JP2002321580A - 車両周囲画像提供装置 - Google Patents

車両周囲画像提供装置

Info

Publication number
JP2002321580A
JP2002321580A JP2001127913A JP2001127913A JP2002321580A JP 2002321580 A JP2002321580 A JP 2002321580A JP 2001127913 A JP2001127913 A JP 2001127913A JP 2001127913 A JP2001127913 A JP 2001127913A JP 2002321580 A JP2002321580 A JP 2002321580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
vehicle
image
occupant
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001127913A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsumi Yanai
達美 柳井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001127913A priority Critical patent/JP2002321580A/ja
Publication of JP2002321580A publication Critical patent/JP2002321580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自車両の乗車状態に応じてドアを容易に開け
ることができるように、駐車スペース内に自車両を停車
させるには、おおよその見当を付けて、駐車操作を行っ
ていた。 【解決手段】 自車両の一部を撮影するカメラ10と、
カメラ10で撮影された画像を上方からの視点の画像に
変換する視点変更部30aと、各座席の乗車状況を検出
する着座感圧センサ40と、自車両の各座席の着座状況
に応じて、ドアの開口範囲を設定し、これを視点変更画
像上に重畳表示する画像制御部30bと、モニタ70と
を有する。そして、乗車状況に応じて、非接触線A、半
開口線B、及び全開口線Cを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を駐車スペー
スに駐車する際に、運転者による運転操作を支援する車
両周囲画像提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両を駐車スペースに正確に駐車
する技術として、例えば、特開平6−193305号公
報(以下、従来例という)に記載された技術が知られて
いる。該従来例では、駐車スペースの上方に設置された
カメラで自車両を撮影し、自車両と駐車スペースとの位
置関係を車外前方に設置されたモニタに表示して確認
し、駐車スペースに正確に駐車するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例では、駐車スペースと自車両外枠の位置関係は
確認することができるものの、ドアの開閉スペースを確
認することができないので、ドライバは、乗員が乗って
いる座席位置(後部右、後部左、助手席等の位置)に合
わせて、おおよその見当を付けて駐車スペースに駐車す
る操作を行う必要があった。
【0004】即ち、乗員が乗っている座席のドアは、あ
る程度側方との間の間隔に余裕を持って止める必要があ
り、更に、大きな荷物やチャイルドシートを積載した座
席については、ドアを全開する(車体に対して略直角に
開く)ことができる程度のスペースを開ける必要があ
り、従来例に記載された技術では、このような位置関係
の情報は提示されていなかった。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
自車両の乗車状態に基づいて、駐車した際にドアの開か
れる位置や開度を予測して、駐車操作段階で表示手段へ
ドアの開口範囲を表示させ、最適な駐車位置に駐車する
ことができるように支援する車両周囲画像提供装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、自車両を駐車スペー
ス内に駐車する際に、運転者による運転操作を支援する
車両周囲画像提供装置において、前記自車両の一部を含
む範囲の映像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段にて
撮影された画像を、上方からの視点の画像に変換する視
点変更手段と、前記自車両の各座席の乗車状況を検出す
る乗員検出手段と、前記乗員検出手段で検出された乗車
状況に基づいて、前記視点変更手段にて得られた画像に
乗員が乗っている側方のドアの開口範囲の画像を重畳す
る画像制御手段と、前記画像制御手段にて作成された画
像を表示する表示手段と、を有することが特徴である。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記画像制御手
