JP2002315540A - カマボコ等の練り物の成形方法とその装置 - Google Patents
カマボコ等の練り物の成形方法とその装置Info
- Publication number
- JP2002315540A JP2002315540A JP2001126423A JP2001126423A JP2002315540A JP 2002315540 A JP2002315540 A JP 2002315540A JP 2001126423 A JP2001126423 A JP 2001126423A JP 2001126423 A JP2001126423 A JP 2001126423A JP 2002315540 A JP2002315540 A JP 2002315540A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fish paste
- raw material
- die
- kamaboko
- presser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fish Paste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は板付のカマボコあるいはサツマア
ゲなどの練物を製造する課程で行う原料素材の混練具合
を均一にすると共に、製品の大きさにバラツキの無い製
品を提供するための製造方法とその装置に係る。 【解決手段】 臼型と内押子を内包する外押子とで製造
装置を構成し、臼型内に充填した原料素材を外押子と内
押子で交互に圧着することで原料素材の混練を均一に行
ない、しかも臼型と押型とによって均一な外形を備えた
練物製品を製造できるものである。
ゲなどの練物を製造する課程で行う原料素材の混練具合
を均一にすると共に、製品の大きさにバラツキの無い製
品を提供するための製造方法とその装置に係る。 【解決手段】 臼型と内押子を内包する外押子とで製造
装置を構成し、臼型内に充填した原料素材を外押子と内
押子で交互に圧着することで原料素材の混練を均一に行
ない、しかも臼型と押型とによって均一な外形を備えた
練物製品を製造できるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は板付のカマボコ、
笹カマボコ、丸形、角形のカマボコやさつま揚などの揚
物等を製造する過程に於て原料素材の混練、成形を容易
にし、かつ食感の良い製品を成形製造する方法との装置
に関する。
笹カマボコ、丸形、角形のカマボコやさつま揚などの揚
物等を製造する過程に於て原料素材の混練、成形を容易
にし、かつ食感の良い製品を成形製造する方法との装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】熟練した技術者が原料素材を練り込みな
がら手で板に盛り付ける方法や、簡単な型に嵌め込んで
成形する方法が取られていた。いずれも手作りによる効
率の悪さと、肉体的な苦痛ははかり知れないものがあ
る。又一部機械化されて型に流し込む方法も行なわれて
いるが、原料素材を流し込み充填するだけの方法なので
素材が均等に混練されずむらが多く、又気泡を含んだ、
食感の良くない製品しか作ることが出来なかった。
がら手で板に盛り付ける方法や、簡単な型に嵌め込んで
成形する方法が取られていた。いずれも手作りによる効
率の悪さと、肉体的な苦痛ははかり知れないものがあ
る。又一部機械化されて型に流し込む方法も行なわれて
いるが、原料素材を流し込み充填するだけの方法なので
素材が均等に混練されずむらが多く、又気泡を含んだ、
食感の良くない製品しか作ることが出来なかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は熟練を必要
としないで、又肉体的な苦痛を伴わないで、良質のカマ
ボコや揚物を製造する方法を提供する。
としないで、又肉体的な苦痛を伴わないで、良質のカマ
ボコや揚物を製造する方法を提供する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明に係る方法
は、カマボコを機械により成形する際、成形型内で押し
子を可動させる事により、型内部で原料素材の混練を行
い良質のカマボコを容易に成形する。
は、カマボコを機械により成形する際、成形型内で押し
子を可動させる事により、型内部で原料素材の混練を行
い良質のカマボコを容易に成形する。
【０００５】
【発明の実施の形態】この発明に適用する原料素材の混
練装置の構成部材を図１により説明すれば次のとおりで
ある。図１に示した構成部材は、符号（ａ）の底板２と
この底板上に載置したカマボコ板５と符号（ｂ）の母型
１および符号（ｃ）の外押子３とこの外押子３内に滑入
している内押子４の３部材で形成されている。底板２と
カマボコ板５はいずれも平板として形成されており、カ
マボコ板５は母型１の空所形Ｈとほぼ同形に形成されて
いる。母型１には空所Ｈとこの空所に連通するシリンダ
穴１１が形成されている。外押子３１には母型１のシリ
ンダ穴１１に滑入するピストン３１と内押子４を滑入さ
せるためのシリンダ穴３２が形成されている。内押子４
は外押子３のシリンダ穴３２内に滑合自在に取付けられ
ており、内押子４と外押子３とによって押型Ａが形成さ
れている。
練装置の構成部材を図１により説明すれば次のとおりで
ある。図１に示した構成部材は、符号（ａ）の底板２と
この底板上に載置したカマボコ板５と符号（ｂ）の母型
１および符号（ｃ）の外押子３とこの外押子３内に滑入
している内押子４の３部材で形成されている。底板２と
カマボコ板５はいずれも平板として形成されており、カ
マボコ板５は母型１の空所形Ｈとほぼ同形に形成されて
いる。母型１には空所Ｈとこの空所に連通するシリンダ
穴１１が形成されている。外押子３１には母型１のシリ
ンダ穴１１に滑入するピストン３１と内押子４を滑入さ
せるためのシリンダ穴３２が形成されている。内押子４
は外押子３のシリンダ穴３２内に滑合自在に取付けられ
