JP2002318070A - 遠赤外線穀物乾燥機の放射体構造 - Google Patents

遠赤外線穀物乾燥機の放射体構造

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、バーナの部品が高温に晒されるこ
とがなくなり、バーナの部品の耐久性を向上し得て、部
品寿命を長くでき、経済的に有利であるとともに、遠赤
外線放射体が局部過熱されなくなり、保守・点検を行う
期間を長くでき、しかも遠赤外線放射体が赤熱せず、ユ
ーザに与えていた不安感を解消し得ることを目的として
いる。 【構成】 このため、前後方向に長い乾燥機本体内に上
段の貯留部と中段の乾燥部と下段の集穀部とを設け、乾
燥部内に貯留部と集穀部とを連絡して前後方向に延びる
流穀路を設けるとともにこの流穀路に隣接して前後方向
に延びる遠赤外線放射室を設け、乾燥部外の乾燥機本体
前側にバーナを設けるとともに乾燥機本体後側に排風機
を設け、遠赤外線放射室内に前記バーナに一端側が連絡
されるとともに他端側が排風機近傍に位置される略筒形
状の遠赤外線放射体を設けた遠赤外線穀物乾燥機におい
て、バーナと遠赤外線放射体の間にはバーナ側から遠赤
外線放射体側に向かって漸次拡大するテーパ状の接続管
を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は遠赤外線穀物乾燥
機の放射体構造に係り、特にバーナの部品が高温に晒さ
れる不具合や遠赤外線放射体が局部過熱される不具合、
そして遠赤外線放射体の赤熱によるユーザに与えていた
不安感を解消し得る遠赤外線穀物乾燥機の放射体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】米麦等の穀物を乾燥させる穀物乾燥機に
は、精米前の籾状態の米や麦等の穀物を乾燥するもので
あり、循環型や平型等の穀物乾燥機がある。
【0003】循環型の穀物乾燥機は、乾燥機本体内に上
部から順次に穀物の投入される貯留部と穀物を乾燥する
乾燥部と乾燥した穀物を集める集穀部とを設け、穀物を
上段の貯留部から中段の乾燥部を経て下段の集穀部に導
いた後に前記上段の貯留部に戻して循環させる間に、前
記乾燥部において熱風や遠赤外線により穀物を乾燥す
る。
【0004】そして、穀物乾燥機において遠赤外線を利
用して、つまり遠赤外線穀物乾燥機によって穀物を乾燥
する際には、図示しない遠赤外線穀物乾燥機の乾燥部1
08に、図12〜図15に示す如く、バーナ132と遠
赤外線放射体138とを配設している。
【0005】このとき、バーナ132は、液体燃料を燃
焼させて熱気を発生させ、熱気により遠赤外線放射体1
38を加熱して遠赤外線を放出させ、穀物を乾燥してい
る。
【0006】このような穀物乾燥機としては、特開平8
−14746号公報、特開平9−113140号公報、
特開平10−82586号公報に開示されるものがあ
る。
【0007】特開平8−14746号公報に開示される
ものは、貯留槽内に、流下する穀物に対して遠赤外線放
射熱及び熱風を下向きに放射、噴出させる遠赤外線放射
室を設けたものである。特開平9−113140号公報
に開示されるものは、遠赤外線放射体としての放熱管を
熱風室内に設け、この放熱管の一端にバーナを設けると
ともに、放熱管の他端を熱風室内に開口したものであ
る。特開平10−82586号公報に記載のものは、穀
物が流動する部位に遠赤外線放射体を対向して設け、こ
の遠赤外線放射体を流動する穀物に対向する面が転換さ
れるように回転させるものである。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、従来の遠赤
外線穀物乾燥機において、図13に示す如く、バーナ1
32と遠赤外線放射体138とは、略全面を密着するよ
うに接続されている。
【0009】この結果、加熱された遠赤外線放射体から
バーナへの伝熱でバーナの部品が、例えば使用温度以上
の高温に晒される惧れがあるという不都合がある。
【0010】そして、超大型の穀物乾燥機では、バーナ
が高温に晒される状況が顕著であり、バーナの部品の耐
久性が低下するという不都合がある。
