JP2013158157A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】A/Dコンバータにおける測定可能な電圧範囲をすべて測定対象で使用することができ、かつ、コネクタ抜けや接続ケーブルの切断を検出できる回路を備えたモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】交流側基板20は、カレントトランス2の二次側巻線の電圧を直流に変換した換算電圧を出力するダイオード7と、換算電圧を入力し、同換算電圧を反転した信号である反転換算電圧を出力する信号反転回路15とを備えている。制御基板40は、アナログ/デジタル変換回路60aを内蔵したマイコン60を備えており、反転換算電圧をコネクタ12、32を介してアナログ/デジタル変換回路60aに入力し、マイコン60は、交流電流が流れない時にアナログ/デジタル変換した反転換算電圧と対応する値がゼロであるとき、制御基板40と交流側基板20との間で、コネクタ抜けやケーブル切断が発生したと判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動装置に係わり、より詳細には、モータの駆動で消費される消費電流を検出する構成において、電流を検出するカレントトランスが搭載された基板と、この検出された電流によって室外機を制御する制御基板とを結ぶ配線の断線やコネクタ抜けを検出する構成に関する。
従来、カレントトランスを用いてモータの消費電流を測定してモータを制御するモータ駆動装置として図5に示すものがある。
このモータ駆動装置は、交流電源1を入力して直流電力に変換する整流手段4と、この直流電力を交流電力に変換してモータ6に印加するインバータ5(モータ駆動部)とを備えている。交流電源1の一方のラインには、カレントトランス2の一次側とパワーリレー3とが直列に接続されている。このカレントトランス2は交流側基板10に配置されている。なお、この交流側基板10とマイコン60が搭載された制御基板40とはケーブル11にて接続されている。
このカレントトランス2の二次側は一方のラインにダイオード7のアノード端子が接続され、このダイオード7のカソード端子がコネクタ12の端子12cと、コンデンサ8の正極側に接続されている。一方、カレントトランス2の二次側は他方のラインにコンデンサ8の負極端と、コネクタ12の端子12dに接続されると共に、交流側基板10内のグランドに接続されている。
また、交流側基板10にはパワーリレー駆動回路9が備えられており、コネクタ12の端子12aから供給される電圧と、端子12bからの信号によってパワーリレー3のオン/オフを行うようになっている。
制御基板30には端子32a、32b、32c、32dが設けられたコネクタ32が備えられており、端子32aには+12V(ボルト)の電圧が印加され、端子32bにはマイコン60の出力ポート(パワーリレー3制御用)が、端子32cはマイコン60のA/Dコンバータ60a(アナログ/デジタル変換)に、端子32dは制御基板30のグランドにそれぞれ接続されている。そしてコネクタ12の端子12a、12b、12c、12dと対応して、コネクタ32の端子32a、32b、32c、32dとがそれぞれケーブル11で接続されている。なお、マイコン60は図示しないケーブルを介してインバータ5を制御するようになっている。
次に図5を用いて動作を説明する。マイコン60は、まず、出力ポートに信号を出力し、パワーリレー駆動回路9を介してパワーリレー3をオンにする。そしてインバータ5を制御してモータ6を回転させる。この時、負荷の状態検出やインバータ5を制御するために交流電源1の入力電流を測定する。
モータ6が回転して負荷が増加するとこれに対応して消費電流も増加する。このため、カレントトランス2の二次側の電圧も上昇する。この電圧はダイオード7で整流、コンデンサ8で平滑され、端子12cと端子12dとの間の直流電圧として出力される。つまり、消費電流が、これと対応する電圧として出力され、ケーブル11を介してマイコン60のA/Dコンバータ60aに入力される。マイコン60はこの電圧をデジタル値に変換して制御に使用する。
