JP2002320589A - 自動調光機能を備えた電子内視鏡装置 - Google Patents

自動調光機能を備えた電子内視鏡装置

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JP2002320589A JP2002039754A JP2002039754A JP2002320589A JP 2002320589 A JP2002320589 A JP 2002320589A JP 2002039754 A JP2002039754 A JP 2002039754A JP 2002039754 A JP2002039754 A JP 2002039754A JP 2002320589 A JP2002320589 A JP 2002320589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絞りのハンチングを発生させることなく、迅
速に被写体を適切な明るさに定める。 【解決手段】 CPU22で輝度平均値を算出する。操
作パネル20、キーボード21の操作により参照輝度値
をCPU22に入力する。輝度平均値と参照輝度値の差
を算出する。輝度平均値と参照輝度値の差が所定値以上
であり、絞りが前回の絞りの開閉方向と逆の方向に移動
するとき、絞り18は少ない駆動量で開閉する。また絞
り18の駆動量に対する輝度平均値の変化の比が所定値
より大きいとき、絞り18は少ない駆動量で開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡スコープを
生体内に挿入し、観察部位を照射することで撮影される
観察部位の映像をモニタ画面上に映し出す電子内視鏡装
置に関し、特に被写体の明るさを一定に維持する自動調
光に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子内視鏡装置では、生体内の観
察部位の映像を常に適正な明るさでモニタに表示するた
め、被写体の明るさを輝度値として検出し、この輝度値
に基づいてスコープのライトガイド入射端と光源の間に
ある絞りを開閉させることにより光量を自動的に調節す
る自動調光機能が備えられている。この調光方式では、
例えば、被写体の明るさの平均値を示す輝度平均値を算
出し、この輝度平均値と、被写体像の基準となる明るさ
を示す輝度値(参照輝度値)とを比較する。輝度平均値
と参照輝度値とに差があれば、その差に基づいて絞りの
目標位置までの移動量を定め、この移動量に応じて絞り
の開度を制御するモータを駆動させ、絞りを開き(もし
くは閉じ)光量を調節する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような調光方式に
おいて、迅速に適切な被写体像の明るさを得るために、
前述のモータの駆動量を多くすると、絞りが目標位置を
越えて、必要以上に移動してしまい絞りの位置が定まら
ないハンチング(発振現象)が生じる場合があり、迅速
に適切な明るさを得ることができない場合がある。
【0004】本発明は以上の問題点を解決するものであ
り、ハンチングを生じさせずに、迅速に適切な光量調整
を行う電子内視鏡装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
は、被写体像が形成される撮像素子を有する電子スコー
プと、電子スコープが着脱自在に接続されるとともに映
像を表示するための表示装置が接続され、撮像素子から
読み出される被写体像に応じた画像信号を映像信号に変
換して前記表示装置に出力するプロセッサとを備えた電
子内視鏡装置であって、光を放射する光源と、電子スコ
ープ内に形成され光源からの光を電子スコープのプロセ
ッサ側から撮像素子のある先端側に導くファイババンド
ルと、光源からの光が入射するファイババンドルの入射
端と光源との間に介在し、入射端に入射する光量を増減
させる絞りと、被写体像の明るさを所定時間間隔ごとに
適正な明るさに維持するように光量調節する光量調節手
段とを備え、光量調節手段が、撮像素子から読み出され
る画像信号に基づいて、表示装置に表示される被写体像
の明るさを示す代表輝度値を算出する代表輝度値算出手
段と、代表輝度値が被写体像の適正な明るさを示す参照
輝度値より大きいか否かを判別し、代表輝度値が参照輝
度値よりも大きければ絞りの移動方向を閉じる方向に、
代表輝度値が参照輝度値よりも小さければ前記絞りの移
動方向を開く方向に定める移動方向決定手段と、代表輝
度値と参照輝度値との輝度値差を検出する輝度値差検出
手段と、移動方向決定手段において定められた絞りの移
動方向と、輝度値差検出手段によって検出された輝度値
差とに応じて絞りの目標移動量を定め、目標移動量に応
じて絞り移動させる絞り制御手段とを有し、目標移動量
が、輝度値差に応じて定められる一連の第1の絞り移動
量と、移動方向決定手段において定められる絞りの移動
方向が前回定められた絞りの移動方向と反対方向であ
り、かつ輝度差検出手段において検出される輝度値差が
所定範囲内であるときに用いられる、第1の絞り移動量
に比べて移動量の少ない一連の第2の絞り移動量とに基
づいて定められることを特徴とする。
【0006】また、光量調節手段が、撮像素子から読み
出される画像信号に基づいて、表示装置に表示される被
写体像の明るさを示す代表輝度値を算出する代表輝度値
算出手段と、代表輝度値と前記被写体像の適正な明るさ
を示す参照輝度値との輝度値差を検出し、輝度値差に応
じた一連の第1の絞り移動量、または輝度値差に応じた
一連の第1の絞り移動量に比べて移動量の少ない一連の
第2の絞り移動量とに基づいて前記絞りを移動させる絞
り制御手段とを有し、前回の絞り移動量に対する代表輝
度値の変化の比を算出し、代表輝度値の変化の比が所定
値より小さいときは一連の第1の絞り移動量により絞り
を移動させ、代表輝度値の変化の比が所定値より大きい
ときは一連の第2の絞り移動量により絞りを移動させ
る。
【0007】また、被写体像が形成される撮像素子を有
する電子スコープと、電子スコープが着脱自在に接続さ
れるとともに映像を表示するための表示装置が接続さ
れ、撮像素子から被写体像に応じた画像信号を1フレー
ム又は1フィールドごとに読み出し、映像信号に変換し
て表示装置に出力するプロセッサとを備えた電子内視鏡
装置であって、光を放射する光源と、電子スコープ内に
形成され光源からの光を電子スコープのプロセッサ側か
ら撮像素子のある先端側に導くファイババンドルと、光
源からの光が入射するファイババンドルの入射端と光源
との間に介在し入射端に入射する光量を増減させる絞り
と、絞りを駆動させる光量調節手段とを備え、光量調節
手段が、絞りの駆動が終了してからの時間を計測する絞
り駆動計測手段とを有し、絞りの駆動が終了してから少
なくとも前記1フレーム又は1フィールド分の画像信号
が読み出されるまでの画像信号読出時間を計測した後
に、絞りを駆動させることを特徴とする。
【0008】好ましくは、輝度値差が許容される差の範
囲である許容範囲内であるか否かを判別する許容範囲判
