JP2002320140A - 画像切り換え装置 - Google Patents

画像切り換え装置

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JP2002320140A
JP2002320140A JP2001122739A JP2001122739A JP2002320140A JP 2002320140 A JP2002320140 A JP 2002320140A JP 2001122739 A JP2001122739 A JP 2001122739A JP 2001122739 A JP2001122739 A JP 2001122739A JP 2002320140 A JP2002320140 A JP 2002320140A
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Japan
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image
switching
special effect
processing
unit
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Application number
JP2001122739A
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English (en)
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Senzaburo Nakamura
泉三郎 中村
Teruo Kajiura
照雄 梶浦
Norimasa Ozaki
典雅 尾崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特殊効果処理による画面遷移に合わせて、切
り換える操作を、効率的に行う。 【解決手段】 合成切り換え制御部5は、受信した進行
比率指定情報に基づいて、所定の画像合成切り換え部2
aおよび2bにおける処理動作の進行比率を制御する。
また、特殊効果処理部3aおよび3bは、特殊効果処理
を施して、画像合成切り換え部2aまたは2bに出力す
る。この特殊効果処理部3aおよび3bでは、入力画像
信号の選択切り換え動作を行うタイミングの基準となる
進行比率の設定値が、処理パターンとしてあらかじめ設
定され、進行比率の指定値がこの設定値を通過するたび
に、合成切り換え制御部5に対して選択指示情報を送出
する。合成切り換え制御部5は、フィールド間あるいは
フレーム間に、画像合成切り換え部2aまたは2bにお
いて、該当する特殊効果処理部3aまたは3bに対して
出力している画像の選択切り換え処理を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された複数の
画像信号に対して、拡大縮小等の特殊効果処理を伴う切
り換え出力を行うことが可能な画像切り換え装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】放送局や映像編集の現場等においては、
ビデオプレーヤー等からの複数の入力映像の切り換えや
合成等を行って出力する、いわゆるスイッチャ装置が広
く使用されているが、近年では、入力映像に対して拡大
縮小、回転等の様々な特殊効果をデジタル処理によって
加えた映像に対して、合成や切り換えを行って出力する
機会が高まり、入力された映像に対して特殊効果を与え
る特殊効果処理装置を、上記のスイッチャ装置とともに
使用することが多くなっている。
【0003】以下、スイッチャ装置と特殊効果処理装置
とを使用して特殊効果が施された映像を出力する画像切
り換え装置の例について説明する。図12に、従来の画
像切り換え装置の概略構成例を示す。
【0004】図12に示す画像切り換え装置300は、
入力される複数の画像信号に対する出力の切り換えおよ
び合成処理を行うスイッチャ装置である画像合成切り換
え部310と、画像合成切り換え部310からの画像信
号に対して各種の特殊効果処理を与える特殊効果処理部
320と、画像合成切り換え部310における出力切り
換えおよび合成処理に対する操作入力を行うための切り
換え操作入力部330と、特殊効果処理部320におけ
る特殊効果処理に対する操作入力を行うための特殊効果
操作入力部340によって構成される。この画像切り換
え装置300では、画像合成切り換え部310と特殊効
果処理部320とを組み合わせて、特殊効果処理を伴う
出力画像の切り換えや合成処理を実現することが可能で
ある。
【0005】画像合成切り換え部310は、入力された
複数の画像信号を選択して複数の出力チャンネルに接続
する入力選択部311と、入力選択部311からの出力
画像信号に対して種々の合成処理を施して出力する合成
処理部312と、これらの入力選択部311および合成
処理部312の動作を制御する合成切り換え制御部31
3によって構成される。入力選択部311は、外部から
の複数の画像信号が入力される入力ライン314a〜3
14iのそれぞれを、合成処理部312への複数の入力
バス315a〜315cのいずれかに接続させるマトリ
クス状の選択スイッチ群316を具備し、これによって
外部からの複数の画像信号が選択されて合成処理部31
2に入力される。この選択スイッチ群316における入
力画像の選択動作は、合成切り換え制御部313によっ
て制御される。なお、入力ライン314a〜314iお
よび入力バス315a〜315cが設けられる数は、こ
れに限ったことではない。
【0006】合成処理部312は、複数の入力バス31
5a〜315cからの画像信号に対して、種々の画像切
り換え処理および合成処理を行って出力する。この合成
処理部312において行うことが可能な処理としては、
通常の画像合成出力処理の他に例えば、一方の画像上に
他方の画像を重ねて表示する、いわゆるキーイング合成
処理や、元の画像と新たな画像との境界が、画面の一方
から他方へ移動しながら画像が切り換えられていく、い
わゆるワイプ機能を用いた処理(以下、ワイプ処理と呼
称する)等が含まれる。また、合成処理部312は、複
数の入力バス315a〜315cのうちの任意の画像信
号を、特殊効果処理部320に対して出力する機能を有
し、またこの画像信号に対して特殊効果処理部320で
種々の特殊効果処理が施され、出力された画像信号の入
力を受けて、この画像信号を用いて画像切り換え処理や
合成処理を行うことが可能となっている。
【0007】この合成処理部312では、例えば、あら
かじめ設定された処理パターンにしたがって、所定の画
像切り換え処理および合成処理が行われる。この処理パ
ターンでは、例えばキーイング合成処理を用いて画像を
切り換えるか、あるいはワイプ処理を用いて切り換える
か、あるいは合成する比率を変化させて切り換えるか等
の、合成処理部312における処理動作の種類が指定さ
れるだけでなく、元の画像と新たな画像との境界位置や
合成比率等が時間経過とともにどのように移動して画像
表示が切り換えられるかといった、その処理動作の時系
列的な遷移状況について指定する情報が含まれる。ま
た、この処理パターンによって指定された処理動作の進
行の度合いは、処理パターンが指定された初期状態を0
%とし、この指定された処理パターンにしたがった画像
の切り換え処理や合成処理が徐々に進行して、処理動作
が終了した状態を100%とみなす進行比率という概念
で与えられる。合成処理部312では、合成切り換え制
御部313によって処理パターンや進行比率が制御され
て、処理動作が進行する。
【0008】合成切り換え制御部313は、切り換え操
作入力部330より出力される制御信号に基づいて、入
力選択部311および合成処理部312における処理動
作を制御する。例えば、合成処理部312における処理
パターンを指定するパターン指定情報と、指定した処理
パターンによる処理動作の進行比率を指定する進行比率
指定情報と、選択スイッチ群316における入力画像の
選択切り換え動作について指示する選択指示情報とを含
む制御信号を、切り換え操作入力部330より受信し
て、入力選択部311および合成処理部312に対して
これらにおける処理動作を指定することで制御を行う。
【0009】切り換え操作入力部330は、合成処理部
312における処理パターンや進行比率、および入力選
択部311における入力画像の選択切り換え動作等を指
示、指定するためのスイッチ類を具備し、これらの操作
によってパターン指定情報、進行比率指定情報および選
択指示情報を生成して合成切り換え制御部313に送出
する。例えば、テンキーやボタンスイッチ等により合成
処理部312における処理パターンの番号や入力選択部
311において接続させる入力ライン314a〜314
iおよび入力バス315a〜315cの番号の指定が行
われ、フェーダスイッチの移動により合成処理部312
における進行比率の指定が行われる。また、切り換え操
作入力部330では、スイッチ類の操作により、合成処
理部312における処理パターンの内容を設定すること
が可能となっている。
【0010】一方、特殊効果処理部320は、合成処理
部312から出力された画像に対して、例えば拡大縮
小、回転、表示位置の移動、変形、色調変化、および輝
度変化の強調等のデジタル演算を伴う各種の特殊効果処
理を施す機能を有する。この特殊効果処理部320で
は、合成処理部312と同様に、特殊効果処理の種類や
その動作遷移の情報があらかじめ設定された処理パター
ンが、特殊効果操作入力部340より指定され、この処
理パターンによる処理動作の進行比率も特殊効果操作入
力部340によって制御される。
【0011】特殊効果操作入力部340は、特殊効果処
理部320における特殊効果処理の処理パターンおよび
その進行比率を指定するためのスイッチ類を具備し、こ
の操作により特殊効果処理部320に対して処理パター
ンを指定するパターン指定情報と、進行比率を指定する
進行比率指定情報とを含む制御信号を、特殊効果処理部
320に対して送出する。切り換え操作入力部330と
同様に、例えば、テンキーやボタンスイッチ等により処
理パターンの番号の指定が行われ、フェーダスイッチの
移動により進行比率の指定が行われる。また、特殊効果
操作入力部340では、スイッチ類の操作により、特殊
効果処理部320における処理パターンの内容を設定す
ることが可能となっている。
