JP2002320808A - 無機質濾材、浄水カートリッジ及び浄水器 - Google Patents

無機質濾材、浄水カートリッジ及び浄水器

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JP2002320808A
JP2002320808A JP2001140601A JP2001140601A JP2002320808A JP 2002320808 A JP2002320808 A JP 2002320808A JP 2001140601 A JP2001140601 A JP 2001140601A JP 2001140601 A JP2001140601 A JP 2001140601A JP 2002320808 A JP2002320808 A JP 2002320808A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭用浄水器として好適な、小型コンパクト
で高い浄水性能と耐熱性を有する無機質濾材とこの無機
質濾材を用いた浄水カートリッジ及び浄水器を提供す
る。 【解決手段】 透水性セラミックスよりなる支持体2の
表面に濾過助剤の固化層3が積層一体化されている無機
質濾材1。この無機質濾材1に接合部材4及び封止部材
5を組み合わせて一体構造とした浄水カートリッジ1
0。この浄水カートリッジ10が組み込まれた浄水器2
0。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水中の夾雑物
を除去するために好適な無機質濾材と、この無機質濾材
を用いた浄水カートリッジ及び浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭において、水道水中の夾雑物を
除去するために浄水器が用いられている。家庭用浄水器
は、その用途上、通常キッチン周りに設置され、水栓の
脇や水栓吐水口の先端に直結したり、シンクの上もしく
は収納スペースに設置されているが、近年、キッチンス
ペースや収納スペースをより広く確保するために、ま
た、これらを見た目にすっきりさせて美観を高めるため
に、家庭用浄水器の小型化への要望が高まっている。
【0003】従来、家庭用浄水器には、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどの有機高分子材料よりなる中空糸
膜や、アルミナなどを主成分としたセラミックス膜が内
蔵されている。中空糸膜は、側面に0.1〜0.4μm
程度の細孔を持つ円筒状の糸で、1本あたりの直径は約
0.5mmと細く、濾過の際、水道水中の夾雑物は中空
糸膜の表面で捕捉され、この細孔は次第に目詰まりする
ために、数十本以上束ねて膜面積を大きくすることによ
り、必要な流量を得ている。従来の中空糸膜では、材質
上50℃以上の温水を連続的に通水できないといった耐
熱性の問題がある。
【0004】これに対して、セラミックス膜は、強度、
耐熱性に優れることから浄水器用濾材として普及してき
ている。従来のセラミックス膜は、透水性セラミックス
を支持体として、その表面に、支持体を形成するセラミ
ックス粒子よりも粒径が小さく、また、それ自身が多孔
質ではない無機粒子を積層して焼結することにより、多
孔質膜を形成したものであって、一般的に、この多孔質
膜の細孔容積は支持体の細孔容積よりも小さく、この多
孔質膜の厚さは通常支持体の厚さの約0.2倍以下(約
1/5以下)、具体的には100μm程度以下となって
いる。
【0005】このようなセラミックス膜であっても、使
用により夾雑物が膜表面で捕捉され、次第に目詰まりし
てくるので、必要な流量、寿命を確保するために、モノ
リス形状にするなどの手段で膜面積を大きくしている。
なお、多孔質膜の厚さを支持体の厚さの0.2倍(また
は100μm)程度以下にしているのは、それより大き
くした場合、透水抵抗が上がり、濾過流量が小さくなり
過ぎるためである。
【0006】一方、工業レベルでは珪藻土等を濾過助剤
とする濾過装置が提供されている。これは濾過助剤粒子
が持つ特異な微細孔とその複雑な粒子形状により、夾雑
物を除去するものであり、この装置では、濾過に先立っ
て濾過助剤の懸濁液を濾過同様の操作で濾材に通過さ
せ、濾材上に濾過助剤層を形成する、いわゆるプリコー
ト処理を行い、その後被処理水の濾過を行う。しかし
て、運転途中に目詰まりが起きたときには濾過を中断
し、濾過とは逆向きの水流によって目詰まりした濾過助
剤層を剥離させる逆洗操作後、再び新たな濾過助剤をプ
リコートした後、濾過を再開する。
【0007】しかし、家庭用浄水器には、このような複
雑な操作を行うことは不適当であり、しかも、止水、通