別手段をさらに備え、許容範囲判別手段が、輝度値差が
許容範囲内であれば絞りを駆動させず、輝度値差が許容
範囲外である場合、絞りを、輝度値差に応じた目標移動
量だけ移動させる絞り制御手段を有し、許容範囲が、第
1の許容範囲と、前記第1の許容範囲に比べて範囲が広
い第2の許容範囲のどちらか一方に定められ、代表輝度
値の変化の比が所定値より小さい場合、第1の許容範囲
に基づいて判別し、代表輝度値の変化の比が所定値より
大きい場合、第2の許容範囲に基づいて判別する。
【0009】例えば、代表輝度値および参照輝度値が0
から255の輝度レベルに設定され、所定範囲が輝度レ
ベルでおよそ40である。
【0010】例えば、代表輝度値が0から255の輝度
レベルに設定され、第1の絞り移動量および第2の絞り
移動量が0から240の絞り駆動レベルに設定され、代
表輝度値の変化の比が、前回検出された代表輝度値から
今回検出された代表輝度値の差に対して、検出された第
1の絞り移動量または第2の絞り移動量のいずれかの絞
り駆動量で割ることにより算出される。好ましくは第1
の絞り移動量による場合と第2の絞り移動量による場合
との境界値となるこの比の所定値が、輝度レベルおよび
絞り駆動レベルでおよそ3である。
【0011】例えば、代表輝度値および参照輝度値が0
から255の輝度レベルに設定され、第1の許容範囲が
輝度レベルでおよそ5であり、第2の許容範囲が輝度レ
ベルでおよそ15である。
【0012】好ましくは、メインルーチンが実行される
実行時間の経過毎に1ずつ絞り駆動変数をカウントする
経過時間算出手段をさらに有し、絞り駆動変数が絞りの
駆動が終了した時に0に定められ、少なくとも絞り駆動
変数が1フレーム相当の時間または1フィールド相当の
時間を実行時間で割った値より大きい値となった後に絞
りを駆動させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は第1の実施の形態であ
る電子内視鏡装置を示すブロック図である。この電子内
視鏡装置は電子スコープであるスコープ30を生体内に
挿入し、観察部位Sの映像をスコープ30、プロセッサ
10を介してモニタ23の画面上に表示させる装置であ
る。
【0014】スコープ30内には、光ファイババンドル
のライトガイド32が設けられており、プロセッサ10
にスコープ30が接続された状態で、プロセッサ10内
のキセノンランプ等の光源19からの光をスコープ30
の先端側へ導く。プロセッサ10内に設けられる光源1
9から放射された光は、光を収束させる集光レンズ27
を介してライトガイド32の入射端32aに入射する。
ライトガイド32を伝搬した光はライトガイド32の出
射端32bから出射し、光の配光角を広げる配光レンズ
34を介して観察部位Sを照射する。観察部位Sに照射
される光量は、光源19と集光レンズ27との間に設け
られる絞り18により調節され、絞り18の開閉にした
がって絞り18を通過し入射端32aに入射する光量が
増減される。絞り18は、絞り制御回路17からのパル
ス信号により制御されるステッピングモータ26によっ
て駆動される。
【0015】観察部位Sの像は、対物レンズLを介し
て、CCD等の撮像素子31上に結像される。撮像素子
31の各画素上には赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)のカラーモザイクフィルタが設けられ、光電変換
により各色に応じた画像信号が発生する。発生した1フ
レーム分の画像信号は所定間隔毎に順次読み出され、プ
ロセッサ10に送られる。なお、本実施形態では撮像方
式としてNTSC方式が採用されており、1/30sec
間隔毎に1フレーム分の画像信号が読み出される。言い
換えると、ここでは1フレーム相当の時間=1/30se
cとなる。
【0016】プロセッサ10に送られた1フレーム分の
画像信号は、CCDプロセス回路11においてそれぞれ
各色(R、G、B)に応じた画像信号毎に分離され、増
幅される。増幅された画像信号は、A/D変換器12に
おいてアナログの画像信号からデジタルの画像信号に変
換され、信号処理回路13に送られる。
【0017】信号処理回路13では、画像信号に対する
リセット雑音の除去等の処理が行われ、処理された画像
信号はホワイトバランス調整回路14に送られる。
【0018】ホワイトバランス調整回路14では、各色
(R、G、B)に応じた画像信号に基づいて色温度補正
処理(ホワイトバランス調整)が施される。ここでは、
白い被写体を撮像した時に、その画像を構成する全ての
画素におけるR、G、Bの画像信号の比が1になるよう
に調整される。ホワイトバランス調整された画像信号は
D/A変換器24と信号変換回路25とに送られる。D
/A変換器24では、デジタルの画像信号はアナログの
画像信号に変換され、ビデオプロセス回路15に送られ
る。ビデオプロセス回路15では、R、G、Bの画像信
号が映像信号であるNTSC信号等に変換され、モニタ
23に送られる。これによりモニタ23の画面上におい
て観察部位Sの映像が映し出される。
【0019】信号変換回路25ではR、G、B各色に応
じた画像信号に基づいて1フレーム分の輝度信号が求め
られる。この輝度信号はヒストグラム処理回路16に送
られる。ヒストグラム処理回路16では、輝度信号に基
づいてヒストグラム処理が施され、ヒストグラムデータ
が生成される。生成されたヒストグラムデータは、CP
U22によって読み出される。CPU22では、ヒスト
グラムデータに基づいて1フレーム分の被写体像の輝度
の平均値を示す輝度平均値(代表輝度値)が算出され
る。
【0020】CPU22には、操作パネル20における
スイッチの操作や、キーボード21の操作による信号が
入力され、これにより自動調光時の基準輝度値となる参
照輝度値の設定や、モニタ23における表示画面の変更
等が行われる。また、ステッピングモータ26を駆動す
るための制御信号がCPU22から絞り制御回路17に
送られる。
【0021】絞り制御回路17では、送られてきた制御
信号に基づき、絞り18を開く正相のパルス数か、若し
くは絞り18を閉じる逆相のパルス数のパルス信号がス
テッピングモータ26に送られる。このパルス信号がス
テッピングモータ26に送られるとステッピングモータ
26が駆動(正回転または逆回転)し、これにより絞り
18が開閉する。
【0022】スコープ30内のEEPROM33には、
CCD31の画素数等のスコープ30の特性に関するデ
ータが記憶されており、スコープ30がプロセッサ10
に接続されたときにCPU22によって読み出される。
【0023】図2は絞り18およびステッピングモータ
26を、絞り18から光源19へ向かう方向にみたとき
の平面図である。
【0024】絞り18の先端部18a(遮蔽部)は、光
源19から平行に出射する光束(不図示)を全て遮光で
きるような円形状から形成されている。先端部18aか
ら延びる平板状の支持アーム18bの端部には、ステッ
ピングモータ26がギア(図示せず)を介して接続され
ており、ステッピングモータ26が回転すると、絞り1