【0012】このように、画像切り換え装置300で
は、切り換え操作入力部330および特殊効果操作入力
部340において、画像合成切り換え部310および特
殊効果処理部320におけるそれぞれの処理動作を操作
することによって、特殊効果処理部320による特殊効
果を伴うキーイング処理やワイプ処理等の表示切り換え
処理および合成処理を行うことが可能となっている。
【0013】また、特殊効果処理部320における処理
パターンとして、画像合成切り換え部310の合成処理
部312における処理動作を指定する処理パターンに対
応して設定し、この合成処理部312と共通の進行比率
の指定にしたがって処理動作を進行させることによっ
て、特殊効果処理部320の処理動作を、合成処理部3
12の処理動作と連動させることが可能となる。この場
合、画像合成切り換え部310と特殊効果処理部320
とに対する共通の制御情報が切り換え操作入力部330
より合成切り換え制御部313に供給され、特殊効果処
理部320には、パターン指定情報および進行比率指定
情報が、合成切り換え制御部313を介して供給され
る。すなわち、特殊効果処理部320と合成処理部31
2とに対する動作制御を、切り換え操作入力部330の
みで行うことが可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、放送
局等では、出力画像に対してより複雑な特殊効果を施す
ことが要求されている。例えば、出力する画像を切り換
える動作の際に、元の画像から次の画像へ、複雑な特殊
効果を伴って画面の状態が遷移する機能が要求されてい
る。また、特に生放送等においてこのような機能を使用
する場合は、操作が間違いにくく、容易であることが重
要となっている。
【0015】画像切り換え時において使用することが望
まれている特殊効果として、いわゆるフリップ機能を用
いた処理(以下、フリップ処理と呼称する)が挙げられ
る。ここで、図13にフリップ処理を伴う画像切り換え
動作における画面の遷移例を示す。
【0016】図13に示す画面131から画面137ま
での画面遷移では、3系統の画像130a、130bお
よび130cが使用され、画像130aに対して画面の
左方向から徐々に表示が消されていくワイプ処理が行わ
れ、画像130bおよび130cに対しては、拡大縮小
処理と表示位置の移動処理が行われている。また、これ
に加えて画像130bおよび130cの表示に対して
は、フリップ機能が用いられている。フリップ機能と
は、画面上の画像を紙に描いたものと見なした場合に、
画面に平行な軸に沿ってこの紙を回転させたように画像
の表示を遷移させる機能で、図13では、画像130b
は画面132〜134の遷移で、正面を向いた状態から
画面状の水平軸に対して90°分だけ徐々に回転し、画
像130cは画面135〜137の遷移で、画面に平行
な方向すなわち上下方向を向いた状態から正面を向く状
態となるまで90°分だけ徐々に回転している。
【0017】この図13におけるフリップ機能を用いた
画面遷移では、画面132において正面を向いて現れた
画像130bが徐々に回転されて、画面134に至った
後さらに裏返され、画面135のように裏面の画像13
0cに切り換えられるというイメージの表示がなされて
いる。この画面遷移を上記の画像切り換え装置300に
おいて実現する場合、まず入力選択部311の入力ライ
ン314a〜314iのいずれかより画像130bが選
択されて合成処理部312より特殊効果処理部320に
送出され、フリップ機能による特殊効果処理がなされた
画像130bが合成処理部312に再び供給されること
により表示が行われる。この後、画面134の表示状態
となった時点で、入力選択部311における入力画像信
号の選択が画像130bから画像130cへ切り換えら
れることによって、画像130cの表示が開始される。
【0018】画像切り換え装置300では、画像合成切
り換え部310および特殊効果処理部320における処
理パターンを設定し、進行比率を指定することによっ
て、図13のような画面が出力される遷移動作が実現さ
れるが、この処理パターンの実行中に入力画像信号の切
り換えを行うためには、進行比率の指定の他に、選択指
示情報を受信することによって、入力選択部311にお
いて選択した入力画像を切り換えるように指示される必
要がある。ここで、図14に特殊効果処理の実行中に選
択された入力画像信号の選択切り換え動作を行う場合の
画像切り換え装置300における通信シーケンスを示
し、図13および図14を用いて画像切り換え装置30
0における制御の流れを詳述する。
【0019】図14において、T141は画像切り換え
装置300の動作開始前の状態であり、切り換え操作入
力部330および特殊効果操作入力部340により、合
成処理部312および特殊効果処理部320のそれぞれ
における処理パターンの内容が設定される。合成処理部
312では、図13における画像130aと、画像13
0bおよび130cとのワイプ処理についての進行比率
に応じた動作遷移が所定の番号の処理パターンとして設
定され、特殊効果処理部320では、画像130bおよ
び130cに対するフリップ機能による拡大縮小処理お
よび表示位置の移動処理についての動作遷移が、合成処
理部312における処理パターンに対応して設定され
る。次に、T142のタイミングにおいて、画像切り換
え装置300の処理動作が開始され、切り換え操作入力
部330よりパターン指定情報を含む制御信号が合成切
り換え制御部313に対して送出され、合成処理部31
2における処理パターンが指定される。また、パターン
指定情報は合成切り換え制御部313を介して特殊効果
処理部320にも供給され、対応する処理パターンが指
定される。
【0020】この後、切り換え操作入力部330より進
行比率指定情報を含む制御信号が送出され、進行比率の
指定値の増加に応じて、画面131〜134のように表
示が遷移する。例えばT143のタイミングにおいて、
合成処理部312および特殊効果処理部320のそれぞ
れに対して、進行比率指定情報により10%の進行比率
が指定され、これに基づき、指定された処理パターンに
よって進行比率10%での処理動作が行われて、画面1
32のような画像が出力される。その後、T144のタ
イミングで50%の進行比率が指定されて、この進行比
率での処理動作が行われる。このときの出力画像が例え
ば画面134のようになり、画像130bが表示面に対
して90°回転された状態となる。この直後のT145
のタイミングでは、切り換え操作入力部330における
ボタンスイッチ等による操作入力により、合成処理部3
12に対して入力画像信号の選択切り換え動作を指示す
るための選択指示情報が出力され、これに基づき、入力
選択部311において、画像130bに代わり画像13
0cの信号が選択されて入力されるように、入力ライン
314a〜314iのいずれかに切り換えられる。この
選択切り換え動作は、例えば画面134のような進行比
率50%における画像の出力されるフィールドまたはフ
レームと、その次のフィールドまたはフレームとの間の
タイミングで行われる。
【0021】また、このとき実際の画面134上では表
示画像の切り換えは発生せず、この後に進行比率の指定
値がさらに増加した時点で、切り換えられた画像130
cの表示が開始され、画面134〜137のように表示
が遷移する。例えばT146のタイミングで進行比率7
0%が指定されて、画面135のような表示となり、さ
らに進行比率の指定値が増加されて、T147のタイミ
ングにおいて進行比率100%が指定され、画面137
のように、ワイプ処理によって画像130aの表示が消
えて、画像130cの全面表示となり、この処理パター
ンによる処理動作の終了となる。
【0022】従来、このような画面の遷移動作を実現す
る場合、画像切り換え装置300のオペレータは例え
ば、表示される画面の遷移をモニタによって視認しなが
ら、切り換え操作入力部330の具備するフェーダスイ
ッチを動かして進行比率を指定し、画面134の表示状
態となった時点で、ボタンスイッチ等を用いて入力選択
部311における入力の選択切り換え動作に対する指示
を行っていた。しかし、フェーダスイッチの操作を行い
ながら所望のタイミングで選択切り換え動作の指示を行
う操作は容易ではなかった。特に、図13の例では進行
比率を0〜100%まで徐々に増加させたが、この進行
比率は増減を繰り返すように指定してもよく、さらに、
1つの処理パターン中では、複数の進行比率の値におい
て選択切り換え動作を行うように画面の遷移動作を設定
することもできるため、このような場合に表示画面を視
認しながら、所定の進行比率の値を通過する時点でその
都度選択切り換え動作の指示を行うことは、操作が複雑
になって困難であった。
【0023】また、上記のような画像の遷移動作の途上
で入力選択部311における入力の選択切り換え動作を
行うタイミングをあらかじめ時間的に設定し、進行比率
の指定による遷移動作の開始後、設定された時刻に自動
的に選択切り換え動作を行うようにすることも可能であ
る。しかし、進行比率の増減による動作遷移と選択切り
換え動作のタイミングを同期させることは容易ではな
く、違和感のない画面遷移を得ることは困難であった。
【0024】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、特殊効果処理による画面遷移に合わせて、
選択された入力画像信号を切り換える操作を、効率的に
容易に行うことが可能な画像切り換え装置を提供するこ
とを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、入力された複数の画像信号に対して、拡
大縮小等の特殊効果処理を伴う切り換え出力を行うこと
が可能な画像切り換え装置において、入力された画像に
対して前記特殊効果処理を行う複数の特殊効果処理部
と、外部から入力された複数の画像と、前記複数の画像
からの任意の1つまたは複数の選択画像を所定の前記特
殊効果処理部に出力し、前記特殊効果処理が施されて再
び入力された特殊効果画像とを用いて、表示切り換え処
理および合成処理を行うことが可能な1つまたは複数の
画像合成切り換え部と、前記1つまたは複数の画像合成
切り換え部から出力される前記選択画像を所定の前記特
殊効果処理部に出力するとともに、所定の前記特殊効果
処理部からの前記特殊効果画像を、前記選択画像の出力
