JP2002315703A - 通信装置並びに電気掃除機 - Google Patents
通信装置並びに電気掃除機Info
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Abstract
の装置)と掃除機本体(第2の装置)との間の接続を省
配線とし、接続の信頼性を向上する。 【解決手段】 装置の状態に応じて信号を発生する塵埃
検知手段17とこの塵埃検知手段17に動作電圧を与え
る電源発生手段7とを設けたホースユニット16と、ホ
ースユニット16に動作用電源を供給しホースユニット
16からの出力信号を電圧値Voとして検知してホース
ユニット16からの信号処理を行う掃除機本体23とを
備え、ホースユニット16および掃除機本体23を異な
る部位に配置して両者を2本の配線25で接続し、ホー
スユニット16への動作用電源の供給とホースユニット
16からの出力信号の伝達を2本の配線25を用いて行
うようにする。
Description
した第1の装置と第2の装置とで構成した通信装置並び
にこの通信装置による通信機能を備えた電気掃除機に関
するものである。
を備えた電気掃除機は図4および図5に示すように構成
していた。以下、その構成について説明する。
ット1は、第1の装置を構成しており、塵埃検知手段2
は状態信号発生手段を構成し、塵埃が流れる経路に発光
ダイオード3とそれに対向して受光素子(フォトダイオ
ード)4を配置し、演算増幅器5などで構成している。
力変化は無いので演算増幅器5の出力は‘H’レベル
で,後段の比較器5aの出力も‘H’レベルとなる。塵
埃を検知すると、受光素子4の出力は変化するため、コ
ンデンサによって微分され演算増幅器5の出力及びその
後段の出力は‘L’レベルとなる。
したとき表示するものである。つまり、塵埃を検知する
と比較器5aが‘L’レベルとなるので、その比較器5
aの出力を入力している表示手段6側の比較器6aの出
力も‘L’レベルとなり、比較器6aの出力側に接続さ
れた発光素子6bに電流が流れ点灯する構成である。
表示手段6に動作電圧を与えるもので、電源用ICを用
いてその出力電圧Veを5Vに設定しており、これら塵
埃検知手段2、表示手段6および電源発生手段7をホー
スユニット(第1の装置)1の一端側に設けた手元操作
部8に内蔵している。
り、電動送風機10、集塵袋(図示せず)を内蔵し、接
続口11にホースユニット1の他端を接続している。電
動送風機10は、塵埃検知手段2の出力を受けて位相制
御角を決定する位相制御用IC12により制御されてお
り、位相制御用IC12の出力で双方向性サイリスタ1
3にオン信号を出力する構成としている。
準として動作するもので、入力7ピンでこのIC動作電
源を発生し、入力8ピンから交流電源を入力しゼロボル
トを検出している。そして、反転入力3ピンと非反転入
力4ピンの電圧を比較して、反転入力3ピンの入力電圧
が非反転入力4ピンの入力電圧より高くなると出力2ピ
ンから入力5ピン電圧(回路の基準電圧の0V)が出力
される。出力6ピンはパルス出力であり、入力8ピンで
検出したゼロボルトと出力2ピンからの情報(ICで内
部接続されている)により、交流半サイクル毎(ゼロボ
ルト検出毎)にパルスを出力する構成となっている。そ
こで、この出力6ピンを反転入力3ピンに接続したコン
デンサに接続すると、交流半サイクル毎にコンデンサの
充放電が行われて位相制御角を演算することができる。
とは、3線の配線14で接続している。また、ホースユ
ニット1には延長管15を介して床用吸込具46を連結
している。
ながら動作を説明する。電動送風機10を回転させた状
態で、塵埃検知手段2の発光ダイオード3と受光素子4
との間の経路に塵埃が流れていないときは、図6(a)
に示すように、鋸歯状波で示す位相制御用IC12の入
力3ピンの電圧V3(コンデンサの充放電により発生す
る電圧)に対して、ホースユニット1からの出力電圧、