段は、前記ドアの開口範囲の画像に加え、乗員が乗って
いない側方の、車両端部から所定距離離れた位置にも画
像を重畳することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記乗員検出手
段は、前記自車両の各座席に設けられた荷重検出センサ
であり、該荷重検出センサにて検出される重量に基づい
て、各座席における乗員、或いはチャイルドシートの有
無を判断し、前記画像制御手段は、前記荷重検出センサ
で乗員有りと判断されたときにはドア半開の範囲、チャ
イルドシート有りと判断されたときにはドア全開の範
囲、乗員無しと判断されたときには車両端部から所定距
離離れた位置、を画像上におけるそれぞれの座席の側方
に表示させることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記各座席の進
退位置を検出するための、座席位置検出手段を設け、座
席位置が所定位置よりも後方にあるときは、前記荷重検
出センサにて乗員有りと判断された場合であっても、ド
ア全開の範囲を表示することを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、前記乗員検出手
段は、前記自車両の各座席に設けられたシートベルトス
イッチであり、該シートベルトスイッチにより、各座席
の乗員の有無を判断し、前記画像制御手段は、前記シー
トベルトスイッチにより乗員有りと判断されたときには
ドア開の範囲、乗員無しと判断されたときには車両端部
から所定距離離れた位置、を画像上におけるそれぞれの
座席の側方に表示させることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、前記画像制御手
段は、前記自車両の後部座席にて乗員有りと判断された
ときにはドア全開の範囲、前記自車両の助手席にて乗員
有りと判断されたときにはドア半開の範囲、乗員無しと
判断されたときには車両端部から所定距離離れた位置、
を画像上におけるそれぞれの座席の側方に表示させるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、前記ドア半開の
範囲、ドア全開の範囲、及び車両端部から所定距離離れ
た位置は、自車両の側面と略平行な直線にて表示される
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明では、撮影手段で自車を
含むように撮影した画像を上方からの視点画像に変換
し、乗員の検出された側のドア開口部を表示手段へ表示
するようにしている。従って、駐車操作を行う段階から
ドアの開けられる側に、開口範囲表示されるため、駐車
枠内のどちらに寄せて駐車すればよいかを運転者に提示
することができ、最適な駐車位置に自車両を駐車させる
べく支援することができる。
【0014】請求項2の発明では、乗員の検出されない
座席側のドアの側方に、車両端部から所定距離離れた位
置が表示されるので、より一層駐車操作を容易に行うこ
とができるようになる。
【0015】請求項3の発明では、自車両の各座席に設
置された荷重センサにより、人、チャイルドシート或い
は乗員無しの状態を検出し、人の場合にはドア半開の範
囲、チャイルドシートのときはドア全開の範囲、乗員無
しの場合には車両端部から所定距離離れた位置が表示さ
せるようにしている。従って、車両内の乗員状況から開
かれるドアとその開度を予測してドア開範囲を表示させ
ているため、乗員がいないにも関わらずドア開のマージ
ンを取ってしまったり、チャイルドシートから子供を降
ろすのにドアが開かず、作業しにくいといった問題がな
く、乗員が降車し易い最適な駐車位置に自車両を駐車さ
せることができる。
【0016】請求項4の発明では、座席の前後調整位置
を検出する座席位置検出手段で、座席位置が所定位置よ
りも後方で、且つ乗員がいると判断されたときは、体格
の大きい人が乗車していると判断し、ドアの全開範囲を
表示させるようにしている。従って、体格が大きいにも
関わらず、ドアが半開しかできないで降車しにくいとい
った問題がなく、乗員が降車し易い最適な駐車位置に自
車両を駐車させることができる。
【0017】請求項5の発明では、自車両の各座席のシ
ートベルトスイッチで乗員の有無を検出し、乗員が存在
する場合にはドアの開口範囲を表示し、乗員のいないと
きは、車両端部から所定距離離れた位置を表示するよう
にしている。従って、乗員を検出するための専用のセン
サが必要なく、簡単な構成で乗員の存在を検出すること
ができ、コストダウンを図ることができる。
【0018】請求項6の発明では、自車両の後部座席の
シートベルトスイッチがオンとされた場合には、この座
席の側方にドアの全開範囲を表示するので、後部座席に
チャイルドシートが搭載されている場合であっても、容
易に降車することができる。
【0019】請求項7の発明では、ドア開口範囲表示を
自車両側面と平行な直線表示とするようにしている。従
って、自車両を上方からの視点に変換した画像に、ドア
開口範囲が直線表示されるので、駐車場にある枠線との
