JP4123985B2 - カメラシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されたカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両には様々なカメラが搭載されている。車外を撮影するためのカメラとしては、例えば、ACC(Adaptive Cruise Control)システムに用いるカメラや、路地等で左右を確認するためのコーナリングカメラや、車両後退時に後方を確認するためのカメラや、走行案内のための風景画像を記録するためのカメラ(例えば特許文献1参照)がある。また、車内を撮影するためのカメラとしては、例えば、乗員の着座状態を把握してエアバックの動作を制御するためのカメラや、運転者の居眠りを検知するためのカメラや、盗難防止のために車内への進入を検知するためのカメラがある。
【0003】
これらのカメラは、デザイン上の問題や、撮影を行っているという感覚を乗員が感じにくくするために、乗員が気づきにくい位置に設置されたり、乗員が気づきにくいようなカモフラージュがなされていることが多い。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−94571号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、すべての乗員がこれらのカメラの存在に気づかないわけではなく、乗員によってはカメラの存在に気づく場合もある。カメラの存在に気づいた乗員は「このカメラは一体何を撮影しているのだろうか」という不信感を抱くことが往々にしてある。しかし、従来の車両に搭載されたカメラシステムは、カメラの存在に気づいた場合についての配慮が不十分であった。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、車両に搭載されたカメラに対して抱く乗員の不信感を低減させることができるカメラシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載のカメラシステムは、車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラを有し、指令手段受付手段と表示手段と表示制御手段とを備える。指令受付手段が乗員からの指令を受け付け、表示手段が画像を表示し、指令受付手段が撮影画像を表示する旨の指令を受け付けると、表示制御手段がカメラの撮影画像を表示手段に表示させる。尚、指令受付手段は、カメラ毎にカメラの隣に設置されている。また、ここで言う「車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラ」というのは、当然ながら乗員を撮影対象としているカメラも含む。また、表示手段が表示する画像は、静止画であってもよいし動画であってもよい。動画であるほうが、表示画像が何であるかを乗員が認識しやすいため、好ましくは動画のほうがよい。
【0008】
従来は、乗員がカメラの存在に気づいてもカメラの撮影対象が何であるかがわかりづらく、乗員が不信感を抱くことが往々にしてあった。撮影対象を知るためには、車両やカメラシステムの取扱説明書を参照したり、あるいは技術に詳しい人に聞いたりする必要があった。しかし、本発明のカメラシステムによれば、乗員が指令受付手段に指令を入力すれば、表示手段にカメラの撮影画像が表示されるため、カメラの撮影対象が何であるかがわかりやすい。このように乗員の意志によってカメラの撮影画像を速やかに確認することができるため、上述したような不信感を低減することができる。
【0009】
また、上述したように指令受付手段は、カメラ毎にカメラの隣に設置されている。具体例としては、インスツルメントパネル内に設置された運転者の居眠りを検知するカメラであれば、インスツルメントパネルの端にスイッチとして指令受付手段が設置されているとよい。
【0010】
このようになっていると、乗員が「このカメラは何を撮影しているの?」と思ったときにすぐに指令受付手段に指令することができ、特に複数のカメラがある場合はカメラと指令受付手段との対応がわかりやすくなり、乗員が指令入力に迷うことが少なくなる。
【0011】
ところで、請求項2に記載のようなカメラシステムであっても、乗員の不信感を低減することができる。このカメラシステムは、車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラを有し、検知手段と表示手段と表示制御手段とを備える。検知手段が車両の状態を検知し、表示手段が画像を表示し、検知手段が所定の車両状態を検知すると、表示制御手段が、複数のカメラを予め定められた順番で切り替えてその画像を表示手段に表示させる。尚、ここで言う「車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラ」というのは、当然ながら乗員を撮影対象としているカメラも含む。また、表示手段が表示する画像は、静止画であってもよいし動画であってもよい。動画であるほうが、表示画像が何であるかを乗員が認識しやすいため、好ましくは動画のほうがよい。