8はステッピングモータ26の回転軸を中心に回転す
る。絞り18が回転すると、先端部18aの位置に応じ
て、絞り18を通過する光量、すなわち観察部位Sに照
射される光量が変化する。ここでは、絞り18が光源1
9の光束側に移動する方向を絞り18の閉じる方向、絞
り18が光源19の光束から離れる方向を絞りの開く方
向とする。
【0025】鉛直線に対する絞り18の回転角度aは、
絞り18が開くほど増加し、全閉で0°、全開で30°
である。すなわち、絞り18はステッピングモータ26
の回転軸を中心に0〜30°の範囲で回転(移動)す
る。ステッピングモータ26の回転軸の回転量を示す回
転量変数pは、0〜240の値を取り、0で絞り18は
全閉、240で絞り18は全開となる。絞り18の回転
角度aとステッピングモータ26の回転量変数pには線
形関係が成り立っており、絞り18の回転角度aが1°
に対し、ステッピングモータ26の回転量変数pは8と
なる。本実施形態では、回転角度aの代わりに回転量変
数pによって絞り18の位置、すなわち開度を示す。例
えば、回転量変数pが120である場合、絞り18の開
度は全開の時を基準として半分の開度となる。
【0026】さらに、本実施形態では、ステッピングモ
ータ26に入力されるパルス数vpに関し、1パルスは
回転量変数pを1だけ変動させる。例えば、パルス数v
p=16のパルス信号がステッピングモータ26に送ら
れた場合、回転量変数pは16だけ変動し、絞り18を
開かせる(閉じさせる)。このとき、絞り18は2°だ
け移動する。このように、パルス数vpは、絞り18の
移動量(目標変動)に対応する。
【0027】図3は、CPU22によって実行される電
子内視鏡装置全体の動作に関するメインルーチンを示す
フローチャートである。電源スイッチ(図示せず)がオ
ン状態に定められると、ステップS101において絞り
18、各制御に関する変数、モニタ23の画面上の文字
表示等がそれぞれ初期値に設定される。
【0028】ステップS102では、操作パネル20に
おけるスイッチ操作に基づいて、光源19の明るさの設
定や自動調光時の参照輝度値の設定等が行われる。ステ
ップS103では、キーボード21の操作に基づいて、
モニタ23への文字の入力や表示画面の変更等が行われ
る。
【0029】ステップS104ではスコープ30の接続
に関する処理が施され、新たにスコープ30がプロセッ
サ10に接続されると、接続されたスコープ30のEE
PROM33からスコープ特性に関するデータが読み出
される。ステップS105では、その他の処理、例え
ば、モニタ23の画面上において時刻が表示される。以
上のようなメインルーチンは電源がオフ状態に定められ
るまで繰り返し行われる。またそれぞれの各ステップに
おいてはサブルーチンが実行される。
【0030】図4は、自動調光による光量調整動作を示
す割り込みルーチンである。この割り込みルーチンは、
約1/30secごとに開始されるルーチンであり、図3
のステップS102〜S105が実行されている間に割
り込んで処理される。以下では、図5、図6、図7を同
時に参照しながら光量調整動作について説明する。
【0031】ステップS201では、1画面分のヒスト
グラムのデータがヒストグラム処理回路16からCPU
22によって読み出される。ヒストグラムは図5に示す
ように、モニタ23の画面上に表示される被写体像の各
画素の輝度に応じた輝度レベルとしてとりうる値(0〜
255)を横軸とし、その横軸の各輝度値に応じた画素
の個数(度数)を縦軸にとったグラフであり、被写体像
の各画素の輝度分布が示される。そして、輝度平均値v
aは、次式に示すようにヒストグラムの横軸の各輝度値
に対応する画素の数を乗じたものの総和を1フレーム分
の画素数で割ることにより算出される。ただし、jは輝
度レベルを表し、njは輝度レベルjの度数を表す。 va=(Σnj×j)/Σnj (j=0〜255) …(1)
【0032】ステップS202では輝度平均値vaと参
照輝度値vrとの差(|va−vr|)が許容範囲値C
1よりも大きいか否かが判定される。参照輝度値vr
は、観察部位Sに適正な光量の光が照射されている(画
面が適度な明るさに保たれている)状態の輝度平均値で
あり、ここでは「128」である。また、許容範囲値C
1は輝度平均値vaと参照輝度値vrとの差の許容値を
示す値であり、ここでは「5」である。輝度平均値va
と参照輝度値vrとの差が許容範囲値C1よりも大きい
と判定された場合、ステップS203に進む。一方、輝
度平均値vaと参照輝度値vrとの差が許容範囲値C1
より大きいと判定されなかった場合、実質的に輝度平均
値vaは参照輝度値vrと等しいとみなされ、光量調節
は実行されず、割り込みルーチンは終了する。
【0033】ステップS203では、輝度平均値vaが
参照輝度値vrよりも大きいか否か、すなわち、被写体
像が参照輝度値vrよりも明るいか否かが判定される。
輝度平均値vaが参照輝度値vrよりも大きいと判定さ
れた場合、後述するステップS204〜S209が実行
され、画面を明るすぎる状態から適正な明るさに戻すた
めに絞り18が閉じるように光量調節される。逆に、輝
度平均値vaが参照輝度値vrよりも大きいと判定され
なかった場合、後述するステップS210〜S215が
実行され、画面を暗すぎる状態から適正な明るさの状態
に戻すために絞り18が開くように光量調節される。
【0034】ステップS203において、輝度平均値v
aが参照輝度値vrよりも大きいと判定された場合、す
なわち被写体像が明るすぎる場合、ステップS204に
進む。ステップS204では輝度平均値vaと参照輝度
値vrとの差が所定値C3より小さいか否かが判定され
る。所定値C3は、絞り18がハンチングを起こす可能
性がある、輝度平均値vaと参照輝度値vrとの差の範
囲を示す値である。ここで所定値C3は「40」であ
る。なお、所定値C3は許容範囲値C1より大きい値で
あり、例えば「5」〜「255」の範囲ならよい。
【0035】ハンチングは、参照輝度値vrに相対的に
近い値の輝度平均値vaに対して、必要以上に絞り18
を駆動させることにより生じる。そこで本実施形態で
は、絞り18の移動の基準となる輝度平均値vaと参照
輝度値vrとの差が所定値C3より小さい場合、すなわ
ち輝度平均値vaと参照輝度値vrが相対的に近い値の
ときにはハンチングが発生する可能性があると判定す
る。
【0036】ステップS204において輝度平均値va
と参照輝度値vrとの差がC3より小さくないと判定さ
れたとき、すなわちハンチングの発生する可能性がない
ときは、ステップS205に進む。ステップS205で
は、図6に示す表T1を用いてパルス数vpが求められ
る。表T1は、絞り18の移動量に応じたパルス数vp
を定めるための表であり、表T1には、輝度平均値va
と参照輝度値vrとの差に対し、その差の範囲に応じた
パルス数vpが示されている。例えば、輝度平均値va
と参照輝度値vrとの差が44である場合、パルス数v
pは「10」であり、絞り18の移動量(回転量変数p
の変化量)は10に定められる。なお、表T1は、メモ
