JP2002323805A - カラー画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】複色印刷と単色印刷とが切り替わる時であって
も、記録媒体の搬送速度を段階的に変化させることによ
って、記録媒体の搬送が停止することなく連続印刷を行
うことができるようにする。 【解決手段】記録媒体１８を搬送する搬送手段と、前記
記録媒体１８の搬送経路上における搬送方向に順次配設
され、それぞれ異なる色のトナー画像を形成する複数の
画像形成部とを有し、複数色印刷と単色印刷とが混在す
る連続印刷を行う時に、複色印刷される最後の記録媒体
１８の印刷中に単色印刷される最初の記録媒体１８の搬
送を開始し、該最初の記録媒体１８に単色印刷をする直
前に搬送速度を変化させて、記録媒体１８の搬送を停止
することなく連続印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、カラー画像形成装置においては、
記録媒体の搬送路に沿ってタンデムに配設されたイエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像形成部
を有し、該各画像形成部は、ＬＥＤのような記録素子を
ライン状に配列して形成される記録ヘッドを備える。そ
して、紙等の記録媒体は、記録媒体収納箱から１枚ずつ
給紙され、一旦（たん）レジストローラによって記録媒
体のスキューが修正された後、搬送ベルトに吸着されて
前記記録素子の配列方向に対して直角の方向に搬送され
る。

【０００３】また、前記画像形成部のそれぞれにおいて
は、帯電された静電潜像担持体としての感光体ドラムの
表面を記録ヘッドが印刷データに基づいて照射すること
によって、感光体ドラムの表面に静電潜像が形成され
る。そして、該感光体ドラムの表面に形成された静電潜
像に、現像部によってトナーが付着されてイエロー、マ
ゼンタ、シアン及びブラックの各色のトナー像が形成さ
れる。該トナー像は、搬送ベルトに吸着された記録媒体
が各画像形成部を通過する時に記録媒体上に順次重ねて
転写される。

【０００４】続いて、各色のトナー像が重ねて転写され
た記録媒体は定着器に送られ、該定着器においてトナー
像が定着されてカラー画像になる。そして、カラー画像
が形成された記録媒体はカラー画像形成装置外に排出さ
れる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカラー画像形成装置においては、複数の画像形成部
をタンデムに配設し、各画像形成部を通過する時の記録
媒体の搬送速度を一定にして搬送し、記録ヘッドによる
感光体ドラムへの露光タイミングを一定にして印刷を行
うようになっているので、複色印刷、すなわち、カラー
印刷から単色印刷、すなわち、モノクロ印刷に切り替わ
る時に、待ち時間が必要となり、時間がかかってしま
う。

【０００６】前記従来のカラー画像形成装置において
は、記録媒体上にブラックのトナー像を転写するモノク
ロ印刷と、各色のトナー像を転写するカラー印刷とを行
うことができるが、カラー印刷においては、記録媒体上
に４層に重ねられたトナー像を定着させるためには、モ
ノクロ印刷よりも低い搬送速度で記録媒体を搬送し、定
着部による定着を行うようになっている。

【０００７】したがって、カラー印刷からモノクロ印刷
に切り替わる場合、すなわち、印刷速度が切り替わる場
合、カラー印刷が行われた記録媒体が定着部を通過する
まで、又は、カラー印刷が行われた記録媒体の後端が搬
送ベルトを通過するまで、次のモノクロ印刷を行うため
の記録媒体を給紙することができない。このため、しば
らくの間記録媒体の搬送を停止して、待機する必要があ
る。

【０００８】また、モノクロ印刷からカラー印刷に切り
替わる場合も同様に印刷速度が切り替わるので、モノク
ロ印刷が行われた記録媒体が定着部を通過するまで、又
は、モノクロ印刷が行われた記録媒体の後端が搬送ベル
トを通過するまで、次のカラー印刷を行うための記録媒
体を給紙することができない。このため、しばらくの間
記録媒体の搬送を停止して、待機する必要がある。

【０００９】その結果、カラー印刷とモノクロ印刷とが
頻繁に切り替わって印刷が行われる場合、合計の待機時
間が長くなり、連続印刷におけるスループットが著しく
低下してしまう。

【００１０】本発明は、前記従来のカラー画像形成装置
の問題点を解決して、複色印刷と単色印刷とが切り替わ
る時であっても、記録媒体の搬送速度を段階的に変化さ
せることによって、記録媒体の搬送が停止することなく
連続印刷を行うことができるカラー画像形成装置を提供
することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】そのために、本発明のカ
ラー画像形成装置においては、記録媒体を搬送する搬送
手段と、前記記録媒体の搬送経路上における搬送方向に
順次配設され、それぞれ異なる色のトナー画像を形成す
る複数の画像形成部とを有し、複色印刷から単色印刷に
切り替える時に、複色印刷される記録媒体の印刷中に単
色印刷される記録媒体の搬送を開始し、該記録媒体に単
色印刷をする前に搬送速度を変化させて、記録媒体の搬
送を停止することなく連続印刷を行う。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。

【００１３】図２は本発明の第１の実施の形態における
画像形成装置の印刷機構部の１つのＩＤカートリッジの
概略図である。

【００１４】図において、１１は矢印方向に回転する静
電潜像担持体としての感光体ドラム、１２は該感光体ド
ラム１１に隣接して配設され、感光体ドラム１１の表面
を均一に帯電する帯電ローラである。そして、前記感光
体ドラム１１の均一に帯電された表面を、ＬＥＤヘッド
１３によって選択的に光を照射することによって、感光
体ドラム１１上に静電潜像が形成される。

【００１５】また、１４はトナーが蓄えられたトナータ
ンク、１５は該トナータンク１４に蓄えられ、トナーを
搬送するトナー搬送ローラ、１６は該トナー搬送ローラ
１５によって搬送されたトナーを更に感光体ドラム１１
の表面に搬送する現像ローラである。そして、該現像ロ
ーラ１６によって搬送されたトナーは、該トナーとの電
位の関係から発生する静電気力によって、感光体ドラム
１１上の静電潜像の部分にだけ移動する。なお、前記ト
ナーはトナー搬送ローラ１５及び現像ローラ１６によっ
て摩擦帯電される。また、感光体ドラム１１における帯
電部の電位は−７００〜−８００〔Ｖ〕に、露光部（静
電潜像部分）の電位は−７０〜０〔Ｖ〕に、帯電ローラ
１２の印加電圧は−１３５０〔Ｖ〕に、現像ローラ１６
の印加電圧は−３５０〔Ｖ〕に、トナー搬送ローラ１５
の印加電圧は−４５０〔Ｖ〕に設定される。

【００１６】そして、１７は前記感光体ドラム１１上に
移動したトナーを静電気力によって吸引するように電位
が設定された転写ローラ、１８は記録媒体搬送ローラ１
９によって移動する紙等の記録媒体である。これによ
り、感光体ドラム１１上に移動した帯電しているトナー
は記録媒体１８に転写される。

【００１７】また、２０は記録媒体搬送バックアップロ
ーラであり、前記記録媒体搬送ローラ１９と記録媒体搬
送バックアップローラ２０とに挟まれた記録媒体１８
は、記録媒体搬送ローラ１９の回転によって図における
右から左に移動する。なお、この時点において、トナー
は記録媒体１８に定着されていない。

【００１８】続いて、記録媒体搬送ローラ１９の回転に
よって搬送される記録媒体１８は、加熱定着器の定着ロ
ーラ２１、及び、定着バックアップローラ２２に到達
し、高温に加熱されている定着ローラ２１によってトナ
ーのプラスチック成分が瞬時に溶解されて記録媒体１８
に定着される。また、感光体ドラム１１上から記録媒体
１８に転写されなかったトナーは、クリーニングローラ
２３によって電位の差を用いて回収される。

【００１９】次に、イエロー、マゼンタ、シアン及びブ
ラックの４原色のＬＥＤヘッド、及び、４個の画像形成
部としてのＩＤカートリッジを有するカラー電子写真プ
リンタ等のカラー画像形成装置について説明する。ここ
では、４原色のＬＥＤヘッドと４個のＩＤカートリッジ
とを記録媒体の搬送方向に４原色であるイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの順にタンデムに配列されて印
刷を行う、いわゆるタンデムエンジン形式のカラー画像
形成装置について説明する。

【００２０】図３は本発明の第１の実施の形態における
カラー画像形成装置の印刷機構部における４個のＩＤカ
ートリッジの配列示す概略図である。

【００２１】図において、１１Ｙはイエローのトナーを
有する感光体ドラム、１１Ｍはマゼンタのトナーを有す
る感光体ドラム、１１Ｃはシアンのトナーを有する感光
体ドラム、１１ＢＫはブラックのトナーを有する感光体
ドラム、１３ＹはイエローのＬＥＤヘッド、１３Ｍはマ
ゼンタのＬＥＤヘッド、１３ＣはシアンのＬＥＤヘッ
ド、１３ＢＫはブラックのＬＥＤヘッドであり、各色の
ＬＥＤヘッド１３Ｙ、１３Ｍ、１３Ｃ、１３ＢＫは後述
されるエンジンコントローラ・ユニット（ＰＵ部）によ
って制御される。なお、トナータンク、トナー搬送ロー
ラ、現像ローラ、帯電ローラ、クリーニングローラ等の
記載は説明の都合上、省略されている。

【００２２】そして、前記イエローの感光体ドラム１１
Ｙに対応して転写ローラ１７Ｙが、前記マゼンタの感光
体ドラム１１Ｍに対応して転写ローラ１７Ｍが、前記シ
アンの感光体ドラム１１Ｃに対応して転写ローラ１７Ｃ
が、前記ブラックの感光体ドラム１１ＢＫに対応して転
写ローラ１７ＢＫが配設される。また、３１は記録媒体
１８を一定速度で搬送する搬送ベルトであり、該搬送ベ
ルト３１は記録媒体搬送ローラ３２〜３５によって駆動
される。

【００２３】続いて、該記録媒体搬送ローラ３２〜３５
の回転によって搬送される搬送ベルト３１に吸着された
記録媒体１８は加熱定着器の定着ローラ２１、及び、定
着バックアップローラ２２に到達し、高温に加熱されて
いる定着ローラ２１によってトナーのプラスチック成分
が瞬時に溶解されて記録媒体１８に定着される。

【００２４】次に、前記構成のカラー画像形成装置の制
御装置について説明する。

【００２５】図４は本発明の第１の実施の形態における
制御装置のブロック図、図５は本発明の第１の実施の形
態におけるコントローラ・ユニットとエンジンコントロ
ーラ・ユニットとの間で送受信される信号を示す図であ
る。

【００２６】図に示されるように、セントロニクスイン
タフェース等のプリンタインタフェース４２を有するコ
ントローラ・ユニット（ＣＵ部）４３は、パーソナルコ
ンピュータ等のホストコンピュータ４１から送信された
印刷データを受信し、該印刷データを４色に分解して印
刷可能なデータに変換する。なお、オペレータパネル４
４はカラー画像形成装置４７の状況を表示する図示され
ない表示手段や、オペレータがプリンタに指示をするた
めの図示されない入力手段を有する。

【００２７】また、エンジンコントローラ・ユニット４
５は、ベルトモータ４６や各色のＬＥＤヘッド１３Ｙ、
１３Ｍ、１３Ｃ、１３ＢＫを含むカラー画像形成装置４
７の機構部の駆動制御を行う。

【００２８】次に、前記構成の制御装置における印刷動
作について説明する。

【００２９】まず、ホストコンピュータ４１からプリン
タインタフェース４２を介してコントローラ・ユニット
４３に印刷データが送信される。前記コントローラ・ユ
ニット４３において、印刷データを４色に分解し、エン
ジンコントローラ・ユニット４５に転送することができ
る形式に変換してメモリに蓄積する。そして、１ページ
分の印刷データが蓄積されると、コントローラ・ユニッ
ト４３はエンジンコントローラ・ユニット４５に送信す
る印刷開始信号ＰＲＩＮＴをオンにする。

【００３０】次に、該印刷開始信号ＰＲＩＮＴを受信し
たエンジンコントローラ・ユニット４５は、ベルトモー
タ４６によって記録媒体搬送ローラ３２〜３５を駆動
し、搬送ベルト３１（図３）を回転させて、図示されな
い記録媒体収納箱から吸入された記録媒体１８を吸着し
て搬送する。前記エンジンコントローラ・ユニット４５
において、記録媒体１８がイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの感光体ドラム１１Ｙ、１１Ｍ、１１Ｃ、
１１ＢＫの中のどの感光体ドラムの下を通過中である
か、すなわち、どの色のデータが印刷可能であるかをイ
エローの印刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ、マゼンタの
印刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＭ、シアンの印刷タイミ
ング信号ＦＳＹＮＣＣ、ブラックの印刷タイミング信号
ＦＳＹＮＣＢＫによってコントローラ・ユニット４３に
伝える。