図6はこの時にマイコン60のA/Dコンバータ60aに入力される電圧の一例を示すものであり、縦軸にA/Dコンバータ60aに入力される電圧(コンデンサ8の両端電圧)を、横軸に入力電流(消費電流)を示したものである。図5の回路の場合、入力電流が0A(アンペア)の時にコンデンサ8の両端電圧が0V(ボルト)、入力電流が15Aの時にコンデンサ8の両端電圧が5Vとなる。従ってモータ6の回転数が上昇し、負荷も上昇した場合、図6のように電流値が増加する。なお、マイコン60の特性により、A/Dコンバータ60aに入力される電圧は0〜5Vであるため、測定可能な消費電流値の範囲はこの電圧範囲に対応させるように、カレントトランス2の仕様が決定されている。
図5の回路においてコネクタ12やコネクタ32が何らかの原因で抜けた、もしくは、コネクタ12の端子12cや端子12dと対応するケーブル11が切断された場合、インバータ5の運転中で、ある程度の電流が流れていれば急激な電流値の変化により、これらの障害を検知できるが、電流値が小さい場合やインバータ5の運転開始前であれば、障害が発生した時と電流が発生していない時とは、共にA/Dコンバータ60aに入力される電圧が0V前後になるため区別ができない。
このため、マイコン60がこの誤った電流値でインバータ5を制御してしまい、誤動作してしまう虞があった。
このようなA/Dコンバータに入力される電圧を測定することで、本来の測定電圧の他にコネクタ抜けやケーブル切断の判定を同時に行う方式が開示されている。
図7は温度検出回路におけるサーミスタの接続を判定するものである。
この温度検出回路はサーミスタ96の両端にコネクタ97の端子が接続され、このコネクタ97を介してサーミスタ96の一端が電源に、他端が抵抗98の一端に、抵抗98の他端がグランドに接続されている。そして抵抗98の一端がA/D変換用のIC82の入力に接続されている。IC82の変換出力はマイコンであるIC81に接続されている。
この回路は抵抗98があるため、コネクタ97が抜けない限り、最低限の電圧が印加されることになる。つまり、図8(1)に示すように、検出する温度に対応してサーミスタ電圧Vxが上昇するのでなく、図8(2)に示すように抵抗98の両端電圧VBを基準として、この電圧から検出する温度に対応してサーミスタ電圧Vyが上昇するようになっている。そして、コネクタ97が抜けた場合、抵抗98の両端電位は0Vになる。
このため、A/Dコンバータの入力電圧を監視し、電圧VB以上であれば正常、以下であればコネクタ抜けなどの異常としてIC81が判断している。(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この方式は本来の目的である検知温度の範囲、つまり、これと対応するA/Dコンバータの入力電圧の範囲を狭くすることになり、図8(1)の場合に比較して温度範囲が狭くなる、または、同じ温度範囲とした場合、精度が悪くなるという問題がある。
特開平4−73676号公報(第3−4頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、A/Dコンバータにおける測定可能な電圧範囲をすべて測定対象で使用することができ、かつ、コネクタ抜けや接続ケーブルの切断を検出できる回路を備えたモータ駆動装置を提供すること目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、交流電源を入力して直流電力に変換する整流手段と、前記直流電力を入力してモータを駆動するモータ駆動部と、前記交流電源と前記整流手段との間に一次側巻線が直列に接続され、前記整流手段に流れる入力電流と対応する電圧を二次側巻線から出力するカレントトランスと、同カレントトランスが搭載された交流側基板と、前記入力電流の大きさにより前記モータ駆動部を制御する制御基板と、同制御基板と前記交流側基板との間を電気的に接続するコネクタとを備えたモータ駆動装置であって、