【0011】また、前記バーナに遠赤外線放射体を直結
させることにより、遠赤外線放射体が局部過熱され、赤
熱することとなり、遠赤外線放射体の耐久性が低下する
とともに、ユーザに不安感を抱かせることにもなり、実
用上不利であるという不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、前後方向に長い乾燥機本体
内に上段の貯留部と中段の乾燥部と下段の集穀部とを設
け、前記乾燥部内に前記貯留部と集穀部とを連絡して前
後方向に延びる流穀路を設けるとともにこの流穀路に隣
接して前後方向に延びる遠赤外線放射室を設け、前記乾
燥部外の乾燥機本体前側にバーナを設けるとともに前記
乾燥機本体後側に排風機を設け、前記遠赤外線放射室内
に前記バーナに一端側が連絡されるとともに他端側が前
記排風機近傍に位置される略筒形状の遠赤外線放射体を
設けた遠赤外線穀物乾燥機において、前記バーナと前記
遠赤外線放射体の間にはバーナ側から遠赤外線放射体側
に向かって漸次拡大するテーパ状の接続管を設けたこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
遠赤外線放射体を設けた遠赤外線穀物乾燥機において、
バーナと遠赤外線放射体の間にバーナ側から遠赤外線放
射体側に向かって漸次拡大するテーパ状の接続管を設
け、バーナの部品が高温に晒されることがなくなり、バ
ーナの部品の耐久性を向上し、部品寿命を長くするとと
もに、遠赤外線放射体が局部過熱されなくなり、しかも
遠赤外線放射体が赤熱せず、ユーザに与えていた不安感
を解消している。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。
【0015】図1〜図11は、この発明の実施例を示す
ものである。
【0016】図10及び図11において、2は循環型の
遠赤外線穀物乾燥機、4は乾燥機本体、6は貯留部、8
は乾燥部、10は集穀部である。
【0017】前記遠赤外線穀物乾燥機2は、前板12と
後板14と側板16とにより前後方向に長い乾燥機本体
4を形成している。乾燥機本体4内には、上部から順次
に、穀物の投入される貯留部6と穀物を乾燥する乾燥部
8と乾燥した穀物を集める集穀部10とを設けている。
【0018】また、遠赤外線穀物乾燥機2は、乾燥機本
体4の前板12側に揚穀機18を設け、貯留部6上方に
揚穀機18上部に連絡される上部搬送手段20を設け、
集穀部10下方に揚穀機18下部に連絡される下部搬送
手段22を設けている。
【0019】更に、遠赤外線穀物乾燥機2は、揚穀機1
8により揚上した穀物を上部搬送手段20により貯留部
6内に均分落下させ、乾燥部8において乾燥した後に集
穀部10に集め、下部搬送手段22により揚穀機18下
部に搬送して再び揚上するという循環を繰返して穀物の
乾燥を行う。
【0020】前記乾燥部8内には、図11に示す如く、
貯留部6と集穀部8とを連絡して乾燥機本体4の前後方
向に延びる流穀路24を設けるとともに、この流穀路2
4に隣接して乾燥機本体4の前後方向に延びる遠赤外線
放射室26を設けている。
【0021】この実施例においては、多孔板や網状部材
等からなる通気性の通風部材28により仕切られる2つ
の流穀路24を幅方向に離間させて対称に設け、2つの
流穀路24の間に前後方向に延びる遠赤外線放射室26
を設け、2つの流穀路24の外側のそれぞれ側板16と
の間に前後方向に延びる排風室30を設けている。
【0022】前記遠赤外線穀物乾燥機2は、図10に示
す如く、乾燥部8外部の乾燥機本体4前側に液体燃料を
燃焼して熱気を発生するガンタイプのバーナ32を設け
るとともに、乾燥機8外部の乾燥機本体4後側に排風室
30の熱気を吸引して排出する排風機34を設けてい
る。バーナ32は前板12に取り付けられているととも
に、排風機34は後板14に取り付けられている。
【0023】そして、バーナ32及び排風機34は、前
板12に取り付けられた制御部36により制御される。
この制御部36は、バーナ32及び排風機34を制御し
て穀物を乾燥させる熱気を発生させるとともに乾燥後の
熱気を排出させ、また、揚穀機18や上部搬送手段2
