JP2002315748A - 超音波診断装置用送信回路 - Google Patents

超音波診断装置用送信回路

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JP2002315748A
JP2002315748A JP2001125509A JP2001125509A JP2002315748A JP 2002315748 A JP2002315748 A JP 2002315748A JP 2001125509 A JP2001125509 A JP 2001125509A JP 2001125509 A JP2001125509 A JP 2001125509A JP 2002315748 A JP2002315748 A JP 2002315748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波診断装置用送信回路において、高調波
の発生を減らし、生体内あるいは造影剤から発生する高
調波を用いて得られる画像の画質の劣化をおさえること
ができる送信回路を実現すること。 【解決手段】 1次巻線の巻線数を2等分するセンター
タップを有するトランス7と、1次巻線の各端に1つず
つ接続された第1のスイッチ5と第2のスイッチ6と、
第1のスイッチ5と第2のスイッチ6とを介して1次巻
線に電気的に接続された第1の電源15と、第1の電源
の1つの電極とセンタータップとの間に電気的に接続さ
れ第2の電源14と、トランス7の2次巻線に発生する
電圧を第1のスイッチ5と第2のスイッチ6のオン−オ
フによって制御する制御手段4とを備えた構成や、1次
巻線の複数の中間タップに1つずつスイッチを設け、2
次巻線に発生する電圧を超音波診断装置の使用モードに
応じて各スイッチのオン−オフを制御する等の構成を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置に
用いられる超音波診断装置用送信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】振動子を電気信号で駆動して超音波を発
生し、被検体内で反射した信号を前記振動子により電気
信号に変換し、信号処理を行ない、表示する超音波診断
装置の原理はすでに公知のものとなっている。
【0003】送信回路は、高耐圧FETスイッチを用
い、振動子に与える電圧を切り換えるものが一般的であ
る。図16は、送信回路のブロック図の一例である。送
信回路は、電気信号−超音波信号の相互変換を行う振動
子1、スイッチ2、3、スイッチ2、3のON−OFF
を制御する制御回路4、および電源14によって構成さ
れる。
【0004】図17に、図16に示した送信回路の動作
タイミング図を示す。図17において、図16に示した
スイッチ2に出力される制御信号を記号Aで引用する。
この制御信号において、ハイはONである(以下同
様)。この制御信号Aによって、スイッチ2の切換タイ
ミングが示される。同様に、スイッチ3の制御信号は記
号Cで引用され、この制御信号Cによってスイッチ3の
切換タイミングが示される。送信回路の出力信号は記号
Eによって引用され、スイッチ2およびスイッチ3の切
換により得られる出力信号の波形が示される。
【0005】図17では、繰返し時間Tで送信が繰り返
される。時刻t00において、まず、スイッチ2の制御
信号Aがハイになり、図16のスイッチ2がONにな
り、振動子1には、+BVの電圧が伝わる。次に、時刻
t01において、スイッチ2の制御信号Aはロー(スイ
ッチ2がOFF)になり、スイッチ3の制御信号Cがハ
イ(スイッチ3がON)となり、振動子1の端子電圧は
急速に0に引き落とされる。
【0006】このような動作により、振動子1にはユニ
ポーラのパルスが伝えられる。なお、スイッチ3の制御
信号は、記号C2で引用される信号によるものであって
もよい。この場合、スイッチ3は、t01−t02間で
ON、その後はOFFとなる。t02から次の送信パル
スの開始時刻であるt10までの間、振動子1の負荷が
軽くなるため、受信信号をロスすることがないというメ
リットがある。
【0007】図18に、バイポーラの送信波形を発生す
る送信回路の一例を示す。この回路は、図16に示した
回路と比較してスイッチ3の一端がマイナス電源に接続
されている点で異なる。図19に、図18に示した送信
回路の動作タイミング図を示す。スイッチ2の制御信号
は記号Aで、スイッチ3の制御信号は記号Cで、出力信
号は記号Eで引用される。t00−t01間でスイッチ
2がON、t01−t02間でスイッチ3がONするこ
とで、バイポーラ波形の信号が発生する。
【0008】図20は、トランスを用いた送信回路の一
例である。送信回路は、電気信号−超音波信号の相互変
換を行う振動子1、スイッチ5、6、スイッチ5、6の
ON−OFFを制御する制御回路4、トランス7、およ
び電源14によって構成される。トランス7は、1次側
のセンタータップに+BVが引加されており、スイッチ
5ないし6がONすると、1次側の巻線に電流が流れ2
次側に誘導し、振動子1に電圧が加えられる。
【0009】図21に、図20に示した送信回路の動作
