JP2002317820A - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

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JP2002317820A
JP2002317820A JP2001094259A JP2001094259A JP2002317820A JP 2002317820 A JP2002317820 A JP 2002317820A JP 2001094259 A JP2001094259 A JP 2001094259A JP 2001094259 A JP2001094259 A JP 2001094259A JP 2002317820 A JP2002317820 A JP 2002317820A
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Japan
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shaft
thrust plate
thrust
sleeve
bearing
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JP2001094259A
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English (en)
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Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
Ikunori Sakatani
郁紀 坂谷
Yukio Higuchi
幸雄 樋口
Nobuyuki Hagiwara
信行 萩原
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた高さ寸法においても揺動時等のモー
メント荷重に対する負荷能力が高く、また、低コストで
動作の信頼性が高い流体軸受装置を提供する。 【解決手段】 一端にスラストプレート15を有する軸
13と、該軸13にラジアル流体軸受Rの軸受すきまを
介して対向するスリーブ12とを備え、スラストプレー
ト15の両平面15s,15sとこれに対向するスリー
ブ12との間にスラスト流体軸受Sが設けられた流体軸
受装置において、軸13は中空状であり、スラストプレ
ート15は、軸13の一端に設けた凸状又は凹状の接合
部30により軸13に対して同軸に案内された上、軸1
3を貫通するねじ穴13cにねじ止めにより固着されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器,音響・
映像機器,事務機器用の流体軸受装置に係り、特に、ノ
ート型パソコン等に使用される磁気ディスク装置(HD
D),光ディスク装置,ファンモータ等に最適な流体軸
受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の流体軸受装置としては、
例えば図2に示すようなHDD用スピンドルモータがあ
る。このものは、ベース1に立設した円筒部1aに快削
黄銅からなるスリーブ2が固着されており、そのスリー
ブ2にステンレス鋼からなる軸3が回転自在に挿通され
ている。この軸3の上端には逆カップ状のハブ4が一体
的に取り付けられていて、軸3とスリーブ2との間には
動圧流体軸受部が介在している。なお、ハブ4の外周面
には、複数の磁気ディスクが軸方向に間隔を隔てて搭載
されるようになっている。
【0003】軸3の下端にはステンレス鋼からなる円板
状のスラストプレート5が圧入により固着されていて、
スラストプレート5の両平面がスラスト流体軸受Sのス
ラスト受面5s,5sとされている。そして、上面側の
スラスト受面5sには一方の相手部材であるスリーブ2
の下端面が対向し、このスリーブ2の下端面がスラスト
流体軸受Sのスラスト軸受面2sとされている。
【0004】また、スラストプレート5の下方には、他
方の相手部材であり快削黄銅からなるカウンタープレー
ト6が配置され、ベース1に固定されている。このカウ
ンタープレート6の上面がスラストプレート5の下面側
のスラスト受面5sに対向して、スラスト流体軸受Sの
スラスト軸受面6sとされている。上記スラスト受面5
s,5s及びスラスト軸受面2s,6sのうち少なくと
も両スラスト受面5s,5sに、エッチングにより形成
されたヘリングボーン状又はスパイラル状の動圧発生用
の溝(図示せず)を備えてスラスト流体軸受Sが構成さ
れている。
【0005】さらに、軸3の外周面には、上下に間隔を
おいて一対のラジアル受面3r,3rが形成されてい
る。また、このラジアル受面3r,3rに対向させて、
スリーブ2の内周面にラジアル軸受面2r,2rが形成
されている。そして、ラジアル受面3r,3rとラジア
ル軸受面2r,2rとの少なくとも一方に、例えばヘリ
ングボーン状の動圧発生用の溝7,7を備えて、ラジア
ル流体軸受R,Rが構成されている。
【0006】そして、円筒部1aの外周にはステータ8
が固定され、ハブ4の内周面下側に固定されているロー
タ磁石9とギャップを介して周面対向して駆動モータM
を形成しており、軸3とハブ4とが一体的に回転駆動さ
れる。軸3が回転すると、スラスト流体軸受S及びラジ
アル流体軸受Rの各動圧発生用の溝のポンピング作用に
より、各流体軸受S,Rの軸受すきまの潤滑剤に動圧が
発生して、軸3はスリーブ2及びカウンタープレート6
