JP2002323239A - 空気調和機の圧縮機取付構造 - Google Patents
空気調和機の圧縮機取付構造Info
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- JP2002323239A JP2002323239A JP2001125406A JP2001125406A JP2002323239A JP 2002323239 A JP2002323239 A JP 2002323239A JP 2001125406 A JP2001125406 A JP 2001125406A JP 2001125406 A JP2001125406 A JP 2001125406A JP 2002323239 A JP2002323239 A JP 2002323239A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮機の取付が容易な空気調和機の圧縮機取
付構造を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製のベース板3に、圧縮機1の
脚2を取り囲む位置決め壁6と、防振ゴム4を係止する
突起5とを一体成形する。位置決め壁6と脚2とが合う
ように、ベース板3上に圧縮機1を載置すれば、脚2に
取り付けた防振ゴム4が突起5に嵌め込まれる。位置決
め壁6に覆い板7を取り付けて防振ゴム4の上方を覆っ
て、防振ゴム4の浮き上がりを阻止する。
付構造を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製のベース板3に、圧縮機1の
脚2を取り囲む位置決め壁6と、防振ゴム4を係止する
突起5とを一体成形する。位置決め壁6と脚2とが合う
ように、ベース板3上に圧縮機1を載置すれば、脚2に
取り付けた防振ゴム4が突起5に嵌め込まれる。位置決
め壁6に覆い板7を取り付けて防振ゴム4の上方を覆っ
て、防振ゴム4の浮き上がりを阻止する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機が弾性体を
介してベース板に支持される空気調和機の圧縮機取付構
造に関するものである。
介してベース板に支持される空気調和機の圧縮機取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9に、一体型空気調和機にお
ける各部品の配置を示す。図8は平面図であり、図9は
その側面図である。この一体型空気調和機では、各部品
を受けるベース板101の上面に、外装キャビネット1
02がかぶせられ、その内部が仕切板103によって室
内側と室外側とに仕切られている。
ける各部品の配置を示す。図8は平面図であり、図9は
その側面図である。この一体型空気調和機では、各部品
を受けるベース板101の上面に、外装キャビネット1
02がかぶせられ、その内部が仕切板103によって室
内側と室外側とに仕切られている。
【0003】この仕切板103には、室内側の送風用ケ
ーシング104が一体に形成されると共に、室内外の送
風用ファン105、106を駆動するファンモータ10
7が取り付けられている。このファンモータ107の室
内側及び室外側シャフト108、109には、室内側送
風用ファン105及び室外側送風用ファン106のボス
部が外嵌され、それぞれナット110、111で固定さ
れている。
ーシング104が一体に形成されると共に、室内外の送
風用ファン105、106を駆動するファンモータ10
7が取り付けられている。このファンモータ107の室
内側及び室外側シャフト108、109には、室内側送
風用ファン105及び室外側送風用ファン106のボス
部が外嵌され、それぞれナット110、111で固定さ
れている。
【0004】ベース板101の室外側には略円柱状の圧
縮機112が配置され、この圧縮機112が高圧パイプ
113、低圧パイプ114及びキャピラリチューブ11
5を介して、室内側熱交換器116及び室外側熱交換器
117と接続され、空気調和機としての冷凍サイクルを
構成している。なお、図8及び図9で、118は室内側
送風用オリフィス、119は室外側送風用ケーシング、
120は前面パネル、121は電気部品を収納する電装
箱、122は電源コードである。
縮機112が配置され、この圧縮機112が高圧パイプ
113、低圧パイプ114及びキャピラリチューブ11
5を介して、室内側熱交換器116及び室外側熱交換器
117と接続され、空気調和機としての冷凍サイクルを
構成している。なお、図8及び図9で、118は室内側
送風用オリフィス、119は室外側送風用ケーシング、
120は前面パネル、121は電気部品を収納する電装
箱、122は電源コードである。
【0005】この一体型空気調和機の各部品のうち、冷
凍サイクルの一部を構成する圧縮機112は、重量が最
も重く、かつ振動を発生する部品であり、その振動が直
接ベース板101に伝わらないように、振動を吸収する
防振ゴム123を介してベース板101に支持されてい
る。
凍サイクルの一部を構成する圧縮機112は、重量が最
も重く、かつ振動を発生する部品であり、その振動が直
接ベース板101に伝わらないように、振動を吸収する
防振ゴム123を介してベース板101に支持されてい
る。
【0006】圧縮機112の底部には、外縁が略正三角
形の板状の脚124が、水平方向外向きに突出形成さ
れ、その各頂点付近に形成された取付孔125に防振ゴ
ム123が取り付けられている。この防振ゴム123は
筒状とされ、その内部を貫通するスタッドボルト126
がベース板101の上面側に突設されている。このスタ
ッドボルト126の先端が圧縮機1の脚124の取付孔
125から突出し、脚124の上面側から座付きナット
127で締め付けられることにより、圧縮機112がベ
ース板101に固定されている。
形の板状の脚124が、水平方向外向きに突出形成さ
れ、その各頂点付近に形成された取付孔125に防振ゴ
ム123が取り付けられている。この防振ゴム123は
筒状とされ、その内部を貫通するスタッドボルト126
がベース板101の上面側に突設されている。このスタ
ッドボルト126の先端が圧縮機1の脚124の取付孔
