JP2002321239A - 樹脂封止装置 - Google Patents

樹脂封止装置

Info

Publication number
JP2002321239A
JP2002321239A JP2001125328A JP2001125328A JP2002321239A JP 2002321239 A JP2002321239 A JP 2002321239A JP 2001125328 A JP2001125328 A JP 2001125328A JP 2001125328 A JP2001125328 A JP 2001125328A JP 2002321239 A JP2002321239 A JP 2002321239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
mold
clamper
cavity
resin sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001125328A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3667249B2 (ja
Inventor
Masahiro Morimura
政弘 森村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP2001125328A priority Critical patent/JP3667249B2/ja
Publication of JP2002321239A publication Critical patent/JP2002321239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3667249B2 publication Critical patent/JP3667249B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型装置に供給される樹脂量のばらつきに対
応して確実な樹脂封止を可能にする。 【解決手段】 被成形品10の樹脂封止領域を囲む周縁
部をクランプして、上型34とクランパ36とによって
囲まれたキャビティ55内に樹脂を充填して被成形品の
片面を樹脂封止する樹脂封止装置において、前記クラン
パ36の前記被成形品10をクランプする領域よりも外
側のクランプ面に前記キャビティ55と連通するオーバ
ーフローキャビティ60を設けるとともに、該オーバー
フローキャビティ60の底部を構成する調圧プランジャ
62を型締め方向に付勢して設け、前記樹脂封止領域と
前記クランパ36のクランプ面を金型および封止用の樹
脂との剥離性を有するリリースフィルム40aにより被
覆するリリースフィルムの供給機構を設けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂封止型の半導
体装置の製造に使用される樹脂封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂封止型の半導体装置を製造する方法
として、ウエハまたは片面に多数個の半導体素子が搭載
された基板を被成形品とし、ウエハまたは基板の片面全
体を一括して樹脂封止し、ウエハおよび基板をスライシ
ングして個片の半導体装置を製造する方法がある。図5
は、このような半導体装置の製造に使用する樹脂封止装
置の構成例を示す。この樹脂封止装置は、固定プラテン
20に固設した下型ベース22に下型23を支持し、可
動プラテン30に固設した上型ベース32に、上型ホル
ダ33を介して上型34を支持し、リリースフィルム4
0a、40bを介して被成形品10を下型23と上型3
4とでクランプして樹脂封止するように構成されてい
る。
【0003】36は上型34の側面を囲む枠形に形成し
たクランパであり、スプリング37により下型23に向
けて常時付勢され、型開き時にクランパ36の下端面が
上型34の樹脂成形面よりも下方に突出するように設け
られている。型締め時における樹脂封止領域(キャビテ
ィ)は、上型34の樹脂成形面とクランパ36の内側面
とによって包囲された内側領域となる。26は下型ベー
ス22に立設されたクランプストッパ、39は上型ベー
ス32に立設されたクランプストッパである。下型23
と上型34の型締め時の位置は、このクランプストッパ
26、39の端面が当接する位置によって規定される。
【0004】リリースフィルム40a、40bは被成形
品10の樹脂封止領域を被覆可能な幅寸法に形成したフ
ィルムであり、金型温度に耐える耐熱性、樹脂および金
型と容易に剥離可能な素材によって形成されている。金
型装置を挟む一方側と他方側にはリリースフィルムの供
給ロール42a、42bと巻取りロール44a、44b
が配置され、供給ロール42a、42bと巻取りロール
44a、44bとを駆動することによって所定長さずつ
リリースフィルム40a、40bが金型上に供給され
る。上型34を被覆するリリースフィルム40aは、上