と非接触となり支承される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近のノート型パソコ
ン用のHDDにおいては、薄型であるとともに、運搬
時,取り扱い時等に作用するおそれのある外部衝撃に対
する強さが求められている。そしてそれに加えて、低コ
ストで耐久性に優れていることも同時に求められてい
る。
【0008】特に、HDDの薄型化に伴い、該HDDに
使用される流体軸受装置(スピンドルモータ)の装置高
さがますます低くなる傾向であるので、揺動時に流体軸
受に作用するモーメント荷重に対する負荷能力を高める
必要がある。そのためには、複数のラジアル軸受の軸受
スパンを大きく設計する必要があるが、前記装置高さが
限られているので(例えば9.5mm以下)、スラスト
プレートの厚さを薄くする必要がある。
【0009】しかし、スラストプレート5を軸3(軸径
が例えば2.5〜3.5mm程度)に圧入により固着す
る場合は、1000Gの外部衝撃に耐えるような抜け荷
重が必要とされている一方で、スラストプレート5の材
料の降伏応力以上の応力が圧入時に発生するようなしめ
代やスラストプレート5の両平面(スラスト受面5s,
5s)の平面度に悪影響を及ぼすようなしめ代を与える
ことはできないから、スラストプレート5の材料がステ
ンレス鋼の場合であっても厚さを2mm以上とする必要
があって、この厚さでは軸受スパンを大きく設計するこ
とができず、モーメント荷重に対する負荷能力を高める
ことが難しかった。なお、上記しめ代が大きいと、スラ
ストプレート5が圧入時に変形するおそれがある。この
変形は、スラストプレート5の中央部(軸3を圧入する
穴を設けた部分)が膨らみ(凸状に変形し)、両平面の
平面度が悪化するものである。
【0010】また、スラストプレート5の厚さが薄い
と、圧入された軸3の外周面と接する部分が小さくなる
(軸方向長さが小さくなる)ので、軸心に対するスラス
トプレート5の端面(平面)の振れが大きくなりやす
く、端面の振れが2μm以下という軸受性能上必要な条
件を満たすことができない場合が多い。すなわち、モー
メント荷重に対する負荷能力を高めるためにスラストプ
レートの厚さを薄くすることと、抜け荷重,平面度,及
び端面の振れのようなスラストプレートに必要な条件と
を両立させることは困難であった。
【0011】一方、スピンドルモータの動作の信頼性を
確保するため、スラストプレート5の外周面5aと円筒
部1aのうち外周面5aに対向する部分とが接触するこ
とは避けなければならず、そのためには、スラストプレ
ート5を軸3に対して良好な同軸度で取り付ける必要が
ある。特に、スリーブ固定,軸回転タイプのスピンドル
モータの場合には、スラストプレート5の外周面5aと
円筒部1aのうち外周面5aに対向する部分との間のす
きまが回転中に変動すると不安定振動の要因となるた
め、同軸度を良好なものとすることが重要である。
【0012】さらに、スラストプレート5に動圧発生用
の溝をエッチングにより加工するとコストが高いという
問題もある。そこで本発明は、上記のような従来の流体
軸受装置が有する問題点を解決し、限られた高さ寸法に
おいても揺動時等のモーメント荷重に対する負荷能力が
高く、また、低コストで動作の信頼性が高い流体軸受装
置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発
明に係る請求項1の流体軸受装置は、一端にスラストプ
レートを有する軸と、該軸にラジアル流体軸受すきまを
介して対向するスリーブと、を備え、前記スラストプレ
ートの少なくとも一方の平面とこれに対向する相手部材
との間にスラスト流体軸受が設けられた流体軸受装置に
おいて、前記軸は中空状であり、前記スラストプレート
は、前記軸の一端に設けた凸状又は凹状の接合部により
前記軸に対して同軸に案内された上、前記軸を貫通する
ねじ穴にねじ止めにより固着されていることを特徴とす
る。
【0014】このような構成であれば、前記軸と前記ス
ラストプレートとを軸受の性能上許容される程度の良好
な同軸度で接合することが可能であるので、前記スラス
トプレートの外周面と該外周面に対向する部材との間の
すきまが小さくても、前記外周面と該外周面に対向する
部材とが接触することがなく、前記流体軸受装置の動作
の信頼性が高い。
【0015】また、前記スラストプレートの平面を前記
軸の下端面に突き当てており、且つ前記軸の一端に設け
た凸状又は凹状の接合部により前記スラストプレートを
前記軸に対して同軸に案内しているため、前記フランジ
の厚さが薄くても、前記スラストプレートの端面(平
面)の軸心に対する振れが小さい。さらに、前記スラス
トプレートが前記軸を貫通するねじ穴に対して、ねじ止
めにより固着されているため、前記スラストプレートの
厚さが薄くしめ代が小さくても、十分な耐衝撃性を確保
するに足る強度(抜け荷重)で固着されている。
【0016】なお、前記スラストプレートの外周面と該
外周面に対向する部材との間のすきまは、50〜300
μmとすることが好ましい。前記すきまを50μm以上
とすれば、前記軸と前記スラストプレートとが多少低い
同軸度で接合された場合であっても、前記外周面と該外
周面に対向する部材とが接触する可能性が低い。また、
前記すきまを300μm以下とすれば、前記流体軸受装
置を組み立てる際に前記すきまに気泡が残留するおそれ
が少ない。このような性質をより良好なものとするため
には、前記すきまは100〜200μmとすることがよ
り好ましい。
【0017】また、前記スラストプレートの厚さは1.
