JP2002320914A - コンクリート面への塗膜形成方法及び塗膜付きコンクリート品 - Google Patents

コンクリート面への塗膜形成方法及び塗膜付きコンクリート品

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JP2002320914A
JP2002320914A JP2001133666A JP2001133666A JP2002320914A JP 2002320914 A JP2002320914 A JP 2002320914A JP 2001133666 A JP2001133666 A JP 2001133666A JP 2001133666 A JP2001133666 A JP 2001133666A JP 2002320914 A JP2002320914 A JP 2002320914A
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JP
Japan
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concrete
coating film
paint
sheet
jelly
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001133666A
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English (en)
Inventor
Ai Murakami
あい 村上
Yosuke Kohama
洋輔 小濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Daiwa General Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Daiwa General Research Institute Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜をコンクリート面にしっかりとした付着
状態に形成することができ、しかも、それを手間と時間
をかけずに行うことができるコンクリート面への塗膜形
成方法等を提供する。 【解決手段】 型枠面3に、未硬化ゼリー状のシート状
塗料1を敷き、その上にコンクリート4を打ち込み、養
生させて前記コンクリート4と塗料1とを一体化させた
後、脱型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート面へ
の塗膜形成方法及び塗膜付きコンクリート品に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】コンクリート面に塗膜を形成す
る場合、従来より、コンクリート面に下地塗装材である
シーラーを塗ってコンクリート表面の空隙を埋めること
で塗料の付着性を良くし、しかる後、その上から塗料を
塗って塗膜を形成していく方法が最も一般的に行われて
いる。
【0003】しかしながら、塗料を塗る前に下地塗装材
でコンクリート表面の空隙を埋めなければならないた
め、塗装が多工程となり、手間を要するという問題があ
った。のみならず、形成した塗膜にその性能を充分に発
揮させるため養生中の温湿度を適切に管理していかなけ
ればならず塗膜形成までの養生に多くの時間を要すると
いう問題もあった。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、塗膜をコンクリート面にしっかりとした付着状態に
形成することができ、しかも、それを手間と時間をかけ
ずに行うことができるコンクリート面への塗膜形成方法
等を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、型枠面
に、未硬化ゼリー状のシート状塗料を敷き、その上にコ
ンクリートを打ち込み、養生させて前記コンクリートと
塗料とを一体化させた後、脱型することを特徴とするコ
ンクリート面への塗膜形成方法によって解決される。ま
た、この方法によって形成された塗膜付きコンクリート
品によって解決される。
【0006】この塗膜形成方法では、コンクリートを打
ち込んでからの養生の過程で、コンクリートと未硬化ゼ
リー状のシート状塗料とがそれらの界面において互いに
かみ合っていき、そのかみ合い状態で硬化して、最終的
にこれら両者が強固に一体化され、コンクリート表面に
型枠面と一致したきれいな塗装面を有する塗膜が形成さ
れる。従って、この方法によれば、塗膜をコンクリート
面にしっかりと付着させることができて、コンクリート
面への付着性の高い塗膜を形成することができる。しか
も、そのような塗膜をコンクリートの養生期間を利用し
て形成することができ、塗膜の形成に手間と時間を要さ
ない。
【0007】なお、未硬化ゼリー状のシート状塗料を用
いたのは、打ち込まれたコンクリートとの界面でのかみ
合いを行いやすくすると共に、かみ合いを越えて塗料が
コンクリート中に混ざり合ってしまうのを防ぐためであ
り、「未硬化ゼリー状のシート状塗料」の語は、そのよ
うな意味においてその性状を解釈すべきものであること
はいうまでもない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0009】実施形態の方法を示す図1において、図1
(イ−1)(イ−2)には、未硬化ゼリー状のシート状
塗料1を示しており、このシート状塗料1は、その乾燥
・硬化を防ぐため、両面に乾燥・硬化防止用のシート
2,2が付けられ、周囲は、図示しないがシリコン等で
囲まれている。
【0010】コンクリート面への塗膜の形成は、この未
硬化ゼリー状のシート状塗料1を用いて次のようにして
行う。即ち、未硬化ゼリー状のシート状塗料1から乾燥
・硬化防止用シート2,2等を除去したのち、このシー
ト状塗料1を図1(ロ)に示すように型枠面3上に敷
く。
【0011】しかる後、その上に、図1(ハ)に示すよ
うに、コンクリート4を打ち込む。シート状塗料1は未
硬化ゼリー状をしているから、コンクリート4を打ち込