型34の内面とクランパ36の内面にエア吸着されて樹
脂が充填されるキャビティを構成する。36aはリリー
スフィルム40aをクランパ36のクランプ面にエア吸
着するエア流路、36bは上型34の樹脂成形面とクラ
ンパ36の内側面にリリースフィルム40aをエア吸着
するためのエア流路である。エア流路36a、36bは
金型装置の外部のエア機構に接続されている。
【0005】この樹脂封止装置による樹脂封止操作は、
上型34と下型23の金型面にリリースフィルム40
a、40b引き出して金型面をリリースフィルム40
a、40bによって被覆した後、下型23に被成形品1
0をセットし、被成形品10の上面に封止用の樹脂50
を供給し、次いで、上型34を下動させて上型34と下
型23とで樹脂50を押圧しながら被成形品10をクラ
ンプすることによってなされる。上型34が下動するこ
とにより、まずクランパ36の下端面が被成形品10の
周縁部を押圧してキャビティの周縁部が閉止され、さら
に上型34が下動することによってキャビティに樹脂5
0が充填される。上型と下型のクランプストッパ26、
39が当接した状態が最終的に樹脂部が所定形状に成型
される状態である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した樹脂封止装置
による樹脂封止方法の場合は、被成形品10に封止用の
樹脂50をディスペンサ等の樹脂供給装置によって供給
し、樹脂部の厚さが所定の厚さとなるまでクランプして
樹脂封止するから、被成形品10に供給した樹脂50の
樹脂量が最終的に樹脂が充填されるキャビティの容量に
足りない場合は、製品の樹脂部のが所定の厚さよりも薄
くなり、一方、供給した樹脂50の樹脂量が所要のキャ
ビティの容量を上回っている場合には、キャビティから
クランパ36の側に樹脂がオーバーフローして樹脂封止
される。
【0007】図6は、上型34と下型23とで被成形品
10をクランプして樹脂封止する状態を拡大して示す。
図6(a)が、型締め前の状態、図6(b)が型締め後の状態
である。クランパ36は型締め方向に付勢するように弾
性的に支持されているから、キャビティの容量を上回っ
て樹脂が供給された場合には、キャビティからオーバー
フローした樹脂は、付勢力に抗して、クランパ36と被
成形品10とのクランプ部分からキャビティの外側に樹
脂ばり状に漏出して樹脂封止される。
【0008】上記のように、キャビティの容量にくらべ
て供給された樹脂量が不足している場合には成型不良と
なるから、被成形品に供給する樹脂量は所要のキャビテ
ィの容量を上回るようにして、成型不良が生じないよう
にするのがよい。このように、樹脂がキャビティからオ
ーバーフローすることを見込んで樹脂量を設定した場合
は、キャビティの外側にオーバーフロー分を溜めておく
樹脂溜めを確保するといった方法が考えられる。
【0009】近年の半導体製品のように製品の樹脂部の
厚さが1mm以下といったきわめて薄い製品の場合に
は、キャビティの容量にくらべて樹脂量をわずかに多く
供給した場合であっても、相当量の樹脂がオーバーフロ
ー分としてあらわれる。このような製品を樹脂封止する
場合に、被成形品に供給する樹脂量を精度よく計量して
供給することは、装置構成が煩雑になるという問題があ
る。したがって、キャビティの容量を十分に上回る分量
の樹脂を供給するようにして、供給する樹脂量にばらつ
きがあった場合でも、ばらつきを吸収して確実に樹脂封
止することができれば都合がよい。
【0010】また、被成形品10は製品ごとに若干の厚
さのばらつきがあり、このような厚さのばらつきがある
場合でも、これらのばらつきを吸収して樹脂封止できる
ことが望まれる。このような被成形品10の厚さのばら
つきは、製品全体としての厚さが薄くなればなるほど、
樹脂部での樹脂量のばらつきに影響を与えることになる
から、製品の厚さのばらつきにも対応して的確に樹脂封
止できることは、薄型の製品を樹脂封止する樹脂封止装
置には重要な条件となる。
【0011】本発明は、これらの従来の課題を解消すべ
くなされたものであり、その目的とするところは、被成
形品に供給する樹脂量がばらついたり、製品の厚さにば
らつきがあった場合でも、これらのばらつきを吸収して
的確に樹脂封止することができ、製品の歩留まりを向上
させることができる樹脂封止装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次の構成を備える。すなわち、被成形品の樹
脂封止領域に封止用の樹脂供給装置により所定量の樹脂
を供給し、上型と下型とで前記樹脂とともに被成形品を
クランプする際に、型締め方向に付勢して設けられたク
ランパにより、被成形品の樹脂封止領域を囲む周縁部を
クランプして、上型あるいは下型の一方の金型の金型面
と前記クランパとによって囲まれたキャビティ内に樹脂
を充填して被成形品の片面を樹脂封止する樹脂封止装置
において、前記クランパの前記被成形品をクランプする
領域よりも外側のクランプ面に前記キャビティと連通す
るオーバーフローキャビティを設けるとともに、該オー
バーフローキャビティの底部を構成する調圧プランジャ