タイミング図を示す。スイッチ5の制御信号は記号A
で、スイッチ6の制御信号は記号Cで、出力信号または
波形は記号Eで引用される。t00−t01間でスイッ
チ5がONし、t01−t02間でスイッチ5がOFF
し、スイッチ6がONする。スイッチ5がONしたとき
とスイッチ6がONしたときでは、1次側を流れる電流
の向きが逆になるため、2次側に発生する電圧の向きが
逆になる。その結果、記号Eに示すようなバイポーラの
パルスが発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
送信回路では、以下に示すようないくつかの問題があっ
た。従来の送信回路では、出力の送信パルスに高調波を
含むという問題がある。最近の超音波診断装置では、被
検体内、あるいは被検体内に注入された造影剤で発生す
る高調波エコーを検出して信号処理を行う機能があり、
送信回路に含まれる高調波は、この機能の使用時に画質
を劣化させる要因となる。図22にユニポーラパルスの
基本波と高調波、図23にバイポーラパルスの基本波と
高調波を示す。それぞれにおいてFが基本波、H2が2
次高調波、H3が3次高調波である。
【0011】また、従来のバイポーラパルス発生回路で
は、両方のスイッチがOFFとなった後、振動子の出力
端のインピーダンスが高くなることにより、図24に示
すように電圧減衰に時間がかかり(以下、この現象を
「尾引き」という)、送信波形の時間長が長くなり、深
さ方向の分解能が損なわれるという問題がある。
【0012】また、診断装置における信号処理モードを
異なる信号処理モードに高速で切り換えるには送信電圧
を高速で切り換える必要があるが、従来の装置では、そ
の実現には大規模な回路を必要とし、また、多くの電力
を消費してしまうという問題がある。
【0013】また、近年のプリアンプを内蔵した探触子
を用いる診断装置では、プリアンプに適合する信号がユ
ニポーラであったりバイポーラであったりして統一され
ておらず、例えば、ユニポーラ用のプリアンプを内蔵し
た探触子をバイポーラの送信回路で駆動してプリアンプ
を破壊してしまうなどの問題があった。
【0014】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、送信回路で発生する送信信号の高調波
成分を低減することができ、バイポーラ駆動の送信回路
での尾引きを減少することができ、大規模な回路や大き
な消費電力を必要とすることなく異なる信号処理モード
に高速で切り換えることができ、また、ユニポーラ、バ
イポーラのいずれの特性の探触子にも適応することがで
きる送信回路を実現し、画質の優れた使い勝手のよい超
音波診断装置用送信回路を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波診断装置
用送信回路は、1次巻線の巻線数を2等分するセンター
タップを有するトランスと、前記1次巻線の各端に1つ
ずつ接続された第1のスイッチと第2のスイッチと、前
記第1のスイッチと第2のスイッチとを介して前記1次
巻線に電気的に接続された第1の電源と、前記第1の電
源の1つの電極と前記センタータップとの間に電気的に
接続され第2の電源と、前記トランスの2次巻線に発生
する電圧を前記第1のスイッチと第2のスイッチのオン
−オフによって制御する制御手段とを備えた構成を有し
ている。この構成により、トランスのセンタータップと
一方の端にかかる電圧およびセンタータップと他方の端
にかかる電圧を変えることで、従来例の送信回路からの
出力信号の波形に比べて高調波成分が少ない波形の出力
信号を発生することができるため、生体内あるいは造影
剤から発生する高調波を用いて信号処理するモードにお
いて、画質の劣化をおさえることができる送信回路を実
現することができる。
【0016】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、1次巻線の途中に中間タップを有するトランスと、
前記1次巻線の両端を接続する相互に直列接続された第
1のスイッチと第2のスイッチと、前記第1のスイッチ
と第2のスイッチの接続部と前記中間タップとの間に接
続された電源と、前記トランスの2次巻線に発生する電
圧を前記第1のスイッチと第2のスイッチのオン−オフ
によって制御する制御手段とを備え、前記1次巻線の両
端と中間タップとの間の各巻線数が異なる構成を有して
いる。この構成により、トランスのセンタータップから
一方の端までの巻数と、センタータップから他方の端ま
での巻数とを変えることで、従来例の送信回路からの出
力信号の波形に比べて高調波成分が少ない波形の出力信
号を発生することができるため、生体内あるいは造影剤
から発生する高調波を用いて信号処理するモードにおい
て、画質の劣化をおさえることができる送信回路を実現
することができる。
【0017】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、1次巻線の巻線数を2等分するセンタータップおよ
び前記1次巻線の途中に複数の中間タップを有するトラ
ンスと、各一端が前記複数の中間タップに接続され、他
端が相互に接続された複数のスイッチと、前記相互に接
続された複数のスイッチの他端と前記センタータップと