に対応する前記画像合成切り換え部の入力に対して出力
する接続切り換え部と、前記画像合成切り換え部および
前記特殊効果処理部のそれぞれにおける処理の種類およ
び動作遷移について一体にあらかじめ設定された処理パ
ターンを指定するパターン指定情報と、前記画像合成切
り換え部および前記特殊効果処理部における前記処理パ
ターンによる処理の進行比率を指定する進行比率指定情
報とを含む入力制御信号に基づいて、使用する前記特殊
効果処理部を割り当て、割り当てた前記特殊効果処理部
に対して前記パターン指定情報および前記進行比率指定
情報を転送してこれらに応じた処理を実行させるととも
に、割り当てた前記特殊効果処理部と前記画像合成切り
換え部との前記選択画像および前記特殊効果画像の入出
力を対応させて接続させるように前記接続切り換え部を
制御する割り当て管理部と、前記入力制御信号に基づい
て、前記画像合成切り換え部における前記表示切り換え
処理および前記合成処理を制御するとともに、前記入力
制御信号に含まれる前記進行比率指定情報に基づく前記
進行比率の指定値が、増加および減少の途中で、前記処
理パターンによってあらかじめ設定された前記進行比率
の設定値を通過するごとに、前記割り当て管理部におい
て割り当てられた前記特殊効果処理部に対して出力する
前記選択画像を切り換える選択切り換え処理を行うよう
に、前記画像合成切り換え部を制御する合成切り換え制
御部と、を有することを特徴とする画像切り換え装置が
提供される。
【0026】このような画像切り換え装置では、画像合
成切り換え部および特殊効果処理部のそれぞれにおける
処理の種類および動作遷移とともに、画像合成切り換え
部から所定の特殊効果処理部に出力する選択画像に対す
る選択切り換え処理を行うタイミングを示す進行比率の
値が、処理パターンとして一体にあらかじめ設定され
る。動作の際は、入力制御信号に含まれるパターン指定
情報によって処理パターンを指定し、入力制御信号に含
まれる進行比率指定情報によって、画像合成切り換え部
における表示切り換え処理および合成処理の進行と、特
殊効果処理部における特殊効果処理の進行とが制御され
るとともに、画像合成切り換え部における選択画像に対
する選択切り換え処理が制御されるので、進行比率指定
情報のみを変化させることにより、1つの処理パターン
による特殊効果処理の途上で特殊効果処理部に出力され
る選択画像の選択を切り換えることができる。これによ
り、画像合成切り換え部による表示切り換え処理および
合成処理において、所望の表示状態での表示画像の切り
換えが伴う特殊効果処理が施された画像を用いる場合
に、このような処理を容易な操作によって実現すること
が可能となる。
【0027】また、例えば、選択切り換え処理を行うタ
イミングを示す進行比率の設定値を、進行比率の指定値
が通過するごとに、画像合成切り換え部における選択切
り換え処理を指示する選択指示情報が特殊効果処理部よ
り出力され、合成切り換え制御部はこの選択指示情報を
受信し、この選択指示情報に基づいて画像合成切り換え
部における選択切り換え処理を制御するようにした場合
は、特殊効果処理の進行状況に応じて、特殊効果処理と
選択切り換え処理とを容易に正確に連動させることが可
能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず図1に、本発明の画像切り換
え装置の概略構成例を示す。
【0029】図1に示す画像切り換え装置1は、入力さ
れる複数の画像信号に対する出力切り換え処理、および
合成処理を行うスイッチャ装置である、複数の画像合成
切り換え部2aおよび2bと、画像合成切り換え部2a
および2bからの画像信号に対して各種の特殊効果を与
える複数の特殊効果処理部3aおよび3bと、画像合成
切り換え部2aおよび2bにおける特殊効果処理部3a
および3bへの入出力と、特殊効果処理部3aおよび3
bにおける入出力との接続切り換えを行う接続切り換え
部4と、入力制御信号Cに基づいて画像合成切り換え部
2aおよび2bの動作を制御する合成切り換え制御部5
と、入力制御信号Cに基づいて特殊効果処理部3aおよ
び3bを割り当てて制御するとともに、接続切り換え部
4における動作を制御する割り当て管理部6と、画像合
成切り換え部2aおよび2bにおける出力切り換え処理
および合成処理に対する操作入力等を行うための切り換
え操作入力部7と、特殊効果処理部3aおよび3bにお
ける特殊効果処理の処理パターンを設定するための特殊
効果設定部8によって構成される。
【0030】この画像切り換え装置1では、各画像合成
切り換え部2aおよび2bと、任意の特殊効果処理部3
aおよび3bとを組み合わせて、特殊効果処理を伴う入
力画像の切り換え処理や合成処理を実現することが可能
である。また、複数の特殊効果処理部3aおよび3b
は、各画像合成切り換え部2aおよび2bのどれと組み
合わせて使用することも可能となっている。なお、図1
では例として2つの画像合成切り換え部2aおよび2b
が設けられているが、これに限らず任意の数だけ設けら
れてもよい。また、2つの特殊効果処理部3aおよび3
bが設けられているが、これより多く設けられてもよ
い。
【0031】画像合成切り換え部2aおよび2bは、外
部からの複数の画像信号を受けて、出力する画像を切り
換える機能および合成出力する機能を有する。この画像
の切り換えおよび合成出力機能としては、通常の画像合
成出力処理の他に例えば、一方の画像上の空白部に他方
の画像をはめ込むことで、一方の画像上に他方の画像を
重ねて表示するキーイング合成処理や、元の画像と新た
な画像との境界が、画面の一方から他方へ移動しながら
画像が切り換えられていくワイプ処理等が可能となって
いる。また、各画像合成切り換え部2aおよび2bから
出力された画像信号は、例えば放送出力用機器やビデオ
記録装置等に送出される。
【0032】さらに、画像合成切り換え部2aおよび2
bは、入力を選択した画像信号の中から任意のものを、
特殊効果処理部3aまたは3bに対して出力する機能を
有し、またこの画像信号に対して特殊効果処理部3aま
たは3bで種々の特殊効果処理が施され、出力された画
像信号の入力を受けて、この画像信号を用いて画像切り
換え処理や合成処理を行うことが可能となっている。
【0033】ここで、図2に画像合成切り換え部2aの
内部構造例を示す。なお、画像合成切り換え部2aおよ
び2bは同じ内部構成を有するため、ここでは例として
画像切り換え部2aについて述べる。
【0034】画像合成切り換え部2aは、入力された複
数の画像信号を選択して複数の出力チャンネルに接続す
る入力選択部21と、入力選択部21からの出力画像信
号に対して種々の合成処理を施して出力する合成処理部
22によって構成される。入力選択部21は、外部から
の複数の画像信号が入力される入力ライン23a〜23
iのそれぞれを、合成処理部22への複数の入力バス2
4a〜24cのいずれかに接続させるマトリクス状の選
択スイッチ群25を具備し、これによって外部からの複
数の画像信号が選択されて合成処理部22に入力され
る。なお、入力ライン23a〜23iおよび入力バス2
4a〜24cが設けられる数は、これに限ったことでは
ない。
【0035】この選択スイッチ群25における入力画像
の選択動作は、切り換え操作入力部7より送出された入
力制御信号Cに含まれる選択指示情報に基づき、合成切
り換え制御部5によって制御される。また、この選択指
示情報は、後述するように、任意の入力バス24a〜2
4cを通じ、合成処理部22を介して画像信号が送出さ
れている特殊効果処理部3aまたは3bから、合成切り
換え制御部5に対して送出されることもある。
【0036】一方、合成処理部22は、複数の入力バス
24a〜24cからの画像信号に対して、キーイング合
成処理やワイプ処理等を含む種々の画像切り換え処理お
よび合成処理を行って出力する。また、合成処理部22
は、複数の入力バス24a〜24cのうちの任意の画像
信号を、接続切り換え部4を介して特殊効果処理部3a
または3bに対して出力する機能を有し、またこの画像
信号に対して特殊効果処理部3aまたは3bで種々の特
殊効果処理が施され、出力された画像信号の入力を受け
て、この画像信号を用いて画像切り換え処理や合成処理
を行うことが可能となっている。また、合成処理部22
は、入力バス24a〜24cのうち複数の画像信号を特
殊効果処理部3aおよび3bに対して出力することが可
能となっており、後述する接続切り換え部4における接
続切り換え動作に応じて、複数の画像信号を異なる特殊
効果処理部3aまたは3bに出力することも、同一の特
殊効果処理部3aまたは3bに出力することも可能とな
っている。なお、図2では、接続切り換え部4の動作を
制御する割り当て管理部6については省略している。
【0037】この合成処理部22では、あらかじめ設定
された処理パターンにしたがって、所定の出力切り換え
処理および合成処理が行われる。処理パターンでは、例
えばワイプ機能を用いて画像を切り換えるか、あるいは
キーイング合成を用いて切り換えるか、あるいは合成す
る比率を変化させて切り換えるか等、合成処理部22に
おける処理動作の種類が指定されるだけでなく、元の画
像と新たな画像との境界位置や合成比率等が時間経過と
ともにどのように移動して画像が切り換えられるかとい
った、その処理動作の遷移状況について指定する情報が
含まれる。また、この処理パターンによって指定された
処理動作の進行の度合いは、処理パターンが指定された
初期状態を0%とし、この指定された処理パターンにし
たがった画像の切り換え処理や合成処理が徐々に進行し
て、処理動作が終了した状態を100%とみなす進行比
率という概念で与えられる。合成処理部22では、合成
切り換え制御部5によって処理パターンや進行比率が制
御されることによって、所定の画像切り換え処理および
合成処理が進行する。
【0038】ここで、図1に戻って説明する。特殊効果
処理部3aおよび3bは、画像合成切り換え部2aまた
は2bから接続切り換え部4を介して入力される画像に
対して、例えば拡大縮小、回転、表示位置の移動、変
形、色調変化、輝度変化の強調、およびフリップ処理等
の、デジタル演算を伴う各種の特殊効果処理を施す機能
を有する。各特殊効果処理部3aおよび3bからの出力
画像は、接続切り換え部4を介して、所定の画像合成切
り換え部2aまたは2bに送出される。これらの特殊効
果処理部3aおよび3bでは、画像合成切り換え部2a