前記交流側基板は、前記カレントトランスの二次側巻線の電圧を直流に変換した換算電圧を出力する整流部と、前記換算電圧を入力し、同換算電圧を反転した電圧である反転換算電圧を出力する信号反転回路とを備え、
前記制御基板は、アナログ/デジタル変換回路を内蔵したマイコンを備えており、前記反転換算電圧を前記コネクタを介して前記アナログ/デジタル変換回路に入力し、
前記マイコンは、前記モータ駆動部が駆動されない時にアナログ/デジタル変換した前記反転換算電圧と対応する値が所定値以下であるとき、前記制御基板と前記交流側基板との間で前記反転換算電圧が切断されたと判断することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の発明は、交流電源を入力して直流電力に変換する整流手段と、前記直流電力を入力してモータを駆動するモータ駆動部と、前記交流電源と前記整流手段との間に一次側巻線が直列に接続され、前記整流手段に流れる入力電流と対応する電圧を二次側巻線から出力するカレントトランスと、同カレントトランスが搭載された交流側基板と、前記入力電流の大きさにより前記モータ駆動部を制御すると共に制御用電源が供給された制御基板と、同制御基板と前記交流側基板との間を電気的に接続するコネクタとを備えたモータ駆動装置であって、
前記交流側基板は、前記カレントトランスの二次側巻線の電圧を直流に変換した換算電圧を出力する整流部を備え、
前記制御基板は、前記コネクタを介して前記換算電圧の正極側と負極側とが接続され、
前記換算電圧の正極側がグランドに、前記換算電圧の負極側と前記制御用電源の正極側との間に直列に配置された2つの抵抗がそれぞれ接続され、
アナログ/デジタル変換回路を内蔵したマイコンと、2つの前記抵抗の接続点と前記アナログ/デジタル変換回路との間に直列に接続されたスイッチ手段と、基準電圧と前記接続点の電圧とを比較して、前記接続点の電圧が前記基準電圧以上になった場合、前記スイッチ手段を開とする比較回路とを備えており、
前記マイコンは、前記モータ駆動部が駆動されない時にアナログ/デジタル変換した前記接続点の電圧値と対応する値が所定値以下であるとき、前記制御基板と前記交流側基板との間で前記換算電圧が切断されたと判断することを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明によるモータ駆動装置によれば、請求項1に係わる発明は、交流側基板に信号反転回路があるため、A/Dコンバータにおける測定可能な電圧範囲をすべて測定対象で使用することができ、かつ、コネクタ抜けや接続ケーブルの切断を簡単な回路構成で検出できる。
請求項2に係わる発明は、制御基板側で換算電圧を反転させる回路を備えているため、A/Dコンバータにおける測定可能な電圧範囲をすべて測定対象で使用することができ、かつ、コネクタ抜けや接続ケーブルの切断を簡単な回路構成で検出できる。請求項1の構成に比較して交流側基板に信号反転回路に供給する電源が不要であり、コネクタのピン数やケーブルの数を削減できる。
本発明によるモータ駆動装置の第1の実施例を示すブロック図である。 第1の実施例におけるA/Dコンバータ入力電圧のグラフである。 本発明によるモータ駆動装置の第2の実施例を示すブロック図である。 第2の実施例におけるA/Dコンバータ入力電圧のグラフである。 従来のモータ駆動装置を示すブロック図である。 従来のモータ駆動装置におけるA/Dコンバータ入力電圧のグラフである。 従来の温度検出回路を示すブロック図である。 従来の温度検出回路におけるA/Dコンバータ入力電圧のグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。本発明は入力電流(消費電流)と対応する換算電圧を反転させ、入力電流が大きい時に換算電圧を小さく、入力電流が小さい時に換算電圧を大きくすることで、例えばコネクタ抜けなどが発生した場合を0ボルト、電流が流れない場合を5ボルトとして検出し、両者を区別することが特徴である。