の間に接続された電源と、前記トランスの2次巻線に発
生する電圧を前記複数のスイッチのオン−オフによって
制御する制御手段とを備えた構成を有している。この構
成により、トランスの1次側に複数の中間タップを設
け、これらにスイッチを接続し制御することで、従来例
の送信回路からの出力信号の波形に比べて高調波成分が
少ない波形の出力信号を発生することができるため、生
体内あるいは造影剤から発生する高調波を用いて信号処
理するモードにおいて、画質の劣化をおさえることがで
きる送信回路を実現することができる。
【0018】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、複数のパルスからなるパルス列の中心パルスから両
端のパルスに向かう程、各パルスのデューティが小さく
なる前記パルス列を振動子駆動用パルスとして出力する
構成を有している。この構成により、発生する送信パル
ス列中の中心に近いほどデューティを高くすることによ
り、従来例の送信回路からの出力信号の波形に比べて高
調波成分が少ない波形の出力信号を発生することができ
るため、生体内あるいは造影剤から発生する高調波を用
いて信号処理するモードにおいて、画質の劣化をおさえ
ることができる送信回路を実現することができる。
【0019】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、複数のパルスからなるバイポーラパルスの最終パル
スと極性が反対であり、デューティが半分以下の短パル
スを前記バイポーラパルスの終了直後に付加したものを
振動子駆動用パルスとして出力する構成を有している。
この構成により、パルス信号発生直後のわずかな時間に
それまでONしていたスイッチと反対側のスイッチをO
Nすることで、短パルスを用いて出力波形の尾引きをキ
ャンセルすることができるため、送信信号の時間長を短
くすることが可能な送信回路を実現することができる。
【0020】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、複数のパルスからなるバイポーラパルスの最終パル
スと極性が反対であり、デューティが半分以下の短パル
スを前記バイポーラパルスの終了直前に付加したものを
振動子駆動用パルスとして出力する構成を有している。
この構成により、短パルスを用いて出力波形の尾引きを
キャンセルすることができるため、送信信号の時間長を
短くすることが可能な送信回路を実現することができ
る。
【0021】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、1次巻線の巻線数を2等分するセンタータップを有
するトランスと、前記1次巻線の両端を接続する相互に
直列接続された第1のスイッチと第2のスイッチと、前
記第1のスイッチと第2のスイッチの接続部と前記セン
タータップとの間に接続された第1の電源と、1次巻線
の一端と1つの端子が接続された第3のスイッチと、前
記第1のスイッチと第2のスイッチの接続部と前記第3
のスイッチの他の端子に接続された第2の電源と、前記
トランスの2次巻線に発生する電圧を前記第1のスイッ
チ、第2のスイッチおよび前記第3のスイッチのオン−
オフによって制御する制御手段とを備え、前記第1の電
源と前記第2の電源とが概同性能の電源である構成を有
している。この構成により、出力波形の尾引きがトラン
スの1次側に吸収されるため、送信信号の時間長を短く
することが可能な送信回路を実現することができる。
【0022】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、1次巻線の巻線数を2等分するセンタータップを有
するトランスと、前記1次巻線の各端に1つずつ接続さ
れた第1のスイッチと第2のスイッチと、前記第1のス
イッチと第2のスイッチとを介して前記1次巻線に電気
的に接続された第1の電源と、前記第1の電源の1つの
電極と前記センタータップとの間に電気的に接続され第
2の電源と、前記トランスの2次巻線に発生する電圧を
前記第1のスイッチと第2のスイッチのオン−オフによ
って制御する制御手段とを備え、前記第1の電源と第2
の電源とは同負号の端子に接続され、前記制御手段は、
前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチのいずれ
かをオン−オフ制御し、前記オン−オフ制御される前記
第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを切り換える
ことが可能な構成を有している。この構成により、トラ
ンスのセンタータップと一方の端にかかる電圧とセンタ
ータップと他方の端にかかる電圧を変えることで、大振
幅の送信と小振幅の送信を少ない回路規模で高速に切り
換えることが可能な送信回路を実現することができる。
【0023】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、1次巻線の途中に中間タップを有するトランスと、
前記1次巻線の両端を接続する相互に直列接続された第
1のスイッチと第2のスイッチと、前記第1のスイッチ
と第2のスイッチの接続部と前記中間タップとの間に接
