JP2002323013A - 作業機械の異常診断装置 - Google Patents

作業機械の異常診断装置

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JP2002323013A
JP2002323013A JP2001126529A JP2001126529A JP2002323013A JP 2002323013 A JP2002323013 A JP 2002323013A JP 2001126529 A JP2001126529 A JP 2001126529A JP 2001126529 A JP2001126529 A JP 2001126529A JP 2002323013 A JP2002323013 A JP 2002323013A
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JP
Japan
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work machine
peak
hydraulic
hydraulic pressure
abnormality
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JP2001126529A
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English (en)
Inventor
Yuichi Yamamoto
裕一 山元
Tomohisa Kaneda
知久 金田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧ポンプなどの油圧機器を疲労させることに
大きく寄与しているピーク油圧を計測することにより、
油圧ポンプなどの油圧機器の疲労を精度よく計測し、も
って作業機械の異常を正確に診断できるようにする。 【解決手段】油圧機器18、19で発生する油圧Pが所
定時間(5秒間)内に所定レベルP0、P1以上となるピ
ーク油圧PKが、計測される。そして、ピーク油圧PK
の発生回数nのデータに基づいて作業機械1で発生する
異常が診断される。機器の疲労を精度よく計測すること
ができ、作業機械の異常を正確に診断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧機器を備えた
建設機械などの作業車両に生じる故障の診断、寿命の予
測などの異常診断を行う作業機械の異常診断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械の信頼性を高める上で、建設機
械に搭載されるコンポーネントの故障の原因推定、故障
の予測、劣化度合いの判断、寿命の予測(オーバーホー
ル時期の予測)などの異常診断を行うことは不可欠であ
る。
【0003】従来より、建設機械に搭載されるエンジン
や油圧ポンプなどのコンポーネントの異常を診断するこ
とに関する発明は、すでに公知になっている。
【0004】たとえば特開平8−273015号公報に
は、油圧ポンプの吐出圧が一定以上になっている時間を
積算し、この積算値に基づいて建設機械の作業量を求め
て建設機械の消耗度合いを予測する発明が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】油圧ポンプの吐出圧の
状態と、油圧ポンプの疲労(機械応力)との関係につい
て考察する。
【0006】作業機に加わる負荷が大きいときには、油
圧ポンプの吐出圧は、設定されたリリーフ圧以上とな
る。この場合油圧ポンプの吐出圧は、つぎの状態をとり
得る。
【0007】1)油圧ポンプの吐出圧が継続的にリリー
フ圧以上になる。
【0008】2)油圧ポンプの吐出圧が瞬間的にリリー
フ圧以上になる。
【0009】1)の状態と2)の状態を比較すると、
1)の状態よりも2)の状態の方が圧力変化の回数が多
くなるため、油圧ポンプの疲労に大きく寄与しており、
建設機械の消耗に大きく寄与している。本発明者は、特
に1kHz以上の周波数で発生するピーク油圧が、油圧
ポンプの疲労に大きく寄与していることを解明した。逆
に、油圧ポンプの吐出圧が継続的にリリーフ圧以上にな
る上記1)の状態を計測しても、油圧ポンプを疲労させ
る寄与率が小さいことから、油圧ポンプの疲労を精度よ
く計測することができない。
【0010】上記公報記載の発明は、1)の状態になっ
ている時間を計測するという発明であり、油圧ポンプの
疲労を精度よく計測することができない。
【0011】そこで本発明は、油圧ポンプなどの油圧機
器を疲労させることに大きく寄与しているピーク油圧を
計測することにより、油圧ポンプなどの油圧機器の疲労
を精度よく計測し、もって作業機械の異常を正確に診断
できるようにすることを解決課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用、効果】第1発