すなわち、比較器5aからの出力は’H’なので、位相
制御用IC12の入力4ピンへの入力電圧V4は高い。
ンからの出力電圧V2は、図6(b)に示すように、4
ピンの入力電圧V4が3ピンの入力電圧V3より高いと
き出力2ピンから出力されるため、電動送風機10に印
加される電圧は図6(c)に示すようになり、電動送風
機10の回転数は低く制御される。このとき、表示手段
6は消灯している。
すると、図7(a)に示すように、鋸歯状波で示す位相
制御用IC12の3ピンの電圧V3に対して、ホースユ
ニット1からの出力電圧、すなわち、比較器5aからの
出力は’L’になるので、位相制御用IC12の4ピン
の入力V4は低くなる。
ンからの出力電圧V2は、図7(b)に示すように、入
力4ピンの入力電圧V4が入力3ピンの入力電圧V3よ
り高いとき入力2ピンから出力されるため、電動送風機
10に印加される電圧は図7(c)に示すようになり、
電動送風機10の回転数は高く制御される。このとき、
表示手段6は点灯する。
ーム)を用いて、掃除機本体9とホースユニット1とを
2線で接続し、掃除機本体9の電動送風機10の入力設
定を行っていたが、このような構成では、手元操作部8
で多機能な設定ができず、高付加価値化の流れの中で、
上述のように、運転状態の設定やそれに対応した表示を
手元操作部8で行うような構成になってきている。
うな従来の構成では、ホースユニット1と掃除機本体9
との間には、電源線2本に加えて信号線として最低でも
1本が必要となり、掃除機本体9の接続口11には最低
でも3接点を設け、ホース内に3本の導線を設ける必要
性があり、このためにコスト高になりホースの重量も増
加するという問題を有していた。
ースユニット1を掃除機本体9から外して収納できるよ
うに、接続口11に着脱可能に接続するよう構成してい
るが、掃除の際に接続口11に塵埃が侵入したり、塵埃
が蓄積して接触不良に至る危険性があるので、接点金属
のめっきなどの対策に加えて、電気的にも接触不良が起
こりにくい電圧・電流(一般的に15V10mA程度以
上)に設定することが必要である。
で、異なる位置に配置した第1の装置と第2の装置との
間の接続を省配線とし、接続の信頼性を向上することを
第1の目的としている。
を省配線とし、接続の信頼性を向上し、ホースユニット
に設けた手元操作部より掃除機本体内の電動送風機を確
実に制御できるようにすることを第2の目的としてい
る。
るために本発明は、装置の状態に応じて信号を発生する
状態信号発生手段とこの状態信号発生手段に動作電圧を
与える電源発生手段とを設けた第1の装置と、第1の装
置に動作用電源を供給し第1の装置からの出力信号を電
圧値Voとして検知して第1の装置からの信号処理を行
う第2の装置とを備え、第1の装置および第2の装置を
異なる部位に配置して両者を2本の配線で接続し、第1
の装置への動作用電源の供給と第1の装置からの出力信
号の伝達を2本の配線を用いて行うようにした通信装置
である。
装置と第2の装置との間を省配線とすることができ、接
続の信頼性を向上することができる。
は、第2の装置を電動送風機、集塵袋などを備えた掃除
機本体とし、第1の装置を前記掃除機本体に接続するホ
ースユニットや、延長管、床用吸込具のいずれかに配置
する構成とした電気掃除機である。
との間を省配線とすることができて、接続の信頼性を向
上することができ、ホースユニットに設けた手元操作部
より掃除機本体内の電動送風機を確実に制御することが
できる。
は、装置の状態に応じて信号を発生する状態信号発生手
段とこの状態信号発生手段に動作電圧を与える電源発生
手段とを設けた第1の装置と、第1の装置に動作用電源
を供給し第1の装置からの出力信号を電圧値Voとして
検知して第1の装置からの信号処理を行う第2の装置と
を備え、第1の装置および第2の装置を異なる部位に配
置して両者を2本の配線で接続し、第1の装置への動作
