JP2002323434A - 浮遊微粒子検知装置 - Google Patents

浮遊微粒子検知装置

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JP2002323434A
JP2002323434A JP2001126771A JP2001126771A JP2002323434A JP 2002323434 A JP2002323434 A JP 2002323434A JP 2001126771 A JP2001126771 A JP 2001126771A JP 2001126771 A JP2001126771 A JP 2001126771A JP 2002323434 A JP2002323434 A JP 2002323434A
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light
emitting element
optical axis
light emitting
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JP2001126771A
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Naoyuki Nishikawa
尚之 西川
Koji Sakamoto
浩司 阪本
Shoichi Oka
昭一 岡
Shinji Kirihata
慎司 桐畑
Taketsugu Wada
剛嗣 和田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子のリード部を加工することなくケー
ス内に収容し小型及び薄型化を達成できる浮遊微粒子検
知装置を提供すること。 【解決手段】 検知空間に光を照射させる発光素子2
と、発光素子2から出射された光のうち浮遊微粒子によ
る散乱光を受光する受光素子3と、少なくとも発光素子
2を駆動する回路部を発光素子2とともに実装する回路
基板4と、浮遊微粒子を導入する検知空間を内部に形成
させるケース5とを備え、検知空間内に回路基板4と平
行な平行光軸として発光素子2と受光素子3の光軸A
2,A3が形成される浮遊微粒子検知装置において、前
記発光素子2を、前記回路基板4にその光軸が略垂直と
なるよう実装し、該素子の上部にその垂直光軸A2’を
屈曲させる光軸屈曲手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検知空間に光を照
射させる発光素子と、発光素子から出射された光のうち
浮遊微粒子による散乱光を受光する受光素子とを備えた
光電式の浮遊微粒子検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような浮遊微粒子検知装置とし
て、例えば特開平9−010175として開示された光
電式煙感知器がある。この光電式煙感知器は、ビル、住
宅などの自動火災報知システムに用いられるもので、内
部に浮遊微粒子を検知する検知空間を有するケース10
0の周囲には、図6に示すような、ラビリンスとよばれ
る、浮遊微粒子を導入し且つ外光を遮断する迷路構造1
01が設けられている。
【0003】この場合、検知空間に光を照射させるLE
D素子にて形成された発光素子102と、この発光素子
から出射された光のうち浮遊微粒子による散乱光を受光
するホトダイオード素子にて形成された受光素子103
とは、発光素子102と受光素子103の各光軸A2,
A3が交差するよう、ホルダ部となる凹所104,10
5に収容され、また、この凹所104,105には、発
光素子102の光を受光素子103が直接受光すること
が無いように横向きの開口104a、105aが形成さ
れている。
【0004】ところで、本出願人においても、図7に示
すような、特開平9−231485として開示されたよ
り薄型化を実現可能な光電式煙感知器を提案している。
この場合、発光素子102と受光素子103とは、その
各光軸が検知空間内に回路基板106と平行な平行光軸
として形成されるよう上記のようなケース内に配設され
ている。したがって、回路基板106の発光素子102
と受光素子103の実装面側となるケース内に、比較的
薄い検知空間を形成することができ、より薄型の光電式
煙感知器を構成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、発光素子102を、レンズ形状を
一体に有する砲弾型の一般部品としている。したがっ
て、さらに薄型化を実現するためには、検知空間内の浮
遊微粒子の検知領域をより縮小させるため、例えば上記