および2bと同様に、特殊効果処理の種類やその動作遷
移の情報があらかじめ設定された処理パターンが指定さ
れ、この処理パターンによる処理動作の進行比率が指定
されることにより処理動作が進行する。
【0039】またこれに加えて、特殊効果処理の動作途
上、すなわち進行比率が0%より大きく100%未満の
状態において、入力される画像信号の切り換えを行う場
合に、この切り換え動作を行うタイミングの基準値を進
行比率の値として処理パターンで設定することが可能と
なっている。特殊効果処理部3aおよび3bにおいて、
このような入力画像信号の切り換えを伴う特殊効果処理
を行う場合は、指定された進行比率が所定の設定値とな
ったときに、画像合成切り換え部2aまたは2bにおい
て、該当する特殊効果処理部3aまたは3bに出力する
ために選択された入力画像を切り換えるように、選択指
示情報を出力する。この選択指示情報は、割り当て管理
部6および合成切り換え制御部5を介して、該当する画
像合成切り換え部2aまたは2bに対して供給される。
【0040】このような特殊効果処理部3aおよび3b
における処理パターンは、画像合成切り換え部2aおよ
び2bにおける処理動作を指定する処理パターンに対応
して設定され、画像合成切り換え部2aおよび2bと共
通の進行比率の指定にしたがって処理動作を進行させる
ことによって、特殊効果処理部3aおよび3bの処理動
作を、画像合成切り換え部2aおよび2bの処理動作と
連動させることが可能となっている。
【0041】接続切り換え部4は、割り当て管理部6の
制御のもとで、画像合成切り換え部2aおよび2bにお
ける特殊効果処理部3aおよび3bに対する入出力と、
特殊効果処理部3aおよび3bにおける入出力との接続
切り換えを行う。この接続切り換え動作は、切り換え操
作入力部7より送出されて、合成切り換え制御部5を介
して供給された入力制御信号Cに含まれるパターン指定
情報に基づき、割り当て管理部6によって制御される。
【0042】また、特殊効果処理部3aおよび3bから
の出力画像信号は、V信号およびK信号と呼ばれる信号
対として出力される。V信号は、特殊効果処理が加えら
れた画像信号自体を示す信号である。また、K信号は、
V信号による画像上のどの領域を有効として他の画像に
合成するかを指定するための信号であり、より詳しく
は、V信号を他の画像信号に合成する際にV信号に掛け
る係数(0〜100%)を、V信号による画像における
各画素について指定する。画像合成切り換え部2aおよ
び2bでは、特殊効果処理が施された特殊効果処理部3
aおよび3bからのV信号を、K信号によって得られる
合成位置にしたがって他の入力画像に合成する。
【0043】合成切り換え制御部5は、切り換え操作入
力部7または外部のコンピュータ装置等から、パターン
指定情報や進行比率指定情報、選択指示情報を含む入力
制御信号Cの供給を受け、画像合成切り換え部2aまた
は2bにおける入力画像信号の選択切り換え処理や出力
画像の切り換え処理および合成処理を制御する。この合
成切り換え制御部5は、入力制御信号Cの中で指定され
た画像合成切り換え部2aおよび2bに対して、パター
ン指定情報に基づく処理パターンを指定し、進行比率指
定情報に基づいて、指定された処理パターンによる処理
動作の進行比率を制御する。また、選択指示情報に基づ
いて、出力画像の切り換え処理および合成処理を行うた
めの入力画像に対する選択切り換え処理を制御する。
【0044】また、供給される進行比率指定情報の値は
0〜100の範囲で与えられ、初期状態である0から処
理動作を終了させる100までの間は、指定された画像
合成切り換え部2aまたは2bにおける処理動作の進行
比率が、順次供給される入力制御信号Cの進行比率指定
情報の値の変化に基づいて制御される。例えば、画像合
成切り換え部2aにおいて、画像の境界線を左から右へ
移動することによって、元の画像と新たな画像の表示を
切り換えるワイプ機能を用いた処理パターンが指定され
た場合、進行比率指定情報の値が徐々に増加した入力制
御信号Cが順次供給されることによって、画像の境界線
が左から右へ徐々に移動し、進行比率指定情報の値が1
00となった時点で新たな画像の表示に完全に切り換え
られる。
【0045】また、進行比率指定情報の値は、入力制御
信号Cの供給につれて単に徐々に増加していくとは限ら
ず、増減を繰り返して指定されてもよい。ワイプ機能を
用いた処理パターンの動作中に進行比率指定情報の値が
増減された場合は、供給された進行比率指定情報の値が
減少した時点で、画像の境界線の移動方向が逆方向に切
り換えられる。逆に、供給される進行比率指定情報が一
定の傾きで増加した場合でも、処理動作の進行に伴う画
像変化が常に一定となるとは限らない。例えば、処理動
作の遷移と進行比率との関係を数式で定義して、処理パ
ターンとしてあらかじめ設定されてもよい。
【0046】一方、このような入力制御信号Cは、合成
切り換え制御部5を介して割り当て管理部6にも供給さ
れる。割り当て管理部6は、供給された入力制御信号C
に含まれるパターン指定情報より、使用する特殊効果処
理部3aおよび3bを割り当て、割り当てた所定の特殊
効果処理部3aおよび3bに対して、該当するパターン
指定情報および進行比率情報を転送する。また、これと
ともに、割り当て管理部6は、接続切り換え部4におけ
る画像合成切り換え部2aおよび2bと特殊効果処理部
3aおよび3bとの入出力の接続動作を制御する。この
制御によって、画像合成切り換え部2aおよび2bと特
殊効果処理部3aおよび3bとの入出力が対応するよう
に接続されて、各部における処理動作を連動させること
が可能となるとともに、複数の特殊効果処理部3aおよ
び3bを、複数の画像合成切り換え部2aおよび2bに
よって共用することが可能となる。
【0047】切り換え操作入力部7では、画像合成切り
換え部2aおよび2bにおける処理パターンの内容の設
定が行われるとともに、画像切り換え装置1の動作に対
する制御操作が行われる。この切り換え操作入力部7
は、例えば、画像合成切り換え部2aおよび2bにおけ
る処理パターンの設定を行うためのボタンスイッチ等を
具備し、これにより、画像切り換え部2aおよび2bに
おいて行われる出力画像の切り換え処理および合成処理
の種類や動作遷移等のパラメータが、処理パターンごと
に設定される。また、画像切り換え装置1の動作制御の
ためには、処理パターンの番号指定や画像合成切り換え
部2aおよび2bにおける入力画像の選択切り換え動作
の指定を行うためのテンキー等のボタンスイッチや、進
行比率の値の指定を行うためのフェーダレバー等が設け
られ、これにより、パターン指定情報、選択指示情報お
よび進行比率指定情報が生成される。
【0048】一方、特殊効果設定部8では、特殊効果処
理部3aおよび3bにおける処理パターンの内容の設定
が行われる。この特殊効果設定部8では、例えば、この
処理パターンの設定を行うためのボタンスイッチ等を具
備し、これにより、特殊効果処理部3aおよび3bにお
いて行われる特殊効果処理の種類や動作遷移等のパラメ
ータが、処理パターンごとに設定される。また、特殊効
果処理の動作途上において、入力される画像信号の切り
換えを行うように設定する場合には、この切り換え動作
を行うタイミングの基準となる進行比率の設定値を、処
理パターンのパラメータとして、特殊効果設定部8にお
いて設定することが可能となっている。
【0049】これらの切り換え操作入力部7および特殊
効果設定部8では、それぞれ画像合成切り換え部2aお
よび2b、特殊効果処理部3aおよび3bにおいて動作
させる処理パターンの設定内容を、随時書き換えること
が可能となっている。
【0050】以上の画像切り換え装置1では、画像合成
切り換え部2aおよび2bと特殊効果処理部3aおよび
3bに対して供給される共通の制御情報、すなわちパタ
ーン指定情報および進行比率指定情報に基づいて処理動
作が行われるので、特殊効果処理部3aおよび3bにお
ける処理動作と画像合成切り換え部2aおよび2bにお
ける処理動作を連動させることが可能となっている。こ
の入力制御信号Cは、画像切り換え装置1の動作の制御
操作を行う切り換え操作入力部7より供給されるが、こ
の他に例えば、入力制御信号Cを自動的に生成するプロ
グラムを実行するコンピュータ装置等から供給されても
よい。
【0051】また、上記の画像切り換え装置1では、特
殊効果処理部3aおよび3bにおいては、特殊効果処理
の動作途上において、入力される画像信号を切り換える
ような処理パターンを設定することが可能となってい
る。ここで、図3に、このような場合の画面遷移の例を
示す。
【0052】図3に示す画面31から画面38までの画
面遷移では、3系統の画像30a、30bおよび30c
が使用され、画像30aに対して画面の左方向から徐々
に表示が消されていくワイプ処理が行われ、画像30b
および30cに対しては、拡大縮小処理、表示位置の移
動処理、およびフリップ処理が行われている。フリップ
処理とは、画面上の画像を紙に描いたものと見なした場
合に、画面に平行な軸に沿ってこの紙を回転させたよう
に画像の表示を遷移させる機能で、図3では、画像30
bは画面32〜34の遷移で、正面を向いた状態から画
面上の水平軸に沿って90°分だけ徐々に回転し、画像
30cは例えば画面34から画面35、画面37、画面
38と至る遷移で、表示面に平行な方向すなわち上下方
向を向いた状態から正面を向く状態となるまで90°分
だけ徐々に回転している。
【0053】この図3における画面遷移では、画面31
において全面に表示された画像30aについて、進行比
率の増加に応じて、ワイプ処理によって徐々に表示が左
方から消えていくとともに、画面32において正面を向
いて現れた画像30bが徐々に回転されて、画面34に
至った後さらに裏返され、画面35のように裏面の画像
30cに切り換えられるというイメージの表示がなされ
ている。また、画面31〜35までの間は、進行比率の
値が徐々に増加することによる画面遷移が示されている
が、画面35〜36の遷移では、進行比率の指定値が徐
々に減少されたことによる画面遷移が示されている。す
なわち、進行比率の指定値の増加によって、画面35の
ように画像30cが徐々に現れた後、進行比率の指定値
が減少して、画像30cの表示面積が徐々に小さくなる
とともに、ワイプ処理によって画像30aの表示面積が
増加し、画面34と同様の表示状態を経た後に再び画像
30bが現れて、画面36の状態に至っている。そし