用電源の供給と第1の装置からの出力信号の伝達を2本
の配線を用いて行うようにした通信装置であり、第1の
装置への動作用電源の供給と第1の装置からの出力信号
の伝達を2本の配線を用いて、異なる位置に配置した第
1の装置と第2の装置との間を省配線とすることがで
き、接点数や配線数を削減でき、コストを低減できると
ともに、接続の信頼性を向上することができる。
記載の発明において、第1の装置からの出力信号とし
て、運転状態の設定や塵埃の有無などの状態信号、負荷
への制御信号を出力するように構成した通信装置であ
り、第1の装置から出力される運転状態の設定や塵埃の
有無などの状態信号、負荷への制御信号を第2の装置に
伝達し、第2の装置にてこれを検知して信号処理するこ
とができ、入力設定以外にも多機能な設定を行うことが
できる。
たは2に記載の発明において、第1の装置内の状態信号
発生手段から出力する電圧値Vi(Viは第1の装置と
第2の装置間の配線間に印加される電圧)と第2の装置
で検知する電圧値Voとの和は常に一定電圧値Vbと
し、運転状態の設定や塵埃の有無などの状態信号または
負荷への制御信号に応じて電圧値Viを第1の装置にて
変化させることにより、第2の装置に信号を伝達するよ
うに構成した通信装置であり、第1の装置から出力する
電圧値Viを、第2の装置にて一定電圧との差の電圧と
して検知することで、確実に検知することができ、信号
処理することができる。
たは2に記載の発明において、電源発生手段の電圧値は
常に一定電圧Veに保ち、第1の装置に内蔵した抵抗器
を前記電源発生手段に直列に接続し、第2の装置に一定
電流値を発生する定電流源手段を設け、前記定電流源手
段からの電流Ioをこの経路に供給して、第1の装置か
ら出力する電圧値Vi(Vi=(電源発生手段の電圧値
Ve)+(抵抗器の抵抗値Ra)×(定電流値Io))
と第2の装置での検知電圧値Voとの和は常に一定電圧
値Vbとし、運転状態の設定や塵埃の有無などの状態信
号または負荷への制御信号に応じて電圧値Viを第1の
装置にて前記抵抗器の抵抗値Raを変化させることによ
り、第2の装置に信号を伝達するように構成した通信装
置であり、第1の装置から出力する電圧値Viを、第1
の装置にて抵抗器の抵抗値Raを変化させることにより
第2の装置に信号を伝達することで、第2の装置に確実
に伝達することができ、信号処理することができる。ま
た、第2の装置からの出力電流は一定なので、定電圧V
bの発生手段を小型化・低コスト化することができる。
4に記載の発明において、第1の装置と第2の装置は、
それらの間を使用者が工具なしに容易に着脱できる部位
に配置した通信装置であり、第1の装置と第2の装置と
をどのような位置にでも配置することができ、使用性を
向上することができる。
5に記載の発明において、第1の装置と第2の装置間の
配線間に印加する電圧は、第1の装置と第2の装置との
接続部位において接触不良が発生しにくい電圧に設定し
た通信装置であり、第1の装置と第2の装置との間の配
線間に印加する電圧を、電気的に接触不良が起こりにく
い電圧(一般的に15V以上)である18V以上とする
ことにより、第1の装置と第2の装置との接続部位にお
いて接触不良が発生しにくくすることができる。
5に記載の発明において、第1の装置と第2の装置間の
配線に流す電流は、第1の装置と第2の装置との接続部
位において接触不良が発生しにくい電流に設定した通信
装置であり、第1の装置と第2の装置との間の配線に流
す電流を、電気的に接触不良が起こりにくい電流(一般
的に10mA以上)である15mA以上することによ
り、第1の装置と第2の装置との接続部位において接触
不良が発生しにくくすることができる。
3に記載の発明において、表示手段と、任意の電圧値V
zを有する定電圧発生手段とを第1の装置と第2の装置
間の配線に並列接続し、第1の装置の出力電圧値Viが
電圧値Vzよりも高い場合に表示するようにした通信装
