JP2002321168A - 空気釘打機 - Google Patents
空気釘打機Info
- Publication number
- JP2002321168A JP2002321168A JP2001121949A JP2001121949A JP2002321168A JP 2002321168 A JP2002321168 A JP 2002321168A JP 2001121949 A JP2001121949 A JP 2001121949A JP 2001121949 A JP2001121949 A JP 2001121949A JP 2002321168 A JP2002321168 A JP 2002321168A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- cylinder
- nailing machine
- compressed air
- striking piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25C—HAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
- B25C1/00—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
- B25C1/04—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by fluid pressure, e.g. by air pressure
- B25C1/047—Mechanical details
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バンパを冷却することにより小型で高耐久性
のバンパを提供し、結果として釘打機の小型化を可能と
する。 【解決手段】 戻り空気室６内の圧縮空気をピストン下
部に排出するためのシリンダ２の連通穴５の中心軸をシ
リンダ２の半径方向に対し水平に傾けることによりバン
パ７外周に旋回流を造り出し、バンパ７を冷却する。
のバンパを提供し、結果として釘打機の小型化を可能と
する。 【解決手段】 戻り空気室６内の圧縮空気をピストン下
部に排出するためのシリンダ２の連通穴５の中心軸をシ
リンダ２の半径方向に対し水平に傾けることによりバン
パ７外周に旋回流を造り出し、バンパ７を冷却する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮空気を動力源と
し釘を打込む空気釘打機(以下単に釘打機という)に関す
るもので、打撃ピストンを停止させるためのバンパを効
率よく冷却できるようにしたものである。
し釘を打込む空気釘打機(以下単に釘打機という)に関す
るもので、打撃ピストンを停止させるためのバンパを効
率よく冷却できるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】特開平３−１７８７８４号の例のよう
に、シリンダ内に摺動可能に収容された打撃ピストンを
圧縮空気で駆動し、打撃ピストンに結合されたドライバ
ブレードにより釘を打撃して打ち出し、次に打撃ピスト
ン上部の圧縮空気が大気へ排気されると、戻り空気室の
圧縮空気が打撃ピストンの下面に作用して打撃ピストン
がシリンダ上部に復帰するようにした釘打機には、打撃
ピストンの衝撃を打撃行程の下死点で吸収して停止させ
るためのバンパが設けられており、シリンダ下部には戻
り空気室の圧縮空気を打撃ピストンの下面に排出するた
めの穴が設けられている。
に、シリンダ内に摺動可能に収容された打撃ピストンを
圧縮空気で駆動し、打撃ピストンに結合されたドライバ
ブレードにより釘を打撃して打ち出し、次に打撃ピスト
ン上部の圧縮空気が大気へ排気されると、戻り空気室の
圧縮空気が打撃ピストンの下面に作用して打撃ピストン
がシリンダ上部に復帰するようにした釘打機には、打撃
ピストンの衝撃を打撃行程の下死点で吸収して停止させ
るためのバンパが設けられており、シリンダ下部には戻
り空気室の圧縮空気を打撃ピストンの下面に排出するた
めの穴が設けられている。
【０００３】従来の釘打機は圧縮空気の圧力が１０気圧
以下で使用されている為、必要な打込みエネルギを得る
為には打撃ピストンの直径を大きくしなくてはならなか
った。そのため、バンパの直径も大きくすることができ
バンパの強度設計上余裕があった。
以下で使用されている為、必要な打込みエネルギを得る
為には打撃ピストンの直径を大きくしなくてはならなか
った。そのため、バンパの直径も大きくすることができ
バンパの強度設計上余裕があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】最近は規制緩和によっ
て高圧の圧縮空気を使用できるようになり、小型で高出
力の釘打機の設計が可能となった。そこで、高圧の圧縮
空気に応じて打撃ピストンの直径を小さくし、打撃ピス
トンの直径にあわせてバンパも小型に設計すると、高圧
の圧縮空気を使用することにより打撃ピストンの衝撃力
は大きくなるので、バンパへの負担が大きくなり、バン
パの耐久性が低下するという問題がある。一方、バンパ
を従来通りの方法で設計するとバンパが大型化し、釘打
機の下部が太くなってしまい、釘打機の小型軽量化が不
可能となってしまうという問題がある。
て高圧の圧縮空気を使用できるようになり、小型で高出
力の釘打機の設計が可能となった。そこで、高圧の圧縮
空気に応じて打撃ピストンの直径を小さくし、打撃ピス
トンの直径にあわせてバンパも小型に設計すると、高圧
の圧縮空気を使用することにより打撃ピストンの衝撃力
は大きくなるので、バンパへの負担が大きくなり、バン
パの耐久性が低下するという問題がある。一方、バンパ
を従来通りの方法で設計するとバンパが大型化し、釘打
機の下部が太くなってしまい、釘打機の小型軽量化が不
