JP2002319029A - 地図データ処理装置 - Google Patents

地図データ処理装置

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JP2002319029A
JP2002319029A JP2001122233A JP2001122233A JP2002319029A JP 2002319029 A JP2002319029 A JP 2002319029A JP 2001122233 A JP2001122233 A JP 2001122233A JP 2001122233 A JP2001122233 A JP 2001122233A JP 2002319029 A JP2002319029 A JP 2002319029A
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JP2001122233A
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English (en)
Inventor
Koji Fujiyama
浩二 藤山
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Traffic Control Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路データの内容更新に要するコストを低減
することができる地図データ処理装置を提供すること。 【解決手段】 DVD10には、経路探索等に必要な道
路データを含む地図データが記録されている。差分地図
メモリ14は、書き換え可能な記憶媒体であり、DVD
10に記録された古い地図データとその最新情報との差
分を抽出して生成された差分地図データが格納されてい
る。地図読出制御部22は、ナビゲーション動作処理部
20から道路データの読み出しが要求されると、該当デ
ータが追加地図メモリ14に格納された差分地図データ
に含まれている場合には、追加地図メモリ14から該当
データを読み出し、該当データが差分地図データに含ま
れていない場合には、ディスク読取装置12に指示を送
り、DVD10から該当データを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図データを用い
て地図表示や経路探索等の各種処理を行う地図データ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用のナビゲーション装置や地図検索
ソフトウェアを実行するパーソナルコンピュータ(以
後、「パソコン」と称する)等、各種の地図データ処理
装置が普及している。これらの装置は、地図表示を行う
ために必要となる表示に関するデータや経路探索処理等
に必要となる道路に関するデータ(道路データ)等を含
んだ所定の地図データを用いて各種処理を行っている。
一般に、各種処理に用いられる地図データは、CD(コ
ンパクトディスク)やDVD(デジタルバーサタイルデ
ィスク)等の記憶媒体に記録して提供されている。
【0003】例えば、ナビゲーション装置は、CDやD
VD等に記録された所定の地図データを適宜読み出し
て、車両位置の周辺などの地図表示、利用者により指定
される目的地や経由地までの経路探索、また、経路探索
よって求められた経路に沿って車両の走行を誘導する経
路誘導など各種のナビゲーション処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の地図
データ処理装置では、道路等の改変などの最新情報が反
映された新しい地図データを入手する場合には、新しい
地図データが記録されたDVD等の記憶媒体を改めて購
入し、古い地図データが記録されたDVD等と取り換え
ていたために無駄が多く、地図データの内容更新に要す
るコストが大きいという問題があった。
【0005】これに対して、特開平10−40362号
公報には、読出専用の記録媒体に記録された基本地図情
報と、書込可能な記録媒体に記録された更新地図情報と
を合成することにより、最新情報を反映した地図情報を
表示する「電子地図情報の再生装置」が開示されてい
る。しかしながら、特開平10−40362号公報に開
示された電子地図情報の再生装置は、地図情報の表示内
容に対して最新情報を反映させることが可能であるが、
道路データの内容を最新情報に対応して更新し、経路探
索処理等の処理に反映させることができなかった。
【0006】また、特開平10−10970号公報に
は、地図データの更新を効率的に行うことができる「地
図データ更新システム」が開示されている。しかしなが
ら、この地図データ更新システムは、地図データを提供
する側である提供者が地図データの更新作業を効率的に
行うためのものであるため、地図データの被提供者であ
る地図データ処理装置において、地図データの内容更新
を行う際に要するコストが大きいという問題に対する解
決策とはなっていなかった。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、道路データの内容更新に要
するコストを低減することができる地図データ処理装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の地図データ処理装置は、書き換え不可
能な記憶媒体によって構成されている地図データ格納手
段に地図データを格納し、書き換え可能な記憶媒体によ
って構成されている差分データ格納手段に上述した地図
データとその最新情報との差分データを格納しており、
地図アプリケーション処理手段からノードあるいはリン
クに関するデータの読み出しが指示されたときには、デ
ータ操作手段により、差分データ内に該当データが存在
する場合には差分データ格納手段から該当データの読み
出しを行い、差分データ内に該当データが存在しない場
合には地図データ格納手段から該当データの読み出しを
行っている。
【0009】一般的な地図データでは、交差点等に対応
するノードとこれらのノードを結ぶリンクを用いて道路
