JP2002314628A - 通信方法及び通信システム - Google Patents

通信方法及び通信システム

Info

Publication number
JP2002314628A
JP2002314628A JP2001114387A JP2001114387A JP2002314628A JP 2002314628 A JP2002314628 A JP 2002314628A JP 2001114387 A JP2001114387 A JP 2001114387A JP 2001114387 A JP2001114387 A JP 2001114387A JP 2002314628 A JP2002314628 A JP 2002314628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
data
transmitting
reception
normal state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001114387A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Shintani
嘉浩 新谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001114387A priority Critical patent/JP2002314628A/ja
Publication of JP2002314628A publication Critical patent/JP2002314628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側から受信側の冗長系の状態変化を意識
することなくデータ送信に対する適切な送達確認ができ
るようにする。 【解決手段】 送信側1のデータ送受信部8は、送受信
I/F部9を介して伝送路3にデータを送信する。受信
側2の送受信装置4A及び4Bは、常用状態のときに、
そのデータ送受信部6が対応する送受信I/F部5を介
して伝送路3からデータを受信する。ACK応答機能6
aは、状態監視部7から他方の送受信装置が常用状態で
あるか又は待機状態であるかに応じて係数の値を設定し
て、送信側1に送信するACKに含める。送信側1のA
CK評価機能8aは、受信したすべてのACKの係数の
値を合算し、その合算値が受信側2の送受信装置の総数
と等しい場合に送達確認と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信方法及び通
信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の個別送信の通信方法及び通
信システムを示す図であり、図において、21は送信
側、22は冗長系の受信側、23は送信側21と受信側
22とを接続する伝送路、24A,24Bは受信側2に
おいて常用状態又は待機状態に遷移可能な冗長系の2つ
の送受信装置である。
【0003】次に動作について説明する。一般に、冗長
系のシステムでは障害対策等のために同じ構成の複数の
システムを備えて、それぞれのシステムが常用状態又は
待機状態に自在に遷移するようになっている。そして、
常用状態のシステムに障害等が発生した場合には、待機
状態のシステムが常用状態に遷移し、常用状態が待機状
態に遷移する。最も典型的な冗長システムが図9に示す
ような2重化構成である。そして、常用状態に遷移した
システムが処理を実行し、待機状態に遷移したシステム
が復旧処理を実行する。ただし、この遷移期間中すなわ
ち切替時においては両方のシステムが一時的に常用状態
になって、必要なデータ等の引継ぎを行う。
【0004】送信側21は、送受信装置24A及び送受
信装置24Bを個別に指定してデータ送信を行う。すな
わち、送受信装置24Aを指定してデータ送信を行い、
送受信装置24AからACK(肯定応答)又はNAK
(否定応答)を受信すると、送達確認又は未送達確認を
行うことができる。
【0005】そして、送達確認の場合には次の処理に移
行し、未送達確認の場合にはデータを再送する。次に、
送受信装置24Bを指定してデータ送信を行い、送受信
装置24BからACK又はNAKを受信すると、送達確
認又は未送達確認を行うことができる。そして、送達確
認の場合には次の処理に移行し、未送達確認の場合には
データを再送する。
【0006】しかしながら、図9における個別送信のシ
ステムにおいては、受信側の複数の送受信装置を認識す
ることなくデータ送信ができる冗長系の利点を充分に活
用することができない。さらに、送受信装置を指定する
ために上位レイヤのサービスが必要となり、システム全
体の処理が複雑になる。
【0007】図10は従来の同報送信の通信方法及び通
信システムを示す図であるが、基本的には図9に示した
構成と同じであるので、同一の符号で表すとともに説明
は省略する。次に動作について説明する。送信側21
