JP2002321248A - 弾性感を有する塗工代替用シート材及びそれを使用した成形体並びにそれらの製造方法 - Google Patents

弾性感を有する塗工代替用シート材及びそれを使用した成形体並びにそれらの製造方法

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JP2002321248A
JP2002321248A JP2001125990A JP2001125990A JP2002321248A JP 2002321248 A JP2002321248 A JP 2002321248A JP 2001125990 A JP2001125990 A JP 2001125990A JP 2001125990 A JP2001125990 A JP 2001125990A JP 2002321248 A JP2002321248 A JP 2002321248A
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elastic layer
feeling
elasticity
sheet material
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Masato Hoshino
正人 星野
Ryuichi Yamada
隆一 山田
Yoshio Marui
祥生 丸井
Hironari Dejima
裕也 出島
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Fujikura Kasei Co Ltd
Tsuchiya KK
Original Assignee
Fujikura Kasei Co Ltd
Tsuchiya KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その弾性感を柔らかなものとすることがで
き、皮革の質感を再現することができる弾性感を有する
塗工代替用シート材及びそれを使用した成形体を提供す
る。 【解決手段】 弾性感を有する塗工代替用シート材10
は、合成樹脂発泡体からなる弾性層11及び合成樹脂の
コーティング剤からなる被膜12と、被膜12の表面に
積層された保護フィルム13とから構成されている。こ
の弾性感を有する塗工代替用シート材10を使用し、イ
ンモールド成形法にて弾性層11及び被膜12を所定形
状をなす合成樹脂製の成形基材の表面に積層することで
成形体が得られる。そして、被膜12により一般的な皮
革製品の色調が表現されるとともに、弾性層11により
皮革調の柔らかな弾性感が表現されることにより、成形
体には美感及び弾性感からなる皮革調の質感が付与され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インモールド成
形法によって得られる自動車のインストルメントパネ
ル、ドアトリム等といった成形体において、その表面に
なめし皮、スウェード調等のような皮革調の質感及び弾
性感を付与可能とする弾性感を有する塗工代替用シート
材及びそれを使用した成形体並びにそれらの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記のような自動車のインスト
ルメントパネル、ドアトリム等の成形体は、合成樹脂製
の成形基材と、その表面に形成された被膜とより構成さ
れている。前記成形基材は、射出成形法等によって所定
形状に成形される。前記被膜は、成形基材の表面にスプ
レーガン等を使用して塗料を塗布し、焼き付け乾燥を行
うことにより形成されている。近年では、これら成形体
をより質感の高いものとするため、その表面になめし
皮、スウェード調等のような皮革調の質感を付与したも
のが製造されている。
【0003】合成樹脂製の成形体に皮革調の質感を付与
する方法として、前記塗料を調整する方法が挙げられ
る。すなわち、この塗料は、その顔料に不透明な色調の
ものを、結着樹脂にポリウレタンを使用するとともに、
シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の無機フィラ
ー、微細繊維、ウレタン、アクリル系の有機ビーズ等が
混合されたり、艶消し剤が添加されたり等して調製され
ている。
【0004】そして、このような塗料によって、膜厚が
厚く、色調が若干の光沢を有する半艶消し又は全く光沢
のない艶消しの被膜を形成することによって、成形体の
外観を皮革調としている。また、他の方法として、その
表面が半艶消し又は艶消しに塗装された塩化ビニル系、
熱可塑性のオレフィン系の合成樹脂製シート、あるいは
