JP2002317538A - 屋根外断熱気道工法。 - Google Patents

屋根外断熱気道工法。

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JP2002317538A
JP2002317538A JP2001402609A JP2001402609A JP2002317538A JP 2002317538 A JP2002317538 A JP 2002317538A JP 2001402609 A JP2001402609 A JP 2001402609A JP 2001402609 A JP2001402609 A JP 2001402609A JP 2002317538 A JP2002317538 A JP 2002317538A
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roof
airway
ridge
outside
eaves
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JP2001402609A
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English (en)
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Sumikazu Uno
澄一 宇野
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Nissho Industry Co Ltd
Original Assignee
Nissho Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に木造建築物の屋根断熱の施工に於い
て、屋根面外側で断熱する事で、現場作業精度及び作業
能率の向上と、屋根に於ける断熱と結露防止、雨漏れ時
の防水効果を得る。 【解決手段】 屋根野地板の上より施設する、屋根気道
1、を構成して外気の流通を行い、屋根裏での結露を防
止する、又屋根気道内の温度の上昇を外気の流通により
押さえる効果が生まれ、断熱ボード5、と合わせて断熱
する、断熱ボードに防水を施す事で、屋根葺き材よりの
雨漏りを受け止めて、軒先吸気孔より排出する事で、室
内への漏水を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に木造建築物に
於いて、省エネルギー住宅等断熱に関わる屋根の外断熱
と結露防止で、雨漏りにも対応出来る外断熱気道工法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の木造建築に於いては、建物内側よ
り屋根にあっては母屋、たる木、等の凹凸のある屋根野
地板内側より断熱材を取付ける工法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】木造建築で建物内側よ
り断熱施設が行なわれる為、屋根にあっては母屋、たる
木等の凹凸部で断熱材を取付ける事となり、作業の正確
性や施工能率の上からも不経済である又外部仕上げ材を
通して湿気が入る場合は、気密層材を室内側より施設し
ても屋根裏の湿りや結露は防げない、屋根棟外部に排気
金物を設けて排気する場合、積雪時に排気孔が雪で塞が
り排気不能となる、屋根葺き材からの漏水時は、直接室
内に入り雨漏りとなる、以上の様な問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】屋根野地板の上に施設す
る事で、断熱ボードと断熱ボードの上から取付けた、気
道たる木、浮かし野地板、で構成した屋根気道により軒
先吸気金物から取り入れた外気を、棟気道を通して外壁
棟下に設けた換気口により、外部に排気する、特徴を持
った、屋根外断熱気道工法を提供するものである。
【0005】積雪地域外に於いて、棟気道を設けずに屋
根気道より直接、棟排気金物で、外部に排気する特徴を
持った、屋根断熱気道工法を提供するものである。
【0006】屋根野地板の上に取付けた断熱ボードと気
道たる木の取合にシーリングを行い断熱ボード面と気道
たる木、立ち上がり側面に同時に塗膜防水を施す事で、
屋根葺き材からの漏水を受け止め、軒先吸気金物より排
出する事が出来、室内への漏水が防げる、屋根葺き材の
漏水箇所の発見が容易になる。
【0007】断熱ボード面の防水に於いて、浮かし野地
板の取付けに先行して、断熱ボードと気道たる木の表面
