JP2002323516A - プローブ装置 - Google Patents
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Abstract
対応可能なプローブ装置を提供する。 【解決手段】 プリント基板21上に略平板形状のトッ
プクランプ22(取付基部)を設け、トップクランプ2
2に対して、プリント基板21の側方に張り出した状態
でプリント基板21に略平行な一軸まわりに揺動可能に
してマウンティングベース23(支持体)を設ける。ト
ップクランプ22とマウンティングベース23との間
に、マウンティングベース23が先端部を上方に向けて
揺動した際にマウンティングベース23を逆の方向に向
けて付勢する付勢部材32を設ける。コンタクトプロー
ブとして、コンタクトピン44a…が略直線形状をな
し、コンタクトピン44a間の間隔を密にしたコンタク
トプローブ41を用いる。コンタクトプローブ41を、
マウンティングベース23に対して、先端部41aを下
向きにした状態で装着する。
Description
半導体チップやLCD(液晶表示体)等の測定対象物の
微細な電極にコンタクトピンを接触させて回路試験等の
電気的なテストを行うためのプローブ装置(プローブカ
ード)に関する。
設けられるパッド等の電極にコンタクトプローブのコン
タクトピンを押圧接触させ、プリント基板を介してテス
ターに接続させて電気的テストに用いられる。フリップ
チップ等の面配置端子を備えたウェーハ上のICチップ
等の電気的テストに用いられるコンタクトプローブとし
て、例えば特開平11−326373号(特願平10−
135618号)公報に開示されたものがある。このコ
ンタクトプローブ1は、例えば図3に示すように、IC
用プローブとして所定形状に切り出したもので、ポリイ
ミド等の樹脂フィルム層2と銅等の金属フィルム層3と
が積層された二層テープからなるフィルム4の樹脂フィ
ルム層2の表面にNi(ニッケル)またはNi基合金で
形成される複数のパターン配線5…を貼り付けた構造と
なっている。そしてパターン配線5…の先端部はコンタ
クトピン5a…とされている。コンタクトピン5aは平
面視で略フック形状に湾曲形成されている。
チップ等の電気的テストのためにコンタクトプローブ1
をプローブ装置10に装着する場合、図4に示すよう
に、コンタクトプローブ1を、測定対象物であるICチ
ップPの端子電極に対して略垂直となるように複数配設
し、かつそれらのフィルム4の各面間にスペーサ11e
を介して併設する。スペーサ11eは、例えばセラミッ
クス等の非導電性材からなり、コンタクトプローブ1を
支持する支持体としても機能する。フィルム4…の各両
側部に設けた位置決め穴6、6に棒12を挿通させるこ
とで、コンタクトプローブ1の位置決めがなされてい
る。そして図5(a)、(b)に示すようにスペーサ1
1eを介して複数のコンタクトプローブ1…はプリント
基板13に連結されている。これらコンタクトプローブ
1…の各パターン配線5…の基端側に位置する引き出し
配線部5b…はフレキシブル基板(FPC)9…を介し
てプリント基板13の図示しない電極に接続されてい
る。
のコンタクトプローブ1…のコンタクトピン5a…に対
向して配置してICチップをコンタクトピン5a…に押
圧接触させる方向に相対移動させてオーバードライブを
かける。すると各コンタクトピン5a…は略フック状に
湾曲形成されているために先端が弾性変形することでス
クラブしてパッド表面の酸化被膜を削り取ることがで
き、パッドに押圧された状態で接触させることができ
る。
ップ等の半導体素子の高集積化が進み、さらにパッド等
の端子電極の狭ピッチ化が進むと、これに対応してコン
タクトプローブ1のコンタクトピン5a…もさらに狭ピ
ッチ化せざるを得ない。しかし、従来のコンタクトプロ
ーブ1では、コンタクトプローブ1をICチップの端子
電極に対して略垂直に配置した状態でもスクラブを可能
にするために、コンタクトピン5a…を、各コンタクト
ピン5aの配列される面上で湾曲形成しており、このた
めに隣接するコンタクトピン5a…間の間隔は少なくと
も約60μm程度確保する必要があるので、より狭ピッ
チ化された端子電極に対応することが困難となる。ま
た、半導体素子の高集積化に伴って端子電極自体もより
微細化され、その形状も、幅30μm程度、長さ80μ
