JP2002315073A - 音響再生システム - Google Patents

音響再生システム

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JP2002315073A
JP2002315073A JP2001110966A JP2001110966A JP2002315073A JP 2002315073 A JP2002315073 A JP 2002315073A JP 2001110966 A JP2001110966 A JP 2001110966A JP 2001110966 A JP2001110966 A JP 2001110966A JP 2002315073 A JP2002315073 A JP 2002315073A
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remote control
audio
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audio signal
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Application number
JP2001110966A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
Haruhisa Tomota
晴久 友田
Yoshifumi Inoue
善文 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の音響再生システムでは、マルチチャン
ネルアンプ等の外部機器を用いて再生する場合などに、
音響再生システムとアンプ双方をそれぞれ操作する必要
があり、また、その操作も各々のリモコンを用いて行う
必要があった。 【解決手段】 音源102、音声制御部103、増幅部
104、スピーカシステム105、システム制御部10
6、リモコン信号配送部107、リモコン受信部108
および外部インターフェース109を備えた音響再生シ
ステムにおいて、システム制御部106は、外部機器1
21の音声再生状態によって音声制御部103にて自機
器の音声再生状態を制御すると共に、音量操作などの特
定のリモコン信号を外部機器121に伝送するよう指示
することで、煩雑な操作を避けると共に、音響再生シス
テム101に付属のリモコン111のみで外部機器10
1の音量操作も可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自機器で音声信号
を音響信号として出力できると共に、外部機器にも音声
信号を伝送できる音響再生システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、DVD(Digital Versatile Dis
c)に代表される新しいメディアにおいては、映画など
のコンテンツを収録する際、マルチチャンネル音声で収
録しているものが多くなってきている。また、ごく最近
サービスの開始されたBSデジタル放送においては、音
声フォーマットとしてMPEG2−AAC(Moving Pic
ture Experts Group 2 - Advanced Audio Coding)方式
が採用されており、映画放送などではマルチチャンネル
音声で放送されるものも出てきている。
【0003】上記のように、音声がマルチチャンネル化
されたコンテンツが増えてきており、使用者側において
もマルチチャンネル音声をそのまま楽しめる環境、すな
わちホームシアター等の普及が進んできている。
【0004】以下、ホームシアターを構成する音響再生
システムについて述べる。
【0005】図2は、従来のホームシアターを構成する
音響再生システムと、外部機器としてマルチチャンネル
アンプが接続された場合の構成を示すブロック図であ
る。
【0006】図2において、音響再生システム201で
は、音源102から出力される音声信号は、音声制御部
103で音量などを調節された後、増幅部104で増幅
され、音響再生システム201に内蔵のスピーカシステ
ム105にて音響信号として再生される。使用者は、音
量操作などの制御を音響再生システム201に付属のリ
モコン送信機211を用いて行う。音響再生システム2
01は、リモコン送信機211からのリモコン信号をリ
モコン受信部108で受信し、システム制御部206に
伝送する。リモコン信号を受け取ったシステム制御部2
06はリモコン信号を解釈し、音声制御部103に対し
て音量増減や消音などリモコン信号に応じた指示を行
う。
【0007】音響再生システム201では、音源102
から出力される音声信号は、外部インターフェース(I
/F)209を通じて機器外へも出力される。マルチチ
ャンネルアンプ221は、外部インターフェース(I/
F)226からこの音声信号を取り込み、音声信号を音
声制御部122で音量などを調節された後、増幅部12
3で増幅され、スピーカシステム124にて音響信号と
して再生される。使用者は、マルチチャンネルアンプ2
21を使用中は、音量操作などの制御をマルチチャンネ
ルアンプ221に付属のリモコン送信機131を用いて
行う。マルチチャンネルアンプ221は、リモコン送信
機131からのリモコン信号をリモコン受信部127で