【0012】
このカメラシステムによれば、検知手段が検知した車両の様々な状態変化をトリガーにして表示手段がカメラの撮影画像を表示するため、乗員が積極的に意図しなくてもどのような画像が撮影されているのかを乗員が知ることができ、乗員が抱くカメラに対する不信感の低減に役立つ。
また、上記課題を解決するためになされた請求項3に記載のカメラシステムは、車両に搭載され、車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラを複数有するカメラシステムであって、車両の状態を検知する検知手段と、画像を表示する表示手段と、検知手段が所定の車両状態を検知すると、カメラが撮影している画像を表示手段に表示させる表示制御手段とを備える。そして、表示制御手段は、車内を撮影しているカメラの撮影画像を優先して表示手段に表示させる。なお、ここで言う「優先して」というのは、例えば車外を撮影するカメラと車内を撮影するカメラが存在し、それらを一定間隔毎に順に表示させるようになっている場合、車内を撮影しているカメラを先に表示させることを意味する。
多くの場合、乗員は車内を撮影しているカメラ、特に自分が撮影されているカメラの撮影画像を気にすることが多い。このため、車内を撮影しているカメラの撮影画像が優先されて表示手段に表示されるようになっていれば、速やかに乗員の不信感を低減させることができる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項4に記載のカメラシステムは、車両に搭載され、車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラを複数有するカメラシステムであって、車両の状態を検知する検知手段と、画像を表示する表示手段と、検知手段が所定の車両状態を検知すると、カメラが撮影している画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、表示手段が表示する撮影画像の順序に関する情報を乗員から受け付ける順序情報受付手段とを備える。そして、表示制御手段は、前記順序情報受付手段が受け付けた前記情報に基づいた順序で前記カメラの撮影画像を前記表示手段に表示させる。なお、なお、ここで言う順序情報入力手段というのは、例えば操作スイッチ等が考えられる。
多くの場合、乗員は車内を撮影しているカメラ、特に自分が撮影されているカメラの撮影画像を気にすることが多い。したがって、乗員の好みによって表示順序を設定できるようになっていれば、乗員が優先して見たい画像を先に表示させることができ、使い勝手がよい。
【0013】
ここで、検知手段が検知する車両の状態の具体例について、請求項5〜請求項7に記載のカメラシステムに基づいて説明する。
まず、請求項5に記載のカメラシステムでは、検知手段は、イグニッションキーの状態を検知する。このようになっていると、例えば運転者がエンジンを始動させたときに表示手段にカメラの撮影画像が表示される。したがって、乗員がカメラの撮影画像を表示手段に表示させることを意図しなくとも、カメラの撮影画像が表示手段に表示されるため、乗員が抱くカメラに対する不信感の低減により役立つ。
【0014】
また、請求項6に記載のカメラシステムでは、検知手段はドアの開閉の状態を検知する。また、請求項7に記載のカメラシステムでは、検知手段は乗員の着座有無を検知する。これらのようになっていると、乗員が乗車する際あるいは乗員が着座した際に、表示手段にカメラの撮影画像を表示させることができる。したがって、乗員がカメラの撮影画像を表示手段に表示させることを意図しなくとも、カメラの撮影画像が表示手段に表示されるため、乗員が抱くカメラに対する不信感の低減により役立つ。
【0017】
ところで、ドアの開閉や乗員の着座のように、撮影画像を見るための行動ではない乗員の行動のみをトリガーにして、表示制御手段がカメラの撮影画像を表示手段に表示させるようになっていてもよいが、それらに加え、乗員が撮影画像を確認したいと思ったときに表示可能に構成されていてもよい。つまり、請求項8に記載のカメラシステムのように、乗員からの指令を受け付ける指令受付手段を更に備えるようにし、指令受付手段が撮影画像を表示する旨の指令を受け付けると、表示制御手段が、カメラの撮影画像を表示手段に表示させるようになっていてもよい。
【0018】
このようになっていれば、例えば乗員が「このカメラは何を撮影しているのだろう?」と思ったときに、その撮影画像を確認することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうることは言うまでもない。
【0020】
図1は実施例のカメラシステム10の構成を示すブロック図である。カメラシステム10は、ディスプレイ11、表示制御回路13、エアバック用カメラ15、ACC(Adaptive Cruise Control)カメラ17、バックカメラ19、エアバック用カメラ確認SW21、ACCカメラ確認SW23、バックカメラ確認SW25、イグニッションセンサ27、着座センサ29及びナビゲーション装置31を備える。