を型締め方向に付勢して設け、前記樹脂封止領域と前記
クランパのクランプ面を金型および封止用の樹脂との剥
離性を有するリリースフィルムにより被覆するリリース
フィルムの供給機構を設けたことを特徴とする。
【0013】また、前記オーバーフローキャビティを、
前記クランパに複数個設けたことを特徴とする。また、
前記調圧プランジャの背面側にスプリングを設けて、調
圧プランジャを型締め方向に常時付勢して設けたことを
特徴とする。これによって、キャビティからオーバーフ
ローする樹脂量に応じてオーバーフローキャビティの容
積を調節して樹脂量のばらつきに対応することができ
る。また、前記一方の金型に設けたクランパと対向する
配置で、他方の金型に型締め方向に付勢して他方のクラ
ンパを設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面とともに詳細に説明する。図1は、本発明
に係る樹脂封止装置の一実施形態の主要構成部分を示す
断面図である。本実施形態の樹脂封止装置も図5に示し
た従来の樹脂封止装置と同様に下型23に被成形品10
をセットし、被成形品10の上面にディスペンサ等の樹
脂供給装置により所定分量の樹脂50を供給した後、上
型34と下型23とで被成形品10をクランプすること
によって被成形品10の片面を樹脂封止するものであ
る。
【0015】なお、図5に示した従来例では、上型34
と下型23の各々にリリースフィルム40a、40bを
供給し、被成形品10の両面をリリースフィルム40
a、40bにより被覆して樹脂封止しているが、本実施
形態では樹脂封止時に樹脂50が接触する上型34にの
みリリースフィルム40aを供給して樹脂封止する。リ
リースフィルム40aの供給機構は図5に示すと同様
に、金型装置を挟む一方側と他方側に各々供給ロール4
2aと巻取りロール44aとを配置し、樹脂封止操作に
合わせて供給ロール42aと巻取りロール44aとを駆
動して所定の長さずつリリースフィルム40aを送出す
るように構成されている。
【0016】図1において、A−A線の左半部はリリー
スフィルム40aを介して被成形品10をクランプした
状態の断面図である。金型装置の基本的な構成は図5に
示す従来の金型装置と同様であり、従来の金型装置と同
一の部材については同一の部材番号を付している。下型
23は固定プラテン(不図示)に固設された下型ベース
22に下型ホルダ21を介して支持されている。下型2
3を支持する構成において、図5に示す従来の金型装置
と異なる構成は、下型23の側面にガイドされて上下動
可能に下型クランパ24を設けた点である。下型クラン
パ24は、上型34の側面にガイドされて上下動可能に
支持されている上型のクランパ36に対向して配置さ
れ、スプリング25の弾性力により型閉じ方向に常時付
勢して支持されている。
【0017】前述したように、クランパ36は上型34
の側面を囲む枠形に形成され、同様に下型クランパ24
も下型23の側面を囲む枠形に形成されている。実施形
態では下型23の平面寸法を被成形品10の平面寸法に
合致させ、下型クランパ24が被成形品10と干渉しな
い配置とする一方、上型のクランパ36は被成形品10
の縁部を所定幅でクランプするように設定している。し
たがって、上型のクランパ36と下型クランパ24と
は、図1に示すように、上型のクランパ36の内側面が
下型クランパ24の内側面よりも若干内側に位置するこ
とになる。27は下型クランパ24の吊りボルト、27
aはガイドブッシュである。
【0018】一方、上型34は可動プラテン(不図示)
に固設された上型ベース32に上型ホルダ33を介して
支持されている。上型34の支持構造、および上型34
の側面にガイドされてクランパ36が上下動可能に支持
されている構成は図5に示す従来の金型装置の構成と同
様である。38はクランパ36の吊りボルト、38aは
ガイドブッシュである。クランパ36と上型ベース32
との間には、吊りボルト38に外挿するようにスプリン
グ37が装着され、スプリング37の弾性力によってク
ランパ36は型締め方向に常時付勢して支持されてい
る。
【0019】35はリリースフィルム40aを上型34
の内面にエア吸着する際にエア路をエアシールするため
のOリングである。上型34とクランパ36との摺接面
にエア吸引用のエア流路が設けられ、このエア流路から
リリースフィルム40aをエア吸引することによってリ
リースフィルム40aが上型34の内面にエア吸着され
る。55が上型34と下型23とにより被成形品10を
クランプして形成されるキャビティである。
【0020】本実施形態の樹脂封止装置においてもっと
も特徴的な構成は上型のクランパ36のクランプ面にオ
ーバーフローキャビティ60を設け、オーバーフローキ
ャビティ60の内底面(天井面)を加圧する調圧プラン
ジャ62を設けたことにある。図1でA−A線の右半部
は、クランパ36のオーバーフローキャビティ60を設
けた部位を示している。調圧プランジャ62はクランパ
36に設けた摺動孔63に型開閉方向に摺動可能に装着