続された電源と、前記トランスの2次巻線に発生する電
圧を前記第1のスイッチと第2のスイッチのオン−オフ
によって制御する制御手段とを備え、前記1次巻線の両
端と中間タップとの間の各巻線数は異り、前記制御手段
は、前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチのい
ずれかをオン−オフ制御し、前記オン−オフ制御される
前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを切り換
えることが可能な構成を有している。この構成により、
大振幅の信号を取り出す場合はスイッチ6を用い、小振
幅の信号を用いる場合にはスイッチ5を用いることで、
大振幅信号の送信と小振幅信号の送信を、少ない回路規
模で高速に切り換えることが可能な送信回路を実現する
ことができる。
【0024】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、1次巻線の巻線数を2等分するセンタータップおよ
び前記1次巻線の途中に複数の中間タップを有するトラ
ンスと、各一端が前記複数の中間タップに接続され、他
端が相互に接続された複数のスイッチと、前記相互に接
続された複数のスイッチの他端と前記センタータップと
の間に接続された電源と、前記トランスの2次巻線に発
生する電圧を前記複数のスイッチのオン−オフによって
制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記1次
巻線の両端に接続された2つのスイッチからなる第1の
スイッチ対または前記センタータップを挟む2つの前記
中間タップに接続された2つのスイッチからなる第2の
スイッチ対のいずれかをオン−オフ制御し、前記オン−
オフ制御される前記第1のスイッチ対または前記第2の
スイッチ対を切り換えることが可能な構成を有してい
る。この構成により、複数の中間タップにスイッチを設
け、信号処理毎に異なるスイッチを使用することで、大
振幅の送信と小振幅の送信を少ない回路規模で高速に切
り換えることが可能な送信回路を実現することができ
る。
【0025】また、本発明の超音波診断装置用送信回路
は、各1つの出力端子が相互に接続され、出力電圧が可
変な2つの電源と、前記2つの各電源の他の出力端子間
を相互に接続する直列接続された2つのスイッチと、前
記2つのスイッチのオン−オフを制御する制御手段とを
備え、前記直列接続された2つのスイッチ間の接続部か
らパルス信号を出力する構成を有している。この構成に
より、スイッチに接続する電源の電圧を切り換えること
で、ユニポーラパルスとバイポーラパルスのいずれにも
適合可能な送信回路を実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。図1に示すように、本発明
の第1の実施の形態の超音波診断装置用送信回路100
0は、超音波の送受信を行う振動子1、FETスイッチ
等のスイッチ5、6、スイッチ5、6のON−OFFを
制御する制御器4、トランス7、および電源14、15
から構成される。
【0027】次に、第1の実施の形態の、超音波診断装
置用送信回路1000の動作について説明する。本実施
の形態の送信回路1000は、スイッチ5が電源15を
介してグランドに接続されている点が図20示した従来
の送信回路と異なっている。図2に、本実施の形態にお
ける、スイッチ5、6の制御のタイミング図を示す。図
2において、スイッチ5の制御信号は記号Aで、スイッ
チ6の制御信号は記号Cで、出力信号は記号Eで引用さ
れる。
【0028】スイッチ6がONしたとき(t0−t1間
およびt2−t3間)のトランス2次側の出力振幅と、
スイッチ5がONしたとき(t1−t2間)の出力振幅
とでは、後者のほうが大きい。このため、出力信号Eが
示す波形の信号が出力される。
【0029】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態の送信回路は、トランスのセンタータップと一方
の端にかかる電圧およびセンタータップと他方の端にか
かる電圧を変えることで、従来例の送信回路からの出力
信号の波形に比べて高調波成分が少ない波形の出力信号
を発生することができるため、生体内あるいは造影剤か
ら発生する高調波を用いて信号処理するモードにおい
て、画質の劣化をおさえることができる送信回路を実現
することができる。
【0030】図3は、本発明の第2の実施の形態の、超
音波診断装置用送信回路の一例を示す図である。超音波
診断装置用送信回路2000は、超音波の送受信を行う
振動子1、FETスイッチ等のスイッチ5、6、スイッ
チ5、6のON−OFFを制御する制御器4、トランス
16、および電源14から構成される。トランス16
は、1次側の巻線比がn14:n13のものである。
【0031】以下に、第2の実施の形態の、超音波診断
装置用送信回路の動作について説明する。本実施の形態
では、トランス16の1次側の巻線比がn14:n13
である点で、図20に示す従来例と異なっている。ここ
で、n13>n14である。スイッチ5、6の動作タイ
ミングは、本発明の第1の実施の形態における図2に示
