JP2002318541A

JP2002318541A - 葉書付き貼着媒体

Info

Publication number: JP2002318541A
Application number: JP2001122648A
Authority: JP
Inventors: Kazutomi Shigemi; 一臣重見
Original assignee: Toppan Forms Co Ltd
Current assignee: Toppan Edge Inc
Priority date: 2001-04-20
Filing date: 2001-04-20
Publication date: 2002-10-31

Abstract

(57)【要約】【課題】商品個々に着脱容易にして取り付け、応募葉書
などの葉書の入手が商品購入者側で簡単になるようにす
るとともに、広告宣伝効果を高めるようにする。【解決手段】接着条件を付与することにより被着体に貼
着可能な貼着手段４を裏面に有する貼着基材２の表面側
に、情報表示領域１０を表面に有する葉書用部材３を接
着し、裏面側に宛名情報１１を有する葉書サイズ領域８
を葉書用部材３に分離可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は応募葉書などとなる
葉書を備えた貼着媒体に関するものである。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】従来から各種商品の拡
販を図る上で、商品に添付のシールを集めて販売元に送
付することで景品の抽選会に応募できるようにしたり、
商品とは別体に用意される葉書を用いて販売元が催す各
種のキャンペーンに応募できるようにすることが多く行
われている。しかしながら、販売元に送付する葉書自体
は商品個々に取り付けられているものでなく、例えば申
込用の葉書を束ねて自動販売機の所要位置に吊り下げる
ようにしたり、複数個の商品をまとめて梱包する簡易包
装材の一部を葉書とするなどの方法が採られているのが
現状であり、また、シールを剥がして複数枚を葉書に貼
る手間が掛かったり、シールと葉書とが別体のため、商
品個々においての広告宣伝効果などが低いという問題が
ある。そこで本発明は応募葉書などとなる葉書を、商品
個々に着脱容易にして取り付けることを課題とし、応募
葉書などの葉書の入手が商品購入者側で簡単になるよう
にすることを目的とする。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、接着条件を付与することにより被
着体に貼着可能な貼着手段を裏面に有する貼着基材の表
面側に、情報表示領域を表面に有する葉書用部材が接着
され、裏面側に宛名情報を有する葉書サイズ領域が前記
葉書用部材に分離可能に設けられていることを特徴とす
る葉書付き貼着媒体を提供して、上記課題を解消するも
のである。そして、前記発明において、葉書用部材は複
数折りされているものとすることができる。また、もう
一つの発明は、情報表示領域を表面に有する葉書用部材
に、裏面側に宛名情報を有する葉書サイズ領域が分離可
能に設けられ、葉書用部材の裏面における前記葉書サイ
ズ領域を除いた領域に、接着条件を付与することにより
被着体に貼着可能な貼着手段を有することを特徴とする
葉書付き貼着媒体であり、この葉書付き貼着媒体を提供
して上記課題を解消するものである。

【０００４】

【発明の実施の形態】つぎに本発明を図１から図４に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中１は葉書
付き貼着媒体で、該葉書付き貼着媒体１は図１に示すよ
うに同一サイズの貼着基材２と葉書用部材３とからなる
ものである。そして、前記貼着基材２は、瓶などの個々
の被着体に貼り付けるときの僅かな押付力を接着条件と
して加えることでその被着体に対して貼着することので
きる感圧接着剤からなる貼着手段４を裏面全面に有して
いて、前記貼着手段４が予め剥離紙５で剥離可能に覆わ
れている。このように貼着基材２の裏面における感圧接
着剤からなる貼着手段４を剥離紙５で覆っていることか
ら、この貼着基材２と剥離紙５との組み合わせは、剥離
紙を有する通常のタック紙から構成できる。

【０００５】葉書用部材３は上記貼着基材２の表面側に
重ね合わされているもので、相対向する一組に辺部それ
ぞれが接着剤からなる接着手段６を介して貼着基材２に
接着されている。そして、前記接着剤６の塗布部分の内
側それぞれに沿って切り取りミシン目を穿設してなる切
り取り部７が位置しており、この切り取り部７の間が葉
書サイズ領域８として分離可能に設けられ、この葉書サ
イズ領域８を切り取り部７から分離することで単体とし
て取り扱える葉書９が得られるようにしている。前記葉
書サイズ領域８は表面（貼着基材２側とは反対の面）に
情報表示領域１０を有していて、文字、図柄などによっ
て各種の広告、宣伝が施されている。さらに、この葉書
サイズ領域８にあっては、裏面側、即ち、貼着基材２に
対向する面には宛名情報１１が設けられている（図２参
照）。この宛名情報１１は、前記葉書サイズ領域８を切
り取り部７から分離することで得られる葉書９の送り先
情報である。また、同じく裏面側には応募事項に関する
各種の情報を記載する情報記入部１２が設けられてい
る。

【０００６】このように前記葉書サイズ領域８の裏面側
に宛名情報１１と情報記入部１２とが設けられていて、
葉書付き貼着媒体１を被着体に貼り付けた状態ではその
宛名情報１１と情報記入部１２とを目視することができ
ないようにしている。そして、商品購入者は葉書サイズ
領域８の非接着となっている辺側を摘み持つなどして葉
書サイズ領域８を切り取り部７から分離することで上述
したように葉書９が形成されることとなり、情報記入部
１２に必要事項などを書き込んで送付すればよい。な
お、上記実施の形態において、葉書用部材３を一層のシ
ート状物として示したが、葉書用部材３はこれに限定さ
れるものではなく、複数折りされた形態であってもよ
い。この場合、折り部と直交する側辺部分を貼着基材２
に接着させ、その内側の位置に切り取り部７を設ければ
よく、切り取り部７はその折り状態で重なる位置にあれ
ばよい。