染色された織物、編物、不織布等よりなる植毛材、ファ
ブリック材等より形成された合成皮革を成形基材の表面
に接着する方法も挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に塗料の調製により皮革調とする場合、成形体の外観は
皮革調となっていてもその弾性感は硬く、皮革の質感を
再現しているとは言い難いものであるという問題があっ
た。これに加え、塗布時にむらが発生し、外観品質の低
下を招いたりする等の問題もあった。また、合成皮革を
接着して皮革調とする場合には成形基材の成形作業、合
成皮革の接着作業等のように成形体を得るために複数の
作業工程を必要とし、製造作業が煩雑で合理化を図りづ
らいという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、その弾性感を柔らかなものとすることがで
き、皮革の質感を再現することができる弾性感を有する
塗工代替用シート材及びそれを使用した成形体を提供す
ることにある。その他の目的としては、皮革の質感を有
する成形体を、塗工によらずともその外観品質を維持し
ながら簡易に製造することができる弾性感を有する塗工
代替用シート材及び成形体の製造方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の弾性感を有する塗工代替用シー
ト材の発明は、合成樹脂製の成形基材を所定形状に成形
するとき、成形基材の表面に被膜を形成して成形体を得
るインモールド成形法で使用され、塗工の代替手段とし
て用いられる弾性感を有する塗工代替用シート材であっ
て、合成樹脂よりなるコーティング剤によって形成され
る被膜と、前記被膜の表面に積層され、熱可塑性樹脂よ
り形成される保護フィルムと、前記被膜の裏面に設けら
れ、合成樹脂発泡体で形成されることにより、成形体の
表面に柔らかな弾性感を付与するとともに、JIS K
6251に規定される破断伸び率が50〜250%で
ある弾性層とを備えることを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の弾性感を有する塗工代替
用シート材の発明は、請求項1に記載の発明において、
JIS K 6251に規定される破断伸び率が50〜
250%であることを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の弾性感を有する塗工代替用シート材の製
造方法であって、弾性層をシート状に成形し、その表面
に被膜を形成した後、この被膜上に熱可塑性樹脂よりな
る保護フィルムを積層することを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項4に記載の成形体の発明は、請求項
1又は請求項2に記載の弾性感を有する塗工代替用シー
ト材を使用したインモールド成形法によって得られ、合
成樹脂製の所定形状をなす成形基材と、成形基材の表面
に貼着された弾性層と、弾性層の表面に形成された被膜
とを備え、前記弾性層によってその表面に柔らかな弾性
感を付与可能に構成することを特徴とするものである。
【0011】請求項5に記載の成形体の製造方法の発明
は、請求項1又は請求項2に記載の弾性感を有する塗工
代替用シート材を一対の金型内に配置し、両金型内にお
いて弾性感を有する塗工代替用シート材の弾性層側から
成形基材を形成する加熱溶融された合成樹脂材料を射出
した後、両金型を冷却することにより、成形基材の成形
とほぼ同時に成形基材の表面に弾性層を熱融着させて成
形基材、弾性層及び被膜を一体化させ、この状態で両金
型を型開きして被膜の表面から保護フィルムを取り除く
ことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図2(b)に示すよう
に、自動車のインストルメントパネル、ドアトリム、バ
ンパー等に用いられる所定形状をなす成形体は、成形基
材21と、成形基材21の上面に貼着された装飾層22
とを備えている。前記成形基材21は、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS樹
脂)等の合成樹脂より形成されている。
【0013】前記装飾層22は、合成樹脂発泡体からな
る弾性層11と、弾性層11の表面に形成されたコーテ
ィング剤よりなる被膜12とより構成されており、前記
成形基材21の上面に弾性層11の下面が熱融着される
ことにより、成形基材21及び装飾層22が一体化され
ている。この成形体の表面に触れると、弾性層11が弾
性変形することによって柔らかな弾性感が得られるよう