置であり、運転状態の設定や、塵埃の有無などの状態変
化などを、簡単な構成にて第2の装置内で表示すること
ができる。
3に記載の発明において、表示手段と、任意の電圧値V
zを有する定電圧発生手段とを内蔵する第3の装置を第
1の装置と第2の装置間の配線に並列接続し、第1の装
置の出力電圧値Viが電圧値Vzよりも高い場合に表示
するようにした通信装置であり、表示手段を使用者が目
視しやすい部位に配置する第3の装置に内蔵できるなど
自由に配置することができる。
電動送風機、集塵袋などを備えた掃除機本体とし、第1
の装置を前記掃除機本体に接続するホースユニットや、
延長管、床用吸込具のいずれかに配置する構成とした電
気掃除機であり、ホースユニットと掃除機本体との間を
省配線とすることができて、接続の信頼性を向上するこ
とができ、ホースユニットに設けた手元操作部より掃除
機本体内の電動送風機を確実に制御することができる。
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
に、ホースユニット16は、第1の装置を構成してお
り、塵埃検知手段17は状態信号発生手段を構成し、塵
埃が流れる経路に発光ダイオード3とそれに対向して受
光素子(フォトダイオード)4を配置し、演算増幅器1
8、トランジスタ19、ツェナーダイオード20、固定
抵抗器21(抵抗値は240Ω)などで構成し、塵埃検
知手段17の消費電流は10mA〜35mAに設定して
いる。ここで、消費電流に幅があるのは、発光電流のば
らつきが大きな要因である。
作電圧を与えるもので、従来例と同様に構成し、塵埃検
知手段17とともにホースユニット16(第1の装置)
の手元操作部22に内蔵している。なお、電源発生手段
7自体の消費電流は5mAであるので、ホースユニット
(第1の装置)の消費電流は15mA〜40mAとな
る。
おり、電動送風機10、集塵袋(図示せず)を内蔵し、
接続口24にホースユニット16を接続している。ここ
で、ホースユニット16と掃除機本体23とは、2線の
配線25で接続している。
スユニット(第1の装置)16からの出力信号を受ける
固定抵抗器26(抵抗値は200Ω)を設けてあり、ホ
ースユニット16内の塵埃検知手段17から出力する電
圧値Vi(Viは配線25間に印加される電圧)と固定
抵抗器26との両端に、一定電圧Vb(本実施例では3
2V)を印加し、塵埃の有無などの状態信号に応じて、
電圧値Viを塵埃検知手段17にて変化させることによ
り、掃除機本体23に信号を伝達するように構成してい
る。
知手段17の出力を受けて、位相制御角を決定する位相
制御用IC12の出力により、双方向性サイリスタ13
を介して、電動送風機10を制御するよう構成してい
る。このとき、演算増幅器18の後段の比較器18aの
入力端子は従来例とは逆にしているため、塵埃検知手段
17にて塵埃を検知していないときは、掃除機本体23
での検知電圧Voは高く、塵埃検知手段17にて塵埃を
検知しているときは、掃除機本体23での検知電圧Vo
は低くなる。
るツェナーダイオード29を直列に接続し、ホースユニ
ット16と掃除機本体23間の配線に並列接続し、ホー
スユニット16の出力電圧値Viが電圧値Vzよりも高
い場合に表示するように構成している。
風機10を回転させた状態で、塵埃検知手段17により
塵埃を検知している状態では、トランジスタ19はオフ
であるため、ホースユニット(第1の装置)16の出力
電圧Viは、 Vi=(電源発生手段7の入力電圧)+(ホースユニッ
トで消費する電流)×(固定抵抗器21の抵抗値) となる。本実施例では、このときの電圧、すなわち接点
間電圧Viは24V〜29Vとして接触不良が起きにく
い電圧に設定している。逆説的になるが、電源発生手段
7の入力電圧は、上記の関係が成り立つような下記電圧
となっている。
圧Voは下記のように、3V〜8Vとなる。
より塵埃を検知していることを表示する。
知していない場合は、トランジスタ19がオンし、ツェ