すものと同様である。スイッチ6、スイッチ5、スイッ
チ6の順番にONするが、巻線比の関係からスイッチ5
がONしたときの方が2次側に発生する電圧が高くな
り、結果として本発明の第1の実施の形態における出力
信号の波形と同様な波形の出力信号が得られる。
【0032】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態の送信回路は、トランスのセンタータップから一
方の端までの巻数と、センタータップから他方の端まで
の巻数とを変えることで、従来例の送信回路からの出力
信号の波形に比べて高調波成分が少ない波形の出力信号
を発生することができるため、生体内あるいは造影剤か
ら発生する高調波を用いて信号処理するモードにおい
て、画質の劣化をおさえることができる送信回路を実現
することができる。
【0033】図4は、本発明の第3の実施の形態の、超
音波診断装置用送信回路の一例を示す図である。超音波
診断装置用送信回路3000は、超音波の送受信を行う
振動子1、FETスイッチ等のスイッチ9−12、スイ
ッチ9−12のON−OFFを制御する制御器13、ト
ランス8、および電源14から構成される。なお、トラ
ンス8の1次側に複数の中間タップを有する。
【0034】図5に、第3の実施の形態の、超音波診断
装置用送信回路におけるスイッチ9−12のON−OF
Fに関するタイミング図を示す。スイッチ9−12に
は、それぞれ、制御器13から制御信号A−Dが出力さ
れる。トランス8の2次側には記号Eで引用される波形
の出力信号が生成される。中間タップから、スイッチ1
0、11に接続されているタップまでの巻線数は、スイ
ッチ9、12に接続されているタップまでの巻線数に比
べて少ない。そのため、スイッチ10、11がONした
ときには2次側に発生する電圧の振幅は大きくなる。そ
の結果、図4に示したような制御順序によりスイッチ9
−12をON−OFFすることにより、記号Eで引用さ
れる信号のようなパルス信号が発生し、このパルス信号
は従来例に比べて高調波の発生が少ない。
【0035】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態の送信回路は、トランスの1次側に複数の中間タ
ップを設け、これらにスイッチを接続し制御すること
で、従来例の送信回路からの出力信号の波形に比べて高
調波成分が少ない波形の出力信号を発生することができ
るため、生体内あるいは造影剤から発生する高調波を用
いて信号処理するモードにおいて、画質の劣化をおさえ
ることができる送信回路を実現することができる。
【0036】図6は、本発明の第4の実施の形態の、超
音波診断装置用送信回路におけるスイッチのON−OF
F動作を示すタイミング図である。本実施の形態の送信
回路の構成は、図16に示すものと同様の回路構成を有
する送信回路である。本実施の形態においては、制御器
4から複数種類のパルスからなるパルス列を発生し、各
パルスのデューティを少しずつ変化させる。このパルス
列中の時間的に中心に近いパルス程、ONの時間が長く
なるようにデューティを高くする。
【0037】以上説明したように、本発明の第4の実施
の形態の送信回路は、発生する送信パルス列中の中心に
近いほどデューティを高くすることにより、従来例の送
信回路からの出力信号の波形に比べて高調波成分が少な
い波形の出力信号を発生することができるため、生体内
あるいは造影剤から発生する高調波を用いて信号処理す
るモードにおいて、画質の劣化をおさえることができる
送信回路を実現することができる。
【0038】図7は、本発明の第5の実施の形態の、超
音波診断装置用送信回路におけるスイッチのON−OF
F動作を示すタイミング図である。本実施の形態の送信
回路の構成は、図18または図20に示すものと同様の
回路構成を有する送信回路である。
【0039】本実施の形態においては、スイッチ6がO
FFに切り替わった直後の短い時間Δtだけスイッチ5
をONする。これによって、図24に示したような過渡
現象による尾引きをキャンセルし、防ぐことができる。
なお、Δtの長さは過渡現象が最小になるように調整さ
れる。
【0040】以上説明したように、本発明の第5の実施
の形態の送信回路は、パルス信号発生直後のわずかな時
間にそれまでONしていたスイッチと反対側のスイッチ
をONすることで、短パルスを用いて出力波形の尾引き
をキャンセルすることができるため、送信信号の時間長
を短くすることが可能な送信回路を実現することができ
る。
【0041】図8は、本発明の第6の実施の形態の、超
音波診断装置用送信回路におけるスイッチのON−OF
F動作を示すタイミング図である。本実施の形態の送信
回路の構成は、図18または図20に示すものと同様の
回路構成を有する送信回路である。
【0042】本実施の形態においては、スイッチ6がO
FFに切り替わる直前の短い時間Δtだけスイッチ5が
ONする。これによって、図24に示したような過渡現
象による尾引きをキャンセルし、防ぐことができる。な
お、Δtの長さは過渡現象が最小になるように調整され
る。
【0043】以上説明したように、本発明の第6の実施
の形態の送信回路は、短パルスを用いて出力波形の尾引
きをキャンセルすることができるため、送信信号の時間
