JP2002315184A - 分電盤用避雷器 - Google Patents

分電盤用避雷器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 避雷器破損時のバリスタ劣化発熱で温度ヒュ
ーズを応答性よく動作させるようにした分電盤用避雷器
の提供。 【解決手段】 基板1にバリスタ12や温度ヒューズ1
3などの回路部品11を横置き仕様で実装し、基板1に
部分的に形成して開口部とした長方形の穴2に温度ヒュ
ーズ13の円筒状ヒューズ本体13aを埋設するように
配設し、このヒューズ本体13aに単数或いは複数のバ
リスタ12の円盤状バリスタ本体12aを被せるように
配設して、回路部品実装基板の薄型化を図ると共に、ヒ
ューズ本体13aを穴2とバリスタ本体12aで囲って
ヒューズ本体13aの周辺空間を熱の籠もり易い、熱の
放散し難い空間にしてバリスタ12の劣化発熱に対する
温度ヒューズ13の感度を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の一般需
要家に設置される分電盤に収容されて雷サージから電源
受電機器、家庭、工場、事務所内機器類を保護する避雷
器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭等のホーム分電盤に収容される
避雷器は破損することもあり、安全を考えて避雷器破損
時に避雷器自体を系統から切り離して停電事故が回避で
きるように、或いは、早期に復帰できるように、避雷器
に内蔵された耐雷素子であるバリスタの発熱劣化を検出
して即座に系統から切り離して正常な状態に戻すように
してある。この避雷器は1枚の基板に電流ヒューズやバ
リスタ、このバリスタの発熱劣化を検出する温度ヒュー
ズ等の複数種類の回路部品を実装して、避雷器故障時に
バリスタの劣化発熱で温度ヒューズを動作させるように
している。1枚の基板に実装されるバリスタは線間用バ
リスタと対地間用バリスタの複数個が通常で、これら複
数の各バリスタに温度ヒューズをできるだけ近付けて配
置するようにして、バリスタの劣化発熱で温度ヒューズ
が応答性良く動作するようにしている。
【0003】上記避雷器の構造例を図4及び図5に示す
と、同図は1枚の基板10に複数種類の回路部品11を
半田等で実装した回路部品実装基板が示される。基板1
0はプリント配線等された絶縁基板で、表面側或いは表
裏両面側に回路部品11が実装される。回路部品11は
避雷器特有のバリスタ12、温度ヒューズ13、電流ヒ
ューズ14、抵抗15、ダイオード16、LED(発光
ダイオード)17であり、これら回路部品11と1枚の
基板1から成る回路部品実装基板が、図5の鎖線で示す
収納ケース21に収納される。
【0004】図5の避雷器は、1枚の基板10の表面側
だけに回路部品11を実装したものが示されるが、基板
10の裏面側にも回路部品が実装されることもある。ま
た、回路部品11の内のサイズの大きなバリスタ12を
基板10上に基板10と垂直にした縦置き仕様で配設
し、一対のバリスタ12で1個の温度ヒューズ13を挟
み込むようにして温度ヒューズ13の感度を上げるよう
にしている。
【0005】図6及び図7に示すように、バリスタ12
は円盤状のバリスタ本体12aの外周部から2本のリー
ド線12bを同一方向に導出した形状で、バリスタ本体
12aが基板10上に略垂直に立てた縦置き仕様で配設
され、リード線12bが基板10に接続される。温度ヒ
ューズ13は円筒状のヒューズ本体13aの両端からリ
ード線13bを180°反対方向に導出した形状で、ヒ
ューズ本体13aが基板10と略平行な横置き仕様で配
設され、リード線13bが折り曲げられて基板10に接
続される。一対のバリスタ12の各円盤状バリスタ本体
12aが基板10の上方で対向し、この両者の中間位置