【００３１】そして、該コントローラ・ユニット４３に
おいて、前記印刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ、ＦＳＹ
ＮＣＭ、ＦＳＹＮＣＣ、ＦＳＹＮＣＢＫを受けて対応す
る色の印刷データをエンジンコントローラ・ユニット４
５に送信する。次に、該エンジンコントローラ・ユニッ
ト４５において、コントローラ・ユニット４３から受信
した印刷データをＬＥＤヘッド１３Ｙ、１３Ｍ、１３
Ｃ、１３ＢＫに送り、感光体ドラム１１Ｙ、１１Ｍ、１
１Ｃ、１１ＢＫ上に印刷データに基づくトナー像を形成
し、記録媒体１８に転写し、定着して、該記録媒体１８
を排出する。

【００３２】図５に示されるように、ＷＣＬＫは印刷デ
ータ転送クロック、ＰＲＩＮＴはコントローラ・ユニッ
ト４３が印刷データを送信することを伝える印刷開始信
号、ＰＲＤＹは前記エンジンコントローラ・ユニット４
５の印刷準備が完了していることをコントローラ・ユニ
ット４３に示す信号、ＣＨＡＮＧＥは印刷ページモード
の判断を行うための信号であり、モノクロ印刷ページ又
はカラー印刷ページの切替えによって変化する。そし
て、信号ＰＲＤＹがオンの時に、コントローラ・ユニッ
ト４３からエンジンコントローラ・ユニット４５に送信
される印刷開始信号ＰＲＩＮＴを一定期間ＯＮにするこ
とによって、エンジンコントローラ・ユニット４５は記
録媒体１８の吸入を開始し、感光体ドラム１１の駆動等
の印刷動作を開始する。

【００３３】また、ＬＳＹＮＣはエンジンコントローラ
・ユニット４５からコントローラ・ユニット４３に送信
され、印刷単位であるラインを示す同期信号、ＦＳＹＮ
ＣＹ、ＦＳＹＮＣＭ、ＦＳＹＮＣＣ、及びＦＳＹＮＣＢ
Ｋはエンジンコントローラ・ユニット４５からコントロ
ーラ・ユニット４３に送信され、各色の１ページ分の印
刷タイミング信号である。ＷＤＡＴＡ０〜７は、８ビッ
トのバンド幅を有し、コントローラ・ユニット４３から
送られる印刷データを送信する印刷データ信号である。
該印刷データ信号ＷＤＡＴＡ０〜７は印刷データ転送ク
ロックＷＣＬＫに同期してエンジンコントローラ・ユニ
ット４５に送信され、タイムスロット毎に、及び各色毎
に送信する。

【００３４】そして、印刷開始信号ＰＲＩＮＴが送信さ
れた後、印刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ、ＦＳＹＮＣ
Ｍ、ＦＳＹＮＣＣ、ＦＳＹＮＣＢＫがエンジンコントロ
ーラ・ユニット４５からコントローラ・ユニット４３に
送信され、ラインごとの同期信号ＬＳＹＮＣが送信さ
れ、印刷データ転送クロックＷＣＬＫに同期してシリア
ルデータ化した８ビット幅の印刷データ信号ＷＤＡＴＡ
０〜７を送信する。

【００３５】すなわち、イエローの印刷データ信号ＷＤ
ＡＴＡＹ、マゼンタの印刷データ信号ＷＤＡＴＡＭ、シ
アンの印刷データ信号ＷＤＡＴＡＣ、ブラックの印刷デ
ータ信号ＷＤＡＴＡＢＫが時系列にイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの順でエンジンコントローラ・ユ
ニット４５に送信される。ここで、印刷データ信号ＷＤ
ＡＴＡのデータ送信においては、印刷データ信号ＷＤＡ
ＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫ
を信号ＣＯＬ１、ＣＯＬ２によって指定する。なお、該
信号ＣＯＬ１、ＣＯＬ２は、コントローラ・ユニット４
３から送信される印刷データ信号ＷＤＡＴＡのタイムス
ロットが何色であるかを示し、コントローラ・ユニット
４３からエンジンコントローラ・ユニット４５に送信さ
れる。例えば、信号ＣＯＬ１、ＣＯＬ２が（ＣＯＬ１，
ＣＯＬ２）＝（１，１）の時イエローであり、（０，
１）の時マゼンタであり、（１，０）の時シアンであ
り、（０，０）の時ブラックであることを意味する。

【００３６】図６は本発明の第１の実施の形態における
エンジンコントローラ・ユニットの印刷データ転送クロ
ックを生成する動作を示すブロック図である。

【００３７】図において、５１はプログラム設定の動
作、５２はエンジンコントローラ・ユニットクロック生
成回路、５３は記録媒体搬送モータ回転周期の変化、５
４は感光体ドラム回転周期の変化、ＷＣＬＫは印刷デー
タ転送クロックである。

【００３８】そして、エンジンコントローラ・ユニット
４５において、書換可能なプログラム設定５１をエンジ
ンコントローラ・ユニットクロック生成回路５２に対し
て行うことによって、記録媒体搬送モータ回転周期５３
及び感光体ドラム回転周期５４を変化させることができ
る。したがって、該感光体ドラム回転周期５４に基づい
て印刷データ転送クロックＷＣＬＫが生成される。

【００３９】図７は本発明の第１の実施の形態における
コントローラ・ユニットとエンジンコントローラ・ユニ
ットとの間で送受信される画像形成信号のタイムチャー
トである。

【００４０】図に示されるように、期間ｔ１において、
イエローの印刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹがオンの時
は、コントローラ・ユニット４３からエンジンコントロ
ーラ・ユニット４５にイエローの印刷データＷＤＡＴＡ
Ｙを印刷データ転送クロックＷＣＬＫに同期させて送信
する。

【００４１】また、期間ｔ２において、イエローの印刷
タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ及びマゼンタの印刷タイミ
ング信号ＦＳＹＮＣＭがオンの時は、コントローラ・ユ
ニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５に
イエロー、マゼンタの印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡ
ＴＡＭを印刷データ転送クロックＷＣＬＫに同期させて
送信する。

【００４２】さらに、期間ｔ３において、イエローの印
刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ、マゼンタの印刷タイミ
ング信号ＦＳＹＮＣＭ、及び、シアンの印刷タイミング
信号ＦＳＹＮＣＣがオンの時、コントローラ・ユニット
４３からエンジンコントローラ・ユニット４５にイエロ
ー、マゼンタ、シアンの印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤ
ＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣを印刷データ転送クロックＷＣ
ＬＫに同期させて送信する。

【００４３】そして、期間ｔ４において、イエローの印
刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ、マゼンタの印刷タイミ
ング信号ＦＳＹＮＣＭ、シアンの印刷タイミング信号Ｆ
ＳＹＮＣＣ、及び、ブラックの印刷タイミング信号ＦＳ
ＹＮＣＢＫがオンの時、コントローラ・ユニット４３か
らエンジンコントローラ・ユニット４５にイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＹ、
ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫを印刷デ
ータ転送クロックＷＣＬＫに同期させて送信する。

【００４４】また、期間ｔ５において、マゼンタの印刷
タイミング信号ＦＳＹＮＣＭ、シアンの印刷タイミング
信号ＦＳＹＮＣＣ、及び、ブラックの印刷タイミング信
号ＦＳＹＮＣＢＫがオンの時、コントローラ・ユニット
４３からエンジンコントローラ・ユニット４５にマゼン
タ、シアン、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＭ、ＷＤ
ＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫを印刷データ転送クロックＷ
ＣＬＫに同期させて送信する。

【００４５】さらに、期間ｔ６において、シアンの印刷
タイミング信号ＦＳＹＮＣＣ及びブラックの印刷タイミ
ング信号ＦＳＹＮＣＢＫがオンの時、コントローラ・ユ
ニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５に
シアン、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴ
ＡＢＫを印刷データ転送クロックＷＣＬＫに同期させて
送信する。

【００４６】そして、期間ｔ７において、ブラックの印
刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＢＫがオンの時、コントロ
ーラ・ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニッ
ト４５にブラックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫを印刷デ
ータ転送クロックＷＣＬＫに同期させて送信する。

【００４７】次に、カラー印刷時における画像形成信号
の送信方法について説明する。

【００４８】図８は本発明の第１の実施の形態における
カラー印刷時の画像形成信号のタイムチャートである。

【００４９】まず、エンジンコントローラ・ユニット４
５からコントローラ・ユニット４３に信号ＰＲＤＹが送
信されると、コントローラ・ユニット４３からエンジン
コントローラ・ユニット４５に印刷開始信号ＰＲＩＮＴ
が送信される。これにより、複色印刷、すなわち、カラ
ー印刷のための印刷データ信号ＷＤＡＴＡが印刷データ
転送クロックＷＣＬＫに同期してコントローラ・ユニッ
ト４３からエンジンコントローラ・ユニット４５に送信
される。

【００５０】図に示されるように、期間ｔ１において、
イエローの印刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹがオンであ
り、コントローラ・ユニット４３からエンジンコントロ
ーラ・ユニット４５にイエローの印刷データＷＤＡＴＡ
Ｙは実データを、マゼンタ、シアン、ブラックの印刷デ
ータＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫは空
データを前記印刷データ転送クロックＷＣＬＫに同期さ
せて送信する。

【００５１】また、期間ｔ２において、イエローの印刷
タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ、及びマゼンタの印刷タイ
ミング信号ＦＳＹＮＣＭがオンであり、コントローラ・
ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５
にイエロー、マゼンタの印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤ
ＡＴＡＭは実データを、シアン、ブラックの印刷データ
ＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫは空データを前記印刷デ
ータ転送クロックＷＣＬＫに同期させて送信する。

【００５２】さらに、期間ｔ３において、イエローの印
刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ、マゼンタの印刷タイミ
ング信号ＦＳＹＮＣＭ、及びシアンの印刷タイミング信
号ＦＳＹＮＣＣがオンであり、コントローラ・ユニット
４３からエンジンコントローラ・ユニット４５にイエロ
ー、マゼンタ、シアンの印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤ
ＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣは実データを、ブラックの印刷
データＷＤＡＴＡＢＫは空データを前記印刷データ転送
クロックＷＣＬＫに同期させて送信する。

【００５３】そして、期間ｔ４において、イエローの印
刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＹ、マゼンタの印刷タイミ
ング信号ＦＳＹＮＣＭ、シアンの印刷タイミング信号Ｆ
ＳＹＮＣＣ、及びブラックの印刷タイミング信号ＦＳＹ
ＮＣＢＫがオンであり、コントローラ・ユニット４３か
らエンジンコントローラ・ユニット４５にイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＹ、
ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫは実デー
タを前記印刷データ転送クロックＷＣＬＫに同期させて
送信する。

【００５４】また、期間ｔ５において、マゼンタの印刷
タイミング信号ＦＳＹＮＣＭ、シアンの印刷タイミング
信号ＦＳＹＮＣＣ、及びブラックの印刷タイミング信号
ＦＳＹＮＣＢＫがオンであり、コントローラ・ユニット
４３からエンジンコントローラ・ユニット４５にマゼン
タ、シアン、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＭ、ＷＤ
ＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫは実データを、イエローの印
刷データＷＤＡＴＡＹは空データを前記印刷データ転送
クロックＷＣＬＫに同期させて送信する。

【００５５】さらに、期間ｔ６において、シアンの印刷
タイミング信号ＦＳＹＮＣＣ、及びブラックの印刷タイ
ミング信号ＦＳＹＮＣＢＫがオンであり、コントローラ
・ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４
５にシアン、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＣ、ＷＤ
ＡＴＡＢＫは実データを、イエロー、マゼンタの印刷デ
ータＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭは空データを前記印刷
データ転送クロックＷＣＬＫに同期させて送信する。

【００５６】そして、期間ｔ７において、ブラックの印
刷タイミング信号ＦＳＹＮＣＢＫがオンであり、コント
ローラ・ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニ
ット４５にブラックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫは実デ
ータを、イエロー、マゼンタ、シアンの印刷データＷＤ
ＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣは空データを前
記印刷データ転送クロックＷＣＬＫに同期させて送信す
る。

【００５７】また、ブラックの印刷タイミング信号ＦＳ
ＹＮＣＢＫがオフになると、４色の印刷データＷＤＡＴ
ＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫの
送信が終了し、感光体ドラム１１による転写、及び、定
着ローラ２１による定着が行われ、カラー印刷が行われ
た記録媒体１８は排出される。