長を短くすることが可能な送信回路を実現することがで
きる。
【0044】図9は、本発明の第7の実施の形態の、超
音波診断装置用送信回路の一例を示す図である。超音波
診断装置用送信回路7000は、超音波の送受信を行う
振動子1、FETスイッチ等のスイッチ5、6、19、
スイッチ5、6、19のON−OFFを制御する制御器
4、トランス7、および電源14、20、から構成され
る。
【0045】本実施の形態の送信回路7000は、図2
0に示す従来例の送信回路と比較して、スイッチ19が
増え、電源20を介してグランドに接続されている点で
相違する。図10に、本実施の形態におけるスイッチ
5、6、19の制御タイミングの図を示す。スイッチ
5、6、19には、それぞれ、制御器4から制御信号A
−Cが出力される。
【0046】本実施の形態では、従来例と同様にスイッ
チ5、6がONしたのち、スイッチ19がONする。電
源20の電圧と電源14の電圧は、ほとんど同じ値に設
定される。このため、スイッチ19がONしたときには
トランス7の1次側にはほとんど電流が流れず、かつ、
短絡した状態に近くなるため、図10に示した過渡現象
による波形成分Zはトランス7の1次側に吸収され、解
消される。
【0047】以上説明したように、本発明の第7の実施
の形態の送信回路は、出力波形の尾引きがトランスの1
次側に吸収されるため、送信信号の時間長を短くするこ
とが可能な送信回路を実現することができる。
【0048】図11は、本発明の第8の実施の形態の、
超音波診断装置用送信回路の一例を示す図である。超音
波診断装置用送信回路8000は、超音波の送受信を行
う振動子1、FETスイッチ等のスイッチ5、6、スイ
ッチ5、6のON−OFFを制御する制御器4、トラン
ス7、および電源14、17から構成される。
【0049】本実施の形態の送信回路8000は、第1
の実施の形態における図1に示す送信回路1000に類
似しているが、図からわかるように、図1に示した電源
15と図11に示した電源17とでは極性が異なる。し
たがって、図1に示した送信回路1000では、電源1
5により出力信号の振幅が増加するのに対し、本実施の
形態の図11に示した送信回路8000では小さくなる
方向に働く。また、以下に述べるように動作も異なる。
【0050】超音波診断装置ではさまざまな信号処理モ
ードがあり、波数の少ないパルスを用いるものもあれ
ば、波数を多くあるいは連続波を用いるものもある。生
体内に放射される超音波の強度は規格により規制されて
おり、波数を多くあるいは連続波にした場合はそれだけ
小さい振幅で送信する必要がある。本実施の形態は、こ
の点を鑑みたものであり、図12のタイミング図に示す
ように、波数の少ない場合はスイッチ6を制御信号Aの
ように制御し、出力信号Eのような振幅の大きな波形の
送信パルスを発生する。波数の多いあるいは連続波の場
合にはスイッチ5を制御信号A’のように制御し、出力
信号E’のような振幅の小さい波形の信号を送信する。
【0051】以上説明したように、本発明の第8の実施
の形態の送信回路は、トランスのセンタータップと一方
の端にかかる電圧とセンタータップと他方の端にかかる
電圧を変えることで、大振幅の送信と小振幅の送信を少
ない回路規模で高速に切り換えることが可能な送信回路
を実現することができる。
【0052】図13は、本発明の第9の実施の形態の、
超音波診断装置用送信回路の一例を示す図である。超音
波診断装置用送信回路9000は、超音波の送受信を行
う振動子1、FETスイッチ等のスイッチ5、6、スイ
ッチ5、6のON−OFFを制御する制御器4、トラン
ス16、および電源14から構成される。ここでトラン
ス16は、1次側の巻線がn11:n12であり、か
つ、n11>>n12である。
【0053】以上説明したように、本発明の第9の実施
の形態の送信回路は、大振幅の信号を取り出す場合はス
イッチ6を用い、小振幅の信号を用いる場合にはスイッ
チ5を用いることで、大振幅信号の送信と小振幅信号の
送信を、少ない回路規模で高速に切り換えることが可能
な送信回路を実現することができる。
【0054】図14は、本発明の第10の実施の形態
の、超音波診断装置用送信回路におけるスイッチのON
−OFF動作を示すタイミング図である。本実施の形態
の送信回路の構成は、本発明の第3の実施の形態におけ
る図4に示すものと同様の回路構成を有する送信回路で
ある。
【0055】本実施の形態においては、大振幅の信号を
必要とするときには、スイッチ10および11を、小振
幅の信号を必要とするときにはスイッチ9および12を
用いて送信パルスを発生させる。スイッチ9−12には
それぞれ、制御器4から制御信号A−Dが出力される。
大振幅の送信パルスを発生させるときの例がt00−t
02間におけるパルスであり、小振幅の送信パルスを発
生させるときの例がt10−t16間におけるパルスで
ある。
【0056】以上説明したように、本発明の第10の実
施の形態の送信回路は、複数の中間タップにスイッチを
設け、信号処理毎に異なるスイッチを使用することで、
大振幅の送信と小振幅の送信を少ない回路規模で高速に
切り換えることが可能な送信回路を実現することができ
る。
【0057】図15は、本発明の第11の実施の形態