m程度の略長方形状から、縦横45μm程度とより小型
の略正方形状に変更されている。そして、このように微
細化した端子電極のスクラブ時に、コンタクトピン5a
が端子電極からはみ出したり、端子電極の周囲に設けら
れる絶縁用のパッシベーション膜に接触して破損させる
ことのないよう、コンタクトピン5aによってスクラブ
可能な距離が短くなる点でも端子電極に対応することが
困難となる。
たもので、狭ピッチで設けられた端子電極の検査に対応
可能なプローブ装置を提供することを目的としている。
装置は、プローブ装置本体に、コンタクトピンを有する
コンタクトプローブが組み込まれてなるプローブ装置で
あって、前記コンタクトピンは略直線形状に形成されて
おり、前記プローブ装置本体は、取付基部と、該取付基
部によって一軸まわりに揺動可能にして設けられ、かつ
前記コンタクトプローブがそのコンタクトピンの先端を
前記一軸から離間した位置で揺動方向の一方向側に向け
た状態にして装着される支持体と、該支持体が前記揺動
方向の他の方向に向けて揺動した際にこの揺動方向とは
逆の方向に向けて前記支持体を付勢する付勢手段とを有
していることを特徴としている。
コンタクトプローブが装着される支持体は、取付基部に
対して一軸まわりに揺動可能にして支持されている。コ
ンタクトプローブは、コンタクトピンが略直線形状に形
成されるものであって、このコンタクトプローブは、そ
のコンタクトピンの先端を前記一軸から離間した位置
で、揺動方向の一方向側に向けた状態で支持体に装着さ
れている。このプローブ装置を用いて測定対象物の電気
的テストを行う場合は、従来のプローブ装置と同様、測
定対象物の端子電極をコンタクトプローブのコンタクト
ピンの先端に対向させ、かつコンタクトピンが端子電極
に対して略垂直となるようにして配置する。そして、こ
の状態で測定対象物をコンタクトピンに押圧接触させる
方向に相対移動させてオーバードライブをかける。する
と、支持体はコンタクトプローブごと前記一軸まわりに
揺動方向の他方に向けて揺動するので、これに伴って、
コンタクトピンの先端が端子電極に対してわずかに傾斜
することとなる。また、この状態では、支持体は、付勢
手段によって揺動した方向とは逆の方向に向けて付勢さ
れることとなる。このため、コンタクトピンの先端は端
子電極の表面を横滑りすることとなり、端子電極がスク
ラブされる。
を85°Cから105°C程度の高温に加熱した状況下
で行うことがある。この場合には、プローブ装置も高温
になじませるために予め加熱される(この操作をエイジ
ングという)。しかし、高温の測定対象物にコンタクト
ピンを当接させると、測定対象物から熱を受けてコンタ
クトピンの温度が上昇する。そして、従来のプローブ装
置ではコンタクトプローブは外部に露出されているの
で、測定対象物の検査を終えて次の測定対象物を検査す
るために測定対象物からコンタクトピンを離間させる
と、次の測定対象物に接触させるまでの間にコンタクト
プローブが放熱してコンタクトピンの温度が低下する。
このように、高温の状況下で検査を行う場合には、コン
タクトピンの温度変化が大きく、これに伴う熱変形によ
ってコンタクトピンが伸縮、変形するので、測定対象物
との接触状態を安定させることは困難であった。また、
このようにコンタクトピンの温度変化が大きいため、コ
ンタクトピン自身の電気抵抗も大きく変動することとな
り、電気的テスト自体も安定して行うことが困難であっ
た。そこで、本発明にかかるプローブ装置においては、
コンタクトプローブが装着される支持体によって、コン
タクトプローブのうち、少なくとも先端部を、コンタク
トピンの先端を除いて覆う構成とする。すると、コンタ
クトプローブの少なくとも先端部が支持体によって周囲
を覆われているので、高温の測定対象物と接触して温度
が上昇した後に、コンタクトピンを測定対象物から離間
させても、コンタクトプローブの放熱が抑えられてコン
タクトピンの温度が低下しにくくなる。これに伴い、高
温条件下の検査においてもコンタクトピンが熱変形しに
くくなって、測定対象物の目的の端子電極に対して安定
して接触させることができる。また、コンタクトピンの
温度が低下しにくくなることにより、その電気抵抗の変
動も少なくなるので、電気的テストを安定して行うこと
ができる。
体は、例えば一端を取付基部に対して前記一軸回りに揺
動可能にして設けられる支持体本体と、この支持体本体