【０００７】図３は第二の例を示している。この第二の
例において貼着基材２の裏面の貼着手段４が剥離紙５で
剥離可能に覆われている点は上記実施の形態と同じであ
る。そして、葉書用部材３の裏面全面が、図３（ロ）に
示されているように二層フィルム１３、１４を剥離可能
に擬似接着して上層フィルム１３の上面（葉書用部材
３）と下層フィルム１４の下面（貼着基材２側）とに接
着剤１５を備えた擬似接着シート部材からなる接着手段
６を介在させて前記貼着部材２に貼り合わされている。
このように擬似接着シート部材からなる接着手段６を介
在させて貼着基材２に貼り合わされた葉書用部材３に
は、上述した第一の例と同じように表面に広告宣伝領域
１０を備えた葉書サイズ領域８があり、葉書用部材３の
相対する一組の辺部に沿って葉書用部材３から下層フィ
ルム１４を分断しない深さに入れられた切り目からなる
切り取り部７の間が前記葉書サイズ領域８として形成さ
れている。そして、この葉書用部材３の葉書サイズ領域
８の裏面においては上記第一の例と同じように宛名情報
が設けられており、葉書サイズ領域８を上層フィルム１
３とともに切り取り部７から分離することで、宛名情報
が表出した葉書９が得られるものとなる。なお、葉書サ
イズ領域８の裏面は接着手段６における上層フィルム１
３に覆われた状態となるため、情報記入部１２は葉書サ
イズ領域８の上面側に設けている。また、前記切り取り
部７で前記葉書サイズ領域８を分離させ易くするため
に、切り取り部７から外方側となる上層フィルム１３と
下層フィルム１４とを強固に貼り合わせるようにしても
よい。

【０００８】上記第二の例では接着手段６として二層フ
ィルムを擬似接着した擬似接着シート部材から構成した
が、貼着基材２と葉書用部材３との重ね合わせ対向面そ
れぞれに、剥離可能に接着し剥離後に再接着困難な弱接
着力の接着剤を塗布して接着手段６を構成してもよい。

【０００９】図４は第三の例を示している。この例の葉
書付き貼着媒体１は葉書用部材３からなるものであり、
図示されているように葉書用部材３の三辺に沿って切り
取りミシン目を穿設してなる切り取り部７が設けられ、
その三方の切り取り部７と葉書用部材３における切り取
り部７が存在しない側の辺とで囲まれた部分が葉書サイ
ズ領域８として形成されている。そして、葉書用部材３
の裏面における葉書サイズ領域８以外の部分に貼着手段
４が設けられ、この貼着手段４が剥離紙５で剥離可能に
覆われている。この構造の葉書付き貼着部材１において
も前記葉書サイズ領域８の上面に情報表示領域１０が設
けられているとともに、葉書サイズ領域８の裏面に宛名
情報１１と情報記入部１２とが設けられている。よっ
て、剥離紙５を剥ぎ取って被着体に貼り付けた後に葉書
サイズ領域８を分離することで単体の葉書９が簡単に得
られる。

【００１０】

【発明の効果】以上説明した本発明により、被着体にラ
ベルなどとして貼り付けられた葉書用部材の一部分であ
る葉書サイズ領域を分離することで葉書が得られるよう
になり、商品（被着体）と葉書とが一体として組み合わ
されることとなって葉書の取り扱いが極めて簡単にな
り、広告宣伝効果なども向上するなど、実用性に優れた
効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る葉書付き貼着媒体の第一の例を示
すもので、（イ）は上方から見た状態を示す説明図、
（ロ）は（イ）のロ−ロ線に沿った断面を示す説明図で
ある。

【図２】第一の例での葉書の分離を示す説明図である。

【図３】第二の例を示すもので、（イ）は上方から見た
状態を示す説明図、（ロ）は（イ）のロ−ロ線に沿った
断面を示す説明図である。

【図４】第三の例を示すもので、（イ）は上方から見た
状態を示す説明図、（ロ）は（イ）のロ−ロ線に沿った
断面を示す説明図である。

【符号の説明】

１…葉書付き貼着媒体２…貼着基材３…葉書用部材４…貼着手段５…剥離紙７…切り取り部８…葉書サイズ領域９…葉書１０…情報表示領域１１…宛名情報１２…情報記入部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】接着条件を付与することにより被着体に貼
着可能な貼着手段を裏面に有する貼着基材の表面側に、
情報表示領域を表面に有する葉書用部材が接着され、裏
面側に宛名情報を有する葉書サイズ領域が前記葉書用部
材に分離可能に設けられていることを特徴とする葉書付
き貼着媒体。
【請求項２】上記葉書用部材は複数折りされているもの
である請求項１に記載の葉書付き貼着媒体。
【請求項３】情報表示領域を表面に有する葉書用部材
に、裏面側に宛名情報を有する葉書サイズ領域が分離可
能に設けられ、葉書用部材の裏面における前記葉書サイ
ズ領域を除いた領域に、接着条件を付与することにより
被着体に貼着可能な貼着手段を有することを特徴とする
葉書付き貼着媒体。