5mm以下とすることが好ましい。そうすれば、限られ
た高さ寸法においてもラジアル流体軸受の軸受スパンを
大きく設計することができ、したがって揺動時等のモー
メント荷重に対する負荷能力を高くすることができる。
前記スラストプレートの厚さが1.5mm超過であると
軸受スパンを大きく設計することができず、揺動時等の
モーメント荷重に対する負荷能力が十分ではない。
【0018】また、本発明に係る請求項2の流体軸受装
置は、請求項1記載の流体軸受装置において、前記ねじ
穴は、磁気ディスク等の搭載物をねじ止めすることが可
能となっていることを特徴とする。このような構成であ
れば、前記スラストプレートを前記軸に固着するための
ねじ穴と、磁気ディスク等の搭載物を固定するためのね
じ穴とが共通であるので、流体軸受装置の構造が単純と
なる。
【0019】また、本発明に係る請求項3の流体軸受装
置は、請求項1又は請求項2記載の流体軸受装置におい
て、前記スラストプレートは中央部に貫通穴を有する厚
さ1.5mm以下の円板状で、その両平面に深さ12μ
m以内の動圧発生用の溝が塑性加工であるコイニング加
工により刻設されていることを特徴とする。このような
構成であれば、エッチング加工よりも量産性に優れ低コ
ストであるコイニング加工によって前記スラストプレー
トの動圧発生用の溝を設けたので、該流体軸受装置が低
コストである。なお、コイニング加工では、あらかじめ
動圧発生用の溝を形成した金型を、プレス等を用いて前
記スラストプレートに押し付けて溝を刻設する。
【0020】このようなコイニング加工により、例えば
深さ12μmの動圧発生用の溝を前記スラストプレート
の両平面に加工する場合には、前記スラストプレートの
厚さが2mmを超えると、押圧荷重を大きくして据え込
み量を大きくしなければ溝が刻設できないので、その結
果、溝深さのばらつきが大きくなり、4μmを超えてし
まう。
【0021】これに対して、前記スラストプレートの厚
さを1.5mm以下にして、溝深さが12μm以下の動
圧発生用の溝をコイニング加工すると、据え込み量が少
ないので、溝深さのばらつきを4μm以下に抑制するこ
とができる。さらに、前記スラストプレートの厚さを1
mm以下にすると据え込み量をより少なくできるので、
溝深さのばらつきを3μm以下に抑制することができ
る。流体軸受の性能上は、溝深さのばらつきを4μm以
下に抑えることが望ましいので、前記スラストプレート
の厚さは1.5mm以下であることが好ましい。
【0022】一方、前記スラストプレートの厚さを2m
m以下にした場合には、図2のようにスラストプレート
を軸に圧入するだけでは、耐衝撃性を満足するだけの抜
け荷重を確保することはできない。そこで、前記スラス
トプレートのほぼ中央に設けた前記貫通穴を介して前記
スラストプレートを前記軸を貫通するねじ穴にねじ止め
により固定すると、前記スラストプレートの厚さが薄く
ても、必要な抜け荷重を確保することができる。前記ス
ラストプレートを前記軸にねじ止めにより固定すると、
圧入のようにしめ代管理でなくなるため締結の信頼性が
高い。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係る流体軸受装置の実施
の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は、本実施形態のスピンドルモータの構成を示す縦断面
図である。ベース11の中央部に立設されている円筒部
11aの内側に円筒体状のスリーブ12が内挿されてい
て、これらは一体的に固着されている。このスリーブ1
2は、内スリーブ12Aと外スリーブ12Bとが一体に
固着された二重構造となっている。すなわち、外スリー
ブ12Bは底板12Bbを有する円筒体状で、底板12
Bbの下面がベース11の下面とほぼ同一の高さとなる
ように、円筒部11aの内側に内挿されている。
【0024】そして、内スリーブ12Aはフランジ12
Afを有する円筒体状で、フランジ12Afが外スリー
ブ12Bの上部の内周面に固着されていて、これにより
内スリーブ12Aの外周面と外スリーブ12Bの内周面
との間に、環状すきまである潤滑剤溜まり22が形成さ
れている。この潤滑剤溜まり22の上部には、外気と連
通する空気抜き穴23が設けられている。この空気抜き
穴23は、潤滑剤溜まり22の上部から水平に延び、外
スリーブ12Bの外周面に開口している。この潤滑剤溜
まり22の構造については、後にさらに詳述する。な