位置関係を正確に表示することができ、運転者にとって
認識し易い表示とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る車両周囲画像
提供装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、該車両周囲画像提供装置1は、自車
両の一部を含む周囲画像を撮影するカメラ(撮影手段)
10と、当該車両周囲画像提供装置1を起動させるため
の起動スイッチ20と、自車両の各座席に人が乗ってい
るかどうかを検出する着座感圧センサ(乗員検出手段)
40と、該着座感圧センサ40による検出結果に基づい
て自車両の着座状況を判定する着座状況判定部50と、
自車両の各ドアが開く開度を選定する開口範囲選定部6
0と、車両周囲画像生成部30と、該車両周囲画像生成
部30にて生成された画像を画面表示するモニタ(表示
手段)70と、を有している。
【0021】車両周囲画像生成部30は、カメラ10に
て撮影された画像を、上方視点画像に変換する処理を行
う視点変更部(視点変更手段)30aと、該視点変更部
30aにて視点変更された画像上に、開口範囲選定部6
0で選定された開口範囲を示す指標を重畳表示する画像
制御部(画像制御手段)30bとを有している。
【0022】また、上述の着座状況判定部50、開口範
囲選定部60、及び車両周囲画像生成部30は、CPU
で構成されている。
【0023】次に、上記のように構成された本実施形態
に係る車両周囲画像提供装置1の作用について説明す
る。図2は、駐車エリアの画像、及びドアの開口範囲を
示す説明図であり、(a)は、実際にモニタ70に提示
される画像の例、(b)は、自車両と、各範囲を示す線
との関係を模式的に示す説明図である。同図において符
号V1は自車両画像、符号L1は駐車スペースのライン
を示す。図示のように、自車両画像V1に対して、非接
触線A(自車両が側方障害物と接触しない線)、半開口
線B(ドアが半開状態のときの最も外側の線)、及び全
開口線C(ドアが全開状態のときの最も外側の線)が表
示されている。
【0024】そして、後述する手順により、必要に応じ
て自車両画像V1に対し、各種の線A〜Cを表示して、
運転者による車庫入れ操作を支援する。
【0025】図3は、自車両の各座席に置かれた着座感
圧センサ40と、その検出データを示す説明図である。
同図(a)に示すように、自車両の助手席S2、及び2
つの後部座席S3には、それぞれ着座感圧センサ40が
設けられており、各着座センサ40により、各座席に人
が乗っているかどうか、或いはチャイルドシートが置か
れているかどうかを判断することができる。なお、同図
に示す符号S1は運転席である。
【0026】そして、具体的には、車両の外部からドア
を解錠した際に、解錠直後の着座感圧センサ40の検出
値(重量)を座席の着座初期値W0として記憶する。そ
の後、自車両を駐車させるために、起動スイッチ20を
投入し、モニタ表示を行った直後の着座感圧センサ40
による検出値(重量)を着座現在値Wとする。そして、
着座初期値W0と着座現在値Wとを比較することによ
り、駐車操作時における各座席の着座状況を知ることが
できる。
【0027】例えば、図3(b)の(イ)、(ロ)に示
すように、着座現在値Wが第1の所定値以上(例えば、
10kg以上)である場合には、当該座席に人が座って
いるか、或いはチャイルドシートが有るものと判断し、
更に、当該座席の着座初期値W0が第2の所定値(例え
ば、5kg)未満の場合には、この座席に直接人が座っ
ているものと(即ち、チャイルドシートを用いていない
ものと)判断する。
【0028】また、(ハ)に示すように、着座初期値W
0が第2の所定値以上である場合には、この座席には、
チャイルドシートが装着され、且つ、該チャイルドシー
ト上に子供が座っているものと判断する。
【0029】図4は、着座状況に応じたドアの開口範囲
を模式的に示す説明図である。同図(a)は、車両の運
転席にのみ乗員が存在する場合であり、この場合には、
運転席側(車両右側)の側方に、半開口線B、及び全開
口線Cを表示する。また、助手席側(車両左側)の側方
に非接触線Aを表示する。
【0030】同図(b)は、運転席と助手席に乗員が存
在する場合であり、この場合には、運転者及び助手席乗
員の両者がドアを開く可能性があるので、車両の運転席
側及び助手席側の双方に、半開口線B及び全開口線Cを
表示する。
【0031】同図(c)は、運転席と後部右側座席に乗
員が存在する場合であり、この場合には、前述の(a)
と同様に、運転席側の側方に、半開口線B、及び全開口
線Cを表示し、助手席側の側方に非接触線Aを表示す
る。
【0032】同図(d)は、運転席と後部左側座席に乗
員が存在する場合であり、この場合には、後部左側座席
の乗員がドアを開く可能性があり、また、駐車スペース
が極めて狭い場合には、後部左側座席の乗員が右側に移
動して降車することも可能であることから、運転席側の
側方に、半開口線B、全開口線Cを表示し、助手席側の
側方に、非接触線A、半開口線B、及び全開口線Cを表
示する。
【0033】同図(e)は、運転席に運転者が存在し、
