールトラックに記録ブロッ
    ク単位毎に、その記録ブロックの記録開始時刻に対応す
    る分単位の記録時刻情報を表すVASSデータを記録さ
    せるようにしたデジタルVTRにおける記録時刻指定に
    よる検索方法において、 記録時においては、磁気テープにおける1記録ブロック
    の実データを記録する実データ記録部分の先頭部分内
    に、その記録ブロックを構成するフィールド単位の複数
    のデータブロックのうちの最終データブロックが含まれ
    るように、1記録ブロックの実データを記録しておき、 記録時刻指定による検索時において、VASSデータに
    基づいて、指定記録時刻に対応する記録ブロックのう
    ち、最も記録時刻が早い記録ブロックを特定した後、記
    録ブロックの実データの先頭部分の実データを磁気テー
    プから読み取って、実データの先頭部分に含まれている
    最終データブロックに付加されている当該記録ブロック
    の最終記録時刻情報を取得し、最終記録時刻が指定記録
    時刻を越えているいないかを判定することによって、当
    該記録ブロックが指定記録時刻に対応する記録ブロック
    であるか否かを判定し、当該記録ブロックが指定記録時
    刻に対応する記録ブロックでない場合には、その次の記
    録ブロックの実データの先頭部分の実データを磁気テー
    プから読み取って、同様な処理を行なうことを特徴とす
    るデジタルVTRにおける記録時刻指定による検索方
    法。
  2. 【請求項2】 所定の記録ブロックが指定記録時刻に対
    応する記録ブロックであると判定された場合には、その
    記録ブロック内の実データを継続して磁気テープから読
    み取っていくとともに、磁気テープから読み取った各デ
    ータブロックから記録時刻情報を取得して指定記録時刻
    と比較することにより、記録時刻情報が指定記録時刻と
    同じデータブロックを検索することを特徴とする請求項
    1に記載のデジタルVTRにおける記録時刻指定による
    検索方法。
  3. 【請求項3】 記録時には、1記録ブロックに含まれて
    いる各フィールド毎に、秒単位の記録時刻情報の他、そ
    の記録ブロック内での時系列番号を付加した状態で、各
    記録ブロックの実データを磁気テープに記録しておき、
    メモリ内にはメインバンクとサブバンクとを設けてお
    き、通常再生時には、1記録ブロック内の各データブロ
    ックを磁気テープから読み出してメインバンクに蓄積し
    ていくとともに、各データブロックのメインバンクへの
    格納アドレス情報を、それらのデータブロックの時系列
    の順番に対応したサブバンクのアドレス位置に蓄積して
    いき、サブバンクから、サブバンクのアドレス順に、ア
    ドレス情報を読み出すことによって、メインバンクから
    データブロックを時系列番号の順番で読み出して再生す
    ることを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載
    のデジタルVTRにおける記録時刻指定による検索方
    法。
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