【００５８】次に、モノクロ印刷時における画像形成信
号の送信方法について説明する。

【００５９】図９は本発明の第１の実施の形態における
モノクロ印刷時の画像形成信号のタイムチャートであ
る。

【００６０】図に示されるように、単色印刷、すなわ
ち、モノクロ印刷時においては、ブラックの印刷データ
ＷＤＡＴＡＢＫだけがコントローラ・ユニット４３から
エンジンコントローラ・ユニット４５に印刷データ転送
クロックＷＣＬＫに同期させて送信される。

【００６１】そして、印刷が開始されると信号ＰＲＤＹ
がオンになり、コントローラ・ユニット４３において印
刷準備が完了すると印刷開始信号ＰＲＩＮＴがオンにな
る。これにより、印刷データＷＤＡＴＡＢＫが印刷デー
タ転送クロックＷＣＬＫに同期してコントローラ・ユニ
ット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５に送
信される。また、ブラックの印刷タイミング信号ＦＳＹ
ＮＣＢＫがオフになると、ブラックの印刷データＷＤＡ
ＴＡＢＫの送信が終了し、感光体ドラム１１による転
写、及び、定着ローラ２１による定着が行われた後、モ
ノクロ印刷が行われた記録媒体１８は排出される。

【００６２】なお、モノクロ印刷時には、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡ
Ｍ、ＷＤＡＴＡＣは送信されないので、モノクロ印刷は
カラー印刷と比較してデータ送信時間が短縮される。

【００６３】次に、カラー印刷とモノクロ印刷とが混在
する場合の連続印刷動作について説明する。

【００６４】図１０は本発明の第１の実施の形態におけ
るカラー印刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動
作を示すフローチャートである。

【００６５】まず、カラー印刷のページとモノクロ印刷
のページとが混在する連続印刷を開始する。そして、信
号ＣＨＡＮＧＥによって印刷ページモードの判断を行
い、処理を行う。例えば、信号ＣＨＡＮＧＥが１である
時は、印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１をエンジンコ
ントローラ・ユニット４５からコントローラ・ユニット
４３に送信する。なお、印刷データ転送クロックＷＣＬ
Ｋ１はモノクロ印刷の搬送速度に足り得る周波数であ
る。そして、コントローラ・ユニット４３からエンジン
コントローラ・ユニット４５にモノクロ印刷データの送
信を行う。

【００６６】また、信号ＣＨＡＮＧＥが０である時は、
印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２をエンジンコントロ
ーラ・ユニット４５からコントローラ・ユニット４３に
送信する。なお、印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２は
カラー印刷の搬送速度に足り得る周波数である。そし
て、コントローラ・ユニット４３からエンジンコントロ
ーラ・ユニット４５にカラー印刷データの送信を行う。

【００６７】次に、フローチャートについて説明する。 ステップＳ１ 連続印刷を開始する。 ステップＳ２ 印刷データがあるか否かを判断する。印
刷データがある場合はステップＳ４に進み、印刷データ
がない場合はステップＳ３に進む。 ステップＳ３ 連続印刷を終了する。 ステップＳ４ 信号ＣＨＡＮＧＥが１であるか否かを判
断する。１である場合はステップＳ５に進み、０である
場合はステップＳ７に進む。 ステップＳ５ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１をエ
ンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ・
ユニット４３に送信する。 ステップＳ６ ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫを
ＬＥＤヘッド１３ＢＫに送信し、ステップＳ１に戻る。 ステップＳ７ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２をエ
ンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ・
ユニット４３に送信する。 ステップＳ８ イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡ
Ｃ、ＷＤＡＴＡＢＫをＬＥＤヘッド１３Ｙ、１３Ｍ、１
３Ｃ、１３ＢＫに送信し、ステップＳ１に戻る。

【００６８】次に、カラー印刷とモノクロ印刷とが混在
する場合のカラー画像形成装置の動作について説明す
る。この場合、１ページ目にカラー印刷を、２ページ目
にモノクロ印刷を行う時の動作について説明する。

【００６９】まず、比較のために、従来のカラー画像形
成装置の動作について説明する。

【００７０】図１１は従来のカラー画像形成装置におけ
る記録媒体の搬送状態を示す第１の図、図１２は従来の
カラー画像形成装置における記録媒体の搬送状態を示す
第２の図、図１３は従来のカラー画像形成装置における
記録媒体の搬送状態を示す第３の図、図１４は従来のカ
ラー画像形成装置におけるタイムチャートである。

【００７１】まず、タイミングＴ１においては、図１１
（ａ）に示されるように、印刷起動によって記録媒体収
容箱から記録媒体１８を１枚繰り出して記録媒体１８の
搬送を開始し、記録媒体１８は記録媒体搬送ローラ１９
と記録媒体搬送バックアップローラ２０とに挟まれて搬
送される。

【００７２】続いて、タイミングＴ２においては、図１
１（ｂ）に示されるように、エンジンコントローラ・ユ
ニット４５からコントローラ・ユニット４３に印刷デー
タ転送クロックＷＣＬＫ２を送信し、コントローラ・ユ
ニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５に
印刷データＷＤＡＴＡを送信する。その後、所定のタイ
ミング、すなわち、画像形成部に記録媒体１８が到達す
る前に、イエローのＬＥＤヘッド１３Ｙにイエローの印
刷データＷＤＡＴＡＹをイエローの露光クロックＣＬＫ
Ｙに同期させて送信する。

【００７３】次に、タイミングＴ３においては、図１１
（ｃ）に示されるように、記録媒体１８の先端がイエロ
ーの画像形成部に到達し、感光体ドラム１１Ｙの表面に
形成されたイエローのトナー像を記録媒体１８に転写す
る。また、所定のタイミングでマゼンタのＬＥＤヘッド
１３Ｍにマゼンタの印刷データＷＤＡＴＡＹをマゼンタ
の露光クロックＣＬＫＭに同期させて転送する。

【００７４】そして、タイミングＴ４においては、記録
媒体１８の先端がマゼンタの画像形成部に到達し、感光
体ドラム１１Ｍの表面に形成されたマゼンタのトナー像
を記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミングで
シアンのＬＥＤヘッド１３Ｃにシアンの印刷データＷＤ
ＡＴＡＣをシアンの露光クロックＣＬＫＣに同期させて
送信する。

【００７５】続いて、タイミングＴ５においては、記録
媒体１８の先端がシアンの画像形成部に到達し、感光体
ドラム１１Ｃの表面に形成されたシアンのトナー像を記
録媒体１８に転写する。また、所定のタイミングでブラ
ックのＬＥＤヘッド１３ＢＫにブラックの印刷データＷ
ＤＡＴＡＢＫをブラックの露光クロックＣＬＫＢＫに同
期させて送信する。

【００７６】次に、タイミングＴ６においては、図１１
（ｄ）に示されるように、記録媒体１８の先端がブラッ
クの画像形成部に到達し、感光体ドラム１１ＢＫの表面
に形成されたブラックのトナー像を記録媒体１８に転写
する。

【００７７】そして、タイミングＴ７においては、図１
２（ａ）に示されるように、記録媒体１８の後端がイエ
ローの画像形成部を通過し、イエローのトナー像の転写
が終了する。また、記録媒体１８の後端がイエローの画
像形成部を通過する所定のタイミングの前にイエローの
露光クロックＣＬＫＹが停止され、イエローのＬＥＤヘ
ッド１３Ｙへの印刷データＷＤＡＴＡＹの送信が終了す
る。

【００７８】続いて、タイミングＴ８においては、記録
媒体１８の後端がマゼンタの画像形成部を通過し、マゼ
ンタのトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１８
の後端がマゼンタの画像形成部を通過する所定のタイミ
ングの前にマゼンタの露光クロックＣＬＫＭが停止さ
れ、マゼンタのＬＥＤヘッド１３Ｍへの印刷データＷＤ
ＡＴＡＭの送信が終了する。

【００７９】次に、タイミングＴ９においては、記録媒
体１８の後端がシアンの画像形成部を通過し、シアンの
トナー像の転写が終了する。また、記録媒体１８の後端
がシアンの画像形成部を通過する所定のタイミングの前
にシアンの露光クロックＣＬＫＣが停止され、シアンの
ＬＥＤヘッド１３Ｃへの印刷データＷＤＡＴＡＣの送信
が終了する。

【００８０】そして、タイミングＴ１０においては、図
１２（ｂ）に示されるように、記録媒体１８の後端がブ
ラックの画像形成部を通過し、ブラックのトナー像の転
写が終了する。また、記録媒体１８の後端がブラックの
画像形成部を通過する所定のタイミングの前にブラック
の露光クロックＣＬＫＢＫが停止され、ブラックのＬＥ
Ｄヘッド１３ＢＫへの印刷データＷＤＡＴＡＢＫの送信
が終了する。

【００８１】続いて、タイミングＴ１１においては、図
１２（ｃ）に示されるように、記録媒体１８の後端が定
着部を通過すると、搬送ベルト１８による１ページ目の
記録媒体１８の搬送が終了する。この時、２ページ目の
記録媒体１８の搬送が開始される。なお、記録媒体１８
の搬送速度はカラー印刷時の搬送速度よりも高くする。
また、記録媒体１８の後端が定着部を通過した時、定着
部の目標温度をモノクロ定着用の温度に高くし、しか
も、定着部の回転速度を記録媒体１８の搬送速度と同様
に高くする。

【００８２】次に、タイミングＴ１２においては、記録
媒体１８の先端がイエローの画像形成部を通過し、タイ
ミングＴ１３においては、記録媒体１８の先端がマゼン
タの画像形成部を通過し、タイミングＴ１４において
は、記録媒体１８の先端がシアンの画像形成部を通過す
る。

【００８３】そして、タイミングＴ１５においては、図
１３（ａ）に示されるように、記録媒体１８の先端がブ
ラックの画像形成部に到達し、感光体ドラム１１ＢＫの
表面に形成されたブラックのトナー像を記録媒体１８に
転写する。この時、ブラックのトナー像が転写される前
にエンジンコントローラ・ユニット４５からコントロー
ラ・ユニット４３に印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１
を送信し、コントローラ・ユニット４３からエンジンコ
ントローラ・ユニット４５に印刷データＷＤＡＴＡが送
信される。そして、所定のタイミング後に、ブラックの
ＬＥＤヘッド１３ＢＫにブラックの印刷データＷＤＡＴ
ＡＢＫがブラックの露光クロックＣＬＫＢＫに同期させ
て送信される。なお、記録媒体１８の搬送速度が高いの
で、印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１はカラー印刷時
の印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２よりも早くする。

【００８４】続いて、タイミングＴ１６においては、記
録媒体１８の後端がイエローの画像形成部を通過し、タ
イミングＴ１７においては、記録媒体１８の後端がマゼ
ンタの画像形成部を通過し、タイミングＴ１８において
は、記録媒体１８の後端がシアンの画像形成部を通過す
る。

【００８５】次に、タイミングＴ１９においては、図１
３（ｂ）に示されるように、記録媒体１８の後端がブラ
ックの画像形成部を通過し、感光体ドラム１１ＢＫの表
面に形成されたブラックのトナー像の転写が終了する。
この時、ブラックのトナー像が転写される前にエンジン
コントローラ・ユニット４５からコントローラ・ユニッ
ト４３への印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１の送信が
停止され、コントローラ・ユニット４３からエンジンコ
ントローラ・ユニット４５への印刷データＷＤＡＴＡが
停止される。そして、所定のタイミング後に、ブラック
のＬＥＤヘッド１３ＢＫへのブラックの印刷データＷＤ
ＡＴＡＢＫの送信が停止される。

【００８６】そして、タイミングＴ２０においては、図
１３（ｃ）に示されるように、記録媒体１８の後端がブ
ラックの画像形成部を通過すると、搬送ベルト１８によ
る２ページ目の記録媒体１８の搬送が終了する。この
時、３ページ目の印刷データがある場合は、３ページ目
の記録媒体１８の搬送が開始され、タイミングＴ１から
の動作と同様に印刷が開始される。なお、３ページ目の
印刷データがカラーの印刷データである場合は、記録媒
体１８の搬送速度を低くするとともに、定着部の回転速
度も低くする。そして、定着部の目標温度をカラー印刷
時の目標温度として制御する。

【００８７】以上のような従来のカラー画像形成装置の
動作においては、１ページ目の記録媒体の搬送動作がほ
ぼ終了した時点（タイミングＴ１１）で２ページ目の記
録媒体の搬送動作が開始されるので、１ページ目の記録
媒体への印刷が終了してから２ページ目の記録媒体への
印刷が開始されるまでの時間が長いことが、図１４に記
載されているタイミングチャートからも明らかである。

【００８８】次に、本発明の第１の実施の形態における
カラー画像形成装置の動作について説明する。

【００８９】図１は本発明の第１の実施の形態における
タイムチャート、図１５は本発明の第１の実施の形態に
おける記録媒体の搬送状態を示す第１の図、図１６は本
発明の第１の実施の形態における記録媒体の搬送状態を
示す第２の図、図１７は本発明の第１の実施の形態にお
ける記録媒体の搬送状態を示す第３の図である。