は、送受信装置24A及び送受信装置24Bを区別する
ことなく一斉にデータ送信を行う。この場合には各送受
信装置はACK及びNAKの応答を送信側21に送信し
ない。
【0008】しかしながら、図10における同報送信の
システムにおいては、受信側からACK及びNAKを受
信できないので、データ送信に対する送達確認(又は未
送達確認)ができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信方法及び通
信システムは以上のように構成されているので、送信側
では受信側の冗長系の状態変化を意識しなければデータ
送信に対する適切な送達確認ができず、受信側の冗長系
の状態変化を意識しない場合にはデータ送信に対する送
達確認ができないという課題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、送信側から受信側の冗長系の状態
変化を意識することなくデータ送信に対する適切な送達
確認ができる通信方法及び通信システムを得ることを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信方法
は、それぞれが常用状態又は待機状態に遷移可能な冗長
系の所定数の送受信手段を有する第1の通信側に第2の
通信側における送受信手段からデータを送信するデータ
送信手順と、第1の通信側における常用状態の送受信手
段がデータを受信した場合には所定数を常用状態の送受
信手段の数で除算した値を含む肯定応答を常用状態の送
受信手段の各々から第2の通信側に送信する応答送信手
順と、第2の通信側において第1の通信側における常用
状態の各送受信手段から受信した各肯定応答に含まれて
いる値を合算して合算値が所定数に等しい場合にはデー
タ送信が正常であると評価し合算値が所定数と異なる場
合にはデータ送信が異常であると評価する評価手順とを
有するものである。
【0012】この発明に係る通信方法は、評価手順にお
いて合算値が所定数と異なる場合にはデータ送信手順は
第2の通信側から第1の通信側にデータを再送するもの
である。
【0013】この発明に係る通信方法は、第2の通信側
が第1の通信側から否定応答を受信した場合にはデータ
送信手順は第2の通信側から第1の通信側にデータを再
送するものである。
【0014】この発明に係る通信方法は、第1の通信側
及び第2の通信側は常用状態又は待機状態に遷移可能な
所定数の冗長系の送受信手段を有し双方向のデータ送受
信及び応答送受信を行うものである。
【0015】この発明に係る通信システムは、それぞれ
が常用状態又は待機状態に遷移可能な冗長系の所定数の
送受信手段を有する外部の通信システムにデータを送信
する送受信手段と、データ送信に応答した外部の通信シ
ステムから受信したすべての肯定応答の各々に含まれて
いる値を合算して合算値が所定数に等しい場合にはデー
タ送信が正常であると評価し合算値が所定数と異なる場
合にはデータ送信が異常であると評価する評価手段とを
有するものである。
【0016】この発明に係る通信システムは、それぞれ
が常用状態又は待機状態に遷移可能な冗長系の所定数の
送受信手段と、所定数の送受信手段の各々が常用状態又
は待機状態のいずれであるかを監視する状態監視手段
と、各送受信手段に対応して設けられ対応する送受信手
段が常用状態である場合に外部の通信システムからデー
タを受信したときは状態監視手段から得られる常用状態
の送受信手段の数で所定数を除算した値を算出して算出
した値を含む肯定応答を生成して対応する送受信手段に
より外部の通信システムに送信させる応答手段とを有す
るものである。
【0017】この発明に係る通信システムは、それぞれ
が外部の冗長系の通信システムとの間で双方向のデータ
送受信を行うとともにそれぞれが常用状態又は待機状態
に遷移可能な冗長系の所定数の送受信手段と、送受信手
段の各々が常用状態又は待機状態のいずれであるかを監
視する状態監視手段と、各送受信手段に対応して設けら
れ対応する送受信手段が常用状態である場合に外部の通
信システムからデータを受信したときは状態監視手段か
ら得られる常用状態の送受信手段の数で所定数を除算し
た値を算出して算出した値を含む肯定応答を作成して対
応する送受信手段により外部の通信システムに送信させ
る応答手段と、送受信手段によるデータ送信に応答した
外部の通信システムから受信したすべての肯定応答の各
々に含まれている値を合算して合算値が外部の通信シス
テムにおける送受信手段の総数に等しい場合にはデータ
送信が正常であると評価し合算値が総数と異なる場合に
はデータ送信が異常であると評価する評価手段とを有す
るものである。
【0018】この発明に係る通信システムにおいて、評
価手段がデータ送信を異常であると評価した場合にはデ
ータを再送するものである。
【0019】この発明に係る通信システムは、データ送
信に応答した外部の通信システムから否定応答を受信し