且つ後部左側座席にチャイルドシートCSが置かれ、こ
の上に子供が乗っている場合である。この場合には、チ
ャイルドシートCS側のドア(即ち、後部左側のドア)
を全開状態とする必要があるので、助手席側に全開口線
Cを表示する。また、運転席側には、半開口線B、及び
全開口線Cを表示する。
【0034】同図(f)は、運転席に運転者が存在し、
且つ後部右側座席にチャイルドシートCSが置かれ、こ
の上の子供が乗っている場合である。この場合には、運
転席側に全開口線Cを表示し、助手席側に非接触線Aを
表示する。
【0035】同図(g)は、運転席、及び後部左側座席
に乗員が乗っており、且つ後部右側座席にチャイルドシ
ートCSに座った子供が乗っている場合である。この場
合には、運転席側に全開口線Cを表示し、助手席側に半
開口線B、及び全開口線Cを表示する。
【0036】同図(h)は、運転席に運転者が存在し、
且つ後部座席の左右双方にチャイルドシートCSが置か
れ、更に、これらのチャイルドシートCS上に子供が乗
っている場合である。この場合は、左右両方のドアを全
開状態とする必要があるので、運転席側、及び助手席側
の双方に全開口線Cを表示する。
【0037】図5は、本実施形態の動作を示すフローチ
ャートであり、以下、該フローチャートを参照しながら
動作手順について説明する。
【0038】まず、ステップ101にて車両外部から当
該車両のドア開錠操作が行われる。ステップ102で
は、車両内の各座席の着座初期値W0が計測され、記憶
される。次いで、ステップ103では、車両が走行開始
したかどうかを判定する。開始していない場合には、ス
テップ104へ移り、開始している場合にはステップ1
06へ移る。
【0039】ステップ104では、外部からのドア施錠
が行われたかどうかを判定する。施錠が行われていない
場合にはステップ103へ移り、施錠が行われている場
合にはステップ105へ移る。ステップ105では、フ
ローを終了する。
【0040】ステップ106では、駐車モニタの起動を
判定する。そして、起動していない場合にはステップ1
07へ移り、起動している場合にはステップ109へ移
る。
【0041】ステップ107では、外部からのドア施錠
が行われたかどうかを判定する。施錠が行われていない
場合にはステップ106へ移り、施錠が行われている場
合にはステップ108へ移る。ステップ108では、フ
ローを終了する。
【0042】ステップ109では、各座席の着座現在値
Wが計測される。ステップ110では、図3に示した如
くの処理にて着座状況の判定が行われる。
【0043】ステップ111では、図4に示した如くの
処理にて開口範囲の選定が行われる。ステップ112で
は、駐車エリアの画像生成が行われる。
【0044】ステップ113では、駐車エリア画像に開
口範囲を重畳して、駐車エリアの画像提示が行われる。
【0045】ステップ114では、駐車モニタの終了を
判定する。終了していない場合には、ステップ112へ
移り、終了している場合にはステップ115へ移る。
【0046】ステップ115では、外部からのドア施錠
が行われたかどうかを判定する。施錠が行われていない
場合にはステップ106へ移り、施錠が行われている場
合にはステップ116へ移る。ステップ116ではフロ
ーを終了する。
【0047】このようにして、第1の実施形態に係る車
両周囲画像提供装置1では、車両内の各座席の着座状況
に応じて、非接触線A、半開口線B、及び全開口線Cが
モニタ70に表示されるので、ドア開口スペースを考慮
した駐車スペースへの車庫入れ操作を容易に行うことが
できる。
【0048】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図6は、第2の実施形態に係る車両周囲画像提
供装置2の構成を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、該車両周囲画像提供装置2は、自車両の一部を含
む周囲画像を撮影するカメラ(撮影手段)10と、当該
車両周囲画像提供装置2を起動させるための起動スイッ
チ20と、自車両の各座席に人が乗っているかどうかを
検出する着座感圧センサ(乗員検出手段)40と、各座
席の着座調整の位置を検出するシート位置センサ(座席
位置検出手段)80と、該着座感圧センサ40による検
出結果に基づいて自車両の着座状況を判定する着座状況
判定部50と、自車両の各ドアが開く開度を選定する開
口範囲選定部60と、車両周囲画像生成部30と、該車
両周囲画像生成部30にて生成された画像を画面表示す
るモニタ(表示手段)70と、を有している。
【0049】車両周囲画像生成部30は、カメラ10に
て撮影された画像を、上方視点画像に変換する処理を行
う視点変更部(視点変更手段)30aと、該視点変更部
30aにて視点変更された画像上に、開口範囲選定部6
0で選定された開口範囲を示す指標を重畳表示する画像
制御部(画像制御手段)30bとを有している。
【0050】また、上述の着座状況判定部50、開口範
囲選定部60、及び車両周囲画像生成部30は、CPU
で構成されている。
【0051】次に、図7に示すフローチャートを参照し
ながら、第2の実施形態の作用について説明する。