125から突出し、脚124の上面側から座付きナット
127で締め付けられることにより、圧縮機112がベ
ース板101に固定されている。
【0007】鋼製のベース板101では、防振ゴム12
3の位置する部分が上方に凸となるように絞り加工が施
され、この凸部128の中心にボルト孔が形成される。
このボルト孔にベース板101の下方から略棒状のスタ
ッドボルト126が挿通され、その頭129がベース板
101に溶接されることにより、スタッドボルト126
がベース板101に固定される。一方、樹脂製のベース
板101では、ベース板101の成型時にスタッドボル
ト126をインサートする同時成型により、スタッドボ
ルト126がベース板101に固定される。
3の位置する部分が上方に凸となるように絞り加工が施
され、この凸部128の中心にボルト孔が形成される。
このボルト孔にベース板101の下方から略棒状のスタ
ッドボルト126が挿通され、その頭129がベース板
101に溶接されることにより、スタッドボルト126
がベース板101に固定される。一方、樹脂製のベース
板101では、ベース板101の成型時にスタッドボル
ト126をインサートする同時成型により、スタッドボ
ルト126がベース板101に固定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の空気
調和機の圧縮機取付構造では、ベース板に圧縮機を取り
付けるとき、スタッドボルトに対して防振ゴムを嵌め込
まなければならず、圧縮機を位置決めすることが面倒で
あった。また、ベース板が鋼製の場合にはスタッドボル
トを溶接する必要があり、ベース板が樹脂製の場合には
スタッドボルトをインサート成型する必要がある。この
スタッドボルトの取付作業は面倒であり、空気調和機の
製造に要する時間を長くし、そのコストを高くする要因
となっていた。
調和機の圧縮機取付構造では、ベース板に圧縮機を取り
付けるとき、スタッドボルトに対して防振ゴムを嵌め込
まなければならず、圧縮機を位置決めすることが面倒で
あった。また、ベース板が鋼製の場合にはスタッドボル
トを溶接する必要があり、ベース板が樹脂製の場合には
スタッドボルトをインサート成型する必要がある。この
スタッドボルトの取付作業は面倒であり、空気調和機の
製造に要する時間を長くし、そのコストを高くする要因
となっていた。
【0009】また、圧縮機の脚の上面側から座付きナッ
トをスタッドボルトに締め付けて、圧縮機を固定するた
め、圧縮機の振動がスタッドボルトを介してベース板に
伝わり、ベース板が振動して騒音が発生する恐れがあっ
た。
トをスタッドボルトに締め付けて、圧縮機を固定するた
め、圧縮機の振動がスタッドボルトを介してベース板に
伝わり、ベース板が振動して騒音が発生する恐れがあっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
は、圧縮機を防振用の弾性体を介して支持するベース板
を備えた空気調和機の圧縮機取付構造を前提として、ベ
ース板に、圧縮機の底部の一部を取り囲む位置決め壁、
弾性体を係止する係止体、あるいは弾性体の上方を覆う
覆い板を設けることによって、圧縮機の位置決め固定を
容易にすることができ、スタッドボルトを用いることな
く圧縮機を取り付けることができる空気調和機の圧縮機
取付構造を提供するものである。
は、圧縮機を防振用の弾性体を介して支持するベース板
を備えた空気調和機の圧縮機取付構造を前提として、ベ
ース板に、圧縮機の底部の一部を取り囲む位置決め壁、
弾性体を係止する係止体、あるいは弾性体の上方を覆う
覆い板を設けることによって、圧縮機の位置決め固定を
容易にすることができ、スタッドボルトを用いることな
く圧縮機を取り付けることができる空気調和機の圧縮機
取付構造を提供するものである。
【0011】ベース板に位置決め壁を一体的に設けれ
ば、圧縮機の底部の一部が位置決め壁で取り囲まれるよ
うに圧縮機をベース板に載置することによって、圧縮機
を所定の位置に位置決めすることができる。また、ベー
ス板に係止体を一体的に設ければ、この係止体が弾性体
を係止するので、圧縮機の水平方向の変位に伴う弾性体
の変形を制限することができる。この場合、弾性体と係
止体との間には隙間をあけておくことが望ましく、弾性
体の変形を吸収できる。特に、係止体が弾性体の上下方
向の変形を拘束しないようにすることにより、圧縮機の
上下方向の振動が係止体を介してベース板に伝わらない
ようにすることができる。
ば、圧縮機の底部の一部が位置決め壁で取り囲まれるよ
うに圧縮機をベース板に載置することによって、圧縮機
を所定の位置に位置決めすることができる。また、ベー
ス板に係止体を一体的に設ければ、この係止体が弾性体
を係止するので、圧縮機の水平方向の変位に伴う弾性体
の変形を制限することができる。この場合、弾性体と係
止体との間には隙間をあけておくことが望ましく、弾性
体の変形を吸収できる。特に、係止体が弾性体の上下方
向の変形を拘束しないようにすることにより、圧縮機の
上下方向の振動が係止体を介してベース板に伝わらない
ようにすることができる。
【0012】また、ベース板に覆い板を設ければ、この
覆い板が弾性体の上方を覆って圧縮機の浮き上がりを阻
止することができる。必要に応じて、この覆い板と弾性
体との間に間隔を空けることにより、圧縮機の振動が覆
い板に伝わらないようにして、覆い板が振動や騒音を発
しないようにすることができる。このとき、位置決め壁
を利用して、覆い板を取り付ける構成にすると、部材の
増加を防げる。
覆い板が弾性体の上方を覆って圧縮機の浮き上がりを阻
止することができる。必要に応じて、この覆い板と弾性
体との間に間隔を空けることにより、圧縮機の振動が覆
い板に伝わらないようにして、覆い板が振動や騒音を発
しないようにすることができる。このとき、位置決め壁
を利用して、覆い板を取り付ける構成にすると、部材の
増加を防げる。
【0013】この位置決め壁、係止体又は覆い板を適宜
組み合わせることにより、すなわちベース板に、位置決
め壁と係止体とを設けること、位置決め壁と覆い板とを
設けること、係止体と覆い板とを設けること、あるいは
位置決め壁と係止体と覆い板とを設けることにより、所
