JP2002318873A - 情報処理装置および情報処理方法、コンテンツ配信システム、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、コンテンツ配信システム、記録媒体、並びにプログラム

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JP2002318873A
JP2002318873A JP2001123104A JP2001123104A JP2002318873A JP 2002318873 A JP2002318873 A JP 2002318873A JP 2001123104 A JP2001123104 A JP 2001123104A JP 2001123104 A JP2001123104 A JP 2001123104A JP 2002318873 A JP2002318873 A JP 2002318873A
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content
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JP2001123104A
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Inventor
Naoya Haneda
直也 羽田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツの二次配信を行った場合に、コピ
ー先のユーザから料金を徴収し、コピー元のユーザに
は、インセンティブを与える。 【解決手段】 コンテンツ管理情報が、それぞれのユー
ザが有する端末装置から、コンテンツ配信センタに収集
されることにより、配信履歴情報が作成される。配信履
歴情報は、配信先のユーザIDを示す配信先ID、それ
ぞれに配信されているコンテンツを示すコンテンツI
D、対応するコンテンツの配信元を示す配信元ID、お
よびそれぞれのコンテンツの利用状況で構成されてい
る。コンテンツ配信センタの課金制御部は、配信履歴情
報を基に、それぞれのユーザに対して、コンテンツの利
用料金、並びに、コンテンツの二次配信および二次配信
されたコンテンツが利用された場合のインセンティブ
(奨励金)を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び情報処理方法、コンテンツ配信システム、記録媒体、
並びにプログラムに関し、特に、コンテンツ配信を行う
場合に、利用者による二次配信を促進して、利用者の利
便と権利者の利益の保護を両立しながらコンテンツを柔
軟に流通させるコンテンツ配信システムを提供すること
を可能とする情報処理装置および情報処理方法、コンテ
ンツ配信システム、記録媒体、並びにプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットに代表される通信ネット
ワーク技術の普及、および、情報圧縮技術の向上、更に
は情報記録媒体の高集積化あるいは高密度化によって、
画像や音楽等のマルチメディアを含む様々なデジタルコ
ンテンツを、通信ネットワークを介して視聴者に配信し
て販売するビジネスが数多く出現している。
【0003】デジタルコンテンツの販売形態の一例につ
いて説明する。例えば、CD(Compact Disc)やレコー
ドを販売している店舗に、多数の音楽データを蓄積した
キオスク端末(いわゆるMMK(マルチメディアキオス
ク))が設置されている。キオスク端末には、例えば、
ユーザが用意したMD(Mini Disc)等の記録媒体を装
着するためのドライブ、ユーザに対して操作方法を指示
するメッセージなどを表示するための表示部、ユーザが
各種指令を入力するための入力部、あるいは、必要に応
じて、ユーザがコンテンツデータの代金を現金で支払う
ための入金部などが設けられている。
【0004】ユーザは、持参したMD(Mini Disc)等
の記録媒体をキオスク端末に挿入し、メニュー画面より
所望のタイトルを選択し、要求される料金を支払うこと
によって、音楽データを購入することができる。
【0005】キオスク端末は、コンテンツ配信事業者の
サーバと、インターネット、もしくは衛星通信などの通
信ネットワークを介して接続されており、コンテンツ配
信事業者のサーバから新たなコンテンツデータの配信を
受けたり、コンテンツ配信事業者のサーバに、ユーザに
対するコンテンツの配信状況などを通知する。
【0006】更に、従来の技術として、例えば、特開2
000−48079に開示されているように、視聴者が
購入した有料コンテンツを、視聴者自身が所有する再生
装置や友人・知人等の第三者が所有する再生装置に、著
作権を保護しながらコピーすることにより、コンテンツ
を効率的に流通させる方法が提案されている。これは、
個々の再生装置にIDを付し、コンテンツをコピーする
再生装置の間で金銭データを送受信することによりコン
テンツを転売する方法であり、特に、私的コピーの範囲
に含まれる再生装置には同一のIDを付すことによっ
て、私的コピーと転売コピーとの区別を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本来、
購入者が販売者から購入したコンテンツを第三者にコピ
ーすることによって得られる利益は、販売者や著作者に
還元されるべきものである。例えば、購入者Aが販売者
(キオスク端末など)から正規に購入したコンテンツ
を、自分自身が保有する再生装置にコピーした後、購入
者Aがコンテンツを購入した価格の半分の価格で、購入
者Bの再生装置に対して二次的にコピーしてコンテンツ
を転売するような場合には、購入者Aおよび購入者Bに
とっては好都合であるが、販売者や著作者にとって不利
益となる。
【0008】しかしながら、購入者Aが購入者Bとの取
り引きによって得た利益を、例えば、通信ネットワーク
等を介して販売者や著作者に返還したり、あるいは、購
入者Bが購入者Aにではなく販売者もしくは著作者に直
接コンテンツの対価を支払うような場合には、購入者A
および購入者Bが利益を不当に得ることなく、購入者B
に対する販売促進がなされているのであるから、販売者
や著作者にとっては好都合であるが、購入者Aが購入者
Bにコンテンツをコピーすることは購入者Aの負担、あ
るいは、コンテンツ販売促進に対応する一種の労働であ
ると考えられるため、購入者Aに何の利益も生み出され
ないことは、購入者Aにとって不利益となる。
【0009】このような場合、購入者Aがコンテンツを
使用することが目的ではなく、購入者Bにコンテンツを
紹介することを目的として購入することは、購入者Aに
とっては不利益となるだけである。従って、購入者A
は、他の購入者に進んでコンテンツを紹介するような、
自分自身にとって利益にならないことをしないため、販
売者は購入者Bに対するコンテンツの販売機会を失うこ
とになり、結果的には、販売者や著作者にとっても不利
益となる。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、コンテンツの販売者や著作者等の権利者が
不利益を被ることなく利用者間でのコンテンツのコピー
(二次配信)を可能にするとともに、利用者間でコピー
する行為がコンテンツの利用者にとっても負担とならな
くすることによって、利用者による二次配信を促進し、
利用者の利便と権利者の利益の保護を両立しながらコン
テンツを柔軟に流通させるコンテンツ配信システムを提
供することができるようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の情報処理
装置は、他の情報処理装置から第1の情報の入力を受け
る入力手段と、入力手段により入力された複数の第1の
情報を基に、第2の情報を生成する生成手段と、生成手
段により生成された第2の情報に基づいて、課金計算を
行う課金計算手段とを備え、第1の情報は、所定のユー
ザが保有している第1の情報処理装置に記録されている
コンテンツデータの配信および利用に関する情報であ
り、第2の情報には、コンテンツデータの配信元を示す
情報およびコンテンツデータの利用に関する情報が含ま
れ、課金計算手段は、第2の情報に含まれるコンテンツ
データの配信元を示す情報およびコンテンツデータの利
用に関する情報を基に、所定のユーザが利用したコンテ
ンツデータの利用料金から、所定の報酬を差し引いた料
金を計算することを特徴とする。
【0012】所定の報酬には、所定のユーザが保有して
いる第1の情報処理装置に記録されているコンテンツデ
ータを、他のユーザが保有している第2の情報処理装置
に配信した場合の報酬が含ませるようにすることができ
る。
【0013】所定の報酬には、所定のユーザが保有して
いる第1の情報処理装置に記録されているコンテンツデ
ータが、他のユーザが保有している第2の情報処理装置
に配信され、配信されたコンテンツデータが、他のユー
ザにより利用された場合の報酬が含ませるようにするこ
とができる。
【0014】課金計算手段による計算結果を他の情報処
理装置に出力する出力手段を更に備えさせるようにする
ことができる。
【0015】課金計算手段による計算結果を基に、所定
の金融機関に対する課金制御情報を生成して出力する出
力手段を更に備えさせるようにすることができる。
【0016】課金計算手段による計算結果に基づいて、
ユーザに課金処理に必要な操作入力を促すための情報を
出力する出力手段を更に備えさせるようにすることがで
きる。
【0017】他の情報処理装置に配信するためのコンテ
ンツデータを記録する記録手段と、記録手段により記録
されているコンテンツデータを他の情報処理装置に出力
する出力手段とを更に備えさせるようにすることができ
る。
【0018】ユーザによる操作入力を受ける操作手段
と、所定の情報を表示する表示手段とを更に備えさせる
ようにすることができる。
【0019】本発明の第1の情報処理方法は、他の情報
処理装置からの第1の情報の入力を制御する入力制御ス
テップと、入力制御ステップの処理により入力が制御さ
れた複数の第1の情報を基に、第2の情報を生成する生
成ステップと、生成ステップの処理により生成された第
2の情報に基づいて、課金計算を行う課金計算ステップ
とを含み、第1の情報は、所定のユーザが保有している
第1の情報処理装置に記録されているコンテンツデータ
の配信および利用に関する情報であり、第2の情報に
は、コンテンツデータの配信元を示す情報およびコンテ
ンツデータの利用に関する情報が含まれ、課金計算ステ
ップの処理では、第2の情報に含まれるコンテンツデー
タの配信元を示す情報およびコンテンツデータの利用に
関する情報を基に、所定のユーザが利用したコンテンツ
データの利用料金から、所定の報酬を差し引いた料金を
計算することを特徴とする。
【0020】本発明の第1の記録媒体に記録されている
プログラムは、他の情報処理装置からの第1の情報の入
力を制御する入力制御ステップと、入力制御ステップの
処理により入力が制御された複数の第1の情報を基に、
第2の情報を生成する生成ステップと、生成ステップの
処理により生成された第2の情報に基づいて、課金計算
を行う課金計算ステップとを含み、第1の情報は、所定
のユーザが保有している第1の情報処理装置に記録され
ているコンテンツデータの配信および利用に関する情報
であり、第2の情報には、コンテンツデータの配信元を
示す情報およびコンテンツデータの利用に関する情報が
含まれ、課金計算ステップの処理では、第2の情報に含
まれるコンテンツデータの配信元を示す情報およびコン
テンツデータの利用に関する情報を基に、所定のユーザ
が利用したコンテンツデータの利用料金から、所定の報
酬を差し引いた料金を計算することを特徴とする。
【0021】本発明の第1のプログラムは、他の情報処
理装置からの第1の情報の入力を制御する入力制御ステ
ップと、入力制御ステップの処理により入力が制御され
た複数の第1の情報を基に、第2の情報を生成する生成
ステップと、生成ステップの処理により生成された第2
の情報に基づいて、課金計算を行う課金計算ステップと
を含み、第1の情報は、所定のユーザが保有している第
1の情報処理装置に記録されているコンテンツデータの
配信および利用に関する情報であり、第2の情報には、
コンテンツデータの配信元を示す情報およびコンテンツ
データの利用に関する情報が含まれ、課金計算ステップ
の処理では、第2の情報に含まれるコンテンツデータの
配信元を示す情報およびコンテンツデータの利用に関す
る情報を基に、所定のユーザが利用したコンテンツデー
タの利用料金から、所定の報酬を差し引いた料金を計算
することを特徴とする。
【0022】本発明の第2の情報処理装置は、コンテン
ツデータを入出力する入出力手段と、入出力手段により
入力されたコンテンツデータを記録する第1の記録手段
と、入出力手段によるコンテンツデータの入出力および
コンテンツデータの利用に関する情報を生成する生成手
段と、生成手段により生成された情報を記録する第2の
記録手段と、第2の記録手段により記録されている情報
を、他の情報処理装置へ出力する出力手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0023】第1の記録手段により記録されているコン
テンツデータを再生する再生手段を更に備えさせるよう
にすることができる。
【0024】ユーザによる操作入力を受ける操作手段
と、所定の情報を表示する表示手段とを更に備えさせる
ようにすることができる。
【0025】本発明の第2の情報処理方法は、コンテン
ツデータの入出力を制御する入出力制御ステップと、入
出力制御ステップの処理により入力が制御されたコンテ
ンツデータの記録を制御する第1の記録制御ステップ
と、入出力制御ステップの処理により制御されたコンテ
ンツデータの入出力およびコンテンツデータの利用に関
する情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処
理により生成された情報の記録を制御する第2の記録制
御ステップと、第2の記録制御ステップの処理により記
録が制御されている情報の、他の情報処理装置への出力
を制御する出力制御ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0026】本発明の第2の記録媒体に記録されている
プログラムは、コンテンツデータの入出力を制御する入
出力制御ステップと、入出力制御ステップの処理により
入力が制御されたコンテンツデータの記録を制御する第
1の記録制御ステップと、入出力制御ステップの処理に
より制御されたコンテンツデータの入出力およびコンテ
ンツデータの利用に関する情報を生成する生成ステップ
と、生成ステップの処理により生成された情報の記録を
制御する第2の記録制御ステップと、第2の記録制御ス
テップの処理により記録が制御されている情報の、他の
情報処理装置への出力を制御する出力制御ステップとを
含むことを特徴とする。
【0027】本発明の第2のプログラムは、コンテンツ
データの入出力を制御する入出力制御ステップと、入出
力制御ステップの処理により入力が制御されたコンテン
ツデータの記録を制御する第1の記録制御ステップと、
入出力制御ステップの処理により制御されたコンテンツ
データの入出力およびコンテンツデータの利用に関する
情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理に
より生成された情報の記録を制御する第2の記録制御ス
テップと、第2の記録制御ステップの処理により記録が
制御されている情報の、他の情報処理装置への出力を制
御する出力制御ステップとを含む処理をコンピュータに
実行させることを特徴とする。
【0028】本発明の第3の情報処理装置は、第2の情
報処理装置に配信するためのコンテンツデータを記録す
る記録手段と、第2の情報処理装置から、第2の情報処
理装置におけるコンテンツデータの入出力およびコンテ
ンツデータの利用に関する第1の情報の入力を受ける第
1の入力手段と、第1の入力手段により入力された第1
の情報を、第1の情報処理装置に出力する第1の出力手
段と、記録手段により記録されているコンテンツデータ
を第2の情報処理装置に出力する第2の出力手段とを備
えることを特徴とする。
【0029】第1の情報処理装置から課金計算結果の入
力を受ける第2の入力手段と、第2の入力手段により入
力された課金計算結果に基づいて、ユーザに対して、課
金処理に必要な操作入力を促すためのメッセージを表示
する表示手段と、ユーザによる操作入力を受ける操作手
段とを更に備えさせるようにすることができる。
【0030】本発明の第3の情報処理方法は、第2の情
報処理装置に配信するためのコンテンツデータの記録を
制御する記録制御ステップと、第2の情報処理装置から
の、第2の情報処理装置におけるコンテンツデータの入
出力およびコンテンツデータの利用に関する第1の情報
の入力を制御する入力制御ステップと、入力制御ステッ
プの処理により入力が制御された第1の情報の、第1の
情報処理装置への出力を制御する第1の出力制御ステッ
プと、記録制御ステップの処理により記録が制御されて
いるコンテンツデータの、第2の情報処理装置への出力
を制御する第2の出力制御ステップとを含むことを特徴
とする。
【0031】本発明の第3の記録媒体に記録されている
プログラムは、第2の情報処理装置に配信するためのコ
ンテンツデータの記録を制御する記録制御ステップと、
第2の情報処理装置からの、第2の情報処理装置におけ
るコンテンツデータの入出力およびコンテンツデータの
利用に関する第1の情報の入力を制御する入力制御ステ
ップと、入力制御ステップの処理により入力が制御され
た第1の情報の、第1の情報処理装置への出力を制御す
る第1の出力制御ステップと、記録制御ステップの処理
により記録が制御されているコンテンツデータの、第2
の情報処理装置への出力を制御する第2の出力制御ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0032】本発明の第3のプログラムは、第2の情報
処理装置に配信するためのコンテンツデータの記録を制
御する記録制御ステップと、第2の情報処理装置から