て、この後再び進行比率の指定値が増加することによ
り、画面34と同様の表示状態を経て画像30cが徐々
に現れて画面37に至り、画面38において進行比率の
指定値が100%となって、ワイプ機能により画像30
aの表示が完全に消えるとともに、画像30cが画面一
面に表示されて、処理動作の終了となる。
【0054】このような画面遷移を上記の画像切り換え
装置1において実現する場合、画像30bおよび30c
に対するフリップ処理は特殊効果処理部3aまたは3b
において行われるが、このフリップ処理の途上における
画像30bから画像30cへ表示切り換え、またはこの
逆の表示切り換えを行うためには、特殊効果処理部3a
または3bへ入力される画像信号の切り換え処理、すな
わち画像合成切り換え部2aまたは2bにおける入力画
像信号の選択切り換え処理が行われる必要がある。
【0055】次に、図4に、図3に示した画面遷移を画
像切り換え装置1において実現する場合の通信シーケン
ス例を示し、図4を用いて画像切り換え装置1における
制御の流れを詳述する。
【0056】図4において、T401は画像切り換え装
置1の動作開始前の状態であり、切り換え操作入力部7
および特殊効果設定部8により、例えば画像合成切り換
え部2aにおける合成処理部22と、例えば特殊効果処
理部3aのそれぞれにおける処理パターンの内容が設定
される。合成処理部22では、図3の画面遷移における
画像30aと、画像30bおよび30cとのワイプ処理
についての進行比率に応じた動作遷移が、所定の番号の
処理パターンとして切り換え操作入力部7により設定さ
れる。また、特殊効果処理部3aでは、画像30bおよ
び30cに対するフリップ処理、画像拡大縮小処理およ
び表示位置の移動処理についての動作遷移とともに、入
力画像信号の切り換え動作を行うタイミングを示す進行
比率の設定値として例えば50%が、合成処理部22に
おける処理パターンに対応して、特殊効果設定部8によ
り設定される。
【0057】次に、T402のタイミングにおいて、画
像切り換え装置1の処理動作が開始され、切り換え操作
入力部7よりパターン指定情報を含む制御信号が合成切
り換え制御部5に対して送出され、合成処理部22にお
ける処理パターンが指定される。また、パターン指定情
報は合成切り換え制御部5および割り当て管理部6を介
して、指定された特殊効果処理部3aにも供給され、対
応する処理パターンが指定される。
【0058】また、図示しないが、このT401または
T402のタイミングにおいて、切り換え操作入力部7
より、画像合成切り換え部2aの入力選択部21に対し
て選択指示情報が送出され、入力ライン23a〜23i
と、入力バス24a〜24cとの接続状態が設定され
る。ここで例として、入力選択部21では、入力ライン
23a、23bおよび23cにそれぞれ画像30a、3
0bおよび30cが入力され、入力ライン23aおよび
23bは、それぞれ入力バス24aおよび24bに接続
されているものとする。また、入力バス24bに入力さ
れた画像信号は、特殊効果処理を施すことができるよう
に、合成処理部22において接続切り換え部4に対して
出力されるように設定されているものとする。さらに、
割り当て管理部6の制御により、入力バス24bからの
入力に対する合成処理部22の出力が、特殊効果処理部
3aに対して送出されるように、接続切り換え部4にお
ける接続切り換え処理がなされているものとする。
【0059】この後、切り換え操作入力部7より進行比
率指定情報を含む入力制御信号Cが、合成切り換え制御
部5に対して送出される。合成切り換え制御部5は、画
像合成切り換え部2aからの出力画像信号におけるフィ
ールドまたはフレームの切り換え時において、指定され
た進行比率に応じて画像合成切り換え部2aの合成処理
部22における処理動作を進行させる。また、合成切り
換え制御部5は、同様のタイミングで、進行比率指定情
報を割り当て管理部6を介して指定された特殊効果処理
部3aに対して送出し、特殊効果処理部3aにおいて指
定された進行比率に応じた処理動作が行われる。
【0060】この結果、画像合成切り換え部2aからの
出力画像信号のフィールドまたはフレーム間において、
進行比率指定情報による進行比率の指定値の増加に応じ
て、合成処理部22および特殊効果処理部3aにおける
処理動作が進行し、表示される画面は図3における画面
31〜34のように遷移する。例えばT403のタイミ
ングにおいて、合成処理部22および特殊効果処理部3
aのそれぞれに対して、進行比率指定情報により10%
の進行比率が指定され、これに基づき、指定された処理
パターンによって進行比率10%での処理動作が行われ
て、画面32のような画像が出力される。具体的には、
入力バス24aを介して合成処理部22に入力された画
像30aの信号は、合成処理部22においてワイプ処理
が施される。また、入力バス24bを介して入力された
画像30bの信号は、合成処理部22より接続切り換え
部4を介して特殊効果処理部3aに入力され、指定され
た処理パターンで設定された特殊効果処理としてフリッ
プ処理、画像拡大処理および表示位置の移動処理が施さ
れて出力され、接続切り換え部4を介して合成処理部2
2に入力される。合成処理部22では、入力バス24a
からの画像30aと、特殊効果処理部3aにおいて特殊
効果処理が施された画像30bとの合成処理が行われ
て、画面32に示すような画像が出力される。
【0061】その後、T404のタイミングで50%の
進行比率が指定されて、合成処理部22および特殊効果
処理部3aでは、この進行比率での処理動作が行われ
る。このときの出力画像は例えば図3における画面34
のようになり、画像30bは表示面に対して90°回転
されて表示されていない状態となる。この後のT405
のタイミングで、進行比率の指定値が例えば51%とい
ったように50%を上回ると、出力画像信号のフィール
ドまたはフレーム間のタイミングで、合成処理部22お
よび特殊効果処理部3aにおける処理動作が進行すると
ともに、特殊効果処理部3aは、入力選択部21におけ
る入力画像の選択切り換え処理を指示する選択指示情報
を出力する。この選択指示情報は、割り当て管理部6を
介して合成切り換え制御部5に入力され、合成切り換え
制御部5は、この選択指示情報に基づいて、入力バス2
4bへの接続として選択されていた入力ライン23bを
入力ライン23cに切り換えるように、入力選択部21
を制御する。これにより、画像30bに代わり画像30
cの信号が、入力バス24bを介して合成処理部22か
ら特殊効果処理部3aに対して送出されて、フリップ処
理等の所定の特殊効果処理が施される。出力画面上で
は、フリップ処理による画像30cの表示が開始され
る。
【0062】この後、進行比率の指定値がさらに徐々に
増加して、例えばT406のタイミングで進行比率70
%が指定されると、画面35のように画像30cが徐々
に大きく表示されるようになる。また、ここで進行比率
の指定値が減少すると、この指定値に応じて合成処理部
22および特殊効果処理部3aにおける処理動作が元に
戻るように進行され、画像30cの表示が徐々に小さく
なって再び画面34の状態となり、さらに画像30bの
表示が現れるようになる。
【0063】例えば、図4ではT407のタイミングに
おいて、進行比率40%が指定されて、出力画像が図3
における画面36の状態となっているとする。この場
合、T406〜T407の間では、進行比率の指定値が
徐々に減少されているが、あるタイミングにおいて、選
択切り換えタイミングの設定値である進行比率50%を
下回った値が指定される。このタイミングにおいて、特
殊効果処理部3aからは選択指示情報が合成切り換え制
御部5に対して再び出力され、合成切り換え制御部5
は、入力選択部21を制御して、入力バス24bに接続
されていた入力ライン23cを入力ライン23bに切り
換えさせる。
【0064】次に、T407のタイミングの後、再び進
行比率の指定値が増加し、出力画面上では画像30bの
表示が徐々に小さくされて、再び画面34の状態を経た
後、画像30cの表示が現れる。この間、画面34の状
態を通過した時点、すなわち進行比率として50%を上
回った値が指定された時点で、特殊効果処理部3aから
は選択指示情報が出力され、合成切り換え制御部5はこ
の選択指示情報に基づいて入力選択部21を制御して、
入力バス24bに接続されていた入力ライン23bを入
力ライン23cに切り換えさせる。このように、特殊効
果処理中における入力選択部21の選択切り換え処理
は、1つの処理パターンの実行において1回のみとは限
らず、進行比率の指定値が切り換えタイミングの設定値
を通過するごとに行われる。
【0065】この後、さらに進行比率の指定値が増加し
て、出力画面上には画像30cが再び現れるようにな
り、T408において進行比率の指定値が60%となる
と、画面37のように、合成処理部22によるワイプ処
理により画像30aの表示がひじょうに小さくなり、特
殊効果処理部3aによるフリップ処理により画像30c
が徐々に大きく表示される。さらに進行比率の指定値が
増加され、T409において100%が指定されると、
画面38のように、ワイプ処理によって画像30aの表
示が消えて画像30cの全面表示となり、この処理パタ
ーンによる処理動作の終了となる。
【0066】なお、図4の説明では、T405における
入力選択部21の選択切り換え動作、T406〜T40
7の間における選択切り換え動作、およびT407〜T
408の間における選択切り換え動作で、入力選択部2
1において入力ライン23bおよび23cを交互に選択
していた。このように、一般的には、進行比率の指定値
が増加して設定値に至る場合と、減少して設定値に至る
場合とで、画像信号を交互に選択する。このような選択
切り換え動作を行うために、特殊効果処理部3aまたは
3bから出力される選択指示情報中に増加・減少を区別
する情報を含め、合成切り換え制御部5がこの情報に基
づいて、画像信号の選択切り換えの制御を行うようにし
てもよい。または、合成切り換え制御部5が、特殊効果
処理中における選択指示情報の受信回数をカウントし、
奇数回数と偶数回数の区別によって、選択切り換えの制
御を行うようにしてもよい。
【0067】また、上述したように、画像合成切り換え
部2aの合成処理部22における処理動作を進行するた
めの進行比率の指定動作、および画像合成切り換え部2
aの入力選択部21における選択切り換え動作は、画像