ナーダイオード20の電圧がホースユニット(第1の装
置)16の両端電圧となる。本実施例では、ツェナーダ
イオード20のツェナー電圧Vzは18Vとしている。
ースユニット(第1の装置)16の出力電圧、すなわち
接点間電圧Viは18Vとなるので、掃除機本体(第2
の装置)23での検知電圧Voは14V(=32V18
V)となり、この場合のホースユニット16の全消費電
流は、14V200Ω=70mAとなる。このとき、表
示手段28は消灯する。
の状態信号を掃除機本体23にて出力することができ、
塵埃検知手段17にて塵埃を検知していないときは、位
相制御用IC12の2ピンからの出力電圧V2は、図6
(b)に示すようになり、電動送風機10に印加される
電圧は図6(c)に示すようになり、電動送風機10の
回転数は低く制御される。
ているときは、位相制御用IC12の2ピンからの出力
電圧V2は、図7(b)に示すようになり、電動送風機
10に印加される電圧は図7(c)に示すようになり、
電動送風機10の回転数は高く制御される。
ット(第1の装置)16と掃除機本体(第2の装置)2
3とを2線の配線25で接続し、掃除機本体23からホ
ースユニット16へ動作電源を供給すると同時に、ホー
スユニット16からの状態信号を掃除機本体23に出力
することができ、その出力は極めて検知しやすい直流電
圧の絶対値で出力しているため、複雑な処理は不要なた
め、マイクロプロセッサなどは必要ではなく、低コスト
化と開発時間の短縮を図ることができる。
3の接続口24に接続することにより、使用者が工具な
しに容易に着脱し、ホースユニット16と掃除機本体2
3との間を接続することができ、使用性を向上すること
ができる。
3の接点について、塵埃があるときは、24V〜29V
15mA〜40mAで、塵埃がないときは、18V、7
0mAであり、接触不良が極めて起きにくい設定であ
り、ホースユニット16と掃除機本体23の接続部位に
おいて接触不良が発生しにくくすることができる。
切にすれば、電源発生手段7として電源用ICではな
く、たとえばツェナーダイオードを用いることもでき
る。
して塵埃検知手段17について説明したが、運転状態の
設定を行うスイッチ信号を用いてもよく、また、モータ
への制御信号を用いてもよい。
点灯させるようにしているが、NOT回路などを用いて
この論理を逆にして、塵埃がないときに発光素子を点灯
させてもよい。
の第3の装置に内蔵することにより、表示手段28を使
用者が目視しやすい部位に配置など、自由に配置するこ
とができる。
ニット30は、第1の装置を構成しており、塵埃検知手
段31は状態信号発生手段を構成し、塵埃が流れる経路
に発光ダイオード3とそれに対向して受光素子(フォト
ダイオード)4を配置し、演算増幅器18、トランジス
タ19、32ツェナーダイオード33、固定抵抗器3
4、35(抵抗値はいずれも200Ω)などで構成して
いる。
いときオンするトランジスタ19、32によって短絡さ
れるように構成している。ツェナーダイオード33は、
電圧を10Vに設定している。また、本実施例でも、塵
埃検知手段31の消費電流は10mA〜35mA、ホー
スユニット30の消費電流は15mA〜40mAであ
る。
置)37に内蔵され、本実施例ではIoとして、ホース
ユニット(第1の装置)30に必要な最大電流である4
0mAに設定している。
0と掃除機本体(第2の装置)37とは、2本の配線2
5で接続し、ホースユニット30内の塵埃検知手段31
から出力する電圧値Vi(Viは配線25間に印加され
る電圧)と定電流手段36との両端に、一定電圧Vb
(本実施例では32V)を印加し、塵埃の有無などの状
態信号に応じて、電圧値Viを塵埃検知手段31にて変
化させることにより、掃除機本体37に信号を伝達する
ように構成している。他の構成は上記実施例1と同じで
あり、同一符号を付して説明を省略する。
知手段31により塵埃を検知している状態では、トラン