た場合にはデータを再送するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は実施の形態1における通信システ
ムのブロック図であり、図において、1は送信側、2は
冗長系の受信側、3は送信側1と受信側2とを接続する
伝送路、4A,4Bは受信側2の2つの送受信装置、5
は受信側2の送受信I/F(インタフェース)部、6は
受信側2のデータ送受信部(送受信手段)、6aはデー
タ送受信部6に対応するACK応答機能(応答手段)、
7は状態監視部(状態監視手段)、8は送信側1のデー
タ送受信部(送受信手段)、8aはデータ送受信のAC
K評価機能(評価手段)、9は送信側1の送受信I/F
部である。
【0021】次に動作について説明する。送信側1のデ
ータ送受信部8は、送受信I/F部9を介して伝送路3
にデータを送信する。送信されたデータは受信側2の2
つの送受信装置4A及び4B(例えば、2枚の送受信用
の基板)に同報送信される。ただし、送信側1は受信側
2の個々の送受信装置を意識することなく、単一の送受
信装置と見なしてデータを送信する。受信側2において
は、送受信装置4A及び4Bにおいて、各データ送受信
部6は、対応する送受信I/F部5を介して伝送路3か
らデータを受信して、その受信データが正しいか否かを
分析する。
【0022】各データ送受信部6のACK応答機能6a
は、受信データが正しい場合には、送信されたデータを
正しく受信した旨を通知する伝送制御信号であるACK
(肯定応答)を作成し、受信データが正しくない場合に
はNAK(否定応答)を作成する。
【0023】また、各状態監視部7は自己のデータ送受
信部6が常用状態であるか又は待機状態であるかを監視
するとともに、冗長系をなす他の送受信装置のデータ送
受信部6が常用状態であるか又は待機状態であるかを監
視する。そして、監視結果の情報をACK応答機能6a
に供給する。
【0024】ACK応答機能6aは、状態監視部7から
供給された監視結果の情報に応じて係数の値を算出し、
その算出した値を作成したACKに含めて、データ送受
信部6により送信側1に送信させる。ACK応答機能6
aによって算出される係数の値は、受信側2における冗
長系の送受信装置の総数n(所定数)を、受信側2にお
ける常用状態のデータ送受信部6の数mで除算した値k
(=n/m)である。この場合には、送受信装置の総数
は2であるので、nの値は2である。
【0025】例えば、送受信装置4Aが常用状態で送受
信装置4Bが待機状態である場合にはmの値は1であ
る。この場合には、係数kの値は2となるので、図2に
示すように、送信側1から受信側2へのデータ送信に対
して、常用状態の送受信装置4Aは係数2を含むACK
を送信側1に送信する。一方、待機状態の送受信装置4
Bは、送信側1からのデータ送信に対して、ACK無し
となる。送信側1のデータ送受信部8のACK評価機能
8aは、受信側2から送信されたACKの係数の値を合
算するが、この場合は受信したACKは1つのみである
ので合算値も2であり、その合算値2によって送達確認
を判定する。
【0026】図3は2つの送受信装置の一方が常用状態
で他方が待機状態である場合(通常時の場合)に、起こ
り得る状態に対応する送信側1の送達確認の判定を示し
たものである。送信側1では、受信したACKの係数の
値が2である場合に送達確認と判定する。常用状態の送
受信装置からNAK(否定応答)を受信した場合には、
送信データに誤りが発生した場合、又は常用状態の送受
信装置が何らかの要因でデータを受信できない場合であ
る。この場合には所定時間後にデータを再送することに
なる。
【0027】なお、この図において、ACK無しの場合
でも係数0を作成するようになっているが、ACK無し
の場合には送信側1への応答は行わないので係数を作成
しないような構成でもよい。また、待機状態の送受信装
置もNAKを送信側1に送信する構成になっているが、
NAKを送信しない構成にしてもよい。どちらの構成に
おいても、送信側1において一方の送受信装置からNA
Kを受信した場合には、他方の送受信装置がいずれの場
合であっても所定時間後にデータを再送する。
【0028】一方、送受信装置4A及び4Bがともに常
用状態である場合にはmの値は2である。この場合に
は、係数kの値は1となるので、図4に示すように、送
信側1から受信側2へのデータ送信に対して、常用状態
の送受信装置4A及び4Bはともに係数1を含むACK
を送信側1に送信する。送信側1のデータ送受信部8の
ACK評価機能8aは、受信側2から送信された2つの
ACKの係数の値1を合算して、その合算値2によって
送達確認を判定する。
【0029】図5は2つの送受信装置がともに常用状態
である場合(切替時の場合)に、起こり得る状態に対応
する送信側1の送達確認の判定を示したものである。送
信側1において、いずれか一方の送受信装置のみから係
数1のACKを受信した場合には係数値の合算値は1に
なるので、送信側1のACK評価機能8aはデータ送信
が異常であると判定する。2つの送受信装置からともに
係数1のACKを受信した場合には係数値の合算値は2