合成切り換え部2aから出力される画像信号中のフィー
ルドまたはフレームと、その次のフィールドまたはフレ
ームとの切り換え時のタイミングで行われる。これによ
って、画像合成切り換え部2aより出力されて表示され
る画像が乱れることが防止される。
【0068】次に、図5に、上記のように特殊効果処理
の実行中に入力画像信号の選択切り換えを行う場合の特
殊効果処理部3aにおける処理のフローチャートを示
す。ステップS501において、特殊効果処理部3aで
は、特殊効果設定部8によって処理パターンの内容が設
定され、特殊効果処理部3aはこの設定を、例えば内部
に設けられたメモリに記憶する。また、この処理パター
ンのパラメータとして、処理動作中において入力画像信
号の切り換えを行うタイミングの基準となる進行比率の
値が設定される。以下、この進行比率の設定値をSRと
する。ステップS502において、この後に順次切り換
え比率の指定を受けて処理動作を進行する際において、
直前に指定された進行比率の値をPRとし、このPRの
値を0%として初期化する。ステップS503におい
て、割り当て管理部6から転送される入力制御信号Cに
対する受信の待機状態となり、受信されない場合は、ス
テップS501に戻って、処理パターン設定が続けられ
る。また、ステップS503において、入力制御信号C
を受信した場合は、ステップS504に進む。
【0069】ステップS504において、受信した入力
制御信号Cに含まれるパターン指定情報に基づいて、処
理パターンの番号の指定を記憶する。ステップS505
において、進行比率情報を含む入力制御信号Cを受信
し、入力画像信号に対して、指定された進行比率による
フリップ処理、拡大縮小処理、表示位置の移動処理等の
特殊効果処理を実行する。これにより、進行比率に応じ
た特殊効果処理が施された画像信号が、合成処理部22
に対して送出される。ステップS506において、ステ
ップS505で指定された進行比率の値が100%であ
るか否かを判断し、100%である場合は、指定された
処理パターンでの処理動作が終了され、100%でない
場合はステップS507に進む。
【0070】ステップS507において、指定された進
行比率の値と、直前の進行比率の値として記憶していた
PRとを比較する。ステップS508において、ステッ
プS507での比較の結果、直前に進行比率が指定され
てから、現在の進行比率が指定されるまでに、進行比率
の指定値が、入力信号の切り換えを行うタイミング基準
として設定されたSRの値を通過していない場合には、
ステップS510に進む。ステップS510において、
指定された進行比率の値を新たにPRとして記憶し、次
の進行比率指定情報を含む入力制御信号Cの受信待機状
態となって、ステップS505に戻る。
【0071】一方、ステップS508において、進行比
率の値がSRの値を通過しているとき、すなわち、直前
の進行比率の指定から現在の指定の間に、指定値がSR
以下の値からSRを上回った場合、または指定値がSR
以上の値からSRを下回った場合のいずれかのとき、ス
テップS509に進む。ステップS509において、特
殊効果処理部3aに入力される画像信号を切り換えるた
めに、選択指定情報を出力する。この選択指定情報は割
り当て管理部6を介して、合成切り換え制御部5に送出
され、合成切り換え制御部5の制御によって入力選択部
21における入力信号の選択切り換えが行われて、特殊
効果処理部3aへ入力される画像信号が切り換えられ
る。この後、ステップS510に進んでPRの値を現在
指定されている進行比率の値で更新して、ステップS5
05に戻る。
【0072】次に、図6に、特殊効果処理の実行中に入
力画像信号の選択切り換えを行う場合の合成切り換え制
御部5における処理のフローチャートを示す。なお、図
6では、複数備えられた画像合成切り換え部2aおよび
2bのうちの1つ(ここでは例として画像合成切り換え
部2a)に対する動作を制御する場合についてのみ示
す。
【0073】ステップS601において、画像合成切り
換え部2aでは、切り換え操作入力部7によって合成処
理部22における処理パターンの内容が設定され、画像
合成切り換え部2aはこの設定を、例えば内部に設けら
れたメモリに記憶する。また、このとき、切り換え操作
入力部7からの指示に基づいて、入力選択部21におけ
る入力信号の選択、および特殊効果処理部3aおよび3
bへの出力割り当て等の設定も行う。ステップS602
において、切り換え操作入力部7より、パターン指定情
報を含む入力制御信号Cを受信し、受信したパターン指
定情報に基づいて、該当する画像合成切り換え部2aに
対して処理パターンの番号を指定するとともに、合成処
理部22に対して、指定された特殊効果処理部3aまた
は3bへの画像信号の送信、およびこの特殊効果処理部
3aまたは3bから戻される画像信号の受け取りを開始
させる。
【0074】ステップS603において、進行比率指定
情報を含む入力制御信号Cを受信する。ステップS60
4において、入力画像信号に対する、指定された進行比
率によるワイプ処理等の画像切り換え処理および合成処
理を、画像合成切り換え部2aに対して実行させる。ま
た、これとともに、進行比率情報を割り当て管理部6を
介して、該当する特殊効果処理部3aまたは3bに対し
て転送する。ステップS605において、進行比率の指
定値が100%であるか否かが判断され、100%でな
い場合はステップS606に進む。
【0075】ステップS606において、該当する特殊
効果処理部3aまたは3bから、選択指定情報を受信し
た場合はステップS607に進み、受信しない場合はス
テップS603に戻る。ステップS607において、受
信した選択指定情報に基づいて、入力選択部21に対し
て入力画像信号の選択切り換え処理を指示し、合成処理
部22を介して該当する特殊効果処理部3aまたは3b
に出力される画像信号が切り換えられるように制御す
る。この後、ステップS603に戻って進行比率指定情
報を受信し、指定された進行比率に基づいて合成処理部
22を制御する。
【0076】また、ステップS605において、進行比
率の指定値が100%である場合は、指定された処理パ
ターンによる合成処理部22における処理動作が終了さ
れる。
【0077】なお、特殊効果処理中における画像の選択
切り換えの際に、入力選択部21においてどのように入
力画像の選択切り換えを行うかといった選択切り換え処
理についての指示情報は、例えば、特殊効果処理部3a
および3bから出力される選択指示情報中に含められて
出力される。この場合、選択切り換え処理についての指
示情報は、特殊効果処理部3aおよび3bにおける処理
パターンの設定時にあらかじめ行われる。また、このよ
うな指示情報が、画像合成切り換え部2aおよび2bに
おける処理パターンの中であらかじめ設定されて、選択
指示情報の受信に基づいて、設定されていた指示情報を
読み出し、入力選択部21を制御するようにしてもよ
い。
【0078】以上の動作によって、画像切り換え装置1
では、特殊効果処理の実行中に特殊効果処理部3aおよ
び3bに対する入力画像信号の選択切り換えを行う場合
に、選択切り換えを行うタイミングの基準値が、進行比
率の値として特殊効果処理部3aおよび3bの処理パタ
ーンで設定され、動作中において、進行比率の指定値が
選択切り換えタイミングの設定値を通過した場合に、特
殊効果処理部3aおよび3bが選択切り換えを指示する
選択指示情報を出力することにより、入力画像の選択切
り換え処理が行われる。これによって、画像切り換え装
置1の動作制御のためには、例えば切り換え操作入力部
7に設けられたフェーダレバーのみの操作等によって、
進行比率の指定のみを行うことで、画像合成切り換え部
2aおよび2bと、特殊効果処理部3aおよび3bとの
連動動作中に、入力画像の選択切り換え処理が自動的に
正確なタイミングで行われるため、容易な操作によって
複雑な画像切り換え処理および合成処理を行うことが可
能となる。
【0079】また、選択切り換えタイミングの基準値を
示す進行比率の値を、特殊効果処理部3aおよび3bに
おける処理パターンにおいて設定し、進行比率の指定に
基づく選択切り換えタイミングの判断が、特殊効果処理
部3aおよび3bにおいて行われて、特殊効果処理部3
aおよび3bより選択指示情報が出力されるようにした
ことにより、特殊効果処理の進行状況に応じて、画像の
選択切り換え処理を容易に正確に連動させることが可能
になる。また、選択切り換えタイミングの設定変更を行
う際は、特殊効果処理部3aおよび3bに対する処理パ
ターンのみの設定を行えばよいので、設定変更の操作を
容易に行うことができる。
【0080】次に、特殊効果処理を施した画像を用いた
切り換え処理および合成処理として、さらに複雑な処理
を必要とする場合の動作について説明する。このような
例として、図7にキーイング合成処理を伴う画像の選択
切り換えが行われる場合の画面の遷移例を示す。また図
8に、図7の画面遷移例において使用される元の画像を
示す。以下、図7および図8を用いて説明する。
【0081】図7に示す画面遷移例では、図8に示す画
像70a、70b、70cおよび70dの4種類の画像
が使用されている。すなわち、これらの4種類の画像の
信号が、例えば画像合成切り換え部2aに対して外部よ
り入力されている。これらの画像のうち、文字のみによ
って構成される画像70dは、一般に「字幕」あるいは
「タイトル」と呼ばれるものであり、他の画像の内容を
説明するために、キーイング合成処理により画像に合成
されて使用される。
【0082】図7の画面遷移例において、画像70aは
ワイプ処理が施されることにより、画面71から画面7
7に遷移するにつれて、表示が徐々に小さくなってい
く。このワイプ処理は、画像合成切り換え部2aにおい
て実現される。一方、画像70bは、画面71から画面
74までの遷移において、表示画面の左上領域から現れ
て、徐々に大きさが拡大されるとともに、表示位置が中
心部へ移動され、さらにフリップ処理により回転してい
るようなイメージの表示がなされている。画像70bに
対するこのような処理は、例えば特殊効果処理部3aに
おいて実現される。
【0083】さらに、画面75から画面77の遷移で
は、画像70c上に画像70dの文字のキーイング合成
処理が行われた画像70eが使用され、画像70bの画
像遷移から連続したフリップ処理等の処理がなされて、
徐々に表示面積が大きくなっている。この画像70eの