の他端に着脱を可能にして取り付けられて、支持体本体
との間に、コンタクトプローブのうち少なくとも先端部
を収容する空間を形成しつつ、該先端部の一部を前記支
持体本体との間に挟み込んで固定するクランプ部材とを
有する構成とされる。この場合、コンタクトプローブの
少なくとも先端部が、支持体本体とクランプ部材との間
に形成された空間内に収容されることとなるので、先端
部からの放熱が抑えられて、高温条件下の検査において
も、コンタクトピンの温度が低下しにくくなる。
及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態にかかる
プローブ装置の要部の構造を示す図であって、(a)は
平面図、(b)は縦断面図、図2は本実施形態にかかる
プローブ装置に用いるコンタクトプローブの形状を示す
平面図である。本実施形態にかかるプローブ装置20
は、特に略正方形の小型パッドを有する測定対象物の電
気的テスト等に用いられるものであって、略平板形状を
なし略水平にして配置されるプリント基板21と、プリ
ント基板21上に装着される略平板形状のトップクラン
プ22(取付基部)と、このトップクランプ22に対し
て、プリント基板21の側方に張り出した状態でプリン
ト基板21に略平行な一軸まわりに揺動可能にして設け
られるマウンティングベース23(支持体)とを有して
いる。
に対して一部を側方に張り出した状態で装着されてい
る。そしてこのプリント基板21から張り出す縁部に
は、一対の軸受24、24が、互いの軸受穴を同心にし
た状態で縁部に沿って互いに離間させて設けられてい
る。この軸受24、24は、それぞれマウンティングベ
ース23の後述する支持軸26の端部を受けて、マウン
ティングベース23を支持軸26まわりに揺動可能にし
て支持するものである。また、トップクランプ22の縁
部のうちこれら軸受24、24間に位置する部分の下面
側には、トップクランプ22に対して揺動可能にして設
けられるマウンティングベース23を受けて、そのプリ
ント基板21の下方側への可動範囲を規制するストッパ
ー25が設けられている。ストッパー25は、トップク
ランプ22の下面から下方に向けて延びる壁部25a
と、この壁部25aに対してトップクランプ22の内方
から縁部に向けて挿通状態に螺着されて縁部側の先端で
マウンティングベース23を受けるボルト25bとを有
している。そして、このボルト25bを操作して軸方向
に移動させて、縁部側の先端の位置を調節することで、
トップクランプ23を受ける位置を調整することができ
るようになっている。
ンプ22側を向く端部にトップクランプ22の縁部に略
平行にして支持軸26が挿通されるベース本体27と、
ベース本体27の他端に着脱を可能にして取り付けられ
て、ベース本体27との間に後述するコンタクトプロー
ブ41を挟みこんで固定するクランプ部材28とを有し
ている。ここで、以降の説明では、ベース本体27にお
いてトップクランプ22側を基端側とし、クランプ部材
28が取り付けられる側を先端側とする。
側が略同一幅に形成され、先端側では先端に向かうにつ
れて漸次幅が狭められてなる略ホームベース形状をなし
ており、また先端面は支持軸26に略平行な平面とされ
て、コンタクトプローブ41の先端部41aの片面を受
ける第一のクランプ面K1とされている。そして、ベー
ス本体27は、その上面の先端側に切り欠きが形成され
ており、これによって第一のクランプ面K1の上端から
基端側に延びる受け面Fが形成されている。さらに、ベ
ース本体27の上面側において受け面Fより基端側に
は、受け面Fから上方に屹立する取付壁29が形成され
ている。そして、取付壁29の基端側から基端近傍まで
の範囲には切り欠きが形成されている。この取付壁29
には、幅方向の両端近傍に、それぞれ基端側から先端側
に向けて取付ボルト30、30が挿通されるようになっ
ており、これら取付ボルト30、30によってクランプ
部材28がベース本体27に螺着されて固定されるよう
になっている。また、ベース本体27は、基端部におい
て上面近傍の位置に支持軸26が挿通されており、これ
によって基端面27aの下部がトップクランプ22のス
トッパー25に対向するようになっている。ここで、マ
ウンティングベース23には、先端部を下方に向けて揺
動する向きに重力が作用する。このため、他の外力が加
わっていない初期状態では、マウンティングベース23