され、調圧プランジャ62の背面に当接するスプリング
64によって弾性的に型締め方向に付勢されている。ス
プリング64は上型ホルダ33に形成した貫通孔33a
に配され、調圧プランジャ62の背面と上型ベース32
に取り付けた係止駒66の端面との間を弾発して調圧プ
ランジャ62を付勢している。スプリング64の弾性力
および係止駒66による係止位置により調圧プランジャ
62の加圧力が調整される。もちろん、調圧プランジャ
62を付勢する付勢手段はスプリングに限らずエアスプ
リング等の他の付勢手段によることもできる。
【0021】図1に示すように、調圧プランジャ62は
クランパ36のクランプ面内で被成形品10をクランプ
する位置よりも外側の位置で、下型クランパ24に対向
する位置に配置する。調圧プランジャ62にはフランジ
部62aを設け、調圧プランジャ62が下降した状態で
一定のオーバーフローキャビティ60の容積が確保され
るようにしている。図3、4に金型装置におけるオーバ
ーフローキャビティ60の配置例を示す。図3は被成形
品10の長手方向の両側縁に各々3個所オーバーフロー
キャビティ60を配置した例、図4は被成形品10の短
手方向の両側縁に各々2個所オーバーフローキャビティ
60を配置した例である。いずれも樹脂封止領域に対し
て対称配置となる位置にオーバーフローキャビティ60
を配置して樹脂封止領域に均等に樹脂50が充填される
ようにしている。
【0022】図3、4に示す実施形態では、被成形品1
0が短冊状に形成された基板であり、被成形品10の外
周を囲むように枠形にクランパ36が配置されること、
被成形品10の周縁部がクランパ36によってクランプ
されること、クランパ36によってクランプされる内側
領域がキャビティ55であり、上型34と下型23とで
被成形品10をクランプすることによって所定の厚さで
このキャビティ55の部分が樹脂によって封止されるこ
とを示す。
【0023】オーバーフローキャビティ60はキャビテ
ィ55から押し出される樹脂を収容する樹脂溜めとして
作用する部分であり、樹脂のオーバーフロー量を考慮し
て、適宜数配置すればよい。60aはキャビティ55と
オーバーフローキャビティ60とを連絡する連絡路であ
る。キャビティ55から押し出される樹脂は連絡路60
aを介してオーバーフローキャビティ60と連通する。
【0024】次に、本実施形態の樹脂封止装置を用いて
樹脂封止する方法について図2にしたがって説明する。
図2(a)は、型開きした状態で、下型23に被成形品1
0をセットし、ディスペンサ等により被成形品10の上
に樹脂50を供給した状態である。本実施形態の樹脂封
止装置の場合、被成形品10に供給する樹脂量はキャビ
ティ55を充填するに必要な樹脂量を必ず上回る分量と
する。これは、樹脂封止した際にキャビティ55から樹
脂50がオーバーフローすることを前提として金型装置
に樹脂50を供給するということである。
【0025】ディスペンサ等の樹脂50の供給装置側に
も樹脂量の供給誤差があるし、被成形品10の厚さのば
らつき等による変動量もある。本実施形態の樹脂封止装
置は、このような不確定さを考慮し、被成形品10に供
給する樹脂50の分量としてキャビティ55を充填する
に十分な量を確保することとし、キャビティ55からオ
ーバーフローした樹脂についてはオーバーフローキャビ
ティ60によって吸収するようにしたものである。
【0026】図2(a)に示すように、型開きした状態で
上型側のクランパ36のクランプ面は上型34の金型面
(キャビティ凹部の内底面)よりも下方に突出してい
る。36cはクランパ36の下型クランパ24に当接す
るクランプ面である。金型内に供給されたリリースフィ
ルム40aは上型34の金型面とクランパ36のクラン
プ面にエア吸着されて支持される。上型34の内底面お
よびクランパ36の内側面には、上型34とクランパ3
6の摺接面に設けたエア流路を介してエア吸引すること
によりリリースフィルム40aがエア吸着される。クラ
ンパ36のクランプ面には、クランパ36のクランプ面
で開口するエア流路36aからエア吸引することによっ
てリリースフィルム40aがエア吸着される。オーバー
フローキャビティ60および連絡路60aが配置されて
いる部分についてもリリースフィルム40aがエア吸着
され、図2(a)に示すように、調圧プランジャ62の端
面がリリースフィルム40aによって被覆される。
【0027】上型34の内面とクランパ36の内側面を
一連のリリースフィルム40aによって被覆することに
より、樹脂封止時に上型34とクランパ36との摺接面
の隙間に樹脂が入り込むことを防止し、樹脂ばりの発生
を防止するとともにクランパ36の円滑な動作を確保す
ることができる。また、リリースフィルム40aによっ
てクランパ36のクランプ面に設けられたオーバーフロ
ーキャビティ60を被覆することにより、調圧プランジ
ャ62と摺動孔63との隙間に樹脂が入り込むことを防
止して、調圧プランジャ62の円滑な動作を確保するこ
とができる。
【0028】図2(a)の状態から、上型34を徐々に下
降させ、被成形品10を上型34と下型23とでクラン