になっている。そして、装飾層22の被膜12により一
般的な皮革製品の色調が表現されるとともに、弾性層1
1により皮革調の柔らかな弾性感が表現されることによ
り、成形体には美感及び弾性感からなる皮革調の質感が
付与されている。
【0014】前記弾性層11は、その材料として成形基
材21に対して熱融着されやすい合成樹脂を用いること
が好ましい。このような合成樹脂としては、ポリエチレ
ン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、オレフ
ィン系又はスチレン系の熱可塑性エラストマー等が挙げ
られる。そして、このような合成樹脂よりなる材料に発
泡剤を添加し、加熱したり等することにより発泡体が得
られる。
【0015】この発泡体には、その内部に形成される複
数の気泡がそれぞれ独立した独立気泡を有するものと、
複数の気泡が繋がった連続気泡を有するものとが存在す
る。このうち、連続気泡を有する発泡体の場合、表面に
生ずる気泡内に被膜12を形成するコーティング剤が染
み込み、成形体の外観品質が低下するおそれがあるた
め、弾性層11には、表面に気泡を生じにくく、表面形
状が略平面状となる独立気泡を有する発泡体を用いるこ
とが好ましい。
【0016】弾性層11に用いる発泡体としては、その
発泡倍率が5〜50倍のものを使用することが好まし
い。発泡倍率が5倍未満のものを使用すると、弾性層1
1の弾性感が硬くなり、皮革調の適度な柔らかさを保持
しづらい。一方、発泡倍率が50倍より高いものを使用
すると、弾性層11はその弾性感が皮革調を超えて過剰
に柔らかくなるとともに、大きく弾性変形しやすく、前
記被膜12にひび割れを生ずるおそれがある。
【0017】弾性層11は、成形体の多種多様な表面形
状に対応して伸ばすことができるように、所定の柔軟性
を有するものが使用される。この実施形態において、弾
性層11の柔軟性をJIS K 6251に規定される
破断伸び率で表現すると、弾性層11の破断伸び率は5
0〜250%である。破断伸び率が50%未満の場合、
成形体の成形時にその表面形状に対応することができ
ず、破断してしまい、250%より高くした場合、弾性
層11の剛性が低下し、成形体の表面形状に対応した形
状を維持できなくなる。
【0018】弾性層11の厚さは、0.1〜10mmで
あることが好ましい。弾性層11の厚さを0.1mm未
満とした場合、適度な柔軟性を維持しづらく、成形体表
面の弾性感が硬くなり、10mmより厚くした場合、弾
性層11が弾性変形しやすくなり、前記被膜12がひび
割れたり等するおそれがある。
【0019】前記被膜12は、顔料と、顔料を結着する
結着樹脂と、これらを溶解する溶剤とからなるコーティ
ング剤を前記弾性層11の表面にスプレーコート、ロー
タリースプレーコート等の方法で塗布し、乾燥させて硬
化させることにより形成されている。このコーティング
剤には、他の薬剤を混ぜることなしに結着樹脂が硬化を
開始する一液型のものと、他の薬剤を混ぜることにより
結着樹脂が硬化を開始する二液型のものが存在する。被
膜12に使用するコーティング剤としては、硬化時間、
硬化の度合い等を容易に調整可能であることから、二液
型のコーティング剤を使用することが好ましい。この二
液型のコーティング剤としては、イソシアネート基と反
応するヒドロキシル基等の官能基を有し、硬化剤として
ポリイソシアネート等を配合することによって硬化する
ポリエステル系、ポリアクリル系樹脂よりなるコーティ
ング剤が挙げられる。
【0020】弾性層11の表面にコーティング剤を塗布
し、乾燥する際、被膜12は、完全に硬化した状態(キ
ュアリング状態)とせず、未硬化の状態(セミキュアリ
ング状態)とすることで伸ばすことができるようになっ
ている。セミキュアリング状態の被膜12の伸びをJI
S K 6251に規定される破断伸び率で表現する
と、破断伸び率は50〜250%であることが好まし
い。また、成形体を成形した後でキュアリング状態とし
たときの破断伸び率は10〜100%であることが好ま
しい。セミキュアリング状態での破断伸び率が50%未
満の場合、成形体の成形時に被膜12が破れるおそれが
あり、250%より高くしてもこれ以上の伸びを付与す
る必要はなく、かえって被膜12の強度が低下するおそ
れがある。
【0021】被膜12の厚みは5〜30μmであること
が好ましい。厚みが5μm未満の場合、強度が低下し、
被膜12を伸ばしたとき等にひび割れ、破断、傷付き等
の不具合を生じやすく、厚みが30μmより厚くなる
と、被膜12が硬くなり、伸びにくくなるとともに、弾
性層11の柔軟性を損ねるおそれがある。
【0022】また、前記コーティング剤の顔料には、下