の、第2の情報処理装置におけるコンテンツデータの入
出力およびコンテンツデータの利用に関する第1の情報
の入力を制御する入力制御ステップと、入力制御ステッ
プの処理により入力が制御された第1の情報の、第1の
情報処理装置への出力を制御する第1の出力制御ステッ
プと、記録制御ステップの処理により記録が制御されて
いるコンテンツデータの、第2の情報処理装置への出力
を制御する第2の出力制御ステップとを含むことを特徴
とする。
【0033】本発明の第1のコンテンツ配信システム
は、第1の情報処理装置が、第2の情報処理装置から第
1の情報の入力を受ける第1の入力手段と、第1の入力
手段により入力された第1の情報を基に、第2の情報を
生成する第1の生成手段と、第1の生成手段により生成
された第2の情報に基づいて、課金計算を行う課金計算
手段とを備え、第1の情報は、第3の情報処理装置に記
録されているコンテンツデータの配信および利用に関す
る情報であり、第2の情報には、コンテンツデータの配
信元を示す情報およびコンテンツデータの利用に関する
情報が含まれ、課金計算手段は、第2の情報に含まれる
コンテンツデータの配信元を示す情報およびコンテンツ
データの利用に関する情報を基に、所定のユーザが利用
したコンテンツデータの利用料金から、所定の報酬を差
し引いた料金を計算し、第2の情報処理装置が、第3の
情報処理装置に配信するためのコンテンツデータを記録
する第1の記録手段と、第3の情報処理装置から、第3
の情報処理装置におけるコンテンツデータの入出力およ
びコンテンツデータの利用に関する第1の情報の入力を
受ける第2の入力手段と、第2の入力手段により入力さ
れた第1の情報を、第1の情報処理装置に出力する第1
の出力手段と、第1の記録手段により記録されているコ
ンテンツデータを第3の情報処理装置に出力する第2の
出力手段とを備え、第3の情報処理装置が、コンテンツ
データを入出力する入出力手段と、入出力手段により入
力されたコンテンツデータを記録する第2の記録手段
と、入出力手段によるコンテンツデータの入出力および
コンテンツデータの利用に関する第1の情報を生成する
第2の生成手段と、生成手段により生成された第1の情
報を記録する第3の記録手段と、第3の記録手段により
記録されている第1の情報を、第2の情報処理装置へ出
力する第3の出力手段とを備えることを特徴とする。
【0034】所定の報酬には、所定のユーザが保有して
いる第3の情報処理装置に記録されているコンテンツデ
ータを、他のユーザが保有している第3の情報処理装置
に配信した場合の報酬が含ませるようにすることができ
る。
【0035】所定の報酬には、所定のユーザが保有して
いる第3の情報処理装置に記録されているコンテンツデ
ータが、他のユーザが保有している第3の情報処理装置
に配信され、配信されたコンテンツデータが、他のユー
ザにより利用された場合の報酬が含ませるようにするこ
とができる。
【0036】本発明の第2のコンテンツ配信システム
は、第1の情報処理装置が、第2の情報処理装置から第
1の情報の入力を受ける第1の入力手段と、第1の入力
手段により入力された第1の情報を基に、第2の情報を
生成する第1の生成手段と、第1の生成手段により生成
された第2の情報に基づいて、課金計算を行う課金計算
手段と、第2の情報処理装置に配信するためのコンテン
ツデータを記録する第1の記録手段と、第1の記録手段
により記録されているコンテンツデータを第2の情報処
理装置に出力する第1の出力手段とを備え、第1の情報
は、第2の情報処理装置に記録されているコンテンツデ
ータの配信および利用に関する情報であり、第2の情報
には、コンテンツデータの配信元を示す情報およびコン
テンツデータの利用に関する情報が含まれ、課金計算手
段は、第2の情報に含まれるコンテンツデータの配信元
を示す情報およびコンテンツデータの利用に関する情報
を基に、所定のユーザが利用したコンテンツデータの利
用料金から、所定の報酬を差し引いた料金を計算し、第
2の情報処理装置が、コンテンツデータを入出力する入
出力手段と、入出力手段により入力されたコンテンツデ
ータを記録する第2の記録手段と、入出力手段によるコ
ンテンツデータの入出力およびコンテンツデータの利用
に関する第1の情報を生成する第2の生成手段と、生成
手段により生成された第1の情報を記録する第3の記録
手段と、第3の記録手段により記録されている第1の情
報を、第2の情報処理装置へ出力する第2の出力手段と
を備えることを特徴とする。
【0037】所定の報酬には、所定のユーザが保有して
いる第2の情報処理装置に記録されているコンテンツデ
ータを、他のユーザが保有している第2の情報処理装置
に配信した場合の報酬が含ませるようにすることができ
る。
【0038】所定の報酬には、所定のユーザが保有して
いる第2の情報処理装置に記録されているコンテンツデ
ータが、他のユーザが保有している第2の情報処理装置
に配信され、配信されたコンテンツデータが、他のユー
ザにより利用された場合の報酬が含ませるようにするこ
とができる。
【0039】本発明の第1の情報処理装置および第1の
情報処理方法、並びに第1のプログラムにおいては、他
の情報処理装置からの第1の情報が入力され、複数の第
1の情報を基に、第2の情報が生成され、生成された第
2の情報に基づいて、課金計算が行われ、第1の情報
は、所定のユーザが保有している第1の情報処理装置に
記録されているコンテンツデータの配信および利用に関
する情報であり、第2の情報には、コンテンツデータの
配信元を示す情報およびコンテンツデータの利用に関す
る情報が含まれ、第2の情報に含まれるコンテンツデー
タの配信元を示す情報およびコンテンツデータの利用に
関する情報を基に、所定のユーザが利用したコンテンツ
データの利用料金から、所定の報酬を差し引いた料金が
計算される。
【0040】本発明の第2の情報処理装置および第2の
情報処理方法、並びに第2のプログラムにおいては、コ
ンテンツデータが入出力され、入力されたコンテンツデ
ータが記録され、コンテンツデータの入出力およびコン
テンツデータの利用に関する情報が生成され、生成され
た情報が記録され、記録されている情報が、他の情報処
理装置へ出力される。
【0041】本発明の第3の情報処理装置および第3の
情報処理方法、並びに第3のプログラムにおいては、第
2の情報処理装置に配信するためのコンテンツデータが
記録され、第2の情報処理装置から、第2の情報処理装
置におけるコンテンツデータの入出力およびコンテンツ
データの利用に関する第1の情報が入力され、入力され
た第1の情報が、第1の情報処理装置へ出力され、記録
されているコンテンツデータが、第2の情報処理装置へ
出力される。
【0042】本発明の第1のコンテンツ配信システムに
おいては、第1の情報処理装置で、第2の情報処理装置
から第1の情報が入力され、入力された第1の情報を基
に、第2の情報が生成され、生成された第2の情報に基
づいて、課金計算が行われ、第1の情報は、第3の情報
処理装置に記録されているコンテンツデータの配信およ
び利用に関する情報であり、第2の情報には、コンテン
ツデータの配信元を示す情報およびコンテンツデータの
利用に関する情報が含まれ、第2の情報に含まれるコン
テンツデータの配信元を示す情報およびコンテンツデー
タの利用に関する情報を基に、所定のユーザが利用した
コンテンツデータの利用料金から、所定の報酬を差し引
いた料金が計算され、第2の情報処理装置で、第3の情
報処理装置に配信するためのコンテンツデータが記録さ
れ、第3の情報処理装置から、第3の情報処理装置にお
けるコンテンツデータの入出力およびコンテンツデータ
の利用に関する第1の情報が入力され、入力された第1
の情報が、第1の情報処理装置に出力され、コンテンツ
データが第3の情報処理装置に出力され、第3の情報処
理装置で、コンテンツデータが入出力され、入力された
コンテンツデータが記録され、コンテンツデータの入出
力およびコンテンツデータの利用に関する第1の情報が
生成され、生成された第1の情報が記録され、記録され
ている第1の情報が第2の情報処理装置へ出力される。
【0043】本発明の第2のコンテンツ配信システムに
おいては、第1の情報処理装置で、第2の情報処理装置
から第1の情報が入力され、入力された第1の情報を基
に、第2の情報が生成され、生成された第2の情報に基
づいて、課金計算が行われ、第2の情報処理装置に配信
するためのコンテンツデータが記録され、記録されてい
るコンテンツデータが第2の情報処理装置に出力され、
第1の情報は、第2の情報処理装置に記録されているコ
ンテンツデータの配信および利用に関する情報であり、
第2の情報には、コンテンツデータの配信元を示す情報
およびコンテンツデータの利用に関する情報が含まれ、
第2の情報に含まれるコンテンツデータの配信元を示す
情報およびコンテンツデータの利用に関する情報を基
に、所定のユーザが利用したコンテンツデータの利用料
金から、所定の報酬を差し引いた料金が計算され、第2
の情報処理装置で、コンテンツデータが入出力され、入
力されたコンテンツデータが記録され、コンテンツデー
タの入出力およびコンテンツデータの利用に関する第1
の情報が生成され、生成された第1の情報が記録され、
記録されている第1の情報が、第2の情報処理装置へ出
力される。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0045】図1は、本発明を適応したコンテンツ配信
システムの第1の実施の形態を示す図である。
【0046】コンテンツ配信センタ1は、インターネッ
ト2などの広域ネットワークを介して、コンテンツ配信
装置3−1乃至3−n、並びにパーソナルコンピュータ
7−1および7−2に接続されている。コンテンツ配信
センタ1は、インターネット2を介して、コンテンツ配
信装置3−1乃至3−n、並びにパーソナルコンピュー
タ7−1および7−2と情報を授受し、例えば、ユーザ
に配信するコンテンツを送信したり、コンテンツ管理情
報の入力を受け、ユーザに対する課金計算処理を実行
し、その結果を送信する。
【0047】また、コンテンツ配信センタ1は、金融ネ
ットワーク8を介して、金融機関9と接続されている。
金融機関9とは、例えば、銀行、クレジットカード会
社、信販会社、電子マネーサービス提供会社、もしく
は、プリペイドカードサービス提供会社などである。
【0048】コンテンツ配信装置3−1乃至3−nは、
例えば、CDなどの販売店、コンビニエンスストア、も
しくは駅売店などに、それぞれ設置され、コンテンツ記
録再生装置4−1、もしくはコンテンツ記録装置5−1
が装着されたコンテンツ再生装置6−1が接続される
か、あるいは、コンテンツ記録装置5−1が直接装着さ
れて、それらの装置にコンテンツデータをコピー(すな
わち、コンテンツデータをユーザに配信)したり、それ
らの装置から、コンテンツ管理情報の入力を受け、イン
ターネット2を介して、コンテンツ配信センタ1と情報
を授受することにより、課金処理を行うことができるよ
うになされている。
【0049】コンテンツデータとは、例えば、テキスト
情報、音声情報、画像情報、映像情報、もしくはプログ
ラム等の様々な情報である。
【0050】ここでは、コンテンツ配信装置3−1に、
コンテンツ記録再生装置4−1、もしくはコンテンツ記
録装置5−1が装着されたコンテンツ再生装置6−1が
接続されるか、あるいは、コンテンツ記録装置5−1が
装着されるものとして図示されているが、コンテンツ配
信装置3−2乃至3−nにも、コンテンツ記録再生装置
4−1、もしくはコンテンツ記録装置5−1が装着され
たコンテンツ再生装置6−1が接続されるか、あるい
は、コンテンツ記録装置5−1が装着されることは言う
までもない。以下、コンテンツ配信装置3−1乃至3−
nを個々に区別する必要がない場合、単にコンテンツ配
信装置3と総称する。
【0051】コンテンツ記録再生装置4−1は、コンテ
ンツ配信装置3からコンテンツデータを受信して記録
し、記録したコンテンツデータを再生することができ
る。
【0052】コンテンツ記録装置5−1は、コンテンツ
配信装置3からコンテンツデータを受信して記録するこ
とができる。また、コンテンツ記録装置5−1は、コン
テンツ再生装置6−1に装着され、記録されているコン
テンツデータを再生させることができる。
【0053】コンテンツ再生装置6−1は、装着されて
いるコンテンツ記録装置5−1に記録されているコンテ
ンツデータを読み出して再生することができる。また、
コンテンツ再生装置6−1は、コンテンツ配信装置3か
らコンテンツデータを受信して、装着されているコンテ
ンツ記録装置5−1に記録させることができる。
【0054】パーソナルコンピュータ7−1は、インタ
ーネット2を介してコンテンツ配信センタ1からコンテ
ンツデータを受信し、そのコンテンツデータを記録し、
再生することが可能であり、更に、コンテンツ管理情報
を生成したり、コンテンツ管理情報をコンテンツ配信セ
ンタ1に送信することが可能である。
【0055】パーソナルコンピュータ7−2は、インタ
ーネット2を介してコンテンツ配信センタ1からコンテ
ンツデータを受信し、そのコンテンツデータを、コンテ
ンツ記録再生装置4−2もしくはコンテンツ記録装置5
−2に出力して記録させたり、コンテンツ記録再生装置
4−2もしくはコンテンツ記録装置5−2に記録されて
いるコンテンツ管理情報をコンテンツ配信センタ1に送
信することが可能である。
【0056】コンテンツ記録再生装置4−2、コンテン
ツ記録装置5−2、およびコンテンツ再生装置6−2
は、それぞれ、パーソナルコンピュータ7−2からコン
テンツデータを受信することができ、コンテンツ記録再
生装置4−1、コンテンツ記録装置5−1、およびコン
テンツ再生装置6−1と、基本的に同様の処理を実施す
る。
【0057】コンテンツ記録再生装置4−1およびコン
テンツ記録再生装置4−2、コンテンツ記録装置5−1
およびコンテンツ記録装置5−2、並びに、コンテンツ
再生装置6−1およびコンテンツ再生装置6−2は、そ
れぞれ入れ替えることが可能であることはもちろんであ
る。例えば、コンテンツ記録装置5−1およびコンテン
ツ記録装置5−2は、コンテンツ再生装置6−1もしく
はコンテンツ再生装置6−2のいずれにも挿入されるこ
とが可能であり、その内部に記録しているコンテンツデ
ータが再生される。
【0058】また、コンテンツデータを記録することが
できる、コンテンツ記録再生装置4−1および4−2、
コンテンツ再生装置6−1に装着されたコンテンツ記録
装置5−1、パーソナルコンピュータ7−2に装着され
たコンテンツ記録装置5−2、並びに、パーソナルコン
ピュータ7−1には、それぞれ、固有のユーザIDが割
り当てられているとともに、記録されているコンテンツ
データを、それぞれ他の装置にコピー(二次配信)する
ことが可能である。
【0059】更に、これらのコンテンツデータを記録す
ることができる装置には、コンテンツデータとともに、
コンテンツ管理情報が記録される。コンテンツ管理情報
には、例えば、記録されているコンテンツデータのコン
テンツID、対応するコンテンツを他の装置などに再配
信した場合に登録される配信先ID、対応するコンテン
ツを利用(すなわち再生)したか否かを示す利用状況な
どが記載される。コンテンツ管理情報は、後述する処理
により、コンテンツ配信センタ1に収集され、課金処理
に用いられる。
【0060】以下、コンテンツ記録再生装置4−1およ
び4−2を個々に区別する必要がない場合、単にコンテ
ンツ記録再生装置4と総称し、コンテンツ記録装置5−
1および5−2を個々に区別する必要がない場合、単に
コンテンツ記録装置5と総称し、コンテンツ再生装置6
−1および6−2を個々に区別する必要がない場合、単
にコンテンツ再生装置6と総称し、パーソナルコンピュ
ータ7−1および7−2を個々に区別する必要がない場
合、単にパーソナルコンピュータ7と総称する。
【0061】なお、図1においては、それぞれの装置を
有線で接続し、情報を授受する場合について説明してい
るが、これらの情報の授受は、有線のみならず、例え
ば、赤外線通信や、光、電波、もしくは電磁波による通
信などの、各種方式による無線通信によって行われるよ
うにしても良く、コンテンツ配信センタ1と他の装置と
の情報の授受は、インターネット2のみならず、例え
ば、通信衛星などを介して行われるようにしても良いこ
とは言うまでもない。
【0062】更に、図1を用いて説明したコンテンツデ
ータの授受において、不正なコピーやデータの改ざんを
防止して、著作権を保護するために、コンテンツデータ
を暗号化するようにしてもよい。
【0063】例えば、コンテンツ配信装置3、コンテン
ツ記録再生装置4、コンテンツ記録装置5、もしくは、
パーソナルコンピュータ7において、記録しているコン
テンツデータを、対応するコンテンツ専用のコンテンツ
鍵で暗号化し、コンテンツ鍵を、対応するコンテンツの
配信元のユーザIDで暗号化して記録しておく。コンテ
ンツ配信センタ1は、記録しているコンテンツデータ
を、対応するコンテンツ専用のコンテンツ鍵で暗号化
し、自分自身が保有する所定のIDなどでコンテンツ鍵
を暗号化しておく。
【0064】コンテンツを他の装置にコピー(配信)す
る場合、コンテンツ配信センタ1、コンテンツ配信装置
3、コンテンツ記録再生装置4、コンテンツ記録装置
5、もしくは、パーソナルコンピュータ7は、暗号化し
たコンテンツ鍵を復号してコンテンツ鍵を得た後、コピ
ー先となる装置と共通に使用可能なランダム鍵を生成し
て、復号されたコンテンツ鍵をランダム鍵で再び暗号化
し、ランダム鍵で暗号化したコンテンツ鍵とコンテンツ
鍵で暗号化したコンテンツデータを、コピー先となる装
置に送信する。
【0065】コンテンツをコピーした装置では、受信し
たコンテンツ鍵を、生成されたランダム鍵で復号化し、
コンテンツ鍵をコピー元となる装置のIDで暗号化し直
して記録しておく。
【0066】これによって、ランダム鍵で暗号化された
コンテンツ鍵がたとえ第三者に盗まれたとしても、コン
テンツ鍵を復号化するランダム鍵を推測することは困難
であるため、コンテンツの不正使用を防止することがで
きる。
【0067】なお、コンテンツデータの暗号化方法は、
これ以外の方法であってもかまわないことは言うまでも
ない。
【0068】図2は、コンテンツ配信センタ1の構成を