になるので、ACK評価機能8aは送達確認と判定す
る。
【0030】すなわち、2つの送受信装置の一方が常用
状態で他方が待機状態である場合でも、2つの送受信装
置がともに常用状態である場合でも、送信側1は受信し
たACKの係数の値の合算値が2である場合に送達確認
と判定する。図6は送信側1と冗長系の受信側2との間
の通信方法のシーケンスを示している。この図におい
て、受信側2からの係数の値は合算値を表している。
【0031】図6に示すように、t1において送信側1
が受信側2にデータ(#1)を送信し、t2において受
信側2から係数2のACKを受信すると、t3において
送信側1は次のデータ(#2)を送信する。そして、t
4において受信側2からNAKを受信すると、送信側1
は送信異常と判定して、t5においてデータ(#2)を
再送する。t6において受信側2から係数2のACKを
受信すると、t7において送信側1は次のデータ(#
3)を送信する。
【0032】この場合においてACK及びNAKを受信
しない場合(応答がない場合)には、送信側1は送信異
常と判定して、所定時間が経過した後のt8においてデ
ータ(#3)を再送する。そして、t9において受信側
2から係数1を受信すると、送信側1は送信異常と判定
して、t10においてデータ(#3)を再送する。そし
て、t11において受信側2から係数2のACKを受信
すると、t12において送信側1は次のデータ(#4)
を送信する。以下、送信側1は受信側2の応答に応じて
データ送信を続ける。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、送信側1から受信側2の冗長系の状態変化を意識す
ることなくデータ送信に対する適切な送達確認ができる
という効果が得られる。この場合において、ACK評価
機能8aによってACKの合算値が2と異なる場合には
受信側2にデータを再送する。したがって、データ送信
に対する適切な送達確認ができない場合に、迅速にデー
タを再送できるという効果が得られる。また、受信側2
からNAKすなわち否定応答を受信した場合にも受信側
2にデータを再送する。したがって、データ送信に対す
る否定応答に応じて迅速にデータを再送できるという効
果が得られる。
【0034】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2における送受信装置の状態を示し、図において、4
A,4B,4Cはいずれも同じ構成の送受信装置であ
る。他の構成は実施の形態1の構成と同じであり、同一
の符号で表しその説明は省略する。この図7の構成は、
図2の冗長系の受信側2において新たに送受信装置4C
が追加された構成になっている。すなわち、この実施の
形態2における受信側2の構成は3重の冗長系を形成し
ている。図7の状態は、送受信装置4Aが常用状態であ
り、送受信装置4B及び4Cは待機状態であることを示
している。
【0035】次に動作について説明する。送信側1は伝
送路3を介して受信側2の3つの送受信装置(例えば、
3枚の基板)に一斉にデータを送信する。ただし、実施
の形態1の場合と同様に、送信側1は受信側2の個々の
送受信装置を意識することなくデータ送信を行う。受信
側2においては、データを受信した常用状態の送受信装
置4Aだけが送信側1にACK(肯定応答)を送信す
る。この場合のACKの係数は3である。
【0036】すなわち、送受信装置4Aにおいて、図示
しないACK応答機能は、受信側2における冗長系の送
受信装置の総数3を常用状態の送受信装置の数1で除算
した値3をACKに含める。送信側1において、図示し
ないACK評価機能は、受信したACKの係数の値の合
算値が3である場合に送達確認と判定する。
【0037】例えば、受信側2の送受信装置4Bが待機
状態から常用状態に遷移した場合には、送受信装置4A
及び4BのそれぞれのACK応答機能は、受信側2にお
ける冗長系の送受信装置の総数3を常用状態の送受信装
置の数2で除算した値1.5をACKに含める。この場
合にも、送信側1のACK評価機能は、受信した2つの
ACKの係数の値の合算値が3(=1.5+1.5)で
あるので送達確認と判定する。合算値が3と異なる場合
には、送信側1のACK評価機能は送信異常と判定す
る。
【0038】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、受信側2の送受信装置が3重の冗長系である場合で
も、送信側から受信側の冗長系の状態変化を意識するこ
となくデータ送信に対する適切な送達確認ができるとい
う効果が得られる。
【0039】なお、実施の形態1及び実施の形態2にお
いては、受信側1が2重及び3重の冗長系の構成とした
が、nが4以上となる所定数の送受信装置からなる多重
の冗長系で受信側を構成した場合でも、この発明を適用
できることは言うまでもない。この場合でも、常用状態
のm個の送受信装置の各々がデータを受信したときは、
nをmで除算したn/mの値の係数を含むACKをそれ