【００９０】まず、タイミングＴ２１においては、図１
５（ａ）に示されるように、印刷起動によって記録媒体
収容箱から記録媒体１８を１枚繰り出して記録媒体１８
の搬送を開始し、記録媒体１８は記録媒体搬送ローラ１
９と記録媒体搬送バックアップローラ２０とに挟まれて
搬送される。

【００９１】続いて、タイミングＴ２２においては、図
１５（ｂ）に示されるように、エンジンコントローラ・
ユニット４５からコントローラ・ユニット４３に印刷デ
ータ転送クロックＷＣＬＫ２を送信し、コントローラ・
ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５
に印刷データＷＤＡＴＡを送信する。その後、所定のタ
イミング、すなわち、画像形成部に記録媒体１８が到達
する前に、イエローのＬＥＤヘッド１３Ｙにイエローの
印刷データＷＤＡＴＡＹをイエローの露光クロックＣＬ
ＫＹに同期させて送信する。

【００９２】次に、タイミングＴ２３においては、図１
５（ｃ）に示されるように、記録媒体１８の先端がイエ
ローの画像形成部に到達し、感光体ドラム１１Ｙの表面
に形成されたイエローのトナー像を記録媒体１８に転写
する。また、所定のタイミングでマゼンタのＬＥＤヘッ
ド１３Ｍにマゼンタの印刷データＷＤＡＴＡＹをマゼン
タの露光クロックＣＬＫＭに同期させて送信する。

【００９３】そして、タイミングＴ２４においては、記
録媒体１８の先端がマゼンタの画像形成部に到達し、感
光体ドラム１１Ｍの表面に形成されたマゼンタのトナー
像を記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミング
でシアンのＬＥＤヘッド１３Ｃにシアンの印刷データＷ
ＤＡＴＡＣをシアンの露光クロックＣＬＫＣに同期させ
て送信する。

【００９４】続いて、タイミングＴ２５においては、記
録媒体１８の先端がシアンの画像形成部に到達し、感光
体ドラム１１Ｃの表面に形成されたシアンのトナー像を
記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミングでブ
ラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫにブラックの印刷データ
ＷＤＡＴＡＢＫをブラックの露光クロックＣＬＫＢＫに
同期させて送信する。

【００９５】次に、タイミングＴ２６においては、図１
５（ｄ）に示されるように、記録媒体１８の先端がブラ
ックの画像形成部に到達し、感光体ドラム１１ＢＫの表
面に形成されたブラックのトナー像を記録媒体１８に転
写する。

【００９６】そして、タイミングＴ２７においては、図
１６（ａ）に示されるように、記録媒体１８の後端がイ
エローの画像形成部を通過し、イエローのトナー像の転
写が終了する。また、記録媒体１８の後端がイエローの
画像形成部を通過する所定のタイミングの前にイエロー
の露光クロックＣＬＫＹが停止され、イエローのＬＥＤ
ヘッド１３Ｙへの印刷データＷＤＡＴＡＹの送信が終了
する。

【００９７】続いて、タイミングＴ２８においては、図
１６（ｂ）に示されるように、記録媒体１８の後端がマ
ゼンタの画像形成部を通過し、マゼンタのトナー像の転
写が終了する。また、記録媒体１８の後端がマゼンタの
画像形成部を通過する所定のタイミングの前にマゼンタ
の露光クロックＣＬＫＭが停止され、マゼンタのＬＥＤ
ヘッド１３Ｍへの印刷データＷＤＡＴＡＭの送信が終了
する。そして、２ページ目の印刷データＷＤＡＴＡがあ
る場合には、２ページ目の記録媒体１８の搬送を開始す
る。この時、記録媒体１８の搬送速度は変更されずに、
カラー印刷時の搬送速度のままとする。

【００９８】次に、タイミングＴ２９においては、記録
媒体１８の後端がシアンの画像形成部を通過し、シアン
のトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１８の後
端がシアンの画像形成部を通過する所定のタイミングの
前にシアンの露光クロックＣＬＫＣが停止され、シアン
のＬＥＤヘッド１３Ｃへの印刷データＷＤＡＴＡＣの転
送が終了する。また、２ページ目の記録媒体１８の先端
がマゼンタの画像形成部を通過する。

【００９９】そして、タイミングＴ３０においては、記
録媒体１８の後端がブラックの画像形成部を通過し、ブ
ラックのトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１
８の後端がブラックの画像形成部を通過する所定のタイ
ミングの前にブラックの露光クロックＣＬＫＢＫが停止
され、ブラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫへの印刷データ
ＷＤＡＴＡＢＫの転送が終了する。また、２ページ目の
記録媒体１８の先端がシアンの画像形成部を通過する。

【０１００】続いて、タイミングＴ３１においては、記
録媒体１８の後端が定着部を通過すると、搬送ベルト１
８による１ページ目の記録媒体１８の搬送が終了する。
また、記録媒体１８の後端が定着部を通過した時、定着
部の定着温度をモノクロ印刷用に目標温度を高くして一
定温度になるように制御する。この時、定着部の回転速
度をモノクロ定着用の回転速度に上げる。

【０１０１】また、図１６（ｃ）に示されるように、２
ページ目の記録媒体１８の先端はブラックの画像形成部
の所定のタイミングの前に位置している。そして、２ペ
ージ目の記録媒体１８の搬送速度を高くするとともに、
ブラックの画像形成部の回転速度を記録媒体１８の搬送
に同期させて回転速度を高くする。また、ブラックの露
光クロックＣＬＫＢＫの周期を早くしてブラックのＬＥ
Ｄヘッド１３ＢＫに印刷データＷＤＡＴＡＢＫを転送
し、感光体ドラム１１ＢＫの表面の露光を開始するが、
その前にエンジンコントローラ・ユニット４５からコン
トローラ・ユニット４３に印刷データ転送クロックＷＣ
ＬＫ１を送信し、コントローラ・ユニット４３からエン
ジンコントローラ・ユニット４５への印刷データＷＤＡ
ＴＡの送信を開始する。

【０１０２】次に、タイミングＴ３２においては、図１
７（ａ）に示されるように、記録媒体１８の先端がブラ
ックの画像形成部に到達し、感光体ドラム１１ＢＫの表
面に形成されたブラックのトナー像を記録媒体１８に転
写する。以降、記録媒体１８の後端がブラックの画像形
成部を通過するまで転写が繰り返される。

【０１０３】そして、タイミングＴ３３においては、図
１７（ｂ）に示されるように、記録媒体１８の後端がブ
ラックの画像形成部に到達し、感光体ドラム１１ＢＫに
形成されたブラックのトナー像の記録媒体１８への転写
が終了する。この時、ブラックのトナー像が転写される
前にエンジンコントローラ・ユニット４５からコントロ
ーラ・ユニット４３への印刷データ転送クロックＷＣＬ
Ｋ１の送信が停止される。そして、所定のタイミングの
後にブラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫへのブラックの印
刷データＷＤＡＴＡＢＫの転送が停止される。

【０１０４】そして、タイミングＴ３４においては、図
１７（ｃ）に示されるように、記録媒体１８の後端がブ
ラックの画像形成部を通過すると、搬送ベルト１８によ
る２ページ目の記録媒体１８の搬送が終了する。この
時、３ページ目にカラー印刷データがある場合は、記録
媒体１８の搬送速度をカラー印刷時の搬送速度にし、３
ページ目の記録媒体１８の搬送が開始される。また、定
着部の目標温度をカラー印刷時の目標温度に下げ、回転
速度もカラー印刷時の回転速度に下げる。

【０１０５】以上のような本発明の第１の実施の形態に
おけるカラー画像形成装置の動作では、１ページ目の記
録媒体の搬送動作中に（タイミングＴ２８）で２ページ
目の記録媒体の搬送動作が開始され、１ページ目の記録
媒体への印刷が終了した時点で、搬送速度を高くして、
２ページ目の記録媒体への印刷が開始するので、１ペー
ジ目の記録媒体への印刷が終了してから２ページ目の記
録媒体への印刷が開始されるまでの時間が短くなること
が、図１に記載されているタイミングチャートからも明
らかである。特に、図１４に記載されている従来のカラ
ー画像形成装置の動作を示すタイミングチャートと比較
すると、より明瞭に理解することができる。

【０１０６】このように、本実施の形態においては、複
色印刷、すなわち、カラー印刷のページと単色印刷、す
なわち、モノクロ印刷のページとが混在する連続印刷に
おいてカラー印刷からモノクロ印刷へ切り替える場合、
カラー印刷時とモノクロ印刷時との切替えを認識し、複
色印刷の最終ページの記録媒体の搬送動作中にモノクロ
印刷の第１ページの記録媒体の搬送動作が開始され、カ
ラー印刷の最終ページの記録媒体への印刷が終了した時
点で、搬送速度を高くして、モノクロ印刷の第１ページ
の記録媒体への印刷が開始するようになっている。

【０１０７】したがって、カラー印刷の最終ページの記
録媒体への印刷が終了してからモノクロ印刷の第１ペー
ジの記録媒体への印刷が開始されるまでの時間を短くす
ることができ、記録媒体１８の搬送を停止することなく
印刷を行うことができる。そのため、カラー印刷のペー
ジとモノクロ印刷のページとが混在する連続印刷におい
ても、スループットを向上させることができる。

【０１０８】なお、第１の実施の形態においては、カラ
ー印刷からモノクロ印刷で説明したが、モノクロ印刷か
らカラー印刷へ切り替える場合も同様に搬送速度を変え
ることにより記録媒体１８の搬送を停止することなく連
続印刷することができる。

【０１０９】次に、本発明の第２の実施の形態について
説明する。なお、前記第１の実施の形態と同じ構造を有
するもの及び同じ動作については、その説明を省略す
る。

【０１１０】まず、モノクロ印刷ページとカラー印刷ペ
ージとが混在する場合において、モノクロ印刷からカラ
ー印刷に切り替わる際の画像形成信号の送信方法につい
て説明する。

【０１１１】図１８は本発明の第２の実施の形態におけ
るモノクロ印刷からカラー印刷に切り替わる際のカラー
印刷時の画像形成信号のタイムチャートである。

【０１１２】図に示されるように、期間ｔ１１において
は、モノクロ印刷ページを行い、モノクロ印刷のブラッ
クの印刷データＷＤＡＴＡＢＫを送信する。この時、印
刷データ転送クロックＷＣＬＫは印刷データＷＤＡＴＡ
ＢＫを送信するのに十分な周波数である印刷データ転送
クロックＷＣＬＫ１である。

【０１１３】次に、期間ｔ１２においては、カラー印刷
を行い、カラー印刷のイエローの印刷データＷＤＡＴＡ
Ｙ、及びモノクロ印刷のブラックの印刷データＷＤＡＴ
ＡＢＫを送信する。この時、印刷データ転送クロックＷ
ＣＬＫは印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＢＫを送
信するのに十分な周波数である印刷データ転送クロック
ＷＣＬＫ２である。

【０１１４】また、期間ｔ１３においては、イエロー、
マゼンタ、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡ
ＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＢＫを送信する。この時、印刷デー
タ転送クロックＷＣＬＫは印刷データＷＤＡＴＡＹ、Ｗ
ＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＢＫを送信するのに十分な周波
数である印刷データ転送クロックＷＣＬＫ３である。

【０１１５】次に、期間ｔ１４においては、カラー印刷
で使用するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの印
刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣ、
ＷＤＡＴＡＢＫを送信する。この時、印刷データ転送ク
ロックＷＣＬＫは印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡ
Ｍ、ＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫを転送するのに十分
な周波数である印刷データ転送クロックＷＣＬＫ４であ
る。ここで、印刷データ転送クロックＷＣＬＫは、ＷＣ
ＬＫ１＞ＷＣＬＫ２＞ＷＣＬＫ３＞ＷＣＬＫ４の関係が
成立する。

【０１１６】次に、カラー印刷とモノクロ印刷とが混在
する連続印刷の動作について説明する。

【０１１７】図１９は本発明の第２の実施の形態におけ
るカラー印刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動
作を示す第１のフローチャート、図２０は本発明の第２
の実施の形態におけるカラー印刷とモノクロ印刷とが混
在する連続印刷の動作を示す第２のフローチャートであ
る。

【０１１８】まず、カラー印刷のページとモノクロ印刷
のページとが混在する連続印刷を開始する。そして、信
号ＣＨＡＮＧＥによって印刷ページモードの判断を行
い、処理を行う。例えば、信号ＣＨＡＮＧＥが１である
時は、印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１をエンジンコ
ントローラ・ユニット４５からコントローラ・ユニット
４３に送信する。なお、印刷データ転送クロックＷＣＬ
Ｋ１はモノクロ印刷の搬送速度に足り得る周波数であ
る。そして、コントローラ・ユニット４３からエンジン
コントローラ・ユニット４５にモノクロ印刷データの送
信を行う。