プする。上型34が下降することによって、まず、クラ
ンパ36のクランプ面が被成形品10の縁部に当接す
る。すなわち、クランパ36が被成形品10の上面に当
接することによって、被成形品10の上面に閉止空間と
してのキャビティ55が形成される。被成形品10に樹
脂50をポッティング等で供給した際には、粘性によっ
て樹脂50が被成形品10上で盛り上がり形状となる。
この状態で単にクランプすると樹脂50が高速で押し広
がり、樹脂封止領域を超えて流れ出してしまう。クラン
パ36の端面を上型34の金型面(天井面)よりも下方
に突出させておくと、クランプ時に樹脂50が樹脂封止
領域を超えて流れ出すことを規制し、被成形品10を確
実に樹脂封止することができ、樹脂封止領域の外側に樹
脂ばりが生じることを防止することができる。
【0029】クランパ36が被成形品10の上面に当接
してキャビティ55が形成された状態から、さらに型締
めが進むことによって、クランパ36の高さ位置が変わ
らずに上型34が下降し、キャビティ55の容積が徐々
に減少していく。すなわち、キャビティ55に樹脂50
が満たされていく。なお、下型クランパ24が型閉じ方
向に付勢して設けられていることにより、被成形品10
の厚さのばらつきに関わらず、クランパ36の端面に下
型クランパ24が当接し、樹脂封止領域およびオーバー
フローキャビティ60の外側領域を閉止して、樹脂封止
時に金型外に樹脂が漏出することを防止する。
【0030】上型34の下降動作は、最終的に上型と下
型のクランプストッパ26、39が当接した時点で停止
する。図2(b)は、この型締め時の状態を示す。クラン
プストッパ26、39が当接することにより、下型23
と上型34の間隔が正確に規定され、キャビティ55の
厚さ寸法が所定寸法に決められる。本実施形態の樹脂封
止装置では、前述したように、キャビティ55を充填す
るに必要な分量を必ず上回る分量の樹脂50を供給して
樹脂封止するから、型締め操作とともに、キャビティ5
5に樹脂50が充填されるとともに、キャビティ55か
ら余分の樹脂50オーバーフローしてくる。同図で10
aが樹脂封止領域、10bが被成形品(基板)が配置さ
れている領域、10cが被成形品10の非樹脂封止領域
である。
【0031】オーバーフローキャビティはキャビティ5
5からオーバーフローしてきた樹脂50を収容する樹脂
溜めとして作用する。キャビティ55から押し出される
樹脂50は連絡路60aを介してオーバーフローキャビ
ティ60に流れ込む。図2(b)に示すように、連絡路6
0aはキャビティ55とオーバーフローキャビティ60
とを連通する部位であり、本実施形態の樹脂封止装置で
は連絡路60aから容易にオーバーフローキャビティ6
0に樹脂が排出できるよう、連絡路60aの深さをキャ
ビティ55の厚さと同程度としている。
【0032】このようにオーバーフローキャビティ60
はキャビティ55から押し出されてくるオーバーフロー
樹脂を収容するが、本実施形態ではオーバーフローキャ
ビティ60に調圧プランジャ62を設けることによっ
て、キャビティ55からオーバーフローしてくる樹脂5
0の分量に応じてオーバーフローキャビティ60の容積
を調節し、オーバーフローする樹脂量のばらつきに好適
に対処することができる。調圧プランジャ62は型開閉
方向に可動であり、型締め時にキャビティ55から押し
出されてくる樹脂50の樹脂圧によって型開閉方向に移
動し、これによってオーバーフローキャビティ60の容
積が可変となる。
【0033】図2(b)に示すように、キャビティ55か
ら押し出された樹脂50は連絡路60aを介してキャビ
ティ55とオーバーフローキャビティ60とを連通す
る。したがって、オーバーフローキャビティ60の最少
容積分を超えて樹脂50がキャビティ55から押し出さ
れてくると、樹脂圧によって調圧プランジャ62が押し
上げられ、これによって樹脂50の過剰分を吸収する。
調圧プランジャ62はキャビティ55から押し出されて
くる樹脂50に対してスプリング64の付勢力によって
弾性的に樹脂50を押圧するから、キャビティ55から
押し出される樹脂50の分量に応じて自動的に移動位置
が設定され、樹脂量のばらつきに対応することができ
る。
【0034】本実施形態の樹脂封止装置の場合は、この
ように、キャビティ55からオーバーフローする樹脂量
に応じてオーバーフロー分の樹脂を溜める容積を可変に
して樹脂封止するから、樹脂量のばらつきに対して的確
に対応できるという利点があり、さらにまた、オーバー
フローしてきた樹脂50に対して調圧プランジャ62に
よって加圧力を加えることで、キャリヤ55内における
樹脂量のバランスをとりつつ樹脂封止することができ、
信頼性の高い樹脂封止が可能になる。すなわち、調圧プ
ランジャ62によって加圧する作用は、型締め後、キャ
ビティ55に充填されている樹脂50に加圧力を加える
ように作用することでキャビティ55内の樹脂を圧縮し
てキャビティ55内でのボイドの発生を減少させるとい
う効果もある。
【0035】キャビティ55からオーバーフローしてく