は、ベース本体27の基端面27aをトップクランプ2
2のストッパー25に受けられて、プリント基板21の
側方に張り出した状態で支持されている。
付壁29に向く側から先端側に向かうにつれて幅が狭め
られた略三角形状に形成されている。クランプ部材28
の下面は、ベース本体27の受け面Fに当接される取付
基準面Sとされている。また、クランプ部材28の先端
部下面には、下方に屹立するクランプ壁31が設けられ
ており、このクランプ31において基端側を向く面は、
ベース本体27の第一のクランプ面K1との間にコンタ
クトプローブ41の先端部41aを挟み込んで固定する
第二のクランプ面K2とされている。ここで、取付基準
面Sと第二のクランプ面K2とのなす角度は、ベース本
体27の受け面Fと第一のクランプ面K1とがなす角度
とほぼ同一角度とされており、取付基準面Sを受け面F
に面接触させた状態では、クランプ部材28の第二のク
ランプ面K2がベース本体27の第一のクランプ面K1
に略平行となるようになっている。
31から基端までの長さが、ベース本体27の第一のク
ランプ壁K1から取付壁29までの長さよりも若干短く
設定されている。これにより、取付ボルト30を締めつ
けた際の締め付け力が、第一のクランプ面K1と第二の
クランプ面K2によるコンタクトプローブ41の締め付
け力として作用するようになっている。また、クランプ
部材28には、その基端面において幅方向の両端近傍
に、それぞれ前記取付ボルト30、30が螺着されるボ
ルト穴28a、28aが形成されている。さらに、クラ
ンプ部材28には、その下面においてクランプ壁31の
基端側から基端面のボルト穴28a、28aとの間に位
置する部分にかけて、切り欠き状の凹部28bが形成さ
れている。これにより、クランプ部材28をベース本体
27に取り付けた状態では、ベース本体27とクランプ
部材28との間に空間Tが形成されて、この空間T内に
コンタクトプローブ41が緩やかに曲げられた状態で収
容されるようになっている。ここで、クランプ部材28
の基端面には、凹部28bから上面まで通じる切り欠き
28cが形成されており、これによってクランプ部材2
8とベース本体27の取付壁29との間にコンタクトプ
ローブ41を挿通するための間隙が確保されている。
グベース23との間には、マウンティングベース23が
先端部を上方に向けて揺動した際にマウンティングベー
ス23をこの揺動方向とは逆の方向に向けて付勢する付
勢部材32が設けられている。ここで、本実施の形態で
は、付勢部材32として、トップクランプ22の縁部の
うち軸受24、24間に位置する部分の上面側に一端を
ボルト止め等によって着脱可能にして固定され、他端が
マウンティングベース23の取付壁29の上面に当接さ
せられる板ばねを用いている。本実施形態にかかるプロ
ーブ装置20では、この板ばねを適切なばね定数の板ば
ねと交換することで、マウンティングベース23に加え
る付勢力を調整することができるようになっている。上
記したプリント基板21、トップクランプ22、マウン
ティングベース23、付勢部材32は、プローブ装置2
0のプローブ本体を構成するものである。
タクトプローブ41は、Ni基合金等からなる複数本の
パターン配線44…の上に図示しない接着剤層を介して
フィルム45が被着され、パターン配線44…の先端部
が略直線形状のコンタクトピン44a…とされたもので
ある。ここで、本実施の形態では、コンタクトピン44
a…の先端を、フィルム45から突出させずにフィルム
45の端縁と同一の位置に位置させた例を示している
が、コンタクトピン44a…をフィルム45から突出さ
せた構成としてもよい。なお、フィルム45はポリイミ
ド等の樹脂フィルム層からなり、或いはポリイミド等の
樹脂フィルム層に銅箔Cu等の金属フィルム層がグラウ
ンドとして積層されたもの等でもよい。
ン44a…が設けられる先端部41a側ではパターン配
線44…が狭い間隔で設けられている。同様に、先端部
41aでは、フィルム45の幅も狭められている。そし
て、従来のコンタクトプローブ1では先端部の長さが約
4mmであるのに対し、このコンタクトプローブ41で
は、先端部41aをより長く、約10mm以上程度とっ
ている。ここで、従来のコンタクトプローブ1ではコン
タクトピン5a…が略フック形状に形成されているため
にコンタクトピン5a間の間隔が約60μm程度と広く