【0052】同図に示すステップ201では、外部から
のドア開錠が行われる。次いで、ステップ202では、
各座席の着座初期値W0が計測され、記憶される。ステ
ップ203では、車両が走行したかどうかを判定する。
開始していない場合にはステップ204へ移り、開始し
ている場合にはステップ206へ移る。
【0053】ステップ204では、外部からのドア施錠
が行われたかどうかを判定する。施錠が行われていない
場合にはステップ203へ移り、施錠が行われている場
合にはステップ205に移る。ステップ205では、フ
ローを終了する。
【0054】ステップ206では、駐車モニタの起動を
判定する。起動していない場合にはステップ207へ移
り、起動している場合にはステップ209へ移る。
【0055】ステップ207では、外部からのドア施錠
が行われたかどうかを判定する。施錠が行われていない
場合には、ステップ206へ移り、施錠が行われている
場合にはステップ208へ移る。ステップ208では、
フローを終了する。
【0056】ステップ209では、各座席の着座現在値
Wが計測される。ステップ210では、図3に示した如
くの処理手順により着座状況の判定が行われる。
【0057】ステップ211では、各座席のシートの位
置の判定が行われる。シート位置が後半部まで下げられ
ている席が存在する場合には、ステップ212へ移り、
シート位置が前半部の席だけの場合にはステップ213
へ移る。
【0058】ステップ212では、体が大きい乗員がシ
ートを後方に下げて着座している座席のドアは、降車時
にドアを全開状態とする必要があるものと判断し、ドア
全開位置(全開口線C)を提示する。
【0059】ステップ213では、図4に示した如くの
処理手順により開口範囲の選定が行われる。ステップ2
14では、駐車エリアの画像生成が行われる。
【0060】ステップ215では、駐車エリア画像に開
口範囲を重畳して、駐車エリア画像の画像提示が行われ
る。ステップ216では、駐車モニタの終了を判定す
る。終了していない場合にはステップ214へ移り、終
了している場合にはステップ217へ移る。
【0061】ステップ217では、外部からのドア施錠
が行われたかどうかが判定される。施錠が行われていな
い場合にはステップ206へ移り、施錠が行われている
場合にはステップ218に移る。ステップST218
で、フローを終了する。
【0062】このようにして、本発明の第2の実施形態
に係る車両周囲画像提供装置2では、前述した第1の実
施形態に加え、各座席のシート位置を検出し、シート位
置が後半部とされている場合には、この座席には体の大
きな人が乗っているものと判断して、ドアの全開位置を
提示するように構成されている。従って、乗員の体の大
きさに応じた適切なドア開口位置の提示を行うことがで
きる。
【0063】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図8は、第3の実施形態に係る車両周囲画像提
供装置3の構成を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、該車両周囲画像提供装置3は、自車両の一部を含
む周囲画像を撮影するカメラ(撮影手段)10と、当該
車両周囲画像提供装置1を起動させるための起動スイッ
チ20と、自車両の各座席に人が乗っているかどうかを
検出するシートベルトセンサ90による検出結果に基づ
いて自車両の着座状況を判定する着座状況判定部50
と、自車両の各ドアが開く開度を選定する開口範囲選定
部60と、車両周囲画像生成部30と、該車両周囲画像
生成部にて生成された画像を画面表示するモニタ(表示
手段)70と、を有している。
【0064】車両周囲画像生成部30は、カメラ10に
て撮影された画像を、上方視点画像に変換する処理を行
う視点変更部(視点変更手段)30aと、該視点変更部
30aにて視点変更された画像上に、開口範囲選定部6
0で選定された開口範囲を示す指標を重畳表示する画像
制御部(画像制御手段)30bとを有している。
【0065】また、上述の着座状況判定部50、開口範
囲選定部60、及び車両周囲画像生成部30は、CPU
で構成されている。
【0066】次に、図9に示すフローチャートを参照し
ながら、第3の実施形態に係る車両周囲画像提供装置3
の作用について説明する。まず、ステップ301では、
駐車モニタの起動が行われる。次いで、ステップ302
では、各座席の着座現在位置がシートベルトの装着状況
により計測される。
【0067】ステップ303では、着座状況の判定が行
われる。ステップ304では、図4に示した如くの処理
手順により、開口範囲の選定が行われる。ここで、本実
施形態では、上述した第1,第2の実施形態と比較し、
着座感圧センサ40を具備していないので、チャイルド
シートCSの有無を検知することができない。従って、
本実施形態では、後部座席にてシートベルトの装着が検
知された場合には、これを全てチャイルドシートと判断
して、ドアの全開口線Cを提示する。例えば、後部左側
の座席のシートベルトの装着が検知された場合には、車
両左側(助手席側)に全開口線Cを提示する。