示すブロック図である。
【0069】通信制御部21は、コンテンツ配信装置3
−1乃至3−n、パーソナルコンピュータ7−1、もし
くはパーソナルコンピュータ7−2とのインターネット
2を介した情報の授受、および金融ネットワーク8を介
した金融機関9との情報の授受を制御するものである。
【0070】課金制御部22は、コンテンツ配信装置3
−1乃至3−n、パーソナルコンピュータ7−1、もし
くはパーソナルコンピュータ7−2から、インターネッ
ト2を介して入力されるコンテンツ管理情報を基に、配
信履歴データベース23に記録されている配信履歴情報
を更新し、配信履歴情報を基に、それぞれのユーザに対
する課金計算処理を実行する。
【0071】また、課金制御部22は、内部に、請求金
額を示すレジスタと、課金計算処理に用いられるカウン
タを有し、課金計算処理結果を、コンテンツ配信装置3
−1乃至3−n、パーソナルコンピュータ7−1、もし
くはパーソナルコンピュータ7−2に、インターネット
2を介して送信し、コンテンツ配信装置3−1乃至3−
n、パーソナルコンピュータ7−1、もしくはパーソナ
ルコンピュータ7−2から、インターネット2を介して
入力される、ユーザが選択した支払い処理方法に基づい
て、必要に応じて、対応する金融機関9に送信するため
の信号を生成し、通信制御部21および金融ネットワー
ク8を介して送信する。
【0072】配信履歴データベース23には、それぞれ
のユーザに配信されたコンテンツ、それらのコンテンツ
の配信元、それらのコンテンツは配信先で使用されてい
るか否か、課金処理が終了されたか否か、などの情報
が、ユーザID毎に整理されて記録されているととも
に、それぞれのコンテンツに関する情報(例えば、タイ
トル、作成者(アーチスト、もしくは出演者)などの情
報、データサイズ、利用料、コピーに対するインセンテ
ィブ(奨励金)、およびコピーされたコンテンツがコピ
ー先で利用されている場合のインセンティブなど)が登
録されている。
【0073】利用料およびインセンティブは、コンテン
ツ毎に異なるようにしても良い。例えば、コマーシャル
が含まれたコンテンツの利用料を無料とし、コンテンツ
配信システム1の管理者の収入源、および対応するコン
テンツのコピー元となるユーザに対して支払われるイン
センティブを、コマーシャルを希望する企業から得るよ
うにしても良い。
【0074】コンテンツデータベース25には、ユーザ
に配信される各種のコンテンツデータが記録されてい
る。コンテンツ管理部24は、通信制御部21を介して
入力される信号を基に、コンテンツデータベース25に
記録されているコンテンツデータを検索して読み出し、
コンテンツの要求元に、読み出したコンテンツを送信す
る。また、コンテンツ管理部24は、必要に応じて、コ
ンテンツの暗号化処理を実行する。
【0075】コンテンツ配信センタ1は、インターネッ
ト2を介して入力される信号を基に、ユーザが所望した
コンテンツを検索して送信するのみならず、例えば、一
定の期間毎に、最新のコンテンツデータを、インターネ
ット2を介して、コンテンツ配信装置3に配信するよう
にすることにより、常に最新のコンテンツをユーザに配
信することができるようにしてもよい。
【0076】また、課金制御部22には、ドライブ26
も接続されている。ドライブ26には、必要に応じて磁
気ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク3
3、および半導体メモリ34が装着され、データの授受
が行われる。
【0077】ここでは、配信履歴の管理および課金処理
と、コンテンツデータの配信処理を、ひとつのコンテン
ツ配信センタ1で実行するものとして説明したが、これ
らの処理は、分割された複数の装置で実行されるものと
しても良い。
【0078】図3は、コンテンツ配信装置3の外観の一
例を示す外観斜視図である。
【0079】装着口41には、コンテンツ記録装置5が
装着される。接続部42には、所定のケーブルを介し
て、コンテンツ記録再生装置4、もしくはコンテンツ再
生装置6が接続される。現金入出口43は、後述する課
金処理において、ユーザが現金による支払いを選択した
場合に、現金を挿入され、必要に応じて、おつりを排出
する。クレジットカード挿入口44は、後述する課金処
理において、ユーザがクレジットカードによる支払いを
選択した場合に、クレジットカードを挿入され、内部に
有する磁気ヘッドや光センサなどにより、磁気データや
エンボスデータを読み出す処理を実行し、その後、クレ
ジットカードを排出する。ICカード挿入口45は、後
述する課金処理において、ユーザが電子マネーよる支払
いを選択した場合に、ICカードを挿入され、内部に有
するアンテナもしくは接触端子などによって、ICデー
タを読み出す処理を実行し、その後、ICカードを排出
する。
【0080】タッチパネル46は、表示部と操作部の機
能を併せ持っている。例えば、タッチパネル46に、ユ
ーザが選択可能な支払方法の一覧が表示された場合、ユ
ーザは、タッチパット46に表示された支払方法のう
ち、所望の支払方法が示された位置に触れることによ
り、支払方法を選択することができ、例えば、支払方法
としてプリペイドカードが選択された場合、タッチパッ
ド46の表示画面は、対応するカード番号を入力するこ
とができるような表示画面に変更されるようになされて
いる。
【0081】ここでは、支払方法として、現金、クレジ
ットカード、ICカード、およびプリペイドカードが用
いられているものとして説明したが、支払方法は、これ
以外の方法を用いてもよりことはもちろんであり、異な
る支払方法(例えば、磁気カード)が用いられる場合、
その方法に適した構成要素(例えば、内部に磁気データ
を読み出すための磁気ヘッドを有する磁気カード挿入
口)が設けられる。
【0082】図4は、コンテンツ配信装置3の構成を示
すブロック図である。
【0083】図3のタッチパネル46は、表示部51お
よび操作部52で構成される。操作部52から入力され
るユーザの操作を示す信号は、通信制御部53を介し
て、制御部54に入力される。
【0084】制御部54は、コンテンツ配信装置3の各
部を制御するものであり、操作部52および通信制御部
53を介して入力されるユーザの操作を示す信号、ある
いは、インターネット2、ネットワークインターフェー
ス60、および通信制御部53を介してコンテンツ配信
センタ1から入力される信号を基に、各種の処理を実行
する。制御部54は、例えば、所定のメッセージを生成
して、通信制御部53を介して、表示部51に出力して
表示させたり、入力されたユーザIDを認証処理部55
に出力して、認証処理を実行させる。
【0085】また、制御部54は、操作部52および通
信制御部53を介して入力されるユーザの操作に従っ
て、コンテンツ管理部56から、コンテンツデータ記録
部57に記録されているコンテンツのタイトル一覧(コ
ンテンツリスト)を読み出して、通信制御部53を介し
て、表示部51に出力して表示させたり、操作部52お
よび通信制御部53を介して、コンテンツの選択を示す
信号の入力を受け、選択されたコンテンツを読み出すた
めの信号を生成して、コンテンツ管理部56に出力した
り、コンテンツ管理部56がコンテンツデータ記録部5
7から読み出したコンテンツデータを、通信制御部53
を介して、コンテンツデータ書き込み部59に出力させ
て、コンテンツデータを外部の装置に記録させる。
【0086】認証処理部55は、その内部に、ユーザの
認証に必要な情報(登録されているユーザIDやパスワ
ードなど)を記録しており、コンテンツデータ書き込み
部で読み出されたユーザID(もしくは、ユーザが、操
作部52を利用して、ユーザIDを入力するようにして
も良い)および、必要に応じて、操作部52から入力さ
れたパスワードとともに、通信制御部53を介して制御
部54が生成した制御信号の入力を受け、入力された制
御信号に従って認証処理を実行し、その結果を制御部5
4に出力する。
【0087】コンテンツ管理部56には、コンテンツデ
ータ記録部57に記録されているそれぞれのコンテンツ
に関する情報(例えば、タイトル、作成者(アーチス
ト、もしくは出演者)などの情報、データサイズ、利用
料など)が記録され、制御部54から入力された信号に
従って、コンテンツデータ記録部57に記録されている
コンテンツデータを検索して、読み出し、制御部54に
出力する。また、コンテンツ管理部56は、必要に応じ
て、コンテンツデータの暗号化および復号処理を実行す
る。
【0088】コンテンツデータ記録部57は、コンテン
ツ管理部56から入力されたコンテンツデータを記録す
る。
【0089】コンテンツデータ書き込み部59は、図3
の装着口41、および接続部42に対応し、装着された
コンテンツ記録装置5、接続されたコンテンツ記録再生
装置4、もしくは接続されたコンテンツ再生装置6に装
着されているコンテンツ記録装置5から、ユーザIDお
よびコンテンツ管理情報を読み込むとともに、検索され
たコンテンツの入力を受け、必要に応じて、コンテンツ
記録装置5もしくはコンテンツ記録再生装置4に記録さ
せるためのフォーマットに変換し、コンテンツ記録装置
5、もしくはコンテンツ記録再生装置4に記録させる。
【0090】ネットワークインターフェース60は、イ
ンターネット2および金融ネットワーク8と接続され、
コンテンツ配信センタ1と情報を授受したり、金融機関
9と、ユーザの支払い処理に関する情報を授受する処理
を実行する。
【0091】入金処理部61は、図3の現金入出口4
3、クレジットカード挿入口44、ICカード挿入口4
5を含み、例えば、現金を挿入され、その挿入金額を検
出し、制御部54の制御に従って、代金との差異をおつ
りとして排出したり、クレジットカードやICカードな
どに記録された情報を読み出し、通信制御部53を介し
て制御部54に出力する。
【0092】また、制御部54には、ドライブ62も接
続されている。ドライブ62には、必要に応じて磁気デ
ィスク71、光ディスク72、光磁気ディスク73、お
よび半導体メモリ74が装着され、データの授受が行わ
れる。
【0093】また、コンテンツ配信装置3は、例えば、
図5に示されるように、タッチパネル46に代わって、
表示部81−1乃至81−6および操作部82−1乃至
82−6をそれぞれ独立して設けるようにしても良い。
表示部81−1乃至81−6は、図4の表示部51に、
操作部82−1乃至82−6は、図4の操作部52に、
それぞれ対応する。例えば、表示部81−1乃至81−
6には、コンテンツデータ記録部57に記録されている
コンテンツデータのタイトルや代金などを表示させ、ユ
ーザは、その隣に設けられているボタンで構成される操
作部82−1乃至82−6のうち、対応するものを操作
して、コンテンツデータを選択することができるように
しても良い。
【0094】図6は、コンテンツ記録再生装置4の外観
の一例を示す外観斜視図である。
【0095】接続部91は、コンテンツ配信装置3、他
のコンテンツ記録再生装置4、もしくは、コンテンツ再
生装置6と、所定のケーブルを介して接続されるように
なされている。コンテンツ記録再生装置4は、接続部9
1を介して、これらの装置と情報を授受することが可能
である。
【0096】表示部92には、ユーザの操作に基づい
て、コンテンツデータが再生されたり、ユーザの操作入
力を促すためのメッセージなどが表示される。操作部9
3は、例えばボタンなどで構成されている。これらのボ
タンは、コンテンツデータの再生、停止、サーチなどの
所定の動作の指令に割り当てられているもの以外に、例
えば、表示部92に表示されている複数の情報のうち、
所望のものを選択するためのカーソルボタンや、選択を
確定するための決定ボタンなどを含むようにしても良
い。
【0097】また、表示部92および操作部93は、図
6に示されるように、それぞれ独立して設けられなくて
も良く、例えば、タッチパネルとして、一体形成される
ようにしても良い。
【0098】再生されたコンテンツデータの音声はイヤ
ホン94、もしくはスピーカ95から出力される。スピ
ーカ95は、コンテンツ記録再生装置4のいずれの位置
に設けられていても良い。
【0099】また、図示しない映像出力端子、もしくは
音声出力端子を設けることにより、外部のディスプレイ
装置、もしくはスピーカから、画像(映像)もしくは音
声を再生することができるようにしても良い。
【0100】図7は、コンテンツ記録再生装置4の構成
を示すブロック図である。
【0101】通信制御部102は、接続部91を含み、
他の装置との情報の授受を制御する。
【0102】制御部101は、コンテンツ記録再生装置
4の各部を制御するものであり、操作部93から入力さ
れるユーザの操作を示す信号や、通信制御部102を介
して他の装置から送信される信号を基に、制御信号を生
成し、コンテンツ記録再生装置4の動作を制御するもの
である。
【0103】操作部93は、ユーザの操作を受け、制御
部101にユーザの操作を示す信号を出力する。
【0104】コンテンツ管理部103は、コンテンツデ
ータ記録部104に記録されているコンテンツデータを
管理するものであり、コンテンツデータ記録部104に
記録されているコンテンツデータのコンテンツID、対
応するコンテンツを他の装置などに再配信した場合に登
録される配信先ID、対応するコンテンツを利用(すな
わち再生)したか否かを示す利用状況などが記載され
た、コンテンツ管理情報が記録されている。
【0105】コンテンツ管理部103は、通信制御部1
02を介して入力された新しいコンテンツをコンテンツ
データ記録部104に記録させたり、操作部93および
制御部101を介して入力された、所定のコンテンツの
削除命令の入力を受け、対応するコンテンツデータを削
除し、コンテンツ管理情報を更新したり、制御部101
から入力された制御信号に従って、所定のコンテンツデ
ータを検索し、再生処理部106に出力して再生させた
り、通信制御部102を介して、外部の装置に出力す
る。また、コンテンツ管理部103は、必要に応じて、
コンテンツデータの暗号化および復号処理を実行する。
【0106】コンテンツデータ記録部104には、コン
テンツデータが記録される。コンテンツデータ記録部1
04には、例えば、ランダムアクセスが容易で、処理速
度が速く、小型化された半導体メモリなどを用いるよう
にしても良い。更にコンテンツデータ記録部104を、
電池によるバックアップが不要な不揮発性メモリ(フラ
ッシュメモリ)とすることにより、電池を搭載する必要
がなくなるため、装置の小型化を図ることが可能とな
る。
【0107】取引および認証処理部105は、制御部1
01の制御に従って、認証処理に必要なデータ(例えば
ユーザID)を出力したり、課金処理結果などを示す取
引情報の入力を受け、記録する。
【0108】再生処理部106は、コンテンツ管理部1
03から供給されたコンテンツデータのうち、動画像デ
ータ、静止画像データ、テキストデータなどを、必要に
応じて復号したり、所定のフォーマットに変換した後、
表示部92に出力して画像として表示させたり、音声デ
ータをイヤホン94、およびスピーカ95に出力して、
音声として出力する。
【0109】また、コンテンツ記録再生装置4の機能
を、コンテンツデータおよびその他の情報の記録と、コ
ンテンツデータの再生に分離し、それぞれ、独立した装
置で実現するようにしても良い。図8は、コンテンツ記
録装置5およびコンテンツ再生装置6の外観の一例を示
す外観斜視図である。なお、図6を用いて説明したコン
テンツ記録再生装置4と対応する部分には同一の符号を
付してあり、その説明は適宜省略する。
【0110】すなわち、図8のコンテンツ再生装置6
は、接続部91が、表示部92の下部に設けられ、その
側面にコンテンツ記録装置5を装着するための装着部1
21が設けられている以外は、図6のコンテンツ記録再
生装置4と同様の外観を有している。
【0111】コンテンツ記録装置5には、コンテンツ再
生装置6と情報を授受する場合に用いられる接続端子1
11と、コンテンツ配信装置3と情報を授受する場合に
用いられる接続端子112が備えられている。図8にお
いては、接続端子111と接続端子112を異なるもの
として図示しているが、同一の接続端子をコンテンツ再
生装置6およびコンテンツ配信装置3との情報の授受に
用いるようにしても良い。
【0112】図9は、図8のコンテンツ記録装置5の構
成を示すブロック図である。なお、図7を用いて説明し
たコンテンツ記録再生装置4と対応する部分には同一の
符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0113】通信制御部131は、図8の接続端子11
1および接続端子112を含み、コンテンツ再生装置6
およびコンテンツ配信装置3との情報の授受を制御する
ものである。
【0114】制御部132は、コンテンツ記録装置5の
各部を制御するものであり、例えば、通信制御部131
を介して入力された新たなコンテンツデータをコンテン
ツデータ記録部135に記録させるための制御信号を生
成して、コンテンツ管理部134に出力したり、コンテ
ンツ管理部134から、コンテンツ管理情報を読み出
し、通信制御部131を介して、コンテンツ配信装置3
に送信させる処理を実行する。
【0115】図10は、図8のコンテンツ再生装置6の
構成を示すブロック図である。なお、図7を用いて説明
したコンテンツ記録再生装置4と対応する部分には同一
の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0116】通信制御部141は、コンテンツ記録装置
5の接続端子111と接触する図示しない接続端子、お
よび接続部91を含み、コンテンツ記録装置5、コンテ
ンツ記録再生装置4、他のコンテンツ再生装置6、もし
くはコンテンツ配信装置3との情報の授受を制御するも
のである。
【0117】制御部142は、コンテンツ再生装置6の
各部を制御するものであり、例えば、操作部93から入
力されるユーザの操作を示す信号に従って、装着されて
いるコンテンツ記録装置5から、通信制御部141を介
してコンテンツデータを読み出して、再生処理部106
に出力し、表示部92に画像を表示させたり、イヤホン
94およびスピーカ95から音声を出力する処理を行わ