ジスタ19、32はオフのため、ホースユニット(第1
の装置)30の出力電圧Viは、 Vi=(電源発生手段7の入力電圧)+(定電流源手段
36からの供給電流)×(抵抗値Ra) となる。ここで、抵抗値Raは、固定抵抗器34、35
の合成抵抗値であるので、 Vi=10V+(40mA)×(200Ω+200Ω) =26V となる。このように、接点間電圧Viを26Vとして接
触不良が起きにくい電圧に設定している。このとき、掃
除機本体(第2の装置)37での検知電圧Voは 、 Vo=32V26V=6V となる。
知しない場合は、トランジスタ19、32がオンして固
定抵抗器34が短絡されるため、ホースユニット30の
出力電圧Viは Vi=(電源発生手段7の入力電圧)+(定電流源手段
36からの供給電流)×(抵抗値Ra) となる。ここで、抵抗値Raは、固定抵抗器35の抵抗
値であるので、 Vi=10V+(40mA)×(200Ω) =18V となる。このとき、掃除機本体(第2の装置)37での
検知電圧Voは、 Vo=32V18V=14V となる。
の状態信号を掃除機本体37にて出力することができ、
上記実施例1と同様に、位相制御角を決定する位相制御
用IC12の出力により、双方向性サイリスタ13を介
して、電動送風機10を制御し、塵埃を検知した状態で
は、電動送風機10の回転数を高くすることができる。
ット(第1の装置)30と掃除機本体(第2の装置)3
7とを2線の配線25で接続し、掃除機本体37からホ
ースユニット30へ動作電源を供給すると同時に、ホー
スユニット30からの状態信号を掃除機本体23に出力
することができ、その出力は極めて検知しやすい直流電
圧の絶対値で出力しているため、複雑な処理は不要なた
め、マイクロプロセッサなどは必要ではなく、低コスト
化と開発時間の短縮を図ることができる。
7の接点について、塵埃があるときは、26V40mA
で、塵埃がないときは、18V40mAであり、接触不
良が極めて起きにくい設定であり、ホースユニット30
と掃除機本体37の接続部位において接触不良が発生し
にくくすることができる。
Aとしているため、一定電圧値Vb(32V)を発生す
る電源部の負担が少なくてすみ、この電源部を小型にす
ることができる。
発明によれば、装置の状態に応じて信号を発生する状態
信号発生手段とこの状態信号発生手段に動作電圧を与え
る電源発生手段とを設けた第1の装置と、前記第1の装
置に動作用電源を供給し第1の装置からの出力信号を電
圧値Voとして検知して前記第1の装置からの信号処理
を行う第2の装置とを備え、前記第1の装置および第2
の装置を異なる部位に配置して両者を2本の配線で接続
し、前記第1の装置への動作用電源の供給と第1の装置
からの出力信号の伝達とを2本の配線を用いて行うよう
にしたから、第1の装置への動作用電源の供給と第1の
装置からの出力信号の伝達を2本の配線を用いて、異な
る位置に配置した第1の装置と第2の装置との間を省配
線とすることができ、接点数や配線数を削減でき、コス
トを低減できるとともに、接続の信頼性を向上すること
ができる。また、中規模回路ブロックを第1の装置内に
配置することができ、高付加価値化を図ることができ
る。
1の装置からの出力信号として、運転状態の設定や塵埃
の有無などの状態信号、負荷への制御信号を出力するよ
うに構成したから、第1の装置から出力される運転状態
の設定や塵埃の有無などの状態信号、負荷への制御信号
を第2の装置に伝達し、第2の装置にてこれを検知して
信号処理することができ、入力設定以外にも多機能な設
定を行うことができる。
1の装置内の状態信号発生手段から出力する電圧値Vi
(Viは第1の装置と第2の装置間の配線間に印加され
る電圧)と第2の装置で検知する電圧値Voとの和は常
に一定電圧値Vbとし、運転状態の設定や塵埃の有無な
どの状態信号または負荷への制御信号に応じて電圧値V
iを第1の装置にて変化させることにより、第2の装置