の、超音波診断装置用送信回路の一例を示す図である。
超音波診断装置用送信回路11000は、超音波の送受
信を行う振動子1、FETスイッチ等のスイッチ5、
6、スイッチ5、6のON−OFFを制御する制御器
4、電源電圧を選択する電源選択スイッチ21、22、
および電源23−25から構成される。
【0058】ユニポーラパルスを発生する場合には、電
源選択スイッチ21は電源24側に、電源選択スイッチ
22はグランド側に切り換えられる。この状態における
回路構成は、図16に示す従来例の送信回路の回路構成
と同様である。バイポーラパルスを発生する場合には、
電源選択スイッチ21は電源23側に、電源選択スイッ
チ22は電源25側に切り換えられる。この状態におけ
る回路構成は、図18における従来例の送信回路の回路
構成と同様である。
【0059】以上説明したように、本発明の第11の実
施の形態の送信回路11000は、スイッチに接続する
電源の電圧を切り換えることで、ユニポーラパルスとバ
イポーラパルスのいずれにも適合可能な送信回路を実現
することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、トラン
スのセンタータップと一方の端にかかる電圧とセンター
タップと他方の端にかかる電圧を変えることで、あるい
は、トランスのセンタータップから一方の端までの巻数
と、センタータップから他方の端までの巻数を変えるこ
とで、あるいは、トランス1次側の中間タップを複数設
け、これらにスイッチを接続し制御することで、あるい
は、スイッチのONするデューティを変化させること
で、送信信号波形に含まれる高調波成分を減らし、生体
内ないしは造影剤により発生する高調波を用いた信号処
理モードにおいて優れた画質を提供することができる送
信回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の、超音波診断装置
用送信回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態の、スイッチ制御を
示すタイミング図
【図3】本発明の第2の実施の形態の、超音波診断装置
用送信回路の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3の実施の形態の、超音波診断装置
用送信回路の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態の、スイッチ制御を
示すタイミング図
【図6】本発明の第4の実施の形態の、スイッチ制御を
示すタイミング図
【図7】本発明の第5の実施の形態の、スイッチ制御を
示すタイミング図
【図8】本発明の第6の実施の形態の、スイッチ制御を
示すタイミング図
【図9】本発明の第7の実施の形態の、超音波診断装置
用送信回路の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第7の実施の形態の、スイッチ制御
を示すタイミング図
【図11】本発明の第8の実施の形態の、超音波診断装
置用送信回路の構成を示すブロック図
【図12】本発明の第8の実施の形態の、スイッチ制御
を示すタイミング図
【図13】本発明の第9の実施の形態の、超音波診断装
置用送信回路の構成を示すブロック図
【図14】本発明の第10の実施の形態の、スイッチ制
御を示すタイミング図
【図15】本発明の第11の実施の形態の、超音波診断
装置用送信回路の構成を示すブロック図
【図16】本発明の第1の従来例の、超音波診断装置用
送信回路の構成を示すブロック図
【図17】本発明の第1の従来例の、スイッチ制御を示
すタイミング図
【図18】本発明の第2の従来例の、超音波診断装置用
送信回路の構成を示すブロック図
【図19】本発明の第2の従来例の、スイッチ制御を示
すタイミング図
【図20】本発明の第3の従来例の、超音波診断装置用
送信回路の構成を示すブロック図
【図21】本発明の第3の従来例の、スイッチ制御を示
すタイミング図
【図22】ユニポーラパルスの周波数特性の例を示す図
【図23】バイポーラパルスの周波数特性の例を示す図
【図24】送信信号の波形における尾引きを示す図
【符号の説明】
1 振動子 4、13 制御器 2、3、5、6、9−12、19 スイッチ 7、8、16 トランス 14、15、17、20、23−25 電源 21、22 電源選択スイッチ 1000、2000、3000、7000 超音波診断
装置用送信回路 8000、9000、11000 超音波診断装置用送
信回路
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次巻線の巻線数を2等分するセンター
    タップを有するトランスと、前記1次巻線の各端に1つ
    ずつ接続された第1のスイッチと第2のスイッチと、前
    記第1のスイッチと第2のスイッチとを介して前記1次
    巻線に電気的に接続された第1の電源と、前記第1の電
    源の1つの電極と前記センタータップとの間に電気的に
    接続され第2の電源と、前記トランスの2次巻線に発生
    する電圧を前記第1のスイッチと第2のスイッチのオン
    −オフによって制御する制御手段とを備えたことを特徴