ぞれ送信側に送信する。送信側では、m個のACKの係
数値n/mを合算して、その合算値nによって送達確認
を判定する。
【0040】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3における通信システムの構成であり、図において、
11,12は双方向のデータ伝送が可能な冗長系の通信
システム、13は2つの通信システム11及び12を接
続する双方向の伝送路、14A,14Bは同じ構成の双
方向の送受信装置(送受信手段)、15は送受信I/F
部、16はデータ受信部、16aはACK応答機能(応
答手段)、17はデータ送信部、17aはACK評価機
能(評価手段)、18は状態監視部(状態監視手段)で
ある。なお、データ受信部16及びデータ送信部17を
単一のデータ送受信部で構成し、ACK応答機能16a
及びACK評価機能17aをその中に含めてもよい。
【0041】次に動作について説明する。通信システム
11から通信システム12にデータを送信する場合に
は、送受信装置14A及び14Bのうち、常用状態の一
方又は両方の送受信装置のデータ受信部16は、データ
を受信したときはACKすなわち肯定応答を通信システ
ム11に送信する。
【0042】この場合において、ACK応答機能16a
は、状態監視部18から他方の送受信装置が常用状態で
あるか又は待機状態であるかの監視情報を取得する。他
方の送受信装置が常用状態である場合には係数1を作成
し、待機状態である場合には係数2を作成する。そし
て、データ送信部17は作成された係数を含むACKを
通信システム11に送信する。
【0043】通信システム12から通信システム11に
データを送信する場合には、送受信装置14A及び14
Bのうち常用状態のいずれか一方の送受信装置(この場
合、他方の送受信装置は待機状態である)のデータ送信
部17が送受信I/F部15を介して通信システム11
にデータを送信する。
【0044】そして、通信システム11からACKを受
信したときは、ACK評価機能17aはACKに含まれ
ている係数の値を合算する。その合算値が2である場合
には送達確認と判定し、合算値が2と異なる値である場
合には送信異常と判定する。
【0045】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、双方向のデータ伝送が可能なシステムにおいて、送
信側から受信側の冗長系の状態変化を意識することな
く、データ送信に対する適切な送達確認ができるという
効果が得られる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、通信
方法を、それぞれが常用状態又は待機状態に遷移可能な
冗長系の所定数の送受信手段を有する第1の通信側に第
2の通信側における送受信手段からデータを送信するデ
ータ送信手順と、第1の通信側における常用状態の送受
信手段がデータを受信した場合には所定数を常用状態の
送受信手段の数で除算した値を含む肯定応答を常用状態
の送受信手段の各々から第2の通信側に送信する応答送
信手順と、第2の通信側において第1の通信側における
常用状態の各送受信手段から受信した各肯定応答に含ま
れている値を合算して合算値が所定数に等しい場合には
データ送信が正常であると評価し合算値が所定数と異な
る場合にはデータ送信が異常であると評価する評価手順
とを有するように構成したので、送信側から受信側の冗
長系の状態変化を意識することなくデータ送信に対する
適切な送達確認ができるという効果がある。
【0047】この発明によれば、通信方法の評価手順に
おいて合算値が所定数と異なる場合にはデータ送信手順
は第2の通信側から第1の通信側にデータを再送するよ
うに構成したので、送信側から受信側の冗長系の状態変
化を意識することなく、データ送信に対する適切な送達
確認ができない場合に、迅速にデータを再送できるとい
う効果がある。
【0048】この発明によれば、通信方法において、第
2の通信側が第1の通信側から否定応答を受信した場合
にはデータ送信手順は第2の通信側から第1の通信側に
データを再送するように構成したので、送信側から受信
側の冗長系の状態変化を意識することなく、データ送信
に対する否定応答に応じて迅速にデータを再送できると
いう効果がある。
【0049】この発明によれば、通信方法において、第
1の通信側及び第2の通信側は常用状態又は待機状態に
遷移可能な所定数の冗長系の送受信手段を有し双方向の
データ送受信及び応答送受信を行うように構成したの
で、双方向のデータ伝送が可能なシステムにおいて、送
信側から受信側の冗長系の状態変化を意識することな
く、データ送信に対する適切な送達確認ができるという
効果がある。
【0050】この発明によれば、通信システムを、それ
ぞれが常用状態又は待機状態に遷移可能な冗長系の所定
数の送受信手段を有する外部の通信システムにデータを
送信する送受信手段と、データ送信に応答した外部の通
信システムから受信したすべての肯定応答の各々に含ま