取られているのに対し、本実施形態のコンタクトプロー
ブ41は、コンタクトピン44a…が略直線形状に形成
されているので、コンタクトピン44a…をさらに密に
配置して、コンタクトピン44a間の間隔を、従来のコ
ンタクトプローブ1の約半分の30μm程度とすること
ができる。そして、基端部41b側では、各パターン配
線44間の間隔が先端部41aから基端に向かうにつれ
て広げられており、フィルム45の幅も、先端部41a
側から基端に向かうにつれて漸次幅が広げられている。
このコンタクトプローブ41は、コンタクトピン44a
…を下方に向けた状態で先端部41aをマウンティング
ベース23に対して固定されるものである。また、先端
部41aは、その先端をベース本体27の第一のクラン
プ面K1とクランプ部材28の第二のクランプ面K2と
の間に挟み込んだ状態で、基端部41bをマウンティン
グベース23の上面側まで引き出すことができる長さに
設定されている。このコンタクトプローブ41のパター
ン配線44…の基端側に位置する引き出し配線部44b
は、フレキシブル基板(FPC)等の接続ケーブルを介
してプリント基板21の図示しない電極に接続される。
は、以下のようにしてコンタクトプローブ41が装着さ
れる。まず、マウンティングベース23のベース本体2
7とクランプ部材28とを分離させ、ベース本体27の
第一のクランプ面K1に対して、コンタクトピン44a
…を下方に向けた状態で、コンタクトプローブ41の先
端部41aの先端を面接触させる。このとき、コンタク
トプローブ41の基端部41bは、ベース本体27の上
面側に引き出しておく。そして、コンタクトピン44a
…がベース本体27の下面側に所定量突出するように先
端部41aを位置決めした後、クランプ部材28をベー
ス本体27に取り付けて、先端部41aの先端側を、ク
ランプ部材28のクランプ壁31の第二のクランプ面K
2と第一のクランプ面K1との間に挟み込んで固定す
る。この状態では、先端部41aにおいて第一、第二の
クランプ面K1、K2間に挟み込まれる先端以外の部分
が、ベース本体27とクランプ部材28との間に形成さ
れる空間T内に収容される。ここでは、コンタクトプロ
ーブ41の先端部41aをベース本体27の第一のクラ
ンプ面K1に位置決めした後にクランプ部材28をベー
ス本体27に装着する例を示したが、先端部41aをク
ランプ部材28の第二のクランプ面K2に位置決めした
後にクランプ部材28をベース本体27に装着するよう
にしてもよい。次に、トップクランプ22のストッパー
25のボルト25bを操作して、その先端をマウンティ
ングベース23に近接する方向に移動させることで、初
期状態におけるマウンティングベース23の位置を揺動
方向の上方側に移動させることができる。また、ボルト
25bの先端をマウンティングベース23から離間する
方向に移動させることで、マウンティングベース23の
初期状態における位置を揺動方向の下方側に移動させる
ことができる。そして、このようにマウンティングベー
ス23の初期状態の位置を調節することで、プリント基
板21の下面からコンタクトプローブ41のコンタクト
ピン44a…の先端までの距離(デプス)を調整する。
用いて測定対象物Pの電気的テストを行う場合は、従来
のプローブ装置と同様、測定対象物Pの端子電極Paを
コンタクトプローブ41のコンタクトピン44a…の先
端に対向させ、かつコンタクトピン44a…が端子電極
Paに対して略垂直となるようにして配置する。この端
子電極Paは、縦横が約45μm程度の略正方形とされ
ている。
タクトピン44a…に押圧接触させる方向に相対移動さ
せてオーバードライブをかける。すると、コンタクトピ
ン44a…がそれぞれの先端を端子電極Paの表面に当
接させられ、この状態で、マウンティングベース23は
コンタクトプローブ41ごと支持軸26まわりに上方に
向けて揺動する。これに伴って、コンタクトピン44a
…の先端が端子電極Paに対してわずかに傾斜すること
となる。また、この状態では、マウンティングベース2
3は、付勢部材32によって下方に向けて付勢される。
このため、コンタクトピン44a…は端子電極Paに対
して傾斜した状態で押し付けられて、コンタクトピン4
4a…の先端が端子電極Paの表面を横滑りさせられる
こととなり、端子電極Paがスクラブされる。そして、
コンタクトピン44a…は、端子電極Paに対して略垂