受信し、システム制御部225に伝送する。リモコン信
号を受け取ったシステム制御部225はリモコン信号を
解釈し、音声制御部122に対して音量増減や消音など
リモコン信号に応じた指示を行う。
【0008】音響再生システム201は、マルチチャン
ネル音声の音源を有する、例えばBSデジタルテレビの
音声処理部を示している。一般的なテレビにおいては、
音声制御部103からスピーカシステム105までは2
チャンネル構成となっており、音源102からマルチチ
ャンネル音声が出力されても音声処理部103で2チャ
ンネルにダウンミキシングして再生するのが普通であ
る。一方、マルチチャンネル音声は、例えば光デジタル
出力端子のような外部インターフェース209よりビッ
トストリームとして出力されるので、これを光デジタル
入力端子のような外部インターフェース226を持った
マルチチャンネルアンプ221で受け取って再生するこ
とにより、マルチチャンネル音声を楽しむことが出来
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなホームシ
アターシステムにおいて、使用者がマルチチャンネル音
声を楽しむためには、音響再生システム201から音声
が出ないように音響再生システム201を操作し、一
方、マルチチャンネルアンプ221の電源を投入して音
量調節する必要がある。このとき使用者は音響再生シス
テム201とマルチチャンネルアンプ221のそれぞれ
のリモコン送信機を適宜持ち替えて操作するという、煩
雑な手続きを行わなければならない。また、マルチチャ
ンネルアンプ221での再生をやめ、音響再生システム
201の内蔵スピーカシステム105から音声を再生し
たい場合も、前記と逆な煩雑な手順を踏まなければなら
なかった。
【0010】本発明は上記問題点を解決し、使用者が音
響再生システムの音声をマルチチャンネルアンプなどの
外部機器で再生する場合の手順を簡略化するとともに、
音量や消音などの操作についてもリモコン送信機を持ち
替えたりせず操作できる、操作性のよいホームシアター
を構成するための音響再生システムを提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の発明に係る音響再生システムは、入
力された音声信号の音量を制御する音声制御部と、前記
音声制御部から出力される音声信号を増幅する増幅部
と、前記増幅部で増幅された音声信号を音響信号として
出力するスピーカシステムと、リモコン信号を受信する
リモコン受信部と、受信したリモコン信号を配送するリ
モコン信号配送部と、入力された音声信号を外部機器に
出力する第1の外部インターフェースと、前記音声制御
部および前記リモコン信号配送部を制御するシステム制
御部と、前記リモコン信号配送部から配送されたリモコ
ン信号を外部に送出するとともに、外部機器の状態を受
信し前記システム制御部に伝送する第2の外部インター
フェースとを備え、外部機器が前記第1の外部インター
フェースから出力した音声信号を音響信号として再生す
る状態であることを受信したとき、前記音声制御部にて
音声を停止すると共に、あらかじめ取り決めておいた特
定のリモコン信号については、第1の外部インターフェ
ースから出力した音声信号を再生している前記外部機器
に対して第2の外部インターフェースから出力するもの
である。
【0012】また、本発明の第2の発明に係る音響再生
システムは、入力された音声信号の音量を制御する音声
制御部と、前記音声制御部から出力される音声信号を増
幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された音声信号を音
響信号として出力するスピーカシステムと、リモコン信
号を受信するリモコン受信部と、受信したリモコン信号
を配送するリモコン信号配送部と、入力された音声信号
を外部機器に出力する第1の外部インターフェースと、
前記音声制御部および前記リモコン信号配送部を制御す
るシステム制御部と、前記リモコン信号配送部から配送
されたリモコン信号を外部に送出するとともに、外部機
器の状態を受信し前記システム制御部に伝送する第2の
外部インターフェースとを備え、外部機器が前記第1の
外部インターフェースから出力した音声信号を音響信号
として再生する状態であることを受信したときは前記音
声制御部にて音声を停止すると共に前記音声制御部が外
部機器に対して自機器の音量制御値に従って音量制御
し、また逆に前記外部機器が再生する状態でなくなった
ときには音声の停止解除をすると共に、前記外部機器の
音量制御値に従って自機器の前記音声制御部の音量制御
を行うものである。
【0013】また、本発明の第3の発明に係る音響再生
システムは、入力された音声信号の音量を制御する音声
制御部と、前記音声制御部から出力される音声信号を増
幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された音声信号を音
響信号として出力するスピーカシステムと、リモコン信
号を受信するリモコン受信部と、受信したリモコン信号
を配送するリモコン信号配送部と、入力された音声信号
を外部機器に出力する第1の外部インターフェースと、
前記音声制御部および前記リモコン信号配送部を制御す
るシステム制御部と、前記リモコン信号配送部から配送
されたリモコン信号を外部に送出するとともに、外部機
器の状態を受信し前記システム制御部に伝送する第2の