んでも、コンクリート4と混ざり合ってしまうことはな
い。なお、コンクリート4は、普通コンクリートや軽量
コンクリート、その他、ガラス繊維混入コンクリート、
ビニロン繊維混入コンクリート、炭素繊維混入コンクリ
ートなど各種のコンクリートであってよい。
【0012】そして、コンクリート4の養生中、時間の
経過とともに、図2(ニ)に示すように、コンクリート
4とシート状塗料1とがそれらの界面においてかみ合っ
ていき、このかみ合いによって界面がなくなっていき、
その状態で硬化してコンクリート4と塗料1とが一体化
し、コンクリート4の表面に、型枠面3と一致した表面
を備えた塗膜5が形成される。最後に、図2(ホ)に示
すように、脱型すれば表面に塗膜5の形成されたコンク
リートパネル品が得られる。
【0013】この塗膜方法によれば、塗膜5とコンクリ
ート4との界面部分におけるかみ合いによって、塗膜5
をコンクリート4の表面にしっかりと付着させることが
でき、コンクリート4への付着性に優れた塗膜5を形成
することができる。しかも、その塗膜5は、型枠3に打
ち込んだコンクリート4の養生期間を利用して形成され
るため、塗膜5をコンクリート面に時間と手間をかけず
に形成することができる。
【0014】図3には、型枠への未硬化ゼリー状のシー
ト状塗料1の敷き方の一例を示す。図3(イ)に示すよ
うに、側枠6には溝6aが設けられており、側枠6を、
この溝6aが上向きになるように型枠面3上に設置す
る。そして、未硬化ゼリー状のシート状塗料1を型枠面
3上及び側枠6上にのるように敷く。すると、未硬化ゼ
リー状のシート状塗料1は、自重によって、側枠6の溝
6a内、及び型枠面3と側枠6との境界部の側へとなじ
んでいく。その状態で、図3(ハ−1)に示すように、
側枠6を、溝6aが内向きとなるように立てる。こうす
ることで、未硬化ゼリー状のシート状塗料1を、側枠6
の内面の溝6a内に沿わせることができ、また、側枠6
と型枠面3との境界部分に沿わせることができる。更
に、図3(ハ−2)に示すように、側枠6と型枠面3と
の間で挟み込んだ塗料を、側枠6を起こすことで、これ
らの境界部に押し出してその部分の塗料1の厚みを大き
くすることも可能となる。
【0015】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の
実施形態では、平坦な型枠面3に未硬化ゼリー状のシー
ト状塗料1を敷いてコンクリートの平坦面に塗膜の形成
を行う場合を示しているが、凹凸を有する型枠面に未硬
化ゼリー状のシート状塗料1を敷き、コンクリートの凹
凸模様面に塗膜を形成するのに用いるのもよい。その場
合は特に、塗料を凹凸型枠面の凹凸形状にうまい具合に
なじませることができ、コンクリートの凹凸面にその凹
凸形状に沿った塗膜を形成することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりのものであるか
ら、塗膜をコンクリート面にしっかりとした付着状態に
形成することができ、しかも、それを手間と時間をかけ
ずに行うことができる。もちろん、未硬化ゼリー状のシ
ート状塗料を用いて塗膜を形成するものであるから、塗
料の吹付けや保管に関する環境的・健康的影響も少な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2とともに、実施形態の塗膜形成方法を順次
に示すもので、図(イ−1)は未硬化ゼリー状のシート
状塗料の斜視図、図(イ−2)は同断面図、図(ロ)は
塗料を型枠面に敷いた状態の断面図、図(ハ)はコンク
リートを打ち込んだ状態の断面図である。
【図2】図(ニ)は養生中の断面図、図(ホ)は脱型後
のコンクリートの断面図である。
【図3】未硬化ゼリー状のシート状塗料を側枠との関係
でその使用方法を示すもので、図(イ)は塗料を敷いた
初期の状態の断面図、図(ロ)は塗料がなじんだ状態の
断面図、図(ハ−1)は側枠を起こした状態の断面図、
図(ハ−2)は図(ハ−1)の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…未硬化ゼリー状のシート状塗料 3…型枠面 4…コンクリート 5…塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小濱 洋輔 奈良県奈良市左京六丁目6番地2 株式会 社大和総合技術研究所内 Fターム(参考) 4D075 CA13 DA06 DA23 DA29 DB12 EA01 EA31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠面に、未硬化ゼリー状のシート状塗
    料を敷き、その上にコンクリートを打ち込み、養生させ
    て前記コンクリートと塗料とを一体化させた後、脱型す
    ることを特徴とするコンクリート面への塗膜形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法により形成された
    塗膜付きコンクリート品。
JP2001133666A 2001-04-27 2001-04-27 コンクリート面への塗膜形成方法及び塗膜付きコンクリート品 Pending JP2002320914A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2001133666A JP2002320914A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 コンクリート面への塗膜形成方法及び塗膜付きコンクリート品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI700168B (zh) * 2018-06-06 2020-08-01 陽程科技股份有限公司 預製構件模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI700168B (zh) * 2018-06-06 2020-08-01 陽程科技股份有限公司 預製構件模具

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