JP2002321812A - 急傾斜用スクリューコンベヤ装置 - Google Patents

急傾斜用スクリューコンベヤ装置

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JP2002321812A
JP2002321812A JP2001104014A JP2001104014A JP2002321812A JP 2002321812 A JP2002321812 A JP 2002321812A JP 2001104014 A JP2001104014 A JP 2001104014A JP 2001104014 A JP2001104014 A JP 2001104014A JP 2002321812 A JP2002321812 A JP 2002321812A
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Japan
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screw
piece
screw conveyor
ribbon
conveyor device
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JP2001104014A
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Tadao Yoshikawa
忠男 吉川
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】急傾斜、高揚程であってもリボンスクリューの
撓みや伸縮を防止して効率良く搬送する。 【解決手段】筒状ケーシング1内にリボンスクリュー4
を軸心周りに回転自在に配設した急傾斜用スクリューコ
ンベヤ装置において、リボンスクリュー4の中空部に中
心軸5を軸心方向に沿って配置し、前記中心軸5に、リ
ボンスクリュー4の内縁部とを連結固定された回転筒を
有する中心支持部21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土砂や鉱石、穀
物、塑性体その他撒物などの粒状や塊状の被揚収物を急
傾斜、高揚程で搬送する急傾斜用スクリューコンベヤ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】船倉からの荷揚げ作業やトンネル立坑か
ら土砂排出作業などで、撒物や土砂などを急傾斜(30
°以上で90゜までの範囲をいう)を搬送するスクリュ
ーコンベヤは、たとえば本発明者が特公昭60−435
18号公報で提案したものがある。これは、筒状ケーシ
ング内に、リボンスクリューを回転自在に配置するとと
もに、リボンスクリューの中空部に中心軸を配置したも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
において、急傾斜で高揚程になって搬送物の自重が大き
くなり、また搬送物がリボンスクリューと中心軸との隙
間や筒状ケーシングとの隙間に噛み込むと、リボンスク
リューが撓み、軸心方向に伸縮して搬送能力が低下し、
スムーズに搬送できないことがあった。この対策として
リボンスクリューの肉厚を大きくすることが考えられる
が、重量が増大するとともに製造コストが嵩むという問
題がある。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、肉厚にす
ることなく、急傾斜、高揚程であってもリボンスクリュ
ーの撓みや伸縮を防止して効率良く搬送できる急傾斜用
スクリューコンベヤ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、筒状ケーシング内にリボンス
クリューを軸心周りに回転自在に配設した急傾斜用スク
リューコンベヤ装置において、リボンスクリューの中空
部に中心軸を軸心方向に沿って配置し、前記中心軸に、
リボンスクリューの内縁部に連結固定された回転筒を有
する中心支持部を設けたものである。
【0006】上記構成によれば、中心軸に中心支持部を
介してリボンスクリューが支持されるので、搬送物がリ
ボンスクリューに噛み込まれることがあっても、また搬
送中の搬送物の重量が負荷されても、リボンスクリュー
の撓みや伸縮を防止することができ、搬送効率が低下さ
れることがない。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、筒状ケーシング内に軸心周りに回転自在に
支持されて、リボンスクリューに連結固定された回転リ
ングを有する外周支持部を設けたものである。
【0008】上記構成によれば、中心軸受に加えて、回
転リングを介して筒状ケーシングによりリボンスクリュ
ーを外周側からも支持するので、リボンスクリューの撓
みや伸縮をより効果的に防止することができる。また、
各回転リングを駆動することにより、動力の伝達個所を
分散することもできる。
【0009】請求項3記載の発明は、筒状ケーシング内
にリボンスクリューを軸心周りに回転自在に配設した急
傾斜用スクリューコンベヤ装置において、筒状ケーシン
グ内に軸心周りに回転自在に支持されて、リボンスクリ
ューに連結固定された回転リングを有する複数の外周支
持部を設けたものである。
【0010】上記構成によれば、回転リングを介して筒
状ケーシングによりリボンスクリューを外周側から支持
するので、リボンスクリューの撓みや伸縮をより効果的
に防止することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の構成において、リボンスクリューを軸心
方向に複数に分割してスクリューピースを形成し、前記
スクリューピースの両接続端部に、スクリュー面内で互
いに係合可能な凹凸部をそれぞれ形成し、前記スクリュ
ーピースの両接続端部を互いに連結する連結具を設けた
ものである。
【0012】上記構成によれば、複数のスクリューピー
スによりリボンスクリューを形成するので、高揚程のス
クリューコンベヤを容易に提供することができる。また
スクリューピースの接続端部に形成された凹凸部を互い
に係合して連結具により接続するので、容易かつ強固に
連結することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項2乃至4の
いずれかの構成において、横断面で分割された複数のス
クリューピースによりリボンスクリューを構成し、前記
スクリューピースの接続端部に、接続リングを外嵌固定
し、隣接するスクリューピースの接続リングを互いに連
結した複合接続リングを、筒状ケーシングに軸心回りに
回転自在に支持したものである。
【0014】上記構成によれば、長尺のリボンスクリュ
ーを複数のスクリューピースを接続して形成し、この接
続部にスクリューピースに取付けられる複合接続リング
を筒状ケーシングに回転自在に支持させることにより、
長尺のリボンスクリューを内蔵した高揚程のスクリュー
コンベヤ装置を容易に制作することができ、しかも強度
が低下しやすいリボンスクリューの接続部を接続リング
により補強できるとともに、接続リングを介して筒状ケ
ーシングに支持させることで、リボンスクリューの撓み
や伸縮を効果的に防止することができる。
【0015】請求項6記載の発明は請求項2または3に
記載の構成において、リボンスクリューを軸心方向に複
数に分割して複数のスクリューピースを形成し、回転リ
ングに連結手段により固定された連結ピースの両端部ま
たは一端部に、前記スクリューピースの接続端部を連結
し、前記連結ピースをスクリューピースと同一勾配で連