データが表現されており、各道路や交差点等に関する各
種の属性は、これらのノードやリンクに対応付けて記録
されている。本発明の地図データ処理装置では、書き換
え不可能な記憶媒体からなる地図データ格納手段に格納
されている地図データ、換言すれば「古い地図データ」
と最新情報との差分データを差分データ格納手段に格納
しており、ノードあるいはリンクに関するデータの読み
出しが指示された場合には、差分データ格納手段に格納
された差分データ内に存在する該当データを優先的に読
み出している。したがって、書き換え可能な記憶媒体か
らなる差分データ格納手段に格納されている差分データ
を、最新の内容が反映されたものに適宜更新することに
より、道路データの内容を低コストに更新することがで
きる。特に、多くの地図データ処理装置において既に備
わっている書き換え不可能な記憶媒体に記録された道路
データについても、内容に変化がない部分は引き続き使
用することができるため、道路データの更新に伴う無駄
を極力抑えることができるという利点がある。
【0010】また、差分データ格納手段に格納される差
分データに、地図データに含まれるリンクの削除情報を
含ませておき、リンクに関するデータの読み出しが地図
アプリケーション処理手段から指示されたときには、こ
の削除情報に基づいてデータ操作手段により該当データ
の有無を判断することが望ましい。
【0011】地図データに含まれるリンクの削除情報を
差分データに含ませておくことにより、該当データの有
無を容易に判定することができる。そして、該当データ
がないと判定された場合には、リンクに関するデータの
読み出しを行わないようにすることで、地図データ格納
手段に格納された書き換え不可能な地図データの内容を
擬似的に更新することができる。
【0012】また、差分データ格納手段に格納される差
分データに、地図データに含まれるリンクの削除情報
と、追加されたリンクに関するデータとを含ませてお
き、上述したデータ操作手段は、リンクに関するデータ
の読み出しが地図アプリケーション手段から指示された
ときに、このリンクが削除情報に対応するものである場
合にはその旨を示す応答を返し、このリンクが地図デー
タあるいは追加されたリンクに関するデータに対応する
ものである場合には地図データ格納手段あるいは差分デ
ータ格納手段から該当データの読み出しを行うことが望
ましい。
【0013】読み出し対象となっているリンクが削除情
報に対応するものである場合には、このリンクに関する
データが地図データから読み出されることがなく、読み
出し対象となっているリンクが地図データあるいは追加
されたリンクに関するデータに対応するものである場合
には該当データが読み出されるので、書き換え不可能な
記憶媒体に格納された地図データを利用しながら、新た
なリンクの追加や不要なリンクの削除を自由に行うこと
ができる。
【0014】また、差分データ格納手段に格納される差
分データに、地図データに含まれるノードの追加、変更
に関する更新情報を含ませておき、ノードに関するデー
タの読み出しが前記地図アプリケーション処理手段から
指示されたときには、この更新情報に基づいてデータ操
作手段により該当データの有無を判断することが望まし
い。地図データに含まれるノードの追加、変更に関する
更新情報を差分データに含ませておくことにより、該当
データの有無を容易に判定することができる。そして、
該当データがないと判定された場合には、ノードに関す
るデータの読み出しを行わないようにすることで、地図
データ格納手段に格納された書き換え不可能な地図デー
タの内容を擬似的に更新することができる。
【0015】また、差分データ格納手段に格納される差
分データに、地図データに含まれるノードの追加、変更
に関する更新情報と、この更新情報によって特定される
ノードに関するデータとを含ませておき、データ操作手
段は、ノードに関するデータの読み出しが地図アプリケ
ーション手段から指示されたときに、このノードが更新
情報に対応するものである場合には差分データ格納手段
からこの更新情報によって特定される該当データの読み
出しを行い、それ以外の場合には地図データ格納手段か
ら該当データの読み出しを行うことが望ましい。ノード
の追加、変更がある場合には、更新情報に基づいて特定
されるノードに関するデータが差分データ格納手段から
読み出され、それ以外の場合には、地図データ格納手段
から該当データが読み出されるので、書き換え不可能な
記憶媒体に格納された地図データを利用しながら、ノー
ドの追加や変更を自由に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のナビゲーション装置について、図面を参照しながら
説明する。(1)ナビゲーション装置の構成 図1は、本実施形態のナビゲーション装置を含むネット
ワークシステムの構成を示す図である。図1に示すよう
に、本実施形態のナビゲーション装置1は、所定のネッ
トワーク3を介して地図配信サーバ2と相互に接続され
ている。なお、本実施形態におけるネットワーク3は、
一般電話網、移動体電話網、インターネットなどの各種
の通信網を含んで構成されているものとする。
【0017】ナビゲーション装置1は、車両位置周辺の
地図表示や経路誘導処理等のナビゲーション動作を行
う。なお、ナビゲーション装置1とネットワーク3との
間は、例えば、移動体電話等を用いて接続されている。
地図配信サーバ2は、ナビゲーション装置1から送られ
る要求に対応して、ナビゲーション装置1が備えている
地図データの内容を更新するために必要な所定の差分地
図データ(差分データ)を送信する処理を行う。この差
分地図データは、ナビゲーション装置1が備えている地
図データとその最新情報との差分を抽出して生成されて
いる。差分地図データの詳細内容については後述する。
【0018】図2は、ナビゲーション装置1の詳細構成
を示す図である。図2に示すナビゲーション装置1は、
DVD10、ディスク読取装置12、差分地図メモリ1
4、車両位置検出部16、操作部18、ナビゲーション
動作処理部20、地図読出制御部22、通信処理部2
4、表示装置26を含んで構成されている。