せたり、コンテンツ記録再生装置4、他のコンテンツ再
生装置6、もしくはコンテンツ配信装置3から、通信制
御部141を介してコンテンツデータの入力を受け、装
着されているコンテンツ記録装置5に供給して記録させ
る処理などを実行する。
【0118】また、コンテンツ記録装置5を利用するユ
ーザに対してコンテンツを配信するコンテンツ配信装置
3を、図11に示されるような形状としてもよい。すな
わち、図11に示されるコンテンツ配信装置3において
は、ユーザの進行方向(図中矢印Aで示される方向)に
対して、入口側にタッチパネル46、コンテンツ記録装
置5を挿入するための挿入口151、および、課金処理
を実行するための現金、もしくは各種カードを挿入する
ための挿入口152が設けられ、出口側に、挿入口15
1から挿入されたコンテンツ記録装置5を排出するため
の排出口153、および挿入口151から挿入された各
種カード、もしくは現金の挿入に対するおつりを排出す
るための排出口152が設けられている。
【0119】挿入口151から挿入されたコンテンツ記
録装置5は、図示しない搬送経路を通過して、コンテン
ツデータ書き込み部59において、コンテンツ管理情報
を読み込まれるとともに、必要に応じて、ユーザが所望
した所定のコンテンツデータが書き込まれ、排出口15
3から排出される。挿入口152から挿入された現金も
しくは各種カードも同様に、図示しない搬送経路を通過
して、入金処理部61においてユーザが選択した入金方
法に対応する処理が実行され、必要であればおつりに対
応する現金、もしくは挿入されたカードが排出口154
から排出される。
【0120】このようにすることにより、例えば、ある
ユーザに対して、コンテンツデータ書き込み部59にお
いて、挿入されたコンテンツ記録装置5から読み出され
たコンテンツ管理情報がコンテンツ配信センタ1に送信
され、コンテンツ配信センタ1で課金計算処理などの所
定の処理が実行され、更に、必要に応じてコンテンツデ
ータの書き込み処理が実行されている間に、次のユーザ
が、コンテンツ記録装置5を挿入口151に挿入し、タ
ッチパネル46の表示内容を参照して、所定の操作入力
を行い、挿入口152に、現金、もしくは各種カードな
どを挿入することができるので、多くのユーザに対する
処理を並行して行い、短時間に多くのユーザに対してサ
ービスを提供することが可能となる。
【0121】図12は、パーソナルコンピュータ7−1
の構成を示すブロック図である。なお、パーソナルコン
ピュータ7−2も、その構成は、パーソナルコンピュー
タ7−1と同一のものであるので、その説明は省略す
る。
【0122】CPU(central processing unit)16
1は、各種アプリケーションプログラムや、基本的なO
S(operating system)を実際に実行する。ROM(re
ad only memory)162は、一般的には、CPU161
が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基
本的に固定のデータを格納する。RAM(random acces
s memory)163は、CPU161の実行において使用
するプログラムや、その実行において適宜変化するパラ
メータを格納する。CPU161、ROM162、およ
びRAM163は、内部バス164により相互に接続さ
れている。
【0123】内部バス164は、入出力インターフェー
ス165とも接続されている。入力部166は、例え
ば、キーボードやマウスからなり、CPU161に各種
の指令を入力するとき、ユーザにより操作される。出力
部167は、例えば、CRTやスピーカ等からなり、各
種情報をテキスト、イメージ、もしくは音声で表示す
る。HDD(hard disk drive)168は、ハードディ
スクを駆動し、それらにCPU161によって実行する
プログラムや情報を記録または再生させる。ドライブ1
70には、必要に応じて磁気ディスク171、光ディス
ク172、光磁気ディスク173、および半導体メモリ
174が装着され、データの授受を行う。通信部169
は、例えば、電話回線を介して、インターネット2に接
続されたり、コンテンツ記録再生装置4、もしくはコン
テンツ再生装置6と接続される。
【0124】入力部166乃至ドライブ170は、入出
力インターフェース165および内部バス164を介し
てCPU161に接続されている。
【0125】パーソナルコンピュータ7−1には、イン
ターネット2を介してコンテンツ配信センタ1からコン
テンツデータを受信し、そのコンテンツデータをHDD
168に記録させ、出力部167に出力して再生させる
とともに、コンテンツ管理情報を生成してHDD168
に記録したり、コンテンツ管理情報を、インターネット
2を介してコンテンツ配信センタ1に送信して、課金処
理を実行させることが可能である。これらの処理の実行
は、例えば、これらの処理をパーソナルコンピュータ7
−1の各部を制御して実行させるためのプログラムをH
DD168に記録させ、ユーザの処理により、そのプロ
グラムをRAM163にロードして、CPU161に実
行させることにより実現される。
【0126】パーソナルコンピュータ7−2には、イン
ターネット2を介してコンテンツ配信センタ1からコン
テンツデータを受信し、そのコンテンツデータを、コン
テンツ記録再生装置4−2もしくはコンテンツ記録装置
5−2に出力して記録させたり、コンテンツ記録再生装
置4−2もしくはコンテンツ記録装置5−2に記録され
ているコンテンツ管理情報を読み込み、インターネット
2を介してコンテンツ配信センタ1に送信して、課金処
理を実行させることが可能である。これらの処理の実行
も同様に、例えば、これらの処理をパーソナルコンピュ
ータ7−2の各部を制御して実行させるためのプログラ
ムをHDD168に記録させ、ユーザの処理により、そ
のプログラムをRAM163にロードして、CPU16
1に実行させることにより実現される。
【0127】次に、図13のフローチャートを参照し
て、まだコンテンツデータを受信して記録していないコ
ンテンツ記録再生装置4もしくはコンテンツ記録装置5
が、はじめにコンテンツ配信装置3からコンテンツデー
タを受信する処理について説明する。
【0128】ステップS1において、コンテンツ配信装
置3に接続されたコンテンツ記録再生装置4の制御部1
01は、取引および認証処理部105から、ユーザID
を読み出し、通信制御部102を介して、コンテンツ配
信装置3に、ユーザIDを送信する。
【0129】なお、コンテンツ配信装置3に装着された
コンテンツ記録装置5が実行する場合も、制御部101
が実行する処理と同様の処理を制御部132が実行し、
通信制御部102が実行する処理と同様の処理を通信制
御部131が実行し、同様の処理を、コンテンツ配信装
置3に接続されたコンテンツ再生装置6に装着されたコ
ンテンツ記録装置5が実行する場合、通信制御部102
が実行する処理と同様の処理を、通信制御部131が、
コンテンツ再生装置6の通信制御部141を介して実行
するので、その説明は省略する(以下同様)。
【0130】ステップS2において、コンテンツ配信装
置3の制御部54は、コンテンツデータ書き込み部59
および通信制御部53を介して、ユーザIDの入力を受
け、認証処理を実行させるための制御信号を生成し、入
力されたユーザIDとともに、認証処理部55に出力す
る。認証処理部55は、認証処理を実行し、その結果を
制御部54に出力する。ここでは、認証処理が正しく行
われたものとして説明するが、認証処理が失敗した場
合、制御部54は、認証処理が失敗したことをユーザに
通知するためのメッセージを、通信制御部53を介して
表示部51に出力して表示させる。
【0131】ステップS3において、コンテンツ配信装
置3の制御部54は、コンテンツ管理情報の送信要求
を、通信制御部53およびコンテンツデータ書き込み部
59を介して、コンテンツ記録再生装置4に送信する。
【0132】ステップS4において、コンテンツ記録再
生装置4の制御部101は、コンテンツ管理部103か
らコンテンツ管理情報を読み出すが、コンテンツ管理情
報には、まだ情報が記載されていないので、コンテンツ
管理情報に、まだ情報が記載されていないことを示す信
号を生成し、通信制御部102を介して、コンテンツ配
信装置3に送信する。
【0133】コンテンツ記録再生装置4に記録されてい
るコンテンツ管理情報に、まだ情報が記載されていない
ので、コンテンツ配信装置3は、コンテンツ配信センタ
1と情報の授受を行う必要がない。従って、ステップS
5において、コンテンツ配信装置3の制御部54は、コ
ンテンツデータ記録部57に記録しているコンテンツの
コンテンツリストを、コンテンツ管理部56から読み出
し、通信制御部53およびコンテンツデータ書き込み部
59を介して、コンテンツ記録再生装置4に送信する。
【0134】ステップS6において、コンテンツ記録再
生装置4の制御部101は、通信制御部102を介し
て、コンテンツ配信装置3からコンテンツリストを受信
し、コンテンツ管理部103を介して再生処理部106
に出力し、コンテンツリストを表示部92に表示させ
る。
【0135】ユーザは、表示部92に表示されたコンテ
ンツリストを参照して、所望のコンテンツを選択する。
ステップS7において、コンテンツ記録再生装置4の制
御部101は、操作部93からユーザの操作入力を受
け、ユーザが選択したコンテンツのコンテンツIDを、
通信制御部102を介して、コンテンツ配信装置3に送
信する。
【0136】なお、ここでは、コンテンツ配信装置3か
らコンテンツ記録再生装置4に、コンテンツリストを送
信し、コンテンツ記録再生装置4の表示部92にコンテ
ンツリストを表示させ、ユーザは、表示部92に表示さ
れたコンテンツリストから所望のコンテンツを選択する
ものとして説明しているが、コンテンツ配信装置3は、
ステップS5において、コンテンツリストをコンテンツ
記録再生装置4に送信せず、表示部51に表示させて、
ユーザに、表示部51に表示されているコンテンツか
ら、所望のものを選択させ、操作部52から操作入力を
受けるようにしても良い。
【0137】ステップS8において、コンテンツ配信装
置3の制御部54は、コンテンツデータ書き込み部59
および通信制御部53を介して、コンテンツ記録再生装
置4からコンテンツIDを受信し、対応するコンテンツ
データを検索して送信させるための制御信号を生成し、
コンテンツ管理部56に出力する。コンテンツ管理部5
6は、対応するコンテンツデータをコンテンツデータ記
録部57から検索し、通信制御部53およびコンテンツ
データ書き込み部59を介して、コンテンツ記録再生装
置4に送信する。
【0138】ステップS9において、コンテンツ記録再
生装置4のコンテンツ管理部103は、通信制御部10
2を介して、コンテンツデータを受信し、コンテンツデ
ータ記録部104に出力して記録させ、コンテンツの記
録が完了したことを、制御部101に通知する。
【0139】コンテンツ記録再生装置4の制御部101
は、ステップS10において、コンテンツの記録処理終
了を通知するための信号を生成して、通信制御部102
を介して、コンテンツ配信装置3に送信するとともに、
ステップS11において、コンテンツ管理部103に記
録されているコンテンツ管理情報を更新(すなわち、新
たに記録されたコンテンツデータのコンテンツIDを追
加)する。
【0140】ステップS12において、コンテンツ配信
装置3の制御部54は、コンテンツデータ書き込み部5
9および通信制御部53を介して、処理終了の通知を受
けて処理が終了される。
【0141】ここでは、コンテンツ記録再生装置4もし
くはコンテンツ記録装置5が、コンテンツ配信装置3か
らコンテンツデータを受信する場合について説明した
が、パーソナルコンピュータ7−1、もしくはパーソナ
ルコンピュータ7−2に接続されたコンテンツ記録再生
装置4もしくはコンテンツ記録装置5が、インターネッ
ト2を介して、コンテンツ配信センタ1からコンテンツ
データを受信する場合においても、基本的に同様の処理
が実行されるので、その説明は省略する。
【0142】このような処理により、コンテンツ記録再
生装置4もしくはコンテンツ記録装置5のコンテンツ管
理部103、あるいは、パーソナルコンピュータ7のH
DD168に記録されているコンテンツ管理情報には、
図14に示されるように、受信したコンテンツデータの
コンテンツIDが記録される。配信先IDには、この
後、対応するコンテンツデータが、他の装置に二次配信
された場合、その二次配信先のユーザIDが記載され
る。利用状況には、対応するコンテンツデータが再生
(利用)されか否かを示す情報(ここでは、再生されて
いない場合にはfalse、再生された場合にはtrue)が記
載されるか、あるいは、対応するコンテンツの再生回
数、再生時間などが記載される。
【0143】次に、図15のフローチャートを参照し
て、コンテンツデータ再生時に、コンテンツ記録再生装
置4、コンテンツ記録装置5、もしくはパーソナルコン
ピュータ7−1が実行するコンテンツ管理情報の更新処
理について説明する。ここでは、コンテンツデータ記録
再生装置4の処理について説明するが、コンテンツ記録
装置5、もしくはパーソナルコンピュータ7−1も、同
様の処理を実行するので、その説明は省略する。
【0144】ステップS21において、コンテンツ記録
再生装置4の制御部101は、再生処理部106の処理
により、コンテンツの再生処理が実行されたか否かを判
断する。ステップS21において、コンテンツの再生処
理が実行されていないと判断された場合、コンテンツの
再生処理が実行されたと判断されるまで、ステップS2
1の処理が繰り返される。
【0145】ステップS21において、コンテンツの再
生処理が実行されたと判断された場合、ステップS22
において、制御部101は、コンテンツ管理部103に
記録されているコンテンツ管理情報の、対応するコンテ
ンツの利用状況を更新(すなわち、falseをtrueに変
更)し、処理は、ステップS21に戻り、それ以降の処
理が繰り返される。
【0146】このような処理により、図14を用いて説
明したコンテンツ管理情報の利用状況が更新される。こ
こでは、対応するコンテンツの利用状況を、falseからt
rueに変更する場合について説明しているが、例えば、
コンテンツの利用状況を再生回数で管理するようにし、
ステップS21において、制御部101は、対応するコ
ンテンツの再生回数に1を加えるようにしても良い。
【0147】次に、図16のフローチャートを参照し
て、コンテンツ記録再生装置4同士で、コンテンツデー
タを二次配信する場合の処理について説明する。ここで
は、コンテンツ記録再生装置4同士の処理について説明
するが、いずれかが、コンテンツ記録装置5とコンテン
ツ再生装置6の組み合わせであっても、パーソナルコン
ピュータ7であっても、あるいは、それら同士の処理に
より、コンテンツデータが二次配信される場合であって
も、いずれの組み合わせであっても、基本的に同様の処
理により、コンテンツデータが授受される。
【0148】ステップS31において、コンテンツを受
信するコンテンツ記録再生装置4(以下、受信側のコン
テンツ記録再生装置4と称する)の制御部101は、取
引および認証処理部105から、ユーザIDを読み出
し、通信制御部102を介して、接続されているコンテ
ンツ記録再生装置4(コンテンツを送信するコンテンツ
記録再生装置4)に送信する。
【0149】ステップS32において、コンテンツを送
信するコンテンツ記録再生装置4(以下、送信側のコン
テンツ記録再生装置4と称する)の制御部101は、コ
ンテンツデータ記録部104に記録しているコンテンツ
のコンテンツリストをコンテンツ管理部103から読み
出し、通信制御部102を介して、受信側のコンテンツ
記録再生装置4に送信する。
【0150】ステップS33において、受信側のコンテ
ンツ記録再生装置4の制御部101は、通信制御部10
2を介して、コンテンツリストを受信し、コンテンツ管
理部103を介して、再生処理部106に出力し、表示
部92に表示させる。
【0151】ユーザは、表示部92に表示されたコンテ
ンツリストを参照して、所望のコンテンツを選択する。
ステップS34において、受信側のコンテンツ記録再生
装置4の制御部101は、操作部93から、ユーザの操
作入力を受け、ユーザが選択したコンテンツのコンテン
ツIDを、通信制御部102を介して、送信側のコンテ
ンツ記録再生装置4に送信する。
【0152】ステップS35において、送信側のコンテ
ンツ記録再生装置4の制御部101は、通信制御部10
2を介して、コンテンツIDを受信し、対応するコンテ
ンツデータをコンテンツ管理部103に検索させ、送信
させるための制御信号を生成し、コンテンツ管理部10
3に出力する。コンテンツ管理部103は、対応するコ
ンテンツデータをコンテンツデータ記録部104から検
索し、通信制御部102を介して、受信側のコンテンツ
記録再生装置4に送信する。
【0153】ステップS36において、受信側のコンテ
ンツ記録再生装置4のコンテンツ管理部103は、通信
制御部102を介して、コンテンツデータを受信し、コ
ンテンツデータをコンテンツデータ記録部104に記録
させ、コンテンツの記録が完了したことを、制御部10
1に通知する。
【0154】受信側のコンテンツ記録再生装置4の制御
部101は、ステップS37において、コンテンツの記
録処理終了を通知するための信号を生成して、通信制御
部102を介して、送信側のコンテンツ記録再生装置4
に送信し、ステップS38において、コンテンツ管理部
103に記録されているコンテンツ管理情報を更新(す
なわち、新たに記録されたコンテンツデータのコンテン
ツIDを追加)する。
【0155】送信側のコンテンツ記録再生装置4の制御
部101は、ステップS39において、通信制御部10
2を介して、処理終了の通知を受け、ステップS40に
おいて、コンテンツ管理情報を更新(すなわち、新たに
二次配信されたコンテンツデータの配信先IDの欄に、
ステップS31において、受信側のコンテンツ記録再生
装置4が送信したユーザIDを追加)する。
【0156】ここでは、コンテンツ記録再生装置4同士
の二次配信を行う場合、認証処理を行わないものとして
説明しているが、取引および認証処理部105同士での