水が頻繁に行われる一般家庭では、止水時に濾材から濾
過助剤が剥離し、濾過助剤層が崩壊してしまうという問
題もある。
【0008】従来、このような濾過助剤を家庭向け浄水
器に適用する試みもなされており、次のようなものが提
案されている。 2枚の多孔質材の間に濾過助剤を充填、封入し、こ
れを濾材とする(特開昭63−156512号公報、特
開昭61−181509号公報) 濾過助剤である珪藻土のみを成形し、1250〜1
300℃で焼成して濾材とする(実開昭61−1590
16号公報) 濾過助剤に酸化アルミニウムなどの他の成分を結合
材として加えて成形、焼成して濾材とする(特開昭61
−287412号公報)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】濾過助剤を利用した濾
材のうち、の濾過助剤の充填層を形成するものでは、
焼成を行っていないため、使用により濾過助剤の充填層
が崩壊し、濾過助剤間に隙間が形成され、この隙間を水
が素通りしてしまい、濾過効果が得られなくなるという
欠点がある。
【0010】上記の濾材では、十分な強度を得るため
に1250〜1300℃という高温で焼成しているが、
この場合、珪藻土の溶融が起こり、珪藻土の持つ特異な
微細孔と粒子形状が失われるために、珪藻土が本来有す
る、目詰まりを起こさずに夾雑物を濾過するという優れ
たろ過性能が得られにくい。なお、上記温度よりも低い
焼成温度では十分に焼結しないため、使用に耐え得る十
分な強度が得られず、濾過助剤の厚さも7〜10mm、
あるいはそれ以上が必要となって濾材が大型化するとい
う問題が生じる。
【0011】また、上記の濾材では、上記の濾材よ
りも低い温度で焼結可能であるが、この濾材でも結合材
との反応、焼結によって、珪藻土特有の性能が損なわれ
てしまい、優れた濾過特性が得られにくい。
【0012】このように、濾過助剤を用いた従来の技術
では、濾材及び浄水器の小型化、強度の確保、濾過性能
の維持が難しく、家庭向け浄水器用としては普及が進ん
でいないのが現状である。
【0013】特に、小型化については、単に浄水器を小
型化するだけでは、流量が少ない;寿命が短い;浄化性
能が得られない;といった問題が生じる。
【0014】従って、本発明は、小型コンパクトで高い
浄水性能と耐熱性を有する無機質濾材とこの無機質濾材
を用いた浄水器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の無機質濾材は、
透水性セラミックスよりなる支持体の表面に濾過助剤の
固化層が積層一体化されていることを特徴とする。
【0016】本発明の無機質濾材は、透水性セラミック
スよりなる支持体と濾過助剤の固化層とを組み合わせて
一体構造とすることにより、濾材として必要な強度は支
持体の透水性セラミックスで確保しつつ、濾過助剤の固
化層で濾過性能と寿命を確保する。このように支持体の
透水性セラミクスと濾過助剤層とを一体構造とすること
により、濾過面積の小さな無機質濾材を提供することが
可能となり、従来と同等の夾雑物除去性能、濾過流量及
び寿命を維持した上で、従来よりも小型でコンパクトな
浄水器の提供が可能となる。
【0017】特に、本発明では濾過助剤として細孔容積
が0.5cc/g以上の多孔質無機粒子を用い、濾過助
剤の固化層(以下「濾過助剤層」と称す場合がある。)
の厚さを1〜6mmとすることにより、比較的低圧損で
水道水中の夾雑物を濾過助剤層で捕捉することができる
ようになり、中空糸膜、セラミックス膜のように表面で
夾雑物を捕捉するものに比べて、濾過面積を1/20程
度に小さくしながら、同等の濾過流量、寿命を確保する
ことが可能となる。特に、濾過助剤の細孔容積を1.0
cc/g以上とし、濾過助剤層の厚さを2mm以上とす
ることにより、より一層優れた性能を確保することがで
きる。
【0018】特に、濾過助剤として、珪藻土、ゼオライ
ト等の多孔質粒子を用いることにより、濾材は、透水性
セラミックスと、珪藻土やゼオライトなどの無機鉱物だ
けで構成されたものとなり、高い耐熱性を得ることがで
き、50℃以上の温水を連続的に通水しても、劣化、破
損することなく長期にわたり浄化を継続することができ
る。
【0019】本発明にかかる濾過助剤層は焼成により固
化されていることが好ましく、この焼成により支持体で
ある透水性セラミックスとの界面と反応焼結して一体化
されていることが好ましい。このように焼成を行うこと
によって、濾過助剤層は支持体の透水性セラミックスに
適度に固着したものとなり、一般家庭向け浄水器として
止水、通水を繰り返しても、濾過助剤層が剥離・崩壊す
ることがない。また、この焼成温度が800〜1240
℃であれば、濾過助剤は溶融しないので、細孔容積0.