ており、内押子４と外押子３とによって押型Ａが形成さ
れている。
【０００６】
【実施例】この発明の実施例２と図２乃至図６によりカ
マボコの成形方法を説明すれば次のとおりである。図２
の（ａ）で示すように底板２にカマボコ板５を載置し、
母型１の空所をカマボコ板５に封密状に滑合させて母型
１を底板２上に取付けて臼型Ｂを形成する。このように
位置設定した臼型Ｂの空所内にカマボコの原料素材１０
を投入する。
マボコの成形方法を説明すれば次のとおりである。図２
の（ａ）で示すように底板２にカマボコ板５を載置し、
母型１の空所をカマボコ板５に封密状に滑合させて母型
１を底板２上に取付けて臼型Ｂを形成する。このように
位置設定した臼型Ｂの空所内にカマボコの原料素材１０
を投入する。
【０００７】〔第１行程〕押型Ａを臼型Ｂ内に圧入す
る。この圧入によって図３に示すように原料素材１０は
空所内に充満し、中央部分が外押子３のシリンダ穴３２
内に充填されることになり、内押子４は外押子３外に押
出されている。 〔第２行程〕図３で示す状態にある原料素材１０に対し
て、内押子４を押下げれば、図４に示すようにシリンダ
穴３２内の原料素材はシリンダ穴外に強制的に排出され
空所内に充填され、外押子３は上方に押出される。 〔繰返し行程〕前記した第２行程を行った後に引き続き
第１行程を再度行い、この行程に続いて第２行程更に第
１行程にたちかえるように、この繰返し行程を数回行う
ことで原料素材の混練を完全なものとし、良質なカマボ
コ素材が得られる。 〔カマボコ素材の成型〕図５はカマボコ素材の成型手段
を示したもので、前記した繰返し行程によって充分に混
練された原料素材１０は、最終段階で臼型Ｂと押型Ａ間
でカマボコ素材６として成形される。図６は図８で示し
たカマボコ成形装置から母型１、内および外押子４，３
をそれぞれ取除いて、カマボコ成形体Ｋを示したもの
で、この成形体Ｋはカマボコ板５上にカマボコ素材６を
盛り付けた状態で取出される。
る。この圧入によって図３に示すように原料素材１０は
空所内に充満し、中央部分が外押子３のシリンダ穴３２
内に充填されることになり、内押子４は外押子３外に押
出されている。 〔第２行程〕図３で示す状態にある原料素材１０に対し
て、内押子４を押下げれば、図４に示すようにシリンダ
穴３２内の原料素材はシリンダ穴外に強制的に排出され
空所内に充填され、外押子３は上方に押出される。 〔繰返し行程〕前記した第２行程を行った後に引き続き
第１行程を再度行い、この行程に続いて第２行程更に第
１行程にたちかえるように、この繰返し行程を数回行う
ことで原料素材の混練を完全なものとし、良質なカマボ
コ素材が得られる。 〔カマボコ素材の成型〕図５はカマボコ素材の成型手段
を示したもので、前記した繰返し行程によって充分に混
練された原料素材１０は、最終段階で臼型Ｂと押型Ａ間
でカマボコ素材６として成形される。図６は図８で示し
たカマボコ成形装置から母型１、内および外押子４，３
をそれぞれ取除いて、カマボコ成形体Ｋを示したもの
で、この成形体Ｋはカマボコ板５上にカマボコ素材６を
盛り付けた状態で取出される。
【０００８】図７および図８はカマボコ製造手段を自動
化した場合を示したもので、符号４０は各操作ポンプの
取付枠を表わし、この取付枠には外押子用ポンプ４１
と、内押子用ポンプ４２が取付けられており、各ポンプ
によって作動するピストン杆４３，４４によって臼型Ｂ
内の原料素材の混練が行なわれ、カマボコ素材６が得ら
れる。図９および図１０は丸型と角型のサツマアゲを製
造する場合の製造装置を示したものである。
化した場合を示したもので、符号４０は各操作ポンプの
取付枠を表わし、この取付枠には外押子用ポンプ４１
と、内押子用ポンプ４２が取付けられており、各ポンプ
によって作動するピストン杆４３，４４によって臼型Ｂ
内の原料素材の混練が行なわれ、カマボコ素材６が得ら
れる。図９および図１０は丸型と角型のサツマアゲを製
造する場合の製造装置を示したものである。
【０００９】
【発明の効果】この発明は臼型内に原料素材を充填した
後で外押子と内押子で形成される押型底部を原料素材に
当接させ、第１行程で外押子で原料素材を圧着し、第２
行程で内押子で前記材料を圧着し、繰返し行程で前記各
行程を連続して行うことで原料素材の混練を行うもの
で、原料素材の混練を充分にしかも品質の均一なものを
得られるものである。またこの発明は、臼型の押型とで
カマボコ等の練り物の混練と成形を行うことができるも
ので、成形物の品質と形態とを均一に製造でき、しかも
自動化による省力化をはかれるものである。
後で外押子と内押子で形成される押型底部を原料素材に
当接させ、第１行程で外押子で原料素材を圧着し、第２
行程で内押子で前記材料を圧着し、繰返し行程で前記各
行程を連続して行うことで原料素材の混練を行うもの
で、原料素材の混練を充分にしかも品質の均一なものを
得られるものである。またこの発明は、臼型の押型とで
カマボコ等の練り物の混練と成形を行うことができるも
ので、成形物の品質と形態とを均一に製造でき、しかも
自動化による省力化をはかれるものである。
【図１】この発明に係る製造装置の説明図である。
【図２】この発明の製造方法の説明図である。
【図３】この発明の製造方法の説明図である。
【図４】この発明の製造方法の説明図である。
【図５】この発明の製造方法の説明図である。
【図６】この発明の製造方法の説明図である。
【図７】カマボコ製造装置の自動化を示す要部断面の説
明図である。
明図である。
【図８】カマボコ製造装置の自動化を示す要部横断面説
明図である。
明図である。
【図９】丸型のサツマアゲの製造装置の説明図である。
【図１０】角型のサツマアゲの製造装置の説明図であ
る。
る。
１ 母型 ２ 底板 ３ 外押子 ４ 内押子 ５ カマボコ板 ６ カマボコ素材 １０ 原料素材 １１ シリンダ穴 ３１ ピストン ３２ シリンダ穴 ４０ 操作ポンプの取付枠 ４１ 操作ポンプ ４２ 操作ポンプ ４３ ピストン杆 ４４ ピストン杆 Ａ 押型 Ｂ 臼型 Ｈ 空所