続するように形成したものである。
【0016】上記構成によれば、回転リングに接合する
連結ピースを、上位および下位のスクリューピースの間
でスクリューピースに同一勾配で連続させるとともに、
スクリューピースと独立して設けたので、リボンスクリ
ューを連結ピースを介して回転リングにより強固に連結
できるとともに、連結ピースにより搬送能力が低下され
ることがない。また摩耗部品の交換やメンテナンス時の
スクリューピースや回転リングの着脱を容易に行うこと
ができる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項6記載の構
成において、回転リングと連結ピースとを溶接により接
合し、連結ピースの両端部とのスクリューピースの接続
端部に、スクリュー面内で互いに係合可能な凹凸部をそ
れぞれ形成し、前記連結ピースとスクリューピースの接
続端部とを互いに連結する連結具を設けたものである。
【0018】上記構成によれば、連結ピースとスクリュ
ーピースとの接合部に、互いに係合可能な凹凸部を形成
したので、連結ピースとスクリューピースとをより強固
にかつ正確に連結することができる。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項2または3
に記載の構成において、回転リングに対応してリボンス
クリューに切欠き部を形成し、該切欠き部に嵌脱自在な
取付片を設け、該取付片を切欠き部に嵌合してリボンス
クリューに固定する固定具を設けるとともに、該取付片
を回転リングに溶接接合したものである。
【0020】上記構成によれば、リボンスクリューの切
欠き部に取付片を介して回転リングを取付けるので、摩
耗部品の交換やメンテナンス時に、取付片を切欠き部か
ら取り外してリボンスクリューと回転リングとを分離す
ることができ、摩耗部品の交換やメンテナンスの作業を
容易に行うことができる。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項2,3,
6,7,8の何れかに記載の構成において、筒状ケーシ
ング内に露出する回転リングの軸心方向の幅を、スクリ
ュー外径の0.05〜0.6倍の範囲としたものであ
る。
【0022】上記構成によれば、搬送物といっしょに共
廻りする回転リングの幅をスクリュー外径の0.05〜
0.6倍の範囲としたので、回転リングによりスクリュ
ーコンベヤの圧力損失を小さくできて搬送効率のわずか
な低下に止めることができ、また動力伝達などに寄与す
る機械的な強度を確保することができる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項2,3,
6,7,8のいずれかに記載の構成において、回転リン
グの取付け部に対応して、筒状ケーシングを軸心方向に
複数のケーシングピースに分割し、前記ケーシングピー
スの接続端部にそれぞれ支持リングを取付けるととも
に、これら支持リングの間にシール部を介して回転リン
グを回転自在に支持させ、前記両支持リング間に回転リ
ングを覆う軸受箱を設けたものである。
【0024】上記構成によれば、ケーシングピースの端
部に取付けた支持リングにより、回転リングを回転自在
に支持するので、回転リングおよび支持リングの組立分
解を容易に行え、かつ回転リングを安定して支持するこ
とができる。
【0025】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の構成において、軸受箱内に、回転リングに取付けられ
た受動ギヤと、該受動ギヤに噛合う駆動ピニオンとを設
けるとともに、駆動ピニオンを回転駆動する回転駆動装
置を設けてスクリュー回転装置を構成したものである。
【0026】上記構成によれば、ケーシングの中間部
に、容易にスクリュー回転装置を配置することができ
る。請求項12記載の発明は、請求項10または11記
載の構成において、ケーシングピースの連結部に、ケー
シングピースの一部を着脱自在な開閉ピースにより構成
したものである。
【0027】上記構成によれば、摩耗部品のメンテナン
スや交換を容易に行うことができる。請求項13記載の
発明は、請求項1または2のいずれかの構成において、
中心軸の下端部を筒状ケーシングの下端部に支持部材を
介して支持させたものである。
【0028】上記構成によれば、中心軸の長さ方向のた
わみや振れを防止することができ、より効果的にリボン
スクリューを支持することができる。請求項14記載の
発明は、請求項1乃至13のいずれかに記載の構成にお
いて、ケーシングを、本体部と本体部の下部に軸心周り
に回転自在に支持された入口筒部とで構成し、中心軸の
下端部を入口筒部の下端部に掻き込み羽根を介して回転
自在に支持させ、前記入口筒部をリボンスクリューとは
逆方向に回転させる入口筒回転装置を設けたものであ
る。
【0029】上記構成によれば、入口筒部を回転させて
掻き込み羽根により搬送物を筒状ケーシング内に取り込
み、さらに入口筒部をリボンスクリューと逆方向に回転
させることにより、入口から取り込まれた搬送物の共回
りを防止して効果的に上方に搬送することができる。
【0030】請求項15記載の発明は、請求項1乃至1
3のいずれかに記載の構成において、筒状ケーシングの
下端部に投入用スクリューコンベヤを接続し、前記投入
用スクリューコンベヤの先端部に、被揚収物を集めて投
入コンベヤに供給する投入手段を設けたものである。
【0031】上記構成によれば、投入手段により被揚収
物を投入用スクリューコンベヤに供給し、さらに筒状ケ
ーシング内をリボンスクリューにより搬送するので、た
とえば隅部があるような運搬船の船倉などから容易かつ
スムーズに被揚収物を荷揚げすることができる。
【0032】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の構成において、投入用スクリューコンベヤを筒状ケー
シングに所定角度範囲で揺動自在に連結したものであ
る。上記構成によれば、投入用スクリューコンベヤを任
意方向に向けて投入手段により被揚収物を供給すること
ができ、能率良く搬出することができる。
【0033】請求項17記載の発明は、請求項15また
は16記載の構成において、投入手段を、所定軸心周り
に回転駆動されるバケットホイールを有するリクレーマ
装置により構成したものである。
【0034】上記構成によれば、リクレーマ装置によ
り、大量の被揚収物を投入用スクリューコンベヤを介し
て筒状ケーシングに送り込むことができ、能率良く揚収
作業を行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る急傾斜用ス
クリューコンベヤの第1の実施の形態を図1〜図5に基
づいて説明する。
【0036】このスクリューコンベヤは、図1に示すよ
うに、たとえばトンネル掘削機等で掘削された土砂を立
坑を介して地上側に搬送するもので、下端部に入口2が
形成され上端部に排出口3が形成された筒状ケーシング
1内に、リボンスクリュー4と、リボンスクリュー4の
中空部に配置された中心軸5とが同一軸心O上に設けら
れている。筒状ケーシング1の上端部には、排出口3に
排出シュート6が取付けられるとともに、軸受を介して
中心軸5を支持する上端部材7が取付けられ、この上端
部材7に、リボンスクリュー4を軸心O回りに回転駆動
するスクリュー回転装置8と、中心軸5を回転駆動する
中心軸回転装置9とが設けられている。10は排出シュ
ート6から土砂が投入される投入ホッパーである。
【0037】上端部材7には、図2に示すように、中心
孔7aに中心軸5が貫通され、中心軸5が内軸受11を
介して軸心O周り回転自在に支持されている。そして、
中心軸回転装置9は、中心軸5を介して下端部に設けら
れた掻き込み部材14を回転させるもので、上部の突出
端に取付けられた受動ギヤ9aと、この受動ギヤに噛み
合う駆動ピニオン9bと、この駆動ピニオン9bを回転
駆動する中心軸回転駆動装置(油圧式、電動式モータ)
9cにより構成される。
【0038】またリボンスクリュー4の上端部には駆動
用回転リング12が固着されており、駆動用回転リング
12は外軸受13を介して筒状ケーシング1の上端部に
軸心周りに回転自在に支持されている。そしてスクリュ
ー回転装置8は、この駆動用回転リング12の周囲に取
付けられた受動リングギヤ8aと、受動リングギヤ8a
に噛み合う駆動ピニオン8bと、スクリュー回転駆動装
置(油圧式、電動式モータ)8cとにより構成されてい
る。
【0039】前記中心軸5とリボンスクリュー4との間
には、軸心方向に所定間隔をあけて複数(揚程に応じて
単数も可)の中心支持部21が設けられている。この中
心支持部21は、図3に示すように、中心軸5の小径部
22に回転筒23が中心軸受24およびシール部材25
を介して回転自在に支持され、この回転筒23とリボン
スクリュー4の内縁部が固着されて構成されている。し
たがって、リボンスクリュー4にかかるスラスト方向の
負荷が小径部22の段部を介して中心軸5で支持され、
またラジアル方向の負荷が中心軸受24により支持さ
れ、リボンスクリュー4の撓みや振れ、伸縮が防止され
る。
【0040】また筒状ケーシング1とリボンスクリュー
4の間には、軸心方向に所定間隔をあけて複数(揚程に
応じて単数も可)の外周支持部31が設けられている。
この外周支持部31は、図4,図5に示すように、リボ
ンスクリュー4の任意位置(図では中心支持部21との
対応位置に配置されているがこの限りではない)に回転
リング32が外嵌固定され、この回転リング32が筒状
ケーシング1に軸心O周りに回転自在に支持されてい
る。すなわち、筒状ケーシング1には、周方向にわたる
フランジ部材33が取付けられて環状空間が形成されて
いる。この環状空間内でフランジ部材33の上下対向面
に、回転リング32に摺接する内周側のシール部材34
と、スラスト方向の負荷を支持する外周軸受35が配設
されている。またボックス部材の外周部には、周方向所
定角度ごと(図では120°ごと)に回転リング32の
回転を案内してラジアル方向の負荷を支持する複数のガ
イドローラ36が軸心Oと平行な軸心周りに回転自在に
配置されている。したがって、リボンスクリュー4に加
わる負荷を回転リング32を介して支持することがで
き、リボンスクリュー4の撓みや振れ、伸縮を効果的に
防止することができる。
【0041】上記構成において、スクリュー回転装置8
によりリボンスクリュー4が回転駆動されるとともに、
中心軸駆動装置9により中心軸5を介して掻き込み部材
14がリボンスクリュー4と逆方向で低速で回転駆動さ
れる。そして、筒状ケーシング1の下端入口2付近に投
入された土砂は、掻き込み部材14により入口2から筒
状ケーシング1内に取り込まれる。この時、中心軸5が
リボンスクリュー4と逆方向に低速で回転されることか
ら、中心軸5の外周面と土砂との摩擦力により、土砂が
リボンスクリュー4の回転方向に回転する(共回りとい
う)ことを防止して効率よく搬送することができる。そ
して、リボンスクリュー4により上方に搬送されて、排
出口3から排出シュート6を介して投入ホッパー10に
送り出される。
【0042】この時、土砂の重量がリボンスクリュー4
に負荷されたり、土砂がリボンスクリュー4と中心軸5
との隙間やリボンスクリュー4と筒状ケーシング1との
間に噛み込まれてスラスト方向やラジアル方向の負荷が
リボンスクリュー4に負荷されることがあっても、リボ
ンスクリュー4は中心支持部21と外周支持部31によ
り支持されていることから、撓みや振れ、伸縮などが効
果的に防止され、搬送に影響を与えることがない。
【0043】図6は、第1の実施の形態を変形した第2
の実施の形態を示し、第1の実施の形態と同一部材には
同一符号を付して説明を省略する。これは、筒状ケーシ
ング1の入口2側に設けられた中心支持部21および外
周支持部31を介して、入口側に入口部リボンスクリュ
ー41を既設のリボンスクリュー4と同一軸心O上に取
付けて、筒状ケーシング1の入口側を二条スクリュー部
40に構成したものである。
【0044】すなわち、中心支持部21の回転筒23と
外周支持部31の回転リング32に、入口部リボンスク
リュー41の上端部が固着されている。もちろん、必要
に応じてもう一組の中心支持部21および外周支持部3
1を追加して入口部リボンスクリュー41を支持しても
よいし、また回転リング32の軸心O方向の長さを長く
して固着部分を多くすることもできる。
【0045】上記構成によれば、筒状ケーシング1の入
口側を二条リボンスクリュー部40とすることにより、
土砂をより効率的に取り込んで搬送効率を高めることが
できる。
【0046】図7は、第3の実施の形態を示し、先の実
施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略す
る。これは高揚程のスクリューコンベヤに最適なもの
で、リボンスクリュー4は軸心O方向に複数に分割さ
れ、これら複数のスクリューピースを互いに接続して長
尺のリボンスクリュー4が形成される。このスクリュー
ピース51は、端部が横断面に沿って切断されており、
接続側の端面にそれぞれ接続リング52が外嵌固着さ
れ、これら接続リング52により外周支持部31を構成
している。
【0047】すなわち、接続リング52は、スクリュー
ピース51に外嵌する大きさに形成されるとともに、隣
接するスクリューピース51同士が接続リング52を上
下に重ねた状態で固定具である複数の固定ボルト53に
より連結固定される。そして、連結固定された複合接続
リング54が、先の外周支持部31の回転リング32と
同様にシール部材34と外周軸受34とガイドローラ3
6を介して回転自在に支持される。
【0048】したがって、長尺のリボンスクリュー4を
複数のスクリューピース51を接続して形成し、この接
続部でスクリューピース51の端部同士を接続する複合
接続リング54を、外周支持部31で筒状ケーシング1
に回転自在に支持させることにより、長尺のリボンスク
リュー4を容易に製作することができ、しかも強度が低
下しやすいスクリューピース51の接続部を接続リング
52により補強できるとともに、連結した複合接続リン
グ54を介して筒状ケーシング1に支持させることで、
リボンスクリュー4の撓みや伸縮を効果的に防止でき
る。
【0049】図8は、第4の実施の形態で、先の実施の
形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
この第4の実施の形態は、外周支持部31にリボンスク
リュー4を回転させる補助スクリュー回転装置61を設
けたもので、回転リング32または複合接続リング54
の外周部にリングギヤ64を設け、ガイドローラ36に
代えてピニオン62を配置し、ピニオン62の少なくと
も1つを補助回転駆動装置(油圧式、電動式モータ)6
3により回転駆動するように構成している。したがっ
て、補助スクリュー回転装置61を備えた外周支持部3
1でリボンスクリュー4を回転駆動することができるの
で、リボンスクリュー4に大きい駆動力を与えることが
でき、高揚程のスクリューコンベヤに最適となる。もち
ろん、ガイドローラ36を配置し、別にリングギヤ64
を設けてもよい。
【0050】図9および図10は第5の実施の形態で、
先の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を