5cc/g以上が維持され、目詰まりを抑制しながら夾
雑物を除去できる優れた濾過性能を損なうことなく、透
水性セラミックスに固着させることができる。また、焼
成の際、フラックスや酸化アルミニウムなどの結合材を
加えないことも、濾過助剤の溶融による細孔容積の低下
を防ぎ、濾過性能低下の防止に有効である。
【0020】更に、支持体の透水性セラミックスの成分
をSiO70〜88重量%、Al 5〜15重量
%、CaO5〜23重量%とすることにより、支持体と
濾過助剤との親和力が高くなり、濾過助剤層の剥離防止
効果が得られる。支持体の透水性セラミックスの成分は
SiO75〜85重量%、Al5〜10重量
%、CaO10〜20重量%であることが特に好まし
く、このような透水性セラミックスであれば、浄水器に
適用した場合に、Ca2+等のミネラル供給機能や、
Ca2+イオンの溶出に起因する濾材表面の微アルカリ
化により、細菌増殖を抑制する機能を付加させることが
可能である。
【0021】本発明の無機質濾材の濾過助剤層は、濾過
助剤の粒度及び/又は成分の異なる2以上の層よりなる
複合層であっても良い。
【0022】本発明の浄水カートリッジは、このような
無機質濾材と接合部材及び封止部材とを組み合わせて一
体構造としたもの、或いは、このような無機質濾材と、
該無機質濾材の表面に設けられた活性炭層と、接合部材
及び封止部材とを組み合わせて一体構造としたもの、或
いは、このような無機質濾材と、該無機質濾材の表面に
設けられた活性炭層と、該活性炭層の表面に更に活性炭
の崩壊を防止するための透水性を有する活性炭保護層を
設け、接合部材及び封止部材とを組み合わせて一体構造
としたものであり、コンパクトで優れたろ過性能を得る
ことができる。無機質濾材の表面に活性炭層を設けるこ
とで、水道水中の塩素の除去も可能となり、該活性炭層
の表面に更に透水性を有する活性炭保護層を設けること
で、活性炭層の崩壊を防ぐことができる。また、該活性
炭保護層の色を白色とすることにより、水道水中に含ま
れるサビなどの成分によって該浄水カートリッジの使用
に伴って活性炭保護層は変色していくため、該浄水カー
トリッジの使用状況を知る目安となる。
【0023】浄水カートリッジ表面に透水性を有する活
性炭保護層を設けた場合には、該活性炭保護層表面に装
飾及び/又は文字を表示しても良い。一般に、装飾及び
/又は文字は、透水性・柔軟性のない、例えば封止部材
の表面に表示される。しかし、本発明の如きコンパクト
な浄水カートリッジを得るためには、カートリッジ外表
面のうち、透水性を有する部分の面積を大きくし、透水
性のない部材の表面積は小さくすることが要求されるた
め、該封止部材等に装飾や文字を表示することが困難で
あった。そこで、本発明では、一般には装飾等が施され
ることがない、カートリッジ外表面の大部分を占める活
性炭保護層に着目し、該活性炭保護層に装飾及び/又は
文字を表示した。
【0024】装飾の例として、一般に認知された会社シ
ンボルマークを表示することで、使用者がカートリッジ
を購入する際にカートリッジのメーカーを改めて調べる
必要がなく、文字の例としてカートリッジ品番を表示す
ることで、使用者がカートリッジを購入する際に、別に
保管した取扱説明書等でカートリッジの品番を改めて調
べる必要がない。
【0025】また、本発明の浄水器は、このような本発
明の無機質濾材又は浄水カートリッジが組み込まれたも
のであり、複雑な操作が不要で、コンパクトさが要求さ
れる家庭向け浄水器として好適である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の無
機質濾材、浄水カートリッジ及び浄水器の実施の形態を
詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の無機質濾材の実施の形態を
示す一部を断面とした斜視図であり、図2〜4はこの無
機質濾材を組み込んだ本発明の浄水カートリッジの実施
の形態を示す縦断面図である。図5は図4の浄水カート
リッジにおいて、活性炭保護層の外表面に装飾及び/又
は文字を表示した浄水カートリッジの実施の形態を示す
側面図である。図6は図2の浄水カートリッジを組み込
んだ本発明の浄水器の実施の形態を示す縦断面図であ
る。