れている値を合算して合算値が所定数に等しい場合には
データ送信が正常であると評価し合算値が所定数と異な
る場合にはデータ送信が異常であると評価する評価手段
とを有するように構成したので、送信側において、受信
側の冗長系の状態変化を意識することなく、データ送信
に対する適切な送達確認ができるという効果がある。
【0051】この発明によれば、通信システムを、それ
ぞれが常用状態又は待機状態に遷移可能な冗長系の所定
数の送受信手段と、所定数の送受信手段の各々が常用状
態又は待機状態のいずれであるかを監視する状態監視手
段と、各送受信手段に対応して設けられ対応する送受信
手段が常用状態である場合に外部の通信システムからデ
ータを受信したときは状態監視手段から得られる常用状
態の送受信手段の数で所定数を除算した値を算出して算
出した値を含む肯定応答を生成して対応する送受信手段
により外部の通信システムに送信させる応答手段とを有
するように構成したので、受信側において、送信側から
のデータ送信に対する適切な応答ができるという効果が
ある。
【0052】この発明によれば、通信システムを、この
発明に係る通信システムは、それぞれが外部の冗長系の
通信システムとの間で双方向のデータ送受信を行うとと
もにそれぞれが常用状態又は待機状態に遷移可能な冗長
系の所定数の送受信手段と、送受信手段の各々が常用状
態又は待機状態のいずれであるかを監視する状態監視手
段と、各送受信手段に対応して設けられ対応する送受信
手段が常用状態である場合に外部の通信システムからデ
ータを受信したときは状態監視手段から得られる常用状
態の送受信手段の数で所定数を除算した値を算出して算
出した値を含む肯定応答を作成して対応する送受信手段
により外部の通信システムに送信させる応答手段と、送
受信手段によるデータ送信に応答した外部の通信システ
ムから受信したすべての肯定応答の各々に含まれている
値を合算して合算値が外部の通信システムにおける送受
信手段の総数に等しい場合にはデータ送信が正常である
と評価し合算値が総数と異なる場合にはデータ送信が異
常であると評価する評価手段とを有するように構成した
ので、双方向のデータ伝送が可能なシステムにおいて、
送信側から受信側の冗長系の状態変化を意識することな
く、データ送信に対する適切な送達確認ができるという
効果がある。
【0053】この発明によれば、通信システムにおい
て、評価手段がデータ送信を異常であると評価した場合
にはデータを再送するように構成したので、送信側から
受信側の冗長系の状態変化を意識することなく、データ
送信に対する適切な送達確認ができない場合に、迅速に
データを再送できるという効果がある。
【0054】この発明によれば、通信システムにおい
て、データ送信に応答した外部の通信システムから否定
応答を受信した場合にはデータを再送するように構成し
たので、送信側から受信側の冗長系の状態変化を意識す
ることなく、データ送信に対する否定応答に応じて迅速
にデータを再送できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における通信システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の通信システムがある状態のときのデー
タ送信の動作を示す図である。
【図3】 図1の通信システムが図2の状態である場合
においてデータ送信に対する送達確認の判定を示す図で
ある。
【図4】 図1の通信システムが別のある状態のときの
データ送信の動作を示す図である。
【図5】 図1の通信システムが図4の状態である場合
においてデータ送信に対する送達確認の判定を示す図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態1における通信方法の
シーケンスを示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2における通信システ
ムがある状態のときのデータ送信の動作を示す図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態3における通信システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図9】 従来の通信システムがある状態のときのデー
タ送信の動作を示す図である。
【図10】 従来の通信システムが別のある状態のとき
のデータ送信の動作を示す図である。
【符号の説明】
1は送信側、2 冗長系の受信側、3,13 伝送路、
4A,4B,4C 送受信装置、5,9,15 送受信
I/F部、6,8 データ送受信部(送受信手段)、6
a,16a ACK応答機能(応答手段)、7,18
状態監視部(状態監視手段)、11,12 双方向の通
信システム、16 データ受信部、17データ送信部、
21 送信側、22 冗長系の受信側、23 伝送路、