省略する。すなわち、軸心方向に複数に分割された上位
の筒状ケーシングピース1uの接続端部と下位の筒状ケ
ーシングピース1dの接続端部には、それぞれフランジ
部1aに連結ボルト211を介して支持リング(ウェア
ーリングともいう)212u,212dが取付けられて
いる。そして、これら両支持リング212u,212d
間にシール部材および摺動部材を介して回転リングであ
る駆動用回転リング213が軸心O周りに回転自在に支
持されている。また、両支持リング212u,212d
間には、駆動用回転リング213を覆う軸受カバー21
4が取付けられるとともに、この軸受カバー214内に
は、駆動用回転リング213に一体に取付けられた受動
リングギヤ215と、この受動リングギヤ215に噛合
する駆動ピニオン216とが取付けられて補助スクリュ
ー回転装置(主スクリュー回転装置であってもよい。)
218と一体化されている。したがって、駆動ピニオン
216の回転軸に連結された補助回転駆動装置217に
より駆動ピニオン216、受動リングギヤ215を介し
て駆動用回転リング213が回転駆動される。
【0051】また駆動用回転リング213に対応して、
上位のスクリューピース221uと下位のスクリューピ
ース221dの間に連結ピース222が設けられてお
り、この連結ピース222を介して上位のスクリューピ
ース221uと下位のスクリューピース221dが一体
化されるともに、前記駆動用回転リング213の内面に
溶接部223を介して接合されている。
【0052】前記連結ピース222は、上位および下位
の接続部に、連続するスクリュー面内で平面視が凹状の
連結凹部(凹凸部)224が形成されている。一方、ス
クリューピース221u,221dの接続端部には、ス
クリュー面内で平面視が凸状の嵌合凹部224に嵌合可
能な連結凸部(凹凸部)225が形成されている。そし
て、これら連結凹部224および連結凸部225には、
半径方向のピン孔224a,225aがそれぞれ形成さ
れて連結ピン226が装着され、ねじ式盲栓227によ
り抜け止めされている。
【0053】上記構成によれば、スクリューピース22
1u,221dを連結ピース222により連結ピン22
6を介して連結するとともに、前記連結ピース222を
駆動リング213に固着したので、駆動用回転リング2
13や支持リング212u,212d、スクリューピー
ス221u,221dなどの摩耗部品の点検や取り替
え、補修を容易に行うことができる。また連結ピース2
22を取付けた駆動用回転リング213を補助スクリュ
ー回転装置218と一体化したので、運搬や保管、組立
が容易に行える。
【0054】図11は、図10の変形例で、スクリュー
ピース221u,221d側に嵌合凹部224を形成
し、連結ピース222に連結凸部225を形成したもの
である。上記構成でも同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0055】図12は、第6の実施の形態で、補助スク
リュー回転装置(または主スクリュー回転装置でもよ
い)の変形したものである。この補助スクリュー回転装
置231は、駆動ピニオン216の回転軸216aとそ
の軸受232とを組み立てた状態で高さH1の一体構造
として運搬および取り扱いを行うものである。
【0056】すなわち、この連結ピース233は、高さ
H1の範囲内でたとえばリボンスクリュー4の1ピッチ
分前後の高さH2で分離されている。そして、連結ピー
ス233の上下接続端には、上位および下位のスクリュ
ーピース221u,221dに嵌合されて接続可能な連
結凸部225と嵌合凹部224とが形成されている。さ
らに、前記駆動用の回転リング213には、前記軸受2
32が一体に取付けられており、軸受箱214の下部に
旋回軸受232がボルト止めされる。
【0057】また上記連結ピース233と駆動用回転リ
ング213との連結部については、下記の複数の形式が
ある。なお、図12の第6の実施の形態では、連結ピー
ス233はリボンスクリュー4の一部とし、直接回転リ
ング213に溶接固着できる。
【0058】第1例は、図13(a),(b)に示すよ
うに、取付片235と固定ボルト236を使用したもの
である。すなわち、連結ピース233の外周部に切欠き
部234が形成され、駆動用回転リング213に溶接接
合される取付片235が嵌合されている。そして、連結
ピース233に形成された取付け孔233aから取付片
235のボルト孔235aに固定具である2本の固定ボ
ルト236が装着されて連結ピース233が取付片23
5を介して駆動用回転リング213に連結固定される。
図14に示すように、3本以上の固定ボルト236を使
用することもできる。237は盲栓である。
【0059】第2例は、図15に示すように、駆動用回
転リング213と連結ピース222(または233)と
をたとえば1本の連結ピン241で固定したもので、駆
動用回転リング213の内面には1本の連結ピン241
が半径方向に植設され、連結ピース222には連結ピン
241が嵌合可能なピン孔222aが形成されている。
また連結ピン241の頭部に固定ナット242が装着さ
れて駆動用回転リング213と連結ピース222とが連
結固定される。なお、連結ピン241に直接スクリュー
ピース221uまたは221dを取付けてもよい。
【0060】第3例では、図16(a)(b)に示すよ
うに、駆動用回転リング213の内面に連結ブロック2
51を突設しておき、連結ピース222に形成された溝
部252に連結ブロック251を嵌合し、連結ピース2
22と連結ブロック251のボルト孔222b,251
aに固定ボルト253を装着したものである。連結ブロ
ック251に直接スクリューピース221uまたは22
1dを取付けてもよい。
【0061】上記第1〜第3例の連結構造は、スクリュ
ーピース221u,221dの連結部を駆動用回転リン
グ213に連結するのではなく、通常のスクリュー羽根
を駆動用回転リング213または回転リング32に連結
することもできる。
【0062】ここで回転リング32,複合接続リング5
4を含む駆動用回転リング213の軸心O方向の幅(高
さ)は、大きくするほどスクリュー羽根の取付強度が向
上するが、搬送する土砂が回転リングと共廻りし、回転
リング内では搬送力がなくなる。このため、回転リング
の高さを小さくして搬送効率を向上させることが望まし
い。この回転リングの共廻りによる圧力損失は、発明者
が(社)日本建設機械化協会、「平成11年度建設機械
と施工シンポジウム」で「土圧式シールド用スクリュー
コンベヤの土圧保持特性」の欄において発表している。
【0063】たとえばスクリュー寸法を、外径:Db=
1、ピッチ:t=1.2Db、羽根厚:e=0.07D
b、羽根高さ:H=0.3Dbとした時、回転リングの
圧力損失の割合を、コンベヤ長さに対して回転リングの
高さhとの関係を図17に示す。但し、このグラフで
は、コンベヤ長さLに対して1個所回転リングを設けた
場合である。また、ここで排出角:θ=10°とした。
【0064】通常、コンベヤ長さLは、スクリュー外径
Dbの10〜25倍程度であるので、回転リング1個所
当たりの圧力損失:i=約5%を目標とすると、回転リ
ングの高さh≦0.6Dbとする必要があり、0.6D
b以上となると圧力損失が大きくなって搬送効率が低下
する。また回転リングの高さh>0.05Dbではスク
リューの取付強度が不足する。もちろん、回転リングが
2個所では圧力損失:i=10%となる。上記実施の形
態では、駆動用も含む回転リングの幅を数値で示すこと
ができ、設計段階で運搬効率の予測、運搬動力損失が見
込める。