Claims (2)
- 【請求項１】 臼型と内押子を備えた外押子で形成した
押型とで臼型内に充填した原料素材に対して第１行程で
外押子を用いて、第２行程で内押子を用いてそれぞれ前
記原料素材を圧着し、しかもこの圧着行程を繰返し行う
ことで、臼型内の原料素材の混練と成形を行うようにし
たことを特徴とするカマボコ等の練物の成形方法。 - 【請求項２】 所定形状の空所とこれに連接するシリン
ダ穴とを有する母型と前記シリンダ穴に滑入する外形を
有し、外押子を滑入するシリンダ穴を備えた内押子と前
記シリンダ穴に滑入する外押子とで構成されたことを特
徴とするカマボコ等の練物の成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001126423A JP2002315540A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | カマボコ等の練り物の成形方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001126423A JP2002315540A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | カマボコ等の練り物の成形方法とその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002315540A true JP2002315540A (ja) | 2002-10-29 |
Family
ID=18975466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001126423A Pending JP2002315540A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | カマボコ等の練り物の成形方法とその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002315540A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006238775A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Kibun Foods Inc | 具材入り練り製品の製造方法及びその製造装置 |
-
2001
- 2001-04-24 JP JP2001126423A patent/JP2002315540A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006238775A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Kibun Foods Inc | 具材入り練り製品の製造方法及びその製造装置 |
| JP4606204B2 (ja) * | 2005-03-03 | 2011-01-05 | 株式会社紀文食品 | 具材入り練り製品の製造方法及びその製造装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9999230B2 (en) | Method for producing a baked article which is assembled in the manner of a sandwich, and also baked article comprising two baked product parts of substantially plate-like design and a filling layer arranged between the two baked product parts | |
| JP2002315540A (ja) | カマボコ等の練り物の成形方法とその装置 | |
| CN101103783A (zh) | 一种食品制作方法 | |
| JP2005118789A5 (ja) | ||
| KR20170084765A (ko) | 쌀베이글 제조방법 | |
| CN107791735B (zh) | 加工贵金属容器的模具及方法 | |
| JP3151713U (ja) | 食品成型器 | |
| CN205143354U (zh) | 一种制备面点用卡通造型模具 | |
| KR101762036B1 (ko) | 어묵바 및 그 제조방법 | |
| CN105265510A (zh) | 一种制备面点用卡通造型模具 | |
| KR20090040027A (ko) | 파우더 화장품 제조방법 | |
| CN208490813U (zh) | 一种肉类加工模具 | |
| JPS60116433A (ja) | 花状成形物の成形方法 | |
| CN218650209U (zh) | 一种槟榔压型模具 | |
| RU2262236C2 (ru) | Способ изготовления хлеба с полостью для массового производства | |
| CN111358029A (zh) | 一种采用模具压制生产元宵的方法 | |
| CN106414350B (zh) | 形成具有成型部的窗口的方法以及用于形成其的设备 | |
| JPH0732335A (ja) | 押出成形装置 | |
| CN220112162U (zh) | 一种钮扣冲压模具的固定结构 | |
| CN215075077U (zh) | 一种菌类面食加工制备装置 | |
| CN220966222U (zh) | 一种花饽饽制作用模具 | |
| JP2003102370A (ja) | パイの製造方法 | |
| CN217407587U (zh) | 一种西点生产用预处理装置 | |
| JPS63157946A (ja) | おむすびサンドの成形方法 | |
| CN221271806U (zh) | 用于硅胶全包胶的压合模具 |