【0028】図1中、1は本発明の無機質濾材を示し、
この無機質濾材1は透水性セラミックスよりなる円筒形
の支持体2と濾過助剤層3とで構成されている。この無
機質濾材1は、透水性セラミックスよりなる支持体2の
外周表面上に濾過助剤の層を形成後、800〜1240
℃で焼成することで濾過助剤を適度に固化すると共に、
透水性セラミックスとの界面で固着させ、濾過助剤層3
の支持体2からの剥離や濾過助剤層3の崩壊を防いでい
る。
【0029】ここで用いられる濾過助剤としては珪藻
土、ゼオライト等の多孔質無機粒子が例示されるが、特
に本発明においては珪藻土が好適である。
【0030】このような無機質濾材1を浄水器に組み込
むには、図2〜4に示す如く、浄水器との接合部材を取
り付けた浄水カートリッジとする。
【0031】図2の浄水カートリッジ10は、支持体2
と濾過助剤層3とからなる無機質濾材1の両端に浄水器
との接合部材4と封止部材5とを取り付けたものであ
る。
【0032】無機質濾材1と接合部材4及び無機質濾材
1と封止部材5はそれぞれ接着剤6で隙間がないように
密着させて、被濾過水の全てが無機質濾材1を通過する
ような構造とされている。
【0033】なお、水道水中の夾雑物以外の、例えば残
留塩素等を除去するために、図3に示す如く、無機質濾
材1の外周に活性炭7を配置した構造とし、これに接合
部材4A及び封止部材5Aを取り付けた浄水カートリッ
ジ10Aとしても良い。この場合も、活性炭7及び無機
質濾材1と接合部材4A、活性炭7及び無機質濾材1と
封止部材5Aをそれぞれ接着剤6で隙間がないように密
着させて、被濾過水の全てが活性炭7及び無機質濾材1
を通過するような構造とする。
【0034】図4は、図3に示した浄水カートリッジ1
0Aにおける活性炭7の表面に、活性炭保護層11、活
性炭保護層12を配置した浄水カートリッジ10Bを示
す。この場合も、接合部材4B及び封止部材5Bの取り
付け部はそれぞれ接着剤6で隙間がないように密着させ
て、被濾過水の全てが活性炭保護層12、活性炭7、活
性炭保護層11及び無機質濾材1を通過するような構造
とする。
【0035】活性炭保護層11は活性炭7からなる円筒
の内表面に密着しており、このような構造とすること
で、活性炭7からなる円筒内に無機質濾材1を挿入して
浄水カートリッジ10Bを製造する方法を取っても、無
機質濾材1を挿入する際に活性炭7からなる円筒の内表
面を傷つけることがない。
【0036】活性炭7からなる円筒の外表面に活性炭保
護層12を設けることで、該活性炭7からなる円筒の崩
壊を防ぐことができる。また、活性炭保護層12の色を
白色とすることで、浄水カートリッジ10Bの使用状況
を知る目安となる。これは水道水中に含まれる夾雑物S
の一部である鉄サビなどの成分によって、浄水カートリ
ッジ10Bの使用に伴って活性炭保護層12が赤褐色に
変色していく過程を、目視で確認できるためである。
【0037】なお、ここで用いられる透水性を有する活
性炭保護層11、12としては不織布、織布、金網等が
例示されるが、特に本発明においては不織布が好適であ
る。
【0038】図5は図4に示す浄水カートリッジ10B
の透水性を有する活性炭保護層12の外表面に装飾及び
/又は文字を表示し、浄水カートリッジ10Cとしたも
のの側面図である。装飾の例として、魚等のイラストを
表示するのみでも美観が向上するが、例えば、一般に認
知された会社シンボルマークを表示することで、使用者
がカートリッジを購入する際にカートリッジのメーカー
を改めて調べる必要がない。また、文字の例としてカー
トリッジ品番や注文先の電話番号、電子メールアドレス
を表示することで、使用者がカートリッジを購入する際
に、別に保管した取扱説明書等でカートリッジの品番や
注文先を改めて調べる必要がない。また、矢印などの記
号を表示することで、カートリッジの装着方向を示すこ
とができる。
【0039】なお、装飾及び/または文字を表示する手
段としては、インクによる印刷、レーザーによる焼き付
けなどが例示されるが、特に本発明においては印刷によ
る方法が好適である。
【0040】図6は、図2に示す浄水カートリッジ10
を組み込んだ浄水器20を示す。この浄水器20の外殻
は、浄水器枠体21及び浄水器枠体22を螺合して構成
されている。浄水カートリッジ10は浄水器枠体21側