る樹脂量は被成形品の厚さのばらつきによっても変動す
る。このような場合であってもオーバーフローキャビテ
ィ60の容量を可変にすることは有効である。被成形品
が樹脂基板のような場合には、製品の厚さのばらつきが
比較的大きくなる。本実施形態の樹脂封止装置はこのよ
うな製品の樹脂封止に好適に利用することができる。
【0036】前述したように、最近の半導体装置では製
品がきわめて薄型になってきていることから、1回の樹
脂封止操作で使用する樹脂量の分量が減ってきている。
このような場合に、キャビティを充填するに必要な量に
対して僅かに上回る分量の樹脂を正確に計量して供給す
るといったことは困難である。本実施形態の樹脂封止装
置によれば、キャビティ55の分量を相当量超える分量
の樹脂を供給した場合でも的確に樹脂封止することが可
能であるから、樹脂量を高精度に計測して供給できる装
置を使用することなく、的確な樹脂封止が可能となる。
なお、オーバーフローキャビティを設計する際には、製
品によってキャビティの厚さや容積が種々異なるから、
オーバーフローさせる分量に応じてオーバーフローキャ
ビティの配置数や容積等を設定すればよい。
【0037】なお、片面樹脂封止装置の場合、通常は上
型にキャビティを設けるが、場合によって下型にキャビ
ティを設ける場合は、上記実施形態とは上下型の構成を
逆に構成し、下型に設けるクランパにオーバーフローキ
ャビティを設けることにより、同様にキャビティからオ
ーバーフローした樹脂をオーバーフローキャビティに収
容して樹脂量のばらつきに対応するように構成すること
が可能である。また、上記実施形態では、上型側のみを
リリースフィルム40aによって被覆して樹脂封止して
いるが、同様に下型23の金型面および下型クランパ2
4のクランプ面についてもリリースフィルムにより被覆
することにより、下型23と下型クランパ24との隙間
に樹脂が入り込むことを防止して、下型クランパ24の
円滑な動作を確保して樹脂封止することもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る樹脂封止装置によれば、上
述したように、オーバーフローキャビティを設けたクラ
ンパによって被成形品をクランプして樹脂封止すること
により、キャビティからオーバーフローした樹脂をオー
バーフローキャビティに収容することができる。また、
オーバーフローキャビティに調圧プランジャを設けたこ
とによって、キャビティから押し出される樹脂量のばら
つきに応じてオーバーフローキャビティの容量を調節す
ることができ、オーバーフローする樹脂を確実に収容し
て、的確な樹脂封止ができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂封止装置の主要部の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明に係る樹脂封止方法を示す説明図であ
る。
【図3】オーバーフローキャビティを配置した例を示す
説明図である。
【図4】オーバーフローキャビティの他の配置例を示す
説明図である。
【図5】従来の樹脂封止装置の構成を示す説明図であ
る。
【図6】従来の樹脂封止装置による樹脂封止方法を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 被成形品 20 固定プラテン 21 下型ホルダ 22 下型ベース 23 下型 24 下型クランパ 25 スプリング 26、39 クランプストッパ 30 可動プラテン 32 上型ベース 33 上型ホルダ 34 上型 36 クランパ 37 スプリング 40a、40b リリースフィルム 50 樹脂 55 キャビティ 60 オーバーフローキャビティ 60a 連絡路 62 調圧プランジャ 64 スプリング
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:34 B29L 31:34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被成形品の樹脂封止領域に封止用の樹脂
    供給装置により所定量の樹脂を供給し、上型と下型とで
    前記樹脂とともに被成形品をクランプする際に、型締め
    方向に付勢して設けられたクランパにより、被成形品の
    樹脂封止領域を囲む周縁部をクランプして、上型あるい
    は下型の一方の金型の金型面と前記クランパとによって
    囲まれたキャビティ内に樹脂を充填して被成形品の片面
    を樹脂封止する樹脂封止装置において、 前記クランパの前記被成形品をクランプする領域よりも
    外側のクランプ面に前記キャビティと連通するオーバー
    フローキャビティを設けるとともに、該オーバーフロー
    キャビティの底部を構成する調圧プランジャを型締め方
    向に付勢して設け、 前記樹脂封止領域と前記クランパのクランプ面を金型お
    よび封止用の樹脂との剥離性を有するリリースフィルム
    により被覆するリリースフィルムの供給機構を設けたこ