認証処理を実行可能にし、二次配信を行う場合において
も認証処理を行うようにしても良い。
【0157】図16のフローチャートを用いて説明した
処理により、コンテンツデータの二次配信が行われる。
コンテンツ記録再生装置4、コンテンツ記録装置5、あ
るいは、パーソナルコンピュータ7−1に記録されるコ
ンテンツ管理情報には、例えば、図17に示されるよう
に、配信先IDが記載されるので、それらを照合するこ
とにより、二次配信経路を検出することが可能である。
【0158】例えば、図17に示される、ユーザIDが
Aで示されるユーザ(以下、ユーザAと称する)、ユー
ザIDがBで示されるユーザ(以下、ユーザBと称す
る)、および、ユーザIDがCで示されるユーザ(以
下、ユーザCと称する)のコンテンツ管理情報によっ
て、次のことが分かる。
【0159】ユーザAは、コンテンツIDがAU00
1、IM001およびDA001のコンテンツをコンテ
ンツ配信装置3もしくはコンテンツ配信センタ1から配
信され、AU001をユーザBおよびユーザCに二次配
信し、IM001およびDA001をユーザCに二次配
信している。更に、ユーザAは、所持している装置(コ
ンテンツ記録再生装置4、コンテンツ記録装置5、ある
いは、パーソナルコンピュータ7−1)に記録されてい
るコンテンツのうち、AU001をすでに利用してい
る。
【0160】ユーザBは、AU001のコンテンツをユ
ーザAから二次配信され、DA001のコンテンツをユ
ーザCから二次配信されている。更に、ユーザBは、所
持している装置(コンテンツ記録再生装置4、コンテン
ツ記録装置5、あるいは、パーソナルコンピュータ7−
1)に記録されているコンテンツのうち、DA001を
すでに利用している。
【0161】ユーザCは、AU001、IM001およ
びDA001のコンテンツをユーザAから二次配信さ
れ、DA001のコンテンツをユーザBに二次配信し、
AU002のコンテンツをコンテンツ配信装置3もしく
はコンテンツ配信センタ1から配信されている。更に、
ユーザCは、所持している装置(コンテンツ記録再生装
置4、コンテンツ記録装置5、あるいは、パーソナルコ
ンピュータ7−1)に記録されているコンテンツのう
ち、AU001、IM001およびAU002をすでに
利用している。
【0162】これらのコンテンツ管理情報により、コン
テンツ配信センタ1において、後述する配信履歴情報が
生成され、課金計算処理で利用される。
【0163】図15を用いて説明したコンテンツデータ
の再生処理によって、コンテンツ使用料が発生する。ま
た、図16を用いて説明したように、他のユーザにコン
テンツデータをコピーさせたり、更に、コピーされたデ
ータが利用された場合には、コピー元のユーザに対し
て、インセンティブ(incentive:奨励金)が発生す
る。
【0164】それぞれのユーザのコンテンツ管理情報
は、コンテンツ配信センタ1に送信され、コンテンツ配
信センタ1で、図23を用いて後述するコンテンツ配信
履歴が生成される。そして、コンテンツ配信センタ1に
おいて、コンテンツ使用料、およびインセンティブに対
する課金計算処理が実行され、対応するユーザが所有し
ているコンテンツ記録再生装置4が接続されている、も
しくはコンテンツ記録装置5が装着されているコンテン
ツ配信装置3もしくはパーソナルコンピュータ7−2、
あるいは、対応するユーザが所有しているパーソナルコ
ンピュータ7−1に、課金計算処理結果が出力される。
【0165】図18乃至図24を参照して、コンテンツ
配信センタ1へのコンテンツ管理情報の送信から、課金
処理の終了までの一連の処理を、コンテンツ記録再生装
置4、コンテンツ配信装置3、およびコンテンツ配信セ
ンタ1の処理として説明する。
【0166】まず、図18のフローチャートを参照し
て、コンテンツ記録再生装置4の処理について説明す
る。ここでは、コンテンツ記録再生装置4の処理につい
て説明するが、コンテンツ配信装置3と接続される装置
が、コンテンツ記録装置5である場合、および、コンテ
ンツ記録装置5とコンテンツ再生装置6の組み合わせで
ある場合も、基本的に同様の処理が実行される。
【0167】ステップS51において、コンテンツ記録
再生装置4の制御部101は、通信制御部102を介し
て、コンテンツ配信装置3と接続されたか否かを判断す
る。ステップS51において、コンテンツ配信装置3と
接続されていないと判断された場合、コンテンツ配信装
置3と接続されたと判断されるまで、ステップS51の
処理が繰り返される。
【0168】ステップS51において、コンテンツ配信
装置3と接続されたと判断された場合、ステップS52
において、制御部101は、取引および認証処理部10
5からユーザIDを読み込み、通信制御部102を介し
て、コンテンツ配信装置3に送信する。
【0169】ステップS53において、制御部101
は、通信制御部102を介して、コンテンツ管理情報の
送信要求を受信するか否かに基づいて、コンテンツ配信
装置3において、認証処理が正しく行われたか否かを判
断する。
【0170】ステップS53において、認証処理が正し
く行われたと判断された場合、すなわち、コンテンツ管
理情報の送信要求が受信された場合、ステップS54に
おいて、制御部101は、コンテンツ管理部103から
コンテンツ管理情報を読み出し、通信制御部102を介
して、コンテンツ配信装置3に送信する。
【0171】制御部101は、ステップS55におい
て、通信制御部102を介して、課金処理に関する情報
が記載された取引情報の入力を受けたか否かを判断し、
取引情報の入力を受けたと判断された場合、ステップS
56において、入力された取引情報を、取引および認証
処理部105に供給して記録させる。
【0172】ステップS55において、取引情報の入力
を受けていないと判断された場合、もしくは、ステップ
S56の処理の終了後、ステップS57において、コン
テンツ管理部103は、通信制御部102を介して、新
たなコンテンツの入力を受けたか否かを判断する。
【0173】ステップS57において、新たなコンテン
ツの入力を受けたと判断された場合、ステップS58に
おいて、コンテンツ管理部103は、入力されたコンテ
ンツデータをコンテンツデータ記録部104に出力し
て、記録させ、コンテンツ管理情報に、新たなコンテン
ツのコンテンツIDを追加して、処理が終了される。ス
テップS57において、新たなコンテンツの入力を受け
ていないと判断された場合、処理が終了される。
【0174】ステップS53において、認証処理が失敗
したと判断された場合、制御部101は、エラーメッセ
ージ生成し、コンテンツ管理部103を介して、再生処
理部106に出力し、再生部92に表示させ、処理が終
了される。
【0175】また、パーソナルコンピュータ7−2に接
続されたコンテンツ記録再生装置4−2、あるいはパー
ソナルコンピュータ7−2に装着されたコンテンツ記録
装置5−2においては、コンテンツ配信センタ1との情
報の授受は、コンテンツ配信装置3の代わりにパーソナ
ルコンピュータ7−2を介して実行されるが、基本的に
図18のフローチャートを用いて説明した処理と同様の
処理が実行される。
【0176】次に、図19および図20のフローチャー
トを参照して、図18のフローチャートを用いて説明し
たコンテンツ記録再生装置4の処理と並行して実行され
る、コンテンツ配信装置3の処理について説明する。こ
こでは、コンテンツ配信装置3の処理として説明する
が、コンテンツ記録再生装置4もしくはコンテンツ記録
装置5と接続され、インターネット2を介してコンテン
ツ配信センタ1から受信したコンテンツデータを送信す
るようになされているパーソナルコンピュータ7−2に
おいても、基本的に同様の処理が実行される。
【0177】ステップS71において、コンテンツ配信
装置3の制御部54は、通信制御部53を介して、コン
テンツデータ書き込み部59から入力される信号を基
に、コンテンツ記録再生装置4と接続されたか否かを判
断する。ステップS71において、コンテンツ記録再生
装置4と接続されていないと判断された場合、コンテン
ツ記録再生装置4と接続されたと判断されるまで、ステ
ップS71の処理が繰り返される。
【0178】ここでは、コンテンツ配信装置3とコンテ
ンツ記録再生装置4とが接続されている場合についての
処理を説明するが、コンテンツ配信装置3にコンテンツ
記録装置5が装着された場合、もしくは、コンテンツ配
信装置3に、コンテンツ記録装置5が装着されたコンテ
ンツ再生装置6が接続された場合も、コンテンツ記録再
生装置4に代わって、コンテンツ記録装置5と情報が授
受され、基本的に同様の処理が実行されるので、その説
明は省略する。
【0179】ステップS71において、コンテンツ記録
再生装置4と接続されたと判断された場合、ステップS
72において、制御部54は、通信制御部53およびコ
ンテンツデータ書き込み部59を介して、ユーザIDの
入力を受け、認証処理部55に供給し、認証処理を実行
させる。認証処理部55は、制御部54に、認証処理結
果を出力する。
【0180】ステップS73において、制御部54は、
認証処理部55から入力される信号を基に、認証処理が
正しく行われたか否かを判断する。ステップS73にお
いて、認証処理が失敗したと判断された場合、処理は、
後述するステップS95に進む。
【0181】ステップS73において、認証処理が正し
く行われたと判断された場合、ステップS74におい
て、制御部54は、通信制御部53およびコンテンツデ
ータ書き込み部59を介して、コンテンツ記録再生装置
4に、コンテンツ管理情報の送信要求を送信する。
【0182】ステップS75において、制御部54は、
コンテンツデータ書き込み部59および通信制御部53
を介して、コンテンツ記録再生装置4から送信されたコ
ンテンツ管理情報の入力を受ける。
【0183】ステップS76において、制御部54は、
入力されたコンテンツ管理情報を、ステップS72にお
いて受信したユーザIDとともに、通信制御部53、ネ
ットワークインターフェース60、およびインターネッ
ト2を介して、コンテンツ配信センタ1に送信する。
【0184】ステップS77において、制御部54は、
インターネット2、ネットワークインターフェース60
および通信制御部53を介して、コンテンツ配信センタ
1から、料金支払い処理が必要であることを示す信号の
入力を受けたか否かを判断する。ステップS77におい
て、料金支払い処理が必要であることを示す信号の入力
を受けていない(あるいは、料金支払い処理が不必要で
あることを示す信号の入力を受けた)と判断された場
合、処理は、後述するステップS91に進む。
【0185】ステップS77において、料金支払い処理
が必要であることを示す信号の入力を受けたと判断され
た場合、ステップS78において、制御部54は、支払
方法選択画面を表示させるための制御信号を生成し、通
信制御部53を介して、表示部51に出力して選択画面
を表示させる。支払方法選択画面には、例えば、ユーザ
が選択可能なコンテンツ利用料の支払い方法の一覧が表
示されており、ユーザは、支払方法選択画面を参照し
て、その中から、所望の支払方法を選択する。
【0186】ステップS79において、制御部54は、
通信制御部53を介して操作部52から入力される信号
を基に、ユーザによって、クレジットカードによる支払
いが選択されたか否かを判断する。
【0187】ステップS79において、クレジットカー
ドによる支払いが選択されたと判断された場合、ステッ
プS80において、制御部54は、クレジット情報の入
力(もしくはクレジットカードの挿入)を促すメッセー
ジを表示させるための制御信号を生成し、通信制御部5
3を介して、表示部51に出力して、クレジット情報の
入力(もしくはクレジットカードの挿入)を促すメッセ
ージを表示させる。
【0188】ステップS81において、制御部54は、
通信制御部53を介して操作部52から入力されたクレ
ジット情報、もしくは入金処理部61で読み込まれ、通
信制御部53を介して入力されたクレジット情報を、通
信制御部53、ネットワークインターフェース60、お
よびインターネット2を介して、コンテンツ配信センタ
1に送信する。
【0189】ステップS79において、クレジットカー
ドによる支払いが選択されていないと判断された場合、
ステップS82において、制御部54は、通信制御部5
3を介して操作部52から入力される信号を基に、ユー
ザによって、プリペイドカードによる支払いが選択され
たか否かを判断する。
【0190】ステップS82において、プリペイドカー
ドによる支払いが選択されたと判断された場合、ステッ
プS83において、制御部54は、例えば、プリペイド
カードに施されたスクラッチの下に記載され、プリペイ
ドカードの購入者にしか知ることができない番号などの
プリペイド情報の入力を促すメッセージを表示させるた
めの制御信号を生成し、通信制御部53を介して、表示
部51に出力して、表示させる。
【0191】ステップS84において、制御部54は、
通信制御部53を介して操作部52から入力されたプリ
ペイド情報を、通信制御部53、ネットワークインター
フェース60、およびインターネット2を介して、コン
テンツ配信センタ1に送信する。
【0192】ステップS81、もしくはステップS84
の処理の終了後、ステップS85において、制御部54
は、インターネット2、ネットワークインターフェース
60、および通信制御部53を介して、コンテンツ配信
センタ1から、支払い処理が正しく終了されたことを示
す信号の入力を受けたか否かを判断する。
【0193】ステップS85において、支払い処理が正
しく終了されたことを示す信号の入力を受けたと判断さ
れた場合、処理は、ステップS90に進む。ステップS
85において、支払い処理が正しく終了されたことを示
す信号の入力を受けなかったと判断された場合、処理
は、ステップS95に進む。
【0194】ステップS82において、プリペイドカー
ドによる支払いが選択されなかったと判断された場合、
ステップS86において、制御部54は、通信制御部5
3を介して操作部52から入力される信号を基に、ユー
ザによって、電子マネーによる支払いが選択されたか否
かを判断する。
【0195】ステップS86において、電子マネーによ
る支払いが選択されたと判断された場合、ステップS8
7において、制御部54は、入金処理部61に、ICカ
ードに記録された電子マネーによる入金処理を実行させ
るための制御信号を生成し、通信制御部53を介して、
入金制御部61に出力する。入金制御部61は、挿入さ
れたICカードとの認証処理を実行し、ICカードの電
子マネーを所定の金額だけ減算する。
【0196】ステップS86において、電子マネーによ
る支払いが選択されたと判断されなかった場合、現金に
よる支払いが選択されたので、ステップS88におい
て、制御部54は、現金による料金支払い処理を実行さ
せるための制御信号を生成し、通信制御部53を介し
て、入金制御部61に出力する。入金制御部61は、現
金による料金支払い処理を実行する。
【0197】ステップS87、もしくはステップS88
の処理の終了後、ステップS89において、入金処理部
61は、支払い処理が正しく終了されたことを示す信号
を、通信制御部53を介して、制御部54に出力する。
制御部54は、支払い処理に関する情報(支払方法は電
子マネーであるか現金であるか、あるいは、支払われた
金額などを示す情報)を、通信制御部53、ネットワー
クインターフェース60、およびインターネット2を介
して、コンテンツ配信センタ1へ送信する
【0198】ステップS85において、支払い処理が正
しく終了されたことを示す信号の入力を受けたと判断さ
れた場合、もしくは、ステップS89の処理の終了後、
ステップS90において、制御部54は、料金の支払い
に関して記載されている取引情報を生成し、通信制御部
53およびコンテンツデータ書き込み部59を介して、
コンテンツ記録再生装置4に送信する。
【0199】ステップS77において、支払い処理が必
要であることを示す信号の入力を受けなかった場合、も
しくはステップS90の処理の終了後、ステップS91
において、制御部54は、通信制御部53を介して操作
部52から入力される信号を基に、ユーザから、コンテ
ンツデータの要求を示す操作入力を受けたか否かを判断
する。
【0200】ステップS91において、コンテンツデー
タの要求を示す操作入力を受けたと判断された場合、ス
テップS92において、制御部54は、コンテンツ管理
部56に記録されているコンテンツリストを読み出し、
通信制御部53を介して表示部51に出力して表示させ
る。ステップS91において、コンテンツデータの要求
を示す操作入力を受けていないと判断された場合、処理
は終了される。
【0201】ユーザは、表示部51に表示されるコンテ
ンツリストを参照して、所望のコンテンツを選択する。
ステップS93において、制御部54は、通信制御部5
3を介して操作部52から入力される信号を基に、選択
されたコンテンツデータを送信させるための制御信号を
生成し、コンテンツ管理部56に出力する。コンテンツ
管理部56は、コンテンツデータ記録部57から、選択
されたコンテンツを検索し、通信制御部53およびコン
テンツデータ書き込み部59を介して、コンテンツ記録
再生装置4に送信する。
【0202】ステップS94において、制御部54は、
コンテンツデータ書き込み部59および通信制御部53
を介して、コンテンツ記録再生装置4からコンテンツデ
ータの受信確認信号の入力を受け、処理が終了される。
【0203】ステップS73の処理において、認証処理
が失敗した場合、もしくは、ステップS85において、
コンテンツ配信センタ1から支払い処理が失敗したこと
を示す信号の入力を受けた場合、ステップS95におい
て、制御部54は、エラーメッセージを表示させるため
の制御信号を生成し、通信制御部53を介して、表示部
51に出力して、エラーメッセージを表示させ、処理が
終了される。
【0204】また、パーソナルコンピュータ7−2が、
コンテンツ記録再生装置4−2もしくはコンテンツ記録
装置5−2と接続され、インターネット2を介して、コ
ンテンツ配信センタ1と情報を授受する場合、パーソナ
ルコンピュータ7−2は、図19および図20のフロー
チャートを用いて説明したコンテンツ配信装置3と基本