表示遷移では、キーイング合成処理が行われて画像合成
切り換え部2aより出力された画像70eが、特殊効果
処理部3aに入力される。
【0084】ここで、画面71から画面77の遷移にお
いて、画像70bおよび70eに対して施される特殊効
果処理は、一連のものであり、その途上において、処理
が行われている特殊効果処理部3aの入力が切り換えら
れている。入力切り換えのタイミングは、画像70bが
表示面に対して90°回転されたと見なされる画面74
の状態となるように、特殊効果処理部3aにおける処理
動作が行われた時点である。したがって、特殊効果処理
部3aは、このようなタイミング基準を進行比率の値と
して設定し、進行比率の指定値が設定値を通過した時点
で、選択指示情報を出力することにより、入力画像の切
り換えを指示する。合成切り換え制御部5は、選択指示
情報を受信すると、特殊効果処理部3aへの出力を画像
70bから画像70eに切り換えるとともに、画像70
eを生成するキーイング合成処理機能をオンにするよう
に、画像合成切り換え部2aを制御する。これによっ
て、図7に示す画面遷移を実現することができる。
【0085】ここで、図7に示すような画面遷移を実現
するために好適な画像合成切り換え部の構造について説
明する。図9に、本発明の他の実施の形態に係る画像合
成切り換え部の内部構成例を示す。
【0086】図9に示す画像合成切り換え部200は、
外部からの複数の画像信号が入力される入力ライン21
1a〜211iのそれぞれを、複数の入力バス212a
〜212dのいずれかに接続させるマトリクス状の選択
スイッチ群213を具備する入力選択部210と、入力
バス212cおよび212dをキーイング処理部23
0、ワイプ処理部250および特殊効果処理部3aに対
する入力に接続する入力選択部220と、キーイング合
成処理を含む種々の合成処理を行うキーイング処理部2
30および240と、ワイプ処理を含む種々の合成処理
を行うワイプ処理部250によって構成される。
【0087】入力ライン211a〜211iでは、画像
信号がK信号およびV信号の組み合わせ、あるいはV信
号のいずれかの状態でそれぞれに入力されている。入力
バス212aおよび212bは、キーイング合成処理に
よって合成する画像のK信号およびV信号であるキーソ
ース信号およびキーフィル信号がそれぞれ入力される。
また、入力バス212cおよび212dは、V信号のみ
が入力される。キーイング処理部230は、入力バス2
12cまたは212dからの入力画像信号を受けて、こ
の画像に対して、入力バス212aおよび212bより
供給される画像によるキーイング合成処理を施して、特
殊効果処理部3aに対して送出することが可能となって
いる。ワイプ処理部250は、入力バス212cまたは
212dからの入力画像信号にワイプ処理等の画像切り
換え処理および合成処理を施し、キーイング処理部24
0に対して供給する。キーイング処理部240は、ワイ
プ処理部250から供給された画像に対して、特殊効果
処理部3aから出力されたK信号およびV信号よりなる
画像信号のキーイング合成処理を施して出力することが
可能となっている。
【0088】以下、図7の画面遷移を実現する場合の画
像合成切り換え部200における動作を説明する。この
画面遷移の初期状態では、入力ライン211a、211
b、211cおよび211dにおいて、それぞれ画像7
0a、70b、70cおよび70dが入力されている。
画面71〜74までの画面遷移においては、入力選択部
210で入力ライン211aと入力バス212cが接続
され、また、入力選択部220で入力バス212cがワ
イプ処理部250の入力と接続される。これにより、画
像70aは入力バス212cを介してワイプ処理部25
0に入力され、画面の左側から徐々に消えていくワイプ
処理が施されて、キーイング処理部240に入力され
る。なお、このときワイプ処理部250では、ワイプ処
理を行う入力信号源として画像70aの他に、外部から
の単色画像、あるいはワイプ処理部250の内部で生成
された単色画像を使用する。
【0089】一方、画像70bは入力バス212dを介
し、入力選択部220の接続により特殊効果処理部3a
に対して出力される。特殊効果処理部3aは、入力され
た画像70bを縮小し、表示位置を左上の領域とした
後、表示位置を移動しながら拡大処理とフリップ処理に
よる変形処理を、進行比率の増加とともに徐々に施す。
このような特殊効果処理が施された画像は、キーイング
処理部240に供給され、ワイプ処理が施されたワイプ
処理部250からの画像70aと合成されて出力され
る。
【0090】また、画面74の表示となった直後に、特
殊効果処理部3aから選択指示情報が送出されると、合
成切り換え制御部5の制御により、入力選択部220に
おいて、入力バス212dがキーイング処理部230の
入力に切り換えられるとともに、特殊効果処理部3aに
対して出力する信号路に、キーイング処理部230の出
力が接続される。さらに、入力バス212dへの接続
が、入力ライン70bから入力ライン70cに切り換え
られる。これによってキーイング処理部230に対し
て、画像70cの信号が入力されると同時に、キーイン
グ合成処理において重畳される画像として、入力バス2
12aおよび212bを介して画像70dのキーソース
信号およびキーフィル信号が入力される。キーイング処
理部230では、画像70cに対する画像70dによる
キーイング合成処理が行われて、画像70eが生成さ
れ、この画像70eの信号が特殊効果処理部3aに送出
される。
【0091】特殊効果処理部3aは、供給された画像7
0eに対して、表示位置の移動処理と、拡大処理および
フリップ処理による変形処理を施し、キーイング処理部
240に送出する。これにより、キーイング処理部24
0では、特殊効果処理が施された画像70eが、ワイプ
処理が施されたワイプ処理部250からの画像70aと
合成されて出力され、画面74から画面77のように表
示画面が遷移する。
【0092】また、図7の画面遷移において、画面71
から画面75に遷移した後、進行比率の指定値が減少す
ることにより画面74を経て画面73に遷移し、再び進
行比率の指定値が増加して、画面74を経て画面77ま
で遷移する場合を考える。この場合、特殊効果処理部3
aに対して送出される画像信号の切り換えが、画面74
が表示されたタイミングを経るごとに行われるが、合成
切り換え制御部5は、この画像信号の切り換えを指示す
る特殊効果処理部3aからの選択指示情報を受信するた
びに、入力選択部210および220における選択切り
換えを指示するとともに、キーイング処理部230にお
けるキーイング合成処理のオン、オフの切り換えを指示
する。
【0093】このように、キーイング合成処理、ワイプ
処理等の複数の画像切り換え処理および合成処理と、特
殊効果処理とを同時に使用し、さらに特殊効果処理の上
における入力画像信号の選択切り換えを伴う場合は、特
殊効果処理部3aから出力される選択指示情報によっ
て、入力画像信号の選択切り換えだけでなく、キーイン
グ合成処理の動作のオン、オフを制御できるようにする
ことで、より複雑な画面遷移を簡単な操作で実現するこ
とが可能となる。
【0094】また、このような制御機能を応用し、特殊
効果処理部3aからの選択指示情報の出力によって、特
殊効果処理部3aへの入力画像信号は切り換えずに、こ
の画像に対してキーイング合成処理を行うか否かという
ことだけを切り換えるように制御することも可能とな
る。例えば、縮小状態から徐々に表示が拡大される画像
に対して、所望の表示の大きさとなった時点で文字列を
キーイング合成処理により表示する場合等に、上記の制
御機能を適用することができる。
【0095】最後に、特殊効果処理部3aおよび3bに
おける処理パターンの内容を設定する際の手順につい
て、説明する。図10に、処理パターンを設定する際の
特殊効果設定部8における処理のフローチャートを示
す。
【0096】特殊効果処理部3aおよび3bにおける処
理パターンの設定とは、使用する特殊効果処理の種類を
定め、画素に対するデジタル演算に際する各種のパラメ
ータを、進行比率の指定により一意に決まるようにする
ことである。このためには、例えば、各種のパラメータ
を進行比率の指定値から算出するための計算式を、処理
パターンにおいて定義する。したがって、ステップS1
01において、特殊効果設定部8ではまず、進行比率か
らパラメータを算出するための計算式が定義される。ま
た、このときの定義では、単純な計算式ではなく、進行
比率と各種パラメータの組み合わせを何点か定義し、こ
れらの点を補間するようにしてもよい。また、操作入力
のインタフェース上では、例えば、パラメータの推移を
線によって描くことにより、進行比率とパラメータとの
関係が定義されてもよい。
【0097】ここで、図11に進行比率に対するパラメ
ータの推移の例を示す。図11では、処理パターンにお
いて定義されるパラメータとして、表示される画像の高
さと進行比率との関係の例が示されている。なお、図1
1では例えば、縦軸に、表示画面の高さを1とみなした
場合の値が示されている。この例では、進行比率の増加
に伴い、画像の高さが0から徐々に拡大され、つぎに徐
々に縮小されて再び0となり、再度拡大されて、動作終
了時には表示画面の全面の高さの表示となっている。
【0098】特殊効果設定部8では、進行比率とパラメ
ータとの関係の定義の際、例えば画面上に図11のよう
な線がマウス等によって描かれることにより、計算式を
導出して定義するようにしてもよい。また、あらかじめ
進行比率に対するパラメータの遷移を示す線を複数用意
し、この線の選択、組み合わせ、変形を行うことによっ
て定義するようにしてもよい。
【0099】ここで図10に戻って説明する。ステップ
S102において、あるパラメータの推移の中で、どの
ような値を採った時点で選択指示情報を出力させて、入
力画像の選択切り換え動作やキーイング合成処理機能の
オン、オフを行わせるかということを決定する。ステッ
プS103において、ステップS101で定義した計算
式を用いて、逆計算することにより、ステップS102
で決定した選択切り換え動作等のタイミングにおける進
行比率の値を求める。ステップS104において、求め
られた進行比率の値を、選択切り換え動作等を指示する
タイミングの基準となる進行比率の値として、処理パタ
ーンの中に設定して、処理パターンの設定が終了され
る。
【0100】このように、画像切り換え装置1では、必