直に当接させられた状態から、支持軸26の回転方向に
全コンタクトピン44aが平行に横滑りさせられるの
で、スクラブ方向が均一ですみ、上記のように端子電極
Paが小型の略正方形状とされていても、コンタクトピ
ン44a…を端子電極Paからはみ出させずにスクラブ
を行うことができる。
装置20では、コンタクトプローブ41のコンタクトピ
ン44a…によるスクラブ動作を、コンタクトピン44
a…を湾曲変形させることによって実現するのではな
く、コンタクトプローブ41が装着されるマウンティン
グベース23をトップクランプ22に対して揺動させか
つ付勢部材32によってコンタクトピン44a…を検査
対象物Pの端子電極Paに対して押圧することで実現し
ている。これによって、コンタクトプローブ41のコン
タクトピン44a…を測定対象物Pの端子電極Paに対
して略垂直に配置した構成でありながら、コンタクトピ
ン44a…が略直線形状に形成されるコンタクトプロー
ブ41を用いて端子電極Paをスクラブすることができ
る。このように、本実施形態にかかるプローブ装置20
では、コンタクトピン44a…がより狭いピッチで設け
られるコンタクトプローブ41を用いることができるの
でより狭ピッチで設けられた端子電極Paの検査に対応
することができる。また、コンタクトピン44a…を端
子電極Paに対して略垂直にした状態でスクラブを行う
ので、スクラブ長を短くかつ、平行にして、小型で略正
方形状をなす端子電極Paの検査にも対応することがで
きる。
20では、コンタクトプローブ41は先端部41aをベ
ース本体27とクランプ部材28との間に形成される空
間T内に収容されており、先端部41aからの放熱が抑
えられている。このため、測定対象物Pを高温に加熱し
た状況下でプローブ装置20による検査を行って、高温
の測定対象物Pとの接触によってコンタクトピン44a
…の温度が上昇した後に、次の測定対象物Pを検査する
ために測定対象物Pからコンタクトピン44a…を離間
させても、先端部41aからの放熱が抑えられているの
で、コンタクトピン44a…の温度が低下しにくい。こ
のように、本実施形態にかかるプローブ装置20では、
コンタクトピン44a…の温度が低下しにくくなるの
で、コンタクトピンが熱変形しにくくなって測定対象物
Pとの接触状態を安定させることができる。また、この
ようにコンタクトピン44a…の温度変化が少ないの
で、コンタクトピン44a…自身の電気抵抗の変動も少
なくなり、電気的テスト自体も安定して行うことができ
る。
コンタクトプローブのコンタクトピンによるスクラブ動
作を、コンタクトピンを湾曲変形させることによって実
現するのではなく、コンタクトプローブが装着される支
持体を取付基部に対して揺動させかつ付勢手段によって
コンタクトピンを検査対象物の端子電極に対して押圧す
ることで実現している。これによって、コンタクトプロ
ーブのコンタクトピンを測定対象物の端子電極に対して
略垂直に配置した構成でありながら、コンタクトピンが
直線形状に形成されるコンタクトプローブを用いて端子
電極をスクラブすることができる。このように、本発明
にかかるプローブ装置では、コンタクトピンがより狭い
ピッチで設けられるコンタクトプローブを用いることが
できるので、より狭ピッチで設けられた端子電極の検査
に対応することができる。また、コンタクトピンを端子
電極に対して略垂直にした状態でスクラブを行うので、
スクラブ長を短くかつ、平行にして、小型で略正方形状
をなす端子電極の検査にも対応することができる。
端部を支持体によって覆うことで、コンタクトプローブ
からの放熱が抑えられるので、測定対象物を高温に加熱
した状況下で検査を行い、高温の測定対象物からコンタ
クトピンを離間させた後も、コンタクトピンの温度が低
下しにくく、コンタクトピンが熱変形しにくくなって測
定対象物との接触状態を安定させることができる。ま
た、このようにコンタクトピンの温度変化が少ないの
で、コンタクトピン自身の電気抵抗の変動も少なくな
り、電気的テスト自体も安定して行うことができる。
要部の構造を示す図であって、(a)は平面図、(b)
は縦断面図である。
用いるコンタクトプローブの形状を示す平面図である。
て、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線断面図
である。
ローブ装置の部分的な斜視図である。
て、(a)は平面図、(b)は側面図である。