定の機能を備えた圧縮機取付構造を構成することができ
る。
組み合わせることにより、すなわちベース板に、位置決
め壁と係止体とを設けること、位置決め壁と覆い板とを
設けること、係止体と覆い板とを設けること、あるいは
位置決め壁と係止体と覆い板とを設けることにより、所
定の機能を備えた圧縮機取付構造を構成することができ
る。
【0014】圧縮機の底部に弾性体を取り付ける脚を形
成すれば、この脚を位置決め壁に取り囲まれる圧縮機の
底部の一部として、圧縮機を位置決めすることができ
る。特に、脚を水平方向外向きに突出形成すれば、覆い
板によって脚の上方から弾性体を覆うことができる。
成すれば、この脚を位置決め壁に取り囲まれる圧縮機の
底部の一部として、圧縮機を位置決めすることができ
る。特に、脚を水平方向外向きに突出形成すれば、覆い
板によって脚の上方から弾性体を覆うことができる。
【0015】弾性体を筒状として、この弾性体に遊嵌す
る突起をベース板の上面側に突出形成して係止体とし、
この係止体としての突起に弾性体を嵌め込み、突出した
突起を覆い板に形成した孔に入り込ませる。そうすれ
ば、突起がベース板だけでなく覆い板によっても水平方
向に支持されるため、突起はその上下端で支持され、そ
の変形を小さくすることができる。また、弾性体の上端
付近も突起に当接するため、弾性体の変形を小さくする
ことができる。
る突起をベース板の上面側に突出形成して係止体とし、
この係止体としての突起に弾性体を嵌め込み、突出した
突起を覆い板に形成した孔に入り込ませる。そうすれ
ば、突起がベース板だけでなく覆い板によっても水平方
向に支持されるため、突起はその上下端で支持され、そ
の変形を小さくすることができる。また、弾性体の上端
付近も突起に当接するため、弾性体の変形を小さくする
ことができる。
【0016】このようにして、突起の変形と弾性体の変
形を抑えることによって、運搬中にベース板が傾いたと
きのように圧縮機に大きな水平力が作用した場合にも、
弾性体を係止して圧縮機の変位を制限することができ
る。なお、上下方向には突起と覆い板とが互いに接合さ
れていないので、圧縮機の振動が覆い板に伝わることは
ない。
形を抑えることによって、運搬中にベース板が傾いたと
きのように圧縮機に大きな水平力が作用した場合にも、
弾性体を係止して圧縮機の変位を制限することができ
る。なお、上下方向には突起と覆い板とが互いに接合さ
れていないので、圧縮機の振動が覆い板に伝わることは
ない。
【0017】ベース板に、弾性体の横ずれを防止するず
れ止めを形成すれば、所定の位置に配置された弾性体を
その位置からずれないようにすることができる。特に、
弾性体と位置決め壁との間に間隔を設けたときには、弾
性体の横ずれを防止することによって、弾性体が位置決
め壁に接触することはなく、圧縮機の振動が位置決め壁
に伝わらないようにすることができる。
れ止めを形成すれば、所定の位置に配置された弾性体を
その位置からずれないようにすることができる。特に、
弾性体と位置決め壁との間に間隔を設けたときには、弾
性体の横ずれを防止することによって、弾性体が位置決
め壁に接触することはなく、圧縮機の振動が位置決め壁
に伝わらないようにすることができる。
【0018】位置決め壁が圧縮機の底部全周を取り囲む
ように設けられたとき、この位置決め壁の一部に排水用
の切欠を形成すれば、この切欠から排水して、位置決め
壁に囲まれた領域内に水が溜まらないようにすることが
できる。また、位置決め壁に囲まれた領域内に排水孔を
形成して排水するようにしてもよい。
ように設けられたとき、この位置決め壁の一部に排水用
の切欠を形成すれば、この切欠から排水して、位置決め
壁に囲まれた領域内に水が溜まらないようにすることが
できる。また、位置決め壁に囲まれた領域内に排水孔を
形成して排水するようにしてもよい。
【0019】ベース板を合成樹脂製とすれば、位置決め
壁及び係止体としての突起を容易にベース板と一体成形
することができる。また、窓等に取り付けられる一体型
空気調和機に、この圧縮機取付構造を採用すれば、圧縮
機の振動がベース板を介して室内に伝わらないようにす
ることができるため、静音化に好適である。
壁及び係止体としての突起を容易にベース板と一体成形
することができる。また、窓等に取り付けられる一体型
空気調和機に、この圧縮機取付構造を採用すれば、圧縮
機の振動がベース板を介して室内に伝わらないようにす
ることができるため、静音化に好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和機の
圧縮機取付構造の実施の形態について、図面を用いて説
明する。この空気調和機の各部品の配置は、従来の空気
調和機と同じであり、合成樹脂製のベース板への圧縮機
の取付構造の第1実施形態について図1、図2及び図3
を用いて説明する。図1は圧縮機取付構造を示す平面
図、図2はその要部断面図、図3は覆い板の取付構造を
示す断面図である。
圧縮機取付構造の実施の形態について、図面を用いて説
明する。この空気調和機の各部品の配置は、従来の空気
調和機と同じであり、合成樹脂製のベース板への圧縮機
の取付構造の第1実施形態について図1、図2及び図3
を用いて説明する。図1は圧縮機取付構造を示す平面
図、図2はその要部断面図、図3は覆い板の取付構造を
示す断面図である。
【0021】この圧縮機取付構造は、圧縮機1の底部か
ら水平方向外向きに突出された脚2と、脚2に取り付け
られて圧縮機1からベース板3に伝達される振動を吸収
する弾性体としての防振ゴム4と、ベース板3の上面に
突設されて防振ゴム4を係止する係止体としての突起5
と、ベース板3の上面に設けられて脚2を取り囲み、圧
縮機1を所定の位置に位置決めする位置決め壁6と、防
振ゴム4の上方を覆って圧縮機1の浮き上がりを阻止す
る覆い板7とから構成される。
ら水平方向外向きに突出された脚2と、脚2に取り付け
られて圧縮機1からベース板3に伝達される振動を吸収
する弾性体としての防振ゴム4と、ベース板3の上面に
突設されて防振ゴム4を係止する係止体としての突起5
と、ベース板3の上面に設けられて脚2を取り囲み、圧
縮機1を所定の位置に位置決めする位置決め壁6と、防
振ゴム4の上方を覆って圧縮機1の浮き上がりを阻止す