に図6に示すように組み込まれ、Oリング8で間隙が封
止されている。浄水器枠体22は図示していない給水栓
と連結されており、給水栓を開けることで、夾雑物Sを
含んだ水道水が浄水器枠体22の下部より矢印Y1に示
す如く供給される。夾雑物Sを含んだ水道水は浄水カー
トリッジ10の外側領域Aから無機質濾材1の濾過助剤
層3及び支持体2を透過して浄水カートリッジ10の内
側の領域Bに流入するが、この際、水道水中の夾雑物S
は濾過助剤層3で捕捉され、夾雑物Sを含まない清澄な
水道水が、浄水器枠体21の上部より矢印Y2に示す如
く吐水される。
【0041】この濾過の際、水道水中の夾雑物Sは濾過
助剤層3の濾過助剤の持つ独特の粒子形状と微細孔によ
って得られる高い細孔容積とその厚さにより、濾過助剤
層3の内部にまで浸透して捕捉されるので、目詰まりが
抑制され、濾材表面のみで粒子を捕捉する場合よりも同
一の濾過性能において濾過面積を1/20程度に小さく
できる。このため、無機質濾材1を小さくすることが可
能となるので、従来よりもコンパクトな浄水器20が提
供される。
【0042】また、濾過の際には、濾過助剤層3に、図
6のA領域からB領域へ流れ方向の水圧がかかるが、濾
過助剤層3は強度の高い透水性セラミックスよりなる支
持体2によって支持されているので、水圧によって濾過
助剤層3が崩壊することはない。
【0043】更に、給水栓を閉じ、水道水の供給を停止
しても、濾過助剤層3は焼成によって固化されているた
め、透水性セラミックスよりなる支持体2から剥離する
こともない。
【0044】しかも、無機質濾材1は、SiO、Al
等を中心とした無機鉱物で構成されているため、
優れた耐熱性を有し、50℃以上の温水を長期に亘り浄
化することも可能である。
【0045】外周に活性炭7を配置した図3に示す浄水
カートリッジ10A、又は、図4に示す浄水カートリッ
ジ10B、又は、図5に示す浄水カートリッジ10C
も、同様に浄水器に組み込むことができ、この場合に
は、水道水中の夾雑物のみならず、残留塩素等も除去可
能となり、更には給水停止時の濾過助剤層3の剥離防止
効果も向上する。
【0046】本発明において、濾過助剤を固化させるた
めの焼成温度が低過ぎ800℃未満では、濾過助剤を十
分固化させることができず、この温度が高過ぎ1240
℃を超えると濾過助剤が溶融して濾過助剤の微細孔や独
特の粒子形状が損なわれ、濾過性能が低下する。このた
め、焼成温度は800〜1240℃とするのが好まし
い。この焼成温度は特に1000〜1200℃であるこ
とが好ましい。
【0047】また、無機質濾材の濾過性能を十分高くす
るために、濾過助剤層の形成に用いる濾過助剤は細孔容
積が0.5cc/g以上、特に1cc/g以上であり、
支持体の透水性セラミックスの細孔容積の3倍以上であ
ることが好ましい。
【0048】なお、支持体の透水性セラミックスの細孔
容積は、過度に高いと強度が損なわれ、過度に低いと通
水抵抗が大きくなることから、0.2〜0.3cc/g
程度であることが好ましい。濾過助剤のより好適な細孔
容積は、1.0〜3.0cc/gである。
【0049】また、無機質濾材の濾過助剤層の内部での
捕捉能力を十分に得るために、濾過助剤層の厚さは1m
m以上、特に2mm以上であることが好ましく、支持体
の厚さの1倍以上であることが好ましい。濾過助剤層は
過度に厚いと無機質濾材が大型化することから6mm以
下であることが好ましい。濾過助剤層は図1に示す如
く、単一層として形成する他、粒度や成分の異なる層を
2層以上積層した複合層としても良い。
【0050】図7は粒度の異なる2層の濾過助剤層を形
成した無機質濾材1Aを示す、一部を断面とした斜視図
であり、透水性セラミックスよりなる支持体2上に、粒
度の小さい濾過助剤層3Aと粒度の大きい濾過助剤層3
Bとが積層形成されている。
【0051】このように、粒度の大きい濾過助剤層3B
を外側とし、粒度の小さい濾過助剤層3Aを内側とした
無機質濾材1Aであれば、水道水中の夾雑物のうち大き
いものを外側の濾過助剤層3Bで予め除去し、内側の濾
過助剤層3Aでより小さい夾雑物を除去することで、濾
過助剤により夾雑物を捕捉する領域を分散し、より一層
小型で長寿命な無機質濾材とすることができる。
【0052】また、このように濾過助剤層を複層化する