的に同様の処理を実行するので、その説明は省略する。
【0205】なお、コンテンツデータを記録し、再生す
る機能を備えているパーソナルコンピュータ7−1は、
コンテンツ配信装置3およびコンテンツ記録再生装置4
の機能を併せ持っているのであるから、図15、図1
6、および図18乃至図20のフローチャートを参照し
て説明した処理と基本的に同様の処理を実行するので、
その説明は省略する。
【0206】次に、図21および図22のフローチャー
トを参照して、図19および図20のフローチャートを
用いて説明したコンテンツ配信装置3の処理と並行して
実行されるコンテンツ配信センタ1の処理について説明
する。
【0207】ステップS101において、コンテンツ配
信センタ1の課金制御部22は、インターネット2およ
び通信制御部21を介して、コンテンツ配信装置3か
ら、ユーザID、および図17を用いて説明したコンテ
ンツ管理情報の入力を受ける。
【0208】ステップS102において、課金制御部2
2は、コンテンツ配信装置3から入力されたコンテンツ
管理情報に従って、配信履歴データベース23に記録さ
れている配信履歴情報を更新する。
【0209】図23は、配信履歴データベース23に記
録される配信履歴情報の一例を示すものである。配信履
歴情報は、配信先のユーザIDを示す配信先ID、それ
ぞれに配信されているコンテンツを示すコンテンツI
D、対応するコンテンツの配信元を示す配信元ID、そ
れぞれのコンテンツの利用状況で構成されている。配信
履歴データベースには、配信履歴情報以外に、コンテン
ツ毎の利用料金やインセンティブに関する情報、およ
び、これらのデータから算出される請求総額などの情報
が記録されている。
【0210】なお、配信されたコンテンツが、他のユー
ザからの二次配信ではなく、コンテンツ配信装置3、も
しくはコンテンツ配信センタ1からの配信である場合、
配信元IDは、それぞれのユーザに与えられているユー
ザIDと区別されなければならない(ここでは、「T」
と記されている)。
【0211】そして、配信元IDの欄には1つ、利用状
況の欄には2つのチェックボックスが備えられている。
配信元IDの欄のチェックボックスは、対応する配信元
に、コンテンツデータのコピーに対するインセンティブ
が、コピー元のユーザに対して課金計算された後にチェ
ックされる(従って、配信元IDが「T」となっている
部分に対応する欄は、チェックされない)。利用状況の
欄の一方のチェックボックスには、利用したコンテンツ
に対する利用料金が課金計算された後にチェックされ、
もう一方のチェックボックスには、コピーされたコンテ
ンツの利用に対するインセンティブが、コピー元のユー
ザに対して課金計算された後にチェックされる(従っ
て、配信元IDが「T」となっている部分に対応する欄
は、チェックされない)。
【0212】ステップS103において、課金制御部2
2は、入力されたユーザIDから、配信履歴データベー
ス23に記録されている配信履歴情報のうち、対応する
ユーザの配信履歴情報を検索する。
【0213】ステップS104において、課金制御部2
2は、検索された配信履歴情報を基に、課金処理は必要
であるか否かを判断する。
【0214】ステップS104において、課金処理は必
要であると判断された場合、ステップS105におい
て、図24のフローチャートを参照して後述する課金計
算処理が実行される。ステップS104において、課金
処理は必要ではないと判断された場合、処理は終了され
る。
【0215】課金制御部22は、ステップS106にお
いて、ステップS105において実行された課金計算処
理結果を、通信制御部21およびインターネット2を介
して、ステップS101においてユーザIDおよびコン
テンツ管理情報を送信してきたコンテンツ配信装置3に
送信し、ステップS107において、インターネット2
および通信制御部21を介して、コンテンツ配信装置3
から、対応するユーザが選択した支払方法に関する入力
を受ける。
【0216】ステップS108において、課金制御部2
2は、ステップS107で入力された信号を基に、ユー
ザによってクレジットカードによる支払いが選択された
か否かを判断する。
【0217】ステップS108において、クレジットカ
ードによる支払いが選択されたと判断された場合、ステ
ップS109において、課金制御部22は、通信制御部
21および金融ネットワーク8を介して、指定された金
融機関9(クレジットカード会社)に、対応するユーザ
のクレジットカードの利用が可能であるか否かを照会
し、支払いに関する手続きを実行する。
【0218】ステップS110において、課金制御部2
2は、金融機関9(クレジットカード会社)から、金融
ネットワーク8および通信制御部21を介して入力され
る信号を基に、対応するユーザのクレジットカードを利
用した支払い処理が正しく終了したか否かを判断する。
支払い処理が正しく終了したと判断された場合、処理
は、ステップS115に進み、支払い処理が正しく終了
しなかったと判断された場合、処理は、ステップS11
7に進む。
【0219】ステップS108において、クレジットカ
ードによる支払いが選択されなかったと判断された場
合、ステップS111において、課金制御部22は、ス
テップS107で入力された信号を基に、プリペイドカ
ードによる支払いが選択されたか否かを判断する。
【0220】ステップS111において、プリペイドカ
ードによる支払いが選択されたと判断された場合、ステ
ップS112において、課金制御部22は、通信制御部
21および金融ネットワーク8を介して、指定された金
融機関9(プリペイドカードサービス提供会社)に、対
応するユーザのプリペイドカードの残金を照会し、支払
いに関する手続きを実行する。
【0221】ステップS113において、課金制御部2
2は、金融機関9(プリペイドカードサービス提供会
社)から、金融ネットワーク8および通信制御部21を
介して入力される信号を基に、対応するユーザのプリペ
イドカードを利用した支払い処理が正しく終了したか否
かを判断する。支払い処理が正しく終了したと判断され
た場合、処理は、ステップS115に進み、支払い処理
が正しく終了しなかったと判断された場合、処理は、ス
テップS117に進む。
【0222】ステップS111において、プリペイドカ
ードによる支払いが選択されなかったと判断された場
合、ステップS114において、課金制御部22は、コ
ンテンツ配信装置3から、インターネット2および通信
制御部21を介して、現金、もしくは電子マネーによる
支払い処理が正しく終了されたことを示す信号の入力を
受けたか否かを判断する。ステップS114において、
現金、もしくは電子マネーによる支払い処理が正しく終
了されたことを示す信号の入力を受けていないと判断さ
れた場合、処理は、ステップS117に進む。
【0223】ステップS110において、クレジットカ
ードを利用した支払い処理が正しく終了されたと判断さ
れた場合、ステップS113において、プリペイドカー
ドを利用した支払い処理が正しく終了されたと判断され
た場合、もしくは、ステップS114において、現金、
もしくは電子マネーによる支払い処理が正しく終了され
たことを示す信号の入力を受けたと判断された場合、課
金制御部22は、ステップS115において、支払い処
理が正しく終了されたことを示す信号を、インターネッ
ト2を介して、コンテンツ配信装置3へ送信し、ステッ
プS116において、配信履歴データベース23に記録
されている、支払いに関する履歴を更新(対応するチェ
ックボックスにチェックを追加)して、処理を終了す
る。
【0224】ステップS110において、クレジットカ
ードを利用した支払い処理が正しく終了されなかったと
判断された場合、ステップS113において、プリペイ
ドカードを利用した支払い処理が正しく終了されなかっ
たと判断された場合、もしくは、ステップS114にお
いて、現金、もしくは電子マネーによる支払い処理が正
しく終了されたことを示す信号の入力を受けなかったと
判断された場合、ステップS117において、課金処理
部22は、エラーメッセージを生成して、通信制御部2
3およびインターネット2を介して、コンテンツ配信装
置3へ送信し、処理を終了する。
【0225】ここでは、コンテンツ配信センタ1が、コ
ンテンツ配信装置3とインターネット2を介して情報を
授受する場合について説明したが、コンテンツ情報セン
タ1は、パーソナルコンピュータ7−1とインターネッ
ト2を介して情報を授受する場合や、コンテンツ記録再
生装置4−2、もしくはコンテンツ記録装置5−2と、
インターネット2およびパーソナルコンピュータ7−2
を介して情報を授受する場合にも、基本的に同様の処理
を実行するので、その説明は省略する。
【0226】次に、図24のフローチャートを参照し
て、図21のステップS105において実行される課金
計算処理について説明する。課金計算処理は、それぞれ
のユーザID毎に実行される。
【0227】ステップS131において、課金処理部2
2は、請求金額Sを初期化、すなわち、内部レジスタに
記録されているSの値を0とする。
【0228】ステップS132において、課金処理部2
2は、配信履歴データベース23に記録されている、図
23を用いて説明した配信履歴情報のうち、現在処理中
のユーザIDに対応する情報を参照し、未計上コンテン
ツが残っているか否かを判断する。
【0229】ステップS132において、未計上コンテ
ンツが残っていると判断された場合、ステップS133
において、課金処理部22は、配信履歴データベース2
3に記録されている配信履歴情報を参照して、未計上コ
ンテンツのうちの1つのコンテンツXを抽出する。
【0230】ステップS134において、内部に有する
カウンタp、q、rを初期化し、ステップS135にお
いて、配信履歴データベース23に記録されている情報
から、コンテンツXの利用料P(X)、コンテンツXの
コピーに対するインセンティブQ(X)、コピーされた
コンテンツXが、コピー先で利用されている場合のイン
センティブR(X)を読み出す。
【0231】ステップS136において、課金処理部2
2は、配信履歴データベース23に記録されている配信
履歴情報を基に、コンテンツXを利用しているか否かを
判断する。
【0232】ステップS136において、コンテンツX
が利用されていると判断された場合、ステップS137
において、課金処理部は、配信履歴情報のうち、利用状
況の欄を参照して、利用状況がtrueもしくはfalseで記
載されている場合は、カウンタpの値をp=1とし、も
しくは、利用状況が、利用回数で表されている場合は、
カウンタpの値をp=利用回数とする。
【0233】ステップS136において、コンテンツX
が利用されていないと判断された場合、もしくはステッ
プS137の処理の終了後、ステップS138におい
て、課金処理部22は、配信履歴データベース23に記
録されている情報を基に、Q(X)≠0か否かを判断す
る。
【0234】ステップS138において、Q(X)≠0
である(コピーに関するインセンティブは有料である)
と判断された場合、ステップS139において、課金処
理部22は、対応するユーザID以外も含めた全ての配
信履歴情報の配信元IDを確認して、対応するユーザI
Dが配信元となっている箇所のうち、まだ、インセンテ
ィブの加算処理が行われていないもの(チェックがつい
ていないもの)を抽出して、その数を算出し、カウンタ
qの値をq=コピー回数とする。
【0235】ステップS138において、Q(X)≠0
ではない(コピーに関するインセンティブは無料であ
る)と判断された場合、もしくはステップS139の処
理の終了後、ステップS140において、課金処理部2
2は、配信履歴データベース23に記録されている配信
履歴情報を基に、R(X)≠0か否かを判断する。
【0236】ステップS140において、R(X)≠0
である(コピー先での利用に対するインセンティブは有
料である)と判断された場合、ステップS141におい
て、課金処理部22は、ステップS139において抽出
された、対応するユーザIDが配信元となっている部分
のうち、更に、利用されており、かつ、まだインセンテ
ィブの加算処理が行われていないもの(チェックがつい
ていないもの)の数を算出し、カウンタrの値をr=コ
ピーの利用回数とする。
【0237】ステップS140において、R(X)≠0
ではない(コピー先での利用に対するインセンティブは
無料である)と判断された場合、もしくはステップS1
41の処理の終了後、ステップS142において、課金
処理部22は、S(X)=P(X)×p−Q(X)×q
−R(X)×rを算出して、一時記憶し、処理は、ステ
ップS132に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0238】ステップS132において、未計上のコン
テンツは残っていないと判断された場合、ステップS1
43において、課金処理部22は、それぞれのコンテン
ツ毎に算出された値であるS(X)を元に、S=ΣS
(X)を算出し、請求金額S、すなわち、内部レジスタ
に記録されている、対応するユーザに対する請求金額S
の値として記録し、処理は、図21のステップS106
に戻る。
【0239】例えば、図23を用いて説明した配信履歴
情報において、配信先IDがAで示されるユーザAに対
する課金計算処理の具体例について説明する。
【0240】ユーザAは、コンテンツAU001を利用
するとともに、ユーザBおよびCに対して二次配信して
おり、ユーザCはコンテンツAU001を利用している
ことから、コンテンツAU001に関する請求金額S
(AU001)は、S(AU001)=P(AU00
1)−Q(AU001)×2−R(AU001)である。
【0241】また、ユーザAは、コンテンツIM001
は利用していないが、ユーザCに対して二次配信してお
り、ユーザCはコンテンツIM001を利用しているこ
とから、コンテンツIM001に関する請求金額S(I
M001)は、S(IM001)=−Q(IM001)
−R(IM001)である。
【0242】更に、ユーザAは、コンテンツDA001
は利用していないが、ユーザCに対して二次配信してお
り、ユーザCはコンテンツDA001を利用していない
ことから、コンテンツDA001に関する請求金額S
(DA001)は、S(DA001)=−Q(DA00
1)である。
【0243】従って、ユーザAに対する請求金額Sは、
S=P(AU001)−Q(AU001)×2−R(A
U001)−Q(IM001)−R(IM001)−Q
(DA001)となる。
【0244】同様にして、ユーザBに対する請求金額S
は、S=P(DA001)となり、ユーザCに対する請
求金額Sは、S=P(AU001)+P(IM001)
−Q(DA001)−R(DA001)+P(AU00
2)となる。
【0245】また、配信履歴データベースに記録されて
いる、コンテンツXの利用料P(X)、コンテンツXの
コピーに対するインセンティブQ(X)、コピーされた
コンテンツXがコピー先で利用されている場合のインセ
ンティブR(X)のうちのいずれか、もしくは全てを、
所定の回数(もしくは金額)以上利用しているユーザに
対して変更(コンテンツXの利用料P(X)の割引、イ
ンセンティブQ(X)もしくはR(X)の金額引き上
げ)することによって、ユーザに有利な課金処理を実行
して、コンテンツの流通を促進するようにしても良い。
【0246】更に、ユーザ毎ではなく、ある一定の期
間、コンテンツXの利用料P(X)、コンテンツXのコ
ピーに対するインセンティブQ(X)、コピーされたコ
ンテンツXがコピー先で利用されている場合のインセン
ティブR(X)のうちのいずれか、もしくは全てを、ユ
ーザに有利となるように変更することにより、例えば、
一般店舗で実施されるバーゲンセールによる販売促進と
同様の効果を得ることができる。
【0247】このような処理により、コンテンツ配信セ
ンタ1にアクセスしたユーザに対する課金計算が行わ
れ、ユーザが利用したコンテンツに対するコンテンツ利
用料が徴収されるとともに、他のユーザにコンテンツを
コピーした場合のインセンティブ(他のユーザに対する
紹介料に対応する)および、コピーされたコンテンツが
利用冴えた場合のインセンティブ(コンテンツ配信事業
者は、他のユーザからコンテンツ利用料を得ることがで
きるので、コンテンツ販売の成功報酬に対応する)がユ
ーザに支払われる。
【0248】ここでは、課金計算処理は、コンテンツ配
信センタ1に、コンテンツ管理情報が送信された場合に
実行されるものとして説明しているが、課金計算処理
は、例えば1ヶ月など、所定の期間毎に実行されるよう
にしても良い。また、ユーザが、銀行口座やクレジット
カード番号などを予め登録しておき、課金制御部22に
それらの情報を記録して、課金計算処理によって算出さ
れた代金を、所定の銀行口座から自動引き落としした
り、所定のクレジットカード会社に請求するようにして
も良い。
【0249】以上においては、コンテンツ配信センタ1
が、複数のコンテンツ配信装置3を利用して配信される
コンテンツのコンテンツ管理情報、およびインターネッ
ト2を介して直接配信されるコンテンツのコンテンツ管
理情報を収集し、配信履歴情報を作成して、課金処理を
行う場合について説明したが、コンテンツ配信センタ1
を用意することなく、それぞれのコンテンツ配信装置に
おいて、課金処理を独立して行うことができるようにし
ても良い。
【0250】図25は、本発明を適応したコンテンツ配
信システムの第2の実施の形態を示す図である。図25
に示されるコンテンツ配信システムにおいては、コンテ
ンツ配信装置181が独立して課金処理を行う。なお、
図1における場合と対応する部分には同一の符号を付し
てあり、その説明は適宜省略する。
【0251】すなわち、第2の実施の形態においては、
コンテンツ配信センタ1は存在せず、コンテンツ配信装
置181が、それぞれのユーザが有するコンテンツ記録
再生装置4、コンテンツ記録装置5、もしくはパーソナ
ルコンピュータ7に、直接、あるいはインターネット2
を介して、コンテンツデータを配信するようになされて
いる。それぞれの装置の構成については、コンテンツ配
信装置181以外は、図1を用いて説明したコンテンツ
配信システムの構成要素のそれぞれの装置と同様の構成
を有するので、その説明は省略する。