クランプ(取付基部) 23 マウンティングベース(支持体) 26 支持軸 27 ベース本体(支持体本体) 28 クラン
プ部材 32 付勢部材 41 コンタ
クトプローブ 44a コンタクトピン
Claims (3)
- 【請求項1】 プローブ装置本体に、コンタクトピンを
有するコンタクトプローブが組み込まれてなるプローブ
装置であって、 前記コンタクトピンは略直線形状に形成されており、 前記プローブ装置本体は、取付基部と、 該取付基部に対して一軸まわりに揺動可能にして設けら
れ、かつ前記コンタクトプローブがそのコンタクトピン
の先端を前記一軸から離間した位置で揺動方向の一方向
側に向けた状態にして装着される支持体と、 該支持体が前記揺動方向の他の方向に向けて揺動した際
にこの揺動方向とは逆の方向に向けて前記支持体を付勢
する付勢手段とを有していることを特徴とするプローブ
装置。 - 【請求項2】 前記支持体は、前記コンタクトプローブ
のうち、少なくとも先端部を、前記コンタクトピンの先
端を除いて覆っていることを特徴とする請求項1記載の
プローブ装置。 - 【請求項3】 前記支持体は、一端を前記取付基部に対
して前記一軸回りに揺動可能にして設けられる支持体本
体と、 該支持体本体の他端に着脱を可能にして取り付けられ
て、該支持体本体との間に、前記コンタクトプローブの
うち少なくとも先端部を収容する空間を形成しつつ、該
先端部の一部を前記支持体本体との間に挟み込んで固定
するクランプ部材とを有していることを特徴とする請求
項2記載のプローブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001130098A JP2002323516A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | プローブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001130098A JP2002323516A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | プローブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002323516A true JP2002323516A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18978534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001130098A Pending JP2002323516A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | プローブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002323516A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005095999A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Nhk Spring Co., Ltd. | 検査ブロック |
JP2014048052A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Micronics Japan Co Ltd | プローブユニット、及び検査装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0263538U (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-11 |
-
2001
- 2001-04-26 JP JP2001130098A patent/JP2002323516A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0263538U (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-11 |
Cited By (2)
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