場合、濾過助剤の成分を変え、例えば濾過助剤層3Aを
ゼオライトで形成し、濾過助剤層3Bを珪藻土で形成し
たり、濾過助剤層3Aを風化花崗岩とし、濾過助剤層3
Bを珪藻土としたり、目的に応じて濾過助剤層の成分を
変えても良い。例えば、濾過助剤層3Aをゼオライト、
濾過助剤層3Bを珪藻土とした場合には、濾過助剤層3
Bで水道水中の夾雑物を除去し、濾過助剤層3Aで更に
有機物を吸着させることができる。この濾過助剤層3A
を風化花崗岩とした場合には、濾過助剤層3Aから溶出
するCa2+などにより、ミネラルを供給することがで
きる。以下に、本発明の無機質濾材の支持体を構成する
透水性セラミックスの好適な成分配合について説明す
る。
【0053】本発明に係る透水性セラミックスの成分配
合は、以下の理由から、SiO70〜88重量%、A
5〜15重量%、CaO5〜23重量%である
ことが好ましく、このような透水性セラミックスは、特
公平2−12899号公報に記載されている。
【0054】即ち、このような成分配合となる原料を1
240℃以下で焼成する過程において、約1000℃で
ゲーレナイト(2CaO・Al・SiO)、ワ
ラストナイト(CaO・SiO)、アノルサイト(C
aO・Al・2SiO )が生じるが、更に焼成
が進むに従い、これらのゲーレナイト等は消失し、Ca
O・Al・SiO3成分の共融反応によって低
融点の液相が生じて、SiO粒子と結合し、細孔径の
均一な透水性セラミックスを得ることができる。
【0055】特に、透水性セラミックスの成分配合は、
以下の理由からSiO75〜85重量%、Al
5〜10重量%、CaO10〜20重量%とすることが
好ましく、このような透水性セラミックスは特開平8−
217566号公報に記載されている。
【0056】即ち、SiO70〜88重量%、Al
5〜15重量%、CaO5〜23重量%の3成分で
あれば、上記の如く、その焼成過程で、ゲーレナイト、
ワラストナイト、アノルサイトが生じ、更に焼成するこ
とで消失していくが、この3成分配合を特にSiO
5〜85重量%、Al5〜10重量%、CaO1
0〜20重量%に限定することで、ワラストナイトの生
成量を増やすことが可能であり、一部を未反応のまま透
水性セラミックス中に残すことができる。ワラストナイ
トは水と接することで、Ca2+イオンを除放するた
め、ワラストナイトを含む透水性セラミックスを無機質
濾材に適用することで、Ca2+イオン等のミネラルを
特に十分に供給する機能と、Ca2+イオンの供給に起
因するフィルタ表面の微アルカリ化により、細菌増殖を
抑制する機能を同時に得ることができる。
【0057】図8はこのような成分の透水性セラミック
スよりなる支持体2を用いた無機質濾材1Bを示す、一
部を断面とした斜視図である。
【0058】濾過助剤層3の濾過助剤として、例示され
る珪藻土はSiOを80%以上含む鉱物であり、ゼオ
ライトもSiOを中心に構成される鉱物である。これ
らを材料にして透水性セラミックスよりなる支持体2の
表面に濾過助剤からなる層を形成し、800〜1240
℃で焼成すると、支持体2の透水性セラミックス表面の
低融点の液相と、濾過助剤中のSiOが、その界面で
共融反応し、反応層9が生成する。この反応層9の生成
によって、透水性セラミックスと濾過助剤との結合が強
まり、濾過助剤層3の剥離防止効果が高められる。な
お、この反応層9の生成は透水性セラミックスと濾過助
剤とが接するごく薄い界面のみで起こるため、濾過助剤
が持つ夾雑物を捕捉する性能が、反応層9の形成により
損なわれることはない。
【0059】図1〜8に示す無機質濾材は、いずれも透
水性セラミックスよりなる円筒形の支持体2の外周面上
に濾過助剤層3を一体的に形成したものであるが、本発
明の無機質濾材は、図9に示す如く、透水性セラミック
スよりなる円筒形の支持体2の内周面に濾過助剤層3を
形成した無機質濾材1Dであっても良い。このような無
機質濾材1Dであっても、図2に示す浄水カートリッジ
10と同様にして接合部材4と封止部材5を接着剤6で
取り付けた浄水カートリッジとし、これを図6の浄水器
20と同様に組み付けることにより、浄水器を構成する
ことができる。
【0060】図10は、このような浄水器20Dを示
し、無機質濾材1Dを浄水カートリッジ10Dとしたも