【0065】図18および図19は、第1の実施の形態
において、リボンスクリューを複数に分割した場合の接
続部を示す第7の実施の形態で、同一部材には同一符号
を付して説明を省略する。
【0066】この変形例3は、リボンスクリュー4の接
続部に関し、接続するスクリューピース51の端部にそ
れぞれ接続凹部71を形成し、これら接続凹部71に嵌
合された継ぎ板72をボルト73を介してスクリューピ
ース51に結合することにより、スクリューピース51
を接続している。また、接続されたスクリューピース5
1の端部は、中心支持部21の回転筒23にそれぞれ固
着されて一体化されている。したがって、この中心支持
部21により、リボンスクリュー4の軸心O方向の撓み
が防止され、この接続部で回転力が効果的に伝達され
る。
【0067】図20および図21はスクリューピース接
続部を変形した第8の実施の形態である。すなわち、図
20では、一方のスクリューピース51aの接続端部
に、スクリュー羽根の回転軸心Oを中心とする所定角度
の扇形面内に平面視で凹状の連結凹部(凹凸部)201
を形成するとともに、他方のスクリューピース51bの
接続端部に、連結凹部201に嵌合する平面視で凸状の
連結凸部(凹凸部)202を形成し、両スクリューピー
ス51a,51bの嵌合部を半径方向にピン孔203を形
成し、このピン孔203に連結ピン204を嵌合してね
じ式盲栓205により抜け止めし埋め込まれている。
【0068】図21に示すものは、一方のスクリューピ
ース51aの接続端部に、スクリュー面内に平面視でL
形の連結段部(凹凸部)206を形成するとともに、他
方のスクリューピース51bの接続端部に、連結段部2
06に係合する連結逆段部207(凹凸部)を形成し、
両スクリューピース51a,51bの係合部を半径方向
にピン孔203を形成し、このピン孔203に連結ピン
204を嵌合してねじ式盲栓205により抜け止めし埋
め込まれている。
【0069】したがって、互いに噛合うスクリューピー
ス51a,51bの接続端部の形状により、連結ピン2
04を介して強固に連結することができ、突出もなく、
土砂の搬送を阻害することもない。なお、図20および
図21の連結ピン204をリボンスクリュー4の外周側
から挿入する構造を示したが、もちろん内周側から挿入
する構造でもよい。
【0070】図22(a)(b)は、筒状ケーシング1
の改良に関する第8の実施の形態で、軸心方向に複数に
分割したセグメントピースを形成するとともに、これら
セグメントピースをさらに軸心Oを含む平面で二分割し
て半割ケーシングピース1ua,1da,1ub,1d
bにより筒状ケーシング1を構成したもので、駆動用回
転リング213を支持する連結部近傍で、一方の半割ケ
ーシングピース1ua,1daを分割して開閉ピース1
uc,1dcを形成し、これら開閉ピース1uc,1d
cをフランジ部に取付ボルトを介してそれぞれ着脱自在
に連結されている。これにより、連結部の点検や摩耗部
品の交換などのメンテナンス時に開閉ピースを取り外す
ことにより、作業を容易に行うことができる。
【0071】図23は第9の実施の形態で、同一部材に
は同一符号を付して説明を省略する。これは、筒状ケー
シング1と中心軸5とを下端部で連結したものである。
すなわち、筒状ケーシング1の下端入口2には、土砂を
案内する掻き込み羽根(支持部材)81が取付けられ、
この掻き込み羽根81の先端部と中心軸5の下端部とが
下端軸受82を介して連結されている。したがって、掻
き込み羽根81により下端軸受82を介して中心軸5の
下端部が支持されるので、中心軸5の振れや変形が効果
的に防止される。
【0072】図24は、第10の実施の形態で、同一部
材には同一符号を付して説明を省略する。これは、筒状
ケーシング1を本体部1aと、本体部1aからリング状
軸受91を介して分離され軸心O周りに回転自在に支持
された入口筒部1bとで構成して、入口筒回転装置92
により入口筒部1bを、リボンスクリュー4とは逆方向
に回転させ、入口筒部1bの下端部に設けた土砂の掻き
込み羽根81を回転させるものである。入口筒回転装置
92は、入口筒部1bの接続部に外嵌されたリングギヤ
93と、このリングギヤ93に噛み合う駆動ギヤ94
と、この駆動ギヤ94を回転駆動する入口筒回転駆動装
置95とで構成されている。
【0073】上記実施の形態によれば、入口筒回転装置
92により入口筒部1bをリボンスクリュー4の回転と
逆方向に低速で回転駆動することにより、掻き込み羽根
81で効果的に土砂を入口2に取り込めるとともに、入
口筒部1bがリボンスクリュー4と逆方向に低速で回転
されることから、入口筒部1bの内周面と土砂との摩擦
力により、土砂がリボンスクリュー4の回転方向に回転
する(共回り)を防止して揚重効率を向上させることが
できる。もちろん、ガイドフィン81により下端軸受8
2を介して中心軸5の下端部が支持されるので、中心軸
5の振れや変形が効果的に防止される。
【0074】なお、入口筒部1bの外周部にスクリュー
羽根96を取付け、入口筒部1bを介してスクリュー羽
根96を回転することにより、土砂を入口2側に押し込
むようにしてもよい。またスクリュー羽根96に代え
て、半径方向に突出する複数の攪拌ロッド97を設け
て、土砂の架橋現象(アーチング現象)を崩すこともで
きる。
【0075】また、上記実施の形態は、必要に応じて適
宜組み合わして使用することができる。さらに中心軸5
を回転させる回転式としたが、中心軸5を回転しない固
定式であってもよい。さらにまた、中心支持部21は設
けずに、外周支持部31のみで支持してもよい。
【0076】また、図25の第11の実施の形態は、ス
クリュー回転装置8を無くし、図8の補助スクリュー回
転装置61を複数段に配置したスクリュー回転装置10
1を設けてもよい。この場合、図示するように1台の補
助回転駆動装置102により、連動軸103を介してピ
ニオン104を連結連動し、リングギヤ106を介して
回転リング105(または複合接続リング54)を回転
駆動することもできる。
【0077】図26,図27は第12の実施の形態を示
し、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。こ
の第2の実施の形態は、第1の実施の形態における中心
軸5を削除したものである。また排出口3に代えて、上
端部材を削除するか、または排出口を形成して、筒状ケ
ーシング1の上端部が排出する構造であってもよい。
【0078】すなわち、筒状ケーシング1とリボンスク
リュー4の間に、軸心方向に所定間隔をあけて複数の外
周支持部31が設けられている。この外周支持部31
は、リボンスクリュー4の任意位置に回転リング32が
外嵌固定され、この回転リング32が筒状ケーシング1
に軸心O周りに回転自在に支持されている。すなわち、
筒状ケーシング1には、周方向にわたるフランジ部材3
3が取付けられて環状空間が形成されている。この環状
空間内でフランジ部材33の上下対向面に、回転リング
32に摺接する内周側のシール部材34と、スラスト方
向の負荷を支持する外周軸受35が配設されている。ま
たボックス部材の外周部には、周方向所定角度ごと(図
では120°ごと)に回転リング32の回転を案内して
ラジアル方向の負荷を支持する複数のガイドローラ36
が軸心Oと平行な軸心周りに回転自在に配置されてい
る。したがって、リボンスクリュー4に加わる負荷を回
転リング32を介して支持することができ、リボンスク
リュー4の撓みや振れ、伸縮を効果的に防止することが
できる。
【0079】もちろん、図28に示すように、スクリュ
ー回転装置101の各外周支持部31の回転リング32