より、防水シートを下地形状になじませて敷設し、気道
たる木上面で仮止めして、浮かし野地板の取付けと合わ
せて定着し防水を完了する、防水シートによる防水。
【0008】軒先に取付けた軒先吸気金物より、吸気さ
れた外気が屋根気道を通り屋根棟下部に設けた棟気道を
通過して、外壁棟下の換気口より排気する為、積雪時で
も排気孔が雪で塞がり排気不能となる支障がなく、積雪
地域でも外断熱気道工法が活用出来る、この場合、棟排
気金物が要らないので経済的である。
【0009】屋根外断熱気道工法の棟排気に於いて、積
雪地域外で屋根形状によって効果的に棟気道の配置が出
来ない時、屋根気道より直接外部に排気する場合、屋根
棟外部に屋根外断熱気道工法用に開発した、棟気道排気
金物を設けて排気する。
【0010】
【発明の実施形態】発明の実施の形態を実施例にもとづ
き図面を参照にして説明する。図1に於いて、軒先より
吸気した外気を屋根気道1を通し棟気道2より外壁軒下
に設けた図2及び図3に示す換気口より排気する、自然
排気方式で外気の流通が行なわれる事で、屋根気道内面
での結露を防ぎ、又日照で高温になった屋根気道内の外
気を建物外部に排気する事で、屋根気道内の温度の上昇
を押さえる事が出来、断熱ボード5と合わせて、屋根面
での外断熱が出来た。
【0011】図2に於ける屋根気道の構成にあたり、浮
かし野地板7を取付けるのに先行し断熱ボード5の上に
気道たる木6を断熱ボード押さえを兼ねて取付け、浮か
し野地板7の取付け下地を兼ね、取付けビスで屋根気道
たる木3に断熱ボードを貫通して堅固に取付ける、浮か
し野地板7を取付る前に、断熱ボード表面と気道たる木
立ち上がり側面に塗膜防水を施して、屋根葺き材からの
漏水を受け止める防水膜を作る事で、軒先吸気孔より排
水する事が出来、室内への直接雨漏りを防ぐ事が出来
た、又屋根葺き材からの漏水箇所を容易に見付ける事が
出来る。
【0012】図6は屋根面積が大きく、大きな排気能力
が必要な時は、棟気道ダクト11を棟下部に設けて屋根
気道を通って来た外気を取込み、外壁棟下下部に設けた
換気扇で外部に強制排気する事で、屋根気道内外気、の
充分な流通を得る事が出来た気道ダクトはカラー鉄板折
曲加工し、断熱の為に内部にウレタンを吹き付けて製作
し、たる木にビスにて取付け、たる木間の隙間は発砲ウ
レタンで製作したたる木面戸3で埋め、外気の天井裏へ
の進入を防ぐ事にした、又棟気道ダクト内部に温度セン
サーを設置して、電動換気扇と連動させて、設定温度を
40°Cに設定し、設定温度を越える範囲で自動的に排
気する、メンテナンスの事を考慮して、外側から取り外
し可能な状態に電動換気扇を取付けた、電動換気扇が作
動しない時の為に、隣に自然排気の出来る換気口を取付
ける事にした。
【0013】図7は棟気道を作れない壁付き片流れ屋根
で、軒先吸気金物9より流入した外気が、屋根気道1を
通り壁取合に取付けた、水切り兼用排気金物、壁付き水
切り笠木14、立ち上り水切り雨返し15、排気孔付き
アングル16、で構成した水切り兼用排気金物で、外部
に自然排気する事で、壁付き片流れ屋根の外断熱気道工
法を完成した。
【0014】図8は軒先吸気金物を気道たる木小口にビ
ス止めにて取り付ける、軒裏化粧仕上対応納めである、
図8に示す様に防虫を兼ね備えた櫛目状の吸気孔、巾
1、5mmを5mmピッチに作った軒先吸気金物で、防
虫金網を使わず簡潔に取付ける事が出来た。
【0015】図9は軒裏包み隠し仕上げ対応納め時の軒
先吸気金物で気道たる木取付けに先行して取付ける、図
9に示す様に防虫を兼ね備えた櫛目状の吸気孔、巾1、
5mmを5mmピッチに作った軒先吸気金物で、防虫金
網を使わず簡潔に取付ける事が出来た。
【0016】図10は片流れ屋根が、壁で止まる時の壁
取合部、水切り兼用排気金物14、15、16で、図示
防虫を兼ね備えた防虫アングルを取り付けて、屋根気道
かららの外気を排気した。
【0017】図11に於いては、積雪地域外に於いて充
分な棟気道を配置出来ない屋根形状の時、屋根棟外部に
取付ける外断熱気道工法用に開発した、棟排気金物で断
熱ボード5の上より、気道たる木取付けに先行して、化
粧棟板取付け受け金物18の付いた気道本体17を取付
ける、次に気道たる木、浮かし野地板、屋根葺き材の順
に施工を行い、屋根葺き完了後、気道本体との取合には
充分なシーリングを施し、雨水の進入を防ぐ、シーリン
グ完了後に気道本体に立ち上がり水切り雨返し15をタ
ッピングビスにて、気道本体に取付け固定し、ビス頭に
シーリングをする、以上の順序で作業を進め、最後に化
粧棟板19を化粧棟板取付け受け金物にはめ込み固定し