お、スリーブ12は快削黄銅,鉛青銅鋳物,リン青銅,
アルミ青銅,高力黄銅,ベリリウム銅等の銅合金で構成
することができる。
【0025】このようなスリーブ12に中空状の軸13
が挿通されていて、その内周面には雌ねじ13fが形成
されている。すなわち、軸13を貫通する穴がねじ穴1
3cを形成している。なお、このねじ穴13cは、後述
するように、スラストプレート15をねじ止めするため
のねじ穴と、磁気ディスクをハブ14に固定するための
クランプ部材用のねじ穴とを兼ねている。
【0026】また、軸13の材質は、硬さが高くて耐食
性に優れた材料であれば特に限定されるものではない
が、例えばマルテンサイト系のステンレス鋼やオーステ
ナイト系ステンレス鋼に、熱処理を施して表面を硬化さ
せたものあるいはメッキやDLC(ダイヤモンドライク
カーボン)膜による表面処理を行って表面を硬化させた
ものがあげられる。
【0027】この軸13の上端部13aは他部より小径
となっていて、この小径の上端部13aを浅い逆カップ
状のハブ14の中央部に設けられた穴に圧入することに
より、軸13とハブ14とが一体に固着されている。小
径な上端部13aと大径な他部との境目に形成される前
記大径な他部の上端面13bにハブ14の下面が当接さ
れるから、軸13とハブ14とは十分な耐衝撃性を確保
するに足る強度で固着される。
【0028】そして、内スリーブ12Aの下端より突出
した軸13の下端には、中央部に貫通穴15bを有する
円板状のスラストプレート15が、軸13の内周面に設
けられた雌ねじ13fに螺合した止めねじ20により固
着されていて、軸13とスラストプレート15とは十分
な耐衝撃性を確保するに足る強度(抜け荷重)で固着さ
れている。このスラストプレート15は、銅合金,ステ
ンレス鋼等で構成されていて、その厚さは1.5mm以
下である。もちろん、スラストプレート15を銅合金で
構成すると、切削性に優れるので好ましい。
【0029】また、止めねじ20の頭部20aの形状と
しては、図示の平頭形に限定されることはなく、丸小ね
じのような丸頭形や皿小ねじのような皿頭形など適宜変
更してよい。ただし、止めねじ20を皿小ねじとする
と、スラストプレート15の貫通穴15bの内周面をテ
ーパ状に加工する必要があるので、他のタイプのねじを
用いた場合と比較すると、量産性が若干低下する。
【0030】ここで、スラストプレート15と軸13と
の固着について詳細に説明する。中空状の軸13はその
内径よりも大径な凹状部である接合部30を下端面に有
し、また、止めねじ20は頭部20aと雄ねじを有する
先端部分との間に円柱状の円柱部20bを有していて、
これら接合部30及び円柱部20bは、スラストプレー
ト15の中央部に設けられた止めねじ20を挿入するた
めの貫通穴15bとほぼ同径とされている。
【0031】円柱部20bが貫通穴15bと凹状の接合
部30とに嵌合されてスラストプレート15が軸13に
取り付けられるので、接合部30の内周面が止めねじ2
0の円柱部20bを介してスラストプレート15を軸1
3に対して同軸に案内する案内面として作用して、スラ
ストプレート15は軸13に50μm以下の同軸度で取
り付けられる。
【0032】また、軸13の下端面にスラストプレート
15の上面が当接された形態で、スラストプレート15
が軸13に取り付けられているので、スラストプレート
15の厚さが薄くてもスラストプレート15の端面の振
れが小さい。スラストプレート15の外周面15aと該
外周面15aに対向する外スリーブ12Bの内周面との
間に形成されるすきまCは、50〜300μm、好まし
くは100〜200μmに設計されるので、前記同軸度
が50μmを超えると、スラストプレート15の外周面
15aと外スリーブ12Bの内周面とが、スラストプレ
ート15の回転中に接触するおそれがある。
【0033】また、本実施形態のように、スリーブ固
定,軸回転タイプのスピンドルモータの場合は、回転側
の同軸度が50μmを超えると、回転中のすきまCの変
動が大きいため、不安定振動が発生するおそれがある。
なお、すきまCが小さいと、塑性加工であるコイニング
加工により動圧発生用の溝をスラストプレート15の平
面に加工する場合に、外周面15aの加工精度の確保が
困難であるという問題点がある。一方、すきまCが大き
いと、軸受の組立時にすきまCに気泡が残留しやすいと
いう問題点があるので、すきまCは50〜300μm、
好ましくは100〜200μmとする必要がある。