層となる弾性層11の色調に影響されず、これを隠蔽す
ることができるように、不透明な色調のものを使用する
ことが好ましい。さらに、コーティング剤に艶消し剤を
所定量混ぜ、被膜12の色調を若干の光沢を有する半艶
消し又は全く光沢のない艶消しとすることにより、その
外観を皮革調により近似させることができるように構成
してもよい。
【0023】上記の成形基材21と、装飾層22とから
成形体が構成されている。この成形体の装飾層22は、
成形基材21を成形する際、その表面に対する塗工の代
替手段として弾性感を有する塗工代替用シート材を使用
し、成形基材21の上面に弾性層11及び被膜12を転
写することにより形成されている。そこで、この弾性感
を有する塗工代替用シート材について説明する。なお、
これ以降は、弾性感を有する塗工代替用シート材を単に
シート材と記載する。
【0024】図1に示すように、シート材10は、前記
弾性層11及び被膜12と、被膜12の表面に積層さ
れ、これを保護する保護フィルム13とから構成されて
いる。前記保護フィルム13は、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル等の熱可塑性合成樹脂より形成さ
れている。また、保護フィルム13を形成する熱可塑性
合成樹脂には、前記被膜12に対し、完全には貼着され
ず、剥離可能な程度の所定の貼着力を発揮するものを使
用することが好ましい。加えて、保護フィルム13の被
膜12に対する貼着力は、弾性層11に対する被膜12
の貼着力と比較して弱いものであることが好ましい。
【0025】保護フィルム13の厚みは50〜1000
μmであることが好ましい。厚みが50μm未満の場
合、剛性が低下し、ひび割れ、破断等の不具合を生じや
すく、厚みが1000μmより厚くなると、硬くなるこ
とによって伸びにくくなり、成形体を所定形状に成形し
づらくなる。図2(a)に示すように、保護フィルム1
3は、成形体の成形時において、成形基材21の成形性
を保持するとともに、その上面に弾性層11及び被膜1
2表面を均一に転写することができるように所定の柔軟
性を有している。保護フィルム13の柔軟性を、前記と
同様に破断伸び率で示すと、破断伸び率は50〜250
%であることが好ましい。
【0026】破断伸び率が50%未満の場合、保護フィ
ルム13を成形体の表面形状に追従して伸ばしにくく、
成形基材21を所定形状に成形しにくくなる。加えて、
保護フィルム13が伸びず、弾性層11及び被膜12の
みが成形基材21の形状に対応して伸びようとすること
により、被膜12にしわが形成されたり、弾性層11及
び被膜12が成形基材21の表面から浮き上がったり、
剥がれたりする等の不具合を生じるおそれもある。ま
た、250%より高くした場合、弾性層11及び被膜1
2がその伸びに追従しにくく、破断されたり、剛性が低
下して成形体に対応した形状を維持することができずに
成形基材21を正確に成形できなくなったり等するおそ
れがある。
【0027】上記構成によるシート材10は、図3
(a),(b)に示すような装置を使用して製造されて
いる。すなわち、図3(a)に示すように、ロータリー
スプレーコート法を行うためのコーティング装置を構成
するコーティングローラ31は円柱状をなし、図中の矢
印方向へ回転可能に支持されている。コーティングロー
ラ31の側方には若干の間隔を空けて円柱状をなす計量
ローラ32がコーティングローラ31と同方向へ回転で
きるように支持されている。コーティングローラ31の
下方位置にはスプレーノズル33が設置されている。こ
のスプレーノズル33からはコーティングローラ31の
周面に向かってコーティング剤が吹き付けられるととも
に、吹き付けられたコーティング剤は計量ローラ32に
より均一な厚さになるようにその量が調整されている。
コーティングローラ31の上方位置には円柱状をなす送
出ローラ34がコーティングローラ31と逆方向に回転
できるように支持されている。
【0028】上記コーティング装置において、上方の一
側部からは、予め別箇所にて成形された弾性層11を形
成する発泡シートが供給される。この発泡シートは、送
出ローラ34により下方へ移送されるとともに、その途
中でコーティングローラ31の周面に圧接されることに
より、その表面にコーティング剤が塗布される。そし
て、図示しないヒータ等により、コーティング剤をセミ
キュアリング状態となるまで乾燥することにより、弾性
層11及び被膜12よりなるシート41aが形成され
る。
【0029】このとき、セミキュアリング状態となるま
でのコーティング剤の乾燥は、乾燥温度100〜140
℃、乾燥時間10〜30秒で行うことが好ましい。乾燥