なお、この換算電圧の反転回路を交流基板側に備えた例を実施例1で、この換算電圧を反転させる回路を制御基板側に備えた例を実施例2でそれぞれ説明する。
図1は、本発明によるモータ駆動装置のブロック図である。
このモータ駆動装置は、交流電源1を入力して直流電力に変換する整流手段4と、この直流電力を交流電力に変換してモータ6に印加するインバータ5(モータ駆動部)とを備えている。交流電源1の一方のラインには、カレントトランス2の一次側とパワーリレー3とが直列に接続されている。このカレントトランス2は交流側基板20に配置されている。
また、これらを制御するため、カレントトランス2が搭載された交流側基板20と、パワーリレー3を駆動するパワーリレー駆動回路9が搭載されたリレー駆動基板35と、モータ駆動装置の制御を行う制御基板40とが備えられている。なお、この交流側基板20とマイコン60が搭載された制御基板40とはケーブル11にて接続されている。
このカレントトランス2の二次側は一方のラインにダイオード7のアノード端子が接続され、このダイオード7のカソード端子が信号反転回路15の入力側に、また、信号反転回路15の出力側がコネクタ12の端子12cにそれぞれ接続されている。また、ダイオード7のアノード端子はコンデンサ8の正極端に接続されている。一方、カレントトランス2の二次側は、他方のラインにコンデンサ8の負極端とコネクタ12の端子12dとが接続されると共に、交流側基板20内のグランドに接続されている。なお、ダイオード7が整流部であり、このダイオード7から出力される信号が、整流手段4とインバータ5とモータ6で消費される消費電流、つまり入力電流を電圧に換算した換算電圧である。この換算電圧は信号反転回路15に入力され、反転された電圧である反転換算電圧として出力される。
制御基板40には端子32a、32c、32dが設けられたコネクタ32が備えられており、端子32aには+12V(ボルト)の電源が接続され、端子32cはマイコン60のA/Dコンバータ60a(アナログ/デジタル変換)に、端子32dは制御基板40のグランドにそれぞれ接続されている。そしてコネクタ12の端子12a、12c、12dと対応して、コネクタ32の端子32a、32c、32dとがそれぞれケーブル11で接続されている。なお、マイコン60はケーブルを介してインバータ5を制御するようになっている。
背景技術で説明した図5の回路と大きく異なる部分は、交流側基板20内に+12Vの電源で動作する信号反転回路15が備えられていることである。従って、消費電流と対応するコンデンサ8の両端電圧、つまり、換算電圧は反転されて反転換算電圧として制御基板40に接続される。このため、図6で説明したグラフの傾きが図1の回路を用いた場合に対して逆になる。
図2は図1の回路においてマイコン60のA/Dコンバータ60a(アナログ/デジタル変換回路)に入力される電圧の一例を示すものであり、縦軸にA/Dコンバータ60aに入力される反転換算電圧(信号反転回路15の出力電圧)を、横軸に入力電流(消費電流)を示したものである。図2のグラフにおいて、入力電流が0A(アンペア)の時に信号反転回路15の出力電圧(反転換算電圧)が5V、入力電流が15Aの時に信号反転回路15の出力電圧が0Vとなる。従って入力電流が増加した場合、この出力電圧は減少する。なお、マイコン60の特性により、A/Dコンバータ60aに入力される電圧は0〜5V、また、アナログ/デジタル変換された値はこの電圧に対応して0〜255(8ビット仕様の場合)であるため、測定可能な消費電流値の範囲はこの電圧範囲に対応させるように、カレントトランス2の仕様が決定されている。