る覆い板7とから構成される。
【0022】脚2は、外形が略正三角形の板を圧縮機1
に嵌合したものであり、外周縁が下向きに折曲されて補
強され、その各頂点付近が略半円状とされる。各頂点付
近の円の中心には取付孔8が形成され、取付孔8に防振
ゴム4が取り付けられる。脚2の各頂点付近は、圧縮機
1を支持する中央よりも一段高くされ、ベース板3との
間隔を確保しながらベース板3に対して圧縮機1の重心
をできるだけ低くしている。
に嵌合したものであり、外周縁が下向きに折曲されて補
強され、その各頂点付近が略半円状とされる。各頂点付
近の円の中心には取付孔8が形成され、取付孔8に防振
ゴム4が取り付けられる。脚2の各頂点付近は、圧縮機
1を支持する中央よりも一段高くされ、ベース板3との
間隔を確保しながらベース板3に対して圧縮機1の重心
をできるだけ低くしている。
【0023】ここで、圧縮機1は脚2に取り付けられた
防振ゴム4を介して、ベース板3上に支持される。その
ため、圧縮機1は三点で支持されることになり、脚2の
高さや各防振ゴム4の長さが多少異なる場合でも、いず
れかの防振ゴム4が浮き上がることはなく、各防振ゴム
4の反力を均一にすることができる。
防振ゴム4を介して、ベース板3上に支持される。その
ため、圧縮機1は三点で支持されることになり、脚2の
高さや各防振ゴム4の長さが多少異なる場合でも、いず
れかの防振ゴム4が浮き上がることはなく、各防振ゴム
4の反力を均一にすることができる。
【0024】防振ゴム4は、略筒状とされ、上端付近の
外周面に、周方向に連続する取付溝9が形成されてい
る。その取付溝9が、脚2の取付孔8の周縁部に嵌め込
まれることによって、防振ゴム4が脚2に固定される。
防振ゴム4の上下方向で中央付近の外周面には、上下方
向のばね定数を小さくするリング状溝10が形成され、
防振ゴム4の上下方向の振動減衰効果を高くしている。
外周面に、周方向に連続する取付溝9が形成されてい
る。その取付溝9が、脚2の取付孔8の周縁部に嵌め込
まれることによって、防振ゴム4が脚2に固定される。
防振ゴム4の上下方向で中央付近の外周面には、上下方
向のばね定数を小さくするリング状溝10が形成され、
防振ゴム4の上下方向の振動減衰効果を高くしている。
【0025】突起5は、略円柱状とされ、脚2の取付孔
8に対向するベース板3を上方に突出するように形成し
てなる。突起5の近傍のベース板3には、他の部分より
も盛り上がった盛り上がり部3aが形成され、圧縮機1
の下方には湾曲面からなる凹部11が形成される。この
凹部11に浸入してきた水が溜まるようになっている。
ベース板3の盛り上がり部3aは上下にたわみやすくな
っており、圧縮機1の振動を吸収でき、振動がベース板
3の他の箇所に伝搬するのを防げる。
8に対向するベース板3を上方に突出するように形成し
てなる。突起5の近傍のベース板3には、他の部分より
も盛り上がった盛り上がり部3aが形成され、圧縮機1
の下方には湾曲面からなる凹部11が形成される。この
凹部11に浸入してきた水が溜まるようになっている。
ベース板3の盛り上がり部3aは上下にたわみやすくな
っており、圧縮機1の振動を吸収でき、振動がベース板
3の他の箇所に伝搬するのを防げる。
【0026】防振ゴム4に形成された貫通孔4aに、突
起5が遊嵌され、防振ゴム4はベース板3と圧縮機1と
の間に介在される。貫通孔4aの上端及び下端付近の内
径は、突起5の外径より少しだけ大きくされ、防振ゴム
4のベース板3上での移動を阻止している。また、貫通
孔4aの中間部分の内径は、突起5の外周面との間に所
定の間隔を空けるように、突起5の外径よりも大きくさ
れている。防振ゴム4と突起5との間に形成された隙間
により、防振ゴム4を突起5に嵌め込みやすくできると
共に、防振ゴム4が傾いても突起5に接触することを防
止でき、圧縮機1の水平方向の変位をある程度許容し
て、圧縮機1の振動を吸収する。
起5が遊嵌され、防振ゴム4はベース板3と圧縮機1と
の間に介在される。貫通孔4aの上端及び下端付近の内
径は、突起5の外径より少しだけ大きくされ、防振ゴム
4のベース板3上での移動を阻止している。また、貫通
孔4aの中間部分の内径は、突起5の外周面との間に所
定の間隔を空けるように、突起5の外径よりも大きくさ
れている。防振ゴム4と突起5との間に形成された隙間
により、防振ゴム4を突起5に嵌め込みやすくできると
共に、防振ゴム4が傾いても突起5に接触することを防
止でき、圧縮機1の水平方向の変位をある程度許容し
て、圧縮機1の振動を吸収する。
【0027】位置決め壁6は、ベース板3の一部が上方
に隆起されてなる上端面が一定幅の水平な立壁とされ、
脚2を取り囲むように連続している。位置決め壁6の内
周は、脚2の外周と相似形の略正三角形とされ、脚2と
の間に所定の間隔(A)が設けられている。間隔(A)
は、圧縮機1の振動に伴って脚2と位置決め壁6とが接
触しないように設定され、騒音を発するのを防止してい
る。
に隆起されてなる上端面が一定幅の水平な立壁とされ、
脚2を取り囲むように連続している。位置決め壁6の内
周は、脚2の外周と相似形の略正三角形とされ、脚2と
の間に所定の間隔(A)が設けられている。間隔(A)
は、圧縮機1の振動に伴って脚2と位置決め壁6とが接
触しないように設定され、騒音を発するのを防止してい
る。
【0028】位置決め壁6の内周面は、ベース板3に垂
直な平坦面とされ、脚2の外周及び防振ゴム4の両方が
可及的に近接でき、省スペース化を図れる。また、位置
決め壁6の外周面は、下端付近で幅が広くなるように形
成され、外向きに傾かないように剛性が高められてい
る。したがって、脚2が当たったときに、位置決め壁6
は容易に変形しない。
直な平坦面とされ、脚2の外周及び防振ゴム4の両方が
可及的に近接でき、省スペース化を図れる。また、位置
決め壁6の外周面は、下端付近で幅が広くなるように形
成され、外向きに傾かないように剛性が高められてい
る。したがって、脚2が当たったときに、位置決め壁6
は容易に変形しない。
【0029】覆い板7は、脚2及び位置決め壁6の一部
を覆う略半円状の板とされ、位置決め壁6の上端面に載
置され、位置決め壁6に形成された三箇所のねじ孔13
に、16mm以上の長さのねじ12を用いて固定されて