温度が100℃、乾燥時間が10秒未満の場合、コーテ
ィング剤中のポリエステル系、ポリアクリル系樹脂のイ
ソシアネートによる架橋反応が十分に進行せず、コーテ
ィング剤が液状のままとなるおそれがある。また、乾燥
温度が140℃より高く、乾燥時間が30秒より長い場
合、コーティング剤が過剰に硬化してしまい、被膜12
が十分な伸びを有しなくなるおそれがある。
【0030】図3(b)に示すように、貼付装置を構成
する円筒状をなす第1供給ドラム41は、装置の最も上
流側(図中で左側)に回転可能に支持されており、その
外周面には弾性層11及び被膜12よりなるシート41
aがその被膜12を内周側に位置させるように円環状に
巻回された状態で保持されている。第1供給ドラム41
の下方には円筒状をなす第2供給ドラム42が回転可能
に支持されており、その外周面には保護フィルム13が
円環状に巻回された状態で保持されている。第1供給ド
ラム41及び第2供給ドラム42よりも装置の下流側
(図中で右側)にはヒータローラ43及び従動ローラ4
4が上下に配設されている。このヒータローラ43の図
示しない内部にはヒータが設置され、ヒータローラ43
が加熱されるようになっている。
【0031】第1供給ドラム41及び第2供給ドラム4
2からヒータローラ43及び従動ローラ44間にそれぞ
れ引き出されたシート41a及び保護フィルム13は、
加熱されるとともに、ヒータローラ43及び従動ローラ
44の間で互いに圧接される。そして、保護フィルム1
3が被膜12に貼着されてシート材10が製造される。
また、製造されたシート材10は、ヒータローラ43及
び従動ローラ44よりも装置の下流側に配設された上下
一対の引き込みローラ45及び巻取りローラ46の回転
により、巻取りローラ46の外周面上に円環状に巻回さ
れた状態で回収される。
【0032】次に、成形体の製造方法について説明す
る。上記のシート材10を用いて得られる成形体は、成
形基材21を所定形状に成形する際、これとほぼ同時に
成形基材21の表面に弾性層11及び被膜12を一体化
させることが可能なインモールド成形法によって製造さ
れている。図4に示すように、インモールド成形法で使
用する一対の金型51a,51b(固定型及び可動型)
は、型締めされた状態でその内部に成形体の形状を有す
るキャビティ52が形成されている。
【0033】さて、インモールド成形法で成形体を成形
するには、まず前記シート材10を成形後の成形体と近
似した形状となるように予備賦形する。次いで、図4に
示したように、この予備賦形されたシート材10が一対
の金型51a,51bのキャビティ52内に位置決め固
定した状態で収容され、一対の金型51a,51bが型
締めされる。その後、シート材10の弾性層11側の図
示しないゲートから、キャビティ52内に成形基材21
を形成する加熱溶融された合成樹脂材料が所定圧力で射
出される。すると、シート材10は合成樹脂材料が射出
されたときの圧力及びその温度により、キャビティ52
の形状に合わせて変形される。
【0034】このとき、被膜12は保護フィルム13に
よって金型51aの内面に直接的に接触することが防止
され、被膜12の金型51aの内面への転写、傷付き、
剥離、溶融によるただれ等の不具合が防止される。ま
た、弾性層11と成形基材21との境界部分において、
互いを形成する合成樹脂同士が熱融着しあうことによ
り、弾性層11が成形基材21の表面に溶着される。こ
の後、一対の金型51a,51bを冷却後、型開きし、
図2(a)に示すように、保護フィルム13が貼り付け
られたままの成形体が取り出され、被膜12を形成する
コーティング剤がキュアリング状態となるまで乾燥され
る。そして、被膜12を形成するコーティング剤の乾燥
が終了した後、図2(b)に2点差線で示すように保護
フィルム13が取り外され、成形体が製造される。
【0035】キュアリング状態となるまでのコーティン
グ剤の乾燥は、乾燥温度80〜100℃、乾燥時間30
〜60分で行うことが好ましい。乾燥温度が80℃、乾
燥時間が30分未満の場合、コーティング剤中のポリエ
ステル系、ポリアクリル系樹脂のポリイソシアネートに
よる架橋反応が完全に終了せず、コーティング剤がセミ
キュアリング状態から変化しにくく、被膜12の傷付き
等の不具合を生じることになる。乾燥温度が100℃よ
り高く、乾燥時間が60分より長い場合、成形基材21
及び弾性層11に変形等の不具合を生じるおそれがあ
る。
【0036】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 ・ 実施形態のシート材10及び成形体によれば、合成
