JP2002318533A - 道路地図作成システム - Google Patents

道路地図作成システム

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JP2002318533A JP2001124112A JP2001124112A JP2002318533A JP 2002318533 A JP2002318533 A JP 2002318533A JP 2001124112 A JP2001124112 A JP 2001124112A JP 2001124112 A JP2001124112 A JP 2001124112A JP 2002318533 A JP2002318533 A JP 2002318533A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車線や車線の幅に関する情報を含む高精度の
道路地図を迅速に作成し、さらにユーザが利用し易い道
路地図を作成する。 【解決手段】GPS衛星3から電波を受信することで車
両2の位置を求め、この車両2の位置および電波の受信
時刻とから車両2の走行軌跡を軌跡作成手段14で作成
し、さらに、この走行軌跡と車両2ごとに設定された車
線幅データとから走行軌跡を取得した道路の車線を車線
画定手段15で画定し、画定した車線を用いて地図作成
手段16が道路地図を作成する道路地図作成システム1
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行軌跡を
取得することで車線を画定し道路地図を作成する道路地
図作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動局の位置を精度良く測定することが
できるGPS(Global Positioning System)を用いて
車両の走行軌跡を取得したり、取得した走行軌跡に基づ
いて道路地図を作成することが検討されている。具体的
には、GPS衛星からの電波(GPS電波)を受信する
アンテナを備えた受信機を搭載した道路地図作成用の車
両を実際に走行させるものであり、受信したGPS電波
に基づいて車両の位置を一つの点として演算し、この点
を所定時間間隔ごと多数取得すると共に、これらの複数
の点の間を補間することで直線または曲線を得て、この
直線または曲線を車両の走行軌跡としたり、道路とみな
すことで道路地図を作成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、道路に
は複数の車線がある場合があり、また、道路によって車
線の幅が異なる場合もある。複数の車線がある道路につ
いて高精度の道路地図を作るには道路地図作成用の車両
を全ての車線について走行させる必要があるために手間
がかかり、地図の更新にも時間がかかってしまうという
問題があった。一方、前記のような車両の走行軌跡から
は車線の幅を考慮した道路地図を作成することはできな
かった。さらに、このようにして作成された道路地図を
ナビゲーションシステムに用いると、ユーザが目的地ま
での適確なルートを検索することができず、実際には利
用できないルートが示されることもあり、正確かつ変更
に迅速に対応できる道路地図の作成が望まれていた。し
たがって、本発明の解決する課題は、車線や車線の幅に
関する情報を含む高精度の道路地図を迅速に作成し、さ
らにユーザが利用し易い道路地図を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明の請求項1に係る発明は、GPS衛星からの電波に
基づいて演算した車両の位置と、電波の受信時刻とから
車両の走行軌跡を作成する軌跡作成手段と、車両ごとに
設定された車線幅データおよび走行軌跡に基づいて車両
が走行した道路の車線を画定する車線画定手段と、画定
した車線を用いて道路地図を作成する地図作成手段とを
有する道路地図作成システムとした。この道路地図作成
システムは、GPS衛星からの電波の受信時刻ごとに車
両の位置を取得することで車両の走行軌跡を得る。そし
て、得られた走行軌跡において、車両の位置から車両の
左右方向に車線幅データを付加して得られる点がこの車
両の走行する道路の車線の位置とする。したがって、こ
の点を車両の走行軌跡に沿って取得することで、この車
両の走行する道路の車線を画定することができる。な
お、請求項1に記載の各構成要素は車両に設けられる
か、固定局に設けられる。ここで、固定局とは、主とし
て移動する車両に対して移動しない設備の意味である。
【0005】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1に記載の道路地図作成システムにおいて、車線画
定手段は、複数の走行軌跡に基づいて道路の車線を画定
する構成とした。一つの車線について、複数の走行軌跡
および車線幅データにより決定される複数のデータから
所定の解析手法に基づいて車線を画定することで、画定
される車線の位置精度を向上させるものである。
【0006】さらに、本発明の請求項3に係る発明は、
請求項1または請求項2に記載の道路地図作成システム
において、走行軌跡を蓄積する走行軌跡データベース
と、道路地図を記憶する道路地図データベースとを有す
る構成とした。走行軌跡データベースには走行軌跡が順
次蓄積される。これにより車両位置の取得と、車線の画
定とを並列処理しなくて済むので道路地図作成システム
にかかる負荷が低減される。さらに、複数の走行軌跡を