いる。覆い板7の内周縁側の端縁は上向きに折曲され、
上下方向の力に対して覆い板7が曲がらないように補強
している。覆い板7は、脚2の上方の一部を覆い、防振
ゴム4の上方に位置する部分が上方に隆起されて、防振
ゴム4との間に0.5mm以上の間隔が設けられ、圧縮
機1の振動が覆い板7に伝わらないようにされている。
を覆う略半円状の板とされ、位置決め壁6の上端面に載
置され、位置決め壁6に形成された三箇所のねじ孔13
に、16mm以上の長さのねじ12を用いて固定されて
いる。覆い板7の内周縁側の端縁は上向きに折曲され、
上下方向の力に対して覆い板7が曲がらないように補強
している。覆い板7は、脚2の上方の一部を覆い、防振
ゴム4の上方に位置する部分が上方に隆起されて、防振
ゴム4との間に0.5mm以上の間隔が設けられ、圧縮
機1の振動が覆い板7に伝わらないようにされている。
【0030】突起5の高さは、防振ゴム4の高さより低
く、かつ1/2以上とされる。この高さに設定すること
により、防振ゴム4の水平方向への変形を制限し、圧縮
機1の過大な水平変位を阻止している。また、突起5
は、防振ゴム4より上方に突出せず覆い板7に触れな
い。なお、圧縮機1の振動がこの突起5を介してベース
板3に伝わらないように、突起5は、防振ゴム4を上下
方向には拘束していない。
く、かつ1/2以上とされる。この高さに設定すること
により、防振ゴム4の水平方向への変形を制限し、圧縮
機1の過大な水平変位を阻止している。また、突起5
は、防振ゴム4より上方に突出せず覆い板7に触れな
い。なお、圧縮機1の振動がこの突起5を介してベース
板3に伝わらないように、突起5は、防振ゴム4を上下
方向には拘束していない。
【0031】上記構成によれば、圧縮機1の脚2に装着
された防振ゴム4を突起5に外嵌して、圧縮機1をベー
ス板3に載置することによって、圧縮機1を防振ゴム4
を介在させてベース板3に取り付けることができる。こ
のとき、脚2が位置決め壁6に取り囲まれるように圧縮
機1を位置合わせすることによって、複数の防振ゴム4
を容易に突起5に嵌め込むことができる。また、ベース
板3を樹脂製として、突起5及び位置決め壁6をベース
板3と一体成型しているため、鋼製ベース板へのスタッ
ドボルトの取付や、樹脂製ベース板3へのスタッドボル
トのインサート成型を不要にすることができる。
された防振ゴム4を突起5に外嵌して、圧縮機1をベー
ス板3に載置することによって、圧縮機1を防振ゴム4
を介在させてベース板3に取り付けることができる。こ
のとき、脚2が位置決め壁6に取り囲まれるように圧縮
機1を位置合わせすることによって、複数の防振ゴム4
を容易に突起5に嵌め込むことができる。また、ベース
板3を樹脂製として、突起5及び位置決め壁6をベース
板3と一体成型しているため、鋼製ベース板へのスタッ
ドボルトの取付や、樹脂製ベース板3へのスタッドボル
トのインサート成型を不要にすることができる。
【0032】また、ナット等によって防振ゴム4の上端
が突起5に固定されていないため、圧縮機1を転倒させ
る力が作用するときには、いずれかの防振ゴム4がベー
ス板3から浮き上がる恐れがある。しかし、覆い板7が
防振ゴム4の上方を覆うため、防振ゴム4が覆い板7に
当接すると、これ以上の上昇が抑えられる。したがっ
て、圧縮機1の浮き上がりを阻止して、圧縮機1の転倒
を防止できる。また、覆い板7はごみの侵入を防いで、
防振ゴム4と突起5との間にごみなどがつまって、防振
ゴム4の特性が発揮されなくなるといったことを防止す
る。
が突起5に固定されていないため、圧縮機1を転倒させ
る力が作用するときには、いずれかの防振ゴム4がベー
ス板3から浮き上がる恐れがある。しかし、覆い板7が
防振ゴム4の上方を覆うため、防振ゴム4が覆い板7に
当接すると、これ以上の上昇が抑えられる。したがっ
て、圧縮機1の浮き上がりを阻止して、圧縮機1の転倒
を防止できる。また、覆い板7はごみの侵入を防いで、
防振ゴム4と突起5との間にごみなどがつまって、防振
ゴム4の特性が発揮されなくなるといったことを防止す
る。
【0033】また、覆い板7と防振ゴム4との間に所定
の間隔を空けているため、圧縮機1の振動が覆い板7に
伝わらず、覆い板7が騒音を発することはない。また、
突起5は防振ゴム4を上下方向には拘束していないの
で、圧縮機1の振動は防振ゴム4の上下方向の伸縮によ
って吸収される。そのため、振動は突起5を介してベー
ス板3に伝わらず、ベース板3が振動や騒音を発生する
ことはない。
の間隔を空けているため、圧縮機1の振動が覆い板7に
伝わらず、覆い板7が騒音を発することはない。また、
突起5は防振ゴム4を上下方向には拘束していないの
で、圧縮機1の振動は防振ゴム4の上下方向の伸縮によ
って吸収される。そのため、振動は突起5を介してベー
ス板3に伝わらず、ベース板3が振動や騒音を発生する
ことはない。
【0034】次に、防振ゴム4の横ずれの防止を図った
第2実施形態について説明する。図4に示すように、こ
の圧縮機取付構造では、ベース板3の盛り上がり部3a
に、高さが5mm以下のずれ止め14a、14bが形成
されている。このずれ止め14a、14bは、位置決め
壁6の下端部が圧縮機1側に突出されてなる壁側ずれ止
め14aと、突起5の圧縮機1側のベース板3に突設さ
れた圧縮機側ずれ止め14bとからなり、防振ゴム4の
下端の周囲を隙間をあけて取り囲んでいる。なお、その
他の構成は、第1実施形態と同じである。
第2実施形態について説明する。図4に示すように、こ
の圧縮機取付構造では、ベース板3の盛り上がり部3a
に、高さが5mm以下のずれ止め14a、14bが形成
されている。このずれ止め14a、14bは、位置決め
壁6の下端部が圧縮機1側に突出されてなる壁側ずれ止
め14aと、突起5の圧縮機1側のベース板3に突設さ
れた圧縮機側ずれ止め14bとからなり、防振ゴム4の
下端の周囲を隙間をあけて取り囲んでいる。なお、その
他の構成は、第1実施形態と同じである。
【0035】上記構成によれば、防振ゴム4の外周側を
ずれ止め14a、14bで取り囲んで拘束するため、防
振ゴム4の横ずれを規制して、脚2と位置決め壁6との
間における間隔Aを保つことができる。