【0019】DVD10は、地図表示や経路探索等のナ
ビゲーション処理に必要な地図データが記録された書き
換え不可能な記憶媒体である。なお、以降の説明では、
DVD10に記録されている地図データを「固定地図デ
ータ」と称することとする。ディスク読取装置12は、
1枚あるいは複数枚のDVD10が装填可能であり、地
図読出制御部22の制御によっていずれかのDVD10
から固定地図データの読み出しを行う。なお、装填され
るディスクは必ずしもDVDでなくてもよく、CDでも
よい。また、DVDとCDの双方を選択的に装填可能と
してもよい。
【0020】差分地図メモリ14は、地図配信サーバ2
から送信される差分地図データを格納するものであり、
書き換え可能な記憶媒体によって構成されている。な
お、書き換え可能な記憶媒体としては、メモリ・カード
等の記憶媒体、ハードディスク等の磁気記憶媒体、その
他各種の記憶媒体が考えられ、いずれを用いてもよい。
【0021】車両位置検出部16は、例えば、GPS受
信機、距離センサ、角度センサ等を備えており、自車位
置を検出し、これを測位時刻とともに出力する。操作部
18は、左右上下の方向を指示するジョイスティック、
表示画面上のカーソル位置にある項目の確定を行う設定
キー等の各種操作キーを備えており、キーの操作状態に
応じた操作信号をナビゲーション動作処理部20に向け
て出力する。
【0022】ナビゲーション動作処理部20は、自車位
置周辺の地図表示や所定の出発地と目的地を結ぶ走行経
路の探索など各種のナビゲーション動作を実現するため
の処理を行うものである。地図読出制御部22は、ナビ
ゲーション動作処理部20からの要求に応じて、ディス
ク読取装置12に指示を送りDVD10に記録された固
定地図データの読み出しを行うとともに、追加地図メモ
リ14に格納された差分地図データの読み出しを行い、
これらの固定地図データおよび差分地図データの中から
必要なデータを抽出してナビゲーション動作処理部20
に出力する。地図読出制御部22の動作内容の詳細につ
いては後述する。
【0023】通信処理部24は、ナビゲーション動作処
理部20がネットワーク3を介して地図配信サーバ2と
の間でデータの送受を行うため必要な通信処理を行う。
表示装置26は、ナビゲーション動作処理部20から出
力される画像データに基づいて、自車周辺の地図画像等
の各種画像を表示する。
【0024】上述したDVD10が地図データ格納手段
に、差分地図メモリ14が差分データ格納手段に、ナビ
ゲーション動作処理部20が地図アプリケーション処理
手段に、地図読出制御部22がデータ操作手段にそれぞ
れ対応している。(2)固定地図データ、差分地図データの詳細内容 次に、DVD10に記録された固定地図データ、および
差分地図メモリ14に格納された差分地図データの詳細
について説明する。
【0025】(2−1)固定地図データの内容 DVD10に記録された固定地図データには、ノードの
詳細データを納めたノードデータテーブルと、リンクの
詳細データを納めたリンクデータテーブルとが含まれて
いる。
【0026】ノードデータテーブルは、固定地図データ
に含まれる全ノードに対応したノードデータ#1、#
2、…#nを格納している。同様に、リンクデータテー
ブルは、固定地図データに含まれる全てのリンクに対応
したリンクデータ#1、#2、…#nを格納している。
【0027】(2−2)差分地図データの内容 図3は、差分地図メモリ14に格納される差分地図デー
タの内容を示す図である。図3に示すように、差分地図
データは、(1)追加ノードデータテーブル、(2)追
加リンクデータテーブル、(3)ノード更新情報テーブ
ル、(4)リンク削除情報テーブルを含んで構成されて
いる。
【0028】図4は、追加ノードデータテーブルの内容
を示す図である。図4に示すように、追加ノードデータ
テーブルは、新たに追加されたノードに対応するノード
データ#n+1、#n+2、…、#mを含んでいる。各
ノードデータに含まれる情報の内容は、上述した固定地
図データに含まれるノードデータと同様である。
【0029】図5は、追加リンクデータテーブルの内容
を示す図である。図5に示すように、追加リンクデータ
テーブルは、新たに追加されたリンクデータ#n+1、
#n+2、…、#mを含んでいる。各リンクデータに含
まれる情報の内容は、上述した固定地図データに含まれ
るリンクデータと同様である。
【0030】図6は、ノード更新情報テーブルの内容を
示す図である。図6に示すように、ノード更新情報テー
ブルは、地図データの内容更新に伴って、不要となり削
除されることとなったノードや、新たに追加されたノー
ドと置き換えられることとなったノードなどを特定する
ノード更新情報1、2、3、…が含まれている。
【0031】具体的には、ノードの置き換えが行われた
場合には、ノード更新情報に含まれる「ノード番号」に
置き換え対象となったノードのノード番号が格納され、
「新ノード番号」に置き換え後のノードのノード番号が
格納される。また、ノードの削除が行われた場合には、
ノード更新情報に含まれる「ノード番号」に削除対象と
なるノードのノード番号が格納され、「新ノード番号」
に所定の無効値が格納される。ノード更新情報の具体例
については後述する。
【0032】図7は、リンク削除情報テーブルの内容を
示す図である。図7に示すように、リンク削除情報テー
ブルは、地図データの内容更新に伴い、不要となり削除
されることとなったリンクを特定するリンク削除情報
1、2、3、…が含まれている。リンク削除情報には、
削除対象となるリンクを特定する「リンク番号」が格納
される。リンク削除情報の具体例については後述する。
【0033】(2−3)差分地図データの生成方法 次に、差分地図データを生成する方法について具体例を
挙げて説明する。図8は、固定地図データに含まれるリ
ンクを削除する場合の差分地図データの生成手順を示す
図である。具体例として、4つのノードN1〜N4と、
ノードN1からノードN2に向かって接続されたリンク
L1、ノードN1からノードN3に向かって接続された
リンクL2、ノードN1からノードN4に向かって接続