に温度ヒューズ13のヒューズ本体13aが一対のバリ
スタ本体12aに近接させて配置される。1個の温度ヒ
ューズ13を挟む一対のバリスタ12は例えば線間バリ
スタと対地間バリスタである。
【0006】上記避雷器においては、基板10上に複数
のバリスタ12を縦置き仕様で配置し、また、他の比較
的大形の回路部品も縦置き仕様で配置することで、基板
10上の部品実装密度を高くして基板10の縦横サイズ
を小さくし、回路部品実装基板を小形でコンパクトなも
のにしている。また、一対のバリスタ12のバリスタ本
体12aを温度ヒューズ13のヒューズ本体13aに十
分に近付け、一対のバリスタ本体12aでヒューズ本体
13aをサンドイッチ式に挟み込むようにすることで、
バリスタ12の劣化発熱に対する温度ヒューズ13の感
度を確保している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板10上
に回路部品11のバリスタ12を縦置き仕様で実装した
避雷器は、基板10を収納する収納ケース21が縦横サ
イズで小形となるが、基板10に縦置き仕様で実装され
たバリスタ12の円盤状バリスタ本体12aのために回
路部品実装基板の高さH1が大きくなり、その分、収納
ケース21の高さが大きくなって、避雷器の薄型化が難
しく、これがコンパクトで薄型のホーム分電盤用避雷器
を製作する上で問題となっていた。
【0008】また、基板10上で温度ヒューズ13のヒ
ューズ本体13aを一対のバリスタ12の円盤状バリス
タ本体12aで挟み込むようにして温度ヒューズ13の
バリスタ劣化発熱に対する感度を確保するようにしてい
るが、円筒状ヒューズ本体13aの間のヒューズ本体収
容空間が基板垂直方向と水平方向の両方向に開放された
空間となるために熱が籠り難くて熱放散し易く、劣化し
たバリスタ12の熱が温度ヒューズ13に伝わるまでに
ケース内部空間に放熱してバリスタ12の劣化発熱に温
度ヒューズ13の応答が遅れ、バリスタ本体12aの発
熱に対する温度ヒューズ13の感度が不安定となること
がある。
【0009】さらに、回路部品実装基板の高さH1に比
例して収納ケース21の高さと内部空間が大きくなっ
て、一対の円盤状バリスタ本体12aの間の空間からの
熱放散量が多くなり、これが温度ヒューズ12のバリス
タ劣化発熱に対する感度を上げることを難しくし、ホー
ム分電盤用避雷器の信頼性の改善を難しくしていた。
【0010】本発明の目的とするところは、薄型化を容
易にした高信頼度の分電盤用避雷器を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、部分的に開口部を有する基板と、この基板に
同基板と略平行な横置き仕様で実装された耐雷素子とこ
の耐雷素子の劣化による発熱で動作する温度ヒューズを
含む回路部品とを備え、前記基板の開口部内に前記温度
ヒューズを配設すると共に、前記温度ヒューズに耐雷素
子をオーバラップさせて近接配置したことを特徴とす
る。
【0012】ここで、基板の開口部は、基板の表裏面を
貫通させて形成した長方形や楕円形等の穴、及び又は、
基板の端部に形成した切欠きである。この開口部に温度
ヒューズを埋設するように配設して、基板に横置き仕様
で実装された耐雷素子を温度ヒューズにオーバラップさ
せることで、回路部品実装基板の薄型化が実現され、こ
の回路部品実装基板の薄型化で回路部品実装基板を収容
する収納ケースも薄型化されて内部空間が縮小化され、
バリスタの劣化発熱に対する温度ヒューズの感度が向上
する。
【0013】また、本発明は、前記基板の表面側と裏面
側に基板開口部内の温度ヒューズを挟み込むように複数
のバリスタを配設したことを特徴とする。
【0014】このように基板の開口部内に配設された温
度ヒューズを複数のバリスタでサンドイッチ式に挟み込
むことで、温度ヒューズの周辺空間が基板の開口部と複