に信号を伝達するように構成したから、第1の装置から
出力する電圧値Viを、第2の装置にて一定電圧との差
の電圧として検知することで、確実に検知することがで
き、信号処理することができる。
源発生手段の電圧値は常に一定電圧Veに保ち、第1の
装置に内蔵した抵抗器を前記電源発生手段に直列に接続
し、第2の装置に一定電流値を発生する定電流源手段を
設け、前記定電流源手段からの電流Ioをこの経路に供
給して、第1の装置から出力する電圧値Vi(Vi=
(電源発生手段の電圧値Ve)+(抵抗器の抵抗値R
a)×(定電流値Io))と第2の装置での検知電圧値
Voとの和は常に一定電圧値Vbとし、運転状態の設定
や塵埃の有無などの状態信号または負荷への制御信号に
応じて電圧値Viを第1の装置にて前記抵抗器の抵抗値
Raを変化させることにより、第2の装置に信号を伝達
するように構成したから、第1の装置から出力する電圧
値Viを、第1の装置にて抵抗器の抵抗値Raを変化さ
せることにより第2の装置に信号を伝達することで、第
2の装置に確実に伝達することができ、信号処理するこ
とができる。また、第2の装置からの出力電流は一定な
ので、定電圧Vbの発生手段を小型化・低コスト化する
ことができる。
1の装置と第2の装置は、それらの間を使用者が工具な
しに容易に着脱できる部位に配置したから、第1の装置
と第2の装置とをどのような位置にでも配置することが
でき、使用性を向上することができる。
1の装置と第2の装置間の配線間に印加する電圧は、第
1の装置と第2の装置との接続部位において接触不良が
発生しにくい電圧に設定したから、第1の装置と第2の
装置との間の配線間に印加する電圧を、電気的に接触不
良が起こりにくい電圧(一般的に15V以上)である1
8V以上とすることにより、第1の装置と第2の装置と
の接続部位において接触不良が発生しにくくすることが
できる。
1の装置と第2の装置間の配線に流す電流は、第1の装
置と第2の装置との接続部位において接触不良が発生し
にくい電流に設定したから、第1の装置と第2の装置と
の間の配線に流す電流を、電気的に接触不良が起こりに
くい電流(一般的に10mA以上)である15mA以上
することにより、第1の装置と第2の装置との接続部位
において接触不良が発生しにくくすることができる。
示手段と、任意の電圧値Vzを有する定電圧発生手段と
を第1の装置と第2の装置間の配線に並列接続し、第1
の装置の出力電圧値Viが電圧値Vzよりも高い場合に
表示するようにしたから、運転状態の設定や、塵埃の有
無などの状態変化などを、簡単な構成にて第2の装置内
で表示することができる。
示手段と、任意の電圧値Vzを有する定電圧発生手段と
を内蔵する第3の装置を第1の装置と第2の装置間の配
線に並列接続し、第1の装置の出力電圧値Viが電圧値
Vzよりも高い場合に表示するようにしたから、表示手
段を使用者が目視しやすい部位に配置する第3の装置に
内蔵できるなど自由に配置することができる。
第2の装置を電動送風機、集塵袋などを備えた掃除機本
体とし、第1の装置を前記掃除機本体に接続するホース
ユニットや、延長管、床用吸込具のいずれかに配置する
構成とした電気掃除機であり、ホースユニットと掃除機
本体との間を省配線とすることができて、接続の信頼性
を向上することができ、ホースユニットに設けた手元操
作部より掃除機本体内の電動送風機を確実に制御するこ
とができる。
路図
路図
イムチャート
ムチャート
Claims (10)
- 【請求項1】 装置の状態に応じて信号を発生する状態
信号発生手段とこの状態信号発生手段に動作電圧を与え
る電源発生手段とを設けた第1の装置と、前記第1の装
置に動作用電源を供給し第1の装置からの出力信号を電
圧値Voとして検知して前記第1の装置からの信号処理
を行う第2の装置とを備え、前記第1の装置および第2
の装置を異なる部位に配置して両者を2本の配線で接続
し、前記第1の装置への動作用電源の供給と第1の装置