24A,24B 送受信装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA02 AA03 DA02 EA01 GA01 5K021 CC05 CC12 DD02 DD03 DD07 EE04 5K030 GA01 GA03 GA11 LA02 MA06 5K034 AA02 AA06 AA09 AA17 DD01 FF02 HH01 HH02 HH11 NN26 5K035 AA01 AA03 BB02 CC05 EE03 LL06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが常用状態又は待機状態に遷移
    可能な冗長系の所定数の送受信手段を有する第1の通信
    側に第2の通信側における送受信手段からデータを送信
    するデータ送信手順と、 前記第1の通信側における常用状態の送受信手段がデー
    タを受信した場合には前記所定数を常用状態の送受信手
    段の数で除算した値を含む肯定応答を前記常用状態の送
    受信手段の各々から前記第2の通信側に送信する応答送
    信手順と、 前記第2の通信側において前記第1の通信側における常
    用状態の各送受信手段から受信した各肯定応答に含まれ
    ている値を合算して当該合算値が前記所定数に等しい場
    合にはデータ送信が正常であると評価し前記合算値が前
    記所定数と異なる場合にはデータ送信が異常であると評
    価する評価手順と、 を有する通信方法。
  2. 【請求項2】 評価手順において合算値が所定数と異な
    る場合にはデータ送信手順は第2の通信側から第1の通
    信側にデータを再送することを特徴とする請求項1記載
    の通信方法。
  3. 【請求項3】 第2の通信側が第1の通信側から否定応
    答を受信した場合にはデータ送信手順は第2の通信側か
    ら第1の通信側にデータを再送することを特徴とする請
    求項1項記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 第1の通信側及び第2の通信側は常用状
    態又は待機状態に遷移可能な所定数の冗長系の送受信手
    段を有し双方向のデータ送受信及び応答送受信を行うこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記
    載の通信方法。
  5. 【請求項5】 それぞれが常用状態又は待機状態に遷移
    可能な冗長系の所定数の送受信手段を有する外部の通信
    システムにデータを送信する送受信手段と、 データ送信に応答した前記外部の通信システムから受信
    したすべての肯定応答の各々に含まれている値を合算し
    て当該合算値が前記所定数に等しい場合にはデータ送信
    が正常であると評価し前記合算値が前記所定数と異なる
    場合にはデータ送信が異常であると評価する評価手段
    と、 を有する通信システム。
  6. 【請求項6】 それぞれが常用状態又は待機状態に遷移
    可能な冗長系の所定数の送受信手段と、 前記所定数の送受信手段の各々が常用状態又は待機状態
    のいずれであるかを監視する状態監視手段と、 各送受信手段に対応して設けられ当該対応する送受信手
    段が常用状態である場合に外部の通信システムからデー
    タを受信したときは前記状態監視手段から得られる常用
    状態の送受信手段の数で前記所定数を除算した値を算出
    して当該算出した値を含む肯定応答を生成して前記対応
    する送受信手段により前記外部の通信システムに送信さ
    せる応答手段と、 を有する通信システム。
  7. 【請求項7】 それぞれが外部の冗長系の通信システム
    との間で双方向のデータ送受信を行うとともにそれぞれ
    が常用状態又は待機状態に遷移可能な冗長系の所定数の
    送受信手段と、 前記送受信手段の各々が常用状態又は待機状態のいずれ
    であるかを監視する状態監視手段と、 各送受信手段に対応して設けられ当該対応する送受信手
    段が常用状態である場合に前記外部の通信システムから
    データを受信したときは前記状態監視手段から得られる
    常用状態の送受信手段の数で前記所定数を除算した値を
    算出して当該算出した値を含む肯定応答を作成して前記
    対応する送受信手段により前記外部の通信システムに送
    信させる応答手段と、 前記送受信手段によるデータ送信に応答した前記外部の
    通信システムから受信したすべての肯定応答の各々に含
    まれている値を合算して当該合算値が前記外部の通信シ
    ステムにおける送受信手段の総数に等しい場合にはデー
    タ送信が正常であると評価し前記合算値が前記総数と異
    なる場合にはデータ送信が異常であると評価する評価手
    段と、 を有する通信システム。
  8. 【請求項8】 評価手段がデータ送信を異常であると評
    価した場合にはデータを再送することを特徴とする請求