にそれぞれリングギヤ64を設けて、スクリュー回転装
置101により回転駆動することもできる。また、これ
ら回転リング32は、リボンスクリュー4を分割したス
クリューピース51を接続する複合接続リング54であ
ってもよい。
【0080】図29〜図30は第13の実施の形態を示
すもので、筒状ケーシング1の下端部に投入用スクリュ
ーコンベヤ111と、被揚収物を掻き集めるバケットホ
イール113を有するリクレーマ装置(投入手段)11
2を設けたものである。
【0081】すなわち、筒状ケーシング1の下端部が閉
塞板114で閉止されるとともに、下端近傍の側面に投
入開口部115が形成され、この投入開口部115に球
面軸受116を介して軸心Oと直交する方向から所定角
度範囲揺動自在に投入用スクリューンベヤ111の筒状
の投入用ケーシング117が取り付けられている。この
投入用ケーシング117はその基端部が球面軸受116
に接続され、投入用ケーシング117内に投入用リボン
スクリュー118が第2軸心O′周りに回転自在に配置
されている。そして、前記投入用リボンスクリュー11
8は、必要に応じて基端側に外嵌固定された回転リング
122がシール部材や軸受を介して支持される外周支持
部123が設けられるとともに、先端部が投入用ケーシ
ング117に設けられた投入用スクリュー回転駆動装置
119の出力軸に連結されて、投入用リボンスクリュー
118が回転自在に支持されるとともに回転駆動され
る。また筒状ケーシング1と投入用ケーシング117の
間には、投入用スクリューコンベヤ111を上下方向に
揺動させる上下揺動装置(油圧シリンダ)120と左右
揺動装置(油圧シリンダ)121がそれぞれ連結されて
いる。
【0082】リクレーマ装置112は、投入用スクリュ
ーコンベヤ111の先端側一側部に、円筒体113bの
外周部に掻き取り用のバケット113aが一定間隔ごと
に取り付けられたバケットホイール113が投入用ケー
シング115の軸心O′と直交する水平軸心周りに回転
自在に支持されており、図示しないホイール駆動装置に
より矢印方向に回転駆動されて構成される。また投入用
ケーシング117の先端側上面に投入口124が開口さ
れ、バケット113aから排出される投入口124に案
内するシュート125が設けられている。
【0083】もちろん、図31の変形例に示すように、
バケットホイール113を投入用スクリューコンベヤ1
11の両側にそれぞれ設けてもよい。上記スクリューコ
ンベヤ装置は、図32に示すように、大型運搬船130
から鉱石や穀物などの被揚収物を荷揚げする揚収採集設
備131として使用され、荷揚げ用岸壁などに走行自在
に設置された走行式門形クレーン装置132に装備され
る。そして、筒状ケーシング1の下端部に投入用スクリ
ューコンベヤ111を介して設けられたリクレーマ装置
112のバケットホイール113により、船倉133内
の隅部まで被揚収物を掻き集めて容易かつ短時間に荷揚
げすることができる。
【0084】なお、投入手段をリクレーマ装置112と
したが、これに代えてバックホーやベルトコンベヤ装置
などを使用することもできる。図33は第14の実施の
形態を示すもので、投入用リボンスクリュー118の中
空部に、投入用ケーシング117の先端部に固定された
中心軸141が遊嵌配置され、投入用リボンスクリュー
118には、所定位置で回転軸受を介して中心軸141
に連結支持された中心支持部142が設けられている。
またこの投入用リボンスクリュー118の外周部中間位
置に回転リング143が外嵌固定され、投入用駆動モー
タ144により回転駆動される駆動ピニオン145が、
回転リング143に形成されたリングギヤ146に噛合
されて、投入用駆動モータ144により、駆動ピニオン
145,リングギヤ146,回転リング143を介して
投入用リボンスクリュー118が回転駆動される。
【0085】また図34,図35は第15の実施の形態
で、バケットホイール113の取付け方向を変更したも
のである。すなわち、リクレーマ装置112のバケット
ホイール151は、投入用ケーシング117の軸心O′
と平行な軸心Oh周りに回転自在に配置され、投入用駆
動モータ144により一体に回転駆動される。
【0086】すなわち、この投入用ケーシング117に
投入用軸付スクリュー152が配置されており、投入用
ケーシング117から突出された投入用軸付スクリュー
153の軸部153aとバケットホイール151とがギ
ヤ機構154により連結連動されている。もちろんバケ
ットホイール151と投入用軸付スクリュー153しは
それぞれ独立した駆動装置を使用してもよい。
【0087】上記第13〜15の実施の形態によれば、
先の実施の形態の効果に加えて、筒状ケーシング1の下
端部に、投入用スクリューコンベヤ111を介してリク
レーマ装置151を配置したので、大型運搬船130の
船倉133からよりスムーズに被揚収物を荷揚げするこ
とができ、船倉133の隅部まで容易に被揚収物を寄せ
集めて短時間で荷揚げを完了することができる。
【0088】また筒状ケーシング1に球面軸受116を
介して投入用スクリューコンベヤ111を設けたので、
上下揺動装置120および左右揺動装置121によりバ
ケットホイール113,152を任意方向に回動させ
て、被揚収物の取り込みを能率良く行うことができる。
このとき、スクリューコンベヤ装置全体を筒状ケーシン
グ1の軸心O周りに回動させてバケットホイール11
3,152を変位することもできる。
【0089】なお、上記実施の形態では、円筒状の筒状
ケーシング2としたが、多角形状の角筒であってもよ
い。
【0090】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、中心軸に中心支持部を介してリボンスクリュ
ーが支持されるので、搬送物がリボンスクリューに噛み
込まれることがあっても、また搬送中の搬送物の重量が
負荷されても、リボンスクリューの撓みや伸縮を防止す
ることができ、搬送効率が低下されることがない。
【0091】請求項2記載の発明によれば、中心軸受に
加えて、回転リングを介して筒状ケーシングによりリボ
ンスクリューを外周側からも支持するので、リボンスク
リューの撓みや伸縮をより効果的に防止することができ
る。
【0092】請求項3記載の発明によれば、回転リング
を介して筒状ケーシングによりリボンスクリューを外周
側から支持するので、リボンスクリューの撓みや伸縮を
より効果的に防止することができる。
【0093】請求項4記載の発明によれば、複数のスク
リューピースによりリボンスクリューを形成するので、
高揚程のスクリューコンベヤを容易に提供することがで
きる。またスクリューピースの接続端部に形成された凹
凸部を互いに係合して連結具により接続するので、容易
かつ強固に連結することができる。
【0094】請求項5記載の発明によれば、長尺のリボ
ンスクリューを複数のスクリューピースを接続して形成
し、この接続部にスクリューピースに取付けられる複合
接続リングを筒状ケーシングに回転自在に支持させるこ
とにより、長尺のリボンスクリューを内蔵した高揚程の
スクリューコンベヤ装置を容易に制作することができ、
しかも強度が低下しやすいリボンスクリューの接続部を
接続リングにより補強できるとともに、接続リングを介
して筒状ケーシングに支持させることで、リボンスクリ
ューの撓みや伸縮を効果的に防止することができる。
【0095】請求項6記載の発明によれば、回転リング
に接合する連結ピースを、上位および下位のスクリュー
ピースの間でスクリューピースに同一勾配で連続させる
とともに、スクリューピースと独立して設けたので、リ
ボンスクリューを連結ピースを介して回転リングにより