からの出力信号の伝達を2本の配線を用いて行うように
した通信装置。 - 【請求項2】 第1の装置からの出力信号として、運転
状態の設定や塵埃の有無などの状態信号、負荷への制御
信号を出力するように構成した請求項1記載の通信装
置。 - 【請求項3】 第1の装置内の状態信号発生手段から出
力する電圧値Vi(Viは第1の装置と第2の装置間の
配線間に印加される電圧)と第2の装置で検知する電圧
値Voとの和は常に一定電圧値Vbとし、運転状態の設
定や塵埃の有無などの状態信号または負荷への制御信号
に応じて電圧値Viを第1の装置にて変化させることに
より、第2の装置に信号を伝達するように構成した請求
項1または2記載の通信装置。 - 【請求項4】 電源発生手段の電圧値は常に一定電圧V
eに保ち、第1の装置に内蔵した抵抗器を前記電源発生
手段に直列に接続し、第2の装置に一定電流値を発生す
る定電流源手段を設け、前記定電流源手段からの電流I
oをこの経路に供給して、第1の装置から出力する電圧
値Vi(Vi=(電源発生手段の電圧値Ve)+(抵抗
器の抵抗値Ra)×(定電流値Io))と第2の装置で
の検知電圧値Voとの和は常に一定電圧値Vbとし、運
転状態の設定や塵埃の有無などの状態信号または負荷へ
の制御信号に応じて電圧値Viを第1の装置にて前記抵
抗器の抵抗値Raを変化させることにより、第2の装置
に信号を伝達するように構成した請求項1または2記載
の通信装置。 - 【請求項5】 第1の装置と第2の装置は、それらの間
を使用者が工具なしに容易に着脱できる部位に配置した
請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。 - 【請求項6】 第1の装置と第2の装置間の配線間に印
加する電圧は、第1の装置と第2の装置との接続部位に
おいて接触不良が発生しにくい電圧に設定した請求項1
〜5のいずれか1項に記載の通信装置。 - 【請求項7】 第1の装置と第2の装置間の配線に流す
電流は、第1の装置と第2の装置との接続部位において
接触不良が発生しにくい電流に設定した請求項1〜5の
いずれか1項に記載の通信装置。 - 【請求項8】 表示手段と、任意の電圧値Vzを有する
定電圧発生手段とを第1の装置と第2の装置間の配線に
並列接続し、第1の装置の出力電圧値Viが電圧値Vz
よりも高い場合に表示するようにした請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の通信装置。 - 【請求項9】 表示手段と、任意の電圧値Vzを有する
定電圧発生手段とを内蔵する第3の装置を第1の装置と
第2の装置間の配線に並列接続し、第1の装置の出力電
圧値Viが電圧値Vzよりも高い場合に表示するように
した請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。 - 【請求項10】 第2の装置を電動送風機、集塵袋など
を備えた掃除機本体とし、第1の装置を前記掃除機本体
に接続するホースユニットや、延長管、床用吸込具のい
ずれかに配置する構成とした請求項1〜9のいずれか1
項に記載の電気掃除機。
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JP2002315703A true JP2002315703A (ja) | 2002-10-29 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-04-19 JP JP2001121146A patent/JP4674410B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4674410B2 (ja) | 2011-04-20 |
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