のが組み付けられている。この浄水器20Dでは、浄水
器枠体21は図示していない給水栓と連結されており、
給水栓を開けることで、夾雑物Sを含んだ水道水が浄水
器枠体21の上部より矢印Y1に示す如く供給される。
そして、この水道水が浄水カートリッジ10Dの内側の
領域Bから浄水カートリッジ10Dの外側の領域Aに透
過し、その間に水道水中の夾雑物Sは濾過助剤層3で捕
捉され、夾雑物Sを含まない清澄な水道水が浄水器本体
22の下部より矢印Y2に示す如く吐水される。
【0061】この浄水器20Dであっても、水道水を濾
過する際に水圧がかかっても、濾過助剤層3は、強度の
高い支持体2により支持されているため、水圧により濾
過助剤層3が崩壊することはない。また、濾過助剤層3
は焼成により固化され、支持体2に固着されているた
め、給水を停止することにより、濾過助剤層3が支持体
2から剥離することもない。
【0062】特に、この浄水器20Dでは、水道水中の
夾雑物Sが無機質濾材1Dの内側の濾過助剤層3で捕捉
され、無機質濾材1Dの外表面には浸出してこないた
め、使用済みの浄水カートリッジ10Dを交換する際
に、浄水カートリッジ10Dの外表面を手で触れても夾
雑物で手が汚れることがないという利点もある。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した通り、透水性セラミックス
よりなる支持体上に濾過助剤を積層して固化した一体構
造の本発明の無機質濾材であれば、透水性セラミックス
と濾過助剤の一体構造としたことにより、十分な強度、
寿命、耐熱性を有し、かつ高性能でコンパクトな無機質
濾材及び浄水カートリッジを提供することができる。
【0064】このような無機質濾材又は浄水カートリッ
ジを組み込んだ本発明の浄水器は家庭用浄水器として好
適であり、特に、無機質濾材の支持体の透水性セラミッ
クス成分を特定のものに選択することで、Ca2+イオ
ン等のミネラル供給が可能となり、更にはCa2+イオ
ンの供給に起因するフィルタ表面の微アルカリ化によ
り、細菌の増殖を抑制する効果を持つ浄水器を提供する
ことが可能である。更に、活性炭及び活性炭保護層を有
する浄水カートリッジ外表面のうち、該活性炭保護層の
外表面に装飾及び/又は文字を表示することで、浄水カ
ートリッジに関する情報を、ユーザーの手間を煩わせる
ことなく提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無機質濾材を示す一部を断面とした斜
視図である。
【図2】図1の無機質濾材を組み込んだ本発明の浄水カ
ートリッジの実施の形態を示す縦断面図である。
【図3】図1の無機質濾材を組み込んだ本発明の浄水カ
ートリッジの他の実施の形態を示す縦断面図である。
【図4】図1の無機質濾材を組み込んだ本発明の浄水カ
ートリッジの別の実施の形態を示す縦断面図である。
【図5】図1の無機質濾材を組み込んだ本発明の浄水カ
ートリッジの異なる実施の形態を示す側面図である。
【図6】本発明の浄水器の実施の形態を示す縦断面図で
ある。
【図7】本発明の無機質濾材の他の実施の形態を示す一
部を断面とした斜視図である。
【図8】本発明の無機質濾材の別の実施の形態を示す一
部を断面とした斜視図である。
【図9】本発明の無機質濾材の異なる実施の形態を示す
一部を断面とした斜視図である。
【図10】本発明の浄水器の他の実施の形態を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1,1A、1B,1D 無機質濾材 2 支持体 3 濾過助剤層 4,4A,4B 接合部材 5,5A,5B 封止部材 6 接着剤 7 活性炭 8 Oリング 9 反応層 10,10A,10B,10C,10D 浄水カートリ