【0021】
ディスプレイ11は、カラー表示装置であり、液晶ディスプレイ,有機ELディスプレイ,CRTなどがあるが、それらの何れを用いてもよい。このディスプレイ11は、ナビゲーション装置31において地図を表示するために用いる表示部と兼ねるように構成されている。もちろん、専用品であってもよい。
【0022】
表示制御回路13は、エアバック用カメラ15、ACCカメラ17、バックカメラ19及びナビゲーション装置31から画像を入力し、エアバック用カメラ確認SW21、ACCカメラ確認SW23、バックカメラ確認SW25、イグニッションセンサ27及び着座センサ29からの信号に基づいて、入力した画像をディスプレイ11に表示させる。
【0023】
エアバック用カメラ15は、CCD等の素子を用いて画像を電気信号として取り出すことができるカメラである。このカメラは乗員の体格(例えば大人であるか子供であるか等)の判断に利用し、その判断結果に基づいて図示しないエアバック制御部がエアバックの展開の際のタイミングや速度を調整する。なお、図1には1つにまとめて記載してあるが、エアバック用カメラ15は、運転席と助手席のそれぞれの座席の前方に設置されており、合計2つからなる。
【0024】
ACCカメラ17は、ミリ波照射装置等と組み合わせてその反射波から得られる映像を電気信号として取り出すことができるカメラである。このカメラによって撮影された映像に基づいて、図示しないACC制御部が車間制御や車線トレース制御を行う。
【0025】
バックカメラ19は、車両を後退させる際に運転者が後方を確認するためのカメラである。夜間のような十分な明るさがない状態でも画像を取得可能な性能を有するカメラである。
エアバック用カメラ確認SW21は、利用者が上述したエアバック用カメラ15の撮影画像をディスプレイ11に表示させる際に操作するスイッチである。エアバック用カメラ確認SW21の操作状態は、電気信号として表示制御回路13に伝達される。なお、図1には1つにまとめて記載してあるが、エアバック用カメラ確認SW21は、エアバック用カメラ15毎に設置され、それぞれエアバック用カメラ15の近傍に設置されている。
【0026】
ACCカメラ確認SW23は、利用者が上述したACCカメラ17の撮影画像をディスプレイ11に表示させる際に操作するスイッチである。ACCカメラ確認SW23の操作状態は、電気信号として表示制御回路13に伝達される。
バックカメラ確認SW25は、利用者が上述したバックカメラ19の撮影画像をディスプレイ11に表示させる際に操作するスイッチである。バックカメラ確認SW25の操作状態は、電気信号として表示制御回路13に伝達される。
【0027】
イグニッションセンサ27は、運転者がエンジンをかけようとしてキーを回した際の動作を検知するセンサである。この検知結果は、電気信号として表示制御回路13に伝達される。
着座センサ29は、各座席の座部に装着され乗員が座ったことを検知するセンサである。この検知結果は、電気信号として表示制御回路13に伝達される。
【0028】
ナビゲーション装置31は、一般的に用いられているナビゲーション装置である。案内地図等の映像情報は、ディスプレイ11を用いて表示するように構成されている。
ここまででカメラシステム10の概略構成を説明したが、特許請求の範囲に記載の用語との対応関係を示しておく。ディスプレイ11が表示手段に相当し、エアバック用カメラ確認SW21、ACCカメラ確認SW23、バックカメラ確認SW25が指令受付手段に相当し、表示制御回路13が表示制御手段に相当し、イグニッションセンサ27及び着座センサ29が検知手段に相当する。
【0029】
次に、表示制御回路13で実行される初期表示処理と表示処理についてフローチャートを用いて説明する。
(1)初期表示処理
図2は、初期表示処理を説明するためのフローチャートである。初期表示処理は、運転者がエンジンをかけようとしてキーを回したことをイグニッションセンサ27が検知し、その検知信号を表示制御回路13が捕らえて初期表示処理の実行を開始する。あるいは、後述する表示処理の中から呼び出されて実行を開始する。
【0030】
開始するとまず、エアバック用カメラ15から撮影画像を取得してディスプレイ11に動画の状態で表示させる(S110)。同様に、ACCカメラ17から撮影画像を取得してディスプレイ11に動画の状態で表示させる(S115)。同様に、バックカメラ19から撮影画像を取得してディスプレイ11に動画の状態で表示させる(S120)。これらの動画の表示切り替え間隔は、例えば5秒毎というように、乗員が動画中の物体を認識可能な程度の間隔であるとよい。
【0031】
次に、エアバック用カメラ15、ACCカメラ17及びバックカメラ19の撮影画像がディスプレイ11に正常に表示されたか否かによって分岐する。ここで言う正常というのは、各々のカメラから信号を取得することができ、その信号に基づいた画像をディスプレイ11に表示させることができたことを意味する。正常に表示させることができた場合は(S125:Y)、ディスプレイ11に正常であった旨を意味する「カメラOK」という文字を表示させ(S130)、本処理(初期表示処理)を終了する。この表示は、撮影画像に重ねて表示させるようになっていてもよいし、撮影画像とは別に用意された背景を用いて表示させるようになっていてもよい。