    とを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 【請求項2】 前記オーバーフローキャビティを、前記
    クランパに複数個設けたことを特徴とする請求項1記載
    の樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】 前記調圧プランジャの背面側にスプリン
    グを設けて、調圧プランジャを型締め方向に常時付勢し
    て設けたことを特徴とする請求項1または2
  4. 【請求項4】 前記一方の金型に設けたクランパと対向
    する配置で、他方の金型に型締め方向に付勢して他方の
    クランパを設けたことを特徴とする請求項1、2または
    3記載の樹脂封止装置。
JP2001125328A 2001-04-24 2001-04-24 樹脂封止装置 Expired - Lifetime JP3667249B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001125328A JP3667249B2 (ja) 2001-04-24 2001-04-24 樹脂封止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001125328A JP3667249B2 (ja) 2001-04-24 2001-04-24 樹脂封止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002321239A true JP2002321239A (ja) 2002-11-05
JP3667249B2 JP3667249B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=18974570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001125328A Expired - Lifetime JP3667249B2 (ja) 2001-04-24 2001-04-24 樹脂封止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3667249B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004017322A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Apic Yamada Corp 金型装置及び圧縮成形装置
WO2006103868A1 (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Kitagawa Seiki Kabushiki Kaisha プレス装置
JP2011159915A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Daiichi Seiko Kk 樹脂封止金型装置
JP2014075443A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置
KR20160011602A (ko) 2014-07-22 2016-02-01 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 성형 금형, 성형 장치, 성형품의 제조 방법 및 수지 몰드 방법
WO2018138915A1 (ja) * 2017-01-30 2018-08-02 信越エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置及び樹脂封止方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102785383A (zh) * 2012-08-30 2012-11-21 允昌科技(苏州)有限公司 冲压机械

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05169477A (ja) * 1991-12-25 1993-07-09 Toyoda Gosei Co Ltd スタンピング成形方法
JP2000277551A (ja) * 1999-03-26 2000-10-06 Apic Yamada Corp 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
JP2001007131A (ja) * 1999-06-25 2001-01-12 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置製造用金型

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05169477A (ja) * 1991-12-25 1993-07-09 Toyoda Gosei Co Ltd スタンピング成形方法