明は、作業機械(1)に搭載され作業機(22、23)
を駆動する油圧機器(18、19)と、前記油圧機器
(18、19)に加えられる負荷を計測する計測手段と
を備え、前記計測手段で計測された負荷に基づいて前記
作業機械(1)で発生する異常を診断する油圧機器の異
常診断装置において、前記油圧機器(18、19)で発
生する油圧が所定時間内に所定レベル以上となるピーク
油圧を計測するピーク油圧計測手段(2)を備え、前記
ピーク油圧の発生回数のデータに基づいて前記作業機械
で発生する異常を診断することを特徴とする。
【0013】第1発明によれば、図4に示すように、油
圧機器18、19で発生する油圧Pが所定時間(例えば
5秒間)内に所定レベルP0、P1以上となるピーク油圧
PKが、計測される。そして、図12に示すように、ピ
ーク油圧PKの発生回数nのデータに基づいて作業機械
1で発生する異常が診断される。
【0014】第1発明によれば、油圧ポンプなどの油圧
機器を疲労させることに大きく寄与しているピーク油圧
PKを計測するようにしているので、油圧ポンプなどの
油圧機器の疲労を精度よく計測することができ、作業機
械の異常を正確に診断できる。
【0015】第2発明は、作業機械(1)に搭載され作
業機(22、23)を駆動する油圧機器(18、19)
と、前記油圧機器(18、19)に加えられる負荷を計
測する計測手段とを備え、前記計測手段で計測された負
荷に基づいて前記作業機械(1)で発生する異常を診断
する油圧機器の異常診断装置において、前記油圧機器
(18、19)で発生する油圧が所定時間内に所定レベ
ル以上となるピーク油圧を計測するピーク油圧計測手段
(2)と、前記ピーク油圧の油圧最大値を、各レベルに
分割し、ピーク油圧の油圧最大値が各レベルに入った頻
度を各レベル毎に一定時間が経過するまで積算する頻度
積算手段(5)とを備え、前記頻度積算手段(5)から
得られた頻度のデータに基づいて前記作業機械(1)で
発生する異常を診断することを特徴とする。
【0016】第2発明によれば、図4に示すように、油
圧機器18、19で発生する油圧Pが所定時間(5秒
間)内に所定レベルP0、P1以上となるピーク油圧PK
が、計測される。そしてピーク油圧PKの油圧最大値P
maxが、各レベルP1、P2…P20に分割され、図12に
示すようにピーク油圧PKの油圧最大値Pmaxが各レベ
ルP1、P2…P20に入った頻度nが、各レベル毎に一定
時間τが経過するまで積算される。そして積算された頻
度nのデータに基づいて作業機械1で発生する異常が診
断される。
【0017】第2発明によれば第1発明と同様に、油圧
ポンプなどの油圧機器の疲労を精度よく計測することが
でき、作業機械の異常を正確に診断できる。更に第2発
明によれば、ピーク油圧PKの油圧最大値Pmaxのデー
タそのものでなく、 ピーク油圧PKの油圧最大値Pma
xが各レベルP1、P2…P20に入った頻度nのデータを
計測するようにしているので、データの記憶容量を小さ
くでき、長時間の計測が可能となる。このため作業機械
1が長時間連続して稼動している間の計測が可能とな
る。
【0018】第3発明は、第1発明または第2発明にお
いて、前記ピーク油圧は、1kHz以上の周波数で発生
するものであることを特徴とする。
【0019】第3発明によれば、1kHz以上の周波数
で発生するピーク油圧PKを計測し、その計測結果から
作業機械1で発生する異常を診断するようにしているの
で、作業機械1の異常を更に正確に診断できる。
【0020】第4発明は、第1発明または第2発明にお
いて、作業機械(1)側で取得されたデータを、通信衛
星(9)または携帯電話機またはPHS電話機(32)
を介して、監視局(15)側に送信し、当該監視局(1
5)側で、送信されたデータに基づいて前記作業機械
(1)で発生する異常を診断する処理を行うことを特徴
とする。
【0021】第4発明によれば、図1に示すように、作
業機械1側で取得されたデータを、通信衛星9を介し
て、監視局15側に送信し、当該監視局15側で、送信
されたデータに基づいて作業機械1で発生する異常を診
断する処理を行うようにしているので、人手によらずに
データの受け渡しが可能となる。また通信衛星9を介し
てデータを送信するようにしているので、作業機械1
が、地上波通信ではカバーできない山間部等で稼動して
いる状況下でも確実にデータを送信することができる。
【0022】第5発明は、第1発明または第2発明にお
いて、作業機械(1)に、パーソナルコンピュータ
(5)を搭載してデータを取得することを特徴とする。
【0023】第5発明によれば、作業機械1に、パーソ
ナルコンピュータ5を搭載してデータを取得するように
しているので、作業機械1にコントローラが備えられて
いない場合であっても、安価に異常診断を行うことがで
きる。
【0024】第6発明は、第1発明または第2発明にお
いて、前記ピーク油圧が発生した時点前後所定時間内の