されたリンクL3、ノードN2からノードN3に向かっ
て接続されたリンクL4のそれぞれが含まれている固定
地図データにおいて、リンクL2およびリンクL4を削
除する場合について説明する。
【0034】リンクL2は、固定地図データに含まれる
ノードであるため、リンクL2を削除する旨を示す所定
のリンク削除情報が作成されて、リンク削除データテー
ブルに登録される。また、リンクL2の削除に伴い、こ
のリンクL2の両端に存在する各ノードN1およびN3
に関するノードデータの内容に変化が生じるため、新た
なノードデータが作成される。
【0035】具体的には、ノードN1については、削除
対象のリンクL2以外にリンクL1およびL3が接続さ
れているため、ノードN1に対応するノードデータを参
照し、接続しているリンクに関する情報を「L1,L
2,L3」から「L1,L3」に変更することによって
新たなノードデータが作成される。
【0036】また、ノードN3についても、削除対象の
リンクL2以外にリンクL4が接続されているため、ノ
ードN3に対応するノードデータを参照し、接続してい
るリンクに関する情報を「L2′,L4′」から「L
4′」に変更することにより、新たなノードデータが作
成される。なお、L2′およびL4′に付加されている
「′」は、これらのリンクの終点側がノードN3に対し
て接続されていることを示している。
【0037】このようにして作成された新たなノードデ
ータは、追加ノードデータテーブルに格納される。上述
した例では、ノードN1に対応して新たに作成されたノ
ードデータがノードデータ#5、ノードN3に対応して
新たに作成されたノードデータがノードデータ#6とし
て、それぞれ追加ノードデータテーブルに格納される。
【0038】追加ノードデータテーブルに各ノードデー
タが格納されると、これに対応して所定のノード更新情
報が作成され、ノードN1が新たなノードN5に、ノー
ドN3が新たなノードN6にそれぞれ置き換えられる。
具体的には、ノード番号が「N1」、新ノード番号が
「N5」と設定されたノード更新情報1、および、ノー
ド番号が「N3」、新ノード番号が「N6」と設定され
たノード更新情報2がそれぞれ作成される。
【0039】次に、リンクL4を削除する処理について
説明する。リンクL4は、固定地図データに含まれるノ
ードであるため、リンクL4を削除する旨を示す所定の
リンク削除情報が作成されて、リンク削除データテーブ
ルに登録される。また、リンクL4の削除に伴い、この
リンクL4の両端に存在する各ノードN2およびN6に
関するノードデータの内容に変化が生じるため、新たな
ノードデータが作成される。
【0040】具体的には、ノードN6については、削除
対象のリンクL4のみが接続されているため、リンクL
4の削除後は不要なノードとなる。この場合に、ノード
N6に対応するノードデータ#6は、先の処理で追加さ
れたものであるため削除可能であり、このノードデータ
#6は削除される。
【0041】また、ノードN2については、削除対象の
リンクL4以外にリンクL1が接続されているため、ノ
ードN2に対応するノードデータを参照し、接続してい
るリンクに関する情報を「L1′,L4」から「L
1′」に変更することにより、新たなノードデータが作
成される。
【0042】このようにして作成された新たなノードデ
ータは、追加ノードデータテーブルに格納される。上述
した例では、追加ノードデータテーブルにおいて、ノー
ドN2に対応して新たに作成されたノードデータが新た
なノードデータ#6として追加ノードデータテーブルに
格納される。
【0043】追加ノードデータテーブルにノードデータ
が格納されると、これに対応して、ノード番号が「N
2」、新ノード番号が「N6」と設定されたノード更新
情報3が新たに作成され、ノードN2が新たなノードN
6に置き換えられる。また、先の処理で作成されたノー
ド更新情報2については、新ノード番号が「N6」から
無効値「null」に変更される。すなわち、このノー
ド更新情報2は、ノードN3が削除された旨を示すノー
ド更新情報となる。
【0044】図9は、リンクL2およびL4を削除する
処理が行われた場合に最終的に得られる各テーブル(リ
ンク削除情報テーブル、ノード更新情報テーブル、追加
ノードデータテーブル)のデータ内容を示す図である。
図9(A)に示すように、リンク削除情報テーブルに
は、(1)リンクL2が削除された旨を示すリンク削除
情報1と、(2)リンクL4が削除された旨を示すリン
ク削除情報2がそれぞれ格納される。
【0045】図9(B)に示すように、ノード更新情報
テーブルには、(1)ノードN1がノードN5に置き換
えられた旨を示すノード更新情報1、(2)ノードN3
が削除された旨を示すノード更新情報2、(3)ノード
N2がノードN6に置き換えられた旨を示すノード更新
情報3のそれぞれが格納される。
【0046】図9(C)に示すように、追加ノードデー
タテーブルには、(1)リンクL1およびL3が接続さ
れたノードN5に対応するノードデータ#5と、(2)
リンクL1が接続されたノードN6に対応するノードデ
ータ#6がそれぞれ格納される。
【0047】なお、固定地図データに含まれるノードに
接続されているリンクを削除する場合であって、そのリ
ンクを削除すると、他に接続されているリンクが存在し
なくなってノードが不要となる場合には、新ノード番号
を無効値「null」としたノード更新情報を新たに作
成し、ノード更新情報テーブルに格納すればよい。例え
ば、上述した図8においてリンクL3を削除する場合を
考えると、このリンクL3を削除すると固定地図データ
に含まれるノードであるノードN4が不要となるため、
ノード番号を「N4」、新ノード番号を「null」と
したノード更新情報を新たに作成すればよい。
【0048】また、追加して作成されたノードに接続さ
れたリンクを削除する場合であって、その削除対象リン
ク以外にもリンクが接続されている場合には、元のノー
ドデータを参照し、リンクの接続状態の変化に対応して
その内容を変更して新たなノードデータを作成すればよ
い。例えば、上述した図8においてリンクL3を削除す