ずれ止め14a、14bで取り囲んで拘束するため、防
振ゴム4の横ずれを規制して、脚2と位置決め壁6との
間における間隔Aを保つことができる。
【0036】つまり、防振ゴム4の貫通孔4aに突起5
を挿入することにより、防振ゴム4はベース板3上での
移動を阻止されている。しかし、防振ゴム4は圧縮機1
の振動を吸収するように柔らかくされており、空気調和
機全体が傾いたときのように、大きな水平力が作用する
場合には、防振ゴム4が変形して、脚2と位置決め壁6
との間隔がいずれかの部分で所定の間隔Aよりも狭くな
る恐れがある。防振ゴム4の外周側の移動を規制するこ
とにより、防振ゴム4を内外両側から保持することがで
き、脚2と位置決め壁6との間における所定の間隔Aが
保たれ、位置決め壁6への圧縮機1の接触を防止でき
る。
を挿入することにより、防振ゴム4はベース板3上での
移動を阻止されている。しかし、防振ゴム4は圧縮機1
の振動を吸収するように柔らかくされており、空気調和
機全体が傾いたときのように、大きな水平力が作用する
場合には、防振ゴム4が変形して、脚2と位置決め壁6
との間隔がいずれかの部分で所定の間隔Aよりも狭くな
る恐れがある。防振ゴム4の外周側の移動を規制するこ
とにより、防振ゴム4を内外両側から保持することがで
き、脚2と位置決め壁6との間における所定の間隔Aが
保たれ、位置決め壁6への圧縮機1の接触を防止でき
る。
【0037】次に、防振ゴムの変形防止を図った第3実
施形態について説明する。図5に示すように、この圧縮
機取付構造では、突起15を上方に延長し、覆い板16
に突起15が挿通する孔17を形成した。突起15の高
さは、覆い板16の上面から2mm以上突出する高さと
されている。覆い板16の孔17の径は、突起15の外
径よりもlmm以上大きくされ、突起15とは接触して
いない。なお、その他の構成は、第1実施形態と同じで
ある。
施形態について説明する。図5に示すように、この圧縮
機取付構造では、突起15を上方に延長し、覆い板16
に突起15が挿通する孔17を形成した。突起15の高
さは、覆い板16の上面から2mm以上突出する高さと
されている。覆い板16の孔17の径は、突起15の外
径よりもlmm以上大きくされ、突起15とは接触して
いない。なお、その他の構成は、第1実施形態と同じで
ある。
【0038】上記構成によれば、圧縮機1に水平力が作
用して防振ゴム4が変形すると、防振ゴム4の上部と下
部が突起15に当接して、それ以上の変形を制限するた
め、運搬時に空気調和機全体が傾いたときのように、大
きな水平力が作用する場合でも、その過大な変形を防ぐ
ことができる。また、水平力によって突起15がたわ
み、この突起15が覆い板16の孔17の内周面に当接
したとき、突起15の上端付近が覆い板16によって水
平方向に支持されるため、この突起15はベース板3及
び覆い板16で両端支持されることになる。
用して防振ゴム4が変形すると、防振ゴム4の上部と下
部が突起15に当接して、それ以上の変形を制限するた
め、運搬時に空気調和機全体が傾いたときのように、大
きな水平力が作用する場合でも、その過大な変形を防ぐ
ことができる。また、水平力によって突起15がたわ
み、この突起15が覆い板16の孔17の内周面に当接
したとき、突起15の上端付近が覆い板16によって水
平方向に支持されるため、この突起15はベース板3及
び覆い板16で両端支持されることになる。
【0039】そのため、突起15が変形しにくくなっ
て、突起15からの防振ゴム4の抜け出し等による圧縮
機1の転倒を防止することができる。なお、突起15と
覆い板16とは、上下方向には固定されてないため、空
気調和機の作動時には、圧縮機1の上下方向の振動が覆
い板16に伝わることはない。
て、突起15からの防振ゴム4の抜け出し等による圧縮
機1の転倒を防止することができる。なお、突起15と
覆い板16とは、上下方向には固定されてないため、空
気調和機の作動時には、圧縮機1の上下方向の振動が覆
い板16に伝わることはない。
【0040】次に、圧縮機の下方に溜まる水の排出対策
に関する第4実施形態について説明する。図6に示すよ
うに、この圧縮機取付構造では、位置決め壁18の一辺
の中央に排水用の切欠19が形成されている。また、圧
縮機1の下方のベース板3の凹部20には、この凹部2
0の中央に溜まった水を切欠19に導くための溝21が
形成されている。なお、その他の構成は、第1実施形態
と同じである。
に関する第4実施形態について説明する。図6に示すよ
うに、この圧縮機取付構造では、位置決め壁18の一辺
の中央に排水用の切欠19が形成されている。また、圧
縮機1の下方のベース板3の凹部20には、この凹部2
0の中央に溜まった水を切欠19に導くための溝21が
形成されている。なお、その他の構成は、第1実施形態
と同じである。
【0041】上記構成によれば、ベース板3の位置決め
壁18に囲まれた領域内に溜まった露、雨水等を排出す
ることにより、圧縮機1の下方が湿潤状態になることを
防いで、圧縮機1等の腐食を防止することができる。
壁18に囲まれた領域内に溜まった露、雨水等を排出す
ることにより、圧縮機1の下方が湿潤状態になることを
防いで、圧縮機1等の腐食を防止することができる。
【0042】また、他の形態として、図7に示すよう
に、凹部20の中央に排水孔22を形成してもよい。こ
の排水孔22は、その内径が3mm以上とされ、位置決
め壁6に囲まれた領域内に雨水等を溜めないようにする
ことができ、前述の形態と同じ効果を有する。なお、そ
の他の構成は、第3実施形態と同じである。
に、凹部20の中央に排水孔22を形成してもよい。こ
の排水孔22は、その内径が3mm以上とされ、位置決
め壁6に囲まれた領域内に雨水等を溜めないようにする
ことができ、前述の形態と同じ効果を有する。なお、そ
の他の構成は、第3実施形態と同じである。
【0043】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内において適宜変更
を加えることができる。例えば、この圧縮機取付構造
は、一体型空気調和機に用いられるだけでなく、分離型
空気調和機の室外機に用いてもよい。また、ベース板
は、樹脂製のベース板に限られず、鋼製のベース板を有