ホルダ部の横向きの開口を小さく形成する必要がある。
しかし、この方法によると、発光素子からの光の照射量
が少なくなり、浮遊微粒子による受光素子103への散
乱光量が低下して受光電流が小さくなる。その結果、そ
の受光電流と、発光素子からの照射光による迷光に基づ
く迷光電流、あるいは受光電流を増幅する受光回路部を
構成する部品自らの内部ノイズ電流とのSN比が小さく
なることが想定される。
【0006】ところで、発光素子102となる上記のL
ED素子は、リード部102aを曲げて上記ホルダ部に
収容され回路基板106に実装されている。すなわち、
このLED素子は、所定長さの真っ直ぐなリード部にエ
ポキシ樹脂によるLEDチップの封止体を兼ねたレンズ
状の外郭を有しており、光を横向きに出射させるため
に、このリード部を曲げ加工し回路基板106に半田付
けする必要があった。したがって、この曲げ加工に手間
がかかるとともに、加工に際して封止状態を損ねること
も懸念された。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、発光素子のリード部を加
工することなくケース内に収容し小型及び薄型化を達成
できる浮遊微粒子検知装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の浮遊微粒子検知装置にあっては、検知空間
に光を照射させる発光素子と、発光素子から出射された
光のうち浮遊微粒子による散乱光を受光する受光素子
と、少なくとも発光素子を駆動する回路部を発光素子と
ともに実装する回路基板と、浮遊微粒子を導入する検知
空間を内部に形成させるケースとを備え、検知空間内に
回路基板と平行な平行光軸として発光素子と受光素子の
光軸が形成される浮遊微粒子検知装置において、前記発
光素子及び/又は受光素子を、前記回路基板にその光軸
が略垂直となるよう実装し、該素子の上部にその垂直光
軸を屈曲させる光軸屈曲手段を設けたことを特徴として
いる。
【0009】この構成にて、ケース内部の検知空間にそ
の光軸が略垂直となるよう、光を照射させる発光素子を
駆動させる回路部の設けられた回路基板に真っ直ぐな状
態で実装された発光素子及び/又は、その発光素子から
出射された光のうち浮遊微粒子による散乱光を受光する
受光素子の光軸が、素子上部に設けられる光軸屈曲手段
にて屈曲されて、発光素子及び/又は受光素子の垂直光
軸が回路基板と平行な平行光軸とされる。
【0010】そして、上記発光素子及び/又は受光素子
を、レンズを一体にもった部品とし、前記光軸屈曲手段
をプリズム体とすることが好ましい。この場合、レンズ
を一体にもった発光素子及び/又は受光素子の部品上部
に設けられるプリズム体にてその垂直光軸が屈曲され、
回路基板と平行な平行光軸とされる。
【0011】また、上記プリズム体の光の出射面及び/
又は光の受光面に集光レンズを一体形成するのが好まし
い。この場合、レンズを一体にもった発光素子及び/又
は受光素子部品の上部に設けられる、光の出射面及び/
又は光の受光面に集光レンズをもったプリズム体にてそ
の出射光又は入射光が屈曲且つ集光される。
【0012】また、上記プリズム体を、前記発光素子と
受光素子の平行光軸が前記検知空間の略中間位置となる
よう前記ケースに配設させるのが好ましい。この場合、
ケース内部の、レンズを一体にもった発光素子及び/又
は受光素子の部品上部に設けられるプリズム体にてその
垂直光軸が屈曲され、検知空間の略中間位置に回路基板
と平行な光軸とされる。
【0013】また、上記ケースは、前記発光素子及び/
又は受光素子の平行光軸と交差する箇所に光トラップ構
造を有するのが好ましい。この場合、発光素子から出射
された光、あるいは受光素子へ入射する光は、その素子
上部に設けられた光軸屈曲手段にて屈曲されて回路基板
と平行となった発光素子及び受光素子の平行光軸のケー
スと交差する箇所に設けられた光トラップ構造にて吸収
される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は、本発明の請求項
1乃至5全てに対応する一実施の形態を示し、図1は、
本発明の一実施の形態の浮遊微粒子検知装置の検知空間
を示す概略構成図、図2は、同浮遊微粒子検知装置の光
軸屈曲手段の説明図、図3は、同浮遊微粒子検知装置の
検知空間を示す平面図、図4は、同浮遊微粒子検知装置
の検知空間を示す他の実施例による概略構成図、図5
は、同浮遊微粒子検知装置の検知空間を示す更に異なる
実施例による概略構成図である。
【0015】この実施の形態の浮遊微粒子検知装置1
は、検知空間に光を照射させる発光素子2と、発光素子
2から出射された光のうち浮遊微粒子による散乱光を受