外部インターフェースとを備え、外部機器が前記第1の
外部インターフェースから出力した音声信号を音響信号
として再生する状態であることを受信したときは前記音
声制御部にて音声を停止すると共に前記音声制御部が消
音制御されていたときは、外部機器に対して消音制御
し、また逆に前記外部機器が再生する状態でなくなった
ときには音声の停止解除をすると共に、前記外部機器が
消音制御されていたときには前記音声制御部を消音制御
するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による音響再生システムと、これに接続された外
部機器としてマルチチャンネルアンプの構成を示すブロ
ック図である。
【0016】図1において、音響再生システム101
は、音源102、音声制御部103、増幅部104、ス
ピーカシステム105、システム制御部106、リモコ
ン信号配送部107、リモコン受信部108、外部イン
ターフェース(I/F)109により構成される。
【0017】また、図1で一例として示した外部機器の
マルチチャンネルアンプ121は、音声制御部122、
増幅部123、スピーカシステム124、システム制御
部125、外部インターフェース(I/F)126によ
り構成されるものである。
【0018】以上のように構成された本発明の実施の形
態1による音響再生システムの動作について説明する。
【0019】まず、音響再生システム101の内蔵スピ
ーカシステム105から音声を再生する場合について述
べる。音響再生システム101において、音源102か
ら出力される音声信号は、音声制御部103で音量など
を調節された後、増幅部104で増幅され、音響再生シ
ステム101に内蔵のスピーカシステム105にて音響
信号として再生される。使用者は、音量操作などの制御
を音響再生システム101に付属のリモコン送信機11
1を用いて行う。音響再生システム101は、リモコン
送信機111からのリモコン信号をリモコン受信部10
8で受信し、リモコン信号配送部107を経由してシス
テム制御部106に伝送する。リモコン信号を受け取っ
たシステム制御部106はリモコン信号を解釈し、音声
制御部103に対して音量増減や消音などリモコン信号
に応じた指示を行う。
【0020】次に、マルチチャンネルアンプ121に接
続されたスピーカシステム124から音声を再生する場
合について述べる。音響再生システム101では、音源
102から出力される音声信号は、外部インターフェー
ス109を通じて機器外へも出力されており、マルチチ
ャンネルアンプ121は、外部インターフェース126
からこの音声信号を取り込み、音声信号を音声制御部1
22で音量などを調節された後、増幅部123で増幅さ
れ、スピーカシステム124にて音響信号として再生さ
れる。
【0021】音響再生システム101は、システム制御
部106にて、マルチチャンネルアンプ121が、音声
信号を再生できる状態であるか否かを監視し、音声信号
を再生できる状態であるという情報をマルチチャンネル
アンプ121より受け取った場合は、音声制御部103
に対し音声を停止して自機器からの再生を停止するよう
指示する。また一方で、システム制御部106は、リモ
コン信号配送部107に対して、あらかじめ取り決めら
れた特定のリモコン信号については、外部インターフェ
ース109に伝送するよう指示する。このとき、使用者
が上記特定のリモコン信号を、音響再生システム101
に付属のリモコン送信機111で送信した場合には、前
記リモコン信号は外部インターフェース109を通じて
マルチチャンネルアンプ121に送信される。マルチチ
ャンネルアンプ121は、前記リモコン信号を外部イン
ターフェース126で受け取り、システム制御部125
で解釈して受信したリモコン信号に応じた動作を指示す
る。
【0022】また逆に、システム制御部106にて、マ
ルチチャンネルアンプ121が音声信号を再生できる状
態でなくなったという情報をマルチチャンネルアンプ1
21より受け取った場合は、音声制御部103に対し指
示していた音声停止を解除して自機器から再生するよう
指示する。また一方で、システム制御部106は、リモ
コン信号配送部107に対して、全てのリモコン信号を
システム制御部106に伝送するよう指示する。
【0023】上記の構成によって、マルチチャンネルア
ンプ121で音声が再生可能な状態になると、自動的に
音響再生システム101側の音声再生が停止するので、
使用者は音響再生システム101の音声再生の停止を一
々操作する必要がない。また、あらかじめ取り決められ
た特定のリモコン信号が、音量の増減、消音、消音解除
を指示するリモコン信号であった場合には、使用者の操
作が、現在音声を再生している側の機器に対して働くた
め、使用者はどちらの機器から音声が出力されているか
意識することなく、音響再生システムに付属のリモコン
送信機111のみを用いて音量などの操作が可能とな
る。
【0024】なお、外部インターフェース109では、
リモコン信号をそのまま外部機器に送信しても良いが、
外部機器が解釈可能な形式に変換しても良い。たとえ
ば、外部インターフェース109がIEEE1394規
格に基づくバス(以下、単にIEEE1394バスと称
す)であった場合には、AV機器の制御方法を1394
トレード・アソシエーションで策定された規格に基づい
て制御しても良い。具体的には、リモコン信号の伝送を