この場合、コネクタ32やコネクタ12の抜け、信号反転回路15から出力された信号が通過するケーブル11の断線などが発生すると、マイコン60のA/Dコンバータ60aに入力される電圧が0Vになり、アナログ/デジタル変換された値が0になる。このため、入力電流が0アンペアの場合の+5Vと区別が可能である。また、+12Vの供給ラインで断線などが発生した場合、信号反転回路15に電源が供給されないため0Vになり、これがマイコン60のA/Dコンバータ60aに入力されて、アナログ/デジタル変換された値が0になる。従って、マイコン60はインバータ5を駆動していない時、この値が所定値、例えばA/Dコンバータ60aの変換ビット数が8ビットの場合、128以下になったらコネクタ抜けなどが発生したと判断するとよい。
以上説明したように、交流側基板20に信号反転回路15があるため、交流側基板20に信号反転回路15があるため、A/Dコンバータ60aにおける測定可能な電圧範囲をすべて測定対象で使用することができ、かつ、コネクタ12、32の抜けや接続するケーブル11の切断を簡単な回路構成で検出できる。
図3は本発明による別の実施例を示すモータ駆動装置のブロック図である。
基本的な構成は図1と類似しているため、図1と同じ構成や部品については同一の符号を付与し、これらの詳細な説明を省略する。ここでは、図1の構成との相違点を中心に説明する。
図3のモータ駆動装置は、交流電源1を入力して直流電力に変換する整流手段4と、この直流電力を交流電力に変換してモータ6に印加するインバータ5(モータ駆動部)とを備えている。そして、交流電源1の一方のラインにはカレントトランス2とパワーリレー3とが直列に接続されている。また、これらを制御するため、カレントトランス2が搭載された交流側基板30と、パワーリレー3を駆動するパワーリレー駆動回路9が搭載されたリレー駆動基板35と、モータ駆動装置の制御を行う制御基板50とが備えられている。なお、この交流側基板30とマイコン60が搭載された制御基板40とはケーブル11にて接続されている。
交流側基板30は、カレントトランス2の二次側の一方のラインにダイオード7のアノード端子が接続され、このダイオード7のカソード端子がコネクタ31の端子31aに接続されている。また、ダイオード7のカソード端子はコンデンサ8の正極端に接続されている。一方、カレントトランス2の二次側は他方のラインにコンデンサ8の負極端と、コネクタ31の端子31bに接続されている。なお、ダイオード7が整流部であり、このダイオード7から出力される信号が、整流手段4とインバータ5とモータ6で消費される消費電流、つまり入力電流を電圧に換算した換算電圧である。
一方、制御基板50は、コネクタ56が備えられており、コネクタ31の端子31aと端子31bとは、ケーブル11を介してコネクタ56の端子56aと端子56bとにそれぞれ接続されている。また、制御基板50には、コンパレータからなる比較回路54とマイコン60とが備えられている。このマイコン60はインバータ5の制御やパワーリレー駆動回路9を介してパワーリレー3をオン/オフする制御を行う。
この制御基板50のコネクタ56の端子56aはグランドに、また、端子56bは抵抗52の一端にそれぞれ接続されている。抵抗52の他端は抵抗51の一端に、抵抗51の他端は制御用電源である+12Vの電源にそれぞれ接続されている。従って、グランドを基準とした場合、端子56bには交流側基板30からマイナスの電圧が供給されることになる。
抵抗52と抵抗51との接続点である接続点57は、スイッチ手段であるスイッチ53の一端と比較回路54の+端子にそれぞれ接続されている。また、スイッチ53の他端はマイコン60のA/Dコンバータ60aの入力端子に接続されている。
一方、比較回路54の−端子には基準電圧55として+5.3Vが接続されている。そして、比較回路54の出力端子はスイッチ53の制御端子に接続されていおり、接続点57の電圧が基準電圧55より高くなった時にハイレベルの信号を出力し、この信号によりスイッチ53を開とするようになっている。接続点57の電圧が基準電圧55以下の場合、比較回路54の出力端子からローレベルの信号が出力され、この信号によりスイッチ53を閉とするようになっている。