油圧の連続的な変化を示すスナップショットデータを、
更に取得し、このスナップショットデータを更に加え
て、前記作業機械(1)で発生する異常を診断すること
を特徴とする。第6発明によれば、図11に示すよう
に、ピーク油圧PKが発生した時点前後所定時間内の油
圧Pの連続的な変化を示すスナップショットデータを、
更に取得し、このスナップショットデータを、頻度デー
タに加えて、作業機械1で発生する異常を診断するよう
にしているので、作業機械1の異常を更に正確に診断で
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に係る
作業機械の異常診断装置の実施の形態について説明す
る。実施形態では、作業機械としてホイールローダなど
の建設機械を想定し、この建設機械で発生する故障等の
異常の診断を行う場合を想定する。
【0026】図1は実施形態の全体構成を示している。
【0027】同図1に示すように実施形態は大きくは、
作業機械1と通信装置30と監視局15とから構成され
ている。すなわち作業機械1と、監視局15とが相互に
送受信可能に通信装置30により接続されている。通信
装置30は、インターネット14と、ネットワーク管制
局13と、専用線12と、衛星地球局11と、フィーダ
回線10と、通信衛星9と、無線通信回線8とからな
る。
【0028】ネットワーク管制局13はインターネット
14に通信自在に接続されている。
【0029】ネットワーク管制局13と衛星地球局11
との間は、有線の専用線12によって通信自在に接続さ
れている。
【0030】衛星地球局11と通信衛星9との間は無線
のフィーダ回線10によって通信自在に接続されてい
る。
【0031】通信衛星9と作業機械1との間は無線の通
信回線8によって通信自在に接続されている。ここで無
線通信として衛星通信を使用しているのは、建設機械な
どの作業機械1は、山間部、森林地帯、僻地などで稼動
することが多く、地上波通信ではカバーできないこれら
山間部などにおいても作業機械1との通信を確保するた
めである。また衛星通信を利用すれば、作業機械1が世
界中のいずれの場所で稼動していても管理することが可
能となる。
【0032】監視局15側には、コンピュータ16が設
けられている。コンピュータ16は、インターネット1
4に接続された端末装置である。コンピュータ16は電
話回線を介してインターネット14に通信自在に接続さ
れている。
【0033】図1に示す通信装置30は一例であり通信
方式は任意の通信方式を採用することができる。すなわ
ち衛星通信ではなく既存の地上波を用いてもよい。また
既存の電話回線を利用して通信を行ってもよい。また既
存の携帯基地局やPHS基地局を経由して通信を行って
もよい。
【0034】図13は携帯基地局あるいはPHS基地局
としての地上アンテナ33を経由して通信を行う実施形
態を示している。
【0035】すなわち同図13に示すように作業機械1
側には、図1に示す通信端末6の代わりに、モデム31
と携帯電話機またはPHS(パーソナル・ハンディフォ
ン・システム)電話機32が搭載される。また図1に示
す通信衛星9の代わりに、携帯基地局あるいはPHS基
地局としての地上アンテナ33が設置されている。これ
により地上アンテナ33と作業機械1との間は無線の通
信回線8によって通信自在に接続される。
【0036】またネットワーク管制局13と地上アンテ
ナ33との間は、有線の専用線12によって通信自在に
接続される。
【0037】監視局15は、作業機械1を監視する管理
者の事務所であり、後述するように作業機械1側から通
信装置30を介して送信されたデータをコンピュータ1
6で処理して作業機械1の異常を診断する。
【0038】作業機械1の車体には、図2で後述するよ
うに油圧ポンプ18、19の吐出圧Pa、Pbを検出する
圧力センサ2(2a、2b)と、同じく後述するように
エンジン37の回転数Nを検出するエンジン回転センサ
24と、同じく後述するように油圧回路内の油温Tmを
検出する油温センサ25と、圧力センサ2、エンジン回
転センサ24、油温センサ25の各信号線を入力するケ
ーブル入力ボックス3と、圧力センサ2等の各センサで
検出されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA
/D変換器4と、A/D変換器4から出力されるディジタ
ル信号を入力して、後述するようにピーク油圧PKを計
測する等の処理を行うパーソナルコンピュータ5と、パ
ーソナルコンピュータ5の電源となるバッテリ17と、
パーソナルコンピュータ5で処理されたデータを、通信
衛星9に送信するとともに、通信衛星9から送信された
データを受信する処理を行う通信端末6と、通信衛星9
との間でデータを送受信する衛星通信アンテナ7とが備
えられている。
【0039】圧力センサ2は、たとえばアンプ内蔵の圧
力ピックアップが使用される。
【0040】図2は図1に示す作業機械1に搭載される
油圧回路を示している。
【0041】同図2に示すように、作業機械1のエンジ
ン37の回転数Nはエンジン回転センサ24によって検
出される。油圧ポンプ18、19はエンジン37によっ
て駆動される。油圧ポンプ18、19から吐出された圧
油は油路26、油路27、制御弁20を介して油圧シリ
ンダ22に供給される。油路27内の圧油の圧力Paは
圧力センサ2aによって検出される。同様に油圧ポンプ
18、19から吐出された圧油は油路26、油路28、
制御弁21を介して油圧シリンダ23に供給される。油
路28内の圧油の圧力Pbは圧力センサ2bによって検
出される。
【0042】油路26には油圧ポンプ18、19の吐出
圧をリリーフ圧Pr以下に制限するリリーフ弁29が接
続されている。
【0043】パーソナルコンピュータ5では、4チャン
ネルのディジタル信号が処理される。圧力センサ2aの
出力信号Paには「0ch」が対応づけられている。圧
力センサ2bの出力信号Pbには「1ch」が対応づけ
られている。エンジン回転センサ24の出力信号Nには
「2ch」が対応づけられている。油温センサ25の出
力信号Tmには「3ch」が対応づけられている。
【0044】パーソナルコンピュータ5は、作業機械1
の小スペースに搭載するために、耐振動性、耐環境性に
優れた小型のノート型コンピュータを使用することが望
ましい。
【0045】本実施形態によれば、作業機械1に、パー
ソナルコンピュータ5を搭載してデータを取得するよう
にしているので、作業機械1にコントローラが備えられ
ていない場合であっても、安価にピーク油圧PKの計測
を行い異常診断を行うことができる。もちろん作業機械
1にコントローラが既存であれば、このコントローラを
用いて、ピーク油圧PKの計測を行い異常診断を行うこ
とができる。
【0046】すなわち本実施形態によれば、コントロー
ラが備えられていない作業機械1であっても市販の汎用
品を追加することで、安価に異常診断システムを構築す
ることができ、装置コストを低減することができる。
【0047】図3は、実施形態の処理の手順をフローチ
ャートで示している。
【0048】以下図3を参照して実施形態の処理内容に
ついて説明する。
【0049】ここでピーク油圧PKの判定基準について
図4を参照して説明する。
【0050】ピーク油圧PKとは、作業機械1が稼動時
に、1kHz以上の周波数で、動的に発生する油圧(こ
もり圧も含む)のことである。1kHz以上のピーク油
圧PKを計測するために、パーソナルコンピュータ5
は、10kHzの高速サンプリング周期で信号を逐次取
得する。
【0051】図4の横軸は時間t(sec)であり、縦
軸は圧力センサ2a、2bのセンサ出力信号P(Pa、
Pb)(kg/cm2)である。縦軸の圧力値は、20段
階の各油圧設定値(各レベル)P1〜P20に分割されて
いる。
【0052】最小の油圧設定値P1はリリーフ圧Prより
も大きい値に設定されている。
【0053】P0は、ピーク油圧PKであるか否かを判
定するピーク油圧判定値である。ピーク油圧判定値P0
は、リリーフ圧Prよりも小さい値に設定されている。
【0054】ピーク油圧PKであると判定する条件は、
以下のとおりである。
【0055】1)センサ出力信号Pが立ち上がるときピ
ーク油圧判定値P0を超える。
【0056】2)センサ出力信号Pが油圧設定値P1〜
P20のいずれかを超える。
【0057】3)センサ出力信号Pがピーク油圧判定値
P0を超えてから所定時間(5秒)以内にピーク油圧判
定値P0以下に立ち下がる。
【0058】図4は、上記1)、2)、3)の条件を満
たしピーク油圧PKであると判定された場合を示してい
る。ピーク油圧PKであると判定された場合には、その
油圧最大値Pmax(ピーク値)が、20段階の各油圧設
定値P1〜P20のいずれのレベルに属しているかが、併
せて判別される。
【0059】図4のセンサ出力信号Pは、圧力設定値P
4を超えているが圧力設定値P5以下であるので、「P
4」のレベルに属していると判定され、「P4」が「1
回」とカウントされる。
【0060】以上のようにしてピーク油圧PKの発生回
数nをカウントすることができる。
【0061】図5、図6は、ピーク油圧PKであると判
定されない場合を例示している。
【0062】図5に示すセンサ出力信号Pは、立ち上が
りでピーク油圧判定値P0を超えている(条件1)を満
たす)が、最小の油圧設定値P1に達していない(条件
2)を満たさない)ので、センサ出力信号Pの山Aは、
ピーク油圧PKではないと判定される。
【0063】また図6に示すセンサ出力信号Pの山B
は、ピーク油圧PKであると判定されるが、つぎの山C
は、立ち上がるときピーク油圧判定値P0を超えていな
い(条件1)を満たさない)ため、ピーク油圧PKでは
ないと判定される。
【0064】図5で山Aをピーク油圧PKとして捕らえ
るためには、最小の油圧設定値P1を、より小さな値に
設定すればよい。また図6で山Cをピーク油圧PKとし