0、下部搬送手段20の各モータ(図示せず)を制御し
て穀物を循環させる。
【0024】前記遠赤外線穀物乾燥機2は、一端側がバ
ーナ32に連絡されるとともに他端側が排風機34近傍
に位置される略筒形状の遠赤外線放射体38を遠赤外線
放射室26内に設けている。
【0025】この遠赤外線放射体38は、図6及び図7
に示す如く、内部に放射体通路40を有する略円筒形状
に板状部材によって形成される。
【0026】前記遠赤外線放射体38は、放射体通路4
0を流れる熱気により表面に付設されたセラミック等の
遠赤外線放射素材が加熱され、遠赤外線を放射する。
【0027】また、遠赤外線放射体38の一端側に、バ
ーナ32に連絡するバーナ側取付部42を設ける。この
バーナ側取付部42には、バーナ32からの熱気が流通
する連通孔44を設けている。遠赤外線放射体38は、
他端側を閉塞し、この閉塞部位上方に断面円弧状の湾曲
管通路46を設けている。
【0028】前記遠赤外線放射体38の他端側の閉塞部
位上方には、戻り管として機能する断面円弧形状の湾曲
管48の一端側を連結して設けている。
【0029】つまり、湾曲管48は、図7に示す如く、
一端側である下端側を遠赤外線放射体38の他端側の閉
塞部位上方に接続し、上方において遠赤外線放射体38
の一端側に指向するよう湾曲することにより、内部に前
記湾曲管通路46を有する断面円弧形状に形成される。
【0030】前記湾曲管48の他端側には、熱風管50
の一端側を連結して設けている。熱風管50は、内部に
熱風管通路52を有する略円筒形状に板状部材によって
形成される。熱風管50は、遠赤外線放射体38の上方
に平行に配設され、他端側を遠赤外線放射体38の一端
側のバーナ側取付部42近傍に熱風管通路52の熱風出
口54を開口して設けている。
【0031】前記遠赤外線放射体38は図示しないレー
ル上に配設され、遠赤外線放射体38の上部と熱風管5
0の下部とを平行に連結して設けている。そして、図2
に示す如く、熱風管50の上部にサーモスタット取付部
56を介してサーモスタット58を設ける。
【0032】このとき、前記バーナ32と前記遠赤外線
放射体38の間に、バーナ32側から遠赤外線放射体3
8側に向かって漸次拡大するテーパ状の接続管60を設
ける構成とする。
【0033】詳述すれば、前記バーナ32と遠赤外線放
射体38の一端側のバーナ側取付部42間に、図1及び
図2に示す如く、接続管60を配設するものである。
【0034】この接続管60は、図4及び図5に示す如
く、バーナ32に取り付けられる小径環状部60−1
と、遠赤外線放射体38の一端側のバーナ側取付部42
に取り付けられる大径環状部60−2と、小径環状部6
0−1と大径環状部60−2とを連絡するテーパ面部6
0−3とからなる。
【0035】また、前記遠赤外線放射体38の局部加熱
を防止するために、遠赤外線放射体38の内側に板状部
材によって円筒形状に形成されるスリーブ62を配設す
る。
【0036】そしてこのとき、このスリーブ62を配設
する際には、図7に示す如く、遠赤外線放射体38の接
続管取付端面であるバーナ側取付部42から内側方向
に、例えば数cmだけ離間させてスリーブ62を配置す
る。
【0037】更に、前記スリーブ62には、外形寸法よ
りも小となるように、スリーブ62の下流側端部の通路
断面積を絞る抵抗体64を設ける。
【0038】つまり、図8及び図9に示す如く、抵抗体
64を板状部材によって環状に形成し、前記スリーブ6
2の下流側端部に抵抗体64を装着してスリーブ62の
下流側端部の通路断面積を絞るものである。
【0039】次に作用を説明する。
【0040】前記遠赤外線穀物乾燥機2による穀物の乾
燥が開始されると、バーナ32が燃焼を開始し、このバ
ーナ32は乾燥温度が設定値となるようにON・OFF
動作を繰り返しながら燃焼する。
【0041】そして、バーナ32の発生する熱気によっ
て遠赤外線放射体38が加熱され、遠赤外線放射体38
の表面から遠赤外線が放射されると同時に、バーナ32
からの熱気は、遠赤外線放射体38の他端側の閉塞部位
上方に接続される湾曲管48の湾曲管通路46及び熱風