ッジ 20,20D 浄水器 S 夾雑物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/28 C02F 1/28 R (72)発明者 中野 達也 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 村口 幸人 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 阿原 真 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 4D019 AA03 BA03 BA05 BA07 BB06 BB10 BC05 BC20 CA03 CB03 4D024 AA02 BA02 BA05 BA07 BB05 BB06 BC02 CA04 CA13 CA15 DB26 4G066 AA05B AA61A AA61B AA70A AA70B BA05 BA22 DA07 EA11 FA22 FA25 FA34 FA37

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水性セラミックスよりなる支持体の表
    面に濾過助剤の固化層が積層一体化されていることを特
    徴とする無機質濾材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記濾過助剤が多孔
    質無機粒子であり、その細孔容積が0.5cc/g以上
    であることを特徴とする無機質濾材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記濾過助剤
    の固化層の厚さが1〜6mmであることを特徴とする無
    機質濾材。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、前記濾過助剤が珪藻土、ゼオライト等の多孔質粒子
    であるであることを特徴とする無機質濾材。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、前記濾過助剤の固化層は、該濾過助剤が800〜1
    240℃で焼成されることにより形成されていることを
    特徴とする無機質濾材。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、前記濾過助剤の固化層は、粒度及び/又は成分の異
    なる2以上の層よりなることを特徴とする無機質濾材。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、前記透水性セラミックスの成分が、SiO70〜
    88重量%、Al5〜15重量%、CaO5〜2
    3重量%であることを特徴とする無機質濾材。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項におい
    て、前記支持体のセラミックスと固化層の濾過助剤とが
    界面で焼結して一体化されていることを特徴とする無機
    質濾材。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    の無機質濾材と接合部材及び封止部材とを組み合わせて
    一体構造としたことを特徴とする浄水カートリッジ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか1項記載
    の無機質濾材と、該無機質濾材の表面に設けられた活性
    炭層と、接合部材及び封止部材とを組み合わせて一体構
    造としたことを特徴とする浄水カートリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし8のいずれか1項に記
    載の無機質濾材と、該無機質濾材の表面に設けられた活
    性炭層と、該活性炭層の表面に設けられた透水性を有す
    る活性炭保護層と、接合部材及び封止部材とを組み合わ
    せて一体構造としたことを特徴とする浄水カートリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の浄水カートリッジ
    において、前記透水性を有する活性炭保護層に装飾及び
    /又は文字を表示したことを特徴とする浄水カートリッ
    ジ。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし8のいずれか1項に記
    載の無機質濾材又は請求項9ないし12のいずれか1項
    に記載の浄水カートリッジが組み込まれた浄水器。
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