リ(図示せず)にあらかじめデータとして格納されてい
る。パルス数vpが求められると、ステップS208に
移る。
【0037】一方、ステップS204において、輝度平
均値vaと参照輝度値vrとの差が所定値C3より小さ
いと判定されたとき、すなわちハンチングの発生する可
能性があるときは、ステップS206に進む。ステップ
S206では、前回の絞り18の移動する方向を示す移
動方向変数vdが、絞り18が開く方向であることを表
す「1」であるか否かが判定される。ハンチングは、絞
り18の開閉動作が交互に実行されるときに発生する。
そこで本実施形態では、前回の光量調整動作において定
められた絞り18の移動方向と、これから設定される移
動方向とが異なる場合はハンチングの発生する可能性が
あると判定する。
【0038】ステップS206において、移動方向変数
vdが「1」でない、すなわち絞り18のこれから移動
する方向が前回の移動方向と同じであり、ハンチングの
発生する可能性がないと判定されたときは、通常の光量
調節を実行するためステップS205に進み、表T1に
基づいてパルス数vpが定められる。ステップS205
においてパルス数vpが定められると、ステップS20
8に移る。
【0039】一方、ステップS206において、移動方
向変数vdが「1」である、すなわち絞り18のこれか
ら移動する方向が、前回の移動方向と反対であり、ハン
チングの発生する可能性があると判定された場合、ステ
ップS207に進む。ステップS207では、図7に示
す表T2を用いてパルス数vpが定められ、ステップS
208に移る。
【0040】ステップS207に進む場合、すなわち、
輝度平均値vaと参照輝度値vrとの差が所定値C3よ
り小さく(ステップS204)、かつ絞り18のこれか
らの移動方向と前回の移動方向とが反対のとき(ステッ
プS206)は、通常の光量調整時におけるパルス数v
pを定める表T1と比較して、パルス数vpが少なめに
設定されている表T2によってパルス数vpが定められ
る。表T1と表T2とを比較すると、例えば輝度平均値
vaと参照輝度値vrとの差が34である場合、表T1
によると上述のようにパルス数vpは「10」である
が、表T2によるときのパルス数vpは「5」である。
このようにハンチングの発生する可能性がある場合には
少ないパルス数vpによりステッピングモータ26を駆
動させることにより、絞り18が必要以上に多く移動す
ることが防止され、目標位置前後の移動を繰り返すハン
チングを回避することが可能となる。なお、表T2は、
表T1と同じようにあらかじめデータとしてメモリに記
憶されている。
【0041】ステップS208では、移動方向変数vd
が絞り18が閉じる方向に移動することを表す「0」に
定められ、ステップS209に進む。ステップS209
では絞り18が表T1若しくは表T2に基づいて定めら
れたパルス数vpだけ閉じる方向に移動する。その後、
このルーチンは終了する。
【0042】ステップS203において、逆に輝度平均
値vaが参照輝度値vrより大きくないと判定された場
合、すなわち画面の明るさが暗すぎる場合、ステップS
210に進む。ステップS210〜ステップS215で
は、上述のステップS204〜ステップS209と同様
の処理が行われる。
【0043】ステップS210では、輝度平均値vaと
参照輝度値vrとの差が所定値C3より小さいか否かが
判定される。輝度平均値vaと参照輝度値vrとの差が
所定値C3より小さくないと判定された場合、通常の光
量調節を実行するためステップS211に進み、表T1
に基づいてパルス数vpが定められる。ステップS21
1においてパルス数vpが定められると、ステップS2
14に移る。
【0044】一方、ステップS210において輝度平均
値vaと参照輝度値vrとの差が所定値C3より小さい
と判定された場合、ステップS212に進む。ステップ
S212では移動方向変数vdが「0」に定められてい
るか否かが判定される。移動方向変数vdが「0」に定
められていないと判定された場合、すなわち前回の絞り
18の移動方向が開く方向であった場合、通常の光量調
節を実行するためステップS211に進む。ステップS
211においてパルス数vpが定められると、ステップ
S214に移る。
【0045】一方、ステップS212において、移動方
向変数vdが「0」に定められていると判定された場
合、ステップS213に進む。ステップS213では、
図7に示す表T2を用いてパルス数vpが定められ、ス
テップS214に移る。
【0046】ステップS214では、移動方向変数vd
が絞り18が開く方向に移動することを表す「1」に定
められ、ステップS215に進む。ステップS215で
は絞り18が表T1若しくは表T2に基づいて定められ
たパルス数vpだけ開く方向に移動する。その後、この
ルーチンは終了する。
【0047】以上のように第1の実施形態では、輝度平
均値va(被写体像の明るさ)と参照輝度値vrとの差
が所定値C3以下であり、且つ、現ルーチンで設定され
た絞り18の移動方向と前回のルーチンで設定された移
動方向が反対である時は、ハンチングの発生する可能性
があるとみなして、パルス数vpを少なく設定し、絞り
18の移動量を通常より少なくする。これにより、ハン
チングを起こす可能性がある場合は、必要以上に絞り1
8が移動することを防止し、ハンチングの発生を防止す
ることができる。ハンチングを起こす可能性がない場合
は、通常のパルス数vpに従って迅速に絞り18を移動
させることができる。
【0048】なお、本実施形態においては、ヒストグラ
ムに基づいて輝度平均値vaを取得したが、ヒストグラ
ムによらずに被写体像の輝度を検出してもよいことは言
うまでもない。また輝度平均値vaの代わりに各画素の
輝度値を大きさの順に並べたときの真中の値の輝度値で
ある中央輝度値や1画面の中の最大値であるピーク値を
参照輝度値vrと比較して自動調光してもよい。
【0049】本実施形態は、パルス数vpと回転量変数
pとが線形関係にあり、また、回転量変数pと回転角度
aとが線形関係にあるが、回転量変数pとパルス数vp
および回転量変数pと回転角度aとが線形関係でない場
合、回転量変数pとパルス数vpおよび回転角度aと回
転量変数pとを満たす関係式(例えば、p=f(v
p)、a=g(p))に基づいて絞り18の移動量、す
なわちパルス数vpを定めればよい。また、絞り18は
図2に示すような軸支回りに回転する絞りに限定され
ず、他の絞り(例えば、U字型絞り、スリット状の絞り
等)であってもよい。
【0050】次に図8、図9および図10を用いて第2
の実施形態について説明する。第2の実施形態では第1
の実施形態と異なり、被写体とスコープ30とが近接し
ているとき等に生じる、絞り18の移動量に対する輝度
平均値vaの変化の比が大きい場合をハンチングの発生
する可能性がある場合とみなして、表T2に基づいて定
められたパルス数vpにより絞り18を駆動させる。ま
た第2の実施形態においては、前回の絞り18の駆動終
了時から1フレーム相当の時間が経過した後に、絞り1
8を駆動させる。その他の構成については、第1の実施