管50の熱風管通路52を経て、バーナ32側に戻り、
熱風出口54より前板12を経て、外気と混合される。
このとき、前板12の裏面側に至ったバーナ32からの
熱気は、外気・熱風混合部として機能する前板12によ
って、左下及び右下方向に分流され、外気との混合が行
われる。
【0042】穀物は、遠赤外線放射体38による遠赤外
線の照射と熱風管50の熱風管通路52を流れる熱風と
の両方で乾燥される。
【0043】なお、前記遠赤外線穀物乾燥機2の満量近
くまで張り込まれた穀物を乾燥する場合には、50〜5
0度の熱風が必要となり、前記バーナ32を最大燃焼近
傍で燃焼させる必要がある。
【0044】このとき、前記遠赤外線放射体38のバー
ナ側はバーナ32の燃焼炎によって局部的に加熱される
状態となるが、バーナ32と遠赤外線放射体38の間に
設けたテーパ状の接続管60によって、遠赤外線放射体
38からたとえバーナ32への伝熱が減少し、バーナ3
2を連続燃焼させても、バーナ32の部品の使用限界温
度を越えることがなくなった。
【0045】また、前記遠赤外線放射体38の内側に配
設した円筒形状のスリーブ62は、遠赤外線放射体38
の局部加熱を緩和している。
【0046】更に、前記遠赤外線放射体38の接続管取
付端面であるバーナ側取付部42から内側方向に、例え
ば数cmだけ離間させて配置したスリーブ62は、バー
ナ側への輻射を減少させている。
【0047】更にまた、前記スリーブ62の下流側端部
の通路断面積を絞り、外形寸法よりも小となるように設
けた抵抗体64は、カーボンの発生量の少ない燃焼を実
現させている。
【0048】これにより、前記バーナ32と前記遠赤外
線放射体38の間に設けたテーパ状の接続管60によっ
て、バーナ32の部品が高温に晒されることがなくな
り、バーナ32の部品の耐久性を向上し得て、部品寿命
を長くでき、経済的に有利であるとともに、遠赤外線放
射体38が局部過熱されなくなり、保守・点検を行う期
間を長くでき、しかも遠赤外線放射体38が赤熱せず、
ユーザに与えていた不安感を解消し得て、実用上有利で
ある。
【0049】また、前記遠赤外線放射体38の内側に円
筒形状のスリーブ62を配設したことにより、遠赤外線
放射体38の局部加熱を緩和することができる。
【0050】更に、前記遠赤外線放射体38の接続管取
付端面であるバーナ側取付部42から内側方向に、例え
ば数cmだけ離間させてスリーブ62を配置したことに
より、バーナ側への輻射を減少し得て、実用上有利であ
る。
【0051】更にまた、前記スリーブ62の下流側端部
の通路断面積を絞り、外形寸法よりも小となるように抵
抗体64を設けたことにより、カーボンの発生量を減少
させることができ、良好な燃焼状態を確保し得る。
【0052】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0053】例えば、この発明の実施例においては、前
記遠赤外線放射体の内側に円筒形状のスリーブを配設す
る際に、遠赤外線放射体の接続管取付端面であるバーナ
側取付部から内側方向に、例えば数cmだけ離間させて
スリーブを配置する構成としたが、この離間部位に耐熱
部材を設ける特別構成とすることも可能である。
【0054】すなわち、遠赤外線放射体の接続管取付端
面であるバーナ側取付部から内側方向に、例えば数cm
だけ離間させてスリーブを配置する際に、この離間部位
に耐熱部材を積極的に設けるものである。
【0055】さすれば、遠赤外線放射体の局部加熱の緩
和及びバーナ側への輻射の減少を積極的に行うことがで
きるものである。
【0056】また、この発明の実施例においては、前記
スリーブの下流側端部の通路断面積を絞るために、外形
寸法よりも小となるように環状の抵抗体を設ける構成と
したが、絞り速度を円滑とするために、漏斗状に絞った
形状の抵抗体とする特別構成とすることも可能である。
【0057】さすれば、バーナからの熱気が遠赤外線放
射体内に流入する際に、漏斗状の抵抗体によって熱気の
流れが円滑化され、実用上有利である。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明は、前