数のバリスタで囲まれた熱の籠もり易い空間、熱の放散
し難い空間となって、温度ヒューズの感度が尚一層に向
上する。この場合の温度ヒューズを囲むバリスタは2個
以上の線間バリスタや対地間バリスタであり、複数のバ
リスタのいずれかの劣化発熱で1個の温度ヒューズを動
作させるようにすることで、単品の避雷器に使用される
温度ヒューズの数の低減が可能となり、この部品点数の
低減で避雷器の尚一層の薄型小形化が容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の分電盤用避雷器の実施の
形態を、図1乃至図3を参照して、以下に詳述する。な
お、同図の避雷器は図4及び図5の避雷器に適用したも
ので、図4及び図5と同一又は相当部分には同一符号が
付してある。
【0016】図1の実施の形態の避雷器は、基板1に複
数種類の回路部品11を基板1と略平行な横置き仕様で
実装すると共に、基板1に部分的に形成した開口部2に
温度ヒューズ13を配設し、バリスタ12を開口部2内
の温度ヒューズ13の全体又は一部を覆い隠すようにオ
ーバラップさせて近接配置したことを特徴とする。
【0017】例えば基板1の表面側に2個のバリスタ1
2と3個の電流ヒューズ14と2個のダイオード17、
及び、2個のLED17を基板1と略平行な横置き仕様
で実装し、基板1の裏面側に1個のバリスタ12と2個
の抵抗15を横置き仕様で実装する。基板1の開口部2
は基板1の表裏面を貫通させた穴や切欠きで、図1には
穴が示され、以下、開口部を穴2と称する。この穴2は
1個の温度ヒューズ13の円筒状ヒューズ本体13aが
若干の隙間を持って収納される長方形や楕円形の長穴で
あり、2個の温度ヒューズ13,13に対応させて基板
1の離隔した2箇所に形成される。1つの穴2に1個の
温度ヒューズ13のヒューズ本体13aが埋設されるよ
うに収納された状態で、ヒューズ本体13aの両端のリ
ード線13bが折り曲げられて基板1に半田等で接続さ
れる。
【0018】基板1の表面側の2個のバリスタ12,1
2の円盤状バリスタ本体12a,12aが基板1と略平
行な姿勢で2箇所の穴2,2の上方に配設され、基板1
の裏面側に1個のバリスタ12のバリスタ本体12aが
1箇所の穴2の下方に配設される。各バリスタ12のリ
ード線12bが折り曲げられて基板1に半田等で接続さ
れ、各々の円盤状バリスタ本体12aの片面が穴2内の
ヒューズ本体13aに接近し、バリスタ本体12aが開
口部2内のヒューズ本体13aの全体或いは一部を覆い
隠す。
【0019】図1(B)に示すように1枚の基板1の表
裏両面に複数種類の回路部品11を基板1と略平行な横
置き仕様で実装することで、回路部品実装基板全体の高
さH 2が図5の高さH1に比べて小さくなる。実際、複数
種類の回路部品11において、バリスタ12の円盤状バ
リスタ本体12aの直径が最大サイズとした場合、図1
の高さH2は図5の高さH1の約半分になる。また、1枚
の基板1の表裏両面に複数種類の回路部品11を分散さ
せて配置することで、基板1に回路部品11を重ねず並
列に横置き仕様で実装しても基板1の縦横サイズが図4
の縦横サイズに比べて増大せず、つまり、図1の基板1
の縦横サイズは図4の縦横サイズとほぼ同一となる。
【0020】このような基板1を備えた回路部品実装基
板が図1(A)(B)の鎖線で示す収納ケース22に収
納されて避雷器が製作される。収納ケース22は高さが
図5の収納ケースの約半分であり、縦横サイズがほぼ同
一であることから、本発明の避雷器は厚さ方向で大幅に
薄型化されたものとなり、一般需要家の薄型タイプのホ
ーム分電盤用避雷器の製作を容易なものにする。また、
収納ケース22が薄型化されることで、収納ケース22
の内部空間が小さくできて、温度ヒューズ13のバリス
タ劣化発熱に対する感度を上げることが容易になる。
【0021】さらに、温度ヒューズ13はそのヒューズ