形態と同じである。
【0051】図8は、CPU22によって実行される電
子内視鏡装置全体の動作に関するメインルーチンを示す
フローチャートである。ステップS251〜ステップS
254は、図3に示すステップS101〜ステップS1
04と同じであり、ステップS256と図3に示すステ
ップS105は同じである。
【0052】ステップS255では、カウンタvnにつ
いて、1だけインクリメントされる。このメインルーチ
ンが実行される度に計数されるカウンタvnは、後述す
る絞り18の駆動終了時に「0」に定められる。本実施
形態においてメインルーチンは約1.3msecで実行され
るので、カウンタvnを判定することにより、絞り18
の駆動が終了してからの経過時間が判断される。
【0053】図9は、第2の実施形態における自動調光
による光量調整動作を示す割り込みルーチンである。第
1の実施形態と同様、この割り込みルーチンは、約1/
30secごとに開始されるルーチンであり、図8のステ
ップS252〜ステップS256が実行されている間に
割り込んで処理される。
【0054】ステップS301では、カウンタvnが絞
り駆動定数C5より大きいか否かが判定される。カウン
タvnは、絞り18の駆動が終了した時に「0」に定め
られ、図8に示すメインルーチンが実行される度に計数
されるカウンタである。絞り駆動定数C5は、1フレー
ム相当の時間に対応する値であり、ここでは「26」で
ある。すなわち、ステップS301では絞り18の駆動
が終了してから26回以上メインルーチンが実行された
か否かが判定される。なお、絞り駆動定数C5は1フレ
ーム相当の時間より長い時間に対応していればよく、例
えば26〜30の範囲の値でもよい。
【0055】ステップS301においてカウンタvnが
絞り駆動定数C5より大きくないと判定された場合、す
なわち前回の絞り18の駆動終了から1フレーム相当の
所定時間が経過していないと判定された場合、光量調整
は実行されず割り込みルーチンは終了する。
【0056】一方、ステップS301においてカウンタ
vnが絞り駆動定数C5より大きいと判定された場合、
すなわち前回の絞り18駆動時から1フレーム相当の所
定時間が経過したと判定された場合、ステップS302
に進む。ステップS302では、1画面分のヒストグラ
ムのデータに基づいて輝度平均値vaが算出され、ステ
ップS303に進む。
【0057】ステップS303では、前回の光量調整動
作において検出輝度変数vfに設定された値、すなわち
前回に算出された輝度平均値が前回輝度変数vtに設定
され、今回算出された輝度平均値vaが検出輝度変数v
fに設定される。検出輝度変数vfは検出された輝度平
均値vaの値を記憶するための変数であり、前回輝度変
数vtは、前回の光量調整動作時に検出された輝度平均
値vaの値を記憶しておくための変数である。本実施形
態では、ハンチングが発生する可能性のある状態である
か否かを判定するため、輝度平均値vaの変化の比を算
出する。この変化の比の算出に検出輝度変数vf、前回
輝度変数vtが用いられる。
【0058】ステップS304では輝度平均値vaと参
照輝度値vrとの差(|va−vr|)が許容範囲値C
1よりも大きいか否かが判定される。輝度平均値vaと
参照輝度値vrとの差が許容範囲値C1よりも大きいと
判定されるとステップS305に進む。一方、輝度平均
値vaと参照輝度値vrとの差が許容範囲値C1より大
きくないと判定された場合、実質的に輝度平均値vaは
参照輝度値vrと等しいとみなされ、光量制御は実行さ
れず、割り込みルーチンは終了する。
【0059】ステップS305では、パルス数vpに対
する輝度平均値vaの変化の比(Δa/vp)が許容変
化定数C6より小さいか否かが判定される。Δaは検出
輝度変数vfと前回輝度変数vtとの差を示す値であ
り、このΔaを前回の光量調節処理で定められたパルス
数vpで割ることにより、輝度平均値vaの変化の比が
算出される。輝度平均値vaの変化の比が大きい場合
は、絞り18の駆動により必要以上に輝度平均値vaが
変化するので、輝度平均値vaが参照輝度値vrの値に
定まりにくく、ハンチングが生じやすい。そこで本実施
形態では、輝度平均値vaの変化の比が所定値(許容変
化定数C6)より大きい場合はハンチングが発生する可
能性があると判定する。なお、許容変化定数C6は、パ
ルス数vpに対する輝度平均値vaの変化の比における
ハンチングの発生しない範囲を示す値であり、ここでは
「3」である。許容変化定数C6の値は2〜4の範囲の
値でもよい。
【0060】輝度平均値vaの変化の比(Δa/vp)
が許容変化定数C6より小さいと判定された場合、後述
するステップS306〜S309が実行され、ハンチン
グの発生する可能性がないので通常の光量調整に関する
表T1によりパルス数vpが設定される。逆に、輝度平
均値vaの変化の比(Δa/vp)が許容変化定数C6
より小さくないと判定された場合、すなわち絞り18の
駆動により必要以上に輝度平均値vaが変化し、ハンチ
ングを起こす可能性がある場合、後述するステップS3
10〜S313が実行され、ハンチングの発生する可能
性があるので、表T1と比べてパルス数vpの少ない表
T2によりパルス数vpが設定される。
【0061】ステップS305において、輝度平均値v
aの変化の比(Δa/vp)が許容変化定数C6より小
さいと判定された場合、すなわちハンチングを起こす可
能性がないと判定された場合、ステップS306に進
み、表T1に基づいてパルス数vpが定められる。ステ
ップS306においてパルス数vpが定められると、ス
テップS307に移る。ステップS307では輝度平均
値vaが参照輝度値vrよりも大きいか否かが判定され
る。輝度平均値vaが参照輝度値vrよりも大きいと判
定された場合、ステップS308に進み、画面を明るす
ぎる状態から適正な明るさに戻すために絞り18が閉
じ、ステップS314に移る。逆に、ステップS307
において輝度平均値vaが参照輝度値vrよりも大きく
ないと判定された場合、ステップS309に進み、画面
を暗すぎる状態から適正な明るさの状態に戻すために絞
り18が開き、ステップS314に移る。
【0062】一方、ステップS305において、輝度平
均値vaの変化の比(Δa/vp)が許容変化定数C6
より小さくないと判定された場合、すなわちハンチング
を起こす可能性がある場合、通常の光量調節より少ない
パルス数により光量調整を実行するためステップS31
0に進み、表T2に基づいてパルス数vpが定められ
る。ステップS310においてパルス数vpが定められ
ると、ステップS311に移る。ステップS311では
輝度平均値vaが参照輝度値vrよりも大きいか否かが
判定される。輝度平均値vaが参照輝度値vrよりも大
きいと判定された場合、ステップS312に進み、画面
を明るすぎる状態から適正な明るさに戻すために絞り1
8が閉じ、ステップS314に移る。逆に、ステップS
311において輝度平均値vaが参照輝度値vrよりも
大きくないと判定された場合、ステップS313に進