    とする超音波診断装置用送信回路。
  2. 【請求項2】 1次巻線の途中に中間タップを有するト
    ランスと、前記1次巻線の両端を接続する相互に直列接
    続された第1のスイッチと第2のスイッチと、前記第1
    のスイッチと第2のスイッチの接続部と前記中間タップ
    との間に接続された電源と、前記トランスの2次巻線に
    発生する電圧を前記第1のスイッチと第2のスイッチの
    オン−オフによって制御する制御手段とを備え、前記1
    次巻線の両端と中間タップとの間の各巻線数が異なるこ
    とを特徴とする超音波診断装置用送信回路。
  3. 【請求項3】 1次巻線の巻線数を2等分するセンター
    タップおよび前記1次巻線の途中に複数の中間タップを
    有するトランスと、各一端が前記複数の中間タップに接
    続され、他端が相互に接続された複数のスイッチと、前
    記相互に接続された複数のスイッチの他端と前記センタ
    ータップとの間に接続された電源と、前記トランスの2
    次巻線に発生する電圧を前記複数のスイッチのオン−オ
    フによって制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る超音波診断装置用送信回路。
  4. 【請求項4】 複数のパルスからなるパルス列の中心パ
    ルスから両端のパルスに向かう程、各パルスのデューテ
    ィが小さくなる前記パルス列を振動子駆動用パルスとし
    て出力することを特徴とする超音波診断装置用送信回
    路。
  5. 【請求項5】 複数のパルスからなるバイポーラパルス
    の最終パルスと極性が反対であり、デューティが半分以
    下の短パルスを前記バイポーラパルスの終了直後に付加
    したものを振動子駆動用パルスとして出力することを特
    徴とする超音波診断装置用送信回路。
  6. 【請求項6】 複数のパルスからなるバイポーラパルス
    の最終パルスと極性が反対であり、デューティが半分以
    下の短パルスを前記バイポーラパルスの終了直前に付加
    したものを振動子駆動用パルスとして出力することを特
    徴とする超音波診断装置用送信回路。
  7. 【請求項7】 1次巻線の巻線数を2等分するセンター
    タップを有するトランスと、前記1次巻線の両端を接続
    する相互に直列接続された第1のスイッチと第2のスイ
    ッチと、前記第1のスイッチと第2のスイッチの接続部
    と前記センタータップとの間に接続された第1の電源
    と、1次巻線の一端と1つの端子が接続された第3のス
    イッチと、前記第1のスイッチと第2のスイッチの接続
    部と前記第3のスイッチの他の端子に接続された第2の
    電源と、前記トランスの2次巻線に発生する電圧を前記
    第1のスイッチ、第2のスイッチおよび前記第3のスイ
    ッチのオン−オフによって制御する制御手段とを備え、
    前記第1の電源と前記第2の電源とが概同性能の電源で
    あることを特徴とする超音波診断装置用送信回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の電源と第2の電源とは同負号
    の端子に接続され、前記制御手段は、前記第1のスイッ
    チまたは前記第2のスイッチのいずれかをオン−オフ制
    御し、前記オン−オフ制御される前記第1のスイッチま
    たは前記第2のスイッチを切り換えることが可能なこと
    を特徴とする請求項1記載の超音波診断装置用送信回
    路。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記第1のスイッチま
    たは前記第2のスイッチのいずれかをオン−オフ制御
    し、前記オン−オフ制御される前記第1のスイッチまた
    は前記第2のスイッチを切り換えることが可能なことを
    特徴とする請求項2記載の超音波診断装置用送信回路。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記1次巻線の両端
    に接続された2つのスイッチからなる第1のスイッチ対
    または前記センタータップを挟む2つの前記中間タップ
    に接続された2つのスイッチからなる第2のスイッチ対
    のいずれかをオン−オフ制御し、前記オン−オフ制御さ
    れる前記第1のスイッチ対または前記第2のスイッチ対
    を切り換えることが可能なことを特徴とする請求項3記
    載の超音波診断装置用送信回路。
  11. 【請求項11】 各1つの出力端子が相互に接続され、
    出力電圧が可変な2つの電源と、前記2つの各電源の他
    の出力端子間を相互に接続する直列接続された2つのス
    イッチと、前記2つのスイッチのオン−オフを制御する
    制御手段とを備え、前記直列接続された2つのスイッチ
    間の接続部からパルス信号を出力することを特徴とする
    超音波診断装置用送信回路。
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