本体13aが基板1の穴2に埋設されるように収納さ
れ、而も、図2或いは図3に示すようにヒューズ本体1
3aに円盤状バリスタ本体12aが覆い被さるようにオ
ーバラップさせて配設されているため、ヒューズ本体1
3aの周囲の空間が穴2とバリスタ本体12aで囲まれ
た熱の籠もり易い、熱放散し難い狭い空間となって、バ
リスタ本体12aの劣化発熱に対するヒューズ本体13
aの感度が尚一層に良くなる。
【0022】なお、基板1に横置き仕様で実装された一
対のLED17は、図1(A)に示すように薄型の収納
ケース22の側面に露出するように配置することが望ま
しい。一対のLED17は避雷器の故障の有無を点灯表
示するもので、これを基板1に横置きして、発光部位を
基板1から少し食み出させて収納ケース22の側面に露
出させるようにすることが可能である。
【0023】次に、基板1の穴2とこの穴2内のヒュー
ズ本体13aと円盤状バリスタ本体12aの相対形態例
を図2及び図3に基づき説明する。
【0024】図2(A)(B)は1つの穴2に収納され
た1個のヒューズ本体13aの上方と下方に一対のバリ
スタ本体12a,12aを略平行に配設して、ヒューズ
本体13aを一対のバリスタ本体12a,12aでサン
ドイッチ式に挟み込むようにしている。また、一対の円
盤状バリスタ本体12a,12aの周辺部が円筒状ヒュ
ーズ本体13aの中央部に被さるようにしている。この
ようにすることでヒューズ本体13aの上下の空間がバ
リスタ本体12a,12aで覆われ、ヒューズ本体13
aの全周が穴2の内面で覆われた形となって、温度ヒュ
ーズ13の感度が向上する。この感度は、一対の円盤状
バリスタ本体12a,12aの中央部でヒューズ本体1
3aの全体を覆うようにすると尚一層に向上する。さら
に、1個の温度ヒューズ13を線間用バリスタと対地間
用バリスタの二種のバリスタの劣化発熱に応答するよう
共有させることで、温度ヒューズの部品点数と組立工数
の低減を可能にする。
【0025】図3(A)(B)は1つの穴2に収納され
た1個のヒューズ本体13aの上方だけに1個のバリス
タ本体12aを略平行に配設している。この場合もヒュ
ーズ本体13aが穴2とバリスタ本体12aで囲まれて
感度が向上する。また、図3の場合、ヒューズ本体13
aの下方が開放された空間となっているが、ヒューズ本
体13aは上方のバリスタ本体12aだけに応答すれば
よいので、ヒューズ本体13aの下方の空間における熱
放散は問題とならない。なお、図3の場合は、穴2の下
方にバリスタ以外の回路部品を配設して、穴2の内部空
間を熱の籠もり易い空間にしてもよい。
【0026】図2と図3のいずれの場合も、基板1の穴
2とバリスタ本体12aでヒューズ本体13aを囲って
感度を上げるようにしているので、基板1における穴2
の形成位置、温度ヒューズ13の取付位置の自由度が増
して、回路部品実装基板の設計自由度が増大する。
【0027】また、図1(A)に示すように、基板1の
表面側に配設された2個のバリスタ12,12の円盤状
バリスタ本体12a,12aの周縁部を共に1個の温度
ヒューズ13のヒューズ本体13aにオーバラップさせ
ると、この1個の温度ヒューズ13がその上方の2個と
下方の1個の計3個のバリスタ本体12a,12a,1
2aの劣化発熱で動作するようになる。このようにする
ことで、3個のバリスタ本体に対して同数の温度ヒュー
ズを配設する必要がなく、単品の避雷器における温度ヒ
ューズの部品点数と組立工数の更なる低減が可能とな
る。また、バリスタに対する温度ヒューズの図示の配置
は一例であり、ヒューズ本体がバリスタ本体の中央に配
置したり、二つのバリスタ本体に跨るように配置した
り、そのバリスタ本体とヒューズ本体との配置関係は任
意で、種々のオーバーラップ状態に設計変更可能であ
る。
【0028】本発明は上記実施の形態に限らず、基板の