想定した規格である、AV/C Panel Subu
nit with Passthrough mode
を使用する。このような業界の共通規格を用いれば、リ
モコン信号の体系が異なる様々な種類の機器に対して、
同じ仕組みで制御が可能となる。
【0025】なお、あらかじめ取り決められた特定のリ
モコン信号は、本実施の形態1の場合、音量増減および
消音(消音解除を含む)を想定しているが、この限りで
はない。
【0026】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
よる音響再生システムは、構成上は図1に示した実施の
形態1の音響再生システムと同じである。また、図1に
おいて、システム制御部106にて、マルチチャンネル
アンプ121が、音声信号を再生できる状態であるか否
かを監視し、音声信号を再生できる状態であるという情
報をマルチチャンネルアンプ121より受け取った場合
は、音声制御部103に対し音声を停止して自機器から
の再生を停止するよう指示するところまでは、実施の形
態1と同じである。ここでは、実施の形態1との差異の
部分のみ説明する。
【0027】実施の形態1との動作上の差異は、音響再
生システム101のシステム制御部106がマルチチャ
ンネルアンプ121の音量制御値を、自機器の音量制御
値に基づいて制御する点、また、マルチチャンネルアン
プ121の音量制御値を監視し、自機器の音量制御値に
反映させる点である。以下、もう少し詳しく説明する。
【0028】前記同様、システム制御部106にて、マ
ルチチャンネルアンプ121が、音声信号を再生できる
状態であるか否かを監視し、音声信号を再生できる状態
であるという情報をマルチチャンネルアンプ121より
受け取った場合の動作である。このときシステム制御部
106は、音声制御部103が制御している自機器の音
量制御値を把握しているので、この音量制御値に基づい
て、マルチチャンネルアンプ121の音量制御値が、聴
感上、音響再生システム101の内蔵スピーカシステム
105で再生していたときの音量に近くなるよう、外部
インターフェース109を通じて指示する。また、マル
チチャンネルアンプ121は、前記指示を外部インター
フェース126で受け取り、システム制御部125がこ
れを受けて、指示された音量制御値に基づいて音声制御
部122を制御する。
【0029】また逆に、システム制御部106にて、マ
ルチチャンネルアンプ121が音声信号を再生できる状
態でなくなったという情報をマルチチャンネルアンプ1
21より受け取った場合は、システム制御部106は、
監視していたマルチチャンネルアンプ121の音量制御
値に基づいて、自機器の音量制御値を、聴感上、マルチ
チャンネルアンプ121のスピーカシステム124で再
生していたときの音量に近くなるよう、音声制御部10
3に指示する。
【0030】上記の動作によって、マルチチャンネルア
ンプ121で音声が再生可能な状態になり、音声の再生
が音響再生システム101側からマルチチャンネルアン
プ121側に移行したときに、マルチチャンネルアンプ
121の元々の音量設定値に関わらず、大きな音量差な
く移行できるため、使用者がマルチチャンネルアンプ1
21に音声再生が移行した途端に大音量で再生され、驚
くようなことがなくなる。また逆にマルチチャンネルア
ンプ121側から音響再生システム101側に音声再生
が移行する際も同様である。
【0031】なお、音響再生システム101とマルチチ
ャンネルアンプ121の音量を厳密に合わせることは非
常に難しいが、上記効果は厳密に音量が合っていなくて
も、聴感上、だいたいの音量が合っていれば、十分な効
果が得られる。従って、音量のだいたいの大きさを示す
値を双方の機器でやり取りして合わせるぐらいの手段で
十分実現可能である。
【0032】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
よる音響再生システムは、構成上は図1に示した実施の
形態1の音響再生システムと同じである。また、図1に
おいて、システム制御部106にて、マルチチャンネル
アンプ121が、音声信号を再生できる状態であるか否
かを監視し、音声信号を再生できる状態であるという情
報をマルチチャンネルアンプ121より受け取った場合
は、音声制御部103に対し音声を停止して自機器から
の再生を停止するよう指示するところまでは、実施の形
態1と同じである。ここでは、実施の形態1との差異の
部分のみ説明する。
【0033】実施の形態1との動作上の差異は、音響再
生システム101のシステム制御部106がマルチチャ
ンネルアンプ121の消音状態を、自機器の消音状態に
基づいて制御する点、また、マルチチャンネルアンプ1
21の消音状態を監視し、自機器の消音状態に反映させ
る点である。以下、もう少し詳しく説明する。
【0034】前記同様、システム制御部106にて、マ
ルチチャンネルアンプ121が、音声信号を再生できる
状態であるか否かを監視し、音声信号を再生できる状態
であるという情報をマルチチャンネルアンプ121より
受け取った場合の動作である。このときシステム制御部
106は、音声制御部103が制御している自機器の消
音状態を把握しているので、この消音状態に基づいて、
マルチチャンネルアンプ121の消音状態を、外部イン
ターフェース109を通じて指示する。すなわち、自機