【0034】このように本実施形態の流体軸受装置は、
スラストプレート15の厚さが1.5mm以下であるた
め、装置の高さが限られているにもかかわらず後述する
ラジアル流体軸受R,R間の軸受スパンを大きく設計す
ることができるから、揺動時等のモーメント負荷に耐え
る能力が高い。ただし、スラストプレート15の厚さが
2.0mm未満であると、図2の従来例のようにスラス
トプレート15を軸13に圧入するだけでは、耐衝撃性
を満足するだけの抜け荷重を確保できない場合がある。
すなわち、スラストプレート15の材料(ステンレス鋼
や銅合金等)の降伏応力以上にしめ代を大きくしても、
圧入だけでは抜け荷重は大きくできないのである。
【0035】また、スラストプレート15と軸13との
しめ代を10μm超過とすると、スラストプレート15
が圧入時に変形するという問題が発生することもある。
この変形は、スラストプレート15の中央部(軸13を
圧入する貫通穴15bを設けた部分)が約3μm凸状に
突出するものであり、したがって、両平面(後述するス
ラスト流体軸受Sの受面15s,15s)が湾曲するこ
ととなる。
【0036】そこで本実施形態においては、上記のよう
にスラストプレート15と軸13とをねじ止めすること
により、上記のような問題点を生ずることなく必要とさ
れる抜け荷重を確保したのである。このスラストプレー
ト15の下面は、一方の相手部材でありカウンタープレ
ートに相当する外スリーブ12Bの底板12Bbの上面
と対向し、停止時には両対向面同士が当接している。底
板12Bbの上面の中央部(軸13の真下の位置)に
は、止めねじ20の頭部20aを収納する凹部12Ba
が設けてある。そうすれば、止めねじ20をスラストプ
レート15に没入した形態で取り付ける必要がなく、ス
ラストプレート15の加工が容易となる。
【0037】また、スラストプレート15の上面は、他
方の相手部材である内スリーブ12Aの下端面と対向し
ている。スラストプレート15の上下の両平面はスラス
ト受面15sとされる。そして、上面側のスラスト受面
15sに対向する相手部材である内スリーブ12Aの下
端面及び下面側のスラスト受面15sに対向する相手部
材である外スリーブ12Bの底板12Bbの上面が、そ
れぞれスラスト軸受面12As及び12Bsとされて、
さらにスラスト受面15s,15sに、例えばヘリング
ボーン状の動圧発生用の溝(図示せず)を備えて、スラ
スト流体軸受Sを構成している。
【0038】スラストプレート15の両平面(スラスト
受面15s,15s)の前記動圧発生用の溝は、塑性加
工であるコイニング加工により設けられたものである。
コイニング加工は、プレス等を用いて金型をスラストプ
レート15に押圧することにより前記溝を刻印する方法
であるので、エッチング加工と比較すると量産性に優れ
低コストである。
【0039】このようなコイニング加工によりスラスト
プレート15の両平面に例えば深さ12μmの動圧発生
用の溝を加工する場合には、スラストプレート15の厚
さが2.0mmを超えると、金型の押圧荷重を大きくし
て据え込み量を多くしなければ前記溝を設けることがで
きない。据え込み量が多いと前記溝の深さのばらつきが
大きくなりやすく、ばらつきが4μmを超えることがあ
る。しかし、スラストプレート15の厚さが2.0mm
以下であれば(前記溝の深さは12μm以下)、据え込
み量は少なくてもよいので前記溝の深さのばらつきを4
μm以下に抑制できる。さらに、スラストプレート15
の厚さを1mm以下とするとさらに据え込み量を少なく
できるので、前記溝の深さのばらつきを3μm以下に抑
制でき、より好ましい。流体軸受の性能上は、少なくと
も前記溝の深さのばらつきを4μm以下に抑えることが
望ましいので、スラストプレート15の厚さは1.5m
m以下が好ましい。
【0040】一方、軸13の外周面には、軸方向に間隔
をおいて上下に一対のラジアル受面13rが形成される
とともに、このラジアル受面13rに対向するラジアル
軸受面12rが内スリーブ12Aの内周面に形成されて
おり、ラジアル軸受面12rに例えば、くの字状のヘリ
ングボーン状の動圧発生用の溝17を備えて、ラジアル
流体軸受Rが構成されている。なお、図1における上側
のラジアル流体軸受Rの動圧発生用の溝17を、溝長さ
が外側より内側の方が僅かに短い内向き非対称溝パター
ンにしておくと、回転中に軸受すきま内の潤滑剤が外部
に流出する現象を防止できる。