可能となってしまうという問題がある。
【０００５】上記問題の原因調査のため、圧縮空気の圧
力と打撃サイクル（打撃回数／秒）を変えて小型のバン
パで耐久試験を行ったところ、圧力が小さいにもかかわ
らず打撃サイクルの速い方がより少ない打撃数で破損す
ることが分かった。更に破壊の状態を調査すると、バン
パが溶けだしているものがあることが分かった。この原
因として、バンパの材料であるウレタン系ゴム等の粘弾
性材料は、繰り返しの変形により内部に熱が蓄積し易い
ことがあげられる。更に打撃サイクルが速いほど蓄熱量
が放熱量を上回り易くなり、バンパ材料の許容温度を超
えるためと思われる。
力と打撃サイクル（打撃回数／秒）を変えて小型のバン
パで耐久試験を行ったところ、圧力が小さいにもかかわ
らず打撃サイクルの速い方がより少ない打撃数で破損す
ることが分かった。更に破壊の状態を調査すると、バン
パが溶けだしているものがあることが分かった。この原
因として、バンパの材料であるウレタン系ゴム等の粘弾
性材料は、繰り返しの変形により内部に熱が蓄積し易い
ことがあげられる。更に打撃サイクルが速いほど蓄熱量
が放熱量を上回り易くなり、バンパ材料の許容温度を超
えるためと思われる。
【０００６】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、バンパの冷却効率を向上し、小型でかつ高耐
久性の釘打機用バンパを提供し結果として小型化が可能
な釘打機を提供することである。
をなくし、バンパの冷却効率を向上し、小型でかつ高耐
久性の釘打機用バンパを提供し結果として小型化が可能
な釘打機を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、ピスト
ンとバンパの打撃後に戻り空気室の空気をピストン下部
に排出するためのシリンダの連通穴の中心軸をシリンダ
の半径方向に対し水平に傾けることによりバンパ外周に
旋回流を造り出し、バンパを冷却しやすくすることによ
り達成される。
ンとバンパの打撃後に戻り空気室の空気をピストン下部
に排出するためのシリンダの連通穴の中心軸をシリンダ
の半径方向に対し水平に傾けることによりバンパ外周に
旋回流を造り出し、バンパを冷却しやすくすることによ
り達成される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明釘打機の一実施形態を
示した図１、図２を参照して説明する。
示した図１、図２を参照して説明する。
【０００９】釘打機は、シリンダ２内に打撃ピストン３
を摺動可能に収容すると共に打撃ピストン３の下面にド
ライバブレード４を一体に結合している。シリンダ２内
の打撃ピストン３の上方に供給された圧縮空気は、打撃
ピストン３を上死点から下死点に向けて衝撃的に駆動
し、ドライバブレード４によりノーズ部１の下部に設置
された射出部（図示せず）に供給された図示しない釘を
打ち出す。
を摺動可能に収容すると共に打撃ピストン３の下面にド
ライバブレード４を一体に結合している。シリンダ２内
の打撃ピストン３の上方に供給された圧縮空気は、打撃
ピストン３を上死点から下死点に向けて衝撃的に駆動
し、ドライバブレード４によりノーズ部１の下部に設置
された射出部（図示せず）に供給された図示しない釘を
打ち出す。
【００１０】前記シリンダ２とノーズ部１との間にはバ
ンパ７の収容部８が形成され、収容部８に収容されたバ
ンパ７は打撃ピストン３の下面を受け、打撃ピストン３
の衝撃力を吸収する。
ンパ７の収容部８が形成され、収容部８に収容されたバ
ンパ７は打撃ピストン３の下面を受け、打撃ピストン３
の衝撃力を吸収する。
【００１１】バンパ７とシリンダ２の内壁との間に設置
された縦長の隙間９と戻り空気室６の間には、連通穴５
が設置されており、連通穴５の中心軸はシリンダ２の径
方向に対し、水平方向及び軸方向に傾いて設置されてい
る。
された縦長の隙間９と戻り空気室６の間には、連通穴５
が設置されており、連通穴５の中心軸はシリンダ２の径
方向に対し、水平方向及び軸方向に傾いて設置されてい
る。
【００１２】上記構成によれば、打撃ピストン３が圧縮
空気により下死点に向けて駆動されている間、打撃ピス
トン３とバンパ７の間にある空気は連通穴５を通過して
戻り空気室６に蓄えられる。打撃ピストン３がバンパ７
を打撃した後、トリガ（図示せず）操作によりピストン
上部の空気が排出され、ピストン３が上死点に向けて移
動している間、戻り空気室６に蓄えられた圧縮空気が連
通穴５を介してシリンダ２内に流入し、打撃ピストン３
を押し上げる。この時、連通穴５の中心軸がシリンダ２
の径方向に対し水平方向に傾いて設置されているため、
また連通穴５の中心軸を軸方向に傾け下向きに流すよう
にしたため、シリンダ２内に流入する圧縮空気は連通穴
５の中心軸の向きに流れ込みバンパ７の外周部に満遍な
く旋回流を描くようになる。従って、バンパ７の表面近
傍には直接圧縮空気を吹き付けた場合に見られるよどみ
や、隣り合う連通穴５から流入する圧縮空気同士の衝突
も発生しない。そのため、バンパ７の外周には高速な旋
回流が発生し、バンパ７の表面の熱伝達係数は大きな値
となり、ピストン２との衝突により発生したバンパ７の
発熱を効率良く奪い去ることができる。
空気により下死点に向けて駆動されている間、打撃ピス
トン３とバンパ７の間にある空気は連通穴５を通過して
戻り空気室６に蓄えられる。打撃ピストン３がバンパ７
を打撃した後、トリガ（図示せず）操作によりピストン
上部の空気が排出され、ピストン３が上死点に向けて移
動している間、戻り空気室６に蓄えられた圧縮空気が連
通穴５を介してシリンダ２内に流入し、打撃ピストン３
を押し上げる。この時、連通穴５の中心軸がシリンダ２
の径方向に対し水平方向に傾いて設置されているため、
また連通穴５の中心軸を軸方向に傾け下向きに流すよう
にしたため、シリンダ２内に流入する圧縮空気は連通穴
５の中心軸の向きに流れ込みバンパ７の外周部に満遍な