光する受光素子3と、少なくとも発光素子2を駆動する
回路部を発光素子2とともに実装する回路基板4と、浮
遊微粒子を導入する検知空間を内部に形成させるケース
5とを備え、検知空間内に回路基板4と平行な平行光軸
として発光素子2と受光素子3の光軸A2,A3が形成
される浮遊微粒子検知装置において、前記発光素子2
を、前記回路基板4にその光軸が略垂直となるよう実装
し、該素子の上部にその垂直光軸A2’を屈曲させる光
軸屈曲手段を設けてなる。
【0016】また、該実施の形態の浮遊微粒子検知装置
1においては、発光素子2を、レンズを一体にもった部
品とし、前記光軸屈曲手段をプリズム体6としてもい
る。また、該実施の形態の浮遊微粒子検知装置1におい
ては、前記プリズム体6の光の出射面に集光レンズ61
を一体形成してもいる。
【0017】詳しくは、この浮遊微粒子検知装置1は、
従来の技術の項にて述べた光電式煙感知器で、検知空間
を内部に形成させる、煙検知室となるケース5と、例え
ば感知した煙の濃度に応じて火災出力をおこなう信号出
力手段をもった本体(図示せず)とによって構成され
る。
【0018】発光素子2は、この場合、レンズを一体に
もったリード部22を下向きに有するラジアル型部品の
LED素子で、図2に示すように、砲弾型のエポキシ樹
脂によるLEDチップ21の封止体を兼ねたレンズ状の
外郭23を有している。この発光素子2は、真っ直ぐな
リード部22を介して回路基板4に立設され、この発光
素子2上部に設けられる後述するプリズム体6にてその
垂直光軸A2’が屈曲され、回路基板4と平行な平行光
軸A2を構成する。この平行光軸A2と受光素子3の平
行光軸A3との交差する箇所が煙を感知する感煙領域と
なる。
【0019】受光素子3は、この場合、レンズを一体に
もったリード部を下向きに有するラジアル型部品のホト
ダイオード素子(PD素子)で、図3に示すように、略
角状の封止体を兼ねた樹脂製外郭の側面に凸レンズ31
を一体に有している。この凸レンズ31前方には、この
場合、受光レンズとなる、アクリル樹脂製の集光用レン
ズ体7が設けられている。
【0020】ケース5は、図1に示すような略円筒状体
で、その合成樹脂製の器体内部に、発光素子2に相当す
る赤外LED素子と受光素子3に相当するホトダイオー
ド素子とを収容する。そして、上板51の周囲に、煙が
流入し且つ外光の入射しないよう複数の略く字状の縦リ
ブの突設されたラビリンス部52を有し、その上板51
の対向する下面側には、化粧キャップを兼ねた下板54
が設けられて形成される。すなわち、このケース5は、
同図において煙が横方向に通過し検知空間内部へ流入可
能なように形成されている。
【0021】このケース5は、図3に示すように、発光
素子2と受光素子3の平行光軸A2,A3との成す平面
視角度が100度程度となり、煙を感知する感煙領域S
が検知空間の略中央付近で、また、その平行光軸A2,
A3が前記検知空間の略中間位置に形成されるように、
ラビリンス部52の適宜位置に発光素子2及び受光素子
3が配設されている。また、このケース5の発光素子2
の平行光軸A2と交差する箇所に光トラップ構造となる
複数の縦長の三角リブ53が設けられており、発光素子
2上部に設けられるプリズム体6にて屈曲されて回路基
板と平行となった、発光素子から出射された光がこの光
トラップ構造の三角リブ53の傾斜面にて収れん吸収さ
れ、ケース5内部にて迷光が少なくなるようになってい
る。
【0022】プリズム体6は、発光素子2の垂直光軸を
屈曲させる光軸屈曲手段で、図2に示すように、発光素
子2上部に配設されている。なお、この発明の光軸屈曲
手段は、このプリズム体6以外に、上記ケース5の一部
に大略45度の反射面となるミラー面を形成させ、この
ミラー面にアルミ蒸着処理を施して形成した反射ミラー
や、別体のミラー体を用いる等各種構成とすることもで
きる。このプリズム体6の光の出射面には、感煙領域S
を形成する発光素子2による投光ビームを絞り込みをお
こなう集光レンズ61が一体形成され、このプリズム体
6にて発光素子2の出射光が屈曲且つ集光されるように
なっており、少ない部品点数にて感煙領域Sをより小さ
く形成することができるようになっている。
【0023】このプリズム体6による場合、その光を全
反射させる光屈曲面の角度設定を適切におこなうことに
て、上記の反射ミラー等より、光軸屈曲に際しての光の
ロスを殆ど無くすることができという利点がある。ま
た、図2に示すように、発光素子2から出射された光の
うち、全反射される光(2a)以外は、光屈曲面62を
透過される(図中の光2b)。したがって、発光素子2
から出射されて感煙領域Sを形成する投光ビームの絞り
込みがより確実になされ、浮遊微粒子検知装置1をより
小型にできるという効果を奏する。
【0024】上記の浮遊微粒子検知装置1においては、
ケース5内部の検知空間にその光軸A2’が略垂直とな
るよう、光を照射させる発光素子2を駆動させる回路部
の設けられた回路基板4に真っ直ぐな状態で実装された
発光素子2の光軸A2が、素子上部に設けられる光軸屈
曲手段となるプリズム体6にて屈曲され、発光素子2の
垂直光軸A2’が回路基板4と平行な平行光軸A2とさ
れて、受光素子3の回路基板4と平行な平行光軸A3と
の交差点に感煙領域Sが形成される。
【0025】このとき、レンズを一体にもった発光素子
2部品上部に設けられるプリズム体6にてその垂直光軸
A2’が屈曲され、回路基板4と平行な平行光軸A2と
なって、発光素子2から出射される光の絞り込みがより
確実に成されて感煙領域Sが形成され、さらに、上記発
光素子2の上部に設けられる、光の出射面に集光レンズ
61をもったプリズム体6にてその出射光が屈曲且つ集
光されて、少ない部品点数にて感煙領域Sがより小さく
形成される。また、ケース5内部の、発光素子2の部品
上部に設けられるプリズム体6にて、検知空間の略中間
位置に回路基板と平行な光軸A2が形成されるので、ケ
ース5の上下内面にて光が反射されず迷光の少ないもの
となるのである。
【0026】したがって、以上説明した浮遊微粒子検知
装置1(光電式煙感知器)によると、ケース5内部の検
知空間にその光軸が略垂直となるよう、光を照射させる
発光素子2を駆動させる回路部の設けられた回路基板4
に真っ直ぐな状態で実装された発光素子2の光軸が、素
子上部に設けられる光軸屈曲手段にて屈曲されて、発光
素子2の垂直光軸A2’が回路基板4と平行な平行光軸
とされるので、発光素子2のリード部22を加工するこ
となくケース5内に収容し小型及び薄型化を達成でき
る。
【0027】そして、レンズを一体にもった発光素子2
の部品上部に設けられるプリズム体6にてその垂直光軸
A2’が屈曲され、回路基板4と平行な平行光軸A2と
されるので、発光素子2から出射されて感煙領域Sを形
成する投光ビームの絞り込みがより確実にできる。ま
た、レンズを一体にもった発光素子2の部品の上部に設
けられる、光の出射面に集光レンズ61をもったプリズ
ム体6にてその出射光が屈曲且つ集光されるので、少な
い部品点数にて感煙領域Sをより小さく形成することが
できる。また、ケース5内部の、レンズを一体にもった
発光素子2の部品上部に設けられるプリズム体6にてそ
の垂直光軸A2’が屈曲され、検知空間の略中間位置に
回路基板4と平行な光軸とされるので、ケース5の上下
内面にて光が反射されず、以て、迷光の少ないものとす
ることができ、しかも、発光素子2から出射された光
は、その素子上部に設けられたプリズム体6にて屈曲さ
れて回路基板4と平行となった発光素子2の平行光軸A
2のケース5と交差する箇所に設けられた光トラップ構
造にて吸収されるので、ケース5内部にて迷光をより少
なくできる。
【0028】なお、本発明は、上記に示されたもの以外
に、例えば、図4に示すように、上記プリズム体6に替
えて、光軸屈曲手段を、ケース5の一部に設けた大略4
5度の反射ミラー8としたものや、あるいは、図5に示
すように、受光素子3となるPD素子側を表面実装型の
ものとし、その上部に光軸屈曲手段として同じ上記プリ
ズム体6を設けたもの等、各種実施形態のものも含むこ
とは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上述の実施態様の如く実施さ
れて、請求項1記載の浮遊微粒子検知装置にあっては、
ケース内部の検知空間にその光軸が略垂直となるよう、
光を照射させる発光素子を駆動させる回路部の設けられ
た回路基板に真っ直ぐな状態で実装された発光素子及び
/又は、その発光素子から出射された光のうち浮遊微粒
子による散乱光を受光する受光素子の光軸が、素子上部
に設けられる光軸屈曲手段にて屈曲されて、発光素子及
び/又は受光素子の垂直光軸が回路基板と平行な平行光
軸とされるので、発光素子のリード部を加工することな
くケース内に収容し小型及び薄型化を達成できる。
【0030】また、請求項2記載の浮遊微粒子検知装置
にあっては、レンズを一体にもった発光素子及び/又は
受光素子の部品上部に設けられるプリズム体にてその垂
直光軸が屈曲され、回路基板と平行な平行光軸とされる
ので、発光素子から出射される光の絞り込みがより確実
に成される。
【0031】また、請求項3記載の浮遊微粒子検知装置
にあっては、レンズを一体にもった発光素子及び/又は
受光素子部品の上部に設けられる、光の出射面及び/又