る場合であれば、追加して作成されたノードであるノー
ドN5には他のリンクL1も接続されているため、ノー
ドN5に対応するノードデータ#5を参照し、接続して
いるリンクに関する情報を「L3,L1」から「L1」
に変更して新たなノードデータを作成し、このノードデ
ータをノードデータ#5として追加ノードデータテーブ
ルに格納すればよい。
【0049】次に、固定地図データに対して新たにリン
クを追加する場合の差分データの生成方法について説明
する。図10は、固定地図データに対して新たにリンク
を追加する場合の差分地図データの生成手順を示す図で
ある。具体例として、2つのノードN1、N2と、ノー
ドN1からノードN2に向かって接続されたリンクL1
が含まれている固定地図データに対して、リンクL2、
L3、リンクL4をそれぞれ追加する場合について説明
する。
【0050】まず、リンクL2を追加する処理について
説明する。リンクL2は、固定地図データに含まれる既
存のノードとは接続されていないため、このリンクL2
の両端に接続される新たなノードN3およびN4が設定
されて、対応するノードデータ#3およびノードデータ
#4が作成され、追加ノードデータテーブルに格納され
る。ノードデータ#3には、ノードN3がリンクL2の
起点側に配置されている旨の情報が含まれる。またノー
ドデータ#4には、ノードN4がリンクL2の終点に配
置されている旨の情報が含まれる。
【0051】また、リンクL2の新規追加に対応し、新
たなリンクデータ#2が作成されて追加リンクデータテ
ーブルに格納される。このリンクデータ#2には、リン
クL2がノードN3からノードN4に向かって接続され
ている旨の情報が含まれる。次に、リンクL3を追加す
る処理について説明する。リンクL3は、ノードN1か
らノードN4に向かって接続されるリンクであるため、
その旨の情報を含む新たなリンクデータ#3が作成され
て追加リンクデータテーブルに格納される。
【0052】また、ノードN1およびノードN4につい
ては、接続されているリンクの内容に変化が生じるた
め、新たなノードデータが作成される。具体的には、ノ
ードN1は固定地図データに含まれる既存のノードであ
るため、ノードN1に対応するノードデータを参照し、
接続されているリンクに関する情報を「L1」から「L
1,L3」に変更することにより、新たなノードデータ
#5が作成される。またノードN4は、先の処理で追加
されたノードであるため、ノードN4に対応するノード
データ#4が読み出され、接続されているリンクに関す
る情報を「L2′」から「L2′,L3′」に変更する
ことにより、ノードデータ#4の内容が更新される。
【0053】このようにして作成されたノードデータ#
5、および更新されたノードデータ#4のそれぞれは、
追加ノードデータテーブルに格納される。追加ノードデ
ータテーブルに各ノードデータが格納されると、これに
対応してノード番号が「N1」、新ノード番号が「N
5」と設定されたノード更新情報1が作成され、ノード
N1が新たなノードN5に置き換えられる。
【0054】また、このノードの置き換えに伴って、リ
ンクL3に対応するリンクデータ#3の内容が変更され
る。具体的には、リンクL3の起点側に配置されたノー
ドを示す情報がノードN1からノードN5に変更され
る。次に、リンクL4を追加する処理について説明す
る。リンクL4は、その起点側がノードN5と接続され
ているが、終点側が既存のノード(追加されたノードを
含む)と接続されていないため、このリンクL4の終点
側に接続される新たなノードN6が設定されて、対応す
るノードデータ#6が作成される。ノードデータ#6に
は、ノードN6がリンクL4の終点側に接続されている
旨の情報が含まれる。
【0055】また、リンクL4の新規追加に対応し、新
たなリンクデータ#4が作成されて追加リンクデータテ
ーブルに格納される。このリンクデータ#4には、リン
クL4がノードN5からノードN6に向かって接続され
ている旨の情報が含まれる。またノードN5について
は、接続されているリンクの内容に変化が生じるため、
データ内容が更新される。具体的には、ノードN5は、
先の処理で追加されたノードであるため、ノードN5に
対応するノードデータ#5が読み出され、接続されてい
るリンクに関する情報が「L1,L3」から「L1,L
3,L4」に変更されて、ノードデータ#5の内容が更
新される。
【0056】図11は、リンクL2、L3、L4を追加
する処理が行われた場合に最終的に得られる各テーブル
(追加リンクデータテーブル、ノード更新情報テーブ
ル、追加ノードデータテーブル)のデータ内容を示す図
である。図11(A)に示すように、追加リンクデータ
テーブルには、(1)ノードN3からノードN4に向か
って接続されたリンクL2に関するリンクデータ#2、
(2)ノードN5からノードN4に向かって接続された
リンクL3に関するリンクデータ#3、(3)ノードN
5からノードN6に向かって接続されたリンクL4に関
するリンクデータ#4のそれぞれが格納される。
【0057】図11(B)に示すように、ノード更新情
報テーブルには、(1)ノードN1がノードN5に置き
換えられた旨を示すノード更新情報1が格納される。図
11(C)に示すように、追加ノードデータテーブルに
は、(1)リンクL2が接続されたノードN3に対応す
るノードデータ#3、(2)リンクL2およびL3が接
続されたノードN4に対応するノードデータ#4、
(3)リンクL1、L3、L4が接続されたノードN5
に対応するノードデータ#5、(4)リンクL4が接続
されたノードN6に対応するノードデータ#6、のそれ
ぞれが格納される。
【0058】本実施形態では、上述したような方法によ
って作成された差分地図データが所定のネットワーク3
を介して地図配信サーバ2からナビゲーション装置1に
送信され、ナビゲーション装置1内の差分地図メモリ1
4に格納される。(3)ナビゲーション装置1の動作 次に、差分地図メモリ14に格納されている差分地図デ
ータと、DVD10に記録された固定地図データとに基
づいて、リンクデータおよびノードデータの読み出しを