穴又は切欠きの開口部内にバリスタの本体を配設して、
このバリスタ本体に温度ヒューズの本体を接近させて配
設するようにしてもよい。また、基板に実装される複数
種類のバリスタの各々に1個ずつ温度ヒューズを配置し
た避雷器であってもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、基板に耐雷素子を含む
回路部品を横置き仕様で実装し、基板の開口部に温度ヒ
ューズを埋設するように配設することで避雷器が薄型化
されて、一般需要家の薄型タイプのホーム分電盤用避雷
器の製作を容易にする効果がある。
【0030】また、基板の開口部に埋設した温度ヒュー
ズに耐雷素子を被せるようにオーバラップさせて配設す
ることで、温度ヒューズの周囲が基板の開口部と耐雷素
子で囲まれた熱の籠もり易い空間となって耐雷素子の劣
化発熱に対する温度ヒューズの感度が向上して、分電盤
用避雷器の信頼性が改善される。さらに、避雷器の薄型
化で基板に回路部品を実装した回路部品実装基板を収容
する収納ケースの内部空間が縮小され、この空間縮小に
比例して温度ヒューズ周辺からの熱放散量が少なくなっ
て温度ヒューズの感度が尚一層に向上し、避雷器の信頼
性が更に向上する効果がある。
【0031】また、基板のいずれの位置に開口部と温度
ヒューズが在っても温度ヒューズの感度を上げることが
可能であるので、基板における温度ヒューズの取付位置
の自由度が増し、避雷器の設計自由度が増大する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態である避雷器にお
ける回路部品実装基板の平面図である。(B)は正面図
である。
【図2】(A)は図1の回路部品実装基板の要部の拡大
断面図である。(B)は図2(A)のT1−T1線の断面
図である。
【図3】(A)は図1の回路部品実装基板の他の要部の
拡大断面図である。(B)は図3(A)のT2−T2線の
断面図である。
【図4】従来の分電盤用避雷器における回路部品実装基
板の平面図である。
【図5】図4の回路部品実装基板の正面図である。
【図6】図5の回路部品実装基板の部分拡大正面図であ
る。
【図7】図6の回路部品実装基板の側面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 開口部(穴) 11 回路部品 12 耐雷素子(バリスタ) 13 温度ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大槻 和司 兵庫県尼崎市名神町3丁目7番18号 音羽 電機工業株式会社本社事業所内 Fターム(参考) 5E034 EA07 EB03 ED07 5G013 AA01 BA02 CB05 CB12 DA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部分的に開口部を有する基板と、この基
    板に同基板と略平行な横置き仕様で実装された耐雷素子
    とこの耐雷素子の劣化による発熱で動作する温度ヒュー
    ズを含む回路部品とを備え、前記基板の開口部内に前記
    温度ヒューズを配設すると共に、前記温度ヒューズに耐
    雷素子をオーバラップさせて近接配置したことを特徴と
    する分電盤用避雷器。
  2. 【請求項2】 前記基板の表面側と裏面側に基板開口部
    内の温度ヒューズを挟み込むように複数の耐雷素子を配
    設したことを特徴とする請求項1記載の分電盤用避雷
    器。
  3. 【請求項3】 前記基板の開口部は、温度ヒューズを微
    小間隙でもって囲う穴であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の分電盤用避雷器。
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