【0068】次いで、ステップ305では、駐車エリア
の画像生成が行われる。ステップ306では、駐車エリ
ア画像に開口範囲を重ねて駐車エリアの画像提示が行わ
れる。
【0069】ステップ307では、駐車モニタの終了を
判定する。終了していない場合にはステップ305へ移
り、終了している場合にはステップ308に移る。ステ
ップ308では、フローを終了する。
【0070】このようにして、本実施形態に係る車両周
囲画像提供装置3では、シートベルトセンサ90を用い
て車両内の各座席の着座状況を検出し、この検出結果に
基づいて各座席のドア開口状態を示す指標を提示する。
従って、運転者は、ドア開口スペースを考慮した駐車ス
ペースへの車庫入れ操作を容易に行うことができる。ま
た、上述した第1,第2の実施形態のように着座感圧セ
ンサ40を用いない構成としているので、構成を簡素化
することができ、コストダウンを図ることができる。
【0071】なお、上記した各実施形態では、右側にハ
ンドルを有する車両の場合について説明したが、左側に
ハンドルを有する車両についても同様の手法を用いるこ
とにより、適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る車両周囲画像提
供装置の構成を示すブロック図である。
【図2】自車両画像の側部に表示される非接触線、半開
口線、全開口線を示す説明図である。
【図3】(a)は、各座席に搭載される着座感圧センサ
を示す説明図、(b)は、該着座感圧センサによる検出
結果を示すタイミングチャートである。
【図4】着座状況によるドアの開口範囲を示す説明図で
ある。
【図5】第1の実施形態に係る車両周囲画像提供装置の
動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る車両周囲画像提
供装置の構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態に係る車両周囲画像提供装置の
動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る車両周囲画像提
供装置の構成を示すブロック図である。
【図9】第3の実施形態に係る車両周囲画像提供装置の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2,3 車両周囲画像提供装置 10 カメラ(撮影手段) 20 起動スイッチ 30 車両周囲画像生成部 30a 視点変更部(視点変更手段) 30b 画像制御部(画像制御手段) 40 着座感圧センサ(乗員検出手段) 50 着座状況判定部 60 開口範囲選定部 70 モニタ(表示手段) 80 シート位置センサ(着座位置検出手段) 90 シートベルトセンサ V1 自車両 S1 運転席 S2 助手席 S3 後部座席 CS チャイルドシート A 非接触線 B 半開口線 C 全開口線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両を駐車スペース内に駐車する際
    に、運転者による運転操作を支援する車両周囲画像提供
    装置において、 前記自車両の一部を含む範囲の映像を撮影する撮影手段
    と、 前記撮影手段にて撮影された画像を、上方からの視点の
    画像に変換する視点変更手段と、 前記自車両の各座席の乗車状況を検出する乗員検出手段
    と、 前記乗員検出手段で検出された乗車状況に基づいて、前
    記視点変更手段にて得られた画像に乗員が乗っている側
    方のドアの開口範囲の画像を重畳する画像制御手段と、 前記画像制御手段にて作成された画像を表示する表示手
    段と、 を有することを特徴とする車両周囲画像提供装置。
  2. 【請求項2】 前記画像制御手段は、前記ドアの開口範
    囲の画像に加え、乗員が乗っていない側方の、車両端部
    から所定距離離れた位置にも画像を重畳することを特徴
    とする請求項1に記載の車両周囲画像提供装置。
  3. 【請求項3】 前記乗員検出手段は、前記自車両の各座
    席に設けられた荷重検出センサであり、該荷重検出セン
    サにて検出される重量に基づいて、各座席における乗
    員、或いはチャイルドシートの有無を判断し、 前記画像制御手段は、前記荷重検出センサで乗員有りと
    判断されたときにはドア半開の範囲、チャイルドシート
    有りと判断されたときにはドア全開の範囲、乗員無しと
    判断されたときには車両端部から所定距離離れた位置、
    を画像上におけるそれぞれの座席の側方に表示させるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の車両周囲画像提供装置。
  4. 【請求項4】 前記各座席の進退位置を検出するため
    の、座席位置検出手段を設け、座席位置が所定位置より
    も後方にあるときは、前記荷重検出センサにて乗員有り
    と判断された場合であっても、ドア全開の範囲を表示す
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項