て捕らえるためには、ピーク油圧判定値P0を、より大
きな値に設定すればよい。
【0065】図7〜図10は、図1に示すコンピュータ
5の表示器(ディスプレイ)に表示される各画面を示し
ている。
【0066】図7はデータのファイルの画面を示してい
る。
【0067】コンピュータ5では、この図7の画面20
0に示されるフォーマットでデータが保存され、このデ
ータが作業機械1から監視局15に送信される。
【0068】図7に矢印201で示すように、ファイル
の第「1」行には、計測開始時刻が西暦、月日、時、分
で記述される。
【0069】また矢印202で示すように、ファイルの
第「2」行には、計測終了時刻が西暦、月日、時、分で
記述される。
【0070】また矢印203で示すように、ファイルの
第「3」、「4」行には、各油圧設定値P20、P19…P
1(kg/cm2)が記述される。
【0071】また矢印204で示すように、ファイルの
第「5」、「6」行には、ファイルの第「3」、「4」
行に示される油圧設定値P20、P19…P1ごとに、「c
h0」のカウント値nが記述される。たとえば圧力セン
サ2aから出力される「ch0」の油圧信号Paに基づ
いてピーク油圧PKが発生したことが判定され、そのピ
ーク値Pmaxが「440」のレベルであった場合には、
208で示される箇所が「0」から「1」に更新され
る。
【0072】また矢印205で示すように、ファイルの
第「7」、「8」行には、ファイルの第「3」、「4」
行に示される油圧設定値P20、P19…P1ごとに、「c
h1」のカウント値nが記述される。たとえば圧力セン
サ2bから出力される「ch1」の油圧信号Pbに基づ
いてピーク油圧PKが発生したことが判定され、そのピ
ーク値Pmaxが「435」のレベルであった場合には、
209で示される箇所が「0」から「1」に更新され
る。
【0073】また矢印206で示すように、ファイルの
第「9」行には「ch0」のピーク値maxの上位10個
が記述される。たとえば圧力センサ2aから出力される
「ch0」の油圧信号Paに基づいてピーク油圧PKが
発生したことが判定され、そのピーク値Pmaxの最上位
の2つが「442」、「441」であった場合には、2
10、211で示される箇所が「442」、「441」
に更新される。
【0074】また矢印207で示すように、ファイルの
第「10」には「ch1」のピーク値maxの上位10個
が記述される。たとえば圧力センサ2bから出力される
「ch1」の油圧信号Pbに基づいてピーク油圧PKが
発生したことが判定され、そのピーク値Pmaxの最上位
の2つが「433」、「432」であった場合には、2
12、213で示される箇所が「433」、「432」
に更新される。
【0075】図8は設定画面300を示している。この
設定画面300では、「ch0」、「ch1」ごとに、
油圧Pの分割数(20)、各油圧設定値(P1〜P2
0)、ピーク油圧判定値(P0)、リリーフ圧(Pr)を
任意の値に設定することができる。
【0076】設定画面300上のチャンネル選択枠30
1では、「ch0」、「ch1」の別を選択することが
できる。
【0077】設定画面300上の油圧設定値入力枠30
2には、油圧Pの分割数および油圧設定値を入力、設定
することができる。本実施形態では油圧PがP20〜P1
の20段階に分割され、P20、P19…P1それぞれが
「450(kg/cm2)」、「445(kg/cm
2)」、「440(kg/cm2)」、「435(kg/c
m2)」、「430(kg/cm2)」、「425(kg/
cm2)」、「420(kg/cm2)」、「415(k
g/cm2)」、「410(kg/cm2)」、「405
(kg/cm2)」、「400(kg/cm2)」、「39
5(kg/cm2)」、「390(kg/cm2)」、「3
85(kg/cm2)」、「380(kg/cm2)」、
「375(kg/cm2)」、「370(kg/cm
2)」、「365(kg/cm2)」、「360(kg/c
m2)」、「355(kg/cm2)」に設定された場合
を想定している。
【0078】設定画面300上のピーク油圧判定値入力
枠303には、ピーク油圧判定値P0を入力、設定する
ことができる。本実施形態ではピーク油圧判定値P0と
して、「100kg/cm2」が入力、設定された場合を
想定している。
【0079】設定画面300上のリリーフ圧入力枠30
4には、作業機械1で実際に設定されているリリーフ圧
Prを入力、設定することができる。本実施形態ではリ
リーフ圧Prとして、「356kg/cm2」が入力、設
定された場合を想定している。
【0080】図9は頻度データ処理画面400を示して
いる。この頻度データ処理画面400では、「ch
0」、「ch1」ごとに、各油圧設定値P20、P19…P
1に入った頻度nのデータが表示される。
【0081】頻度データ処理画面400上のボタン41
2を操作することで計測を開始することができる。また
頻度データ処理画面400上のボタン413を操作する