JP2000277551A (ja) * 1999-03-26 2000-10-06 Apic Yamada Corp 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
JP2001007131A (ja) * 1999-06-25 2001-01-12 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置製造用金型

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004017322A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Apic Yamada Corp 金型装置及び圧縮成形装置
WO2006103868A1 (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Kitagawa Seiki Kabushiki Kaisha プレス装置
US7802597B2 (en) 2005-03-25 2010-09-28 Kitagawa Seiki Kabushiki Kaisha Press apparatus
JP2011159915A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Daiichi Seiko Kk 樹脂封止金型装置
JP2014075443A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置
KR20160011602A (ko) 2014-07-22 2016-02-01 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 성형 금형, 성형 장치, 성형품의 제조 방법 및 수지 몰드 방법
WO2018138915A1 (ja) * 2017-01-30 2018-08-02 信越エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置及び樹脂封止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3667249B2 (ja) 2005-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1396323B1 (en) Resin encapsulation molding method of electronic part and resin encapsulation molding apparatus used therefor
US6743389B2 (en) Resin molding machine and method of resin molding
JP3207837B2 (ja) 半導体装置の製造方法および樹脂封止装置
JP5817044B2 (ja) 樹脂封止装置および樹脂封止方法
JP2002043345A (ja) 半導体装置の製造方法及び樹脂封止装置
TWI753157B (zh) 模製模具及樹脂模製方法
JP2001079878A (ja) 樹脂封止方法及び樹脂封止装置
KR20190049485A (ko) 수지 성형 장치 및 수지 성형품의 제조 방법
JP2002321239A (ja) 樹脂封止装置
JP4052939B2 (ja) 電子部品の樹脂封止成形方法及び装置
KR20150076075A (ko) 수지 밀봉 방법 및 수지 밀봉 장치
JP6749286B2 (ja) モールド金型及び樹脂モールド方法
TW202249128A (zh) 樹脂密封裝置以及樹脂密封方法
JP2019181872A (ja) モールド金型、樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法
TW201832892A (zh) 樹脂密封裝置及樹脂密封方法
TWI659817B (zh) 壓縮成型裝置、壓縮成型方法、及壓縮成型品的製造方法
JP2004017322A (ja) 金型装置及び圧縮成形装置
JP6749279B2 (ja) モールド金型及び樹脂モールド装置
KR101602534B1 (ko) 웨이퍼 레벨 몰딩 장치
WO2018100807A1 (ja) 圧縮成形装置、圧縮成形方法、及び圧縮成形品の製造方法
KR101496033B1 (ko) 웨이퍼 레벨 몰딩 장치
KR101515715B1 (ko) 수직형 몰딩 장치
JP4637214B2 (ja) トランスファ成形金型及びこれを用いた樹脂封止方法
KR101544269B1 (ko) 웨이퍼 레벨 몰딩 장치
JP2007335690A (ja) 電子部品の樹脂封止成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3667249

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term