    に記載の車両周囲画像提供装置。
  5. 【請求項5】 前記乗員検出手段は、前記自車両の各座
    席に設けられたシートベルトスイッチであり、該シート
    ベルトスイッチにより、各座席の乗員の有無を判断し、 前記画像制御手段は、前記シートベルトスイッチにより
    乗員有りと判断されたときにはドア開の範囲、乗員無し
    と判断されたときには車両端部から所定距離離れた位
    置、を画像上におけるそれぞれの座席の側方に表示させ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の車両周囲画像提供装置。
  6. 【請求項6】 前記画像制御手段は、前記自車両の後部
    座席にて乗員有りと判断されたときにはドア全開の範
    囲、前記自車両の助手席にて乗員有りと判断されたとき
    にはドア半開の範囲、乗員無しと判断されたときには車
    両端部から所定距離離れた位置、を画像上におけるそれ
    ぞれの座席の側方に表示させることを特徴とする請求項
    5に記載の車両周囲画像提供装置。
  7. 【請求項7】 前記ドア半開の範囲、ドア全開の範囲、
    及び車両端部から所定距離離れた位置は、自車両の側面
    と略平行な直線にて表示されることを特徴とする請求項
    1〜請求項6のいずれか1項に記載の車両周囲画像提供
    装置。
JP2001127913A 2001-04-25 2001-04-25 車両周囲画像提供装置 Pending JP2002321580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001127913A JP2002321580A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 車両周囲画像提供装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001127913A JP2002321580A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 車両周囲画像提供装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002321580A true JP2002321580A (ja) 2002-11-05

Family

ID=18976702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001127913A Pending JP2002321580A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 車両周囲画像提供装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002321580A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118762A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Aisin Seiki Co Ltd 周辺監視モニタリングシステム
JP2007131169A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Nippon Soken Inc 駐車スペース検出装置
JP2007237857A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Denso Corp 駐車補助装置
JP2009020657A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Denso Corp 駐車支援装置および駐車支援装置用のプログラム
JP2012001210A (ja) * 2011-10-05 2012-01-05 Aisin Seiki Co Ltd 周辺監視モニタリングシステム
CN104228714A (zh) * 2013-06-14 2014-12-24 华创车电技术中心股份有限公司 停车影像的提供方法
US20150057870A1 (en) * 2013-08-23 2015-02-26 Mando Corporation Parking assist apparatus and parking assist method thereof
JP2015162768A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 京セラ株式会社 画像処理装置および車載カメラシステム
CN105774750A (zh) * 2016-02-25 2016-07-20 吴伟民 车辆安全带检测方法及系统
WO2017056992A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 アイシン精機株式会社 周辺監視装置
JP2018118620A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 アイシン精機株式会社 駐車支援装置