樹脂製の成形基材21と、皮革調の色調を表現する被膜
12の間に弾性層11を設けることにより、成形体の表
面の弾性感を柔らかなものとすることができ、外観だけ
でなく、その弾性感をも含めて本革のような皮革調とす
ることができる。
【0037】・ また、シート材10により成形基材2
1の表面に被膜12を設けることにより、従来の成形基
材21の表面への塗料の塗装と比較して、揮発する溶剤
の空気中への飛散を抑え、環境を良好に保全することが
できる。加えて、従来の成形基材21の表面への合成皮
革の貼着と比較して、成形基材21、弾性層11及び被
膜12は同系の材料であるため、使用済みの成形体をリ
サイクルすることもできる。
【0038】・ 前記被膜12は、破断伸び率が50〜
250%であることから、その強度を維持しつつ、成形
体の成形時において、その表面形状に効果的に対応する
ことができる。
【0039】・ 実施形態のシート材10及び成形体の
製造方法によれば、シート材10に弾性層11を設ける
ことで、一工程で成形基材21の成形と、その表面への
被膜12の形成を同時に行うことができ、皮革の質感を
有する成形体を塗工によらずともその外観品質を維持し
ながら簡易に製造することができる。
【0040】
【実施例】以下、前記実施形態をさらに具体化した実施
例及び比較例について説明する。 (実施例1)発砲倍率が10倍のポリプロピレン(P
P)製発泡体を使用し、厚さ10mmの弾性層11を形
成した。この弾性層11の表面にコーティング剤を厚さ
が20μmとなるように塗布し、被膜12を形成した。
このコーティング剤には、硬化剤としてイソシアネート
を用いる二液型の変性ポリエステル樹脂塗料(藤倉化成
(株)製の商品名EXP4765)を使用した。その
後、被膜12の表面にポリエチレンテレフタレート(P
ET)製の保護フィルム13を積層した。このようにし
て実施例1のシート材10を得た。 (実施例2)発砲倍率が20倍のPP製発泡体を使用
し、厚さ30mmの弾性層11を形成した。この弾性層
11の表面に、実施例1と同じコーティング剤を厚さが
20μmとなるように塗布し、被膜12を形成した。そ
の後、被膜12の表面にPET製の保護フィルム13を
積層した。このようにして実施例2のシート材10を得
た。 (比較例1)厚さ1mmのPP製シート(東プラ精工社
製)の表面にウレタンビーズ、マット剤を配合した樹脂
塗料を厚さが20μmとなるように塗布した。このよう
にして比較例1のシート材10を得た。 (比較例2)厚さ1mmのPP製射出成形樹脂板(日本
ポリケムノパテック社製)の表面にウレタンビーズ、マ
ット剤を配合した樹脂塗料を厚さが20μmとなるよう
に塗布した。このようにして比較例2の成形体を得た。 (真空成形法による外観の変化の測定)実施例1及び2
と、比較例1のシート材10を真空成形法にて、奥行き
120mm、幅180mm、高さ100mmの箱状に成
形し、各シート材10の外観の変化を測定した。真空成
形は、各シート材10の上面を赤外線ヒータで10秒間
加熱し、130℃とした後、温度25℃の真空成形用の
金型を使用し、成形時間40秒(冷却時間30秒を含
む)で行った。そして、真空成形後の被膜12の亀裂、
破断等といった外観の変化を測定した。この結果を表1
に示す。なお、測定は測定者が保護フィルム13越しに
被膜12を目視することにより行った。また、表1にお
いて○は外観に変化がない、×は外観に変化ありを示
す。
【0041】
【表1】 表1の結果より、実施例1及び2は、被膜12の破断伸
び率が50、100、150%のすべてにおいて、外観
に変化が無く、良好な結果が得られた。これに対し、比
較例1は、破断伸び率が50%で被膜12に亀裂が生
じ、破断伸び率が100、150%では被膜12が破断
し、その外観に変化が見られた。以上の結果より、実施
例1及び2の被膜12は比較例1と比較して伸びがあ
り、真空成形時にも亀裂、破断等の不具合を生じないこ
とが示された。 (射出成形法による外観の測定)実施例1及び2と、比
較例1のシート材10を金型内に設置し、射出成形法に
て、実施例1及び2と、比較例1の成形体を得た。射出
成形法は、金型内に加熱溶融したPP(日本ポリケノム
社製の商品名ノバテック)を195℃、圧力1.02k
Paで射出することにより行った。そして、実施例1及
び2と、比較例1の成形体に加え、比較例2の成形体に
ついても、得られた成形体の弾性感及び光沢を評価し
た。この結果を表2に示す。なお、弾性感は測定者の触
覚により5段階で評価行い、弾性感が最も柔らかいもの
を5とした。光沢は60゜鏡面光沢度で評価した。な
お、光沢は数値が小さいものほど高い皮革調を表現する