器が消音状態であれば、マルチチャンネルアンプ121
側も消音するということである。マルチチャンネルアン
プ121は、前記指示を外部インターフェース126で
受け取り、システム制御部125がこれを受けて、指示
された消音状態に基づいて音声制御部122を制御す
る。
【0035】また逆に、システム制御部106にて、マ
ルチチャンネルアンプ121が音声信号を再生できる状
態でなくなったという情報をマルチチャンネルアンプ1
21より受け取った場合は、システム制御部106は、
監視していたマルチチャンネルアンプ121の消音状態
に基づいて、自機器の消音状態を音声制御部103に指
示する。
【0036】上記の動作によって、マルチチャンネルア
ンプ121で音声が再生可能な状態になり、音声の再生
が音響再生システム101側からマルチチャンネルアン
プ121側に移行したときに、マルチチャンネルアンプ
121の元々の消音状態に関わらず、音響再生システム
101が消音状態にあったときは、マルチチャンネルア
ンプ121も消音状態となり、使用者がマルチチャンネ
ルアンプ121に音声再生が移行した途端に大音量で再
生され、驚くようなことがなくなる。また逆にマルチチ
ャンネルアンプ121側から音響再生システム101側
に音声再生が移行する際も同様である。
【0037】以下、実施の形態1から実施の形態3まで
共通の事項について述べる。
【0038】マルチチャンネルアンプが音声信号を再生
できる状態であるか否かは、音響再生システム側から問
い合わせても良いし、マルチチャンネルアンプ側から逐
次通知する方法でも良い。また、マルチチャンネルアン
プが音声信号を再生できる状態であるか否かの情報その
ものをやり取りしても良いし、マルチチャンネルアンプ
の電源状態といった、違う意味の状態を代用して判断し
ても良い。
【0039】また、外部インターフェースは、双方向バ
スであるIEEE1394バスを想定している。IEE
E1394バスは音声信号と制御信号を双方向でやり取
りすることが出来るため、音響再生システムとマルチチ
ャンネルアンプ間をたった1本の接続で本発明を実施で
き、接続の使い勝手からしても有効であるからである。
しかし、本発明は、例えば音声伝送を光デジタルで、制
御は他の双方向バスで行っても同様の効果が得られる。
ただこの場合は接続が2本以上となるため、IEEE1
394バスを使用するよりは使い勝手が多少劣る。な
お、音声信号と制御信号を同時に双方向でやり取りする
IEEE1394バス以外の伝送路を用いてももちろん
良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、音響再生システムの音声をマルチチャ
ンネルアンプのような外部機器で再生する場合、マルチ
チャンネルアンプで音声を再生する際には音響再生シス
テム側の音声が自動的に停止するため、使用者に音声の
停止などの煩わしい操作をさせる必要がなくなると共
に、音量増減や消音の操作も、どちらの機器が再生して
いるかを意識することなく音響再生システムのリモコン
送信機のみを用いての操作が可能となり、さらに、音声
の再生が移行するときに大まかな音量値や消音状態が揃
うため、音声再生の移行時に、突然大音量が出て使用者
を驚かせてしまうようなことも防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による音響再生システム
と、これに接続された外部機器の構成を示すブロック図
【図2】従来の音響再生システムと、これに接続された
外部機器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 音響再生システム 102 音源 103 音声制御部 104 増幅部 105 スピーカシステム 106 システム制御部 107 リモコン信号配送部 108 リモコン受信部 109 外部インターフェース 111 音響再生システム付属のリモコン送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 善文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K048 AA13 BA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された音声信号の音量を制御する音
    声制御部と、前記音声制御部から出力される音声信号を
    増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された音声信号を
    音響信号として出力するスピーカシステムと、リモコン
    信号を受信するリモコン受信部と、受信した前記リモコ
    ン信号を配送するリモコン信号配送部と、入力された音
    声信号を外部機器に出力する第1の外部インターフェー
    スと、前記音声制御部および前記リモコン信号配送部を
    制御するシステム制御部と、前記リモコン信号配送部か
    ら配送されたリモコン信号を外部に送出するとともに、
    前記外部機器の状態を受信し前記システム制御部に伝送
    する第2の外部インターフェースとを備え、 前記外部機器が前記第1の外部インターフェースから出
    力した音声信号を音響信号として再生する状態であるこ
    とを受信したとき、前記音声制御部にて音声を停止する