強固に連結できるとともに、連結ピースにより搬送能力
が低下されることがない。また摩耗部品の交換やメンテ
ナンス時のスクリューピースや回転リングの着脱を容易
に行うことができる。
【0096】請求項7記載の発明によれば、連結ピース
とスクリューピースとの接合部に、互いに係合可能な凹
凸部を形成したので、連結ピースとスクリューピースと
をより強固にかつ正確に連結することができる。
【0097】請求項8記載の発明によれば、リボンスク
リューの切欠き部に取付片を介して回転リングを取付け
るので、摩耗部品の交換やメンテナンス時に、取付片を
切欠き部から取り外してリボンスクリューと回転リング
とを分離することができ、摩耗部品の交換やメンテナン
スの作業を容易に行うことができる。
【0098】請求項9記載の発明によれば、搬送物とい
っしょに共廻りする回転リングの幅をスクリュー外径の
0.05〜0.6倍の範囲としたので、回転リングによ
りスクリューコンベヤの圧力損失を小さくできて搬送効
率のわずかな低下に止めることができ、また動力伝達な
どに寄与する機械的な強度を確保することができる。
【0099】請求項10記載の発明によれば、ケーシン
グピースの端部に取付けた支持リングにより、回転リン
グを回転自在に支持するので、回転リングおよび支持リ
ングの組立分解を容易に行え、かつ回転リングを安定し
て支持することができる。
【0100】請求項11記載の発明によれば、ケーシン
グの中間部に、容易にスクリュー回転装置を配置するこ
とができ、これにより、単体の筒状ケーシングとリボン
スクリューとを直列に組み立てて揚程を長大化できる。
【0101】請求項12記載の発明によれば、摩耗部品
のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。請求
項13記載の発明によれば、中心軸の長さ方向のたわみ
や振れを防止することができ、より効果的にリボンスク
リューを支持することができる。
【0102】請求項14記載の発明によれば、入口筒部
を回転させて掻き込み羽根により搬送物を筒状ケーシン
グ内に取り込み、さらに入口筒部をリボンスクリューと
逆方向に回転させることにより、入口から取り込まれた
搬送物の共回りを防止して効果的に上方に搬送すること
ができる。
【0103】請求項15記載の発明によれば、投入手段
により被揚収物を投入用スクリューコンベヤに供給し、
さらに筒状ケーシング内をリボンスクリューにより搬送
するので、たとえば隅部があるような運搬船の船倉など
から容易かつスムーズに被揚収物を荷揚げすることがで
きる。
【0104】請求項16記載の発明によれば、投入用ス
クリューコンベヤを任意方向に向けて投入手段により被
揚収物を供給することができ、能率良く搬出することが
できる。
【0105】請求項17記載の発明によれば、リクレー
マ装置により、大量の被揚収物を投入用スクリューコン
ベヤを介して筒状ケーシングに送り込むことができ、能
率良く揚収作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリューコンベヤの第1の実施
の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示すスクリュー回転装置の部分拡大図で
ある。
【図3】同スクリューコンベヤの中心支持部を示す拡大
縦断面図である。
【図4】同スクリューコンベヤの外周支持部を示す縦断
面図である。
【図5】図4に示すA−A断面図である。
【図6】スクリューコンベヤの第2の実施の形態を示す
縦断面図である。
【図7】スクリューコンベヤの第3の実施の形態を示す
外周支持部の部分拡大断面図である。
【図8】スクリューコンベヤの第4の実施の形態を示す
外周支持部の部分拡大断面図である。
【図9】スクリューコンベヤの第5の実施の形態を示す
外周支持部および補助スクリュー回転装置を示す縱断面
図である。
【図10】同スクリューコンベヤの外周支持部を示す平
面図である。
【図11】同スクリューコンベヤの外周支持部の変形例
を示す平面図である。
【図12】スクリューコンベヤの第6の実施の形態を示
す外周支持部および補助スクリュー回転装置を示す縱断
面図である。
【図13】(a)(b)は同スクリューコンベヤの連結
ピースと回転リングの第1形式を示し、(a)は部分平
面図、(b)は部分側面図である。
【図14】図13の変形例を示す部分平面図である。
【図15】同スクリューコンベヤの連結ピースと回転リ
ングの第2形式を示す部分平面図である。
【図16】(a)(b)は同スクリューコンベヤの連結
ピースと回転リングの第3形式を示し、(a)は部分平
面図、(b)は部分側面断面図である。
【図17】同スクリューコンベヤの回転リングの高さと
圧力損失の関係を示すグラフである。
【図18】スクリューコンベヤの第7の実施の形態のリ
ボンスクリュー接続部を示す側面図である。
【図19】図18に示すB−B断面図である。
【図20】スクリューコンベヤの第8の実施の形態のリ
ボンスクリュー接続部を示す平面図である。
【図21】同リボンスクリュー接続部の変形例を示す平
面図である。
【図22】(a)(b)はスクリューコンベヤの第9の
実施の形態の筒状ケーシングを示し、(a)は一部切欠
き部分側面図、(b)は部分側面図である。
【図23】スクリューコンベヤの第9の実施の形態を示
す入口付近の側面断面図である。
【図24】スクリューコンベヤの第10の実施の形態を
示す入口付近の側面断面図である。
【図25】スクリューコンベヤの第11の実施の形態を
示す全体側面断面図である。
【図26】スクリューコンベヤの第12の実施の形態を
示す縦断面図である。
【図27】同スクリューコンベヤの外周支持部を示す拡
大断面図である。
【図28】同スクリューコンベヤの変形例を示す縦断面
図である。
【図29】スクリューコンベヤの第13の実施の形態を
示す縦断面図である。
【図30】図29に示すC−C断面図である。
【図31】同スクリューコンベヤの変形例を示す平面断
面図である。
【図32】同スクリューコンベヤの使用状態を示す説明
図である。
【図33】スクリューコンベヤの第14の実施の形態を
示す縦断面図である。
【図34】スクリューコンベヤの第15の実施の形態を
示す平面断面図である。
【図35】同スクリューコンベヤの側面断面図である。
【符号の説明】
1 筒状ケーシング 1a 本体部 1b 入口筒部 1u,1d ケーシングピース 1ua,1da,1ub,1db 半割ケーシングピ
ース 1uc,1dc 開閉ピース 2 入口 3 排出口 4 リボンスクリュー 5 中心軸 8 スクリュー回転装置 9 中心軸回転装置 21 中心支持部 22 小径部 23 回転筒 24 中心軸受 31 外周支持部 32 回転リング 35 外周軸受 36 ガイドローラ 40 二条スクリュー部 41 入口部リボンスクリュー 51 スクリューピース 52 接続リング 54 複合接続リング 61 補助回転駆動装置 72 継ぎ板 81 掻き込み羽根 82 下端軸受 91 リング状軸受 92 入口筒回転装置 101 スクリュー回転装置 105 回転リング 106 リングギヤ 111 投入用スクリューコンベヤ 112 リクレーマ装置 113 バケットホイール 117 投入用ケーシング 118 投入用リボンスクリュー 120 上下揺動装置 121 左右揺動装置 123 外周支持部 141 中心軸 142 中心支持部 151 バケットホイール 201 連結凹部 202 連結凸部 204 連結ピン 206 連結段部 211 連結ボルト 212 支持リング 213 駆動用回転リング 214 軸受カバー 215 従動リングギヤ 216 駆動ピニオン 217 補助回転駆動装置 218 補助スクリュー回転装置 221u,221d スクリューピース 222 連結ピース 223 溶接部 224 連結凹部 225 連結凸部 226 連結ピン 231 補助スクリュー回転装置 232 軸受 233 連結ピース 233a ボルト孔 234 切欠き部 235 取付片 235a ボルト孔 236 固定ボルト 241 連結ピン 242 固定ナット 251 連結ブロック 253 固定ボルト