【0252】なお、コンテンツ配信装置181の外観構
成は、例えば、図3、図5、あるいは図11を用いて説
明したような、いずれの外観構成であってもかまわな
い。
【0253】図26は、図25のコンテンツ配信装置1
81の構成を示すブロック図である。なお、図4を用い
て説明したコンテンツ配信装置3と対応する部分には同
一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0254】すなわち、コンテンツ配信装置181は、
制御部54に代わって制御部191が設けられ、認証処
理部55に代わって課金・認証処理部192が設けら
れ、新たに配信履歴記録部193が設けられている以外
は、図4を用いて説明したコンテンツ配信装置3と基本
的に同様の構成を有している。
【0255】課金・認証処理部192は、図2を用いて
説明したコンテンツ配信センタ1の課金制御部22が実
行する課金処理および図4を用いて説明したコンテンツ
配信装置3の認証処理部55が実行する認証処理とを行
うものである。すなわち、課金・認証処理部192は、
第1の実施の形態において、コンテンツ配信センタ1が
実行する課金計算処理(図24のフローチャートを用い
て説明した処理)と同様の処理を実行する。
【0256】配信履歴記録部193は、図2を用いて説
明したコンテンツ配信センタ1の配信履歴データベース
23と同様に、ユーザに提供されるコンテンツ毎の利用
料金、コピーに対するインセンティブ、および、コピー
されたコンテンツが利用された場合のインセンティブな
どの、課金・認証処理部192が実行する課金計算処理
に必要な情報が記録されるとともに、図23を用いて説
明したように、配信先のユーザID毎に、コンテンツI
D、配信先ID、利用状況、および課金処理が終了した
か否かを示すチェックが記録される。
【0257】制御部191は、課金・認証処理部192
および配信履歴記録部193を含めた、コンテンツ配信
装置181全体の処理を制御するものである。
【0258】このようなコンテンツ配信装置181を用
いることにより、大掛かりなコンテンツ配信システムを
構成することなく、小規模(例えば、販売店ごと)で課
金処理を実行することができるようなコンテンツ配信サ
ービスを提供することが可能となる。
【0259】また、コンテンツ記録再生装置4、コンテ
ンツ記録装置5、もしくはパーソナルコンピュータ7−
1に記録されるコンテンツデータは、例えば2週間や1
ヶ月など、所定の期間、コンテンツ配信センタ1もしく
はコンテンツ配信装置3、あるいはコンテンツ配信装置
181にアクセスしない場合、再生不能となるようにし
てもよい。
【0260】この場合、コンテンツ記録再生装置4、コ
ンテンツ記録装置5、もしくはパーソナルコンピュータ
7−1において、コンテンツ配信センタ1もしくはコン
テンツ配信装置3、あるいはコンテンツ配信装置181
に最後にアクセスした日時を、例えば、コンテンツ管理
情報に更に記録させる。コンテンツ記録再生装置4もし
くはコンテンツ再生装置6の再生処理部106、あるい
は、パーソナルコンピュータ7のCPU161は、コン
テンツの再生指令を受けた場合、コンテンツ管理情報に
記録されている最終アクセスの日時を確認し、最終アク
セスの日時から、一定の期間が経過している時には、コ
ンテンツを再生せず、例えば「コンテンツ配信センタ、
もしくはコンテンツ配信装置に接続してください。」と
いったメッセージを出力し、ユーザに警告するようにす
る。
【0261】これにより、ユーザが、新たなコンテンツ
を、コンテンツ配信センタ1もしくはコンテンツ配信装
置181から受信しないで、コンテンツ記録再生装置
4、コンテンツ記録装置5、もしくはパーソナルコンピ
ュータ7からの二次配信のみで受信しているような場合
においても、定期的にコンテンツ配信センタ1もしくは
コンテンツ配信装置181にアクセスし、コンテンツ管
理情報を送信するようになる。従って、コンテンツ配信
センタ1もしくはコンテンツ配信装置181には、全て
のユーザからのコンテンツ管理情報が収集されるので、
全てのユーザからコンテンツ利用料を正しく徴収し、か
つ、全てのユーザにインセンティブを正しく支払うこと
が可能となる。
【0262】上述した一連の処理は、ソフトウェアによ
り実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソ
フトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェ
アに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプ
ログラムをインストールすることで、各種の機能を実行
することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュー
タなどに、記録媒体からインストールされる。
【0263】この記録媒体は、図2、図4、図12、も
しくは図26に示すように、コンピュータとは別に、ユ
ーザにプログラムを提供するために配布される、プログ
ラムが記録されている磁気ディスク31、71もしくは
171(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク3
2、72、もしくは172(CD ROM(Compact Disk Rea
d Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含
む)、光磁気ディスク33、73、もしくは173(M
D(Mini Disk)を含む)、あるいは半導体メモリ3
4、74、もしくは174などよりなるパッケージメデ
ィアなどにより構成される。
【0264】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0265】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0266】
【発明の効果】本発明の第1の情報処理装置および第1
の情報処理方法、並びに第1のプログラムによれば、他
の情報処理装置から第1の情報の入力を受け、複数の第
1の情報を基に、第2の情報を生成し、生成された第2
の情報に基づいて、課金計算を行い、第1の情報は、所
定のユーザが保有している第1の情報処理装置に記録さ
れているコンテンツデータの配信および利用に関する情
報であり、第2の情報には、コンテンツデータの配信元
を示す情報およびコンテンツデータの利用に関する情報
が含まれ、第2の情報に含まれるコンテンツデータの配
信元を示す情報およびコンテンツデータの利用に関する
情報を基に、所定のユーザが利用したコンテンツデータ
の利用料金から、所定の報酬を差し引いた料金を計算す
るようにしたので、ユーザ間のコンテンツの二次配信に
対する報酬を含めた課金処理を実行することができる。
【0267】本発明の第2の情報処理装置および第2の
情報処理方法、並びに第2のプログラムによれば、コン
テンツデータを入出力し、入力されたコンテンツデータ
を記録し、コンテンツデータの入出力およびコンテンツ
データの利用に関する情報を生成し、生成された情報を
記録し、記録されている情報を他の情報処理装置へ出力
するようにしたので、コンテンツの受信や利用のみなら
ず、二次配信に関する情報を記録し、課金処理のために
出力することができる。
【0268】本発明の第3の情報処理装置および第3の
情報処理方法、並びに第3のプログラムによれば、第2
の情報処理装置に配信するためのコンテンツデータを記
録し、第2の情報処理装置から、第2の情報処理装置に
おけるコンテンツデータの入出力およびコンテンツデー
タの利用に関する第1の情報の入力を受け、入力された
第1の情報を第1の情報処理装置へ出力し、記録されて
いるコンテンツデータを第2の情報処理装置へ出力する
ようにしたので、コンテンツデータを配信する装置を多
数設置しても、課金処理のための情報を一元管理するこ
とができる。
【0269】本発明の第1のコンテンツ配信システムに
よれば、第1の情報処理装置で、第2の情報処理装置か
ら第1の情報の入力を受け、入力された第1の情報を基
に、第2の情報を生成し、生成された第2の情報に基づ
いて、課金計算を行い、第1の情報は、第3の情報処理
装置に記録されているコンテンツデータの配信および利
用に関する情報であり、第2の情報には、コンテンツデ
ータの配信元を示す情報およびコンテンツデータの利用
に関する情報が含まれ、第2の情報に含まれるコンテン
ツデータの配信元を示す情報およびコンテンツデータの
利用に関する情報を基に、所定のユーザが利用したコン
テンツデータの利用料金から、所定の報酬を差し引いた
料金を計算し、第2の情報処理装置で、第3の情報処理
装置に配信するためのコンテンツデータを記録し、第3
の情報処理装置から、第3の情報処理装置におけるコン
テンツデータの入出力およびコンテンツデータの利用に
関する第1の情報の入力を受け、入力された第1の情報
を第1の情報処理装置に出力し、コンテンツデータを第
3の情報処理装置に出力し、第3の情報処理装置で、コ
ンテンツデータを入出力し、入力されたコンテンツデー
タを記録し、コンテンツデータの入出力およびコンテン
ツデータの利用に関する第1の情報を生成し、生成され
た第1の情報を記録し、記録されている第1の情報を第
2の情報処理装置へ出力するようにしたので、コンテン
ツの販売者や著作者等の権利者が不利益を被ることなく
利用者間でのコンテンツの二次配信を可能にするととも
に、利用者による二次配信を促進し、利用者の利便と権
利者の利益の保護を両立しながらコンテンツを柔軟に流
通させるコンテンツ配信システムを提供することができ
る。
【0270】本発明の第2のコンテンツ配信システムに
よれば、第1の情報処理装置で、第2の情報処理装置か
ら第1の情報の入力を受け、入力された第1の情報を基
に、第2の情報を生成し、生成された第2の情報に基づ
いて、課金計算を行い、第2の情報処理装置に配信する
ためのコンテンツデータを記録し、記録されているコン
テンツデータを第2の情報処理装置に出力し、第1の情
報は、第2の情報処理装置に記録されているコンテンツ
データの配信および利用に関する情報であり、第2の情
報には、コンテンツデータの配信元を示す情報およびコ
ンテンツデータの利用に関する情報が含まれ、第2の情
報に含まれるコンテンツデータの配信元を示す情報およ
びコンテンツデータの利用に関する情報を基に、所定の
ユーザが利用したコンテンツデータの利用料金から、所
定の報酬を差し引いた料金を計算し、第2の情報処理装
置で、コンテンツデータを入出力し、入力されたコンテ
ンツデータを記録し、コンテンツデータの入出力および
コンテンツデータの利用に関する第1の情報を生成し、
生成された第1の情報を記録し、記録されている第1の
情報を第2の情報処理装置へ出力するようにしたので、
利用者による二次配信を促進し、利用者の利便と権利者
の利益の保護を両立しながらコンテンツを柔軟に流通さ
せるコンテンツ配信システムを小規模に構築することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適応したコンテンツ配信システムの第
1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1のコンテンツ配信センタの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1のコンテンツ配信装置の外観構成例を示す
図である。
【図4】図1のコンテンツ配信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1のコンテンツ配信装置の図3とは異なる外
観構成例を示す図である。
【図6】図1のコンテンツ記録再生装置の外観構成例を
示す図である。
【図7】図1のコンテンツ記録再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】図1のコンテンツ記録装置およびコンテンツ再
生装置の外観構成例を示す図である。
【図9】図1のコンテンツ記録装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】図1のコンテンツ再生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】図1のコンテンツ配信装置の図3とは異なる
外観構成例を示す図である。
【図12】図1のパーソナルコンピュータの構成を示す
ブロック図である。
【図13】コンテンツ記録再生装置が最初にコンテンツ
データを受信する場合の処理について説明するためのフ
ローチャートである。
【図14】コンテンツ管理情報について説明するための
図である。
【図15】コンテンツデータ再生時のコンテンツ管理情
報更新処理について説明するためのフローチャートであ
る。
【図16】コンテンツ記録再生装置同士でコンテンツデ
ータを二次配信する場合の処理について説明するための
フローチャートである。
【図17】二次配信と、コンテンツ管理情報について説
明するための図である。
【図18】コンテンツ記録再生装置の処理について説明
するためのフローチャートである。
【図19】コンテンツ配信装置の処理について説明する
ためのフローチャートである。
【図20】コンテンツ配信装置の処理について説明する
ためのフローチャートである。
【図21】コンテンツ配信センタの処理について説明す
るためのフローチャートである。
【図22】コンテンツ配信センタの処理について説明す
るためのフローチャートである。
【図23】配信履歴情報について説明するための図であ
る。
【図24】課金計算処理について説明するためのフロー
チャートである。
【図25】本発明を適応したコンテンツ配信システムの
第2の実施の形態を示す図である。
【図26】図25のコンテンツ配信装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 コンテンツ配信センタ, 2 インターネット,
3 コンテンツ配信装置, 4 コンテンツ記録再生装
置, 5 コンテンツ記録装置, 6 コンテンツ再生
装置, 7 パーソナルコンピュータ, 8 金融ネッ
トワーク, 9金融機関, 22 課金制御部, 23
配信履歴データベース, 54 制御部, 56 コ
ンテンツ管理部, 101 制御部, 103 コンテ
ンツ管理部, コンテンツ配信装置181, 192
課金・認証処理部, 193配信履歴記録部

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の情報処理装置から第1の情報の入力
    を受ける入力手段と、 前記入力手段により入力された複数の前記第1の情報を
    基に、第2の情報を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記第2の情報に基づい
    て、課金計算を行う課金計算手段とを備え、 前記第1の情報は、所定のユーザが保有している第1の
    情報処理装置に記録されているコンテンツデータの配信
    および利用に関する情報であり、 前記第2の情報には、前記コンテンツデータの配信元を
    示す情報および前記コンテンツデータの利用に関する情
    報が含まれ、 前記課金計算手段は、前記第2の情報に含まれる前記コ
    ンテンツデータの配信元を示す情報および前記コンテン
    ツデータの利用に関する情報を基に、前記所定のユーザ
    が利用した前記コンテンツデータの利用料金から、所定
    の報酬を差し引いた料金を計算することを特徴とする情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の報酬には、前記所定のユーザ
    が保有している前記第1の情報処理装置に記録されてい
    る前記コンテンツデータを、他のユーザが保有している
    第2の情報処理装置に配信した場合の報酬が含まれてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の報酬には、前記所定のユーザ
    が保有している前記第1の情報処理装置に記録されてい
    る前記コンテンツデータが、他のユーザが保有している
    第2の情報処理装置に配信され、配信された前記コンテ
    ンツデータが、前記他のユーザにより利用された場合の
    報酬が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記課金計算手段による計算結果を前記
    他の情報処理装置に出力する出力手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記課金計算手段による計算結果を基
    に、所定の金融機関に対する課金制御情報を生成して出
    力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記課金計算手段による計算結果に基づい
    て、ユーザに課金処理に必要な操作入力を促すための情
    報を出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記他の情報処理装置に配信するための
    前記コンテンツデータを記録する記録手段と、 前記記録手段により記録されている前記コンテンツデー
    タを前記他の情報処理装置に出力する出力手段とを更に
    備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 ユーザによる操作入力を受ける操作手段
    と、 所定の情報を表示する表示手段とを更に備えることを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 他の情報処理装置からの第1の情報の入
    力を制御する入力制御ステップと、 前記入力制御ステップの処理により入力が制御された複
    数の前記第1の情報を基に、第2の情報を生成する生成
    ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第2の情
    報に基づいて、課金計算を行う課金計算ステップとを含
    み、 前記第1の情報は、所定のユーザが保有している第1の