CN115503603A (zh) * 2022-11-01 2022-12-23 珠海极海半导体有限公司 一种基于超声波雷达的汽车开门探测系统和方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118762A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Aisin Seiki Co Ltd 周辺監視モニタリングシステム
JP2007131169A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Nippon Soken Inc 駐車スペース検出装置
JP2007237857A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Denso Corp 駐車補助装置
JP4682880B2 (ja) * 2006-03-07 2011-05-11 株式会社デンソー 駐車補助装置
JP2009020657A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Denso Corp 駐車支援装置および駐車支援装置用のプログラム
JP2012001210A (ja) * 2011-10-05 2012-01-05 Aisin Seiki Co Ltd 周辺監視モニタリングシステム
CN104228714A (zh) * 2013-06-14 2014-12-24 华创车电技术中心股份有限公司 停车影像的提供方法
US20150057870A1 (en) * 2013-08-23 2015-02-26 Mando Corporation Parking assist apparatus and parking assist method thereof
JP2015162768A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 京セラ株式会社 画像処理装置および車載カメラシステム
WO2017056992A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 アイシン精機株式会社 周辺監視装置
JP2017069839A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 アイシン精機株式会社 周辺監視装置
CN105774750A (zh) * 2016-02-25 2016-07-20 吴伟民 车辆安全带检测方法及系统
JP2018118620A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 アイシン精機株式会社 駐車支援装置
CN115503603A (zh) * 2022-11-01 2022-12-23 珠海极海半导体有限公司 一种基于超声波雷达的汽车开门探测系统和方法
CN115503603B (zh) * 2022-11-01 2023-11-07 珠海极海半导体有限公司 一种基于超声波雷达的汽车开门探测系统和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1700761B1 (en) Apparatus for authenticating vehicle driver
JP2018510801A (ja) 駐車支援システム
CN106232428B (zh) 车辆的车载图像显示装置和方法及车载图像设置装置
JP2002321580A (ja) 車両周囲画像提供装置
JP2018510801A5 (ja)
JP2008269496A (ja) 乗員情報検出システム、乗員拘束システム、車両
JP2007148618A (ja) 車両周辺監視システム及び方法
JP2007153035A (ja) 乗員着座判定システム
JP2009083618A (ja) 電子ミラーシステム
JP2021066275A (ja) 車両制御装置
JP2010203836A (ja) 車室内状態の認識装置
JP4211562B2 (ja) 車両用周辺監視装置
JP7084835B2 (ja) 自動運転方法及び車両
JP2003237504A (ja) 車両機能の制御装置
JP2010076483A (ja) 降車支援装置
JP4144448B2 (ja) 車両後方表示装置
US10977505B2 (en) Occupant monitoring device for vehicle
JP2010214990A (ja) 車両用制御装置および方法、並びにプログラム
CN113386666B (zh) 车辆控制装置、车辆以及它们的控制方法
JP4078948B2 (ja) 駐車支援装置
JP2021133877A (ja) 車両の乗員監視装置
JP2004330979A (ja) 車両の駆動制御装置
JP4123985B2 (ja) カメラシステム
JP4930728B2 (ja) 表示装置
JP7259388B2 (ja) 駐車支援装置、駐車支援方法