み、画面を暗すぎる状態から適正な明るさの状態に戻す
ために絞り18が開き、ステップS314に移る。
【0063】ステップS314では、絞り18の駆動終
了から1フレーム相当の時間を計測するための変数であ
るカウンタvnが「0」に定められ、その後、このルー
チンは終了する。
【0064】図10はCPU22によって実行されるメ
インルーチンと、割り込みルーチンの実行の流れの一例
を示すタイミングチャートであり、横軸は時間(t)で
ある。ここでは、絞り18の駆動は、点Aから点A´の
間と、点Cから点D´の間で実行されている。点Aから
点A´までの時間は1/30sec(1フレーム相当の時
間)以下であり、点Cから点D´までの時間は1/30
sec以上1/15(2/30)sec未満である。ここでは
図8に示すメインルーチンの実行と、図9に示す割り込
みルーチンとの実行の時間的順序について説明する。
【0065】上述のようにメインルーチンでは、絞り1
8の駆動が終了した時にカウンタvnは0に定められ、
メインルーチンが実行されるたびにカウンタvnの値が
1だけインクリメントされる。一方、割り込みルーチン
はカウンタvnが絞り駆動定数C5より大きい値のとき
に、絞り18を駆動させる。
【0066】割り込みルーチンは、点Aから1/30se
cごとに実行され、点B〜点Fにおいて実行される。点
Aにおいて割り込みルーチンが実行され、絞り18の駆
動が開始され、点A´において絞り18の駆動が終了す
ると、カウンタvnが0に定められる。カウンタvnは
点A´からメインルーチンが実行されるたびに1ずつイ
ンクリメントされる。本実施形態では、メインルーチン
は約1.3msecで実行され、カウンタvnが「26」以
上の値に定められたときに割り込みルーチンにおいて絞
り18の駆動が実行可能となるので、次回絞り18の駆
動が実行されるのは、1.3msec×26=33.8msec
以上の時間が経過した後である。この絞り18の駆動が
実行可能となる時間は画像信号の1フレーム相当の時間
に対応する。
【0067】点Bでは、点Aでの割り込みルーチン開始
から1/30secが経過したので、再び割り込みルーチ
ンが開始される。このとき、カウンタvnは絞り駆動定
数C5の値より小さい、すなわち点A´での絞り駆動終
了からメインルーチンは26回実行されていないので、
絞り駆動はされずにメインルーチンに戻る。すなわち、
図9においてステップS301からそのままメインルー
チンに戻る。
【0068】点Cでは、点Bでの割り込みルーチン開始
から1/30secが経過したので、割り込みルーチンが
開始される。このときカウンタvnは絞り駆動定数C5
の値より大きい、すなわち点A´での絞り駆動終了から
メインルーチンは26回以上実行されているので、絞り
18の駆動が実行される。すなわち、図9におけるステ
ップS301からステップS302以降の絞り駆動動作
が実行される。
【0069】点Dでは、点Cでの割り込みルーチン開始
から1/30secが経過しているが、前回の割り込みル
ーチンが終了していないときは割り込みルーチンは実行
されない。
【0070】点Eでは、点Dから1/30sec経過した
ので割り込みルーチンが開始される。このとき点D´に
おける絞り駆動終了から所定時間経過していないので、
絞り駆動は実行されず、点Eから1/30sec経過後の
点Fにおける割り込みルーチンで絞り駆動が実行され
る。これにより、前回の絞り駆動が完了し、この結果が
反映された後に読み出された画像信号に基づいて次の絞
り駆動が実行されるので、正確な光量調整が実行され
る。なお、絞り18の駆動が実行可能となる時間は画像
信号の1フィールド相当の時間に対応してもよい。
【0071】以上のような第2の実施形態によれば、例
えば被写体とスコープ30が近接している場合等におけ
る絞り18の駆動量に対する被写体の明るさの変化の比
が大きいときにはハンチングの発生する可能性があると
みなし、パルス数vpを少なく設定する。これにより、
被写体の明るさの変化の比が大きいときは必要以上に絞
り18は移動しないので、ハンチングを防止することが
できる。ハンチングを起こす可能性がない場合は通常の
パルス数vpにより絞り18を移動させるので迅速に適
正光量を得ることができる。
【0072】このとき輝度平均値vaの変化の比(Δa
/vp)の算出、及び絞り18の駆動を、前回の駆動終
了時から1フレーム相当の時間が経過した後に実行し、
前回の絞り18の駆動の結果が反映された被写体の輝度
により絞り18を移動させるので、正確に絞り18の移
動量を定めることができる。
【0073】次に図11を用いて第3の実施形態を説明
する。第3の実施形態ではハンチングを起こす可能性が
ある場合には通常の場合と比較して、輝度平均値vaと
参照輝度値vrとの差の許容範囲値を大きく設定する。
すなわち、実質的に輝度平均値vaと参照輝度値vrと
が等しいと判定される範囲を広くする。その他の構成に
ついては、第2の実施形態と同じである。
【0074】図11は、第3の実施形態における自動調
光による光量調整動作を示す割り込みルーチンである。
ステップS401〜ステップS403の実行は、図9の
ステップS301〜ステップS303の実行と同じであ
る。
【0075】ステップS404では、パルス数vpに対
する輝度平均値vaの変化の比(Δa/vp)が許容変
化定数C6より小さいか否かが判定される。輝度平均値
vaの変化の比(Δa/vp)が許容変化定数C6より
小さいと判定された場合、すなわちハンチングを起こす
可能性がない場合、通常の光量調節を実行するためステ
ップS405に進み、輝度平均値vaと参照輝度値vr
との差(|va−vr|)が第1の許容範囲値C1Sよ
りも大きいか否かが判定される。第1の許容値C1S
は、輝度平均値vaと参照輝度値vrとの差の許容値を
示す値であり、ハンチングを起こす可能性のない場合に
おける光量調整の実行に用いられる。ここでは第1の許
容範囲値C1Sは「5」である。
【0076】輝度平均値vaと参照輝度値vrとの差が
第1の許容範囲値C1Sよりも大きいと判定された場
合、ステップS406に進む。一方、輝度平均値vaと
参照輝度値vrとの差が第1の許容範囲値C1Sより大
きくないと判定された場合、実質的に輝度平均値vaは
参照輝度値vrと等しいとみなされ、光量制御は実行さ
れず、割り込みルーチンは終了する。
【0077】ステップS406では表T1に基づいてパ
ルス数vpが定められ、ステップS407に移る。ステ
ップS407では輝度平均値vaが参照輝度値vrより
も大きいか否か、すなわち、絞り18を駆動させる方向
が判定される。輝度平均値vaが参照輝度値vrよりも
大きいと判定された場合、ステップS408に進み、画
面を明るすぎる状態から適正な明るさに戻すために絞り
18が閉じ、ステップS410に移る。逆に、平均輝度
値vaが参照輝度値vrよりも小さいと判定された場
合、ステップS409に進み、画面を暗い状態から適正
な明るさの状態に戻すために絞り18が開き、ステップ
S410に移る。ステップS410では、カウンタvn
が「0」に定められ、その後、このルーチンは終了す