    項5又は請求項7記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 データ送信に応答した外部の通信システ
    ムから否定応答を受信した場合にはデータを再送するこ
    とを特徴とする請求項5又は請求項7記載の通信システ
    ム。
JP2001114387A 2001-04-12 2001-04-12 通信方法及び通信システム Pending JP2002314628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114387A JP2002314628A (ja) 2001-04-12 2001-04-12 通信方法及び通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114387A JP2002314628A (ja) 2001-04-12 2001-04-12 通信方法及び通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002314628A true JP2002314628A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18965471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001114387A Pending JP2002314628A (ja) 2001-04-12 2001-04-12 通信方法及び通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002314628A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502244A (ja) * 2004-06-28 2008-01-24 ノキア コーポレイション フロー処理
JP2009130405A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp 受信装置及び通信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502244A (ja) * 2004-06-28 2008-01-24 ノキア コーポレイション フロー処理
JP2009130405A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp 受信装置及び通信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2700486C (en) Data acknowledgement apparatus and method
KR100340720B1 (ko) 오류발생 패킷 데이터의 재전송 장치 및 방법
US20070291646A1 (en) Retransmission control method and device
JPS61501243A (ja) 共通通信システム
JPH09247132A (ja) 無線パケット通信装置及び送信装置
JP2002314628A (ja) 通信方法及び通信システム
JPH0319441A (ja) 応答タイミング制御型arq方式
JPS62108632A (ja) デ−タ伝送方式
JPH11266276A (ja) コマンド/データ再生方法
JP4765560B2 (ja) 遅延時間を考慮したリンク層フレームの送信方法、送信装置及びプログラム
JPH0354909B2 (ja)
JPH1023098A (ja) 通信制御装置
KR100524744B1 (ko) 알엘씨 프로토콜의 이피씨 제어 방법
JP2004088513A (ja) 同報配信システムおよび同報配信方法
GB2493647A (en) Sending data and returning acknowledgements
JP2006174323A (ja) 制御計測装置
JPS60125034A (ja) デ−タ伝送方式
JPH02202151A (ja) データ伝送装置
JPS60206246A (ja) デ−タ伝送方式
JPH05216814A (ja) 通信方式
JPS60149245A (ja) パケツト形交換網におけるデ−タ送受信方式
JPH03165140A (ja) データ通信装置
JPS6129238A (ja) ル−プ伝送路二重化方式
JPH05225096A (ja) データ伝送処理方式およびデータ伝送処理装置
JPH04129443A (ja) 情報交換システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071108

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071108

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071108