ことで計測を終了させることができる。
【0082】頻度データ処理画面400上のチャンネル
選択枠401では、「ch0」、「ch1」の別を選択
することができる。
【0083】頻度データ処理画面400上のピーク油圧
判定値表示枠402には、設定画面300で設定された
ピーク油圧判定値P0が表示される。
【0084】頻度データ処理画面400上の現在時刻表
示枠403には、現在の西暦、年、月日、時、分、秒が
表示される。
【0085】頻度データ処理画面400上のリリーフ圧
表示枠404には、設定画面300で設定されたリリー
フ圧Prが表示される。
【0086】頻度データ処理画面400上の平均値表示
枠405には、単位時間(2秒間)ごとに、センサ出力
信号Pの平均値が表示される。
【0087】頻度データ処理画面400上の波形表示枠
406には、センサ出力信号Pの実際の波形が表示され
る。頻度データ処理画面400上の油圧設定値表示枠4
07には、設定画面300で設定された油圧設定値P2
0、P19…P1が表示される。
【0088】頻度データ処理画面400上の0chカウ
ント値表示枠408は、「0ch」(センサ出力信号P
a)のピーク油圧PKのカウント値nを表示する枠であ
り、計測開始から現在までに、ピーク油圧PKのピーク
値Pmaxが各油圧設定値P20、P19…P1に入った頻度n
が表示される。
【0089】頻度データ処理画面400上の1chカウ
ント値表示枠409は、「1ch」(センサ出力信号P
b)のピーク油圧PKのカウント値nを表示する枠であ
り、計測開始から現在までに、ピーク油圧PKのピーク
値Pmaxが各油圧設定値P20、P19…P1に入った頻度n
が表示される。
【0090】頻度データ処理画面400上の0ch最大
値表示枠410は、「0ch」(センサ出力信号Pa)
のピーク油圧PKの各ピーク値Pmaxのうちで上位10
個を表示する枠であり、計測開始から現在までの各ピー
ク値Pmaxの上位10個が逐次更新されて表示される。
【0091】頻度データ処理画面400上の1ch最大
値表示枠411は、「1ch」(センサ出力信号Pb)
のピーク油圧PKの各ピーク値Pmaxのうちで上位10
個を表示する枠であり、計測開始から現在までの各ピー
ク値Pmaxの上位10個が逐次更新されて表示される。
【0092】図10はスナップショットデータ処理画面
500を示している。このスナップショットデータ処理
画面500では、スナップショットデータの解析結果が
表示される。
【0093】スナップショットデータ処理画面500上
のピーク油圧判定値表示枠501には、設定画面300
で設定されたピーク油圧判定値P0が表示される。
【0094】スナップショットデータ処理画面500上
の現在時刻表示枠502には、現在の西暦、年、月日、
時、分、秒が表示される。
【0095】スナップショットデータ処理画面500上
のリリーフ圧表示枠507には、設定画面300で設定
されたリリーフ圧Prが表示される。
【0096】スナップショットデータ処理画面500上
の波形表示枠503には、センサ出力信号Pのスナップ
ショットデータ、つまりピーク油圧PK発生時点前後所
定時間(10秒)内のセンサ出力信号Pの波形が表示さ
れる。
【0097】スナップショットデータ処理画面500上
の最大ピーク値表示枠506には、波形表示枠503に
表示されているスナップショットデータ中の各ピーク値
Pmaxの中の最大値が表示される。スナップショットデ
ータ処理画面500上の最大ピーク発生時刻表示枠50
8には、最大ピーク値表示枠506に表示されている最
大ピーク値の発生時刻(西暦、年、月日、時、分、秒)
が表示される。
【0098】スナップショットデータ処理画面500上
の油圧設定値表示枠504には、設定画面300で設定
された油圧設定値P20、P19…P1が表示される。
【0099】スナップショットデータ処理画面500上
のカウント値表示枠505は、波形表示枠503に表示
されているスナップショットデータ中のピーク油圧PK
のカウント値nを表示する枠であり、ピーク油圧PKの
ピーク値Pmaxが各油圧設定値P20、P19…P1に入った
頻度nが表示される。
【0100】図9に示す計測開始ボタン412が押され
ると計測が開始され、図3のステップ101に示すよう
に、圧力センサ2a、2bの検出信号Pa、Pbが、ケー
ブル入力ボックス3を介してA/D変換器4に入力され
る。A/D変換器4では圧力センサ2a、2bから出力
されるアナログ信号がデジタル信号に変換されてパーソ
ナルコンピュータ5に入力される(ステップ101)。
【0101】コンピュータ5では、各チャンネル「0c
h」、「1ch」のセンサ出力信号Pa、Pb2が10k
Hzのサンプリング時間で逐次取得される。これにより
1kHz以上の周期で発生するピーク油圧PKを計測す
ることが可能になる。
【0102】コンピュータ5では、図4で説明した判定
基準にしたがいピーク油圧PKであるか否かが判定さ