【0041】内スリーブ12Aの内周面に溝加工するの
は、量産性に優れたボール転造等の塑性加工により溝を
加工するためである。ボール転造は、軸の外周にはめ合
わせた中空状の外筒に複数個の鋼球を保持させた転造治
具を、スリーブに押し込むことによって加工する方法で
ある。すなわち、スリーブを旋盤上で切削加工した後、
旋盤の主軸をゆっくり正逆回転させながら転造治具をス
リーブに押し込むことにより内周面にヘリングボーン状
(くの字状)の溝加工を行い、その後に溝周辺の盛り上
がり部分を除去する仕上げ切削やボール通しなどの仕上
げ加工を必要に応じて行う。もちろん旋盤上でなく、転
造装置を用いて転造治具を左右に正逆回転させながら固
定されたスリーブに押し込み、ヘリングボーン状の溝を
転造加工してもよい。また、ボール転造ではなく、切削
により溝を加工してもよい。
【0042】なお、動圧発生用の溝17は、ラジアル受
面13rに設けてもよいし、ラジアル軸受面12rとラ
ジアル受面13rとの両方に設けてもよい。また、スピ
ンドルモータのトルクを小さくするために、上下2つの
ラジアル流体軸受R,Rに挟まれた内スリーブ12Aの
内周面(又は軸13の外周面あるいは内スリーブ12A
の内周面と軸13の外周面との双方でもよい)に、ラジ
アル流体軸受Rの軸受すきまに向かってすきまが狭くな
るテーパ状の周溝からなる逃げ溝21を設けている。
【0043】また、潤滑剤溜まり22の内面を形成する
内スリーブ12Aの外周面はテーパ面24とされてい
て、これにより潤滑剤溜まり22は下方のスラスト流体
軸受Sに向かってすきまが徐々に狭くなっている。もっ
とも、テーパ面24は必ずしも内スリーブ12Aの外周
面に形成するとは限らず、外スリーブ12Bの内周面に
形成してもよく、あるいは内スリーブ12Aの外周面と
外スリーブ12Bの内周面との双方に形成してもよい。
【0044】そして、潤滑剤溜まり22の下部のスラス
ト流体軸受Sに近接して連通する部分は、スラスト流体
軸受Sの軸受すきまとほぼ等しいか、又は僅かに大きい
すきまを有する潤滑剤供給路25とされ、表面張力に基
づく毛管現象(又は毛細管現象)により潤滑剤が前記軸
受すきまに導入されやすいようになっている。当該スピ
ンドルモータへの潤滑剤の注入は、全体を組み立てた後
に、外スリーブ12Bの底板12Bbの中心に設けた厚
み方向の通し穴からなる貫通穴26から行われる。注入
された潤滑剤は、表面張力によりスラスト流体軸受S及
びラジアル流体軸受Rの各軸受すきまを満たすととも
に、余分な潤滑剤は潤滑剤溜まり22に溜まって、その
テーパ面24に表面張力に基づく毛管現象により保持さ
れる。したがって、運搬時や取り扱い時にスピンドルモ
ータが倒置されたとしても、潤滑剤溜まり22内の潤滑
剤が外部に流出することはない。
【0045】また、潤滑剤溜まり22のすきまの大きさ
が、テーパ面24により下方の潤滑剤供給路25に向か
って狭くなっているため、外部衝撃で飛散した潤滑剤
も、外部に流出しない限りは潤滑剤溜まり22のすきま
の狭い潤滑剤供給路25の方に自然に集められる。スピ
ンドルモータに潤滑剤を注入した後、貫通穴26にボー
ル27を圧入することにより、該貫通穴26を密封して
いる。なお、ボール27は円筒部材等でもよい。
【0046】このようにスピンドルモータを組み立てる
と、軸受すきまに気泡の残留が少ない。また、気泡の脱
気をより確実にするために、必要により潤滑剤を注入後
にスピンドルモータを真空槽に入れ脱気するようにして
もよい。なお、外部衝撃による圧入したボール27の脱
落やボール圧入部のすきまからの油もれを防止するため
に、ボール27の圧入後に外スリーブ12Bの底板12
Bbの下面にシート部材や粘着シール部材等を接着して
もよい(図示せず)。
【0047】ただし、この貫通穴26は、流体軸受の性
能上は必ずしも密封する必要はないので、潤滑剤注入口
として使用した後は空気抜きのために用いてもよい。ま
た、スピンドルモータへの潤滑剤の注入は、スピンドル
モータの組立途中に外スリーブ12Bに設けた空気抜き
穴23から行ってもよく、この場合は貫通穴26は設け
る必要はない。
【0048】ベース11の円筒部11aの外周にはステ
ータ18が固定され、ハブ14の内周面に固定されたロ
ータ磁石19とギャップを介して周面対向して駆動モー
タMを形成している。この駆動モータMにより、被回転
体である図示しない磁気ディスクを外周部に搭載するハ
ブ14と軸13とを一体的に回転駆動させると、スラス