従って接続点57の電圧が+5.3V以下なら接続点57の電圧がスイッチ53を介してマイコン60のA/Dコンバータ60aの入力端子に接続され、マイコン60はこの電圧をA/D変換して取り込むことができる。
交流側基板30からコネクタ31とコネクタ56とを介して制御基板50に入力される電圧は前述のようにグランドを基準としてマイナスの電圧であり、直列に接続された抵抗51と抵抗52とは、+12Vと端子56bに印加されるこのマイナスの電圧との間に接続されている。このマイナス電圧は、カレントトランス2に流れる入力電流の0〜15Aに対応して、0V〜−8.6Vの間の電圧となるように予めカレントトランス2が設計されている。また、抵抗51は7KΩ(キロオーム)に、抵抗52は5KΩにそれぞれなっている。つまり、抵抗51と抵抗52とは7:5の割合の定数となっている。
従ってカレントトランス2に流れる入力電流が0アンペアの場合、このマイナスの電圧も0Vとなる。この時、抵抗51と抵抗52の両端にはほぼ12Vが印加されている。なお、実際にはダイオード7の順方向電圧だけ低い電圧が印加されることになるが、説明を簡略化するためこのダイオード7は順方向電圧がほぼ0Vであるとして説明する。実際の設計に当たってはこの順方向電圧を考慮して設計するとよい。
マイナスの電圧が0Vの場合、抵抗51と抵抗52の両端にはほぼ+12Vが印加されており、この時の接続点57の電圧はグランドの電位を0Vとした場合、抵抗51と抵抗52で7:5に分圧されて+5Vになる。そして、マイナスの電圧が−8.6Vの場合、抵抗51と抵抗52の両端にはほぼ20.6Vが印加されているこの電圧が抵抗51と抵抗52で7:5に分圧され、抵抗51の両端には約12V、抵抗52の両端には約8.6Vの電圧が印加されている。この時の接続点57の電圧はグランドの電位を0Vとした場合にほぼ0Vになる。
図4は抵抗51と抵抗52で分圧される接続点57の電圧と、コネクタ56の端子56bに印加されるマイナスの電圧とをグランドを基準として表したグラフであり、縦軸は電圧を、横軸はカレントトランス2に流れる入力電流を示している。
図4において、前述したようにマイナス電源の電圧が0Vから−8.6Vに、つまり、入力電流が0から15アンペアになるに従って接続点57の電圧は+5Vから0Vに低下する。前述したようにこの接続点57はマイコン60のA/Dコンバータ60aの入力端子に接続されているため、実施例1で説明したようにA/D変換した値を実際の入力電流値に対応して換算して用いることができる。
一方、コネクタ31やコネクタ56が抜けた場合、もしくは、ケーブル11が切断された場合、接続点57は+12Vの電圧まで上昇する。比較回路54では常に接続点57の電圧と基準電圧の5.3Vとを比較しており、接続点57の電圧が5.3V以上となった時、スイッチ53を開にする。このためマイコン60のA/Dコンバータ60aの入力端子に入力される電圧は切断されて、アナログ/デジタル変換された値が0になる。従って、マイコン60はインバータ5を駆動していない時、この値が所定値、例えばA/Dコンバータ60aの変換ビット数が8ビットの場合、128以下になったらコネクタ抜けなどが発生したと判断するとよい。
以上説明したように、A/Dコンバータ60aにおける測定可能な電圧範囲をすべて測定対象で使用することができ、かつ、コネクタ32、56の抜けや接続するケーブル11の切断を簡単な回路構成で検出できる。また、制御基板50側で換算電圧を反転させる回路を備えているため、実施例1に比較して交流側基板30の信号反転回路15に供給する電源が不要であり、コネクタのピン数やケーブルの数を削減できる。
実施例1、2では交流電源の電流検出にカレントトランスを用いているが、これに限るものでなく、電流を電圧に変換する素子であれば同様に使用することができる。
また、両実施例共、アナログ/デジタル変換回路に入力される電圧は入力電流値に対して反比例するため、マイコン内部で換算するようにしている。