する空気調和機にこの圧縮機取付構造を採用してもよ
い。また、位置決め壁、係止体及び覆い板は、これらの
全てを設ける必要はなく、必要に応じてこれらのいずれ
かを組み合わせて設ければよい。
されるものではなく、本発明の範囲内において適宜変更
を加えることができる。例えば、この圧縮機取付構造
は、一体型空気調和機に用いられるだけでなく、分離型
空気調和機の室外機に用いてもよい。また、ベース板
は、樹脂製のベース板に限られず、鋼製のベース板を有
する空気調和機にこの圧縮機取付構造を採用してもよ
い。また、位置決め壁、係止体及び覆い板は、これらの
全てを設ける必要はなく、必要に応じてこれらのいずれ
かを組み合わせて設ければよい。
【0044】また、圧縮機を支持する弾性体は、防振ゴ
ムだけでなくコイルばね等であってもよい。また、弾性
体は圧縮機の脚に取り付けるだけでなく、圧縮機の底に
直接取り付けてもよい。また、位置決め壁及び係止体
は、ベース板と一体成形されるだけでなく、ベース板と
は別体として後で取り付けるようにしてもよい。
ムだけでなくコイルばね等であってもよい。また、弾性
体は圧縮機の脚に取り付けるだけでなく、圧縮機の底に
直接取り付けてもよい。また、位置決め壁及び係止体
は、ベース板と一体成形されるだけでなく、ベース板と
は別体として後で取り付けるようにしてもよい。
【0045】また、位置決め壁は連続して圧縮機の底部
を取り囲むだけでなく、その一部を断続的に取り囲むよ
うにしてもよい。また、係止体は、ベース板の上面側に
突出形成される突起だけでなく、覆い板の下面側に突出
形成された突起であってもよい。また、環状の突起を設
けて、円柱状の防振ゴムを突起に挿入してもよい。
を取り囲むだけでなく、その一部を断続的に取り囲むよ
うにしてもよい。また、係止体は、ベース板の上面側に
突出形成される突起だけでなく、覆い板の下面側に突出
形成された突起であってもよい。また、環状の突起を設
けて、円柱状の防振ゴムを突起に挿入してもよい。
【0046】あるいは、防振ゴムの上端を圧縮機の脚の
上方に突出させて、この突出部に外嵌する凹部を覆い板
の下面側に形成し、この凹部を係止体としてもよい。こ
の場合、弾性体を筒状にする必要はなく、中実断面の弾
性体を用いればよい。
上方に突出させて、この突出部に外嵌する凹部を覆い板
の下面側に形成し、この凹部を係止体としてもよい。こ
の場合、弾性体を筒状にする必要はなく、中実断面の弾
性体を用いればよい。
【0047】また、覆い板は位置決め壁に取り付けるだ
けでなく、ベース板に突設された突起に取り付けてもよ
い。この場合、覆い板と弾性体及び脚との間に間隔を空
けておけば、圧縮機の振動が覆い板やベース板に伝わる
ことはない。また、覆い板に突起が入り込む孔を形成す
る場合、この孔は、突起を貫通させるだけでなく、突起
の先端を係合させるだけのものであってもよい。この場
合、孔は覆い板を貫通する必要はなく、板厚方向の途中
まででよく、すなわち覆い板の下面側に凹部を形成すれ
ばよい。
けでなく、ベース板に突設された突起に取り付けてもよ
い。この場合、覆い板と弾性体及び脚との間に間隔を空
けておけば、圧縮機の振動が覆い板やベース板に伝わる
ことはない。また、覆い板に突起が入り込む孔を形成す
る場合、この孔は、突起を貫通させるだけでなく、突起
の先端を係合させるだけのものであってもよい。この場
合、孔は覆い板を貫通する必要はなく、板厚方向の途中
まででよく、すなわち覆い板の下面側に凹部を形成すれ
ばよい。
【0048】また、ずれ止めは、弾性体の下端を取り囲
むだけでなく、弾性体の下端に凸部を形成して、この凸
部を嵌合させる孔をベース板に形成し、この孔をずれ止
めとしてもよい。また、位置決め壁に形成される排水用
の切欠は、どの位置に形成してもよく、その数もいくつ
であってもよい。
むだけでなく、弾性体の下端に凸部を形成して、この凸
部を嵌合させる孔をベース板に形成し、この孔をずれ止
めとしてもよい。また、位置決め壁に形成される排水用
の切欠は、どの位置に形成してもよく、その数もいくつ
であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、ベース板に、圧縮機の底部の一部を取り囲む位置
決め壁を設けることによって、圧縮機の位置決めを容易
にすることができる。また、ベース板に一体成形された
係止体を利用して圧縮機を取り付けることによって、金
属製のスタッドボルトを用いる必要がなくなり、圧縮機
の取付が容易になり、作業時間の短縮とコストの削減に
寄与することができる。
では、ベース板に、圧縮機の底部の一部を取り囲む位置
決め壁を設けることによって、圧縮機の位置決めを容易
にすることができる。また、ベース板に一体成形された
係止体を利用して圧縮機を取り付けることによって、金
属製のスタッドボルトを用いる必要がなくなり、圧縮機
の取付が容易になり、作業時間の短縮とコストの削減に
寄与することができる。
【0050】また、係止体が弾性体を上下方向に拘束し
ないようにし、弾性体と覆い板との間に間隔を空けるこ
とによって、圧縮機の振動が覆い板やベース板に伝わら
ないようにすることができるため、騒音や振動を発生さ
せにくい空気調和機を提供することができる。窓に取り
付けられる一体型空気調和機にこの圧縮機取付構造を採
用すれば、室内に騒音及び振動が伝わらず、特に好適で
ある。
ないようにし、弾性体と覆い板との間に間隔を空けるこ
とによって、圧縮機の振動が覆い板やベース板に伝わら
ないようにすることができるため、騒音や振動を発生さ
せにくい空気調和機を提供することができる。窓に取り
付けられる一体型空気調和機にこの圧縮機取付構造を採
用すれば、室内に騒音及び振動が伝わらず、特に好適で
ある。
【図1】本発明の第1実施形態の圧縮機取付構造を示す
平面図
平面図
【図2】その要部断面図
【図3】覆い板の取付構造を示す断面図
【図4】第2実施形態の圧縮機取付構造の要部断面図
【図5】第3実施形態の圧縮機取付構造の要部断面図
【図6】第4実施形態の圧縮機取付構造の平面図
【図7】第4実施形態の他の形態の圧縮機取付構造の要
部断面図
部断面図
【図8】従来の一体型空気調和機の各部品の配置を示す
平面図
平面図
【図9】その側面図