は光の受光面に集光レンズをもったプリズム体にてその
出射光又は入射光が屈曲且つ集光されるので、少ない部
品点数にて感煙領域をより小さく形成することができ
る。
【0032】また、請求項4記載の浮遊微粒子検知装置
にあっては、ケース内部の、レンズを一体にもった発光
素子及び/又は受光素子の部品上部に設けられるプリズ
ム体にてその垂直光軸が屈曲され、検知空間の略中間位
置に回路基板と平行な光軸とされるので、ケースの上下
内面にて光が反射されず、以て、迷光の少ないものとす
ることができる。
【0033】また、請求項5記載の浮遊微粒子検知装置
にあっては、発光素子から出射された光、あるいは受光
素子へ入射する光は、その素子上部に設けられた光軸屈
曲手段にて屈曲されて回路基板と平行となった発光素子
及び受光素子の平行光軸のケースと交差する箇所に設け
られた光トラップ構造にて吸収されるので、ケース内部
にて迷光をより少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の浮遊微粒子検知装置の
検知空間を示す概略構成図である。
【図2】同浮遊微粒子検知装置の光軸屈曲手段の説明図
である。
【図3】同浮遊微粒子検知装置の検知空間を示す平面図
である。
【図4】同浮遊微粒子検知装置の検知空間を示す他の実
施例による概略構成図である。
【図5】同浮遊微粒子検知装置の検知空間を示す更に異
なる実施例による概略構成図である。
【図6】本発明の従来例である浮遊微粒子検知装置とな
る光電式煙感知器の検知空間を示す平面図である。
【図7】同浮遊微粒子検知装置となる他の光電式煙感知
器のの検知空間を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 浮遊微粒子検知装置 2 発光素子 3 受光素子 4 回路基板 5 ケース 6 プリズム体(光軸屈曲手段) A2,A3 光軸 A2’ 垂直光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 昭一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 桐畑 慎司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 和田 剛嗣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G059 AA05 BB01 CC19 EE02 GG02 JJ11 JJ12 KK01 LL04 5C085 AA03 AB02 BA31 CA30 FA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知空間に光を照射させる発光素子と、
    発光素子から出射された光のうち浮遊微粒子による散乱
    光を受光する受光素子と、少なくとも発光素子を駆動す
    る回路部を発光素子とともに実装する回路基板と、浮遊
    微粒子を導入する検知空間を内部に形成させるケースと
    を備え、検知空間内に回路基板と平行な平行光軸として
    発光素子と受光素子の光軸が形成される浮遊微粒子検知
    装置において、 前記発光素子及び/又は受光素子を、前記回路基板にそ
    の光軸が略垂直となるよう実装し、該素子の上部にその
    垂直光軸を屈曲させる光軸屈曲手段を設けたことを特徴
    とする浮遊微粒子検知装置。
  2. 【請求項2】 前記発光素子及び/又は受光素子を、レ
    ンズを一体にもった部品とし、前記光軸屈曲手段をプリ
    ズム体とした請求項1記載の浮遊微粒子検知装置。
  3. 【請求項3】 前記プリズム体の光の出射面及び/又は
    光の受光面に集光レンズを一体形成した請求項2記載の
    浮遊微粒子検知装置。
  4. 【請求項4】 前記プリズム体を、前記発光素子と受光
    素子の平行光軸が前記検知空間の略中間位置となるよう
    前記ケースに配設させた請求項2又は3記載の浮遊微粒
    子検知装置。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、前記発光素子及び/又は
    受光素子の平行光軸と交差する箇所に光トラップ構造を
    有する請求項1乃至4の何れか1つの請求項に記載の浮
    遊微粒子検知装置。
JP2001126771A 2001-04-24 2001-04-24 浮遊微粒子検知装置 Pending JP2002323434A (ja)

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