る。
【0078】一方、ステップS404において、輝度平
均値vaの変化の比(Δa/vp)が許容変化定数C6
より小さくないと判定された場合、すなわちハンチング
を起こす可能性があると判定された場合、通常の光量調
節の実行と比較して少ないパルス数により光量調整を実
行するためステップS411に進み、輝度平均値vaと
参照輝度値vrとの差(|va−vr|)が第2の許容
範囲値C1Lよりも大きいか否かが判定される。第2の
許容値C1Lは、輝度平均値vaと参照輝度値vrとの
差の許容値を示す値であり、ハンチングを起こす可能性
のある場合における光量調整の実行に用いられる。ここ
で第2の許容範囲値C1Lは「15」である。第2の許
容値C1Lは、通常の光量調整の実行において用いられ
る第1の許容範囲値C1Sと比較して、許容幅が大きく
設定されている。これにより輝度平均値vaと参照輝度
値vrとの差が微小な場合に生じるハンチングを回避す
ることができる。
【0079】ステップS411において輝度平均値va
と参照輝度値vrとの差が第2の許容範囲値C1Lより
も大きいと判定された場合、ステップS412に進む。
一方、輝度平均値vaと参照輝度値vrとの差が第2の
許容範囲値C1Lより大きいと判定されなかった場合、
実質的に輝度平均値vaは参照輝度値vrと等しいとみ
なされ、光量調整は実行されず、割り込みルーチンは終
了する。
【0080】ステップS412では表T2に基づいてパ
ルス数vpが定められる。ステップS412においてパ
ルス数vpが定められると、ステップS413に移る。
ステップS413では輝度平均値vaが参照輝度値vr
よりも大きいか否かが判定される。輝度平均値vaが参
照輝度値vrよりも大きいと判定された場合、ステップ
S414に進み、画面を明るすぎる状態から適正な明る
さに戻すために絞り18が閉じ、ステップS416に移
る。逆に、輝度平均値vaが参照輝度値vrよりも小さ
いと判定された場合、ステップS415に進み、画面を
暗い状態から適正な明るさの状態に戻すために絞り18
が開き、ステップS416に移る。ステップS416で
は、カウンタvnが「0」に定められ、その後、このル
ーチンは終了する。
【0081】以上のような第3の実施形態によれば、ハ
ンチングを起こす可能性が高くなるときは、輝度平均値
vaと参照輝度値vrとを実質的に同じであるとみなす
許容範囲幅を広く設定するので、ハンチングを防ぐこと
ができる。
【0082】なお、第1の実施形態においても、第2の
実施形態、第3の実施形態と同様に、絞り18が駆動を
終了してから、この絞り駆動が反映された画像信号(1
フレーム又は1フィールド相当)が読み出される時間経
過後に次の絞り駆動を開始させる(ステップS301、
ステップS401)ように制御することにより、ハンチ
ングの発生をさらに防止するようにしてもよい。すなわ
ちこの絞り18の駆動が反映された画像信号が読み出さ
れる時間経過後に次の絞り駆動を開始させることのみに
よってハンチングを防止することが可能である。
【0083】なお、第1〜第3の実施形態では、プロセ
ッサ10内に設けられた光源19からの光に対して、絞
り18の開閉動作により光量調節し、観察部位Sを照射
する構成であるが、スコープ30の先端に例えばLED
ランプを設けて、観察部位Sを照射してもよい。この場
合、第1〜第3の実施形態におけるパルス数vpはLE
Dランプに送られる電流量に対応する。
【0084】
【発明の効果】このように本発明によれば、ハンチング
を発生させることなく迅速に的確な光量制御を行う電子
内視鏡装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子内視鏡装置のブロック図である。
【図2】絞りを示した平面図である。
【図3】電子内視鏡装置全体の動作の流れを示したメイ
ンルーチンである。
【図4】自動調光による光量調整を示す割り込みルーチ
ンである。
【図5】ヒストグラムを示した図である。
【図6】輝度平均値と参照輝度値との差に対する第1の
パルス数を示した表を表す図である。
【図7】輝度平均値と参照輝度値との差に対する第2の
パルス数を示した表を表す図である。
【図8】第2の実施形態における電子内視鏡装置全体の
動作の流れを示したメインルーチンである。
【図9】第2の実施形態における自動調光による光量調
整を示す割り込みルーチンである。
【図10】メインルーチンと割り込みルーチンの実行の
流れを示す図である。
【図11】第3の実施形態における自動調光による光量
調整を示す割り込みルーチンである。
【符号の説明】
18 絞り 22 CPU 26 ステッピングモータ va 輝度平均値 vr 参照輝度値 vp パルス数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/238 H04N 5/238 Z 7/18 7/18 M Fターム(参考) 2H040 BA10 BA11 CA02 CA09 GA02 GA11 4C061 CC06 GG01 LL02 MM05 NN01 QQ09 RR02 RR15 RR18 RR22 5C022 AA09 AB12 AB15 AC03 AC42 AC69 5C054 AA01 AA05 CA04 CC07 CE06 EA01 ED02 FA00 FC04 FC15 GA00 HA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    電子スコープと、前記電子スコープが着脱自在に接続さ
    れるとともに映像を表示するための表示装置が接続さ
    れ、前記撮像素子から読み出される前記被写体像に応じ
    た画像信号を映像信号に変換して前記表示装置に出力す
    るプロセッサとを備えた電子内視鏡装置であって、 光を放射する光源と、 前記電子スコープ内に形成され、前記光源からの光を前
    記電子スコープのプロセッサ側から前記撮像素子のある
    先端側に導くファイババンドルと、 前記光源からの光が入射する前記ファイババンドルの入
    射端と前記光源との間に介在し、前記入射端に入射する
    光量を増減させる絞りと、 前記被写体像の明るさを所定時間間隔ごとに適正な明る
    さに維持するように光量調節する光量調節手段とを備
    え、 前記光量調節手段が、 前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、前
    記表示装置に表示される前記被写体像の明るさを示す代
    表輝度値を算出する代表輝度値算出手段と、 前記代表輝度値が前記被写体像の適正な明るさを示す参
    照輝度値より大きいか否かを判別し、前記代表輝度値が
    前記参照輝度値よりも大きければ前記絞りの移動方向を
    閉じる方向に、前記代表輝度値が前記参照輝度値よりも
    小さければ前記絞りの移動方向を開く方向に定める移動
    方向決定手段と、 前記代表輝度値と前記参照輝度値との輝度値差を検出す
    る輝度値差検出手段と、 前記移動方向決定手段において定められた前記絞りの移