1 圧縮機 2 脚 3 ベース板 4 防振ゴム 5 突起 6 位置決め壁 7 覆い板 11 凹部 14a 壁側ずれ止め 14b 圧縮機側ずれ止め 15 突起 16 覆い板 17 孔 18 位置決め壁 19 切欠 20 凹部 21 溝 22 排水孔
Claims (12)
- 【請求項1】 圧縮機を弾性体を介して支持するベース
板を備え、該ベース板に、圧縮機の底部の一部を取り囲
む位置決め壁と、弾性体を係止する係止体とが設けられ
たことを特徴とする空気調和機の圧縮機取付構造。 - 【請求項2】 圧縮機を弾性体を介して支持するベース
板を備え、該ベース板に、圧縮機の底部の一部を取り囲
む位置決め壁と、弾性体の上方を覆うことによって上方
への移動を規制する覆い板とが設けられたことを特徴と
する空気調和機の圧縮機取付構造。 - 【請求項3】 圧縮機を弾性体を介して支持するベース
板を備え、該ベース板に、弾性体を係止する係止体と、
弾性体の上方を覆うことによって上方への移動を規制す
る覆い板とが設けられたことを特徴とする空気調和機の
圧縮機取付構造。 - 【請求項4】 圧縮機を弾性体を介して支持するベース
板を備え、該ベース板に、圧縮機の底部の一部を取り囲
む位置決め壁と、弾性体を係止する係止体と、弾性体の
上方を覆う覆い板とが設けられたことを特徴とする空気
調和機の圧縮機取付構造。 - 【請求項5】 前記圧縮機の底部に弾性体を取り付ける
脚が形成され、該脚が位置決め壁に取り囲まれたことを
特徴とする請求項1、2又は4記載の空気調和機の圧縮
機取付構造。 - 【請求項6】 前記係止体はベース板の上面側に突出形
成された突起とされ、該突起に弾性体が嵌め込まれたこ
とを特徴とする請求項1、3又は4記載の空気調和機の
圧縮機取付構造。 - 【請求項7】 前記係止体はベース板の上面側に突出形
成された突起とされ、筒状の弾性体が前記突起に嵌め込
まれ、前記覆い板に、弾性体から突出した突起が入り込
む孔が形成されたことを特徴とする請求項3又は4記載
の空気調和機の圧縮機取付構造。 - 【請求項8】 前記ベース板に、弾性体の横ずれを防止
するずれ止めが形成されたことを特徴とする請求項1〜
7のいずれかに記載の空気調和機の圧縮機取付構造。 - 【請求項9】 ベース板の前記位置決め壁は圧縮機の底
部全周を取り囲み、位置決め壁の一部に排水用の切欠が
形成されたことを特徴とする請求項1、2又は4記載の
空気調和機の圧縮機取付構造。 - 【請求項10】 前記位置決め壁に囲まれた領域内に排
水孔が形成されたことを特徴とする請求項1、2又は4
記載の空気調和機の圧縮機取付構造。 - 【請求項11】 前記ベース板は、合成樹脂製とされた
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の空
気調和機の圧縮機取付構造。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の空
気調和機の圧縮機取付構造を備えたことを特徴とする一
体型空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001125406A JP2002323239A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 空気調和機の圧縮機取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001125406A JP2002323239A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 空気調和機の圧縮機取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002323239A true JP2002323239A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18974632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001125406A Pending JP2002323239A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 空気調和機の圧縮機取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002323239A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100359172C (zh) * | 2003-03-12 | 2008-01-02 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 压缩机固定机构 |
US7465156B2 (en) | 2004-12-17 | 2008-12-16 | Lg Electronics Inc. | Apparatus for mounting compressor |
JP2010243033A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートポンプ室外機 |
JP2012102897A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
JP2014185555A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 圧縮機の防振支持構造 |
JP2015098956A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 株式会社東芝 | 空気調和機の室外機 |
CN106050610A (zh) * | 2016-05-31 | 2016-10-26 | 青岛海尔股份有限公司 | 压缩机的浮动支撑装置和制冷设备 |
-
2001
- 2001-04-24 JP JP2001125406A patent/JP2002323239A/ja active Pending
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