ものとする。
【0042】
【表2】 表2の結果より、実施例1及び2は弾性感の評価が4〜
5であるため柔らかく、また光沢度は0.55であり小
さいものとなった。これに対し、比較例1及び2は弾性
感の評価が3〜4であるため硬く、また光沢度は、それ
ぞれ0.88、0.44であり、大きいものとなった。
このことから、実施例1及び2は、皮革の質感を効果的
に有していることが示された。
【0043】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 前記被膜12の表面に半艶消し又は艶消しで透明な
クリヤー層を設け、このクリヤー層により被膜12を保
護するように構成してもよい。
【0044】・ 例えば、前記弾性層11に対し、その
成形時において着色を施すとともに、透明なコーティン
グ剤を用いて弾性層11の表面に被膜12を形成するこ
とにより、弾性層11を保護するように構成してもよ
い。また、このとき用いる透明なコーティング剤は、艶
有り、半艶消し及び艶消しのいずれであってもよい。
【0045】・ 実施形態ではインモールド成形法によ
る成形体の成形を射出成形法で具体化したが、これに限
定されず真空成形法、ブロー成形法、押出成形法等に具
体化してもよい。
【0046】・ 実施形態では被膜12をロータリース
プレー法で形成したが、スプレーコート法で形成しても
よい。 ・ 弾性層11及び成形基材21の間に両部材を形成す
る合成樹脂に対して互いに熱溶融可能な合成樹脂よりな
る接着層を設けてもよい。
【0047】・ 保護フィルム13を省略し、弾性層1
1及び被膜12のみでシート材10を構成してもよい。 ・ 実施形態では、成形基材21を射出成形し、型開き
した後、被膜12をキュアリング状態とするための乾燥
を行ったが、これを省略してもよい。
【0048】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記保護フィルムは、JIS K 6251に規定
される破断伸び率が50〜250%であることを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の弾性感を有する塗工
代替用シート材。このように構成した場合、インモール
ド成形法によって成形体を得るとき、成形基材の表面形
状に対応して保護フィルムを伸ばすことができ、弾性層
及び被膜が破断する、しわになる等の質感の低下を抑制
することができる。
【0049】・ 前記弾性層は、複数の独立気泡を有す
ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾性
感を有する塗工代替用シート材。このように構成した場
合、柔らかな弾性感の及び外観品質を維持しつつ、弾性
層の剛性を向上させることができる。
【0050】・ 前記被膜を形成するコーティング剤に
艶消し剤を配合し、被膜を半艶消し又は艶消しの色調と
することを特徴とする弾性感を有する塗工代替用シート
材。このように構成した場合、外観をより皮革調に近づ
けることができる。
【0051】・ 前記被膜を形成するコーティング剤
は、イソシアネート基に反応する官能基を有するポリア
クリル系又はポリエステル系樹脂に架橋剤としてポリイ
ソシアネートを配合して得られる二液型のコーティング
剤であることを特徴とする弾性感を有する塗工代替用シ
ート材。このように構成した場合、被膜の硬化時間、硬
化の度合いを容易に調整することができる。
【0052】・ 前記弾性層の厚さは、0.1〜10m
mであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
の弾性感を有する塗工代替用シート材。このように構成
した場合、弾性層に適度な柔軟性を維持しつつ、成形性
を良好なものとすることができる。
【0053】・ 前記被膜の厚みは5〜30μmである
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾性感
を有する塗工代替用シート材。このように構成した場
合、被膜の強度を維持しつつ、成形性を良好なものとす
ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1又は請求項4に
記載の発明によれば、弾性感を有する塗工代替用シート
材又は成形体の弾性感を柔らかなものとすることがで
き、皮革の質感を再現することができる。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、被膜の強度を維持しつ
つ、成形性を良好なものとすることができる。請求項3
又は請求項5に記載の発明によれば、皮革の質感を有す