後方向に長い乾燥機本体内に上段の貯留部と中段の乾燥
部と下段の集穀部とを設け、乾燥部内に貯留部と集穀部
とを連絡して前後方向に延びる流穀路を設けるとともに
この流穀路に隣接して前後方向に延びる遠赤外線放射室
を設け、乾燥部外の乾燥機本体前側にバーナを設けると
ともに乾燥機本体後側に排風機を設け、遠赤外線放射室
内に前記バーナに一端側が連絡されるとともに他端側が
排風機近傍に位置される略筒形状の遠赤外線放射体を設
けた遠赤外線穀物乾燥機において、バーナと遠赤外線放
射体の間にはバーナ側から遠赤外線放射体側に向かって
漸次拡大するテーパ状の接続管を設けたので、バーナの
部品が高温に晒されることがなくなり、バーナの部品の
耐久性を向上し得て、部品寿命を長くでき、経済的に有
利であるとともに、遠赤外線放射体が局部過熱されなく
なり、保守・点検を行う期間を長くでき、しかも遠赤外
線放射体が赤熱せず、ユーザに与えていた不安感を解消
し得て、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す遠赤外線穀物乾燥機に
装着されるバーナの右側面図である。
【図2】バーナの正面図である。
【図3】バーナの平面図である。
【図4】接続管の中央縦断面図である。
【図5】接続管の正面図である。
【図6】遠赤外線放射体の正面図である。
【図7】遠赤外線放射体の右側面図である。
【図8】スリーブの概略正面図である。
【図9】スリーブの要部切欠き右側面図である。
【図10】遠赤外線穀物乾燥機の正面図である。
【図11】遠赤外線穀物乾燥機の左側面図である。
【図12】この発明の従来技術を示す遠赤外線穀物乾燥
機に装着されるバーナの右側面図である。
【図13】バーナの正面図である。
【図14】遠赤外線放射体の右側面図である。
【図15】遠赤外線放射体の正面図である。
【符号の説明】
2 遠赤外線穀物乾燥機 4 乾燥機本体 6 貯留部 8 乾燥部 10 集穀部 18 揚穀機 20 上部搬送手段 22 下部搬送手段 24 流穀路 26 遠赤外線放射室 28 通風部材 30 排風室 32 バーナ 34 排風機 36 制御部 38 遠赤外線放射体 40 放射体通路 42 バーナ側取付部 44 連通孔 46 湾曲管通路 48 湾曲管 50 熱風管 52 熱風管通路 54 熱風出口 56 サーモスタット取付部 58 サーモスタット 60 接続管 60−1 小径環状部 60−2 大径環状部 60−3 テーパ面部 62 スリーブ 64 抵抗体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に長い乾燥機本体内に上段の貯
    留部と中段の乾燥部と下段の集穀部とを設け、前記乾燥
    部内に前記貯留部と集穀部とを連絡して前後方向に延び
    る流穀路を設けるとともにこの流穀路に隣接して前後方
    向に延びる遠赤外線放射室を設け、前記乾燥部外の乾燥
    機本体前側にバーナを設けるとともに前記乾燥機本体後
    側に排風機を設け、前記遠赤外線放射室内に前記バーナ
    に一端側が連絡されるとともに他端側が前記排風機近傍
    に位置される略筒形状の遠赤外線放射体を設けた遠赤外
    線穀物乾燥機において、前記バーナと前記遠赤外線放射
    体の間にはバーナ側から遠赤外線放射体側に向かって漸
    次拡大するテーパ状の接続管を設けたことを特徴とする
    遠赤外線穀物乾燥機の放射体構造。
  2. 【請求項2】 前記遠赤外線放射体は、この遠赤外線放
    射体の局部加熱を防止するために内側にスリーブを設け
    るとともに、このスリーブを遠赤外線放射体の接続管取
    付端面から内側方向に離間させて配置したことを特徴と
    する請求項1に記載の遠赤外線穀物乾燥機の放射体構
    造。
  3. 【請求項3】 前記スリーブは、外形寸法よりも小とな
    るようにスリーブの下流側端部の通路断面積を絞る抵抗
    体を設けたことを特徴とする請求項2に記載の遠赤外線
    穀物乾燥機の放射体構造。
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