    と共に、あらかじめ取り決めておいた特定のリモコン信
    号については、第1の外部インターフェースから出力し
    た音声信号を再生している前記外部機器に対して第2の
    外部インターフェースから出力することを特徴とする音
    響再生システム。
  2. 【請求項2】 入力された音声信号の音量を制御する音
    声制御部と、前記音声制御部から出力される音声信号を
    増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された音声信号を
    音響信号として出力するスピーカシステムと、リモコン
    信号を受信するリモコン受信部と、受信したリモコン信
    号を配送するリモコン信号配送部と、入力された音声信
    号を外部機器に出力する第1の外部インターフェース
    と、前記音声制御部および前記リモコン信号配送部を制
    御するシステム制御部と、前記リモコン信号配送部から
    配送されたリモコン信号を外部に送出するとともに、前
    記外部機器の状態を受信し前記システム制御部に伝送す
    る第2の外部インターフェースとを備え、 前記外部機器が前記第1の外部インターフェースから出
    力した音声信号を音響信号として再生する状態であるこ
    とを受信したときは前記音声制御部にて音声を停止する
    と共に前記音声制御部が前記外部機器に対して自機器の
    音量制御値に従って音量制御し、また逆に前記外部機器
    が再生する状態でなくなったときには音声の停止解除を
    すると共に、前記外部機器の音量制御値に従って自機器
    の前記音声制御部の音量制御を行うことを特徴とする音
    響再生システム。
  3. 【請求項3】 入力された音声信号の音量を制御する音
    声制御部と、前記音声制御部から出力される音声信号を
    増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された音声信号を
    音響信号として出力するスピーカシステムと、リモコン
    信号を受信するリモコン受信部と、受信したリモコン信
    号を配送するリモコン信号配送部と、入力された音声信
    号を外部機器に出力する第1の外部インターフェース
    と、前記音声制御部および前記リモコン信号配送部を制
    御するシステム制御部と、前記リモコン信号配送部から
    配送されたリモコン信号を外部に送出するとともに、前
    記外部機器の状態を受信し前記システム制御部に伝送す
    る第2の外部インターフェースとを備え、 前記外部機器が前記第1の外部インターフェースから出
    力した音声信号を音響信号として再生する状態であるこ
    とを受信したときは前記音声制御部にて音声を停止する
    と共に前記音声制御部が消音制御されていたときは、前
    記外部機器に対して消音制御し、また逆に前記外部機器
    が再生する状態でなくなったときには音声の停止解除を
    すると共に、前記外部機器が消音制御されていたときに
    は前記音声制御部を消音制御することを特徴とする音響
    再生システム。
  4. 【請求項4】 外部機器にリモコン信号を出力する際、
    前記外部機器が解釈可能な形式に変換して出力すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の音響
    再生システム。
  5. 【請求項5】 特定のリモコン信号は、少なくとも音量
    増減および消音を指示するリモコン信号であることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の音響再生
    システム。
  6. 【請求項6】 第2の外部インターフェースは1本の接
    続で双方向通信が可能な双方向インターフェースである
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    音響再生システム。
  7. 【請求項7】 第1の外部インターフェースおよび第2
    の外部インターフェースは、音声信号と双方向の制御信
    号を同時に通すことの出来る双方向インターフェースを
    共用することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の音響再生システム。
  8. 【請求項8】 第2の外部インターフェースはIEEE
    1394バスであることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の音響再生システム。
  9. 【請求項9】 第1の外部インターフェースおよび第2
    の外部インターフェースは、1本のIEEE1394バ
    スを共用することを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の音響再生システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108021348A (zh) * 2016-11-03 2018-05-11 上海掌门科技有限公司 一种用于远程控制音频操作的方法与设备

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