利用して車線を画定する場合には、複数の走行軌跡が取
得できるまで取得した走行軌跡を走行軌跡データベース
に蓄積しておくことで一度に何度も同じ車線を走行しな
くても車線を画定することができる。一方、道路地図デ
ータベースは、画定した車線を有する道路に関する情報
や、該当する道路が敷設されている地域の道路地図を登
録することで道路地図の管理や、ナビゲーションシステ
ム等への利用を容易にするものである。
【0007】そして、本発明の請求項4に係る発明は、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の道路地図
作成システムにおいて、地図作成手段で作成した道路地
図を遠隔地にある固定局に送信するための通信装置を備
える構成とした。このような道路地図作成システムは、
各構成要素を車両に備え、作成した道路地図を通信装置
から所定の固定局に送信する。送信された道路地図は固
定局において、再編集や、所定のシステムへの適用等の
利用に供される。
【0008】さらに、本発明の請求項5に係る発明は、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の道路地図
作成システムにおいて、車両の位置と受信時刻を無線通
信手段の利用により取得する通信手段を有する構成とし
た。このような道路地図作成システムは、各構成要素を
車両に対して遠隔地にあるサーバ等の固定局に備え、固
定局は、車両の位置および電波の受信時刻に関する情報
を通信手段から取得することで、各種処理を一括して行
い、迅速に、かつ正確に道路地図を作成するものであ
る。さらに、このような道路地図作成システムは、複雑
な演算処理等を固定局で行うことで、車両側の処理負担
を軽減し、一般車両を道路地図の作成に活用することか
可能にするものである。
【0009】また、本発明の請求項6に係る発明は、G
PS衛星からの電波に基づいて演算した車両の位置およ
びGPS電波の受信時刻とから作成された車両の走行軌
跡を無線通信手段の利用により取得する通信手段と、取
得した走行軌跡および車両ごとに設定された車線幅デー
タに基づいて車両が走行した道路の車線を画定する車線
画定手段と、画定した車線を用いて道路地図を作成する
地図作成手段とを有する道路地図作成システムとした。
このような道路地図作成システムは、各構成要素を車両
に対して遠隔地にあるサーバ等の固定局に備え、車両で
作成した走行軌跡を通信手段から取得し、所定の処理を
行うことで、車線の画定および道路地図を作成するもの
である。固定局が複雑な演算処理等を一括して行うこと
で、車両側の処理負担を軽減することができ、これによ
り一般車両を道路地図の作成に活用することができる。
【0010】さらに、本発明の請求項7に係る発明は、
請求項6に記載の道路地図作成システムにおいて、車線
画定手段は、複数の走行軌跡に基づいて道路の車線を画
定する構成とした。固定局が、一つの道路の車線につい
て複数の走行軌跡を通信手段から取得し、これらに基づ
く複数のデータから所定の解析手法に基づいて車線を画
定することで、画定される車線の位置精度を向上させる
ものである。
【0011】そして、本発明の請求項8に係る発明は、
請求項6または請求項7に記載の道路地図作成システム
において、地図作成手段により作成された道路地図を登
録したユーザに送信するための送信制御手段を有する構
成とした。固定局が作成した新しい道路地図を送信制御
手段で所定のフォーマットのデータに変換したり、送信
する車両やユーザを特定するヘッダファイルを添付する
ものであり、作成した道路地図を有効に利用するための
ものである。
【0012】また、本発明の請求項9に係る発明は、G
PS衛星からの電波に基づいて演算した車両の位置と、
電波の受信時刻とから道路地図の作成に利用可能な前記
車両の走行軌跡を作成する軌跡作成手段と、走行軌跡を
無線通信手段の利用により送信する通信装置と、道路地
図を記憶する記憶手段と、記憶手段に新しい道路地図を
記憶させる地図更新手段とを有する道路地図作成システ
ムとした。このような道路地図作成システムは、各構成
要素を車両に備え、走行軌跡を取得すると共に、取得し
た走行軌跡を通信装置から遠隔地の固定局に送信し、道
路地図作成に利用させるものであり、複雑な演算処理等
を固定局で行うことで、車両側の処理負担を軽減し、一
般車両を道路地図の作成に活用することができる。ま
た、車両またはユーザは、作成された新しい道路地図を
通信装置等から取得し、地図更新手段を用いて既存の道
路地図の更新に用いることができる。なお、新しい道路
地図は、必ずしも該当する車両の走行軌跡に基づいて作
成された道路地図でなくても良く、他の車両の走行軌跡
に基づいて作成された新しい道路地図を取得する場合も
含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態
における道路地図作成システムの構成を示す図である。
図1に示すように、道路地図作成システム1は、移動局
を構成する車両2において走行軌跡を取得することで道
路地図を作成する構成を有している。なお、本実施の形
態において、GPSは、位置検出精度が高く、高い処理
速度が期待できるRTK(Real Time Kinematic)−G
PSを用いている。このRTK−GPSは、基準局8お
よび移動局(車両2)において、複数のGPS衛星3
(図1には一つのみを記載してある)からの電波を受信
し、基準点の位置から移動点の位置を決定するものであ
る。
【0014】車両2は、GPS衛星3からの電波(GP
S電波)を受信するアンテナ4を備えたGPS受信部5
と、車両2の走行を補助するナビゲーション装置6と、
ナビゲーション装置6に使用される道路地図等のデータ
が保管される記憶手段7と、基準局8で観測した基準デ
ータを公知の無線技術を用いて取得するための通信装置
9と、これらの制御および所定の処理を行う処理装置1
0とを有している。
【0015】ここで、車両2に搭載される各構成要素に
ついて説明する。まず、GPS受信部5は、同時に複数
のチャンネルで複数のGPS衛星3からのGPS電波を
受信すると共に所定のプログラムに従い、リアルタイム
で解析処理を行い受信データを作成する。ナビゲーショ
ン装置6は、表示装置や操作部、ジャイロ等の公知の構
成を備え、車両2の走行時にユーザが車線や行き先を確
認しながら運転するための装置である。ナビゲーション
装置6の操作部、および、表示装置は、道路地図作成シ
ステム1のそれぞれ操作部、および、表示装置として利
用することができる。
【0016】記憶手段7は、道路地図作成システム1に
登録したユーザの個人情報および車両2に関する情報が
蓄積されたユーザ情報DB(Data Base)11と、道路
地図データを蓄積する道路地図DB12と、車両2の軌
跡データを蓄積する走行軌跡DB13とを備えている。
ここで、ユーザの個人情報としては、ユーザの住所、氏
名があげられ、車両2に関する情報としては、車種、車
両の外形寸法、アンテナ4の取付位置があげられる。ま
た、道路地図作成システム1への登録時にユーザID
や、車両2のIDを付与し、これらをユーザ情報DB1
1に蓄積しておいても良い。通信装置9は、基準局8で
受信したGPS電波から得られる基準データを取得する
ためのものであり、この通信装置9としては、特定小電
力無線、DMCA(Digital Multi-Channel Access)無
線、携帯電話等に用いられる送受信用端末が利用でき
る。
【0017】処理装置10は、CPUや、メモリ、なら
びに、所定の電気回路等から構成されており、ここに所
定のプログラムを展開させることで各種の処理を行って
いる。本実施の形態において、処理装置10は、アンテ
ナ4で受信した受信データに基づいて車両2の走行軌跡
を作成する軌跡作成手段14と、走行軌跡に基づいて車
線を画定する車線画定手段15と、車線画定手段15に
より画定した車線を用いて道路地図を作成し、道路地図
DB12を更新する道路地図作成手段16として機能す
る。なお、各手段14〜16の詳細については以下の処
理手順において説明する。
【0018】ここで、本実施の形態における道路地図作
成システム1が道路地図を作成する処理手順について図
1の構成図と、図2、図3、図4のフローチャートを用
いて説明する。なお、図3および図4は、図2に示すフ
ローの一部を詳細に示したものである。
【0019】まず、図2のステップS1として、車両2
の走行軌跡を作成する。このステップS1の詳細は図3
のフローチャートに示されており、まず、ステップS1
1として、車両2のアンテナ4でGPS電波を受信し、
ステップS12においてGPS受信部5が受信データを
作成し、処理装置10がこれを取得する。一方、ステッ
プS13として基準局8もGPS電波を受信しているの
で、ステップS14において車両2の通信装置9は基準
局8が受信したGPS電波から得られる基準データを受
信する。そして、ステップS15として処理装置10
が、ステップS12で取得した受信データとステップS
14で受信した基準データとから車両2の位置を演算す
る。これは、軌跡作成手段14が、受信データを基準デ
ータで補正することで得られ、例えば、車両2のGPS
受信部5のアンテナ4で受信したGPS電波の位相と、
同時刻に基準局8で受信したGPS電波の位相により基
準局8から車両2のGPS受信部5のアンテナ4の位置
までの基線ベクトルを算出し、この基線ベクトルと基準
局8の位置(既知)から車両2のGPS受信部5のアン
テナ4の位置を絶対座標として算出する。なお、得られ
たアンテナ4の位置を持って車両2の位置とすることも
できるが、本実施の形態においては、軌跡作成手段14
は、ユーザ情報DB11に記憶されている車両2のアン
テナ取付位置や外形寸法のデータを利用して、アンテナ
4の位置から車両2の左右方向の中心位置を絶対座標と
して算出し、この中心位置を車両位置としている。そし
て、ステップS16において、軌跡作成手段14が演算
した車両位置およびGPS電波の受信時刻を記憶手段7
の走行軌跡DB13に書き込み、その後はステップS1
7において、走行軌跡の取得を続行するか否かを判定
し、続行する場合(Yes)は、ステップS11および
ステップS13に戻り、前記の処理(ステップS11〜
S17)を繰り返して、所定時間ごとの車両2の位置を
走行軌跡DB13に書き込む。一方、ステップS17に
おいて走行規制の取得を終了する場合(No)は、図2
のステップS2に進む。なお、ステップS11〜S16
の処理の開始および終了はユーザ側で時間ごと、道路ご
とに設定することが可能である。
【0020】図2のステップS1(図3のステップS1
1〜S17)において車両2の走行軌跡を作成したら、
ステップS2に進み、車線画定手段15が車線の画定処
理を行う。ステップS2の処理の詳細は図4に示されて
いるように、まずステップS21として車線を画定する
地区(道路や車線)の選定を行う。これは、主にユーザ
が行うが、道路地図作成システム1としても一定の要件
を課すことが望ましい。例えば、新しい道路地図を作成
するにあたり、車両2が一回しか走行していない道路、
つまり、一つの走行軌跡のみから新しい道路地図を作成
すると車線の位置の信頼性が低くなる可能性があるの
で、車両2が一定回数、同一の道路を走行し、複数の走
行軌跡が得られた道路についてのみ車線の画定を可能に
することがあげられるが、これは一つの走行軌跡から車
線を画定することを禁じるものではない。
【0021】車線の画定処理として、まず、ステップS
21において、車線の画定が可能で、および/または、
ユーザが車線の画定を希望した場合は、ステップS22
に進み、車線画定手段15が、走行軌跡DB13から同
一、もしくは、ほぼ同一の絶対座標を含む複数の走行軌
跡を取得する。そして、ステップS23において、各走
行軌跡に示される車両2の位置に対して、予め決められ
た距離だけ離間した点である車線素点RE、LEを演算
する。この車線素点REおよび車線素点LEは、図5
(a)に示すような車両2の位置P1〜P5を中心とし
て幅Dとなるような線分19のそれぞれ右端および左端
の点として得られ、図5(a)においては×印で示して
ある。なお、この線分19は、隣り合う位置、例えばP
1、P2を結ぶ直線と垂直に配置され、その幅Dは、通
常の道路の車線幅に基づいて予め設定された値であり、
この値は車線幅データとして記憶手段7等に記憶されて
いる。さらに、走行軌跡はステップS22において複数
取得されているので、図5(b)に示すように各走行軌
跡(便宜上、図中に○印、△印で示してある)およびそ
れに基づく車線素点RE、LEが重ね合わされる。各走
行軌跡に対する車線素点RE、LEが演算されたら、ス
テップS24に進み、車線画定手段15が複数の車線素
点REの集まりである車線素点群REG、および、複数
の車線素点LEの集まりである車線素点群LEGから、
最小二乗法やスプライン法等の公知の方法を用いて右側
車線TRおよび左側車線TLを算出する。これにより、
図5(b)の場合は、車線TR、TLは、右側前方に向
かって傾斜する道路であることが判明する。そして、ス
テップS25で車線画定手段15が、画定した車線T
R、TLに関する情報を道路地図を更新するための車線
データとして所定のデータ形式に変換する。
【0022】図2のステップS2(図4のステップS2
1〜S25)において、図5(b)の車線TR、TLの
ように車線を画定したら、ステップS3に進み、地図作
成手段16が、ステップS2(ステップS25)で作成
した車線データを道路地図DB12に登録し、新しい道
路地図を作成する。この新しい道路地図は、ステップS
4においてカーナビゲーション装置6等に利用される。
なお、ステップS4の利用方法の他の例としては、通信
装置9を介してユーザが選択した道路地図作成会社や、
カーナビゲーションの製造メーカ等に送信し、新しい道
路地図の作成に利用することがあげられる。この場合
は、ユーザが、情報提供の対価として道路地図作成会社
等から道路地図の作成費や、商品等と交換するためのポ
イントやクーポンを受け取る。
【0023】このような道路地図作成システム1は、道
路や車線が変更された場合に迅速に道路地図の更新を行
うことができる。特に、ユーザが走行する道路に関する
情報をユーザの車両2に記憶された道路地図に反映する
ことができるので、ユーザにとって使用し易い道路地図
を作成でき、この道路地図をナビゲーション装置6に利
用することで、正確なナビゲーションが可能になる。
【0024】なお、図4のステップS24である車線の
算出において、道路が片側に複数車線ある場合は、並列
な複数の車線素点群REG・・が得られるので、並列す
る車線素点群REG・・の数に応じて車線TR・・を画
定する。さらに、車線TR・・が分岐したり、合流する
箇所については、例えば図6(a)に示すような○印で
示す走行軌跡および△印で示す走行軌跡が得られること
があり、その各々の走行軌跡に対して、車線素点RE、
LEが得られるので、車線画定手段15は、二つの右側
車線TR1、TR2、および、二つの左側車線TL1、
TL2を算出する。このような場合は、2車線の道路を
判断し、地図作成手段16は、図6(b)に示すように
右側車線TR2および中間車線TMで区画される第一の
車線T1と、中間車線TMおよび左側車線TL1で区画
される第二の車線T2とを車線データとして道路地図D
B12に書き込む。ここで、図6(b)における破線
は、未画定の車線HT1、HT2を表しており、この未
画定の車線HT1、HT2は、走行軌跡の取得数を増や
すことで画定した車線となる。さらに、GPS電波に基
づいて演算される車両2(アンテナ4)の位置は高さ方
向の情報も含んでいるので、高架道路、立体交差点等で
あっても確実に車線の画定を行うことができる。
【0025】次に、本発明の第二の実施の形態について
図7を参照しながら詳細に説明する。なお、前記の第一
の実施の形態と同一の構成要素や、同一の機能について
は、同一の符号を付して、その説明を省略する。また、
第一の実施の形態と同一の処理についてもその説明を省
略する。図7に示すように、道路地図作成システム21
は、移動局を構成する車両2に搭載されたGPS受信部
5で受信したGPS電波に基づく受信データから車両2
の走行履歴を作成するセンターサーバ22とを含んで構
成される。
【0026】ここで、道路地図作成システム21の各々
の構成要素について順番に説明する。移動局を構成する
車両2は、アンテナ4を備えたGPS受信部5と、ナビ
ゲーション装置6と、記憶手段7と、通信装置9と、こ
れらの制御および所定の処理を行う処理装置10とを有
している。ここで、記憶手段7は、ユーザおよび車両2
に関する情報が記憶されるユーザ情報DB11と、道路
地図が登録された道路地図DB12を備えている。ま
た、通信装置9は、GPS受信部5からの受信データを
センターサーバ22に向けて送信するための装置であ
る。さらに、処理部10は、センターサーバ22で作成
された新しい道路地図を道路地図DB12に書き込んで
道路情報を更新するための地図更新手段39としても機
能する。
【0027】基地局29は、車両2の通信装置9から送
信される受信データを含む送信データを受信し、公衆回
線等であるネットワーク23を介してセンターサーバ2
2に送信データを送る役割を有している。なお、基地局
8とセンターサーバ22を専用回線で接続することも可
能である。
【0028】センターサーバ22は、基地局8で受信し
た送信データをネットワーク23を介して取得する通信
手段24と、CPU(Central Processing Unit)等か
ら構成される処理部25と、ディスプレイ等である出力
部26、キーボード等からなる入力部27、ならびに、
各種データを記憶する記憶手段28とから構成されてい
る。センターサーバ4は、図示しないDVD(Digital
Video Disk)ドライブ等の外部記憶手段を備えたり、複
数のコンピュータとネットワーク接続可能な構成とする
こともできる。
【0029】センターサーバ22を構成する処理部25
は、CPUや、メモリ、ならびに、所定の電気回路等か
ら構成されており、ここに所定のプログラムを展開させ
ることで各種の処理を行っている。本実施の形態におい
て、処理部25は、車両2から送信された送信データか
ら抽出した受信データに基づいて車両2の走行軌跡を作
成する軌跡作成手段30と、走行軌跡に基づいて車線を
画定する車線画定手段31と、車線画定手段31により
画定した車線を用いて道路地図を更新する道路地図作成
手段32と、画定した車線または道路地図に関する情報
をユーザ等に送信するための送信制御手段33として機
能する。なお、軌跡作成手段30、車線画定手段31な
らびに道路地図作成手段32で行う処理は、第一の実施
の形態の対応する機能と同一である。
【0030】また、センターサーバ22を構成する記憶
手段28には、道路地図作成システム21に登録したユ
ーザの個人情報および車両2に関する情報が蓄積された
ユーザ情報DB34と、道路地図のデータを蓄積する道
路地図DB35と、車両2の走行軌跡を蓄積する走行軌
跡DB36とを備えている。ユーザ情報DB34には、
車両2のユーザ情報DB11と同様の項目について、複
数のユーザに関するデータが登録されている。
【0031】さらに、センターサーバ22は、作成した
道路地図データをネットワーク23を介して、道路地図
作成会社37や、カーナビゲーション装置6の製造会社
であるカーナビメーカ38に送信することも可能であ
る。これにより、紙や、CD−ROM(Compact Disk-R
ead Only Memory)等の記録媒体による道路地図の外販
や、カーナビゲーションシステムに新しいCG(Comput
er Graphics)等からなる道路地図データの搭載が可能
となる。また、車両2のIDを使って、所定のユーザの
車両2の通信装置9に作成した道路地図データを送信す
ることでユーザのカーナビゲーション装置6に使用され
る道路地図を更新することができる。
【0032】次に、本実施の形態における道路地図作成
システムの処理手順について図2、図4および図8を参
照しながら説明する。なお、図2および図4は第一の実
施の形態で参照したものと同じものである。図2に示す
ように、道路地図作成システム21における処理手順は
ステップS1の走行軌跡の作成、ステップS2の車線の
画定、ステップS3の道路地図の作成、ステップS4の
新しい道路地図の利用の順番である点においては第一の
実施の形態と同様であるが、ステップS1の走行軌跡の
作成の詳細は、図8に示すようになっている。図8に示
すように、走行軌跡の作成は、車両2側においてステッ
プS31として、車両2のアンテナ4でGPS電波を受
信し、ステップS32において、アンテナ4で受信した
受信データを含む送信データを通信装置9からセンター
サーバ22に向けて送信する。一方、ステップS33と
してセンターサーバ22は、基準局8で受信したGPS
電波から得られる基準データを取得する。
【0033】送信データと基準データを取得するとステ
ップS34において、軌跡作成手段30が、受信データ
を基準データで補正して車両2の位置を演算する。ここ
で、車両2の位置を第一の実施の形態のように車両2の
左右方向の中心位置にする場合は、送信データに添付さ
れる車両2のIDを持ってセンターサーバ22がユーザ
情報DB34を検索し、軌跡作成手段30が該当する車
両2のアンテナ取付位置、外形寸法のデータと取得し、
所定の演算を行う。もっとも、送信データに車両2のア
ンテナ取付位置、外形寸法のデータが添付される場合
は、軌跡作成手段30は、添付されているデータを用い
て車両2の位置を演算することができる。このようにし
て得られた車両2の位置および受信時刻は、ステップS
35で軌跡作成手段30により走行軌跡DB36に書き
込まれる。ここで、車両2は、ステップS36におい
て、走行軌跡の作成を続行する場合(Yes)は、ステ
ップS31、S32を繰り返し、センターサーバ22
は、車両2から送信データが送られてくる限り、ステッ
プS37からステップS33に戻る。走行軌跡の作成を
終了する場合(No)は、ステップS37から図2のス
テップS2に進む。
【0034】また、図2のステップS2の車線の画定、
および、ステップS3の道路地図の作成は、センターサ
ーバ22において行われるので、図4のステップS22
において参照されるのは、センターサーバ22の走行軌
跡DB36となる。ここにおいて車線の画定は、第一の
実施の形態と同様に、任意の数の走行軌跡から行うこと
ができる。さらに、ステップS4の新しい道路地図の利
用としては、センターサーバ22の送信制御手段33
が、ユーザや、道路地図作成会社37、または、カーナ
ビメーカ38のアドレスをヘッダファイルとする送信用
道路地図データを作成し、通信手段24からネットワー
ク23や無線通信手段を用いて、該当するユーザの車両
2の通信装置9や、道路地図作成会社37やカーナビメ
ーカ38のサーバ等に送信することがあげられる。この
送信用道路地図データが車両2に送信された場合は、車
両2の地図更新手段39が道路地図DB12に記憶され
ている道路地図を受信した新しい道路地に更新する。こ
れらの場合において、センターサーバ22の管理者は、
ユーザ等から提供する情報の内容に応じて対価を受け取
るが、該当する道路地図の作成に貢献したユーザに対し
ては割引や、特典の付与等を行うことが望ましい。な
お、送信用地図データとして送信されるデータは、全体
地図に関するデータや、新しく画定した車線(道路)を
有する地域の道路地図だけに関するデータや、新しく画
定した車線のみのデータ等、任意の形態とすることがで
きる。
【0035】このような道路地図作成システム21は、
道路や車線が変更された場合に迅速に道路地図の更新を
行うことができる。特に、車両2側の設備を最小限にと
どめることができる。また、演算処理をセンターサーバ
22で処理し、得られたデータを一括管理することで、
効率良く、正確な道路地図を作成することが可能とな
る。
【0036】さらに、本発明の第三の実施の形態につい
て図9を参照しながら詳細に説明する。なお、前記の第
一、第二の実施の形態と同一の構成要素や、同一の機能
については、同一の符号を付して、その説明を省略す
る。また、第一、第二の実施の形態と同一の処理につい
てもその説明を省略する。図9に示すように、道路地図
作成システム21は、GPS電波を受信し、走行軌跡を
作成する車両2と、車両2が作成した走行軌跡に基づい
て道路地図を作成するセンターサーバ22とを含んで構
成される。
【0037】道路地図作成システム1の各々の構成要素
について順番に説明する。移動局を構成する車両2は、
アンテナ4を備えたGPS受信部5と、ナビゲーション
装置6と、記憶手段7と、通信装置9と、CPUや、メ
モリ、ならびに、所定の電気回路等からなる処理装置1
0とを有している。処理装置10は、車両2の各構成要
素を制御するものであり、本実施の形態においてはアン
テナ4で受信した受信データに基づいて車両2の走行軌
跡を作成する軌跡作成手段14、道路地図DB12に記
憶されている道路地図の更新を行う地図更新手段39と
しても機能する。また、通信装置9は、センターサーバ
22とのデータの送受信および基準局8からの基準デー
タの取得に用いられる。
【0038】センターサーバ22は、基地局29で受信
した送信データをネットワーク23を介して取得する通
信手段24と、CPU(Central Processing Unit)等
から構成される処理部25と、ディスプレイ等である出
力部26、キーボード等からなる入力部27、ならび
に、各種データを記憶する記憶手段28とから構成され
ている。ここで、処理部25は、CPUや、メモリ、な
らびに、所定の電気回路等から構成されており、センタ
ーサーバ22の各構成要素を制御するものであり、本実
施の形態においては、車両2から取得した走行軌跡デー
タに基づいて車線を画定する車線画定手段31と、車線
画定手段31により画定した車線を用いて道路地図を更
新する道路地図作成手段32と、画定した車線または道
路地図に関する情報をユーザ等に送信するための送信制
御手段33として機能する。
【0039】次に、本実施の形態における道路地図作成
システム21の処理手順について図3、図4および図1
0を参照しながら説明する。なお、図3、図4は、第一
の実施の形態で参照したものと同様である。図10に示
すように、道路地図作成システム21における処理手順
は、ステップS41で車両2が走行軌跡を作成し、続く
ステップS42で走行軌跡が走行軌跡データとして車両
2からセンターサーバ22に送信される。センターサー
バ22は、ステップS43で走行軌跡データを受信し、
ステップS44において受信した走行軌跡データを記憶
手段28の走行軌跡DB36に記録する。そして、所定
の車線または道路について走行軌跡データが得られた
ら、ステップS45に進んで車線を画定し、ステップS
46において道路地図を作成する。そして、作成された
道路地図はステップS47で道路地図データとして車両
2に送信され、ステップS48で車両2が受信した道路
地図データに基づいて車両2の道路地図DB12の道路
地図が地図更新手段39により新しい道路地図に更新さ
れる。
【0040】なお、図10のステップS41の詳細は図
3に示すステップS11〜S16に、ステップS45は
図4に示すステップS21〜S25にそれぞれ従う。ス
テップS45は、センターサーバ22における処理なの
で、図4のステップS22において走行軌跡を取得する
ために参照されるのは、図9に示す走行軌跡DB36で
ある。また、ステップS46においてセンターサーバ2
2で作成された新しい道路地図を、道路地図作成会社3
7や、カーナビメーカ38に販売等することも可能であ
る。
【0041】このような道路地図作成システム21は、
高度の処理能力を必要とされる道路地図の作成をセンタ
ーサーバ22で行うことにより迅速かつ正確な道路地図
を作成することができる。また、車両2側においても走
行軌跡データの作成に用いる基準局8からの基準データ
をカーナビゲーション装置6に用いる位置情報に利用で
きるという利点も有する。
【0042】なお、本発明は前記の各実施の形態に限定
されずに、広く応用することが可能である。例えば、車
両2の処理部10を軌跡作成手段14、車線画定手段1
5および地図更新手段39として機能させ、車両2にお
いて車線の画定を行い、画定した車線を通信装置9から
センターサーバ22等に送信する構成とすることもでき
る。このような場合は、高い処理能力および大容量の記
憶手段を必要とする地図の作成のみを車両2以外の場所
で行うことができるので、地図作成を迅速に行うことが
可能となる。また、センターサーバ22等における地図
作成の精度を高めるために、車両2から送信される車線
に関するデータには、重複して取得した走行軌跡のデー
タの全て、もしくは、走行軌跡を重複して取得した数を
添付することが好ましい。
【0043】また、車線の画定において、図6(a)の
上側で右側車線TR1と左側車線TL2との間の幅IZ
が定常状態で所定値以上の幅である場合には、道路T
1、T2の幅は、車線幅データで設定した値(線分D)
よりも広いと判断し、幅IZが定常状態で負の値であ
り、かつ、所定値以下の幅は道路T1、T2の幅は、車
線幅データで設定した値(線分D)よりも狭いと判断す
る車幅判定機能を車線画定手段に持たせることもでき
る。さらに、車線の画定において、センターサーバ22
において、着目した道路の走行軌跡を取得した車両2の
幅や、高さ、重量を車種や車両IDから特定することで
着目した道路に車幅制限や、高さ制限、重量制限に関す
る情報を取得し、この情報を車線データおよび道路地図
に反映させることも可能である。これらに加えて、走行
軌跡から車両2が必ず停止する箇所や、一定の割合の車
両2が停止する箇所から、それぞれ一時停止や、信号に
関する情報を取得し、この情報を車線データおよび道路
地図に反映させることも可能である。そして、車両位置
を車両2の左右方向の中心からずれた位置に設定されて
いる場合は、車線幅データには、車両の左右方向の中心
からのオフセット量に関する情報を含め、このオフセッ
ト量で補正した位置に車線素点RE、LEが得られるよ
うにすることが好ましい。
【0044】また、センターサーバ22において作成さ
れた新しい道路地図は、センターサーバ22の管理者が
開設したインターネット上のホームページにアップロー
ドされ、ユーザは、このホームページから自己の必要と
する地域ごと等に新しい道路地図をダウンロードする構
成としても良い。さらに、新しい道路地図を取得する手
段としては、センターサーバ22において作成された新
しい道路地図を無線通信手段の利用により取得する替わ
りに、登録したユーザに新しい道路地図を書き込んだC
D−ROMまたはDVDを郵送することもできる。新し
い道路地図のデータ量が大きい場合に有効である。そし
て、各実施の形態において車両2に、加速度センサや、
ジャイロ等の各種センサを設け、これらのデータをGP
S電波の受信データを補完するデータとして活用しても
良い。より細かい走行軌跡の作成が実現できると共に、
車両2がGPS電波を受信し難い場所、例えばトンネル
内等を走行している場合であっても確実に走行軌跡を作
成することが可能となる。一方、車両2の通信装置9に
おいて通信障害が発生することもあるので、車両2の記
憶手段7に短時間分の受信データや送信データ、その他
のデータを蓄積しておく領域を確保し、通信障害が解消
された後にこれらのデータを通信装置6からセンターサ
ーバ22に再送信する構成にすることが望ましい。ま
た、取得する走行軌跡の精度を高めるためにGPS受信
部5のアンテナ4を複数設けても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明は、前記のようにGPSを用いて
作成した車両の走行軌跡から、幅を考慮して車線を画定
し、道路地図を作成する道路地図作成システムとしたの
で、幅や車線の数を含む正確な道路地図を作成すること
ができる。なお、複数の走行軌跡から車線を画定する
と、画定される車線の位置や方向の信頼度を向上させる
ことができる。また、所定のデータベースを併用すると
データの管理や利用を有効に行うことが可能になる。こ
こで、走行軌跡の取得、車線の画定、道路地図の作成を
車両において行う場合は、作成した道路地図を直ちにナ
ビゲーション装置に利用することができる。また、走行
軌跡の取得、車線の画定、道路地図の作成を固定局とな
るセンターサーバ等において行う場合は、複数の車両の
走行軌跡を一括して処理し、迅速に、かつ正確に道路地
図を作成することができる。一方、走行軌跡の取得を車
両で行い、道路地図の作成を固定局となるセンターサー
バ等において行う場合は、データ処理量の多い道路地図
の作成を高性能のセンターサーバ等で行うので、迅速か
つ正確な処理が行え、一方で車両においては、走行軌跡
の取得等に用いる自己の現在位置の情報をナビゲーショ
ン装置にも使用することができる。したがって、情報の
有効活用と処理の最適化が図れる。そして、道路地図を
センターサーバ等で作成する場合は、作成した道路地図
を所定の車両に送信し、道路地図を受信した車両が既存
の道路地図を更新できる構成とすると、ユーザは、道路
や車線の変更に対応した新しい道路地図をすぐに使用す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における道路地図作
成システムの構成図である。
【図2】道路地図作成システムの処理を示すフローチャ
ートである。
【図3】走行軌跡の作成手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】車線の画定手順を示すフローチャートである。
【図5】車線を画定する処理の説明図であって、(a)
一つの走行軌跡による車線素点をプロットした図と、
(b)複数の走行軌跡による多数の車線素点をプロット
した図である。
【図6】車線を画定する処理の説明図であって、(a)
取得した走行軌跡が車線を変更するものであった場合を
示す図と、(b)このような場合に画定される車線を示
す図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態における道路地図作
成システムの構成図である。
【図8】第二の実施の形態における走行軌跡の作成手順
を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第三の実施の形態における道路地図作
成システムの構成図である。
【図10】第三の実施の形態における道路地図作成シス
テムの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,21 道路地図作成システム 2 車両 5 GPS受信部 7,28 記憶手段 9 通信装置 10 処理装置 11,34 ユーザ情報DB 12,35 道路地図DB 13,36 走行軌跡DB 14,30 軌跡作成手段 15,31 車線画定手段 16,32 地図作成手段 22 センターサーバ 24 通信手段 25 処理部 33 送信制御手段 39 地図更新手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB02 HB06 HB11 HB22 HB25 HC08 HD03 HD30 2F029 AA02 AB03 AB07 AC02 AC08 AC14 AC16 AC20 AD01 5H180 FF04 FF05 FF07 FF10 FF22 FF27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星からの電波に基づいて演算し
    た車両の位置と、前記電波の受信時刻とから前記車両の
    走行軌跡を作成する軌跡作成手段と、車両ごとに設定さ
    れた車線幅データおよび前記走行軌跡に基づいて前記車
    両が走行した道路の車線を画定する車線画定手段と、画
    定した車線を用いて道路地図を作成する地図作成手段と
    を有する道路地図作成システム。
  2. 【請求項2】 前記車線画定手段は、複数の前記走行軌
    跡に基づいて道路の車線を画定することを特徴とする請
    求項1に記載の道路地図作成システム。
  3. 【請求項3】 前記走行軌跡を蓄積する走行軌跡データ
    ベースと、前記道路地図を記憶する道路地図データベー
    スとを有する請求項1または請求項2に記載の道路地図
    作成システム。
  4. 【請求項4】 前記地図作成手段により作成された前記
    道路地図を遠隔地にある固定局に送信するための通信装
    置を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載
    の道路地図作成システム。
  5. 【請求項5】 前記車両の位置と前記受信時刻を無線通
    信手段の利用により取得する通信手段を有する請求項1
    から請求項3のいずれか一項に記載の道路地図作成シス
    テム。
  6. 【請求項6】 GPS衛星からの電波に基づいて演算し
    た車両の位置および前記電波の受信時刻とから作成され
    た前記車両の走行軌跡を無線通信手段の利用により取得
    する通信手段と、取得した前記走行軌跡および車両ごと
    に設定された車線幅データに基づいて前記車両が走行し
    た道路の車線を画定する車線画定手段と、画定した車線
    を用いて道路地図を作成する地図作成手段とを有する道
    路地図作成システム。
  7. 【請求項7】 前記車線画定手段は、複数の前記走行軌
    跡に基づいて道路の車線を画定することを特徴とする請
    求項6に記載の道路地図作成システム。
  8. 【請求項8】 前記地図作成手段により作成された前記
    道路地図を登録したユーザに送信するための送信制御手
    段を有する請求項6または請求項7に記載の道路地図作
    成システム。
  9. 【請求項9】 GPS衛星からの電波に基づいて演算し
    た車両の位置と、前記GPS電波の受信時刻とから道路
    地図の作成に利用可能な前記車両の走行軌跡を作成する
    軌跡作成手段と、前記走行軌跡を無線通信手段の利用に
    より送信する通信装置と、道路地図を記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段に新しい道路地図を記憶させる地図更
    新手段とを有する道路地図作成システム。
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