く旋回流を描くようになる。従って、バンパ７の表面近
傍には直接圧縮空気を吹き付けた場合に見られるよどみ
や、隣り合う連通穴５から流入する圧縮空気同士の衝突
も発生しない。そのため、バンパ７の外周には高速な旋
回流が発生し、バンパ７の表面の熱伝達係数は大きな値
となり、ピストン２との衝突により発生したバンパ７の
発熱を効率良く奪い去ることができる。
【００１３】その結果、打撃サイクルが速くなってもバ
ンパ７の温度は上がりにくくなり、材料の許容温度以下
となるため、バンパ７の長寿命化が達成できる。従って
バンパ7の小型化が可能となり、結果として釘打機の小
型化を図ることが可能となる。
ンパ７の温度は上がりにくくなり、材料の許容温度以下
となるため、バンパ７の長寿命化が達成できる。従って
バンパ7の小型化が可能となり、結果として釘打機の小
型化を図ることが可能となる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明は、戻り空気室の圧
縮空気をピストン下部に排出するためのシリンダの連通
穴の中心軸をシリンダの半径方向に対し水平に傾けると
共に軸方向に傾け、バンパ外周に高速旋回流を造り出す
ことによりバンパを冷却しやすくし、バンパの耐久性を
向上することができる。この結果バンパの小型化が可能
となり、結果として釘打機の小型化を図ることが可能と
なる。
縮空気をピストン下部に排出するためのシリンダの連通
穴の中心軸をシリンダの半径方向に対し水平に傾けると
共に軸方向に傾け、バンパ外周に高速旋回流を造り出す
ことによりバンパを冷却しやすくし、バンパの耐久性を
向上することができる。この結果バンパの小型化が可能
となり、結果として釘打機の小型化を図ることが可能と
なる。
【図１】本発明釘打機の一実施形態を示す要部断面図。
【図２】図１のＡＡ断面図。
１はノーズ部、２はシリンダ、３は打撃ピストン、４は
ドライバブレード、５は連通穴、６は戻り空気室、７は
バンパ、８はバンパ収容部、９は隙間。
ドライバブレード、５は連通穴、６は戻り空気室、７は
バンパ、８はバンパ収容部、９は隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大津 新喜 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Ｆターム(参考） 3C068 AA09 CC02 DD11 JJ20
Claims (2)
- 【請求項１】 シリンダ内に、釘を打撃するドライバブ
レードを下端に結合した打撃ピストンを摺動可能に収容
すると共にシリンダ内に導入した圧縮空気により打撃ピ
ストンを駆動し、シリンダの下方に打撃ピストンの下面
を受けるパンパを配置した空気釘打機であって、 前記シリンダの下方に設けられた複数の穴の中心軸をシ
リンダの半径方向に対し水平に傾けたことを特徴とする
空気釘打機。 - 【請求項２】 前記シリンダに設けられた穴の中心軸
を、シリンダの軸方向に傾けたことを特徴とする請求項
１記載の空気釘打機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001121949A JP2002321168A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 空気釘打機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001121949A JP2002321168A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 空気釘打機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002321168A true JP2002321168A (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=18971731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001121949A Withdrawn JP2002321168A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 空気釘打機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002321168A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007069293A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Makita Corp | 固着具打込装置 |
| US7322501B2 (en) | 2004-07-09 | 2008-01-29 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Fastener driving tool |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001121949A patent/JP2002321168A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7322501B2 (en) | 2004-07-09 | 2008-01-29 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Fastener driving tool |
| JP2007069293A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Makita Corp | 固着具打込装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |