JP2002317634A - 建設機械の熱交換装置 - Google Patents

建設機械の熱交換装置

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JP2002317634A
JP2002317634A JP2001127282A JP2001127282A JP2002317634A JP 2002317634 A JP2002317634 A JP 2002317634A JP 2001127282 A JP2001127282 A JP 2001127282A JP 2001127282 A JP2001127282 A JP 2001127282A JP 2002317634 A JP2002317634 A JP 2002317634A
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンと熱交換器との間隔を短縮しても、
熱交換器における冷却効率を低下させたり、また車両の
振動時に熱交換装置を構成する各部が干渉し合って損傷
等が発生するおそれをなくし、エンジンルームのコンパ
クト化を図る。 【解決手段】 冷却ファン24を囲繞するように設けた
ベルマウスリング26と、熱交換器22に連結したシュ
ラウド25の隔壁止着用凹溝30とをオーバーラップす
る位置に配置し、その間の隙間を弾性隔壁27で覆うよ
うにする。隔壁止着用凹溝30の底面部30aに連結し
て設けた立壁部30cのうち、ベルマウスリング26を
支持するために、エンジン20に連結した取付ブラケッ
ト28と対面する位置に切り欠き部35を形成して、立
壁部30cが取付ブラケット28のベルマウスリング2
6を着脱可能に支持する取付ボルト32のボルト頭32
aと干渉しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷式エンジンを
搭載した建設機械において、このエンジンに付設され、
ラジエータ等からなる建設機械の熱交換装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】建設機械として、例えば油圧ショベル
は、油圧モータ及び油圧シリンダからなる油圧アクチュ
エータが複数設けられており、これらの油圧アクチュエ
ータによって、車両の走行、上部旋回体の旋回及び掘削
手段等のフロント作業手段の駆動が行われる。油圧アク
チュエータに圧油を供給するために、油圧ショベルには
油圧ポンプが搭載されるが、油圧ポンプはエンジンによ
って駆動される。従って、エンジンと油圧ポンプとをユ
ニット化して、上部旋回体のエンジンルーム内に設置さ
れる。
【0003】エンジンの過熱を防止するために、水冷式
によりエンジンを冷却するようにしている。このため
に、ラジエータが設けられ、エンジンにより加熱された
エンジン冷却水を冷却風と熱交換するようになし、もっ
てエンジンのヒートバランスを取るようにしている。従
って、ラジエータには冷却風を流通させる必要がある。
このために、エンジンを駆動源とする冷却ファンを設け
て、この冷却ファンによる冷却風の流路にラジエータが
設置される。ラジエータは熱交換器であり、油圧ショベ
ルには、このラジエータの他にも、例えば油圧アクチュ
エータからの戻り油を冷却するオイルクーラが設置さ
れ、さらにターボチャージャ機構を有するエンジンにあ
っては、過給空気を冷却するインタクーラも設けられ
る。これら各種の熱交換器のうち、少なくともラジエー
タはエンジンを駆動源とする冷却ファンにより冷却され
る。また、この冷却ファンによってラジエータ以外の熱
交換器を冷却する場合には、冷却ファンによる冷却風の
流路に対して、各熱交換器を直列に配置する構成とする
のが一般的である。
【0004】そこで、従来から用いられている熱交換装
置が装着されているエンジンルームの内部構造を図10
に示す。図中において、1L,1Rは油圧ショベルの下
部走行体(図示せず)に対して旋回可能な上部旋回体を
構成する左右のメインフレームであって、このメインフ
レーム1L,1R上に側部カバー2L,2R、下部カバ
ー3及び上部カバー4により囲まれた空間が形成されて
おり、この空間がエンジンルーム5である。
【0005】エンジンルーム5内にはその概略中央位置
にエンジン10が設置されている。エンジン10はメイ
ンフレーム1L,1R上に防振支持装置11を介して取
り付けられている。エンジン10には、油圧ポンプ12
が接続して設けられている。この油圧ポンプ12は、エ
ンジンルーム5内において、側部カバー2L側に配置さ
れている。また、エンジン10と、側部カバー2Rとの
間には、所定のスペースが設けられており、このスペー
ス内に熱交換器13が設置される。ここで、熱交換器1
3は、ラジエータ単独、またはラジエータと直列にオイ
ルクーラやインタクーラ等、他の種類の熱交換器を配置
したもので構成される。そして、エンジン10における
熱交換器13と対面する側には冷却ファン14が連結し
て設けられている。この冷却ファン14は、その回転軸
14aがエンジン10により回転駆動されるようになっ
ている。
【0006】冷却ファン14は吸い込みファンであり、
側部カバー2Rには、ルーバ,パンチ孔等で形成された
外気取り入れ部が形成されており、外気は図中に矢印で
示した方向に流れるようになっており、吸い込まれた外
気が熱交換器13の内部を通過する間に、この熱交換器
13内の被冷却流体(エンジン冷却水等)と熱交換され
ることになる。ここで、外気取り入れ部と熱交換器13
との間をある程度離した方が熱交換器13への冷却風の
回りが良くなる。そこで、熱交換器13と側部カバー2
Rとの間に距離を置くようになし、この間のスペースを
バッテリ15の設置スペースとして利用している。
【0007】吸い込みファンである冷却ファン14によ
る熱交換器13への冷却風の供給を効率的に行うため
に、冷却ファン14と熱交換器13との間における冷却
風の流路を覆う機構が設けられる。図中において、符号
16で示したシュラウドがそれである。シュラウド16
は熱交換器13における熱交換部を覆うボックス形状の
部材であり、このシュラウド16は熱交換器13から冷
却ファン14の取付部側に向けて張り出すようにして装
着されている。そして、このシュラウド16の端部に
は、冷却ファン14における羽根の回転半径より大きい
半径を有する円形の開口が形成されている。
【0008】熱交換器13はメインフレーム1L,1R
に連設した下部カバー3上に設置されており、下部カバ
ー3に対しては格別防振支持をさせていない。一方、既
に説明したように、エンジン10は防振支持装置11を
介してメインフレーム1L,1R上に装着されている。
従って、油圧ショベルの作動中に生じる振動により冷却
ファン14がシュラウド16と衝突しないように保持す
る必要がある。このために、冷却ファン14とシュラウ
ド16とは位置的に切り離して設ける。そして、冷却フ
ァン14の回転軌跡を囲繞するようにベルマウスリング
17を装着し、このベルマウスリング17をエンジン1
0に連結・支持させるように構成する。これによって、
エンジン10が振動した時には、冷却ファン14とベル
マウスリング17とが実質的に同期して動くことから、
冷却ファン14とベルマウスリング17との径差を小さ
くすることができ、冷却ファン14の外周側の隙間を最
小限に抑制できる。また、エンジン10側のベルマウス
リング17と、熱交換器13側のシュラウド16との間
をゴム等からなる弾性隔壁18で連結する。これによっ
て、車両の振動により相互に異なる動きをするシュラウ
ド16とベルマウスリング17とが衝突することがな
く、しかも冷却ファン14の流路の周囲を完全に覆える
ようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンル
ームは、上部旋回体の幅方向の全長の及ぶスペースを有
するものである。従って、上部旋回体の幅方向の寸法を
コンパクト化しようとすると、このエンジンルームの全
長を短縮しなければならない。特に、近年における都市
土木等に使用される油圧ショベルは小旋回型のものとす
る関係から、たとえ僅かであっても、上部旋回体の幅方
向の寸法を短縮できれば、その分だけ旋回半径も小さく
できるので有利である。ここで、前述した従来技術のも
のにあっては、熱交換器側に装着したシュラウドと、エ
ンジン側に固定したベルマウスリングとを、車両の振動
発生時に生じる熱交換器とエンジンとの動きの差を考慮
して、その分だけ相互に離間させるように構成している
ことから、エンジンに連結して設けた冷却ファンと熱交
換器との間の間隔が広くなり、この間隔を設ける分だけ
エンジンルームの全長が大きくなり、ひいては小旋回化
に対する制限要因となるという問題点がある。
【0010】本発明は前述した従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、エ
ンジンと熱交換器との間隔を短縮しても、熱交換器にお
ける冷却効率を低下させたり、また車両の振動時に熱交
換装置を構成する各部が干渉し合って損傷等が発生する
おそれをなくし、もってエンジンルームのコンパクト化
が図れるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、エンジンにより回転駆動される冷却
ファンと、この冷却ファンからの冷却風の流路に配設し
た熱交換器とを有し、前記冷却ファンからの冷却風の流
路の周囲を覆うようにした建設機械の熱交換装置であっ
て、前記エンジンに複数の取付ブラケットを設けて、こ
れらの取付ブラケットにボルトで固定され、前記冷却フ
ァンの羽根の外周部を囲繞するように装着されるベルマ
ウスリングと、前記熱交換器の前記エンジンに対面する
側に連結して設けられ、前記ベルマウスリングの延長部
の位置に円形の開口を形成したシュラウドと、これらベ
ルマウスリングの外周部とシュラウドの内周部との間に
架設され、その間の隙間を塞ぐ弾性隔壁とを備え、前記
弾性隔壁を前記シュラウド側に固定するために、このシ
ュラウドの内周縁部に円環状の隔壁止着用凹溝を形成
し、前記隔壁止着用凹溝を形成する内側立壁のうち、少
なくとも前記取付ブラケットのボルト止着部に対面する
位置には切り欠き部を形成する構成としたことをその特
徴とするものである。
【0012】ここで、エンジンは防振支持装置上に装着
されるが、防振支持装置としては、エンジンの振動吸収
範囲を規制するストッパ付きのものとするのが望まし
い。これによって、ブラケットのボルトの動きは防振支
持装置のストッパにより規制されることになる。シュラ
ウドに設けた隔壁止着用凹溝には、切り欠き部により立
壁が取り除かれた部位があり、この部位にボルトが対面
しているが、ボルトとシュラウドとの位置関係は、前述
したように、防振支持装置のストッパにより規制された
動きをするボルトがシュラウドを構成するいずれの部位
に接触しないことを条件として、できるだけ相互に近接
した位置に配置する。また、弾性隔壁のシュラウドにお
ける隔壁止着用凹溝への固定部は、この隔壁止着用凹溝
の溝底への当接部と、内側立壁に対する乗り越えるため
の膨出部とを備え、当接部の外周面を弾性を有する止着
バンドにより着脱可能に止着する構成とすることができ
る。そして、切り欠き部の位置では、弾性隔壁を非膨出
構造とすることによって、ボルトの延長線位置を開放す
るのが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の一形態について説明する。まず、図1において、2
0はエンジン、21は熱交換装置であり、熱交換装置2
1は熱交換器22と、この熱交換器22に冷却風を流通
させる冷却手段23とを含むものである。ここで、図示
した熱交換器22は冷却手段23に近い側から順にラジ
エータ22aとオイルクーラ22bと直列に並べたもの
から構成される。なお、熱交換器としては、少なくとも
ラジエータを含んでおれば良く、またラジエータ,オイ
ルクーラに加えてインタクーラ等、他の熱交換器を設け
るように構成することもできる。
【0014】次に、図2は熱交換装置21を図1の矢印
F方向から見た図であり、図3は図2のA−A位置の、
また図4は図2のB−B位置における断面図である。図
2には、仮想線Pで冷却ファン24の先端部の回転軌跡
が示されている。ここで、図2においては1枚の羽根を
示したが、羽根は少なくとも4枚乃至それ以上の枚数設
けられる。そして、冷却ファン24はエンジン20によ
り回転駆動されるものである。
【0015】図3及び図4には冷却ファン24による冷
却風の流路の周囲を覆う機構が示されている。即ち、こ
れらの図に示したように、シュラウド25及びベルマウ
スリング26であり、またこれらシュラウド25とベル
マウスリング26とを連結するゴム等からなる弾性隔壁
27を含むものである。シュラウド25は、熱交換器2
2に連結したボックス形状の覆いであり、熱交換器22
に連結した枠状部25aと、熱交換器22から所定の間
隔を置いた位置に形成した端壁25bとから構成され、
この端壁25bには円形の開口部が形成されている。ま
た、ベルマウスリング26は、エンジン20側から張り
出すように設けた3箇所の取付ブラケット28に連結・
支持された円環状の部材であって、その断面は凹円弧形
状となっている。そして、冷却ファン24の回転軌跡P
は、ベルマウスリング26の最小径部26a、つまり凹
円弧形状の底部の円より僅かに小さい円を形成してい
る。これによって、ベルマウスリング26と冷却ファン
24との間の隙間Dを最小限なものとしている。
【0016】弾性隔壁27は、ベルマウスリング26へ
の固着部27aと、シュラウド25側に着脱可能に連結
される連結部27bと、これら固着部27aと連結部2
7bとの間に形成した隔壁本体部27cとから構成され
る。弾性隔壁27の固着部27aは断面が概略三角形の
形状をしており、ベルマウスリング26の外周壁のう
ち、エンジン20に近い側の壁面に溶接等の手段で固着
した止着部材29に嵌め込みあるいは接着等の手段で固
着して設けられている。従って、この止着部材29はリ
ング状の部材であり、その断面は概略V字形状となって
いる。一方、弾性隔壁27における連結部27bは、シ
ュラウド25の端壁25bの開口部に連設した円環状に
形成した隔壁止着用凹溝30に弾性を有する止着バンド
31によって着脱可能に固定されるようになっている。
隔壁止着用凹溝30は所定幅を有する底面部30aと、
この底面部30aの両端から立ち上がる立壁30b,3
0cとからなり、円環状の凹溝を形成する樋状の部材で
ある。そして、この隔壁止着用凹溝30の立壁部30b
がシュラウド25の端壁25bの開口部を構成する端面
に連結して設けられている。なお、隔壁止着用凹溝30
はシュラウド25の端壁25bと一体に形成する構成と
することもできる。
【0017】止着部材29を固着して設けたベルマウス
リング26は、エンジン20に連結して設けた複数箇所
の取付ブラケット28に支持されている。本実施の形態
では、取付ブラケット28は3箇所設けるようにしてい
るが、取付ブラケット28はベルマウスリング26を固
定的に保持するためのものであるから、必ずしも3箇所
に限定されるものではない。取付ブラケット28による
ベルマウスリング26の取付構造は、図4と、図5及び
図6とに示されている。これらの図から明らかなよう
に、取付ブラケット28には取付ボルト32が取り付け
られており、この取付ボルト32の頭部32aはシュラ
ウド25側を向いている。そして、ボルト32におい
て、その頭部32aと取付ブラケット28との間の位置
にホルダ33が固定的に保持されている。ホルダ33は
好ましくはゴム等の弾性部材からなり、このホルダ33
には取付板34が取り付けられている。この取付板34
の端部は概略L字状に曲成されており、この曲成部がベ
ルマウスリング26に連結した止着部材29に固着して
設けられている。これによって、ベルマウスリング26
は止着部材29を介して3点でエンジン20に連結した
取付ブラケット28に支持され、取付ボルト28を取り
外すことによって、ベルマウスリング26は取付ブラケ
ット28から分離できる構成となっている。
【0018】エンジン20と熱交換装置21との間の間
隔を最小限にするために、冷却手段23の冷却ファン2
4による冷却風の流路の外周を覆う機構として設けられ
るシュラウド25とベルマウスリング26とは、相互に
オーバーラップする位置に配設されており、より具体的
に言えば、シュラウド25の端壁25bに連結して設け
た隔壁止着用凹溝30はベルマウスリング26の最小径
部26aに対応する位置の近傍に配置されている。
【0019】シュラウド25及びベルマウスリング26
は共に金属等の剛体で構成されており、しかもシュラウ
ド25は熱交換器22に連結され、またベルマウスリン
グ26はエンジン20に支持されている。熱交換器22
とエンジン20とはそれぞれ独立して上部旋回体に設置
されており、しかもエンジン20は防振支持装置を介し
て上部旋回体に防振支持されている。油圧ショベルが土
砂の掘削等の作業を行う際には、上部旋回体が大きく振
動する。この上部旋回体の振動時には、エンジン20と
熱交換器22及びそれらに連結したシュラウド25とベ
ルマウスリング26とは、相互に異なる動きをする。シ
ュラウド25とベルマウスリング26とをオーバーラッ
プさせているので、この振動時に両者が干渉したり衝突
したりしないような位置関係としなければならない。
【0020】ところで、エンジン20の防振支持装置と
しては、様々なタイプのものがあるが、振動の吸収を行
う部材として、少なくとも一部にゴム等の弾性体が用い
られる。この弾性体が弾性限界以上に変形すると、弾性
体が破損する等の不都合が生じる。このために、弾性体
が弾性限界を越えて変形しないように規制するために、
ストッパ機構を設けたものが広く用いられている。この
ストッパ機構付きの防振支持装置の一例を図7に示す。
【0021】この図7から明らかなように、防振支持装
置40は、上部旋回体41のメインフレームに溶接等の
手段で固着して設けた支持ブラケット42に取り付けら
れるようになっている。この防振支持装置40を支持ブ
ラケット42に装着するために、支持ブラケット42に
は開口43が設けられている。また、エンジン20には
張り出し部44が設けられ、この張り出し部44にはボ
ルト挿通孔45が上下方向に貫通するように設けられ、
このボルト挿通孔45内に通しボルト46を挿通させ
て、この通しボルト46を防振支持装置40を貫通させ
るようにして、ナット46aを締め付けるようにしてい
る。これによって、エンジン20は、通しボルト46に
より、防振支持装置40を介して上部旋回体の支持ブラ
ケット42に支持される。
【0022】防振支持装置40は、上下一対からなるラ
バーマウント47を有する。これらラバーマウント47
は中央に上下に貫通する透孔を設けたほぼ裁頭円錐形状
をしたゴム等の弾性部材48を有し、この弾性部材48
の透孔に金属パイプ49を挿通して、接着・加硫等の手
段で固着される。また、この弾性部材48の大径側の外
周から所定の範囲にわたっては、略円環状の金属板体か
らなるフランジ50を固着している。そして、このフラ
ンジ50の内周側はラバーマウント47への固着部とは
反対方向に略90°曲折した曲折部50aとなってい
る。
【0023】以上のように構成されるラバーマウント4
7は一対用い、それらを相対向する状態に配設して、そ
れらのフランジ50を支持ブラケット42及びこの支持
ブラケット42に重ね合わせて固定した間隔保持板42
aに当接させ、かつ曲折部50aを開口43の内周壁に
当接させ、弾性部材48は支持ブラケット42に対して
非当接状態にして組み込まれる。そして、エンジン20
の張り出し部44に設けたボルト挿通孔45に挿通させ
た通しボルト46を、このようにして組む込んだ上下の
ラバーマウント47における金属パイプ49内に挿通さ
せて、支持ブラケット42の下方に延在させて、この通
しボルト46の先端にナット46aを螺合させ、両ラバ
ーマウント47の端面が当接する状態にまで締め込む。
【0024】ラバーマウント47の弾性部材48は圧縮
状態にして組み付けられ、この弾性部材48の圧縮によ
り所定のばね力を持たせ、もってこの予圧縮状態により
防振支持装置40に所定のばね定数を持たせて、ラバー
マウント47の圧縮によるばね力の増大により振動エネ
ルギを吸収する機能が発揮され、上部旋回体41側の振
動がエンジン20に伝わるのを抑制するようにしてい
る。弾性部材48の弾性限界を越えるような極めて大き
な振動荷重が作用すると、弾性部材48に亀裂が入った
り、割れが生じる等の損傷が生じる。このような事態が
発生するのを防止するために、ラバーマウント47の弾
性部材48が弾性限界乃至それに近い状態にまで圧縮さ
れないようにするために、ラバーマウント47の圧縮量
を規制するストッパ機構が設けられ、それ以上の動きを
強制的に規制する構成としている。このために、上下の
ラバーマウント47にはストッパ51が装着されてお
り、これら両ストッパ51はその外周側が曲折された作
動部51aとなっており、この作動部51aの端面は支
持ブラケット42及び間隔保持板42aに対して所定の
間隔を持った状態に配置されている。従って、ラバーマ
ウント47の弾性部材48における圧縮量はこの間隔分
に制限され、ストッパ51が支持ブラケット42または
間隔保持板42aに当接した時に、弾性部材48はそれ
以上圧縮されることはない。。つまり、この間の間隔が
振動吸収時に可能な圧縮量となる。
【0025】従って、弾性部材48の圧縮量が弾性限界
を越えるような荷重が作用した時には、防振支持装置4
0はその本来の機能を発揮しなくなる結果、エンジン2
0は上部旋回体41に対して実質的に剛体的な関係とな
る。要するに、上部旋回体41の振動時に、防振支持装
置40に装着されたエンジン20は、ストッパ51より
規制された範囲内では、上部旋回体41に直結されてい
る熱交換器22とは異なる動きをし、ストッパ51が支
持ブラケット42及び間隔保持板42aに当接すること
により防振支持機能が失われると、エンジン20は熱交
換器22と実質的に同じ動きをすることになる。そこ
で、以下の説明においては、防振支持装置40における
ストッパ51による規制以下の振動が作用している時に
おけるエンジン20と熱交換器22との相対的な動き範
囲を非同期的な動き範囲、またストッパ51が作動した
後におけるエンジン20と熱交換器22との相対的な動
き範囲を同期的な動き範囲となる。
【0026】以上のことから、シュラウド25とベルマ
ウスリング26との相対位置関係としては、前述した防
振支持装置40が機能している状態での相対的な動きに
より相互に干渉しない位置関係、つまり非同期的な動き
範囲ではシュラウド25側を構成するいずれかの部位
と、ベルマウスリング26側を構成するいずれかの部位
との間が当ることがない位置関係とする。そこで、図8
において、シュラウド25側とベルマウスリング26側
との間におけるY方向、つまり垂直方向と、X方向、つ
まり水平方向との非同期的な動き範囲を示す。なお、図
8においては、説明の都合上、ベルマウスリング26及
びその取付ブラケット28を固定し、これに対するシュ
ラウド25側の相対的な動き範囲を示す。
【0027】而して、図8において、振動が作用してい
ない状態における両部材を実線で示す。Y方向におい
て、シュラウド25側とベルマウスリング26側との間
で最も近接しているのは、シュラウド25側における隔
壁止着用凹溝30の底面部30aと、ベルマウスリング
26の外面であり、このベルマウスリング26は凹円弧
状となり、その中央部が最小径部26aとなっている。
従って、隔壁止着用凹溝30をこの最小径部26aの上
部に配置しえいると、その間の間隔SYが最小の間隔で
ある。従って、この間の間隔SYをY方向の非同期的な
動き範囲以上とする。これによって、シュラウド25に
設けた隔壁止着用凹溝30をベルマウスリング26とオ
ーバーラップした位置に配置することができるようにな
る結果、熱交換器22をエンジン20に近接した位置に
配置できる。なお、エンジン20と熱交換器22とが同
期的な動き範囲の状態になっても、シュラウド25側と
ベルマウスリング26側とで完全に同期的な動きをする
訳ではないので、間隔SYはY方向の非同期的な動き範
囲より多少大きくする。この間隔SYが多少大きくなっ
ても、その間は弾性隔壁27で覆われているので、冷却
風の流路を乱す隙間が生じるようなことはない。
【0028】一方、X方向において、シュラウド25側
とベルマウスリング26側との各部のうち、最も近接し
ているのは、取付ブラケット28に装着した取付ボルト
32の頭部32aと、シュラウド25に連結した隔壁止
着用凹溝30における立壁部30cとの間隔Sxが最小
の間隔となる。従って、シュラウド25側とベルマウス
リング26側とが干渉しないようにするには、この間隔
SxをX方向の非同期的な動き範囲より大きくする必要
がある。
【0029】ところで、隔壁止着用凹溝30に立壁部3
0cを設けたのは、この隔壁止着用凹溝30に着脱可能
に設けられる弾性隔壁27の連結部27bを固定するた
めである。この連結部27bは止着バンド31で固定さ
れることから、止着バンド31が隔壁止着用凹溝30か
ら逸脱しないように保持されておれば良い。一方、取付
ブラケット28は隔壁止着用凹溝30の円周方向におい
て複数箇所(本実施の形態では3箇所)設けられている
に過ぎないから、この取付ブラケット28に対面する位
置において、隔壁止着用凹溝30における立壁部30c
を切り欠いたとしても、止着バンド31の保持機能を格
別損なうおそれはない。
【0030】以上のことから、隔壁止着用凹溝30にお
けるエンジン20と対面する側の立壁部30cのうち、
少なくとも取付ボルト32の頭部32aと対面する位
置、好ましくは取付ブラケット28と対面する位置に、
図4乃至図6に示したように、切り欠き部35を形成し
ている。これによって、X方向におけるシュラウド25
側とベルマウスリング26側との各部のうち、最も近接
しているのは、取付ボルト32に取り付けたホルダ33
と隔壁止着用凹溝30の底面部30aの端面との間隔S
Xとなる。つまり、この間の間隔SXをX方向の非同期
的な動き範囲より僅かに広い間隔とすれば良いというこ
とになる。これによって、熱交換器22はさらにエンジ
ン20に近接させることができる。その結果、エンジン
20を含む各種の部材なり機器なりを収容するエンジン
ルームをコンパクト化することができるようになり、上
部旋回体の幅方向の寸法を短縮できることになる。そし
て、上部旋回体の幅寸法を短縮できると、輸送時におけ
る車幅の短縮が図られ、トレーラ等による円滑な輸送が
可能となる。また、上部旋回体の幅寸法が小さくなる
と、小旋回化が可能になり、都市土木等における交通制
限の緩和に資するところが大となる。
【0031】ところで、取付ボルト32の頭部32aと
隔壁止着用凹溝30の立壁部30bとの間隔SXは、前
述したようにX方向の非同期的な動き範囲に規制される
が、熱交換装置21の組み立て性、及び熱交換装置21
やエンジン20のメンテナンス性等を考慮すれば、さら
に取付ボルト32の取付ブラケット28への着脱を容易
にする必要がある。つまり、取付ボルト32の頭部32
aと隔壁止着用凹溝30の立壁部30bとの間に取付ボ
ルト32を取り外せるだけのスペースを確保しなければ
ならない。従って、非同期的な動き範囲における各部の
干渉防止という観点のみからは、間隔SXをこの非同期
的な動き範囲を基準にして設定できるが、取付ボルト3
2の着脱という点を勘案すると、この間隔SXより多少
広い間隔とする必要がある場合もある。
【0032】さらに、弾性隔壁27は連結部27bから
隔壁本体部27cを真直ぐ下方に延在させるのではな
く、隔壁止着用凹溝30の立壁部30cを乗り越えるた
めに、一度立壁部30cの端部に向けて膨出させなけれ
ばならない。つまり、連結部27bと隔壁本体部27c
との間には、立壁部30cへの乗り越え部27dを形成
する必要がある。取付ボルト32の頭部32aの延長線
位置に、乗り越え部27dが設けられていると、この乗
り越え部27dは弾性部材であるから弾性変形させた状
態で取付ボルト32を着脱することも不可能ではない
が、その操作が面倒になる。
【0033】ここで、取付ボルト32と対面する位置で
は、隔壁止着用凹溝30の立壁部30cの切り欠き部3
5が設けられていることから、乗り越え部27dを設け
なくても良い。そこで、図9に示したように、弾性隔壁
27のうち、切り欠き部35の位置では乗り越え部27
dを設けず、窪み部36を形成して、非膨出構造として
いる。これによって、取付ボルト32の延長線位置には
それを着脱する際における障害物が存在しなくなるの
で、この取付ボルト32の着脱が容易になり、組み付け
性及びメンテナンス性を向上させることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、エ
ンジンと熱交換器との間隔を短縮しても、熱交換器にお
ける冷却効率を低下させたり、また車両の振動時に熱交
換装置を構成する各部が干渉し合って損傷等が発生する
おそれをなくし、もってエンジンルームのコンパクト化
が図れる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す熱交換装置をエン
ジンと共に示す外観斜視図である。
【図2】熱交換装置を示す図1の矢示F方向から見た図
である。
【図3】図2のA−A位置の断面図である。
【図4】図2のB−B位置の断面図である。
【図5】弾性隔壁を取り除いて示す図4の平面図であ
る。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】エンジンの防振支持装置の断面図である。
【図8】シュラウド側とベルマウスリング側との間の非
同期的な動き範囲を示す作用説明図である。
【図9】弾性隔壁の要部断面図である。
【図10】従来技術によるエンジンルームの内部構造を
示す説明図である。
【符号の説明】
20 エンジン 21 熱交換装置 22 熱交換器 23 冷却手段 24 冷却ファン 25 シュラウド 25b 端壁 26 ベルマウスリング 26a 最小径部 27 弾性隔壁 28 取付ブラケット 30 隔壁止着用凹溝 31 止着バンド 32 取付ボルト 33 ホルダ 35 切り欠き部 36 窪み部 40 防振支持装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより回転駆動される冷却ファ
    ンと、この冷却ファンからの冷却風の流路に配設した熱
    交換器とを有し、前記冷却ファンからの冷却風の流路の
    周囲を覆うようにした建設機械の熱交換装置において、 前記エンジンに複数の取付ブラケットを設けて、これら
    の取付ブラケットにボルトで固定され、前記冷却ファン
    の羽根の外周部を囲繞するように装着されるベルマウス
    リングと、 前記熱交換器の前記エンジンに対面する側に連結して設
    けられ、前記ベルマウスリングの延長部の位置に円形の
    開口を形成したシュラウドと、 これらベルマウスリングの外周部とシュラウドの内周部
    との間に架設され、その間の隙間を塞ぐ弾性隔壁とを備
    え、 前記弾性隔壁を前記シュラウド側に固定するために、こ
    のシュラウドの内周縁部に円環状の隔壁止着用凹溝を形
    成し、 前記隔壁止着用凹溝を形成する内側立壁のうち、少なく
    とも前記取付ブラケットのボルト止着部に対面する位置
    には切り欠き部を形成する構成としたことを特徴とする
    建設機械の熱交換装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンは、ストッパ機構付きの防
    振支持装置に装着され、この防振支持装置のストッパに
    より規制される前記ブラケットから突出するボルトの動
    きが前記シュラウドと干渉しない範囲であって、前記切
    り欠き部により立壁が取り除かれた隔壁止着用凹溝を前
    記ボルトに近接する位置に配置する構成としたことを特
    徴とする請求項1記載の建設機械の熱交換装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性隔壁の前記シュラウドにおける
    前記隔壁止着用凹溝に固定するために、この弾性隔壁に
    は隔壁止着用凹溝の溝底に当接する連結部と、前記内側
    立壁を乗り越えるための膨出部とを備え、前記連結部の
    外周面を弾性を有する止着バンドにより着脱可能に止着
    する構成となし、前記切り欠き部の位置は前記弾性隔壁
    を非膨出構造とすることによって、前記ボルトの延長線
    位置を開放する構成としたことを特徴とする請求項1記
    載の建設機械の熱交換装置。
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WO2020059583A1 (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 いすゞ自動車株式会社 ベルマウスの取付構造

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CN112739895A (zh) * 2018-09-20 2021-04-30 五十铃自动车株式会社 喇叭口的安装结构

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