【０１１９】また、信号ＣＨＡＮＧＥが０であり、イエ
ローの印刷データＷＤＡＴＡＹの転写が開始される場合
は、印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２をエンジンコン
トローラ・ユニット４５からコントローラ・ユニット４
３に送信する。なお、印刷データ転送クロックＷＣＬＫ
２は、印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＢＫを送信
することができる周波数である。そして、コントローラ
・ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４
５に印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＢＫを送信す
る。

【０１２０】次に、マゼンタの印刷データＷＤＡＴＡＭ
の転写が開始される場合は、印刷データ転送クロックＷ
ＣＬＫ３をエンジンコントローラ・ユニット４５からコ
ントローラ・ユニット４３に送信する。なお、印刷デー
タ転送クロックＷＣＬＫ３は、印刷データＷＤＡＴＡ
Ｙ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＢＫを送信することがで
きる周波数である。そして、コントローラ・ユニット４
３からエンジンコントローラ・ユニット４５に印刷デー
タＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＢＫを送信
する。

【０１２１】次に、シアンの印刷データＷＤＡＴＡＣの
転写が開始される場合は、印刷データ転送クロックＷＣ
ＬＫ４をエンジンコントローラ・ユニット４５からコン
トローラ・ユニット４３に送信する。なお、印刷データ
転送クロックＷＣＬＫ４は、印刷データＷＤＡＴＡＹ、
ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫを送信す
ることができる周波数である。そして、コントローラ・
ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５
に印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡ
Ｃ、ＷＤＡＴＡＢＫを送信する。

【０１２２】次に、フローチャートについて説明する。 ステップＳ１１ 連続印刷を開始する。 ステップＳ１２ 印刷データがあるか否かを判断する。
印刷データがある場合はステップＳ１４に進み、印刷デ
ータがない場合はステップＳ１３に進む。 ステップＳ１３ 連続印刷を終了する。 ステップＳ１４ 信号ＣＨＡＮＧＥが１であるか否かを
判断する。１である場合はステップＳ１５に、０である
場合はステップＳ１７に進む。 ステップＳ１５ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ１６ ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫ
をＬＥＤヘッド１３ＢＫに送信し、ステップＳ１１に戻
る。 ステップＳ１７ イエローの転写が開始されるのを待機
する。開始された場合はステップＳ１８に進む。 ステップＳ１８ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ１９ イエロー、ブラックの印刷データＷＤ
ＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＢＫをＬＥＤヘッド１３Ｙ、１３
ＢＫに送信する。 ステップＳ２０ マゼンタの転写が開始されたか否かを
判断する。開始された場合はステップＳ２１に進み、開
始されていない場合はステップＳ１９に戻る。 ステップＳ２１ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ３を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ２２ イエロー、マゼンタ、ブラックの印刷
データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＢＫを
ＬＥＤヘッド１３Ｙ、１３Ｍ、１３ＢＫに送信する。 ステップＳ２３ シアンの転写が開始されたか否かを判
断する。開始された場合はステップＳ２４に進み、開始
されていない場合はステップＳ２２に戻る。 ステップＳ２４ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ４を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ２５ イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴ
ＡＣ、ＷＤＡＴＡＢＫをＬＥＤヘッド１３Ｙ、１３Ｍ、
１３Ｃ、１３ＢＫに転送し、ステップＳ１１に戻る。

【０１２３】次に、カラー印刷とモノクロ印刷とが混在
する場合のカラー画像形成装置の動作について説明す
る。この場合、１ページ目にカラー印刷を、２ページ目
にモノクロ印刷を、３ページ目にカラー印刷を行う時の
動作について説明する。

【０１２４】図２１は本発明の第２の実施の形態におけ
る記録媒体の搬送状態を示す第１の図、図２２は本発明
の第２の実施の形態における記録媒体の搬送状態を示す
第２の図、図２３は本発明の第２の実施の形態における
タイムチャートである。

【０１２５】まず、タイミングＴ４１においては、印刷
起動によって記録媒体収容箱から記録媒体１８を１枚繰
り出して記録媒体１８の搬送を開始する。

【０１２６】続いて、タイミングＴ４２においては、エ
ンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ・
ユニット４３に印刷データ転送クロックＷＣＬＫ４を送
信し、コントローラ・ユニット４３からエンジンコント
ローラ・ユニット４５に印刷データＷＤＡＴＡを送信す
る。その後、所定のタイミング、すなわち、画像形成部
に記録媒体１８が到達する前に、イエローのＬＥＤヘッ
ド１３Ｙにイエローの印刷データＷＤＡＴＡＹをイエロ
ーの露光クロックＣＬＫＹに同期させて送信する。

【０１２７】次に、タイミングＴ４３においては、記録
媒体１８の先端がイエローの画像形成部に到達し、感光
体ドラム１１Ｙの表面に形成されたイエローのトナー像
を記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミングで
マゼンタのＬＥＤヘッド１３Ｍにマゼンタの印刷データ
ＷＤＡＴＡＹをマゼンタの露光クロックＣＬＫＭに同期
させて送信する。

【０１２８】そして、タイミングＴ４４においては、記
録媒体１８の先端がマゼンタの画像形成部に到達し、感
光体ドラム１１Ｍの表面に形成されたマゼンタのトナー
像を記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミング
でシアンのＬＥＤヘッド１３Ｃにシアンの印刷データＷ
ＤＡＴＡＣをシアンの露光クロックＣＬＫＣに同期させ
て送信する。

【０１２９】続いて、タイミングＴ４５においては、記
録媒体１８の先端がシアンの画像形成部に到達し、感光
体ドラム１１Ｃの表面に形成されたシアンのトナー像を
記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミングでブ
ラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫにブラックの印刷データ
ＷＤＡＴＡＢＫをブラックの露光クロックＣＬＫＢＫに
同期させて送信する。

【０１３０】次に、タイミングＴ４６においては、記録
媒体１８の先端がブラックの画像形成部に到達し、感光
体ドラム１１ＢＫの表面に形成されたブラックのトナー
像を記録媒体１８に転写する。

【０１３１】そして、タイミングＴ４７においては、記
録媒体１８の後端がイエローの画像形成部を通過し、イ
エローのトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１
８の後端がイエローの画像形成部を通過する所定のタイ
ミングの前にイエローの露光クロックＣＬＫＹが停止さ
れ、イエローのＬＥＤヘッド１３Ｙへの印刷データＷＤ
ＡＴＡＹの転送が終了する。

【０１３２】続いて、タイミングＴ４８においては、記
録媒体１８の後端がマゼンタの画像形成部を通過し、マ
ゼンタのトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１
８の後端がマゼンタの画像形成部を通過する所定のタイ
ミングの前にマゼンタの露光クロックＣＬＫＭが停止さ
れ、マゼンタのＬＥＤヘッド１３Ｍへの印刷データＷＤ
ＡＴＡＭの送信が終了する。そして、２ページ目のモノ
クロ印刷の印刷データＷＤＡＴＡがある場合には、２ペ
ージ目の記録媒体１８の搬送を開始する。この時、記録
媒体１８の搬送速度は変更されずに、カラー印刷時の搬
送速度のままとする。

【０１３３】次に、タイミングＴ４９においては、記録
媒体１８の後端がシアンの画像形成部を通過し、シアン
のトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１８の後
端がシアンの画像形成部を通過する所定のタイミングの
前にシアンの露光クロックＣＬＫＣが停止され、シアン
のＬＥＤヘッド１３Ｃへの印刷データＷＤＡＴＡＣの転
送が終了する。また、２ページ目の記録媒体１８の先端
がマゼンタの画像形成部を通過する。

【０１３４】そして、タイミングＴ５０においては、記
録媒体１８の後端がブラックの画像形成部を通過し、ブ
ラックのトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１
８の後端がブラックの画像形成部を通過する所定のタイ
ミングの前にブラックの露光クロックＣＬＫＢＫが停止
され、ブラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫへの印刷データ
ＷＤＡＴＡＢＫの送信が終了する。また、２ページ目の
記録媒体１８の先端がシアンの画像形成部を通過する。

【０１３５】続いて、タイミングＴ５１において、記録
媒体１８の後端が定着部を通過すると、搬送ベルト１８
による１ページ目の記録媒体１８の搬送が終了する。ま
た、記録媒体１８の後端が定着部を通過した時、定着部
の定着温度をモノクロ印刷用に目標温度を高くして一定
温度になるように制御する。この時、定着部の回転速度
をモノクロ定着用の回転速度に上げる。

【０１３６】また、２ページ目の記録媒体１８の先端は
ブラックの画像形成部の所定のタイミングの前に位置し
ている。そして、２ページ目の記録媒体１８の搬送速度
を上げるとともに、ブラックの画像形成部の回転速度を
記録媒体１８の搬送に同期させて回転速度を上げる。ま
た、ブラックの露光クロックＣＬＫＢＫの周期を早くし
てブラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫに印刷データＷＤＡ
ＴＡＢＫを転送し、感光体ドラム１１ＢＫの表面の露光
を開始するが、その前にエンジンコントローラ・ユニッ
ト４５からコントローラ・ユニット４３に印刷データ転
送クロックＷＣＬＫ１を送信し、コントローラ・ユニッ
ト４３からエンジンコントローラ・ユニット４５への印
刷データＷＤＡＴＡの送信を開始する。

【０１３７】次に、タイミングＴ５２においては、記録
媒体１８の先端がブラックの画像形成部に到達し、感光
体ドラム１１ＢＫの表面に形成されたブラックのトナー
像を記録媒体１８に転写する。

【０１３８】そして、タイミングＴ５３においては、図
２１（ａ）に示されるように、記録媒体１８の後端がイ
エローの画像形成部を通過した時、記録媒体１８の搬送
速度をＣに変更し、３ページ目の記録媒体１９の搬送を
開始する。そして、３ページ目の記録媒体１８の先端が
イエローの画像形成部の所定のタイミングの前に到達す
ると、イエローの露光クロックＣＬＫＹに同期させてイ
エローの印刷データＷＤＡＴＡＹをイエローのＬＥＤヘ
ッド１３Ｙに送信する。この時のイエローの露光クロッ
クＣＬＫＹは記録媒体１８の搬送速度Ｃに基づく。ま
た、記録媒体１８の搬送速度の低下に基づいて、ブラッ
クの露光クロックＣＬＫＢＫもイエローの露光クロック
ＣＬＫＹと同様に記録媒体１８の搬送速度Ｃに基づいて
下げられる。

【０１３９】さらに、イエローの印刷データＷＤＡＴＡ
ＹがＬＥＤヘッド１３Ｙに送信される前に、エンジンコ
ントローラ・ユニット４５からコントローラ・ユニット
４３に送信される印刷データ転送クロックＷＣＬＫが印
刷データ転送クロックＷＣＬＫ１から印刷データ転送ク
ロックＷＣＬＫ２に切り替えられ、コントローラ・ユニ
ット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５にイ
エロー、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴ
ＡＢＫが転送される。この時、記録媒体１８に与える単
位面積当たりの熱量が増えるので、定着部の目標温度を
低下させる。この時の定着部の回転速度と目標温度との
関係は、あらかじめ実験等によって求め、回転速度・目
標温度テーブルとしてメモリ上に記憶しておく。

【０１４０】続いて、タイミングＴ５４においては、図
２１（ｂ）に示されるように、３ページ目の記録媒体１
８の先端がイエローの画像形成部に到達すると、感光体
ドラム１１Ｙの表面に形成されたイエローのトナー像を
記録媒体１８に転写する。また、記録媒体１８が更に搬
送され、記録媒体１８の先端がマゼンタの画像形成部の
所定のタイミングの前に到達した時記録媒体１８の搬送
速度をＢに変更し、３ページ目の記録媒体１８を搬送す
る。そして、マゼンタの露光クロックＣＬＫＭに同期さ
せてマゼンタの印刷データＷＤＡＴＡＭをマゼンタのＬ
ＥＤヘッド１３Ｍに送信する。この時のマゼンタの露光
クロックＣＬＫＭは記録媒体１８の搬送速度Ｂに基づ
く。また、記録媒体１８の搬送速度の低下に基づいて、
イエローの露光クロックＣＬＫＹ、ブラックの露光クロ
ックＣＬＫＢＫもマゼンタの露光クロックＣＬＫＭと同
様に記録媒体１８の搬送速度Ｂに基づいて下げられる。