行う際のナビゲーション装置1の動作について説明す
る。
【0059】図12は、リンクデータの読み出しを行う
際のナビゲーション装置1の動作手順を示す流れ図であ
り、主に、地図読出制御部22によって行われる動作内
容が示されている。地図読出制御部22は、ナビゲーシ
ョン動作処理部20からリンクデータの読み出しを行う
ように指示されたか否かを判定する(ステップ10
0)。具体的には、ナビゲーション動作処理部20から
地図読出制御部22に対して、読み出し対象となるリン
クデータのリンク番号が指定され、このリンク番号を有
するリンクデータの読み出しを行うように指示がなされ
る。リンクデータの読み出し指示がなされない場合に
は、ステップ100の判定が繰り返される。
【0060】リンクデータの読み出し指示がなされる
と、ステップ100で肯定判断が行われ、地図読出制御
部22は、差分地図メモリ14に格納されているリンク
削除情報テーブルを参照し(ステップ101)、ナビゲ
ーション動作処理部20により指定されたリンク番号の
リンクが削除対象となっているか否かを判定する(ステ
ップ102)。
【0061】指定されたリンク番号のリンクが削除対象
となっていない場合には、ステップ102で否定判断が
行われ、次に地図読出制御部22は、指定されたリンク
番号に対応するリンクデータを検索し、リンクデータが
存在するか否かを判定する(ステップ103)。具体的
には、地図読出制御部22は、DVD10に格納された
固定地図データに含まれるリンクデータテーブル、およ
び差分地図メモリ14に格納された差分地図データに含
まれる追加リンクデータテーブルのそれぞれの中から、
指定されたリンク番号に対応するリンクデータを検索
し、その有無を判定する。
【0062】指定されたリンクデータが存在する場合に
は、ステップ103で肯定判断が行われ、地図読出制御
部22は、そのリンクデータを読み出し(ステップ10
4)、読み出したリンクデータをナビゲーション動作処
理部20に出力する(ステップ105)。
【0063】また、指定されたリンク番号のリンクが削
除対象となっている場合(ステップ102で肯定判
断)、あるいは、指定されたリンク番号のリンクが存在
しない場合(ステップ103で否定判断)には、地図読
出制御部22は、指定されたリンク番号に対応するリン
クデータが存在しない旨をナビゲーション動作処理部2
0に通知する(ステップ106)。
【0064】図13は、リンクデータの読み出し処理の
具体例を示す図である。地図読出制御部22は、ナビゲ
ーション動作処理部20から指定されたリンク番号に対
応してリンク削除情報テーブルを参照し、削除対象とな
っていないリンク番号に対応するリンクデータについて
は、DVD10に格納されたリンクデータテーブル、ま
たは差分地図メモリ14に格納された追加リンクデータ
テーブルから読み出してナビゲーション動作処理部20
に出力する。例えば、指定されたリンク番号が「L3」
および「Lm」であり、これらに対応するリンクデータ
がそれぞれリンクデータ#3、リンクデータ#mである
とすると、リンクデータ#3、リンクデータ#mが地図
読出制御部22によって読み出される。また、指定され
たリンク番号が「L2」である場合のように、リンク削
除情報によって削除対象であることが示されているリン
ク番号のリンクについては、地図読出制御部22は、リ
ンクデータの読み出しを行わずに、指定されたリンク番
号に対応するリンクデータが存在しない旨をナビゲーシ
ョン動作処理部20に通知する。
【0065】次に、ノードデータの読み出し処理につい
て説明する。図14は、ノードデータの読み出しを行う
際のナビゲーション装置1の動作手順を示す流れ図であ
り、主に、地図読出制御部22によって行われる動作内
容が示されている。地図読出制御部22は、ナビゲーシ
ョン動作処理部20からノードデータの読み出しを行う
ように指示されたか否かを判定する(ステップ20
0)。具体的には、ナビゲーション動作処理部20から
地図読出制御部22に対して、読み出し対象となるノー
ドデータのノード番号が指定され、このノード番号を有
するノードデータの読み出しを行うように指示がなされ
る。ノードデータの読み出し指示がなされない場合に
は、ステップ200の判定が繰り返される。
【0066】ノードデータの読み出し指示がなされる
と、ステップ200で肯定判断が行われ、地図読出制御
部22は、差分地図メモリ14に格納されているノード
更新情報テーブルを参照し(ステップ201)、ナビゲ
ーション動作処理部20により指定されたノード番号に
関するノード更新情報が存在するか否かを判定する(ス
テップ202)。
【0067】指定されたノード番号に関するノード更新
情報が存在しない場合には、ステップ202で否定判断
が行われ、次に地図読出制御部22は、指定されたノー
ド番号に対応するノードデータを検索し、ノードデータ
が存在するか否かを判定する(ステップ203)。具体
的には、地図読出制御部22は、DVD10に格納され
た固定地図データに含まれるノードデータテーブル、お
よび差分地図メモリ14に格納された差分地図データに
含まれる追加ノードデータテーブルのそれぞれの中か
ら、指定されたノード番号に対応するノードデータを検
索し、その有無を判定する。
【0068】指定されたノードデータが存在する場合に
は、ステップ203で肯定判断が行われ、地図読出制御
部22は、そのノードデータを読み出す(ステップ20
4)。また、指定されたノード番号に関するノード更新
情報が存在する場合には、上述したステップ202で肯
定判断が行われ、次に地図読出制御部22は、ノード更
新情報に含まれている「新ノード番号」を読み出し、こ
の新ノード番号が有効値(無効値「null」以外の
値)であるか否かを判定する(ステップ205)。新ノ
ード番号が有効値である場合には、ステップ205で肯
定判断が行われ、地図読出制御部22は、この新ノード
番号に対応するノードデータを追加ノードデータテーブ
ルから読み出す(ステップ206)。
【0069】上述したステップ204あるいはステップ
206に示した処理が行われ、所定のノードデータを読