る弾性感を有する塗工代替用シート材又は成形体を、塗
工によらずともその外観品質を維持しながら簡易に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の弾性感を有する塗工代替用シート
材を示す断面図。
【図2】 (a)は保護フィルムを引き剥がす前の成形
体を示す断面図、(b)は成形体を示す断面図。
【図3】 (a)は塗装装置を示す概念図、(b)は被
膜上に保護フィルムを積層する装置を示す概念図。
【図4】 インモールド成形法により成形体を成形する
状態を示す断面図。
【符号の説明】
10…弾性感を有する塗工代替用シート材としてのシー
ト材、11…弾性層、12…被膜、13…保護フィル
ム、21…成形基材、51a,51b…金型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 B29K 23:00 105:20 105:20 B29L 31:58 B29L 31:58 (72)発明者 山田 隆一 愛知県名古屋市中区上前津二丁目9番29号 株式会社槌屋内 (72)発明者 丸井 祥生 愛知県名古屋市中区上前津二丁目9番29号 株式会社槌屋内 (72)発明者 出島 裕也 埼玉県北葛飾郡鷲宮町桜田5−13−1 藤 倉化成 株式会社開発研究所内 Fターム(参考) 3D023 BA01 BB08 BD03 BE04 3D044 BA11 BB01 BC04 4F100 AK01A AK01B AK01C AS00B AT00D BA03 BA04 BA07 BA10B BA10C BA10D CC00A DJ01C JK07C 4F202 AA11 AD05 AD08 AD17 CB01 CB13 CB22 CM73 CQ00 4F206 AA11 AD05 AD08 AD17 JA03 JB11 JB22 JF05 JL05 JN43 JW15 JW50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の成形基材を所定形状に成形
    するとき、成形基材の表面に被膜を形成して成形体を得
    るインモールド成形法で使用され、塗工の代替手段とし
    て用いられる弾性感を有する塗工代替用シート材であっ
    て、 合成樹脂よりなるコーティング剤によって形成される被
    膜と、 前記被膜の表面に積層され、熱可塑性樹脂より形成され
    る保護フィルムと、 前記被膜の裏面に設けられ、合成樹脂発泡体で形成され
    ることにより、成形体の表面に柔らかな弾性感を付与す
    るとともに、JIS K 6251に規定される破断伸
    び率が50〜250%である弾性層とを備えることを特
    徴とする弾性感を有する塗工代替用シート材。
  2. 【請求項2】 前記被膜は、JIS K 6251に規
    定される破断伸び率が50〜250%であることを特徴
    とする請求項1に記載の弾性感を有する塗工代替用シー
    ト材。
  3. 【請求項3】 弾性層をシート状に成形し、その表面に
    被膜を形成した後、この被膜上に熱可塑性樹脂よりなる
    保護フィルムを積層することを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の弾性感を有する塗工代替用シート材の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の弾性感を
    有する塗工代替用シート材を使用したインモールド成形
    法によって得られ、合成樹脂製の所定形状をなす成形基
    材と、成形基材の表面に貼着された弾性層と、弾性層の
    表面に形成された被膜とを備え、前記弾性層によってそ
    の表面に柔らかな弾性感を付与可能に構成することを特
    徴とする成形体。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載の弾性感を
    有する塗工代替用シート材を一対の金型内に配置し、両
    金型内において弾性感を有する塗工代替用シート材の弾
    性層側から成形基材を形成する加熱溶融された合成樹脂
    材料を射出した後、両金型を冷却することにより、成形
    基材の成形とほぼ同時に成形基材の表面に弾性層を熱融
    着させて成形基材、弾性層及び被膜を一体化させ、この
    状態で両金型を型開きして被膜の表面から保護フィルム
    を取り除くことを特徴とする成形体の製造方法。
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