ト流体軸受S及びラジアル流体軸受Rの各動圧発生用の
溝のポンピング作用により、各流体軸受S,Rの軸受す
きまに充填されている潤滑剤に動圧が発生して、軸13
は内スリーブ12A及び外スリーブ12Bの底板12B
bと非接触となり支承される。
【0049】回転に伴い軸受すきまに残留する気泡があ
っても、潤滑剤溜まり22に開口する空気抜き穴23を
経由してすみやかに外気に放出される。運転が長期に及
んで、軸受すきまに保持されている潤滑剤が次第に蒸発
したり飛散したりして不足してくると、潤滑剤溜まり2
2内に表面張力に基づく毛管現象で保持されている潤滑
剤が、その不足分に応じてテーパ面24に案内されつつ
すきまの狭い方に吸引され、軸受すきま内に潤滑剤が満
たされるまで補給される。すなわち、軸受すきま内の潤
滑剤の減少に伴い、潤滑剤供給路25を経由してすきま
の狭い軸受すきまに毛管現象で吸引され、潤滑剤溜まり
22のテーパ面24の表面張力が釣り合う位置で安定す
る。こうして、潤滑剤の減少分だけ自動的に潤滑剤が補
給される。
【0050】なお、前記磁気ディスクは軸13を貫通す
るねじ穴13cにクランプ部材でねじ止め固定されてい
るので、十分な耐衝撃性を確保するに足る強度で固着さ
れている。このように軸13を貫通するねじ穴13cの
上端側部分(ねじ穴13cのうち、スラストプレート1
5が取り付けられた側とは反対側の軸端部分)は、クラ
ンプ部材を用いて磁気ディスクをハブ14にねじ止めす
ることが可能となっている。すなわち、ねじ穴13c
は、スラストプレート15をねじ止めするためのねじ穴
と、磁気ディスクをねじ止めするためのねじ穴と、を兼
ねている。このような構成から、スピンドルモータの構
造が単純となる。
【0051】また、ねじ穴13cは軸13を貫通してい
るので、めくら穴と比較して加工時に生じる切粉の排出
が容易で、洗浄性に優れている。なお、ねじ穴13cの
うちスラストプレート15をねじ止めする部分と、磁気
ディスクをねじ止めする部分とは、必ずしも同径とする
必要はないが、同径とした方がねじ穴13cの加工が容
易である。
【0052】このように本実施形態のスピンドルモータ
は、潤滑剤溜まり22のすきまがテーパ状であるから、
潤滑剤は表面張力ですきまの狭い方に吸引され、一方、
組立時に巻き込んだ残留気泡はすきまの大きな方に分離
排出される。したがって、各軸受すきまには気泡のない
潤滑剤が自動的に確実に補給されて潤滑剤溜まり22と
連通し、常時潤滑剤で満たされた状態となり、長期にわ
たり使用しても信頼性が高く耐久性に優れている。
【0053】また、本実施形態のスピンドルモータは、
スリーブ12が内スリーブ12Aと外スリーブ12Bと
から構成され、また、スラストプレート15の下面と対
向してスラスト流体軸受Sを形成する部材(図2の従来
例のカウンタープレート6に相当する)である底板12
Bbが外スリーブB12と一体になっていている。この
ような構成から、スリーブ12,軸13,及びスラスト
プレート15からなる部分がスピンドルモータに組み込
むことができる一体の流体軸受ユニットをなしていて、
スピンドルモータの製造,組立が容易となっている。
【0054】ただし、このような構成ではなく、図2の
従来例のように、スリーブ12は一つの部材からなり、
また、スラストプレート15の下面と対向してスラスト
流体軸受Sを形成する部材がスリーブ12と別体となっ
ているような構成でも、全く差し支えないことは勿論で
ある。さらに、この実施形態のスピンドルモータによれ
ば、スラストプレート15の厚さを1.5mm以下と薄
くしてあるため、装置全体の高さが限定されているにも
かかわらずラジアル流体軸受R,R間の軸受スパンを大
きくすることができて、モーメント負荷能力が高い。ま
た、スラストプレート15をねじ止め構造にしたため、
耐衝撃性が大きい。かつ、スラストプレート15の動圧
発生用の溝がコイニング加工により刻設されるため、低
コストである。しかも、スラストプレート15の動圧発
生用の溝の深さを12μm以下としたため、コイニング
加工時の据え込み量が少なくてよく、溝深さのばらつき
を4μm以下に抑制できるから、良好な流体軸受性能が
得られる。
【0055】なお、本実施形態は本発明の一例を示した
ものであって、本発明は本実施形態に限定されるもので
はない。例えば、流体軸受の構造,空気抜き穴23の構
造や貫通穴26の構造及び有無, 動圧発生用の溝パター
ン,スピンドルモータの細部の構造等に関しては、本実