さらに両実施例ではA/Dコンバータ60aの入力端子がオープンとなった時、この端子は0Vになるとしているが、この入力端子がオープンとなった時にハイインピーダンスになる場合は、抵抗51と抵抗52の値よりもはるかに大きい値の抵抗、例えば1メグオームなどを介してA/Dコンバータ60aの入力端子をグランドに接続するとよい。
1 交流電源
2 カレントトランス
3 パワーリレー
4 整流手段
5 インバータ(モータ駆動部)
6 モータ
7 ダイオード(整流部)
8 コンデンサ
9 パワーリレー駆動回路
11 ケーブル
12 コネクタ
12a 端子
12c 端子
12d 端子
15 信号反転回路
20 交流側基板
30 交流側基板
31 コネクタ
31a 端子
31b 端子
32 コネクタ
32a 端子
32c 端子
32d 端子
35 リレー駆動基板
40 制御基板
50 制御基板
51 抵抗
52 抵抗
53 スイッチ(スイッチ手段)
54 比較回路
55 基準電圧
56 コネクタ
56a 端子
56b 端子
57 接続点
60 マイコン
60a A/Dコンバータ(アナログ/デジタル変換回路)

Claims (2)

  1. 交流電源を入力して直流電力に変換する整流手段と、前記直流電力を入力してモータを駆動するモータ駆動部と、前記交流電源と前記整流手段との間に一次側巻線が直列に接続され、前記整流手段に流れる入力電流と対応する電圧を二次側巻線から出力するカレントトランスと、同カレントトランスが搭載された交流側基板と、前記入力電流の大きさにより前記モータ駆動部を制御する制御基板と、同制御基板と前記交流側基板との間を電気的に接続するコネクタとを備えたモータ駆動装置であって、
    前記交流側基板は、前記カレントトランスの二次側巻線の電圧を直流に変換した換算電圧を出力する整流部と、前記換算電圧を入力し、同換算電圧を反転した電圧である反転換算電圧を出力する信号反転回路とを備え、
    前記制御基板は、アナログ/デジタル変換回路を内蔵したマイコンを備えており、前記反転換算電圧を前記コネクタを介して前記アナログ/デジタル変換回路に入力し、
    前記マイコンは、前記モータ駆動部が駆動されない時にアナログ/デジタル変換した前記反転換算電圧と対応する値が所定値以下であるとき、前記制御基板と前記交流側基板との間で前記反転換算電圧が切断されたと判断することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 交流電源を入力して直流電力に変換する整流手段と、前記直流電力を入力してモータを駆動するモータ駆動部と、前記交流電源と前記整流手段との間に一次側巻線が直列に接続され、前記整流手段に流れる入力電流と対応する電圧を二次側巻線から出力するカレントトランスと、同カレントトランスが搭載された交流側基板と、前記入力電流の大きさにより前記モータ駆動部を制御すると共に制御用電源が供給された制御基板と、同制御基板と前記交流側基板との間を電気的に接続するコネクタとを備えたモータ駆動装置であって、
    前記交流側基板は、前記カレントトランスの二次側巻線の電圧を直流に変換した換算電圧を出力する整流部を備え、
    前記制御基板は、前記コネクタを介して前記換算電圧の正極側と負極側とが接続され、
    前記換算電圧の正極側がグランドに、前記換算電圧の負極側と前記制御用電源の正極側との間に直列に配置された2つの抵抗がそれぞれ接続され、
    アナログ/デジタル変換回路を内蔵したマイコンと、2つの前記抵抗の接続点と前記アナログ/デジタル変換回路との間に直列に接続されたスイッチ手段と、基準電圧と前記接続点の電圧とを比較して、前記接続点の電圧が前記基準電圧以上になった場合、前記スイッチ手段を開とする比較回路とを備えており、
    前記マイコンは、前記モータ駆動部が駆動されない時にアナログ/デジタル変換した前記接続点の電圧値と対応する値が所定値以下であるとき、前記制御基板と前記交流側基板との間で前記換算電圧が切断されたと判断することを特徴とするモータ駆動装置。
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