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状ケーシング内にリボンスクリューを軸
    心周りに回転自在に配設した急傾斜用スクリューコンベ
    ヤ装置において、 リボンスクリューの中空部に中心軸を軸心方向に沿って
    配置し、 前記中心軸に、リボンスクリューの内縁部に連結固定さ
    れた回転筒を有する中心支持部を設けたことを特徴とす
    る急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  2. 【請求項2】筒状ケーシング内に軸心周りに回転自在に
    支持されて、リボンスクリューに連結固定された回転リ
    ングを有する外周支持部を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  3. 【請求項3】筒状ケーシング内にリボンスクリューを軸
    心周りに回転自在に配設した急傾斜用スクリューコンベ
    ヤ装置において、 筒状ケーシング内に軸心周りに回転自在に支持されて、
    リボンスクリューに連結固定された回転リングを有する
    外周支持部を設けたことを特徴とする急傾斜用スクリュ
    ーコンベヤ装置。
  4. 【請求項4】リボンスクリューを軸心方向に複数に分割
    してスクリューピースを形成し、 前記スクリューピースの両接続端部に、スクリュー面内
    で互いに係合可能な凹凸部をそれぞれ形成し、 前記スクリューピースの両接続端部を互いに連結する連
    結具を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  5. 【請求項5】横断面で分割された複数のスクリューピー
    スによりリボンスクリューを構成し、 前記スクリューピースの接続端部に、接続リングを外嵌
    固定し、 隣接するスクリューピースの接続リングを互いに連結し
    た複合接続リングを、筒状ケーシングに軸心回りに回転
    自在に支持したことを特徴とする請求項2乃至4のいず
    れかに記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  6. 【請求項6】リボンスクリューを軸心方向に複数に分割
    して複数のスクリューピースを形成し、 回転リングに連結手段により固定された連結ピースの両
    端部または一端部に、前記スクリューピースの接続端部
    を連結し、 前記連結ピースをスクリューピースと同一勾配で連続す
    るように形成したことを特徴とする請求項2または3に
    記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  7. 【請求項7】回転リングと連結ピースとを溶接により接
    合し、 連結ピースの両端部とのスクリューピースの接続端部
    に、スクリュー面内で互いに係合可能な凹凸部をそれぞ
    れ形成し、 前記連結ピースとスクリューピースの接続端部とを互い
    に連結する連結具を設けたことを特徴とする請求項6記
    載の急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  8. 【請求項8】回転リングに対応してリボンスクリューに
    切欠き部を形成し、 該切欠き部に嵌脱自在な取付片を設け、 該取付片を切欠き部に嵌合してリボンスクリューに固定
    する固定具を設けるとともに、該取付片を回転リングに
    溶接接合したことを特徴とする請求項2または3に記載
    の急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  9. 【請求項9】筒状ケーシング内に露出する回転リングの
    軸心方向の幅を、スクリュー外径の0.05〜0.6倍
    の範囲としたことを特徴とする請求項2,3,6,7,
    8のいずれかに記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装
    置。
  10. 【請求項10】回転リングの取付け部に対応して、筒状
    ケーシングを軸心方向に複数のケーシングピースに分割
    し、 前記ケーシングピースの接続端部にそれぞれ支持リング
    を取付けるとともに、これら支持リングの間にシール部
    を介して回転リングを回転自在に支持させ、 前記両支持リング間に回転リングを覆う軸受箱を設けた
    ことを特徴とする請求項2,3,6,7,8のいずれか
    に記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  11. 【請求項11】軸受箱内に、回転リングに取付けられた
    受動ギヤと、該受動ギヤに噛合う駆動ピニオンとを設け
    るとともに、駆動ピニオンを回転駆動する回転駆動装置
    を設けてスクリュー回転装置を構成したことを特徴とす
    る請求項10記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装置。
  12. 【請求項12】ケーシングピースの連結部に、ケーシン
    グピースの一部を着脱自在な開閉ピースにより構成した
    ことを特徴とする請求項10または11記載の急傾斜用
    スクリューコンベヤ装置。
  13. 【請求項13】中心軸の下端部を筒状ケーシングの下端
    部に支持部材を介して支持させたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装
    置。
  14. 【請求項14】ケーシングに、本体部と本体部の下部に
    軸心周りに回転自在に支持された入口筒部を具備し、 中心軸の下端部を入口筒部の下端部に支持部材を介して
    回転自在に支持させ、 前記入口筒部をリボンスクリューとは逆方向に回転させ
    る入口筒回転装置を設けるとともに、この入口筒部の下
    端部に搬送物の掻き込み羽根を設けたことを特徴とする
    請求項1乃至13のいずれかに記載の急傾斜用スクリュ
    ーコンベヤ装置。
  15. 【請求項15】筒状ケーシングの下端部に投入用スクリ
    ューコンベヤを接続し、 前記投入用スクリューコンベヤの先端部に、被揚収物を
    集めて投入コンベヤに供給する投入手段を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の急傾斜
    用スクリューコンベヤ装置。
  16. 【請求項16】投入用スクリューコンベヤを筒状ケーシ
    ングに所定角度範囲で揺動自在に連結したことを特徴と
    する請求項15記載の急傾斜用スクリューコンベヤ装
    置。
  17. 【請求項17】投入手段を、所定軸心周りに回転駆動さ
    れるバケットホイールを有するリクレーマ装置により構
    成したことを特徴とする請求項15または16記載の急
    傾斜用スクリューコンベヤ装置。
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