れ、そのピーク油圧PKのピーク値Pmaxが20段階の
油圧設定値P1〜P20のいずれのレベルに属しているか
が判別される(ステップ102)。そしてピーク油圧P
Kのピーク値Pmaxが属していると判別された油圧設定
値P1〜P20のカウント値がプラス1インクリメントさ
れる(ステップ104)。
【0103】またピーク油圧PKが発生した場合には、
そのピーク油圧PKが発生した時点前後10秒間の各セ
ンサの出力信号Pa、Pb、N、Tmがスナップショット
データとして取得される。
【0104】図11はスナップショットデータの一例を
示している。図11(a)に示すように時刻tpkでピー
ク油圧PKが発生すると、このピーク油圧PKが発生し
た時刻tpkの前後10秒間のセンサ出力信号Paがスナ
ップショットデータとして取得される。
【0105】同様に図11(b)に示すように時刻tpk
の前後10秒間のセンサ出力信号Pbがスナップショッ
トデータとして取得される。
【0106】同様に図11(c)に示すように時刻tpk
の前後10秒間のセンサ出力信号Nがスナップショット
データとして取得される。同様に図11(d)に示すよ
うに時刻tpkの前後10秒間のセンサ出力信号Tmがス
ナップショットデータとして取得される。
【0107】ただしスナップショットデータのデータ量
は大きいため本実施形態では、メモリの記憶容量を考慮
して、ピーク油圧PKの各ピーク値Pmaxのうちで上位
10個のピーク値についてのスナップショットデータの
みが記憶される(ステップ103)。
【0108】計測開始から一定時間τを経過する毎に、
頻度nのデータおよび上位10個の油圧最大値Pmaxの
データは、図7で説明したファイル形式で、作業機械1
から監視局15に向けて送信される。このため頻度nの
データおよび上位10個の油圧最大値Pmaxのデータが
監視局15のコンピュータ16内のメモリに記憶され
る。
【0109】図12は頻度データの一例を示している。
【0110】図12の横軸は20段階の油圧設定値P1
〜P20であり、図12の縦軸は、単位時間当たりの計測
数(カウント値)を示している。なお図12の縦軸を計
測開始から現在までの累積値としてもよい。
【0111】以上のように本実施形態によれば、ピーク
油圧PKの油圧最大値Pmaxのデータそのものでなく、
ピーク油圧PKの油圧最大値Pmaxが各レベルP1、P2
…P20に入った頻度nのデータを計測してデータ量を圧
縮するようにしているので、データの記憶容量を小さく
でき、長時間の計測が可能となる。このため作業機械1
が長時間連続して稼動している間の計測が可能となる。
つまり作業機械1が寿命を終えるまで半永久的に計測を
行うことができる。また通信データ量を小さくできるの
で通信コストを低く抑えることができる。
【0112】監視局15のコンピュータ16では、この
図12に示す頻度データと上位10個の油圧最大値Pma
xのデータとに基づいて、作業機械1の異常を診断す
る。
【0113】異常診断処理を一例を以下に説明する。
【0114】コンピュータ16では、たとえば以下の演
算処理を行い、油圧ポンプ18、19の被害量δを定量
的に計測して、作業機械1のメンテナンス時期(オーバ
ーホール時期)を予測する等の異常診断処理を実行す
る。
【0115】δ=Σni・γi …(1) ただしi=1、2…20である。
【0116】上記(1)式においてniは、油圧設定値
Piの計測数(カウント値)であり、γiは油圧設定値P
iの重みである。すなわちピーク油圧PKの発生頻度ni
に対して重みγiによる重み付けni・γi を行い、こ
れを全ての油圧設定値Piについて足し合わせた値が、
油圧ポンプ18、19に加えられた被害量δとなる。
【0117】被害量δが大きい程油圧ポンプ18、19
に加わる疲労が大きく、作業機械1がメンテナンス時期
が早まると予測することができる。
【0118】コンピュータ16では、頻度nのデータに
対して、上位10個の油圧最大値Pmaxのデータを加味
して異常の診断を行う。なお前述したようにスナップシ
ョットデータはデータ量が大きいため、作業機械1から
定期的には監視局15に送信しない。
【0119】監視局15は、必要に応じて作業機械1に
対して、スナップショットデータを要求する旨のデータ
を送信する。作業機械1は、この要求データを受信する
と、スナップショットデータを監視局15に向けて送信
する。
【0120】このため監視局15のコンピュータ16で
は、送信されたスナップショットデータを、頻度データ
に加えて、作業機械1で発生する異常を診断することが
できる。このため作業機械1の異常を更に正確に診断で
きる。
【0121】もちろん作業機械1側から定期的にスナッ
プショットデータを、頻度データ等と合わせて監視局1
5側に送信してもよい。
【0122】以上の実施形態では、作業機械として建設
機械を想定し油圧機器として油圧ポンプを想定してい
る。しかし本発明としては作業機を駆動する作業機械で