【０１４１】さらに、マゼンタの印刷データＷＤＡＴＡ
ＭがＬＥＤヘッド１３Ｍに転送される前に、エンジンコ
ントローラ・ユニット４５からコントローラ・ユニット
４３に送信される印刷データ転送クロックＷＣＬＫが印
刷データ転送クロックＷＣＬＫ２から印刷データ転送ク
ロックＷＣＬＫ３に切り替えられ、コントローラ・ユニ
ット４３からエンジンコントローラ・ユニット４５にイ
エロー、マゼンタ、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡ
Ｙ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＢＫが送信される。この
時、記録媒体１８の搬送速度に伴って定着部の回転速度
も更に低くする。そして、定着部の回転速度を低くする
と、記録媒体１８に与える単位面積当たりの熱量が増え
るので、定着部の目標温度を更に下げられる。

【０１４２】次に、タイミングＴ５５においては、図２
１（ｃ）に示されるように、３ページ目の記録媒体１８
の先端がマゼンタの画像形成部に到達すると、感光体ド
ラム１１Ｍの表面に形成されたマゼンタのトナー像を記
録媒体１８に転写する。また、記録媒体１８が更に搬送
され、記録媒体１８の先端がシアンの画像形成部の所定
のタイミングの前に到達した時記録媒体１８の搬送速度
をＡに変更し、３ページ目の記録媒体１８を搬送する。
そして、シアンの露光クロックＣＬＫＣに同期させてシ
アンの印刷データＷＤＡＴＡＣをシアンのＬＥＤヘッド
１３Ｃに送信する。この時のシアンの露光クロックＣＬ
ＫＣは記録媒体１８の搬送速度Ａに基づく。また、記録
媒体１８の搬送速度の低下に基づいて、イエローの露光
クロックＣＬＫＹ、マゼンタの露光クロックＣＬＫＭも
シアンの露光クロックＣＬＫＣと同様に記録媒体１８の
搬送速度Ａに基づいて下げられる。

【０１４３】さらに、シアンの印刷データＷＤＡＴＡＣ
がＬＥＤヘッド１３Ｃに送信される前に、エンジンコン
トローラ・ユニット４５からコントローラ・ユニット４
３に送信される印刷データ転送クロックＷＣＬＫが印刷
データ転送クロックＷＣＬＫ３から印刷データ転送クロ
ックＷＣＬＫ４に切り替えられ、コントローラ・ユニッ
ト４３からエンジンコントローラ・ユニット４５にイエ
ロー、マゼンタ、シアンの印刷データＷＤＡＴＡＹ、Ｗ
ＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣが送信される。

【０１４４】そして、２ページ目の記録媒体１８の後端
がブラックの画像形成部の所定のタイミングの前に到達
すると、ブラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫへの印刷デー
タＷＤＡＴＡＢＫの送信が停止され、感光体ドラム１１
ＢＫへの露光が終了する。この時、記録媒体１８の搬送
速度に伴って定着部の回転速度も更に低くしてカラー定
着時の回転速度とする。そして、定着部の回転速度を低
くすると、記録媒体１８に与える単位面積当たりの熱量
が増えるので、定着部の目標温度を更に低下させる。こ
の時の定着部の目標温度は、カラー印刷時の目標温度で
もよいが、トナー層が１層であるので更に低い目標温度
にしてもよい。

【０１４５】続いて、タイミングＴ５６においては、図
２２（ａ）に示されるように、３ページ目の記録媒体１
８の先端がシアンの画像形成部に到達すると、感光体ド
ラム１１Ｃの表面に形成されたシアンのトナー像を記録
媒体１８に送信する。また、記録媒体１８が更に搬送さ
れ、記録媒体１８の先端がブラックの画像形成部の所定
のタイミングの前に到達した時、再び３ページ目のブラ
ックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫがＬＥＤヘッド１３Ｂ
Ｋに送信される。この時、２ページ目の記録媒体１８の
後端が定着部を通過して排出される。

【０１４６】次に、タイミングＴ５７においては、図２
２（ｂ）に示されるように、記録媒体１８の先端がブラ
ックの画像形成部に到達すると、３ページ目のトナー像
を記録媒体１８に転写する。以降の動作は１ページ目の
印刷動作と同様に行われる。ただし、定着部の目標温度
をカラー印刷時の目標温度に下げている場合は、カラー
印刷時の目標温度に下げる。

【０１４７】以上のような本発明の第２の実施の形態に
おけるカラー画像形成装置の動作では、カラー印刷から
モノクロ印刷へ切り替える際に、前記第１の実施の形態
と同様に、１ページ目の記録媒体の搬送動作中に（タイ
ミングＴ４８）で２ページ目の記録媒体の搬送動作が開
始され、１ページ目の記録媒体への印刷が終了した時点
で、搬送速度を高くして、２ページ目の記録媒体への印
刷が開始するので、１ページ目の記録媒体への印刷が終
了してから２ページ目の記録媒体への印刷が開始される
までの時間が短くなることが、図２３に記載されている
タイミングチャートからも明らかである。

【０１４８】また、図２３においては、モノクロ印刷か
らカラー印刷へ切り替える際に、２ページ目の記録媒体
の印刷動作中に（タイミングＴ５３）で３ページ目の記
録媒体の搬送動作が開始され、しかも、搬送速度が１段
階減速され、その直後に３ページ目の記録媒体の印刷動
作が開始されることが明瞭に示される。そして、２ペー
ジ目及び３ページ目の記録媒体の印刷動作を継続しなが
ら（タイミングＴ５４、Ｔ５５）、搬送速度がさらに２
段階減速されることも示されている。

【０１４９】このように、本実施の形態においては、カ
ラー印刷のページとモノクロ印刷のページとが混在する
連続印刷において、カラー印刷からモノクロ印刷へ切り
替える場合、前記第１の実施の形態と同様に、カラー印
刷時とモノクロ印刷時との切替えを認識し、カラー印刷
の最終ページの記録媒体の搬送動作中にモノクロ印刷の
第１ページの記録媒体の搬送動作が開始され、カラー印
刷の最終ページの記録媒体への印刷が終了した時点で、
搬送速度を高くして、モノクロ印刷の第１ページの記録
媒体への印刷が開始するようになっている。また、モノ
クロ印刷からカラー印刷へ切り替える場合、モノクロ印
刷時とカラー印刷時との切替えを認識し、モノクロ印刷
の最終ページの記録媒体の印刷動作中にカラー印刷の第
１ページの記録媒体の搬送及び印刷動作が開始され、し
かも、モノクロ印刷及びカラー印刷を継続しながら、記
録媒の搬送速度を段階的に低くして、カラー印刷用の搬
送速度にまで低下させるようになっている。

【０１５０】したがって、カラー印刷の最終ページの記
録媒体への印刷が終了してからモノクロ印刷の第１ペー
ジの記録媒体への印刷が開始されるまでの時間を短くす
ることができ、記録媒体１８の搬送を停止することなく
印刷を行うことができる。また、モノクロ印刷の最終ペ
ージの記録媒体への印刷が終了するまで待つことなく、
カラー印刷の第１ページの記録媒体への印刷を開始する
ことができ、記録媒体１８の搬送を停止することなく印
刷を行うことができる。そのため、カラー印刷のページ
とモノクロ印刷のページとが混在する連続印刷において
も、スループットを向上させることができる。

【０１５１】また、搬送速度を段階的に低下させるのに
対応させて、感光体ドラム１１の回転速度、ＬＥＤヘッ
ド１３の露光タイミング、加熱定着器の定着ローラ２１
の回転速度、定着ローラ２１の温度等を段階的に低下さ
せるので、モノクロ印刷及びカラー印刷の印刷動作及び
定着動作は適切に行われ、記録媒体に形成された画像の
印刷品質が低下することがない。

【０１５２】次に、本発明の第３の実施の形態について
説明する。なお、前記第１及び第２の実施の形態と同じ
構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を
省略する。

【０１５３】本実施の形態においては、４個のＬＥＤヘ
ッド及び４個のＩＤカートリッジを記録媒体１８の搬送
方向に、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順に
配列させて印刷を行う印刷装置について説明する。

【０１５４】図２４は本発明の第３の実施の形態におけ
るカラー画像記録装置の印刷機構部の概略図である。

【０１５５】本実施の形態におけるカラー画像記録装置
の印刷機構部の構造が前記第１及び第２の実施の形態に
おけるカラー画像記録装置の印刷機構部の構造と相違す
る点は、４個のＬＥＤヘッド及び４個のＩＤカートリッ
ジを記録媒体１８の配列順であり、その他の点は前記第
１及び第２の実施の形態におけるカラー画像記録装置の
印刷機構部と同様である。

【０１５６】次に、記録媒体１８の搬送方向におけるイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの配列を認識する
動作について説明する。

【０１５７】図２５は本発明の第３の実施の形態におけ
るイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの配列を認識
する認識手段のブロック図である。

【０１５８】図において、６１は印刷装置におけるＩＤ
配列検出部、６２はＩＤ配列判別部、６３はＩＤ配列が
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順であること
を記憶している第１の記憶エリア６３ａ、及びＩＤ配列
がブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順であるこ
とを記憶している第２の記憶エリア６３ｂを有するＩＤ
配列記憶部、４３はコントローラ・ユニット、４５はエ
ンジンコントローラ・ユニットである。

【０１５９】次に、前記構成のカラー画像形成装置の動
作について説明する。

【０１６０】この場合、モノクロ印刷ページとカラー印
刷ページとが混在する連続印刷において、カラー印刷か
らモノクロ印刷に、また、モノクロ印刷からカラー印刷
に切り替わる動作について説明する。

【０１６１】図２６は本発明の第３の実施の形態におけ
る画像形成信号のタイムチャートである。

【０１６２】まず、期間ｔ２１においては、ブラック、
イエロー、マゼンタ、シアンの印刷データＷＤＡＴＡＢ
Ｋ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣが送信
される。この時、印刷データ転送クロックＷＣＬＫは、
印刷データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡ
Ｍ、ＷＤＡＴＡＣを送信することができる十分な周波数
を有する印刷データ転送クロックＷＣＬＫ４である。

【０１６３】そして、期間ｔ２２においては、カラー印
刷であり、送信が終了したブラックの印刷データＷＤＡ
ＴＡＢＫを除くイエロー、マゼンタ、シアンの印刷デー
タＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣの印刷デ
ータを送信する。この時、印刷データ転送クロックＷＣ
ＬＫは、印刷データＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤ
ＡＴＡＣを送信することができる十分な周波数を有する
印刷データ転送クロックＷＣＬＫ３である。

【０１６４】続いて、期間ｔ２３においては、カラー印
刷であり、送信が終了したブラック、イエローの印刷デ
ータＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹを除くマゼンタ、シ
アンの印刷データＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣの印刷デ
ータを送信する。この時、印刷データ転送クロックＷＣ
ＬＫは、印刷データＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣを送信
することができる十分な周波数を有する印刷データ転送
クロックＷＣＬＫ２である。

【０１６５】次に、期間ｔ２４においては、カラー印刷
であり、送信が終了したブラック、イエロー、マゼンタ
の印刷データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴ
ＡＭを除くシアンの印刷データＷＤＡＴＡＣの印刷デー
タを送信する。この時、印刷データ転送クロックＷＣＬ
Ｋは、印刷データＷＤＡＴＡＣを送信することができる
十分な周波数を有する印刷データ転送クロックＷＣＬＫ
１である。

【０１６６】そして、期間ｔ２５においては、モノクロ
印刷であり、ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫを送
信する。この時、印刷データ転送クロックＷＣＬＫは、
印刷データＷＤＡＴＡＢＫを送信することができる十分
な周波数を有する印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１で
ある。

【０１６７】続いて、期間ｔ２６においては、カラー印
刷であり、ブラック、イエローの印刷データＷＤＡＴＡ
ＢＫ、ＷＤＡＴＡＹが送信される。この時、印刷データ
転送クロックＷＣＬＫは、印刷データＷＤＡＴＡＢＫ、
ＷＤＡＴＡＹを送信することができる十分な周波数を有
する印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２である。

【０１６８】次に、期間ｔ２７においては、カラー印刷
であり、ブラック、イエロー、マゼンタの印刷データＷ
ＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭの印刷デー
タを送信する。この時、印刷データ転送クロックＷＣＬ
Ｋは、印刷データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤ
ＡＴＡＭを送信することができる十分な周波数を有する
印刷データ転送クロックＷＣＬＫ３である。

【０１６９】そして、期間ｔ２８においては、カラー印
刷であり、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの印
刷データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡ
Ｍ、ＷＤＡＴＡＣが送信される。この時、印刷データ転
送クロックＷＣＬＫは、印刷データＷＤＡＴＡＢＫ、Ｗ
ＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣを送信するこ
とができる十分な周波数を有する印刷データ転送クロッ
クＷＣＬＫ４である。ここで、印刷データ転送クロック
ＷＣＬＫは、ＷＣＬＫ１＞ＷＣＬＫ２＞ＷＣＬＫ３＞Ｗ
ＣＬＫ４の関係が成立する。