要な特殊効果処理について、特殊効果処理部3aおよび
3bにおける処理パターンとしてあらかじめ設定するこ
とができることに加え、特殊効果処理部3aおよび3b
における処理動作の状態を基準にして、画像合成切り換
え部2aおよび2bにおける入力画像の選択切り換え処
理や、キーイング合成処理機能のオン、オフ等の指示タ
イミングを設定することができるので、これらの処理と
特殊効果処理とを、容易な操作入力によって正確に連動
させることが可能となっている。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像切り
換え装置では、画像合成切り換え部および特殊効果処理
部のそれぞれにおける処理の種類および動作遷移ととも
に、画像合成切り換え部から所定の特殊効果処理部に出
力する選択画像に対する選択切り換え処理を行うタイミ
ングを示す進行比率の値が、処理パターンとして一体に
あらかじめ設定される。動作の際は、入力制御信号に含
まれるパターン指定情報によって処理パターンを指定
し、入力制御信号に含まれる進行比率指定情報によっ
て、画像合成切り換え部における表示切り換え処理およ
び合成処理の進行と、特殊効果処理部における特殊効果
処理の進行とが制御されるとともに、画像合成切り換え
部における選択画像に対する選択切り換え処理が制御さ
れるので、進行比率指定情報のみを変化させることによ
り、1つの処理パターンによる特殊効果処理の途上で特
殊効果処理部に出力される選択画像の選択を切り換える
ことができる。これにより、画像合成切り換え部による
表示切り換え処理および合成処理において、所望の表示
状態での表示画像の切り換えが伴う特殊効果処理が施さ
れた画像を用いる場合に、このような処理を容易な操作
によって実現することが可能となる。
【0102】また、例えば、選択切り換え処理を行うタ
イミングを示す進行比率の設定値を、進行比率の指定値
が通過するごとに、画像合成切り換え部における選択切
り換え処理を指示する選択指示情報が特殊効果処理部よ
り出力され、合成切り換え制御部はこの選択指示情報を
受信し、この選択指示情報に基づいて画像合成切り換え
部における選択切り換え処理を制御するようにした場合
は、特殊効果処理の進行状況に応じて、特殊効果処理と
選択切り換え処理とを容易に正確に連動させることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像切り換え装置の概略構成例を示す
図である。
【図2】画像合成切り換え部の内部構造例を示す図であ
る。
【図3】特殊効果処理の動作途上において入力される画
像信号が切り換えられるような画面遷移の例を示す図で
ある。
【図4】図3に示した画面遷移を画像切り換え装置にお
いて実現する場合の通信シーケンス例を示す図である。
【図5】特殊効果処理の実行中に入力画像信号の切り換
えを行う場合の特殊効果処理部における処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】特殊効果処理の実行中に入力画像信号の選択切
り換えを行う場合の合成切り換え制御部5における処理
を示すフローチャートである。
【図7】キーイング合成処理を伴う画像の選択切り換え
が行われる場合の画面の遷移例を示す図である。
【図8】図7の画面遷移例において使用される元の画像
を示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態に係る画像合成切り換
え部の内部構成例を示す図である。
【図10】処理パターンを設定する際の特殊効果設定部
における処理を示すフローチャートである。
【図11】進行比率に対するパラメータの推移の例を示
す図である。
【図12】従来の画像切り換え装置の概略構成例を示す
図である。
【図13】フリップ機能を用いた画像切り換え動作にお
ける画面の遷移例を示す図である。
【図14】特殊効果処理の実行中に入力画像信号の選択
切り換えを行う場合の画像切り換え装置における通信シ
ーケンス例を示す図である。
【符号の説明】
1……画像切り換え装置、2a、2b……画像合成切り
換え部、3a、3b……特殊効果処理部、4……接続切
り換え部、5……合成切り換え制御部、6……割り当て
管理部、7……切り換え操作入力部、8……特殊効果設
定部、21……入力選択部、22……合成処理部、23
a〜23i……入力ライン、24a〜24c……入力バ
ス、25……選択スイッチ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 典雅 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C023 AA01 AA02 AA03 AA04 AA13 BA11 BA16 DA01 DA08 EA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された複数の画像信号に対して、拡
    大縮小等の特殊効果処理を伴う切り換え出力を行うこと
    が可能な画像切り換え装置において、 入力された画像に対して前記特殊効果処理を行う複数の
    特殊効果処理部と、 外部から入力された複数の画像と、前記複数の画像から
    の任意の1つまたは複数の選択画像を所定の前記特殊効
    果処理部に出力し、前記特殊効果処理が施されて再び入
    力された特殊効果画像とを用いて、表示切り換え処理お
    よび合成処理を行うことが可能な1つまたは複数の画像
    合成切り換え部と、 前記1つまたは複数の画像合成切り換え部から出力され
    る前記選択画像を所定の前記特殊効果処理部に出力する
    とともに、所定の前記特殊効果処理部からの前記特殊効
    果画像を、前記選択画像の出力に対応する前記画像合成
    切り換え部の入力に対して出力する接続切り換え部と、 前記画像合成切り換え部および前記特殊効果処理部のそ
    れぞれにおける処理の種類および動作遷移について一体
    にあらかじめ設定された処理パターンを指定するパター
    ン指定情報と、前記画像合成切り換え部および前記特殊
    効果処理部における前記処理パターンによる処理の進行
    比率を指定する進行比率指定情報とを含む入力制御信号
    に基づいて、使用する前記特殊効果処理部を割り当て、
    割り当てた前記特殊効果処理部に対して前記パターン指
    定情報および前記進行比率指定情報を転送してこれらに
    応じた処理を実行させるとともに、割り当てた前記特殊
    効果処理部と前記画像合成切り換え部との前記選択画像
    および前記特殊効果画像の入出力を対応させて接続させ
    るように前記接続切り換え部を制御する割り当て管理部
    と、 前記入力制御信号に基づいて、前記画像合成切り換え部
    における前記表示切り換え処理および前記合成処理を制
    御するとともに、前記入力制御信号に含まれる前記進行
    比率指定情報に基づく前記進行比率の指定値が、増加お
    よび減少の途中で、前記処理パターンによってあらかじ
    め設定された前記進行比率の設定値を通過するごとに、
    前記割り当て管理部において割り当てられた前記特殊効
    果処理部に対して出力する前記選択画像を切り換える選
    択切り換え処理を行うように、前記画像合成切り換え部
    を制御する合成切り換え制御部と、 を有することを特徴とする画像切り換え装置。
  2. 【請求項2】 前記特殊効果処理部は、前記進行比率指
    定情報に基づく前記進行比率の指定値が、増加および減
    少の途中で前記設定値を通過するごとに、前記合成選択
    切り換え処理を行うように指示する選択指示情報を出力
    し、 前記合成切り換え制御部は、前記選択指示情報に基づい
    て前記画像合成切り換え部における前記選択切り換え処
    理を制御することを特徴とする請求項1記載の画像切り
    換え装置。
  3. 【請求項3】 前記設定値は、前記特殊効果処理部にお
    ける前記処理パターンのパラメータとして設定されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像切り換え装置。
  4. 【請求項4】 前記合成切り換え制御部は、前記進行比
    率の指定値が増加して前記設定値を上回った場合と、前
    記進行比率の指定値が減少して前記設定値を下回った場
    合とで、前記画像合成切り換え部において、入力された
    2つの画像信号を交互に選択する前記選択切り換え処理
    が行われるように、前記選択指示情報を用いて指示する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像切り換え装置。
  5. 【請求項5】 前記画像合成切り換え部は、前記外部か
    ら入力された複数の画像を用いてキーイング合成処理を
    施した合成画像を、前記特殊効果処理部に対して出力
    し、前記特殊効果処理が施されて再び入力された画像を
    用いて、前記表示切り換え処理および前記合成処理を行
    うことが可能であり、 前記合成切り換え制御部は、前記特殊効果処理部から出
    力された前記選択指示情報に基づいて、前記キーイング
    合成処理の施されていない画像と、前記キーイング合成
    処理を施した合成画像とを切り換えて、前記特殊効果処
    理部へ出力させるとともに、前記合成画像に対して前記
    キーイング合成処理を行う機能のオン、オフを切り換え
    るように、前記画像合成切り換え部を制御することを特
    徴とする請求項2記載の画像切り換え装置。
  6. 【請求項6】 前記特殊効果処理部は、前記処理の種類
    として、入力された画像に対する拡大縮小、回転、表示
    位置の移動、変形、色調変化、輝度変化の強調、および
    フリップ機能を用いた処理のうちの複数の処理を行うこ
    とが可能であることを特徴とする請求項1記載の画像切
    り換え装置。
  7. 【請求項7】 前記画像合成切り換え部は、前記合成切
    り換え制御部の制御によって、入力された画像を徐々に
    切り換える処理が可能であることを特徴とする請求項1
    記載の画像切り換え装置。
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