    動方向と、前記輝度値差検出手段によって検出された前
    記輝度値差とに応じて前記絞りの目標移動量を定め、前
    記目標移動量に応じて前記絞り移動させる絞り制御手段
    とを有し、 前記目標移動量が、 前記輝度値差に応じて定められる一連の第1の絞り移動
    量と、 前記移動方向決定手段において定められる前記絞りの移
    動方向が前回定められた前記絞りの移動方向と反対方向
    であり、かつ前記輝度差検出手段において検出される前
    記輝度値差が所定範囲内であるときに用いられる、前記
    第1の絞り移動量に比べて移動量の少ない一連の第2の
    絞り移動量とに基づいて定められることを特徴とする電
    子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    電子スコープと、前記電子スコープが着脱自在に接続さ
    れるとともに映像を表示するための表示装置が接続さ
    れ、前記撮像素子から読み出される前記被写体像に応じ
    た画像信号を映像信号に変換して前記表示装置に出力す
    るプロセッサとを備えた電子内視鏡装置であって、 光を放射する光源と、 前記電子スコープ内に形成され、前記光源からの光を前
    記電子スコープのプロセッサ側から前記撮像素子のある
    先端側に導くファイババンドルと、 前記光源からの光が入射する前記ファイババンドルの入
    射端と前記光源との間に介在し、前記入射端に入射する
    光量を増減させる絞りと、 前記被写体像の明るさを所定の時間間隔ごとに適正な明
    るさに維持するように光量調節する光量調節手段とを備
    え、 前記光量調節手段が、 前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、前
    記表示装置に表示される被写体像の明るさを示す代表輝
    度値を算出する代表輝度値算出手段と、 前記代表輝度値と前記被写体像の適正な明るさを示す参
    照輝度値との輝度値差を検出し、前記輝度値差に応じた
    一連の第1の絞り移動量、または前記輝度値差に応じた
    前記一連の第1の絞り移動量に比べて移動量の少ない一
    連の第2の絞り移動量とに基づいて前記絞りを移動させ
    る絞り制御手段とを有し、 前回の前記絞り移動量に対する前記代表輝度値の変化の
    比を算出し、前記代表輝度値の変化の比が所定値より小
    さいときは前記一連の第1の絞り移動量により前記絞り
    を移動させ、前記代表輝度値の変化の比が前記所定値よ
    り大きいときは前記一連の第2の絞り移動量により前記
    絞りを移動させることを特徴とする電子内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    電子スコープと、前記電子スコープが着脱自在に接続さ
    れるとともに映像を表示するための表示装置が接続さ
    れ、前記撮像素子から前記被写体像に応じた画像信号を
    1フレーム又は1フィールドごとに読み出し、映像信号
    に変換して前記表示装置に出力するプロセッサとを備え
    た電子内視鏡装置であって、 光を放射する光源と、 前記電子スコープ内に形成され、前記光源からの光を前
    記電子スコープのプロセッサ側から前記撮像素子のある
    先端側に導くファイババンドルと、 前記光源からの光が入射する前記ファイババンドルの入
    射端と前記光源との間に介在し、前記入射端に入射する
    光量を増減させる絞りと、 前記絞りを駆動させる光量調節手段とを備え、 前記光量調節手段が、 前記絞りの駆動が終了してからの時間を計測する絞り駆
    動計測手段とを有し、 前記絞りの駆動が終了してから少なくとも前記1フレー
    ム又は1フィールド分の画像信号が読み出されるまでの
    画像信号読出時間を計測した後に、前記絞りを駆動させ
    ることを特徴とする電子内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記輝度値差が許容される差の範囲であ
    る許容範囲内であるか否かを判別する許容範囲判別手段
    をさらに備え、 前記許容範囲判別手段が、 前記輝度値差が前記許容範囲内であれば前記絞りを駆動
    させず、前記輝度値差が前記許容範囲外である場合、前
    記絞りを、前記輝度値差に応じた目標移動量だけ移動さ
    せる絞り制御手段を有し、 前記許容範囲が、第1の許容範囲と、前記第1の許容範
    囲に比べて範囲が広い第2の許容範囲のどちらか一方に
    定められ、 前記代表輝度値の変化の比が前記所定値より小さい場
    合、前記第1の許容範囲に基づいて判別し、前記代表輝
    度値の変化の比が前記所定値より大きい場合、前記第2
    の許容範囲に基づいて判別することを特徴とする請求項
    2に記載の電子内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 前記代表輝度値および前記参照輝度値が
    0から255の輝度レベルに設定され、前記所定範囲が
    前記輝度レベルでおよそ40であることを特徴とする請
    求項1に記載の電子内視鏡装置。
  6. 【請求項6】 前記代表輝度値が0から255の輝度レ
    ベルに設定され、前記第1の絞り移動量および前記第2
    の絞り移動量が0から240の絞り駆動レベルに設定さ
    れ、 前記代表輝度値の変化の比が、前回検出された代表輝度
    値から今回検出された代表輝度値の差に対して、前回検
    出された前記第1の絞り移動量または前記第2絞り移動
    量のいずれかの絞り駆動量で割ることにより算出される
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡装置。
  7. 【請求項7】 前記所定値が前記輝度レベルおよび前記
    絞り駆動レベルでおよそ3であることを特徴とする請求
    項6に記載の電子内視鏡装置。
  8. 【請求項8】 前記代表輝度値および前記参照輝度値が
    0から255の輝度レベルに設定され、前記第1の許容
    範囲が前記輝度レベルでおよそ5であり、前記第2の許
    容範囲が前記輝度レベルでおよそ15であることを特徴
    とする請求項4に記載の電子内視鏡装置。
  9. 【請求項9】 メインルーチンが実行される実行時間の
    経過毎に1ずつ絞り駆動変数をカウントする経過時間算
    出手段をさらに有し、 前記絞り駆動変数が前記絞りの駆動が終了した時に0に
    定められ、 少なくとも前記絞り駆動変数が1フレーム相当の時間ま
    たは1フィールド相当の時間を前記実行時間で割った値
    より大きい値になった後に前記絞りを駆動させることを
    特徴とする請求項3に記載の電子内視鏡装置。
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