施形態に限定されるものではなく、必要に応じて適宜に
変更可能である。
【0056】また、本実施形態はスリーブ固定,軸回転
タイプのスピンドルモータを例示して説明したが、スリ
ーブ回転,軸固定タイプのものにも本発明を効果的に適
用できる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の流体軸受装置
は、限られた高さ寸法においても揺動時等のモーメント
荷重に対する負荷能力が高く、また、低コストで動作の
信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体軸受装置の一実施形態である
スピンドルモータの構成を示す縦断面図である。
【図2】従来のスピンドルモータの構成を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
12 スリーブ 12A 内スリーブ 12B 外スリーブ 12Bb 底板 13 軸 13c ねじ穴 15 スラストプレート 15b 貫通穴 20 止めねじ 30 接合部 R ラジアル流体軸受 S スラスト流体軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 幸雄 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 萩原 信行 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA01 AA20 BA06 CA03 DA02 JA02 KA02 KA03 MA02 MA12 MA21 PA02 QA01 RA03 SB02 SB03 3J017 AA02 AA03 AA10 CA03 CA06 DA01 DB01 DB07 HA01 5H607 BB01 BB07 BB14 BB17 BB25 CC09 DD04 DD14 DD15 FF12 GG01 GG03 GG09 GG12 JJ05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にスラストプレートを有する軸と、
    該軸にラジアル流体軸受すきまを介して対向するスリー
    ブと、を備え、前記スラストプレートの少なくとも一方
    の平面とこれに対向する相手部材との間にスラスト流体
    軸受が設けられた流体軸受装置において、前記軸は中空
    状であり、前記スラストプレートは、前記軸の一端に設
    けた凸状又は凹状の接合部により前記軸に対して同軸に
    案内された上、前記軸を貫通するねじ穴にねじ止めによ
    り固着されていることを特徴とする流体軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記ねじ穴は、磁気ディスク等の搭載物
    をねじ止めすることが可能となっていることを特徴とす
    る請求項1記載の流体軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記スラストプレートは中央部に貫通穴
    を有する厚さ1.5mm以下の円板状で、その両平面に
    深さ12μm以内の動圧発生用の溝が塑性加工であるコ
    イニング加工により刻設されていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の流体軸受装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004081400A1 (ja) * 2003-03-13 2004-09-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 流体軸受装置
KR101141332B1 (ko) 2010-08-05 2012-05-07 삼성전기주식회사 유체 동압 베어링 어셈블리
WO2020118769A1 (zh) * 2018-12-13 2020-06-18 歌尔股份有限公司 一种旋转电机

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KR101141332B1 (ko) 2010-08-05 2012-05-07 삼성전기주식회사 유체 동압 베어링 어셈블리
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