て、長手方向取合にシーリングを行い、棟排気金物を完
成した。
【0018】 ピッチに明けて排気する事にした。
【発明の効果】発明は以上説明した様に構成されている
ので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0019】屋根野地板の上に断熱ボードを施設する事
で建物外側での断熱が出来た、又断熱ボードに塗膜防水
を施す事で、屋根葺き材からの漏水時に漏水を受け止め
て、軒先吸気孔より排出する事が出来、室内への雨漏り
を防ぐ事が出来た。
【0020】屋根野地板の上に構成された屋根気道で外
気の流通が出来、屋根気道内部の結露防止と合わせて断
熱効果を向上させる事が出来た。
【0021】屋根棟下部に棟気道を設け、外壁軒下換気
口より排気する事で棟排気金物を無きす事が出来、経済
的である、又積雪時の排気障害も無くなった。
【0022】軒先吸気口に櫛目状に明けた吸気孔を持つ
軒先吸気金物で、防虫金網を使用せず防虫効果を持たせ
て簡潔に納める事が出来た。
【0023】積雪地域外に於いて、開発した棟排気金物
を取付ける事で、棟気道配置の困難な屋根形状の時で
も、屋根外断熱気道工法を活用する事が出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋根外断熱気道工法の断面図である。
【図2】塗膜防水を施した屋根気道構成の断面詳細図。
a−a断面である。
【図3】屋根外断熱気道工法の断面図である。
【図4】棟気道よりの建物外部への排気システム図であ
る。
【図5】棟気道よりの建物外部への排気システム図であ
る。
【図6】屋根外断熱に於ける木造建築物の棟裏気道ダク
トの断面図である。強制排気、自然排気併用。
【図7】壁付片流れ屋根外断熱気道工法の断面図であ
る。
【図8】軒裏化粧仕上げ対応の軒先吸気金物取り付け断
面図と姿図である。
【図9】軒裏包み隠し仕上げ対応の軒先吸気金物取り付
け断面図である。
【図10】壁取合水切り兼用排気金物断面と取付け図で
ある。
【図11】屋根外断熱気道工法の棟排気金物の取付け断
面詳細図である。
【図12】棟排気金物の気道本体の姿図である。
【符号の説明】
1 屋根気道 2 棟気道 3 たる木 4 野地板 5 断熱ボード 6 気道たる木 7 浮かし野地板 8 屋根葺き材 9、10 軒先吸気金物 11 棟気道ダクト 12 排気扇 13 たる木面戸 14 壁付き水切り笠木 15 立上り水切り雨返し 16 排気孔付アングル 17 棟排気金物の気道本体 18 棟排気金物の化粧棟板取付け受け金物 19 棟排気金物の化粧棟板 20 棟排気金物の水切り雨返し 21 棟排気金物の気道本体吸気孔 22 棟排気金物の気道本体排気孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根野地板(4)の上に設けた断熱ボー
    ド(5)と断熱ボードの上から取付けた気道たる木
    (6)浮かし野地板(7)で構成した屋根気道(1)に
    より軒先吸気金物(9、10)から取り入れた外気を、
    棟気道(2)を通して外壁棟下に設けた換気口又は屋根
    棟外部に設けた排気金物(17、18、19、20)に
    よって外部に排気する特徴を持った屋根断熱気道工法。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、防虫を兼ね備えた櫛
    目状の吸気孔のある軒先吸気金物(9、10)。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、軒先より取り入れた
    外気が屋根気道(1)を通り、屋根上に自然排気する棟
    排気金物(17、18、19、20)。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、軒先より取り入れた
    外気が流通する屋根気道(1)の構成にあたり、浮かし
    野地板(7)の取付けに先立ち断熱ボード(5)と気道
    たる木(6)の表面より防水を施設して、屋根葺き材か
    らの漏水を受け止めて、軒先吸気金物より排出する事が
    出来る屋根気道(1)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115199050A (zh) * 2022-06-27 2022-10-18 中国五冶集团有限公司 一种圆弧角的砌筑方法

Cited By (2)

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