【0032】
一方、エアバック用カメラ15、ACCカメラ17及びバックカメラ19の撮影画像の何れか一つでもディスプレイ11に正常に表示することができなかった場合は、ディスプレイ11に正常でなかった旨を意味する「カメラ異常」という文字を表示させ(S135)、本処理(初期表示処理)を終了する。
【0033】
(2)表示処理
図3は、表示処理を説明するためのフローチャートである。エアバック用カメラ確認SW21、ACCカメラ確認SW23及びバックカメラ確認SW25の何れか1つが操作される、あるいは着座センサ29が乗員の着座を検知すると表示処理の実行を開始する。
【0034】
開始するとまず、エアバック用カメラ確認SW21が操作されて表示処理が開始されたのか否かを判定する(S210)。2つあるエアバック用カメラ確認SW21のうち、何れか一方でも操作されて表示処理が開始されたのであれば(S210:Y)、操作された方の近傍にあるエアバック用カメラ15の撮影画像をディスプレイ11に動画の状態で表示させる(S215)。一方、エアバック用カメラ確認SW21の何れかが操作されて表示処理が開始されたわけでなければ、次のステップ(S220)に進む。
【0035】
次に、ACCカメラ確認SW23が操作されて表示処理が開始されたのか否かを判定する(S220)。ACCカメラ確認SW23が操作されて表示処理が開始されたのであれば(S220:Y)、ACCカメラ17の撮影画像をディスプレイ11に動画の状態で表示させる(S225)。一方、ACCカメラ確認SW23が操作されて表示処理が開始されたわけでなければ、次のステップ(S230)に進む。
【0036】
次に、バックカメラ確認SW25が操作されて表示処理が開始されたのか否かを判定する(S230)。バックカメラ確認SW25が操作されて表示処理が開始されたのであれば(S230:Y)、バックカメラ19の撮影画像をディスプレイ11に動画の状態で表示させる(S235)。一方、バックカメラ確認SW25が操作されて表示処理が開始されたわけでなければ、次のステップ(S240)に進む。
【0037】
次に、着座センサ29が反応して表示処理が開始されたのか否かを判定する(S240)。着座センサ29が反応して表示処理が開始されたのであれば(S240:Y)、前述した初期表示処理を実行し(S245)、本処理(表示処理)を終了する。一方、着座センサ29が反応して表示処理が開始さたわけではない場合は、そのまま本処理(表示処理)を終了する。
【0038】
ここまでで、実施例のカメラシステム10について説明したが、このカメラシステム10によれば以下のような効果が生まれる。
乗員が、エアバック用カメラ確認SW21、ACCカメラ確認SW23及びバックカメラ確認SW25の何れかを操作すれば、ディスプレイ11にそれぞれ対応するカメラ(エアバック用カメラ15、ACCカメラ17、バックカメラ19)の撮影画像が表示される。このように乗員の意志に基づいてカメラの撮影画像を確認することができるため、カメラに対する不信感を低減することができる。
【0039】
また、運転者がエンジンをかけようとしてキーを回したときや、乗員が座席に着座したときにも、ディスプレイ11にカメラの撮影画像が表示されるため、更にカメラに対する不信感を低減することができる。
また、エアバック用カメラ確認SW21は、エアバック用カメラ15毎にその近傍に設置されているため、カメラとの対応がわかりやすく、間違えてスイッチを押すことを防止できる。
【0040】
また、初期表示処理では、車内を撮影しているカメラであるエアバック用カメラ15の撮影画像を最初に表示するため、乗員はまず、自分に関係する画像を確認することができるため、不信感を早い段階で取り除くことができる。
また、初期表示処理には、エアバック用カメラ15、ACCカメラ17及びバックカメラ19の撮影画像がディスプレイ11に正常に表示されたか否かを表示するステップがある。このため、カメラシステム10を故障判断に利用することもできる。
【0041】
以下、他の実施例について述べる。
(1)更に、車両のドアの開閉動作を検知するセンサを設け、そのセンサが、ドアの開く動作あるいはドアの閉まる動作を検知した際に、所定のカメラの撮影画像をディスプレイ11に表示するようになっていてもよい。このようになっていても、乗員のカメラに対する不信感を低減することができる。
【0042】
(2)更に、ディスプレイ11に表示される撮影画像の順番に関する情報を、乗員が入力できるようになっていてもよい(特許請求の範囲に記載の順序情報受付手段に相当する)。例えばそのような情報を入力できるキーを有する操作部を設け、乗員がこの操作部を操作することによって撮影画像の表示順序を予め設定する。そして、表制制御回路13が初期表示処理を実行する際に、予め設定された表示順序に従ってディスプレイ11に撮影画像を表示するのである。なお、表示順序だけでなく、表示の有無や表示時間等も設定できるようになっているとよい。このようになっていると、表示方法を乗員の好みに設定することができるため使い勝手がよい。