【０１７０】次に、前記構成のカラー画像形成装置にお
けるカラー印刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の
動作について説明する。

【０１７１】図２７は本発明の第３の実施の形態におけ
るカラー印刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動
作を示す第１のフローチャート、図２８は本発明の第３
の実施の形態におけるカラー印刷とモノクロ印刷とが混
在する連続印刷の動作を示す第２のフローチャート、図
２９は本発明の第３の実施の形態におけるカラー印刷と
モノクロ印刷とが混在する連続印刷の動作を示す第３の
フローチャートである。

【０１７２】まず、ＩＤ配列検出部６１によって記録媒
体１８の搬送方向におけるＩＤカートリッジの配列順序
を検出し、検出した配列順序からＩＤ配列判別部６２に
よって配列順序の判別を行う。そして、配列順序が記録
媒体１８の搬送方向に対してイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの順序である場合は、カラー印刷ページと
モノクロ印刷ページとが混在する連続印刷を開始し、前
記第１の実施の形態と同様の動作を行う。

【０１７３】また、ＩＤカートリッジの配列順序が記録
媒体１８の搬送方向に対してブラック、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの順序である場合は、カラー印刷ページと
モノクロ印刷ページとが混在する連続印刷を開始し、１
ページ目の印刷を行う。

【０１７４】続いて、信号ＣＨＡＮＧＥによって印刷ペ
ージモードの判断を行い、処理を行う。例えば、信号Ｃ
ＨＡＮＧＥが１である時は、カラー印刷ページからモノ
クロ印刷ページに切り替わったと判断する。そして、カ
ラー印刷ページのイエローの印刷データＷＤＡＴＡＹの
送信が終了すると、印刷データ転送クロックＷＣＬＫを
印刷データ転送クロックＷＣＬＫ３にし、コントローラ
・ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４
５にブラック、マゼンタ、シアンの印刷データＷＤＡＴ
ＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣを送信する。

【０１７５】続いて、カラー印刷ページのマゼンタの印
刷データＷＤＡＴＡＭの送信が終了すると、印刷データ
転送クロックＷＣＬＫを印刷データ転送クロックＷＣＬ
Ｋ２にし、コントローラ・ユニット４３からエンジンコ
ントローラ・ユニット４５にブラック、シアンの印刷デ
ータＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＣを送信する。次に、
カラー印刷ページのシアンの印刷データＷＤＡＴＡＣの
転送が終了すると、印刷データ転送クロックＷＣＬＫを
印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１にし、コントローラ
・ユニット４３からエンジンコントローラ・ユニット４
５にブラックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫを送信する。

【０１７６】また、信号ＣＨＡＮＧＥが０である時は、
モノクロ印刷ページからカラー印刷ページに切り替わっ
たと判断する。そして、カラー印刷ページのイエローの
印刷データＷＤＡＴＡＹの転送を開始すると、印刷デー
タ転送クロックＷＣＬＫを印刷データ転送クロックＷＣ
ＬＫ２にし、コントローラ・ユニット４３からエンジン
コントローラ・ユニット４５にブラック、イエローの印
刷データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹを送信する。

【０１７７】続いて、カラー印刷ページのマゼンタの印
刷データＷＤＡＴＡＭの送信を開始すると、印刷データ
転送クロックＷＣＬＫを印刷データ転送クロックＷＣＬ
Ｋ３にし、コントローラ・ユニット４３からエンジンコ
ントローラ・ユニット４５にブラック、イエロー、マゼ
ンタの印刷データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤ
ＡＴＡＭを送信する。次に、カラー印刷ページのシアン
の印刷データＷＤＡＴＡＣの転送を開始すると、印刷デ
ータ転送クロックＷＣＬＫを印刷データ転送クロックＷ
ＣＬＫ４にし、コントローラ・ユニット４３からエンジ
ンコントローラ・ユニット４５にブラック、イエロー、
マゼンタ、シアンの印刷データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡ
ＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣを送信する。

【０１７８】次に、フローチャートについて説明する。 ステップＳ３１ ＩＤ配列検出部６１によって記録媒体
１８の搬送方向におけるＩＤカートリッジの配列順序を
検出する。 ステップＳ３２ 検出された配列順序からＩＤ配列判別
部６２によって配列順序の判別を行う。配列順序が第１
の記憶エリア６３ａに記憶されている記録媒体１８の搬
送方向に対してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の順序である場合はステップＳ３３に、第２の記憶エリ
ア６３ｂに記憶されているブラック、イエロー、マゼン
タ、シアンの順序である場合はステップＳ３５に進む。 ステップＳ３３ カラー印刷ページとモノクロ印刷ペー
ジとが混在する連続印刷を開始する。 ステップＳ３４ 前記第１の実施の形態と同様の動作を
行う。 ステップＳ３５ カラー印刷ページとモノクロ印刷ペー
ジとが混在する連続印刷を開始する。 ステップＳ３６ １ページ目の印刷を行う。 ステップＳ３７ 信号ＣＨＡＮＧＥが１であるか否かを
判断する。１である場合はステップＳ３８に進み、０で
ある場合はステップＳ４７に進む。 ステップＳ３８ イエローの転写が終了するのを待機す
る。終了した場合はステップＳ３９に進む。 ステップＳ３９ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ３を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ４０ ブラック、マゼンタ、シアンの印刷デ
ータＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣを送
信する。 ステップＳ４１ マゼンタの転写が終了したか否かを判
断する。終了した場合はステップＳ４２に進み、終了し
ていない場合はステップＳ４０に戻る。 ステップＳ４２ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ４３ ブラック、シアンの印刷データＷＤＡ
ＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＣを送信する。 ステップＳ４４ シアンの転写が終了したか否かを判断
する。終了した場合はステップＳ４５に進み、終了して
いない場合はステップＳ４３に戻る。 ステップＳ４５ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ１を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ４６ ブラックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫ
を送信し、ステップＳ３７に戻る。 ステップＳ４７ イエローの転写が開始されるのを待機
する。開始された場合はステップＳ４８に進む。 ステップＳ４８ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ４９ ブラック、イエローの印刷データＷＤ
ＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹを送信する。 ステップＳ５０ マゼンタの転写が開始されたか否かを
判断する。開始された場合はステップＳ５１に進み、開
始されていない場合はステップＳ４９に戻る。 ステップＳ５１ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ３を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ５２ ブラック、イエロー、マゼンタの印刷
データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡＴＡＭを
送信する。 ステップＳ５３ シアンの転写が開始されたか否かを判
断する。開始された場合はステップＳ５４に進み、開始
されていない場合はステップＳ５２に戻る。 ステップＳ５４ 印刷データ転送クロックＷＣＬＫ４を
エンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ
・ユニット４３に送信する。 ステップＳ５５ ブラック、イエロー、マゼンタ、シア
ンの印刷データＷＤＡＴＡＢＫ、ＷＤＡＴＡＹ、ＷＤＡ
ＴＡＭ、ＷＤＡＴＡＣを転送し、ステップＳ３７に戻
る。

【０１７９】次に、カラー印刷とモノクロ印刷とが混在
する場合のカラー画像形成装置の動作について説明す
る。この場合、１ページ目にカラー印刷を、２ページ目
にモノクロ印刷を、３ページ目にカラー印刷行を行う時
の動作について説明する。

【０１８０】図３０は本発明の第３の実施の形態におけ
るタイムチャートである。

【０１８１】まず、タイミングＴ７１においては、印刷
起動によって記録媒体収容箱から記録媒体１８を１枚繰
り出して記録媒体１８の搬送を開始する。

【０１８２】続いて、タイミングＴ７２においては、エ
ンジンコントローラ・ユニット４５からコントローラ・
ユニット４３に印刷データ転送クロックＷＣＬＫ４を送
信し、コントローラ・ユニット４３からエンジンコント
ローラ・ユニット４５に印刷データＷＤＡＴＡを送信す
る。その後、所定のタイミング、すなわち、画像形成部
に記録媒体１８が到達する前に、ブラックのＬＥＤヘッ
ド１３ＢＫにブラックの印刷データＷＤＡＴＡＢＫをブ
ラックの露光クロックＣＬＫＢＫに同期させて送信す
る。

【０１８３】次に、タイミングＴ７３においては、記録
媒体１８の先端がブラックの画像形成部に到達し、感光
体ドラム１１ＢＫの表面に形成されたブラックのトナー
像を記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミング
でイエローのＬＥＤヘッド１３Ｙにイエローの印刷デー
タＷＤＡＴＡＹをイエローの露光クロックＣＬＫＹに同
期させて送信する。

【０１８４】そして、タイミングＴ７４においては、記
録媒体１８の先端がイエローの画像形成部に到達し、感
光体ドラム１１Ｍの表面に形成されたイエローのトナー
像を記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミング
でマゼンタのＬＥＤヘッド１３Ｍにマゼンタの印刷デー
タＷＤＡＴＡＭをマゼンタの露光クロックＣＬＫＣに同
期させて送信する。

【０１８５】続いて、タイミングＴ７５においては、記
録媒体１８の先端がマゼンタの画像形成部に到達し、感
光体ドラム１１Ｍの表面に形成されたマゼンタのトナー
像を記録媒体１８に転写する。また、所定のタイミング
でシアンのＬＥＤヘッド１３Ｃにシアンの印刷データＷ
ＤＡＴＡＣをシアンの露光クロックＣＬＫＣに同期させ
て送信する。

【０１８６】次に、タイミングＴ７６においては、記録
媒体１８の先端がシアンの画像形成部に到達し、感光体
ドラム１１Ｃの表面に形成されたシアンのトナー像を記
録媒体１８に転写する。

【０１８７】そして、タイミングＴ７７においては、記
録媒体１８の後端がブラックの画像形成部を通過し、ブ
ラックのトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１
８の後端がブラックの画像形成部を通過する所定のタイ
ミングの前にブラックの露光クロックＣＬＫＢＫが停止
され、ブラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫへの印刷データ
ＷＤＡＴＡＢＫの転送が終了する。

【０１８８】続いて、タイミングＴ７８においては、記
録媒体１８の後端がイエローの画像形成部を通過し、イ
エローのトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１
８の後端がイエローの画像形成部を通過する所定のタイ
ミングの前にイエローの露光クロックＣＬＫＹが停止さ
れ、イエローのＬＥＤヘッド１３Ｙへの印刷データＷＤ
ＡＴＡＹの送信が終了する。そして、２ページ目のモノ
クロ印刷の印刷データＷＤＡＴＡがある場合には、２ペ
ージ目の記録媒体１８の搬送を開始する。この時、記録
媒体１８の搬送速度は変更されずに、カラー印刷時の搬
送速度のままとする。また、所定のタイミングでブラッ
クのＬＥＤヘッド１３ＢＫにブラックの印刷データＷＤ
ＡＴＡＢＫをブラックの露光クロックＣＬＫＢＫに同期
させて送信し、感光体ドラム１１ＢＫの表面に形成され
たブラックのトナー像を２ページ目の記録媒体１８に転
写する。

【０１８９】次に、タイミングＴ７９においては、記録
媒体１８の後端がマゼンタの画像形成部を通過し、マゼ
ンタのトナー像の転写が終了する。また、記録媒体１８
の後端がマゼンタの画像形成部を通過する所定のタイミ
ングの前にマゼンタの露光クロックＣＬＫＭが停止さ
れ、マゼンタのＬＥＤヘッド１３Ｍへの印刷データＷＤ
ＡＴＡＭの転送が終了する。また、２ページ目の記録媒
体１８の先端がイエローの画像形成部を通過する。

【０１９０】そして、タイミングＴ８０においては、印
刷データ転送クロックＷＣＬＫが印刷データ転送クロッ
クＷＣＬＫ４から印刷データ転送クロックＷＣＬＫ３に
切り替えられ、記録媒体の搬送速度を１段階高くする。
なお、定着部の回転数も１段階高くなり、定着温度も１
段階高くなる。

【０１９１】続いて、タイミングＴ８１においては、１
ページ目の記録媒体１８の後端がシアンの画像形成部を
通過し、シアンのトナー像の転写が終了する。また、２
ページ目の記録媒体１８の先端がシアンの画像形成部を
通過する。

【０１９２】さらに、タイミングＴ８２においては、印
刷データ転送クロックＷＣＬＫが印刷データ転送クロッ
クＷＣＬＫ３から印刷データ転送クロックＷＣＬＫ２に
切り替えられ、記録媒体の搬送速度をもう１段階高くす
る。なお、定着部の回転数も１段階高くなり、定着温度
も１段階高くなる。