あれば建設機械に限定されることなく本発明を適用可能
であり、また油圧ポンプの代わりに、油圧シリンダ、油
圧モータ等の油圧機器の疲労を計測する場合にも本発明
を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施形態の全体構成を示す図である。
【図2】図2は実施形態の油圧回路図である。
【図3】図3は実施形態のフローチャートである。
【図4】図4はピーク油圧を説明するために用いた図で
ある。
【図5】図5はピーク油圧として判定されない場合を例
示する図である。
【図6】図6はピーク油圧として判定されない場合を例
示する図である。
【図7】図7は実施形態のデータファイルを説明する図
である。
【図8】図8は実施形態の設定画面を示す図である。
【図9】図9は実施形態の処理画面を示す図である。
【図10】図10は実施形態の処理画面を示す図であ
る。
【図11】図11(a)、(b)、(c)、(d)は実
施形態のスナップショットデータを例示する図である。
【図12】図12は実施形態の頻度積算結果を例示する
図である。
【図13】図13は図1とは別の実施形態の全体構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 作業機械 2(2a、2b) 圧力センサ 5 パーソナルコンピュータ 6 通信端末 7 衛星通信アンテナ 9 通信衛星 15 監視局 16 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D015 GA03 GB04 3H082 AA01 AA18 AA23 BB26 CC02 DA04 DA18 DA42 DA43 DA46 DE05 EE00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械(1)に搭載され作業機
    (22、23)を駆動する油圧機器(18、19)と、
    前記油圧機器(18、19)に加えられる負荷を計測す
    る計測手段とを備え、前記計測手段で計測された負荷に
    基づいて前記作業機械(1)で発生する異常を診断する
    油圧機器の異常診断装置において、 前記油圧機器(18、19)で発生する油圧が所定時間
    内に所定レベル以上となるピーク油圧を計測するピーク
    油圧計測手段(2)を備え、 前記ピーク油圧の発生回数のデータに基づいて前記作業
    機械で発生する異常を診断することを特徴とする作業機
    械の異常診断装置。
  2. 【請求項2】 作業機械(1)に搭載され作業機
    (22、23)を駆動する油圧機器(18、19)と、
    前記油圧機器(18、19)に加えられる負荷を計測す
    る計測手段とを備え、前記計測手段で計測された負荷に
    基づいて前記作業機械(1)で発生する異常を診断する
    油圧機器の異常診断装置において、 前記油圧機器(18、19)で発生する油圧が所定時間
    内に所定レベル以上となるピーク油圧を計測するピーク
    油圧計測手段(2)と、 前記ピーク油圧の油圧最大値を、各レベルに分割し、ピ
    ーク油圧の油圧最大値が各レベルに入った頻度を各レベ
    ル毎に一定時間が経過するまで積算する頻度積算手段
    (5)とを備え、 前記頻度積算手段(5)から得られた頻度のデータに基
    づいて前記作業機械(1)で発生する異常を診断するこ
    とを特徴とする作業機械の異常診断装置。
  3. 【請求項3】 前記ピーク油圧は、1kHz以上の
    周波数で発生するものであることを特徴とする請求項1
    または2記載の作業機械の異常診断装置。
  4. 【請求項4】 作業機械(1)側で取得されたデー
    タを、通信衛星(9)または携帯電話機またはPHS電
    話機(32)を介して、監視局(15)側に送信し、当
    該監視局(15)側で、送信されたデータに基づいて前
    記作業機械(1)で発生する異常を診断する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1または2記載の作業機械の異
    常診断装置。
  5. 【請求項5】 作業機械(1)に、パーソナルコン
    ピュータ(5)を搭載してデータを取得することを特徴
    とする請求項1または2記載の作業機械の異常診断装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ピーク油圧が発生した時点前後
    所定時間内の油圧の連続的な変化を示すスナップショッ
    トデータを、更に取得し、このスナップショットデータ
    を更に加えて、前記作業機械(1)で発生する異常を診
    断することを特徴とする請求項1または2記載の作業機
    械の異常診断装置。
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