み出すと、地図読出制御部22は、この読み出したノー
ドデータをナビゲーション動作処理部20に出力する
(ステップ207)。また、指定されたノード番号に対
応するノードデータが存在せず、上述したステップ20
3で否定判断が行われた場合、あるいは新ノード番号が
無効値であり、上述したステップ205で否定判断が行
われた場合には、地図読出制御部22は、指定されたノ
ード番号に対応するノードデータが存在しない旨をナビ
ゲーション動作処理部20に通知する(ステップ20
8)。
【0070】図15は、ノードデータの読み出し処理の
具体例を示す図である。地図読出制御部22は、ナビゲ
ーション動作処理部20から指定されたノード番号に対
応してノード更新情報テーブルを参照し、ノード更新情
報が存在しないノードデータについては、DVD10に
格納されたノードデータテーブル、または差分地図メモ
リ14に格納された追加ノードデータテーブルから読み
出して、ナビゲーション動作処理部20に出力する。図
15に示す例では、指定されたノード番号が「N1」で
あり、対応するノードデータがノードデータ#1である
とすると、このノード番号「N1」に関するノード更新
情報は存在しないため、地図読出制御部22は、ノード
データ#1を読み出してナビゲーション動作処理部20
に出力する。
【0071】また、指定されたノード番号を含むノード
更新情報が存在し、新ノード番号に有効値が格納されて
いる場合には、地図読出制御部22は、指定されたノー
ド番号に対応するノードデータを読み出す代わりに、新
ノード番号に対応するノードデータを追加ノードデータ
テーブルから読み出して、ナビゲーション動作処理部2
0に出力する。図15に示す例では、指定されたノード
番号「N3」を含むノード更新情報が存在し、新ノード
番号に有効値「Nm」が格納されているので、地図読出
制御部22は、ノード番号N3に対応するノードデータ
#3を読み出す代わりに、新ノード番号Nmに対応する
ノードデータ#mを追加ノードデータテーブルから読み
出して、ナビゲーション動作処理部20に出力する。
【0072】また、指定されたノード番号を含むノード
更新情報が存在し、新ノード番号に無効値「null」
が格納されている場合には、地図読出制御部22は、指
定されたノード番号に対応するノードデータの読み出し
を行わずに、このノードデータが存在しない旨をナビゲ
ーション動作処理部20に通知する。図15に示す例で
は、指定されたノード番号「N2」を含むノード更新情
報が存在し、新ノード番号に無効値「null」が格納
されているので、地図読出制御部22は、ノード番号N
2に対応するノードデータ#2の読み出しを行わずに、
このノードデータが存在しない旨をナビゲーション動作
処理部20に通知する。
【0073】このように、本実施形態のナビゲーション
装置1では、DVD10に記録された固定地図データと
その最新情報との差分を表す差分地図データを地図配信
サーバ2から取得して差分地図メモリ14に格納してお
り、リンクデータあるいはノードデータの読み出しがナ
ビゲーション動作処理部20から指示された場合には、
該当データを地図読出制御部22によって差分地図メモ
リ14またはDVD10から読み出している。したがっ
て、最新の内容が反映された差分地図データを、地図配
信サーバ2から適宜取得して差分地図メモリ14に格納
することによりリンクデータおよびノードデータの内容
を更新することができ、道路データの内容更新に要する
コストを低減することができる。特に、ナビゲーション
装置1に既に備わっているDVD10に記録された固定
地図データについても、内容に変化がない部分は引き続
いて使用しているため、道路データの更新に伴う無駄を
極力抑えることができるという利点がある。
【0074】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
ネットワーク3を介して地図配信サーバ2から差分地図
データを取得していたが、差分地図データの取得経路は
これに限定されるものではなく、他にも種々の変形例が
考えられる。例えば、家庭用のパソコン等を用いて、ネ
ットワーク3を介して地図配信サーバ2から送信される
差分地図データを受信し、受信した差分地図データをメ
モリ・カード等の記憶媒体に転送し、このメモリ・カー
ド等をナビゲーション装置に接続することにより、ナビ
ゲーション装置に差分地図データを転送することができ
る。
【0075】また、上述した実施形態では、地図データ
処理装置の一例として車載用のナビゲーション装置を考
えたが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものでは
なく、地図表示や経路探索等を行うアプリケーションソ
フトをパソコン等において実行する場合についても本発
明を適用することができる。パソコン等に本発明を適用
する場合には、パソコン等に備わったハードディスク等
の書き換え可能な記憶媒体に差分地図データを格納して
おけばよい。また、固定地図データについては、DVD
等の記憶媒体からその都度読み出すようにしてもよく、
ハードディスク等の記憶媒体に格納しておいてもよい。
【0076】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、書き
換え不可能な記憶媒体からなる地図データ格納手段に格
納されている地図データとその最新情報との差分データ
が差分データ格納手段に格納されており、ノードあるい
はリンクに関するデータの読み出しが指示された場合に
は、差分データ格納手段に格納された差分データ内に存
在する該当データが優先的に読み出されるため、差分デ
ータを最新の内容が反映されたものに適宜更新すること
により、道路データの内容を低コストで更新することが
できる。特に、ナビゲーション装置等の地図データ処理
装置に既に備わっている書き換え不可能な記憶媒体に記
録された地図データについても、内容に変化がない部分
は引き続いて使用することができるため、道路データの
更新に伴う無駄を極力抑えることができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のナビゲーション装置を含むネット