【0043】
(3)上記実施例の初期表示処理では、各カメラの撮影画像を順に表示するようになっているが、1画面を複数の枠に区切って全ての撮影画像を同時に表示するようになっていてもよい(いわゆるマルチ画面)。また、注目に値すべき撮影画像を画面全体に表示させ、画面の隅に縮小画像として重ねて他の撮影画像を順に表示させるようになっていてもよい。これらはいずれも、乗員の撮影画像の確認のしやすさやカメラシステム10の使い勝手の向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカメラシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】初期表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】表示処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…カメラシステム、11…ディスプレイ、13…、表示制御回路、15…エアバック用カメラ、17…ACCカメラ、19…バックカメラ、21…エアバック用カメラ確認SW、23…ACCカメラ確認SW、25…バックカメラ確認SW、27…イグニッションセンサ、29…着座センサ、31…ナビゲーション装置
Claims (8)
- 車両に搭載され、車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラを有するカメラシステムにおいて、
乗員からの指令を受け付ける指令受付手段と、
画像を表示する表示手段と、
前記指令受付手段が撮影画像を表示する旨の指令を受け付けると、前記カメラが撮影している画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記指令受付手段は、前記カメラ毎にカメラの隣に設置されていること、
を特徴とするカメラシステム。 - 車両に搭載され、車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラを複数有するカメラシステムにおいて、
車両の状態を検知する検知手段と、
画像を表示する表示手段と、
前記検知手段が所定の車両状態を検知すると、前記カメラが撮影している画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記複数のカメラを予め定められた順番で切り替えてその画像を前記表示手段に表示させること、
を特徴とするカメラシステム。 - 車両に搭載され、車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラを複数有するカメラシステムにおいて、
車両の状態を検知する検知手段と、
画像を表示する表示手段と、
前記検知手段が所定の車両状態を検知すると、前記カメラが撮影している画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、車内を撮影しているカメラの撮影画像を優先して前記表示手段に表示させること、
を特徴とするカメラシステム。 - 車両に搭載され、車内及び車外の少なくとも一方を撮影するカメラを複数有するカメラシステムにおいて、
車両の状態を検知する検知手段と、
画像を表示する表示手段と、
前記検知手段が所定の車両状態を検知すると、前記カメラが撮影している画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示手段が表示する撮影画像の順序に関する情報を乗員から受け付ける順序情報受付手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記順序情報受付手段が受け付けた前記情報に基づいた順序で前記カメラの撮影画像を前記表示手段に表示させること、
を特徴とするカメラシステム。 - 請求項2〜請求項4のいずれかに記載のカメラシステムにおいて、
前記検知手段は、イグニッションキーの状態を検知することを特徴とするカメラシステム。 - 請求項2〜請求項4のいずれかに記載のカメラシステムにおいて、
前記検知手段は、ドアの開閉の状態を検知することを特徴とするカメラシステム。 - 請求項2〜請求項4の何れかに記載のカメラシステムにおいて、
前記検知手段は、乗員の着座有無を検知することを特徴とするカメラシステム。 - 請求項2〜請求項7の何れかに記載のカメラシステムにおいて、
更に、乗員からの指令を受け付ける指令受付手段を備え、
前記表示制御手段は、前記指令受付手段が撮影画像を表示する旨の指令を受け付けると、前記カメラが撮影している画像を前記表示手段に表示させることを特徴とするカメラシステム。
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