    情報処理装置に記録されているコンテンツデータの配信
    および利用に関する情報であり、 前記第2の情報には、前記コンテンツデータの配信元を
    示す情報および前記コンテンツデータの利用に関する情
    報が含まれ、 前記課金計算ステップの処理では、前記第2の情報に含
    まれる前記コンテンツデータの配信元を示す情報および
    前記コンテンツデータの利用に関する情報を基に、前記
    所定のユーザが利用したコンテンツデータの利用料金か
    ら、所定の報酬を差し引いた料金を計算することを特徴
    とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 他の情報処理装置からの第1の情報の
    入力を制御する入力制御ステップと、 前記入力制御ステップの処理により入力が制御された複
    数の前記第1の情報を基に、第2の情報を生成する生成
    ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第2の情
    報に基づいて、課金計算を行う課金計算ステップとを含
    み、 前記第1の情報は、所定のユーザが保有している第1の
    情報処理装置に記録されているコンテンツデータの配信
    および利用に関する情報であり、 前記第2の情報には、前記コンテンツデータの配信元を
    示す情報および前記コンテンツデータの利用に関する情
    報が含まれ、 前記課金計算ステップの処理では、前記第2の情報に含
    まれる前記コンテンツデータの配信元を示す情報および
    前記コンテンツデータの利用に関する情報を基に、前記
    所定のユーザが利用したコンテンツデータの利用料金か
    ら、所定の報酬を差し引いた料金を計算することを特徴
    とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録
    されている記録媒体。
  11. 【請求項11】 他の情報処理装置からの第1の情報の
    入力を制御する入力制御ステップと、 前記入力制御ステップの処理により入力が制御された複
    数の前記第1の情報を基に、第2の情報を生成する生成
    ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第2の情
    報に基づいて、課金計算を行う課金計算ステップとを含
    み、 前記第1の情報は、所定のユーザが保有している第1の
    情報処理装置に記録されているコンテンツデータの配信
    および利用に関する情報であり、 前記第2の情報には、前記コンテンツデータの配信元を
    示す情報および前記コンテンツデータの利用に関する情
    報が含まれ、 前記課金計算ステップの処理では、前記第2の情報に含
    まれる前記コンテンツデータの配信元を示す情報および
    前記コンテンツデータの利用に関する情報を基に、前記
    所定のユーザが利用したコンテンツデータの利用料金か
    ら、所定の報酬を差し引いた料金を計算することを特徴
    とする処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  12. 【請求項12】 コンテンツデータを入出力する入出力
    手段と、 前記入出力手段により入力された前記コンテンツデータ
    を記録する第1の記録手段と、 前記入出力手段による前記コンテンツデータの入出力お
    よび前記コンテンツデータの利用に関する情報を生成す
    る生成手段と、 前記生成手段により生成された前記情報を記録する第2
    の記録手段と、 前記第2の記録手段により記録されている前記情報を、
    他の情報処理装置へ出力する出力手段とを備えることを
    特徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の記録手段により記録されて
    いる前記コンテンツデータを再生する再生手段を更に備
    えることを特徴とする請求項12に記載の情報処理装
    置。
  14. 【請求項14】 ユーザによる操作入力を受ける操作手
    段と、 所定の情報を表示する表示手段とを更に備えることを特
    徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 コンテンツデータの入出力を制御する
    入出力制御ステップと、 前記入出力制御ステップの処理により入力が制御された
    前記コンテンツデータの記録を制御する第1の記録制御
    ステップと、 前記入出力制御ステップの処理により制御された前記コ
    ンテンツデータの入出力および前記コンテンツデータの
    利用に関する情報を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記情報の記
    録を制御する第2の記録制御ステップと、 前記第2の記録制御ステップの処理により記録が制御さ
    れている前記情報の、他の情報処理装置への出力を制御
    する出力制御ステップとを含むことを特徴とする情報処
    理方法。
  16. 【請求項16】 コンテンツデータの入出力を制御する
    入出力制御ステップと、 前記入出力制御ステップの処理により入力が制御された
    前記コンテンツデータの記録を制御する第1の記録制御
    ステップと、 前記入出力制御ステップの処理により制御された前記コ
    ンテンツデータの入出力および前記コンテンツデータの
    利用に関する情報を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記情報の記
    録を制御する第2の記録制御ステップと、 前記第2の記録制御ステップの処理により記録が制御さ
    れている前記情報の、他の情報処理装置への出力を制御
    する出力制御ステップとを含むことを特徴とするコンピ
    ュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記
    録媒体。
  17. 【請求項17】 コンテンツデータの入出力を制御する
    入出力制御ステップと、 前記入出力制御ステップの処理により入力が制御された
    前記コンテンツデータの記録を制御する第1の記録制御
    ステップと、 前記入出力制御ステップの処理により制御された前記コ
    ンテンツデータの入出力および前記コンテンツデータの
    利用に関する情報を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記情報の記
    録を制御する第2の記録制御ステップと、 前記第2の記録制御ステップの処理により記録が制御さ
    れている前記情報の、他の情報処理装置への出力を制御
    する出力制御ステップとを含む処理をコンピュータに実
    行させることを特徴とするプログラム。
  18. 【請求項18】 課金計算を実行する第1の情報処理装
    置と接続され、第2の情報処理装置にコンテンツデータ
    を配信する情報処理装置において、 前記第2の情報処理装置に配信するための前記コンテン
    ツデータを記録する記録手段と、 前記第2の情報処理装置から、前記第2の情報処理装置
    における前記コンテンツデータの入出力および前記コン
    テンツデータの利用に関する第1の情報の入力を受ける
    第1の入力手段と、 前記第1の入力手段により入力された前記第1の情報
    を、前記第1の情報処理装置に出力する第1の出力手段
    と、 前記記録手段により記録されている前記コンテンツデー
    タを前記第2の情報処理装置に出力する第2の出力手段
    とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の情報処理装置から課金計算
    結果の入力を受ける第2の入力手段と、 前記第2の入力手段により入力された前記課金計算結果
    に基づいて、ユーザに対して、課金処理に必要な操作入
    力を促すためのメッセージを表示する表示手段と、 前記ユーザによる操作入力を受ける操作手段とを更に備
    えることを特徴とする請求項18に記載の情報処理装
    置。
  20. 【請求項20】 課金計算を実行する第1の情報処理装
    置と接続され、第2の情報処理装置にコンテンツデータ
    を配信する情報処理装置の情報処理方法において、 前記第2の情報処理装置に配信するための前記コンテン
    ツデータの記録を制御する記録制御ステップと、 前記第2の情報処理装置からの、前記第2の情報処理装
    置における前記コンテンツデータの入出力および前記コ
    ンテンツデータの利用に関する第1の情報の入力を制御
    する入力制御ステップと、 前記入力制御ステップの処理により入力が制御された前
    記第1の情報の、前記第1の情報処理装置への出力を制
    御する第1の出力制御ステップと、 前記記録制御ステップの処理により記録が制御されてい
    る前記コンテンツデータの、前記第2の情報処理装置へ
    の出力を制御する第2の出力制御ステップとを含むこと
    を特徴とする情報処理方法。
  21. 【請求項21】 課金計算を実行する第1の情報処理装
    置と接続され、第2の情報処理装置にコンテンツデータ
    を配信する情報処理装置用のプログラムであって、 前記第2の情報処理装置に配信するための前記コンテン
    ツデータの記録を制御する記録制御ステップと、 前記第2の情報処理装置からの、前記第2の情報処理装
    置における前記コンテンツデータの入出力および前記コ
    ンテンツデータの利用に関する第1の情報の入力を制御
    する入力制御ステップと、 前記入力制御ステップの処理により入力が制御された前
    記第1の情報の、前記第1の情報処理装置への出力を制
    御する第1の出力制御ステップと、 前記記録制御ステップの処理により記録が制御されてい
    る前記コンテンツデータの、前記第2の情報処理装置へ
    の出力を制御する第2の出力制御ステップとを含むこと
    を特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム
    が記録されている記録媒体。
  22. 【請求項22】 課金計算を実行する第1の情報処理装
    置と接続され、第2の情報処理装置にコンテンツデータ
    を配信する情報処理装置を制御するコンピュータが実行
    可能なプログラムであって、 前記第2の情報処理装置に配信するための前記コンテン
    ツデータの記録を制御する記録制御ステップと、 前記第2の情報処理装置からの、前記第2の情報処理装
    置における前記コンテンツデータの入出力および前記コ
    ンテンツデータの利用に関する第1の情報の入力を制御
    する入力制御ステップと、 前記入力制御ステップの処理により入力が制御された前
    記第1の情報の、前記第1の情報処理装置への出力を制
    御する第1の出力制御ステップと、 前記記録制御ステップの処理により記録が制御されてい
    る前記コンテンツデータの、前記第2の情報処理装置へ
    の出力を制御する第2の出力制御ステップとを含むこと
    を特徴とするプログラム。
  23. 【請求項23】 課金計算処理を実行する第1の情報処
    理装置と、ユーザにコンテンツデータを配信するために
    設置されている第2の情報処理装置と、前記ユーザによ
    って保有されている第3の情報処理装置とで構成される
    コンテンツ配信システムにおいて、 前記第1の情報処理装置は、 前記第2の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける
    第1の入力手段と、 前記第1の入力手段により入力された前記第1の情報を
    基に、第2の情報を生成する第1の生成手段と、 前記第1の生成手段により生成された前記第2の情報に
    基づいて、課金計算を行う課金計算手段とを備え、 前記第1の情報は、前記第3の情報処理装置に記録され
    ている前記コンテンツデータの配信および利用に関する
    情報であり、 前記第2の情報には、前記コンテンツデータの配信元を
    示す情報および前記コンテンツデータの利用に関する情
    報が含まれ、 前記課金計算手段は、前記第2の情報に含まれる前記コ
    ンテンツデータの配信元を示す情報および前記コンテン
    ツデータの利用に関する情報を基に、所定のユーザが利
    用した前記コンテンツデータの利用料金から、所定の報
    酬を差し引いた料金を計算し、 前記第2の情報処理装置は、 前記第3の情報処理装置に配信するための前記コンテン
    ツデータを記録する第1の記録手段と、 前記第3の情報処理装置から、前記第3の情報処理装置
    における前記コンテンツデータの入出力および前記コン
    テンツデータの利用に関する前記第1の情報の入力を受
    ける第2の入力手段と、 前記第2の入力手段により入力された前記第1の情報
    を、前記第1の情報処理装置に出力する第1の出力手段
    と、 前記第1の記録手段により記録されている前記コンテン
    ツデータを前記第3の情報処理装置に出力する第2の出
    力手段とを備え、 前記第3の情報処理装置は、 前記コンテンツデータを入出力する入出力手段と、 前記入出力手段により入力された前記コンテンツデータ
    を記録する第2の記録手段と、 前記入出力手段による前記コンテンツデータの入出力お
    よび前記コンテンツデータの利用に関する前記第1の情
    報を生成する第2の生成手段と、 前記生成手段により生成された前記第1の情報を記録す
    る第3の記録手段と、 前記第3の記録手段により記録されている前記第1の情
    報を、前記第2の情報処理装置へ出力する第3の出力手
    段とを備えることを特徴とするコンテンツ配信システ
    ム。
  24. 【請求項24】 前記所定の報酬には、前記所定のユー
    ザが保有している前記第3の情報処理装置に記録されて
    いる前記コンテンツデータを、他のユーザが保有してい
    る前記第3の情報処理装置に配信した場合の報酬が含ま
    れていることを特徴とする請求項23に記載のコンテン
    ツ配信システム。
  25. 【請求項25】 前記所定の報酬には、前記所定のユー
    ザが保有している前記第3の情報処理装置に記録されて
    いる前記コンテンツデータが、他のユーザが保有してい
    る前記第3の情報処理装置に配信され、配信された前記
    コンテンツデータが、前記他のユーザにより利用された
    場合の報酬が含まれていることを特徴とする請求項23
    に記載のコンテンツ配信システム。
  26. 【請求項26】 ユーザにコンテンツデータを配信する
    ために設置され、課金計算処理を実行する第1の情報処
    理装置と、前記ユーザによって保有されている第2の情
    報処理装置とで構成されるコンテンツ配信システムにお
    いて、 前記第1の情報処理装置は、 前記第2の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける
    第1の入力手段と、 前記第1の入力手段により入力された前記第1の情報を
    基に、第2の情報を生成する第1の生成手段と、 前記第1の生成手段により生成された前記第2の情報に
    基づいて、課金計算を行う課金計算手段と、 前記第2の情報処理装置に配信するための前記コンテン
    ツデータを記録する第1の記録手段と、 前記第1の記録手段により記録されている前記コンテン
    ツデータを前記第2の情報処理装置に出力する第1の出
    力手段とを備え、 前記第1の情報は、前記第2の情報処理装置に記録され
    ている前記コンテンツデータの配信および利用に関する
    情報であり、 前記第2の情報には、前記コンテンツデータの配信元を
    示す情報および前記コンテンツデータの利用に関する情
    報が含まれ、 前記課金計算手段は、前記第2の情報に含まれる前記コ
    ンテンツデータの配信元を示す情報および前記コンテン
    ツデータの利用に関する情報を基に、所定のユーザが利
    用した前記コンテンツデータの利用料金から、所定の報
    酬を差し引いた料金を計算し、 前記第2の情報処理装置は、 前記コンテンツデータを入出力する入出力手段と、 前記入出力手段により入力された前記コンテンツデータ
    を記録する第2の記録手段と、 前記入出力手段による前記コンテンツデータの入出力お
    よび前記コンテンツデータの利用に関する前記第1の情
    報を生成する第2の生成手段と、 前記生成手段により生成された前記第1の情報を記録す
    る第3の記録手段と、 前記第3の記録手段により記録されている前記第1の情
    報を、前記第2の情報処理装置へ出力する第2の出力手
    段とを備えることを特徴とするコンテンツ配信システ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記所定の報酬には、前記所定のユー
    ザが保有している前記第2の情報処理装置に記録されて
    いる前記コンテンツデータを、他のユーザが保有してい
    る前記第2の情報処理装置に配信した場合の報酬が含ま
    れていることを特徴とする請求項26に記載のコンテン
    ツ配信システム。
  28. 【請求項28】 前記所定の報酬には、前記所定のユー
    ザが保有している前記第2の情報処理装置に記録されて
    いる前記コンテンツデータが、他のユーザが保有してい
    る前記第2の情報処理装置に配信され、配信された前記
    コンテンツデータが、前記他のユーザにより利用された
    場合の報酬が含まれていることを特徴とする請求項26
    に記載のコンテンツ配信システム。
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