【０１９３】そして、タイミングＴ８３において、記録
媒体１８の後端が定着部を通過すると、搬送ベルト１８
による１ページ目の記録媒体１８の搬送が終了する。ま
た、記録媒体１８の後端が定着部を通過した時、定着部
の定着温度をモノクロ印刷用に目標温度を高くして一定
温度になるように制御する。この時、定着部の回転速度
をモノクロ定着用の回転速度に上げる。

【０１９４】次に、タイミングＴ８４においては、２ペ
ージ目の記録媒体１８の後端がブラックの画像形成部を
通過して、ブラックのトナー像の転写が終了する。

【０１９５】そして、タイミングＴ８５においては、記
録媒体１８の搬送速度を１段階低くして、３ページ目の
記録媒体１９の搬送を開始する。そして、３ページ目の
記録媒体１８の先端がブラックの画像形成部の所定のタ
イミングの前に到達すると、ブラックの露光クロックＣ
ＬＫＢＫに同期させてブラックの印刷データＷＤＡＴＡ
ＢＫをブラックのＬＥＤヘッド１３ＢＫに送信する。な
お、定着部の回転数も１段階低くなり、定着温度も１段
階低くなる。

【０１９６】続いて、タイミングＴ８６においては、３
ページ目の記録媒体１８の先端がブラックの画像形成部
に到達すると、感光体ドラム１１ＢＫの表面に形成され
たブラックのトナー像を記録媒体１８に転写する。ま
た、記録媒体１８が更に搬送され、記録媒体１８の先端
がイエローの画像形成部の所定のタイミングの前に到達
した時記録媒体１８の搬送速度をもう１段階低くする。
なお、定着部の回転数も１段階低くなり、定着温度も１
段階低くなる。そして、イエローの露光クロックＣＬＫ
Ｙに同期させてイエローの印刷データＷＤＡＴＡＹをイ
エローのＬＥＤヘッド１３Ｍに送信する。また、記録媒
体１８の搬送速度の低下に基づいて、露光クロックＣＬ
Ｋも低くされる。

【０１９７】次に、タイミングＴ８７においては、３ペ
ージ目の記録媒体１８の先端がイエローの画像形成部に
到達すると、感光体ドラム１１Ｙの表面に形成されたイ
エローのトナー像を記録媒体１８に転写する。また、記
録媒体１８が更に搬送され、記録媒体１８の先端がマゼ
ンタの画像形成部の所定のタイミングの前に到達した時
記録媒体１８の搬送速度をもう１段階低くして、３ペー
ジ目の記録媒体１８を搬送する。そして、露光クロック
ＣＬＫは記録媒体１８の搬送速度に基づいて低くされ、
定着部の回転数も１段階低くなり、定着温度も１段階低
くなる。

【０１９８】続いて、タイミングＴ８８においては、３
ページ目の記録媒体１８の先端がマゼンタの画像形成部
に到達すると、感光体ドラム１１Ｍの表面に形成された
マゼンタのトナー像を記録媒体１８に送信する。また、
記録媒体１８が更に搬送され、記録媒体１８の先端がシ
アンの画像形成部の所定のタイミングの前に到達した
時、再び３ページ目のシアンの印刷データＷＤＡＴＡＣ
がＬＥＤヘッド１３Ｃに送信される。

【０１９９】次に、タイミングＴ８９においては、記録
媒体１８の先端がシアンの画像形成部に到達すると、３
ページ目のトナー像を記録媒体１８に転写する。以降の
動作は１ページ目の印刷動作と同様に行われる。

【０２００】このように、本実施の形態においては、カ
ラー印刷のページとモノクロ印刷のページとが混在する
連続印刷において、カラー印刷からモノクロ印刷へ切り
替える場合、カラー印刷時とモノクロ印刷時との切替え
を認識し、カラー印刷の最終ページの記録媒体の印刷動
作中にモノクロ印刷の第１ページの記録媒体の搬送及び
印刷動作が開始され、しかも、モノクロ印刷及びカラー
印刷を継続しながら、記録媒の搬送速度を段階的に高く
して、カラー印刷用の搬送速度にまで上昇させるように
なっている。また、モノクロ印刷からカラー印刷へ切り
替える場合、前記第２の実施の形態と同様に、モノクロ
印刷時とカラー印刷時との切替えを認識し、モノクロ印
刷の最終ページの記録媒体の印刷動作中にカラー印刷の
第１ページの記録媒体の搬送及び印刷動作が開始され、
しかも、モノクロ印刷及びカラー印刷を継続しながら、
記録媒の搬送速度を段階的に低くして、カラー印刷用の
搬送速度にまで低下させるようになっている。

【０２０１】したがって、カラー印刷の最終ページの記
録媒体への印刷が終了するまで待つことなく、モノクロ
印刷の第１ページの記録媒体への印刷を開始することが
でき、記録媒体１８の搬送を停止することなく印刷を行
うことができる。また、モノクロ印刷の最終ページの記
録媒体への印刷が終了するまで待つことなく、カラー印
刷の第１ページの記録媒体への印刷を開始することがで
き、記録媒体１８の搬送を停止することなく印刷を行う
ことができる。そのため、カラー印刷のページとモノク
ロ印刷のページとが混在する連続印刷においても、スル
ープットを向上させることができる。

【０２０２】また、搬送速度を段階的に上昇又は低下さ
せるのに対応させて、感光体ドラム１１の回転速度、Ｌ
ＥＤヘッド１３の露光タイミング、加熱定着器の定着ロ
ーラ２１の回転速度、定着ローラ２１の温度等を段階的
に上昇又は低下させるので、モノクロ印刷及びカラー印
刷の印刷動作及び定着動作は適切に行われ、記録媒体に
形成された画像の印刷品質が低下することがない。

【０２０３】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。

【０２０４】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、カラー画像形成装置においては、記録媒体を搬送
する搬送手段と、前記記録媒体の搬送経路上における搬
送方向に順次配設され、それぞれ異なる色のトナー画像
を形成する複数の画像形成部とを有し、複色印刷から単
色印刷に切り替える時に、複色印刷される記録媒体の印
刷中に単色印刷される記録媒体の搬送を開始し、該記録
媒体に単色印刷をする前に搬送速度を変化させて、記録
媒体の搬送を停止することなく連続印刷を行う。

【０２０５】この場合、複色印刷と単色印刷とが切り替
わる時であっても、記録媒体の搬送速度を段階的に変化
させることによって、記録媒体の搬送が停止することな
く連続印刷を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態におけるタイムチャ
ートである。

【図２】本発明の第１の実施の形態における画像形成装
置の印刷機構部の１つのＩＤカートリッジの概略図であ
る。

【図３】本発明の第１の実施の形態におけるカラー画像
形成装置の印刷機構部における４個のＩＤカートリッジ
の配列示す概略図である。

【図４】本発明の第１の実施の形態における制御装置の
ブロック図である。

【図５】本発明の第１の実施の形態におけるコントロー
ラ・ユニットとエンジンコントローラ・ユニットとの間
で送受信される信号を示す図である。

【図６】本発明の第１の実施の形態におけるエンジンコ
ントローラ・ユニットの印刷データ転送クロックを生成
する動作を示すブロック図である。

【図７】本発明の第１の実施の形態におけるコントロー
ラ・ユニットとエンジンコントローラ・ユニットとの間
で送受信される画像形成信号のタイムチャートである。

【図８】本発明の第１の実施の形態におけるカラー印刷
時の画像形成信号のタイムチャートである。

【図９】本発明の第１の実施の形態におけるモノクロ印
刷時の画像形成信号のタイムチャートである。

【図１０】本発明の第１の実施の形態におけるカラー印
刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動作を示すフ
ローチャートである。

【図１１】従来のカラー画像形成装置における記録媒体
の搬送状態を示す第１の図である。

【図１２】従来のカラー画像形成装置における記録媒体
の搬送状態を示す第２の図である。

【図１３】従来のカラー画像形成装置における記録媒体
の搬送状態を示す第３の図である。

【図１４】従来のカラー画像形成装置におけるタイムチ
ャートである。

【図１５】本発明の第１の実施の形態における記録媒体
の搬送状態を示す第１の図である。

【図１６】本発明の第１の実施の形態における記録媒体
の搬送状態を示す第２の図である。

【図１７】本発明の第１の実施の形態における記録媒体
の搬送状態を示す第３の図である。

【図１８】本発明の第２の実施の形態におけるモノクロ
印刷からカラー印刷に切り替わる際のカラー印刷時の画
像形成信号のタイムチャートである。

【図１９】本発明の第２の実施の形態におけるカラー印
刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動作を示す第
１のフローチャートである。

【図２０】本発明の第２の実施の形態におけるカラー印
刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動作を示す第
２のフローチャートである。

【図２１】本発明の第２の実施の形態における記録媒体
の搬送状態を示す第１の図である。

【図２２】本発明の第２の実施の形態における記録媒体
の搬送状態を示す第２の図である。

【図２３】本発明の第２の実施の形態におけるタイムチ
ャートである。

【図２４】本発明の第３の実施の形態におけるカラー画
像記録装置の印刷機構部の概略図である。

【図２５】本発明の第３の実施の形態におけるイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの配列を認識する認識
手段のブロック図である。

【図２６】本発明の第３の実施の形態における画像形成
信号のタイムチャートである。

【図２７】本発明の第３の実施の形態におけるカラー印
刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動作を示す第
１のフローチャートである。

【図２８】本発明の第３の実施の形態におけるカラー印
刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動作を示す第
２のフローチャートである。

【図２９】本発明の第３の実施の形態におけるカラー印
刷とモノクロ印刷とが混在する連続印刷の動作を示す第
３のフローチャートである。

【図３０】本発明の第３の実施の形態におけるタイムチ
ャートである。

【符号の説明】

１８ 記録媒体 ４７ カラー画像形成装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 1/29 Ｈ０４Ｎ 1/04 Ｄ Ｆターム(参考） 2H027 ED02 ED17 EE02 EE03 EE04 EF09 EF12 FA28 FA35 FA37 FB02 2H030 AB02 AD05 AD08 AD17 BB02 BB23 BB63 5C072 AA03 BA19 NA01 NA05 NA08 QA14 XA01 5C074 DD24 FF15 GG01 GG15 HH02

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 （ａ）記録媒体を搬送する搬送手段と、
   （ｂ）前記記録媒体の搬送経路上における搬送方向に順
   次配設され、それぞれ異なる色のトナー画像を形成する
   複数の画像形成部とを有し、（ｃ）複色印刷から単色印
   刷に切り替える時に、複色印刷される記録媒体の印刷中
   に単色印刷される記録媒体の搬送を開始し、該記録媒体
   に単色印刷をする前に搬送速度を変化させて、記録媒体
   の搬送を停止することなく連続印刷を行うことを特徴と
   するカラー画像形成装置。
2. 【請求項２】 （ａ）記録媒体を搬送する搬送手段と、
   （ｂ）前記記録媒体の搬送経路上における搬送方向に順
   次配設され、それぞれ異なる色のトナー画像を形成する
   複数の画像形成部とを有し、（ｃ）複色印刷から単色印
   刷に切り替える時に、複色印刷される記録媒体の印刷中
   に単色印刷される記録媒体の搬送を開始し、該記録媒体
   に単色印刷をする前に搬送速度を変化させ、単色印刷か
   ら複色印刷に切り替える時に、単色印刷される記録媒体
   の印刷中に複色印刷される記録媒体の搬送及び印刷を開
   始し、搬送速度を段階的に変化させて、記録媒体の搬送
   を停止することなく連続印刷を行うことを特徴とするカ
   ラー画像形成装置。
3. 【請求項３】 （ａ）記録媒体を搬送する搬送手段と、
   （ｂ）前記記録媒体の搬送経路上における搬送方向に順
   次配設され、それぞれ異なる色のトナー画像を形成する
   複数の画像形成部とを有し、（ｃ）複色印刷から単色印
   刷に切り替える時に、複色印刷される記録媒体の印刷中
   に単色印刷される記録媒体の搬送及び印刷を開始し、搬
   送速度を段階的に変化させ、単色印刷から複色印刷に切
   り替える時に、単色印刷される記録媒体の印刷中に複色
   印刷される記録媒体の搬送及び印刷を開始し、搬送速度
   を段階的に変化させて、記録媒体の搬送を停止すること
   なく連続印刷を行うことを特徴とするカラー画像形成装
   置。
4. 【請求項４】 （ａ）記録媒体を搬送する搬送手段と、
   （ｂ）前記記録媒体の搬送経路上における搬送方向に順
   次配設され、それぞれ異なる色のトナー画像を形成する
   複数の画像形成部とを有し、（ｃ）複色印刷と単色印刷
   とが切り替えられる時に、切替前の記録媒体の印刷中に
   切替後に印刷すべき記録媒体の搬送を開始し、切替後の
   記録媒体への印刷を開始する前に記録媒体搬送速度を変
   化させて連続印刷を行うことを特徴とするカラー画像形
   成装置。