ワークシステムの構成を示す図である。
【図2】ナビゲーション装置の詳細構成を示す図であ
る。
【図3】差分地図メモリに格納される差分地図データの
内容を示す図である。
【図4】追加ノードデータテーブルの内容を示す図であ
る。
【図5】追加リンクデータテーブルの内容を示す図であ
る。
【図6】ノード更新情報テーブルの内容を示す図であ
る。
【図7】リンク削除情報テーブルの内容を示す図であ
る。
【図8】固定地図データに含まれるリンクを削除する場
合の差分地図データの生成手順を示す図である。
【図9】リンクL2およびL4を削除する処理が行われ
た場合の各テーブルのデータ内容を示す図である。
【図10】固定地図データに対して新たにリンクを追加
する場合の差分地図データの生成手順を示す図である。
【図11】リンクL2、L3、L4を追加する処理が行
われた場合の各テーブルのデータ内容を示す図である。
【図12】リンクデータの読み出しを行う際のナビゲー
ション装置の動作手順を示す流れ図である。
【図13】リンクデータの読み出し処理の具体例を示す
図である。
【図14】ノードデータの読み出しを行う際のナビゲー
ション装置の動作手順を示す流れ図である。
【図15】ノードデータの読み出し処理の具体例を示す
図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置 2 地図配信サーバ 3 ネットワーク 10 DVD 12 ディスク読取装置 14 差分地図メモリ 20 ナビゲーション動作処理部 22 地図読出制御部 24 通信処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/137 G08G 1/137 G09B 29/00 G09B 29/00 A Fターム(参考) 2C032 HB02 HB22 HC21 2F029 AA02 AB01 AB07 AB12 AC02 AC09 AC14 AC20 5B050 AA10 BA10 BA17 DA10 EA19 FA02 GA08 5B075 KK03 MM02 ND06 ND35 NK10 NR02 NR20 UU13 5H180 AA01 BB05 BB12 BB13 CC12 FF04 FF05 FF22 FF33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え不可能な記憶媒体によって構成
    されており、地図データが格納される地図データ格納手
    段と、 書き換え可能な記憶媒体によって構成されており、前記
    地図データとその最新情報との差分データが格納される
    差分データ格納手段と、 前記地図データに基づいて所定の処理を行う地図アプリ
    ケーション処理手段と、 前記地図アプリケーション処理手段からノードあるいは
    リンクに関するデータの読み出しが指示されたときに、
    前記差分データ内に該当データが存在する場合には前記
    差分データ格納手段からこの該当データの読み出しを行
    い、前記差分データ内に該当データが存在しない場合に
    は前記地図データ格納手段からこの該当データの読み出
    しを行うデータ操作手段と、 を備えることを特徴とする地図データ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記差分データ格納手段に格納された前記差分データに
    は、前記地図データに含まれるリンクの削除情報が含ま
    れており、 前記データ操作手段は、リンクに関するデータの読み出
    しが前記地図アプリケーション処理手段から指示された
    ときに、前記削除情報に基づいて該当データの有無を判
    断することを特徴とする地図データ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記差分データ格納手段に格納された前記差分データに
    は、前記地図データに含まれるリンクの削除情報と、追
    加されたリンクに関するデータとが含まれており、 前記データ操作手段は、リンクに関するデータの読み出
    しが前記地図アプリケーション手段から指示されたとき
    に、このリンクが前記削除情報に対応するものである場
    合にはその旨を示す応答を返し、このリンクが前記地図
    データあるいは追加されたリンクに関する前記データに
    対応するものである場合には前記地図データ格納手段あ
    るいは前記差分データ格納手段から該当データの読み出
    しを行うことを特徴とする地図データ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記差分データ格納手段に格納された前記差分データに
    は、前記地図データに含まれるノードの追加、変更に関
    する更新情報が含まれており、 前記データ操作手段は、ノードに関するデータの読み出
    しが前記地図アプリケーション処理手段から指示された
    ときに、前記更新情報に基づいて該当データの有無を判
    断することを特徴とする地図データ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記差分データ格納手段に格納された前記差分データに
    は、前記地図データに含まれるノードの追加、変更に関
    する更新情報と、この更新情報によって特定される前記
    ノードに関するデータとが含まれており、 前記データ操作手段は、ノードに関するデータの読み出
    しが前記地図アプリケーション手段から指示されたとき
    に、このノードが前記更新情報に対応するものである場
    合には前記差分データ格納手段からこの更新情報によっ
    て特定される該当データの読み出しを行い、それ以外の
    場合には前記地図データ格納手段から該当データの読み
    出しを行うことを特徴とする地図データ処理装置。
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